ピッコロ「理解できていないようだな」

悟空「うん、ちょっと意味わかんねぇ」

ピッコロ「どこからわからない」

悟空「ちょっとどころじゃねぇや、言ってる意味が全然わかんねぇ」

ピッコロ「順を追って説明してやるしかないようだな」

悟空「あんまり聞きたくねぇんだけど、頼む」

ピッコロ「まず、俺が悟飯に性的興奮を覚えていることは知っているな？」

悟空「初耳だ」

ピッコロ「そうか。で、それが最近……」

悟空「いやいやいやいや話進めんなよ。そこちゃんと説明しろよ」

ピッコロ「毎日悟飯をオカズにしていたという件をちゃんと説明しろと？」

悟空「いやもういいそこは飛ばしてくれ」

ピッコロ「うむ。で、それが最近オカズどころか全く勃たなくなったのだ」

悟空「やっぱりよくわかんねぇけど、言いてぇことは大体伝わった」

悟空「そもそもおめぇ、勃つとか勃たねぇとか言うけどよぉ」

ピッコロ「うむ」

悟空「モノはあんのかよ」

ピッコロ「モノとはなんだ」

悟空「いやチンだよ」

ピッコロ「ない」

悟空「勃つもんねぇじゃねえか」

ピッコロ「あるだろう、ここに」ｽﾞﾙﾘ

悟空「………それ？」

ピッコロ「そうだ。この触角は性的に興奮すると、ピンと勃つようになっている」

悟空「そうだったんか……ってことはさ」

ピッコロ「？」

悟空「おめぇがターバン取った時ってつまりオラたちがチン丸出しにしてるのと同じってことだよな」

ピッコロ「そうだ。つまり今もそういうことだ」

悟空「うわあ知りたくなかった……デンデとか常に丸出しじゃねえか」

ピッコロ「話を戻していいか」

悟空「あ、ああ……つまりモノはちゃんとあったわけだな」

ピッコロ「それがどうかしたのか？」

悟空「でよぉ、どうやっておめぇはその……するんだよ？」

ピッコロ「ゴハニーをか？」

悟空「ゴハニーって言い方やめてもらっていいか」

ピッコロ「ゴハニーするときはな」

悟空（話聞かねえなあこいつ）

ピッコロ「この触角がぷるぷる震える」

悟空「うわあちょっと見てえそれ」

店員「お待たせいたしました～」

ピッコロ「見たいのなら見せてやってもいいぞ」

悟空「い！？今ここでやんのか？」ﾊﾞｸﾊﾞｸ

ピッコロ「ナメック星人と地球人の倫理観は違う。常に丸出しでも恥ずかしくないしゴハニーを見せることもなんともない」

悟空「でもおめぇ、悟飯では勃たねえんだろ？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ピッコロ「だから相談してたんだがな」

悟空「どうやったら見れるんだよ……そのぉ………ゴハニー……」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

ピッコロ「ゴハニーは確かにできないが、ゴテニーならできる」

悟空「ゴテニーって……悟天か？」ﾑｼｬﾑｼｬ

ピッコロ「本人でなくとも、悟天が写っている写真でも持ってきてくれればできるぞ」

悟空「ちょっと瞬間移動で取ってくるか……」

ﾋﾟｼｭﾝ

悟空「これでいいか？」

ピッコロ「うむ……むぅっ！！」

ﾋﾞｨﾝ!!!

悟空「うわっ！見たことねぇくらい触角がビンビンになってっぞ！」

ピッコロ「ぬぅぅぅんんっふ……！！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

悟空「たしかにぷるぷるしてんなぁ……」

ピッコロ「うっ！！！」ﾌﾞﾙﾙﾙｯ!!

ピッコロ「ふう……どうだった？」

悟空「好奇心で見てえなんて言っちまったけど食欲なくなっちまったよ」

ピッコロ「ゴテニーは問題なくできるのに……なぜゴハニーができないんだ……」

悟空「オラに言われたってわかるわけねえよ……それよりもう店出ようぜ、オラもう飯はいいや」

ピッコロ「しっかり残さず食べたのは感心だが、貴様にしては珍しく小食だな」

悟空「誰のせいだよ……あり？」

ピッコロ「どうした」

悟空「ピッコロ、おめぇカネ持ってねぇか？」

ピッコロ「あるわけないだろう」

悟空「やっべぇどうしよ……」

ピッコロ「…………」

ﾋﾟｼｭﾝ

ピッコロ「おいっ！！！」

ピッコロ「食い逃げではなかったのだな」

悟空「いくらなんでもそれはしねぇよぉ。サンキューなブルマ」

ブルマ「いきなりベジータのとこまで瞬間移動してきたと思ったらなによ！食事代貸せだなんて！！」

悟空「いやーわりぃわりぃ……チチにはできるだけ知られたくねぇしな」

ブルマ「ふんっ！あれくらいならおごってあげるけど……どうしたのよ？チチさんにも知られたくないって？」

悟空「いやーオラじゃなくてさ、ピッコロがその……」

ピッコロ「おい悟空、まさか……」

悟空「いいじゃねぇか。こういうのはオラよりむしろブルマのが詳しそうだし」

ブルマ「？」

ブルマ「悟飯くんで勃たなくなっちゃったって……」

ピッコロ「どうしたらいいと思う？」

ブルマ「そもそもあんた、いつ頃から悟飯くんでオナニーしてたのよ？」

悟空「受け入れんの早ぇなあブルマは」

ピッコロ「これを撮った時だ」ｽｯ

悟空「悟飯の写真……いつのだ？」

ピッコロ「おまえがラディッツとかいう奴と一緒に死んだ後、悟飯に半年生き残れと言ってサバイバルさせた時だ」

ブルマ「悟飯くんがこっち見てないのは？」

ピッコロ「俺が隠れて撮ったからだ」

悟空・ブルマ「うっわあ」

ブルマ「……で、悟飯くんで勃たなくなっちゃったのはいつから？」

ピッコロ「そうだな……確か、ブウと戦った後くらいだったか……」

ブルマ「その時オカズにしようとした悟飯くんの写真は？」

ピッコロ「これだ」ｽｯ

悟空「やっぱこっち向いてねえな」

ブルマ「………あー………」

悟空「どうしたんだ？」

ブルマ「ちょっとわかっちゃったかもしんない」

ピッコロ「何！？悟飯で勃たなくなった理由か！？頼む！教えてくれ！！」

ブルマ「そうねー……まあまず結論から言うとね」

ブルマ「あんたショタコンなのよ」

ピッコロ「！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」

ピッコロ「そ……そうだったのか……俺がショタコンだったとは……」

悟空「そこは自覚しとけよおめぇ」

ブルマ「でね？ブウと戦う前の悟飯くんって、体はおっきくなったけどまだ顔つきは幼かったじゃない？」

ピッコロ「うむ……」

ブルマ「それがブウと戦った後ってさ、なんかキリッとしちゃって、妙に大人っぽくなったっていうか……」

悟空「ああ、界王神のじっちゃんに力を解放してもらったかんなあ」

ブルマ「雰囲気がガラッと変わっちゃって、ピッコロも戸惑ったんじゃない？」

ピッコロ「た、確かにそうだ……最初奴を見たとき、思わず悟空と間違えたほどだ……」

悟空「おめぇが間違えるなんてよっぽどだったんだな……」

ピッコロ「オマケに着ていた道着が悟空と同じものだったからな……」

ブルマ「そのショックがあまりにおっきくて、悟飯くんではもう抜けなくなっちゃったんじゃないかしら」

悟空「……おお、説得力あんなあ」

ピッコロ「だ……だが！俺はゴハニーがしたいんだ！以前のような充実した気分は、ゴテニーでは味わえないんだ！！」

悟空「重症だなぁ……」

ブルマ「父親のあんたに相談もちかけるくらいだもんね……」

悟空「………！なあピッコロ、おめぇが一番いいと思う悟飯はいつの悟飯だ？」

ピッコロ「………」

ﾄﾞｻｯ

ﾊﾞﾗﾗﾗﾗ

ピッコロ「これだな」ｽｯ

ブルマ「何枚持ち歩いてんのよ悟飯くんの盗撮写真……」

悟空「これは……」

ブルマ「ナメック星のときの悟飯くんね」

ピッコロ「勃たなくなる前は一日の七回の内三回はこの悟飯でゴハニーしていた」

ブルマ「一日七回オナニーすんのあんた……」

ピッコロ「今はゴテニー三回トラニー三回、後ピッコロ大魔王の記憶から引き出した妄想でゴクニー一回だ」

悟空・ブルマ「ちょっと待て」

ブルマ「あんたトランクスでもオナニーしてたの！？」

悟空「昔のオラでもか！！」

ピッコロ「なんだ、一日七回の内全部がゴハニーになれば問題なかろう」

ブルマ「腹立つわね……」

悟空「っちゅうかピッコロよぉ、今のオラ知ってて昔のオラで抜けるんなら悟飯も……」

ピッコロ「いや、本命だと事情がちょっとその………な？」

悟空「ぶん殴りてぇ」

ピッコロ「そんなことより悟空、何かいい考えでもあったんじゃないのか？」

悟空「……ああ、ブルマ、ちょっとドラゴンレーダー貸してくんねえか？」

ブルマ「え？い、いいけど……」

ピッコロ「神龍に治してもらうのか？そんなことができるだろうか……」

悟空「いやあ、多分もっと確実な方法だ」

～ユンザビット高地～

悟飯「お父さんもピッコロさんも、こんなところに呼び出して、どうしたんですか？」

ピッコロ「悟飯まで呼び出したのか。一体何をするんだ？」

悟空「いでよ神龍！そして願いをかなえたまえーーー！！」

ﾄﾞｼｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳ


神龍「……さあ、願いを言え。どんな願いも叶えてやろう……」

悟空「悟飯をこの写真の時ぐれぇ小さくしてやってくれ」

悟飯「いっ！！？」

神龍「………いいのか？」

ピッコロ「どういうつもりだ悟空？」

悟空「できるだけ早く元に戻してやっからよお、しばらく頼むよ悟飯」

悟飯「じ……事情がよくわかってないんですが……」

神龍「どうなんだ？私より力が上である以上お前がいいと言わなければ私にはできない……」

悟空「なあ、頼むよ悟飯」

悟飯「……わ、わかりました……お願いします」


ｷｭﾋﾟｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲﾝ

ｼｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳ………


悟空「おお……」

悟飯「ほ……ほんとにちっちゃくなっちゃった」

ピッコロ「…………」

悟空「よしよし、あとはピッコロ………ピッコロ？」

ピッコロ「うわぁーーーーーーーーーーーっ！！！！！」ｶﾞﾊﾞｧｯ

悟飯「うわあああ！！何するんですかピッコロさん！！？」

ピッコロ「悟飯だぁぁ！！俺の悟飯だぁぁぁ！！！ごはああああああああああああああん！！！！」

悟飯「いやぁぁ！！やめてよぉぉ！！触角を擦りつけないでよぉぉぉ！！」

ピッコロ「口調まで昔の悟飯だぁぁあぁぁ！！ぷにぷにごはああああああん！！！すべすべごはあああああああん！！！」


悟空「レイプを楽しんでんじゃねぇぞおおおおお！！！！！！！！」

ピッコロ「超サイヤ人ゴッドになってまで殴ることないだろう」

悟空「そうでもしねぇと止まりそうになかったんでなぁ」

悟飯「うええぇぇん怖かったよぉぉぉぉぉぉ！！！！」

ピッコロ「ああ……俺の悟飯が泣いている……」

悟空「いやおめぇのじゃねえけど……ってそうじゃなくてよ」

ピッコロ「なんだ」

悟空「悟飯がちっちゃくなった途端によぉ、おめぇもうギンギンじゃねえか」

ピッコロ「はっ！！！本当だ……」

悟空「写真じゃなくて本物見れば勃つんじゃねえかと思ったけど、考えてたよりずっとギンギンだ」

ピッコロ「そういうことか……つまりお前が言いたかったのは……」

悟空「ああ、悟飯をナメック星のドラゴンボールで元に戻すまでの間だけだけどよ、思いっきりゴハニーしろよ」

ピッコロ「そうくるだろうと準備していたぞっ！！！！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾙﾙﾙﾙ

悟空「うっひゃあーーー！！ゴテニーのときとはくらべものになんねえくれぇブルブルしてっぞぉ！！」

ピッコロ「うぅぅっ！！！……まだまだぁ！！！！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

悟飯「な……なにがどうなってるの……？」

ピッコロ「ハァ……ハァ……」ﾌﾟﾙｯ……ﾌﾟﾙｯ……

悟空「もう48回目か……流石に限界じゃねぇか？」

ピッコロ「まだだ……ドラゴンボールで悟飯を元に戻してしまったら……またゴハニーできなくなる……そうなったら……」

悟空「ゴクニーされんのもイヤだしなあ」

悟飯「お父さんボクもう帰りたい……」

悟空「いーやダメだ悟飯。ピッコロの気が済むかテクノブレイクするまでおめぇはここにいろ」

悟飯「うぅぅ……」

ピッコロ「泣きそうな顔のごはウッ！！！……そうだ！！」

悟空「どうしたんだよ？」

ピッコロ「悟空！もう悟飯を元に戻してしまっても構わないぞ！」

悟空「？」

ピッコロ「俺にいい考えができた！！！」

～数日後～

悟空「ホントに悟飯を元に戻しちまって良かったんかぁピッコロ？」

ピッコロ「大丈夫だ。俺はポルンガに悟飯を元に戻してもらう時、もう一つ願いを言った」

悟空「もう一つ？」

ピッコロ「俺にだけ……俺の目にだけは、あの時の悟飯の姿で映るようにしてくれ……とな」

悟空「そ、そういうことか！！」

ピッコロ「そうだ……そうすればもう俺は悟飯が成長することに幻滅することもない、恐らくは勃たなくなることもない……」

悟空「なーるほどなぁ！！これでバッチリ解決したってわけだ！！はははっ！！」

悟空（最初からそれやっとけばよかったんじゃねぇか……？）

悟飯「ここ数日間のことを、ボクは覚えていません」

悟飯「お父さんに聞いても、大したことはなかったと言うし」

悟飯「お母さんや悟天に聞いても、勉強のしすぎ、疲れてる、それぐらいしか言いません」

悟飯「特に何かあったわけでもないし、ボクはもう気にしないことにしました」

悟飯「ただ、一つだけボクの身の回りで変わったことがあります」

悟飯「ピッコロさんと会う度に」

悟飯「ピッコロさんのターバンの下で」

悟飯「何かがぷるぷる震えるようになったんです」


おわり