【安価】京太郎「デジモン?」明華「ストーリーです♪」【part5】 (1000)


◆最初に

※咲-Saki-とデジモンシリーズのクロスオーバー

※安価スレ

※京太郎もの

※麻雀なにそれこれデジモン

※安価の連続取得は最低1分開けてから

※sageでお願いします

※アニメのデジモンを見ていなくても楽しめます


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441972471


◆プロローグ


ジンダイ・エンタープライズから発表された自身をデジタル世界に投影するデジタルダイブという技術

それにより人類は0と1で構成された世界―――デジタルの世界にて新たな一歩を踏み出すこととなる

さらに、ジンダイ・エンタープライズはその技術を用いて電脳空間にネットスペースを制作、それこそが……


電脳世界【EDEN】


PCや街中などに設置してある専用の端末から携帯デバイス【デジヴァイス】を使いアクセスできる電脳世界

そのEDENでは多数のエリアが存在しており、通常の誰とでも会話できるロビーや迷路などの体感型ゲームもあり

今ではショッピングや企業間の商取引、行政手続きまで可能となった


ジンダイ・エンタープライズとEDEN

多種多様の役割をこなすEDENと、数多のエリア


そして、昨今巷で噂の謎のエリア―――“ノーバディエリア”


そこに足を踏み入れた時、彼と彼女たちの物語は進化する……。


以上テンプレでしたー

今後ともよろしくお願いしますー!


埋めありがとうございますー

前スレ1000は【ロックマンのダークチップみたいなアイテム登場】と同時刻なんで【和と何か】もありにしましょうか

マサルダイモンと特訓がもうちょっと後になりそうなのでその詫び的な感じで……まぁ和とまともに絡めるのも後ですけどね!()
ダークチップ的なアイテムはまぁ『ステータス大幅アップ+HP減少+暴走』的なのにしときましょう

ではでは再開ーさっそくキャップ

立て乙!
多治比さんいたのか行けば良かった。

【絹恵】



◆敵出現!
※運209補正:+20


◆敵判定

01~30 インセキモン

31~60 ブルーメラモン

61~89 マリンデビモン

90~98 メガドラモン

ゾロ目 +イベント

・安価1↓

あー、コンマ下二桁が00になるんでゾロ目扱いっす

あとキャップです
コピペして変えてるから前のが残っちゃうのよー

【メガドラモン】+【イベント】



完全体デジモンであるピッコロモンが二体のメガドラモンと戦闘を行っていた

だが戦況は劣勢、半透明な半円形のシールドの中に金髪の少女がいる

その外で二体のメガドラモンとピッコロモンが戦闘を行っているが、状況はピッコロモンの劣勢


ピッコロモン「くぅっ……!」

???「ピッコロモン!」

ピッコロモン「このままでは美穂子が……!」


二体のメガドラモンがミサイルを撃つとピッコロモンはそれをガードするために自身の周囲にフィールドを張るが―――

背後でフィールドが砕けた

驚いた表情をするピッコロモン、美穂子が目を瞑るがその瞬間……


???「遅いんだよッ!」


なにかの音がして、金髪の少女の前に立つ少年が迫るミサイルの一発を下から蹴りあげ、素早くさらに他のミサイルの先端以外を攻撃して弾く

だがそれに構わず放たれるミサイルが美穂子たちの周囲にぶつかり爆煙を上げた

ピッコロモンがメガドラモンの攻撃を避けつつそっちに行こうとするが……


京太郎「当たるかァ!」


煙の中から、美穂子を抱えて現れた金髪の少年はその勢いのままメガドラモンの正面まで飛んで、その頬を蹴り飛ばす

回転しながら吹き飛んだメガドラモンが床にぶつかって倒れた

着地した少年が美穂子を降ろす


美穂子「えっ……あ、なたは……?」

京太郎「京太郎、須賀京太郎……」フッ


巨大な何かが現れるが、京太郎の後ろで止まる


ドルグレモン「京太郎! まったく、京太郎はいつも大きなむ」

京太郎「御託は良い」フッ

ドルグレモン(御託って……)


美穂子「……」

ピッコロモン(デジモンじゃ、ない? 人間……?)


京太郎「さて、こっからは俺たちのステージだ!」ポキポキ


美穂子(王子様……)カァッ


◆ドルグレモン【Lv41】

◇ステータス
・HP:860
・SP:204
・攻撃:254
・防御:208
・知力:220
・素早さ:268
・友情:120


◇スキル

・メタルメテオ:威力160:命中90%:SP60【物】【全体攻撃】
☆特殊:技選択時にコンマ30以下が出た場合、技使用後に防御30アップ

・ブラッディタワー:威力130:命中100%:SP50【物】
☆特殊:技選択時にコンマ30以下が出た場合、技使用後に素早さ30アップ

・ヘビーストライクⅢ:威力100:命中100%:SP10【物】


◆須賀京太郎【Lv40】

◇ステータス
・運:209
・身体:509
・恋愛:255
・知力:219


◆アビリティ

◇拳魂一敵
・自身が攻撃するダメージに防御無視のダメージ20をプラスする

◇鎧蹴逸色
・自身が攻撃するダメージに防御無視のダメージ30をプラスする

◇拳敵必殺
・自身が攻撃する際の安価で30以下を出すことで全体攻撃になる


◆ディーアーク【所持カード】

◇攻撃プラグインA【1】
・【攻撃】が20上がる

◇防御プラグインC【1】
・【防御】が20上がる

◇高速プラグインB【1】
・【速度】が20上がる

◇強化プラグインO【1】
・次に使う【スキル】の消費SPを倍にする代わりにすべての相手にダメージを与える

◇ゴブリモン【1】
・【攻撃】【速度】が10上がる

◇ゴリモン【1】
・【防御】【速度】が10上がる

◇ウッドモン【3】
・【攻撃】【防御】が10上がる

◇ゲソモン【2】
・【SP】が200回復する

◇スカルバルキモン【1】
・【攻撃】【防御】【速度】が20上がる

◇マリンデビモン【1】
・【知力】【速度】が30上がる

◇アンドロモン【1】
・次の攻撃の命中を【100%】にする

◇キャノンビーモン【1】
・【ニトロスティンガー】を使える
・ニトロスティンガー:威力120:命中100%【物】

◇メガドラモン【2】
・【アルティメットスライサー】を使える
・アルティメットスライサー:威力140:命中90%【物】


◆アイテム
※消費アイテムは戦闘中のコマンドで使うことができます

・HPカプセルC(効果:味方1体のHPを100回復する)【2】

・SPカプセルC(効果:味方1体SPを100回復する)【2】

・メディカルスプレー(効果:味方デジモン全体のHPとSPを100回復する)【2】

・ポイズンリカバリー(効果:味方1体の猛毒を治す)【1】

・スタンリカバリー(効果:味方1体の麻痺・スタンを治す)【1】

・スリープリカバリー(効果:味方1体の睡眠を治す)【1】


①速度判定

1自【ドルグレモン】:268
2味【ピッコロモン】:200
3敵【メガドラモン】:180
4敵【メガドラモン】:180

圧倒的だなぁ…究極体にも勝てるな!(慢心)

【戦闘開始】



京太郎「そこのピッコロモン!」

ピッコロモン「わ、私か!」

京太郎「援護任せた、俺は突っ込む!」


ピッコロモン「援護!?」

京太郎「牽制をしろと言っている……奴らのな!」ダッ


走り出す京太郎

二体のメガドラモンがミサイルを放とうとするも、そこにビームを放つピッコロモン

放たれたビームを避けようとする二体のメガドラモンの内一体に向かってドルグレモンが体当たりをした


メガドラモン「!?」


残される一体のメガドラモンが腕から刃を放つ

風のようなその刃を避け飛び上がる京太郎

その勢いのまま、突っ込む


京太郎「大人しく、してろッ!」



◆攻撃【須賀京太郎】
※運209補正:+20

1、メガドラモンA【HP:350/350】
2、メガドラモンB【HP:350/350】

ゾロ目 ダメージ+????

・安価1↓

1

今更ながら京太郎の身体の値はレベルアップの+6とボーナスの+45で512だと思うんだが

指定ないのでずれて>>49になりますー

>>50
ですね、ありがとうございます、修正しときますー

前と同じ状況でこれか…(白目)

1、メガドラモンA【HP:350/350】


飛んだ京太郎が、その右拳をメガドラモンの胴体に当てる

身体をくの字に曲げたメガドラモンがそのまま地上に落ちようとするが、そのメガドラモンを踏んでさらに飛ぶ

狙った先はドルグレモンが体当たりしてひるんでいるメガドラモン


京太郎「これが俺のぉ……拳だぁぁっ!」
◆身体:512
◇拳敵必殺
・自身が攻撃する際の安価で30以下を出すことで全体攻撃になる


そして、京太郎の蹴りがメガドラモンの腹部に直撃

さらに吹き飛んだメガドラモンが壁にぶつかりそのまま落ちる

一瞬で京太郎が軽く前髪をかきあげると、ドルグレモンの方を見て笑みを浮かべた


京太郎「やったな!」

ドルグレモン「お、おう……」

京太郎「フッ……」



◆メガドラモンA【HP:0/350】
◇512-150=362+50

◆メガドラモンB【HP:0/350】
◇512-150=362+50


ピッコロモン(本当に人間……?)

美穂子(かっこいい……)

拳…?

【戦闘終了】

◇会得
【メガドラモン×2】

・経験値:2000
・Bit:6000

・京太郎【Lv40】→【Lv42】
・ドルグレモン【Lv41】→【Lv45】

・カード【メガドラモン】を会得しました



戦闘が終わると、京太郎が軽く両手で身体の埃を払う

それほど長引いた戦闘でもない、ドルグレモンは些か不満そうに降り立つ

京太郎は美穂子とピッコロモンの方へと歩いていく


美穂子「あっ……」

ピッコロモン「……」


京太郎「大丈夫ですか?」



-美穂子ビジョン-

   /  /     |  ハ       |  | i 、 ヽ  \     \_
.   i  /     |  | |       |  | |、 i  ゙、 、 \_     _>
   |  i   | i  |  | |       |  ハ ハ _i!_ i   \ ヽ` ̄ ̄
   |  |   |+--|、_|! |   | i! ,/.ィ'|"i´ ハ  | i  ヾ 、 ヽ
   |  |   |.|ヽ |、_|王!ー  |./i .;"´/=、!/ | ! |   \ 、i      人
.   !. r|   i.|、!,,ィ'":::._iミi!  |/ /彳:::: r:!ヽ,| ,イ | 、_   \      `Y´
.   | |^!.  N 《 _、o;;;;i_ 丶、/ / ┴゜‐'"´ !イ | λ i` ー--ヽ
    ! | i、i、 ゙、  ` ̄ ̄   メ(        /^|イ `、|
   ノi \ヾi:.、、         i!      i ノリ   `
    |  ヽ__i                 |イ|/
    ヽ i、  i    ____....,     |/
      ヽ!、  i\   `ー-- ―'´  /、!
       i !i 、 \     ̄´  /!/       人
         |ハ,i、! 、 \      / ./.|       `Y´
         ト、! ゙、  `ー---'′ /|V




美穂子「は、はい……」カァッ


      |  ! ! i |   |_,.. -‐|弋T下、\ヽ_八  | i
      |  | | i {   l ヽ -|=-`ー一'⌒´   \! |
      |  | l 、 ヽ.  ヽ 〆二ニ==ミx.     ||
.    八 { {ヽ \ \Y´ _彡ヘ::::::::ヽ `ヽ    ||
        \ヽ\\,ン⌒ 、     、:::::ハ   \ ||
        \r'`′   li\    ヾ:::::(_,  ′! l   !
                |i  ヽ     \ノハ   ||   !
                |i  }     ン'′  ||   !
                |i  ノ     / / / / ||   !
                l:/               | l   i
                |:\          |l   i
                |i  \         ||   !
                |i   ヽ.__ ノ       ! !    !
                ||       ヽ     ||    !

感動的だな。だが無意味だ(^U^)


-ピッコロモンビジョン-

               /                                    \__ ノ
           /         /    イ }、         , へ、       `ー…… ´
             /    ,′      /  ./ |l /.|l    ′/   ∨     Ⅳ .∧ \
               |l      `7 、/  |/ |l     / /      ∨_,   l|∨ .∧ 、\
         /   ,' |l    _,ィ==≧=- __」|   / /   __, 斗<∨   l| Ⅳ ∧ \}
        ー ィ  / |l     ``   {::{i}::}「ミ  / /Ⅳ  牙====ァ}〉  /. l|V
         / /|l /∨   /   ` ̄ ̄ ̄  '/    < {::{i}:::} ´ /! /  l| ∨ |
            /  |l |. V          /          ̄ ̄   イ|l ∧.   l| ∨!
                |l {  ∨ |                 {ト、          // l V  l|  }/
                |l ヽ {ヽ!            〈{/           イУ }∨ l|
                |l ∧\\                          /  / | ./
.              } ′∨ヽ      _______   _____    /   |/
                ′  ∨ `ー     `ヽ=== ___   --≦/   /´
                V 八∧               ̄ ̄ ̄
                 }´ 从ト                    ,イ|
                    |: : \            /| l|
                    |: : : l : .           /:  l l|
                    |: : : :! : : :\    /: : : . |/
                    |: : : :l: : : : : ` ー<: : : : .: |
              r≦三三三三三三三三}: : : : : : : .:  |_____r====、
              |三三三三三三三三O=|: : : : : : .::   !ニニ{三=三|



ピッコロモン(こわい……)


ドルグレモン(敵に回らない限りは大丈夫だろ……たぶん)


これはこえーよ。


京太郎「ともかく、えっと」

美穂子「ありがとう、助かりました……」

京太郎「いえいえ、こちらこそ」


美穂子「その、須賀京太郎君……よね?」

京太郎「ん、俺のことを?」

美穂子「ええ、友達から聞いたの……デジモンを倒す人がいるって、竹井久って言うんだけど」

京太郎「久さん?」


美穂子「ええ、上じゃなくて……久から話は聞いてるからわかってるわ」

京太郎「そりゃ良かった」フッ

ピッコロモン(どこが?)


京太郎(ここで連絡先を聞いておきたい。ドンピシャな彼女の連絡先を……)

美穂子「あの、連絡先を交換しておかない?」


京太郎(向こうから来た!)

?(お義兄ちゃんあるところにおもちあり……おもちの掟は私が守るのです!)

京太郎(なに言ってるかわかんねぇぞ!)


目の前に半透明のモニターが現れる


美穂子「えっと、こうだったかしら……?」

京太郎「あ、大丈夫ですよ。よっと」


美穂子「あ、できたわ!」パァッ

京太郎(かわいい)

美穂子「ふふっ、それじゃあ……これからよろしくお願いします須賀君」ニコッ


京太郎「ええ、美穂子さん」

美穂子「え」

京太郎「迷惑でした?」

美穂子「ううん、美穂子で良い……」フフッ

京太郎「なら良かった」フッ


ピッコロモン(美穂子、まさか……いや、そんなことありえないはず)

ドルグレモン(……これ、色々マズイんじゃ)



◆System
・福路美穂子の初期好感度が100となりました


美穂子と別れてから、京太郎が戻ろうとするとふと見知った影を道の向こうに見つける

ドルグレモンを見れば、そちらも頷いた

間違いないと走り出した京太郎が、その人影を追って一つの部屋に入る


その後ろ姿は間違いなく辻垣内智葉


京太郎「智葉さ……」

ドルグレモン「……」


その場所は、レオモンが死んだあの場所

少し先にいる智葉

そしてさらに奥、グラップレオモンが死んだあの場所には、一体の獣人型デジモン


京太郎「えっ……」

ドルグレモン「ううん、あれは……」


駆けだす智葉


智葉「レオモン!」


レオモン?「ん?」

智葉「レオモン……?」


振り返ったそのデジモンはレオモンじゃない

いやレオモンではあるのだろうけれど……レオモンでは無かった

ディーアークを出せば


京太郎「バンチョーレオモン……究極体、か」

ドルグレモン「……」


智葉「レオモン……じゃない」


Bレオモン「ああ、お前か……アイツの相棒だった奴は」

智葉さん病み過ぎと思ったがパートナー死んだ人って大体こんな感じか?
てかバンチョー出ちゃったよ!


Bレオモン「そっちも関係者か?」

智葉「え……京太郎と、ドルグレモン……?」


京太郎「来てたんですか……デジモンもいないのになにやってんですあんたは!」

智葉「っ」ビクッ

Bレオモン「……」


ドルグレモン「まぁまぁ落ち着いて京太郎……まぁ確かに危ないから、無事で良かったけど」

京太郎「……おう」

智葉「……放っといてくれって言っただろう! 私はっ、私がレオモンを殺したんだ、私の弱さが……私が弱いから……」


Bレオモン「……どういうこった?」

京太郎「その前に、あんたは?」

Bレオモン「バンチョーレオモン、このレオモンと……まぁダチだったわけだな、こっちに迷い込んできてはぐれちまったが」


京太郎「……」


Bレオモン「まぁ俺の住んでる場所に行くか、聞きたいこともある」

京太郎「ああ……智葉さん」

智葉「……」コクリ


Bレオモン「さて、行くか……」


向かった場所は、まるで道場だった

京太郎と智葉とドルグレモンがそこにつく

些かドルグレモンにとってはせまそうだが座ればそうでもなさそうだ


京太郎「……ということです」

Bレオモン「アイツはお前らを庇って死んだのか」

京太郎「ああ、そうなる」


智葉「私がっ、私が弱いからっ……二回目だっ、二回目なんだ」

京太郎「智葉さん……?」

智葉「前にも一度、私たちを庇ってデジモンが……幼年期の時の、アルカディモンのエサにされて……」

ドルグレモン(二回目、そういうことか)


智葉「宮永照と小鍛治健夜の二人が助けに来てくれたけど……弱いから下がってろって、だからレオモンと強くなって、完全体にまでなったのに」


Bレオモン「須賀京太郎と言ったな」


京太郎「ああ」

Bレオモン「こいつを借りる……」

京太郎「……はぁ!?」


Bレオモン「なんだ、なにかあるのか?」

京太郎「そうじゃなくて、いつまで!」

Bレオモン「知らん……数日か、こいつが死ぬまでか……」


京太郎「そんなの素直に認めるかこの野郎!」

Bレオモン「俺が決めた……!」

京太郎「テメェ……」

Bレオモン「……ッ!」


眼力に、京太郎は一歩後ずさりそうになるも―――耐える


京太郎「んなこと認めるわけっ」


瞬間、バンチョーレオモンが目の前にまで移動してきた

ほぼ瞬間移動レベルの速度

顔をしかめる京太郎だが、それでも条件反射で拳が振るわれる位置を捉える


Bレオモン「獣王拳!」

智葉(あれは、レオモンの……!)


振るわれた拳を受け止める京太郎だったが、そのままオレンジ色の衝撃波が獅子の形を作り京太郎を吹き飛ばす

ドルグレモンが驚きつつも攻撃しようとするが同じくドルグレモンもそれにより吹き飛ばされた

京太郎とドルグレモンが道場の外に追い出される


すぐに立ち上がる京太郎だが、ダメージは確かにある

つきそうになる膝だがギリギリで耐えて両足でしっかりと立った

道場の中のバンチョーレオモンの方を見るが、真っ直ぐと京太郎を見据える


京太郎「っ……!」

Bレオモン「……」


バンッ


道場の扉が閉められる

京太郎はそのままドルグレモンに乗った

不思議そうな表情をするドルグレモン


京太郎「良い、任せる……」

ドルグレモン「え?」

京太郎「俺が倒す……お前は手を出すなよ」

ドルグレモン「……さすがに究極体、しかもあんなバンチョーレオモンの相手は」


京太郎「勝つとか勝たないじゃなくてな、まぁ今日は戻ろう」

ドルグレモン「智葉は良いの!?」

京太郎「荒治療かもしれないがあの方が良いんだろアイツは、俺に期待しすぎだっての……」チッ


ドルグレモン「……?」

京太郎「戻ろう」

ドルグレモン「……うん」



-5月28日(金)-終了

バンチョーはガイトさんを立ち直らせるのが目的なんかな?


-5月29日(土)-


―――朝


昨晩、EDENから帰ってきてから妙に疲れてそのまま寝てしまった

智葉は相変わらず道場なのだろうか?

なにが起きているのか、それほど荒々しい真似をするとも思えないが……


京太郎「さて、とりあえず行ってみるか……それとも別のことをするか……」

ドルグレモン『おはよう京太郎、今日はどうするの?』

京太郎「どうするかな……ああ、ダル……」


ドルグレモン『?』

京太郎「いや、すぐに気合入れる……」


◆なにをする?【3/8】

1、外に行く
2、EDENに行く
3、身体を鍛える【1】
4、勉強をする【1】
5、身体を休める【2回復】

ゾロ目 ???

・安価2↓

バンチョーのとこ行けるのかな?


◆【EDEN】自由行動
※疲労【3/8】


1、探索【2】

2、遭遇【1】

3、話す【ドルグレモン・ギルモン】※左記から選択

4、話す【知り合い一人を選択】※キャラクターによっては会えない場合あり

5、トレーニング【1】

6、誰かを誘う

7、ショップ

8、依頼

9、道場に行く【0/10】

10、ログアウト

ゾロ目 ????


・安価2↓

行けるのか!
9

>9、道場に行く【0/10】

…えっ?何回行く必要あんの?

>>120-121 ポイント制デース


◆遭遇!(下記から一人選択)
※場合によっては他のキャラクターと言う場合もあります


【華菜・星夏・純代】
【やえ・初瀬】
【菫・誠子・尭深】
【泉・浩子】
【煌】
【豊音・塞・エイスリン】
【洋榎・恭子】
【爽・誓子】
【真佑子】


◇安価1↓

【多治比真佑子】



歩いていると、一人の少女を見つけた

ツインテールでサングラスをした、黒いコートを着た少女

いや見つけたというよりは見かけ他の方が正しい

お互いが歩き、近づく


京太郎「……」


その少女の隣にいるのは、ブラックウォーグレイモンと呼ばれしデジモン

だが、その容姿はディーアークに乗ったデータより角々しいというか、ごつい

そのまま通り過ぎようとした瞬間、少女が止まる


京太郎「っ」

真佑子「人のデジモンを勝手にスキャンするのは、どうかと思うなぁ?」

京太郎「……そりゃ申し訳ない」


妙な威圧感、冷や汗が流れる

サングラスの奥の瞳は見えないが……


京太郎(なんだこの女……!)

真佑子「……ま、良いけどさ」フフッ


京太郎(化け物が……!)


そのまま、その少女とブラックウォーグレイモンは去っていく

深い息をつく京太郎が振り返るがそこには少女はいない

ドルグレモンを見れば、ドルグレモンも驚いたような表情をしていた


京太郎「……悔しいな」

ドルグレモン「うん……でも」

京太郎「ああ、妙な感覚だった」



◆System
・多治比真佑子と接触しました

>京太郎(化け物が……!)


 お 前 が 言 う な 


◆【EDEN】自由行動
※疲労【4/8】


1、探索【2】

2、遭遇【1】

3、話す【ドルグレモン・ギルモン】※左記から選択

4、話す【知り合い一人を選択】※キャラクターによっては会えない場合あり

5、トレーニング【1】

6、誰かを誘う

7、ショップ

8、依頼

9、道場に行く【0/10】

10、休む【2回復】

11、ログアウト

ゾロ目 ????


・安価2↓

9

クッ…、3秒速かったか……!

4、話す【穏乃】


―――阿知賀女子・チームルーム


京太郎「ん、穏乃だけか?」

穏乃「おー京太郎、早起きだね!」

京太郎「そうか?」


穏乃「あー、そうでもないかな?」

京太郎「どっちだ」フッ

穏乃「あ、それともうちのブイモンと戦うー!?」


なぜかシャドーボクシングをする穏乃

お前が戦うわけじゃないだろうと思いつつ、ありえなくもないのかと悩む

まぁ今やるべきはそういうことじゃない


京太郎「ちょっと話にな、お前のブイモンってどこまで進化できる?」

穏乃「基本的にはアーマー体なんだけど」

京太郎「あーまーたい?」


穏乃「……ああ! デジメンタルっていうのと合体するんだ!」

京太郎「すまん俺の理解の上を行くわ」

穏乃「え!? 説明するよ!」


京太郎「お前の説明でわかる気がしないが、用は進化では無く合体で強化するんだな?」

穏乃「そういうこと!」グッ

京太郎「ううん」


穏乃「わかんないってブイモン!」

ブイモン「穏乃の説明じゃしょうがないんじゃないかなぁ」

穏乃「なんと!?」


首に下げているゴーグルを目に着ける穏乃


京太郎(落ち込んでるのか、たぶん……)



◆System
・高鴨穏乃の好感度が+10されました
・【高鴨穏乃:80】

(ここらはとりあえずストーリー進めた方が良いかと……遅いとペナルティもあるんで、まったく余裕が無いわけじゃありませんが



◆【EDEN】自由行動
※疲労【3/8】


1、探索【2】

2、遭遇【1】

3、話す【ドルグレモン・ギルモン】※左記から選択

4、話す【知り合い一人を選択】※キャラクターによっては会えない場合あり

5、トレーニング【1】

6、誰かを誘う

7、ショップ

8、依頼

9、道場に行く【0/10】

10、休む【2回復】

11、ログアウト

ゾロ目 ????


・安価2↓

穏は可愛いなぁ

なに選べばストーリー進むかわかんなかったんじゃねーかな
昔のAVGだとコマンド総当たりで話し進むやつとかあったし、それと同じ感覚だった可能性も

あんかした

なんかスマン

>>151気にすんなよ、まだ余裕あるって言ってるんだし、大丈夫大丈夫

それに俺も穏好きだし、寧ろありがとう

9、道場に行く【0/10】



ドルグレモンと共に、京太郎は昨晩の道場までやってくる

扉を自分で開くと、智葉とバンチョーレオモンがいた

腕を組んで胡坐をかいているバンチョーレオモンと、壁際で三角座りをしている智葉


京太郎「……」


入ると、後ろの扉が閉まる

そのまま進んで、京太郎はバンチョーレオモンから数メートル離れた場所で止まった

静かに智葉を見ると、眼が合うが……すぐに智葉はうつむいた


京太郎「……バンチョーレオモン、なに言った?」

Bレオモン「テメェのせいだと話しただけだ」

京太郎「それで?」


Bレオモン「泣きべそかいて……そのザマだ」フゥ

智葉「っ」ビクッ


京太郎「そっか、まぁ俺はやり合うだけだ」

Bレオモン「侮んじゃねぇよ、手加減した獣王拳で吹っ飛びやがって……」


京太郎「……テメェの技、正面からぶち破る! 何度やられてもな!」フッ



◆判定【0/10】
※身体524補正:+52

01~30 1
31~50 2
51~89 3
90~98 5
ゾロ目 ????

・安価1↓

>>151 なんかこっちこそゴメン


【3/10】


Bレオモン「獣王拳!」


再び吹き飛ばされる

これで何十回目か数えるのもかったるい

後ろに吹き飛ぶものの、どうにか踏ん張る


未だ一度も膝をついていない


京太郎「ぐぅっ……!」

Bレオモン「出直して来い!」

京太郎「ふざけっ」


Bレオモン「獣王拳!」


放たれるそれに拳を振るうが、相殺できずに吹き飛んで道場より放り出された

それでも、空中で体勢を立て直して両足で着地

必死で膝をつかないようにするが、身体がふらつく


グレイドラモン「京太郎!」

京太郎「……っ」

Bレオモン「……」


バタンッ


京太郎「……まだ、終わるかよ」チッ

グレイドラモン「京太郎……」

間違えた、ドルグレモンだ、なんで……(混乱)

あれー、ドルグレモンがグレイドラモンになってるような気がするなー、気のせいかなー(棒)

(このミスは痛恨……でもないよね! OWABIはまだよ……あ、あと一回あったらね(震え声)



◆【EDEN】自由行動
※疲労【3/8】


1、探索【2】

2、遭遇【1】

3、話す【ドルグレモン・ギルモン】※左記から選択

4、話す【知り合い一人を選択】※キャラクターによっては会えない場合あり

5、トレーニング【1】

6、誰かを誘う

7、ショップ

8、依頼

9、道場に行く【3/10】

10、休む【2回復】

11、ログアウト

ゾロ目 ????


・安価2↓

9

9、道場に行く【3/10】



再び道場の扉を開ける京太郎

荒く息継ぎをするも、すぐに整える

再び智葉と目が合う


智葉「京太郎……」

京太郎「連れ戻す……!」


Bレオモン「獣王拳!」

京太郎「開幕か、よぉぉぉぉっ!」


両腕で受け、どうにかふきとばない

すぐに走りだすが、至近距離まで京太郎が近づくとすぐに獣王拳を放つ

そして出口近くまで戻される京太郎


京太郎「だぁぁぁっ!」

Bレオモン「バカが」

京太郎「テメェもいい勝負だろうが……!」フッ



◆判定【3/10】
※身体524補正:+52

01~30 1
31~50 2
51~89 3
90~98 5
ゾロ目 ????

・安価1↓

おもちの力は無限大



ですのだ!

(二回でゾロだされたらさすがにプロット吹っ飛ぶから……(震え声)


再び、弾き飛ばされる

ドルグレモンがその柔らかな体で受け止めた

毛皮の軟らかさに疲れも祟って意識が飛びそうになるが頭を振る


地に足を付けて、京太郎はバンチョーレオモンを見据える


Bレオモン「……やっぱりテメェはバカだな」

京太郎「……っ」

Bレオモン「……」ハッ


京太郎「……くそっ」

ドルグレモン「京太郎、さすがに究極体相手じゃ」

京太郎「勝つ!」


ドルグレモン「……そう、だよな。俺は信じて待つよ」

京太郎「ありがとうな……」

ドルグレモン「でも気分転換したくなったらいつでも付き合うからさ」


京太郎「おう」フッ


◆【EDEN】自由行動
※疲労【3/8】


1、探索【2】

2、遭遇【1】

3、話す【ドルグレモン・ギルモン】※左記から選択

4、話す【知り合い一人を選択】※キャラクターによっては会えない場合あり

5、トレーニング【1】

6、誰かを誘う

7、ショップ

8、依頼

9、道場に行く【6/10】

10、休む【2回復】

11、ログアウト

ゾロ目 ????


・安価2↓


バンッ


智葉「京太郎……」

Bレオモン「くだらねぇな、プライドか?」

京太郎「んなわけねぇだろうがこの野郎……」


Bレオモン「……」

智葉「私のせいで、京太郎が傷ついて……っ」

Bレオモン「手を出すな!」


智葉「っ」ビクッ


Bレオモン「……」

京太郎「だぁ、馬鹿の一つ覚えの獣王拳、来いよ……!」

Bレオモン「……」

京太郎「真正面から、打ち破る……」


Bレオモン「……獣王拳!」



◆判定【6/10】

※身体524補正:+52

01~30 1
31~50 2
51~89 3
90~98 5
ゾロ目 ????

・安価1↓

おもちの力は無限大ィ!!


京太郎「っ……!」


智葉「まだ、耐えた……!」


京太郎「……がっ」


膝をつきそうになるが、それでも耐える

バンチョーレオモンと睨み合う京太郎

目先が霞む


京太郎「……」

バンチョーレオモン「……さぁて、次はどう来る?」

京太郎「う、るせぇん……だよ……」


智葉「京太郎……っ」

ドルグレモン「頑張って、京太郎!」

京太郎「わーってる……」フラッ

Bレオモン「足がふらついてるぞ」


京太郎「っ……!」


◆【EDEN】自由行動
※疲労【3/8】


1、探索【2】

2、遭遇【1】

3、話す【ドルグレモン・ギルモン】※左記から選択

4、話す【知り合い一人を選択】※キャラクターによっては会えない場合あり

5、トレーニング【1】

6、誰かを誘う

7、ショップ

8、依頼

9、道場に行く【9/10】

10、休む【2回復】

11、ログアウト

ゾロ目 ????


・安価2↓


◆ラスト判定【9/10】

※身体524補正:+52

01~98 1
ゾロ目 ????

・安価1↓

おもちの力は(ry


◆System

・須賀京太郎が【戦闘できる】のでストーリーが僅かに変化します

・辻垣内智葉の好感度が【100】なのでストーリーが僅かに変化します

・須賀京太郎の身体が【300】を超えているのでストーリーが僅かに変化します

・以前の戦いで自分が攻撃をする際のイベントを【3】以上こなしているのでストーリーが僅かに変化します

【10/10】



肩で息をしながら、京太郎はゆっくりと息を整えていく

その間、バンチョーレオモンが攻撃してくることはない

智葉がおろおろしながらそれを見守る


京太郎「っ……テメェの方が、やっぱバカだわ」

Bレオモン「ん?」

京太郎「会って間もない智葉さんのためにここまですんだから……」


智葉「?」


Bレオモン「……貴様こそ、こんななよなよした女のためになぜそこまでする?」

京太郎「テメェが見てきたからだろうが、こいつをなんとかしたいなら来いって……」

Bレオモン「本当に来るとは思わなかったがな」ハッ


京太郎「そりゃ行くさ、この人は俺の大事な……大事なっ……」フラッ

智葉「京太郎っ!」

京太郎「くそっ、平気っすから……男の戦いです」

智葉「っ」


京太郎「はぁっ……はぁっ……」

Bレオモン「終わらせるか、次は殺す気で撃つ」

京太郎「バカの、一つ覚えみたいに、獣王拳かよ……」

Bレオモン「テメェが言うか……」ハッ


京太郎「あ? ……!」

Bレオモン「獣王拳!」


放たれる一撃、それは先ほどよりも大きい

獅子の形をした衝撃波が京太郎へと飛ぶ


智葉「京太郎ォ!」


だがその獅子の気が京太郎を飲み込むことは無い

飛び上がった京太郎が天井に足をついて飛ぶと、バンチョーレオモンの頬を殴る

後ろへと下がるバンチョーレオモン


京太郎「なんで俺、打ち破ろうとしてたんだっけ?」

Bレオモン「プライドじゃねぇか? だからバカだってんだよ」ハッ

京太郎「今の、避けねぇテメェもバカだろうが」ククッ


そして京太郎が右腕を上げた

その腕に紺色の光が宿る

ネットの世界だからこそできる芸当でもあるかもしれないが、それでも彼の力だ


京太郎「 『獣・王・拳』 ッ!!」



そして、右腕が振るわれる

放たれた紺色の光が獅子の形になり、バンチョーレオモンを襲う

その攻撃を避けることもせず、バンチョーレオモンは腕を組んだまま


Bレオモン「……フッ」


京太郎の獣王拳を受けた


吹き飛んだバンチョーレオモンが、壁に背中からぶつかる

凄まじい勢いだが、それでもバンチョーレオモンは笑みを浮かべながら一歩一歩踏み出す

その視線の先の京太郎がふらつき、前のめりに倒れそうになった


スッ


瞬間、京太郎を前から抱きとめるのは智葉

涙を流しながら京太郎を抱きとめると、そっと降ろして智葉が京太郎に膝枕をする形となる

ここまできて、とうとう京太郎は膝をついた


京太郎「……智葉、さん」

智葉「ごめんっ、ごめん京太郎っ……」ポロポロ

京太郎「あーえっと……なんだっけ、そうだ」

智葉「?」


京太郎「守らせてください、俺に智葉さんを……」スッ


手を上げて智葉の頬を撫でる

親指で涙を拭って笑みを浮かべた


京太郎「レオモンもそうだった……守りたい人って、いるんですよ」

智葉「?」

京太郎「あー、ダメだ俺上手く言葉にできん」


Bレオモン「フッ」


京太郎「笑うなこの野郎……まぁ智葉さん?」

智葉「?」

京太郎「やっぱなんと言われようと、レオモンは智葉さんに引きずって欲しくなんかなかったんだと、思います」

智葉「……」

京太郎「まぁ……俺がレオモンに“任された”のは、こうなるのがわかってたからでしょうけど」ハハッ

智葉「レオモン、が?」


京太郎「智葉さんが傷つくってわかってても、庇って逝った」

智葉「レオモン……」グスッ

京太郎「泣かないでくださいよ、あのね智葉さん?」

智葉「?」


京太郎「だから智葉さんが弱いからなんてことないんですって……」

智葉「でも」

京太郎「誰でも悩むし、誰でも犠牲にしちゃったりするんです。守ってもらうのは、守りたいと思ってくれる人がいるから」チラッ


ドルグレモン「……」


京太郎「勝手に犠牲になった奴とか思ってくれても」

智葉「で、できるわけないだろ!」

京太郎「ですよね」ハハッ


智葉「ふ、ふざけるなっ……こんな時に」

京太郎「まぁなにはともあれ、智葉さんが弱いせいで、とかじゃないんです。そんなことのためにレオモンは庇ったわけじゃないんですよ」

智葉「わかってる、そんなことわかってるけど……それでもっ」


京太郎「智葉さん」

智葉「?」

京太郎「めんどくせぇ」


智葉「」

ドルグレモン「」

Bレオモン「」ブフッ


京太郎「ンなこと言ったら俺だっていつ誰に庇ってもらうかわかんねぇし」

智葉「なっ、お前っ!」

京太郎「ずっと助けてもらえとは言わないしずっと一人で戦えとも言わない……バカかよ」


智葉「なっ、なぁっ……!」


京太郎「極端なんっすよ……ホント、良いじゃないですか」

智葉「良いってなにが」

京太郎「俺が守りますから、智葉さんのこと」


智葉「……ふぇっ!?」カァッ

京太郎「そのかわり、俺がヤバいときは助けてください……」

智葉「と、当然だ! 命を張ってでも!」

京太郎「……レオモンにもそう思ってたでしょ?」

智葉「助けられるだけがパートナーじゃないからな」


京太郎「俺も同じです。ただ命を張って死んだだけ……」

智葉「だけって、やりなおしは」

京太郎「俺も智葉さんに庇われて、智葉さんが死んだらへこみます」

智葉「うっ……」


京太郎「だから、なんとなくイントネーションで分かってくださいよ、俺こういうの表現できないですって」

智葉「お、お前も大概馬鹿じゃないか」ボソッ

京太郎「勉強はできんだけどなぁ」

智葉「私もだ……バカ」ギュッ


そのまま、智葉が京太郎の頭を抱く

胸が顔に当たるので役得と思わないでもない

これで、ひとまず解決だろうか?


◆System

・【恋愛力150以上】のためイベントが発生します


―――ブブッ


京太郎自身、妙な感覚に理解できた

その感覚に任せたまま京太郎は智葉の手から逃れて上体を起こす

不思議そうにする智葉は吹っ切れた表情


京太郎「……」スッ

智葉「ひゃぁっ!?」


そっと、伸ばされた京太郎の手が智葉の髪に振れ、そのままうなじに手を回す

惚ける智葉、バンチョーレオモンが帽子を深くかぶる、ドルグレモンは驚愕する

三者三様のリアクション、そのまま京太郎は智葉の唇に自分の唇を重ねた


智葉「……んん!?」

京太郎「……ん」


別にされるのが嫌なわけではない

場所が、問題だった


智葉「んっ~!」

京太郎「ん」


ヌルッ


智葉の口の中に何かが入った

それが舌だと気づき、智葉が舌で押し出そうとするが、それも無意味

むしろ合意のようになる


智葉「んっ、んん~っ……んん♥」

京太郎「……」


ドルグレモン(ど、どうしちゃったんだ京太郎……?)

Bレオモン「さてドルグレモン、邪魔ものは退散しようぜ」

ドルグレモン(えっ、えっ……京太郎?)


そのまま道場の門が閉められる


京太郎は止まらない

智葉の強気な表情ももう無い


ヌチャッ…グチュッ


智葉「んふぁ♥ んっ~♥ ふぁぅっ♥」


ただひたすらに、舌で蹂躙される

瞬間、智葉がビクッと跳ねた

だがやめない


京太郎は続ける

どこかいつもと違う京太郎

それすらも、今の智葉には考え付かない


寝そべることも許さずに、京太郎はうなじの伸ばした手とは別の方の手を腰に回して引き寄せる


智葉「ひょうっ……たろっ……~♥」

京太郎「……」


クチュッ……ヌプッ……


智葉「んんっ~♥」ビクンッ


京太郎にしがみついて震える智葉が、そのまま強制ログアウトされる

そのまま前のめりに倒れる京太郎も寝息が聞こえてすぐに、強制ログアウトされた

疲労も限界だったのだろう


そして……


―――自室


京太郎「はっ!?」バッ

ドルグレモン『起きた?』

京太郎「何時間だ!?」

ドルグレモン『京太郎が智葉にあれをしだしてから3時間かな……』


京太郎「もう夕方じゃねぇか!」

ドルグレモン『智葉はもう再ログインしてるよ』

京太郎「ああ悪い!」

ドルグレモン『まったくもう』


そう言ってディーアークからドルグレモンが消えた瞬間、深呼吸

そしてゆっくりベッドに腰掛けると、背中を後ろに倒す


枕を持って、顔に当て……


京太郎「~~~~~~~!!!!」ゴロゴロゴロゴロ


転げまわる


京太郎(なんだなんだ! なんだあんなことしたぁぁぁぁっ! 確かに可愛いなとは思ったけどあんなこと! ハオに明華に、智葉さんにまで手をだして!)


ハオと明華、それと智葉ではしたことにだいぶ格があるがそれは置いておく

ともかく京太郎はあれを智葉に無理矢理したのは本意ではない

不本意ではないが、本意でもない


京太郎「うーどうやって智葉さんに顔を合わせればぁ……」


なにはともあれ、逃げも隠れもできない


京太郎「行くしかないか」


だがその前に……


京太郎「獣王拳!」バッ


……シーン


京太郎「……行こう」カァッ

あれか、かめはめ波にあこがれる小学生みたいなやつか


―――臨海高校オカ研・チームルーム


京太郎「どうもって、智葉さんだけ?」

智葉「だ、だけとはなんだ……」カァッ

京太郎「……さっきのことなんですけど」


智葉「忘れろばか!」

京太郎「それも失礼かと、忘れて良いんですか?」

智葉「……」

京太郎「じゃあしっかり覚えておくとして」

智葉「っ」カァッ

京太郎「その、ほんと……智葉さん見てたら押さえきかなくなっちゃって」

智葉「もう、良いから……ホント」マッカ


智葉(私もあのあと現実で思い出しながら……)カァッ

智葉「今までにないぐらい気持ちよ……」ニヘラッ

智葉「ってちがぁぁぁぁう!」クワッ


京太郎(一人百面相でもする気かな?)


ガチャッ


Bレオモン「お、京太郎も来てるな」

京太郎「おうバンチョー」

Bレオモン「やるじゃねぇか、でもまだまだこのGAKU-RANは渡せねぇな」

京太郎「別に欲しくねぇよ」ハハッ

智葉「ともかく、ありがとう二人共……その、私のために」カァッ


Bレオモン「アイツの忘れ形見だからな」フッ

京太郎「ま、智葉さんを守るってのは本当っすから」ニッ

智葉「あ、ああっ……」フイッ


京太郎「まぁなにはともあれ、智葉さんはこれからどうするんですか?」

智葉「聞いて驚くな……バンチョーレオモンがパートナーになってくれた!」フフン

京太郎「おお、どういう風の吹き回しだよ?」


Bレオモン「だから気が向いた時しか手伝わないけどな」

智葉「というわけだ」

京太郎「それで良いんですか?」

智葉「ああ」フッ


Bレオモン「だが……京太郎をパートナーにした方が良かったんじゃねぇか?」フッ

智葉「なっ……」カァッ

京太郎「俺は人間だっつーの」


ドルグレモン(普通の京太郎だ……普通の人間ではないけど)


◆System
・条件を【一定数】満たして【一日目】でバンチョーレオモンとの戦いが終わったことによりアビリティが追加されます


◇獣皇拳
・自身が攻撃する際の安価で50以下を出すことで防御無視のダメージ30をプラスする


今回はここまででー
遅くまでありがとうございましたー!

次回は夕方の自由行動からですー
翌朝に三章終了で次に四章になります

それで智葉のイベント解放って感じですね

とりあえず智葉復帰イベントに見せかけて京ちゃんの異変の始まりと見せかけて智葉を落とすイベントになってしまいましたが!
まだ好感度100です。仕様で

では何かありましたらお気軽にー

乙ー
ときに、明華が挨拶にハグとキスを加える予定はあるのかな

乙!
今回も楽しかったぞ。
次回は自由に動けるのか…やることないなら安価争奪かな?
ガイトさん可愛いな…次章が楽しみだ。

京ちゃんで獣皇拳って…獣の軍団とか率いてそうだな


これで30以下なら全体に80追加するのか……。完全体なら3匹相手でも勝てそう

ドルグレモンの価値観が正常で安心した


ついにデジモンの技まで習得したか…


途中で寝てしまったがいったいどうした京ちゃん

 あれ、今夜行動が終わって、次は夕方? もしかしてこれからは学校での勉強や昼ご飯の選択が無くなるのかな。昼ご飯の選択にネリーを選んで好感度100にできると思っていたんだけど…。

ベル子ってもう好感度100行ったんだよな?
ベル子にも好感度キャップってあんのかな?

>>249
んで、二つ合わせて双覇龍ならぬ双覇獣ってか?


相変わらず>>1は可愛くキャラ書くな
ネリーと智葉の好感度上げなきゃか、松実姉のあとに妹も落としたいが

EDENでのイベントが多くなるのかな。他校のキャラと絡み辛いし
現実で会えるのは白糸台くらい?

今の京太郎の身体能力だったら、もう現実世界で少しでも力んだら制服が弾け飛びそうだな
そして周りのヒロインは鼻血を吹く 血の海に倒れる女達と半裸の京太郎・・・ 咲さん・・・事件です。


遅くなりましたがこれより再開しようと思いますー

人おりますかー?


>>240
(修羅場形成のために)それもありか……

>>241
書いてかわいいって言ってもらえると嬉しいっす、頑張りますよー

>>243
ははっ、まさか……

>>246
全体攻撃にする条件が厳しいから(震え声)

>>247
ちょっと世の中を知ったので常識もって感じですかね

>>248
ま、まぁバーチャルの中だけは(

>>251
一体どうしてしまったのか京ちゃん!

>>252
夕方ですから、この後に自由行動が2回ほど
普通に学校は行って学校の行動はありますよー?

>>253
あります!

>>254
なにそれこわい

>>255
ありがとうございますー
キャラは多いですからね、色々と好感度上げは大変

>>256
攻略とか積極的にする状況でもありませんしねー
何度か言ってますが進めてから、ですかね? 会いやすくなるのでー

>>257-258
こわい


ありがとうございますー

ではでは再開していきますよー!


◆【EDEN】自由行動
※残り行動回数【2】
※疲労【3/8】


1、探索【2】

2、遭遇【1】

3、話す【ドルグレモン・ギルモン】※左記から選択

4、話す【知り合い一人を選択】※キャラクターによっては会えない場合あり

5、トレーニング【1】

6、誰かを誘う

7、ショップ

8、依頼

9、休む【2回復】

10、ログアウト

ゾロ目 ????


・安価2↓


◆依頼一覧


1、隻眼の成熟期!
依頼主:ハグルモン
内  容:サイクロモンが暴れてるんだ。なんとかして!


2、鋏の強度
依頼主:コクワモン
内  容:わーん、またクワガーモンにハサミを自慢されたよぉ!


3、赤い暴れん坊
依頼主:グラウモン
内  容:修行して強くなったオラの力、存分に見せてやっぞ!


4、ブシドーとは?
依頼主:モノドラモン
内  容:人間の世界には【武士】ってのを教えて!


5、噂の大食らい
依頼主:ケラモン
内容:ゼンゼン、タベレナイ、ジャマ、スルヤツ……ナントカシテ


6、アイアンメイデンの生血
依頼主:シスタモン・ブラン
内  容:幼年期デジモンたちを保護しているんですが、ヴァンデモンがちょっかいをかけてくるんです!



◇22時10分から集計開始



◆依頼一覧


1、隻眼の成熟期!
依頼主:ハグルモン
内  容:サイクロモンが暴れてるんだ。なんとかして!


2、鋏の強度
依頼主:コクワモン
内  容:わーん、またクワガーモンにハサミを自慢されたよぉ!


3、赤い暴れん坊
依頼主:グラウモン
内  容:修行して強くなったオラの力、存分に見せてやっぞ!


4、ブシドーとは?
依頼主:モノドラモン
内  容:人間の世界には【武士】ってのを教えて!


5、噂の大食らい
依頼主:ケラモン
内容:ゼンゼン、タベレナイ、ジャマ、スルヤツ……ナントカシテ


6、アイアンメイデンの生血
依頼主:シスタモン・ブラン
内  容:幼年期デジモンたちを保護しているんですが、ヴァンデモンがちょっかいをかけてくるんです!


ゾロ目 依頼主登場


◇安価1↓から3票集まったもの

6でゾロ目が出たら「ヴァンデモンはヴァンデモンでもベリアルヴァンデモンでした」とかなりそうだな。
いやそれも面白そうか
安価なら6

◆アイアンメイデンの生血
依頼主:シスタモン・ブラン
内  容:幼年期デジモンたちを保護しているんですが、ヴァンデモンがちょっかいをかけてくるんです!



京太郎「なんか困ってるみたいですし行ってきます」

智葉「もうか?」

京太郎「?」


智葉「いや、疲れとか」

京太郎「ん、ああまぁ多少のだるさはありますけど……」

智葉「化物かお前は」ハァッ

京太郎「失礼な」ムッ


智葉「とりあえず受注はしておく、期限などはないからいつでも好きな時にな……!」


ダンッ


【 受 注 】



◆【EDEN】自由行動
※残り行動回数【1】
※疲労【2/8】


1、探索【2】

2、遭遇【1】

3、話す【ドルグレモン・ギルモン】※左記から選択

4、話す【知り合い一人を選択】※キャラクターによっては会えない場合あり

5、トレーニング【1】

6、誰かを誘う

7、ショップ

8、依頼【1】

9、休む【2回復】

10、ログアウト

ゾロ目 ????


・安価2↓

1、探索【2】


◆探索中…
※運213補正:+21

01~50 非遭遇+バトル
51~98 遭遇+バトル
ゾロ目 ????

・安価1↓


◆遭遇!(下記から一人選択)
※場合によっては他のキャラクターと言う場合もあります


【華菜・星夏・純代】
【やえ・初瀬】
【菫・誠子・尭深】
【泉・浩子】
【煌】
【豊音・塞・エイスリン】
【洋榎・恭子】
【爽・誓子】

ゾロ目 ??


◇安価2↓

【華菜】



◆敵出現!
※運213補正:+21


◆敵判定

01~30 インセキモン

31~60 ブルーメラモン

61~89 マリンデビモン

90~98 ケルベロモン

ゾロ目 +イベント

・安価1↓


池田華菜はパートナーのミケモンと共に、戦闘中だった

巨大な魔獣型デジモンであるケルベロモンがその腕を振るう

華菜のパートナーであるデジモンが吹き飛ばされた


華菜「ミケモン!」


京太郎「あれは……ドルグレモン!」

ドルグレモン「うん!」


華菜の前に降り立つ京太郎、そしてその隣のドルグレモン

嬉しそうに表情を明るくする華菜

天からの助けとすら思えるだろう


京太郎「状況は……?」

華菜「え」

京太郎「なんで戦闘になった!」


華菜「そ、そのデジモンが暴れてるって聞いたからだし!」


京太郎「なるほど、狩りとかではないか?」

ケルベロモン「GURUUUUU!」

京太郎「ドルグレモン、やるぞ!」


ドルグレモン「ああ、京太郎はまり前に出過ぎないようにな」

京太郎「とりあえず一発入れなきゃな!」


華菜(ん、どういうこと……?)


◆ドルグレモン【Lv42】

◇ステータス
・HP:900(MAX)
・SP:212
・攻撃:266
・防御:220
・知力:232
・素早さ:280
・友情:125


◇スキル

・メタルメテオ:威力160:命中90%:SP60【物】【全体攻撃】
☆特殊:技選択時にコンマ30以下が出た場合、技使用後に防御30アップ

・ブラッディタワー:威力130:命中100%:SP50【物】
☆特殊:技選択時にコンマ30以下が出た場合、技使用後に素早さ30アップ

・ヘビーストライクⅢ:威力100:命中100%:SP10【物】



※ドルグレモンのままでは上がらないステータスがあります。進化すれば上限が解放されます


◆須賀京太郎【Lv42】

◇ステータス
・運:213
・身体:524
・恋愛:259
・知力:223


◆アビリティ

◇拳魂一敵
・自身が攻撃するダメージに防御無視のダメージ20をプラスする

◇鎧蹴逸色
・自身が攻撃するダメージに防御無視のダメージ30をプラスする

◇拳敵必殺
・自身が攻撃する際の安価で30以下を出すことで全体攻撃になる

◇獣皇拳
・自身が攻撃する際の安価で50以下を出すことで防御無視のダメージ30をプラスする


◆ディーアーク【所持カード】

◇攻撃プラグインA【1】
・【攻撃】が20上がる

◇防御プラグインC【1】
・【防御】が20上がる

◇高速プラグインB【1】
・【速度】が20上がる

◇強化プラグインO【1】
・次に使う【スキル】の消費SPを倍にする代わりにすべての相手にダメージを与える

◇ゴブリモン【1】
・【攻撃】【速度】が10上がる

◇ゴリモン【1】
・【防御】【速度】が10上がる

◇ウッドモン【3】
・【攻撃】【防御】が10上がる

◇ゲソモン【2】
・【SP】が200回復する

◇スカルバルキモン【1】
・【攻撃】【防御】【速度】が20上がる

◇マリンデビモン【1】
・【知力】【速度】が30上がる

◇アンドロモン【1】
・次の攻撃の命中を【100%】にする

◇キャノンビーモン【1】
・【ニトロスティンガー】を使える
・ニトロスティンガー:威力120:命中100%【物】

◇メガドラモン【4】
・【アルティメットスライサー】を使える
・アルティメットスライサー:威力140:命中90%【物】

シナリオ進めば進化だろうと思うけど、進化後にせき止められていた能力上がるらしいから戦闘重ねるのもアリだと思うけどな。

特にスガモンは能力キャップされてないみたいだし


①速度判定

1自【ドルグレモン】:280
2敵【ケルベロモン】:240
3味【ミケモン】:150

いや「進化すれば上限が解放されます 」としか書いてないから勘違いしたかもしれん。詳しくは>>1に聞くしかないなこれは

【戦闘開始】


戦闘が始まる

ケルベロモンが火を吐こうとするのを見てドルグレモンが空を飛び京太郎は横に走った

吐かれた火は京太郎に向かってだが、それでも当たることなく横に走って回避


華菜とミケモンにその火があたることは無い

上空のドルグレモンが滑空してその胴体に蹴りを当てて再び飛び上がる

苛立つようなケルベロモンを視界にしっかりととらえて、京太郎が走り出す


京太郎「まず一撃!」

ドルグレモン「だよな……!」


華菜「はっ、走った!?」

ミケモン「華菜、嫌な予感がする」

華菜「気のせいだし! 気のせいだし!」


京太郎「ウオォッ!」ダッ


そして、京太郎が地を蹴った



◆攻撃【須賀京太郎】
※運213補正:+21

ゾロ目 ダメージ+????

・安価1↓

レベルアップしてもMAXは上がらず、進化してもその時の分は上がりませんー
次の進化条件はレベルとか関係ありませんとだけー


◇BGM『Slash』【https://www.youtube.com/watch?v=O8Ww0yky-AQ


京太郎「まずは、一撃ッ―――!」


一歩で跳んで京太郎がケルベロモンの後ろ右足を蹴りで崩す

身体を崩しそうになるケルベロモンの胴体の真下に入る京太郎

そして拳を構える


京太郎「……!」ゴッ


その右腕が青い光を宿す


京太郎「 獣・皇・拳 ッ!」
◆身体:524


バンチョーレオモンに撃ったものとは違う

青い獣が、ケルベロモンを打ち上げる

腹部に直撃した強烈な一撃により、吹き飛ぶケルベロモン


ケルベロモン「……ッ!?」
◆メガドラモンA【HP:46/450】
◇524-200=324+50+30



京太郎「打ち上げた、いくぞドルグレモン!」


ドルグレモン「おう!」



◆ディーアーク
・カード一枚を【>>334】から『1枚』選択
◇安価1↓から2票集まったカード



上に吹き飛んだケルベロモンを見ながら、京太郎はカードを出す

そしてディーアークとカードをクロスさせた

力の付与により、ドルグレモンが空中で方向する


京太郎「キャノンビーモン! ニトロスティンガー!」


ドルグレモン「これでェッ!」
◆ニトロスティンガー:威力120:命中100%【物】
◇威力386【120+266】
・ケルベロモン:命中!


そして放たれた一撃がケルベロモンに直撃

吹き飛び、そのまま壁にぶつかると地に落ちた

今一度立ち上がろうとするも、足に力が入らないのかそのまま倒れて意識を失う


京太郎がカードを投げてその力の一部を吸収、回転しつつ返ってきたカードを受け取る


京太郎「ふぅ……お疲れ!」

ドルグレモン「ああ、そっちは?」


華菜「ば、バレなきゃ平気だし!」

ミケモン「華菜、末春たちには言ったでしょ?」

華菜「っ!!?」



◆ケルベロモン【HP:0/450】
◇386-200=186


ケルベロモンってあの見た目でワクチン属なんだな。この属ってよくわかんないけど


【戦闘終了】

◇会得
【ケルベロモン】

・経験値:1800
・Bit:5000

・京太郎【Lv42】→【Lv44】
・ドルグレモン【Lv45】→【Lv48】

・カード【ケルベロモン】を会得しました



華菜「き、キャプテンが言ってたことは本気だったし……!?」

ミケモン「黙っててあげましょうか?」

華菜「!」パァッ

ミケモン「でもね華菜、あの須賀京太郎と言う少年と末春や星夏たちが出会えばわかることよ」


華菜「……!」ゼツボウ

ミケモン「鼻に通りやすいものを考えておきなさい」

華菜「す、須賀とか言ったな!」


京太郎「ん?」

華菜「須賀ァ!」

京太郎「なんだよ」


華菜「……食べ物は大事にするし!」ダッ


京太郎「……なんだったんだ?」

ドルグレモン「さぁ?」



◆System
・池田華菜の初期好感度は50になりました

(正直友情は十分すぎるぐらい溜まってますので、進化条件ではまず問題無しですとだけー


◆System

・【第二章終了】から最速でのクリアなのでボーナスが発生します

・【一定数のフラグを建ててクリア】したため?にボーナスが発生します


◆?
※恋愛力263補正:+26

01~89 いつも通り
90~98 イベント
ゾロ目 ??????

・安価1↓から3↓までの最高値


【イベント】


◆System


◇以下のイベント発生条件を満たしているため、多数のイベントが発生可能状態でイベントが込み合っている状態となります

・自身の身体が【300】以上でアビリティを一つ以上持っている

・【獣皇拳】の会得

・初期メンバーのうち半分以上のキャラクターの好感度を【150】以上

・自身のデジモンとの友情が【100】以上で自身とデジモンのレベルが【40】以上

・????の社員【二人以上】との接触

・15回以上戦闘しており1度もイベント以外で負けていない


◆イベント
※運217補正:+21


01~30 ??

31~89 ????

90~98 ??????

ゾロ目 ??(??)


・安価1↓から3↓までの最高値

ああ逃れられない(カルマ)

この判定でラストなのに……逃げ切れなかった(奥の方のプロットを漁る音)

(達成フラグ少なかったら1↓とかで済んだんですけどねー(トオイメ



【暴走(EX)】



◆??
※【好感度アップ】【好感度ダウン】はありません


1、雀明華

2、ハオ・ホェイユー

3、メガンダヴァン

4、アレクサンドラ・ヴィンドハイム


・安価1↓から3票集まった者



―――くそっ、イライラする……!


―――色々な感情が混ざっているような


―――普通はそういうものだ、人間なんていろんな感情があってこそ人間だ


―――でもそういうことじゃない。いろんな感情が喧嘩し、反発しているような妙な錯覚


―――いっそ本能のままで動けば……


―――動けば……?


―――動くと……



少し料理を作りすぎてしまったと、明華はカレーを入れたケース片手に京太郎の家へと向かっていた

にも関わらうず、現在は壁に背をついて少しうかない表情をしている

あまり人通りはないここらの道、そこで話かけられてしまった


明華「っ……」

男A「別にそんな顔することないと思うんだけど、臨海?」

明華「……は、はい」コクリ

男B「うんうん、あそこって頭良いって聞くんだよね」

男C「あのさ、友達とかいない? 一緒に遊ぼうよ」


明華「お断り、させていただきます……」


男A「そんなこと言わないでさ、ちょっとだけ!」

明華「急いでいるので」

男B「ね、それじゃ連絡先だけでも」


明華(この人たち、乱暴じゃないけど……しつこい!)


だが今むりに巻こうとすれば余計妙なことになるだろう

黙って明華は断りの言葉を繰り返していると、道の向こうから歩いてくる影を見つけた

良かったと笑みを浮かべて、明華が彼の方へと駆ける


男A「あっ!」

男B「なんだよっ……て男か、丁度良くない?」

男C「だな、遊び相手紹介してもらえれば」


明華「京君!」


京太郎「……」フラフラ

明華「良かった」ホッ


男A「ねぇ!」

明華「っ」ビクッ


京太郎の後ろに隠れる明華

彼が頼りになるとわかっているからしている

彼がその気になればすぐに彼らを追い帰せるとも思っているから……


だがそこで、京太郎が異常であることに気づいた


明華「えっ、京君?」

男A「ねぇ君、この子の彼氏でも良いんだけど女の子紹介してよ、臨海女子ってさ」


京太郎「雑音垂れ流すな、この欠陥品が……」

男B「は?」

男C「いや、さすがに失礼じゃね」


京太郎「失礼なのはテメェらだ、誰に向かって……話しかけてんだよ、補填にもならんデータのカスが」ギロッ

明華「きょ、京君……?」


―――その後、京太郎が公園へと連れて行かれる


両腕を掴まれて連れて行かれても抵抗もしない京太郎

置いていかれた明華はそっとそのあとを追いかける

公園にはその男達の仲間であろう男4人と、女3人


そして―――



バキッ


京太郎「俺をっ!」


ドカッ


京太郎「誰だとっ!」


ドスッ


京太郎「思ってんだ!」



死屍累々、ボロボロの男と女たちが転がる公園

ここに来て人通りが少ないのが彼らにとっては祟っている

倒れた体を蹴り上げられる


女A「ううっ……」

男B「あがっ……」


京太郎「……あぁっ! くそっ、テメェらなんかのためになんで俺が動くんだよっ!」

明華「京君……」

京太郎「……ああくそっ! くそっ、なんでこんなにっ……!


明華「京君!」


そんな声に、京太郎が止まる

周囲に転がる男も女も、ほとんど意識を失っていた

京太郎の眼が、完全にいつものものと違う

それでも、だからこそいつも通り明華は笑顔を浮かべた


明華「カレーを作って来たんです……一杯作ったら余っちゃって……京君、食べてくれま」

京太郎「っ!」ガシッ

明華「っ!?」


眼を見開いたまま、京太郎は明華を掴んで公園に備え付けられている木製のテーブルの上に明華を乗せて倒す

落ちたカレーがばら撒かれた

息の荒い京太郎、明華は混乱するのみ


明華「京君!」

京太郎「足りない、足りないんだよっ……消えるより早く、喰わなきゃ……」

明華「消える、食べる……なにを……」


―――ブブッ

京太郎「……ん」グッ

明華「んむっ……!?」

京太郎「んっ……んぐ」


明華「んんっ!!?」


ヌルッ


驚いたが、抵抗しようとはしない

京太郎にこれが必要なのだと本能的に理解した

たとえ彼が単純に求めても明華はその通りにするだろう


けれど、それでも……今は彼の行為を受け入れる


京太郎「はぁっ……っ」


口を離して息継ぎをするが、すぐに京太郎の口が重ねられる

蹂躙される口内、唾液が奪い取られ、唾液が注がれる

生々しいが、それでもそれらすべてが愛おしく思える


明華(ああ、私はもう狂ってる……でも、そんな私だからこそきっと今、京君の役に立てる……そうなのだと、したら……)


両腕を京太郎の首の後ろに回した

これ以外に手を見つけられない

ただこうして、彼を受け入れ、ただこうして、彼の行為に従う


従順に……


京太郎「……!」

明華「はぁっ……良いんです、耐えなくて」


口を離す京太郎、起き上がろうとするがその京太郎を押さえつけて言う

涙目で、顔を上気させて、必死で京太郎の深い口づけに応える

京太郎の眼はいまだ正気とは言えない、それでも


明華「んっ♥」

京太郎「っ……!」


明華(京君……耐えてますね、頑張って……これでも、いや耐えてるからこの程度の行為で済んで―――っ、いけない、私も気を確かに持っているのが奇跡……)

京太郎「明華っ……」

明華(ああもう、こんな時に名前を呼ばれたら……)

京太郎「みょんふぁ……」

明華(私も、壊れてしまうじゃないですか……)


京太郎「……!」

明華「っ~♥」



―――ブブッ



―――明華宅


京太郎「……あれ?」


なぜだか、妙に意識がはっきりしたのがその時だった

ベッドに座っている。家具からして明華の家

目の前のテーブル


明華「京君、お水です」コトッ

京太郎「う、あ……すまん、俺、なにを……」


記憶が徐々に鮮明になっていく

京太郎の顔が徐々に青くなっていったが、それに気づいた明華が隣に座る

ベッドが軋む音が


明華「大丈夫です。大事にはならないでしょうし……取り返しの“つかないことまでは”していません」

京太郎「どこ、まで?」

明華「前と変わりません……」フフッ


京太郎「っ……なんで、俺」

明華「大丈夫、大丈夫ですから」スッ


京太郎の右手をそっと両手で包む

自分が理解できないのは、ここまで理解できないのは初めてだった

なにが怖いか、明華が受け入れてくれるのが怖い。恐怖に値する


今日の智葉との時のことも、これに似たようなこと、だったのかもしれない……


京太郎「俺はっ……」

明華「大丈夫、京君は京君です……私が良く知っています」

京太郎「……?」

明華「今の貴方は……私が知っている、京君です……」


京太郎「……俺は」


震えるその手を、明華が握ったまま

そっと実震えは収まる

京太郎自身も苛立ちが無いことを理解しつつ、明華の方を見る


変わらず笑顔を浮かべていた

いつもと変わらない笑顔……


京太郎「……」

明華「大丈夫ですから、今日は眠ってしましましょう? ね?」スッ


そっと近づく明華に、京太郎が僅かにたじろぐ

それがきっかけでまた先ほどのようになると、と恐怖している

自分自身がどこにいて、どこまでが自分自身なのかまるで理解できない


だがそれでも、明華はそっと添えるだけの口づけをした


明華「ね?」

京太郎「え?」


明華「……大丈夫です」

京太郎「……ああ」

明華「だから今日は眠りましょう?」


京太郎「……」コクリ


静かに頷いた京太郎を横にする

明華も同じく横になって、京太郎がすぐに寝息をさせて眠るのに驚きつつ、笑みをうかべて出た

すぐにPCを起動して、調べる


僅かな可能性、それでも彼をこれ以上、不安にさせないためにも原因を探る


明華「DID、二重人格……?」


-5月30日(日)-



京太郎「ん……朝か」

明華「……」スゥ


隣で寝ている明華

昨日したことを思えばなんとも言えない

だが満たされる感覚は覚えている


京太郎(体の奥が、熱くなる感覚……でもあれ、普通じゃない)


性的欲求で満たされたとかそういうものでもない

昨日は明華に言われてだが今は思い出せる

彼女の純潔を“奪って”までいないということは、自分の目的はそれ以前の行為で果たせたということだろうか?


京太郎(くそっ、わかんねぇ……っ)ズキッ


左手が痛む、前の傷あとを見るとそこは変わっていないように見える


京太郎「……」

明華「京君?」

京太郎「っ!?」ビクッ


明華「平気、ですか?」

京太郎「あ、ああ……」

明華「ふふっ、またしたくなりました?」


京太郎「なっ、お前なぁ」カァッ

明華「冗談ですよ! さぁさ、朝御飯でも作りますね」スクッ


ハーフパンツとキャミソールの明華が立ち上がる

些か京太郎にとっては刺激的でもあるが今はそこではない


京太郎「明華!」

明華「はい?」

京太郎「その、昨日の……カレー、ごめん」


明華「……いえいえ、今度食べてくださいね」ニコッ

京太郎「……おう、食べさせてくれ」ニッ


明華(必ず私が、なんとかしてみせますから……助けますから、京君……!)ギュッ


-【第三章 砕けた剣-拳-】終了-



◆実績

☆【暴走(特殊)】イベントを起こしたのでルート【??王】が解放されました

・【小鍛治健夜】【瑞原はやり】の二人と接触しているため、次話に選択が発生します

・【赤土晴絵】ならびに【阿知賀女子全員】と接触しているため、次話に選択が発生します


-6月3日(木)-


あれから数日が経ったが、智葉はすっかり元通り

明華は前よりも京太郎の傍にいることが増えた

ハオもそれに比例して共に居る時間が増えるし、メグもさりげなく京太郎と共にいることが増える


明華の望み通り“彼女たちは京太郎をよく見る”ようになったというわけだ

だがあれ以来、京太郎は“ああ”はなっていない


解離性同一性障害、多重人格、DID……そう思っていた明華も、徐々に迷いが出てきた


だが京太郎は京太郎で悩んでいる

そのこともだが、傷のことだ

傷が生まれてから、こういうことがあった


京太郎(智葉さんと、明華……)


顔をしかめつつ、この状況でどうにかできそうな人材を脳内で探す


京太郎「……」



まずは、身内―――。

つまりは、智葉たちだ

自分の暴走に巻き込んでしまった智葉と明華、そして仲間であるハオ、メグ、ネリー

どうなっていくかわからない自分だが、暴走の可能性があるとわからば対処の仕様があるし、多少無理に離れても不審に思われないだろう

解決方法がわからなくとも、暴走時に対する対策も取れるかもしれない



次に、健夜とはやり

つまりジンダイ・エンタープライズに通じている二人だ

アルカディモンを追っていた健夜ならば、アルカディモンにつけられた傷のこともわかるかもしれない……

そして、外部にアルカディモンやデジモンのことが漏れるのがマズイと思っているジンダイならもしくは……



だいぶ賭けになるが、次に赤土晴絵だ

ジンダイ・エンタープライズにバレるのが危険な可能性が無いとも言い切れない

もしかしたら、モルモットになる可能性だって考えられる。だからこそ、現状頼れる大人は彼女

こちらのことを知っていながら、アポカリモン……健夜たちの過去戦ったことのあるデジモンを知っている彼女であれば……



京太郎「どう、するか……」チッ



◆ルート選択
※ルートはこれ以降でも変更できます


1、智葉たちに打ち明ける
【概要:解決策は無くとも、それが正しいと信じ……】
【通常ルート】


2、健夜とはやりに打ち明ける
【概要:解決の糸口はジンダイにあると信じ、京太郎は二人の大人を通じ核へ迫る】
【ジンダイルート】


3、赤土晴絵に打ち明ける
【概要:昔のことを知っている晴絵ならば、それに通ずるなにかを知っているかもしれないと、京太郎は彼女を頼る】
【反ジンダイルート】


◇安価は次回


とりあえず今回はここまででー

京ちゃんが暴走しだして、主人公らしい設定がガッツリつきはじめた感じですねー
今回は大体そんな感じです……ああ、あと池田の【約束された鼻からスパ】


アルファモンに進化することを異様なまでに気にしているようですが、ストーリーは関係ありません
一応一章の時にも言ったように、メインストーリーとは別での“進化イベント”です
つまりはデクス系はメインストーリーと関係ない、とまでは言えませんがサブストーリー的な感じで進んで進化イベントの中で解決しますのでー

そしてアルファモンに関してですが、最初のドルガとラプターの時に言ったように通常進化、とはまた違う感じとなります
ラプターなら普通にアルファモンに行きましたがドルガの場合……まぁ特殊ですー

とりあえず進化先とかにストーリーのルートやらは関係ないんであまり考えなくて平気ですよー


この時間なのにかなり人いてびっくり……!
でもまぁ、寝落ちてる人とかも居ると思うのでー

明日は、開始一時間以上前には始める時間予告しますー

あと、寝る前にメリットとかまとめますー


◆通常ルート
・いつも通りの行動ができる

◆ジンダイルート
・永水や一部プロと接触がある

◆反ジンダイルート
・阿知賀、宮守、一部プロと接触がある


メリットはそんな感じですー

ジンダイや反ジンダイと言ってもまだ明確に動き出すわけではないので、ジンダイや反ジンダイ、対抗している組織と戦ったりはありません

ネタバレになりすぎることなどは言えませんが何かありましたらお答えしますー


では、何かありましたらお気軽にー

遅くまでありがとうございましたー!

概ね予想通りな感じだな。俺は神代ルートに投票すっかなー
宮守いるなら>>1の嫁の葵がまた重要キャラだろうけど、さすがにオリキャラ同然だから何度も重要キャラとして見るのは飽きる

おつですー。今日も面白かった。
ジンダイルートにいったら阿知賀勢とかとコミュニケーション取れないとかのデメリットはあったりするのかな?

おいらはうたたんごでる方に入れたいわー

乙ー
とりあえずはやりんとベッドの上でバトル(意味深)とかジョグレス(意味深)出来そうなルートに挿入れたいです!


明華可愛かったぁ。
次回のルートはどうするかな…モルモットにされたら痛い思いとかもしそうなんだよな…。
あとシノハユ勢はどっちで絡める?

>>517
そんな嫌そうな言い方しないでも…確かにイッチ葵好きだけど今回はどうだろうね。

モルモットにされた結果ぞろ目で名実共にデジモン化する可能性


ジンダイルートなら、十闘士とかバイオデジモンみたいにデジモンと融合するとかありそう

ジンダイにダークスガモンにされてお嬢のバンチョーとジョグレスしてカオスガモンになるわけだな
進化先が増えるよ!やったね京ちゃん!


ジンダイ行って反ジンダイとかも良いね
モルモットってことは実験とかあるだろうし実験内容こわいな

自分の身の回りの世話をしてくれる可愛い女の子と一生部屋の中で過ごす実験とか?

よう分からないんだけど、データ補給源の女の子に悪影響はないのか?
絡んできた奴の女には京太郎は無反応だったけど、察するにデジモンとパートナーになった人物しか駄目なんだろうか?
なんか京太郎からデータを吸収された子も欠乏しだして負のスパイラルになったら嫌なんだけども原作はどうなの?

すこやんに身も心も飼い慣らされる京ちゃんが見たいのでジンダイに投票しよっかな

でもでも塞さんやシロにも会いたいしなぁ……どうしよ。何かデメリット有るのかな


今日の開始は20時00分からで、投票もやってしまいますー

あと1時間半ですがなにかありましたらネタバレにならない程度に答えますのでお気軽にー


>>517
今回葵は、そんな目立ちそうもありませんね
デジモンによってはってとこはありましたがー

>>518
ジンダイ行ったら暫くジンダイ側の面子以外とはコミュが取れませんねー

>>519
うたたんはジンダイ側ですねー

>>520
ヤリたい放題(意味深)じゃないか!

>>521
まぁ痛い思いはしますねー京ちゃんが
シノハユ勢はどちらでも絡めますー

>>522->>544
そのコンマでゾロ目言われると怖い

>>527
まぁ色々いじられることには……

>>529
人間なんだか進化とかあるわけないだろ!(たぶん)

>>545
こわい(確信)

>>547
京ちゃんがあいうことする理由やら、ああいくことする相手に対する条件、などは後々に判明することにはなりますが……
オリジナル展開なので原作とかないですからねーそこは推測しつつ、担っていくと思います

>>548
すこやんがそんなことするはずないだろ!(たぶん) いいかげんにしろ!(たぶん)
デメリットは暫くはジンダイ側の面々以外と話せないこと、ですねー

了解

依頼もしばらくは遂行できない感じかな?

把握

ジンダイのデメリットは他のキャラに会えないことか…。
ドルグレモンともかな?

ジンダイがときどきジェダイに幻視する


>>551
ジンダイルートではしばらくは無理ですねー

>>552
ドルグレモンとも会えませんねー

>>553
フォースを信じるんだ

ああ、迷うな……

1の利点ってなんかある?

反神代ルートにはデメリットってあるの?

御諒解
まあどっちにもメリット・デメリットが有るのは当然か
ただリスクとか縛りが一番多いのはやっぱジンダイ√だよな

リスク等が多いとはいえ、解放条件が今のところ一番厳しいルートだから見返りも期待できるんじゃないかしら
阿知賀ルートはゾロ目一切なしでも解放できるルートだけど神代はゾロ目が最低2回必要だし

>>555
1の利点はいつも通りの行動ができるってことですねー

>>556
デメリットらしいデメリットはジンダイ側と敵対すること、ですかねー
あと智葉たちとの絡みが1よりは少ないって感じです

>>557
リスクと縛りは多いですねー

>>558
個人的にはどっちも良いとこ勝負だと思ってます
ゾロでもないと阿知賀勢全員とは会うのは難しいというのと、ジンダイはすこやんたちに会わなきゃならないっていうの
レアっていう意味では両方いいとこ勝負って感じで

ジンダイ、反ジンダイ各々でで接触できるプロって公開できます?

>>559
臨海勢と関わりがより薄くなる、っていうのは結構重要じゃないか?

臨海勢を優先したければ  通常>(越えられない壁)>神代>>反神代  か

ドルモンと別れるのはつらいからな…

多分ジンダイも臨海と接触取れんからその点では反ジンダイとドッコイドッコアじゃないかな?
特殊2つは臨海から離れるルートで差し支えないと思う

あぁ、読み間違えてた。通常より少ない、か
列挙するほど神代ルートのメリットが少ないことが分かるなぁ。それでも俺はロマンを求めて投票するがww


ではあと10分で投票開始しますー


>>561
ジンダイにいるんがすこやん、はやりん、理沙、うたたん、かいのーさんですね
反ジンダイの方にはそれ以外の人がほぼ

>>562->>565
臨海勢と関わりが薄くなるって言うとまた違った感じになったり
ジンダイだと完全に会えない、反ジンダイだと会う機会が少なくなる
でもどっちにしろ臨海勢はメインなので以降もガッツリ関わってきます

>>563
まぁずっとってわけじゃなかったりー

>>564
臨海から離れるという意味ではやっぱりジンダイですかねー
反ジンダイだと日常では普通に会えたりするので、ただ今までほどみんなと一緒ということはないとおもいますが
どっちにしろ臨海はメインですのでー

ジンダイ入ると反ジンダイルートにいる阿知賀宮守と敵対する展開になりそうなのがなあ

ジンダイだとドルガモンと離れ離れになるみたいですけどジンダイからデジモン宛がわれたりするんですか?

>>569
ここじゃまだ、ですねー
ジンダイに居続ければそうなることも避けられませんが

>>572
ないですねー
戦闘ができないです


◆ルート選択
※ルートはこれ以降でも変更できます


1、智葉たちに打ち明ける
【概要:解決策は無くとも、それが正しいと信じ……】
【通常ルート】


2、健夜とはやりに打ち明ける
【概要:解決の糸口はジンダイにあると信じ、京太郎は二人の大人を通じ核へ迫る】
【ジンダイルート】


3、赤土晴絵に打ち明ける
【概要:昔のことを知っている晴絵ならば、それに通ずるなにかを知っているかもしれないと、京太郎は彼女を頼る】
【反ジンダイルート】


◇安価1↓から2分間で集計

(超多い……ありがとうございますー



2、健夜とはやりに打ち明ける



◆System

・次話は特殊ルート【ジンダイ】になります



京太郎「健夜さんとはやりん……じゃなくてはやりさんに頼ってみるか」


ジンダイの関係者でありアルカディモンを追っている彼女たちならわかるかもしれない

そうと決まればさっそく電話をかけることにする

鬼が出るか蛇がでるか、それとも神が出ようが頼れる道はここだった


京太郎「……」


プルルルル


健夜『もしもし京太郎くん……? どうしたのかな?』

京太郎「大事な話があります」

健夜『だ、大事な話……?』

京太郎「はやりさんと、いえ無理ならいいんですが……会えますか?」


健夜『はやりちゃんもって……ああ、うん……いつが良い?』

京太郎「できればすぐにでも」

健夜『学校は』

京太郎「休みます……構いません」


健夜『……わかった、それじゃ―――』



―――失ったデータ


―――死を忌避しながらも、死を望む


―――知らぬ者たち



【第四章 神代】


―――ファミレス


健夜「あ、来た来た」

はやり「ん」


京太郎「二人共、忙しいのにすみません」ハハッ

健夜「良いよ、基本的にEDENにログインして探してるばっかだから」

はやり「私はたまたまオフだったから……」


京太郎「えっとですね、それで本題なんですけど……ジンダイの方がたぶん詳しいから」

健夜「?」

京太郎「アルカディモンに攻撃されると、人間はどうなるんですか?」

健夜「消えるよ……向こうの世界でデリートされるの」


京太郎「その後は?」

はやり「正直言うと植物状態……ジンダイの方は隠してるけど、ね」


京太郎「俺、攻撃を受けたんです。アルカディモンから」


健夜「!?」ガタッ

はやり「へ、平気なの!?」


京太郎「はい、左腕を掠っただけで……」スッ


袖をまくり上げてそこを見せる

青い傷口、ノイズが奔るそこ……データのようなその場所を見て、健夜とはやりが驚いたような表情をしつつも理解した

京太郎が何を求めているか、だ


京太郎「ジンダイの方に、連れてってもらえますか?」

健夜「でも」

京太郎「これを、なんとかしたいんですよ……俺が俺じゃなくなりそうなんです」

はやり「……?」


京太郎「お願い、します……」

健夜「……」

はやり「健夜ちゃん」スッ

健夜「わかった、行こう……」コクリ

はやり「車、出すよ」


―――ジンダイ・エンタープライズ本社


ロビーや外観、最初こそ普通の会社だったが、上へと昇って行くと異常なのがわかった

会社というよりは、研究所

通路を歩いていると、通路の横にガラスが張ってあり部屋が見える


京太郎「……これは」


ベッドに寝かされている子供から大人までの者達

先ほど言っていたアルカディモンの被害者、だろう

意味も無く左腕を押さえながら、健夜とはやりについていくと部屋に入った


京太郎「……?」

健夜「先生……」


科学者「ん?」

はやり「あの、例の……」

科学者「ああ、アルカディモンの攻撃を受けたと言う……なぁ」スクッ


白衣を着た男が立ち上がり、手を椅子の方に向ける

京太郎は静かに頷くと

その椅子に座った


科学者「担当医師、というのもおかしいかもしれないが……野呂瀬玄一だ、覚えなくても良い」

京太郎「……」

科学者「で、腕というのは?」


袖をめくり上げると、科学者は驚いた顔をしてからその部分をまじまじと見続ける

そして静かに笑みを浮かべてなにかの書類に文字を綴っていく

怪訝な顔をしている健夜とはやり


京太郎(不安で言えば、俺もだけど……)


明華にしたことを思えば、放っても置けない

そうして、いくつかの質問をされた

なんでもない普通の質問だ、虚言癖があるか、やら病気を患っているか、昔事故にあったりしたか


京太郎「……」

科学者「結構、追って連絡するので休憩所の方で待っててくれ」


健夜「行こうか京太郎君」

はやり「ありがとうございました」

京太郎「……はい」


―――休憩所


京太郎「……どう、なるんでしょ」

健夜「そればっかりはどうにもね」

京太郎「……」

健夜「大丈夫、怖くない……平気」フッ


そっと、背に手を当てて言う健夜

それに頷くも、京太郎自身まともに考えられない

怖さが無いと言えば嘘だ


京太郎「はい……」

はやり「京太郎君は、コーヒーで良かった?」

京太郎「ありがとうございます、好物です」


そうしていると、休憩所に二人の少女が現れた


京太郎(?)

??「あれ、健夜さん……?」

?「はやりさんまで」


はやり「霞ちゃんに小蒔ちゃん、おはよ」フフッ

健夜「どうしたの二人とも、こっちにいるなんて」

小蒔「少し呼ばれて……そちらは?」タユンッ


京太郎「須賀京太郎です」キリッ


健夜「……ん?」


京太郎(すごいぞ……!)

健夜(雰囲気が変わった……?)


二人の少女を前に、京太郎が表情をひきしめる

健夜はその変わりように混乱する

はやりは、気づかない


健夜「ちょっと野呂瀬さんに用があって……」アハハ

霞「……石戸霞です」ペコ タユンッ

小蒔「神代小蒔です」ニコッ


京太郎「あれ……神代……?」

健夜「うん、彼女が神代の後継者となるべき者、かな」

小蒔「まだ未熟、ですが」フフッ


京太郎(それで未熟なのか……ていうか凄い人なんじゃ、それに)

京太郎「なんで巫女服?」

霞「神代はそもそもそういうところ、神社なのよ」


京太郎「え、ああ……だから」

霞「島根が本殿、こっちが本社、ややこしいけれど……そもそもジンダイ・エンタープライズの発祥は島根だから」

京太郎「島根……?」

はやり「島根だってインターネットぐらいあるからね?」

京太郎「いや、そういうことでなくって」


健夜「なにはともあれ、この二人はこの会社じゃ私たち以上の重役ってわけだよ」

小蒔「い、いえ私なんかが健夜さんの!」

霞「お二人共、姫様はそういうのを嫌がるんですから」

はやり「わかってるよ」フフッ


京太郎(……まぁなにはともあれ、凄い)


社員「あの、須賀京太郎さんは?」

京太郎「あ、はい」

社員「野呂瀬さんが貴方を呼んできてくれと……いくつかテストがあるそうです」


京太郎「……了解です」

はやり「それじゃ私たちも」

健夜「はやりちゃんはお仕事でしょ? 私が行くよ」


はやり「……う、うん」

健夜「どうしたの?」

はやり「少し、心配で……」


京太郎「ありがとうございます。平気ですって……それじゃ神代さんと石戸さんも」

霞「ええ、また」フフッ

小蒔「またお会いすることがあれば」ニコッ


京太郎(さて……)

健夜「……」


研究所前につくと、科学者が待っていた

黒いスーツの上に白衣を着た科学者は、表情を変えないまま健夜を見る

不思議そうにする健夜


科学者「小鍛治、君は自分の仕事に戻れ……彼の保護者でも恋人でもあるまい」

健夜「こっっ……!?」

科学者「入ってくれ須賀くん」


京太郎「……はい」コクリ

健夜「京太郎君……」

科学者「早くしてくれ、私だって暇じゃぁない」


京太郎「ありがとうございました、あとは一人でも平気ですから」

健夜「……うん」コクリ


そうして去った健夜

一方の京太郎は研究所に入ると、先ほどと同じように椅子に座る

すると科学者が銃のような注射器を取り出した


京太郎「?」

科学者「ああ、解決の糸口を探すために……君に少し寝てもらう、その方が調べやすい」

京太郎(ここで断っても仕方ないか、無駄足になるよりは良い……)


京太郎「はい」スッ

科学者「助かるよ……」



―――眼が覚めると、光が見えた


あるのは手術をする時のような照明

ただ静かに京太郎は眼を鳴らす

身体を動かそうとするが、そこで手足が拘束されているのを理解した


京太郎「……すい、ません……意識、戻ったんですけど」

科学者「いや、それで良いんですよ」


頭を動かして声のする方を見れば、そこにあの科学者がいた


京太郎(名前は、野呂瀬なんとか……)


静かにそこを見ている京太郎

すると科学者の持っているものに眼が行く

それは―――


京太郎「ちぇーんそー?」

科学者「ええ、今からこれを使って……君の腕をいただきます」

京太郎「……は?」

科学者「では……」


ブゥンッ……ギャリリリリリリッ


京太郎「や、やめ……なに言って……っ!」

科学者「そら!」


そして、そのチェーンソーが振り降ろされる


京太郎の左腕の付け根、その部分に振り降ろされ肉を削ぎ骨を削り、役割をこなすためにうなりをあげて動く


舞う血煙、漂う血臭、そして無くなっていく腕の感覚と痛覚

耳元で鳴り響くチェーンソーの騒音、喉が枯れ、潰れるほどの自身の叫び

そして―――




京太郎「っ!」


―――目を、覚ます


起き上がれば目の前には同じ照明

先ほどと同じ拘束、そして同じ状況

左側を見れば、しっかりと左腕がある……


京太郎「あぁ……」


その左腕を開いて閉じてをする

間違いなく繋がっている、上半身が裸である自分、付け根にも一切の問題は無い

良かったと思いつつも、すぐに良くないと思い直す


京太郎「これは……」

科学者「起きましたか」

京太郎「っ……」


足を向けている方に居る科学者

京太郎はその手にチェーンソーを持っていないことを確認するが……


科学者「ネイルガン、と言う奴ですよ」

京太郎「釘を、撃ちだす?」

科学者「ええ……こうやって」カチッ


ドスッ


京太郎「あぁぁぁっっ!!!?」


腹部に突き刺さった長い釘

激痛に叫ぶ京太郎、だがさらに二回トリガーが引かれて左腕を貫く

再び叫びを上げる京太郎


骨を貫いた二本の釘

科学者は近寄ってさらに二発

暴れても拘束は解けない


科学者「……どうです“さっき”と違って血は出ないでしょう?」

京太郎「―――ッ!!?」

科学者「君は腕を切断された痛みと感覚を得ました、でも切れていない……そして今、こうして!」ダンッ


京太郎「!!」


科学者「釘を!」ダンッ


京太郎「―――!」グッグッ


科学者「撃ちこまれている!」ダンッ


京太郎「!!!!」


科学者「……暴れても腕や足が痛むだけだろうに」


ネイルガンが、目に添えられる

京太郎の眼が見開かれる

腹部と左腕の痛みを感じながらも、叫ぶ


京太郎「やめっ」


ダンッ


そしてまた―――


京太郎「あぁぁっ!!?」バッ


―――目を、覚ます


そしてまた同じ手術台

同じ格好、怪我なんてない

再び、科学者が現れる


科学者「どうです?」

京太郎「なにがっ、なにがしたいんだよっ!」

科学者「実験だと言っているじゃないか、すべてEDENの中の出来事だ」


京太郎「EDENのっ……」

科学者「しかし、どこまでが現実でどこまでがEDENか、わかるか?」

京太郎「は……?」

科学者「現実と、思っていただろう?」


京太郎「……」


そうだ、すべてが現実だと思っていた

なら、どこからどこまでが現実でどこからどこまでがEDENで、自分はどこにいて

この自分がデジタルの自分だとしたら、自分は今……いや、もしかしたら今自分が自分で


京太郎(やめろっ、考えるな―――! 気が狂うッ)

科学者「さて、生きたいですか?」


何も持っていなかった科学者が奥から何かを引く

それはメスやらなにやらが乗っている、手術用具、というものだろうか?

しかし、どこにも麻酔が見当たらない


科学者「生きたいか?」

京太郎「死にたくっ……ない……」


―――いつだって、そうだった


科学者「……さぁ、改めて実験をはじめましょうか」


京太郎「あぁぁあアァァァッッ!!!」

いえ、まったくカオスヘッド関係ないですからご安心をー
ちょっと似た展開なのでそっちに出てくる人の名前を使っているだけですのでー


何度も何度も繰り返して、京太郎が目を覚ました場所がようやく変わる

肩で息をしつつ、周囲を見渡す

白い部屋、自分はベッドの上


京太郎「なんなんだよ、なんなんだよ……」


立ち上がると、ふら付きながら洗面台らしき場所に行く

鑑に移るの同じ須賀京太郎、やつれているが間違いない

喉が潰れた感覚を覚えている、突き刺されて、斬られて、腹の中をいじられて、そんな感覚を思い出せる


京太郎「あれも、全部……EDENの」


病院の入院患者が着ているような服

袖をまくって確認するが左腕に変化はない

治療どころの話では一切ない

ベッドに座ると、目の前のテーブルにペットボトルの水が置いてるのに気付く


京太郎「なんなん、だよっ……」


コンコン


京太郎「!」



◆???


1、石戸霞

2、滝見春

3、狩宿巴

4、薄墨初美

5、戒能美子

ゾロ目 ????


・安価1↓から3↓までで一番コンマが高かった者

1、石戸霞



立ち上がるが、動かない


京太郎「……っ」


コンコン


霞「あら、須賀君……起きてる?」

京太郎「石戸、さん?」

霞「起きてるじゃない」


ウィン


扉が開いて、霞が現れる

食事の乗ったトレーを片手にそっとテーブルに置くと笑みを浮かべた

怖かった、目の前の人間が実験内容を知っているとしたらと……


京太郎「っ……」

霞「治療、してるって聞いたわ……EDEN関係だって」

京太郎「あ、え……」

霞「体調は平気なの?」


京太郎「あ、えっと……あっ」ストン


そのまま、ベッドに腰掛ける

目の前にある食事

味噌汁にハンバーグにキャベツに白米


ただ普通の食事だが……


霞「どうぞ?」

京太郎「……」ゴクッ


大丈夫、大丈夫だ

だが、もしここがまだEDENの中だったとしたら、毒殺ぐらいされてもおかしくはない

生きたい。もう死にたくはない……


ならばこそ……


霞「食べないの?」

京太郎「っ」

霞「一応、今日の身の回りのお世話を、任されているのだけれど……」


京太郎「い、いえ……その……」




もしも、ここで彼女に打ち明ければどうなるだろう


それを知って自分を逃がしてくれるだろうか?

それを知って自分とこうしているのだろうか?


それを知って……彼女は……


京太郎(この人は、どうなる……?)


重役だから大丈夫? わからない。あのイカれた男のことだ、なにをしでかすかわからない


京太郎(ダメだ、言えない……この人があんな男に眼をつけられたら……)

霞「?」

京太郎「いただき、ます」


覚悟を決めて食事に手をつける

咀嚼し、飲み込む

普通だった


ただただ、普通に美味しい御飯


京太郎「いき、てる……俺……」

霞「どうしたの?」

京太郎「ああ、生きてるんだ、俺……」


霞「?」

京太郎「ありがとう、ございます……」

霞「……須賀君?」

京太郎「なんでも、ないです……」


京太郎(逃げる方法、探さなきゃ……か)



◆System
・石戸霞の初期好感度は60になりました


―――モニタールーム


科学者「おもしろい……あの実験の後にこれとは」

「どんな実験をしたんですか……」

科学者「なぁに、生に強い執着を本能的に持つ人間……それは意思でもなく本能、その生存本能がどこまで続くか」

「こんなこと、当主様にバレれば……」


科学者「問題ない、当主様や倅に知られさえしなければ、な……」ククッ


「しかしっ!」

科学者「お前も受けるか? あのような存在でもなければとっくに壊れているが」

「っ……申し訳、ありません」

科学者「さて……私は次の実験の準備をしなければならない……か」


眠らない―――つもりだった


なのに気づけば手術室にいる

逃れられないことはわかった

おそらく睡眠作用を含んだなにか、空気かもしれない


京太郎「……」

科学者「中々眠らないから困ったよ」

京太郎「……やめろ」


科学者「今日の実験は前よりハードだが耐えてくれ」

京太郎「やめ、て……くれ」

科学者「まずは、やはり内部かね……骨を直接取り出すか……まぁなにはともあれ殺そうか」


京太郎「死にたく……」

科学者「いや、死なないさ、現実では……どこからどこまでが現実か、途中死ぬものも現実かもしれないが」

京太郎「EDENだろうと、どこだろうと……死にたく、など」

科学者「ならその生きたいという思い、いつまで続くだろう……お前の場合はそういう意思は関係ないの、だろうが」


そして、実験がまた開始される


そしてあの部屋で起きる

実験はされない部屋


今回の実験も何度も何度もあの手術台で起こされた……


京太郎「だけど、俺は……」


怪我一つない

痛みは思い出される。だが痛みはない

身体がバラバラにされ、体が燃やされ、体が開かれ、すべての記憶も痛みもある


京太郎「っ!」ウプッ


それでも、耐えた

腹が減って仕方ない

鏡の中の自分はやつれている


京太郎「何日、経った……?」



◆???


1、石戸霞

2、滝見春

3、狩宿巴

4、薄墨初美

5、戒能美子

ゾロ目 ????


・安価1↓から3↓までで一番コンマが高かった者

5、戒能良子


コンコン


京太郎「はい……?」


ウィン


良子「……戒能良子です」

京太郎「あ、はい……」

良子「あの実験を、よく耐えましたね……」


京太郎「知ってる……」


ならば容赦はしないと立ち上がろうとするが、思ったより早く動けない

良子は眼を伏せたまま、横に首を振る

抵抗は無駄、ということだろう


仕方ないと座ると、京太郎はベッドで横になる

知っているならば無理をする必要はない、だが運ばれてきた食事を見ると喉が鳴った

どうしても、食欲はある


起き上がって、食事をはじめた


京太郎「……」

良子「あの実験の後に、良く喉を通ります……」

京太郎「……」


良子「……逃げ出す方法があります」ボソッ


京太郎「……え」

良子「余計な表情はしないでください」ボソッ

京太郎(なんだ?)

良子「……もう一度、実験を乗り切ってください……」


京太郎「……?」

良子「お願いします」ボソッ

京太郎「……当然だ、俺は生きる……乗り切らないわけ、ない……」ボソッ



◆System
・戒能良子の初期好感度は70になりました


次もまた、実験が行われる

すでに実験を受けるということは避けようもない

痛みに喘ぎ、苦痛に叫び、壊れそうになる精神をどうにか保ち、再び起きる


京太郎(耐えた、耐えきった……)


眼は前よりもひどく濁っている

寝ないように努力などする理由もない

前までは楽しかったEDENが、今ではまるで地獄だ


京太郎「ああ……左手、治らないなぁ……」


みんなはどうしてるだろうかと思う

母は自分を心配しているだろうか?

智葉は、ハオは、明華は、ネリーは、メグは、アレクは……


京太郎「考えるの、ダルくなってきたな……」


コンコン


京太郎「?」




そしてあの部屋で起きる

実験は去れない部屋

何度も傷ついた……


京太郎「だけど、俺は……」


怪我一つない

痛みは思い出される。だが痛みはない

身体がバラバラにされ、体が燃やされ、体が開かれ、すべての記憶も痛みもある


京太郎「っ!」ウプッ


それでも、耐えた

腹が減って仕方ない

鏡の中の自分はやつれている


京太郎「何日、経った……?」



◆???

1、石戸霞

2、滝見春

3、狩宿巴

4、薄墨初美

5、戒能良子

ゾロ目 ????

・安価1↓から3↓までで一番コンマが高かった者

あれ、途中から前日と同じの入ってる、ミスですー……ミスで、ミス……ミス……

1、石戸霞


京太郎「ああ、石戸さん」

霞「……」


そっと食事を置くと、小声で言う


霞「……良子さんから『失敗した』って伝言があるわ」

京太郎「え?」

霞「すべて、聞いたわ……」

京太郎「ああ……そういう、ことですか」


霞「……当主様に良子さんがかけあったらしいのだけど、貴方を出してことが知れた時のことをって」

京太郎「……」

霞「今のモニタールームの監視は私の友達がやってくれてるから、普通に会話しても平気よ?」


京太郎「世間体、ですか」

霞「そうなるわね……残念ながら、どうしようもない」

京太郎「……」

霞「貴方をどうにか出してあげたいのだけれど……」


京太郎「……」

霞「元々はね、神代という家は……もっと古式だったの」

京太郎「……今はこんな会社を立ててるのに?」


霞「ええ……電脳の神とまで言われるようになったこの会社、なんでこんなことになったのか……」

京太郎(デジタル側から接触があった? いや、どうなんだ……)

霞「EDENを作って、EDENに不備があって、デジタルワールドとつながってしまって焦りながらも……EDENを停止できない」

京太郎「……」

霞「……ジンダイはEDENを作ってるんじゃない、もう作らされて……起動させられていると言っても、良いかも」


京太郎「そんな話、なんで俺に?」

霞「……なんで、かしら」フフッ

京太郎「……」


霞「お願い、耐えて……きっと助けるから」グッ

京太郎「……はい」



◆System
・石戸霞の好感度が+20されました
・【石戸霞:80】

こわいけどピョンピョンしとく、さっきゾロ目沢山出したし、今回掠りもしなかったし平気だよね(ピョンピョン


また実験を繰り返し、目を覚ます

手術用の照明じゃない

自室だと思い、起き上がる


京太郎「……え?」


足に枷がついていた

この部屋でも動かさないと言う意味だろうかと諦め半分だが、まだ痛みが無いだけマシだと息をつく


コンコン


京太郎「どうぞ……」


現れるのは戒能良子

なにか吉報があればと思いつつ待つ

瞬間、良子が近づいてくる


京太郎「……?」


スッ ドスッ


京太郎「……けほっ」ゴポッ


巨大な包丁が突き刺されて、上体を起こしただけの京太郎の身体を貫く

そう、貫く

肉と骨を引き裂き、その刃が貫く


京太郎「うぁっ……」


―――ジジッ


科学者「今、希望を抱いたな?」


目の前の良子が科学者に変わる

アバターにハッキングをかけて見かけを変えることができると、聞いたことがある

それだろうかと、京太郎は思いつつも痛みに耐えるため奥歯をかみしめていた


京太郎「~~~ッ!」


科学者「EDENの中とはいえ痛覚制御などはできませんから、ヒスタミンというのを知っていますか?」

京太郎「!!!」ガチャガチャッ

科学者「血管が拡張をする作用がありまして、それを塗ることによって痛みと出血が派手にって……もう死相が出てるな」

京太郎「~~~っ!!」

科学者「……さて、次は」


そして、意識が落ちはじめる

耐えきれる気がしない

まだ終わらない


京太郎「も……ぅ……けほっ」ゴポッ


ボタボタボタッ


血が白いシーツにまけられる


京太郎「ぅぁ……」

科学者「そろそろ、ダメか?」


京太郎「……」


◆??

01~10 ??

12~89 耐えきる

90~98 ??(??)

ゾロ目 ??????

・安価1↓

ちなみに10未満なら死亡ではじめてのゲームオーバーが
身体補正忘れてた……身体536の補正で53……ん?

【ゾロ目 EXイベント】



―――生きたい

―――死にたい


―――死なせて

―――生きたい


―――殺して

―――生きたい


―――うるさい!

―――生きたい


―――生きるの?

―――生きたい


―――生きてていいの?

―――生きたい


―――生きるためだから

―――生きたい


―――食べて、いいの?

―――生きたい


―――生きたい

―――生きたい



      .ヽ  ...l .l       ,!   \   l三L  .r|    iゞ   .!  ./  ./ i′       ,./     ., -'''″
-、、     ヽ  " ヽ.      !     \  .!三l /│  ./    │ ./   ./ /       ./  _,、,/
  `''-..、   .!'、、  .\    /         ヽ.,!三三三} ,i、/     l‐l゙  ,ノン゛      ,,/,..-‐' /
、    `''、, .l  \   ヽ  │           l゙三三三| / . l′   ./ .! シ´       ./    /
. ゙''-、    .\.l   .`'-、.ヽ. !        /.三三三|/  .l    ,l lン゛      . /    /
   `''-、.   ..゙!、     ゙ゝゝ         /三三三三 !、  l   ./ | ."     . /     ./        ... -ー''',゙
      . l    ヽ      ト、、    /三三三三三 l. !!  ./ ;;l゙     .,,./       ./      , / _..-'"´
       .l    ヽ    ..l三゙''-、__/三三三三三三 ∨} / 三|   .,ン/'゙    .,/;∨  ー―ー'、,..-'″
        l     `-、   ヽ三三三三三三三三三三 テ三三| .,..‐゙/  . _..-'"三r'" ̄ ̄ ̄ ̄"
.、、         l.     .゙i..、  .ヽ三三三三三三三三三三三三 !‐"; / ._..-'''´三三/  __,、  __. ..,.. - ̄ ̄ ̄
  ゙'';;- ___l      ヽ`'-..,, ヽ三三三三三三三三三三三三 l゙‐'´三三三 iiン-‐''゙゙´三三三 ゙̄ii./ ″
¬ー-___--ー''''″    __⊥三三`ゝ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二=―---
.―- __、._..-''" ̄ ゙̄'、三iv.三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二― ̄ ̄ ̄ ̄

    _.. ‐'″       ヽ;;;゙''-_二三三三三三三三三三三三三三三三三二-──--、_ー¬'''"゛   _____
_-'"゛            !三三三三三三三三三三三三三三三三三三`'-、 \ ___,゙ゝ、、  _..-'"゛
                   〉三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 \,i,二-‐'' ̄ン'"゛
 ̄――--___,゙'-、,、  ,/三三三三三三三三三三三三三三三三v-、三三三三三三三㍉、゙''ー ,,_
             `'ジ7"三三三_,,vi丶三三三/.i三三三三三三三三ヽ_ `|三三三三o三三三゙!ミ-/  .`\__、
      ._,, -'' /  ./ ;;.,r‐'''"゛ ./゙三三三/ .、 |三三三三三三三三三~ 三三三三\ .`゙'''ー-ゝ `'-、、 ‐. ̄ ̄
   _..-''´._ /   / ./   、 l三三三/  / .!三三三三三三三三____三三三三三l,_       `゙''''ー- ..
^'''" _ /    ./,./    .,/-l三三三/  _,!__/三三三三三三三三三゙'''ー、, `'''ー ..__三三゙'-、
._..-'"     ,/;i./ .ー ̄^゙'、.,..-''゙三-''7;i,゙_‐´ .,./ 三三三三三 ! ヽ三三三三三゙ゝ、__二ュ三三ヽ、
     ._.. -゙‐─^゙~゙''ー ../゙'''ク´   /三三゙'゙三三三三三三l′ |三三三三三三,____三三三、三三`'、
__‐''"            /     l三三三三三三 /.l三三ヽ .!三三三三 |     ̄ !.、 `'''ーxy..ミll― .__
               /     l丶;.,./ 三-、三/  .l三三三三、三三三|      .| .!     `'-,,ヽ、
                /     ./ /  / ゛  ..l′   .l三三三./ \三三|      .| .|       `'ヽ、
_,,.. -‐''''^゙ ̄ー―┐       ,/'"  /      l,    .ー!'、.;;ノ    `''''、;;.!     │.ヽ            `'-、、
        / /      ,/    ./       .,イ     .! \         ゙' li      ヽr'"'、,
     ,/゛ .`./     /     ./       / .!     .!   ヽ       .ヽ      ヽ  .|'-


科学者「あ……ぁ?」


半透明の画面をいじっていた科学者のその画面が割られる

京太郎の左手が上がって、それを砕いた

ユラッと起き上がった京太郎を見て科学者が笑う


科学者「凄い! これが、これがただの平凡な人間! 私よりも頭脳が劣っている人間、一握りの天才でなく、ただの人間!?」


笑う科学者起き上がった京太郎が右手を伸ばして科学者の頭を掴む


科学者「生まれも普通、育ちも普通、ただ普通の人間……その、生存本能!? 正常で異常なお前の本能か! 意思に反してただ生きたいと願う生存本能が、これか! それが奴を、アルカディモンを」

京太郎「だ……まレ……」


左手が振るわれると、その腹部を貫く

科学者の表情が止まる

血を吐きだしながら、驚いたような表情をする


京太郎「……俺のこと、沢山知ってるのか、俺のデータが、沢山」

科学者「あ、あぁぁっ! なんてことするんだぁっげほっごほっ!」

京太郎「……生きるから」


科学者「私を、私を殺す気かぁ!」

京太郎「そうだよ、だって……殺さなきゃ生きれないから」

科学者「で、電脳世界で人を殺すなど」


京太郎「できない……だから、ずっと殺す」

科学者「え?」

京太郎「終わるまで、殺す」


科学者「……え?」コプッ



―――眼が覚める


京太郎「……」


途中から覚えていない

戒能良子のフリをした科学者、野呂瀬に刺されてから……

これも実験だろうかと周囲を見る


京太郎「……ここ」


ウィンッ


科学者「あぁぁっ! くそっ! おえぇっ!」ベチャッ


入って来て早々、科学者が吐く

先ほどとは全く違う彼を見て驚くも、京太郎はただその場にいた

科学者がポケットからメスを出し、走り出す


動こうと思うも、今までと同じだ


京太郎「うごけな」

科学者「夢は、楽しかったかぁ!」


グサッ


京太郎「……がぁっ!!?」

科学者「はぁっ……ハァッ……!」


一言、ただ一瞬だけ京太郎が言葉を発した

それだけ、痛みにあえぐことなく

京太郎は黙った


科学者「あ?」

京太郎「……」


科学者「え……?」ガシッ


◆ルート選択
※ルートはこれ以降でも変更できます


1、【通常ルート】


2、【ジンダイルート】


3、【反ジンダイルート】


◇1時00分より集計開始


◆ルート選択
※ルートはこれ以降でも変更できます


1、【通常ルート】


2、【ジンダイルート】


3、【反ジンダイルート】


◇安価1↓から2分間で集計


この時間でもこんなにいてくれるとは嬉しい

ジンダイルートかな?


ちなみに黒幕は推測できるかもしれませんが、完全に明言されるには最後までジンダイで行く必要がありますね

反ジンダイでモルモット扱いは無いですねー
今回のことを知る感じになりますのでかなり扱いは良いです
阿知賀宮守組ですからかなり心配もされてとか、まぁこの後の癒しにはなるかとって感じで

2、【ジンダイルート】



◆誰?


1、小鍛治健夜

2、瑞原はやり

3、戒能良子

4、石戸霞


・安価1↓から3↓までで一番コンマが高かった者

4、石戸霞


―――目を覚ます


視界に映るのはあの照明でも、あの自室の天井でもない

見たことの無い天井だが、あの自室にどこか似ている

両手を上げる


京太郎「……」

霞「!」ガタッ

京太郎「……ここ、どこっすか?」


霞「ジンダイの、医療室よ……」

京太郎「そんなとこ、あるんだ」

霞「……」


京太郎「生きてるんだ……」

霞「ええ……」コクリ

京太郎「ん」スクッ


呆気なく起き上がるが、腹部に刺された痛みが残る

腹部を撫でるとすぐに痛みは引く

薬を使っていて、なおかつしっかりとした治療もされている


京太郎「包丁で刺された時とか掻っ捌かれた時より痛くないな……」ハハッ

霞「っ……ごめんっ、なさい……!」

京太郎「え?」


霞「私がっ、私がもっと……しっかりっ……うぁっ、あぁっ」ポロポロ

京太郎「そ、そんなこと言っても仕方ないでしょ、石戸さんがなんとかできたことじゃないでしょうし!」

霞「なんとか、してあげられた、かもしれないっのにっ……あぁっ」ポロポロ

京太郎「え、いや……無理ですよあんなの」

霞「っ……」グスッ


京太郎「大丈夫、俺……無事に生きてますし」

霞「無事なんて、言える……?」

京太郎「はい、そりゃもう凄い体験してますからこの程度無事に」

霞「うぅっ」グスッ


京太郎(余計なこと言っちゃった)


京太郎「そもそも、ほとんど会ったばかりじゃないですか俺たち……」

霞「それでも、私は貴方のことを知った責任が、責任があるのにっ……」

京太郎「ホント、平気ですから」ニコッ


霞「……そういうの、こわい」

京太郎「え?」

霞「攻めてくれた方が、良いわよっ」


京太郎「マゾじゃあるまいし……正直、感謝してます」

霞「え?」

京太郎「料理運んでくれた時、敵だけじゃないってわかって凄い安心しました」

霞「……私を、許してく」

京太郎「許すもなにも恨んでないし……まったく」


霞「……」

京太郎「それに胸の大きな人を恨むようなことなんて決して」フフッ

霞「……~~~ッ!!?」カァッ


自分の胸を押さえる霞

むしろそれがまたむにゅっと形を変える様を見せてくれるので京太郎としてはご馳走様なのだが

これ以上、一点に血を集めてもしょうがない


京太郎「冗談です、ところで俺はこれから」

霞「あ、そっちに関しては良子さんたちを呼んでくるわね」

京太郎「……たち?」



◆System
・石戸霞の好感度が+15されました
・【石戸霞:95】


霞が居ない間に左腕を確認したが、いつも通り怪我があるぐらいだった

すぐに、霞と共に部屋に入ってくるのは健夜とはやりと良子の三人

京太郎が笑みを浮かべると三者三様の表情を見せる


はやり「京太郎君、良かったぁっ」ポロポロ

健夜「……ごめんね、私のせいで」

良子「申し訳ない、早くに助けに行けたら……」


京太郎「いえ、もう構いませんから……俺、無事ですし」


健夜「無事とは言い切れないとは思う、けどね」

京太郎「傷に関しては、まぁしょうがないですよ。狂わなかっただけ設けもんですって……健夜さんもはやりさんも知ってるんですか?」

健夜「うん、責任もって全部みた」

はやり「ちゃんと全データ残ってたからね……削除はしなかったよ、変な痕跡は会ったけど」


京太郎「?」


健夜「なにはともあれ療養しておいて……出ても良いけど」

良子「さすがに当主様は貴方を自由の身にする気は無いようです」

京太郎「ああ、しょうがないっちゃ……そう、ですか」ハハッ


健夜「EDENにもログインできるけれど規制が入って指定されたエリア以外行けないのと……監視もつけることになっちゃう」

京太郎(EDENにゃ散々行ったけどなぁ)

霞「パートナーとも出会えない、けれどね……」

京太郎「ああ、そっか……そうです、よね」ハハッ


京太郎(ドルグレモン……)

健夜「これ、一応君のデジヴァイス……このビルの中じゃ通信もできないけど」

京太郎「はい、了解っす」

霞「……ごめんね?」


京太郎「謝らないでください、悪いのはあいつです……から」フッ


―――病室


ベッドで上体を起こしている京太郎

日付を見ると6月12日となっている

ずいぶん長い時間が経っていたと実感して、苦笑した


京太郎「よく、もったな俺……」


それでも、ジンダイから出る術もなく


京太郎「……暇、だな」ハァ


◆ジンダイ
【荒川憩・佐々野いちご】
【神代小蒔・石戸霞・薄墨初美・滝見春・狩宿巴】
【小鍛治健夜・瑞原はやり・野依理沙・戒能良子・三尋木咏】
【福与恒子・村吉みさき・針生えり・佐藤裕子】

ちゃちゃのんがジンダイにいるのでちゃちゃのんのファンやめます

スレのキリが悪いのでもーちょっとだけ続くんじゃ……明日が仕事だろうと寝ないで行く

>>952-954
なち関

>>952-957 これは酷い……



◆誰かと遭遇

・【>>949】から一人選択

◇安価1↓から3票で一番コンマが高い者

>>960
なんでや、わいファンになったやろ!!

>>967 ホントだ、じゃあ僕もちゃちゃのんのファンやめます!


【神代小蒔】


―――病室


小蒔「須賀さん……?」

京太郎「およ、神代さん」

小蒔「あはは、小蒔で良いですよ?」

京太郎「……それじゃ俺も京太郎でお願いします小蒔さん」フッ


小蒔「はい!」ニコッ


京太郎(天使かな、あいつの顔ばっか見てたからなぁ……やっぱおもちの女の子が一番だな)

小蒔「それにしても、なにかの実験に巻き込まれてしまったと……」

京太郎(言ってないのか、いやその方がありがたいんだが……)


京太郎「ええ、平気ですよ」フッ

小蒔「でもっ」

京太郎「小蒔さんのせいじゃありませんから」ナデナデ


小蒔「あっ」

京太郎「うぇあっ! すすす、すみません!」

小蒔「い、いえ……」カァッ

京太郎「その、知り合いをなんとなく思い出したんですよ」


小蒔「その方とは……こ、恋人だったり?」

京太郎「いや全然」キッパリ

小蒔「あ、はい」


京太郎(おもちとか全然違うけどなぁ)

小蒔「でもなにか後遺症とか残ってしまったら、私が一生かけて償っていきます! 身の回りのお世話なんでもしますから!」

京太郎「ん? 今」

小蒔「?」

京太郎「いえなんでも……」


京太郎(心が綺麗すぎる……なんか浄化されそう)



◆System
・神代小蒔の初期好感度は80となりました

次スレー?
【安価】京太郎「デジモン?」メグ「ストーリーデス!」【part6】
【安価】京太郎「デジモン?」メグ「ストーリーデス!」【part6】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442164064/)

>>972 次スレですー ありがとうございます!



◆誰かと遭遇

・【>>949】から一人選択

◇安価1↓から3票で一番コンマが高い者

【戒能良子】



―――病室


京太郎「あれ、また来たんですか良子さん……お仕事とか」

良子「ノーウェイ、問題無しです」

京太郎(ルー?)

良子「ビコーズ、申し訳ありませんでした……改めて謝罪します」


京太郎「いえ、そういえばこれから俺はどうなるんです?」

良子「とりあえずの療養、それと今日……当主様をあっていただくことになります」

京太郎「……へ?」

良子「突然ですみません、伝えに来たということもあるのですが」


京太郎「いや、一度顔は見ておきたかったので丁度良いですよ。メディアに顔出したとこ見たことないですし」

良子「はい、あと今日の状況を見て、その後も大人しくしていればパートナーとも会えると思います」

京太郎「……なる、ほど」

良子「すみません、こちらがこのようなこと言える立場でないのは」


京太郎「いや、そういう立場であってます……けど」

良子「本当に貴方には申し訳ないことをしたと思っています。だから」

京太郎「?」

良子「何かあったら……次は助けます。必ず……!」


京太郎「……ありがとうございます」フッ



◆System
・戒能良子の好感度が+20されました
・【戒能良子:90】


◆誰かと遭遇

・【>>949】から一人選択

◇安価1↓から3↓で一番コンマが高い者

そういえば、科学者ってどうなったの?

【石戸霞】


―――休憩所


廊下を出て休憩所までやってくる

最初の荷物や着ていたものは返してもらって財布もあるので、ジュースを買う

腹部の傷が時たま痛む


京太郎「……ん」

霞「あら、須賀君」

京太郎「京太郎で良いですよ」フッ

霞「なら私も霞で良いわよ」


京太郎「じゃあ霞さんで」

霞「呼び捨てタメ口でも良いけど」

京太郎「いや、さすがにそれは……」アハハ


霞「そう……隣良い?」

京太郎「はい」


隣り合って座る

ただ黙って俯いている京太郎と、京太郎の方を見る霞

なんとも言えないと思いつつ京太郎は霞の方を見た


京太郎「なんっすか?」

霞「いいえ、髪……綺麗な金髪だなって」

京太郎「ああ、白髪とかありません? 10円ハゲとか」

霞「私はわからないけれど……」


京太郎「なら安心……」

霞「……」ギュッ


そっと、霞が京太郎の片手を握った

横をチラッと見れば泣きそうな表情だ

下手に京太郎と接点を持って下手に色々知っているからこそ、だろう


なんだかんだで彼女も(かなり驚いたが)17の少女だ


京太郎「……俺、霞さんみたいな人、好きですよ」フッ

霞「……ええっ!?」カァッ

京太郎「守ってあげたくなるっていうか、ね?」ハハッ


霞「そ、そう……」マッカ


京太郎「だから、あんまり背負い込まないでください。俺のせいで、嫌ですから」

霞「……うん、ありがとう」



◆System
・石戸霞の好感度が+5されました
・【石戸霞:100】
・石戸霞の好感度は現状ではこれ以上は上がりません


さてさて、埋めお願いしますー
次スレは>>972ですー

さすがにこの時間なので多少時間はかかるでしょうけれど致し方なし!

そして>>1000はいつも通り! あんま消化する時間ないんで申し訳ないですー

>>989
それに関してはこの後って感じですねー

1000ならクリア後クロスウォーズの歴代主人公勢揃いに乱入

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