鵜野うずめ「アイドル」【ファンタジスタドール】 (20)

かがみ「あんた。何読んでるの?」

うずめ「アイドルの雑誌」

かがみ「へぇー……ん、アイドル?」

うずめ「うん」

かがみ「アイドルに興味あるの?」

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うずめ「小学校の卒業文集にアイドルになりたいって書いたから、興味ないってワケじゃないけどね」

かがみ「ふーん」

うずめ「かがみちゃんはアイドルに興味あるの?」

かがみ「あ、あるワケないじゃない!? バカバカしい」

うずめ「ふふふ」

かがみ「それにしても、まない先輩は遅いですね」

ピロリーン♪

ささら「ふわぁー。よく寝たぁ」

しめじ「お腹すきましたぁ」

カティア「マスター。おやつちょーだい」

うずめ「あぁもう。勝手に出て来て……」

しめじ「あぁー。これアイドル雑誌の最新号ですぅ」

カティア「見せて見せて」

ささら「それよりお菓子は?」

うずめ「はいはい。ちょっと待っててね」

かがみ「マスターとしての威厳のカケラもありませんね」

うずめ「あははは……」

マドレーヌ「ご主人様。お手伝い致しますわ」

小明「私も」

うずめ「ありがとう」



 
カティア「マスター。私達もアイドルになりたぁい」

うずめ「い、いきなり何言うのよ」

しめじ「だぁって、こんな綺麗な服を着て歌って踊りたいですぅ」

うずめ「無茶言わないでよぉ」

ささら「てゆーか。どうやってアイドルになるのよ」

うずめ「んー。こういう場合、オーディションに応募すればいいのかなぁ?」

かがみ「応募は出来ても、合格する保証はないけどね」

カティア「だぁよねぇ」

しめじ「ですよねぇ」

うずめ「もし、もしもだけど……みんなはどんなアイドルになりたい?」

しめじ「私は元気があって熱い感じのアイドルになりたいですぅ」

うずめ「熱血漢、ってやつ?」

しめじ「そこまでじゃないけど、そんな感じですね」

うずめ「じゃあ、ささらは?」

ささら「私? 私はあんまりそういうの興味ないから考えたことないけど、大勢の前に出たらきっと恥ずかしくなるかも」

うずめ「なんか、ささらのキャラが違う」

ささら「うるさいわね!」

カティア「はいはーい。カティアはみんなを笑顔にさせるアイドルになりたぁーい」

うずめ「カティアっぽくていいね」

カティア「えへへ」

小明「私は……色々とイメチェンして馴れ馴れしく、ちょっと大胆に」

うずめ「あ、小明。なんか方向性が違うよ」

小明「それくらいアピールしないと、無理」

うずめ「そ、そうなんだ」

マドレーヌ「わたくしは具体的なアイドル像が思い浮かびませんので、ご主人様の補佐をしたいですね」

うずめ「うん。マドレーヌはサポート役にはうってつけだね」

マドレーヌ「そして、ご主人様を手取り足取りこう、そして皆さんも……」

うずめ「前言撤回させてもらうね」

かがみ「みんなそれなりに、なりたいアイドル像を持ってるのね」

うずめ「かがみちゃんは?」

かがみ「だ・か・ら。私はアイドルに興味ないから」

うずめ「えー。かがみちゃんのアイドル姿、興味あるなぁ」

かがみ「うぇぇ」

マドレーヌ「なんなら、わたくしがコーディネートを」

カティア「笑顔の練習なら」

小明「相手を落とすくらいなら」

かがみ「だぁぁもぉぉ。いい加減にしろぉ!」

ガララ

まない「かがみちゃんの絶叫がしたけど、何か楽しいことやってる?」

うずめ「あっ、まない」

かがみ「まないせんぱい!」

まない「んー。なんか甘い展開かな?」

かがみ「ち、違います!」

うずめ「遅かったね」

まない「まぁ、ちょっと色々とね。それで、何を盛り上がってたのかなぁ?」

うずめ「うん。実はね……」

 
まない「ふーん。アイドルねぇ」

うずめ「まないは興味とかある?」

まない「ステージに上がってみんなの前で歌って踊って、ってのには憧れがあるけど」

かがみ「まない先輩のアイドル姿、見てみたいです!!」

まない「こらこら、興奮しない」

うずめ「まないのアイドル姿かぁ。どんなんだろう?」

まない「流石に憧れはあるけど想像まではしたことないかな。うずめちゃんはある?」

うずめ「私は、この写真みたいに綺麗な衣装を着てたりするのかなって」

まない「やっぱりそういう風に想像するよね」

小明「でも、可愛い衣装だけじゃ、ダメ」

しめじ「やっぱりキャラ付けも大切ですね」

カティア「そうそう」

まない「じゃあ。私がアイドルだったら、みんなはどんなキャラ付けにする?」

全員「うーん」

かがみ「キャラ付けですかぁ」

マドレーヌ「語尾に何かを付けるのが手っ取り早いと思いますわ」

ささら「語尾……犬みたいに『ワン』とか」

まない「えー……」

しめじ「じゃあ猫みたいに『にゃー』ってのはどうですかぁ?」

まない「にゃー、ねぇ」

うずめ「でも、猫みたいな語尾だと」

カティア「案外被りやすいかも?」

ささら「じゃあ思い切って日本語やめちゃう?」

うずめ「思い切りすぎでしょ!?」

まない「日本語やめるとして……英語?」

うずめ「まないって英語ペラペラ?」

まない「いや、そこまでは」

かがみ「では、ロシア語とかどうでしょう?」

まない「さらっと難易度上げないで欲しいわ」

かがみ「す、すいません」

うずめ「ロシア語って何かあったっけ?」

まない「スパシーバ?」

かがみ「ダスヴィダーニャ?」

うずめ「よく分かんないね」

カティア「そういう時は適当に『ハラショー』って言っておけばいいと思うよ」

まない「ハラショー、ハラショー。なんかいい響き」

しめじ「カティアは凄いですねぇ」

カティア「ささらの金髪の髪型見てたらなんか思いついた」

ささら「えっ?」

カティア「こっちの話」

小明「だけど、何か足りない」

まない「まだ足りないの?」

マドレーヌ「そうですわね。少し片言で喋ってみるのもありかもしれませんわ」

まない「か、片言ね。よし」

 
まない「ワタシ、マナイデス。ニホンノコト、イッパイ、イッパイ、オシエテクダサイ」

 
まない「こんな感じ?」

かがみ「グッドです!」

まない「あ、ありがとう」

うずめ「こんなんでいいのかなぁ?」

ささら「いいんじゃない?」

しめじ「いいと思いますぅ」

まない「うん。あっ、そうだ。はい、これ親戚からのお土産よ」

しめじ「わー、おいしそうですぅ」

カティア「いっただきまーす」

うずめ「もぉ。本当にお菓子には目がないんだから」

ささら「まっふぁふよふぇー」

うずめ「食べながら喋っても説得力ないよ」

まない「まぁ、いいんじゃないかしら?」

かがみ「ですね」



 
ささら「あー。美味しかった」

うずめ「ささら、食べ過ぎだよ」

ささら「大丈夫、大丈夫」

うずめ「ホントかなぁ」

ささら「それよりさぁ」

うずめ「何?」

ささら「自分がアイドルだったら、どんなアイドルになってると思う?」

うずめ「考えも付いてないよ」

ささら「じゃあ私が考えてあげる」

うずめ「ささらが?」

ささら「そうよ。うーん……笑顔なんてどう?」

うずめ「カティアと同じだね」

ささら「カティアは『みんなを笑顔に』で、あんたは笑顔を武器するのよ」

うずめ「笑顔……笑顔ねぇ」

ささら「まっ、私が考えたことだから無理にとは言わないけどね」

うずめ「じゃ、考えておくってことで」

ささら「だけど、仮にあんたがアイドルになれるとしたら、私でもなれたりして」

うずめ「あー、バカにしてる?」

ささら「ぜーんぜん」

うずめ「絶対バカにしてる!」

ささら「まぁでも、そういうのを目指すのもアリなんじゃない?」

うずめ「ささら」

ささら「もしもアイドルになって、ユニット組めたらいいのにね」

うずめ「アイドル&ユニット確定!?」

ささら「あくまで予定よ、予定」

うずめ「だよねぇ」

ささら「さっ、早く帰りましょう。ご飯が私を待っているわ」

うずめ「まだ食べる気なの」

ささら「あったり前!」

うずめ「あはは、こんなんだと先が思いやられるかな」

うずめ(だけど、そういう未来があってもいいかな)

 
ささら「よーし。家まで競争よ!」

うずめ「待ってよぉ。ささらぁー」

 
おしまい

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