男「大丈夫か?」 雪女「え?」(19)

男「・・・・なんで父さんは雪国の生まれなの?」

父「さぁな。子は生まれる場所を選べないからな」

男「・・・どうせなら沖縄に生まれてればよかったのにね」

父「あっちはあっちで大変らしいぞー。やれ台風だ、やれ大雨だ」

男「この量の雪を見ると・・・そっちのほうがいいって思えるよ」

父「・・・・・だなぁ」

爺「おら、おめぇらもさっさと手伝え!まだ降ってんだからさっさとしねえとおわんねぇぞ」

男「じぃちゃんも元気だなぁ」

父「大丈夫。お前はその孫だ」

男「あんたはその息子だろが」

爺「口より手ぇうごかせ!」

母「あら?お疲れ様ー」

婆「あらあら。男ちゃんご苦労様」

男「あ、うん。ありがと」

爺「おーい婆さん。風呂沸かしてるか?」

婆「はいはい。もう沸いてますよ」

爺「おーし、父、風呂で背中ながせや。ついでにコレで一杯やるか?」

父「お、いいねぇ」

男「もう飲むのかよ」

爺「さみぃ日は酒飲んで寝ちまうのが一番だ」

男「だからって風呂場で寝るなよじいちゃん」

母「あ、男。ちょっといい?」

男「ん?どったの?」

母「回覧板隣に回してきてくれない?」

男「えっと・・・・・隣ってどっち?」

母「えっと、お義母さん、これって」

婆「今回は下」

~雪道~

男「かーー!!さみぃ!!」

男(なんだってこんなときに遠いほうの隣に回覧板を届けに行かなきゃならんのじゃい!)

男「しかもさっきより強く吹雪いてきてるし!」

お隣「あらあら、わざわざありがとうね男ちゃん」

男「いえいえ。ほんじゃこれで」

お隣「あー、まってまって。これもってって」

男「なんすか?」

お隣「さっき買ってきた肉まん。まだあったかいから帰りにでも食べてって」

男「・・ってもらったけど・・・・」

男「この吹雪で食えるかー!!」

男「・・・・・・ん?」

男(林んなかに・・・人?)

男「おーい!アンター!だいじょぶかー!」

?「・・・・・・・・」

男(この吹雪じゃ聞こえるわけ無いか。しょうがない)

ザッザッザッザ・・・・

男「だいじょぶか?」

?「・・ぁ、いえ」

男「・・・・ん?なんだ?おめぇ足怪我してんじゃん」

?「あ、いえ、大丈夫ですのd・・・くぅ・・・」

男「・・・・十分痛いんじゃん」

男「家は近いのか?」

?「えと、あっちの方角に10分も歩けば・・・」

男「そーか」ザザ

?「え?」

男「ほれ、乗れ」

ザッザッザッザ

男「かー!!さみぃぃぃ!!」

?「・・・・・・・・」

男「おめぇの家って俺の家よりも山に近いのな」

?「・・・・・・・・・・はい」

~30分後~

男「・・・・・おい、まだか?」

?「・・・・・・・・はい」

男「っかしぃな・・・・もう10分以上歩いてるはずなんだが・・・・」

?「・・・・・・・・はい」

?(うふふ、もうすぐ・・・・・)

男「・・・はぁ・・・はぁ・・・」

?(・・・・もうそろそろ・・・)

男「なぁ・・・・・おい」

?「・・・・・・・はい?」

男「まだ・・・・みぇねぇのか?」

?「・・・・・・はい」

?(これで、こいつもいただきね)

男「おい・・・・」

?「・・・・・はい?」

男「足・・・・・大丈夫か?」

?「え?」

男「だから・・・足だよ足。おめぇ痛そうにしてたじゃん」

?「あ・・・えっと・・・えぇ」

?(そんなの嘘に決まってるじゃない)

男「ん・・・ちょっとおろすぞ」

?「え?・・・あ、はい」

男「・・・・・・・」ジィー

パサ

?「え?」

男「多少汗臭いだろうが羽織っとけ。さっきより雪が強くなってきたし」

?「え、ちょっと・・・あなたは?」

男「んなことより自分の心配をしろや。ただでさえ足怪我してんのに」

?(・・・・・・・・・・・・・・・)

男「ほれ・・・もっかい乗れ」

?「・・・・・・・・・・・・・はい」

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