モバP「金がないからオークションに私物を出品することにした」 (220)

注意書き

モバマス

二次創作

誤字脱字

キャラ崩壊

二番煎じかも

以上がOKな方で

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モバP「給料日前まで残り五日……」

モバP「……」パカ

モバP「財布の中には小銭のみ」

モバP「ああ、畜生! 大体友紀達飲み過ぎなんだよ! 一夜にして10万酒代だけで吹っ飛んだの初めてだわ!」

モバP「はぁ……まぁ、酔っ払って正常な判断出来なかった俺も悪いよな」

モバP「こうなっちゃ仕方がない。物売ってお金を増やすしかないな」


……

モバP「と、色々探してみてはいいものの俺の部屋ってガラクタばっかだな……」

モバP「使わない健康器具や筋トレグッズ。ったくどうしてこんなもの買っちゃったかなー」

モバP「まぁ、一応このPS3はお金になってくれるだろう」

モバP「さっそくヤフオクで出店――」

ちひろ「ちょっと待ってください!」

モバP「ち、ちひろさん!? どうして俺の家に……」

ちひろ「モバPさん待ってください。それ、私に売らせてもらえないですかね」

モバP「え? どうしてですか?」

ちひろ「考えてみてくださいよ。ヤフオクで出したとしても落札までに日数がかかってしまいます」

ちひろ「でも、モバPさんはすぐにお金がほしいんですよね?」

モバP「は、はい。確かにそうですけど」

ちひろ「なら、私が知ってるオークション会場でそれを売ってきます」

ちひろ「勿論仲介料は取りますけどね」

モバP(な、なんか胡散臭いなぁ)

モバP(でも、ことお金に関してはちひろさんは最強だからな……)

モバP「じゃあ、お願いしちゃおっかな?」

ちひろ「任せてください!」ニコニコ

――

二日後

モバP「あーダメだ死ぬー」グウウ

凛「大丈夫?」

モバP「このまま俺は空腹で死ぬわ」

凛「じゃあさ……今日うちでご飯食べる?」

モバP「い、いいのか!?」

凛「うん。お父さんとお母さん今日うちにいないしモバPがよければ――」

ちひろ「モバPさん! 例の件でお話があります。こっちに来てもらってもいいですか?」

モバP「本当ですか!? 凛悪い。空腹はなんとかなりそうだからまた今度お願いな」スタスタ

凛「え!? あ、うん。わかった……」シュン





モバP「それでいくらくらいになったんですか?」

モバP(まぁ一万くらいになってくれれば御の字だなー)

ちひろ「はい。五万円です」

モバP「え!? 五万!?」

ちひろ「ふふ、私に任せて正解だったですよね?」

モバP「ど、どうやってPS3をこんな値段で売ったんですか」

ちひろ「それは企業秘密ですよ」

ちひろ(まぁ、正確には10万で落札されたんですけどね)

モバP「なんにせよ、よかったです。これで今月なんとか乗り切れます!」

ちひろ「それはよかったです」ニコニコ

ちひろ「あ、もしよければまだなにかお売りしますか?」

モバP「え? あー結構家に不要なものが多いんですよ。この機会に整理するつもりで全部売っちゃおうかな」

ちひろ「是非是非!」

モバP「じゃあ、お願いしちゃいます」

ちひろ「かしこまりました!」

……

モバP(うっはー! ちひろさんに助けられちゃったな)

モバP(まさかあのゲーム機があんな高値で売れるなんて……)

紗南「……」ポチポチ

モバP「ん? 珍しいなーお前がスマホのゲームしてるなんて」

紗南「え!? そ、そんなことないよ! モバPに教えてもらってからハマってるだー」

モバP「この前までずっとマリカーやってたじゃねーか」

紗南「あれはーそのー。まぁまぁなんだっていいじゃん! ね?」

モバP「なんだよ残念だな。俺も今度マリカー買おうと思ってたのに」スタスタ

紗南「あは、あははー」

紗南(言えないよー……モバPが持ってたPS3を落札するためにゲームを色々売っちゃったなんてね!)

訂正

×

紗南「え!? そ、そんなことないよ! モバPに教えてもらってからハマってるだー」




紗南「え!? そ、そんなことないよ! モバPに教えてもらってからハマってるだけだよー」

ちひろ「基本は売り上げの99%が手数料です(ニッコリ」

――

後日

モバP「……」

ブロロロン

モバP「軽トラってまさか乗ってるのちひろさん!?」

ちひろ「お待たせ致しましたー」

モバP「ちひろさん軽トラなんて持ってたんですね」

ちひろ「いえいえこれは借り物です」

ちひろ「さ、家に入ってお宝探しでもしましょうか」

モバP「お宝ってうちにはガラクタばっかですよ」

ちひろ(モバPさんにとってはガラクタでも、人によってはお宝以上なんですよー♪)

……

モバP「とりあえずいらない家電関係とか健康グッズとか色々と揃えてみました」

ちひろ「……」

モバP「どうかしましたか?」

ちひろ「弱いですね」

モバP「え?」

ちひろ「少しだけこの部屋をいじってもいいですか?」

モバP「まぁ、構いませんけど」

ちひろ(さてさて、売れそうな代物は……)

ちひろ「ん?」

ちひろ(絵本ですか……)

モバP「あ、それ懐かしいですね」

ちひろ「子供の頃に読んでいたものですか?」

モバP「はい。実家からついつい持ってきちゃったものなんですよ」

ちひろ「……これ売れますか?」

モバP「いいですけど……なんかプレミア付いた絵本なんですか?」

ちひろ「たぶんですけどね」ニコ

ちひろ「後は……これなんか最高です!」

モバP「え!? そんな抜け毛が絡みついたきったないブラシがいいんですか?」

ちひろ「いいんですよ」

モバP「はぁ……? わからないもんですね」

あっ…(察し
予想以上にそっち方面だった

ちひろ「まだまだいきますよー」

ちひろ「んーっと」スタスタ

ちひろ「この辺りかな?」

モバP(ん? ちひろさん箪笥の前に立ってなに考えてるんだろ)

ちひろ「ヨイショ」ス

ちひろ「ほいほいほい」ヒョイヒョイ

モバP「うわぁぁぁぁぁ!」

ちひろ「やっぱり衣類の下に隠していましたか」

ちひろ「ふーんモバPさんはこういうのが趣味なんですね」ペラペラ

モバP「返してくださいよ!」

ちひろ「なんですかエロ本見られたくらいで」

モバP「同僚の女の子にエロ本見つけられて動揺しない男なんていませんよ!」

ちひろ「まぁまぁ落ち着いてください」

モバP「落ち着けませんよ!」

ちひろ「とりあえずこれは売りに出すんで」

モバP「いやいや勘弁してくださいよ」

ちひろ「あれ? 結構お気に入りでした?」

モバP「いや……そういうわけでは……」

ちひろ「じゃあ、いいですよね」ニッコリ

モバP「は、はい……」

ちひろ「まぁ、『今日のところ』はこんなところですかね」

モバP「最後のせいでどっと疲れましたよ」

ちひろ「ふふ、じゃあ早速これをオークションに出してきますね」

モバP「なんかどれもガラクタばっかでいい値は付かなそうですけどね」

ちひろ「……それはどうでしょうね」

――

その日の夜

事務所 地下オークションスペース

ちひろ「只今より第二回モバP私物オークションを開催します」

パチパチ

ちひろ「本日も皆様のご出席を感謝します」

ちひろ(今日の参加者は150人。ふふ、みんな仮面を被っててわかりにくいけど全員うちのアイドルなんですよ!)

ちひろ(この画をみたらモバPさんはどんな感想を抱くんでしょうね)

ちひろ「では、手始めにこちらからです」

ちひろ「モバPさんが幼少期に読んでいた絵本です!」


ザワザワ

ちひろ「モバPさんが小さい頃から愛用していた絵本」

ちひろ「そうモバPさんの幼少期の頃の手垢がべったりなんですよ!」

一同「……!!」

ちひろ「今のモバPさんの手垢だったらそこまでレアリティは低いでしょう」

ちひろ「ただし今回は幼少期! こんなレアなアイテムなかなか出てきませんよ!」

ちひろ「さぁ、では千円からスタートです!」バン!

智絵里「い……一万円……」

ちひろ「一万円他にはいませんかー!?」

文香「……三万」

みく「三万五千にゃ!」

文香「六万円……」

みく「むぐぐ! この後もあるから勝負しようか悩むにゃ……」

智絵里「10……10万!」

文香「25万……」

智絵里「あ……う……」

ちひろ「25万! 25万以上の人はいますか!?」

……

ちひろ「では21番の人で決定させていただきます!」カンカン!


文香「よかった……」ホ

文香(モバPさんが小さな頃に読んでいた本……凄く……凄く気になる……)

ちひろ(ただの絵本に25万ですか。ふふ、最初でこれはなかなかいいですね)

ちひろ(次のはもっとぶっ飛んだ額になりそうですけどね……)

ちひろ「続いてはこちら! モバPさんの抜け毛が絡みついたブラシです!」

ザワザワ!

ちひろ「これ以上の説明は不要ですね! では10万からのスタートです!」

まゆ「200万円」

シーン……

ちひろ「え、えっとー他に誰かいらっしゃいますか?」

一同「……」

ちひろ「で、では67番さんに決定しますね」

まゆ「うふふ……」

まゆ(あれを手に入れたらまずなにを始めようかしら)

まゆ(抜け毛を全部取ってブラシは毎日まゆが使うとして……)

まゆ(取った髪の毛をどう調理しよう)ワクワク

ちひろ(ふへへ、元金0で225万も今日一日で儲けた!)

ちひろ(これは次のアイテムも期待が出来ますね)

ちひろ「さぁ、続いて最後の商品になります!」

ちひろ「モバPさん秘蔵のエロ本です!」

ザワザワザワザワザワザワ!

ちひろ「この本を使ってモバPさんは夜な夜な自家発電に耽っていたのかもしれませんね……」

ちひろ「ではでは1万円からスタートです!」

早苗「3万円!」

早苗(あんなけしからんものしっかりお姉さんが押収しないといけないね♪)

美嘉「4万円★」

美嘉(プロデューサーってどんな……その……えっちな本読むんだろう)

菜々(うう……ナナも欲しいですけどお金がどうしても足りません!)

みく「7万7万にゃ!」

みく(あのエロ本を参考書として使わせてもらうにゃ!)

瑞樹「10万よ」

瑞樹(やっぱりあのくらいの年齢になると性欲が溜まるのよね。わかるわ)

奈緒「12万!」

奈緒(あ、あたしは全然興味ないんだけどよ……だ、誰か違う奴の手に渡るのも嫌だからな!)

真奈美「さっきからなにをチマチマやっているんだ」

真奈美「30万円!」

真奈美「ふ、財力の違うを見せつけてやる!」

ベテトレ「50万だ!」

真奈美「なに!?」

ベテトレ(アイドルだけとは限らんぞ)

マストレ「60万」

ベテトレ「え!?」

マストレ「お前だけが参加していると思ったら大間違いだ」

ちひろ「他に他にはいませんか!?」

シーン

真奈美「く……!」

ちひろ「では60万で決定です」カンカン

ちひろ(思わぬ伏兵登場ってやつでしたね……)

――

家電製品やその他の雑品を売った後……

ちひろ「ではでは本日は終了とさせていただきます」

ちひろ「また次回をお楽しみにしてください」

パチパチ

ちひろ(ふー、疲れた)

ちひろ(後は落札者にこれを渡してっと)

ちひろ(しっかしいい商売見つけちゃったなー)ニヤニヤ

ちひろ(次回はもっと高値になりそうなものをモバPさんからもらわないと)

ちひろ(さてと、今日は叙々苑にでも行きますか♪)

――

次の日

ちひろ「モバPさん!」

モバP「お! もうお金にしてくれたんですか?」

ちひろ「はい♪ これがそのお金です」

モバP「うわぁ! あれが10万になってくれたんですね!」

ちひろ「そうですよー。私に任せて正解でしたよね?」

モバP「いやー、ホントです。ちひろさんはやっぱり天使ですね!」

ちひろ「あはは、そんな褒めないでくださいよ」

ちひろ「次回もぜひぜひ私に任せてくださいね」

モバP「はい!」

とりあえず明日の18時くらいからまた書きます

――

事務所

文香「……あの」

モバP「ああ、文香かどうかしたのか?」

文香「……いえ……大したことではないんですけど……」

モバP「もしかしてアイドルとしてなにか不安なことでもあるのか?」

文香「……違います」

文香「その……ちょっとお話をしたいな、と……駄目でしょうか?」

モバP「いや全然いいぞ! 文香から話しかけてくれるなんて嬉しいなー」

モバP「いっつも本とばっかり会話してるもんな」

文香「すみません……」

モバP「ご、ごめん。そういうつもりで言ったんじゃないんだけど」

>>52 訂正

×

ちひろ「さぁ、続いて最後の商品になります!」



ちひろ「さぁ、続いて今夜の目玉商品になります!」

文香「……大丈夫です」

モバP「そ、そうか。それでお話ってなんだ?」

文香「……○○って絵本知っていますか?」

モバP「知ってる知ってる! 俺結構子供の頃好きだったんだよなー」

モバP「文香も好きなのか?」

文香「……は、はい」

モバP「へー世代違うのにわかるもんなんだ」

モバP「なぁなぁ、どの辺が好きなんだよ?」

文香「……えっと――」

……

一時間後

モバP「おっとこんな時間か。思わず話が弾んちまったな」

文香「……はい」ニコ

モバP「そんじゃ、俺は仕事に戻るわ。じゃーな」

文香「……」

文香(……今日は自分から話しかけれた)グ

文香(……オークションで絵本を落札して正解だった)

文香(……やはり書は私にとってかけがえのないもの)

――

まゆ「うふふ」

モバP「……」

まゆ「あ、モバPさんどうかしましたかぁ?」

モバP「やけに上機嫌だなって」

まゆ「そんなことないですよ? でも上機嫌に見えるんだったら……それはきっとモバPさんのおかけです」

モバP「え? 俺の?」

まゆ「うふふ。ねぇ、モバPさん知ってます?」

モバP「なにがだ?」

まゆ「人の髪の毛って食べ物とかと違って消化出来ないらしいんですよぉ」

まゆ「それって一回髪の毛を食べてしまえばずっと髪の毛が胃の中に残ってるってことですよね」

モバP「ま、まぁそうなのかもしれないな」アセアセ

まゆ「それが例えばー大切な人の髪の毛だったら……ずっとその人と一緒ってことですよね?」

モバP「いや、その理屈はおかしい!」

まゆ「どうしてですか?」

モバP「髪の毛一つでそんな発想には普通ならないぞ!」

まゆ「うふふ、例えばの話ですよ」

モバP「そ、そうか。例えか。たとえなら仕方がないなガクガク

まゆ「ところでまゆ昨日一人で晩ご飯作ったんですけど……」

まゆ「今までで食べた料理の中でいっちばん……美味しかったんです」ウフフフフフ

モバP「おっと俺は仕事を思い出してしまったそれじゃあな!」ビューン

まゆ「……うふふ」

まゆ「次のオークションも楽しみですね。モバPさん」

――

レッスンスタジオ

マストレ「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト!」

マストレ「そうだみんないい調子だぞ!」

ガチャ

モバP「おじゃましまーす」

マストレ「モバP殿か。急にどうしたんだ?」

モバP「ちょっと見学に来たんですよ。ライブも近いですからね」

マストレ「なんだ心配か?」

モバP「多少」

マストレ「だったら無用な心配だ。今アイドル達の士気は十分に高まっている!」

凛「……!」ス

みく「……!」ス

智絵里「……!」ス

かな子「……!」ス

モバP「す、凄い気迫ですね!」

モバP「どうしてこんなに気が引き締まってるんですか……?」

マストレ「なーに、一番上手く踊れたものにはある本の貸し出しを約束しているんだ」

モバP「ある本……気になりますね。教えてもらってもいいですか?」

マストレ「あーごほん。その、なんだ。乙女には秘密というものがあってだな」

モバP「そ、そういう感じの本ですか……」

凛(モバPが……!)

みく(使用した……!)

智絵里(えっちな……!)

かな子(本……!)

一同(必ず手に入れる!)ゴゴゴゴゴ

モバP「凄い燃え盛っていますね」

マストレ「私も教えがいがあるというものだよ」

マストレ(予想以上の効果を発揮しているな)

マストレ(まぁ、数十万の価値があるかどうかはわからんが、今は役に立っている)

マストレ(いらなくなったらベテトレ辺りに売るとしよう)

――

二週間後

モバP「おはようございます」

ちひろ「おはようございまーす♪」

モバP「あれちひろさん」

ちひろ「え?」

モバP「そんないい鞄持ってましたっけ?」

ちひろ「あ、ああ! これですね。実はこの前父にプレゼントとして買ってもらったんですよぉ」

モバP「そうだったんですね!」

ちひろ「あ、あはは。そうだったんですよ」

ちひろ(危ない危ない。自然に誤魔化せてよかったー)

モバP「そういえばこの前ゴミ捨てありがとうございました」

ちひろ「いえいえとんでもない!」

モバP「忙しくって全然できてなかったので大助かりでしたよ」

ちひろ「私も大助かりでした」

モバP「え?」

ちひろ「いえいえこっちの話です!」

モバP「いやーでもスタドリ10本買うだけでごみ捨てしてもらえるなんて嬉しいですよー」

モバP「今度もお願いしちゃってもいいですか?」

ちひろ「全然構いませんよ! むしろ是非やらせてください!」

モバP「そうですか? じゃあ、次回もお願いしよっと」

ちひろ「はい……」ニコニコ

ちひろ(それにしても、まさかただのゴミにあんな値段がつくとは思わなかったですよ本当に)

第三回の結果

モバPのバスタオル 50万円 落札者 高垣楓

モバPのパンツ  100万円 落札者 渋谷凛

モバPの使用済ハブラシ 150万円 落札者 新田美波

モバPの中学生の頃の落書き帳 2万円 落札者 神崎蘭子

――

楓宅 お風呂場

楓「~~♪」

楓「今日もいいお湯でした」ザバァ

楓「えっと……どこにしまったっけ」

楓「あった」

フキフキ

楓(このバスタオルでモバPさんは自分の体を拭いてたのよね……)

楓(あ……ちょっとだけモバPさんの匂いが出てきた)

楓(なんだかモバPさんに包まれているみたい)

楓「ふふ、落札してよかった」ギュ

――

凛 自宅

凛「……」

パンツ「……」ヤァオジョウチャン

凛「誰にも取られたくなくて勢いで落札しちゃったけど……」

凛「……」

凛(これを嗅いだら私は変態これを嗅いだら私は変態これを嗅いだら私は変態)

パンツ「……」ヘンタイデイイジャマイカ

凛「負けない……負けない……!」

パンツ「……」ラクニナレヨ

凛「うわぁぁぁぁぁ! もう変態でいいよ!」ギュ

凛「ああいい匂いいい匂い! モバPの匂いがスゴイするよ!」クンカクンカクンカ!

凛「こんなレアなアイテム誰にも渡したくないよー!」

コンコン

凛「……」ピト

凛母『ちょっと凛? 大丈夫?』

凛「……うん。大丈夫」

凛母『そ。あんまり夜はうるさくしないでね』

スタスタ

凛「……」

凛(パンツには勝てなかったよ……)

――

洗面所

美波「……これがモバPさんが使っていた歯ブラシ」

美波「……」ジー

美波「い、行くよ!」ドキドキ

美波「……!」ハム

美波「ん……」ゴシゴシ

美波(これってモバPさんの口の中に入ったものだから……)

美波(つ、つまりは関節ディープキスみたいな感じってことだよね!)

美波「んく……」ゴシゴシ

美波(あ……そう考えると段々頭がポーッとしてきちゃった……)

美波(とっても幸せな気分……!)

ペー

美波「はぁ……はぁ……」

美波「今日から歯磨き一つで疲れちゃいそう」ニコ

――

公園

蘭子「……」ジー フムフム

蘭子「ごほん」

蘭子「闇よりもなお昏きもの 夜よりもなお深きもの 混沌の海よ」

蘭子「たゆたいし存在 金色なりし闇の王  我ここに汝に願う 我ここに汝に誓う」

蘭子「我が前に立ち塞がりし全ての愚かなるものに 我と汝が力もて 等しく滅びを与えん事を!」

蘭子「重破斬(ギガ・スレイブ)!」

蘭子「……」プルプル

蘭子「ちょーかっこいい!」キラキラ

蘭子「は……!」

蘭子「ごほん」

蘭子「友より授かりし闇の辞典は我が心を昂ぶらせた!」(モバPさんの落書き帳にあったこの詠唱凄くかっこよかった!)

蘭子「闇の辞典には未知なる可能性が秘められている……」(まだまだいっぱい呪文の詠唱とか魔法陣とかが載ってる……)

蘭子「我が力の糧にするためいざ翻訳を!」(もっともっと読んでみよっと♪)

……

モバP「……」ブルブル!

ちひろ「どうかしましたか?」

モバP「いや、今なんか見られたくないものを見られている気分になったというか……」

ちひろ「?」

――

二週間後

モバP「おっかしいな」

芳乃「そなたーどうかなさいましてー?」

モバP「いや、最近やけにちひろさんが贅沢してる気がするんだよ」

芳乃「と、言いますとー?」

モバP「鞄や財布がブランド物になってたり、ランチもいつもより豪勢だったり……」

モバP「給料は変わってないはずなのにおかしいんだよなー」

芳乃「それは嵐の前触れかもしれませんわけでしてー」

モバP「嵐の前触れ? どういう意味だ」

芳乃「まだ確定しているわけではないのでーわたくし詳しくは言えませんー」

芳乃「今言えることは一つだけでしてー」

芳乃「よくない気がこの事務所の地下を中心に渦巻いているのですー」

モバP「地下? この事務所に地下なんてないけどな……」

芳乃「わたくしも探しているわけでしてーけれど、見つからないのですー」

モバP「なるほどな。俺もなんか情報があったらお前に教えるわ」

芳乃「はいー。では、よろしくお願いしますー」

モバP「了解」

モバP(まぁ、とりあえずちひろさんがなにしてようがどうでもいいけどうちのアイドル達は巻き込まないで欲しいな。うん)

ちひろ「おはようございます」

モバP「おはようございます」

モバP(今日は指輪が増えてる……)

――



モバP「終わらない終わらない……」カタカタ

ちひろ「頑張りましょう。後もう少しです」カタカタ

モバP「ちひろさん申し訳ないです。僕に付き合わせてしまって……」

ちひろ「いいえー。あ、でもなにかお礼はしてもらいたいですね」クスクス

モバP「僕にできることだったらなんでもやりますよ!」

ちひろ「え? なんでもやってくれるんですか?」

モバP「もちろんですよ!」

ちひろ「じゃあ、モバPさんを一日好きに出来る券をください」ニッコリ

モバP「券ですか? 口約束でも別に……」

ちひろ「いやいや、口約束で逃げられたくないですからね」

モバP「まぁ、別にいいですけど……」

ちひろ「では明日中に券を用意しますね!」

……

次の日

モバP「わぁ、凄い本格的に作りましたね」

ちひろ「やるからには全力ですよ! さ、モバPさんはここにハンコを押してください」ニコ

モバP「了解です」

ペコ

モバP(一日好きに出来るっていっても、いくらちひろさんでも酷い頼みとかはしてことないだろう)

ちひろ「……」ニヤ

――

事務所 地下

ちひろ「これより第四回モバP私物オークションを開催します!」

パチパチ

ちひろ「えー、皆さんに最初謝らなければいけないことが一点あります」

ちひろ「本日の商品はお一つのみです」

ザワザワ

ちひろ「しかし、安心してください。その一品はどんなものより価値があると思いますので」

ちひろ「その商品名は……!」

ちひろ「モバP一日好きに出来る券です!」

オオオオオオオオ

ちひろ「この通りしっかりモバPさんのハンコも押されているので私が勝手に作っているものではございませんよ!」

ちひろ「さぁ、では10万からスタート!」

まゆ「100万! 100万です!」

まゆ(この券だけは誰にも渡さない!)

亜里沙「150万!」

まゆ(この前の200万のせいで財力が……!)

早苗「200万!」

早苗(おねえさんが絶対に押収してやるんだからね!)

比奈「300万ス」

比奈(まぁ、モバPさんを好きに出来るならこれくらい安いでスよね)

昌葉「1000万」

昌葉(助手への人体実験……楽しみだ)

ザワザワザワ

ちひろ(い、一千万!?)

志希「1500万♪」

志希(一日モバPのいい匂い嗅いでもいいんだよねー!)

昌葉「1700万」

志希「2000万」

昌葉「……2500万」

志希「3000万♪」

昌葉「4000万!」

志希「5000万♪」

昌葉「く……!」

ザワザワザワザワザワ

ちひろ(いやー乱世乱世。まさかこんな額になるとは思いませんでしたよ)グフフ

ちひろ「他に誰かいらっしゃいますか?」

ちひろ(まぁ、これで終わりでしょう)

ちひろ(さすがにこれ以上の額を提示する人はうちの事務所にはいな――)

桃華「一億ですわ」

ザワザワザワザワ!

ちひろ「い、いちお……!」

志希(その額以上はさすがに~……)

ちひろ「他に他に誰かいませんか!?」

桃華(ウフ、わたくしとPちゃまを邪魔するような存在はもういないはずよ)

桃華(あ~Pちゃまとどんな一日をお過ごししようかしら)ワクワク

琴歌「1億2000万ですわ」

桃華「なんですって!?」

琴歌(モバP様を一日好きにさせていただける券……)

琴歌(……)ポ

琴歌(わ、私ったらはしたない。モバP様とはまだそういうのは早いですわ)

桃華「ぐぬぬ! 一億五千万!」

琴歌「2億」

桃華「3億!」

琴歌「3億8000万」

桃華「4億!」

ちひろ(ああ、これはもう切りがなさそう!)

ちひろ「えっとー、一つだけ提案させて頂いてもよろしいでしょうか」

桃華「……なんですの?」

琴歌「……どうぞ」

ちひろ「このままじゃらちがあかないので一つだけ提案をさせてもらおうかと」

ちひろ「実はこの券……二枚あるんですよ」

ちひろ「ですので……一枚五億でお二人一枚ずつ落札するのはどうですか?」

桃華「まぁ、本来ならお二つほしいところですが、それで譲歩致しましょう」

琴歌「私もそれで構いません。もともとこのように争うような形は嫌いですので」

ちひろ「ではそれで決定ということで」

ちひろ(よかったー。こんなときのために二枚もらっておいて)

ちひろ「では本日はこれにて終了させていただきます!」

パチ……パチパチパチ

今日はこの辺で

訂正

×

昌葉



晶葉

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