>>2「ああ…どうしよう、困った…」 出木杉「…ん?」 (27)

出木杉「困ってるみたいですけど、どうしたんですか?」

>>2>>3

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短機関銃を持った強盗

世界はコロッケなのか、それともコロッケの中に世界があるのか
私たちはコロッケを食べるのか、それとも私たちがコロッケになるのか

強盗「解らないんだ…俺が何をしているのかさえ…」

出木杉「…コンビニ強盗ですね」

強盗「…強盗でコロッケを求めるとは、嫌な時代になったな」

出木杉「……」

10年前、全世界に革命が起きた。

コロッケの価値が急上昇したのだ。

原因はわかっていない。一説では人気漫画ファッキングパパが大きく影響したとも言われる。

今ではコロッケは純金に代わる新たな宝石の様になった。

強盗「…コロッケを出せ」チャキッ

店員「ヒイイイ!! どどどうぞ!!」

コロッケ「ジュワアアア」

強盗「ちっ、たったこれだけか! おい、通報はすんなよ!?」ダッ

店員「ヒイイイ…」ジョオオオ

出木杉「……」

強盗「ハァ、ハァ…ここまでくれば大丈夫だろう」

剛田「黒のスポーツバッグにナイキの靴…お前があいつのいう強盗だな」

強盗「っ!?なんだお前、急に現れやがっt」ガッ

強盗「っ…」ガクッ

剛田「…確保した、今から戻る」


出木杉『了解だ』

強盗(……ん…)

カタカタ…カタッ

強盗「…ここは…!?」ガバッ

出木杉「…起きたみたいだね」

強盗「お前さっきの…ここは何処だオイ!」

出木杉「ここは僕の隠れ家だ。いや、僕たちの、か」

強盗「どういうことだ…!?」

出木杉「結論から言おう」

出木杉「僕たちと一緒に一儲けしないかい?」

強盗「なんだと…?」

出木杉「やることは君がしていたことと同じ。強盗だ」

出木杉「でもコンビニ強盗みたいにチャチなものじゃない」ターン

パソコン『中央銀行ホームページ』

強盗「…!」

出木杉「この国最大の金融機関、中央銀行を狙う」

出木杉「ちょうど人手を探してたんだ。そしたら強盗をしてる君が目に入ってね」

強盗「・・・取り分はあるのか」

出木杉「もちろんだ。仕事の大きさによって決めよう」

強盗「・・・ちょうど金に困ってたんだよな」

出木杉「知ってるよ」ニッ

出木杉「作戦は>>13だ」

メンチカツ

強盗「メンチカツ・・・?どういうことだ」

出木杉「>>16

コロッケなんてちゃちいもんじゃなくてもっと価値のあるメンチカツを銀行から奪う

出木杉「メンチカツの価値は知っているな」

強盗「ああ・・・今じゃ中央銀行に隠してある一個だけしかないとか」

出木杉「そうだ。メンチカツを>>20で奪う」

ビックカツ

強盗「ビックカツ・・・? まさか・・・!」

出木杉「お察しの通り。ビックカツとは、あの>>23のことだ」

キャノン砲

出木杉「米軍が開発した新型キャノン砲、それがビックカツだ」

強盗「最近盗まれたとかテレビでやっていたが・・・まさかあんたがやったのか?」

出木杉「そのまさかだよ。だけどさすがに中東に配備されてるもの一個しか回収できなかったが・・・」

強盗「・・・どう使うんだ」

出木杉「簡単さ。保管庫の前に潜入、金庫にビックカツで風穴を空ける」

強盗「ビックカツで…? 運び込めるのか?」

出木杉「実はビックカツはとても小型なんだ」ゴト…

ビックカツ「ビックカツって言っても小さいとか言うなや」

強盗「!?」

出木杉「驚いたかい? 車のハンドルみたいに見えるけど、威力は十分だ」

出木杉「平坦な面を壁に固定する。あとは時限で……バン!」

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