幼女「今日からお兄ちゃんは私専用の奴隷さんね♪」男「・・・は?」 (20)

幸せな日常は一瞬で終わるものだ

俺は強く。そう思った…


ヂリリリリリリ!!

男「・・・ん?もうこんな時間か」

朝はいつも6時に起床し、洗顔、朝食を軽く済ませ、いつものように大学へ向かう

―――――――――その途中

キキッー!!

幼女「キャアアア!!」

執事「お嬢様!!」

男「あぶなぁい!!!」

間一髪

あと数秒遅れていたらこの子は轢かれていた

でも今は運よく俺の腕の中にこの子は収まってる

「お、おおーー!!」「すっげぇ!!」

周りの野次馬共は俺をヒーロー扱いしている

いや、轢かれそうになったからたすけただけなのだが・・・

執事「あ、ありがとうございます!ありがとうございます!お嬢様!お怪我は?」

幼女「大丈夫!このお兄ちゃんが助けてくれたから!」

執事「本当にありがとうございます!なんとお礼を申し上げたらよいか・・」

男「お礼なんかいいよ。でも自分の娘だったらしっかり見てないとダメだろ?」

幼女「私のお父さんじゃないよ!私の執事さん!」

男「・・・ん?え?・・・」

執事「はい・・・僭越ながらわたくし、執事をやっておりまして・・・」

男「・・・はい?(あぁ、そういうプレイか・・・うんそうだな・・・うん)」

男「ま、まぁどうでもいいけど俺は行くから・・」

執事「せ、せめてお名前だけでも!」

男「俺の名前は男。じゃ!」



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今思えばあの時助けなければよかったのかもしれない

いや、助けたのは正解だった。間違っているのはあの幼女だ

それが起こったのはあれから数日後の話・・・

大学

友「おい!お前聞いたぞ!少し前に女の子たすけたんだってな!ヒーロー現るってツイッターで流れてるぞ!」

男「ん?ツイッターで有名なのか。俺」

女「そうだよ!もうっ!危険なことばっかするんだから!」

男「おまえさんには関係ないだろ」

女「もうっ!」

友「しかもお前知ってるか?お前が助けた女の子、あの世界的に 「ガチャ!」 ん?」

幼女「男さんはいますか?」

男「・・・え、俺?」

女「ちょ、ちょっと誰よあの子」

友「お、おい・・・あの子じゃねぇか?お前が助けた子」

男「ん?おー!そーだそーだ!よっ!久しぶり 「ガシッ」 え?」

幼女「私の夫♪」

男・友・女・ほかの人「・・・え」

男「えええええええええっ!!!」

友「お、おまえ・・・ロリコンだったのか」

男「ちげーよっ!」

女「でも・・」

男「でももへちまもねぇ!なんなんだよ急に!」

幼女「お兄ちゃんは私の命の恩人さんなの♪だからお兄ちゃんと一緒に一生を共にするって決めたの」

男「勝手に決めんな!」

執事「これはこれは男殿!すいませんお嬢様が急に!あの・・・少しお時間いいでしょうか」

男「ま、まぁ今から帰るつもりだったからいいですけど・・」

女「ま、まって!男本当にそのこと婚約しないよね・・・?」

男「するわけねーだろ!」

幼女「え・・・ひどい・・・ぐすっ」

男「あー!もう泣くな!いくから!ついていくから!」


執事「こちらへどうぞ」

男「(うっわ~なんか学園長とか偉い人たちがみんな頭ぺこりしてるぞ~)」

執事「こちらの車にお乗りください」

男「・・え・・これってリムジンじゃないですか・・・」

幼女「私の車だよ♪」

男「・・・え?ま、まって!じゃあまさか執事っていうのは・・・」

執事「はて?私お嬢様の執事でございますよ?」

男「(まじだったのかー!)」

幼女「えっとね、私のお父さんはね・・えっと、えっと」

執事「グランド・カンパニーの社長。ですよね?」

幼女「そう!それ♪」

男「・・・え?(今グランドカンパニっていった?あの世界的に有名な企業の?)」

執事「あぁ。申し遅れていました。お嬢様はグランドカンパニー現社長の子。にあたる存在なのですよ」

男「・・・じゃ、じゃあもしかして・・・ものすっごい・・・ものすっごい大金持ち?」

執事「もちろん!」

男「じゃ、じゃあもしかして俺・・ものすごい子助けちゃった?」

執事「もちろんでございますよ!」

執事「それでですね。今回の件でお嬢様のお父上。つまり現社長様が男様に会ってぜひ、お礼をしたいとのことでして」

幼女「お父さん私に甘々だから、お兄ちゃんと結婚したいって言ったら「それは私も大賛成だ!」っていってくれたの!」

男「・・・(やばいぞ・・・本格的に結婚ルートになっている)」


執事「つきました」

男「わぁーお」

城。もう城。家じゃない。これはもう城

幼女「おにいちゃんこっちこっち!」

メイド「おかえりなさいませ!お嬢様!」

メイド「それと・・・まさかっ!あなた様がお嬢様を助けてくれたという命の恩人!」

メイド「このたびは本当にありがとうございました!」

男「いや・・いいんだけどさ・・」

幼女「この部屋だよ!」

男「(もう扉越しにすごさが伝わるよ)」

幼女「おとーさーん!おにいちゃんきたよー!」

男「ど、どうもはじめまして!男と申します!」

今日は寝ます

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