【モバマス×遊戯王5D'sTF】コナミ「チームシンデレラガールズ?」 (817) 【現行スレ】

本SSは

【モバマス×遊戯王5D'sTF】コナミ「アイドルにデュエルを教えろ?」
【モバマス×遊戯王5D'sTF】コナミ「アイドルにデュエルを教えろ?」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389976354/)

【モバマス×遊戯王5D'sTF】コナミ「アイドルにデュエルを教えろ?」その2
【モバマス×遊戯王5D'sTF】コナミ「アイドルにデュエルを教えろ?」その2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409499564/)

の続きになってます。


・原作とは異なる設定や、書き手独自の解釈が含まれる場合があります。
・本SSのデュエル描写から、マスタールール3を適用しています。
・ゲームオリジナルのカードが登場する場合があります。

・コナミ君、めちゃめちゃ喋ります。
 「こんなのコナミ君じゃない!」って人は回れ右推奨です。

・デュエルの内容はあんまり期待しないでね。


よろしくお願いします。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1442070642

主な登場アイドル


島村卯月  【アドバンス召喚】→【希望皇ホープ】


本田未央  【戦士族】→【???】


緒方智絵里 【幻獣機】


多田李衣菜 【真紅眼】


城ヶ崎莉嘉 【ディフォーマー】


高垣楓   【ドラグニティ】


????? 【???】




渋谷凛   【インフェルニティ】

ここまでの登場アイドル


前川みく  【獣族軸金華猫】


相葉夕美  【ギガプラント】


松永涼   【エレキ】


早坂美玲  【X-セイバー】


水瀬伊織  【ジェムナイト】


姫川友紀  【ラヴァル】


若林智香  【ヴォルカニック】


向井拓海  【アマゾネス】


池袋晶葉  【ギアギアカラクリ】



ドオオオォォォン……!!



少女「きゃあああああああっ!」LP0 ピー


「…………」


男「フフフ……よくやった」

男「残念だったな……シグナーの少女よ」

男「残念ついでに、もうひとつ教えてやろう」

男「この男は……操られてなど、いない」

男「自分の意志で……私に加担してくれているのだ」

少女「嘘っ……!」

少女「だって……だってあなたが、私を傷つけるような事……!」


「…………」

少女「そんな……あなたは本当に……」

少女「……デュエルの途中、精霊達が言っていた」

少女「あなたは、自分の意志で私とデュエルしてるんだって……」

少女「正気で私と……そんな事、信じたくなかった……なのに……!」


「…………」


少女「でも……あなたの事、今でも信じてる……信じてる……から」

少女「だから、いつかきっと……」





男「命からがら逃げ出したか」


「―――――?」


男「何?トドメを刺さないのか、だと?」

男「あえて刺すまでもない、あの傷では当分デュエルする事は出来まい」

男「それに……一度植え付けられた疑惑の種は、心の中で芽を出し育ち始め……」

男「この先、あの少女の心は、お前への信頼と疑念の間で大きく揺れ動き続ける」

男「心の平穏を取り戻す唯一の道は、お前の裏切りを完全に認める事だけ……」


「…………」


男「ククク……期待以上の結果だ」

男「次の標的は、誰にするか……楽しみだ」





……なぁ、コナミよ





ガバッ!!



コナミ「ハァ……ハァ……ッ!」


コナミ(また……この夢か……)

コナミ(どうして……どうして俺が、龍可を……)

コナミ(俺は一体、何を思い出して……)


コナミ「……えっ?」



コナミ(……思い出す?何を言ってるんだ)

コナミ(俺は遊星達ファイブディーズと一緒に、アーククレイドルを止めるために戦って……)

コナミ(……ったく、変な夢のせいでおかしくなったりしてないよな?)



コナミ「……そろそろ起きるか」

ちひろ「あっ、おはようございます!コナミ君」

コナミ「……ああ」

ちひろ「もうっ、今何時だと思ってるんですかっ!」

ちひろ「お休みだからって、そんなだらしない生活してちゃ……」

コナミ「……悪かった」

ちひろ「えっ……?あ、あの、別に本当に怒ってる訳じゃ……」

コナミ「ああ、分かってるよ……ん?」


TV「それでは本日のゲストは、島村卯月さんでした!」

TV「最後にひとこと、お願いします!」

TV「はいっ!皆さん、ルールを守って、楽しくデュエル!ですっ!」


コナミ「これ……卯月か?」

ちひろ「はい、今日は生放送のお仕事なんです」

コナミ「大活躍、だな」

ちひろ「ふふっ、コナミ君のおかげです」

コナミ「いいや……これは、あいつが自分で掴んだものだから」

デュエルライブカーニバルからは既に3週間が経った

優勝した卯月は今や時の人、外から来るいろんな仕事に引っ張りだこの状態だ

渋谷凛の引退を聞いた時はひどく落ち込んでいたが、今はなんとか元気を取り戻してるみたいだ

そして、卯月の人気に引っ張られるようにCGプロ自体の注目度も高まってきている

卯月以外のアイドル達にも、結構な量の仕事が舞い込むようになったらしい

最近は事務所には俺や社長、ちひろさんしかいないって事もざらになってきた

全てがうまく行っている……そう言ってもよかった



……だけど

ちひろ「あの、コナミ君、今日は……」

コナミ「また外で……探し物、かな」

ちひろ「そう、ですか……」

コナミ「……そんな顔するなよ、これは俺だけの問題だ」

ちひろ「でも……」


デュエルライブカーニバルが終わった後、社長は俺に休暇をくれた

アイドル達の為に頑張ってくれた分、しばらく自分のために時間を使っていいと……

今の俺は、ネオ童見野シティの手がかりを探し続けている

いろんな場所を巡ってみたけど、俺の世界に繋がりそうなものはまだ見つかってない

今のところの確かな手がかりは、遊星の物語を描いたあのアニメだけ……

社長「今日も、出かけるのかね?」

コナミ「社長……ああ、また行ってくる」

社長「そうか……キミ、今日はちょっと探し物は休憩しないか?」

コナミ「……どういう事だ?」

社長「いやぁ、ちょっと君にアイドル達の仕事ぶりを見てきてもらおうと思ってね」

コナミ「俺が……?」

社長「うむ、まぁ本来はプロデューサーの仕事ではあるんだが、彼も最近忙しくてね」

社長「アイドル達全員の仕事を中々見てやれないとぼやいてた所なんだ」

コナミ「そんな事、俺に任せていいのか?」

社長「あくまで、様子を見てきてくれればいいだけだよ」

社長「この忙しさは今までにない位だからね、アイドル達のモチベーションも上がってきている」

社長「彼女達の仕事ぶりを見てみるのも、いい気分転換になると思うよ」

社長「今からならそうだな……ああ、多田君がもう少ししたら撮影のようだ、場所もここから近いね」

コナミ「……デュエルの仕事じゃないのが残念だな」

社長「ははは、まぁそう言わず……先方には私から話は通しておくから、どうかね?」

コナミ「まぁ、行ってみるか」

社長「ふふ、分かった……これが現場の住所だ」

コナミ「悪いな、気を遣わせちまって」

社長「なぁに、こちらこそ余計なお節介だったかな?」

コナミ「いいや……それじゃ、行ってくる」

ちひろ「……コナミ君、大丈夫でしょうか?」

社長「うむ……何とかしてやりたいが、我々には出来る事は……」

社長「彼もあくまで自分の問題だと、1人で何とかしようとしている……」

社長「こちらから、彼をサポートしてやれればいいんだがね……」

ちひろ「ええ……」

ちひろ「……そういえば社長、例の件は……」

社長「ああ、それなら正式に決定したよ」

社長「皆には明日、私から伝えようと思う」

ちひろ「そうですか……でも」

社長「うむ、今回の件、アイドル諸君にとってはまたとないチャンスになるだろう」

社長「同時に、これまでにない試練にもなる……プロデューサーである、彼にとってもね」

…………
………
……



コナミ「……っと、この建物であってるよな」


コナミ(息抜きはいいけど……いい加減何か見つからねぇかな)

コナミ(デュエルライブカーニバル、あの大会になら何か手がかりがあるかと思ってたけど、結局何もなかった)

コナミ(街中を探してダメとなると、やっぱりカギはあのアニメか……どうすっかな)

コナミ(しっかし、最近何故か退屈だ……退屈してる場合じゃないってのに)


コナミ(……ああ、そうか)


コナミ(そういえばここに来てから、自分のデュエルをした事、ほとんどなかったな)

コナミ(いつもなら、いろんな奴と朝から晩までデュエルしてた)

コナミ(何も悩む事はない、デュエルが俺の全てだった……)

コナミ(失って初めて気づくってやつか……)

コナミ(あいつらに会ってからも、基本教えてばっかりだったもんな)

コナミ(この世界のデュエルも捨てたもんじゃない、もちろんそう思ってる……だけど)



コナミ(デュエルがしたい)



コナミ(このモヤモヤを吹き飛ばすようなデュエルを……)



コナミ(強いデュエリストとの、滾るようなデュエルを……!)

控え室



コナミ「……ここか」


ガチャッ


コナミ「よう李衣菜、様子見に来てやったぞ」


女の子「えっ……?」


コナミ「あっ」

コナミ(やべぇ、部屋間違えたか?)

女の子「えっと……スタッフさん、て感じじゃないけど……?」

コナミ「あぁ、俺は様子を見に来ただけで……」

女の子「様子見……?あ!今李衣菜って言ってたっけ」

コナミ「……?ああ」

女の子「なるほどね……多田李衣菜ちゃんなら、もっと奥のBスタジオってとこで撮影やってるよ」

女の子「アタシと同じ事務所の子と一緒だから間違いないはず」

女の子「パスは首にかけてるみたいだし、行けば普通に通してくれると思う」

コナミ「そうか……ありがとうな、助かった」

女の子「あっ、ねぇ!ちょっと待って!」

コナミ「何だ?」

女の子「ちょっと変な事聞くかもしれないけどさ……」

コナミ(変な事……?)


女の子「……もしかして、アンタがコナミ?」


コナミ「!!」

コナミ「お前、どうして俺の事……!」


女の子「やっぱり!莉嘉が言ってた通りじゃん★」

女の子「ねぇねぇ、よかったらちょっと話さない?」

コナミ「…………?」

ひとまずここで区切ります。

大変ご無沙汰しておりました。
もう覚えてる方はほとんどいらっしゃらないと思いますが
またマイペースでゆっくりやっていこうと思います。

それでは、ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。

…………
………
……


スタッフ「それじゃ李衣菜ちゃん、今日の撮影よろしくね」

李衣菜「はい!よろしくお願いします!」

李衣菜(撮影かぁ……初めて宣材写真撮った時以来だっけ)

李衣菜(卯月ちゃんのおかげでいろんな仕事が増えて来てるし……)

李衣菜(どんな仕事だって、私の目指すロックなアイドルになるために気合い入れてかなきゃ!)

李衣菜(…………)


このエスパーユッコ!あなたの挑戦を受けます!

李衣菜(……そういえばユッコ、どうしてるかな)

李衣菜(涼さんとのデュエルの後、ユッコと話せたのがきっかけで、いろいろな事が整理できたんだよね)

李衣菜(私の目指すところとか、なつきちへの気持ちとか……)


李衣菜(もしもまた会えたなら……お礼言いたいな)


スタッフ「……あれ?」

李衣菜「どうかしましたか?」

スタッフ「ねぇ、君の他にもう一人来てない?」

李衣菜「え?今日の撮影って私一人だけじゃないんですか?」

スタッフ「ああ、君とは別の事務所の子の撮影も入ってるんだ」

スタッフ「まぁ適宜交代で撮ってくから、そのつもりでね」


ガチャッ


女の子「すみませーん!遅れましたー!」


スタッフ「お、来た来た」


裕子「Paプロの堀裕子です!今日はよろ……」


李衣菜「えっ」

裕子「あっ」


2人「「…………」」


李衣菜「ああ―――――――――――っ!」
裕子 「ああ―――――――――――っ!」

…………
………
……


コナミ(何故初対面のヤツが俺の事を知ってる……?)

コナミ(もしかしたらコイツ……俺の世界の事も!)

女の子「ど、どうしたの?何か怖い顔になってるけど……」

女の子(流石に初対面でタメ口はまずかったかな……)

コナミ「……お前、どこまで知ってるんだ?」

女の子「え?」

コナミ「どうして俺の事を知ってるんだ?」

女の子「どうしてって……知らない?アンタ今、この業界で結構噂になってるんだよ?」

コナミ「噂?」

女の子「そ、今回のDLC、961プロの新星渋谷凛が大本命って言われてたでしょ?」

女の子「でも実際、その渋谷凛をまだ出来て間もない弱小プロダクションのアイドルが破っちゃった訳」

女の子「そりゃあ世間的には優勝した本人が話題になる訳だけど、偉い人なんかは違う部分も見てるって事」

コナミ「違う部分……」

女の子「要は、ステージで一層キラキラしてるアイドルには、優秀なスタッフがつきものって話」

女の子「そもそも卯月ちゃんが優勝する前から、CGプロってデュエルライブでちょいちょい勝ってたでしょ?」

女の子「ほら、タッグユニットのキルシュ……だっけ?あの2人とかさ」

女の子「まぁその頃から、ある程度注目はされてたみたい」

女の子「そして今回の優勝……ひょっとしたら、アンタに興味持ってる人もいるかもしれないよ?」

女の子「島村卯月にデュエルを仕込んだ、赤帽子のデュエリストにね」

コナミ「お前……いろんな事知ってんだな」

コナミ「卯月はともかく、俺の話まで他所でされてるなんて思わなかった」

女の子「ふふっ、この業界は人脈が命だからさ」

女の子「そういう話って人づてに伝わってくんだよねー」

女の子「卯月ちゃんも大分ブレイクしてるでしょ?アンタも問題とか起こさないように気を付けた方がいーよ?」

コナミ「ああ……まぁ気を付ける」

女の子「うんうん★……で、その噂のデュエリストがアンタって訳ね」

女の子「……ふーん」まじまじ

コナミ「?」

女の子「あ、ゴメンゴメン★莉嘉からいろいろ話聞いてたから、どんなヤツかと思ってたんだよね」

女の子「あの子、家ではいつも『Pくん』か『コナミん』の話ばっかりしてくるからさ」

コナミ「……?お前、そういやさっきも莉嘉って……!」

女の子「うん?だってアタシの妹だし」

コナミ「妹……?」

女の子「あぁ、そういえば自己紹介まだだったっけ」


美嘉「Paプロ所属、城ヶ崎美嘉★妹の莉嘉がお世話になってまーす★」

コナミ「そうか……お前が、城ヶ崎美嘉……」

美嘉「あ、もしかしてアタシの事知ってくれてた?」

コナミ「ああ、莉嘉がよくお前の事を自慢してるからな」

コナミ「ウチのプロデューサーもお前には注目してるみたいだし」

美嘉「そっかそっか……莉嘉と仲良くしてくれてるんだね、ありがと★」

美嘉「ふふっ、何か今日はツイてるなー」

コナミ「ツイてる?」

美嘉「うん★そりゃあ、莉嘉がお世話になってる噂のデュエリストにも会えた訳だし?」

美嘉「それに、さ……」

コナミ「?」

美嘉「アンタ達がこれからどんどん成長していけば、いずれかはアタシ達のライバルになる訳でしょ?」


美嘉「だったら……ここで一度、潰しといた方がいいじゃん?」


コナミ「…………!!」

美嘉「……李衣菜ちゃんの撮影、始まったばっかりでしょ?」

美嘉「時間はまだ全然余裕あるからさ……」


美嘉「ね、ちょっとアタシとデュエルしてみよっか★」


コナミ「デュエル……!」

美嘉「ちょうどアタシも仕事終わったとこでさ、今撮影やってる子が終わるの待ってるだけなんだよね」

美嘉「それに、実はこんなとこにさっきの仕事で使ったデュエルディスクもあるし……」

美嘉「……二者面談の機会には、ちょうどいいと思うんだけど?」

コナミ「おういいぜ、やろう」

美嘉「へっ?」

コナミ「……どうしたんだ?」

美嘉「いや、何かあっさり乗ってきてくれたなー……なんて」

美嘉「ほら、やっぱ立場的に手の内晒すとかマズいんじゃないの?」

美嘉「その辺、駆け引きしてくれると思ったんだけど?」

コナミ「駆け引きなら、デュエルの中でやるもんだぜ」

コナミ「デュエルを挑まれて拒むデュエリストなんていないだろ」

美嘉「ふーん……デュエリストの性ってヤツ?」

コナミ「ま、そんなとこかな」

コナミ「それにお前、確か前回のDLCの優勝者なんだってな」


コナミ「……強いんだろ?」


美嘉「!」

美嘉(雰囲気が変わった……!)

コナミ「俺も最近モヤモヤする事が続いててな」

コナミ「ちょうどデュエルしてスカッとしたいと思ってたとこだ」

コナミ「そこに強いヤツの方からデュエルを仕掛けてきてくれた……」

コナミ「願ってもない……喜んで受けて立つぜ!」

美嘉「……随分やる気になってくれたじゃん?」

美嘉(スパーリングのつもりだったけど……これは結構本気にさせちゃったかも?)


美嘉(ま、望むところだけどね!)

…………
………
……


美嘉「それじゃお手柔らかにね、莉嘉の先生★」カシンッ

コナミ「おう、行くぜ……」ガシッ ブォーン…




コナミ美嘉「「デュエル!(★)」」




コナミ「俺の先攻!」

美嘉「念のため言っとくけど、今回から先攻ドロー無しだかんね」

コナミ「ああ、分かってる」

コナミ「それじゃ行くぜ……モンスターを守備表示でセット!」

コナミ「さらにカードを1枚伏せる」

コナミ「……これでターンエンド」


美嘉「アタシのターン★」

美嘉「まずは手堅くって訳?そんなにゆっくりしてたら、すぐに置いてっちゃうから!」

美嘉「BF-蒼炎のシュラを召喚★」


《BF-蒼炎のシュラ/Blackwing - Shura the Blue Flame》 †

効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1800/守1200
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
デッキから攻撃力1500以下の「BF」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

蒼炎のシュラ 攻1800


コナミ「!」

美嘉「どんどん行くよ!フィールドにBFがいる時、手札の残夜のクリスを特殊召喚できる!」


《BF-残夜のクリス/Blackwing - Kris the Crack of Dawn》 †

効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1900/守 300
「BF-残夜のクリス」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分フィールドに「BF-残夜のクリス」以外の「BF」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードは1ターンに1度だけ、
魔法・罠カードの効果では破壊されない。

残夜のクリス 攻1900


コナミ(コイツ……ブラックフェザー使いか!)

美嘉「行くよ!蒼炎のシュラで、セットモンスターを攻撃!」



蒼炎のシュラ「ギュオオオオオッ!」攻1800



美嘉「蒼炎のシュラは相手モンスターを戦闘で破壊し墓地へ送った時、攻撃力1500以下のBF1体を特殊召喚できる!」

美嘉(よし、これで更にチューナーを呼び出して……!)

コナミ「永続トラップ、竜星の具象化を発動!」


《竜星の具象化/Yang Zing Creation》 †

永続罠
(1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが
戦闘・効果で破壊された場合にこの効果を発動できる。
デッキから「竜星」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分はSモンスター以外のモンスターをエクストラデッキから特殊召喚できない。
コナミ「だが、ここで俺の竜星の具象化の効果も発動する!」


美嘉「!」



セットモンスター「」バリーン


コナミ「俺のモンスターがやられた事で蒼炎のシュラの効果が発動……だが、俺の永続トラップの効果も発動させてもらう!」

コナミ「竜星の具象化は、自分のモンスターが破壊された場合、デッキから竜星モンスターを特殊召喚できる!」

コナミ「そして更に!シュラの攻撃によって破壊された地竜星-ヘイカンの効果を発動する!」


《地竜星-ヘイカン/Bi'an, Earth of the Yang Zing》 †

効果モンスター
星3/地属性/幻竜族/攻1600/守 0
「地竜星-ヘイカン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「地竜星-ヘイカン」以外の「竜星」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。
自分フィールドの「竜星」モンスターのみをS素材としてS召喚する。
(3):このカードをS素材としたSモンスターは、戦闘では破壊されない。


コナミ「フィールドで破壊され墓地へ送られた時、竜星モンスター1体を守備表示で特殊召喚できる!」

コナミ「俺はヘイカンの効果で水竜星-ビシキ、具象化の効果で炎竜星-シュンゲイを特殊召喚!」


《水竜星-ビシキ/Bixi, Water of the Yang Zing》 †

効果モンスター
星2/水属性/幻竜族/攻 0/守2000
「水竜星-ビシキ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「水竜星-ビシキ」以外の「竜星」モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。
自分フィールドの「竜星」モンスターのみをS素材としてS召喚する。
(3):このカードをS素材としたSモンスターは、罠カードの効果を受けない。

ビシキ 守2000


《炎竜星-シュンゲイ/Suanni, Fire of the Yang Zing》 †

効果モンスター
星4/炎属性/幻竜族/攻1900/守 0
「炎竜星-シュンゲイ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「炎竜星-シュンゲイ」以外の「竜星」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。
自分フィールドの「竜星」モンスターのみをS素材としてS召喚する。
(3):このカードをS素材としたSモンスターは、攻撃力・守備力が500アップする。

シュンゲイ 攻1900


美嘉「竜星……!」


コナミ(へへ、悪いな……)


コナミ(あいにく、ブラックフェザーのスペシャリストとは何度もデュエルしてるんだ!)

ここで切ります。

コナミ君のデュエル描写についてですが
1つのデッキにこだわらず、毎回違うデッキを使ってもらおうと考えております。
いろんなデッキを使ってた方が設定的にも合ってるかなと思ったので……

ていうか他の作者さんみたいに
ストレージに眠ってるようなクッソ渋いカードでかっこよく勝つデュエルを
書く技量なんてないんだよなぁ……

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

美嘉(竜星……破壊された時別のモンスターを呼び出せるリクルーターのテーマだったっけ)

美嘉(確かに厄介だけど……!)

美嘉「蒼炎のシュラの効果で、アタシはデッキから上弦のピナーカを特殊召喚するよ!」


《BF-上弦のピナーカ/Blackwing - Pinaki the Waxing Moon》 †

チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/鳥獣族/攻1200/守1000
「BF-上弦のピナーカ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードをS素材とする場合、
「BF」モンスターのS召喚にしか使用できない。
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
デッキから「BF-上弦のピナーカ」以外の「BF」モンスター1体を手札に加える。

ピナーカ 守1000


美嘉「メインフェイズ2!アタシはレベル4のクリスに、レベル3のピナーカをチューニング★」

美嘉「漆黒の翼翻し、雷鳴と共に走れ……電光の斬撃!」

☆4+☆3=☆7

「シンクロ召喚★降り注げ……A BF-驟雨のライキリ!」


《A BF-驟雨のライキリ》 †

シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/鳥獣族/攻2600/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):「BF」モンスターを素材としてS召喚したこのカードはチューナーとして扱う。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの「BF」モンスターの数まで、
相手フィールドのカードを対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

ライキリ 攻2600

コナミ(新しいブラックフェザー……!)

美嘉「驟雨のライキリは1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドのBFの数まで、相手フィールドのカードを破壊できる!」

美嘉「竜星の具象化を破壊!」


具象化「」バリーン


コナミ「チッ……」

美嘉「更にカード1枚を伏せる!」

美嘉「そしてエンドフェイズに、墓地のピナーカの効果発動!」

美嘉「フィールドから墓地へ送られたターンのエンドフェイズに、ピナーカ以外のBF1体をサーチする」

美嘉「アタシが手札に加えるのは、極北のブリザード!」

美嘉「これでターンエンド★」


コナミLP8000 手札3
フィールド シュンゲイ ビシキ
美嘉 LP8000 手札4
フィールド ライキリ シュラ 伏せ1

コナミ「俺のターン!」手札4

コナミ「俺は闇竜星-ジョクトを召喚!」


《闇竜星-ジョクト/Jiaotu, Darkness of the Yang Zing》 †

チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/幻竜族/攻 0/守2000
「闇竜星-ジョクト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「闇竜星-ジョクト」以外の「竜星」モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。
(2):自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在しない場合、
手札の「竜星」カード2枚を墓地へ送って発動できる。
デッキから攻撃力0と守備力0の「竜星」モンスターを1体ずつ特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外される。

ジョクト 攻0


美嘉「チューナー……!」

コナミ「こっちも行かせてもらうぜ!俺はレベル4のシュンゲイとレベル2のビシキに、レベル2のジョクトをチューニング!」

コナミ「竜星の力合わさる時、閃光が全てを飲み込む……!」

☆4+☆2+☆2=☆8

コナミ「シンクロ召喚!顕現せよ……輝竜星-ショウフク!」


《輝竜星-ショウフク/Baxia, Brightness of the Yang Zing》 †

シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/幻竜族/攻2300/守2600
チューナー+チューナー以外の幻竜族モンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した時、
このカードのS素材とした幻竜族モンスターの元々の属性の種類の数まで、
フィールドのカードを対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのカード1枚と
自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのフィールドのカードを破壊し、その墓地のモンスターを特殊召喚する。

ショウフク 攻2300

コナミ「ショウフクがシンクロ召喚に成功した時、シンクロ素材とした幻竜族の属性の数まで、フィールドのカードをデッキに戻す!」

コナミ「シンクロ素材にしたのは闇のジョクトに炎のシュンゲイ、水のビシキ……属性の数は三種類!」

コナミ「よって俺は、お前の驟雨のライキリと蒼炎のシュラ、伏せカードをデッキに戻す!」


ビュオオオオオオオオッ!!


コナミ「さらに、シュンゲイとビシキをシンクロ素材にした事で、ショウフクの攻守は500上がり、罠カードの効果を受けない!」

美嘉「…………!」

美嘉(トラップが効かないなら、伏せてたデモンズチェーンも使えない……!)


驟雨のライキリ「クッ……!」ヒュン!

蒼炎のシュラ「ギュルル……」ヒュン!


美嘉「場ががら空きに……!」


ショウフク 攻2300→2800


コナミ「バトルフェイズ!ショウフクでプレイヤーを直接攻撃!」


ショウフク「グオオオオオ……!!」攻2800


ドオオオォォォン!


美嘉「うあああっ……くっ!」LP5200

コナミ「俺はカード1枚を伏せ、ターンエンド!」

美嘉「いったたー……ちょっと少しは手加減とかない訳?」

コナミ「悪いけど、手加減できそうな相手じゃないからな」

美嘉「もうっ、そっちがその気なら……アタシのターン★」手札5

美嘉(よし!)

美嘉「アタシは永続魔法、黒い旋風を発動!」


《黒い旋風/Black Whirlwind》 †

永続魔法
(1):自分フィールドに「BF」モンスターが召喚された時にこの効果を発動できる。
そのモンスターより低い攻撃力を持つ「BF」モンスター1体をデッキから手札に加える。


コナミ(来たか……ブラックフェザーのエンジン!)

美嘉「そして、手札から極北のブリザードを召喚!」


《BF-極北のブリザード/Blackwing - Blizzard the Far North》 †

チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 0
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル4以下の「BF」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

ブリザード 攻1300

美嘉「極北のブリザードが召喚に成功した時、墓地のレベル4以下のBF1体を特殊召喚できる!」

美嘉「そして、極北のブリザードが召喚された事で、黒い旋風の効果も発動!」

美嘉「アタシは黒い旋風の効果で突風のオロシを手札に加え、極北のブリザードの効果で残夜のクリスを特殊召喚!」


残夜のクリス 守300


美嘉「更に、今手札に加えた突風のオロシを自身の効果で特殊召喚!」


《BF-突風のオロシ/Blackwing - Oroshi the Squall》 †

チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/鳥獣族/攻 400/守 600
「BF-突風のオロシ」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分フィールドに「BF-突風のオロシ」以外の「BF」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードがS素材として墓地へ送られた場合、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。

突風のオロシ 守600


美嘉「アタシはレベル4の残夜のクリスに、レベル2の極北のブリザードをチューニング★」

美嘉「神話の名刀を振るえ、猛禽の勇士!」

☆4+☆2=☆6

美嘉「シンクロ召喚!飛び立て……星影のノートゥング!」


《BF-星影のノートゥング/Blackwing - Nothung the Starlight》 †

シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/鳥獣族/攻2400/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「BF-星影のノートゥング」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
相手に800ダメージを与える。
その後、相手の表側表示モンスター1体を選び、
その攻撃力・守備力を800ダウンする。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「BF」モンスター1体を召喚できる。

星影のノートゥング 攻2400

美嘉「そして星影のノートゥングは特殊召喚に成功した時、相手に800ポイントのダメージを与える!」


ザシュッ!


コナミ「っ……!」LP7200


ショウフク「ググ……!」 攻2800→2000


美嘉「更にレベル6の星影のノートゥングに、レベル1の突風のオロシをチューニング★」

美嘉「現れよ!黒き疾風を従える戦士!」

☆6+☆1=☆7

美嘉「シンクロ召喚!BF T-漆黒のホーク・ジョー!」


《BF T-漆黒のホーク・ジョー/Blackwing Tamer - Obsidian Hawk Joe》 †

シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/戦士族/攻2600/守2000
「BF」チューナー+チューナー以外の「BF」モンスター1体以上
「BF T-漆黒のホーク・ジョー」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地のレベル5以上の鳥獣族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが相手の効果の対象になった時、
または相手モンスターの攻撃対象になった時、
このカード以外の自分フィールドの「BF」モンスター1体を対象として発動できる。
その対象を正しい対象となるそのモンスターに移し替える。

漆黒のホーク・ジョー 攻2600

美嘉「そして漆黒のホーク・ジョーは自分の墓地のレベル5以上の鳥獣族1体を特殊召喚できる!」

美嘉「再び舞い戻れ!星影のノートゥング!」


星影のノートゥング 攻2400


コナミ「蘇生効果を使って、素材にしたシンクロモンスターを呼び戻した……!」

美嘉「驚いてるとこ悪いんだけど、まだ終わりじゃないよ?」

美嘉「星影のノートゥングが場に存在する時、通常召喚に加えてもう一度BFを召喚できる!」

美嘉「アタシは精鋭のゼピュロスを召喚!」


《BF-精鋭のゼピュロス/Blackwing - Zephyros the Elite》 †

効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1600/守1000
「BF-精鋭のゼピュロス」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドの表側表示のカード1枚を持ち主の手札に戻して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚し、自分は400ダメージを受ける。

精鋭のゼピュロス 攻1600


美嘉「そして黒い旋風の効果で、アタシは疾風のゲイルを手札に加える!」

美嘉「自身の効果で、疾風のゲイルを特殊召喚!」


《BF-疾風のゲイル/Blackwing - Gale the Whirlwind》 †

チューナー・効果モンスター(準制限カード)
星3/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 400
(1):自分フィールドに「BF-疾風のゲイル」以外の
「BF」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、相手フィールドの
表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの攻撃力・守備力を半分にする。

疾風のゲイル 攻1300


美嘉「レベル4の精鋭のゼピュロスに、レベル3の疾風のゲイルをチューニング★」

☆4+☆3=☆7

美嘉「シンクロ召喚!再び舞い戻れ!驟雨のライキリ!」


驟雨のライキリ 攻2600


コナミ「…………!」

美嘉「まだまだ!驟雨のライキリの効果発動!他のBFの数だけ相手フィールドのカードを破壊する!」

美嘉「アタシのフィールドには漆黒のホークジョーと月影のノートゥングがいる!」

美嘉「ショウフクと伏せカードを破壊!やっちゃえ★」


驟雨のライキリ「ハアッ!」


ショウフク「」ドカーン


バリーン!


美嘉「どう?これでアンタのフィールドはガラ空……」



リフン「…………」 攻0



美嘉「なっ……!」

コナミ「俺は驟雨のライキリの効果発動にチェーンして、伏せていたリミットリバースを発動した!」


《リミット・リバース/Limit Reverse》 †

永続罠
自分の墓地の攻撃力1000以下のモンスター1体を選択し、
表側攻撃表示で特殊召喚する。
そのモンスターが守備表示になった時、そのモンスターとこのカードを破壊する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。


コナミ「俺はこいつで墓地のビシキを蘇生した……そしてライキリによりリミット・リバースが破壊された事で蘇生したビシキも破壊される」

コナミ「破壊されたビシキの効果で、この光竜星-リフンを呼び出した!」


《光竜星-リフン/Chiwen, Light of the Yang Zing》 †

チューナー・効果モンスター
星1/光属性/幻竜族/攻 0/守 0
「光竜星-リフン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「光竜星-リフン」以外の「竜星」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドの「竜星」モンスターが
戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合除外される。


美嘉「またリクルーター……!」

美嘉(でもビシキの効果で呼び出されたから攻撃表示、これなら!)

美嘉「驟雨のライキリで、リフンを攻撃!」


驟雨のライキリ「ウオオオオオオッ!」攻2600

リフン「」ドカーン


コナミ「くっ……!」LP4600


コナミ「俺は破壊されたリフンの効果で、デッキからヘイカンを特殊召喚する!」


ヘイカン 守0


美嘉(ここで攻撃してもライフは減らないし、相手の墓地も肥やしちゃうか……)

美嘉「……バトルフェイズはここまでにしとこっかな」

コナミ(流石ブラックフェザーの展開力……黒い旋風を皮切りにここまで展開してくるか)

コナミ(これは気を抜いたらあっという間にやられてしまう……!)

美嘉(展開力で負けるつもりは無いけど、やっぱリクルート効果ってめんどくさいんだよねー……)

美嘉(驟雨のライキリやゴッドバードアタックじゃ相手の効果を発動させちゃうし……)


美嘉(あれ?でも確か竜星の効果って……)



美嘉「……そっか、ふふっ」



美嘉(いいコト、思いついちゃった★)


美嘉「カードを2枚伏せて、ターンエンド!」


コナミLP4600 手札2
フィールド ヘイカン
美嘉 LP5200 手札0
フィールド ホークジョー ノートゥング ライキリ 旋風 伏せ2

ここで切ります。

読んでくださった方、ありがとうございました。

コナミ「俺のターン!」手札3

コナミ「俺は手札から竜星の輝跡を発動!」


《竜星の輝跡/Yang Zing Path》 †

通常魔法
「竜星の輝跡」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の「竜星」モンスター3体を対象として発動できる。
そのモンスター3体をデッキに戻してシャッフルする。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。


コナミ「墓地の竜星3体をデッキに戻し、2枚ドローする!」

コナミ「俺はショウフク、ジョクト、ヘイカンをデッキに戻して2枚ドロー!」手札4

コナミ「……よし!」

コナミ「ジャンク・シンクロンを召喚!」


《ジャンク・シンクロン/Junk Synchron》 †

チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

ジャンク・シンクロン 攻1300

コナミ「ジャンク・シンクロンは召喚に成功した時、墓地のレベル2以下のモンスターを特殊召喚できる!」

コナミ「墓地のビシキを蘇生!」


ビシキ 守2000


コナミ(よし、これで合計レベルは8!ジャンク・デストロイヤーを……)

コナミ「俺はレベル3のヘイカンと……」

美嘉「あ、ちょっとストップ!」

コナミ「?」

美嘉「まだアタシのトラップを発動してないんだけど?」

コナミ「トラップ……?」

美嘉「そ、ビシキが特殊召喚に成功した時、アタシはリビングデッドの呼び声を発動★」


《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》 †

永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。

美嘉「アタシはこの効果で、残夜のクリスを指定するよ!」

コナミ(このタイミングでリビングデッド……?)

美嘉「そして更に、リビングデッドの呼び声にチェーンして……」

美嘉「フィールドの星影のノートゥングをリリースする事で、ゴッドバードアタックを発動!」ヒュン!


《ゴッドバードアタック/Icarus Attack》 †

通常罠
(1):自分フィールドの鳥獣族モンスター1体をリリースし、
フィールドのカード2枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。


コナミ「げっ!」

コナミ(コイツ……!)

美嘉「へぇー?気付いたみたいじゃん、アタシが何をしようとしてるか」

美嘉「アンタの竜星モンスターのリクルート効果は"時の任意効果"!」

美嘉「今の状況、ゴッドバードアタックで竜星2体が破壊されたら、本来なら効果が発動するけど」

美嘉「でもその前に、アタシが発動してたリビングデッドの効果処理が割り込む……つまり!」

美嘉「アンタのヘイカンとビシキは、タイミングを逃して効果を発動できない!」

コナミ(ルールの穴をついてきやがった!)

美嘉「ノートゥング!やっちゃえ★」


星影のノートゥング「キュオオオオオオオオッ!!」


ゴオオオオオオオオオ……!!


ヘイカン「」ドカーン

ビシキ「」チュドーン


美嘉「ばいばーい★」

コナミ「くっ……!」

美嘉「そしてリビングデッドの効果で残夜のクリスを特殊召喚!」


残夜のクリス 攻1900


美嘉「いえーい!作戦大成功★」

コナミ「マズい……!」

コナミ(俺のフィールドには、棒立ちのジャンクシンクロン1体だけ)

コナミ(次の攻撃をまともに受ければ確実に負ける……!)

コナミ(今の手札で出来る事は……)

コナミ(……仕方ない)

コナミ(博打、打ってみるか!)

コナミ「……カードを2枚伏せて、ターンエンド」

美嘉「アタシのターン!」手札1

美嘉「さてと、お邪魔虫には退散してもらったし……」

美嘉「そろそろトドメ、さしちゃおっかなー」

美嘉(……なんて言ってはいるけど)

コナミ「…………」

美嘉(あの伏せ2枚、なーんかやな感じ)

美嘉(でも、今アタシのフィールドには驟雨のライキリの他に漆黒のホークジョーと残夜のクリスが居る)

美嘉(厄介なバックを破壊する分には十分!)

美嘉「行くよ!アタシは驟雨のライキリの効果を発……」

コナミ「待ちな」

美嘉「えっ?」

コナミ「悪いな……まだ俺の伏せカードを発動していないぜ」

美嘉「まだ……って事は、アタシのスタンバイフェイズにカードを発動?」

コナミ「そうだ、俺はスタンバイフェイズ終了時に永続トラップ、強化蘇生を発動!」


《強化蘇生/Powerful Rebirth》 †

永続罠
(1):自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
そのモンスターは、レベルが1つ上がり、攻撃力・守備力が100アップする。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。

コナミ「俺はこの効果で墓地のヘイカンを選ぶ!」

美嘉(また竜星モンスター……)

美嘉(だけどアタシのフィールドにはレベル4の残夜のクリス、そして墓地には同じレベル4の精鋭のゼピュロス)

美嘉(ゼピュロスの効果を使えば、ランク4のエクシーズモンスターを呼べる)

美嘉(そんなのちっとも怖くなんか……!)

コナミ「更に俺は強化蘇生にチェーンして、竜星の極みを発動!」


《竜星の極み/Yang Zing Unleashed》 †

永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
攻撃可能な相手モンスターは攻撃しなければならない。
(2):自分または相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに
魔法&罠ゾーンに表側表示で存在するこのカードを
墓地へ送ってこの効果を発動できる。
「竜星」モンスター1体以上を含むモンスターを素材としてSモンスター1体をS召喚する。


コナミ「そして強化蘇生の効果で、レベルを1、攻守を100上げてヘイカンを呼び出す」


ヘイカン 守0→100 ☆3→☆4


美嘉「…………!」

コナミ「竜星モンスターの特徴は、他の竜星をリクルートする効果だけじゃない」

コナミ「竜星のもう一つの能力……それは相手ターンでのシンクロ召喚!」

美嘉「……でもその効果、素材は全て竜星モンスターじゃないといけないはずだよね?」

コナミ「そうだ、だがこの竜星の極みは表側表示の時に墓地に送る事で、竜星以外のモンスターを含む相手ターンでのシンクロが可能になる!」

コナミ「つまりこれで、お前の行動に反応してシンクロ召喚を行えるようになった!」

美嘉(ヘイカンのレベルは1つ上がって4……そしてジャンクシンクロンは3……)

美嘉(合計は7……)


《ブラック・ローズ・ドラゴン/Black Rose Dragon》 †

シンクロ・効果モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、フィールド上のカードを全て破壊できる。
また、1ターンに1度、自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外して発動できる。
相手フィールド上に守備表示で存在するモンスター1体を選択して表側攻撃表示にし、
エンドフェイズ時までその攻撃力を0にする。


美嘉(やな予感しかしないんだけど……!)

すっごい中途半端ですが、いったん切ります。

読んでくださった方、ありがとうございました。

美嘉「……アタシは墓地の精鋭のゼピュロスの効果を発動、黒い旋風を手札に戻して特殊召喚した後、400のダメージを受ける」LP4800手札2


ゼピュロス 守1000


美嘉(ひとまずはこれで黒い旋風は回収……っと)

コナミ「…………」

美嘉(動きはなし、か……)

美嘉(今のアタシの手札は黒い旋風と隠れ蓑のスチーム)


《BF-隠れ蓑のスチーム/Blackwing - Steam the Cloak》 †

チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/鳥獣族/攻 800/守1200
「BF-隠れ蓑のスチーム」の(2)の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動する。
自分フィールドに「スチーム・トークン」(水族・風・星1・攻/守100)1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードをS素材とする場合、
他のS素材モンスターは全て「BF」モンスターでなければならない。


美嘉(黒い旋風が確保できてる事も考えればリカバリーは効くかも……)

美嘉(このまま相手にターンを渡したって結果は同じ)

美嘉(それなら……アンタの罠にはまってあげる!)

美嘉「アタシはレベル4の精鋭のゼピュロスと残夜のクリスで、オーバーレイ★」

美嘉「全てを凍り付かす、誇り高き霊鳥……!」

美嘉「エクシーズ召喚!零鳥獣シルフィーネ!」


《零鳥獣シルフィーネ/Ice Beast Zerofyne》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/鳥獣族/攻2000/守2200
鳥獣族レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在する全てのカードの効果を無効にし、
このカードの攻撃力はこのカード以外の
フィールド上に表側表示で存在するカードの数×300ポイントアップする。
このカードの効果は次の自分のスタンバイフェイズ時まで適用される。

シルフィーネ 攻2000


美嘉(この子を止めないとブラックローズの効果は使えない!さぁ、竜星の極みを使って……)

コナミ「…………」

美嘉「えっ!?」

コナミ「どうした?まだお前のターンだ」

美嘉「どうしたって……」

美嘉(ハッタリのつもり?でも出ちゃった以上は、もうこの子は止められないハズ!)

美嘉「シルフィーネの効果発動!オーバーレイユニット一つを使って、相手の表側のカードの効果を全て無効にする!」

コナミ「竜星の極みの効果発動!自身を墓地に送る事で、シンクロ召喚を行う!」

コナミ「俺はレベル4となったヘイカンに、レベル3のジャンクシンクロンをチューニング!」

美嘉(来た!でもブラックローズはタイミングを逃して……!)

コナミ「光射す道が闇の巨竜を導く……!」

☆4+☆3=☆7

コナミ「シンクロ召喚!来い、邪竜星-ガイザー!」


《邪竜星-ガイザー/Yazi, Evil of the Yang Zing》 †

シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「邪竜星-ガイザー」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):自分フィールドの「竜星」モンスター1体と
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(3):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。

ガイザー 守2100

美嘉「ブラックローズじゃない……!?」

コナミ「ガイザーは相手の効果対象にはならない!更にヘイカンをシンクロ素材とした事で、戦闘で破壊する事も出来ない!」

美嘉「でも、ここでシルフィーネの効果!アンタのフィールドのカードの効果を無効にする!」

美嘉「パーフェクトフリーズ!」


シルフィーネ「ヒュオオオオオ……!」


美嘉「更にシルフィーネがこの効果を使った時、全フィールドの表側のカードの数だけ、攻撃力を300上げる!」


シルフィーネ 攻2000→3200


美嘉「効果が無効になった今、ガイザーは驟雨のライキリの効果から逃れられない!」

美嘉「驟雨のライキリの効果で、ガイザーを破壊!」


ガイザー「」ドカーン


コナミ「ガイザーの効果発動!相手によって破壊され墓地へ送られた時、デッキから幻竜族1体を守備表示で特殊召喚する!」

美嘉「……なるほどね、リクルート効果を持つシンクロモンスターで戦線維持しようって訳?」

美嘉「だけど、アンタのデッキの竜星モンスターだって無限にいる訳じゃないハズ」

美嘉「いつまでそうやってガードを固めて……」


ライキリ「……ぐっ!?」


美嘉「え……?」


ホークジョー「ぬぅ……!?」

シルフィーネ「きゅうぅ……」


美嘉「アタシのモンスターが、全部守備表示に……!」

美嘉(何で……こんな効果を持つ竜星モンスターなんて……!)

コナミ「教えてやるぜ……俺が呼び出したのは!」


ナイト・ドラゴリッチ「…………」守0


《ナイト・ドラゴリッチ/Night Dragolich》 †

効果モンスター
星4/闇属性/幻竜族/攻1700/守 0
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
幻竜族以外のデッキ・エクストラデッキから特殊召喚されている
攻撃表示モンスターは守備表示になる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
幻竜族以外のデッキ・エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターの守備力は、
その元々の守備力分ダウンする。

美嘉「ナイト・ドラゴリッチ……!」

コナミ「コイツは俺の場にいる限り、幻竜族以外のデッキ、またはエクストラデッキから呼び出されたモンスターは全て守備表示になる!」

コナミ「そして更に、守備力を元々の守備力分ダウンさせる!」


ホークジョー 守0

ライキリ 守0

シルフィーネ 守0


美嘉「……ただガードを固めた訳じゃないって事ね」

美嘉「でもアンタ、一つ見落としてる事があるんじゃない?」

美嘉「アタシは漆黒のホークジョーの効果発動!墓地の星影のノートゥングを蘇生!」


ノートゥング 攻2400


美嘉「特殊召喚に成功した時、アンタとモンスター1体にそれぞれ800のダメージを与える!」

コナミ「…………」LP3800

美嘉「そして、墓地から特殊召喚されたノートゥングはナイト・ドラゴリッチの効果を受けない!」


星影のノートゥング「シャオオオオオオッ!!」攻2400

ナイト・ドラゴリッチ「」ズバーン

美嘉「これで、ターンエンド★」

コナミ(危ない……相手のもう一枚の手札が黒槍のブラストだったら終わってたな)

美嘉「何とかこのターンは凌いだみたいだけど、これでアンタのフィールドはゼロになった!」

美嘉「次のターンで、終わりにしてあげる!」

コナミ「ああ、次のターンが来ればいいけどな」

美嘉「えっ?」

コナミ(漆黒のホークジョーを中心に据え、黒い旋風と星影のノートゥングの手数で圧倒する……)

コナミ(クロウの速攻戦術が、ここではこんな形で進化している)

コナミ(面白い……)

コナミ(やっぱりこういうヤツとのデュエルが、一番面白い!)

コナミ「行くぜ……俺の!」


コナミ「ターン!」手札2


美嘉「…………!!」

コナミ「俺が引いたのは……風竜星-ホロウ!」


《風竜星-ホロウ/Pulao, Wind of the Yang Zing》 †

効果モンスター
星1/風属性/幻竜族/攻 0/守1800
「風竜星-ホロウ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「風竜星-ホロウ」以外の「竜星」モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。
自分フィールドの「竜星」モンスターのみをS素材としてS召喚する。
(3):このカードをS素材としたSモンスターは、魔法カードの効果を受けない。

ホロウ 攻0


美嘉「また竜星……!」

美嘉(ううん、まだ何か!)

コナミ「そして永続魔法……竜星の気脈を発動!」


《竜星の気脈/Yang Zing Prana》 †

永続魔法
(1):自分の墓地の「竜星」モンスターの属性の種類の数によって以下の効果を得る。
●2種類以上:自分フィールドの「竜星」モンスターの攻撃力は500アップする。
●3種類以上:自分フィールドの「竜星」モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードを墓地へ送る事ができる。
●4種類以上:相手はモンスターをセットできず、
相手フィールドの表側表示モンスターは全て攻撃表示になる。
●5種類以上:このカードを墓地へ送って発動できる。
フィールドのカードを全て破壊する。

コナミ「竜星の気脈は、墓地の竜星の属性の種類に応じて効果が増えていくカード!」

コナミ「今俺の墓地にいるのは、光のリフン、闇のガイザー、炎のシュンゲイ、地のヘイカン、そして水のビシキ!」

コナミ「属性の種類が5種類以上なら、このカードを墓地へ送る事で、フィールドのカードを全て破壊する事ができる!」

美嘉「はああっ!?」

美嘉(ここに来て、フィールドリセット……!?)

美嘉(この為にあの時ガイザーを……!)


コナミ「いけぇえーー!!」


竜星達「グオオオオオオオオオオオッ!!!」


ドガアアアアアアアアアアアアン……!!!!


美嘉「う、そ……」

コナミ「そしてホロウの効果発動!破壊された時他の竜星を呼び出す!」

コナミ「さらに、俺は墓地のリフンの効果も併せて発動する!」

コナミ「墓地のリフンはフィールドの竜星が破壊された時、特殊召喚できる!」


リフン 守0


コナミ「そしてホロウの効果!俺が呼び出すのは、炎竜星-シュンゲイ!」


シュンゲイ 攻1900


コナミ「レベル4のシュンゲイに、レベル1のリフンをチューニング!」

コナミ「現れろ……その躍動感あふれる剣撃の魂!」

コナミ「シンクロ召喚!HSR!チャンバライダー!」


《HSRチャンバライダー》 †

シンクロ・効果モンスター
星5/風属性/機械族/攻2000/守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分は「HSRチャンバライダー」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
(2):このカードが戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。
このカードの攻撃力は200アップする。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、
除外されている自分の「スピードロイド」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

チャンバライダー 攻2000


コナミ「チャンバライダーは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる!」

コナミ「更にこのカードは、戦闘を行う度に自分の攻撃力を200ポイントずつ上げる!」

美嘉(そっか、あのアタシのターンでブラックローズの効果を発動してたらこのコンボは使えなかった……)

美嘉(そこまで考えてたって訳……だけど!)

美嘉「それで2回攻撃したとしても攻撃力の合計は4600!まだアタシのライフは残る!」

コナミ「いいや、これで終わりだ」

美嘉「何で!」

コナミ「シンクロ素材にしたシュンゲイの効果で、攻撃力が500上がってるぜ」


美嘉「あ」


美嘉「……マジ?」

コナミ「マジ」


チャンバライダー「ウンウン」コクコク 攻2000→2500

コナミ「バトルフェイズ、チャンバライダーで攻撃!」


チャンバライダー「オオオオオオオオオオオッ!!」


ズバッ!


美嘉「くぅっ……!」LP2100

コナミ「これで……終わりだ!」


ズバアアアァァァン……!!


美嘉「うああああああああっ!!」LP0  ピー

またまた短いですが、今回はここまでにします。

読んでくださった方、ありがとうございました。


デレステ楽しすぎてSS進まないんじゃ^~

美嘉「あーあ……負けちゃった」

コナミ「いや、やられたよ、あんな方法でリクルート効果を破ってくるなんてな」

美嘉「……それ、勝った方が言うセリフ?」

コナミ「いいや、正直危なかった……お前、やっぱ強いんだな」

コナミ「久しぶりにいいデュエルが出来た、礼を言うぜ」

美嘉「……ぷっ」

コナミ「ん?」

美嘉「あははっゴメンゴメン、でもこっちから喧嘩売ったのにそんな爽やかな事言っちゃうからさ」

美嘉「莉嘉が言ってた通りの人なんだなーって思っちゃった」

コナミ「喧嘩……?ああ、俺を潰すってヤツか?」

美嘉「うん……でも潰してやろうなんて嘘、大体アンタに勝ったとこでアイドルには関係ないし」

美嘉「莉嘉がやたらアンタの事気に入ってたから、ちょっとちょっかいかけてやろうと思ったの」

美嘉「それに、アンタが本当に噂のデュエリストなら、こんなチャンス滅多にないじゃん?」

美嘉「だから今のアタシがどれ位通用するか、知っておきたかったんだ」

美嘉「……ごめんね、何か試すような事しちゃってさ」

コナミ「いいや、お前みたいなヤツとのデュエルはいつでも大歓迎だ」

コナミ「またデュエルしようぜ、今度はお互い本気でな」ニッ

美嘉「うんっ、喜んで★」ニコッ

美嘉(本気で、ね……そーいう事も分かっちゃうか)

美嘉「……あ、そうだ」

コナミ「何だ?」

美嘉「ねぇ……莉嘉、ちゃんとうまくやれてる?」

コナミ「莉嘉、か?」

美嘉「ほら、あの子アタシがきっかけでこの業界に入った訳だし」

美嘉「何か背伸びして無茶したりしてないかなーなんて思ってさ」

コナミ「……心配か?」

美嘉「うん……最近、仕事も忙しくなって一緒に居てあげられる時間も少なくなってきたしさ」

美嘉「嫌な事ばっかりでへこたれてないかなって……」

コナミ「……大丈夫だ、アイツなら楽しんでアイドルやってるよ」

美嘉「ほんと?」

コナミ「あぁ……確かに、アイドルの仕事に対してプレッシャーを感じてた時もあった」

コナミ「お前みたいな、カッコいいアイドルにならなくちゃいけないってな」

美嘉「莉嘉が……そんな事……」

コナミ「でも、今は違う」

コナミ「今のアイツは、自分らしいアイドルの形を磨こうとしてる」

コナミ「アイツなりのやり方で、お前を目指している」

コナミ「……だから安心しな、莉嘉はよくやってる」

コナミ「優秀なプロデューサーもついてるしな」ニッ

美嘉「……そっか、莉嘉、ちゃんと頑張ってるんだ」

美嘉「アタシを目指して、か……ふふっ、生意気なんだから」

美嘉「ありがとね、莉嘉の事支えてくれて」

コナミ「俺は、デュエル教えてるだけだぜ?」

美嘉「それでも、ありがと」

美嘉「莉嘉の先生が変なヤツだったらどうしようかと思ったけど」

美嘉「……うんっ、何か安心したっ」

美嘉「あんな子だけど、これからもよろしくね?」

コナミ「おう」

コナミ「……って、俺って変なヤツだと思われてたのか?」

美嘉「あ、ううん!莉嘉ったらアンタの事、結構面白おかしく言ってくる事もあるからさ」

美嘉「何かデュエルの事しか考えてないデュエルの鬼とか、デュエルしてなかったら死んじゃうとか」

コナミ「……流石にそんな事はねーよ」

美嘉「だよねー!ホントあの子ったら大げさに言い過ぎるんだから……」



美嘉「挙句の果てにアンタが異世界から来たなんて言うんだもん、アタシもう笑っちゃって……」


コナミ「いや、それは本当なんだけど」



美嘉「……へ?」

…………
………
……


ブオーン…



幻竜星-チョウホウ「出番なかったお(´・ω・`)」



美嘉「デュエルしてる時は気にもしてなかったけどさ」

美嘉「マジでただのカードが実体化してるじゃん……」

コナミ「ああ、この世界にはこういうの無いみたいだな」

美嘉「それにデュエルディスクもアタシ達のとは違うみたい」

美嘉「何か虹色の光みたいなのがキラキラしてて、ちょっとキレイかも……」

美嘉「……ていうかアンタ、そんな状況で呑気にデュエル教えてていい訳?」

コナミ「そうするしかなかったんだよ、周りに知ってるもんなんて何もなかった」

コナミ「でも、デュエルモンスターズだけはここにもあった」

コナミ「だからデュエルに関わっていれば、いつか手がかりも見つかるんじゃないかと思ったんだ」

美嘉「それでCGプロでデュエル教えてるって訳か……」

コナミ「ああ、運よく卯月やPさんに出会えてよかったよ」

コナミ「……ま、そうは言っても帰る手がかりなんてまだ見つかって無いんだけどな」

美嘉「ふーん……何か大変な目に合ってんだねー」

美嘉「でも、おかげでカワイイ女の子が沢山の事務所に入れたじゃん★」

コナミ「そうか?でもなぁ……」

美嘉「ん?何か不満なの?莉嘉に言いつけちゃおっかなー?」

コナミ「いいや、最近強い相手に巡り合えてないからさ」

美嘉「強い相手って……デュエルの?」

コナミ「ああ……アイツらにデュエル教えるのはいいけど、やっぱデュエルってのは自分でやるのが一番だろ?」

コナミ「……だから、元のデュエル漬けの日々が恋しくなってきちまってな」

コナミ「さっきまでだって、どっかに強いデュエリスト落ちてねーかなって思ってたとこだったし……」

美嘉(あ、あれ……莉嘉が言ってた事、あながち間違ってないんじゃ……)

コナミ「せめて、知ってるヤツが居れば……」

美嘉「そっか……まぁ確かに知らない場所で1人じゃ心細いかもね」

コナミ「俺の仲間がここに居れば状況は違ったんだろうけどな」

美嘉「アンタにもいるんだ、そう言うマブダチってヤツ」

コナミ「……あぁ」

コナミ(遊星や皆の事……今は信じるしかないもんな……)

美嘉「だよねぇ、友達とか居ればちょっとは心強くは……」




美嘉「……友達?」




コナミ「どうかしたか?」


美嘉「異界から来た……友のため……」


コナミ「?」

美嘉「ねぇ、アンタの世界ってやっぱデュエル強い人多いの?」

コナミ「あ、ああ、そりゃあ強いヤツなんてゴロゴロいるけど……」

美嘉「…………」

コナミ「……美嘉?」


美嘉「……アンタの知り合い」




美嘉「ひょっとしたら、この世界に来てるかも」




コナミ「……何!?」

ここで切ります。

読んでくださった方、ありがとうございました。

…………
………
……



裕子「むむむ……むむむむむ……!」

李衣菜「……どう?」

裕子「み、見えました……!」

裕子「ズバリ!伝説の黒石ですっ!」

李衣菜「…………」ペラリ


《伝説の黒石/The Black Stone of Legend》 †

効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
「伝説の黒石」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。
デッキからレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分の墓地のレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。


裕子「や……やった!やりました!」

李衣菜「おおー!とうとう成功!」




李衣菜「……4回目だけど」

裕子「うぅ……それは言わないでください……」

李衣菜「でもすごいじゃん!こないだやった時は全然成功しなかったのにさ!」

裕子「そうですっ!ユッコのサイキックパワーは日々進化してるんですよ!」エッヘン

裕子「この調子で行けば、サイキックドローでデュエルだって勝ちまくりですっ!」

李衣菜「あはは、それならもっと練習しないとね」

裕子「えへへ……そうですね」

裕子「あ、そういえば李衣菜ちゃんはギター弾けるようになりましたか?」

李衣菜「う……」ギクッ

裕子「確か、次会う時にギター聞かせてねって……」

李衣菜「ほ、ほら!今日はギター持ってきてないし!いやー、お披露目できなくて残念だなー」メソラシ

裕子「なるほどー……あ!それなら今練習してる曲の事とか教えてくださいよ!」

李衣菜「うえっ!?え、えーと……」

裕子「え……李衣菜ちゃん、まさか……」

李衣菜「あ、あはは……」

裕子「……ふーん、私には練習しろーなんて言っておきながら」

裕子「自分はギター全然弾けないんですね」ジトー

李衣菜「ぜ、全然弾けないとは言ってないじゃん!」

裕子「じゃあどれ位弾けるんですか?」

李衣菜「その……今はコードの練習してるとこで……」ゴニョゴニョ


2人「「…………」」


裕子「……お互い、本物になるにはまだまだ頑張らなきゃ、ですね」

李衣菜「……そだね」

李衣菜「それにしても、ユッコがあの城ヶ崎美嘉と同じ事務所だなんて思わなかったなぁ」

裕子「李衣菜ちゃんは、あの島村卯月ちゃんと同期なんでしたっけ?」

李衣菜「まぁ、入るタイミングは皆の中で一番遅かったんだけどね」

李衣菜「だけどそれでDLCに優勝しちゃうんだもん、やっぱすごいなって思う」

裕子「あはは……近くにすごい人がいると、不甲斐なさにヘコんじゃうな……」

李衣菜「うん……でも、私にもチャンスがあるんだって気もしてるんだ」

裕子「え?」

李衣菜「ほら、卯月ちゃんだって、元は私と同じところからスタートだった訳だし」

李衣菜「もし、私と卯月ちゃんで違うとこがあるんだとしたら……」

李衣菜「どんな形だって、自分の信じる事に向かって進んでいく事……忘れてなかったんだと思う」

裕子「信じる事に、向かって……」

李衣菜「……前までの私は、ただ憧れてるだけだった」

李衣菜「憧れてるだけで、私が目指すものに向かってく事、忘れてたんだ」

李衣菜「でも今は違う、だって……なりたいものに向かって頑張る事が大事だって事……」

李衣菜「あの時、ユッコが気づかせてくれたからさ」

裕子「李衣菜ちゃん……」

李衣菜「だから今なら胸張って言えるよ!」

李衣菜「いつか卯月ちゃんに追いついて、私のロックを皆に伝えてやるんだって!」

李衣菜「あの時、ユッコに会えたから……そう言えるようになったんだ」

李衣菜「……だからありがとね、ユッコ」

裕子「…………!」

裕子「も、もうっ!そう改まってお礼言われると照れちゃうじゃないですか!」

裕子「……でも、そうですよね」

裕子「私、どうかしてました……ヘコんでる場合じゃない、ですよね!」

李衣菜「うん!その意気!」

裕子「えへへ、今度は私が李衣菜ちゃんに元気もらっちゃいましたね……」

裕子「……あ、でもギター弾けないのは流石にないかなーって思います」

李衣菜「ちょ、ちょっと!まだそれ言う!?」

裕子「もちろんですっ!ギターって言えばロックの基本みたいなもんじゃないですか!」

裕子「これじゃ私が一歩リードみたいですね!」

李衣菜「わ、私のロックは、音楽だけに留まらないの!」

裕子「ほう、例えば?」

李衣菜「例えば……そう、デュエルだってロックに決めちゃうんだから!」

裕子「……デュエル、ですか」

李衣菜「うん、私のロックなソウルを体現したデュエルで、いつか見てる人を熱くするんだ!」

裕子「…………」

李衣菜「ユッコ?」

裕子「……李衣菜ちゃん、ちょっと私とデュエルしてみませんか?」

李衣菜「え?今から?」

裕子「ロックとサイキック、確かに比べようがないかもしれません」

裕子「でも、アイドルとして前に進もうとしてるなら、デュエルは避けて通れません!」

李衣菜「なるほど……そういえば初めて会った時も、2人共負けてヘコんでたっけ」

裕子「はいっ!だから、お互いあの時からどれ位前に進めたか、一度コレで確かめてみませんか?」

李衣菜「……へへ、面白いね」

李衣菜「売られたデュエルは買わなきゃ……ロックじゃないよね!」スッ

裕子「ふっふっふ、そうこなくちゃ!」

裕子「ユッコのサイキックデュエル……とくとお見せしましょう!」スッ



李衣菜「勝っても負けても、恨みっこ無しで!」


裕子「もちろんですっ!」



李衣菜「よーっし、それじゃ早速!」





李衣菜裕子「「デュエ……!」」




美嘉「はーい、ストップ」

李衣菜「へっ?」

裕子「み、美嘉ちゃん!?」

李衣菜「城ヶ崎、美嘉……さん?」

美嘉「どもどもー★何かウチのユッコがお世話になっちゃってるみたいで」

李衣菜「は、はぁ……」

裕子「美嘉ちゃん、何でここに?撮影はもう終わってるんじゃ……」

美嘉「何でって、アンタがいつまで経っても戻ってこないからじゃないの」

美嘉「もしかして……この後も仕事入ってるって事、忘れてない?」

裕子「え?……はっ!そ、そうでした!」

美嘉「あのねぇ……この撮影だって遅刻しそうになったみたいじゃん?」

美嘉「いい?アイドルの仕事ってのは、スタッフさん無しじゃ成り立たないんだから遅刻とか絶対ダメ!」

美嘉「ユッコはこれからどんどん仕事入ってくんだから、その辺ちゃんと気にしないと……」くどくど

裕子「あうぅ……ごめんなさい……」

李衣菜(ゆ、ユッコが説教されてる……)

李衣菜(聞いてた通り、美嘉さんって真面目な人なんだなぁ)

コナミ「思ったより、しっかりしたヤツだよなー」

李衣菜「はい……」

李衣菜「……えっ!?」

コナミ「よっ」

李衣菜「こ、コナミさん!?何でここに!?」

コナミ「ああ、社長にお前の様子見て来いって言われたんだよ」

美嘉「あぁ、ごめんね?せっかく来てたのを、ちょっとアタシが引き止めちゃってさ」

美嘉「それで、李衣菜ちゃんだっけ?悪いけど、ユッコとのデュエルはまた今度って事で★」

裕子「うぅ……残念です」

美嘉「あはは、頑張ってればまた会えるって、同じアイドルなんだし★」

美嘉「そういう事で、まぁ莉嘉によろしく言っといてよ、あとそっちのプロデューサーさんにも」

李衣菜「は、はいっ!」

美嘉「それからアンタも、今日はありがとね★」

コナミ「おう」

コナミ「……さっきの件、よろしく頼む」ボソッ

美嘉「……うん、任せといて」ヒソッ

李衣菜「?」

美嘉「それじゃ行こっか、ユッコ」

裕子「うんっ、李衣菜ちゃん、ばいばいっ!」

李衣菜「あ、うん!デュエルはまた今度ね!」

裕子「はいっ、今度必ず!負けませんよ?」

李衣菜「へへ、こっちこそ!」

…………
………
……


コナミ「……アイツ、成長してたか?」

李衣菜「はい……へへ、また会えてよかったです」

コナミ「フフ、そうか……負けんなよ?」

李衣菜「も、もちろんです!」

コナミ「それなら、お前もギターの練習もっと頑張らないとな」

李衣菜「う、コナミさんまで……」

李衣菜「……あ!それはそうと、美嘉さんとなんていつ知り合ったんですか?」

コナミ「ああ、あっちが莉嘉から俺の事聞いてたみたいでさ」

コナミ「それで、さっき控え室で軽く手合わせしたんだ」

李衣菜「手合わせって……あの美嘉さんとデュエルですか!?」

コナミ「おう、まぁスパーリングみたいなもんだったけどな」

コナミ「でも聞いてた通りいいデュエルの腕だ、また手合わせしたいもんだな」

李衣菜「へぇー……それで、今美嘉さんと何の話を……」

コナミ「ん?……あぁアレか、別に大した事じゃないよ」

李衣菜「大した事ない、ですか……その割には」

コナミ「李衣菜、余計な詮索するヤツは、ロックとは言えないぞ」

李衣菜「む……とりあえずロックって言っておけば私が納得すると思ってません?」

コナミ「……さて、お前はこれからどうすんだ?」

李衣菜「あ!はぐらかしたって事は!」

コナミ「はいはい悪かったって……それで?」

李衣菜「むぅ……私はまだ休憩中だったんで、これからまた撮影の続きですけど……」

コナミ「そっか、じゃあ仕事の続き、ちゃんと頑張れよ」

李衣菜「え?コナミさんは……」

コナミ「ああ、俺はもう帰るぜ」

李衣菜「……あの、社長から様子を見るように頼まれてたんですよね?」

コナミ「おう、様子なら今見たからな」

李衣菜「えぇ……何しに来たんですか……」

コナミ「俺も見てやりたいのはやまやまなんだよ、でも状況が変わったんだ」

李衣菜「状況?」

コナミ「ああ」



コナミ「明日はちょっとばかり、忙しくなりそうだからな」



今回はここまでです。

デレマスアニメはとうとう終わりを迎えてしまいましたが
こちらの方は未だ終わりが見えそうにありません。

長い間お付き合い頂いている方がもしいらっしゃれば、頭が上がらない思いです。
これでもちゃんと最後まで書ききる気持ちだけはあるので
お暇つぶしにでも使っていただければと思います。


それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

…………
………
……


翌日 事務所



未央「いやぁー、事務所に全員集合なんて久しぶりだね!」

莉嘉「うんうん!皆最近お仕事で忙しかったよねー☆」

未央「特にしまむーなんか、最近テレビで見ない事なんてないし!」

卯月「でも、自分がテレビに映ってると、何だか変な感じです……」

未央「そんな事ないって!さっすが、私達のしまむーって感じ!」

卯月「えへへ……それにしても、今日は何で集められたんでしょう?」

楓「何でも、社長から私達に話があるって聞いたけど……」

李衣菜「わざわざ集める位だし、結構大事な話なのかな?」

智絵里「うん、悪い話じゃなければいいな……」

未央「大丈夫だってちえりん、ほら!しまむーのDLC出場が決まった時もこんな感じだったし!」

未央「ね、コナミん!」

コナミ「…………」

未央「コナミん?おーい」

コナミ「ん……ああ、そうだな」

未央「?」


ガチャッ


アイドル達「!」

モバP「……皆、揃っているな」

アイドル達「おはようございますっ!」

社長「うん、皆おはよう」

未央「プロデューサー、今日私達が集められたのって……」

モバP「それはこれから説明する……社長、お願いします」

社長「うむ……まずは、島村卯月君」

卯月「は、はいっ!」

社長「DLC以降の君の活躍、私の耳にも入っているよ……よく頑張っているようだね」ニコ

卯月「あ、ありがとうございますっ!」

社長「うむ……もちろん他のアイドル諸君の仕事ぶりも、彼からよく聞いているよ」

社長「それぞれ与えられた仕事、立派にこなしてくれているようだね」

社長「ファンも徐々にではあるが増え続けている、大変喜ばしい事だ」

未央「いやぁ、そこはやっぱりしまむーという出世頭のおかげで……」

社長「そんな事は無い、注目度が上がったのは確かに島村君の活躍があった事も大きいだろう」

社長「しかし、それだけで君達の人気が上がる訳ではない」

社長「いくら観衆の目に触れようと、実力が伴わなくては彼らに魅力を伝える事は出来まい」

社長「この人気は、これまでの君達の培ってきた努力が認められたからだと、確信しているよ」

莉嘉「えへへ……」

李衣菜「な、何だかこうやって褒められるとくすぐったいね……」

社長「ふふふ……さて、本題はここからだ」

社長「諸君には、これまで個々の力を磨いてもらって来た」

社長「ステージでの表現力、パフォーマンス……もちろん、デュエルの腕も大分力を付けた事だろう」

社長「しかし、もちろんここで満足すべきではない」

社長「君達の進むべきトップアイドルへの道……それはまだこれからも続いていく」

社長「それを駆け上がっていくため、君達は次の戦いのステージへ向け、準備を進める段階に入らなくてはならない」

社長「君達が一丸となって、来たる総力戦を戦いぬく為の準備、をね」

楓「総力戦……?」

莉嘉「……あ!」

智絵里「それって、もしかして……!」

社長「そう、この度我がCGプロダクションは……!」


社長「DAGP……デュエルライブ・オールスターグランプリへの参戦が認められた!」


アイドル達「!!」

李衣菜「嘘……!」

卯月「ほ、ホントですか!?」

莉嘉「Pくん!ホントに出れちゃうの!?」

未央「私達が、DAGPに……!」

コナミ「DAGP?」

社長「……DLC、デュエルライブカーニバルが新人アイドルによる個人戦だとすれば」

社長「これはプロダクション単位で争う、まぁ言ってみれば団体戦の様なものだ」

モバP「しかし、全部のプロダクションが参加できる訳じゃない」

モバP「その年の実績なんかを考慮して、運営委員会が出場プロダクションを選抜する……俺たちは今回それに選ばれたって事だな」

社長「当然、大会規模はDLCの比では無い」

社長「大会は予選、本選に分かれており、予選トーナメントを勝ち抜いた8つのプロダクションが本選へ進む」

社長「そこからさらに本選トーナメント、まさにその年での最強のプロダクションを決める戦いと言っていいだろう」

社長「そして優勝すれば前年度の勝者……つまり」



社長「女王、765プロダクションへの挑戦権を得る……!」

楓「765プロ……!」

卯月「私達が、春香さん達と……!」

莉嘉「おおー……!」

未央「て事は……ふっふっふ、いおりんにリベンジする時が来たって訳だね!」

李衣菜「未央、流石に気が早すぎるって」

智絵里「でもすごい……本当に私達がDAGPに……」

未央「だから言ったじゃん!これまでずっと頑張ってきたんだし、悪い話なんてないって!」

未央「ねっ、プロデューサー!」

モバP「…………」

智絵里「プロデューサー、さん……?」

社長「……今日の話には、まだ続きがある」

未央「え?」

社長「予選トーナメントだが、実は既に詳細が発表されている」

社長「まず、予選は各ブロック8つのプロダクションがトーナメントで争い、優勝したプロダクションが本選に進出する事になる」

李衣菜「8組でのトーナメントって事は……3回勝てば本選行きって事かぁ」

モバP「ああ、そしてこの予選トーナメント……少し変則的な方式を取っている」

モバP「1戦毎にルールが変わるんだ」

智絵里「ルールが、変わる……?」

モバP「そう、具体的に言うと、1回戦が1チーム3人のユニット戦、2回戦がタッグデュエル……」

モバP「そしてトーナメント決勝が1回戦と同じくトリオユニットで争う事になる」

モバP「つまり、1つのプロダクションから3つユニットを作り、1回ずつ戦っていくんだ」

未央「なるほど……プロダクション同士って言っても、ユニット単位でデュエルするんだね」

李衣菜「1回戦のユニットが負けちゃったら、後の2組が戦う事無く終わり、か……厳しいね」

モバP「ああ、そういう問題もあるな」

莉嘉「"も"?」

卯月「この他にもルールがあるんですか?」

未央「……え?ちょっと待って」

未央「3人のユニット2組にタッグが1組って事は……」

李衣菜「3+3+2……全部で8人って事、だよね……?」

卯月「……あっ」

社長「……そう、今のCGプロダクションの所属アイドルは6人」

モバP「俺たちが予選をフルメンバーで戦い抜く為には」




モバP「……所属アイドルが、後2人足りない」

毎度毎度、短いですがここまでです。

読んでくださった方、ありがとうございました。

李衣菜「2人足りないって……」

未央「それじゃ私達……DAGPには出られないって事!?」

社長「まぁまぁ、話を最後まで聞いてくれたまえ」

社長「人数が足りなくて出られないなら、そもそも我々の参戦は認められないよ」

未央「あ……そ、そっか……」

智絵里「でも、それじゃあ6人でどうやって……」

社長「うむ……まずタッグデュエル、これは2人揃わなければ話にならない」

楓「タッグデュエルに一人だと、戦術が統一されてむしろ戦いやすくなってしまうものね」

モバP「そう……しかしトリオユニット戦は、勝ち抜き戦の方式を取っているんだ」

卯月「勝ち抜き……?」

モバP「そう、ユニット戦と言っても、基本的にデュエルは1対1、互いのユニットから1人を出して行うんだ」

モバP「1人4000のライフを持ち、ライフが0になった場合、次のプレイヤーがフィールドのカードを引き継いでデュエルを続ける」

モバP「それを繰り返して、相手を全員倒せば勝ちって事」

李衣菜「おおー、何かアニメの5D'sみたいだね」

コナミ「っ!」ビクッ

楓「ふぁいぶでぃーず?」

莉嘉「あ、知ってる!デュエルモンスターズのアニメでしょ?バイクに乗るやつ!」

モバP「李衣菜はいっつも形から入るからな」

李衣菜「う……い、いいじゃないですか別に!」

社長「はっはっは、まぁそれは一先ず置いておくとして、だ」

社長「この勝ち抜きというルールに、我々が付け入る隙があるんだ」

智絵里「……!そっか……勝ち抜きって言う事は……!」

社長「そう、こちらの3人目に回る前に相手の3人目を倒してしまえば」

モバP「こちらが3人である必要はなくなる、という事になるな」

李衣菜「……なるほどね、6人で勝ち上がる為には」

未央「トリオユニットに2人で勝たなきゃいけないって事かぁ……」

社長「うむ、まずタッグチームに関しては、高垣君と緒方君のキルシュでほぼ決定だろう」

未央「残ってるメンバーは私にしまむー、リーナに莉嘉ちーの4人……」

李衣菜「私達で2チームに分かれるって訳だね」

社長「前回も、我々と同じように8人未満でエントリーしたプロダクションがいくつかあったようだが」

社長「その中で本選へ進めたプロダクションは無かった」

社長「……数的なハンデを背負っている以上、厳しい戦いになるのは間違いないだろう」

李衣菜「3回中2回がハンデ戦って事だもんね……」

莉嘉「あーあ、凛ちゃんが戻ってきてくれたらなぁ……」

智絵里「り、莉嘉ちゃんっ……」

莉嘉「あっ……!」


卯月「…………」


莉嘉「ごめん、なさい……」

卯月「ううん、気にしないで」

卯月「私は……もう、大丈夫ですから」ニコッ

モバP「…………」


卯月(凛ちゃん……)



……卯月

またやろう、デュエル



卯月(どうして……アイドル辞めちゃうなんて……)

未央「……うん、状況は分かったよ」

モバP「未央?」

未央「要は、予選を突破できるかは、私達がどれだけ強くなれるかにかかってるって事、だよね」

卯月「未央ちゃん……」

モバP「……そうだな、トリオユニット戦に負担がかかる以上」

モバP「タッグユニット以外の4人……特に李衣菜と未央はまだデッキを模索中だったな」

モバP「お前らの力がどれだけ伸びるか、それがカギになってるのは確かだ」

未央「そっか……うん、安心した!」

モバP「えっ?」

未央「いやー!だって2人足りないなんて言うんだもん!てっきり戦えないで終わっちゃうと思ったからさ」

未央「でも、例え数のハンデがあったって、上に行けるチャンスがあるんだったら」

未央「私、やってみたい……挑戦してみたい!」

李衣菜「……へへ、確かに」

李衣菜「こういう逆境を乗り越えてこそ、ロックって感じがするよね!」

莉嘉「アタシだって、お姉ちゃんに負けてないってとこ、見せちゃうから!」

楓「ふふっ、私達も忘れちゃ……めっですよ?」

智絵里「はいっ、あの、タッグデュエルなら、任せてくださいっ」

卯月「わ、私も……私も一杯、頑張りますっ!」

社長「……フフフ、どうやら我々の心配は杞憂に終わりそうかな?」

未央「うん!杞憂にしてみせる!」

李衣菜「任せといて、プロデューサーさん!」

モバP「……正直、お前ら2人が一番心配なんだがなぁ」

李衣菜「ちょっ!」

未央「そこは激励するとこじゃんっ!」

モバP「ははは、悪かった……でも、俺も安心したよ」

モバP「……今度は、皆で勝ちに行こう」

アイドル達「はいっ!」

社長「さて!それではネガティブな話題はこの辺でおしまいにして……」

社長「最後に、いい話を一つしておこうかな」

卯月「いい話?」

社長「うむ、これはまだ確定ではないんだが……」

社長「ひょっとしたら、君達が背負うハンデが無くなるかもしれない、という話だ」

未央「えっ!?そ、そんな話あるの!?」

智絵里「そ、それって……」

モバP「実はDAGPに向けて、新しいアイドルをスカウトしてるところなんだ」

李衣菜「ホント!?」

未央「おお!新メンバーだね!」

莉嘉「ねぇねぇ、何人来るの?どんな子?」

モバP「い、いや、まだ正式に返事をもらえてる訳じゃないんだ」

モバP「何人か見所のある子に声を掛けてはいるんだがな……」

未央「むぅ、そっか……」

楓「でも、このタイミングでスカウト出来たとして、予選に間に合うかしら……?」

社長「うむ、DAGP予選までにはまだ時間はある」

社長「本人次第な部分もあるが、本番までには十分モノになるだろう」

社長「まぁ、そこは優秀なトレーナー陣に期待といったところかな」

コナミ「…………」

未央(コナミん……?)

社長「それでは、私からの話は以上だ……君達の健闘、心から祈っているよ」

李衣菜「DAGP、か……」

未央「あんな事言った以上、気合い入れてかないと……」

李衣菜「うん!早いとこ、デッキを完成させなきゃ!」

未央「よーっし、そうと決まれば……コナミん!」

コナミ「……ん?」

未央「最近仕事ばっかりで、デッキの事見てもらってなかったでしょ?」

未央「久しぶりにデュエルしようよ!私もちょっとは強くなってると思うからさ!」

李衣菜「あ、私も!久しぶりにデッキ、見てほしいな」

コナミ「あぁ……悪い、今日はダメなんだ」

未央「え?」

李衣菜「何で……」

コナミ「これからちょっと用事入ってるんだよ」

未央「でも、ちょっと位なら……」

コナミ「いや、もう出なくちゃいけない……約束の時間に遅れちまう」

コナミ「ごめんな、また今度デュエルしようぜ」

未央「う、うん……」

智絵里「行っちゃった……」

未央「怪しい……」

卯月「未央ちゃん?」

未央「だって今日のコナミん、絶対おかしいよ」

未央「社長が話してる時も、何か上の空だったし」

未央「それにあのDAGPに出れる事になったんだよ?」

未央「デュエルの大舞台だって言うのに、何か反応薄くなかった?」

楓「確かに……人数が足りないなら俺が出る!位言いそうね……」

李衣菜(な、無いと言いきれないのがまた……)

未央「オマケに、せっかくデュエルしようって言ったのに他の事優先しちゃうなんて……」

莉嘉「随分急いでた感じだったよねー」

智絵里「大事な用事でもあったのかな……」

未央「あのコナミんに、デュエルよりも大事な用事なんてあると思う?」

卯月「う、うーん……そう言われると……」

李衣菜「でもさ、最近元の世界に帰るために、いろんなとこ探してるって聞いたよ?」

智絵里「うん……早くおうちに帰る方法、見つかるといいけど……」

未央「そりゃあもちろん分かってるよ、でも今回は多分違うと思う」

李衣菜「違うって、どうして?」

未央「コナミん、最後に何て言ったか覚えてる?」

未央「『約束の時間に遅れる』って言ったんだよ」

莉嘉「約束の時間って事は……」

楓「これから、誰かと会う約束をしているって事ね」

李衣菜「……あ」

智絵里「李衣菜ちゃん、どうしたの?」

李衣菜「ねぇ、今思い出したんだけどさ、そういえば昨日……」

…………
………
……


アイドル達「ええーっ!?」



卯月「こ、コナミさんが、あの城ヶ崎美嘉ちゃんと!?」

莉嘉「お姉ちゃん、そんな事一言も言ってなかったのに!」

楓「あらあら~、隅に置けないじゃない?」

未央「それで、どうなったの?」

李衣菜「いや、昨日はデュエルしただけで、他には何もなかったんだけどさ」

李衣菜「別れ際に、コナミさんが美嘉さんに何か話してたんだよね」

智絵里「何の話だったのかな……」

李衣菜「聞いてみたんだけどはぐらかされちゃって……」

未央「ふむ……これは一気にきな臭くなってきたね」

莉嘉「どういう事?」

未央「そんなの決まってるじゃん」

未央「今をときめくカリスマギャルとの出会い」

未央「そのカリスマギャルと内緒のお話」

未央「何かに気を取られてうわの空のコナミん」

未央「そして、約束の時間……」

未央「これらの符号が示すもの……それは」

卯月「ま、まさか……!」



未央「これは……直接、確かめる必要がありそうだね……」

…………
………
……


その後……


コナミ「…………」


未央「ほう、噴水前とは……またベタな待ち合わせ場所ですなぁ」

卯月「み、未央ちゃん、やっぱり尾行なんて止めた方がいいですよ!」

卯月「ひょっとしたら、私達に見られたくない事かもしれませんし……」

未央「と言いつつ、気になって付いてきてしまうしまむーなのであった……」

卯月「だ、だってぇ……」


未央「まぁまぁ、よからぬ事が起きないかチェックするだけだからさ」

未央「えーっと……ターゲットは噴水前にて誰かを待っている模様」

未央「現在動きは無し、引き続き監視を続ける」

李衣菜「……未央、何か楽しんでない?」

未央「とんでもない!そりゃあコナミんが誰と会おうと勝手だけどさ……」

未央「今回は相手が相手じゃん!あの城ヶ崎美嘉じゃん!」

李衣菜「まぁ、そうと決まった訳じゃないけどね……」

未央「ふーん、それじゃあリーナは何で付いてきてるのかな?」

李衣菜「そ、それは……やっぱり何ではぐらかされたのか気になるし」

未央「とにかく、もし、仮に、万が一コナミんと美嘉ちゃんがくっついてたとしたら」

未央「もしばれたりなんかしたら、スキャンダルなんてもんじゃないじゃん!」

未央「これは私達、ひいてはCGプロダクションを守る為に私達に課せられたミッション……」

未央「レッスンで来られないちえりんやかえ姉さま、それに莉嘉ちーの為にも」

未央「私達には真実を確かめる義務があるんだよ!」クワッ

李衣菜(み、未央……)

卯月(「面白そう」って、思い切り顔に書いてます……)

未央「それにさ……」

卯月「それに?」

未央「すぐそこにカワイイ女の子達が選り取り見取りだって言うのに」

未央「他所のアイドルとデートするなんて、ちょっと許せなくない?」ムスッ

李衣菜「……もしかして、それが本音?」

未央「えへへ、まぁまぁ♪そういう事で、ちょっと位弱みを握らせてもらっても……あっ!」

卯月「未央ちゃん?」

未央「み、見て!アレ!」

美嘉「おっまたせー★」

コナミ「……おう、来たか」

コナミ「悪かったな、何か巻き込んじまって」

美嘉「ふふっホントホント、まぁどっちかって言うと、アタシから巻き込まれた形だと思うけど」

美嘉「アタシも一応芸能人なんだし、こういうの見つかったらヤバいんだから感謝してよね★」

コナミ「ああ、ありがとな」

コナミ「今日は手短に済ませようとは思ってる、それで……」

美嘉「分かってるって、もうすぐ来るはずなんだけど……」

未央「おお、変装の上からでも分かるカリスマオーラ……」

卯月「本物の、城ケ崎美嘉ちゃん……」

李衣菜「それで、ホントに来ちゃったけど、どうするの?」

卯月「ま、まさかこのまま突撃する気じゃ……」

未央「いやいや2人共、ここで動くのはまだ早いよ」

未央「決定的な場面が訪れるまでは、ひとまず泳がせておいて……」


李衣菜「……えっ!?ちょ、ちょっと待って!」

卯月「!」

未央「ど、どうしたリーナ隊員!」

李衣菜「も……」



李衣菜「もう1人、女の子がきた!」



卯月「えっ!?」

未央「なっ、何ですとぉ!?」

美嘉「あ、来た来た!こっちこっちー★」

コナミ「!」


女の子「……久しいわね、妖艶なる桜姫よ」


美嘉「おっひさー★雑誌のインタビュー一緒に受けた時以来だっけ?」

美嘉「わざわざ来てくれて、ありがとね★」

女の子「フッ、造作も無い事、それで……」チラッ

美嘉「うん、そこにいる赤いのが昨日電話で話したヤツね」

女の子「ふむ……」



女の子「……邂逅の時を待つ赤き影」

女の子「妖艶なる桜姫の導きの元、我が魂を此処に呼び寄せたのは……貴方?」


コナミ「……お前が、神崎蘭子だな?」


蘭子「如何にも」



今回はここまでです。

読んでくださった方、ありがとうございました。

2週間経ってしまったので生存報告だけ

次の投下はまだ時間が掛かりそうです

気長にお待ちいただければと思います

李衣菜「ね、ねぇ!あの子って!」

卯月「確か、中二病アイドルの神崎蘭子ちゃん……ですよね?」

李衣菜「まさか2人目が登場なんて……」

未央「これは面白……いやいや、由々しき事態になったね……!」

卯月「あっ、3人で喫茶店に入っていきます!」

李衣菜「ど、どうする?」

未央「決まってるじゃん!2人共、乗り込むよ!」

卯月「えぇ~!」

未央「ここに居てもしょうがないって!全速前進DA!」





コナミ(美嘉が連れて来た、神崎蘭子という少女……)

コナミ(昨日、美嘉が話してた事が本当なら……)

――
―――
――――


>>100 の直後……


コナミ『神崎、蘭子……?』

美嘉『アンタねぇ……ちょっとは他のアイドルの事も知ってた方がいいんじゃない?』

コナミ『俺はデュエル専門なんだよ』

美嘉『まぁいっか……で、その蘭子ちゃんなんだけど、実はアタシの決勝の相手だったんだよね』

コナミ『決勝……前回のDLCか』

美嘉『そ、あの決勝は今年に負けず劣らず、接戦だったんだよ?』

コナミ『へぇ、そりゃあ生で見てみたかったな』

美嘉『えっと……それでね?そのデュエルの最中に、蘭子ちゃんがこんな事言ってたんだ』


美嘉『異界から来た友の為、決して負ける訳にはいかないって』

コナミ『異界から……』

美嘉『その時は、その言葉の意味なんて深く考えてなかった』

美嘉『ほら、蘭子ちゃんって……中二病って言うの?結構難解な言い回しするからさ』

美嘉『あの言葉も、蘭子ちゃんのキャラなのかなって思ってたんだ』

美嘉『で、DLCが終わってからは、アタシと蘭子ちゃんは一緒にお仕事する事が多くなったんだ』

美嘉『お互いファイナリストだからね、それで揃ってお仕事していく内に仲良くなっていった訳』

美嘉『まぁそれで、お互いの事を話す事も多くなったんだけどさ』

美嘉『どうもその"友"って、蘭子ちゃんのプロデューサーの事みたいなんだよね』

コナミ『プロデューサー、か……』


美嘉『うん、去年のDLCの少し前位に来た人なんだって』

美嘉『プロデュースだけじゃなくて、デュエルもその人が教えてるみたいだよ?』

美嘉『蘭子ちゃん、デュエルの事全然知らなかったけど、その人のおかげで強くなれたって言ってた』

コナミ『…………』

美嘉『実はね、今年のDLCにも蘭子ちゃんの事務所から出場者が出てるんだ』

コナミ『!……それ、本当か?』

コナミ(やっぱり、DLCに手がかりが……!)

美嘉『そう、そのプロデューサーが入ってから、2年連続でDLCに出場してるって事……それってさ』

コナミ『状況が、ちょうど俺と似てるって事か?』

美嘉『うん、まさか本当に異界……』

美嘉『アンタの世界から来た人、だったりして……』

コナミ『…………』

美嘉『……って、流石に考えすぎか!デュエルが強いプロデューサーなんて、他にも大勢いるだろうし!』

美嘉『アンタの話聞いて、アタシまで莉嘉みたいな事……』

コナミ『……いや、確かめる価値はある』

美嘉『え?』

コナミ『正直、手詰まりの状況なんだ……少しでも可能性があるなら、確かめてみたい』

コナミ『そいつのプロダクション、どこにあるんだ?教えてくれれば今すぐからでも……!』

美嘉『ちょ、ちょっと待って!ストップ!』

コナミ『どうして!』

美嘉『……それで、万が一アンタの見立てが外れてたらどうする訳?』

コナミ『そ、それは……』

美嘉『……分かった、アタシが蘭子ちゃんに話つけてあげる』

コナミ『えっ、お前が?』

美嘉『こういうのは直接確かめるよりかは、まずは周りの人から話を聞いた方がいいでしょ?』



美嘉『ま、ここはこのカリスマギャルに、任せときなさいって★』


――――
―――
――

美嘉「ねぇねぇ蘭子ちゃん、最近調子どうよ?」

蘭子「クックック……貴方が"表"の世界を治めている間、十分魔力を高める事が出来たわ」

蘭子「今こそ反逆の時!我が魔力をもって、世界を混沌に塗り潰さん!」

蘭子「桜姫よ!次の聖戦で相見える時、せいぜいその身を焼かれぬ事ね!」

美嘉「へぇー、すっごい自信じゃん?ま、次に勝つのもアタシだけどね★」

蘭子「フフフ、その余裕がいつまで……」

コナミ「……おい、今回の目的忘れてる訳じゃないよな?」

蘭子「はうっ!」

美嘉「わ、分かってるって!シリアスな話題の前にちょっと緊張ほぐそうとしただけじゃん!」

コナミ「はぁ、まあいい……そろそろ本題に入るぞ」

コナミ「蘭子って言ったよな?美嘉から俺の話は聞いてるんだろ?」

コナミ「それを聞いた上で、今日俺に会いに来ているって言う事は……」

蘭子「……如何にも、我が友の魂は元は現世のものに非ず」

蘭子「赤き影……貴方と同様、別次元より現界したものよ」


卯月「大分離れた席になっちゃいましたね……」


コナミ「――、―…」

蘭子「―――……」


李衣菜「これじゃあ、どんな話してるかも分かんないね」

未央「しまむー、コナミん、2人の事泣かせたりしてない?」

卯月「そんなにギスギスした雰囲気には見えないですけど……」

李衣菜「やっぱり、未央が期待してるような事にはなってないって」

未央「き、期待とはなんだい!失礼な!」

未央「とにかく、監視を続けるよ!」

…………
………
……


美嘉「えーっと、蘭子ちゃんの話を要約すると……」

美嘉「プロデューサーがやってきたのは大体1年ちょっと前」

美嘉「この世界とは違うところから来たのは確かだけど」

美嘉「プロデューサーはあんまり自分の話はしない、か……」

蘭子「我が友の真実は、深淵の奥に……」

コナミ「俺と同じとこから来たかは分からないって事か」

蘭子「う、うむ……」

美嘉「ちょっと……それじゃアンタ達の言う異世界ってのが2つも3つもあるって事?」

コナミ「いいや、まだそう決まった訳じゃないさ」

コナミ「……これはどうだ?」スッ

蘭子「それは……魔獣の手綱握る、魔導石盤……!」


コナミ「ああ、俺がずっと使ってるデュエルディスクだ」

コナミ「そいつも、自分のデュエルディスクを持ってなかったか?」

蘭子「い、如何にも……!」

コナミ「そこのスイッチ、押してみてくれ」

蘭子「ふむ……」カチッ


ブオーン……


蘭子「おお……!」

美嘉「ちょっと、こんなとこで動かして大丈夫な訳?」

コナミ「カードを置きさえしなきゃ大丈夫だよ」

蘭子「!……あ、赤き影よ!」

コナミ「何だ?」

蘭子「間違いない、この輝き……!」


蘭子「我が友と同じ魔力を感じる!」


美嘉「それじゃあ……!」

コナミ(大分核心に近づいてきたってとこか……)

コナミ(少なくとも、そいつは俺たちの世界からここへやってきた)

コナミ(ここまで分かれば、後は……!)

コナミ「……デュエルディスクを持ってたっていう事は」

コナミ「そいつ……当然、デッキも持ってただろ?」

蘭子「うむ……」

蘭子「我が友が従えしサーヴァント、それは……」






李衣菜「あんなに大切にしてたデュエルディスクを渡しちゃうなんて……」

未央「物珍しさで女の子の気を引こうなんて……見損なったぞコナミん!」

卯月「み、未央ちゃん落ち着いて……」





コナミ「…………」

美嘉「へぇー……今時そんなテーマ使うんだ、もう大分昔に出たヤツじゃん」

美嘉「確かそれって、ほとんどシンクロ専用のテーマだよね?」

蘭子「クックック……我が友の魔力は、魔導書の器等で計れるものでは無いわ!」

蘭子「魔導書を操り有象無象を蹂躙する姿、まさに鬼神の如し!」

コナミ「……そいつの言う通りだぜ、美嘉」

コナミ「アイツは……本当に強いデュエリストだったよ」

美嘉「"だった"っていう事は……アンタ、もしかして!」

コナミ「ああ、もう間違いなさそうだ」

蘭子「…………!」

コナミ(そうか、アイツが……)

コナミ(この世界で、生きている)

コナミ「蘭子……これから、お前のプロデューサーに会えるか?」

蘭子「!……そ、それは……」

美嘉「いきなり会いに行くってのはマズいんじゃない?ちょっと時間開けた方が……」

蘭子「そ、その必要はないわ、貴方が望むのならすぐにでも……ただし」

蘭子「……我が友との邂逅を果たしたいならば」

蘭子「一つだけ、条件があるわ」

コナミ「条件?」


蘭子「あ、あの……し、しばし待たれよ!」

蘭子「すぅー……はぁー……」

コナミ「?」

蘭子「……ぷ、プロデューサーは、私達の大切な存在、なんです」

コナミ「!」

蘭子「知らない世界に放り出されたのに、プロデュースのお仕事、引き受けてくれて……」

蘭子「私達のために、たくさん、頑張ってくれて……デュエルの事も、いろいろ教えてくれました」

美嘉「蘭子ちゃん……」


蘭子「美嘉さんからあなたの話を聞いた時、驚き、ました……プロデューサーと同じ所から来た人が、他にいるんだって」

蘭子「プロデューサーの友達なら、会わせてあげたいって思ったんです」

蘭子「だってプロデューサーは、この世界に来てからずっと、ひとりぼっちだったから……」

蘭子「でも、あなたは……元の世界に、帰ろうとしてるんですよね?」

コナミ「…………」

蘭子「もし……もし、プロデューサーがあなたの大切な友達だとしたら」

蘭子「プロデューサーを……連れて、いっちゃうの?」

コナミ「プロデューサーを連れて行くな……それが条件って事か?」

蘭子「…………」コクリ

コナミ「アイツ、よっぽど慕われてるみたいだな」

蘭子「わ、我らが交わした血の盟約は、何人たりとも侵す事など……!」

コナミ「分かった、条件を呑む」

蘭子「ふぇっ!?」

美嘉「あ、アンタ、そんなにあっさり決めちゃっていい訳?」

コナミ「コイツらなりに、一年間育ててきた絆ってヤツがあるんだろ」

コナミ「言っとくが、俺から元の世界へ帰る話をしないだけだからな」

コナミ「俺と一緒に来るかどうかは、そいつに任せる」

コナミ「……これでどうだ?」

蘭子「……契約成立、ね」


美嘉「はぁー……我ながらすごい事に首突っ込んじゃったかも……」

蘭子「お、桜姫よ!今見聞きした事は……!」

美嘉「分かってる、誰にも言ったりしないよ」

美嘉「アタシが言いふらしたとこで、信じる人なんていないだろうしさ」

美嘉「それじゃ、アタシの役目はここで終わりかな?」

コナミ「……感謝するぜ、お前のおかげで前に進めそうだ」

美嘉「いいっていいって、どうせ今日はオフで暇だったし」

美嘉「それに、久しぶりに蘭子ちゃんにも会えたしね★」

美嘉「ま、だけど手を貸してあげるのはこれで終わりかな?」

美嘉「これからアンタ達は、アタシが倒すべきライバルな訳だし」

コナミ「ライバル……?」

美嘉「アンタ達にも声かかってるんでしょ?オールスターグランプリ」

コナミ「!」

蘭子「ラグナロクか……!」

美嘉「悪いけど、今年のDAGPはアタシ達が頂くから★」

美嘉「……765プロには、借りを返しときたい相手もいるからさ」

蘭子「フッ、桜姫よ……それは我とて同じ事!」

蘭子「次相見える時は……!」

美嘉「容赦しないかんね★」

コナミ「おう!」

コナミ(……こっちはまだ人数揃ってないけどな)

美嘉「……ってことで、今日はお開きかな?」

美嘉「アタシがここまでやってあげたんだから、うまくやりなよ?」

コナミ「ああ、ありがとな」

コナミ「……それじゃ、行くか」

蘭子「うむ……いざ、約束の地へ!」

李衣菜「あっ!3人とも店から出ていくみたいだよ!」

未央「よし!突入するとしたら今しかない!」

未央「ふっふっふ、そろそろ年貢の納め時だよ、コナミん!」

未央「いざ、突にゅ……!」


「あ、あの!もしかして島村卯月さんですか!?」


未央「へっ?」

卯月「わ、私ですか!?」


「わぁー!やっぱり!」

「DLCの決勝戦、見てました!感動しました!」

「あのっ!よかったらサインください!」


ナンノサワギ? シマムラウヅキキテルッテ エッ!ホント?


ワイワイ……!ざわざわ……!


李衣菜「わわわ、一気に人が!」

卯月「あ、あの、私どうしたら……!」

未央「しまった、コナミん達行っちゃう!まさかこんな罠が……!」

卯月「お、押さないでくださいー!」

…………
………
……


未央「ふー、しまむーの人気を甘く見過ぎてたね……」

卯月「うぅ……ごめんなさい……」ボロッ

李衣菜「でもよかったじゃん!卯月ちゃんの人気があんなにすごいなんて!」

未央「うんうん、今度から外に出る時は、きちっと変装するって事で!」

卯月「えへへ、そうですね」

未央「それで、現在のターゲットの様子は……っと」




コナミ「…………」トコトコ

蘭子「…………」テクテク




卯月「美嘉ちゃんとは別れちゃったみたいですね」

李衣菜「結局、喫茶店で話してたのはなんだったんだろ……」

未央「うーん、ギスギスした様子でもなかったのに、今は美嘉ちゃんと別れて蘭子ちゃんと一緒、か……」

未央「てっきり痴情のもつれかと思ったけど、どうも違うみたいだし……」

李衣菜「いや、それは最初から分かってたから……ん?」

卯月「李衣菜ちゃん?」

李衣菜「!……見て、あの2人、建物の中に入ってくよ!」

未央「い、行ってみよう!」



卯月「ここは……雑居ビル、みたいですね……」

未央「まさかこの中でよからぬ事が!」

李衣菜「それはもういいってば、えーっと……」

卯月「……!み、見てください、この6階のところ!」

李衣菜「これ……多分蘭子ちゃんの事務所だ」

卯月「事務所っていう事は……」

未央「他所のアイドル事務所に、コナミんが入ってったって事?」

李衣菜「一体どうして……」

未央「確かめたいとこだけど、流石に他所様の城に土足で上がりこむのは……」




「何やってんだお前ら」


3人「!!!」ビクッ


卯月「ご、ごごごめんなさいっ!」

李衣菜「わ、私達は通りかかっただけで!」

未央「決して怪しい者では……!」アワワワ

「あぁ?別にそんなに謝る必要ねぇけどよ」

「そんなとこでたむろされてると通れな……ん?」

「……あっ、お前っ!」

未央「えっ?……し、しまむー!」

李衣菜「この人……!」

卯月「たっ……!」


卯月「拓海さん!?」


拓海「何だよ、久しぶりだな……最近、随分忙しそうじゃねぇか」

卯月「えと……お、おかげさまで……」

拓海「フン!まぁ、このアタシに勝ったんだから、活躍してくれなきゃ困るけどな」

拓海「で、そのお忙しいDLCの優勝者様がこんなとこで道草食ってていいのか?」

卯月「それは……ちょっと今日は事情があって……」

李衣菜「ところで、拓海さんはどうしてここに……」


「姐さん、一体何事だ?」


拓海「ん?あ、晶葉か」

未央「へっ!?」

李衣菜「今、晶葉って……」


卯月「あ、晶葉ちゃん!?」


晶葉「島村、卯月……?どうしてここに?」


拓海「ハッ!そういやお前もコイツに負けたんだったな」

晶葉「ふん、同じ轍はもう踏まないさ、次は私が勝つ」

未央「ね、ねぇ、この状況って一体……」

李衣菜「DLCの出場者が、何で2人もこんなとこに……?」

拓海「はぁ?何でって、そりゃお前……」

晶葉「ここが私達の事務所だからに決まっているだろう?」



…………
………
……

蘭子「闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)」

「ん……ああ蘭子か、お疲れ様」

蘭子「魂を持たぬ魔玩との戯れか(また機械いじりですか?)」

「あはは、また晶葉に部品の組み立てを押し付けられちゃってね」

「全く、人遣いが荒いんだから……まぁ、僕もこういう機械いじりは好きだけどね」

蘭子「よもや己が使命を忘れたわけではあるまいな?(……お仕事、ちゃんとやってます?)」

「も、もちろんだよ!仕事もちゃんとやってるって!」

蘭子「ふむ、ならばよい」

蘭子「ときに、我が魂の同胞達は?(ところで、他の皆は?)」

「他の皆はまだ来てないな……今日は蘭子が一番乗りだよ」

蘭子「ほ、ほう……(これは好機!)」

「ん?でも今日は蘭子の仕事は入って無かったはず……」

蘭子「わ、我が友よ!(ぷ、プロデューサー!)」

「ど、どうしたの?そんなに改まっちゃって……」

蘭子「今この時より、汝を導く新たな扉が開くであろう!(今日はプロデューサーに、会ってもらいたい人がいるんです!)」

「僕に、会わせたい人?」

蘭子「う、うむ……」コクリ




コナミ「よう」


「……えっ?」


コナミ「……はは、まさかこんなとこでお前ともう一度会えるなんてな」

コナミ「スーツ、案外似合ってるじゃん」



コナミ(この世界と、ネオ童見野シティを繋ぐ手がかり)



コナミ(……やっと)





コナミ(やっと、見つけた……!)


コナミ「この世界に来てるのが、お前だったなんて……」

「どうして、君がここに……?」

コナミ「……それはこっちのセリフだよ」












コナミ「……久しぶりだな、ブルーノ」

今回はここまでです。

読んでくださった方、ありがとうございました。

ブルーノ「コナミ……!」

蘭子「ブルーノ……それが貴方の真名、なのね」

蘭子「……ジョニー」

コナミ「ジョニー?」

ブルーノ「……この世界での、僕の名前だよ」

ブルーノ「蘭子、彼とはどこで?」

蘭子「妖艶なる桜姫の、導きの元に……」

ブルーノ「……そうか」

蘭子「ご、ごめん、なさい……プロデューサーの秘密、他の人には内緒って言われてたのに……」

蘭子「でも、プロデューサーと同じ世界から来たかもしれないって聞いたら、居てもたってもいられなくて……」

ブルーノ「ううん、僕の事を思って彼を連れてきてくれたんでしょ?」

蘭子「…………」コクリ

ブルーノ「なら、むしろお礼を言わないとね、ありがとう蘭子」ニコッ

蘭子「プロデューサー……」

ブルーノ「……これから、彼と2人で話をさせて欲しいんだ」

蘭子「やっぱり、私に聞かれちゃうとまずい、ですよね……」

ブルーノ「……ごめん」

蘭子「……いいえ、分かったわ」

蘭子「盟約を交わした友の願い、今こそ成就するというのなら!」

蘭子「私は今この時より、再会の地を守護するガーディアンとなるわ!」

ブルーノ「蘭子……ありがとう」

ブルーノ「他の皆が来たら、そうだな……仕事で知り合ったデュエルトレーナーと話をしてるって伝えてくれるかい?」

蘭子「うむ、心得た!」

コナミ「ブルーノ……」

ブルーノ「……場所を移そうか」

…………
………
……


応接室



ブルーノ「城ヶ崎美嘉……そうか、彼女が……」コポコポ

コナミ「ああ……アイツ、中々いい腕してたよ」

コナミ「今度は、本気のアイツとやりたいもんだな」

ブルーノ「前回のDLCで優勝してからも、メキメキ実力を上げてるみたいだからね」

ブルーノ「蘭子も今、リベンジに燃えているところだよ……はい、どうぞ」

コナミ「……悪いな、いきなり押しかけてきたのに茶まで出してもらって」

ブルーノ「君がこうやって会いに来てくれたんだ、もちろん歓迎するよ」

ブルーノ「そのケーキ、ウチの子が作ってくれたんだ、よかったら食べて」

コナミ「ああ」

コナミ「……向井拓海に池袋晶葉、お前のとこのアイドルだったんだな」

ブルーノ「僕も驚いたよ、あの島村卯月にデュエルを教えたのが君だったなんてね」

ブルーノ「通りでいいデュエルをすると思った……拓海も晶葉も、悔しがっていたよ」

ブルーノ「でも……ふふっ、君が教えていたのなら納得だ」

ブルーノ「彼女のデュエルを見ていたら、何だか遊星の事を思い出したよ」

コナミ「おいおい、流石にまだ遊星の域には達してないよ」

ブルーノ「それはそうだろうけど、雰囲気っていうか……何だか彼と同じようなものを感じたんだ」

ブルーノ「案外、すぐに追いついちゃうかもしれないよ?」

コナミ「フッ、そうなりゃ俺も退屈しないんだけどな」

コナミ「……さて、ブルーノ」

ブルーノ「……ああ、分かってるよ」


2人「「…………」」


コナミ「……いざ顔突き合わすと、何から話せばいいか分からないな」

ブルーノ「あはは、そうだね」

ブルーノ「それじゃあ、お互いここまで何をしてたか話すっていうのはどうだい?」

ブルーノ「どうやってこの世界に来たかとか、ここに来てから何をしてたかとか……」

コナミ「ああ、そうだな」

コナミ「ブルーノはどうしてここに?お前、あの時……」

ブルーノ「うん、僕は遊星ギアの最後の番人として……アンチノミーとして、君と遊星の前に立ちはだかった」

コナミ「そう、だったよな……」

ブルーノ「デュエルが終わって、君達をあの空間から脱出させた後、僕はあそこで消えるはずだった」

ブルーノ「ブラックホールの中で、体がばらばらになる感覚を確かに感じたんだ」

ブルーノ「でも、その後に僕を呼ぶ声が聞こえてきて」

ブルーノ「……気づけば、このビルの前に倒れていた」

ブルーノ「声を掛けてくれていたのは、僕を助けようとしてくれた蘭子だったんだ」

コナミ(気付けばここに、か……俺と同じだな)

ブルーノ「それから僕は、このプロダクションのプロデューサーとして働く事になった」

コナミ「まさかお前が、アイドルの世話なんてしてるとは思わなかったよ」

ブルーノ「あはは、もちろん最初は僕も、そんな事してる場合じゃないって思ったよ」

ブルーノ「でも、まぁいろいろな事があってね……今じゃ、やりがいを感じてるよ」

コナミ「お前がこの世界の人間じゃないって事、知ってるヤツは?」

ブルーノ「今のところは、蘭子だけだね……あぁ、城ヶ崎美嘉さんも知ってる事になるのかな」

コナミ「まぁ口外はしないって言ってくれてるし、アイツなら大丈夫だ」

コナミ(ていうか、俺は事務所の皆に初っ端未来からきたかもなんて言ってたしな……)

コナミ「……お前がネオ童実野シティから来たことは?」

ブルーノ「…………」フルフル

コナミ「……そっか」

ブルーノ「君は、どうやってこの世界に?」

コナミ「……ゾーンとの戦いが終わった後、変な歪みに引きずりこまれた」

コナミ「その後はお前と同じだ、気づけば事務所の中だった」

ブルーノ「そうか……ゾーンの事、それにネオ童実野シティを救おうとしてくれたんだね」

コナミ「……いいや、救えたかどうかは分からない」

コナミ「アイツが……遊星が、自分が犠牲になるって言いだしたんだ」

コナミ「マイナスモーメントに飛び込んで、崩壊を食い止めるって……」

コナミ「だから俺は、遊星の代わりにモーメントに突っ込むつもりだった」

コナミ「変な歪みに引きずられたのはその直後だった」

コナミ「ネオ童実野シティの崩壊を止められたかは……分からない」

ブルーノ「……なるほど」

コナミ「この世界で俺が知っているものは、デュエルモンスターズだけだった」

コナミ「だからひとまず、今のCGプロでアイドルにデュエルを教える事にしたんだ」

コナミ「こないだのDLCが終わってからは、いろんなとこ巡って手掛かりを探してるってとこだ」

コナミ「今のところ、何も見つかってはいないんだけどな」

コナミ「……アレ以外は」

ブルーノ「……ああ、君も見たか」

ごめんなさい

話が全く進んでない上にかなり中途半端ですが、今回はここまでにさせて頂きます。

今年の更新はこれで終わりになります。

来年中での完結は大分難しそうですが、またマイペースでやっていこうと思います。

でも流石に4週開けるなんて事は無いようにしたい……

それでは読んでくださった方、ありがとうございました。


よいお年を

ブルーノ「ちょっと待って……ええと、確か今なら……」

コナミ「?」


ピッ


TV「これこそが絶望への扉……思い知るがいい、不動遊星!」


TV「私の味わった絶望を!」



コナミ「これ……!」

ブルーノ「そう、例のアニメ……今の時間、ちょうど再放送をやってるんだ」

コナミ「アポリア……」

ブルーノ「ああ、チームファイブディーズとチームニューワールドの決戦……だね」

コナミ「ブルーノ……これ、どう思う?」

ブルーノ「そうだね……僕達が居た世界と、このアニメの内容とじゃ、違うところが多すぎる」

ブルーノ「WRGPがライディングデュエルの大会だったり、WTGPも無かった事になっている」

ブルーノ「でも、物語の大筋の流れは、確かに僕たちがいた世界で起きた出来事と概ね一致しているね」



TV「私を愛してくれる者を失った絶望」

TV「愛すべき者がいなくなった絶望」

TV「愛さえいらなくなった絶望」

TV「この力を利用しろ、ゾーン……」

TV「私の心を3つの絶望に分けて、君のしもべとして使え……」

TV「君は必ず、希望を……未来を取り戻せ」


ブルーノ「パラドックス……アポリア……」

ブルーノ「……ゾーン」

コナミ「ブルーノ……」

ブルーノ「ああ、すまない……自分や知り合いがアニメになってるなんて、やっぱり慣れないものだね」

ブルーノ「でもこれを見ると確かに思い出す、君達と過ごした時間や、かつての僕が歩んできた未来を……」

コナミ「これは……一体何を表してるんだろうな……」

ブルーノ「正直、僕にも見当が付かないよ……でも一つ、気になってる事がある」

コナミ「気になってる事……?」


ブルーノ「……どうして、このアニメには君が出てこないんだろう?」

コナミ「俺が?」

ブルーノ「うん、これは遊星やチームファイブディーズの歩んできた物語……」

ブルーノ「それなら彼らといつも一緒に戦っていた君だって、中心人物として描かれていいとと思わないかい?」

ブルーノ「でもこの中では……アーククレイドルでの僕やゾーンとの戦いでさえ、遊星一人で挑んだ事になっている」

ブルーノ「そう……まるで、君の存在だけを切り取ってしまったかのように」

コナミ「……確かに、俺は最初このアニメの世界から出てきちまったのかと思った」

コナミ「俺だけが抜けだしてしまった事で、俺たちの世界の何かが変わってしまったのかもしれないって……でも」

ブルーノ「うん、その理屈だと、今ここに居る僕はこのアニメに出てこないはずなんだ」

ブルーノ「何か法則があるのか……それとも君が特別なのか……」

コナミ「はぁ……やっぱこの話になると頭が痛くなるな……」

コナミ「結局、はっきりした事は分からない、か……」

ブルーノ「……ああ」


コナミ「……ブルーノ、ネオ童実野シティは無事だと思うか?」

ブルーノ「え?」

コナミ「……正直、このアニメの正体なんて、もうどうだっていいんだ」

コナミ「アーククレイドルの衝突はゾーンが身を呈して防ぎ、ネオ童実野シティは守られた」

コナミ「確かにこのアニメの中ではそうなってる……だけど」

コナミ「アニメの中では無事でも、元の世界ではもしかしたら違う結末になってるかもしれない」

コナミ「例え帰る方法が見つかったとしても、帰る場所が無ければ、俺は……!」

ブルーノ「コナミ……」

ブルーノ「……いや、そう悲観しなくていいと思うよ」

コナミ「え?」

ブルーノ「ネオ童実野シティは、無事だと思う」


コナミ「ほ、本当か!?どうして……!」

ブルーノ「さっき、ネオ童実野シティの手がかりがないって言ってたよね」

ブルーノ「でも手掛かりはある、それも僕らの手の中に」

コナミ「手の中……?」

ブルーノ「君や僕がこの世界に来た時に、持ち込んだものがあるじゃないか」

コナミ「……デュエルディスク?でも、コイツは……」

ブルーノ「そうだね、デュエルディスク自体はこの世界にも存在する」

ブルーノ「でも、僕らの持っているものとは違う事に君も気づいているハズだよ」

ブルーノ「蘭子に僕の事を確認する時も、自分のデュエルディスクを見せたって言ってたよね?」

コナミ「ああ、ソリッドヴィジョンシステムに対応したカードの加工が必要なんだろ?めんどくさいよなぁ……」


ブルーノ「うん、それもあるね、でもまだ根本的に違うところがあるんだ」

ブルーノ「コナミ、この世界のデュエルディスクがどうやって動いてるか知ってるかい?」

コナミ「この世界の……確か、電気で動いてるんだっけ?」

ブルーノ「その通り、バッテリー式……つまり電気の力で動いてるんだ」

ブルーノ「だからバッテリーが切れてしまうと、充電しなければデュエルディスクは動かせない」

ブルーノ「でも、僕らのデュエルディスクにそんなものは必要ないよね」

コナミ「ああ、そりゃあこのデュエルディスクはモーメントエネルギーが送られて動いてるからで……」



コナミ「……!!」

コナミ「そうだ……何で今まで気づかなかった……!」

ブルーノ「ああ、この世界にはモーメントなんていうエネルギーは存在しない」

ブルーノ「そのデュエルディスクに、エネルギーを供給するエネルギー源なんてないはずなんだよ」

コナミ「それじゃあどうして、このデュエルディスクは動いてるんだ……!?」

ブルーノ「……ここからは僕の仮説でしかないんだけど」

ブルーノ「恐らくこの世界と僕らが居たネオ童実野シティは、近い次元にあるんだと思う」

コナミ「近い、次元……?」

ブルーノ「あくまで仮説だよ、次元という表現が正しいかすらも分からない」

ブルーノ「でも、僕や君が移動してこれる位には、近い位置にある事は確かだと思うんだ」

ブルーノ「そして、僕や君がここに移動してこれたように……」

ブルーノ「ネオ童実野シティのモーメントが、次元を超えてこのデュエルディスクにエネルギーを供給してるんじゃないかな」


コナミ「エネルギーが……次元を、越える……?」

ブルーノ「モーメントは、エネルギー源から離れているデュエルディスクや乗り物にも、直接エネルギーを送り込む事が出来るシステムだ」

ブルーノ「それがもし、2つの世界を結ぶ何か……例えばホールのようなものを通って、この世界へエネルギーを送ってきているとしたら?」

コナミ「そんな事、あり得るのか?」

ブルーノ「僕らがこの世界に来るときに通ってきたであろうもの、その存在を認めるならば……」

ブルーノ「この世界でモーメントという存在がない以上、そう考えるのが自然だと思う」

ブルーノ「最も、その"何か"がどこにあるかなんて想像も出来ないけどね」

コナミ「でも、もしそれが正しかったら……!」

ブルーノ「そう、このデュエルディスクにエネルギーを与えるモーメントが動き続けている……という事は」

コナミ「ネオ童実野シティは……遊星や皆は、無事……!!」

ブルーノ「うん、きっとね」ニコッ

ブルーノ「逆に言えば、このデュエルディスクが動き続けてる限り、ネオ童実野シティの無事は保証されてると考えていいと思う」

コナミ「そうか……よかった……」

一旦ここで切ります。

続きは大体かけてるので、この週末辺りにもう一度投下できそうです……多分

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。



今年もよろしくお願い致します。

ブルーノ「何度も言うけどあくまで仮説だ、それに、君が帰る手がかりに直接繋がる訳じゃない」

ブルーノ「……せっかく来てくれたのに、力になれなくて済まない」

コナミ「いいや、お前に出会えてなければ、俺はずっと手掛かりを求めてこの街を駆けずり回ることになってた」

コナミ「充分助かったぜ、ありがとな……それに」

ブルーノ「?」

コナミ「……いや、お前が元気そうでよかったなって思ってさ」

コナミ「アイツ、お前の事心配してたみたいだったから」

ブルーノ「アイツって……蘭子の事?」

コナミ「ああ、この世界に来てからずっと、お前はひとりぼっちだったって……」

ブルーノ「ひとりぼっち、か……」

ブルーノ「確かに、僕自身の事はずっと心の内に秘めていたからね」

ブルーノ「そんな心配を掛けていたんだ……」

コナミ「……なぁ、ブルーノ」

コナミ「お前、やっぱりこの世界に残るのか?」

ブルーノ「えっ?」

コナミ「この世界に来てからずっと、アイドル達と一緒に頑張ってきたんだろ?」

コナミ「アイツも言ってた、お前はアイドル達にとって既に大切な存在だって」

コナミ「面会の条件として、お前をここから連れて行くなって言われた位だからな」

ブルーノ「そんな事を……」

コナミ「まぁそういう訳だから、俺からお前に付いて来いなんて言えないんだよな」

コナミ「だからブルーノ、お前がどうしたいか決めてくれないか?」

コナミ「俺と一緒にネオ童実野シティへ帰る道を探すか、それとも……」

ブルーノ「…………」

ブルーノ「コナミ、僕は……」

ブルーノ「僕は、あの時死ぬはずだった」

ブルーノ「遊星と君に、ネオ童実野シティを、ゾーンを救う事が出来る可能性を見た」

ブルーノ「君達ならきっとそれが出来る、それを確信できた……それだけで充分だったんだ」

ブルーノ「だからこの世界で目覚めた時、正直何を拠り所に生きていけばいいか、分からなかった」

ブルーノ「でもそんな時、夢に向かって前に進もうとする、蘭子達の姿を見たんだ」

ブルーノ「彼女達は……そう、似てるんだ、ファイブディーズの皆に」

コナミ「アイツらに似てる、か……」

ブルーノ「だから僕は決めたんだ、今度は彼女達の可能性を信じてみたい、と……」

ブルーノ「今、彼女達は皆で力を合わせて夢を叶えようとしている」

ブルーノ「だから遊星が僕に見せてくれたように、今度は僕が彼女達に見せてあげたい」

ブルーノ「遊星と君が教えてくれた、絆の力をね」

ブルーノ「遊星のようにうまく出来ないかもしれないけど、導いてあげたいんだ」


ブルーノ「だから、コナミ……僕は」


ブルーノ「僕は、この世界で生きるよ」


ブルーノ「それがきっと、新しく命を与えられた……僕の新しい使命なんだ」

コナミ「……そっか」

ブルーノ「……すまない」

コナミ「謝る必要なんて無いよ、それが今のお前がやりたい事なんだろ?」

コナミ「ならお前は、それに向かって進んでいけばいい」

コナミ「きっと遊星も、そう言うと思うぜ」ニッ

ブルーノ「コナミ……」

コナミ「ネオ童実野シティに帰ったら必ず皆に伝える、お前が新しい生き方を見つける事が出来たってな」

ブルーノ「……ありがとう」

ブルーノ「でも、コナミには協力するよ、何か手伝えるような事はあると思う」

コナミ「ああ、サンキューな」

コナミ「でも……お前の力を借りるのは、まだ先になりそうだ」

ブルーノ「えっ?」

コナミ「お前のおかげで、もう少しこの世界に居てもよさそうなのが分かったからな」

コナミ「だから俺も、しばらくこの世界でやるべき事をやるさ」

ブルーノ「もしかして……君のアイドルの事?」

コナミ「……まぁな」

コナミ「アイツらはデュエリストじゃないが……きっといつか、俺たちに出来ないようなデュエルをする」

コナミ「DLCでの卯月のデュエルを見て、そういう風に思えたんだ」

コナミ「それで卯月の奴優勝しちまっただろ?」

コナミ「だから他の奴らも、卯月を目指して今一生懸命頑張ってんだ」

コナミ「まぁ、中には不器用なヤツもいるけどな」

コナミ「でも……俺は見てみたい、アイツらのデュエルがどこまで行くのか」

コナミ「俺もお前と同じだよ」

コナミ「アイツらを……もっと勝たせてやりたい」

コナミ「それが、俺の今の仕事だからな」ニッ

ブルーノ「コナミ……」

ブルーノ「……どうやら、DAGPを勝ち抜くために大きな壁が出来たようだね」

コナミ「フッ、お互いに、な」


コンコンッ


2人「!?」


ガチャッ


女の子「お疲れ様で~す」

ブルーノ「あ、愛梨!」

愛梨「えへへ、今日もケーキ焼いてきたんです、今日のは新作ですよ~」

愛梨「あっ、お客さんもよかったらどうぞ~」

コナミ「い、いや、俺はもう頂いてるから……」

愛梨「そうですか~……」シュン

ブルーノ「愛梨、気持ちは嬉しいんだけど今は彼と大事な話を……」

愛梨「あ!はいっ、それは分かってたんですけど」

愛梨「皆集まってるのに、プロデューサーさんが中々出てこないから」

愛梨「ついでに様子を見てくるように拓海ちゃんに頼まれちゃって……」

ブルーノ「えっ、もうそんな時間……」



「ほお~、そうかそうか大事な話かぁ……」




コナミ「あ……」

ブルーノ「げっ!」

拓海「自分の担当アイドルほったらかして」

拓海「よりによってCGプロの回し者と楽しくおしゃべりとはなぁ~……!」ニッコォ…

ブルーノ「ま、待って拓海!落ち着いて!」

拓海「問答無用ー!」


ブルーノ「わー!たっ、タイムタイム!暴力反対っ!」


ワイワイギャーギャー


女の子「あらあら、また始まっちゃったわね?」

晶葉「全く、姐さんのアレは相変わらずだな、客の前だと言うのに……」

コナミ(彼女達が、ブルーノの担当アイドル……)

女の子「あ、あなたが蘭子が言ってたお客さん?騒がしくなっちゃったけど、まぁゆっくりして頂戴ね」

コナミ「……あれ、止めなくていいのか?」

愛梨「大丈夫ですっ、ああ見えて拓海ちゃん、ちゃんと手加減してますから~」

女の子「大事なプロデューサーが怪我でもしちゃったら大変だものね?」

拓海「なっ!?///」

女の子「それに、今回はプロデューサーさんだって悪いわよ?」

女の子「拓海、今日のあなたとのデュエルの練習楽しみにしてたんだから」

拓海「は、ハァ!?適当な事言ってんじゃねーぞ奏!」

奏「まぁ、こわーい♪」

コナミ(2人で内緒話って雰囲気じゃなくなっちまったか……)

蘭子「あ、赤き影、すまない……」

コナミ「おい、何やってんだよガーディアン」

蘭子「うぅ……よもや我が固有結界が破られるとは……」

途中ですが一旦切りますー

拓海「ちっ、まぁいい……この辺にしといてやるか」

ブルーノ「いたたた……そういえば拓海、どうして彼がCGプロだって分かったの?」

拓海「ん?……ああ、そうだった」

拓海「おい、そこの赤いの、お前にも迎えが来てるぜ」

コナミ「俺に?」


ガチャッ


未央「コナミん……」グスッ

李衣菜「コナミさん……」ジワッ

コナミ「お、お前ら!何でここに……!」


未央「コナミーーーーーーーん!!」


ドゴッ!


コナミ「おぶぅ!?」


未央「コナミん!私、頑張るから!」

未央「コナミんが私にデュエル教えてよかったって思える位、たくさん頑張るからね!」

李衣菜「私も!コナミさんが見た事も無いようなすごいデュエル、いつか絶対してみせるよ!」

コナミ「…………!!」

コナミ(まさか、今の話をこいつらに……!)

コナミ「お前ら、今のどこから聞いてた?」

未央「ふぇっ?」

李衣菜「私達の事もっと勝たせたいって言ってくれてたんじゃ……」

コナミ「その前は!?」

未央「その前って……そこからしか話聞こえなかったけど?」

コナミ「そ、そっか……ならいい」ホッ

未央「むっ、何?もしかして私達に聞かれちゃマズい事でも話してたの?」

コナミ「その前にお前らは、どうしてこんなとこにいるんだよ?」

李衣菜「あっ!え、えっと……実は偶然、そこで拓海さんや晶葉ちゃんに会って!」

未央「そ、そうそう!それで事務所でお茶でもって誘われちゃってさ~……あはは……」

コナミ「でも、それは盗み聞きしてた理由にはならないよな?」

李衣菜「う……」

未央「で、でもコナミんだって悪いじゃん!私達に内緒であの美嘉ちゃんとデートなんて……!」

コナミ「……は?」

未央「あっ」

李衣菜「ば、バカッ、未央!」

コナミ「なっ!?お前らまさかあそこから居たのか!?」

李衣菜「ごっごごごめんなさい!!」

未央「でっ、でも大丈夫!会話の内容なんて全然聞いてないしこれ以上詮索する気なんてないから!」

コナミ「マジかよ……本当に何も聞いてないだろうな?」

2人「うんうん!」コクコク

コナミ(嘘はついてない、か……)

未央「……でもコナミん?」

コナミ「?」

未央「美嘉ちゃんや蘭子ちゃんと楽しそうに話してたのは否定しないんだね」ジトッ

コナミ「う……」

李衣菜「自慢のデュエルディスクを見せびらかしちゃったりしてさ」ムスッ

コナミ「ち、違う!あれは……!」

未央「ふーん、一体何が違うのかなー?」

コナミ「それは……」


未央「……ねぇコナミん、ホントは私、ちょっと心配だったんだよ?」

コナミ「え?」

未央「コナミん、私達のデュエルより美嘉ちゃん達の事優先しちゃうし」

未央「おまけに蘭子ちゃんと2人で、知らない事務所に入っていっちゃうし」

未央「ひょっとしたら、この事務所に移籍しちゃうんじゃないかって……心配だったんだよ?」

李衣菜「未央……」

コナミ「…………」

未央「でも……」

コナミ「?」


未央「コナミん、私達の事ちゃんと考えてくれてたんだね」

未央「さっきの言葉、すっごく嬉しかった!」

コナミ「未央……」

未央「これからも私達にデュエル、教えてくれるんだよね?」

コナミ「……当たり前だ、さっきも言ったろ」

コナミ「それが、今の俺の仕事だ」

未央「うん……よかった!」

未央「よっし!それじゃあ今回の事はさっきの言葉に免じて、許してあげよう☆」

李衣菜「まぁ、隠れて後を付けた私達にも非はあるし、おあいこって事で!」

コナミ「……ああ、俺も悪かったな」

未央「えへへ……」


ブルーノ(……どうやらコナミも、新しい仲間と頑張ってるみたいだね)

卯月「あ、あの!」

ブルーノ「君は……!」

卯月「お久しぶり、ですよね?」

ブルーノ「ああ、DLCでのあの時以来だね……まさか彼の教え子だとは思わなかったよ」

ブルーノ「あ、今更だけど優勝おめでとう、決勝戦、いいデュエルだったね」

卯月「あ、ありがとうございます……えっと、それで……」

卯月「コナミさんとはお友達……なんですよね?」

ブルーノ「え?あ……あぁ、うん、彼とはとある仕事で知り合って意気投合してね」


卯月「……そ、そうですよね!よかった……」

ブルーノ「?」

卯月「その……私達、コナミさんにデュエルの事いろいろ教えてもらってるんですけど」

卯月「でも、コナミさんにも、自分でやらなくちゃいけない事があって……私達、全然力になれてないんです」

ブルーノ(ネオ童実野シティの事、か……)

卯月「拓海さんや晶葉ちゃんが言ってました、あなたもすごいデュエリストだって」

卯月「だから、あなたみたいな人とデュエルしてたら、ちょっとは気が晴れるんじゃないかと思って……」

ブルーノ「……そうか」

卯月「ご、ごめんなさい!よく知りもしない人にこんな事頼んじゃって……変、ですよね?」

ブルーノ「いいや、むしろ彼はいい教え子に恵まれたと思うよ」

ブルーノ「それに、君達だってきっと彼の力になってる」

ブルーノ「君達の事を話す彼の顔、何だか楽しそうだったから」チラッ



未央「それでコナミん、美嘉ちゃんや蘭子ちゃんとはどんな話してたの?」

コナミ「なっ!?お前さっき詮索しないって言ってたじゃねーか!」

未央「えー!いいじゃんちょっと位、私とコナミんの仲なんだしさー!」



卯月「……はい、そうだといいです」

卯月「コナミさんと、これからも仲良くしてあげてくださいね?」

ブルーノ「もちろん!彼は僕の大切な友達だからね」

卯月「えへへ、はいっ!」

…………
………
……


コナミ「……悪いな、わざわざビルの前まで見送ってもらって」

ブルーノ「別にいいってば、何かあったらまたいつでも来て」

ブルーノ「……ネオ童実野シティの事、僕なりにもう一度調べてみるよ」

ブルーノ「ひょっとしたら、僕らのようにこの世界に来てる人もいるかもしれない」

コナミ「……ああ、助かる、俺も何か分かったら連絡するよ」



「コナミーん、何してんのー?早く行くよー!」



ブルーノ「ほら、君の教え子が呼んでるよ」

コナミ「ああ……そうだ、ブルーノ」

ブルーノ「?」

コナミ「今度久々にデュエルしようぜ、最近、中々骨があるヤツいなくてさ」

コナミ「ここのアイドルにデュエル教えてたって事は、腕はなまってないんだろ?」ニッ

ブルーノ「……ふふっ、相変わらずだね」

ブルーノ「もちろん、いつでも相手になるよ……そう頼まれたからね」

コナミ「何の事だ?」

ブルーノ「こっちの話、さぁ、皆待ってるよ?」

コナミ「……?お、おう」





ブルーノ「…………」

蘭子「行っちゃいましたね……」

ブルーノ「蘭子……」

ブルーノ「……今日はありがとう、仲間と久しぶりに会えて、楽しかった」

蘭子「……フッ、我が魔力にかかれば造作も無い事」

ブルーノ「ああ、拓海達に話を聞かれたと思ってひやひやしたけどね」

蘭子「う……次なる邂逅の時までに、固有結界を強化せねば……」

ブルーノ「あはは……あぁ、それから蘭子」

ブルーノ「……僕は、どこにも行ったりしないよ」

蘭子「えっ?」

蘭子「……ハッ!」

蘭子「あ、赤き影!我との契約を破棄したというのか!」プンスコ

ブルーノ「あはは、違うよ……彼はちゃんと、君との約束を守ってた」

蘭子「むぅ……」

ブルーノ「それに……僕はもう、ひとりぼっちなんかじゃない」

蘭子「え?」

ブルーノ「この世界に来た時、確かに僕は孤独だった……進むべき道すら分からなかった」

ブルーノ「でも、今は……」

ブルーノ「夢に向かって進む君達の姿が、僕の道しるべになってくれたからね」

蘭子「プロデューサー……」

ブルーノ「きっと……きっといつか、僕の事を話すよ」

ブルーノ「皆に、そして蘭子にも」

ブルーノ「僕がどんな人と出会い、どんな事をしてきたのかをね」

ブルーノ「でも今はもう少しだけ、僕に時間をくれないかい?」

蘭子「……ええ、信じているわ、真実の扉が開くその時を」

ブルーノ「……うん」


奏「プロデューサーさん、蘭子?お見送りは済んだのかしら?」

奏「そろそろミーティング始めないと、拓海がまた拗ねちゃうわよ?」


ブルーノ「ふふっ……ああ、今すぐ行くよ」

今回はここまでです。

読んでくださった方、ありがとうございました。


数日後



コナミ「~~♪」シャカシャカ


智絵里「何だかコナミさん、楽しそうだね」

莉嘉「なーんかあれ以来ゴキゲンなんだよねー」

智絵里「この間、何があったのかな?」

莉嘉「お姉ちゃんも結局何も教えてくれなかったし……」ムスーッ

莉嘉「ねぇ卯月ちゃんと李衣菜ちゃんもあの日尾行してたんでしょ?」

李衣菜「う……」

卯月「えーっと……」

未央「まぁ……いいんじゃない?」

莉嘉「未央ちゃん?」


未央「いいじゃん、コナミんにも、たまにはあーいう事があっても☆」

楓「……ふふっ」

未央「どしたの、かえ姉さま?」

楓「何だか未央ちゃんも、最近随分ゴキゲンね?」

未央「えっ?ソ、ソンナコトナイヨー?」

莉嘉「むー、何か皆して怪しいなー……」


ガチャッ


モバP「おお、今日は皆揃ってるんだな」

卯月「プロデューサーさん!」


未央「お疲れ!……あれ、帰ってきたのにまた出る支度するの?」

モバP「ああ、これから何人か女の子と会う約束してるんだ」

楓「女の子と?」

未央「ほう、仕事中にデートとは……」

モバP「んな訳あるか、スカウトだよ」

李衣菜「あ!そういえば新しいアイドル、スカウトしてるんだっけ」

卯月「ウチに入ってくれそうな子……いそう、ですか?」

モバP「それが……中々うまく行ってなくてな」

モバP「どの子からも、あまりいい返事をもらえてないんだ」

未央「うーん、そっかぁ……」


モバP「ごめんな、お前らの負担、少しでも減らしてやりたいんだが……」

モバP「でも、きっと7人目と8人目、連れてくるから」

楓「ええ……でも、プロデューサーさん」

モバP「楓さん?」

楓「スカウトに疲れたら……」

楓「気分転換でもして、スカッとしてくださいね?」ニコッ

モバP「……ええ、ありがとうございます」

モバP「それじゃ、行ってくるよ」


ガチャッ


卯月「難航してるみたいですね……」

莉嘉「新メンバー、誰か来てくれないかなぁ……」

李衣菜「私達もどんどん動いてかないとね」

未央「うん、皆で気合い入れていこう!」

智絵里「あ、あの!」

李衣菜「ん?」

未央「ちえりん?」

智絵里「えっと、実はちょっと考えてた事があって……」





未央「プロデューサーや、コナミんをねぎらうパーティー?」

智絵里「う、うん、2人共これまで私達のために頑張ってくれて、そのおかげでお仕事も出来るようになってきたから……」

智絵里「だから、たまには私達から何か出来ないかなって思って」

智絵里「それに、卯月ちゃん忙しくって、DLCの祝勝会もやってなかったから……」

卯月「わ、私のですか?」

李衣菜「なるほど……確かにまだだったね」

未央「いいねー!ナイスアイデアじゃん、ちえりん!」

智絵里「えへへ……」

楓「ええ、DAGPもあるし、ここで皆で壮行会するのもいいわね」

未央「それじゃあ、しまむー祝勝会 兼プロデューサー&コナミんをねぎらう会 兼DAGP壮行会って事で!」


卯月「ず、随分兼ねましたね……」

未央「えへへ、でもその分、豪快にパーッとやっちゃお!」

李衣菜「それじゃ、日取りとかどうするの?」

未央「思い立ったが吉日って言うし、もう明日にでもやっちゃう?皆オフだし!」

楓「速攻で壮行会……ふふっ」

莉嘉「ねぇねぇ、どうせならサプライズでやっちゃおうよ!」

卯月「いいですね!プロデューサーやコナミさんがいない時に皆で準備しましょう!」

未央「プロデューサーは明日は外回り、か……」

智絵里「それじゃあ問題は……」


コナミ「~~♪」


未央「あのデュエルバカをどうするかだねぇ……」

莉嘉「最近ああやってずっとカードとにらめっこしてるもんねー」

李衣菜「誰かが外に連れ出してる間に、皆で準備するとか?」

未央「うーん、それしかないか……」


ちひろ「話は聞かせてもらいました!」


未央「わっ!」

卯月「ちひろさん?」

ちひろ「要は、コナミくんにしばらく外に出てもらえばいいんですよね?」

李衣菜「そう、だけど……」

ちひろ「なら明日、ちょっと私に任せてくれませんか?」

卯月「?」



次の日



ちひろ「コーナーミーくんっ♪」

コナミ「ん?何だちひろさん?」

ちひろ「ちょっとおつかい、頼まれてくれませんか?」

コナミ「おつかい?悪いけど今デッキ組んでるからパスな」

ちひろ「あら?そんな事言っちゃいます?」

ちひろ「それじゃあこれはおあずけですかねー?」ピラピラ

コナミ「ああ?おつかいなんざ別にいつだって……ん?」

ちひろ「あーあ、今日までだったんだけどなー」

コナミ「ちひろさん、何だそれ?」

ちひろ「これですか?はいっ」

コナミ「…………!!」

ちひろ「おつかいに行ってくれるなら、ついでに"そこ"に寄ってもらってもよかったんですけどねー?」

コナミ「これは……!!」


ちひろ「ふふっ、行ってくれる気になりました?お・つ・か・い♪」

コナミ「おう、こうしちゃ居られないな!早速行ってくる!」


ガチャッ


莉嘉「ど、どうやったの!?」

未央「すごい勢いで出て行ったね……」

ちひろ「ふふっ、ちょっと餌をちらつかせたんです」

卯月「餌?」

ちひろ「はいっ」



ちひろ「ひょっとしたら、コナミくんにとってはこれ自体が最高のご褒美かもしれませんね♪」


…………
………
……



コナミ「っと、ちひろさんが見せてくれたチラシには、確かこの辺って……」

コナミ「……お」





「うわあああああっ!」


ドカアアアアアアアン……!!


「やっぱり自分達のデュエル、完璧だぞ!」

「わたくし達は人々に希望を与えるべき存在……」

「そう簡単に、敗れる訳には参りません」


ワアアアアアアアアア……!





コナミ「……あそこか」



「はい、お疲れ様でした」


男「いやー強かったなぁ、貴音ちゃんに響ちゃん、全く歯が立たなかった」

女「でも、もうちょっといいトコ見せてくれると思ったのに……」

男「う、わ、悪かったよ……」


「ふふっ、これに懲りず、また挑戦してみてくださいね?」

「これからもあの子達の応援、よろしくお願いします」




「……ふぅ」

コナミ「よう、久しぶりだな」

「!」



コナミ「765プロの、秋月律子……だったよな?」



律子「貴方、CGプロの……!」


…………
………
……


律子「……島村卯月さん、忙しそうね?」

コナミ「ああ、DLCの後はひっぱりだこで、Pさんも大変そうだった」

コナミ「今は大分落ち着いてきてるけどな」

律子「そう……ねぇ、あの子はどう?伊織とデュエルしてくれた……」

コナミ「未央か、アイツは……まぁ、これからだな」

コナミ「でもちゃんと力を付けてる、きっと化けるぜ」

律子「ふふっ、楽しみにしてるわ」

コナミ「しかし、アイドルが一般人とステージでデュエル、か」

コナミ「何かおもしれー事やってんだな」


律子「ええ、おかげ様で沢山の仕事を貰えるようになったけど……」

律子「それでも、ファンとの交流の時間は大切にしていきたいの」

律子「応援してくれる人たちがいる事、それを忘れない事がアイドルの大前提だから」

律子「それに、これならアイドル達にとっても練習になるじゃない?」

コナミ「ああ、そうだな」

律子「それで?今日はCGプロ専属デュエルトレーナー直々に、偵察と言った所かしら?」

コナミ「偵察?デュエルしに来たに決まってるだろ、お前のとこのアイドルと」

律子「えっ?」

コナミ「このイベント、誰でも参加できるんだろ?」

コナミ「その為にここにすっとんできたんだ、俺も出してくれよ」

律子「た、確かに参加は誰でも出来るけど……でも貴方……」


「律子ー!」


コナミ「ん?」

律子「あぁ……響、貴音、2人共お疲れ様」

響「見ててくれた?今の自分のデュエル、完璧だったぞ!」

貴音「ええ、誠よき、こんびねぇしょんでした」

亜美「今日の亜美達、絶好調だYO→!」

律子「こら亜美、調子に乗らないの」

亜美「んっふっふ~♪……ところで、この兄ちゃん誰?」

響「スタッフさん……じゃないよね?」

貴音「律子はこの殿方と知り合いなのですか?」

亜美「律っちゃんもカドに置けませんなぁ~このこの~」

律子「それを言うなら隅に置けない、でしょ?」

律子「ほら、こないだ話したじゃない?伊織がデュエルしたCGプロの……」


亜美「えっ!?それじゃあこの兄ちゃんが……!」

響「黒井社長に喧嘩売ろうとしたって言う……命知らずの……!」



二人とも……自分の背負ってるもんを賭けてデュエルで真剣に戦ったのは事実だ

その二人を侮辱する権利……お前にあんのかよ!



コナミ(う……あれか……)

コナミ「……もう、そんな無茶はしねーよ」

律子「ふふっ、ですって」

律子「それに彼、腕は確かよ?あの島村卯月さんのデュエルトレーナーだから」

響「ふーん……」

亜美「へー、ウチの兄ちゃんより強いのかな?」


コナミ「……あ、そうだ、俺の相手は誰がしてくれるんだ?」

亜美「え?」

響「相手って……何の?」

コナミ「決まってんだろ?デュエルだよ、デュエル」

貴音「……もしやあなたは、このいべんとに参加なさるおつもりなのですか?」

コナミ「ああ、アンタが相手してくれるのか?それともそこのちっこい方か?」

コナミ「何なら、いっぺんにかかってきても……」

響「……ひょっとしてお兄さん、何か勘違いしてる?」

コナミ「え?勘違い?」


律子「このイベントの事、どうやって知ったのかしら?」

コナミ「ああ、そこに貼ってるチラシを見たんだけど……」

響「……あー、これかぁ」

律子「やっぱりここの文字、小さすぎたかしら……」

亜美「うぅ……これから兄ちゃんにザンコクな真実を告げなくちゃいけないなんて……」ヨヨヨ…

コナミ「お、おい、765プロのアイドルとデュエル出来るって確かに書いてたぞ?」

コナミ「あ、もしかして、俺が他の事務所だからとか……」

律子「いえ、そんな事はないわ、だけど……」

響「ホラ、チラシのここ、よく見て」

コナミ「?」


…………
………
……



卯月「765プロのアイドルとの……デュエルイベントですか!」

楓「そういえば最近、ファンとの交流イベントの一環としてTVでも紹介されてたわね」

未央「なるほど、確かにコナミんにとってはご褒美だね……」

ちひろ「はいっ!今日は我那覇響ちゃんに四条貴音ちゃん、それに双海亜美ちゃんが来てるみたいですね」

莉嘉「ずるーい!アタシも行きたかったー!」

ちひろ「でも莉嘉ちゃん、ひょっとしたら素敵なお土産、持って帰ってきてくれるかもしれませんよ?」

李衣菜「どういう事?」

ちひろ「もしデュエルに勝てたらなんと!賞品として高級スイーツバイキング・氷結界のフリーパス回数券進呈!」

一同「おおー!」


未央「氷結界かぁ……あそこのトリシューラスペシャル、一回食べてみたかったんだよねー!」

智絵里「でも、貴音さんや響さんが相手なんだよね……大丈夫かな?」

未央「大丈夫だって!コナミんだったらあの2人にだって……」

卯月「……あ、あれ?」

ちひろ「卯月ちゃん、どうしました?」

卯月「ち、ちひろさん、このチラシ……」




卯月「カップル限定のタッグイベントって書いてるんですけど……」




ちひろ「……へ?」

今回はここまでです。

ブルーノに誰も気づかない問題は……
現実とアニメじゃ見た目が結構違うって事にさせてください。

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。


コナミ「タッグ……デュエル?」

響「うん、いつもは普通の1対1のデュエルのイベントなんだけど……」

律子「今回は、新しいファン層も取り込もうっていう社長の意向もあって、カップル向けのイベントになったの」

律子「だから今回はあなた一人での参加は……」

コナミ「わ、分かった!タッグだな?ちょっと待っててくれ!」スッ


コナミ(タッグデュエルなら楓さんか智絵里……今日はどっちも事務所にいたはずだ)

コナミ(今からこっちに来てもらえば……!)


律子「あの……ちょっといいかしら?」

コナミ「なんだ?」

律子「私の思い過ごしならいいんだけど……」

律子「今売り出し中のアイドルがカップル向けのイベントに出ちゃうと」

律子「事務所的にかなりマズいんじゃないかしら……?」

コナミ「あ……」

コナミ「…………」スッ

亜美(あ、諦めた)

響(ホントに自分のとこのアイドル呼ぶつもりだったんだ……)


コナミ「ウチの事務所から呼べないってなると、仕方ないな……」

コナミ「……この会場で探すしかないか」

響「えっ!?もしかしてナンパすんの!?」

コナミ「デュエルのパートナーになってもらうだけだよ……流石に見つかんねぇかな」

亜美「うーん、今日はカップルで来てるお客さんが大半っしょ~?」

響「……あ、でも一人で来てる女の子も居たよね?」

亜美「え?そんな子いたっけ?」

響「うん、前の方でずっと熱心に見てくれてた女の子!」

貴音「ええ……確か、頭に花飾りを付けておりました」

コナミ「花飾り、か……よし、それじゃ早そk「ちょっと待って」

4人「!」


律子「何でナンパしに行く流れになってるのかしら?」ゴゴゴゴ…

響「あ……」

亜美「やば……」

コナミ「いや、そんなつもりじゃないって……」

律子「言っとくけど、このイベントで問題を起こすようなら……」

律子「……つまみ出すわよ」ギロッ

コナミ「う……」

律子「……今日はタッグ限定だけど、何も今回だけしかチャンスが無い訳じゃないわ」

律子「こういうイベントはこれからもやっていくし、挑戦したいならいつでも来てちょうだい」

律子「その時は、ウチのアイドル達が全力でお相手するから、ね?」

コナミ「…………」


…………
………
……




亜美「あーあ、行っちゃった……」

響「何かさ、プロデューサーみたいな人だったね」

亜美「うんうん、デュエル大好きオーラが溢れだしていましたなぁ~」

亜美「ねぇ律っちゃん、出してあげれば?あの兄ちゃん面白そうだし!」

律子「そんな訳には行かないでしょ?タッグデュエルのイベントなんだから……」

亜美「あ!だったらさ、律っちゃんが一緒に出てあげればいいじゃん!」

律子「なーにバカな事言ってるの」

亜美「えー?案外お似合いだと思うよ~?」ニヤニヤ

律子「……亜美?」

亜美「じょ、冗談だってば!むー、面白そうだと思ったのに……」

律子「もう分かったから、次は亜美と貴音の出番よ、準備して」

貴音「…………」

響「貴音、どうかしたの?」

貴音「……いえ」



貴音(あの殿方……もしや)

…………
………
……




コナミ「ここじゃタッグのパートナーも満足に探せない……か」

コナミ「ネオ童見野シティじゃ、タッグパートナーなんてすぐ見つかったんだけどな……」

コナミ「はぁ……後でちひろさんに文句言っとかねーと……」


女の子「あ、あの!」


コナミ「……ん?」

女の子「さっき、765プロの皆さんとお話されてましたよね?」

女の子「もしかして、関係者の方……ですか?」

コナミ「……いいや、今そこのステージでやってるヤツに俺も出たかったんだけど」

コナミ「一人じゃ出れないみたいだからさ……今から帰るとこだよ」

女の子「そう、ですか……」

コナミ「悪いな、だからサインとかは頼んでやれない」

女の子「あ、いえ……サインは大丈夫なんですけど……」

コナミ「そうなのか?だったら何で……ん?」

女の子「?」

コナミ「その花飾り……もしかして、お前……」


…………
………
……

女の子「ええーっ!?たっ、貴音さん達が私に気付いてた!?」

コナミ「ああ、随分熱心に見てたみたいだな」

女の子「そ、そんなつもりじゃなかったのに……」

コナミ「しかし、カップル向けのイベントなのに一人でデュエルを見に来るなんて……」

コナミ「よっぽどデュエルが好きなんだな、気が合いそうだ」

女の子「い、いえ!デュエルが好きと言うか、その……」

コナミ「?」

女の子「……私と同い年位の女の子が、大勢の人が見ている前で堂々と歌ったり踊ったり、デュエルしたりして」

女の子「それを見て沢山の人が笑顔になって……」

女の子「アイドルって、すごいんだなって思って……思わず見入っちゃいました」

コナミ「そうか……でもお前の気持ち、俺もよく分かるよ」

女の子「え?」

コナミ「俺も最近、アイドルのデュエルを見てそういう気持ちになったんだ」

コナミ「デュエルにこういう形があったんだなって」

コナミ「すごいよな、アイドルってヤツは」

女の子「……はい」



女の子「……私に、本当になれるのかな?」

コナミ「えっ?」

女の子「あ!」

女の子「ご、ごめんなさい!今の、忘れてください!」

コナミ「いや、謝る必要ねぇけど……お前、もしかしてアイドルに……」

女の子「む、無理です!私なんて何のとりえも無いし!」

女の子「す……スタイルだって、そんなによくないし……」

コナミ「でも……」

女の子「いいんです……確かにほんのちょっとだけ、憧れみたいな物はありました」

女の子「だから今日、本物のアイドルを間近でよく見ておこうと思って来てみたんですけど」

女の子「でも、貴音さんも響さんも、亜美ちゃんも……私の想像以上で……」

女の子「やっぱり、私には出来そうになかったです……えへへ」

コナミ「…………」

女の子「いきなり声を掛けて、すみませんでした……私、もう行きます」

コナミ「……なぁ、お前デュエル出来るか?」

女の子「え?」

コナミ「こんなイベント見に来る位だ、ちょっと位はやれるんだろ?」

女の子「は、はい……でも、友達と遊びでやる位で……」

コナミ「なら、決まりだな」ニッ

女の子「……え?」

コナミ「アイドルになるかならないか、それはお前が勝手に決めればいい」

コナミ「でも、これからもあんなとこから眺めてるつもりなら……」



コナミ「1回位、最高の特等席で見てみないか?」


…………
………
……




亜美「あ、さっきの兄ちゃん!」

コナミ「よっ」

亜美「戻ってきたらまた律っちゃんに怒られ……あれ、後ろの姉ちゃんは?」

女の子「あ、あの、やっぱり私……!」

響「あ!」

女の子「!」

響「やっぱり今日ずっと見てくれてた子!お兄さん会えたんだ!」

コナミ「おう、まぁな」

女の子(我那覇、響さん……)


響「随分熱心に見てくれてると思って、嬉しかったんだ!ありがとね!」

女の子「は、はい……」

律子「あ、あなた!あれだけ言ったのに結局……!」

コナミ「ずっと見てたなんて聞いたら、一回位デュエルさせてやってもいいんじゃないかと思ってさ」

律子「それ、あなたがデュエルする為の建前でしょ?」

響「律子、自分からもお願い!せっかく来てくれたんだからさ!」

律子「響……」

響「ねぇ!君もステージ、上がってみたいでしょ?」

女の子「え、えっと……それは……」


響「あれ……もしかして、出たくなかった?」

女の子「い、いえ!だけど……」

貴音「……もしやあなたは、自分が参加する事ですてぇじが失敗してしまうのを恐れているのですか?」

亜美「お姫ちん?」

響「え?そうなの?」

貴音「……このいべんとは、私たちがふぁんの皆様方へ感謝を贈るための時間でもあります」

貴音「すてぇじを存分に盛り上げる事」

貴音「そして私たちとのでゅえるをあなた方に楽しんで頂く事」

貴音「それは本日私たちに与えられた、あいどるとしての使命……」

貴音「あなたが憂う事等、何もありません」

女の子「貴音、さん……」


亜美「うんうん、プロの仕事ってヤツですなぁ~」

響「気負わなくても大丈夫!なんくるないさー!」

コナミ「……今のお前は、まだ憧れてるだけなんだろ?」

コナミ「ならファンの一人としてイベントに参加する位、バチは当たらないんじゃないか?」

女の子「…………!」

響「何の事?」

コナミ「ああ、こっちの話だ」


女の子(そっか……)


女の子(私、まだアイドルじゃないんだもんね……)


女の子(ステージの上……最高の、特等席……)


女の子(1回だけ、なら……)


女の子「あの……」


女の子「やってみても……いい、ですか?」

コナミ「!」


響「もちろん!やろうやろう!」

亜美「ねぇねぇ、いいっしょ?律ちゃん!」

律子「……はぁ、しょうがないわね」

律子「いいわ、あなた達の参加を認めます」

コナミ「おっし!」

亜美「おおー!よかったね帽子の兄ちゃん!」

コナミ「おう、サンキューな!」

律子「それじゃあ、こっちは……」

貴音「律子嬢」


律子「あら貴音、やる気なの?」

貴音「ええ、熱心なふぁんの方と手合わせできるのは大変喜ばしい事……しかし勝負となれば手は抜きません」

貴音「全力でお相手させて頂きます」

貴音(それに……)ジッ

コナミ「……ん?」

貴音「…………」フイッ

律子「それじゃあもう一人は……響、行ってくれる?」

響「うん、いいぞ!」

亜美「えー、亜美は?」

律子「亜美はさっき貴音と組んでたでしょ?お留守番」

亜美「ちぇ~……」

律子「さてと、それじゃ準備に入ってもらいましょうか」

女の子「あ、でも私今日デッキ持ってきてなくて……」

律子「それなら大丈夫よ、元々こっちで用意したデッキで戦ってもらうつもりだから」

律子「あなたもこっちのデッキを使ってもらうわよ?」

コナミ「え?俺のデッキ使えないのか?」

律子「あなたみたいに自分のデュエルディスク持ってる人なんてそうそういないでしょ?」

律子「今回は参加者全員にデッキを貸し出してるの、参加する以上、こっちのルールには従ってもらうわ」

コナミ「ふーん……まぁ仕方ないな」

律子「こっちで用意したデッキの内容は貴音達は知らないし、戦術が読まれるなんて事はないからそこは安心して頂戴」

女の子「全然使った事ないデッキ……だ、大丈夫かな……?」

コナミ「何とかなるって、一応本番までにデッキの中身確認しとくか」

律子「あぁそれと、本番用のデュエルディスクも渡しておくわね」

女の子「これが……本物のデュエルディスク……」

女の子(これを腕に嵌めて、これから本当にステージに立つんだ……)

コナミ(何気にこっちのデュエルディスク付けるの初めてだな……)

律子「時間になったら響があなた達の事を呼ぶから、そしたらステージに上がって頂戴」

律子「勝てれば景品も進呈するから、2人とも頑張って!健闘を祈ってるわ」

コナミ「おう、何か結局参加させてくれて、サンキューな」

律子「ふふっ、あの2人は強いわよ?」

コナミ「あぁ……そりゃ楽しみだ」

…………
………
……




女の子(何だかすごい事になっちゃったな……)

女の子(本当に、私が貴音さんや響さんとデュエルを……)

コナミ「……悪かったな、強引に付き合わせちまって」

コナミ「でも、本当に受けてくれるなんて思わなかった……感謝してる」

女の子「あ、いえ!その……私の方こそ……」

コナミ「?」

女の子「あのまま帰ってたら……もし、あなたが765プロの皆さんに会わせてくれてなかったら」

女の子「きっと……こんな経験、出来なかったから」

女の子「だから、あの……背中を押してくれて、ありがとうございました」

コナミ「……だったら、彼女達にも礼を言っとかないとな」

女の子「えへへ、そうですね」


女の子「うまく出来ないかもしれないけど、やれるだけやってみようと思います」

女の子「今の私は、ファンのひとりですから」

コナミ「それでいいさ、負けても魂抜かれちまう訳じゃない……気楽に行こうぜ」

コナミ「あ、そうだ……お前、名前は?」

女の子「えっ?」

コナミ「今回限りって言っても、背中を預けるパートナーだからな」

コナミ「名前位、知っておきたいだろ?」


女の子「パートナー……そ、そうですよね!」

女の子「私……三村かな子って言います!」

コナミ「かな子か……俺はコナミ、頼りにしてるぜ、かな子」



響「それじゃあそろそろ、今日最後のデュエルを始めるぞ!」

響「さぁ!次のカップルさん、いらっしゃ~い!」



コナミ「おし!そんじゃ行くか!」

かな子「は、はいっ!」



ワアアアアアアアアアアア!!


亜美「でも律っちゃん、結構あっさりあの兄ちゃんの参加認めたね?」

律子「彼女がやる気になってるんなら、別に拒否する理由なんてないわよ」

律子「それに、ある意味いい機会でもあるし」

亜美「いい機会?」

律子「ええ」


律子(島村卯月さんにデュエルを授けたという噂のデュエリスト……)


律子(貴方の実力、じっくりと見せてもらうわ)


響「律子にも何とか許してもらったし、楽しくやろーね!」

貴音「ええ……全力で参ります」

コナミ「ギャラリー付きのデュエルなんて久々だな……いっちょやってやるか!」

かな子「気負わずに、気楽に……」



響「それじゃいくぞ!」

貴音「いざ、尋常に……!」





4人「デュエル(でゅえる)!」

今回はここまでです。

読んでくださった方、ありがとうございました。


響「よーっし……先手必勝!自分のターン!」手札5

響「魔法カード、魔獣の懐柔発動!」


《魔獣の懐柔/Obedience Schooled》 †

通常魔法
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
カード名が異なるレベル2以下の獣族の
効果モンスター3体をデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、
エンドフェイズに破壊される。
このカードの発動後、ターン終了時まで
自分は獣族以外のモンスターを特殊召喚できない。


響「自分のフィールドにモンスターが居ない時、レベル2以下の獣族を3体呼び出せる!」

響「出て来い!子狸たんたんにぽんぽこ!そして森の聖獣ヴァレリフォーン!」


《子狸たんたん/Baby Raccoon Tantan》 †

効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻 0/守 800
リバース:デッキから「子狸たんたん」以外の
獣族・レベル2モンスター1体を特殊召喚する。


《子狸ぽんぽこ/Baby Raccoon Ponpoko》 †

効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻 800/守 0
このカードが召喚に成功した時、
デッキから「子狸ぽんぽこ」以外の獣族・レベル2モンスター1体を
裏側守備表示で特殊召喚できる。
この効果を発動するターン、
自分は獣族以外のモンスターを特殊召喚できない。


《森の聖獣 ヴァレリフォーン/Valerifawn, Mystical Beast of the Forest》 †

チューナー・効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻 400/守 900
「森の聖獣 ヴァレリフォーン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を1枚捨て、「森の聖獣 ヴァレリフォーン」以外の
自分の墓地のレベル2以下の獣族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。


たんたん 守800

ぽんぽこ 守0

ヴァレリフォーン 守900


響「さらに神獣王バルバロスを召喚するぞ!」


《神獣王バルバロス/Beast King Barbaros》 †

効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200
(1):このカードはリリースなしで通常召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
(3):このカードはモンスター3体をリリースして召喚する事もできる。
(4):このカードがこのカードの(3)の方法で召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのカードを全て破壊する。


響「バルバロスはリリース無しで召喚する場合、攻撃力は1900になる!」


バルバロス 攻1900


亜美「おおー、ひびきんの必勝パターンじゃん!」

律子「いきなり仕掛けてきたわね……」


響「まずはレベル8のバルバロスに、レベル2のヴァレリフォーンをチューニング!」

☆8+☆2=☆10

響「……星の力宿りし聖なる森の加護を受け、今目覚めよ!」

響「シンクロ召喚!吼えろ……神樹の守護獣-牙王!」


《神樹の守護獣-牙王/Leo, the Keeper of the Sacred Tree》 †

シンクロ・効果モンスター
星10/地属性/獣族/攻3100/守1900
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは、自分のメインフェイズ2以外では相手のカードの効果の対象にならない。

牙王 攻3100


響「さらに、レベル2のたんたんとぽんぽこで、オーバーレイ!」

響「混沌と混迷の世を斬り裂く知恵者よ!世界を化かせ!」

響「エクシーズ召喚!No.64!古狸三太夫!」


《No.64 古狸三太夫/Number 64: Ronin Raccoon Sandayu》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク2/地属性/獣族/攻1000/守1000
獣族レベル2モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上に「影武者狸トークン」(獣族・地・星1・攻?/守0)1体を特殊召喚する。
このトークンの攻撃力は、このトークンの特殊召喚時にフィールド上に存在する
攻撃力が一番高いモンスターと同じ攻撃力になる。
自分フィールド上にこのカード以外の獣族モンスターが存在する限り、
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。

古狸三太夫 守1000


かな子「1ターン目からシンクロにエクシーズ……!」

響「そして古狸三太夫の効果!オーバーレイユニット1つを使って、影武者狸トークン1体を特殊召喚!」


影武者狸トークン 攻?


響「影武者狸トークンの攻撃力は、特殊召喚された時点で攻撃力が一番高いモンスターの数値と同じになる!」


影武者狸トークン 攻3100


かな子(攻撃力3000以上のモンスターが2体なんて……)

コナミ(初っ端から全力かよ……!)


響「カードを1枚伏せて、ターンエンド!さぁ、君のターンだよ!」

かな子「は、はい!私のターン……ドロー!」手札6

かな子(わ、私も何か出さなきゃ!)

かな子(でも、今の手札じゃ……)

かな子「も、モンスターを守備表示でセット!」

かな子「えっと……カードを1枚伏せて、ターンエンド……です」


律子「彼女は……このターンは守るしかないみたいね」

亜美「うーん、でも流石にこれだけじゃ防ぎきれないっしょー」


響(う……ちょっとやりすぎちゃったかな……)

響「た、貴音、まだ始まったばっかりだし、最初は様子見で……」

貴音「いいえ響……例え相手が誰であろうと、真剣勝負において手を抜く事こそ、かえって非礼というものです」


貴音「私のたぁん!」手札6

貴音「まずは古狸三太夫の効果を発動!もう1つのおーばぁれいゆにっとを使い、影武者狸とーくんを特殊召喚!」

かな子「と、トラップカード発動!ブレイクスルー・スキル!」


《ブレイクスルー・スキル/Breakthrough Skill》 †

通常罠
(1):相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):自分ターンに墓地のこのカードを除外し、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の効果モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。


響「おおー!」

コナミ「おっし!」

かな子「これで古狸三太夫の効果を、無効にします!」


貴音「防ぎましたか……では……」

貴音(このたぁん、私も攻めるとしましょう……!)

貴音「私は手札の光属性もんすたぁを墓地へ送り、銀河戦士を特殊召喚!」


《銀河戦士/Galaxy Soldier》 †

効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2000/守 0
手札の光属性モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から表側守備表示で特殊召喚する。
このカードが特殊召喚に成功した時、
デッキから「ギャラクシー」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
「銀河戦士」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

銀河戦士 守0


貴音「そしてこのもんすたぁが特殊召喚に成功した時、でっきからぎゃらくしぃもんすたぁを手札に加えます……」

貴音「私が手札に加えるのは、銀河眼の雲篭……そのまま召喚致します」


《銀河眼の雲篭/Galaxy-Eyes Cloudragon》 †

効果モンスター
星1/光属性/ドラゴン族/攻 300/守 250
このカードをリリースして発動できる。
自分の手札・墓地から「銀河眼の雲篭」以外の
「ギャラクシーアイズ」と名のついたモンスター1体を選んで特殊召喚する。
「銀河眼の雲篭」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、このカードが墓地に存在する場合、
自分のメインフェイズ時に自分フィールド上の
「ギャラクシーアイズ」と名のついたエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
墓地のこのカードを選択したモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。
「銀河眼の雲篭」のこの効果はデュエル中に1度しか使用できない。

銀河眼の雲篭 攻300

貴音「そしてこのカードは自身をりりぃすする事で、ぎゃらくしぃあいずを1体呼び出す事が出来る!」

貴音「私が呼び出すのは、先ほど銀河戦士の効果により墓地へ送った私の切り札……!」

貴音「……闇に輝く銀河よ、希望の光になりて我が僕に宿れ!」


貴音「光の化身、ここに降臨!銀河眼の光子竜!」



《銀河眼の光子竜/Galaxy-Eyes Photon Dragon》 †

効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは自分フィールド上に存在する
攻撃力2000以上のモンスター2体をリリースし、
手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが相手モンスターと戦闘を行うバトルステップ時、
その相手モンスター1体とこのカードをゲームから除外する事ができる。
この効果で除外したモンスターは、バトルフェイズ終了時にフィールド上に戻る。
この効果でゲームから除外したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、
このカードの攻撃力は、そのエクシーズモンスターを
ゲームから除外した時のエクシーズ素材の数×500ポイントアップする。

銀河眼の光子竜 攻3000


コナミ「銀河眼か……!」

貴音「参ります……銀河眼の光子竜!せっともんすたぁを攻撃!」

貴音「破滅のふぉとん・すとりぃむ!」


銀河眼の光子竜「ゴアアアアアアアアッ!!」攻3000

セットモンスター「」バリーン


かな子「っ……!破壊されたライトロード・ハンターライコウの効果発動!」


《ライトロード・ハンター ライコウ/Ryko, Lightsworn Hunter》 †

効果モンスター
星2/光属性/獣族/攻 200/守 100
リバース:フィールド上のカード1枚を選択して破壊できる。
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。


かな子「リバースした時、フィールドのカード1枚を破壊できる!」

かな子「影武者狸トークンを破壊、します!」


影武者狸トークン「」ドカーン


亜美「おおー!攻撃モンスターを1体潰した!」


貴音「ですが、この攻撃は防げる者はもういないようですね……」

貴音「牙王でぷれいやぁを直接攻撃!」


牙王「グルルル……!」攻3100


ザシュッ!!


かな子「ひゃああぅ!」LP4900


貴音「……私はこれで、たーんえんど」

かな子「うう……っ」

コナミ「いきなり派手にやられたな……大丈夫か?」

かな子「は、はい……」

かな子「ごめんなさい……フィールド、空になっちゃって……」

コナミ「気にすんなって、あの状況で3100ダメージで済んだなら上出来だ」

かな子「はぁ……やっぱり強いですね……」

コナミ「そう気弱になんなよ、気楽に行こうとは言ったけど……」

コナミ「……勝ちに行かないなんて、一言も言ってないぜ」


亜美「次はいよいよあの兄ちゃんのターンかぁ」

亜美「でも、あそこまで戦力差が開いちゃったら……」

律子「ええ、でも彼があのデッキを使いこなせれば……」

亜美「……そういえば律っちゃん、あの2人にどんなデッキ渡したの?」

律子「え?教えたらアンタ達の練習になんないでしょ?」

亜美「いいじゃん、どうせこれが最後のデュエルなんだし!」

律子「……そうね、彼女のデッキは最近出たカードを取り入れたデッキで」

律子「帽子の彼のデッキは……」


律子「……ハマれば、面白いデッキよ」


コナミ「行くぜ……俺のターン!」手札6



コナミ「俺が発動するのは……!」









BOOOOOOOOOOOM!!








ひびたか「!?」


亜美「な、何!?今のコミカルな音!」

律子「……来たわね」



「キャハハハハハハー!」






《トゥーン・キングダム/Toon Kingdom》 †

フィールド魔法
(1):このカードの発動時の効果処理として、
自分のデッキの上からカード3枚を裏側表示で除外する。
(2):このカードのカード名は、
フィールドゾーンに存在する限り「トゥーン・ワールド」として扱う。
(3):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分フィールドのトゥーンモンスターは相手の効果の対象にならない。
(4):自分フィールドのトゥーンモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに破壊されるモンスター1体につき1枚、
自分のデッキの上からカードを裏側表示で除外できる。


響「このフィールド魔法……!」

貴音「これは、面妖な……!」




コナミ「さて、反撃開始と行くか」

一旦ここで止めます。

カップル側のデッキは1戦1戦違うものが律子から渡されてます。
なのでトゥーンワールドを見て貴音が「面妖な……!」と言ってます。

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

>>342でのライコウの効果発動の際に、
破壊の後、デッキからカードを3枚墓地へ送る描写を忘れておりました。
実際にはちゃんと墓地へ送ってるので、脳内補完お願いします。



コナミ「……っと、こいつは発動した時にデッキトップから3枚裏側で除外するんだったな」スッ


亜美「トゥーンかぁ……直接攻撃がズバッと決まると、気持ちよさそうだよね→」

律子「最近になってサポートカードが増えてきたし、今回の対戦デッキに選んでみたの」

律子(ただトゥーンモンスターのほとんどが、フィールドに呼び出されたターンには攻撃出来ない)

律子(アナタはどうするかしら?)


コナミ「さぁ行くぜ!俺は装備魔法、コミックハンドを発動!」


《コミックハンド/Comic Hand》 †

装備魔法
自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合に相手フィールドのモンスターに装備できる。
(1):装備モンスターのコントロールを得る。
(2):装備モンスターはトゥーンモンスターとしても扱い、
相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、装備モンスターは直接攻撃できる。
(3):フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在しない場合にこのカードは破壊される。


貴音「!」

コナミ「コイツはトゥーンワールドが存在する時にしか発動出来ないが、装備した相手モンスターのコントロールを得る!」

コナミ「俺がコントロールを奪うのは……!」


ぐいぃぃ―――――ん!!


ガシッ!


銀河眼「!?」


響「銀河眼が……!」


銀河眼「グ、ググ……ッ!?」


ぎゅうぅ――――ん!


パタン……


亜美「ほ、本の中に取り込まれちゃった!」

コナミ「そして、この効果でコントロールを奪ったモンスターはトゥーンモンスターとなる!」


コナミ「来い……ギャラクシーアイズ・トゥーン・ドラゴン!!」




BOOOOOOOOM!!




トゥーン銀河眼「ヒャハハハハー!!」

貴音「銀河眼……!」

コナミ「トゥーンモンスターの攻撃は、同じトゥーンでしか防げない!」

コナミ「遠慮なく直接攻撃させてもらうぜ!」

コナミ「やれ、トゥーン銀河眼!」


トゥーン銀河眼「イヤッハー!」攻3000


KABOOOOOOOM!!


貴音「うっ……!?」LP5000


亜美「おおー!ライフがまた並んだ!」

律子「確かに、相手のモンスターを奪えば召喚酔いもお構いなしね……」


コナミ「俺はカードを1枚伏せ、ターンエンド!」


かな子手札4・コナミ手札3 LP4900
フィールド:銀河眼の光子竜(トゥーン化) 伏せ1
響手札2・貴音手札4 LP5000
フィールド:牙王 古狸三太夫 銀河戦士 伏せ1


響(思ったよりやっかいなカードが出て来ちゃったぞ……)

響(でも、この自分のターンで何とか出来れば……!)

響「ドロー!」手札3

響(おっ!)

響「手札を1枚捨てて、ツインツイスターを発動!」


《ツインツイスター/Twin Twisters》 †

速攻魔法
(1):手札を1枚捨て、フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊する。


響「これでトゥーンキングダムと伏せカードを破か……!」

コナミ「カウンタートラップ、魔宮の賄賂!」


《魔宮の賄賂/Dark Bribe》 †

カウンター罠
(1):相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
相手はデッキから1枚ドローする。


響「げっ!?」

コナミ「相手に1枚ドローさせる代わりに、ツインツイスターの発動を無効にする!」

響「そんなぁ~……」手札2

コナミ「悪いけど、流石に出した次のターンで割られるのは勘弁な」

響「うぅ~それなら……キーマウスを召喚!」


《キーマウス/Key Mouse》 †

チューナー(効果モンスター)
星1/地属性/獣族/攻 100/守 100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキからレベル3以下の獣族モンスター1体を手札に加える事ができる。


響「レベル5の銀河戦士に、レベル1のキーマウスをチューニング!」

☆5+☆1=☆6

響「シンクロ召喚!出でよ、獣神ヴァルカン!!」


《獣神ヴァルカン/Vulcan the Divine》 †

シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/獣戦士族/攻2000/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「獣神ヴァルカン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合、
自分及び相手フィールドの表側表示のカードを1枚ずつ対象として発動する。
その自分及び相手の表側表示のカードを手札に戻す。
このターン、自分はこの効果で手札に戻したカード
及びそれらの同名カードの効果を発動できない。

ヴァルカン 守1600

響「シンクロ召喚に成功した時、自分と相手のカードを1枚ずつ手札に戻す!」

響「対象にするのはトゥーンキングダムと三太夫!」

コナミ「墓地のブレイクスルースキルの効果!ヴァルカンの効果を無効にする!」


ヴァルカン「クッ……!」


響(でもこれで墓地のブレイクスルースキルは使わせた……)

響(このターン自分が出来る事は……)

響「バトルフェイズ!牙王で、トゥーン銀河眼を攻撃!」


牙王「グオオオオオオオオオオ!!」攻3100


コナミ「トゥーンキングダムの効果発動!」

コナミ「トゥーンモンスターが戦闘か効果で破壊される時、デッキトップ一枚を裏側で除外して破壊を無効にする!」スッ


トゥーン銀河眼「ケケケケケケケ……」


グニィッ


牙王「!?」


響「か、体を曲げて……!」


亜美「避けちゃった……」


トゥーン銀河眼「ギヒャヒャヒャヒャ!」アッカンベー


コナミ(キングダム、何とかこのターンは守れた……)LP4800

コナミ(だがコイツも実際いつまで持つか分からない)

コナミ(次のかな子のターンで、かな子のモンスターが出てくればいいけどな……)

響「これで、ターンエンド……」

かな子「わ、私のターンですっ」

かな子(さっきは何とか攻撃が防げたけど、こんな手札じゃもう次は何も出来ない……)

かな子(お願い、いいカード……来て!)

かな子「ドロー!」手札5

かな子「や、やった!魔法カード、トレードインを発動!」


《トレード・イン/Trade-In》 †

通常魔法
(1):手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。


かな子「手札のレベル8モンスター1体を捨てて、デッキから2枚ドロー出来る!」


かな子「私が捨てるのは……巨神竜フェルグラント!」


響「巨神竜……!」

貴音「なるほど、あの者のでっきは……」

かな子「そして2枚ドロー!」手札5

かな子「えっと……更に、復活の福音を発動!」


《復活の福音》 †

通常魔法
(1):自分の墓地のレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):自分フィールドのドラゴン族モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。


かな子「自分の墓地のレベル7か8のドラゴン族1体を特殊召喚できるっ!」

かな子「来て、巨神竜フェルグラント!」


《巨神竜フェルグラント》 †

効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2800
(1):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合、
相手のフィールド・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外しこのカードの攻撃力・守備力は、
除外したモンスターのレベルまたはランク×100アップする。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、
「巨神竜フェルグラント」以外の自分または相手の墓地の
レベル7・8のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。

フェルグラント 攻2800

かな子「更にフェルグラントの効果発動!墓地から特殊召喚された時、相手のモンスター1体を除外できる!」

かな子「獣神ヴァルカンを除外!」


ヴァルカン「」ヒュン!


かな子「そして、除外したモンスターのレベル・ランク×100だけ、攻撃力がアップします!」


フェルグラント 攻3400


律子「攻撃力が牙王を上回った……!」


響「や、やば……!」

かな子「ば、バトルフェイズ!フェルグラントで、牙王を攻撃……します!」


フェルグラント「ギャオオオオオオオッ!!」攻3400

牙王「」ドカーン


響「くっ……」LP4700


かな子「更に、フェルグラントが相手モンスターを破壊した場合、墓地からレベル7か8のドラゴン族1体を特殊召喚できる!」

かな子「おいで!アークブレイブドラゴン!」


《アークブレイブドラゴン》 †

効果モンスター
星7/光属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
(1):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの表側表示の魔法・罠カードを全て除外し、
このカードの攻撃力・守備力は、この効果で除外したカードの数×200アップする。
(2):このカードが墓地へ送られた次のターンのスタンバイフェイズに、
「アークブレイブドラゴン」以外の自分の墓地の
レベル7・8のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

アークブレイブドラゴン 攻2400


亜美「おおー!あんなカードいつの間に!」

律子「3ターン目のライコウの効果ね……」


貴音(あのライコウは壁だけでなく、布石をも兼ねていたと……)

かな子「そしてアークブレイブドラゴンで、三太夫を攻撃!」


アークブレイブ「!!」攻2400

三太夫「」バリーン


かな子「そして……トゥーン銀河眼で攻撃!」


銀河眼「キヒヒヒヒヒヒ!」攻3000


BAKOOOOOOOON!!


響「いったぁ!?」LP1700


トゥーン銀河眼「ギャハハハハハハハハwwwwwwwwwww」ゲラゲラ


コナミ「おおっし!ナイスかな子!」

かな子「は、はいっ!」

かな子「えっと……カードを1枚伏せて、ターンエンドです!」


亜美「あの兄ちゃん達、一気に逆転しちゃった!」

律子「フェルグラントの効果によって、蘇生カードがそのまま除外効果を持つカードになる」

律子「オマケに戦闘での破壊を許せばさらにドラゴンを呼び出し、追撃する……」

律子「このターン、巨神竜デッキの強力な部分が出たわね」

亜美「残りライフ1700でフィールドも伏せ1枚……律っちゃん、流石にヤバくない?」

律子「ふふっ、それなら大丈夫よ」


貴音「…………」


律子「貴音も、このまま黙っていないわ」

今回はここまでです。

読んでくださった方、ありがとうございました。

乙でした。

ブレスルの墓地効果は相手ターンに使えないような気が。

>>369 やってしまった……おっしゃる通りですね。

構成を練り直すべきところなんですが、
直そうとすると最初の方からやり直しになりそうなので
申し訳ありませんが、今回はこのまま行かせてください。

ご指摘、ありがとうございました。

かな子(えっと……今のターンで貴音さん達のフィールドは伏せカード1枚だけ……)

かな子(こっちにはフェルグラントドラゴンにアークブレイブドラゴン、それにトゥーン銀河眼)

かな子(私達、あの2人相手に押してる……!)

かな子(わ、私がって言うより、このデッキが強いんだろうけど……)

かな子(このままいけば、ひょっとしたら……!)

コナミ「かな子、油断せずに行くぞ」

かな子「え?」

コナミ「アイツ……多分次のターンで来るぜ」

貴音「……かな子、と言いましたね?」

かな子「は、はいっ!?えと、み、三村かな子ですっ」

貴音「先のたぁんの攻撃、見事でした」

貴音「あなたは自分ではなく、でっきの力だと思っているかもしれませんが……」

貴音「そのでっきの力を引き出す事こそ、真に求められる力……というものです」

かな子「あ、ありがとう、ございます……」

貴音「しかし次はこちらがその力を見せる時……そして」

貴音「わたくしの切り札を……そのような面妖な姿にしてくれた礼もしなくてはなりません」

かな子「…………!」

コナミ「そりゃ悪かったな……だったら、奪い返してみな」

貴音「もとより、そのつもりです」


貴音「参ります……わたくしのたぁん!」手札5

貴音「銀河の魔導師を召喚!」


《銀河の魔導師/Galaxy Wizard》 †

効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻 0/守1800
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
このカードのレベルをエンドフェイズ時まで4つ上げる。
また、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「銀河の魔導師」以外の
「ギャラクシー」と名のついたカード1枚を手札に加える。

銀河の魔導師 攻0


貴音「銀河の魔導師の効果を発動、自身のれべるを4から8へ……!」


銀河の魔導師 ☆4→☆8


貴音「更に銀河遠征を発動!」


《銀河遠征/Galaxy Expedition》 †

通常魔法
自分フィールド上に「フォトン」または「ギャラクシー」と名のついた
レベル5以上のモンスターが存在する場合に発動できる。
デッキから「フォトン」または「ギャラクシー」と名のついた
レベル5以上のモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する。
「銀河遠征」は1ターンに1枚しか発動できない。


貴音「れべる8の銀河の魔導師がいる事で、わたくしはでっきから2体目の銀河眼を特殊召喚!」


銀河眼 守2500


貴音「そして銀河の魔導師をりりぃすする事で、更なる効果を発動……!」

貴音「でっきから1枚、ぎゃらくしぃの名を持つかぁどを手札に加えます……」

貴音「わたくしが加えるのは、ぎゃらくしぃ・さいくろん!」


《ギャラクシー・サイクロン/Galaxy Cyclone》 †

通常魔法
「ギャラクシー・サイクロン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。


貴音「このかぁどの効果で、あなた方のふぃーるどの伏せかぁどを破壊します!」


神風のバリア-エアフォース「」バリーン


かな子「エアフォースが……!」


貴音「更に、私は手札よりこのもんすたぁを特殊召喚……」


《限界竜シュヴァルツシルト/Schwarzschild Limit Dragon》 †

効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守 0
相手フィールド上に攻撃力2000以上のモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。

シュヴァルツシルト 守0


かな子「レベル8のモンスターが2体……!」

コナミ(来る!)

貴音「わたくしはれべる8の銀河眼と限界竜で……おーばぁれい!」

貴音「宇宙にさまよう光と闇……その狭間に眠りし哀しき竜たちよ!その力を集わせ真実の扉を開け!」

貴音「えくしぃず召喚!現れよ……なんばぁず62!」


貴音「銀河眼の光子竜皇!!」


《No.62 銀河眼の光子竜皇/Number 62: Galaxy-Eyes Prime Photon Dragon》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/ドラゴン族/攻4000/守3000
レベル8モンスター×2
このカードが戦闘を行うダメージ計算時に1度、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力はダメージ計算時のみ、
フィールド上のモンスターのランクの合計×200ポイントアップする。
「銀河眼の光子竜」を素材としているこのカードが
相手の効果によって破壊された場合に発動できる。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に
このカードの攻撃力を倍にして特殊召喚する。
「銀河眼の光子竜」を素材としていない場合、
このカードが相手に与える戦闘ダメージは半分になる。

光子竜皇 攻4000


かな子「こ、攻撃力4000……!」

貴音「まだ終わりではありません」

貴音「わたくしは光子竜皇を素材に、更にえくしぃずちぇんじ!」

コナミ(銀河眼の連続エクシーズ!コイツは……!)

貴音「銀河の光の導くところ新たな世界がひらかれる……現れよ、新たなる光の化身!」

貴音「あーまぁえくしぃず召喚!ふるあーまぁふぉとんどらごん!」


《ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン/Galaxy-Eyes Full Armor Photon Dragon》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/ドラゴン族/攻4000/守3500
レベル8モンスター×3
このカードは「ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン」以外の
自分フィールドの「ギャラクシーアイズ」Xモンスターの上に
このカードを重ねてX召喚する事もできる。
(1):1ターンに1度、このカードの装備カードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードをこのカードの下に重ねてX素材とする。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

FAフォトン 攻4000


かな子「フルアーマーフォトンドラゴン……!?」

貴音「そして効果を発動……おーばぁれいゆにっと1つを使い、相手の表側表示のかぁど1枚を破壊する……」

貴音「わたくしが破壊するのは当然……!」


トゥーンキングダム「」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…


かな子「トゥーンキングダムが……!」

コナミ「ちっ……!」

貴音「とぅーんきんぐだむがふぃーるどを離れた事で、こみっくはんどはその効力を失う……」


銀河眼の光子竜「…………!」


貴音「……よくぞ戻ってきました、銀河眼」


亜美「とうとうトゥーンを破った!」

律子「それだけじゃないわ、貴音にはまだ……!」


貴音「そして、わたくしは更にこのもんすたぁを素材に、おーばぁれい!」

かな子「ま、また……!?」


貴音「銀河に漲る力……その全身全霊が尽きるとき、王者の魂が世界を呪う!」

貴音「現れよ……なんばぁず95!ぎゃらくしぃあいず……だーくまたぁどらごん!」



《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン/Number 95: Galaxy-Eyes Dark Matter Dragon》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク9/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守 0
レベル9モンスター×3
このカードは自分フィールドの
「ギャラクシーアイズ」Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
このカードはX召喚の素材にできない。
(1):このカードがX召喚に成功した時、
自分のデッキからドラゴン族モンスター3種類を1体ずつ墓地へ送って発動できる。
相手はデッキからモンスター3体を除外する。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。

ダークマター 攻4000


亜美「おおー!2連続エクシーズチェンジ!」


かな子(今度はどんな効果が……!)


貴音「だーくまたぁどらごんがえくしぃず召喚に成功した時、自分のでっきのもんすたぁ3体を墓地へ送る事ができる……」

貴音「わたくしが墓地へ送るのはこの3枚……」


ギャラクシーサーペント

ギャラクシードラグーン

銀河眼の光子竜


貴音「そして、相手はでっきからもんすたぁ3体を除外しなくてはならない!」

コナミ「除外効果か……!」


律子「モンスターの蘇生が戦術の核となる彼女にとっては、辛い効果ね……」


かな子「わ、分かりました……」


除外モンスター

デコイドラゴン

ヴェルズ・ザッハーク

コドモドラゴン


貴音「そして、だーくまたぁどらごんのもう一つの効果……」

貴音「おーばぁれいゆにっと1つを使い、このたぁん相手もんすたぁに2回攻撃出来る!」

かな子「なっ!?」

コナミ「今度は攻撃力4000の2回攻撃かよ……!」


亜美「銀河眼の攻撃力も併せたら……総攻撃力11000!!」


貴音「ばとるふぇいず……だーくまたぁどらごんで、ふぇるぐらんとを攻撃!」


ダークマタードラゴン「ウオオオオオオオオオ!!」攻4000


かな子(ダークマタードラゴンでこっちの2体のドラゴンがやられちゃったら、モンスターがいなくなっちゃう……)

かな子(そしたら、銀河眼の攻撃が……ど、どうしよう!)

コナミ「大丈夫だ、かな子!」

かな子「!」

コナミ「お前のデッキは墓地のカードをうまく使って戦っていくデッキ!」

コナミ「困ったら墓地を見るんだ!」

かな子「墓地の……カード……」


かな子「…………!」

かな子「ぼ、墓地の復活の福音の効果発動!」

かな子「ドラゴン族が戦闘か効果で破壊される時、このカードを除外して破壊を無効に出来る!」ヒュン


フェルグラント「グッ……!」


亜美「何とか耐えた!」

律子「でもダメージは免れないわ」


かな子「うぅ……」LP4200

貴音「そして、だーくまたぁどらごんの攻撃はあと1回残っています……」


ダークマタードラゴン「グゴゴゴゴゴゴゴ……!!」攻4000

フェルグラント「」チュドーン


かな子「っ……!」LP3400



貴音「そして銀河眼の光子竜……あーくぶれいぶどらごんを攻撃!」


銀河眼「キュイィィィィン……!!」攻3000

アークブレイブドラゴン「」ドカーン


かな子「くうぅ……!」LP2800


貴音「わたくしはかぁどを1枚伏せ、たーんえんど……」


かな子「ま、またフィールドが空になっちゃった……」

コナミ「流石にそう簡単には勝たせてくれないか……」

コナミ「何とか巻き返さないとな……俺のターン、ドロー!」手札4

コナミ「かな子、手始めにお前のカードの力、使わせてもらうぜ」

コナミ「俺はスタンバイフェイズに、前のターンで墓地へ送られたアークブレイブドラゴンの効果を発動!」

コナミ「アークブレイブドラゴン以外のレベル7か8のドラゴン族1体を特殊召喚できる!」

コナミ「来い、巨竜神フェルグラント!」


フェルグラント 攻2800


コナミ「そしてフェルグラントの効果!墓地からの特殊召喚に成功した時、相手のモンスター1体を除外できる!」

コナミ「ダークマタードラゴンを除外!」


フェルグラント「…………!!」


かな子「や、やった!これで……!」

貴音「させません……かうんたぁ罠、発動!」


《タキオン・トランスミグレイション/Tachyon Transmigration》 †

カウンター罠
自分フィールド上に「ギャラクシーアイズ」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。
このカードの発動時に積まれていたチェーン上の
全ての相手の効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし、
この効果で発動を無効にしたフィールド上のカードを全て持ち主のデッキに戻す。
自分フィールド上に「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」と名のついた
モンスターが存在する場合、このカードは手札から発動できる。


コナミ「!!」

貴音「相手のかぁど効果を無効にし、そのかぁどを持ち主のでっきに戻す……」

貴音「墓地ではありません……あなたのでっきに戻していただきます」

かな子「そんな……それじゃあ……!」


律子「デッキに戻されてしまっては、墓地からの特殊召喚はもう狙えない……」

律子「それに墓地のギャラクシーサイクロン……これでトゥーンキングダムを発動してもすぐに破壊されてしまう」

律子「流石貴音……さっきの1ターンで2人の戦術をうまく封じたわね」


コナミ「たった1ターンでよくここまでやってくれたな」

貴音「さぁ……次はあなたの力を見せていただく時です……」


貴音(そう、このたぁんで見極める……この男の……!)

コナミ「……ククッ」

貴音「…………?」

コナミ「ああ悪い、こっからどうやって逆転しようか考えてたら、楽しくなってきてさ」

コナミ「今日はお前のプロデューサーにごねたかいがあったぜ!」

コナミ「俺は伝説の黒石を召喚!」


《伝説の黒石/The Black Stone of Legend》 †

効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
「伝説の黒石」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。
デッキからレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分の墓地のレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。

伝説の黒石 攻0


コナミ「伝説の黒石は、自身をリリースする事でデッキからレベル7以下のレッドアイズ1体を特殊召喚できる!」

コナミ「来い……レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン!」


《レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン/Red-Eyes Toon Dragon》 †

トゥーン・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
(1):このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。
(2):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、
相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、
このカードは直接攻撃できる。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札から「レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン」以外のトゥーンモンスター1体を
召喚条件を無視して特殊召喚する。

トゥーン真紅眼 守2000


コナミ「トゥーン真紅眼は1ターンに1度、手札から自身以外のトゥーンモンスター1体を呼び出す事が出来る!」

コナミ「頼むぞ……トゥーン・ブラック・マジシャン!」


《トゥーン・ブラック・マジシャン》 †※

トゥーン・効果モンスター
星7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2100
(1):このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。
(2):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、
相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、
このカードは直接攻撃できる。
(3):1ターンに1度、手札から「トゥーン」カード1枚を捨て、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから「トゥーン・ブラック・マジシャン」以外の
トゥーンモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
●デッキから「トゥーン」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

※2016年4月9日発売予定 ザ・ダーク・イリュージョン収録


トゥーンブラマジ 守2100


響「トゥーンの、ブラックマジシャン……!」

コナミ「トゥーン・ブラック・マジシャンの効果発動!」

コナミ「デッキからトゥーンモンスターを呼び出すか、トゥーンの名を持つ魔法罠1枚を手札に加える事が出来る!」


律子「でもこの効果を発動するためには、手札からトゥーンカード1枚を捨てなくてはならない……」

亜美「一体どのカードを……」


コナミ「俺がコストとして捨てるのは……トゥーン・キングダム!」

貴音「!」

響「えっ!?」


律子「2枚目を握ってたのね……でも……!」

亜美「キーカードをコストにしちゃうなんて……」


コナミ「少々コストが高く付いちまったが、おあつらえ向きのモンスターを呼んでやるぜ!」

コナミ「来い……トゥーン・バスター・ブレイダー!」


《トゥーン・バスター・ブレイダー/Toon Buster Blader》 †

トゥーン・効果モンスター
星7/地属性/戦士族/攻2600/守2300
(1):このカードの攻撃力は、相手のフィールド・墓地のドラゴン族モンスターの数×500アップする。
(2):このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。
(3):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、
相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、
このカードは直接攻撃できる。

トゥーンバスブレ 攻2600


亜美「今度はバスターブレイダー……って事は……」


響「相手のフィールド、墓地のドラゴン族1体につき、攻撃力を500上げる……!」

コナミ「そう……今のお前らのフィールドと墓地には、ドラゴン族が8体!よって……!」


トゥーンバスブレ「ウオオオォォーーーーーッ!!」攻2600→6600


貴音「攻撃力……6600……!?」


律子「貴音のデッキがドラゴン族で構成されているのを逆手にとって、トゥーンの効果とは関係なしに超攻撃力のモンスターを……!」


コナミ「まだ行くぜ!俺はレベル7のトゥーン真紅眼と、トゥーンブラックマジシャンでオーバーレイ!」

コナミ「出でよ、幻惑の瞳を持つ支配者!」

コナミ「エクシーズ召喚!No.11……ビッグ・アイ!」


《No.11 ビッグ・アイ/Number 11: Big Eye》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク7/闇属性/魔法使い族/攻2600/守2000
レベル7モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターのコントロールを得る。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

ビッグアイ 守2000


コナミ「ビッグアイの効果発動!オーバーレイユニット1つを使い、相手モンスター1体のコントロールを得る!」

コナミ「悪いな……またお前のモンスターを頂くぜ!来い、ダークマタードラゴン!」


ダークマタードラゴン「…………!?」


コナミ「お前のフィールドからドラゴンが減った事で、トゥーンバスターブレイダーの攻撃力も下がるが……」


トゥーンバスブレ 攻6100


コナミ「俺はダークマタードラゴンの効果を発動し、オーバーレイユニット1つを取り除く!」

コナミ「これで墓地にドラゴンが増え、攻撃力は戻る!」


トゥーンバスブレ 攻6600

貴音「…………」

コナミ「……何だよ、またお前のカードを奪ったから怒ってんのか?」

貴音「……このたぁん、わたくしのもんすたぁをびっぐあいに奪われるだけでも相当の痛手でした」

貴音「しかしあなたは手札を削ってまで、さらにそのもんすたぁを呼び出した」

貴音「そう、自らの戦術の核となるかぁどを捨ててまで」

コナミ「フッ、その戦術の核をしっかり封じてきておいて、よく言うぜ」

コナミ「出したところですぐ破壊される切り札なんざ、大事に持っててもしょうがないだろ」

コナミ「それに……お前ら2人相手に出し惜しみなんかしてられねぇ、そう思っただけだ」

コナミ「これはタッグデュエル……俺のターンが次回って来るかも怪しい」

コナミ「だから俺はこのデュエル、パートナーに託すことにしたぜ!」

貴音「ぱーとなぁ、に……」


コナミ「トゥーンバスターブレイダーは召喚酔い、奪ったダークマタードラゴンも攻撃したところで銀河眼に止められちまう」

コナミ「……悪いなかな子、このターン俺が出来る事はここまでだ」

かな子「コナミさん……」

コナミ「俺のわがままに付き合ってもらってるんだ……半端なフィールドを渡す訳には行かないだろ?」

コナミ「あの2人に勝つには、お前の力が必要だ、やってくれないか?」

かな子「…………!」

かな子「……は、はい!あの、が、頑張ります!」

コナミ「おう、頼んだぜ!」ニッ

貴音(今のたぁんは決して自棄になった訳ではない……)

貴音(次に控えるぱーとなぁに繋ぐため、りすくを取ってでも出来うる限りの展開を……!)

響「……貴音の言う通りだったね」

貴音「響?」

響「この2人に、手加減なんて考える必要なかった!」

貴音「……ええ、その通りです」

コナミ「俺はこれで、ターンエンド!」


かな子手札3・コナミ手札1 LP2800
フィールド:ビッグアイ ダークマタードラゴン トゥーンバスターブレイダー
響手札1・貴音手札1 LP1700
フィールド:銀河眼 伏せ1


響「行くよ……自分のターン!」


亜美「ひびきんの手札は1枚……」

律子「ええ、このドロー含めて手札2枚であの布陣に対処しなくちゃいけないって事ね」


響(このデュエル、貴音にいいトコ持ってかれっ放しだし……自分だって!)

響「ドロー!」手札2

響「……よ、よしっ!貪欲な壺を発動!」


《貪欲な壺/Pot of Avarice》 †

通常魔法(制限カード)
(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。


響「自分の墓地のモンスター5体をデッキに戻して、2枚ドロー出来る!」

響「デッキに戻すのは……この5体!」


ギャラクシーサーペント
ギャラクシードラグーン
銀河眼の光子竜皇
FAフォトン・ドラゴン
銀河眼の光子竜


響(貴音のカードが自分のデッキに入っちゃうけど、四の五の言ってられないぞ……!)


響「これで墓地のドラゴン族の数が減って、トゥーンバスターブレイダーの攻撃力も下がる!」


トゥーンバスブレ 攻6600→4100


コナミ「攻撃力を削られたか……!」


響「そして、2枚ドロー!」手札3

響(……この2枚、これなら!)


響「自分が引いたのは……魔法カード!エアーズロック・サンライズ!」


《エアーズロック・サンライズ/Ayers Rock Sunrise》 †

通常魔法
「エアーズロック・サンライズ」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の獣族モンスター1体を対象として発動できる。
その獣族モンスターを特殊召喚し、
相手フィールドのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、
自分の墓地の獣族・鳥獣族・植物族モンスターの数×200ダウンする。


響「エアーズロック・サンライズは、自分の墓地の獣族を蘇生されるカード!」

響「戻ってこい!牙王!」


牙王 攻3100


響「そして、自分の墓地の獣族・鳥獣族・植物族の数だけ、相手モンスターの攻撃力を200下げる!」

響「自分の墓地には今、獣族が5体!」


ダークマタードラゴン 攻4000→3000

ビッグアイ 攻2600→1600

トゥーンバスブレ 攻4100→3100


かな子「こ、攻撃力がまた下がっちゃった……!」

響「バトル!牙王でダークマタードラゴンを攻撃!」


牙王「ゴアアアアアアッ!!」攻3100

ダークマタードラゴン「」バリーン


コナミ「くっ……」LP2700


コナミ「だが、ダークマタードラゴンがオーバーレイユニットと共に墓地へ送られた事で、トゥーンバスターブレイダーの攻撃力が上がる!」


トゥーンバスブレ 攻3100→4100


響「そして、銀河眼でビッグアイを攻撃!」


銀河眼「グオオオオオオッ!!」攻3000

ビッグアイ「」ドカーン


響「……カード1枚を伏せ、ターンエンド」

響「そしてエアーズロック・サンライズで下がったトゥーンバスターブレイダーの攻撃力は戻る……」


トゥーンバスブレ 攻4100→5100


亜美「ビッグアイとダークマタードラゴンは何とかできたけど……」

律子「トゥーンバスターブレイダーはまだ野放し……攻撃されたら響達の敗け……」


コナミ「その伏せカードで何とかするつもりって事か」

響「さぁ……勝負!」

かな子「…………!」

今回はここまでにします。

トゥーンブラックマジシャン、まだ未発売ですがせっかくなので出しちゃいました。
この他にもブラックマジシャンの強化カードが収録された新パック
ザ・ダーク・イリュージョンはいよいよ今月発売!

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。


かな子(響さん達のフィールドには、牙王と銀河眼……)

かな子(牙王をコナミさんのトゥーンバスターブレイダーで倒せれば、私達の勝ち……!)

かな子(だけど、響さんが何も準備してない訳ないし……)

かな子(攻撃したら、罠カードでやられちゃうかも……)

かな子(ど、どうしよう……)

コナミ「どうしたかな子、何か怖い顔になってるぞ」

かな子「こ、コナミさん……」

コナミ「トップアイドル2人が、俺たち相手に本気だしてくれてるんだ」

コナミ「楽しまないと、もったいないだろ」

かな子「で、でも……」


コナミ「まぁあの伏せカード、気になっちまうよなぁ……うかつに動いたら逆にやられるかもしれない」

コナミ「だけど……最初お前が自分で言った事、忘れちまったのか?」

コナミ「やれるだけ、やってみるんだろ?」

かな子「あ……」

コナミ「俺もさっきのターンは、精一杯出来る事をやっただけだ」

コナミ「俺一人じゃどうしようもなかった……だから、全力でお前に繋いだつもりだ」

コナミ「迷う必要なんてない、お前が出来る事やれば、それでいいさ」

かな子「出来る、事……」



お前のデッキは墓地のカードをうまく使って戦っていくデッキ!

困ったら墓地を見るんだ!


かな子(墓地のカードを、うまく使って……)


かな子(…………!!)


かな子(まだ、ある……私に出来る事!)

コナミ(頼りにしてるぜ、かな子)

かな子「い、行きます!私は巨竜の聖騎士を召喚!」


《巨竜の聖騎士》 †

効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守 300
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・デッキからレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を
装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):装備カードを装備したこのカードは他のモンスターの効果を受けない。
(3):自分フィールドのモンスター1体とこのカードをリリースし、
自分の墓地のレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

巨竜の聖騎士 攻1700


かな子「巨竜の聖騎士が召喚に成功した時、手札・デッキから最上級ドラゴン族1体を装備できる!」

かな子「私が装備するのは、2体目のフェルグラント!」

かな子「そして……墓地のグローアップ・バルブの効果発動!」


《グローアップ・バルブ/Glow-Up Bulb》 †

チューナー・効果モンスター
星1/地属性/植物族/攻 100/守 100
「グローアップ・バルブ」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合に発動できる。
自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送り、
このカードを墓地から特殊召喚する。


かな子「デュエル中に一度だけ、デッキトップを墓地へ送り、墓地から特殊召喚できる!」


グローアップ・バルブ 守100


響「これも最初のターンに落としたカード……!」

貴音(よもやこの局面まで温存しているとは……)


かな子「そして、巨竜の聖騎士のもう一つの効果発動!」

かな子「自分のモンスター1体とこのカードをリリースして……!」ヒュンヒュン

かな子「自分の墓地の最上級ドラゴン族1体を、特殊召喚できる!」

響「今聖騎士をリリースした事で、装備していたフェルグラントも墓地へ送られた……という事は!」

かな子「もう1度力を貸して……巨神龍フェルグラント!」


フェルグラント 攻2800


かな子「そしてフェルグラントの効果を発動!」


銀河眼「ググッ……!?」バシュン!


かな子「フィールドの銀河眼を除外して、ランクの数だけ攻撃力を上げる!」


フェルグラント 攻2800→3600


かな子(伏せカード、怖い……だけど)

かな子(やるんだ、私に出来る精一杯を!)

かな子「バトル!トゥーンバスターブレイダー……牙王を攻撃!」


トゥーンバスブレ「ウオーーーーーッ!」攻5100


響「っ……!永続トラップ発動!デモンズ・チェーン!」


《デモンズ・チェーン/Fiendish Chain》 †

永続罠
フィールドの効果モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
その表側表示モンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


響「この効果でトゥーンバスターブレイダーの効果を無効にして、攻撃を防ぐ!」


トゥーンバスブレ「クッ……!」攻2600


亜美「バスターブレイダーは止めた!」


かな子「でもこれなら……!」

かな子「お願い!フェルグラントで、牙王を攻撃!」


フェルグラント「ギャオオオオオオオオッ!!」攻3600

牙王「」ドカーン


響「うぅ……!」LP1200

かな子「そしてフェルグラントの効果で最上級ドラゴン族1体を墓地から呼び出せる!」

かな子「私が呼び出すのは……貴音さんの、銀河眼の光子竜!」


銀河眼 攻3000


かな子「い、行きます!銀河眼で、プレイヤーを直接攻撃!」


銀河眼「グオオオオオオオオオオオッ!!」攻3000



響「……っ!?」



ドカアアアアアアアァァァン……!!



かな子(これが決まれば、私達の……!!)






羊トークン達「めぇ~……」ビクビク


かな子「えっ!?」


《スケープ・ゴート/Scapegoat》 †

速攻魔法
このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
(1):自分フィールドに「羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)4体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。


かな子「スケープゴート……!」

コナミ(なるほど、最初に伏せてから中々発動しないと思ってたが、フィールドが埋まってたから発動出来なかったのか……)

響「あ、危なかったぁ……銀河眼がトークン1体を破壊したから、残り3体だよ!」

かな子(やっぱり防がれちゃった……)

コナミ「かな子!」

かな子「!」

コナミ「惜しかったな!でもいい攻撃だった!」

コナミ「このまま、攻めていこうぜ!」

かな子「……はいっ!」

かな子「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」


かな子(今伏せたカードはタイラントウィング……)


《タイラント・ウィング/Tyrant Wing》 †

通常罠
(1):フィールドのドラゴン族モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
このカードを攻撃力・守備力400アップの装備カード扱いとして、そのモンスターに装備する。
(2):このカードの効果でこのカードを装備したモンスターは、
1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
(3):このカードの効果でこのカードを装備したモンスターが
相手モンスターを攻撃したターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを破壊する。


コナミ(コイツは……装備したモンスターに2回攻撃の能力を与えるカードか)

コナミ(つまりフェルグラントに装備出来れば……)

かな子(蘇生出来るドラゴンも2体!これが決まれば、今度こそ……!)



貴音「わたくしのたぁん……どろー!」手札2

貴音「…………」


かな子(こっちのライフはまだ2700残ってる!)

かな子(こ、ここまで来たら……!)


貴音「……よもや、ここまで追い詰められるとは思いませんでした」

かな子「えっ?」

貴音「あなた方に心から楽しんでいただく事、それがわたくし達の仕事でしたが……」

貴音「このでゅえる、わたくし達も大いに楽しませていただきました」

かな子「貴音さん……」

貴音「とても、うれしく思います」

貴音「あなた方と戦えた事、そして……」


貴音「あなた方に、わたくしの切り札をお見せできる事を……!」



かな子「……?」

コナミ(銀河眼デッキの切り札……?)



コナミ(……!まさか、コイツ……!!)




貴音「わたくしがどろーしたのは……」





貴音「らんくあっぷまじっく、七皇の剣!」


《RUM-七皇の剣/Rank-Up-Magic - The Seventh One》 †

通常魔法
自分のドローフェイズ時に通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、
そのターンのメインフェイズ1の開始時に発動できる。
「CNo.」以外の「No.101」~「No.107」の
いずれかをカード名に含むモンスター1体を、
自分のエクストラデッキ・墓地から特殊召喚し、
そのモンスターと同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」と名のついたモンスターを
その特殊召喚したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
「RUM-七皇の剣」の効果はデュエル中に1度しか適用できない。


響「貴音……!」

コナミ「やってくれたな……!」ゾクッ

貴音「出でよ……なんばぁず107!」

貴音「銀河眼の時空竜!!」


《No.107 銀河眼の時空竜/Number 107: Galaxy-Eyes Tachyon Dragon》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
レベル8モンスター×2
自分のバトルフェイズ開始時に1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの効果は無効化され、
その攻撃力・守備力は元々の数値になる。
この効果を適用したターンのバトルフェイズ中に相手のカードの効果が発動する度に、
このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで1000ポイントアップし、
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。


貴音「そしてこのもんすたぁを素材に……!」

貴音「らんくあっぷ・かおすえくしぃずちぇんじ!!」

貴音「逆巻く銀河を貫いて、時の生ずる前より蘇れ……永遠を超える竜の星!」

貴音「顕現せよ……超銀河眼の時空龍!!」


《CNo.107 超銀河眼の時空龍/Number C107: Neo Galaxy-Eyes Tachyon Dragon》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク9/光属性/ドラゴン族/攻4500/守3000
レベル9モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する
全てのカードの効果はターン終了時まで無効になり、
このターン、相手はフィールド上のカードの効果を発動できない。
また、このカードが「No.107 銀河眼の時空竜」を
エクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●自分フィールド上のモンスター2体をリリースして発動できる。
このターンこのカードは1度のバトルフェイズ中に3回までモンスターに攻撃できる。

超銀河眼の時空龍 攻4500


かな子「攻撃力……4500!?」

貴音「ここでわたくしは、墓地に眠る銀河眼の篭竜の効果を発動……」

貴音「でゅえる中に1度のみ、銀河眼の名を冠するえくしぃずもんすたぁのおーばぁれいゆにっととなる!」


超銀河眼の時空龍 ORU1→2


貴音「そして超銀河眼の効果……おーばぁれいゆにっと1つを使い、ふぃーるどの全てのかーど効果を無効にし、効果の発動を禁じる!」


フェルグラント「…………!?」

銀河眼「ググ……!」


貴音「さらに超銀河眼のもう一つの効果……」

貴音「自分のモンスター2体をりりぃすする事で、このたーんのみ3回もんすたぁに攻撃できる!」


かな子「3回……攻撃……」


コナミ「……いいデュエルだったぜ」

貴音「ええ……誠、気持ちの良いでゅえるでした」


貴音「超銀河眼……相手もんすたぁを攻撃!」


超銀河眼「ギシャアアアアアアアアアアアアアッ!!」攻4500


キュイィィィィィィィン……!!!



ズガアアアアアアァァァァァァァン!!!



コナミ「くっ……!!」

かな子「きゃああああああっ!?」LP0 ピー

今回はここまでです。

大分間が空いてしまいました……申し訳ありません。
この休み中にもう1回投下したい(願望)

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。


劇場版遊戯王、面白かったです。

かな子「負け、ちゃった……」

コナミ「……ああ、やられちまったな」

コナミ「でも、見てみろよ」

かな子「え?」



ワアアアアアアアアアアアッ……!!



かな子「歓声、すごい……」

コナミ「ああ、俺もここから見たのは初めてだ」

コナミ「……こんなにキラキラしてんだな、ここからの景色は」


響「2人共!」

かな子「響さん……」

響「2人のおかげで、最っ高のデュエルだったよ!」

響「ええ、誠すりりんぐなでゅえるでした」

コナミ「ああ、もう一回やりたいくらいだ」ニッ

コナミ「かな子はどうだった?アイドルとのデュエル、楽しめたか?」

かな子「コナミさん……」


かな子「はい……とっても!」


かな子(……そうか)

かな子(勝った方も、負けた方も、見てくれた人も笑顔になる……)

かな子(これが……アイドルのデュエルなんだ……)


響「それじゃ今日のデュエルステージはこれでおしまい!」

響「この後のミニライブも、皆見て行ってね!」

響「参加してくれた2人に、もう一度大きな拍手――――!!」



パチパチパチ……!


…………
………
……


律子「ふふん、どうだったかしら?ウチのタッグは」

亜美「おお……りっちゃん渾身のドヤ顔」

コナミ「ああ、流石トップアイドルってとこだな、やられたよ」

亜美「あれ?案外潔いんだね」

コナミ「まぁ実際、結構追い詰められてたしな」

コナミ「今日のところは、完敗だ」

律子(今日のところは、ねぇ……)

律子「まぁでも、今日最後のデュエルがあんなに盛り上がって、最高の形でイベントを終える事が出来るわ」

律子「あなた達のおかげよ、本当にありがとう」


かな子「律子さん……!あの、こちらこそありがとうございました!」

律子「ええ、楽しんでくれたみたいでよかったわ」

響「まぁ景品はダメだったけどさ、また今度挑戦してよ!」

かな子「あ……そういえば……」

コナミ「勝ってたら何が貰えてたんだ?」

律子「景品?ああ、これよ」スッ

コナミ「スイーツバイキング……氷結界?」


律子「結構人気のお店なのよ?特に女の子達の間ではね」

律子「今回はカップル向けの企画って事で、賞品も女の子が喜びそうなものにしてみたの」

亜美「彼女にいいトコ見せようとした彼氏君達が大漁だったね~、んっふっふ~♪」

律子「ふふっ……最も、あなたにはあまり魅力に感じなかったかしらね」

コナミ「まぁな……そんなもんより、レアカードの方がよっぽどうれしいぜ」

コナミ「なぁ、かな……」



かな子「」ガーン…



コナミ「……子?」


かな子「氷……結界……」

コナミ「お、おいおい、そんなにショック受ける事無いだろ?」

コナミ「そんなデザートなんてどこだって……」

かな子「……にを」

コナミ「ん?」



かな子「何を言ってるんですかコナミさんっ!!!」クワッ



コナミ「っ!?」ビクッ

かな子「あの氷結界ですよ!高級スイーツ食べ放題の、あの氷結界ですよ!?」

かな子「数量限定のトリシューラスペシャルなんて、開店前から並んでも食べられるかどうか……!」


響「か、かな子ちゃん落ち着いて……」

かな子「あっ……!」

かな子「ご、ごめんなさい……///」

亜美(な、何か……)

律子(今日一番生き生きしてたわね……)

コナミ「ご、ごめんな……そんなに欲しかったって分かってれば俺ももうちょっと頑張ったんだけど……」

かな子「い、いえ!コナミさんがあんなに頑張ってくれたのに、私ったら何を……」

かな子「でも……」


かな子「勝ってたら氷結界かぁ……」ズーン…


コナミ「う……」


亜美「あーあ、これはにーちゃんが奢ってあげるしかないっしょ~」

コナミ「マジかよ……」

響「うーん、それじゃあ景品はダメだったけど……参加賞ならあげちゃおうかな!」

コナミ「参加賞?」

響「うん、はいっ!」スッ

コナミ「……何だ、その手?」

響「握手!」

コナミ「握手?」


響「へへ、実は握手会も兼ねてるんだ、このイベント」

コナミ「握手か……別にそんなのしてもらってもなぁ……」

響「むぅ、そんな事言われるとアイドルとしてちょっと傷ついちゃうぞ……」

コナミ「フッ、冗談だよ……せっかくだし貰っといてやるか」スッ


ガシッ


響「お兄さん、また挑戦してね!自分ももっと強くなるからさ!」

コナミ「ああ、次は負けないぜ」

亜美「にーちゃん!今度は亜美ともデュエルしよーね!」

コナミ「へへっ、おう!」

かな子(亜美ちゃん、完全に打ち解けちゃってる……)


貴音「三村かな子」スッ

かな子「あっ、貴音さん……」

ギュッ

かな子「あ、あの……どうもありがとうございました!」

貴音「わたくしこそ、あなた方のおかげで気持ちのよいデュエルが出来ました」

貴音「いかがでしたか?あいどるのすてぇじに初めて立ってみた心境は」

かな子「えっと……正直、まだあんまり実感ないんですけど……」

かな子「すごく……ドキドキしました」

貴音「……人は誰しも、新たな境地に足を踏み入れる事を躊躇ってしまうものです」

貴音「成功を保証されていない未知の体験……不安を抱かぬ者等、いようはずがありません」

貴音「しかし、その不安を乗り越えた時にしか見えぬ景色がある事も、また事実」

貴音「……今日のあなたが、そうであったように」


かな子「はい……貴音さん達が、私の背中を押してくれたおかげです」

貴音「だとしても、一歩を踏み出せたのはあなた自身の勇気の賜物です」

かな子「えへへ……」

かな子「……あの」

貴音「?」

かな子「貴音さんも……最初は不安だったんですか?」

貴音「……ええ、不安で無かったと言えば嘘になってしまいます」

貴音「ですが……わたくしは一人ではありませんでした」

貴音「共に同じ目標に進む仲間達、そして……常にわたくし達に寄り添い、正しく導いてくださる方の存在」

貴音「今思えば、それがわたくしにとって何よりの僥倖でした」

貴音「あなたがそのような方と巡り会える事、心より祈っております」

かな子(導いてくれる人……)


響「貴音ー!まだ終わんないの?自分もかな子ちゃんとお話したいぞー!」

貴音「……ええ、分かっています」

かな子「響さん!」

響「かな子ちゃんお疲れ様!」

響「こういうイベントこれからもやるから、また来てね!」

かな子「は、はい!」




貴音「…………」

コナミ「よっ」

貴音「あなたは……」


コナミ「すげーな!お前の銀河眼!」

コナミ「最後の七皇の剣、思わず鳥肌が立っちまった」

コナミ「今日はトップアイドルとデュエル出来て楽しかったぜ!ありがとな」ニッ

貴音「…………」ジッ

コナミ「な、何だよ?」

貴音「……あなたの瞳」

貴音「強い意志を秘めた、良い眼をしています」

コナミ「……そうか?初めてだな、そんな事言われるのは」

貴音「ええ……あなたには深く詫びなくてはなりません」


コナミ「え?お前に謝られるような事されたっけ?」

貴音「わたくしはあなたを……誤解しておりました」

コナミ「誤解?」

貴音「貴方の心の内を、わたくしは読み違えておりました」

コナミ「……何かよく分かんないけど、今度はサシで勝負しようぜ!」

コナミ「今度は俺が手塩に掛けたデッキで、お前と戦いたい!」スッ

貴音「……ふふっ」

貴音(やはり、この方はどこまでも……)

貴音「……その時が来たなら、また相手になりましょう」スッ


ギュッ






キイイィィィィン……!






貴音「えっ……?」




……――――!!

―――、――――……!




貴音「…………!?」


ガクッ


コナミ「お、おい、どうした!?」

貴音「あ、あなたは……!」

コナミ「…………?」

貴音「……いえ……何でも、ありません」

亜美「お姫ちん!」

律子「た、貴音!?大丈夫!?」

貴音「……少々立ちくらみがしただけです、大事ありません」

響「ほんと?何か顔色悪そうだけど……」

貴音「律子嬢……わたくしは先に控え室に戻っております」

律子「そ、それはいいけど……本当に平気なの?これからステージだって……」

貴音「ええ、少し休めば平気です……」


かな子「貴音さん……」

コナミ「アイツ、大丈夫なのか?」

かな子「もしかして、無理して私達とのデュエルを……」

律子「あなた達が気に病む事なんて、何もないわ」

律子「ホントに立ちくらみだけで、気分ももう落ち着いてるみたい」

律子「でも、最近イベントも立て込んでたし、疲れが溜まってたのかも……」

律子「アイドルのコンディションを管理しきれてなかった、私の責任ね」

律子「……ともあれ、今日は参加してくれて、本当にありがとう」

律子「この後ミニライブもあるから、よかったら見て行ってちょうだいね」

かな子「は、はいっ!」


律子「それとあなた!」

コナミ「ん?」

律子「今回は見逃したけど、次は参加したいからって無茶しないように!」

律子「次強引にパートナー捕まえるような事したら……」

コナミ「わ、分かってるって!」

コナミ「でも……それは、次も挑戦していいって受け取っていいんだよな?」

律子「……まぁ、常識の範囲内であれば、ね」

コナミ「そうか……こりゃ楽しみが増えたな」

律子(ホントに分かってるのかしら……)


…………
………
……


イベント終了後


かな子「はぁ……」

コナミ「……ごめんな、せっかくやる気になってくれたのに、勝たせてやれなかった」

かな子「あ、いえ!その……何だか、まだふわふわした感じが抜けなくって」

かな子「あの時、コナミさんが私を誘ってくれなかったら、こんな経験できなかったです」

かな子「だから……勇気を出して、よかったです……えへへ」

コナミ「フッ、そうだな……」

コナミ「……で、結局アイドルはどうするつもりなんだ?」

かな子「え?そ、それは……」

かな子「……もうちょっとだけ、考えてみようかな」

コナミ「それでいいさ、じっくり考えな」


コナミ(……それにしても)

コナミ(今回のデッキは、墓地のモンスターを蘇生させるっていう割と簡単なギミックだったけど)

コナミ(コイツ、初めて使うデッキで充分カードを動かせてたな)

コナミ(つまり、デュエルの知識も最低限備えてるって考えてよさそうだ……)

コナミ(もしかしたら……)



俺たちが予選をフルメンバーで戦い抜く為には

……所属アイドルが、後2人足りない


コナミ「…………」

かな子「コナミさん?何か……?」

コナミ「なぁ、かな子」

コナミ「もし……もし、お前がその気になったら……」

コナミ「俺たちと……」



「居た!やっと見つけたぞ!おーい!」



かな子「えっ?」

コナミ「ちっ、誰だよ大事な話をしようって時に……って!?」


コナミかな子「プロデューサー(P)さん!?」

コナミ「どうしてこんなとこにいるんだよ?外回りじゃなかったのか?」

モバP「それはこっちのセリフだ!この子とはどういう関係なんだ!」

コナミ「はぁ?」

モバP「このイベント、カップルしか参加できないはずだろ!?まさかお前ら……!」

かな子「あ、あの!違うんです!」

コナミ「タッグじゃないとデュエルさせてくれないって言われたから、パートナーになってもらってたんだよ」

コナミ「……まぁ、ちょっぴり強引だったかもしれないけどよ……」

モバP「……嘘は言ってないみたいだな」


モバP「しかし参ったな、デビュー前にこういうイベントに出てしまうのは流石に……」

モバP「でもそんなすぐにデビューって事にはならないだろうし、時間を置けば……」ブツブツ


コナミ(何ブツブツ言ってんだ……?)


コナミ「……ん?」

コナミ「そういやかな子、コイツの事知ってるのか?」

かな子「えっと……もしかしてコナミさんも、お知り合いなんですか……?」

モバP「……全く、本当に驚いたんだぞ」

モバP「外回りが終わって、765さんのイベントを覗きに行こうと来てみれば……」

モバP「ウチの専属デュエルトレーナーに」



モバP「俺がスカウトしてた女の子が、ステージでタッグ組んでたんだからな」



コナミかな子「「……え?」」


…………
………
……



亜美「いやー、最後のデュエル、盛り上がってよかったねひびきん!」

響「うん!でもあやうく負けちゃうとこだったぞ~」

亜美「ていうか、お姫ちんが七皇の剣引けてなかったら多分負けてたっしょー?」

響「結局最後まで貴音にいいトコ持ってかれちゃったぞー!」ウガー

律子「まぁでも、トゥーンとの対戦は初めてだったから、いい練習になったでしょ?」

響「それはそうだけどさ……むぅ」

律子「あら?納得行かなかったのなら、響だけ帰ってから練習する?」ニヤリ

響「う、それは遠慮しとくぞ……」

律子「ふふっ」



律子(それにしても……)


律子(自分のキーカードを迷わず捨て、次のパートナーに繋ぐ思い切りのいいプレイング)

律子(そして終盤のグローアップバルブ……アレは彼にとってもシンクロに繋げられる有用なカードだったはず)

律子(それをもし、かな子ちゃんのあのプレイを見据えて、あえて温存していたんだとしたら……)



律子(もしかして彼……タッグデュエルでかなり戦い慣れてる……?)


ガチャッ


「ステージの準備、完了しました!そろそろスタンバイお願いします!」


律子「ええ、ありがとうございます」

律子「さぁ、今日はこの後ステージで2曲やって終わりよ!最後までしっかりね!」


亜美「ラジャー!」

響「はいさーい!」


律子「貴音?具合はもう大丈夫?」

貴音「ええ、いらぬ心配を掛けてしまいました」

律子「そう?まぁ最近忙しかったし、少しオフを入れた方がいいかもしれないわね」

律子「私達は先に準備に入るけど、時間はまだあるし、もうしばらく休んでてもいいわよ?」

貴音「……それでは、その言葉に甘える事としましょう」

律子「分かったわ、でもステージの時間には遅れないようにね」

貴音「ええ、存じております」


貴音「…………」

貴音(最初あの殿方に相見えた時、得体の知れぬモノの気配……)

貴音(先のでゅえるを受けたのは、それを見極めるためでもありました)

貴音(しかし、実際相対して分かった彼の本心……)

貴音(ただ強い相手との真剣勝負を望む、そう……まるで子供のような、呆れるほど純粋な想い)

貴音(先ほどの言葉も、きっと心からの言葉だったのでしょう)


貴音(しかし、あの殿方の手に触れた瞬間伝わってきたのは、全く別の感情……)



貴音(言い知れぬ程の後悔、深い絶望……)



貴音(そして……)



コナミ、お願い!

これが、私の最後のお願いよ……


私に、あなたの力を貸してちょうだい!

私と一緒に、戦って……!





貴音(胸を刺すような、悲痛な叫び……)



貴音(あの殿方は……一体……)

今回はここまでにします

だらしない投稿速度ですまない……

最近書く時間が取れなくなって来たので次の投下も遅れそうですが
気長に待っていただければと思います

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました


ガチャッ



モバP「ただいま戻りましたー」

ちひろ「プロデューサーさん、おかえりなさ……あっ」

コナミ「おう、頼まれたもん買ってきたぜ」

ちひろ「本当にごめんなさい!タッグデュエルのイベントだって事見落としてて……!」

モバP「……なるほど、あのイベントにコナミが居たのはちひろさんの差し金だったんですね?」

ちひろ「はい、ちょっと外でリラックスしてもらおうと思ったんですけど……」

モバP「大丈夫ですよ、コイツの希望はちゃんと叶いましたから」

ちひろ「え?それって……」


李衣菜「あ、来た来た!」

未央「2人ともおっかえりー♪」

モバP「お、お前ら……どうしたんだよその恰好……」

李衣菜「えへへ、今日の私達はウルトラレア仕様ですから!」

コナミ「うお……奥のテーブルに喰いもんがギッシリだ……パーティでも始めるつもりか?」

未央「そう!その通りだよコナミん!」

未央「いつも頑張ってくれている2人を、かわいいアイドル達が労ってあげるべく!」

李衣菜「CGプロのパーティピーポーたる私達が人肌脱いだって訳ですよ!」


モバP「もしかして……俺たちの為に?」

未央「もうっ、そう言ってるじゃん!」

莉嘉「智絵里ちゃんが企画してくれたんだよ!」

モバP「そうか……ありがとうな、智絵里」

智絵里「は、はいっ、えへへ……」

モバP「それから、みんなも」

未央「うんうん……という事で!主賓その2とその3は突っ立ってないで、主賓その1が居るテーブルに座った座った!」

卯月「えへへ……主賓その1、です」

モバP「お、卯月も主賓なのか」

楓「ええ、卯月ちゃんの祝勝会もまだでしたから……」

モバP「ああ……そういえばちゃんとお祝い出来てなかったな」


コナミ「何か俺たちが居ない間にすごい事になってたな……どうする?」

モバP「出来ればいつもの様子を見てもらおうと思ってたんだけどなぁ」

コナミ「でも連れてきちまったんだし、追い返す訳にもいかないだろ?」

モバP「ふふ……分かってるさ」


かな子「あ、あの……」


モバP「ああすまない、入ってきてくれ」


かな子「お、お邪魔します……」


未央「プロデューサー、その子……?」

モバP「実は、外回りの帰りに偶然会ったんだ」

モバP「それで今日は……事務所見学してもらおうと思ってな」

未央「事務所……見学……?」

莉嘉「それって……!」

李衣菜「もしかして、その子……!!」

かな子「え、えっと……」


未央「し……」


未央「新入りだぁ――!!囲め囲め―――!!」


皆「おお――――――っ!!」


かな子「ひゃあっ!?」


未央「うわー!待望の7人目が来たー!」

李衣菜「ろ、ロックとか興味ある?」

莉嘉「ねぇねぇ!いつから入ってくれるの!?」

かな子「え、えっと……」

卯月「み、未央ちゃん落ち着いてください!困ってますから……」

卯月「ちひろさん、どうしま……」


ちひろ「待望の……新人アイドル……!」

ちひろ「かっ、楓さんは契約書とパンフレット持ってきてください!」

ちひろ「智絵里ちゃんはお茶を淹れてあげて!」

智絵里「は、はいっ」

楓「あいあいさー♪」


卯月「ち、ちひろさんまで~……」

すみません、かなり短い上に中途半端なんですがここで切ります。
キリのいいところまで行きたかったのですが、そろそろ出ないといけないので……

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。


…………
………
……



未央「い、いやーごめんごめん、ちょっと興奮しちゃって……」

卯月「それにしても驚きましたね……」

楓「ええ、まさかプロデューサーのスカウトしてた女の子が765プロのイベントに来てて……」

智絵里「コナミさんのパートナーになってくれたなんて……」

コナミ「ああ、かな子が居てくれなきゃ、あの2人と戦う事は叶わなかったな」

李衣菜「でもさ、よくパートナー引き受けてくれたよね」

未央「うんうん、コナミんみたいなのがいきなり『おい、デュエルしろよ』何て言って来たら普通引いちゃうって」

かな子「あの、違うんです、声を掛けたのは私の方からで……」

李衣菜「あれ、そうなんだ」


コナミ「お前ら俺を何だと思って……ん?」

莉嘉「どしたの、コナミん?」

コナミ「そういえば……俺に最初話しかけてきたとき、確か765プロの関係者かって聞いてきたよな?」

コナミ「ウチにスカウトされてたんなら、どうして765プロの奴に?」

かな子「えっと、その……芸能事務所の人に声を掛けられるなんて初めてだったから」

かな子「同じ業界の人ならCGプロがどういう所か、ひょっとしたら知ってるかもって思って……」

コナミ「それで声を掛けてきたって事か……」

未央「おぉ、なるほど……入念なリサーチって訳ですなぁ」


莉嘉「でも、事務所に来てくれたって事は、ウチでアイドルやってくれるんだよね!」

かな子「そ、それは……」

モバP「……やっぱり、まだ迷ってるみたいだね」

かな子「ご、ごめんなさい……」

未央「ちょっと、コナミんが負けてくるから不安がってるじゃん!」

コナミ「う……しょうがないだろ、アイツら強かったんだよ」

未央「そりゃあ765プロのアイドルの強さは知ってるけどさ……」

李衣菜「そこは私達のコーチとして、バシッと勝ってくれなきゃ!」

未央「そうだよ!今日のパーティだって2次会は氷結界でやろうって考えてたのに!」

コナミ「お、お前らなぁ……」


かな子「そ、そんな事ないです!コナミさんは私の事、すごく助けてくれて……」

かな子「それに……終わってみたら、とっても楽しかったです」

かな子「……今日、実際にステージに立ってみて、本物のアイドルの人とデュエルしてみて……」

かな子「本当に、すごいと思いました……ステージから見えるもの全部がキラキラしてました」

かな子「私の知らないあんな世界があった事、コナミさんが私を誘ってくれなかったら分からなかったです」

未央「それじゃあ、どうして……」


かな子「……でも」

かな子「でも……それはきっと、響さんや貴音さんが相手だったからです」

かな子「もし私が、アイドルとしてステージに立ったら……」

かな子「何のとりえも無い私に、本当にそんな事が出来るのかなって……」

コナミ「かな子……」

かな子「…………」



智絵里「……かな子ちゃんの気持ち、ちょっと分かる」

かな子「えっ?」


智絵里「私も……臆病者の自分に、アイドルなんて出来る訳ないって思ってた」

智絵里「だから、プロデューサーから誘われた時、すごく不安だったの」

智絵里「……でも」

智絵里「それでも今、アイドル続けられてるのは……支えてくれる人がいるから」

かな子「支えてくれる、人……?」

智絵里「うん……プロデューサーさんに、トレーナーさんに、コナミさん……」

智絵里「一緒にレッスンを頑張って、励ましてくれるアイドルの皆……」

智絵里「それから……隣で一緒に戦ってくれる、楓さん……」

智絵里「いろんな人に支えてもらってるから、ステージに立つ勇気が沸いてくるの」


智絵里「だから……えっと、その……私も……」

かな子「…………?」

卯月「多分智絵里ちゃんは、私もかな子ちゃんの事を支えるから、心配しなくていいよって言いたいんだと思います」

かな子「えっ?」

智絵里「さ、支えるなんてそんな!私なんか皆に支えられてもらってばっかりだし……!」

智絵里「……でも、アイドルになる事に不安があるなら」

智絵里「少しでも力に、なりたいと思って……」


未央「おおー!よくぞ言ったちえりん!」

卯月「そうですね……私も、私一人の力じゃ、きっとDLCを勝ち上がれませんでした」

卯月「ステージに立つのは一人でも、そこまで行くのは一人っきりなんかじゃないんです」

卯月「皆で、一緒の目標に進んでますから!」

かな子「皆で……一緒に……」

楓「それにね、かな子ちゃん」

楓「アイドルやってると、いろんな人から珍しいお菓子貰えたりするのよ?」

かな子「!?」ピクッ

未央「お?」

李衣菜「何だか今日一番の反応……」


かな子「あ、あの、何で……?」

楓「ふふっ、何だか時々目線がテーブルの上のスイーツに行ってたみたいだったから」

かな子「え、えぇ!?そんな事……」

未央「ほうほう、腹ペコ属性持ちとは……」

かな子「うぅ……///」

モバP「ははは、まぁそれは一先ず置いといて」

モバP「見てもらったら分かる通り、ウチにはいろんな個性の子達がいるけど……」

モバP「ステージの上でキラキラしたいっていう強い想い……それはここにいる皆が持ってる」

かな子「…………!」


モバP「今日君がステージに上がった時、同じような気持ちになったんなら……それを叶えるのが俺の仕事だ」

モバP「今の君に必要なものがあるとしたら……ほんの少しの勇気」

モバP「それさえ持ってくれれば、後は俺やコナミが君を支える」


かな子(勇気……)

かな子(そうだ……今日のステージだって、いろんな人に背中を押してもらったけど……)

かな子(私が今日、あんなすごい体験ができたのは……)



その不安を乗り越えた時にしか見えぬ景色がある事も、また事実

……今日のあなたが、そうであったように



かな子(あの時、私が勇気を出せたから……)

モバP「……まぁでも、そう簡単に決められないよな」

モバP「もう一回、よく考えてみてくれ」

モバP「俺達はいつでも……」


かな子「……あの!」


モバP「?」

かな子「……私、決めました」

卯月「え……?」


かな子「正直、自信は無いです」

かな子「でも、プロデューサーさんはこんな私を選んでくれて……」

かな子「今日だって、いろんな人が私の背中を押してくれました」

かな子「だったら……だったら私も、期待してくれてる人に少しでも応えたいです」

智絵里「それじゃあ……!」


かな子「私、やってみます……ううん」




かな子「アイドル……やらせてください!」


モバP「!!」

未央「ほ……」

李衣菜「……ほんと?」

かな子「あっ……や、やっぱりいきなり過ぎましたか?」

かな子「もう少しよく考えてからの方が……」


「や……」


皆「やったー!!」



かな子「!?」


未央「みむっちー!」ダキッ

かな子「ひゃっ!」

未央「ホントにありがとう!これから一緒に頑張ろうね!」

李衣菜「わ、分かんない事あったら何でも聞いて!ロックに答えちゃうから!」

莉嘉「アタシもアタシも!かな子ちゃん、よろしくね!」

未央「うんうん、先輩アイドルとして、一肌脱いじゃうよ!」

かな子「は、はいっ!よろしくお願いします!」

未央「まぁ、実力はまだまだ半人前なんだけどね……たはは」

李衣菜「う……確かにこのままじゃかな子ちゃんに示しがつかないかも……」


未央李衣菜(デッキ、早く完成させなきゃ……)


かな子「…………」

コナミ「かな子」

かな子「コナミさん……」

コナミ「よく決めてくれたな」

コナミ「でもよかったのか?もうちょっと考えて見るって言ってたんじゃ……」

かな子「……いいえ、もう決めましたから」

コナミ「そうか?でも何でまたいきなり……」

かな子「その……今日ステージまで上がる事まで出来たから、もう少し勇気を出してみようと思って」

かな子「それに……貴音さんの言う通りだったなと思って」

コナミ「……何の事だ?」

かな子「ふふっ、内緒ですっ」

コナミ「?」


かな子(そう……一番大事なのは、共に同じ目標に進む仲間と)


かな子(正しく導いてくれる人……)


かな子(……ですよね、貴音さん)


コナミ「……まぁ、今日みたいに隣で一緒に戦ってやるって事は出来ないけどよ」

コナミ「デュエルの事なら、いろいろサポートしてやれる……お前を勝たすのが俺の仕事だ」

コナミ「改めてよろしくな……今度は勝ちに行こうぜ」


かな子「……はいっ!」


未央「よーし……そうと決まれば!」

…………
………
……


未央「はい!それじゃあ準備も整った所で、早速始めたいと思います!」

未央「本日の司会進行は私、本田未央と!」

李衣菜「私、多田李衣菜の2人でお送りしますっ!」


コナミ「アイツら、こんなもんまで……」

ちひろ「ふふっ、2人共頑張って練習してたんですよ?」


未央「えーっと、本来は最初の乾杯の後、祝辞から入る流れなんですが……その前に!」

李衣菜「飛び入りゲストによる、スペシャルプログラムからスタートです!」

李衣菜「それではかな子ちゃん、自己紹介どうぞ!」


かな子「あの、本当にやるんですか……?」

未央「まぁまぁ、アイドルとしての最初のお仕事だと思って!」

莉嘉「かな子ちゃん!ファイト☆」

かな子「……!は、はいっ!」


かな子「み、三村かな子17歳、趣味はお菓子作りですっ!」

かな子「あの……早く皆に追いついて、皆を支えられるように頑張ります!」

かな子「これから……よろしくお願いしますっ!」


ちひろ「はいっ、CGプロへようこそ、かな子ちゃん」

卯月「新メンバーかぁ……DAGPに向けて、大きく前進ですね!」

モバP「……あぁ」

モバP(フルメンバーで出場するには8人のアイドルが必要)

モバP(これでウチの所属メンバーは7人になった……)



モバP(残る8人目は……)


李衣菜「それじゃあ、皆グラスを持って……!」

未央「しまむー祝勝会 兼プロデューサー&コナミんをねぎらう会 兼DAGP壮行会……」

李衣菜「……兼!かな子ちゃん歓迎会を、始めます!」




「かんぱーい!」

今回はここまでです。

読んでくださった方、ありがとうございました。


まさか飯屋が鈴美ねーちゃんをやるとは思わなかった。

…………
………
……


2週間後



レッスン室



ベテトレ「よし、今日のレッスンはここまで!」

ベテトレ「各自ストレッチはしっかりしておく事、以上!」


未央「ふぃー、終わった終わったー」

李衣菜「ここ最近、しごきに一層力が入ってるね……」

未央「うん、何せ期待の新人も入ってきたし!」

楓「ふふっそうね、だけど……」




かな子「」チーン




未央「おおう……」

智絵里「だ、大丈夫かな子ちゃん?起き上がれる?」

かな子「も、もうちょっとだけ……このまま……」


李衣菜「あはは……まぁでもさ、最初に比べたら大分進歩したじゃん」

莉嘉「うんうん、最初のレッスンの時なんて10分でばたんきゅーだったよねー」

かな子「うぅ……覚悟はしてたけど、アイドルのレッスンがこんなに大変だなんて……」ムクリ

智絵里「で、でもすごいよかな子ちゃん!基本のステップをもう全部覚えちゃうなんて!」

かな子「えへへ、トレーナーさんに沢山鍛えられたからかな?」


卯月「マストレさんの、『覚えられなかったら一週間お菓子禁止』発言が効きましたね……」

未央「アレを言い渡された時のみむっちの絶望顔は忘れられないよ……」


ガチャッ


楓「あら?」

コナミ「よう、お疲れさん」

莉嘉「あれ、コナミん?」

コナミ「レッスン終わったみたいだな」

未央「うん、何か珍しいね、プロデューサーじゃなくてコナミんがレッスン見に来るなんてさ」

コナミ「アイツは……今日は大事な用事があるんだってよ」

コナミ「だから、俺が代わりに伝言を伝えに来たってとこだ」

卯月「伝言?」


コナミ「ああ……っとその前に、かな子」

コナミ「どうだ?事務所での生活には慣れたか?」

かな子「は、はいっ、レッスンは大変だけど、皆がいろいろ助けてくれるから……」

かな子「だから、辛くても楽しくやれてると思います!」ニコッ

莉嘉「さっきまでバテバテだったけどねー」

かな子「も、もうっ!莉嘉ちゃん!」

コナミ「フッ、もう大分打ち解けたみたいだな……それならよかった」

コナミ「それじゃ、本題に入るとするか」


卯月「本題って言うと、もしかして……」

コナミ「ああ、DAGPについてだ」

コナミ「予選トーナメントまでまだ時間はあるが、そろそろ準備に入りたいんだってよ」

コナミ「予選のレギュレーションは、もう知ってるな?」

未央「えっと確か……1回戦がトリオ、2回戦がタッグ、決勝がトリオの編成でデュエルするんだっけ?」

コナミ「そうだな、つまり予選が始まるまでにはトリオユニットを少なくとも一つ作っとかなくちゃいけないって訳だ」


コナミ「そこで……予選トーナメント1回戦を戦う3人を、これから発表する」


卯月「1回戦の、ユニット……!」

楓「おおー……」

未央「トリオユニットかぁ……いよいよ本格始動って感じがするね!」

コナミ「じゃあ早速行くぜ、まず1人目は……」


コナミ「……三村かな子」


かな子「えっ!?」

未央「おおっ!?」

楓「という事は……」

卯月「かな子ちゃんの……デビュー戦ですね!」

コナミ「ああ、そうなるな」


かな子「あ、あの……私で大丈夫なんでしょうか?」

コナミ「お前はもうウチのメンバーだ、しっかり活躍してもらわないとな」

コナミ「まぁ、こないだのタッグデュエルみたいに、堂々とやれれば大丈夫だ」

コナミ「もっと自信を持っていいぜ、頼りにしてるぞ」

かな子「そっか……もう私は、アイドルなんですよね……」

智絵里「かな子ちゃん……」

かな子「わ、分かりました!あの、精一杯やってみますっ!」

未央「おおー!よく言ったみむっち!」

莉嘉「かな子ちゃん!ファイト☆」


コナミ「よしっ、それじゃ次だな、2人目は……」


コナミ「……城ヶ崎莉嘉」


莉嘉「あ、アタシ!?やったー!」

コナミ「お、こっちは気合い充分みたいだな」

莉嘉「だって、チーム戦なんてすっごい楽しそうじゃん☆」

李衣菜「ち、ちょっとお気楽すぎる気もするけど……」


コナミ「フッ、莉嘉はそれでいいさ」

コナミ「チーム戦だろうと、莉嘉らしくを忘れないようにな」

コナミ「かな子の事、引っ張ってやってくれ、頼むぞ」

莉嘉「うん☆アタシ、ちょーがんばる!」

コナミ「よっしゃ……それじゃ、いよいよ最後だな」

コナミ「……ちなみに、今から名前を呼ぶ3人目だけど」

コナミ「そいつには、このユニットのリーダーになってもらう」


楓「リーダー……?」

未央「そっか、トリオユニットだからリーダーが居るんだ……」

莉嘉「リーダーって何するの?」

コナミ「んー、詳しい話は多分Pのヤツからあると思うぜ」

コナミ「ただ本番のデュエルでは、リーダーは必ず最後の3人目にならないといけないみたいだな」

卯月「つまり最後の砦って事、ですね……」

未央「うぅ……責任重大なポジションだね……」

コナミ「それじゃ発表するぞ、3人目は……」


コナミ「多田李衣菜」


李衣菜「えっ……?」


コナミ「このユニットのリーダーは、お前だ」

李衣菜「わ、私?」

楓「りーだちゃんが……リーナー?」

未央「かえ姉さま、逆逆」

李衣菜「ちょ、ちょっと待って!それって、もう決定……なの?」

コナミ「おう……Pといろいろ話した結果、お前に任せるって事になった」

李衣菜「そうなんだ……」


コナミ「どうしても嫌か?」

李衣菜「嫌っていうか……私でいいのかなっていうか……」

コナミ「まぁ心配する気持ちは分かる……でも、アイツも少なからずお前に期待してるみたいだぜ」

コナミ「デュエルの事ならサポートしてやるから、気楽にやってみろよ」

李衣菜「う、うん……」

コナミ「て訳で、今言った3人が一回戦のメンバーな」

卯月「李衣菜ちゃんに、莉嘉ちゃんに、かな子ちゃん……!」

未央「CGプロ初のトリオユニットがいよいよ始動かぁ……そういえば、何て言うユニットなの?」


コナミ「ああ、ユニット名か……確か智絵里と楓さんの時は社長が決めてたんだったな」

コナミ「でも今回は、お前ら3人に任せるみたいだぜ」

莉嘉「アタシ達で決めていいの?」

コナミ「おう、でもそんなに急いでないみたいだから、ぼちぼち考えればいいんじゃないか?」

コナミ「そうそう、これから本番まではデュエルの練習も基本3人一遍に見るからな」

かな子「それじゃ、早速今日から?」

コナミ「いや、今日はPが帰ってきた後に3人で外回りに行くみたいだぜ」

楓「なるほど、ユニットとしての売り込みって事ね」

コナミ「ああ……てことで、デュエルを見るのは明日からだな」

コナミ「あ、そうだ……未央!」

未央「へ?何?」

コナミ「この後暇な時でいい、俺のとこに来てくれ」

未央「え……?」

コナミ「頼んだぞ」

未央「う、うん」

コナミ「おっし、じゃあ連絡はこんなもんだな」

莉嘉「トリオユニットかぁ……かな子ちゃん!一緒に頑張ろうね☆」

かな子「うんっ!李衣菜ちゃんも、リーダーよろしくお願いしますっ」

李衣菜「……う、うん!任せといて!」



李衣菜(私が……リーダー……)

…………
………
……


レッスン後……



未央「コナミん、おっつかれー」

コナミ「おう、来たか」

未央「いやー、コナミんから呼び出しなんて珍しいじゃん」

未央「何何?もしかして未央ちゃんにデートのお誘い?」

コナミ「んな訳あるか」

未央「そ、そんな速攻で否定しなくていいじゃんかー!」


未央「むぅ……それで、何で呼び出したの?」

未央「……まぁ、何となく察しはつくけどさ」

コナミ「……そうだな、じゃあ早速本題に入るぞ」

コナミ「DAGP、予選1回戦はさっき言った通り、李衣菜、莉嘉、かな子の3人で戦う」

コナミ「そして2回戦のタッグデュエル、これは現状智絵里と楓さんに任せるしかねぇ」

コナミ「つまり未央、お前には本選出場のかかった3回戦に出てもらう事になる」

未央「うん……そう、だよね……」

コナミ「……その様子だと、お前もデッキの方はうまく行ってなさそうだな」


未央「……ごめんね」

コナミ「何で謝るんだよ」

未央「だって……プロデューサーやコナミんが私の為の時間を作ってくれてるのに……」

未央「それなのに、私……全然期待に応えられてないから」

未央「だから、呼び出したんでしょ?」

コナミ「……別にそんなんじゃねーよ」

未央「ほんと?」

コナミ「そんなに簡単に出来るなんて、最初から思ってないって」

コナミ「最初に言ったはずだ、大事なのは……」

未央「……カードと真摯に向き合う事」

コナミ「それさえやってれば、きっかけを掴めばすぐだぜ」


未央「きっかけかぁ……それが中々掴めないんだよ……」

コナミ「まぁ3回戦までまだ時間はある、じっくりやりな」

コナミ「それに、デッキで苦しんでるのはお前だけじゃない」

未央「りーなの真紅眼も、うまく行ってないの?」

コナミ「ああ……アイツはアイツで、中々デッキがまとまらなくてなぁ……」

コナミ「予選1回戦に出る事になったから、そろそろ完成させないとな」

未央「むぅ……何かりーなばっかりデッキ見てもらっててずるい」

コナミ「え?」


未央「そっかー……未央ちゃんをほったからしてコナミんはりーなと……うぅ」シクシク

コナミ「い、いや、違うぞ未央!確かにお前に関しては任せっきりになっちまってたけど……」

コナミ「でもそれは……!」

未央「……ふふっ」

コナミ「?」

未央「あははっ、冗談冗談!最初にコナミんに言われた事、覚えてるよ」

未央「それにコナミんの事、ちゃーんと信じてるから!」

未央「私達の事、勝たせてくれるんでしょ?」

コナミ「未央……」


未央「今はりーなの事、しっかり見てあげて……リーダーに選ばれて、きっと大変になると思うからさ」

未央「その代わり、私の番になったら特訓に付き合ってもらうから、覚悟しててよね!」

未央「……それまでに、何とか自分のデッキ組んでみるからさ」

コナミ「……ああ、約束だ」

コナミ「後でデッキを見せてみてくれ、アドバイス位はしてやらないとな」

未央「うん、ありがと!」

未央「よっし!りーなに負けてらんないし、私も気合い入れて頑張らなくちゃ!」

未央「決勝戦は、私としまむーの2人だけだもんね……」

コナミ「……いいや、そうとも限らないぜ」

未央「え?」


コナミ「予選トーナメント決勝戦……そんな大事な試合に、2人で挑むのは流石にしんどいからな」

未央「もしかして……8人目、誰か入ってくれそうなの!?」

コナミ「ああ、お前を呼び出したのはこの話をするためだ」

コナミ「これは……まだお前以外には話すなって言われてるからな」

未央「?」

コナミ「実は今日、Pは8人目候補と交渉しに行ってるんだ」

コナミ「……お前達が、よく知ってるヤツとな」

未央「…………!!」


未央「それって、もしかして……!」


…………
………
……


喫茶店



イラッシャイマセー


モバP「す、すまん!遅くなっちまった!」

「……3分遅刻」

モバP「前の営業先が思ったより長引いてしまったんだ」

モバP「ごめんな、呼びつけたのは俺の方なのに……」

「ふふっ、大丈夫だよ、私も今来たとこだからさ」

モバP「そうか……」




モバP「……よく来てくれたな、凛」


凛「……うん」

今回はここまでにします。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。


web版ロッキングガールの更新はまーだ時間かかりそうですかねー?

ご無沙汰しております。

毎度の如く前回の投稿から大分経っておりますが、
今回はいろいろあって難産になりそうなので、もうしばらくかかりそうです。
読んでくださっている方には申し訳ありませんが
とりあえず生存報告だけさせて頂きます。

神戸に行ってた皆様はお疲れ様でした。

2人「…………」


モバP「……その、最近どうだ?元気にしてるか?」

凛「うん、今は自由な時間が増えたから……」

凛「最近は……お店の手伝いとかしてる、かな」

モバP「そうか……ご実家、お花屋さんだったっけな」

凛「……プロデューサーは?」

モバP「え、俺?」

凛「最近忙しいんでしょ?無茶してない?」

モバP「無茶……?」

凛「ほら、あれ」


TV「~~~♪」

モバP「……ああ、卯月か」

モバP「そういえば、今日は歌番組のオンエアだったな……」

凛「卯月、最近テレビに出ずっぱりだからさ」

凛「プロデューサーも、仕事に追われてるんじゃないかと思って」

モバP「ふふっ、俺なら大丈夫だよ、ちひろさんもフォローしてくれてるし」

モバP「でも、心配してくれてありがとな」

凛「……テレビで卯月の笑顔を見るとさ、思うんだ」

凛「やっぱり、あの時卯月が勝ってよかったなって」

モバP「凛……」



モバP「……アイドル、もう一度やってみないか?」



凛「…………」


モバP「……引退を発表した直後にこんな事言うのは、俺もどうかとは思ってる」

モバP「でも……やっぱり、ここまで頑張ってきたんだ」

モバP「お前さえ良ければ……もう一度、俺達と……」

凛「……プロデューサー」

モバP「何だ?」

凛「プロデューサーは、私が961プロに行く時にした約束の事覚えてる?」

モバP「お前が立派なアイドルになれたら、迎えに行く……そうだったな」

モバP「そして俺は、凛がその約束を果たしてくれたと思ってる」


モバP「卯月とのあの決勝戦……本当に、すごいデュエルだった」

モバP「あのデュエルを見て、ステージでのお前の姿を見て確信した」

モバP「お前は立派な 「違う!」 」

モバP「…………」

凛「……違うの、プロデューサー」

凛「私は、プロデューサーが思ってるようなアイドルじゃない……」

凛「プロデューサーは知らないだろうけど、私はあの時――」

モバP「……知ってるよ」

凛「えっ……?」


モバP「決勝戦の前、凛と黒井社長が話しているのを、未央が聞いてた」

モバP「お前が、どんな事をさせられていたかを……」

モバP「だから……凛がアイドルを辞めた理由も、本当は知ってるんだ」

凛「そっか……アレ、聞かれちゃってたんだ」

モバP「……気付くのが遅くなってしまったとはいえ、辛い思いをさせてしまった」

モバP「俺が、もっと早く気付いていれば……」

凛「だったら……だったらどうして!」

凛「あんな卑怯な事しておいて……戻れる訳、無いよ……!」


凛「私は、皆の気持ちを踏みにじってしまった」

凛「他のアイドルの子達も、事務所の皆も、プロデューサーも、卯月も……!」

モバP「違う、そういう状況に立たされてしまっただけだ」

モバP「凛だって、最初から知っていれば、そんな事……」

凛「本当は……気付いてたの、準決勝のみくとのデュエルで、ディスクに細工されてるって」

凛「でも私は……それが分かっててみくを倒した、ディスクの細工を隠して……」

凛「卯月のデュエルの時にデッキトップが操作された時だって……考えてしまった」

凛「例え、それが心の隅でだったとしても」


凛「勝てるかもしれないって、思っちゃったんだよ……」


モバP「凛……」


凛「あの時、卯月が助けてくれなかったらきっと……私はそのカードに手を伸ばしてた」

凛「結局、私はアイツと同じだった……」

凛「自分が勝つためなら、どんな事したって構わない、卑怯も――」



モバP「凛っ!!」



ざわっ……



凛「…………」

モバP「……すまない」


モバP「でも……凛にそんな事言って欲しくない」

モバP「お前はちゃんと、自分の力で卯月とぶつかって、会場を感動させたじゃないか」

凛「それは……」

モバP「……正直に言う、俺たちCGプロは今年のDAGPに出られる事になった」

凛「DAGPって、あの……!」

モバP「ああ……でも、フルメンバーで戦う為には、あと1人アイドルが必要なんだ」

凛「……その1人が、私って事?」

モバP「お前なら、きっとあの時以上のパフォーマンスを見せてくれる……俺は、そう思ってる」

凛「私は……」


凛「……ごめん、プロデューサー」

凛「やっぱり……これは、私なりのけじめだから」

凛「私はもう、ステージには立たない」

凛「もう、デュエルもやらない……」

モバP「……そう、か」

モバP「…………」

モバP「分かった……無理強いはしない」


凛「……この後、お店の手伝い頼まれてるから、そろそろ行くね?」

凛「食事、誘ってくれてありがと……それから、ごめんなさい」

モバP「……謝る必要なんてない、今のお前の気持ちは、よく分かった……だけど」

モバP「もし……もし、お前の気持ちが変わったら」

モバP「お前の帰る場所は、ちゃんと残ってる……それだけは忘れないでくれ」

モバP「いつでも待ってるからな……」

凛「……ありがとう、プロデューサー……でも」

凛「今の私に、その居場所に帰る資格は……無いから」



モバP「…………」


…………
………
……


翌日


莉嘉「わぁー!おいしそー!」

かな子「えへへ、最初のユニット練習だし、お近づきのしるしにクッキー焼いてきたんだ」

かな子「あ、コナミさんもよかったらどうぞ!」

コナミ「ん、ああ……さんきゅ」

莉嘉「あ……そういえばコナミん」

コナミ「何だ?」


莉嘉「これからユニット練習って言うけど……かな子ちゃんってまだ使うデッキ決まって無いんじゃないの?」

コナミ「いいや、それなら心配ないぜ……実はもう決まってるんだ」

莉嘉「えっ、ホント?」

コナミ「ああ、かな子の使うデッキは……マドルチェだな」

莉嘉「マドルチェ?」

かな子「えっと、こんなカードだよ」

莉嘉「……へぇー、何かお菓子の国って感じだね☆」

かな子「友達と遊ぶ時に使ってたカードなの、私のお気に入りなんだ」

コナミ「時間の余裕もそんなに無いしな、慣れてるデッキで戦ってもらったほうがいいと思った」


莉嘉「いいじゃんいいじゃん!かな子ちゃんにピッタリって感じ☆」

莉嘉「カワイイカードもいっぱいあるし!」

かな子「うん!それに何だかおいしそうだよね!」

莉嘉「お、おいしそう……?」

かな子「うん、おいしそう!」


李衣菜「……もうっ!ちょっと2人共!」

莉嘉「え?」

かな子「李衣菜、ちゃん?」

李衣菜「呑気におしゃべりばっかり……気が抜けすぎなんじゃない?」

かな子「あー……でも、まだレッスン前だし……」

莉嘉「大丈夫大丈夫☆始まったらちゃんと……」


李衣菜「だって!」


りかなこ「!」

李衣菜「だって……トーナメントなんだよ?」

李衣菜「私達3人が負けちゃったら、そこでもう終わっちゃうんだよ!?」


かな子「あ、あの……ごめん、なさい……」

莉嘉「でも、そんなに大きな声出さなくたって……」

李衣菜「あ……えっと、そんなつもりじゃ……」

コナミ「…………」

李衣菜「……ごめん、最初の練習だから、もっと気合い入れていかなくちゃと思って……」

コナミ「ま、そうピリピリせずに行こうぜ、まだ焦らなきゃいけない時期でもないだろ?李衣菜?」

李衣菜「……はい」

コナミ「でも、李衣菜の言う事も一理あると思うぜ、これ一応レッスンなんだからな」

かな子「そ、そうですよね!真面目に頑張りましょう!」

莉嘉「……はーい」


コナミ「おし、今日はお前ら3人しか居ないしな、気が済むまで付き合ってやる」

かな子「えっと、楓さんと智絵里ちゃんは雑誌のインタビュー、卯月ちゃんはテレビ番組の収録でしたっけ?」

莉嘉「うん、それで未央ちゃんは……」

莉嘉「……あれ?そういえば未央ちゃんは?」

かな子「確か、さっきまで来てたはずなんだけど……」

李衣菜「……何か未央って、たまに消えるよね?」

莉嘉「いつも、どこ行ってるんだろ……コナミん、知ってる?」

コナミ「……さぁな、ひょっとしたら秘密の特訓とかしてるかもしれないぜ?」

かな子「秘密の……」

莉嘉「特訓?」

コナミ「ウカウカしてると、追い抜かされちまうぞって事だ……それじゃ、早速始めるぞ」


…………
………
……


一方、カードショップ



「うぅ……ぐすっ……」メソメソ

「あーあ、また泣かせちゃった」

「もう、あんな言い方する事ないでしょ?」

「弱いヤツの事弱いって言って何が悪いんだよ!」


未央「こーらっ」


「あ……」

「げっ、未央姉ちゃん……」


未央「何でそんな意地悪な事言うの?友達でしょ?」

「だって……」

未央「自分が同じ事言われたら、どう思う?」

「それは……」

未央「友達に悪い事したら、何て言うんだっけ?」

「……ご、ごめん、悪かったよ」

未央「ほら、こうやって謝ってるから、許してあげて?」

「ぐすっ……うん……」


未央「もう、めそめそしなくていいのっ、男の子でしょ?」

「……うんっ」

未央「よしっ、えらいえらい!」

店長「お、今日も来たな、未央ちゃん」

未央「あ、店長さん!こんにちは!」

店長「フッ、いつの間にか子供達とも馴染んじまったな」

未央「えへへ、まぁ手のかかる弟を持つ身としては、何か放っとけなくてさ」


さて、何で未央ちゃんがカードショップで子供達と戯れているのかというと……

765プロのいおりんとのデビュー戦の後、伸び悩んでる私を見かねて、コナミんがここに連れてきてくれたんだよね

自分を貫ける、私だけのデッキを作るのが、ここでの目的

そのきっかけを見つけるために、ここでいろんなカードに触れて……

それから子供達と一緒に、いろんな戦術を試してるんだ


という訳で、未央ちゃんは今!DAGPに向けて秘密特訓の真っ最中なのだ!




で、肝心のデュエルの腕はというと……



「よっしゃー!また俺の勝ちー!」

未央「くはぁ~……またやられたぁ~」

「お姉ちゃん、何か今日調子悪いね」

未央「こないだは結構勝ててたのなぁ……」

未央「やっぱり、まだまだ先は長いって事だね……」ピラッ



《スキルドレイン/Skill Drain》 †

永続罠
1000ライフポイントを払って発動できる。
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の全ての効果モンスターの効果は無効化される。



未央「スキルドレイン、かぁ……」

「未央姉ちゃん、そのカードが出れば強いのにね」

未央「うーん、フィールドに出ればね……」


未央(でも逆に、引き当てられなければ今みたいに押し負けちゃう)

未央(このままじゃダメだ……もっとこのカードの力を引き出すようなデッキを考えないと……!)



未央(それに、しぶりんだって帰って来るかもしれないし……!)


未央(私だけ、いつまでも遅れてる訳にはいかない!)


未央(とは言っても……)



未央「はぁ……どうすれば強くなれるんだろ……」

「手札からぽんっと出てくる超攻撃力のカードがあればいいのになー!」

「それか、一気にデッカいダメージ喰らわせられるカード!」

「それならコナミにだって勝てるのに……」

「もうっ!そんなカードが出たら皆使うに決まってるでしょ!」

未央「あはは、そんなカードがあったら使いたいね~」


店長「苦戦してるみたいだな、未央ちゃん」

未央「まぁね~……私のデッキ、いつになったら完成するんだろ……」

未央「……そうだ、店長さんも今のデッキ見てくれない?」

店長「俺が?」

未央「うん、昨日コナミんにも見てもらったんだけどさ、他の人の意見も聞きたいんだよね」

店長「分かった、俺でよければアドバイスしてやる、どれどれ……」


店長「バルバロス、愚鈍の斧、禁じられた聖杯……」

店長「……なるほど、ハイビートか」

未央「うん、スキルドレインは自分のモンスターの効果も無効にするから」

未央「だから、デメリットを持った高攻撃力のモンスターと相性がいいのかなって思ったんだよね」

店長「アイツは何て言ってたんだ?」

未央「それがね……」


――
―――
――――


コナミ『……悪くは無いな』

未央『ほ、ホント?』

コナミ『おう、デメリット付きの高火力モンスターの効果を無効にして殴り合いに勝つってコンセプトだろ?』

コナミ『俺の周りにも、こういうデッキを組んでたヤツがいたし』

コナミ『スキルドレインを活かすという命題なら、正解の一つと言っていいと思う』

未央『う~ん、それじゃあ何で勝てないんだろ……』


コナミ『そうだな、確かに正解ではあるんだけどよ……』

コナミ『でも、逆にいえばスキルドレインに頼り過ぎてるな』

未央『頼り過ぎてる?』

コナミ『このデッキを使って負ける時、スキルドレインを引けなくて負けるって事が多いんじゃないか?』

未央『ああー、確かにそうかも……3枚も入れてるのに肝心な時に来てくれないんだよねぇ……』

コナミ『欲しいカードが来る確率ってのは、案外低いもんなんだぜ』

コナミ『デッキに3枚入れたカードが初手に来る確率は大体33%、最初のドローを含めると40%足らず……』

コナミ『3ターン待ってようやく手札に来る確率も、50%程度だって言われてるな』※

未央『うへぇ~そんなに低いんだ……』

コナミ『そう、だからキーカードが来る確率を上げるために、サーチカードを入れたりするんだよな』



※参考:遊戯王カードwiki「確率」


未央『なるほどー、でもスキルドレインって……』

コナミ『ああ、このカード自体は何かのカテゴリに属してる訳じゃない』

コナミ『つまり素早くサーチできるカードが無いって事だ』

コナミ『お前の場合、それを補うために愚鈍の斧や禁じられた聖杯を入れてるな』

コナミ『だがこれじゃ補助にはなっても、スキルドレインの代わりにはならない』

未央『うう~……それじゃあどうすればいいんだろ……』

コナミ『さぁ、教えてやるのはここまでだ……ここからは自分で考えてみな』

未央『ええー!そんな御無体な!もっとヒントプリーズ!』

コナミ『この方向性までちゃんと自分で辿り着けたんだろ?』

コナミ『ここまで来れたなら、後もう半分だ……頑張りな』



――――
―――
――


未央「むぅ……かわいいアイドルが困ってるんだから、もうちょっと教えてくれたっていいのに……」

店長「まぁ、奴なりに考えがあるんだろうぜ……それに指摘は的を得ていると思う」

未央「そりゃあ確かに分かるんだけどさ……」

未央「そうだ、店長さんは今の私のデッキ、どう思う?」

店長「うーむ……俺からヒントのようなものを出すとしたら……」

店長「どうしてもサーチ出来ないカードなら、引き当てられなかった時の事を考えなくちゃならないかもな」

未央「なるほど……つまり、スキルドレインに頼らない戦い方って事かぁ……」

未央「何か本末転倒だな~……3枚も入れるのにそれを使わない戦法を考えるなんてさ」

店長「いいや、スキルドレインが効かない相手だって結構いるしな」

店長「それだけアテにしてたら辛くなる場面も多くなるだろう」


未央「うまくハマってくれれば強いんだけどなぁ……」

店長「……まぁ、時間はまだあるんだろ?じっくり考えればいいさ」

店長「行き詰ったら、新商品に触れてみるのもいいかもしれないぜ」トンッ

未央「それは?」

店長「明日発売のストラクチャーデッキ、機械竜叛乱……さっき仕入れたばっかのヤツだ」


子供たち「「「おおー!!」」」


店長「はっはっは、まだ一応発売前だからな、明日になったら売ってやる」


未央「でもストラクチャーデッキかぁ……それってほとんど再録のカードしかないんじゃないの?」

店長「おいおい、ストラクチャーデッキを舐めてちゃいけないぜ?」

店長「モノにもよるが、3箱揃えて多少調整すれば優勝を狙えるデッキを組める事だってある」

未央「へぇ~、そういえばコナミんの最初のレッスンで、ストラクで組んだデッキで一回デュエルしたっけ」

店長「そう、ストラクでデュエルのいろはを覚え、慣れてきたらデッキに自分なりの改良を加えていく……」

店長「デュエルモンスターズを始めたばかりの初心者はストラクから入るべしってのは、昔からよく言われてたもんだ」

未央「なるほど、既にある程度戦術が完成されてるって事だね……」

未央「でもさ、スキルドレインの効果は自分にも及んじゃうでしょ?」

未央「自分の効果も無効にしちゃうから、下手したらその戦術を壊しちゃうんじゃ……」



未央「……ん?」


店長「どうした?」

未央「……ねぇ、さっき言ってたスキルドレインが効かない相手って例えばどんなの?」

店長「例えば?そうだなぁ……」

店長「例えば墓地や手札で効果が発動するモンスターだな、『フィールドから墓地に送られた時に発動』なんて効果も防げない」

店長「マシンナーズ・フォートレス辺りは、まさに天敵と言っていいだろうぜ」

店長「それから今の未央ちゃんのデッキで言えば……元々の攻撃力が高い相手なんかは、パワー勝負に持ち込めなくて辛いかもな」

未央「あ……あぁ―――!!そっか!!」

店長「!?」


未央(スキルドレインが効かない……つまり、スキルドレインが貼られてても問題なく動けるって事)


未央(それって……)



未央(逆にいえば、スキルドレインとめちゃめちゃ相性がいいって事じゃん……!)




手札からぽんっと出てくる超攻撃力のカードがあればいいのになー!


それか、一気にデッカいダメージ喰らわせられるカード!



未央「…………!!!」


未央「てっ、店長さん!ちょっとストレージ見せてくれる!?」

店長「え?でもストラクチャーデッキは……」

未央「いいから!早くっ!今思いついた事頭から抜けてっちゃう!」

店長「お、おう!分かった!」



未央(今の私は、スキルドレインに相性のいいカードをゴテゴテ詰め込んでるだけ……)

未央(だから引き込めなければ、他のカードのバランスが崩壊しちゃうんだ)

未央(でも、それなら……)


未央(元々相性のいいカテゴリに、今のスキルドレインでのハイビートの要素を合わせこんでいけば……!)



店長「未央ちゃん……何か掴んだな?」ニヤリ

未央「うん……!」


未央「見つかったかも……私の、戦い方!」

今回はここまでです。

先日最新のリミットレギュレーションが発表されていましたが、
この時期になるとスキドレに規制が掛からないか内心ヒヤヒヤしてます。

そして何気にこのスレが立ってから1年経過してました。
1年で1スレ終わらないのは流石にあんまりかなと思うので
もうちょっとスピードアップしたい……

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

…………
………
……



数日後



コナミ「真紅眼の鎧旋に、真紅眼融合……真紅眼のサポートカードも結構増えてきたな」

コナミ「おかげで展開手段は充実してきた……でも、もう少しアクセントが欲しいとこだな……」

李衣菜「…………」

コナミ「おい、聞いてんのか?」

李衣菜「あ……すみません」


コナミ「元気ないな、どうした?」

李衣菜「実はちょっと……2人と、揉めちゃって」

コナミ「なるほど、リーダーの件か……お前なら、ノリノリで引き受けると思ったけどな」

コナミ「アイドルのリーダーって、そんなに大変なのか?」

李衣菜「大変ですよ~……昨日はユニットの名前を3人で考えてたんですけど」

コナミ「あぁ、そういやお前ら3人で決めるって話だったな」

コナミ「それで、どんな名前になったんだ?」

李衣菜「それなんですけど、2人の考えたユニット名が……」



かな子案『メルティ―スイート』


莉嘉案『セクシー☆ギャルズ』


コナミ「……アイツらの趣味全開だな」

李衣菜「メルティ―スイートやセクシーギャルズなんて、絶対私達に合ってませんよ!」

李衣菜「もっと、私達3人のイメージを表した名前にしなきゃ……!」

コナミ「まぁお前ら3人、全然違うタイプって感じだし、考えるの大変そうだよなー」

コナミ「で、お前が考えた名前は?」

李衣菜「え!えっと……」

コナミ「?」

李衣菜「ろ……」

李衣菜「……ロッキングガール」

コナミ「…………」

李衣菜「だ、だって2人が好き勝手な名前にするから~!」

コナミ「はいはい……それで?最終的にどうなったんだ?」

李衣菜「……結局昨日は全然話がまとまんなくて、終わっちゃって」

コナミ「フッ、そりゃあ先が思いやられるな」

李衣菜「もうっ、笑いごとじゃないですよー……」

李衣菜「はぁ……やっぱり私、リーダーに向いてないのかな……」

コナミ「何だよ、随分弱気だな」


李衣菜「自分でも、よく分かってるんです……人の上に立つような人間じゃないって」

李衣菜「それに……私だけ、まだデッキも出来てないし……」

李衣菜「こんなリーダーに、かな子や莉嘉は付いてきてくれるのかなって」

コナミ「……少なくとも、Pはそう思ってるはずだぜ」

李衣菜「もちろん、それは分かってます……期待してくれるのはうれしい、だけど……」

李衣菜「……コナミさん、リーダーに必要なものって何なのかな」

コナミ「それは、お前自身が見つけるしかないんじゃないか?」

コナミ「俺が出来るのは、お前に戦い方を授けてやる事だけだ」

李衣菜「それは……そうですけど……」


コナミ「……でも、そうだな」

李衣菜「え?」

コナミ「俺の知ってるリーダーは、いつも冷静で……チームの誰もが、そいつの事を信頼していた」

コナミ「デュエルの腕は言わずもがな……俺の街でも間違いなく最強のデュエリストだった」

李衣菜「その人ってもしかして……前言ってた、コナミさんが尊敬するデュエリストって人?」

コナミ「……まぁな」

李衣菜(そんなの、今の私には……)

コナミ「でも……アイツは、決して一人で戦ってた訳じゃない」

コナミ「さっき聞いたな?リーダーに必要なものは何かと」

コナミ「俺は……背負う事だと思う」


李衣菜「背負う、事?」

コナミ「そう、託された仲間の想いを背負う覚悟……」

コナミ「宿命とか、誇りとか、守るべきものとか……まぁ、いろんなモン抱えてるヤツらがいてさ」

コナミ「でも、そういうの全部をひっくるめて背負ってカードを切る……」

コナミ「それが、俺が見てきたリーダーの姿だ」

李衣菜「…………!」

コナミ「……お前ら3人とも、タイプは違うかもしれないけどよ」

コナミ「目指す場所は、一緒なんじゃないか?」


李衣菜「私達の目標……」

李衣菜「莉嘉とかな子と、3人で……ううん」

李衣菜「CGプロの皆で、DAGPで優勝する事……!」

コナミ「なら、それがお前の背負うものって事だ」

李衣菜「皆の想いを背負う覚悟、か……」

コナミ「いろんなモン背負う以上、つまんねぇデュエルは出来ないって事だな」

李衣菜「……そうですよね」

コナミ「……そんな顔すんな、もうあの時のお前とは違うだろ?」

李衣菜「はい……もう二度と、あんなデュエルはしない……」

李衣菜「……ありがとうございます!何となくですけど、気合い入ってきました!」


コナミ「よしっ、そうと決まればデッキを完成させないとな」

李衣菜「そうですね!3人で練習もしなくちゃならないし、そろそろ形にしなきゃ!」

李衣菜「……って言っても、中々うまくいかないですけどね」

コナミ「いいや……基本的な動かし方は大分仕上がってきてる」

コナミ「問題は召喚ルートが豊富なだけに、召喚した後の動きをどうするか……」

コナミ「いわば、このデッキだけの個性が必要だ」

李衣菜「個性……」

コナミ「お前がこのデッキで、どんなデュエルがしたいか、って事だな」


李衣菜(私が、このデッキでやりたい事……)

李衣菜(それは、やっぱり……!)

李衣菜「……コナミさん!」

コナミ「ん?どうした?何か思い浮かんだか?」

李衣菜「いえ、そういう訳じゃないんですけど……」

李衣菜「今の私達には、足りないものがあると思うんです!」

コナミ「足りないもの?」

李衣菜「はいっ!という事で……」

李衣菜「今度の休み、私に付き合ってください!」

コナミ「……?」


…………
………
……



ギュイイイイイィィィン!!!


「今日も熱く、魂が滾るステージにしてやるぜ!!」

「かかって来いやぁぁぁぁ!!」



ウオオオオオオオオオオオオッ!!!


李衣菜「イエーイ!!」

コナミ「……おい、李衣菜」

李衣菜「はいっ?」

コナミ「いや、ここは何だ?」

李衣菜「何だって、ライブハウスに決まってるじゃないですか!」

李衣菜「ほらほら、コナミさんも盛り上がっていきましょう!」

コナミ「そうじゃねえよ!デッキ組まなきゃいけないのに何でライブなんだよ!」

李衣菜「言ったじゃないですか!これが今の私達に必要なものなんですっ!」

李衣菜「私達に足りないものは、ズバリ!ロックですよ!ロック!」


コナミ「ロックって、お前なぁ……」

李衣菜「むぅ……私は至って真剣ですよ!」

コナミ「……百歩譲ってロックが必要だったとしてもよ」

コナミ「別に俺は居なくてよかっただろこれ……」

李衣菜「そ、そんな事ないですよ!コナミさんは私と一緒にロックなデッキを探求するパートナーなんですから!」

李衣菜「ほら!何かこう……インスピレーションが沸いてきませんか!?」

コナミ「インスピレーション、ねぇ……」


李衣菜「……ここは、私のルーツなんです」

コナミ「……ルーツ?」

李衣菜「私が事務所に入ったばかりの頃、なつきちに連れてきてもらったんです」

李衣菜「生でロックのステージを見たのは、その時が初めてでした」

李衣菜「ヘッドフォンを通して聞いただけじゃ、分からなかった世界……」

李衣菜「ガツンって、頭を殴られたような衝撃でした」

李衣菜「目の前で鳴り響くサウンドに、ただただ圧倒されて……それで、改めて思ったんです」

李衣菜「ああ……やっぱり私はロックが好きなんだなって」

コナミ「…………」


李衣菜「ロックなアイドルになりたい……本格的にそう考え始めたのは、それがきっかけでした」

李衣菜「デュエルで表現したいんです、あの時私が感じたものを……!」

李衣菜「だからコナミさんには……私が好きなものの事、知ってもらいたくって」

コナミ「李衣菜……」

李衣菜「へへっ、まぁいいですっ!今は細かい事考えずに、思いっきり腕を振り上げましょう!気持ちいいですよ!」

李衣菜「あっ、次のバンド、ガールズバンドみたいですね!パフォーマンスの参考になるかも!」

コナミ「……フッ、すっかり元気になりやがって」



「アタシ達のエモーション、しっかり刻み込んでやるぜ!」

「最後まで付いてこいよなー!!」


ワアアアアアアアアアッ!!


「それじゃ、飛ばしていくぜ!」


ギュオンギュオオォォォオオン!!!


~~~~♪


コナミ「…………!」

コナミ(これは……)

コナミ(体の内側から湧いてくる、アツい気持ち……)

コナミ(強敵を相手にした時に似た、高揚感……)

コナミ(そうか……)


コナミ(これが、李衣菜の憧れ……目指すもの……)







「最高のステージだったぜ!サンキュー!」

「また会おうぜ!じゃあな!」


コナミ「終わったか……まぁ、実際見てみたら、いいもんだったな」

コナミ「お前がロックってヤツに憧れる気持ち、ちょっと分かった気がする」

コナミ「さて……俺たちもそろそろ帰るか、李衣菜」

李衣菜「…………」

コナミ「……李衣菜?」

李衣菜「うそ……」

コナミ「え?」

李衣菜「コナミさん……ごめん、私!!」ダッ

コナミ「あっ、おい!お前どこに……!」


…………
………
……


ライブハウス 楽屋


「ふぅー、終わった終わったー」

「今日の曲、結構イケてたんじゃないか?客のノリだってよかったし!」

「ああ……とりあえず、ウチらのリーダーが戻ってきたら反省会だな」

「そうだな、新曲もそろそろ形にしないと……」


ばんっ!


「!?」


李衣菜「はぁ……はぁ……っ!」


「お、おいおいどうしたお前?」

「すごい勢いで入ってきたな……」

「ここ、一応関係者以外立ち入り禁止なんだぜ?」

李衣菜「す、すみません!だけど……!」

「アタシらの誰とも面識ないって事は……リーダーの知り合いか?」



「何か随分賑やかになってるな、どうしたんだ?」


「お、リーダー!」

「遅かったな……かわいいお客さんが来てるぜ」


「客?そんなもん呼んだ覚えなんてないぜ?」

「部外者だったらとっとと追い出……」


李衣菜「…………」


「……えっ?」



李衣菜「やっぱり……見間違えじゃなかったんだね」




李衣菜「……なつきち」



夏樹「……だりー?」


今回はここまでです。

流石に遅すぎですね……申し訳ありません。
スピードアップって何だよ(哲学)
なつきちとか出されても、もうその辺の話忘れちゃったよって人は
1スレ目の>>660付近から読み返してもらうといいと思います。
あと未央のデッキのお披露目は大分先になりそうです……

それでは読んでくださった方、ありがとうございました。

いつも保守してくださる方、毎度毎度ありがとうございます。

「リーダー?」

「やっぱりその子、夏樹の知り合い?」

李衣菜「あ、あの……」

夏樹「皆、悪いけど……先に帰っててくれるか?」

「え?」

夏樹「……頼む」

「お、おう、分かった……」


…………
………
……



夏樹「…………」

李衣菜「…………」

夏樹「……久しぶり、だな」

李衣菜「うん……」

夏樹「今日は、一人で来たのか?」

李衣菜「ううん、私の今のパートナーと一緒に」

李衣菜「私の好きなロックを、その人にも聞いて欲しくってさ」


夏樹「へぇ~……」

李衣菜「な、何?」

夏樹「いやぁ、とうとうお前にも男が出来たんだと思ってさ」

李衣菜「なっ!?ちっ、違うよ!そんなんじゃないから!」

夏樹「じゃあ、女なのか?」

李衣菜「えっ?い、いや、男の人だけど……」

夏樹「ほら、それじゃあやっぱり……」

李衣菜「もうっ、違うったら!ウチの事務所のデュエルトレーナーさん!」

李衣菜「私のデッキを組まなくちゃいけないから、参考になるかなって思って来てもらったの!!」


夏樹「はっはっは、そんなムキになんなって」

夏樹「分かってるよ、相変わらずからかいがいがあるなぁ」

李衣菜「むぅ……」

夏樹「ははは……」

夏樹「……そっか、まだ続けてるんだな、アイドル」

李衣菜「うん……デッキ作るの、中々うまくいかなくってさ」

李衣菜「アイドルになった頃の最初の気持ちを思い出す為に、ここに来たんだ」

李衣菜「そしたらなつきちが、ステージで歌ってるんだもん……びっくりしちゃった」

李衣菜「さっきの人達が、今のなつきちの仲間……なんだね」


夏樹「ああ、癖のあるヤツばっかりだけど、本気でロックやろうって連中だ」

夏樹「……事務所辞めてから、そいつらと真剣にロックに向き合ってきた」

夏樹「技術を磨いたり、自分達で曲も作ったりしてさ」

夏樹「それで……ここから、またスタートしたかったんだ」

夏樹「お前と出会ったこの場所から、アタシのロックを……」

李衣菜「…………」


夏樹「アタシは、これから自分のロックを磨き続ける」

夏樹「誰もが心を熱くするサウンドを聴かせられる……そんなロッカーになるのが目標だ」

夏樹「一度乗っかったアイドルって道を、中途半端なとこで降りたんだ」

夏樹「今度こそ、最後まで走りきらなくちゃならない」

夏樹「そうじゃなきゃ、示しがつかねぇよ……一緒に進んできたのに裏切っちまった皆にも」

夏樹「それから……傷つけちまった一番の親友にもな」

李衣菜「なつきち……」

李衣菜「…………」


李衣菜「……そうだよなつきち、私はすごく怒ってるよ」

李衣菜「私にだけ何にも言わずに突然事務所出てって……」

李衣菜「すごく、ショックだった……なつきちの事、知らない間に傷つけてたのかなって思った……」

夏樹「……いいや、違うぜだりー」

夏樹「一方的にお前を傷つけたのは、アタシの方だ」

李衣菜「出ていくなら出ていくって言ってくれれば、ケンカだって出来たし、文句だって言えたのに……」

李衣菜「なのに、なつきちは……それさえさせてくれなかった」

夏樹「……ああ、お前の言う通りだ」

夏樹「アタシは……大馬鹿だ」


李衣菜「そうだよ!なつきちはバカだよ!」

李衣菜「それに、久々に再会してみたら他の人とバンドなんか組んで……」


李衣菜「すごく……」

夏樹「…………」






李衣菜「すごくカッコよかった!!」




夏樹「…………ん?」


李衣菜「何あの曲!?すっごい心が震えたんだけど!?」

李衣菜「演奏だって息ピッタリだったし!客席だってあんなに沸かせて!」

李衣菜「私を差し置いて自分だけあんなにロックなライブして!!」

李衣菜「なつきちのばかー!あほー!」

夏樹「お、おいちょっと待て……」

李衣菜「何っ!?」

夏樹「い、いや……何か怒るポイントズレて来てないか?」

夏樹「……アタシは、お前をこれ以上ないって位に傷つけた」

夏樹「さっきお前と再会した時、アタシはお前に殴られる覚悟だった」

夏樹「お前にはその権利がある、なのに……」


李衣菜「私だって、ビンタの一発でも入れてやろうかと思ったよ」

李衣菜「……ステージの上のなつきちの姿を見た時、正直気持ちの整理がつかなかった」

李衣菜「驚きと、戸惑いと、それからちょっぴりの腹立たしさが混ざって……変な感じだった」

李衣菜「だけどね、曲を聴いてる内に、これだけは分かったんだ」

李衣菜「なつきちは、私の知ってるなつきちのままなんだって」

夏樹「…………!」

李衣菜「なつきちの覚悟が伝わってきたんだ」

李衣菜「本気でこういうロックをやりたかったんだっていう、そんな覚悟」

李衣菜「遠くに行っちゃったみたいで寂しかったけどさ、すっごくうれしかった」

李衣菜「なつきちがどうして黙って行っちゃったのか、ずっと心につかえてたけど……もう、いいんだ」

李衣菜「なつきちが、自分の道を進めてるんなら……私は、何も聞かないよ」

夏樹「だりー……」

李衣菜「言っとくけど許した訳じゃないからね!」

李衣菜「私が落ち込んだのは本当なんだから!」

李衣菜「だから、ちゃんと……なつきちの目指すロッカーになって!」

李衣菜「そしたら……この件は水に流す!」

夏樹「お前……本当に、それでいいのかよ?」


李衣菜「いいって言ってるじゃん、なつきちは不満?」

夏樹「それは……」

李衣菜「……分かった、それじゃあ1個だけいい?」

夏樹「え?」

李衣菜「私ね、今度初めてユニットデビューするんだ」

李衣菜「ほら覚えてる?DAGPって言って、プロダクション対抗のデュエルライブトーナメント!」

夏樹「……ああ、よく覚えてるぜ、いつか出られればいいなって、あの頃よく言ってたっけな」

夏樹「そっか……とうとう出られるようになったんだな」

李衣菜「うん、それで……」

李衣菜「なつきちに、見に来て欲しいんだ、私達のデュエルを……」


夏樹「アタシが、デュエルを……」

李衣菜「……うん」

夏樹「……だりー、アタシはもう、アイドルを……デュエルの道を降りちまった」

夏樹「だから、デュエルは……」

李衣菜「分かってる、なつきちがどんな想いでアイドルを辞めたのか……」

李衣菜「だけど……それでも、見に来てほしい」

李衣菜「ただのお客さんとしてでいいから、さ」

夏樹「ただの客として、か……」


李衣菜「……私ね、なつきちが居なくなってから、どうしようもなく凹んでた」

李衣菜「だけど、プロデューサーにも、事務所の皆にも励ましてもらって、支えてもらって……」

李衣菜「それに……なつきちの背中を追いかけるだけで、何も見えてなかった私を叱ってくれた人とか」

李衣菜「目指すものは違うけど、お互いに励ましあえるライバルにも出会えた」

李衣菜「本当に、いろんな人にいろんな事教えてもらって、少しは変われたと思うんだ……でもね」

李衣菜「なつきちが残してったものは……変わらずに、私がちゃんと受け継いでるから」

夏樹「アタシの、残したもの……?」

夏樹「…………!」

夏樹「お前、もしかしてあのカード……!」


李衣菜「なつきちは、今の自分を見せてくれた」

李衣菜「今でも変わってないアツいハートを、自分の道を進む覚悟を」

李衣菜「今度は、私がなつきちに見せたいんだ」

李衣菜「私がこれまで歩いてきた道のり、全部デッキに込めて戦うから……」

李衣菜「だから……見に来てよ、今の私を」

夏樹「だりー……」


李衣菜「あはは、何か随分話し込んじゃった」

李衣菜「一緒に来た人待たせてるから、もう行くね?」

李衣菜「また、なつきちのライブ見に行くから……」

李衣菜「だから……絶対、見に来てね」

李衣菜「……それじゃ!」タッ

夏樹「あ、おい……!」


タッタッタッ・・・

李衣菜「…………ふぅ」

コナミ「李衣菜」

李衣菜「あ……」

李衣菜「ごめんなさい、私……」

コナミ「もういいのか?もっと話してきてもよかったんだぜ?」

李衣菜「……ううん、今のなつきちには待ってる人達がいるから」

李衣菜「なつきちの今の時間を、奪いたくないんだ」

コナミ「……そうか」


李衣菜「コナミさん、これから事務所に行っていいですか?」

コナミ「フフ、どうやら大分やる気になったみたいだな」

李衣菜「はい……!あんなステージを見せられて、燃えるなって方が無理です!」

コナミ「ああ、お陰で俺の方も湧いてきたからな……インスピレーションってヤツが」

李衣菜「…………!!」

コナミ「見せるんだろ?今の李衣菜を」

李衣菜「だとしたら、いい加減デッキを完成させないとな」

李衣菜「……はいっ!」


夏樹(……アイツ、言うだけ言って帰っちまった)

夏樹(今の自分を見に来い、か……)

夏樹(あの時……アタシはアイツに嫌われる覚悟で事務所を離れた)

夏樹(とことん嫌われて、アタシの事なんか、とっくに忘れてるんだと思ってた)

夏樹(なのに……)


だりー、もしアタシがここから出て行くことになったら

……その時はこのレッドアイズ、お前が使ってくれよ


夏樹「真紅眼……」

夏樹「あの時のアタシとの約束を、今も……」

今回はここまでです。

だいぶ遅れましたがモバマス5周年、おめでとうございます。
遊戯王と同じ位、息の長いコンテンツになってほしいものです。
というか遊戯王の方も春からいよいよアニメ6作目ですね。
楽しみだなぁ(アークファイブから目を背けながら)

それでは読んでくださった方、ありがとうございました。


数日後



コナミ「……よし、かな子は一旦ここで終わりだな」

コナミ「とりあえず、今の課題は先の事も考えてカードを切る事」

コナミ「やられそうになったら、莉嘉に繋ぐためにカードを伏せて残してやるのも大事だ」

かな子「は、はいっ!」ソワソワ

コナミ「よし、じゃあ次は莉嘉の番だな」

莉嘉「う、うん!」ソワソワ

コナミ「…………」

李衣菜「ど、どうしたの?」ソワソワ


コナミ「……お前ら、今日はやたら落ち着きが無くないか?」

ちひろ「無理もありませんよ」

コナミ「ちひろさん?どういう事だ」

ちひろ「何せ、今日はDAGP予選トーナメントの組み合わせ抽選会ですから」

コナミ「抽選会、って事は……」

莉嘉「……アタシ達の対戦相手が、今日決まるんだって」


コナミ「何だそんな事かよ……最終的に全員ぶっ倒すんだからどうだっていいだろ?」

李衣菜「むぅ、他人事だと思って……」

かな子「そ、そうですよ!強いところと当たったらと思うと、私気が気じゃなくて……」

コナミ「はぁ……こりゃ練習にならねぇな、組み合わせはいつ分かるんだ?」

ちひろ「プロデューサーさんと卯月ちゃんが今抽選会の会場に行ってます」

ちひろ「組み合わせ抽選会と言ってもちゃんとしたイベントなので、公表されるのは今日の夕方位になりそうですね」

…………
………
……


DAGP予選トーナメント抽選会


アイドル控え室


ザワザワ……


卯月(わぁ……すごい女の子の数)

卯月(皆それぞれが、プロダクションの代表って事だよね……?)

卯月(この中から勝ち上がらなきゃ……)


卯月(……ううん、皆これまで頑張ってきたもん!)

卯月(コナミさんだってサポートしてくれるし、きっと大丈夫!)

卯月(でも、抽選会かぁ……私、クジ運そんなに良くないからなぁ……)

卯月(李衣菜ちゃん達のためにも、最初から強いところに当たりませんように……!)

卯月(それにしても……)


「卯月ちゃんだ……」

「あれがDLCで優勝した……」


卯月(うぅ……何だかすごく視線を感じるよぉ……)


「ねぇ……アンタ、島村卯月だよね?」

卯月「ひゃ、ひゃいっ!?」

「あっ!急に声掛けたりしてごめんね?」

「だけど、アンタにはちゃんとアイサツしときたくってさ」

卯月「えっ?……あ、あなたは!」

卯月「城ヶ崎、美嘉ちゃん?」

美嘉「一応初めまして、だよね?莉嘉がいつも、お世話になってまーす★」

卯月「あっ、いえ!こちらこそ!」


美嘉「ふふっ、そんなに畏まんなくっていいって★」

美嘉「それより大丈夫?何か緊張してない?」

卯月「えっと、それが……」

美嘉「……あー、そりゃ今年のDLC優勝者となれば、皆注目するよね」

美嘉「去年アタシもあんな感じで見られてさ……同じアイドルなんだから、別に特別視する事なんかないのに」

美嘉「まぁ、堂々としとけばいいじゃん?強い事は本当なんだしさ」

卯月「そ、そういうものでしょうか……」


美嘉「うんうん、あんまり気にしない方がいいって……あ、そうだ!」

美嘉「アンタ達……こないだ、アタシの事つけてたんでしょ?」

卯月「あっ……そ、それは……」

美嘉「もー、あの後莉嘉に質問攻めにあって大変だったんだからね~?」

卯月「ご、ごめんなさい!コナミさんが珍しくデュエル以外の事で頭がいっぱいだったみたいだから……」

卯月「その、未央ちゃんが、デートなんじゃないかって……」


美嘉「アイツとアタシが?あははっ、無い無い!」

美嘉「アイツとはその前の日に会ったばっかりなんだから、そんな事にはならないって★」

卯月「で、ですよね!あはは……」

卯月「あの……ちなみに、あの時どんな話を……?」

美嘉「……え?あ、アイツから何も聞いてない?」

卯月「それが、結局教えてくれなくって……」

美嘉「あ、あー……そうなんだ、まぁそりゃ気になるよねー」

美嘉(アイツ~、バレてんだったらちゃんとフォローしとけっての!)

卯月「…………?」


美嘉「あー、んっとね……」

美嘉「……ほら!トーナメントに出られた者同士、顔合わせでもしようかと思ってさ!」

卯月「顔合わせ、ですか?」

美嘉「そ!DAGPともなると、デュエルのレベルも高くなるからさ」

美嘉「新しい戦術とか去年のトーナメントがどうだったかとかを共有したくて、蘭子ちゃんも一緒にアタシが誘ったの」

美嘉「共同戦線って訳じゃないけど……情報交換ってやつ?」

美嘉「まぁそれでも、他のプロダクションの子と会うって事だから、皆に内緒にしたかったんじゃないかな?」

卯月「な、なるほど……」

美嘉「うん★そーいう訳で、アイツとはホントに何もないからさ」

美嘉「アンタ達の大事なデュエルトレーナーを取ったりなんてしないから、安心してね★」

卯月「は、はぁ……」


ガチャッ



スタッフ「はい、それじゃあこれから抽選を始めていきます」


スタッフ「10人単位で進めていきますので、呼ばれた方はスタジオの方に移動お願いしまーす」

スタッフ「まずはCuプロの……」


卯月「10人単位……?」

美嘉「なるほど、去年と同じ進行って感じかな」

卯月「そういえばさっき去年のって……美嘉ちゃんは去年もDAGPに?」

美嘉「うん、予選トーナメントの2回戦でやられちゃったんだけどね」

美嘉「今年は決勝トーナメント行きたいなぁ……でもそうなると、アンタと戦う事になっちゃうかもね」


スタッフ「Paプロ、城ヶ崎美嘉さん」

スタッフ「そしてCGプロ、島村卯月さん」


美嘉「!」

卯月「!」


スタッフ「以上、呼ばれた方はスタジオへどうぞ」


卯月「い、いきなり呼ばれちゃった……」

美嘉「先でも後でも変わんないって、どうせ決まるのは全員終わってからなんだからさ」

美嘉「じゃあ行こっか、卯月」

卯月「は、はい!」

…………
………
……


一方


抽選会会場



モバP(ふぅ……お偉いさんへのあいさつ回りは一通り済んだな)

モバP(そろそろ抽選が始まる時間か、卯月の出番は……)

モバP(うお、最初の10組か……てことは組み合わせ決まるまで待機って事になるな)

女の子「あ、あのっ、すみません!」

モバP「ん?」

モバP(女の子?どこかのプロダクションのアイドルか?)

女の子「抽選会、ひょっとしてもう終わってしまったんですか!?」

モバP「えっ、これから始まるところだよ?」

女の子「え!?で、でも他のアイドルの人は……」

モバP「いや、今日は人数も多いから、何回かに分けて抽選を行う段取りになってる」

モバP「アイドルは一旦控え室で待機して、スタッフに呼ばれたらスタジオ入りだよ」

モバP「時間的に、そろそろ最初の10人の抽選が始まるはずだ」

女の子「……そうだ、思い出した」

女の子「昨日、プロデューサーさんと確認したはずなのに……」

女の子「どうしよう……私のせいで、皆失格になっちゃう……」ジワ…

モバP「えっ!?だ、大丈夫だよ!それ位で失格になんてならないって!」オロオロ

…………
………
……


スタジオに移動中……


卯月「ところで、何で10人ずつ抽選なんでしょう?」

美嘉「まぁ、これも一種のイベントだからね、クジ引くだけじゃ流石に絵的に寂しいでしょ?」

美嘉「だから、出場者の軽い撮影会も兼ねてるんだ」

美嘉「去年は確か……クジを引いて、撮影があって、カメラに向かって意気込みを言って終わりだったかな」

卯月「えっ?い、意気込みなんて考えてなかったです……」

美嘉「ふふっ、だったら今の内にコメント考えといた方がいいよ?」

卯月「うぅ~、何て言おうかな……」



どんっ!



卯月「きゃっ!?」

「うわっ!?」


美嘉「ちょ、ちょっと大丈夫!?結構派手にぶつかったけど……」

卯月「いったぁ~……ご、ごめんなさい!私……あっ!」

卯月「あなたは……!」

ブルーノ「いたたた……はは、また会ったね」

卯月「蘭子ちゃんの、プロデューサーさん?」

美嘉「えっ、蘭子ちゃんの……」

美嘉(てことはこの人、もしかしてアイツの……!)

ブルーノ「ごめんね、すごく急いでたんだ……怪我は無かった?」

卯月「あ、はいっ!」


ブルーノ「そうか、君はCGプロの代表で来たんだね」

ブルーノ「それから……」チラッ

美嘉「あ……えっと」

ブルーノ「ああ、城ヶ崎美嘉さんだね、初めまして」

ブルーノ「いつも蘭子と仲良くしてくれて、ありがとう」ニコッ

美嘉「は、はい……」

ブルーノ「そういえば今日は、コナミは一緒じゃないの?」

卯月「いえ、今日はプロデューサーさんと一緒なので……」


ブルーノ「そうか……ああーっ!そうだった、こうしちゃいられない!」

卯月「えっ!?どうされたんですか?」

ブルーノ「実は、一緒に来たウチのアイドルが迷子になっちゃったみたいで……」

美嘉「えっ!?」

卯月「まっ、迷子!?」

ブルーノ「うん、さっきスタッフの人から連絡があって、控え室に来てないって言うんだ」

美嘉「確かに、この建物結構広いもんね」

美嘉「それに控え室も会場から結構遠いとこにあったし、初めての子は迷っちゃうかも……」

ブルーノ「ああ……僕がもっとしっかり確認しておけば……!」

ブルーノ「早く探しに行かなきゃ……!」

卯月「……あ、あの、私も一緒に探します!」

ブルーノ「えっ?」

美嘉「う、卯月!?だけどアンタこれから……」

卯月「抽選まで、時間は少しだけ残ってますから」

卯月「私が同じ立場だったら、不安で押しつぶされちゃうと思うんです」

卯月「だから、その……きっとその子も今、すごく心細いんじゃないかなって……」

ブルーノ「卯月さん……」


卯月「み、美嘉ちゃん、あの……!」

美嘉「……はぁ、お人よしなんだから」

美嘉「卯月がそこまで言ってるのに、アタシだけ先に行くなんて出来る訳ないでしょ?」

美嘉「分かった、同じアイドルのよしみで、助けてあげる★」

美嘉「言っとくけど、アタシ達の抽選が始まるまでだからね?」

ブルーノ「……2人とも済まない、恩に着るよ」

…………
………
……


モバP「……少しは落ち着いたかい?」

女の子「はい……ごめんなさい」シュン

モバP「はは、もう気を落とさなくたって大丈夫だよ」

モバP「俺からスタッフに事情を話して、君は出番までこのスタジオで待機って事になっただけなんだから」

モバP「……そういえば、君のプロデューサーは?」

モバP「各プロダクションの関係者は、皆スタジオに入ってるはずなんだけど……」

女の子「さっき探してみたんですけど、ここには居なくて」

女の子「だからきっと、プロデューサーさんも私の事探してるんだと思います……」

モバP「うーん、そうか……」

女の子「はぁ……せっかく、こんな大役を任せてもらえたのにな……」

モバP「……これが、初めての仕事だったのかい?」

女の子「はい、実は私、事務所の中でもアイドルになってから日が浅くって」

女の子「今の事務所に入ってからも、プロデューサーさんにデュエルの事を沢山教えてもらってたんです」

女の子「その……私、緊張しいだから他の人よりデュエルの練習は一杯しなきゃって思って」

モバP「…………」


女の子「そんな中で、一緒に養成所に入ってた友達が他のプロダクションでブレイクして……」

女の子「もっと頑張らなきゃって思ってた矢先に、プロデューサーさんがこの仕事を私に任せてくれたんです」

女の子「デュエルも大事だけど、アイドルなんだからお仕事もやってみないかって」

女の子「でも……」

モバP「……大丈夫だよ、君はまだ失敗なんてしてないじゃないか」

女の子「え?だけど……」


モバP「あー、まぁ確かに集合場所を間違えるってのはあんまり褒められた事じゃないけどな」

モバP「だけど……君のプロデューサーが今君を必死に探してるのは、君に期待しているからじゃないかな?」

女の子「私に……?」

モバP「ウチにも養成所出身のアイドルが居るから分かる、アイドルとして輝きたいという気持ちは人一倍強い子だ」

モバP「養成所でのレッスンも、どれだけ大変か分かってるつもりだ……だから、俺はいつも思ってるよ」

モバP「その子をステージの上で、目一杯輝かせてやりたいって」

モバP「きっと、君のプロデューサーも、君に対して同じ事を思ってるはずだよ」

女の子「…………!」



ブルーノ「い、居た!やっと見つけた!」


モバP「あっ!」

女の子「ぷ、プロデューサーさん!」

ブルーノ「あぁ、良かった……間違ってスタジオの方に直接来てたんだね……」

女の子「ごめんなさい!私、私……!」

ブルーノ「大丈夫だよ、それより、君に何もなくてよかった」

モバP(ああ、よかった……)

卯月「プロデューサーさんっ!」


モバP「卯月!……と、君は……」

美嘉「ぴ、Paプロの城ヶ崎美嘉、です……莉嘉がいつもお世話になってます」

モバP「いいえ、こちらこそ……ふふ、莉嘉のお姉さんなんだから、気兼ねせずにもっと砕けてもらって大丈夫だよ」

美嘉「そ、そう?じゃあ遠慮なく、普段の感じで行かせてもらうね★」

モバP「うん、それにしても2人共、時間ぎりぎりだったな……迷ったのか?」

卯月「えっと、私達が迷ったんじゃなくて、迷子になってたアイドルの子を探してて……」

モバP「あぁなるほど、彼女を一緒に探してたのか……偉いな、卯月」

卯月「えへへ……」

美嘉「でもさぁ、迷子だと思ってたら先にスタジオに入ってたって、ホント人騒がせなんだから……」

美嘉「まぁでも、見つかってよかったかな」


ブルーノ「あ!そうだ、君を探すのをこの2人が手伝ってくれたんだ」

ブルーノ「知ってるだろうけど紹介するよ、彼女はCGプロダクションの……」


女の子「う、卯月ちゃん!?」

卯月「えっ……!?」


ブルーノ「ああ、やっぱり知ってるよね」

ブルーノ「卯月さん、彼女は僕のプロダクションの……」




卯月「……美穂、ちゃん?」



ブルーノ「……えっ?」


今回はここまでです。

これが今年最後の更新となります。
今年はあまり話が進まず、申し訳ありませんでした。

出したいアイドルとか、使ってもらいたいデッキとかは頭にあって
デュエルを早く書きたいとは思ってるんですが、
書く時間と技量が足らず、ズルズルと引き延ばしになってしまいました。
これからも相変わらず亀更新となりそうですが、来年はもうちょっと頑張りたいと思います。

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。


よいお年を。



卯月美穂「…………!」パァァ



卯月「美穂ちゃんっ!」ダキッ

美穂「卯月ちゃんっ!」ハグッ


モバP「う、卯月?」

美穂「もしかして……」

ブルーノ「2人は……知り合い?」


美穂「はいっ!同じ養成所で、一緒にレッスン受けてたんです!」

卯月「こんなところでまた会えるなんて……!」

モバP「同じ養成所……」

モバP「それじゃあ……さっき言ってたブレイクした友達ってのは……!」

スタッフ「あのー……島村卯月さん」

卯月「えっ?は、はいっ!?」

スタッフ「これから抽選と撮影に入りますので、準備をお願いします」

卯月「あ……そ、そうですか」

美穂「えへへ、まずはお仕事だね」


…………
………
……



スタッフ「それじゃあ撮影の方から、お願いしまーす」

卯月「はいっ!よろしくお願いしますっ!」


美穂「…………」

ブルーノ「まさか、君が彼女と友達だったとは思わなかったよ」

美穂「……はい、私が養成所に入った頃からずっと」

美穂「休みの日も一緒にお買い物に行ったりして、どこに居ても一緒でした」

美穂「養成所のレッスンが辛くて、同期の子はほとんど辞めちゃったけど」

美穂「それでも、卯月ちゃんと一緒に励まし合いながら乗り越えていけました」

美穂「お互いに立派なアイドルになってから、一緒にお仕事できたらいいねって、いつも話してたんです」


ブルーノ「そうか……とても仲が良かったんだね」

美穂「……でも、卯月ちゃんはもうずっと前に進んじゃって」

美穂「もう、すっかり置いて行かれちゃったなぁ……」

ブルーノ「……確かに彼女は、君よりもずっと先に進んでしまったかもしれない」

ブルーノ「でも、君だってこれまで無駄に過ごしてきた訳じゃないはずだよ」

美穂「う……そ、それはそうなんですけど、やっぱり、その……」

ブルーノ「不安かい?」

美穂「……はい、自信を付けるために、プロデューサーさんにずっとレッスンに付き合ってもらってたのに」

美穂「いざ人前に立つ事になると、全然緊張が取れなくて……」

美穂「またヘマをして、スタッフさん達を怒らせてしまわないか、心配で……」


ブルーノ「美穂……」

ブルーノ「……大丈夫!その時は、かわりに僕が怒られるから」

美穂「ええっ!?だっ、ダメですよそんなの!」

ブルーノ「あはは、なんて事はないよ、怒られるのには慣れてるんだ」

ブルーノ(……主にジャックのおかげで)


美穂「だ、だけど……」

ブルーノ「……僕はずっと見てきた、弱音を吐かずに、僕のデュエルレッスンに真剣に取り組む君の姿を」

ブルーノ「きっと、卯月さんとの約束が、君の原動力になっていたんだと思う」

ブルーノ「積み重ねてきた努力が大きいから、きっとその分不安になってしまうんだ」

美穂「…………!」

ブルーノ「それで失敗して、君を責める人が居ても、その時は僕がいくらだって受け止める」

ブルーノ「僕だけは、君の努力をずっと見てきたからね」

ブルーノ「だから美穂は自分らしく、アイドルに取り組めばいい」

ブルーノ「君が思い切ってアイドルやれるように……僕が、君を守るよ」


美穂「プロデューサーさん……」

美穂「……ふふっ」

ブルーノ「?……どうしたの?」

美穂「ご、ごめんなさい、今のセリフ、何だか王子様みたいだなって」

ブルーノ「えっ?そ、そうかな?」

美穂「はいっ……でも、そうですよね」


その子をステージの上で、目一杯輝かせてやりたい

きっと、君のプロデューサーも、君に対して同じ事を思ってるはずだよ


美穂「……プロデューサーさんが守ってくれてるのに、私が立ち止まってる訳には行かない」

美穂「だから今日は……うまくできないかもしれないけど、頑張ってみますねっ!」

ブルーノ「……うん、その意気だね」


卯月「美穂ちゃんっ!」

美穂「あっ、卯月ちゃん!もう終わったんだ!」

卯月「えへへ、何とかね」

ブルーノ「せっかく友達と再会できたんだ、2人で話して来たら?」

美穂「えっ、いいんですか?」

ブルーノ「もちろん!久しぶりに会えたんでしょ?美穂の出番までは時間もあるし、ゆっくり話しておいで」

ブルーノ「少しは緊張もほぐれるかもしれないよ?」ニコッ

美穂「プロデューサーさん……!」

卯月「あ、ありがとうございますっ!」

ブルーノ「うん、出番が近づいたら教えるよ」


ブルーノ「…………」

美嘉「へぇー、結構いいところあるじゃん、王子様?」

ブルーノ「君は……」

ブルーノ「そういえば、まだお礼を言ってなかったね」

ブルーノ「……本当に君には助けられたよ、ありがとう」

美嘉「大げさだって、美穂ちゃんだって結局スタジオに居た訳だし……」

ブルーノ「いや、君にはまだお礼を言わないといけない事がある」

美嘉「え?……あー、コナミの事ね」


ブルーノ「……彼とは、もう2度と会えないと思っていた」

美嘉「やっぱり、知り合いだったんだ……アイツと」

ブルーノ「ああ……僕の、かけがえのない仲間だ」

ブルーノ「だけど、無関係の君を巻き込んでしまったね……すまない」

美嘉「別に、謝る事なんかないって」

美嘉「正直、別の世界なんて言われても、まだピンと来てないしさ」

美嘉「それに、アンタもアイツも、少なくとも悪いヤツじゃないんでしょ?」

ブルーノ「そ、それは……」


美嘉「え?悪いヤツなの?」

ブルーノ「う、ううん!そんな事は……無いよ」

美嘉「でしょ?なら全然平気じゃん★」


スタッフ「城ヶ崎美嘉さん、そろそろ準備お願いしまーす」


美嘉「あ、はーい!」

美嘉「……あのね」

ブルーノ「?」


美嘉「アンタ達が何者で、どんな事をしてきたのかは分かんないけどさ」

美嘉「少なくとも、蘭子ちゃんはそんな事抜きでアンタの力になりたいって思ってるよ」

美嘉「アンタの事、すごく心配してたんだから」

ブルーノ「……ああ、分かってる、心配を掛けた事は反省してるよ」

美嘉「だったら、ちゃんと蘭子ちゃんの事、見てあげてね?」

美嘉「蘭子ちゃんにとって、プロデューサーはアンタしかいないんだから」

美嘉「蘭子ちゃんのライバルとして……友達として、お願い」

美嘉「……なーんて★余計なお世話だったかな」


ブルーノ「……いいや、君の言う通りだね」

ブルーノ「蘭子達を導いてあげられるのは、僕しかいない」

ブルーノ「だから絶対、連れて行ってみせるよ……トップアイドルのステージへ」

ブルーノ「そして……君やコナミにも勝つ」

美嘉「……うん、アタシも楽しみにしてる」

美嘉「それじゃ、トーナメントで当たった時はよろしくね★」

ブルーノ「ああ」




ブルーノ(悪いヤツでは無い、か……)


…………
………
……


美穂「2人でこうやって話すの、久しぶりだね」

卯月「うん、最近は電話でも話せてなかったから……」

美穂「そうそう、2人とも事務所に配属されてから毎日のように電話してたよね」

美穂「それが、卯月ちゃんがブレイクしてから、中々時間が取れなくなって……」

卯月「う、うん……ごめんね」

美穂「あ、謝る事なんかないよ!忙しいのはアイドルとしていい事だし!」

美穂「それに……テレビで、卯月ちゃんが頑張ってる姿見てたら」

美穂「私も負けないように頑張らなきゃって、思えたから」

卯月「美穂ちゃん……」


美穂「……何だか、不思議な感じだなぁ」

卯月「えっ?」

美穂「最後に直接会ったのが、養成所に居た時で……お互い、まだアイドルの卵だったのに」

美穂「今日久しぶりに会った卯月ちゃんは、すっかり立派なアイドルになってた」

卯月「そ、そんな事ないよ!私なんてまだまだ未熟者で……」

卯月「事務所の皆にだって、助けてもらってばっかりだし……」

美穂「ううん……だって私、見てたから」

卯月「見てた……?」

美穂「卯月ちゃんの、DLCでのデュエル」

卯月「あ……」


美穂「拓海さんや晶葉ちゃんの対戦相手として、卯月ちゃんが出てきたとき、すっごく驚いたの」

美穂「2人ともすごく鍛えてもらって、デュエルの腕だって確かだったはずなのに……卯月ちゃんは、そんな2人に勝っちゃうんだもん」

美穂「それに、あの決勝戦のデュエル……勝ち負けを超えて、2人共すっごくキラキラしてた」

美穂「お客さん達が、2人のデュエルに夢中になって……私も、ずっと目が離せなかった」

美穂「卯月ちゃんが、私よりもずっと先に行っちゃったんだなぁって思って、少し寂しかったけど」

美穂「でも、とっても嬉しかったんだ……」

美穂「ずっと……ずっと、卯月ちゃんが頑張ってるのを隣で見てきたから」

卯月「…………!」


美穂「だから、卯月ちゃん……」


美穂「本当に……本当に、おめでとう……」


美穂「えへへ……今更だけど、ようやく言えてよかった」

卯月「……うん、ありがとう、美穂ちゃん」

卯月「でも……今度は美穂ちゃんの番だよ」

美穂「えっ?」


卯月「私だって、美穂ちゃんが一生懸命頑張ってきたのを、ずっと見てたから」

卯月「私にも出来たんだから、美穂ちゃんにだって絶対出来るよ!」

卯月「美穂ちゃんが立派なアイドルになるの、私ずっと待ってるから!」

卯月「……えへへ、私ももっと頑張らなきゃなんだけどね」

美穂「卯月ちゃん……」


ブルーノ「それなら、まずはこの仕事をしっかりこなして自信をつけないとね」


美穂「ひゃあっ!?」

卯月「み、美穂ちゃんのプロデューサーさん?」


ブルーノ「あはは、びっくりした?」

美穂「も、もうっ!プロデューサーさんっ!」

ブルーノ「ごめんごめん、でもその調子なら、緊張は大分ほぐれたみたいだね」

ブルーノ「そろそろ時間だ、準備しようか」

美穂「は、はいっ!」

卯月「頑張って!ファイトっ!」

美穂「うんっ!」

美穂「それじゃ、プロデューサーさん!行ってきますっ!」

ブルーノ「うん、美穂らしくを忘れずにね」

美穂「はいっ!」


卯月「…………」

ブルーノ「……卯月さん」

卯月「は、はい?」

ブルーノ「美穂に聞いたよ、養成所での事」

ブルーノ「君の存在は、美穂にとって大きな支えになっていたんだね」

卯月「……はい、私にとっても、美穂ちゃんは大切な友達です」

ブルーノ「……美穂はあの通り、自分に中々自信が持てない子だ」

ブルーノ「きっと、これからいくつもの壁にぶつかる」

ブルーノ「でもそんな時、君と頑張ってきた思い出が、美穂を支えてくれると思う」

ブルーノ「だから……これからも、美穂と支え合う関係で居てくれるとうれしい」

卯月「……は、はい!もちろんですっ!」

ブルーノ「うん、ありがとう」ニコッ


…………
………
……



モバP「卯月、もうよかったのか?」

卯月「はいっ、そろそろ美穂ちゃんの出番みたいなので」

卯月「だから、その……美穂ちゃんの撮影、近くで見に行っちゃダメですか?」

モバP「フッ、同じアイドルを志してきた友達だもんな」

モバP「分かった、行ってこい」

モバP「でも、スタッフさんに迷惑かけないようにな」

卯月「はいっ!」


モバP「…………」

ブルーノ「……あの」

モバP「あなたは、美穂さんの……」

ブルーノ「先ほどは美穂を助けて頂き、ありがとうございました」

ブルーノ「卯月さんにもご迷惑をお掛けして、何とお礼を言ったらいいか……」

モバP「い、いえ!こちらこそ……あの、良かったら名刺を……」

ブルーノ「ええ、喜んで」

モバP「……TG、プロダクション?」

モバP「もしかして……向井拓海さんや、池袋晶葉さんの?」


ブルーノ「あはは、DLCでは僕達の完敗でした」

モバP「そんな事はない……紙一重の勝負だったと思ってます」

ブルーノ「いいえ、おかげで2人共、一から鍛えなおしだって張り切ってます」

ブルーノ「成長のきっかけをくれた卯月さんには、感謝の言葉のありません」


スタッフ「それじゃあ撮影に入っていきますねー」

スタッフ「笑顔でお願いしまーす」

美穂「は、はいっ!」


モバP「……美穂さん、これが初めての仕事らしいですね」

ブルーノ「え?」


モバP「先ほど、美穂さんに聞いたんです」

モバP「事務所に在籍してからも、あなたからデュエルを教わっていたと」

ブルーノ「……ええ、美穂本人からの強い希望で、デュエルレッスン中心にして欲しい、と」

モバP「プロデュースに加えて、デュエルレッスンまで……同じプロデューサーとして、尊敬します」

ブルーノ「……いいえ、そんな事はありません」

モバP「?」


ブルーノ「僕が教えてあげられるのは、デュエルしかありません」

ブルーノ「歌やダンスは、どうしても他のトレーナーにお願いするしかなくて……」

ブルーノ「ステージに立つ彼女達が裏でしている努力や苦労を考えれば、僕が彼女達にしてあげられる事は、あまりにも少ない」

ブルーノ「美穂だって、もっと僕が力になって自信をつけてあげられれば、もっと早くデビュー出来たのかもしれない……」

モバP「…………」


美穂「TGプロ代表、こ、小日向美穂ですっ!」

美穂「優勝目指して、がっ、頑張りまひゅ!」


スタッフ「もう1テイクいってみようか」

スタッフ「緊張しなくて大丈夫だからねー」


美穂「は、はひっ!?」


アハハハハ…


ブルーノ「…………」

モバP「俺も、同じですよ」

ブルーノ「……同じ?」

モバP「俺には、あなたのようにデュエルを教えられる技術もありません」

モバP「最初の頃はろくにステージに立たせてやる事も出来ませんでした」

モバP「それが、信頼できるデュエルトレーナーに出会えて、卯月がDLCで優勝してくれて……」

モバP「それがきっかけで、ようやく皆にアイドルらしい仕事も取ってやれるようになってきました」

モバP「おかげで、今ではDAGPに参加する権利まで得る事が出来た……」

モバP「……でも同時に、俺自身が本当にアイツらの役に立っているか、不安になる事があるんです」


モバP「……だけど、アイツらは変わらず俺についてきてくれてます」

モバP「その日あった事なんかを、嬉しそうに話してくれるんですよ」

モバP「レッスンでここがうまくいったとか、スタッフさんに褒められたとか……」

モバP「俺が不甲斐ないせいで、長い時間待たせたって言うのに……」

ブルーノ「……それはきっと、あなたが常に彼女達の一番近くにいたからです」

ブルーノ「あなたの存在自体が……彼女達にとって支えなんだと思います」

モバP「フッ……そう思ってくれてるのなら、プロデューサー冥利につきますね」

モバP「でもそれは、あなただって同じなはずです」

ブルーノ「えっ?」


モバP「DLCが終わった後、卯月が言ってたんです」

モバP「拓海さんが、優勝してあなたに報いたいと言っていたと」

モバP「自分を見つけてくれたあなたに、恩を返したい……」

モバP「デュエルしている最中も、その想いが伝わってきたと……」

ブルーノ「拓海が……」

モバP「……あなたはちゃんと、アイドル達の支えになってます」


スタッフ「はい、小日向美穂さん!撮影終了です!」

スタッフ「いい絵が撮れたよ!お疲れ様!」

美穂「あ、ありがとうございましたっ!」


モバP「そうでなくちゃ、アイドルはあんな笑顔にはならない」


ブルーノ「美穂……」

モバP「……女の子に夢を見せてあげたいと、この仕事を始めた時は思ってましたが」

モバP「夢を見せてもらってるのは、いつの間にか俺の方になっていました」

モバP「だからせめて……俺は、あいつらが安心して帰る場所でありたい」

モバP「どんな事があっても、あいつらの味方でありたいと思ってます」

モバP(そう、今度こそ……)

モバP「俺達プロデューサーにしか出来ない事ってのは、そんな事なのかもしれません」

ブルーノ「……ええ」


…………
………
……


そして……



ちひろ「皆さん!DAGPの公式サイト、更新されたみたいです!」

ちひろ「トーナメント表が公表されてますよ!」

コナミ「!」

かな子「あぁ~……とうとう出ちゃった……」

李衣菜「ウチはどのブロック?」

かな子「えっと……CGプロCGプロ……」

莉嘉「……あった!アタシ達、Dブロックだって!」

コナミ(ブルーノや美嘉のプロダクションとは完全に別のブロックになったな)

コナミ(当たるとしたら決勝トーナメントって事か……)


李衣菜「そ、それで……」

かな子「私達の相手は……?」

ちひろ「……Trプロですね」

コナミ「Trプロ?」

ちひろ「……昨年あたりから力を付けてきているプロダクションです」

ちひろ「様々なタイプのアイドルが在籍していて、それぞれが自分にあった分野で幅広く活躍してますね」

ちひろ「"もはやアイドルは、歌やダンスだけではない"……」

ちひろ「"バラエティやドラマ、舞台など、アイドルが活躍できるフィールドは拡がり続けている"……」

ちひろ「そんな思想もあって、正統派から個性派まで、アイドルの層の厚さは業界の中でもトップクラスです」

ちひろ「デュエルモンスターズについても言わずもがな、かなり力を入れていると聞いてます」


かな子「な、何だか強そう……大丈夫かな……」

李衣菜「……大丈夫、かな子!」

かな子「え?」

李衣菜「正直、私も不安が無いって言ったらウソになっちゃうけど」

李衣菜「今からみっちり鍛えてもらえば、何とかなるって!私も精一杯やるからさ!」

李衣菜「それにせっかく初めて3人で戦うんだもん、どうせなら楽しまなくっちゃ!」

かな子「李衣菜ちゃん……」


莉嘉「うん!アタシもどっちかって言えば、楽しい方がいいなー☆」

李衣菜「あ、でも莉嘉はもうちょっと緊張感を持たないとねー」

莉嘉「えー!アタシだって本番はちゃんとやるもん!」

李衣菜「はいはい、頼りにしてる」

莉嘉「むー……」

コナミ「フッ……それじゃ腹も決まったところで、練習再開と行くか」

莉嘉「うんっ☆」

李衣菜「かな子、本番まで一緒に気合い入れていこう!」

李衣菜「本番で、デュエルを楽しめるように!」

かな子「…………!」

かな子「は、はい!頑張りましょう!」


…………
………
……


一方・・・


Trプロダクション


「私達の対戦相手……決まった、みたい」

「CG、プロダクション、だって……」


「それって……し、島村、卯月ちゃんの?」


「うん……」


「おおう……こ、これ……結構、やばくないか……?」


「大丈夫、かな……?」


「もうっ!2人とも何を弱気な事を言ってるんですか!」

「別に島村卯月さんと戦うって、決まった訳じゃないですよ!」


「あ……た、確かに、そうだな……」


「まっ、例え戦う事になったとしても、カワイイボクの敵じゃありませんけどね!」

「それにいいですか?相手が注目されているという事は!」

「つまり!倒してしまえば、今度はボク達に一気に注目が集まるという事です!」


「おおー……なるほど」


「う、うん……ちゃんと、普段の力を、出せれば……大丈、夫……」

「あの子も、そう、言ってる……」


「何とかなる、かな……フヒ」



「このボクを1回戦でいきなり使っちゃうなんて、何てもったいない事をするのかと思ってましたけど」



「フフーン!これはボクのカワイさが、また証明されてしまいますね!」



今回はここまでとなります。

本SSもスタートから4年目を迎えてしまいました。
終わりが一向に見えてこない本SSではありますが
これからもまったりしぶとく更新していこうと思いますので
お暇な時にでも読んでいただければ幸いです。

ルール改正の某リークの真偽について最近話題となっておりましたが、
改正されたとしても多分しばらくマスタールール3で進めると思います。
ていうかラストデュエル書く頃にはマスタールール5とか6とかになってそう。

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

新年一発目のスタートが大分遅くなってしまいましたが
今年もよろしくお願い致します。


アイドルマスターsideM、アニメ化おめでとうございます。



予選トーナメント1回戦  前日





コナミ「……よし、最終調整はこんなもんだろ」

かな子「で、出来た……!」

莉嘉「はぁ~、頭使い過ぎてもうクタクタ~……」

李衣菜「だけど……何とか形にはなったね」

コナミ「ああ、最初はどうなる事かと思ったけどな」


コナミ「それじゃあ最後に、明日のオーダーを確認しとくか」

コナミ「まず、ファーストプレイヤーはかな子」

かな子「は、はいっ!」

コナミ「お前はフィールドも墓地も空の状態でのスタートだからな、基本的に目の前の手札に集中すればいい」

コナミ「でも余裕があれば、次の莉嘉のためにカードを残してやる事を忘れないようにな」

コナミ「俺と初めて会った時のタッグデュエル、あの時の気持ちを思い出せ」

コナミ「いいデュエル、期待してるぜ」

かな子「せ、精一杯、頑張りますっ!」


コナミ「よし……次、セカンドプレイヤーは莉嘉」

莉嘉「はーい☆」

コナミ「お前の場合、かな子が残したカードをどうやって使っていくか」

コナミ「そして、李衣菜にどんなカードを残すか……前後の事を考えなくちゃいけない」

コナミ「ある意味、一番難しいポジションかもしれないな」

莉嘉「大丈夫大丈夫☆アタシに任せといて!」

莉嘉「明日、お姉ちゃんが応援に来てくれるんだ!いいトコ沢山見せちゃうもん☆」

コナミ「フッ、それは気合いを入れていかないとな」

コナミ「いつも通り、お前らしくやればいい、後ろには李衣菜もいるしな」

莉嘉「うんっ☆」


コナミ「そして、ラストプレイヤーは李衣菜だな」

李衣菜「……はい!」

コナミ「お前はかな子と莉嘉が残したカードを有効に活用する事、それが一つ」

コナミ「そして、これは前の2人も同じだけど、今回は一人当たりのライフが4000しかない」

コナミ「気を抜けば一瞬でやられる事もあるだろう……特にお前の場合は、それがチームの敗北に直結する」

李衣菜「…………!」

コナミ「だからこそ、一つ一つの局面で落ち着いて丁寧にカードを切る事を忘れずにな」

コナミ「お前は最後の砦だ、頼りにしてるぞ」

李衣菜「はい……」

李衣菜「絶対に、守り切ります!」

コナミ「ああ」


コナミ「……さて、仕上がりは今見てもらった通りだ」

コナミ「P、どうだ?」

モバP「……うん、いい感じだ、ありがとうコナミ」

モバP「そして、3人共よく頑張ったな」

モバP「かな子はレッスンに最後までよく付いてきてくれた」

モバP「莉嘉も、最初のデュエルの頃から大分腕を上げた」

モバP「そして李衣菜……」

モバP「……デッキ、ようやく完成したな」


莉嘉「そうそう!ずっとコナミんと頑張ってきたもんね☆」

かな子「おめでとう、李衣菜ちゃん!」

李衣菜「へへ……大分長い道のりだったけどね」

李衣菜「ありがとうコナミさん、私のこだわりに、とことん付き合ってくれて」

コナミ「フッ……そういう事は、明日勝ってから言うんだな」

コナミ「見せてやろうぜ、俺たちが辿り着いた答えを」ニッ

李衣菜「もっちろん!明日はニューリーナのロックなデュエル、見せちゃいますよ!」

モバP「ふふ、新ユニット"ロッキングガール"……いよいよ始動だな」


コナミ「ん?ロッキングガールって……」

李衣菜「あ……え、えっと……」

かな子「はぁ……」シュン…

莉嘉「むー……」ジトー

李衣菜「し、しょうがないじゃん!じゃんけんで決まったんだから!」

コナミ「結局まとまらなかったのかよ……」

モバP「はは、3人共なかなか譲らなくてな~」


かな子「メルティースイート……」

莉嘉「セクシー☆ギャルズ……」

李衣菜「……もー分かった!次までに、ちゃんと3人が納得する名前考えよう!」

李衣菜「それまでは、あくまで仮の名前って事にするから!」

莉嘉「絶対だよ!絶対!」

李衣菜「はいはい、分かったってば……」

モバP「ははは……さて、ちょっと話が逸れてしまったが……」

モバP「明日の予選トーナメント一回戦……それがこのユニットの初めての舞台となる」

モバP「特にかな子は、これがデビュー戦だな」

モバP「一度でも負けたら終わりのトーナメント戦……そのプレッシャーは、実際にステージに立った時に強く実感する事だろう」

3人「…………!」


モバP「でも、お前達にできる精一杯のデュエルをやれば、きっと見ている人にそれが伝わる」

モバP「卯月もそうだった……たった一人の戦いだったけど、最後には会場を一つにするデュエルをやってのけた」

モバP「今のお前達にも、その力はある……頼もしいデュエルトレーナーが付いてるからな」

モバP「だから、思いっきり楽しんで来い」

3人「「「はいっ!!」」」

モバP「よし!それじゃ明日に備えて、今日はゆっくり休んでくれ」

モバP「特に莉嘉、今日は寄り道とかしちゃダメだぞ」

莉嘉「えー!」


モバP「えーじゃありません!まっすぐ帰る事!」

モバP「かな子、莉嘉が寄り道しないように見ててやってくれ」

莉嘉「かな子ちゃん~」

かな子「ふふ、莉嘉ちゃん、今日は早めにおうちに帰ろっか」

莉嘉「ぶー……」

かな子「プロデューサーさん、コナミさん、明日はよろしくお願いします!」

モバP「うん……あ、そうだ、李衣菜!」

李衣菜「えっ?」


モバP「ちょっとだけ話したい事があるんだ、この後少しだけ残っててくれないか?」

かな子「李衣菜ちゃんだけ、ですか?」

莉嘉「Pくん、アタシ達は?」

モバP「あー……これは李衣菜と2人で話したい事なんだ」

モバP「コナミ、悪いけどお前もしばらく外してくれないか?」

コナミ「……ああ、分かった」

モバP「そんな大した話じゃない、すぐ終わるから」

李衣菜「は、はぁ……」


…………
………
……



李衣菜「プロデューサーさん、話って……」

モバP「ああ、お前には聞いておきたい事があったんでな」

李衣菜「もしかして、リーダーの事……ですか?」

モバP「ふふ、流石に気付いてるか」

モバP「……どうだ、ここまでリーダーやってみた感想は」

李衣菜「感想、ですか……」

李衣菜「…………」


李衣菜「……正直、あんまりうまく行きませんでした」

李衣菜「最初の方とか、しっかりしなきゃって思ってカリカリしちゃって」

モバP「そうか……でも、レッスンでは2人を励ましたり出来てたじゃないか」

李衣菜「ううん、逆に言えば、それくらいの事しか出来てなかったです」

李衣菜「自分の事でいっぱいいっぱいで、かな子や莉嘉の事を見てる暇なんてありませんでした」

モバP「…………」

李衣菜「コナミさんが教えてくれたんです、リーダーは仲間の想いを背負わなくちゃいけないんだって」

李衣菜「もちろん、明日はそのつもりで戦います」

李衣菜「でも、正直不安です……リーダーとして、本当にこのままでいいのかなって」


モバP「……なるほど」

モバP「今回はあえて俺から何も指示せずに李衣菜に任せてた……うまく行かなかったところもあるかもな」

モバP「……李衣菜、どうして俺がお前をリーダーに指名したと思う?」

李衣菜「え?それは、やっぱり……」

李衣菜「かな子はアイドルになりたてだし、莉嘉はウチの中でも最年少だし……」

李衣菜「だから、消去法で私なのかなって」


モバP「ああ、確かにそういう理由もある」

モバP「でも、それだけが理由だったら、俺はきっと卯月をユニットに入れてリーダーにしてた」

李衣菜「それじゃあ、他にどんな理由が……」

モバP「……李衣菜、お前のアイドルの道は、決して順調なものじゃなかったよな」

李衣菜「えっ?」

モバP「初めてお前が事務所に来た時の事、覚えてるか?」

モバP「ロックなアイドルがやりたいんだって駄々をこねて、よく俺を困らせたよな」

李衣菜「う……」


モバP「それから……夏樹が居なくなってしまった時、お前は落ち込んでしまって、しばらくレッスンにも顔を出さない事もあった」

李衣菜「あ、あれはやっぱり、突然の事だったから……」

モバP「デュエルを覚えるのだってお前が1番苦労したと思う」

モバP「自分のこだわりを優先しすぎて、勝てるデュエルを逃して叱られたこともあったな」

李衣菜「……思えば、いろいろ迷惑かけちゃってましたね、私」

モバP「そう、お前はこれまでいろんなところで躓いてきた」

モバP「……でも、お前はアイドルを続けてる」

李衣菜「えっ?」


モバP「失敗したり、間違ったとしても、お前はそれを認めて……受け止めて来たんだ」

モバP「そして、その中で拾ってきたものだってあるハズだ」

モバP「それがお前を、少しずつではあるけど、ちゃんと成長させてきた」

李衣菜「成長、してますかね?私……」

モバP「ああ、間違った過去をしっかり見つめて、一歩一歩進む……それは、お前にしかない強さだと俺は思ってる」

李衣菜「私にしか無い、強さ……」


モバP「そうだ、でもかな子や莉嘉には、かえりみる過去ってやつがまだ無い」

モバP「だから、そんな2人がどこかで躓いてしまった時、寄り添ってやれるのは李衣菜しかいないと思った」

モバP「俺がお前に求めているのは、そういう事なんだよ」

李衣菜「2人に、寄り添う事……」

モバP「……お前は、2人をまとめられなかったって言ってたけどな」

モバP「何も2人の上に立つ事がリーダーの仕事とは限らない」

モバP「これまでと同じだ……間違いながら見つけていけばいい、お前なりの答えを」


モバP「明日はお前の成長を見せてやろう、今のお前を一番見てもらいたいヤツにな」

李衣菜「え、それって……」

モバP「コナミに聞いたんだ……夏樹に会ったんだろ?」

モバP「アイツを責めずに、アイツが進んだ道を認める事が出来た」

モバP「……それも、お前が成長した証だ」

李衣菜「プロデューサーさん……」

モバP「……さて、話はおしまいだ、気を付けて帰れよ」

…………
………
……



李衣菜(私がリーダーとしてやるべき事……)

李衣菜(2人に寄り添う事、かぁ……)



かな子「あ、李衣菜ちゃんっ!」

李衣菜「あれ、かな子……」

かな子「どんな話だったのか気になって待ってたんだ、それで……」

李衣菜「あー、えっと……明日の事で、いろいろ確認したかったんだって」

莉嘉「……ホントに?」


李衣菜「莉嘉?そんな不安そうな顔して、どうしちゃったの?」

莉嘉「アタシ、李衣菜ちゃんの事、いっぱい困らせてたから……」

莉嘉「アタシのせいで、怒られちゃったのかなって……」

李衣菜「莉嘉……」

李衣菜「……ふふっ」

莉嘉「李衣菜ちゃん?」

かな子「どうしたの?」

李衣菜「ううん、何だかんだで莉嘉はいい子だな~って思ってさ」

莉嘉「……へ?」


李衣菜「何でもないっ!莉嘉は莉嘉らしく、頑張ればいいって事!」

李衣菜「リーダーの私も、もっともっと頑張るからさ」

李衣菜「だから2人共……」

李衣菜「……明日、絶対勝とうね」

かな子「李衣菜ちゃん……!うん、頑張ろう!」

莉嘉「も、もち!李衣菜ちゃんの出番奪っちゃう位にやっちゃうから!」

李衣菜「へへ……よしっ!景気づけに、これからカラオケでも行っちゃおうか!」

莉嘉「ホント!?やったー!」

かな子「えっ、でもプロデューサーさんが今日は早く帰るようにって……」

李衣菜「へへ、ちょっとだけなら大丈夫!」

李衣菜「勝ったら私達ステージで歌うんだからさ、ちょっとだけそっちも練習しとこうよ!」

…………
………
……


モバP「…………」

コナミ「よう、話は終わったのか?」

モバP「ん……ああ、今帰らせたとこだよ」

モバP「いきなりリーダーに任命して、李衣菜が不安になってないかと思ってさ」

モバP「でも、ちゃんとリーダーとしての自覚を持ってくれててよかった」

コナミ「そうか……」

モバP「フッ、デュエルを教えてやれない分、俺も出来る事をやらないとな」

モバP「お前と卯月が繋げてくれたチャンスを、無駄にしないように」


コナミ「逆に、アンタにしか出来ない事だってある」

コナミ「アイツらと一緒に居た時間は、アンタの方が長い」

コナミ「アンタにしか、アイツらに届けられない言葉がある」

モバP「ああ、そうだな……」

モバP「……明日は、いよいよ初戦だ」

コナミ「通常よりもライフが少ないし、プレイヤーが次々に入れ替わる変則ルール……」

コナミ「いつもとは勝手が違う所が多すぎる……正直、何が起きてもおかしくはない」

コナミ「だが、どんな状況であったとしても、最後までチームの支えになるのは……」

モバP「リーダーの存在、か……」

コナミ「ああ……」



コナミ「明日のデュエル、李衣菜がキーになるのは確かだな」



短いですが今回はここまでです。
連休使ってどんどん書こうと思ってたんですが中々進まない……毎度毎度遅くなってしまい申し訳ないです。

とうとう新ルールについて公式から発表され、
OCG界ではマスタールール4への移行が進められています。
本SSの今後のデュエル描写についてですが、
先のアナウンス通り、当分は今のマスタールール3で進め、様子を見たいと思います。
せっかくの新ルールと新カードなので、頃合いを見てルール変更したいとは思っていますが
今後のカードプール次第では、最後までマスタールール3で行く事も考えるかもしれません。
その時は、新しいカードもマスタールール3で使える範囲で出していく形になると思います。
既存のカテゴリのリンクモンスターを出してくれるといいのですが……

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。


ネプチューン禁止はちょっとやりすぎなんじゃないですかね……


前回の更新からかなり時間が経ってしまったので生存報告だけ……

何とか頑張って今週末には続きを投下出来ればと思っております。

よろしくお願い致します。


楓さん、6代目シンデレラガールおめでとうございます。

大変ご無沙汰しております。

割と笑えないレベルで間が空いてしまい申し訳ありません。

副業で多忙だった事もあるのですが、
しばらく期間が開いたら何でもない会話ですら
びっくりするほど書けなくなってました……
やっぱり、継続って大事なんやなって

とりあえず、目途が立ってないのに投下予告するのはやめようと思います。

これもう完結までにアイマスや遊戯王というコンテンツ自体が
残ってるかどうかすらも怪しくなってきたゾ……









『お、お嬢様……』

『どうか、過ちを正す勇気を……』

『ご自分の正義と、信念を、貫い、て……!』



…………?

ここは、どこだ?


『しっかりして、ミゾグチ!』

『……ああ、そんな!どうして、私なんかのために……!』



あれは、シェリー……?

俺は、何を見ているんだ……



『残念です、シェリー』

『愛と情に心を縛られ過ぎた人間もまた、新たな未来にはふさわしくありません』

『ゾーン……!』



ゾーン?


ここは……アーククレイドル?


『あなたが、コナミを処分できないと言うならば、一緒に消えてもらうほかないでしょう』

『ゾーン、君が手を下すまでもない……私がやろう』

『……いいえ、アポリア、これは友人としての礼儀なのです』

『彼女は、私にできた久しぶりの友人でした……そう、本当の人間の……』

『だから、せめて私の手で、最後は安らかに眠らせてあげたいのです』



違う……ゾーンは俺や遊星と戦って……



『……コナミ、お願い!』

『これが、私の最後のお願いよ……』



……でも、何だこの感覚は?




この既視感は……


『私に、あなたの力を貸してちょうだい!』

『私と一緒に、戦って……! 』



俺は、確かにここに……!



『コナミ……!』



シェリー!!













「コナミん!」


コナミ「未、央……?」

未央「も~、やっと起きた~」

未央「大丈夫?すっごいうなされてたよ?」

コナミ「……っ、もう朝か」

未央「もう朝か……じゃないってば!今日はいよいよDAGP予選の1回戦でしょ!」

未央「コナミんは一応事務所スタッフなんだから、プロデューサーと一緒に会場行かなきゃ!」

コナミ「ああ、そうだったな……」

未央「ていうかコナミん!せっかく起こしに来てあげてるのに、毎度毎度その態度はなんなのさ!」

未央「現役アイドルが朝起こしに来るなんて、男の子なら一度は夢見るシチュエーションだよ!?」

未央「コナミんはもうちょっと、自分の置かれてる環境をありがたがるべき!」

コナミ「悪かったよ、支度するからちょっと待ってろ」

未央「むぅ~……」


コナミ(それにしても、今の夢……)

コナミ(俺はどうしてシェリーとアーククレイドルに……)


未央「……ねぇ、コナミん」

コナミ「ん、何だ?」




未央「……シェリーって、誰?」




コナミ「っ!?」ビクッ


未央「あー、えっと……その、盗み聞きなんてするつもりなかったんだけどさ」

未央「うわ言で、その名前を呟いてたから」

未央「コナミんの、大切な人だったのかなって……」

コナミ「…………」

未央「ご、ごめん!やっぱり今の無し!」

未央「その……無神経、だったよね」

コナミ「……気にするな、元の世界でのデュエル仲間ってとこだ」

コナミ「そいつが、たまたま夢に出てきただけだ」

未央「そ、そっか……」


コナミ(そうだ……俺は確かに、アイツとは何度もデュエルした)

コナミ(でも、俺が一緒にゾーンと戦ったのは遊星だった……)

コナミ(今のビジョンは……)


未央「…………」

コナミ「……なんだよその顔は、別に気にしてないって言ってるだろ」

未央「だって……うなされてる時のコナミん、辛そうだったから」

未央「心配するじゃん……」


コナミ「そんな深刻になるなって、ちょっと悪い夢見てただけだ」

未央「でも、その夢はコナミんの世界の夢……なんでしょ?」

コナミ「別にそうだとしても、お前が落ち込む事ないだろ」

コナミ「お前は、お前のするべき事だけ見てればいい」

コナミ「俺も、俺の問題は自分でなんとかする……お前が気に病む事なんて何も無いって」

未央「コナミん……」

コナミ「ま、心配掛けちまって悪かったな……でも、俺は本当に平気だ」

未央「本当に?」

コナミ「ああ、本当だ」


未央「……分かった、コナミんがそこまで言うならもう何も言わないよ」

コナミ「うん、それでいいさ」

未央「……はいっ!それじゃあ早く支度して!皆待ってるんだから!」

コナミ「お、おう、切り替え早いな」

未央「あったりまえじゃん!今日は気合い入れてリーナ達応援しなきゃなんだから!」

未央「先に行ってて待ってるから、早く来てね!」

コナミ「分かってるって、そんな急かすなよ」

未央「それから!」

コナミ「ああ?まだ何かあんのか」

未央「……それから」

コナミ「?」


未央「コナミんの抱えてる事、私達にはどうしようもできないかもしれないけど……」

未央「私達、コナミんの味方だからね」

コナミ「未央……」

未央「……なーんつって!どう?今のちょっとキュンってした?」

コナミ「……そういうのはP相手にやりな」

未央「むぅー、なにそれー!」

コナミ「フッ、いいから早く行けって」

コナミ「……ありがとうな」

未央「えへへ……」

未央「……それじゃ、待ってるね」

コナミ「ああ、すぐ行く」



コナミ「…………」



私に、あなたの力を貸してちょうだい!

私と一緒に、戦って……!



コナミ(度々俺の脳裏をよぎる、謎のビジョン……)


コナミ(……ブルーノに一度話してみるか)


…………
………
……


DAGP予選会場



MC「デュエルモンスターズファン……そして、アイドルファンの皆様!大変お待たせいたしました!」

MC「最強のプロダクションを決める、年に一度の戦いの火蓋が切って落とされる……!」



MC「デュエルライブ・オールスターカーニバル!いよいよ開幕だぁ――――!!」



ワアアアアアアアアアアアア……!!



MC「今年も激戦を飾るに相応しい、名だたるプロダクションがエントリーされているぞ!」

MC「予選トーナメント1回戦は、ユニット同士でのチーム戦!」

MC「果たしてどのプロダクションが2回戦へ名乗りをあげるのか!?」

MC「間もなく、予選トーナメントDブロック1回戦のスタートだ――――――!」


美嘉「相変わらず、すごい盛り上がりだねー★」

裕子「ほんとですね、予選とは思えない位……」

裕子「でもよかったんですか?レッスンほったらかして会場の下見なんて……」

美嘉「トレーナーさんにはマネちゃんから連絡入れてもらってるから大丈夫★」

美嘉「やれる事は何でもやっとかないとね……今年こそは、皆で決勝トーナメント行くんだから!」

美嘉「それにユッコだって、李衣菜ちゃんがどんなデュエルするのか気になるでしょ?」

裕子「そ、それはもちろん!私と李衣菜ちゃんはお互いに認め合ったライバルですからね!」

美嘉「ふふっ、ならしっかり目に焼き付けとかなきゃ」

美嘉「ま、かく言うアタシも、かわいい妹の晴れ舞台をしっかり応援してあげなきゃなんだけどね」

裕子「あ!莉嘉ちゃん、でしたっけ?」

美嘉「うん、アタシに言わせればまだまだだけど、結構面白いデュエルするんだ」

裕子「面白いデュエルですか……何だか楽しみになってきました!」

美嘉「ひょっとしたら、後々当たる相手になるかもしれないからね」

美嘉「……今日の所は、お手並み拝見、かな★」



拓海「ったく、何でアタシらが他所の連中のデュエルなんざ見なくちゃいけないんだよ」

ブルーノ「まぁそう言わないで、君達3人は初戦に出てもらうから、雰囲気だけでも感じ取ってもらおうと思ってね」

拓海「ちっ、しかもよりによってCGプロかよ……」

晶葉「そう言うな姐さん、他人の戦い方を研究するのも強くなるには大切だ」

ブルーノ「晶葉の言う通りだよ、拓海」

ブルーノ「それがリベンジしたい相手なら、なおさらね」

拓海「フン!当然だろ、DLCでの借りをきっちり返さなきゃならねぇからな」

拓海「こんなとこでやられてもらっちゃ困るんだよ」

ブルーノ「ふふ……まぁ、今日はあくまで下見だから、肩の力を抜いて観戦すればいいよ」


晶葉「ああ助手、下見するのは別にいいんだが……」

拓海「下見どころじゃないヤツが、そこに一人いるぜ?」

ブルーノ「えっ?」



女の子「うぅ……」



ブルーノ「の、乃々?どうしたの、大丈夫?」

乃々「ぷ、プロデューサーさん……」

乃々「ほ、ほんとに、あんなところで、デュエルするんですか……?」

乃々「あんな、ものすごく目立つところで……?」

ブルーノ「えっと、そうだけど……」

乃々「き、聞いてないんですけど……!」

拓海「ったく、いい加減腹くくれよ森久保、アイドルなんだからステージに立つのは当然だろ?」

乃々「ぜ、絶対むーりぃ……」

拓海「情けねぇなぁ……せっかくデュエルの腕は上がってきてるのによ」

乃々「うぅ……どうせ、もりくぼはだめくぼです……」

ブルーノ「……乃々、今日の乃々はお客さんでいいんだよ」

乃々「お客、さん?」

ブルーノ「そう、アイドルのステージを観に来たお客さん」

ブルーノ「一旦自分がステージに立つ事は忘れて、純粋に楽しんでみようよ」

乃々「……でも、結局もりくぼはステージに立つんですよね……」ジトッ

ブルーノ「あはは……僕としては、乃々が少しでもやる気になってくれると嬉しいけどね」

乃々「やっぱりぃ……」


ブルーノ「……乃々はいつも、帰りたいとか、辞めたいとか言いながらも、お仕事をずっと頑張ってきてくれた」

ブルーノ「だから、乃々がもっと先に行けるように頑張らせてあげたいんだ」

乃々「いや、もりくぼ的にはもうこれ以上先に行かなくても……」

乃々「それに……もりくぼが何とかやれてるのは、プロデューサーさんといっしょだからで……」

ブルーノ「うん、それは変わらないよ」

ブルーノ「乃々が頑張れるように、僕ももっと頑張る……」

ブルーノ「だからもうちょっとだけ、僕のわがままに付き合ってくれると嬉しいな」


乃々「うぅ……そ、それなら……」

乃々「……あんなステージに立つのは、正直、怖いですけど」

乃々「その……プロデューサーさんが困るのも、嫌、なので……」

乃々「なので……ちょっとだけ、がんばります……」

ブルーノ「うん、それで十分だよ……ありがとう、乃々」


拓海「……ジョニーの奴、森久保の扱い結構うまいよな」

晶葉「フフ、姐さんも助手の接し方を見習った方がいいかもな」

拓海「うっせ、余計なお世話だっての」


ブルーノ「……おっと、もうこんな時間だね」

ブルーノ「そろそろ、始まるみたいだ」


…………
………
……


ステージ裏



モバP「3人共、準備はいいな?」

3人「「「はいっ!」」」

モバP「かな子、トップバッターだけど緊張してないか?」

かな子「お、思ったより大丈夫ですっ!」

コナミ「まぁ、かな子はもっとすごいヤツらとデュエルしたしな」

かな子「えへへ……でも、思ったよりあっさり始まるんですね」

李衣菜「確かに、開会式とかやるのかと思った」

莉嘉「そういえば去年の開会式、テレビでやってたよね?」


モバP「そういうセレモニーやテレビ中継は決勝トーナメントからだ」

モバP「今回はあくまで予選だからな、本選に比べれば会場の規模も大きい訳じゃない」

モバP「まぁブロック代表決定戦にもなってくれば、大分大きい会場にはなるけどな」

李衣菜「予選で負けちゃったら、日の目を見る事なく脱落って事だね……」

モバP「そう……でも、俺達にとってはここが目標へのスタートラインだ」

モバP「……ここまでたどり着くのに、皆を長い間待たせてしまったな」

かな子「プロデューサーさん……」


モバP「俺が皆にしてやれた事なんて、本当にちっぽけだけど」

モバP「ありがとうな……ここまで、俺についてきてくれて」

モバP「俺を、信じてくれて」

コナミ「P……」

李衣菜「……もう!全然ロックじゃないです、プロデューサーさんっ!」

モバP「李衣菜?」

李衣菜「そういうセリフは、決勝まで取っておくもんですよ!」

莉嘉「そうそう!アタシ達、これからガンガン勝ち進んじゃうんだから☆」


かな子「はいっ!それに、私達だってプロデューサーさんには感謝してます」

かな子「本当にアイドルとしてステージに立てるようになるなんて……」

莉嘉「今度はアタシ達が、Pくん達に最っ高のステージ見せてあげちゃうもん☆」

李衣菜「卯月ちゃんだけじゃない、これからは私達もCGプロを引っ張りますよ!」

モバP「皆……」

コナミ「フッ……さぁ、いよいよ始まるぜ」

コナミ「バシッと勝って、智絵里と楓さんに繋いで来い」

コナミ「……頼んだぜ、李衣菜」

李衣菜「……はいっ!」



MC「さぁ、いよいよ本日最初の対戦カードを発表するぞ―――――!!」

MC「まずはCGプロダクションから、新星トリオユニット……」

MC「ロッキングガール!多田李衣菜、城ヶ崎莉嘉、三村かな子の登場だ―――――!!!」



ワアアアアアアアアアアアッ!!



拓海「オラァCGプロォ!こんなとこでやられたりなんかしたら承知しねぇぞコラァ!!」

ブルーノ「た、拓海、落ち着いて……」


美嘉「莉嘉ー!しっかりー!」

裕子「むむむ……李衣菜ちゃん達に届け、私のエナジー……!」


未央「おー!来た来たー!」

楓「3人共、頑張ってー♪」

卯月「な、何だかこっちが緊張してきました……」

智絵里「そっか……卯月ちゃんは観客席で応援に回るのって、あんまり無かったもんね」

卯月「そういえば、いっつも皆から応援してもらってる立場でした」

未央「これまで暖かく見守ってきた、未央ちゃん達の気持ちが分かったかね~?」

卯月「えへへ、そうですね……いつも応援してもらってる分、今日は応援頑張りますっ!」


MC「そして対するは!こちらもTrプロの誇る新星個性派ユニット……!!」


「フフーン!とうとうカワイイボクが、ステージを照らす瞬間がやってきました!」

「う、うん……がんばろう……」

「フヒ……」


MC「カワイイボクと142s!輿水幸子、白坂小梅、星輝子――――!!」



ウオオオオオオオオオ―――――!!



智絵里「か、カワイイ……」

楓「ボク?」

卯月「な、何だか個性的なユニット名ですね……」


幸子「フフーン!CGプロの皆さん、噂はかねがね聞いてますよ!」

幸子「でも残念でしたねぇ、初戦からボク達と当たっちゃうなんて!」

幸子「まぁ、DAGPは今年だけじゃなく、来年もありますから!」

幸子「せめて、ボクのカワイさを目に焼き付けて帰ってくださいね!」ドヤッ



コナミ「フン、随分なビッグマウスだな」

モバP「あの3人……Trプロの中でも、新鋭のメンバーを揃えてきたな」

モバP「3人共、デビューしてまだ間もないハズだ」

コナミ「新星ユニット同士のデュエルか……」


李衣菜「すごい自信だけど……勝負は、やってみないと分かんないよ!」

幸子「ボクのカワイさの前では、勝負は決まったも同然ですっ!」

莉嘉「デュエルに可愛さ関係ないじゃん!」

幸子「ありますよ!」


MC「さぁ、前哨戦はその辺にしておいて、今回のルールを改めて確認するぞ―――――!!!」



・3人1組のユニット同士の勝ち抜き戦

・1人あたりライフ4000を持ち、ファーストプレイヤー同士で1対1のデュエルを行う

・ライフが0になったプレイヤーは次のプレイヤーに交代し、交代したプレイヤーのターンからデュエルを再開する

・プレイヤー交代の際、フィールドに存在するカード、墓地のカード、除外されているカードを引き継ぐ

・先に相手チームのラストプレイヤーを倒したチームが勝利となる


MC「つまり、デュエルの展開が進んでいく程、各プレイヤーが残したカードがフィールドや墓地に溜まっていく!」

MC「前のプレイヤーがどのようなカードを残すか、そのカードを後のプレイヤーが如何に使いこなせるかが勝負を左右するぞ!」


美嘉(プレイヤーが次々に入れ替わる変則ルール……)


ブルーノ(ルールの特性上、デッキ構築の段階からチーム間のシナジーを意識したカード選定が求められる)

ブルーノ(コナミ……君がどんなチームを作りあげたか、見せてもらうよ)


MC「それでは、デュエルのスタートを飾る、両ユニットのファーストプレイヤーを紹介するぞ――――!!!」

MC「まずCGプロ!なんとこのデュエルがデビュー戦!初の舞台で勝利を掴めるか!?」

MC「スイートガール!三村かな子―――――!!」


未央「いったれー!みむっちー!」

智絵里「かな子ちゃん、頑張って!」


MC「そしてTrプロからは、キケンな香り漂うメタリックガール、星輝子の登場だぁ―――――!!」

幸子「頼みましたよ、輝子さん!」

輝子「フヒ、頼まれた……」


MC「さぁ、ここから先は1対1!残りのプレイヤーは一度ステージから外れて待機になるぞ!」


李衣菜「かな子ちゃん、トップバッター任せたよ!」

莉嘉「ガンガン行っちゃおー☆」

かな子「うん!出来るだけいい状態で2人に繋げるね!」


輝子「や、やぁ……」

かな子「よ、よろしくお願いします!」

輝子「あ、あの……」

かな子「?」

輝子「さ、幸子ちゃんは、ああ言ってたけど」

輝子「悪気があって、言ってた訳じゃ、ないんだ……」

輝子「だから、その、ゆ、許してほしい、というか……」

かな子「ふふっ……気にしてないよ、友達想いなんだね」

輝子「フヒ……いい人、だな」

かな子「お互い、頑張ろうね!」

輝子「う、うん……よろしく……」


かな子(コナミさんと出会ったあの日以来のステージ……)

かな子(でも、今日はあの時とは違う……)

かな子(ステージをキラキラさせるために、頑張らなきゃ)


かな子(今度は、アイドルとして……!)


莉嘉「かな子ちゃん……!」

李衣菜「大丈夫、全然落ち着いてるよ」

コナミ(これまで十分練習は積んできたが、実戦はこれが初体験になる)

コナミ(うまく勢いに乗る為に、立ち上がりは重要だ……)

モバP(頼むぞ……かな子)



MC「アイドル達の夢の舞台への挑戦が今、幕を開ける!」

MC「全プロダクション最強の座を目指して……いざ!」




MC「デュエル、開始イイイィィィ――――――――!!」




かな子「デュエル!」
輝子「デ、デュエル……フヒ」


かな子「い、いきます!私の先攻!」手札5

かな子「マドルチェ・マジョレーヌを召喚っ!」



《マドルチェ・マジョレーヌ/Madolche Magileine》 †

効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1400/守1200
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、
デッキから「マドルチェ」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。

マジョレーヌ 攻1400



かな子「マジョレーヌが召喚に成功した時、デッキからマドルチェモンスターを手札に加える事が出来る!」

かな子「マドルチェ・エンジェリーを手札に!」

かな子「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」

輝子「おおー……」


拓海「フン、伏せカード1枚に、下級モンスター1体出して終わりか」

ブルーノ「マドルチェデッキ……高速展開や相手カードの除去を得意とする戦術だね」

ブルーノ(この手のデッキは後攻スタートの方が有利になる事が多い、今はまだ様子見と言ったところか……)


輝子「じ、じゃあ、私のターン……」手札6

輝子「モンスターを、セット……」

輝子「カードを2枚伏せて……ターン、エンド」


裕子「こっちもカードを伏せただけで終わり……」

美嘉「ううん、かな子ちゃんが何か仕掛けるよ!」


かな子「エンドフェイズに、伏せカードサンダーブレイクを発動!」


《サンダー・ブレイク/Raigeki Break》 †

通常罠
(1):手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。


かな子「手札を1枚捨てて、伏せカードを1枚破壊します!」バリーン

輝子「あぁ~……」


ロッキングガール
かな子(1st)LP4000 手札3
フィールド マジョレーヌ

カワイイボクと142s
輝子(1st)LP4000 手札3
フィールド 裏守備 伏せ1


かな子「そして、私のターン!」手札4

かな子(よしっ、今の状況なら……!)

かな子「マドルチェ・エンジェリーを召喚!」


《マドルチェ・エンジェリー/Madolche Anjelly》 †

効果モンスター
星4/地属性/天使族/攻1000/守1000
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
また、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「マドルチェ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは戦闘では破壊されず、
次の自分のターンのエンドフェイズ時に持ち主のデッキに戻る。
「マドルチェ・エンジェリー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

エンジェリー 攻1000


かな子「エンジェリーの効果発動!自身をリリースする事で、マドルチェモンスターを1体呼び出す事が出来る!」

かな子「おいで!マドルチェ・ホーットケーキ!」



《マドルチェ・ホーットケーキ/Madolche Hootcake》 †

効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻1500/守1100
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
また、自分のメインフェイズ時に、
自分の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターをゲームから除外し、
デッキから「マドルチェ・ホーットケーキ」以外の
「マドルチェ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
「マドルチェ・ホーットケーキ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

ホーットケーキ 攻1500


かな子「そしてホーットケーキの効果!墓地のモンスター1体を除外して、デッキから他のマドルチェ1体を呼び出せる!」

かな子「私は墓地のマドルチェ・プディンセスを除外する事で、マドルチェ・メッセンジェラートを特殊召喚!」


《マドルチェ・メッセンジェラート/Madolche Messengelato》 †

効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守1000
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
このカードが特殊召喚に成功した時、
自分フィールド上に「マドルチェ」と名のついた
獣族モンスターが存在する場合、
デッキから「マドルチェ」と名のついた
魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。

メッセンジェラート 攻1600


かな子「メッセンジェラートが特殊召喚した時、マドルチェの獣族が存在していれば、マドルチェと名の付く魔法・罠を1枚手札に加える事が出来る!」

かな子「マドルチェ・シャトーを手札に加え、発動!」


《マドルチェ・シャトー/Madolche Chateau》 †

フィールド魔法
このカードの発動時に、
自分の墓地に「マドルチェ」と名のついたモンスターが存在する場合、
そのモンスターを全てデッキに戻す。
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の「マドルチェ」と名のついた
モンスターの攻撃力・守備力は500ポイントアップする。
また、「マドルチェ」と名のついたモンスターの効果によって、
自分の墓地のモンスターがデッキに戻る場合、
デッキに戻さず手札に戻す事ができる。


ブルーノ「これは……マドルチェのステータスを強化するフィールド魔法!」


かな子「そして私は、レベル4のマジョレーヌと、メッセンジェラートでオーバーレイ!」

かな子「現れよ、甘美の王国を統べる女王……!」

かな子「エクシーズ召喚!クイーンマドルチェ・ティアラミス!」


《クイーンマドルチェ・ティアラミス/Madolche Queen Tiaramisu》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/天使族/攻2200/守2100
「マドルチェ」と名のついたレベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
自分の墓地の「マドルチェ」と名のついたカードを2枚まで選択して発動できる。
選択したカードをデッキに戻し、
戻したカードの数まで相手フィールド上のカードを選んで持ち主のデッキに戻す。

ティアラミス 攻2200→2700


李衣菜「よしっ!きた!」

莉嘉「かな子ちゃんのエース!」


かな子「ティアラミスの効果発動!オーバーレイユニット1つを使い、墓地のマドルチェカードをデッキに戻す事で、その枚数だけ相手のカードをデッキに戻す事が出来る!」


コナミ(そう、このカードがマドルチェデッキの真骨頂……!)


ブルーノ(対象を取らないデッキへのバウンス……除去の中でもかなり強力な効果だ)


輝子「そ、速攻魔法、終焉の焔発動……」


《終焉の焔/Fires of Doomsday》 †

速攻魔法
このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外では
モンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
(1):自分フィールドに「黒焔トークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンは闇属性以外のモンスターのアドバンス召喚のためにはリリースできない。


輝子「フヒ……黒焔トークンを、2体特殊召喚……」


黒焔トークン×2  守0


かな子「それなら、ティアラミスの効果でセットモンスターとトークン1体を戻しますっ!」ヒュンヒュン


輝子「なっ……!」


MC「おおっと―――――!!いきなりマドルチェ・ティアラミスの強力効果が炸裂―――――!!」

MC「これで流れを掴めるか――――――!?」


晶葉「1ターン目の静かな立ち上がりからは一転……展開と除去を同時に行ってくるとは」

ブルーノ「なるほど、ティアラミスの効果は墓地にマドルチェカードが無くては使えない……」

ブルーノ「でも今の展開、ホーットケーキの効果を使う為に墓地のマドルチェを消費する必要があった」

ブルーノ「そこでサンダーブレイクを事前に使い、手札コストとしてマドルチェを墓地に送る事で、その効果のトリガーを補ったんだね」


幸子「むっ……なかなかやりますね……」

小梅「うん……輝子ちゃん、大丈夫、かな……?」


かな子「バトルフェイズ!ホーットケーキで、黒焔トークンを攻撃!」


ホーットケーキ「ホッホウ!」攻2000

黒焔トークン「」バリーン


智絵里「やった!」

卯月「これで相手のフィールドはがら空き!」

未央「いっけー!先制パンチ!」


かな子「ティアラミスで、プレイヤーにダイレクトアタック!!」


ティアラミス「はああああぁぁぁ……!!」攻2700


幸子「だけど……」






「キシャアアアァァァァッ!!」



ティアラミス「!!」


かな子「えっ……!?」


モバP「あのモンスターは……!」

コナミ「…………!!」




《捕食植物セラセニアント》 †

効果モンスター
星1/闇属性/植物族/攻 100/守 600
「捕食植物セラセニアント」の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。
その相手モンスターを破壊する。
(3):フィールドのこのカードが効果で墓地へ送られた場合、
または戦闘で破壊された場合に発動できる。
デッキから「捕食植物セラセニアント」以外の「プレデター」カード1枚を手札に加える。

セラセニアント 守600



幸子「フフーン!輝子さんのデッキは、ここからが本番ですよ?」


輝子「…………」



今回はここまでです。

大分遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
のんびりやるとは言っていましたが、流石にのんびりしすぎました。

現行のOCGはすっかりリンク環境に移行してしまいましたが
本SSはまだまだ旧ルールで進んでいきますので
「こんな時代もあったなぁ」と懐かしい気持ちで読んで頂ければと思います。

それでは読んでくださった方、ありがとうございました。


先週末は遊戯王の世界大会、モバマスのSSAと
両コンテンツにとってホットな休日になりましたね。




輝子「フ……フフ……フヒ……」




輝子「ヒャッハアアア―――――――!!!」




かな子「っ!!?」


智絵里「ひゃっ……!」

未央「何か、いきなりキャラが変わっちゃってない!?」

卯月「ど、どうしちゃったんでしょう……」


輝子「おいィ……よくもトモダチを門前払いにしてくれたなァ……」


かな子「と、ともだち……?」


小梅「さ、幸子ちゃん、今トモダチって……」

幸子「はぁ、輝子さんあれだけ言ったのに……」

幸子「まぁ……ああなった輝子さんは、誰にも止められませんけどね」



李衣菜「さっきまで静かな子だったのに、いきなりパンクな感じに……」

莉嘉「李衣菜ちゃん、ああいうのもロックかもって思ってるでしょ?」

李衣菜「う……な、何言ってるのこんな時に!」

李衣菜(ちょっと思ったけど……)

莉嘉「はぁ……でも、いきなり出てきたあのモンスターって……」


輝子「捕食植物セラセニアントは、相手から直接攻撃を受ける時に手札から特殊召喚できる!」

輝子「つまり、今の攻撃は特殊召喚による巻き戻しによって中断された……お前のバトルフェイズはまだ終わってないぜ……」

かな子(あのモンスターの守備力は600、攻撃すれば倒せる……!でも……)

輝子「だが気を付けなァ、セラセニアントはバトルした相手モンスターを破壊する!」

輝子「うかつに攻撃すると食われちまうぜェ……?」

かな子(今攻撃してしまったら、ティアラミスが破壊されてしまう……)

かな子(それなら、次のターンまで待ってから攻めれば……!)

かな子「私は……これで、ターンエンドです」


輝子「ククク……エンドっつったなぁ?なら行かせてもらうぜぇ?」

輝子「私のターン!」手札3

輝子「捕食植物オフリス・スコーピオを召喚!」


《捕食植物オフリス・スコーピオ》 †

効果モンスター
星3/闇属性/植物族/攻1200/守 800
「捕食植物オフリス・スコーピオ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「捕食植物オフリス・スコーピオ」以外の
「捕食植物」モンスター1体を特殊召喚する。

オフリス・スコーピオ 攻1200


輝子「オフリス・スコーピオの効果ァ!」

輝子「手札から捕食植物サンデウキンジーを墓地に送りィ……デッキから更なる捕食植物を呼び出す!」

輝子「さぁどんどん増え続けろ……捕食植物ダーリング・コブラを特殊召喚!」



《捕食植物ダーリング・コブラ/Predaplant Darlingtonia Cobra》 †

効果モンスター
星3/闇属性/植物族/攻1000/守1500
「捕食植物ダーリング・コブラ」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):このカードが「捕食植物」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加える。

ダーリングコブラ 守1500



輝子「コイツが捕食植物の効果で呼び出された時、融合カード1枚を手札に加える事が出来る!」


輝子「手札に加えるのは、置換融合!」



《置換融合/Fusion Substitute》 †

通常魔法
このカードのカード名はルール上「融合」として扱う。
(1):自分フィールドから
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の融合モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをエクストラデッキに戻す。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。


輝子「この効果で、フィールドのセラセニアントと、オフリス・スコーピオを融合!」


輝子「融合召喚……侵略せよ、捕食植物キメラフレシア!」



《捕食植物キメラフレシア》 †

融合・効果モンスター
星7/闇属性/植物族/攻2500/守2000
「捕食植物」モンスター+闇属性モンスター
(1):1ターンに1度、このカードのレベル以下のレベルを持つ
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
(2):このカードが相手の表側表示モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
ターン終了時まで、その相手モンスターの攻撃力は1000ダウンし、
このカードの攻撃力は1000アップする。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動できる。
デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加える。

キメラフレシア 攻2500


かな子「融合モンスター……!!」


輝子「コイツの効果を使う前に、融合素材になったセラセニアントの効果を使わせてもらうぜェ!」

輝子「セラセニアントは墓地に送られた時、プレデターと名の付くカード1枚を手札に加える事が出来る!」

輝子「私は捕食接木を手札に加える!」

輝子「そしてお待ちかねェ……キメラフレシアの効果発動!1ターンに1度、自分よりレベルの低いモンスター1体を除外する!」


美嘉「除外効果……!」


輝子「さぁやっちまえ……キメラフレシア!」

キメラフレシア「!!」


シュルルルルル……


ガシッ!


ホーットケーキ「ホッ……!?」


かな子「ホーットケーキが!?」



バキッ……ゴリュッ……



乃々「ひいいぃぃぃ」

拓海「喰ってやがる……!」


楓「何て事……!」

智絵里「きゅ~……」

卯月「ち、智絵里ちゃん!しっかり!」

未央「ちえりんにはこの絵面はショッキングすぎるよ!」


かな子「っ……!」

輝子「まだ終わりじゃねぇぞ……」

輝子「悪いが、腹ァ空かせてるヤツがもう一匹いるんでなァ……」

輝子「更に更にィ!装備魔法、捕食接木を発動!」


《捕食接ぎ木》 †

装備魔法
(1):自分の墓地の「捕食植物」モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。


輝子「コイツは自分の墓地の捕食植物1体に装備する事で、そのモンスターを蘇らせる!」

輝子「オフリススコーピオの効果で墓地に送った、サンデウキンジーを特殊召喚!」


《捕食植物サンデウ・キンジー》 †

効果モンスター
星2/闇属性/植物族/攻 600/守 200
「捕食植物サンデウ・キンジー」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分が融合素材とする捕食カウンターが置かれたモンスターの属性は闇属性として扱う。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
闇属性の融合モンスターカードによって決められた、
フィールドのこのカードを含む融合素材モンスターを
自分の手札・フィールド及び相手フィールドの捕食カウンターが置かれたモンスターの中から選んで墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

サンデウ・キンジー 攻600


輝子「そしてこのサンデウキンジーは!闇属性融合モンスターの融合素材にする時、融合カード無しで融合を行う事が出来る!」


卯月「ま、また融合を!?」


輝子「サンデウキンジーと、オフリス・スコーピオを融合!」

輝子「血に飢えた毒牙よ……哀れな獲物を地獄に叩き落とせ!」

輝子「融合召喚!喰い尽くせ……スターヴヴェノムフュージョンドラゴン!」




《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン/Starving Venom Fusion Dragon》 †

融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
トークン以外のフィールドの闇属性モンスター×2
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を選び、
その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をターン終了時までアップする。
(2):1ターンに1度、相手フィールドの
レベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、このカードはそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
(3):融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。

スターヴ・ヴェノム 攻2800



輝子「スターヴヴェノムの効果ァ!融合召喚に成功した時、特殊召喚された相手モンスター1体の攻撃力を吸収する!」

輝子「奪わせてもらうぜェ……お高くとまった女王様の力をなァ!」


ティアラミス「…………!?」攻2700


スターヴ・ヴェノム 攻2800→5500


輝子「行くぜバトルフェイズ……!スターヴヴェノムで、ティアラミスを攻撃!」


スターヴヴェノム「グルルルルル……!!」攻5500

ティアラミス「あ、あ……!?」攻2700


ドガァァァァァン!!


かな子「きゃああああああっ!?」LP4000→1200



智絵里「かな子ちゃんっ!」

未央「ちょ、ちょっと……これって……!」


モバP「まさか……!」


輝子「さぁトドメだ……キメラフレシアで直接攻撃!!」

輝子「ゴートゥーヘエェェェェェェェェル!!!!」


キメラフレシア「ギシャアアアァァァ!!」攻2500


かな子「そん、な……」




ズガァァァァァァァン……!!




短いですが一旦ここまでです。

読んでくださった方、ありがとうございました。

大分今更ですが、デレステ2周年おめでとうございます。


ご無沙汰しております。

毎度毎度の事ですが、期間が空いてしまい申し訳ありません。
中々書く時間が確保出来ず、もうしばらく更新には
時間が掛かる見込みですが、とりあえずは生存報告だけさせていただきます。


MC「わ……」


MC「ワンショットキル、成立ゥ――――――!!?」



輝子「ヒャッハアアァァァァ――――――――!!!!!!」


未央「嘘、でしょ……」

智絵里「そんな……かな子ちゃん……」


幸子「フフーン!流石輝子さん、早くも勝負ありましたね!」

小梅「ま、まだ、油断大敵……だよ?」


拓海「マジかよ……」

晶葉「連続の融合召喚で一気にライフを削りきるとは……最初から狙ってたのか」

拓海「いきなりこんな一方的な展開になっちまうとはな……なぁ、森久……」



乃々「」チーン



拓海「も、森久保ォ!?大丈夫か魂抜けかけてんぞ!?」

乃々「も、もしあそこに立ってるのがもりくぼだと思ったら、お腹が痛くなってきたんですけど……」

ブルーノ「…………」


ブルーノ(……今回の特別ルールでは一人のもつライフが通常の半分)

ブルーノ(ライフが少ない分、こういうワンショットキルの機会は増えてくるという事か……)

ブルーノ(いきなり正念場だね、コナミ……)



MC「さぁ、いきなり窮地に立たされたロッキングガール!プレイヤーチェンジで流れを変える事が出来るか!?」



かな子(何も、出来なかった……)


かな子(あんなに、たくさん練習したのに……)


かな子(私を、信じて送り出してくれたのに……!)


かな子(2人に……皆に、何て謝れば……)


莉嘉「かな子ちゃんっ!」

かな子「莉嘉、ちゃん……」


かな子「…………」

莉嘉「あ、あの……」

コナミ「かな子」

かな子「こ、コナミさん……」

コナミ「今どんなに後悔したって、結果は戻らない」

コナミ「お前のデュエルは終わった……デュエルディスクを莉嘉に渡せ」

かな子「っ……!」

コナミ「お前のデュエルは確かに終わっちまったが……」

コナミ「お前"達"のデュエルは、まだ始まったばかりだろうが」

かな子「えっ……」


コナミ「反省会なら後でやる、今は気持ち切り替えろ」

コナミ「……莉嘉、先輩アイドルとして、チームのピンチを救う時だぜ」

コナミ「まず最初にやる事、分かってるな?」

莉嘉「…………!!」

莉嘉「うんっ!分かってるって☆あのなんとかドラゴンやっつければいいんでしょ?」

コナミ「そうだ、居座られると厄介だからな、最初はそれに集中だ」

莉嘉「オッケー!任せといて☆」

李衣菜「後ろには私が控えてるから、思いっきり暴れてきて!」

コナミ「なんなら、李衣菜の出番全部食っちまっていいからな」

莉嘉「うん……!」



莉嘉「カリスマギャルの本気、見せてあげるんだから☆」


かな子「…………」

モバP「おいで、かな子」

かな子「プロデューサーさん……」

モバP「……苦いデビューになってしまったな」

かな子「ごめん、なさい」

かな子「私っ、何も出来ないまま……負けちゃって……」

かな子「期待に応えられないまま、終わっちゃって……」

モバP「いいや、それは違うぞ」

かな子「えっ?」


モバP「かな子は、一人で戦っている訳じゃない」

モバP「コナミがさっき言ったろ、お前達のデュエルはまだ終わってない……」

モバP「今日のデュエルがチーム戦だっていう事、忘れたのか?」

かな子「チーム戦……」

モバP「あの日、かな子の隣にコナミが居たように」

モバP「今のかな子には、後ろで支えてくれる仲間がいるじゃないか」

かな子「…………!!」


MC「さぁロッキングガール!果たして逆転のチャンスを手繰り寄せる事が出来るか!?」

MC「セカンドプレイヤー、CGプロのカリスマJC!城ヶ崎莉嘉の登場だ――――!!」


裕子「次のプレイヤーは、莉嘉ちゃん……!」

美嘉(プレッシャーがかかる場面だけど……ここで潰れちゃうようじゃアタシには近づけないよ)

美嘉(頑張れ、莉嘉……!)


卯月「お願い、莉嘉ちゃん……!」

未央「いっけー莉嘉ちー!みむっちの仇取ったれー!」


李衣菜(莉嘉……)

かな子「…………」スッ

李衣菜「かな子?」

かな子「デュエルが終わった私は、もう戦う事は出来ないけど……」

かな子「でも……だからって、黙ってみてるだけなんて嫌だから!」

かな子「だから……私も、隣で応援してもいい?」

李衣菜「……当たり前でしょ、気合い入れて応援するよ!」

かな子「う、うんっ!」


輝子「ククク……2匹目の獲物が来たか……!」

莉嘉「そう簡単に食べられてあげないんだから!」



莉嘉「デュエル☆」
輝子「デュ↑エルだぁ!!」



ロッキングガール
莉嘉(2nd)LP4000 手札5
フィールド マドルチェシャトー

カワイイボクと142s
輝子(1st)LP4000 手札1
フィールド キメラフレシア スターヴヴェノム


晶葉「CGプロはここで巻き返さないとかなり厳しいぞ」

拓海「でもよぉ、あのドラゴンは中々厄介だぜ」

ブルーノ「ああ、スターヴヴェノムフュージョンドラゴン……」

ブルーノ「あのモンスターは破壊された時、相手の特殊召喚モンスターを巻き添えにしてしまう」

ブルーノ「うまく攻略しなければ、傷口をさらに広げるだけだ……」


莉嘉「いっくよー!アタシのターン☆」手札6

莉嘉「D・ラジカッセンを召喚☆」



《D・ラジカッセン/Morphtronic Boomboxen》 †

効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1200/守 400
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
●守備表示:1ターンに1度、自分フィールド上の
「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターが攻撃対象に選択された時、
その攻撃を無効にできる。

ラジカッセン 攻1200


莉嘉「そして、装備魔法!月鏡の盾をラジカッセンに装備☆」



《月鏡の盾/Moon Mirror Shield》 †

装備魔法
(1):このカードの装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。
装備モンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ、
戦闘を行う相手モンスターの攻撃力と守備力の内、高い方の数値+100になる。
(2):表側表示のこのカードがフィールドから墓地へ送られた場合、
500LPを払って発動する。
このカードをデッキの一番上または一番下に戻す。


莉嘉「バトルフェイズ!ラジカッセンで、スターヴヴェノムフュージョンドラゴンを攻撃☆」


輝子「何っ……!」


スターヴヴェノム「グルルルル……!!」攻2800


莉嘉「月鏡の盾の効果!装備モンスターがバトルする時、相手の攻撃力か守備力、高い方の数値よりも100高い攻撃力になる!」


ラジカッセン「シャキーン!!」攻1200→2900



ブルーノ「なるほど、特殊召喚されたモンスターを道連れにする能力……確かに厄介だ」

ブルーノ「だがそれなら単純な話、通常召喚されたモンスターならスターヴヴェノムの効果を受けない!」


ラジカッセン「ウオーッ!」攻2900

スターヴヴェノム「」バリーン


輝子「ちぃ……!」LP3900


莉嘉「まだまだ!ラジカッセンは1度のバトルフェイズで2回攻撃できる!キメラフレシアもやっつけちゃえ☆」


輝子「クッ……き、キメラフレシアの効果!攻撃宣言時に相手の攻撃力を1000下げ、コイツの攻撃力を1000上げる!」


キメラフレシア 攻2500→3500

ラジカッセン 攻1200→200



コナミ「無駄だ、月鏡の盾の効果が発動するのはダメージ計算時……」

コナミ「よってキメラフレシアの効果よりも月鏡の盾の効果が後出しになる!」


ラジカッセン「ハァーッ!」攻200→3600

キメラフレシア「」チュドーン


輝子「ぐッ……!」LP3800


拓海「おお、うめえ!」

ブルーノ「うん、装備魔法を効果的に使って、上手く相手の弱点を突いたね」


美嘉「やるじゃん!莉嘉!」


莉嘉「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」


輝子「ちィ、やってくれたなァ……だが!」

輝子「アタシのターン、ドロー!」手札2

輝子「キメラフレシアの更なる効果を発動!」

輝子「コイツが墓地に送られた後の次のスタンバイフェイズに、デッキから融合・フュージョンカード1枚を手札に加える!」

輝子「手札に加えるのは2枚目の置換融合!」手札3

輝子「更に!墓地の置換融合を除外し、墓地のキメラフレシアをエクストラデッキに戻す事で1枚ドローさせてもらうぜ!」手札4


未央「あぁ~、手札が減って反撃のチャンスだと思ったのに……」

楓「融合召喚の手札消費のリカバリーも考えていたのね……」


輝子「金華猫を召喚!」


《金華猫/Kinka-byo》 †

スピリット・効果モンスター
星1/闇属性/獣族/攻 400/守 200
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚・リバースした時、
自分の墓地のレベル1モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは除外される。
(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。


金華猫 攻400


輝子「コイツが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル1モンスター1体を蘇生する事が出来る!」


輝子「蘇生させるのはもちろん、セラセニアントだ……!」


セラセニアント 守600


輝子「そして手札の2枚目の置換融合を発動!」

輝子「コイツでフィールドの金華猫とセラセニアントを融合!」


卯月「捕食植物と闇属性モンスターの融合……!」

智絵里「そんな、まさか……!」


輝子「さぁ……パーティの続きと行こうぜェ……!!」

輝子「融合召喚!戻って来い、捕食植物キメラフレシア!」


キメラフレシア 攻2500


拓海「また出て来やがった!」



輝子「まずはセラセニアントの効果ァ!2枚目の捕食接木を加えさせてもらう……!」

輝子「さらにキメラフレシアの効果!自分よりレベルの低いモンスター1体を除外する!」

輝子「ヒャッハー!お待ちかねのお食事タァイムだァ――――!!」


キメラフレシア「じゅるるる……」


ガシッ


ラジカッセン「ヒィ~!」


バリッ……!ガリッ……!


卯月「ま、また食べられちゃいました……」


モバP「マズい……莉嘉のフィールドにはもうモンスターが居ない!」


輝子「まだまだ行くぜェ……アタシは墓地の捕食惑星の効果を発動する!」


《捕食惑星》 †

永続罠
「捕食惑星」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在し、
捕食カウンターが置かれているモンスターがフィールドから離れた場合に発動する。
デッキから「プレデター」カード1枚を手札に加える。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
この効果で融合召喚する場合、「捕食植物」モンスターしか融合素材にできない。



裕子「あれって!」

美嘉「かな子ちゃんがサンダーブレイクで破壊したカード……!」



輝子「コイツは墓地に存在する時に除外する事で、捕食植物モンスター同士を融合させる事が出来る!」


輝子「フィールドのキメラフレシアと、手札のスピノ・ディオネアを融合!」


輝子「融合召喚!さぁ……同胞を増やして支配しろ!捕食植物ドラゴスタぺリア!」



《捕食植物ドラゴスタペリア》 †

融合・効果モンスター
星8/闇属性/植物族/攻2700/守1900
融合モンスター+闇属性モンスター
(1):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターに捕食カウンターを1つ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手が発動した捕食カウンターが置かれているモンスターの効果は無効化される。

ドラゴスタぺリア 攻2700


李衣菜「墓地のカードを融合カードとして使うなんて……!」

かな子(そんな……私があのカードを破壊したから……!)


輝子「そして2枚目の捕食接木を発動!キメラフレシアを蘇生させる!」


キメラフレシア 攻2500


裕子「フィールドに融合モンスターが2体……」

美嘉「さっきと同じ状況じゃん!」


拓海「おいおい……」

乃々「こ、このまま攻撃されたら、またやられちゃうんですけど……」

ブルーノ「通常よりライフが低くなる変則ルールを利用して、一気に勝負を決めるつもりか」

ブルーノ「彼女のデッキはその為に考えられた、超攻撃型の融合戦術……!」



輝子「まだ全然喰い足りやしねぇ……お前も生贄になってもらうぜェ……!」


輝子「喰い散らかしやがれえェェ――――!!!捕食植物共ォォォ――――!!!」


ドラゴスタぺリア「ギャオオオオオオッ!!」攻2700


ドガアアァァァァン!!


莉嘉「うあああああああっ!!」LP3500→800


未央「わあぁーやばいやばい!」

卯月「莉嘉ちゃんまでやられちゃったら……!!」


輝子「ヒャッハアアアア――――――!!!チームメイトの所に連れてってやるぜェ――――!!」

輝子「ゴートゥーヘエエェェェェェル!!!」


キメラフレシア「じゅるるる……!!」攻2500


莉嘉「っ…………!!」





ゴシャアッ!!



李衣菜「莉嘉……!!」

かな子「嘘……」


MC「な、何とォ――――!!捕食植物の猛攻がまたしても炸裂ゥ――――!!」

MC「ロッキングガールの2番手!城ヶ崎莉嘉も倒れてしまった――――!!」

MC「これは勝負が決まってしまったか――――!?」


幸子「はぁ……もうちょっと手ごたえがあるかと思いましたが」

幸子「これは輝子さん一人で終わっちゃいそうですね」


コナミ「…………」



MC「もう後がないロッキングガール!果たしてこの3人をリーダー一人で……」



莉嘉「ちょっと待った――――――!!!」



MC「え?」



莉嘉「あ、違った……えっと、こういう時って何て言うんだったっけ……あ、そうだ!」



莉嘉「それはどうかな☆」LP800



輝子「何……!」


莉嘉「えへへ、残念でした☆」


美嘉「莉嘉!」


モバP「よしっ!」

李衣菜「莉嘉のライフは、まだ残ってる!」

コナミ「ああ、それだけじゃないぜ……!」


モバホン「ハッ!」


《D・モバホン/Morphtronic Celfon》
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 100/守 100
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:サイコロを1回振り、
出た目の数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
その中からレベル4以下の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選び、
召喚条件を無視して特殊召喚し、残りのカードはデッキに戻してシャッフルする。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
●守備表示:サイコロを1回振り、
出た目の数だけ自分のデッキの上からカードを確認して
元の順番でデッキの上に戻す。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

モバホン 守100


卯月「莉嘉ちゃんのモバホン!」


幸子「い、いつの間に……!」



莉嘉「トラップカード、D・スクランブル発動☆」


《D・スクランブル/Morphtronics, Scramble!》 †

通常罠
相手が直接攻撃を宣言した時、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に発動する事ができる。
その攻撃を無効にし、手札から「D」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。


莉嘉「直接攻撃を無効にして、手札からディフォーマー1体を特殊召喚できる!」

輝子「喰い損ねたか……」

莉嘉「言ったでしょ?そう簡単に食べられないって☆」


今回はここまでです。

デュエル展開は随分前から考えてるのに
話が一向に進まないっすね……

せめて今年中にもう一回位更新したい(届かぬ想い)

読んでくださった方、ありがとうございました。

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