【幻想郷から】霊夢「何なのよ此処寒い!!」【MH世界へ】 (626)

経験者ですが1スレ分しか描写せず療養で4年ほど放置していたので素人同然です
アドバイスなどがあれば宜しくお願いします

※(作者の知ってる限りの)幻想郷住人+αが登場します

※キャラ崩壊、あるかもしれません

※割と負傷します、無双モノとは程遠いです

※薬漬けの毎日ですが出来る限りエタらないよう頑張ります

それでも見てやろうって御奇特な方はどうぞ!!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441800053

霊夢「困ったわねぇ…うぅサムっ!!」

強烈なブリザードで白い闇に呑まれているこの少女は霊夢
異変解決を終わらせ帰路についていたらいつの間にかこの場所に居た

霊夢「迷う訳もないし、そもそもこんな寒冷地区がある事が異変よね、はぁ~…」

今回の相手は強力でスペカを使い果たしてしまった
これだけの規模の異変だとスペカ無しではキツそうだ、一旦神社に帰り補給を考えた

霊夢「きゃぁあっ!!!…ガチガチ…みょほひゃひこにょカズェ(もう何この風)!!ガチガチ」

1分もしない内に体温が奪われ、呂律が回らない、これはチルノなんて規模ではない
ともかく少しでも温まるように、地形確認のために高度を落とす

霊夢「…ゑ…一体どうなってるの?」

ほぼ一瞬見えた、しかしそれは霊夢の目に焼き付けるには十分だった
幻想郷にない山脈、大河、謎の茶色い毛玉のような生物
ここは少なくとも結界外の別の場所だと認識するのに時間は要らなかった

~~~~~~~~~~=====序章・激痛と幸運=====~~~~~~~~~~

とにかく全速で降下する、あのままでは冗談抜きで凍死してしまう
その時猛スピードで接近した何かが霊夢の身体に当たる

霊夢「っ!!!!??」

霊夢は良く受け身を取り、万全な体勢でソレを睨みつける
ソレはただ単に好物を狩りに来ただけで霊夢に当たったのは全くの偶然である
が、ソレがこの後の霊夢の運命を大きく変えた存在であるのは言うまでもない

霊夢「何なのよ!!このバケモノっ!!」

先手必勝とばかりに陰陽玉より攻撃が発せられる、見事に後ろ脚に命中した
…が、どこ吹く風とばかりにその『絶対強者』はゆっくりと霊夢の方に向く

前足、眉間、鼻っ柱と当てているが一向に怯む様子は無く
大地を引き裂くがごとくの大音響で威嚇する

霊夢「…とんでもないわね」

『絶対強者』は硬くなった雪を駆り、霊夢に詰め寄る、
巨体からは想像もつかないスピードである
しかしそこは霊夢も負けては居ない、浮翌遊している事により足場が悪い事も問題なく事を進められる
そして長射程武器により一方的に攻撃が出来ている、一見有利に見えるが…

霊夢(さむ…い…息苦しいのに…呼吸が出来な…いっ…)

氷雪交じりの暴風は容赦なく霊夢の体力を奪って行く
反応も遅れがちになり、狙いはずれ、攻撃している時間が短くなる
このままではランチだかディナーだかになるのは時間の問題だ

霊夢(一旦退いて…寝て…ご飯食べて…このトカゲを倒すのはその後!!)

出来る限り全力で上空に退避する
寒さと酸素不足で朦朧としていた霊夢は気づく事が出来なかった

どこでこの『絶対強者』と邂逅したのか-・・・

俊敏なジャンプ力で霊夢を捕捉した『絶対強者』の勝利は此処に確定した

~~~~~~~~~~=====第一章・始まりの村=====~~~~~~~~~~

霊夢(あ…あれ?)

不思議と痛みは無かった、が、指先一本、口に至るまで動かせない
紙一重でその凶爪を身体からは避けたものの、服が引っ掛かりその馬鹿馬鹿しい力で放たれた矢のように落下、雪原に叩きつけられた
降ったばかりの様でクッションになり死にはせず、舞い上がった雪で『絶対強者』の目から逃れた
が、勢いが強過ぎて強烈なダメージを負い、もはやとる術は無い

程無くして異変解決後で体力を失い、強烈な寒さに曝された霊夢に睡魔が襲って来た・・・






「ん…」

???「お!意識戻ったか!!良かったんだぜ!!!」

この声は忘れもしない、親友の霧雨魔翌理沙
此処は天国?地獄?それとも…

           ビキビキビキッ!!!!!!!!!!!!!!!

霊夢「!!!!?!?」

魔翌理沙「悪ィ悪ィじっとしてろ!お前と雪でマジ紅白になるほどだったんだからよ!!」

物凄い激痛である、火傷した所を鬼に踏まれた位痛いんじゃなかろうか、もはやそんな痛さ
する事も無いのでこのまま睡眠をとる次に起きたのは此処に来て丁度一か月だった

誤字訂正申し訳ない
霧雨魔翌翌翌理沙→霧雨魔翌理沙

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霊夢の体力は落ちに落ちて全身に鉛の塊が付いたよう
歩く事もままならずご飯は重湯、当分はベッドの上らしい
そんな日が3日も続いた頃

魔翌理沙「待たせたな!!今日からリンゴすりおろしたのが付くんだぜ!!」

霊夢「魔翌理沙…これ、皮ごとすりおろしたんじゃないでしょうね?」

魔翌理沙「いやいや!!これドドブラリンゴって言ってな、外が白くて果肉が赤いリンゴなんだぜ?論より証拠、食ってみろよ」

霊夢「へぇ…」

はぁ…

久々の味の付いた食事、五臓六腑に染みわたるとはこういう事か
この味を生涯忘れることは無いだろう
心なしか力も漲ってくる気がする

霊夢(…!)

魔翌理沙の手が霜焼けとあかぎれで酷い有様だ、おそらくこのリンゴを探すために頑張ってくれたのだろう

霊夢「ありがと、最高においしかったわよ」

魔翌理沙「…へへっ、どう致しましてなんだぜ!!」

照れくさそうに後ろを向く、気が付けばその格好は見慣れない服を纏っていた

霊夢「その格好は…?」

魔翌理沙「あぁコレか…いや、お前には悪いんだけどさ、この世界で暮らすとなった以上お気に入りの服は取っておきたくてな…」

霊夢「そう…ま、命あるだけ儲けものよ」

魔翌理沙「そうか・・・お前を救助した時服を破いて応急処置したらしくてな、一応取ってあるが…悪ィが襤褸切れだな」

霊夢「…ん?らしい?」

魔翌理沙「アレ?言って無かったっけか?お前を助けたのはこの村の連中なんだよ、で、私はハンター修行しつつ
お前の世話係をやらせてもらってる訳、あとで動けるようになったら挨拶するか?」

霊夢「いいえ、こう言うのは早い方が良いわ、ちょっと肩を貸して…」

魔翌理沙「ん、だいぶ軽くなったな霊夢、もっと肩の骨がイカれて私がベッド生活になると思ったのに」

霊夢「・・・あとで覚えてなさいよ?」

魔翌理沙「悪かったって、そう睨むなよ~」

sagaおすすめ

どういうことなの…?魔翌理沙文字化け?翌って何…
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霊夢「そもそもハンター修行って言うのが私には解らないんだけど」

魔翌理沙「それも言って無かったっけ、得物狩ったり、キノコ採ったり、肉食獣と戦ったり、キノコ採ったり…
する仕事だな、結構気に入ってるぜ!」

霊夢「キノコに拘るわね…らしいっちゃらしいけど」

???「あら、霊夢、動けるようになったみたいね?」

霊夢「はぁい、咲夜、貴女も迷い込んだのかしら?」

咲夜「ええ、貴女なら元の世界に戻してくれると思ったけどアテが外れたみたいね
ただ、こっちにちょっとやり残したことがあるから…好都合だけども」

魔翌理沙「あー…それより咲夜、ミアが何処に居るか知ってるか?」

咲夜「畑の方に居たわ、アレでいて土いじりが好きみたいね」

魔翌理沙「助かったんだぜ!じゃあまた後でな!」

霊夢「・・・なんか随分仲良くなったみたいね?」

魔翌理沙「組むようになって丁度2週間近いからな、本を返すようせがまれる以外は良い奴だと思うぜ」

霊夢「元の世界に戻れ…ったら返しなさいよ?」
(戻れたら…なんて、私とした事がなんて弱気な…)

もう霧雨と書いて(まりさ)と表す事にします;;
>>8
ありがとうございます!反映しました
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???「お、だいぶ良くなったみたいだニャ!」

その娘はかなりの速度で駆け寄ってきた、このタイプは小傘と同じ付喪神の一種?
が、能力はそれこそ桁が違う…、万全の私でも勝てるかどうか…

霧雨「おう、上手くいけば一緒に狩りに行けるぜ?」

???「それは良かったニャ、あ、申し遅れたけど私はミアって言うのニャ、宜しくニャ!」

霊夢「あ、ど、どうもよろしく…えっと、貴女が助けてくれたのよね?」

ミア「そうニャ、物凄い雪煙が起こったから調べたら貴女が居たニャ」

霊夢「ありがとうございます…」

ミア「どう致しましてニャ!」

霊夢「えっと、あの、縞模様のトカゲっぽいのは…?」

ミア「ティガレックスかニャ?…いや見てにゃいニャ」

霊夢「そう…」

ミア「ん、折角来たんだし釣りでもしてるかニャ?部屋の中は退屈だろうし霧雨は釣り下手で困るしニャ」

霧雨「う、うるせーな、誰だって得意不得意はあるんだよ!」

ミア「あはは、狩りの時は期待してるから気にすんニャ」

霧雨「ちぇっ…」

反映しているならsagaってでると思うが…
まあ>>1が霧雨でいいんだったら好きにするのが一番さね

釣り糸を垂らし数時間
我ながらなかなかの釣果だと思っている

緩やかな流れの河でしかも広い、泳ぎたい気分ではある、が…

ミア「ま、見ての通り雪山の麓だから凍死するのに3分要らないニャ、それ以前に足突っ込んだだけで踵返すだろうニャ」

霊夢「でしょうね…」

ミア「確か上の方の村、ポッケ村には温泉があるけど」

霊夢「えぇっ!!!」

温泉!タオルで拭くくらいしかしてない霊夢にとってなんと甘美な響きだろう
が、次の一言で無残に打ち砕かれる

まぎわらしいがsageじゃなくてsagaね
魔理沙

>>12
ごめんなさい、勝手に翌の字が入るのと言い慣れるのに時間かかりそうです
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ミア「村の中央に囲い無しであるからニャ~」

霊夢「・・・そ、それじゃ入れないわね、残念ざんねん・・・」
(迷っちゃった私を誰かぶん殴って…)

ミア「ともかくこれだけ釣れれば大したものニャ、皆で分け合うとするかニャ」

霊夢「ん…」
(普通そうよね…それに命救ってもらった訳だし)

ミア「だけど霊夢はとーーぶん重湯にゃ、胃が慣れるまで我慢ニャ」

霊夢「うぅうう…」
(そうだった!!美味しそうだと思ってたのに…)

ミア「ん、取り敢えず霊夢の分の分け前は渡しておくニャ、許可が出たら酒でも肉でも思いっきり食うと良いニャ」

ジャラッ

霊夢「!!!」

この日から治るまで、霊夢は釣りに勤しんだそうな…

>>14
ありがとうございます、サガですね!
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>>11訂正兼ねテスト
ミア「ん、折角来たんだし釣りでもしてるかニャ?部屋の中は退屈だろうし魔理沙は釣り下手で困るしニャ」

魔理沙「う、うるせーな、誰だって得意不得意はあるんだよ!」

ミア「あはは、狩りの時は期待してるから気にすんニャ」

魔理沙「ちぇっ…」

翌の問題はネットで調べれば5分もかからずに解決できるからひまなときに調べるといい
自分で調べた方がわかりやすいだろう

>>14
しっかり魔理沙になりました、ありがとうございます!!
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>>15より続き

霊夢「はぁ~美味しい…口の中幸せよぉ…♪」

ギガントミートを頬張り黄金芋酒を飲み干す
今日は全快祝いに特別に上位ハンターの食事を卸してもらい食べる食べる

魔理沙「いや~、美味いもんだ、私まだ下位の位置なのにいいのか?」

ミア「ん、こう言うのは皆で食べてこそだしニャ、それに上位になったらこういうのが食べ放題と解れば
やる気も出るんじゃニャいか?」

魔理沙「その通りだぜ!おい文!!肉ばっか食ってないで野菜も食えよ」

文「ま、まだ沢山あるんですし自由に食べて良いじゃないですか!」

魔理沙「いやいや、勿体ないって見地で言ってるんだぜ?シモフリトマトとか騙されたと思って食ってみろって!」

早苗「私はたてがみマグロに黄金米で毎日過ごしても良いくらいだと思いますね、うん」

見知った顔が幾人も居て、今日は宴会の如しだ
そして明日から霊夢はこの世界で生活するため、ハンターとなった

>>17
基本サガで回避できるみたいですね、暇なときに熟読します
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翌朝

魔理沙「おーい、霊夢、起きろ~!!」

霊夢「ん~…いたた…」

魔理沙「のんびりしてっと、夕方になっちまうぞ~」

霊夢「はぁ~…あんなに呑んだの初めてでちょっと身体にくるわ…って魔理沙は平気なの?」

魔理沙「ん、この生活で慣れたからな、じきに霊夢もそうなるさ」

霊夢「そう…新しい防具、実戦で使う時が来たのね」

魔理沙「だな、この地区はどうやら生還率を上げるため武具はなるべく最良の物をって思想で
他の地区とは反目してるらしい…とはいえ、新人霊夢にはイーオスシリーズが限界みたいだけどな」

霊夢「えぇ、レウスとか重くて身動き取れなかったわ…」

魔理沙「こう言う時鬼が羨ましく思えるぜ、ディアとか難なく着れるもんなアイツら
ま、おいおい力付けてけば良いのさ」

霊夢「ん、ともかくにとりには感謝しないとね、防具の着心地良いわ」

魔理沙「そういうのは本人の目の前で言うべきだと思うぜ?」

軽い二日酔い覚ましに水を一杯飲んで出る、幻想郷出身と付喪神らしき人々が行き交う
その人たちとは随分打ち解け、ミアと最初に出会ったようなプレッシャーは欠片もない

霊夢「行く間に言っておくわ、えーと、今回のメンバーは私、魔理沙、椛、ルーミア…そしてバックアップがミアその他3名?」

魔理沙「ん、どうやらミア達は積極的に手出ししない方針らしい」

霊夢「何それ、何か損した気分ね…」

魔理沙「最初そう思うだろ?でもその内すぐその認識は変わるとおも…おっ、そろそろ加工屋だな」

にとり「いらっしゃ…おー霊夢、どう?私の作った鎧は」

霊夢「上々よ、流石の仕事と言っておくわ」

にとり「おぉー、こりゃ明日は火山弾かな?」

霊夢「あのね…」

にとり「冗談冗談、そうだ霊夢、狩り行くなら鉄鉱石に大地の結晶、マカライトを取ってきておくれよ」

霊夢「いいけど…在庫は無いの?」

にとり「分けたいのは山々だけど需要が高くて…供給が追い付かないんだ
ともかくそれがあれば霊夢の新しく新調した狩り用の陰陽玉の強化も出来る筈だよ?」

霊夢「ふーん…」

魔理沙(あ、こりゃ関心薄そう)「そうだ霊夢!黄金石のかけらって知ってるか?」

霊夢「え・・・?」

魔理沙「売れば結構な金になるんだぜ?それに鉄鉱石やマカライトが余ればそれまた高値で売れるぜ!!なぁ?」

にとり「だね、さっきも言った様に品薄だし鉄鉱石やマカライトは採掘に使うピッケルにも用いられるからいい値で買い取るよ」

霊夢「そうと決まれば俄然やる気出てきたわ!さ、行きましょ!!」

魔理沙「お、おう!!」
(やっぱり効果覿面だなぁ…)

・・・

霊夢「お待たせ」

椛「いえ、ちょうどイメージトレーニングも済んだ所です」

ルーミア「おー、一緒に狩り楽しみなのだー♪」

道なりに移動、30分もしない内に着く近所である、だからこそ霊夢は助かったのだろうが…

霊夢「…重くない?」

ミア「いや?私力持ちだからね、平気平気」

魔理沙「いやー、でも人気者の椛がかって出てくれて助かったぜ!」

椛「い、いえ、私自身の強さを鍛え直さなければと思ってたところなので…」

???「あーもー、こらルーミア、視界塞がないの!」

ルーミア「でもちゃんと道通り進めるのだー凄いのだエンカー」

などとやってる間に狩り場に着く、
今回のクエストは霊夢に使ったので品薄になった雪山草採集である

ミア「ん、設営も終わったニャ、考えたけど今回は私も特別に同伴するニャ」

魔理沙「おぉ!」

ミア「それと霊夢以外の3人には道なりのガウシカを競走で狩ってもらうニャ
素早く、安全、確実に、それが出来にゃいとオシオキが待ってるニャ
霊夢はルートを決めて欲しいニャ、一応採集物は書いておいたから…これでどうニャ?」

椛「大型モンスターが出た時の対処法は?」

ミア「ん、フルフルとドドブランゴ辺りなら安全策で霊夢と交代でそっちで待機してる文あたりに出て貰うニャ
ティガレックスやキリンだったら私が抑えるから皆退いて幽香、勇儀、妖夢 、咲y…いや、ここは無難に萃香と交代かニャ
強化体やそれ以上に強い奴は私らが何らかの形で対処するニャ
向こうではどうだか知らニャいけど一か月そこらのまだまだ新兵に命懸けの任務は与えないから安心しろニャ」

ルーミア「中型の場合どうするのかー?」

ミア「そいつニャら霊夢も戦線に参加してもらうニャ
その場合丁度良い機会だし連携での戦闘を霊夢にも学んでもらうニャ」

霊夢(ルーミアが…?)

魔理沙 ボソッ「意外だろ?でも此処に来てから頭脳的に良い動きするようになったんだぜ?
下手すりゃ私でも狩りに関しては負ける事もある位だぜ」

ミア「他に質問無いかニャ?」(チラ

霊夢「…。」

ミア「ん、無ければ行くにゃ、怪我だけは気を付けるんニャよ?」

    ズパッ!!!

一閃、鮮血が飛び散り標的であるガウシカは倒れる

魔理沙「よくよく考えたら千里眼でフットワークの軽い武器持ってる椛がめちゃ有利じゃないか?くそー、良いとこないぜ…」

ミア「その短所をどう補うかも今回の課題にゃ」

魔理沙「ちぇー、オシオキは勘弁だぜ」

ミア「おめーは筋が良いのに狩り場外では注意力散漫なのが悩みの種ニャ
私はドベにオシオキするとは一言も言ってないニャ
少しはルーミアを見習うニャ」

魔理沙「ぐ…ふん、コレから巻き返せばいいのさ!おい霊夢!ちゃんと見てるか?」

霊夢「えぇ、あ、ルーミアが獲った!…へぇ、腕も中々じゃない」

ミア「なんだかんだでチルノ、リグル、ルーミア、ミスティアの四人でフルフル狩った実績もあるニャ
まごついてると置いてかれるニャよ?」

魔理沙「お、私も仕留めたぜ!!この距離でも一発!!やっぱり狩りもパワーだぜ!!」

ミア(ふむ…そろそろ魔理沙もモノブロス行けるかニャ?)
「さて、はぎ取るかニャ、昨日のご馳走に負けない珍味を戴くニャ!」

ジュウ ジュウ ジュウウ…

椛「ん!やはり新鮮なレバーは良いですね!!!」

魔理沙「これでいつでもこの味で食えれば最高なんだけどな!足が早くて此処から村に着くまでには平凡な味になっちまう」

ルーミア「ん?霊夢、食べないのかー?」

霊夢「…ああ、いいえ?食べる、食べるわよ?」

魔理沙(思えばガウシカって結構愛らしいから捌くのに抵抗あったのか…最初に痛い目にあわされてからそんな感情忘れてたぜ)

・・・

ミア「肉、皮、骨…うん、全部頂いたニャ、余った部位はギアノスの巣に放り込んでおくかニャ」

椛「出立しますか?」

ミア「ん…こういう判断は霊夢に頼むニャ」

ルーミア「どうなのかー?」

霊夢「そ、そうね、晴れてる内に済ませちゃいましょ」

ミア「じゃ、これから寒冷地ニャし、特製カイロ(ホットドリンクの代わり)貼っていくニャ」
(魔理沙…)

魔理沙(わかってる、ちゃんと霊夢を守る)

カツーン カツーン
冷凍庫の様な洞窟内部、良質な鉱石が得れる場所でひたすらピッケルを振るう
相当純度の高い鉄らしく周辺が凍りついてるのもあり一欠片掘りだすのも一苦労だ

霊夢「ハァ…ちょっと…だれか代わって…」

椛「いいえ、折角の機会ですからヘトヘトになるまで掘って貰います」

霊夢「うぅ…」(思えば帰路の護衛もこなすから強く出れない…)

魔理沙「おぉ、こりゃマカライト鉱脈来たか?ザックザクだぜ!!」

ルーミア「ハチは任せろなのだー!」

ミア「あーあ、早々に皆折っちゃったか…いいの?私ピッケル結構持ってるニャよ?」

ルーミア「今回は霊夢に譲ってあげて欲しいのだー!!」

霊夢(その優しさが今は辛いわ…!)
「ごめん、雪山草採集してからにしない?腕と腰がもう…」

ミア「今回の司令塔は霊夢だしニャ、余程の事が無い限り指示通り動くニャ」

椛(ちょっと可哀想でしたか…)「帰ったら採掘のコツを教えますよ、ただ、霊夢さんの場合基礎体力の方が問題ですね」

と、洞窟内部でも採集し、表に出る
一定の寒さであればミント爆弾の如く生えてる代物なのですぐに見つかる
粗方採集し、腰を上げる、余剰を取って帰るか、地獄の採掘か、考えてたら・・・

椛「!!急いだ方が良いです、何か接近してきます、まだ遠いですが、速い…」

ミア「ん、こっちも今情報が届いた、標的、ベリオロス高機動型と確認
通常型(3rdの弱体化ベリオ)ではない!」

霊夢「わかったわ、さっさと下山よ!!!」

魔理沙「聞いたこと無いモンスターだな…何だソイツ」(ミアの口調がマジだ…こりゃスタコラサッサだぜ)

ミア「雪原だとかなりヤバいモンスターだ、勇儀と萃香でも今は勝てるかどうか解らない!
上位タイプなら間違いなくジワジワとだけど確実にやられる!」

ルーミア「ただでさえ高いランクなのにそれでも詐欺の筆頭と聞いたのだ
でも本来は遠方に居る筈なのだ…?」

椛「今間違いなく来てるのは事実です!恐らく目標はポポ…少なくとも私たちを見つけた気配は無いですね」

脱兎のごとく退散する、結果で言えば霊夢の判断は大成功であった

~~~~~~~~~~=====第二章・初のクエストを終えて=====~~~~~~~~~~
急ぎ足で村に戻る…と言うかミア達に荷物を預け低空飛行して早々に帰った
厳戒態勢も過ぎ夕方・・・

霊夢「どう…?」

椛「えぇ、食事した後に別の場所に移動したようです」

霊夢「そう…」

椛「沈んでますね?」

霊夢「だってそうでしょ!!マカライトを沢山持って帰ったのに含有量が低いとか、傷付いて使えないとかで
持って帰った内の3割よ!!!」

霊夢もにとりに非は無いと解りつつもドヤさずにはいられなかった
多分ホクホク顔の魔理沙が主な原因だと思われる

椛「はぁ」(相変わらずの運ですが…採掘の腕が想定通り追い付いてませんね)

霊夢「こうなればもう一度掘りに行こうかしら全く!」

椛「いえ、今はやめておいた方が良いですよ…」

霊夢「解ってるわよ!!…ふぅ、貴女に当たってもしょうがないわよね…ごめん」

椛「いえいえそんな…」(霊夢さんだいぶ丸くなってる…?)

霊夢「そうそう、約束の採掘の仕方、教えてくれない?明後日」

椛「あさって?」

霊夢「もう筋肉痛が来てるのよ…鎧を支えてるだけでも節々がキツいわ」

椛「…はい」

確かに初クエストは成功に終わった、けれど、前途多難な様子です

翌日

霊夢「いたたた…」

全身筋肉痛、特に首と腕と腰が痛い…とは言え
ちゃんとご飯が食べれるだけ前の大怪我より随分マシ

咲夜「あら、霊夢、ごきげんよう」

ポンッ

霊夢「ヒギャァアアアッ!!あだだたっ!!」

咲夜「…ごめんなさい」

霊夢「つ、次は許さないからね…」

咲夜「そんなに辛いのなら寝てれば良いのに…」

霊夢「筋肉痛は軽く動かした方が後々良いらしいのよ…たた…」

咲夜「そう…」

???「あ、れーいーむー!!!」

だきっ

咲夜「あ」

・・・

霊夢「産まれて初めて人前で本気泣きしたわ…」

???「あぅ、ごめん、れいむー」

???「あらあら、博麗 霊夢ともあろうものが情けないわね」

霊夢「うっさいわね…レミリア」

レミリア「ふふ、でもこの辺りは良いわね、殆どの天気が曇天で歩くのに不自由しないわ
とは言え万が一の事もあるし夜専門ハンターだけど」

フラン「むぅ、私も一緒に狩りがしたいなぁ」

???「だったら受け身を覚えるか、いかなる攻撃も完全回避するかしかないわよ」

フラン「ぶー、きびしーよレイナはー!!」

レイナ「全く、攻撃面では文句ないんだからちゃんと身を守るだけ、あと少しよ
とにかく背中の張り紙はがしたらまた訓練だからね」

フラン「えっ!?」

頑張って、と書かれた張り紙が張ってあった、いつの間に…

フラン「…今日は絶対勝つもんね!!」

レイナ「その意気よ、では、妹さんをお借りしますね」

レミリア「構わないわ、しっかり鍛えて頂戴」

霊夢「彼女は?」

咲夜「妹様の狩りでの教育係…と言ったところですわね」

レミリア「私は気に食わないわ…でも、教育に戦闘力の実力は認めてる」

霊夢「へぇ?」

レミリア「私とのバトルでアイツは常時攻撃可能位置に居ながら一発も撃たず全て避けきったなんて
私の身体こそ無傷だけどプライドはズタズタよ…」

咲夜「あれでいて妹様も随分なついてますからね、外に出れるのも併せてああまで笑顔を見せた妹様は初めてです」

霊夢(あぁ、嫉妬もあるのね…)

レミリア「咲夜、時間は?」

咲夜「1時22分です」

レミリア「丁度良い時間ね、私は寝る事にするわ」

咲夜「はい、ベッドの用意は済んでおります」

・・・・

霊夢「で、聞きそびれたけど、やり残した事って?」

咲夜「・・・ええ…轟龍ティガレックス…忘れもしない、奴は私の獲物ですわ」

霊夢「!!!」

咲夜「貴女も因縁がありますわよね?」

霊夢「…うん」

咲夜「鱗がナイフを弾き、隙間に刺しても何事も無いかのように…
口の中へ投げたら事もあろうに全部噛み砕いた…冗談じゃないわ」

霊夢「・・・」

咲夜「近々ティガレックスに対抗するための猛毒をもったゲリョスを狩りに行く予定です
貴女の因縁も理解してますが、ここは早い者勝ちです
が、もし、もしも一緒に戦う事があれば…」

霊夢「・・・」

咲夜「…失礼します」

霊夢「…サムい…はは、そうね、もう夕飯の時間ね…」

夕方まで座り込んでいた霊夢が、立ち上がる
しかし足が縺れ、いとも簡単に転倒した

霊夢「あはは…私ったら筋肉痛で転んじゃった、そう、これは筋肉痛のせいなのよ…」

立ちあがろうとする、が、手も震え上体を支えられない
仕方なしに仰向けになる

霊夢「もう、星が見える…」

飛んで戻ろうとする、が

霊夢(あ、あれ?)

飛び方が解らない、昨日まで呼吸をするように飛べていたのに…
呼吸と言えば息苦しさも感じる、上手く息を吸えていない、声すら出せない

霊夢(どうして、どうして、どうして…)

~~~~

フラン「れいむ起きた?」

レイナ「…この分なら心配ないですね」

誰かの部屋に居る、意識は安定したようだ

霊夢「あれ…?」

レイナ「道の脇に倒れていた貴女をフランちゃんが見つけたんですよ」

フラン「えー、レイナが見つけたんじゃん、私は運ぶの手伝っただけだよ」

レイナ「…ともかく、此処はフランちゃんの部屋です、移動しますか?」

霊夢「そうね…」

フラン「・・・。」

霊夢「…ごめんなさい、今日はここで休ませて、疲れちゃった」

フラン「わかった!ね!ね!約束だよ!一緒に寝ようよ~!」

レイナ「全くもぉ…では、おやすみなさい、ごきげんよう」

フラン「おやすみ~!!」

空気を察したのは事実だけど、この暖かいベッドから離れたくなかった
勘では無い、生物としての本能がそう思っただけだ

堅肉とフラヒヤ麦を食べた後、こんがり肉を三本ほどたいらげた

霊夢「一食抜いただけでこんなにお腹がすくなんてね…」

魔理沙「おぉ、霊夢!今日は早いな!」

ジュウジュウとアツアツの臭いが漂う
ミートワゴンと四つ足ニンジンのステーキセットだ

霊夢「むぅ…」

魔理沙「・・・そ、そんな顔しても分けてやれないぜ!」

霊夢「解ってるわよ、流石にお腹いっぱいだし…結構豪勢だけど何か行くの?」

魔理沙「今日はちょっと遠出してガノトトスを狩りに行くんだぜ」

霊夢「ガノトトス?」

魔理沙「ああ、私のタイプと相性が良くてな、熱帯と寒冷地に対応した砂漠用の装備が目当てなんだ」

霊夢「ふーん…」

魔理沙「んで、今の目標はモノブロス!砂漠に居るから長期戦でも平気なように
今回の装備をだな、急がば回れって奴さ」

霊夢「別に急ぐ事も無いでしょうに…誰かと競ってるの?」

魔理沙「んぐっ…ま、まぁな、チルノの奴が吹っかけてきてさ、売り言葉に買い言葉で…
ちなみに今日挑むらしいぜ?まぁブランゴに手間取ってるようじゃ失敗だろうけどな」

霊夢(ともかく魔理沙が誘えないとなれば椛とあと二人か…うーん…
よくよく考えれば私って受け身のコミュニケーションばかりで余りこちらから干渉しないのよね…)

霊夢「・・・よし!」

こうしてても始まらない、何か行かなくちゃ、うん

霊夢「あ、あのさ」

村紗「ん?」

霊夢「これから鉱石掘りと軽いクエスト受けに行く予定だけど組まない?」

村紗「そうだね…確かにこの武器に随分鉄鉱石使うからね…そろそろ厳しくなってきたし、うん、行こう」

???「あら、採掘なんて丁度良いじゃない♪」

村紗「ひっ!?」

幽香「そんなに驚かなくてもいいじゃない、私の武器も中々鉄を使うのよ?
火炎袋大量ゲットにイャンクックを10匹程狩ったらそろそろオーバーホールが必要って言われちゃって
折角だから改良しようって事で…良いでしょ?」

霊夢「…椛含めてこれで4人ね」

幽香「折角だし討伐を兼ねたクエストはいかが?」

椛「む…」

幽香「…ふふ、ただの提案よ、提案、喧嘩したら怒られちゃうしね」

霊夢「…受けない理由もないわね、ギアノスの討伐、これでどうかしら?」

幽香「えぇ、私は構わないわ」

村紗「い、良いですよ」

椛「・・・行きましょう」

ミア「お、出るのね、私達も準備はできてるよ」

大体解った事だが専属の付喪神が一人一柱用意されている
霊夢のは猫耳が付いている金髪ショート
椛のは犬耳っぽいのが付いてる茶髪ショート
村紗のは黒髪のリトルツインテール
幽香のは黒髪ポニーテール…
先ほど睨みあった時牽制したのはこの黒髪ポニテで
その時の圧迫感は今までに感じた事がない
少なくとも幽香が敵に回すことをためらう存在なのは確実…
今のところ敵では無い事は確か、それだけで十分

口数もないまま狩り場に着く
殆ど急造のチームだとどうにも話しにくい
簡易拠点の設営を始めた時、椛が口を開く

椛「幽香さん」

幽香「あら、どうしたの?」

椛「先程は突っかかってしまい、申し訳ありません」

幽香「いいのよ、もう気にしてないわ」

村紗(そ、そうとう丸くなってますね…此処に来るまではバラの様な声音に
棘をタップリ加えたような会話しかして無かった筈ですよ?)

霊夢「この一カ月で色々あったんでしょ、それはそうと椛、採掘のコツ聞いておきたいんだけど」

椛「えぇ、霊夢さんは腕だけに頼り過ぎですね、身体全体を撓らせる様に動かした方が良いです
それと足をもう少し広げると踏ん張りが利きますし…あとは鉱石に直接つるはしを当てないよう気を付ける事位です」

霊夢「こ、こうかしら…?」

ブンッ

大股開きで思い切り叩きつける、結果異様にお尻が付き出る形となった

椛「…ま、まぁ実際掘ってみましょう、霊夢さんがやりやすいならそれでいいと思いますし」

村紗&幽香(流石にさっきのは女性としてどうかな&かしら…)

簡易拠点の設営も済んだ、正直毎回毎回片付けるのが惜しい位の出来だ

ミア「じゃあ存分に狩ってきてくれニャ、今日のリーダーは、幽香にたのむニャ」

幽香「あら?私?」

???「えぇ、モノブロス討伐のお祝いに渡した通信機があるし、丁度良いかな」

幽香「ヒマワリちゃんも推してくれるなら拝命しない訳にはいかないわね」

ヒマワリ?「もぅ、霊夢が間違えて覚えちゃうでしょ、私はアオイと呼んでって」

幽香「ふふ、ごめんなさいね、じゃあ行きましょ、大丈夫、無茶はしないわ」

霊夢「え、えぇ…」

椛「な、なんか調子狂いますね」

村紗「多分これから長い付き合いになるんだし、慣れなきゃね…」

霊夢「はっ!!」

 シュッ

ピトッ

霊夢のお札が標的のポポに貼りつくと程無くしてポポがダメージを受ける
霊的ダメージを抑え生物的ダメージを増した霊夢の武器MH仕様だ
外骨格を無視して攻撃が与えられるものの一撃一撃が軽いので手数が無いとポポも中々仕留められない

 ザクッ

逃げるポポに椛の片手剣が煌めく、相変わらず調子は良いようだ

村紗「せぇりゃ!」

 ゴスッ

巨大な錨でぶん殴る、程無くしてその場に崩れ落ちる

幽香「えいっ!」

ザンッ

傘の先に付いた刃で切り裂く幽香、難なく一番の大物を仕留める

幽香「こんなものかしら?ふふ、例のディアブロスもこう簡単に沈めばいいのだけれど」

椛「またあの紅蓮に挑むつもりですか?」

幽香「そうよ?また挑むつもり、よ?」

村紗(あ、いつもの幽香さんに戻りつつある?)

霊夢「それよりポポノタンとやらは何処よ?」

幽香「このお花を食べちゃう悪い口の中に…」

サクッ

幽香「ホラ採れた、霊夢のいつも食べてる堅肉とは比べ物にならない味よ?」

霊夢「む…私はアレはアレで気に入ってるんだけど…」

とはいえ確かに美味しかった、おそらく酒のつまみには最適だろう
ホワイトレバーと違い日持ちするタイプなので多めに取って帰る事となった

霊夢「この辺りはもういないわね…あ、あっちに居るわ、あの河の向こう」

幽香「ダメよ、そっちは区画外なの」

霊夢「むぅ…」

幽香「また来た時にじっくり狩りましょう」

霊夢「わかったわよ」

村紗(なんだかんだでリーダーの判断とかはしてる…)

椛(それにしてもいつもより数が少ないような…?!!)
「8合方面、ドスギアノスです!」

幽香「ふむ…」

アオイ『こちらアオイ、どうしたの?』

幽香「私達これからドスギアノスも狩ろうと思うのだけど、霊夢も連れてって良いかしら?」

アオイ『だそうよ・・・・・攻撃に回らなければ良いって』

幽香「そうと決まれば行くわよ、遅れないよう付いて来なさい?」

霊夢「・・・飛べたっ」

幽香「?」

・・・

幽香「見つけた、少し吹雪いてきたわ、さっさと片付けましょう」

椛「はい!」

村紗「トドメは貰っちゃうもんね!!」

アオイ「ごめんなさい、訂正、霊夢はドスギアノスに注意しつつ、ギアノスを狩る事」

幽香「あら、貴女の口から謝罪の言葉は初めて聞いたわ」

アオイ「・・・とにかく、全員無事に戻るように!」

霊夢「つまり私はあの小さいのを狩れば良いのね?」

幽香「そうよ?基本的に私ら3人を狙うけど、部下を倒されて激昂しないとも限らないわ、
足を引っ張らないよう気をつけなさい」

霊夢「わかったわ」

椛(私としては周りを気遣う台詞を初めて聞いた方のショックが大きいです)

少女の倍は大きいドスギアノス、ティガレックスに比べれば段然脅威度は低いが
人を簡単に殺せる程度の実力があるのは見て伺える
その相手に3人はよく戦っている

椛「霊夢!防具は過信しないで下さい、以前はたてが別のモンスターに腕一本持って行かれそうになりましたから」

村紗「叩きつけるよ!少し離れてー!」

ガスンッ!!

幽香「よく足止めしたわ、私の前から退きなさい」

シュウウウウウ

霊夢「!!」

シュッ

幽香を狙いに飛びかかったギアノスを撃墜する
鱗で覆われてる分基礎体力の低いギアノスにとって霊夢の攻撃は相性が悪かった
程無くして

ズガァンッ!!!!

短距離用圧縮マスタースパークが放たれる幽香もまたこの世界に適応したようだ

幽香「ふふ、今度霊夢にお酒持っていこうかしら」

椛「まだ立ってますよ、気を付けてください!」

村紗「ま、折り返し地点は過ぎたよね、もう一息!」

一歩後ろから下がって見てるとあの三人が皆楽しそうだと思う
祭りの輪から外された気分の霊夢はやるせない気持ちでいた

霊夢(今日は私の仕事をこなすだけ、いつか、あんな風に…)

シュシュッ

三匹目のギアノスが倒れる
引き連れた配下を倒し、幽香たちをぼんやりと見つめていた

村紗「もう虫の息だね」

幽香「ふふ、あっけない」

ドスギアノスが足に力を入れる、標的は、霊夢
瞬発での速度ならばティガレックスをも凌ぐ高速で飛びかかる

霊夢「…!!!」

受けることには成功し、長刀のような爪から身体を防げたものの
その速度と質量から弾き飛ばされ、霊夢の身体を使い、後ろ足で三角飛びをする

霊夢「ぐはっ!」

村紗「…このっ!!」

ザンッ

椛「申し訳ありません、止めは頂きました、大丈夫ですか!霊夢さん」

幽香「…んぅっ」ゴクッ

霊夢達の傷が癒える、念の為に持ってきた幽香の生命の粉塵が功を奏した

幽香「霊夢、立ちなさい、霊夢!」

霊夢「ん…くはっ!」

胸部を蹴られ一時的に心臓がおかしくなる
こうなると薬云々の問題では無い

幽香「…仕方ない、貴女達二人は残党を警戒して!私が霊夢を助けるから!」

椛&村紗「はい!」

幽香「教わった通りなら…胸の真ん中…丁度中指が乳首に来るように…ペースは…1分100回で…回数は30!
気道確保に顎を上げて…鎧が邪魔!寒いと思うけど脱がせるわよ?」

・・・

幽香「しっかりしなさい!…30終わったら人工呼吸…んっ…」

・  ・  ・

霊夢「ゲホッ…!!はぁ…はぁ…」

幽香「ふぅ…妖怪の私でもこんなに疲れるなんてね…」

霊夢「…はぁ…ありがとう…はぁ…」

幽香「良いのよ、これで貸し借りは無し…ね…落ち着いたら鎧着なさい、
背中にカイロがあるとはいえオッパイ丸出しじゃ寒いでしょ」

霊夢「…っ!!!もう、着せてくれたって良いじゃない!!」

椛「そ、早々に降りましょう、天候が崩れてきました」

村紗「そ、そうだよね…霊夢、動けないならおぶるけどどう?」

霊夢「…お願いするわ、鎧と薬の御蔭で傷は無いけど思いっきり中身に響いたし」

・・・

幽香「と、言う事よ、罰なら甘んじて受けるわ」

アオイ「その必要は無いかな、後遺症も無く十分無事の範疇だし」

幽香「・・・」

アオイ「ふぅ…じゃあ帰ったら強制反省会、リーダーの幽香は正座、コレが落とし所だよ」

幽香「…」(コクリ)

霊夢「悪いのは私なのに…」

ミア「責任は上が受け持つものニャ、アオイも今回のでペナルティはあるし
戦場で何かに気を取られる事はよくあるニャ、今後似たようなケースに陥らなければ霊夢の仕事は完璧ニャ」

椛「ともかく沢山狩りましたね…ウチのチームだけで2~3日分の食料は賄えたんじゃないですか?」

村紗「ポポノタンは人気食品だからね…小型の柔らかい奴とか好きだよ」

幽香「私は大型の濃いのが好きよ、歯ごたえと良い、食べたって感じがするもの」

椛「私は匂いが良ければ何でも行けますが…濃いのが好みですね」

村紗「あっ、椛もそっち~?何かこう言うのって悔しい…あっ霊夢はどっちよ?」

霊夢「まだ食べ比べてないから判断は付けられないわ」

村紗「ちぇー…」

・・・

反省会も終わり、今日は新しく出来た温泉タイム
ポッケ村より流れ温くなった物をボイラーと言う物を経由し温め直す方式だ
要望多数で出来たこのお風呂の一番風呂に入れるのは嬉しい

霊夢「さっむっいっ!!」

幽香「流し湯はしておきなさいよ?一応マナーなんだし」

村紗「私はこれくらいへっちゃらだけどね」

椛(・・・でっかい)

 ちゃぽんっ

幽香「ひまわりちゃーん、ぬるいわよー、もっと熱くして~」

アオイ「はーい、少し待ってね…っ」

アオイの罰は風呂焚き当番か
今後係を二人組で決めて運用するとのこと

幽香「さて、ポポノタンの切り身に、黄金芋酒!これでオーロラと月夜で一杯」

村紗「おぉ・・・湯船で見るオーロラってのもまた違って良いね」

椛「…幽香さんのこと、今日で随分評価が変わりました」

幽香「…そう?」

村紗「あぁ、献身的に霊夢を助けてたし、何かあったの?」

幽香「そうね…ヒマワリの花言葉って知ってる?」

村紗「…?」

幽香「私が初めて気に入った彼女は、ずっと太陽を見つめていた…
同じサンフラワー同士は顔を合わせる事は出来ない、そう言う事よ
一か月…色々あったわ…ホントに…」

霊夢&椛「・・・」

幽香「ごめんね、変な空気にさせちゃって、ホラ、船長さん音頭とって!
歌でも歌いなさいな」

村紗「え、えー///なんか恥ずかしいな、でも、じゃ…いくよ?1番村紗!歌います!!」

霊夢「ど、どうよ、私の歌」

幽香「んー…平凡、普通」

霊夢「えっ…このっ」

村紗は友達のセイレーンから歌を学び
椛は喉の通りが良く、幽香は声に艶がある
正直相手が悪過ぎた

霊夢「ふんだ!採点してあげるから3人で歌なさいよ!」

村紗「あ、そういってポポノタン食べる気でしょ!!」

椛「両方分け隔てなく食べますからね…霊夢さんらしいと言うか…」

村紗「基本的に中立だよね、介入主義ってだけで」

4人で寄り添うのもまた楽しい…今日もまたいい夜だと月に乾杯し杯を傾ける
良い感じに盛り上がった頃・・・

????「ちょっといいかな?」

道の方から二人の影が見える、一人は…文?

????「盗撮してた下手人です、貴女達に裁いてもらうよう決めました」

文「貴女は何でそう毎度毎度私の居場所解るんですか!いーやー、離してー!!!痛い痛い!!腕ちぎれちゃう~!!」

4人「・・・」

文「え、ちょ…いつにもまして怖いですよ…嫌だなぁ…この世界に現像する場所なんて無いですし」

霊夢「戻ったらやる気だったのよね?」

文「・・・あはは」

椛「どうしてそう先輩は謝罪の言葉が出ないんですか!」

幽香「ふふふ・・・抑えといて?まずひん剥いてあげましょうか…」

文「きゃ、きゃああ!エッチ!!」

村紗「貴女がそれを言うのか!!!このぉ~!!今回は幽香に全面協力だよ!!」

文「さ、寒いです…(ガチガチ)…死んじゃいます…(ガタガタ)」

傍の木に全裸で縛り付けられている、特殊な綱で鬼すらも数時間は切れない代物だそうだ
定期的に村紗の柄杓で文に温泉水が頭からかけられる

椛「だそうですが、ホントの所はどうですか?」

????「ん~まだ低体温症とかの心配は無いですね」

幽香「ふふふ、文ちゃんの裸体を肴に一杯ってのも乙なものね」

文「お…おんしぇん…うらやまひいい…」

村紗「じゃあもう一杯かけてあげるよ、そーれ」

文「はうっ!!これ、さ、冷めると冷たいじゃないですか!!!」

霊夢「だから罰になるのよ、冷えた温泉水で少しは頭を冷やすべきね」

幽香「ホラホラ、震えるとオッパイが揺れてセクシーよ?我慢なさい?」

文「だ、だれか助けてぇ…」

椛「バックアップ態勢は万全ですから安心して視られる側にまわってください」

文「しょ、しょんなぁーーーはくしゅん!!」

30分後に解放された、今は本気で泣いた顔を温泉で必死に誤魔化してるだろう

にとり「おー、今回の鉱石で霊夢の武器と村紗の武器がパワーアップしそうだよ!」

霊夢「そりゃどうも」

幽香「あら?私のはまだ?」

にとり「必要素材が多くてね、明日は待機したらどうだい?もう武器が…」

幽香「そうね、短距離マスパが使えないのは私としても嫌だし…」

にとり「おっけーおっけー、あと数個だからすぐ集まるはずさ、それはそうと…」

霊夢「?」

にとり「貴女達4人随分仲良くなったみたいね?何かそう思うよ」

霊夢「色々あったしね」

幽香「否定はしないわ」

村紗「わかっちゃう?」

椛「…不思議ですよね」

にとり「差し詰め温泉同盟って奴かな?」

霊夢&幽香&村紗&椛「「「「…ええ」」」」

にとり「あはは…温泉名は仲良し温泉とでもしておこうか、うん
お、いらっしゃい、って魔理沙、不機嫌そうだね」

いかにも不機嫌な魔理沙となだめるアリスにパチュリー、そして早苗がいた
今回はあの4人がパーティだったらしい

魔理沙「あぁ…くそぉ…チルノに先を越されるなんてな…はぁ~…」

アリス「だから言ったじゃない、チルノの武器は氷でモノブロスと相性が良いんだって
それでいて単純な動きは貴女と同等でしょ?」

魔理沙「けどよぉパチュリー、砂漠の昼だからチルノが弱くなると思ってな?」

パチュリー「火山帯ならまだしも直射日光による熱がメインの砂漠では
チルノみたいに光を反射するタイプはむしろ強いわよ
地底湖で休憩も水分補給も出来るしね」

魔理沙「マジかよ…で、夜だと氷点下だろ?砂漠こそチルノのホームグラウンドじゃないか…?」

パチュリー「次挽回すればいいのよ、じゃ、加工屋さん、これで足りるわよね」

にとり「ああ!にとり特製のガノススーツの性能、とくと見るが良いさ…ふっふっふ」

早苗「それで…私の鎧、何か見繕ってくれませんか?
あの脱衣魚のせいで酷い目に遭いましたよ…」

アリス「脱衣魚って…貴女の受け方のせいよ?アレばっかりは」

パチュリー(コクン)

魔理沙「眼福だったが否定はしないぜ…」

早苗「えぇ!そんなひどい!!」

にとり「うわーあー、私の技術も自信あったけどここじゃ簡単にガラクタかぁ…
旧式とはいえショックだよ・・・怪我はしてない?ならさっそく測っちゃおう
そうだね…鬼が大量にとってきたレイア素材はどうだい?あれならもうこんな事にならないよ
ただ引き続きガノスにいくなら一押しはギザミかな、コレは衣玖と天子が調達してくれたんだけど防水性が…」

魔理沙「…おぉ霊夢じゃないか、いつからいたんだ?」

アリス「ずっと居たわよ…」

魔理沙「一緒に組みたい…と言いたいとこだけどごめんな!また次だ!」

パチュリー「えぇ、フルフルをね?そこで相談だけど、椛をこちらに回してくれない?
探すのなかなか厄介なのよ」

アリス「早苗は鎧の完成まで戦線離脱だしね、流石にオーダーメイドを半日でしかも各作業と並行はにとりでも無理そうだし」

霊夢「私の物じゃないから良いけど…椛は?」

椛「構いませんよ」

霊夢「となると…だれか…」

ハクション!!

霊夢「!」

ミスティア「あー思いっきり風邪ひいたかも…」

リグル「雪吹きかけ過ぎだよあの猿…」

ルーミア「だいじょうぶなのかー?」

にとり「温泉出来たよ?なんなら特別に次はいる?」

ミスティア「!」

リグル「やった!すぐいくよ~!!」

にとり「あ、まだ先客が…いっか、どうせ一人だし、あれ?ルーミアは?」

ルーミア「あまりダメージ無かったのだ」

霊夢「なら明日組まない?ブランゴ討伐予定してるけど」

ルーミア「お~、いいよ、ブランゴの肉好きだし」

村紗(あぁ、人肉に似てるから…)

霊夢「あと一人…ぶらついてみるか」

・・・

フラン「えー?!」

レミリア「お聞きなさいフラン、先日許しが出たばかりでは私達が行く今回の相手は荷が重いのよ」

咲夜「申し訳ありません妹様」

霊夢「何?組む相手が見つからないの?」

レミリア「!?ノックくらいしなさいよ」

霊夢「ごめんごめん、ともかく明日ブランゴ討伐に行くけど、どう?」

フラン「!いくいく!!ブランゴなら良いよね?」

美鈴「丁度良い相手ですね、霊夢さん、助け舟感謝します」

霊夢「ここは持ちつ持たれつよ、気にしないで」
(フランは日差し平気なのよね…安心してあとは寝ておきましょうか…)

・・・

霊夢「・ ・ ・。」
(寝れない…目を閉じると文の裸が浮かぶ…
見るんじゃ無かったわ、何でこんなに焼きついてるのよ…
恋愛感情は無かった筈よ?無い無い、むしろ幽香の方が…
って何考えてるの私!!アレは救命行為であってソッチの…
あーもー、身体が熱い!!温泉に長く浸かり過ぎたかしら?
鎮まれ心臓っ!!こんな時は大人しくしてて良いの!!
羊、そう羊よ、えと1~2~3~…)

翌朝

霊夢(寝れたには寝れた…けど、初めての淫夢が同性ってどうなのよ…
どうしちゃったの私…全く…あーあ、シーツが…それに着替えなきゃ…
その前にタオルタオル…)

霊夢「鎧よし!あとはばれない様にこれらを…」

???「洗濯物取りに来たよ~」

霊夢「ゑっ!!」(ヤバ…始末に時間かかり過ぎちゃったんだ…)

???「お、今日は纏めといてくれたの?ありがとー」

霊夢「う、空?きょ、今日はちょっとこのままで」

空「だめだよー、ちゃんと「えいせいかんり」はするようにってさとり様からも言われてるからね」

霊夢「う、あぁああ・・・/////」

グジュ

空「・・・おもらし?まぁまぁ、誰とは言わないけど狩りの後で怖がって
こうなるひと結構居るから気にしない方が良いよ?
ドスギアノスだっけ?アレに襲われたって聞くしちゃんと洗うから、じゃ、預かるねー」

トタタタ・・・

霊夢(恥ずかしい死にたい…何より許せないのは終始空の胸に目が行く私自身よ…
今度永琳にでも相談しようかしら…)

村紗「おはよー」

ルーミア「先ご飯頂いてるのだー」

フラン「私のはちょっと時間かかるみたい…揚げもの…どんな味かな?」

霊夢「おっ!おはっ!よっ!!」

村紗「ん?調子悪いの?」ピトッ

霊夢「はは、へ、平気よ平気!!さて、ドテカボチャとオイルレーズンのぱ、パイでもお願いね!!」

フラン「へー、霊夢って甘いもの好きなの?」

ルーミア「どっちかと言うとお酒に肉って感じだけど…珍しいぞー」

霊夢「私だってこんな事あるわよ!さ、食べたら行きましょ!!」

:::::::::::::::::::::::::::::::::

紫「ねぇ…アレをどう見る?」

ヤマメ「箱入り娘が外に出て新しい菌に触れた事で一気に感染したって感じかねぇ?」

幽々子「あらあら、でも、概ね同意見よ」

勇儀「天下の鬼巫女も色には勝てないようだね…で、何処行くんだっけ?」

ヤマメ「ボケたのかい?今日はグラビモスの予定さね」

紫「ふふ、貴女の罠、今日も楽しみにしてるわ」

唐突なレズ展開は女の子の特権

ルーミア「霊夢~今日のクエ、どういった趣旨のクエか解るか~?」

霊夢「昨日ドドブランゴを狩った残党の退治…ね」

ルーミア ボソッ「意識も思考も足取りもしっかりしてるぞ~?先頭も買って出てるし」

村紗 ボソッ「おっかしーなぁ、確かにおでこに額当てた時熱い気がしたんだよ」

フラン ボソボソ「私が言えた義理じゃないかもしれないけど皆で霊夢を守らないとね」

霊夢(後ろからついてったらお尻に目が釘付けになりそうよ…)

・・・

ミア「キャリア長いのは村紗だけど…要望で今回は霊夢リーダーで良いのかニャ?」

村紗「うん、海の指揮ならともかく狩りの指揮はちょっとね」

ミア「解ったニャ、じゃ霊夢もそれで良いかニャ?」

霊夢「え、ええ」(今まで猫耳と顔くらいしか意識してなかったけどミアも随分良い身体してる…うぅ)


・・・

>>59
ほぼ寝てたとは言え健全な少女が1カ月も禁欲です
そして今回幽香の人工呼吸と文の晒し刑がトリガーになりました
挿絵は無いですがR-18描写ありって入れとくべきでしたか?
===========================

ザクンッ!!!

リオレウス素材の大剣、レーヴァテインⅡを振り下ろす
切れ味と溶断でブランゴは命を失う

ルーミア「ふむぅ、やっぱり美味いのかー」

フラン「血抜きは任せてよ!猿でも新鮮だと割とイケるよ!!」

村紗「・・・さて、どうする、霊夢」

霊夢「ん?」

村紗「腹ごしらえした後、そのまま帰るか、採集したりしてから帰るか」

霊夢「ん~…こう言う時椛が居ると助かるのよね、引っ張り凧なのも解るわ
うん、採掘でもして帰りましょ」

村紗「りょうかーい」

フラン「いいよ~」

ルーミア「じゃあフランには私から採掘の仕方おしえるぞー」

・・・

村紗「結構採れたね、よいしょ…お、重い…」

ルーミア「あれ、霊夢運が良いって聞いてたけど鉄鉱石ばかりだなー」

フラン「ってか私よりマカライト少ないよ?」

霊夢「あ、うん、こういう日もあるわよ」

村紗(そう言えば幽香の武器に鉄鉱石が必要だって…成程それで…)

霊夢「忘れ物は無い?じゃ、さっさと帰りましょ」

・・・

にとり「だいぶ景気いいね、質も十分だ!」

霊夢「ま、こんなものよ」

にとり「フランもなかなかどうして良い掘り方だよ!これなら遠征許可が出れば
ドラグライトやその上の鉱石もイケるんじゃないか?」

フラン「えへへ~ルーミアの御蔭だよ」

ルーミア「フランも頑張ったのか~」

村紗「二人でなし得たって事にすれば良いと思うよ
そうそう、次はちょっと聖に呼ばれててね、星の代わりに出て欲しいそうで
私は一旦抜けさせてもらうよ」

霊夢「別に良いけど…星はどうしたの?」

村紗「毒沼に落とした宝塔を取ろうとして頭から…」

霊夢「…色々お大事に」

村紗「じゃあまたね!」

フラン「私も今回もっと学ばなくちゃって思って…レイナに少し実地訓練してもらおうと思うんだ」

ルーミア「そーなのかー、ちょっと寂しいけどまたなのだー」

フラン「またねー!」

・・・

魔理沙「と、言う事で魔理沙様参上だぜ!」

幽香「ふふ、また私が呼ばれるなんてね?鉄鉱石の件ではお世話になったわ」

魔理沙「げげっ、幽香?!」

幽香「あら心外ね、そんなに恐がらなくても良いじゃない」

霊夢「魔理沙、あまり幽香を悪く言わないで」

魔理沙「…珍しいな、霊夢が誰かの肩を持つなんて、とはいえ失礼が過ぎたな悪かった」

幽香「良いのよ、じゃあこの四人で何処に行くの?」

霊夢「ん、ポポの討伐任務でもうけようと思うんだ」






~~~~~~~~~~=====第三章・ 再 会  =====~~~~~~~~~~




翌朝

霊夢「今日は山がいつも以上に不安定な様ね」

幽香「ええ、さっきミアが門限の短縮を言い渡して行ったわ」

魔理沙「どうせポポだろ?美味しく頂いちゃおうぜ」

ルーミア「皮を落とすのが楽なら良いのになー」

霊夢「…まぁ帰ったら温泉でも行きましょうか」

幽香「あら?気に入ったの?それは温泉?肴?それとも景色?」

ブッ!!!

魔理沙「ちょ、コラ、汚いんだぜ!!」

霊夢「だって幽香がこんなとこで変な事…ゲホッ」

ルーミア「そーなのかー?」

幽香「…い、いいえ?夜空とかポポノタンとかだけど…変な事だったかしら?」

霊夢(…無意識とはいえ温泉なんて言うんじゃ無かった…)「ご、ゲホッごめんなさいね…」

・・・

ミア「そうそう、今回はコレ、渡しておくニャ」

霊夢「…何これ?」

ミア「畑の方もようやく軌道に乗って、ようやく生産の目処が立ったモドリ玉ニャ
コレを使えばすぐに此処まで戻ってこれるニャ」

魔理沙「へー、便利なんだぜ!一つだけなのか?」

ミア「二つくっつくと誤作動起こしてしまうからニャ、一人一個が良いと思うニャ
何個も使いたいなら調合素材持ってくると良いニャ」

幽香「ま、ありがたく頂いておくわ」

ルーミア「ありがとなのだー」

コレット「それと…荒れ模様で探知機が上手く働きませんが
大型の反応がしました、十分注意して下さい!」

草原に歩を進めるがおかしい…
こんなに食料である草があるのにポポの姿が一匹も見当たらない

魔理沙「おいおい、夜の組が狩っちまったんじゃないだろうな?」

ルーミア「いやードドブランゴ討伐したらすぐ帰ったぞー皆寒さでやられてたし」

幽香「足跡があるわね…山頂の方に行ってる?」

霊夢「全く面倒ね…」

・・・・

魔理沙「おぉお~雪山に来た中で一番寒いな!」

幽香「これはさっさと済ませて温泉に入りたいわね…」

ルーミア「こっちに足跡あったのだー吹雪でもまだ消えてないのだ」

霊夢(これ…アイツを思い出す…)

ヒュウウゥウウウゥゥゥ    ドスン!!!

幽香「!!!」

ルーミア「!!」

魔理沙「!!」

霊夢「!!!!!!!!!!!!!!」

吹雪を斬りやってきた
4本の足、鋭い爪、叩き潰す尾、そしてその眼光
間違いない、霊夢にとって忘れたくとも忘れられない存在  

ーーーーーーーーーティガレックスーーーーーーーーー

名乗りを上げるように張り上げる声
このティガレックスの前には幽香でさえも後ずさる
よく見れば表皮に口内は細かい傷跡が沢山出来ていた
どう見ても人為的なそれは経験を積んだ猛者である事を物語る

幽香「正面に回らないよう出来るだけ動くわ!」

ルーミア「幽香と反対方向にうごくのだー」

魔理沙「わかったぜ、霊夢、どうするんだ?戦うのか?退くのか?おい霊夢!!」

霊夢「あ…ああ・・・」

魔理沙「…霊夢の様子がおかしい!!引き付けるから診てくれ!!」

ルーミア「私も誘う方に回るのだー幽香頼んだー」

幽香「ったく仕様がないわね、霊夢?!」

霊夢「い、いや…いやだイヤだ来なイで…あっチいッテ…あぁああァ…」

力無く崩れ落ちる霊夢、前の雪は吐瀉物で染まる
とめどなく涙も零れ落ち誰が見ても危険だと解る

幽香「これは…撤退よ!!!」

ザクザクザククッ!

業物の双剣で切りつけるルーミア、ただし面白いようにダメージを負うのはその剣であった
そして撤退の号令も一番遠くに居たルーミアには吹雪にかき消され聞こえない

ルーミア「全然歯が立たない…!」

どちらかと言えばダメージになってるのは魔理沙である、が、
ティガレックスにとって砂粒手が小石になった程度の違いしかない
どちらも脅威に感じてない以上、狩りやすい獲物に目が行くのは自明の理だった

魔理沙「そっちに行ったぞ!!逃げろ」

幽香「くっ!!」

霊夢を抱き横に飛ぶ、が、冷静に場所を見極めターン
すぐさま狙いを定め突っ込んでくる

魔理沙「止まれぇええええっ!!」

 ダァン!!

初めて上げる悲鳴のような咆哮、倒すには至らないが突進を削ぐには有効だった
魔理沙の放った弾は深々と目に突き刺さる

魔理沙「よォし!!」

このまま霊夢を安全圏内に送れば勝てる
その考えも目の前の絶対強者を前にし儚く打ち砕かれた

遊びは終わりだ…

と言う声が聞こえた気がした
腕、首、頭、アギトが充血しそれは火砕流の如く
目は赤く煌めき地獄の炎の如く
吹雪の中揺らめいていた

目に映る標的は片方の光を失わせた哀れな小娘

魔理沙「は、はぇえ・・・っ」

回避は間に合わず咄嗟に武器を犠牲にガードした、が、それは爪の直撃を避けたに過ぎない
衝撃で飛ばされ氷柱に叩きつけられる

幽香「くっ…」

思慮を巡らせていたその時、ティガレックスの周囲に暗闇が発生する

ルーミア「はやく退くのか!」

幽香はポーチに忍ばせたモドリ玉を使う、緑煙の向こうで二つの緑煙が立っていた

・・・

簡易拠点で救急治療と検査を済ませ、村で本格的治療を開始
幸い後遺症その他は見受けられず程無くして歩き回れるそうだ

ミア「魔理沙は腕の骨折と背中の打撲で全治2~3週間ってとこかニャ
ただ、霊夢の方が…」

幽香「…」

ルーミア「…」

ミア「精神の方、こればっかりは目処が立たないニャ
うちのチームはもちろんさとりや永琳にも聞いてみたけど一緒だったニャ
こんなときに済まないんニャけどこの対策で傍に居てあげられなくて
悪いけど誰か傍にいてやってくれないかニャ?」

幽香「私がやるわ、こう言う時嫌われ者は便利よね」

ルーミア「わ、私は幽香好きだぞー?」

幽香「…ありがとう、でも貴女はいつもの4人が待ってるでしょ?
待たせてはいけないわ」

ルーミア「…わかったのだ、でも一人の時はいつでも呼んでくれー?」

・・・

幽香「ふふ…前までずーっとああいうのはうっとおしいとしか思わなかったのに…
たった一カ月とちょっと…何が私を変えたのかしらね?」

霊夢「う…ぅ・・グスッ」

幽香「…結局中身は女の子なのよね、貴女も、私も。」

霊夢「あぅ…あ…」

幽香「要らない物をはぎ取っていれば、もっと過ごしやすかったのかしらね?
貴女はどう思うかしら?」

霊夢「うっく…ひっ…さ、…い…」

今の霊夢に意識らしいものはない、そう聞いたが耳を傾ける幽香

霊夢「さむいょ…うぅ…」

幽香「布団は…温かいわね…どうしようかしら?」

鎧を脱ぎ、下着姿になる
アオイから以前温泉に入れる事が出来なければ
焚火より人肌同士で温め合うのが良いと聞いた

幽香「…立候補した責任もあるし…ね」

些か狭いが二人入れるだけのスペースはあった

幽香「あら…確かに身体冷たいわね…
それにしても妹とか出来たらこんな感じかしら?」

数十分もしたら震えは収まり、魘される事も無くなった
今は背中を丸め静かに寝息を立てている

幽香(もう大丈夫そうね、じゃあ、人が来ない内に…)「ん?」

幽香の胸でなにやらモゾモゾやっている
困惑してる内にブラは捲り上げられる

幽香「ちょ、ちょっと霊夢!起きたの?悪戯はやめなさいよ…んぅ!!」

赤ん坊のように乳首を吸い立てる霊夢、当然無意識だが幽香にとってはそれで済まない

幽香「こ、こら…そんな…ば、ばかっ…赤ちゃん霊夢!起きてるんでしょ?あぅっ!!」
(い、妹どころか娘だったのね…そりゃ産んだ事無いけども、ど、どうしましょう…)
「あっ…歯立てたら痛いわ…ん…ふぅ…もぉ…」

突如の奇襲から冷静さを取り戻す幽香、引きはがす事より受け入れる判断をしたのは
不思議な因果の組み合わせである
いつしかひたすら乳房にむしゃぶりつく霊夢の頭を撫で、見守っていた

深夜

目を覚ました霊夢の前に、唾液まみれの乳房が映る

霊夢「!!!?!?!!!」

自分の口元も唾液だらけで飛び起きた先には幽香がいた

霊夢(ど、どういうこと…夢じゃないわよね?!)

口元を拭いて辺りを見渡す、医務室だと言うのが判明した

幽香「あら、お母さんに対しておはようの挨拶も出来ないの?この子は」

霊夢「お、おはよう…そうじゃなくて!何で貴女そんな格好…」

幽香「(下着を)脱がせて私のオッパイに吸いついたのは貴女じゃない?」

霊夢(鎧も脱がせたの?!私が?いつ!?駄目、全然記憶にないや…)

茹でタコのように赤くなる
心の中で笑いつつも幽香はタオルを取るよう指示
素直に従い差し出す霊夢、霊夢の唾液に塗れた乳房を拭いていく
その光景を瞬きもせず霊夢は見つめていた

幽香「…さ、流石にそんなに見られると恥ずかしいわよ?」

霊夢「そ、そうよね!ごめんなさい…」

幽香「霊夢の着るものが無いかちょっと聞いてくるわ、待ってて」

霊夢「うん、ありがと…」

パタン

霊夢「ウソっ!!えっ!えっ?!えっ!!?えぇ~~~っ!!?」

バチーンッ

太ももを思いっきり叩く霊夢
…痛い
夢じゃない、夢じゃないなら尚更…

霊夢(幽香のを吸ってたの?!で、それを幽香は拒絶しなかった?!!
た、確かに目覚めは良いけど、そんな事って…えぇっ!!!)

幽香「持ってきたわよ」

霊夢「ど、どうも」
(ち、近くに居るとしたら魔理沙じゃないの…?えっと・・・)
「ま、魔理沙は?」

幽香「全治2~3週間だそうよ、命に別条は無いわ」

霊夢「全治…命…あ、少し思い出してきた…」

ティガレックスとやりあって、そして・・・

霊夢「・・・」

幽香「…お水飲むかしら?」

霊夢「お願い…今日は…一緒に居て?」

幽香「…え?」

霊夢「…ごめん、子供みたいな事言ってる、解ってる、でも、でも グスッ
今、今ね…?一人だと…絶対…無理、無理なの うぅ…耐えられな…」

幽香「…。」

ぎゅっ

幽香「乗りかかった船よ、一緒に部屋、行きましょ?」

最近モンスターハンター初めて東方と百合好きの自分にとって嬉しいスレ

>>78
そう言って頂けると嬉しいです、ありがとうございます

※R-18描写があります、注意
============================
幽香の部屋に行く、霊夢の部屋と違って広めで豪華だ
このような部屋の建造は進んでいるが全員まで手が回らず
幽香などの好成績を遺すハンター優先に手配されている

霊夢「ん…人前でこんな風に脱ぐのは…初めてよ」

幽香「どちらかと言えば霊夢、貴女の身体、好きよ?」

霊夢「えっ…そんな…んっ」

唇を重ね、舌をからめ合う最初こそ緊張の強かった霊夢だが
すぐに慣れ負けじと舌を動かす

ジュッ  クチュ クチュ …

霊夢「キスでこんなになるなんて…流石長く生きてるだけあるわね」

幽香「むしろ巫女でこう言う事に精通してる方が問題よ、さ、横になって」

 ギシッ

霊夢「ん…」

やわらかい…私の部屋のベッドもやわらかいにはやわらかいけど
包み込むような柔らかさ

幽香「この部屋を用意してくれたアオイのような『兵器娘』には感謝しなくちゃね
かなり良い寝具が使われてるわ…」

霊夢「何処から来たんでしょうね・・・」

幽香「ん…手をどけて…」

霊夢「こ、こんなにも月明かりが明るいなんて思わなくて…恥ずかしいわよ」

幽香「私のを思い切り明るい『電気』の下で見たんでしょ?さぁ…」

霊夢「うぅ・・・」

心臓が凄い事になっている、初めて異変解決に戦った時より、狩りに赴いた時より
よほど早いんじゃないか…でも不思議と不快感は感じない

幽香「あら…さっきより尖らせちゃって…」

霊夢「あ、あんなキス…するからよ」

幽香「あんなキスってこんな感じかしら?」

霊夢「あっ」

乳首にそっと口付けする

幽香「それともこう?」

霊夢「~~~////」

乳首の根元を舐めるように動く

霊夢「そ・・・そうじゃ・・・ないでしょ」

幽香「じゃあ、どんな感じ?」

悪戯っぽく微笑みかける、初めて見る顔だ
月明かりのせいだろうかその顔は今まででずっと可愛く、美しく、気高かった
華の妖怪である幽香、幻想郷では茨のイメージが強かったが実は此方の方が素なのかもしれない

霊夢「あ・・・」

幽香「もう、言ってくれなきゃ解らないわよ?」

霊夢「うん…もっと、絡めるように…かな?」

幽香「ふふ、こう?」

口全体で乳首を含み、舌で乳首を弄ぶ
回したり、突いたり、吸い上げたり、偶に噛んだり…

霊夢「うぅ…エッチよ…貴女・・・」

幽香「でも、良いんでしょ?」

霊夢「・・・・・うん」

最高

霊夢(ずっと誰かに深く関わった事の無い私だけど
誰かとこんなに肌を重ねるってこんなにも気持ち良いものだと知らなかった
いえ、怖かったから遠ざけてたのかもしれない、何に?解らない
でも今は誰かに…いえ、幽香にこの身を委ねていたい…)

霊夢「ね…幽香ぁ…」

幽香「ん?」

霊夢「キス…お願い…」

 ちゅっ じゅっ ちゅるっ ・・・

霊夢(改めて嗅ぐと良い匂い…
鼻に付くようじゃなく、それで居てちゃんとそこにあると解る
最上の香水を纏っているよう…
・・・
…わ、私の匂い、臭くないわよね?一応此処に来る前に温泉で身体、流したし…)

霊夢「ゆーか、横に、なって?」

幽香「ん?」

霊夢「私だってしてもらいっぱなしは…やだわ」

幽香「散々シてたじゃない♪」

霊夢「あれは無意識よ!計算にいれないで」

幽香「はいはい、どうぞ、召し上がれ♪」

わ・・・

正気(?)で見てみると大きいだけじゃなく形も整い
まさに極上であることが見てとれる

霊夢「…いただきます」

 むにゅ  くにゅ むにゅにゅ

霊夢(やわらかい…何これ?こんなに心地良いものなんだ…)

チラッと幽香の顔に目をやる、幽香は目を細め、妖しく微笑み、頷く

 むにゅむにゅ くりっ むにゅ くりくりくり…

幽香「ん…はぁ…」

霊夢(やっぱりココが気持ち良いんだ…)

摘んだり、引っ張ったり、弾いたり、捻ったり、回したり…
玩具で遊ぶ子供のように弄り倒す

幽香「…上手よ、霊夢」

霊夢「ありがと…」

嘘偽りは無い証拠に二回りほど乳首の影が大きく映っている
お、美味しそう…

ぱくっ

思うと同時に口に含んでいた
ひたすら甘噛み、甘噛み、甘噛み…

気持ち良さそうであるがちょっと不満そうな顔をした幽香

思い切って強めに噛んで見た

幽香「あうっ!!」

初めて聞くこれぞ喘ぎ声らしい喘ぎ声、加減し、かつ、力強く、噛む

幽香「あんっ!!あっ!!いいっ!!霊夢!!それいいっ!!ああっ!!」

もう片方の乳首を抓み上げ、抓ったり指でぎゅ~~~っと押し潰したり…

幽香(こういう風に痛い目に遭わされるなら…大歓迎だわ…)

…約30分…

幽香「解る…かしら霊夢…私の下…」

霊夢「…あ」

幽香「そろそろ仕上げ…お願いして良い?」

月明かりに煌めいてとても…

霊夢「綺麗…」

幽香「嬉しいわ…こんな風に見せたのは霊夢だけ初めてで特別よ?
じゃあ、指でも何でも使って自由にすると良いわ」

霊夢「わかったわ、でも、その前にもう一回…キス…」

幽香「ええ…」

ちゅるっ  ちゅ、ちゅっ…



霊夢「…いくわよ?」

 くにゅ  ちゅっ

霊夢「あ…」

幽香「あら?初めてなの?でもそっか…巫女だから」

霊夢「み、巫女だって性欲くらいは…」

幽香「ちがうわ、爪よ、爪」

霊夢「爪?」

幽香「ちゃんと引っかからないよう短く手入れされてるから…」

霊夢「そういえば…」

幽香の爪も短く、丸く、手入れされている
何時からだろうか・・・?

幽香「自慰もしたことないのね、じゃあ一つ助言よ、あまり乱暴にしないで、ね?」

霊夢「うん…」

 にゅぷ くちゅ じゅぷっ じゅぷ じゅぷっ

親指と小指を除いた三本の指で中に入れる
入れると同時にあふれ出す蜜、中々気持ちよさそうだけど…
もっと良くなってもらいたい…

 クッ

幽香「!」

 ちゅぷ じゅぷ くちゅ にゅぷ じゅちゅ

幽香「あぅ!そんな角度で…あぁっ…かきまわ…ひぅ!!そこ、はぁあっ!!」

指を曲げ、壁を擦るように刺激する
目に見えて愛液が増してるのが解る

幽香「ま、待って、れーむ…」

霊夢「?」

幽香「今度は…この体勢で…」

うつ伏せになり膝を立て、お尻だけ付き出した形となる
もう幽香も限界に近いらしい

 にゅぷぷっ

幽香「はぁあああっ!!」

かなりの勢いで愛液がシーツに滴り落ち、それこそお寝所のように染みが広がる
幽香の調子に合わせ勢いを強める、程無くして

 ビクッ ビククッ!!!!!

弓なりに沿い、痙攣、スプレーのように愛液が飛び散る
3~4回震えた後、そのままベッドに倒れ込む

幽香「少し…休ませてくれないかしら?大丈夫…まだ時間はあるわ…」

霊夢「ええ…」

・・・

・・・朝

《ピンポーン》

霊夢「!!?」

空《うつほだよー、洗濯物取りに来たよー》

霊夢「あ、えっと…」

幽香「私に任せて♪」

突然の電子音による呼び鈴、そして壁越しの鮮明な声
この部屋にはこんな機能まで…

幽香「ごめんなさいね、今日は身体の調子が良くなくて起きられないの
今度貴女の好きなもの採ってくるから、それで勘弁してくれないかしら?」

空《…早めに治してよー?汚れって時間経つと落ちにくくなるからね?お大事にー》



幽香「ふふ、じゃ、続きしましょ♪えっとどっちからだっけ?」

霊夢「折角だし一緒にしましょうよ?こんな感じで…」

(69である)

幽香「それも良いわね」

霊夢「じゃあ…キス…」

ちゅっ ちゅ  んじゅ…ちゅる

夕方

霊夢「流石に1日ご飯無しは無視できないわね…」

幽香「ふふ…」

???「あっ!!居た!!!」

霊夢「チルノじゃない…どうしたのよ?」

チルノ「どうしたのって…居なくなってたからげんそうきょーの皆で探してたんだぞ?
『へーきむすめ』の奴らやゆかり達も大丈夫だって言って動こうとしないし…はくじょうものめ!」

霊夢「…あ」
(そっかしまった…書き置き位してくるんだった…)

チルノ「見つかった事知らせてくるからな!」

霊夢「ちょ、ちょっとチルノ待って…」

幽香「これは食堂では覚悟を決めた方が良さそうよ?」

霊夢「…うぅ」

 ザワザワザ       
                ヒソヒソ

霊夢「こんなに注目されてるの初めてよ…」

幽香(なら心細いから手をつないでなんて言わなければ…面白いから黙っておきましょう♪:Sモード)

:::::::::::::::::::::

ヤマメ「アタシの勝ちだねぇ♪3日分の食事、奢ってもらうよ」

幽々子「あらあら、本当に恋の病ってあるのかしらね?貴女が罹患させたんじゃなくて?」

ヤマメ「そんな便利なものはないさね、ま、あったらあったで面白くもないだろうねぇ」

紫「無いからこそあると思うのが価値になったりするわね、ふふふ」

勇儀「相手だったら当ててたんだけど期間の勝負じゃ解らなかったよ、思ったより早いもんだ」

紫「こう言うのは切欠さえあれば電光石火よ、ただ…チャナガブル辺りだと踏んでたんだけどねぇ」

幽々子「私はダイミョウザザミと踏んでたわ」

:::::::::::::::::::::

文「コレってすごいスクープでしたね」

はたて「でも幽香さんとですよ?今度こそ死にますよ?」

映姫「そもそも貴女達は取材態度に問題があります、いいですか?…(クドクド」

小町「あはは、こりゃいいや、遠征で買ってきた鬼芋酒でも空けるか!」

パチュリー「・・・」(羨ましい)

アリス「あまりジロジロ見てるのも失礼だと思うわよ?」

神奈子「魔理沙のお見舞いに行ってやればいい、もう面会できるだろう?」

諏訪子「いの一番に駆け付けたよ♪こっちはいつ実るのかな?」

パチュリー「////」

::::::::::::::::::

天子「…へぇ」

衣玖「興味がおありで?」

天子「私だって色恋沙汰にはあこがれるわよ、でも、意外なカップルだわ…」

青娥「此処のモンスターも興味深いけど、こっちも中々ね」

芳香「お~?せいがも興味がおありか~?」

青蛾「!!?五月蠅いわよ!!」(そう言われたらどうなんだろう…)

・・・

霊夢「食べた気しなかったわ…」

幽香「ふふふ」

霊夢「他人事みたいに笑わないでよ!全く…」

幽香「だって、手」

霊夢「ん?」

幽香「解らない?貴女から絡めてきたのよ?指」

霊夢「~~~~/////」

:::::::::::::::::::::

マミゾウ「おーおー、みせつけてくれるのう、まるで「ばかっぷる」じゃ」

萃香「そ、そう…だね」

マミゾウ「…ま、あと少しで食事処じゃ」(こっちはこっちで酒が切れると調子狂うわい…)

その後魔理沙の見舞いに行って謝意を伝える
良い線行ってたんだぜとか、今度壊れた武器の素材集め手伝ってくれと頼まれる
元気そうに振舞ってたがあまり長時間の会話は堪えるらしくまた来ると伝え、後にした
そして今日は名残惜しいが今日は自分達の部屋に戻る
一人になった部屋で終始ニヤけていた

・・・

翌朝、空から広場に集合するよう言われ、向かう

アオイ「はい、集まったようなので伝えます、今回寒冷期に入り、負傷率が増しているのもあり
雪山への入山を制限します、それに加え、装備の統合化を図り…つまり武器が今より扱いやすくなります
今持ってる武器をにとり氏の工房や私どもに預けていただければ無料で改良します
では、伝達事項はそれだけです、解散!!」

・・・

霊夢(と、言う事でカタログ渡されたけど・・・)
「色々な種類があるのね…あ、コレなんか魔理沙好みかしら?『M2ブローニング・ライトカスタム:魔術オプション可』ね…
剣の方は…効率強化した位であまり変わって無いか…銃槍は…従来の楯と併用するのと
楯を最小限に攻撃力を強化…ふーん…あはは!何これ!!…って鬼用か、それならこの重さでも扱えるわね」

勇儀「いやーそう軽いものじゃ無かった、みとくれよ、反動で痣になっちまってんだ」

霊夢「え…うわ…」

勇儀「此処の奴らは弾幕程度で相手したら日が暮れるからね、一番強いので頼んだらこのザマさ
威力は申し分なかったからデチューンしたタイプの拵えてくれるそうだ」

霊夢「ふーん…」

勇儀「ルミナ…とコレじゃ解らないか、あいつらの工房にも行ってみるか?
にとりの方じゃ行列起こしてて目回してるし」

霊夢「そうね、ありがと」

・・・

ミア「お、霊夢、どうしたニャ?」

霊夢「そっちの工房に行きたいのだけど、案内してくれるかしら?」

ミア「オッケー、じゃあ付いてくるニャ」

・・・

ミア「霊夢の場合浮遊砲の適性も高そうニャ、模倣した陰陽玉を組み込んだ試作品があるから試してみないかニャ?」

霊夢「浮遊砲?」

ミア「こんな感じニャ」

 シュンッ

目の前に腕より太く長い筒が現れるこれが…

 シュンッ

ミア「出し入れするのは紋章が無いと無理だから勘弁ニャ」

・・・

ミア「これでどうかニャ?」

先ほど見せて貰ったのよりずっと小型の筒がある、後方の部分を見るに辛うじて銃と言うだけ

ミア「動かしてみてくれないかニャ?」

霊夢「ん・・・」

 フワリ

ある程度自由に動かせる、が、鈍い上、疲れる

ミア「どうかニャ?」



ミア「ん…じゃあこっちはどうかニャ?さっきのより威力は少ないけど簡略化してみたタイプニャ」

霊夢「・・・!」

細かい所はともかく、ずっとすいすい動くし、疲れない
これなら十分実用に耐えるだろう

ミア「…気に行ってくれてよかったニャ
あとはあの標的に…撃つイメージで」

 ダタタタタタタッ!!!

霊夢「!!!」

結構な大音響だ

霊夢「こんな音がするなら初めから言いなさいよ…」

ミア「済まなかったニャ…ん~、調整するかニャ?時間があれば」

霊夢「…ええ、お願いするわ」

ミア「それは良かったニャ、見た所霊夢だとあのカタログの武器は合いそうにないからニャ」

霊夢「そうね…剣も振るった事無いし大きな武器は無理、拳銃…ってタイプでも無いわね」

ミア「決まりニャ、コレが慣れたら札を併用しつつ攻撃できるようになるニャ」

ミア「どうニャ?」

 タカカッ

閃光と共に標的が弾け飛ぶ、動きながらでも思い通りに当たるようになった

霊夢「バッチリよ、今すぐでも狩りに行けそうよ」

ミア「ん、それは良かったニャ、お疲れの所悪いけど最後に分解整備とチェックを教えるニャ
一応説明書も渡すけど不具合が起きたら此処に持って来て欲しいニャ
多分にとりのとこだと浮遊砲関連の技術で詰まると思うニャ」

霊夢「わかったわ、でも弾凄いのね、無限に撃てるみたい」

ミア「霊夢の適性が高いしまだ600発位しか撃って無いニャ
絶え間なく2000発も撃つと目に見えて疲れるから休み休み撃つと良いニャ」

霊夢「短距離タイプの陰陽玉って感じね、でも面白いわね、パズルみたい…あれ?部品が余ったわよ?」

ミア「・・・・組み直しニャ、位置教えるから頑張ってニャ、間違ってもその状態で使おうとしないでくれニャ?」

霊夢「…あら」

ミア「じゃ、農作業してるから何かあったら呼んでくれニャ」

霊夢「はーい、ありがとね」

・・・

霊夢(もう日が暮れた…長い事居たのね)「ん?」

目の前を幽香が歩いている

霊夢「おーい、幽香~」

幽香「あら、霊夢じゃない」

霊夢「その鞄の中が新しい武器?」

幽香「そうよ?見てみる?」

霊夢「ええ、じゃあアッチで…」

短距離マスパ仕様のショットガンタイプだ、簡易で頑丈な変形機工が付いており
近接時には銃口が閉じ刃が塞ぐようになっていて
撃つ時には開くようになっている
2~3回実演してくれた

霊夢「格好良いわね」

幽香「前のを流用し作ったのよ?楯は肩に二分して付けるタイプね」

霊夢「へぇ~…」

霊夢「それはそうと、雪山立ち入り禁止って事は、何処になるのかしら?」

幽香「霊夢が行くなら密林や砂漠、あとは本格遠征もあるかしら?」

霊夢「本格遠征?」

幽香「地図によると…ここに…こういって…此処ね、常冷の此処と違って常夏と聞いたわ」

霊夢「近くには…モガの村?へぇ…特産物は海鮮物ね…どうしようかな・・・」

幽香「どう?」

霊夢「…行ってみるわ、正直今、私が雪山と勝負できそうにない
この村に居ると、嫌でも目に入るから…」

幽香「そう…じゃ、私も旅支度しましょうか」

霊夢「え?いいの?」

幽香「わたしだって離れ離れはもう…嫌だわ」

霊夢「…ありがとう」

幽香「そうと決まれば…鎧も新調ね」

霊夢「えっ?」

幽香「海の中で戦うのよ?こっちの仕様だと溺れちゃうわ」

霊夢「そ、そう…」

幽香「まぁにとりの事だから水中用の防具の方が上手く出来たりしてね、ふふ」

・・・

にとり「そろそろ、ひ、一息入れるかな…」

霊夢「そうおもってドドブラリンゴのシードル持ってきたわ」

にとり「おぉ!!やった!霊夢様ありがと~」

幽香「物は相談だけど、遠征組に入る事になったの、私の装備の防水仕様と
水陸両用の鎧、お願い出来る?」

にとり「ぷはー…、今すぐじゃないけどやっておくよ、性能で言えば一押しはガノスかな?」

霊夢「前も聞いたわね、そのモンスターって強いのかしら?」

にとり「近接はその攻撃力と範囲、そして威力で大抵泣きを見てるし怪我の原因も半分が占めてたよ、
ただ、遠距離だとなんてことない相手だけどね、相性の問題があるのさ
特に火には気を付けないとすぐボロボロになっちまう」

霊夢「ふーん…って結構値が張るのね」

にとり「基本的に強い装備は手間暇かかって高い、向こうの工房だと安く済むけど
言っちゃ悪いけどダサいってか面白みがない飾りッ気なしの装備さ
あっちを好む奴も割と居るらしいけどね」

霊夢「これがデザイン…ぶっ!!!」

幽香「な、なによ?!」

霊夢「だって幽香、コレ…」

にとり「あー…ソレね、私のデザインじゃないけど
それに限らずデザイン応募しててお金になるようならって感じで置いてあるよ」

霊夢「基本のデザインもピッチリしてるけどまだ…コレは着て行く勇気は無いわ…」

にとり「だろうね、ただ、罰ゲーム用としての需要はあるっぽいね
これでも性能はしっかりキープしてるどころかこの中でむしろ高めだしコスパで言えば最高じゃないかな?」

幽香「お値段が安いのは…モガピスカ、にとりSPね
コレも結構なものだけど…さっきのよりマシかしら?」

にとり「基本データが不足してるからむこうの装備をほぼ流用する事になってね
向こうに着いたら感想とか素材送っておくれよ、なるべく良いの仕上げるからさ」

霊夢「わかったわ、その時はよろしくね」

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100行ったのでメインの二人装備紹介

・霊夢 ランク★1(そろそろクック先生と遊ぶ時期)

タイプ2陰陽機銃×2(1個がサンドフォール速射並みの火力)
対獣用お札 小タル爆弾G並みの火力

防具:150程度の防御を発揮

体力は一般レベル故、負傷した際の回復は平均から見て長い
只今吹雪及びティガレックスにトラウマ持ち

・幽香 ランク★5(只今の最高狩猟記録、蒼火竜)

刺突散弾銃:開花 性能は海王槍リヴァイアサンの切れ味と威力に拡散5
機動力が増した結果大型のシールドは無くなった
刺しながら短距離マスパを叩き込む事が出来るが、武器は本格的修理が必要

防具:350程度の防御を発揮

体力はかなり高いし相当の再生力がある、が、火へのダメージに難あり
MH世界に来て初恋に失恋し、新しい恋人である霊夢に半分依存している※

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※実はカップリングはダイスにより決まりました
決断や返答など地味にそれで決め(6以下は~~7以下は~~)、あとはキャラの性格、行動に流す形です
このまま破局…は無いと思いますが、幽香蜜月・霊夢レズハー・その他のルートが想定されています

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~~~~~~~~~~=====第四章・ 新 天 地  =====~~~~~~~~~~






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向こうの受け入れ準備が整い、出立時刻となった
河にこんなのが居ると知らなかったけど…
ttp://military.sakura.ne.jp/ac/mavis.htm

霊夢「でっかい…」

人、装備やその他を積み込み、更に無補給で到達可能、とのこと
速度は文の全速と比べたら比較にならないほど遅いが性能は大幅に改良され
静粛性能、旅客及び輸送性を高めた特殊型だそうだ
航路上での安全性に加え便利な代物であるのは変わりない

幽香「あら、上等な椅子…」

???「はーい、慌てないでください、この機体であり操縦士のナルです、宜しくお願いします
離水後は構いませんが離着水時にはベルトをしっかり締め、立ち上がらないように
それでは、快適なフライトを!」


 キューン・・・・ッ


ナル「今、高度9200mを航行中です、十分警戒していますが
海上にてこの高度まで飛ぶ飛竜は確認されていませんので安心して下さい
あと、戸を開けないように、酸素の薄い中吹き飛ばされてしまいますよ?」

霊夢「9000って…ホント、山が砂場の様ね」

幽香「余り雲の上っての飛ばないから新鮮だわ」

天子「ふ、ふん、うちのが高いわよ」

衣玖「別に張り合わなくても…あ、あそこ凄い嵐ですよ?」

ナル「ええ、生物的な影響で天候が変わる事があるらしいです
おかげで気象予報は精度ガタオチですよ、飛びにくいったらもー
ま、この高度まで上がっちゃえば問題無いのですけどね
それはそうと飲み物はいかがです~?」

・・・

バシャアアアアアアアァァァァァアァァァ・・・・

ナル「お疲れ様です、ご利用ありがとうございました!」

全員降りた時、その飛行機は跡形もなく消え去り、視線の先にナルだけが存在していた

霊夢「え…?」

幽香「あれ?知らなかったの?」

霊夢「いや…本当に不思議ね、この世界」

ナル「ああいった姿でもって故郷で今も暇を見つけては活動している娘もいるんですよ
割と活動頻度も高くて(※検索:貨物船 海賊 駆逐艦)
記事になっちゃったこともあってちょっと問題になりましたね、本来死んだはずの存在ですから」

霊夢「そうなの…」

ナル「じゃ、私は一休みしてウチの班を持ってきます、では」

幽香「…一歩間違えばこっちにも来てたかもね」

霊夢「こころですら相当強いのに沢山いるとか考えたくないわ…」

・・・

霊夢「ん…おはよ」

幽香「おはよう」

そっか…今日から部屋が相部屋なんだっけ
潮風が心地良い…そして暖かい…

霊夢「それにしても幽香が海平気で良かったわ」

幽香「植物って言ったって塩害に強い花は沢山あるわ?
むしろ海藻類を考えれば植物は海のが多いわよ」

霊夢「そっか…ね、もう一回」

幽香「ふふ♪」

ちゅ  れろっ  

霊夢「この新天地、上手く行けそうよ」

幽香「期待してるわ」

結局前の鎧は持ってきた
新調した鎧は結構過激だし、泳ぐ必要のない砂漠には此方のが有効だとも聞いた
幽香は温暖寒冷両用の装備で頑張るそうだ
何故と聞いたら武器の修理代で値が張りそうだからと…納得

けど、隣の村、モガの住人と挨拶した時はだいぶ大胆な服装をしていた
正直この鎧だとこの辺暑いし…脱ぐべきかしらね?
海の水もそのまま飲んじゃいけないとか…

挨拶も済ませた後、港からミア達が来た

ミア「お、おつかれニャ」

霊夢「おつかれ、今回もバックアップかしら?」

ミア「ん、今回は農業従事ニャ、それと、寒冷期が始まって蜂蜜に薬草の生産が落ち込んで
少ない生産ラインが落ちるからニャ…希望があれば1枠何か育てるニャ」

幽香「それは蟲も良いのかしら?」

ミア「そうニャ」

幽香「ならば不死虫を頼むわ、行けるかしら」

ミア「ん、1日大体10匹、5日後に50の計算ニャ」

幽香「十分よ、霊夢、いいわね」

霊夢「依存は無いわ」

ミア「じゃ、五日後にまたニャ、あ、そうそう、この地のメインバックアップは」


アオイ「アオイです、今回二人のバックアップに回ります」

幽香「二足のわらじなんて平気なの?ひまわりちゃん」

アオイ「はぁ…私は元々海の存在ですから問題はありません」

幽香「信用するわ、じゃ、行きましょ、水中活動訓練もあるんだし着替えなきゃ」

霊夢「そ、そうね、それじゃ、よろしく」




アオイ「ごめんなさいね、私が頑固モノで」

ミア「ん、でも幽香も霊夢も良い顔するようになった
私も霊夢に構ってやれなかったしお互い様だよ
…良い結果になった事を今は喜ぼうニャ」

霊夢(ん…少し余裕があるのね、すんなり入って良い感じだわ)
「幽香、そっちはどう?」

幽香「ちょっと留めるの手伝ってくれる?」

霊夢「はいはい…うわっ!」

 ばいん

霊夢(おっぱいがダンスしてる…)「ど、どうすればいいのよ?」

幽香「胸押さえて…そう…はぁ、入った」

霊夢「もっと着易そうなのにすればよかったわね」

幽香「でもコレが着てて一番疲れないのだもの、綺麗だし」

霊夢「はいはい…ん?組むのは鈴仙とてゐかしら?」

鈴仙「え、あ、霊夢さん、こんにちは…」

てゐ「よ、鈴仙はこの格好に慣れてなくてね」

鈴仙「だ、だってこんな足を出してるなんて…思わなくて…」
(こんなお尻出ちゃって…痴女と思われてないかしら…)

てゐ「だったら呑んでるときに受注するんじゃないよっての」
(角度キツくオーダーしなおしたのは私だけどね、にとりもノリノリだったし)

霊夢「まぁその位なら…」
(例のガノスに比べたら)

幽香「慣れるわよきっと」
(あまり問題じゃないわね)

準備体操を済ませ、泳ぎに入る
足のつく浅瀬から慣らし段階を強める
30秒の簡単な水中作業もこなし、地形確認を済ませ、今回は終わる

霊夢&てゐ「「あのエロ河童・・・」」

鈴仙「////」

幽香「ふふ…」

霊夢「いや、値切った私に落ち度はあるわよ?あるけどコレは無いんじゃないかしら?」

水を吸う事で収縮し水の抵抗を落とし防御力が高まる素材を使用、結果
局部等が基本ガノス以上に食い込む事になった
大きなヒレの素材であればボディラインはまだ隠せていた
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
にとり(だって代価素材使うとどうなるか聞かれなかったもーん)
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

てゐ「スカートのひらひらが水中だと透明になるなんて!」

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
にとり(防御重視の要望には応えたもーん、水を吸った状態なら幽香の装備以上だし)
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

鈴仙(わたしのがマトモだったなんて…)

幽香(…勝ち誇って良いのかしらね?)

夕方・村


霊夢「黄昏時の海ってのも中々ね」

テラスのような場所でご飯
大巻貝にドライバター、そしてモガビールを飲む
幽香はヘヴンブレッドにリュウノテールの龍丼セット
鈴仙はスネークサーモンにジャンボパンのサンドイッチ
てゐはオニオニオンのチップスとパニーズ酒

てゐ「豪勢だね…」ジー

鈴仙「昇格したてのてゐにはだいぶ早いわよ?」

幽香「ふふ、横取りしたら…解ってるわよね?」

てゐ「さすがにそんな命知らずな真似はしないよ」

霊夢「貝のバター炒めも中々よ?今度酒蒸しにも挑戦してみようかしら」

てゐ「ふーん…って貝がメニューに無い!!霊夢より良い食事の筈なのになんか損した気分…」

霊夢「で、今後はこの4人で進めて行くのかしら?」

てゐ「そうだね、向こうは寒いし…」

鈴仙「お師匠様には悪いけど兎は冬眠する生物ですからね
諏訪子さん筆頭にチラホラ帰る人もいるみたいですが」

てゐ「カエルって塩水駄目だったんだね、泳ぎは良かったけどすぐに脱水症状起こしてたよ」



霊夢「ふぅ…」

幽香「どうしたの」

霊夢「いや、持ってきた下着がさ、此処の気候に合わないって言うか」

幽香「潮風はあるけど夜でも暑いものね、私としてはこの位のが元気に過ごせるけど」

霊夢「…どうせ幽香とだし、脱いじゃって良い?」

幽香「ふふ、どうぞ」

霊夢「ん…初めての海水浴で楽しかったけどちょっと緊張して疲れちゃった
・・・また、今度、ね?」

幽香「…♪」

ちゅっ  んちゅ…じゅ

霊夢「おやすみ」

幽香「おやすみ」

翌朝

てゐ「おはよー!待ってたよ~」

霊夢「どうしたのよ急に…」

てゐ「いやさ、どうも貝の料理食べたくって、交換しない?私の方は出すから!」

霊夢「そっちが良いなら良いけど…」

てゐ「やった!!掛け合ってみるもんだね、メニューがあるから決めちゃって~」

霊夢「どれどれ…じゃあ、マトングレートとジャンボパンのハンバーガーかしら」

幽香「あなたは寝不足みたいね?」

鈴仙「波の音を意識したら寝れなくて寝れなくて…慣れるまでの辛抱です」

幽香「睡眠薬でも処方してもらったら?」

鈴仙「どうにもならない時以外は薬に頼らない方が良いと
お師匠様から教わったもので…頑張ります」

幽香「そうね、足引っ張らないようにしなさいよ?」

霊夢「今回のクエストはロアルドロスにしたわ
本来水生生物なのだけど陸地に近い場所に居て狩猟チャンスらしいのよ」

てゐ「この防具から抜けだしたいのもあるしね…」

鈴仙「水中に慣れてない以上チャンスは生かしたいわね」

幽香「霊夢が決めたのなら何でもいいわ」

霊夢「決まりね、場所はすぐそこだし、向かうわね」

丘の向こう・河原==================

てゐ「…プルプルしてるアレがそうかな?」

霊夢「特徴も合致してる…キマリね」

鈴仙「体力が高めなのと瀕死の際に水中に逃げ込むらしいわ」

幽香「なら逃げ出した時がラストスパートね、行くわよ」

 ダンッ ダンッ

鈴仙の『九四式魔拳銃:水陸両用』が頭部と頸部に命中する
通常弾と催涙弾しか撃てないが携帯性と威力はなかなかのもの
が、変換効率が悪く継戦能力に難があるため囮を視野に入れた支援用の意味合いが強い

タタタタ     

    ゴスッ

てゐが頸部に『木槌・てゐカスタムⅡ』を叩き込む
ちなみに性能としてはウォーメイスくらい

てゐ「だめだね、プルプルに打撃は効きにくい、腹部に回るよ」

幽香「ならこっちは…どうかしらぁ?」

 ザククッ

蕾のような形状で突き刺す『開花』
斬撃には脆いようで良い感じに削り取られる

霊夢「ん~…ここはお札のみにしておきましょう
頭に貼るわ、注意してね!」

幽香「はーい」

鈴仙「私も頭部を狙います!」

幽香「もし私に当てたら兎鍋よ…?」

鈴仙「ひっ!!!」

幽香の力が大きく基本的に優勢
しかしロアルドロスも弱い部類とはいえ曲りなりに大型、黙ってやられてる訳ではない
尻尾を大きく撓らせ、勢いを付けてゐに叩き込む

てゐ「い・・・・った…」

鈴仙「大丈夫?」

てゐ「防具の御蔭もあってか平気だよ…でも思ったより範囲広いね、注意しなきゃ」

そして直立したと思った矢先にプレス
その重量より叩きつけられた高圧の水が今度は幽香を襲う

幽香「この…っ」

その滑性の高い水は幽香に無駄な力を使わせる
追撃の噛みつきは避けたものの一歩下がらざるを得なくなった
そして標的にするのは鈴仙に霊夢
水弾を吐きつつ猛ダッシュで駆け寄る

突進そのものは回避に成功したものの
鈴仙が水弾に被弾、ダメージこそ軽微だが
囮をやるのは危険な状態となった

霊夢「一筋縄ではいかないって訳ね…」

そのまま走って距離をとり対峙するロアルドロス
本格的な戦闘が開始される
・・・

てゐ「薬のむからその間お願い!」

霊夢「わかったわ、ホラホラこっちよ!!」

札三枚集中、トサカを破壊しなかなかの好成績
霊夢の方に向き直る刹那、首元で爆弾の様な散弾が撃たれる
邪魔するなとばかりにプレスをするがこの状況で二度も同じ攻撃にやられるほど馬鹿では無い

幽香「残念、手の内はおしまいかしら?」

不利を悟ったロアルドロスは踵を返し
大河原へと走る
第一ラウンドはさしずめポイント勝ちと言ったところか

大河原では子分であるルドロスが5~6体待ち構えていた

霊夢「数で勝負って訳ね、負けないわよ!
減らした後幽香お願いね」

幽香「わかったわ」

とっておいた陰陽機銃を使用
立て続けに二匹のルドロスが肉塊となる

てゐ「すごー…」

鈴仙「こっちだって!」

1匹ずつ確実に仕留める
鈴仙ほどのハンターならこの程度の敵はさして問題ではない

てゐ「そりゃ!!」

  ドスッ

てゐのハンマーがロアルドロスの下腹部に命中
目に見えて動きが鈍くなる

てゐ「向こうも疲れたのかな…」

てゐの方も疲れが見える

幽香「てゐ、貴女は休憩して良いわよ、此処は任せなさい?」

短距離マスタースパークを叩き込む
ロアルドロスの体半分がズタズタになり勝負は確定的だった
しかし、それでも諦めず海へ向かう

霊夢「逃がすか!!」

陰陽玉の銃撃で前足を撃ち抜かれ転倒、身動きが取れず

鈴仙「終わりよ!!」

  ズダァン・・・・

鈴仙の銃弾により息絶える、勝負あり

霊夢「勝った…?」

思えばまともに狩りに参加し、初の大型討伐である

幽香「お疲れ、ファインプレイだったわ、さ、解体しちゃいましょ?
防具作れれば作るんでしょう?」

霊夢「ええ…あれ…手に震えが…」

幻想郷で対峙した敵の命を奪うと言う行為は今までしてこなかったしされなかった
すくなからず衝撃があるのだろう、が、それよりも
今は勝利の感情が勝っていた

夕方======================

小町「お疲れ、その分だと仕留めれたようだねぇ」

映姫「お疲れ様です、出番が無くてホっとしました」

待機組の二人と顔を合わせる
映姫はどことなく朗らかになっているようだ

霊夢「ありがと、映姫はなかなか御機嫌じゃない」

映姫「そう見えますか?ならこの場所の御蔭かも知れません
…海と言うものは良いですね、いつも見る物は死者の象徴である三途の川でした
生命の象徴である海とこうして正面から触れあう事で視野が随分開けた気がします
ふふ、このままでは怠け癖がついてしまいますね」

小町「とは言ってもちゃんと農作業とか手伝ってたからねぇ
相棒も中々ウマが合ってお互いが師の様ですなんて喜んでるよ」

映姫「貴女は…今回釣りを頑張ってましたからね
紅蓮鯛と黄金米の鯛茶漬けは絶品でしたよ」

小町「な、なんか慣れてないからこそばゆい…」

映姫「ちゃんと仕事をすればちゃんと褒めますよ私だって」

幽香「ふぅん…私もそれにしようかしら?」

てゐ「いいなー…私は女帝エビの酒蒸しに挑戦してみよう」

鈴仙「砲丸レタスに古代豆のスープにしようかしらね」

霊夢「私は七味ソーセージにポピ酒で」

そのソーセージはジュウジュウと香ばしく味は申し分ない、が…辛い!
少量ならつまみに丁度良いが一口に頬張ってしまった
ポピ酒もアルコールの高いまさに安酒って感じでがぶがぶ飲みたくは無い
そして思わず隣の人の水を取って飲んでしまった

てゐ「…それ、私のだよ?」

霊夢「・・・はぁ…はぁ…ごめん」

幽香「あら、言ってくれればよかったのに」

鈴仙「…間接キス」

てゐ「!!!」

霊夢「そういうこと、言わないでよ…」

今回の食事は、ちょっと変な空気で進んだ

霊夢(驚いたてゐも…可愛かったな、ていうか外見はもともと申し分ないもんね)

※R-18描写あり、注意
========================

霊夢「ふぅ…」

幽香「…。」

霊夢「ちょっと幽香、何か話そうよ」

幽香「…。」

霊夢「もしかして…嫉妬?」

幽香「…その通りよ…私だって感情はあるもの、安心なさい?てゐに当たったりしないわ」

霊夢「ん…ごめんね?」

幽香「何がごめんなさいなのかしら…んっ」

 れろ  ちゅぷ にゅちゅ ちゅぷ…

霊夢「わからない…何か謝らなければいけない気がした」

幽香「…そうね、じゃ、今日はしっかり楽しみましょ?それで許してあげるわ」

幽香「少しだけど、胸も成長してるのかしら?」

霊夢「幽香が弄るからよ…サイズ合わなくなっちゃう…んっ」

れろ、ちゅぷ、かみかみかみ…

霊夢「あ…幽香、少し、強いわ…」

幽香「ふふ、ちょっとは我慢なさい」

霊夢「うぅ…」

幽香「それに霊夢の乳首は弄って欲しいそうよ?ほら…」

霊夢「そ、それは、幽香に触られてるからだもん…あうっ!!」

コリコリと今日は乳首を噛まれまくる、痛さがすぐに快感に敗北し
艶しい声に変わる

霊夢「あぁあ…ふあっ…そんな…食べないでぇ…」

幽香「堅くて食べ応え有るわ…おいし♪」

ベッドの上だとMの姿も見せる幽香は、今日Sモードで行くようだ

乳首を責められ随分経つ
いつしか緩急つけた攻めになり快楽が増す

霊夢「ふぁ!…ひ!…あんっ…ゆ、ゆーかぁ…」

幽香「ふふふ、じゃあ、総仕上げ」

 ギュギュッ!!

霊夢「ひぁああああぁぁぁぁぁッ!!」

ビクッ!ビクンビクン

両乳首を抓み上げられ限界を超える

幽香「可愛かったわよ霊夢、ふふ、乳首が弱めなのは知ってたけど
本当にイくとは思わなかったわ」

霊夢「はぁン…ハァ…はぁ…」

幽香「例え霊夢がてゐに好意を抱いても私は止めない
でも、私が霊夢を見てるのを止めるよう言うのは…やめてね?
もう嫌よ、あんな経験は…」

霊夢「はぁ…はぁ…」

幽香「一息ついたようだしもう一回しましょうか♪」

霊夢「え・・・・あっ!!」

秘部に手を伸ばす、既にもう準備完了だ

幽香「じゃ、今回は愛してるのセックスね、こういうのは…どうかしら?」

 コシュッ コシュッ コシュッ

霊夢「あっ!ひんッ!!ふあっ!!あうっ!!」

リズムよく敏感な部分を刺激する
リズムに合わせ跳ね、愛液を出す霊夢
先程絶頂した事も手伝い、時間をかけずイく事となる

んぁ  れろ  んちゅ ぬちゅ ちゅ…

キスをして今日は終わる
いつしか二枚貝のように寄り添い、眠りについた

翌朝=============================

霊夢「ん…ふぁ…」

幽香「…ふふ♪おはよう」

霊夢「おはよ…」

ちゅ  ちゅる  ちゅちゅっ

・・・

鈴仙「遅かったですね、先に食事済ませちゃいました」

霊夢「ん、ふぁあ…ごめんねぇ…」

幽香「じゃあ、頂きましょうか」

てゐ「…じゃ、私選んでくるよ」

・・・

てゐ「じゃん!!キモ狩り!!どうかな?」

鈴仙「ロアルドロスも居なくなったので丁度良いクエだと相談して決めました」

霊夢「…ん~、何か気のりしないわ」

幽香「じゃあ今日は待機しておく?」

霊夢「・・・キモも気になるし、行きましょうか」

幽香「はいはい、じゃ、食休みしたら行きましょ」

・・・

てゐ「あ、アレアレ、草食だから狩りやすいってさ」

鈴仙「群れで活動する筈だけど…はぐれたのかしら?」

  ダァン!

断末魔の声を上げ、息絶える
すかさず剥ぎ取るが、1匹では足りない…

鈴仙「ん、どうやら沖の方に居るようね」

てゐ「じゃ、早いもの勝ち~!!!」

幽香「全く…どうしたの霊夢?」

霊夢「早くおっかけないと、てゐが危ない!!」

幽香「…それは巫女の勘かしら…?」

霊夢「そうよ!」

鈴仙「…!!もしかして、ロアルドロスが陸上に上がってたのは…!」

・・・

てゐ「さてと、どれから行こうかな~っと」

木槌を握りなおしたその瞬間、海を振るわせる大音響を発生させる何か
振り向いたその視線の先に、見た事の無い『大海の王』がてゐを見つめていた

品定めするように猛スピードで周回する
そして、電光の如く突っ込んでくる

てゐ「!!!!」

突進そのものからは避けた、が、水流によりてゐの身体は木の葉のように回る
加えてパニックに陥り水面が解らない

てゐ(息が…水…のん…)

霊夢は防具の背中部分を掴む
鈴仙は催涙弾を発射し、幽香はそれでも向かって来た時の事に備える

幸い催涙弾が効果あったようで目標を見失う
その隙に4人は陸地へと転身する

・・・

てゐ「げほっ!!!がはっ!!!はぁ、はぁはぁ、がぼっ!!げほっ!!ごほんっ!!」

霊夢「どうやら大丈夫そうね?」

鈴仙「ええ、それにしてもぬかったわ…あんなのが居るなんて…」

ザパッ

幽香「…こっちに逃げたエピオスから急いで剥いで来たわ、
これでギリギリ足りる筈だし、餌があれば追ってこない筈よ」

霊夢「ありがと、じゃあ、長居は無用よ
私がてゐを運ぶから鈴仙はキモを運んで頂戴」

鈴仙「私がてゐじゃない理由は?」

霊夢「帰路にまた大型モンスターが居ないとも限らないわ、
私なら手が塞がってても陰陽玉があるけど鈴仙は戦えないし
キモなら最悪放棄しても良いんだから」

幽香「妥当な判断ね」

鈴仙「納得したわ、行きましょ!」

去り際に、海の鳴き声を聞いた気がする…

・・・

霊夢「この世界は大概ヤバいのが揃ってるわね…」

幽香「催涙弾が効いてくれて助かったわ
正直守りきれる気がしなかったもの」

鈴仙「視界が無くなる代わりに怒り狂うと聞いて躊躇ってたのですが
なかなかどうして、使える物でしたよ」

この事を報告、すぐさま討伐のための隊が組まれる運びとなる
メンバーは橙、藍、天子、衣玖の四人だ

夜==========================

霊夢「今頃戦闘中かしら…?」

幽香「心配?」

霊夢「えぇ…傷とかを見るにまだ若いけど、相当な実力者と見たわ」

幽香「…もう寝ましょ、明日も寝不足だと、次は霊夢かもしれないし」

霊夢「ん…」

ちゅっ  じゅる…ちゅちゅ  ちゅにゅ…

霊夢「おやすみ」

幽香「おやすみ」

翌朝============================

??「しっかりしてください、藍様ぁーーっ!!」

泣いてるけど、この声は…橙?!
簡単な服を着て急いで駆け寄ると血塗れの藍が倒れていた

ミア「ちゃんと生きてるから心配するな!今は休ませてやれ!」

橙「でも藍様が、藍様ぁ…っ!!」

鈴仙「天子達はどうしたの?!」

天子「よ、呼んだかしら…?いたた」

衣玖「申し訳ありません、力不足で…っ!!」

一足遅れて到着した、どうやら殿を務めていたようだ
藍に比べ傷は軽そうだが、相当な激戦だった事は見て伺える
疲労の色も強く当分戦闘らしい戦闘は出来ないだろう

一息入れ、橙が落ち着いた頃
戦闘の状況を聞く事が出来た

昨夜========================

藍「そろそろ、か、橙、ちゃんと泳げるな?」

橙「はい、藍様!!ハーブ様にも付きっきりで教えて貰い、バッチリです!!」

藍「そうか、改めて感謝しておくべきだろうな」

天子「霊夢が逃げ帰った相手がそこに居るのよね…
コレで勝てたら霊夢に勝ったも同然じゃないかしら?」

衣玖「張り切るのは結構ですが集中して下さいね」

霊夢の言う沖に出てみたがそこに確かに居た
眠っていたようだが外敵の接近に気付き目を覚ます
『誰だ…?』とばかりに見開いた二つの黄色い眼が全員を睨みつける

一息置いた後の大咆哮が戦闘の合図、橙は思わず耳を押さえる
先手はラギアクルス、雷ブレスがパーティの中央に炸裂する
中堅パーティの中でも上位である彼女達は危なげなく回避する

天子「何よ!突進だけじゃないっての?!」

衣玖「私と同じく電気を扱うようです」

天子「…残念だけどアイツは電気に耐性があるわ
衣玖はサポートに回って!」

衣玖「わかりました、ご武運を!」

藍「橙!大丈夫か!?」

橙「ビックリしたけど問題ありません!!」

藍「ならば天子と十字砲火で行こう、息切れに気を付けろ!」

橙「わ、わかりましたらんしゃま!」

『朝から貴様ら何のつもりだ?うっとおしい!!』
薙ぎ払うように尻尾を振りまわす、最前線に居た天子は避けきれなかった
その巨体から繰り出す力は天人の身体ですら悲鳴を上げる

天子「っはぁ!!何よこの馬鹿力っ!!」

休ませる間もなく尻尾を叩きつける
天子は回避に成功したが、その後ろにあった岩柱が豆腐のように崩れる

藍「…霊夢達は戦わずに正解だったな、これは2~3人死んでてもおかしくない存在だ」

橙「あわわ…」

藍は式神を展開させ、包囲する、が、ラギアクルスは周囲に放電する事で難なく抜け出す
これによりどちらとも攻め手がない千日手の状態に陥る

彼女達にとって何日にも感じる戦闘、その実、半日も経過していない
ラギアクルスもだいぶ傷が目立ってきたがその体力は衰えず
彼女達はジワジワと体力を失って行く

藍(このままではジリ貧だ…仕方がない、一か八か!!)「距離を縮めるぞ!危険を覚悟でさっさと仕留める!」

衣玖「天子様は一旦休憩なさってください、私が抑えます」

天子「助かるわ、水中じゃコイツの弱点の火が扱い難い…陸に上がってくれれば…」

橙「わかりました!藍様!!」

この動きは放電…?いや、今までよりずっと大きい!!!
ラギアクルスの必殺技とも言える大放電、咄嗟に身代わりの式で防いだ藍
雷属性に対し耐性のある衣玖、距離を取っていた天子は難をのがれたが
橙が逃げ遅れ、雷光に直撃する形となった

橙「し、しびれへ…うごけまひぇん・・・・」

藍「んっ!!今行く!待ってろ!!」

忍ばせていた粉塵を一飲みし、駆けつける
その隙を逃さず、ラギアクルスは矢のように突進していた…

戻って現在=============
・・・
橙「そして、らんしゃまは私をかばって…えぅうっ…」

天子「…正直今はどうにもならないと思う、…たた、身体が直ったら、一から鍛え直すわ」

衣玖「悔しいですが私は戦力になりそうもありません…」

霊夢「そう…」

幽香「とにかく、この情報は貴重よ、感謝するわ」

鈴仙「気性が荒いだけでなく、知性もそこそこあり、能力も十分…ですか」

てゐ「鮫といいラギアクルスといい海ってのは…怖いよ…」

思わず霊夢の手を握り締めるてゐ、霊夢は黙って肩に手を置いた

幽香「海から離れた依頼を見繕ってくるわ、少し休んでて」

頷いた後、素知らぬ顔をしてる水平線を見遣る、
海と言うものの一面を、垣間見た気がした

第四章・新天地、終了

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~~~~~~~~~~=====第五章・ 砂漠を越えて  =====~~~~~~~~~~






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砂原のクルぺッコ狩猟
小町の情報によればソイツ自体は大した相手じゃないが厄介な性質があるのと
火傷に気を付ける、そして陸上用、特に肌を曝さない鎧が必須だとのこと

霊夢「私はイーオス製の鎧があるから良いけど…皆は?」

てゐ「薄手のだけど問題ないよ」

鈴仙「ちゃんとありますね」

幽香「決まりね、コイツはこの近辺にも来るらしいから腕慣らしに丁度良いわ」

映姫「この村は守りますよ」

小町「って言ってもやるこたぁ待機だけどね
この近辺の海でもひと泳ぎしてくる」

競泳水着を補強したような代物で(幻想郷基準では)中々大胆
が、一週間もすれば慣れた、との事

霊夢(小町もいいプロポーションよね、中々…)

などと思っていると、向こうから知り合いの姿が…

ナル「やっほー、ポッケポテト初め向こうの物資届けに来たよ
あとロアルドロスの研究結果がコレだって、はい」

霊夢「何々…」

てゐ「…防寒着だね」

にとりからの注釈がある
[送ってくれた奴だけど、強い断熱性能の皮に衝撃吸収の海綿体を有効利用するには
もうこれしかないって結論になりました
因みにこれで長時間泳ぐと海綿体が水を吸って不利になるからやめといた方が良いね!
こっちで需要高そうだから色付けさせて貰ったよ
と言う訳で供給が不足してるからまた狩って欲しいな!]

ナル「で、コレが代金だよ、四等分にしておいてくれって」

 ジャラッ

幽香「…当分のご飯代には困らないわね」

霊夢「…諦めないわ、今回のクルぺッコなら…!」

ナル「最後にコレね、てゐ宛て~」

てゐ「ん、私のデザイン応募用紙じゃん、何々…何この駄目出し
評価・視界不良:疲労高い:動きにくい:息苦しい…そこを何とかするのが仕事でしょ~」

砂原到着===========================
焼けた鉄板の様な地面と容赦ない日照りが彼女達を照らす

霊夢「暑い…」

幽香「流石の私も、堪えるわ…」

てゐ「ねぇ、本当に脱いじゃ駄目なの?」

鈴仙「この強烈な日差しで簡単に美味しく焼けるそうよ
今回支給された冷却材と経口補給水で我慢なさい」

てゐ「ちぇー…」ゴクッゴクッ

霊夢「ここも幻想卿に無い場所だからね…日陰を移動しつつ、行きましょ、随分違うわ」

・・・

てゐ「…あれがそうかな?」

鈴仙「こんな場所で異彩な色彩を放つ鳥…間違いないわね」

幽香「逃げたわ」

霊夢「待ちなさい!!」

ズダタタタタッ!!!

翼に命中し墜落、戦闘を開始する

対峙するや否や狗の様な鳴き声を上げる
出方を窺ったが…何もしてこなかった

霊夢「な、何よ一体・・・」

鈴仙「解りません、が、注意はすべきですね」

幽香「耳障りね、喉を潰してあげるわ」

てゐ「…」

前の経験からまず様子を見る事を覚えたてゐ
その判断は功を奏す

てゐ「!後ろから何か来るよ!!中型っぽいけど」

鈴仙「!!ジャギィが周囲に…?襲ってくるわ!!」

巣穴から出てきた2、30匹のジャギイに、それを指揮するドスジャギィ
霊夢の後方に居るドスジャギイを基幹に包囲される形となった

霊夢「くっこの…!」

ランポス系ほどの跳躍は無いが
戦術慣れしたかのような動きで翻弄する

霊夢「まず雑魚を片付けるわ!!ともかく数を減らす!」

幽香「この鳥風情は抑えておくわね、これ以上呼ばれたら面倒よ」

鈴仙「幽香さんに向かいそうな相手は始末します!」

てゐ「…私は、ドスジャギィに向かう!!」

陰陽玉の掃射で4~5匹のジャギィが動きを止める
翻弄されつつあれど鈴仙も幽香への攻撃を許す事は無い
幽香の攻撃は的確に喉元を捕え、クルぺッコは圧されている
てゐはドスジャギィとの戦闘に入り、易々と指揮をさせない
一見有利であるが脆い均衡の上に成り立つ状態であるのは事実である

危機感を強めたドスジャギィは更に援軍を呼ぶ
こうなると霊夢はともかく鈴仙自体の防御が御座なりになってる現状
彼女へ軽いダメージとはいえじわじわと傷が増えて行く

幽香も慣れていれば今頃壊せたのかもしれないが
初めて見る変則的な動きに翻弄され、狙いが甘くなる

てゐはつかず離れずの動きで、部下のジャギィとドスジャギィを相手に良く戦っている

その時、特殊な鳴き声が発せられ、状況が動く

幽香「うっとおしいのよ!!」

ようやく喉元を貫き、演奏を困難にさせる
さっきの鳴き声は一体…?答えはすぐに出てた

鈴仙「きゃあぁっ!!ちょっと…こら…はぐっ!!あぁっ!!!ひうっ!!げほっ!やめなさ…」

耐えていた鈴仙がいきなり限界を迎える
程無くしててゐからのSOSコール

てゐ「な、なによ!いきなりお前ら、元気になってるんじゃ…無いっての!!
駄目霊夢!!私一人じゃ、抑えられない!!」

霊夢「…ごめん、てゐ!貴女は睨みつつ後退して、見た所鈴仙がヤバそうなの!!」

すぐさま鈴仙へと向かう、幽香はどうやら立場逆転とぺッコに抑えられ
焦りもあるせいで互角の戦闘を強いられ動けない

鈴仙は四方からの尻尾打ちに体当たりや、飛びかかりも受け、
銃を持つ腕は噛みつかれ反撃も出来ない、まさにリンチのようだ
程無くして押し倒され、ジャギィの一頭が馬乗りになる

鈴仙「げほっ…痛いっ!!離れなさ…いやぁ…やだ…あぐっ!!!お師匠様ぁ…」

首元に牙が届こうと言う刹那、霊夢の札がジャギィを絶つ
威嚇射撃で此方に注意を向け向かって来たジャギィから掃討、
程無くして鈴仙の周りのジャギィは消える

霊夢「そっちの状況は!!?」

てゐ「幽香の援護もあってなんとか持ち直せた…よっ」

幽香「アホウドリは飛び去ったわ、結局わが身が大事な様ね」

霊夢「鈴仙!!!」

鈴仙「はぁ…はぁ…」

見た所どの傷も浅く、致命的ではないが数が多すぎる
酷く衰弱し息も荒く自分で動けそうにない
幽香に教わった触診を試すが、幸い内臓破裂の様な物は見られない
薬を飲ませようとするが、上手く飲み込めないようで頬を伝うばかり

霊夢「なら、これで…」

一口含み、鈴仙の体内に流し込む、少量を何回かに分けて
息も穏やかになりひとまずは安心

霊夢「ベースキャンプに寝かせてくるわ!ちょっとだけ頼むわね!!」

そして地面にモドリ玉を叩きつけ、帰る
多少強化されたとはいえ幽香が居る以上、中型に負ける事は無



一瞬で砂原のベースキャンプに戻る、万全の態勢で待ち構えていた

アオイ「後は此方に任せてください、何が起こっても鈴仙さんに手出しはさせません」

霊夢「よろしくね!」

アオイ「あとは、この度生産が始まった万里眼の薬です
材料の確保が困難なため少数ですがお渡しします」

霊夢「ありがと、じゃ、飲んでみましょ」

味はシナモンティー?と甘いジャムの味がする…

効果は覿面で見たいと思った場所が見れる

霊夢(幽香の方は…片付いたようね、クルペッコは…傍のエリアで水を飲んでるわ)
「ん、じゃあ、行ってくる!!」

アオイ「ご武運を」

途中で幽香を呼び、合流
水辺に居るぺッコと対峙し第二ラウンド

鳴こうとするがそうはさせない、銃撃が直撃し強制的に黙らせる
こうなればただの格下のぺッコである
押せ押せの状態を止めるような力は無い、が、幸か不幸か、最後っ屁らしきものを放つ

幽香「っこの!!油断したわ…」

謎の液体を吹きかけられ、一時的に視界が利かなくなる

霊夢「幽香、逃げて!!ひだりっ!!!」

左に飛びのくと同時に火打石からの火花が炸裂、
ぺッコの吐いた可燃式の液体に燃え移り燃え上がる

幽香「!!!!!!!!!!!」

霊夢「下水辺だから転がって!!許さないっ!!!」

脳天に札とてゐのハンマーが炸裂、脳しんとうを起こし転倒する
そのまま振り下ろしたてゐのハンマーにより勝敗は決した

霊夢「傷は・・大丈夫?」

幽香「ええ、火には弱いとはいえすぐ消せれば何ともないわ、正直助かったわよ」

霊夢「なら…いいわよね…ククッ…あはははは、凄い恰好~~~~っ!!!」

転がった先に水はあった、あったけどそこは泥地帯
すぐに火は消えたが幽香は泥まみれとなった

幽香「この…っ!!全く、でも、中々栄養豊富なのよこの泥
出来るなら全身に漬かりたいほどにね」

霊夢「あはははは…すぐに水で落とせるわよ…」

てゐ(何この拷問~~~~~~~~~~~~~~~っ!!笑ったら死ぬ笑ったら死ぬ笑ったら…)

鈴仙も2~3日すれば全快するそうでまずは安心安心…

夕方=========================

霊夢「さて、鈴仙への食事は、私が持っていくので良いのよね?」

てゐ「おねがいね~、同じ兎だからって実は親しい訳でもないし…」

霊夢(私も交流して日が浅いけども…)「解ったわよ」

幽香「よろしくねリーダーさん」

・・・
コンコン

霊夢「入るわよ~、ご飯持ってきたけど、食べれる?」

鈴仙「あ、霊夢さん、ありがとうございます…」

・・・おっぱい丸出し…!?

霊夢「う、腕は動きそうかしら?」

鈴仙「今日は無理ですね…明日なら何とか」

霊夢「明日で動けるようになるのも私からすれば大概だけどね…じゃ、あーんして・・・?」

   ぱくっ  もぐもぐ…

     ぱく、もぐもぐ…

やはり乳房が気になり、赤面を隠せない

鈴仙「あ、この格好ですか?化膿さえしないようならなるべく外気に曝すと傷の治りが良くなるとか
彼女達の知識や最近一カ月のデータでお師匠様も認めて、着るとしても通気性の良い服が推奨されています」

霊夢「そ、そう?!そう言えば私も包帯らしきものは碌に巻かれなかった記憶があるわ」

鈴仙「素人判断は危険ですけどね、あと泥や砂なんかは出さないと厄介な事になります」

・・・

霊夢「おしまい、お大事にね?」

鈴仙「改めて…ありがとうございました、霊夢さん」

霊夢「いいのよ、持ちつ持たれつでしょ?」

※R-18描写あり
=============================

霊夢「今回も中々の難敵だったわ…」

幽香「そうかしら?今度からは喉を潰すよう一斉に撃ってごらんなさい?
あとは火に気をつければもうこっちの物よ」

霊夢「流石の経験者…しかしホント暑かったわ…
こっちはまだ温泉が無い上、水が貴重だからシャワーだけなのよね」

鎧を脱いだ霊夢は上気しピンク色の肌をしている
その魅惑的な姿は幽香の性欲を掻き立てるに十分だった

霊夢「あの塩生産浄水器の量産がはじまれば…んっ」

 ちゅっ くにゅ・・・ちゅちゅ、ちゅっ

霊夢「もぉ…相変わらず、エッチなキスなんだから…」

幽香「ふふふ、丁度良い機会だし、私達も三日間お休みしましょ?」

霊夢「…そうね、ずっと働き詰めだもんね…いいわよ、来て…」

とちらともなく顔を近づけ、再び唇を重ねる

幽香「霊夢ったら、今日は凄いわ、全身性感帯みたい」

霊夢「そ、そんなこと…あぅっ!!」

焦らすように乳房の周囲を撫でまわす
ジンジンする刺激と同時に、重力に逆らい乳首は主張を強める

幽香「お尻の揉みごたえも良いわ、それにスベスベ…」

霊夢「そんな…あぅ!はずかしいよ…」(わかめクラゲとふたごキノコが肌に良いって聞いたけど本当だったのね…)

乳首に向かい指を進める、が、乳輪付近まで行った際にまた戻ってゆく
このもどかしい責めが今日は幾度も幾度も開始される
敏感な所を刺激してもらえず、甘い声を漏らすばかり

霊夢「ゆ、ゆーかぁ…いじわるっ…しないでよぉ…」

霊夢のクレバスからはじゅんじゅんと蜜が溢れる
快楽に絡めとられ、完全に主導権を失う

幽香「ふふ、今日は霊夢を観察する事に決めたの♪」

幽香「さて、下はどうかしらね?」

霊夢「そ、そんな…ぁ」

幽香「凄いわ、閉じてる姿でももういやらしさの塊ね
お尻に滴も伝ってとってもエッチよ、どう、霊夢?貴女こんなに乱れてるのよ?」

霊夢「はずかしいから、そんな…解説しないで、意識しちゃうよ…」

幽香「だって本当の事を言ってるだけですもの、まだ出てくるようね
触っても居ないのに本当に淫乱霊夢ちゃんね」

霊夢「あぅう…ゆ、許してよぉ…」

しかし、隠そうとか嫌だとかの抵抗は見せず、相当な羞恥だが受け入れている

幽香「ふふ、じゃ、御開帳といきましょうか」

くぱぁ…

幽香「下のお口は涎垂らし放題でいやらしくパクパクしてるわよ…何々?
もっとこのいやらしいすがたをみてください?ですって?」

霊夢「言ってない!言ってないからぁ!!」

幽香「じゃ、こうしたらどうかしら?」

霊夢「ヒぁンッ!!!!!!」

 ビククッ!!!びくんびくん!!

幽香は霊夢の陰核を軽く押す、紅潮した身体はたったそれだけの刺激で達し
イク所を余す事無く幽香に見られてしまう

幽香「ふふ、最高のショーだったわよ…♪
あのパパラッチが撮りたがる気持ちがよーく解ったわ」

翌日=========================

???「いや~少し動くだけで汗がすごいぜ」

ん、ん~、この声は魔理沙かしら?どうやらこっちに着たみたいね

霊夢「やっぱり魔理沙ね、怪我の調子は良いのかしら?」

魔理沙「…お…あ、ああ!!海の中で身体動かすのはリハビリに良いって聞いてな!移って来たぜ!」

霊夢「顔、赤いわよ?早く防具脱いだら?黒基調で暑いでしょ」

魔理沙「ああ、しかし温暖な気候で結構露出多めに過ごしてるって聞いたし、さっき挨拶回りして来たが…」

霊夢「?」

魔理沙「…同性だと真っ裸までなれるもんなんだな、此処だと、
しかも恥ずかしげも無く普通に会話してるなんて…」

霊夢「!!!!?!!?!」(し、しまった!!ちが、ちがうのよ!!)

魔理沙「私はそこまで行く勇気は無いが過ごしてる内もしかしたらそうなっちまうのかな
ある意味戦慄だぜ…」

・・・

霊夢「ふ、服何処だっけ服!」

幽香「…そもそも発注してないでしょ?食事だって届けて貰うから
家から出る必要無いって言ってたじゃない」

霊夢「…。」

・・・

一方鈴仙・てゐチームは…

鈴仙「家から直通の村の中の海ってのもよく考えたら洒落たものね、気持ち良いわ」

てゐ「浮いてるだけでも、なんか良いね…ホント鮫とラギアさえいなければ…」

咲夜「…貴女達、こんな所でこんな恰好で何してるの?」

鈴仙「ん?海で傷を癒してるのよ、昨日ちょっと手酷くやられてね」(治療で全裸とかは慣れてる)

てゐ「私も無傷じゃないからね…最初こそ染みるけど慣れたら平気だよ
そう言えば咲夜も怪我してるね?どうしたの?」(同じく医療行為なら脱ぐ事を恥とは思って無い)

咲夜「以前ゲリョスとやり合ったときに死んだフリに…」

てゐ「じゃあ脱いで入りなよ?泳ぎも慣れるし気持ちいいよ?」

咲夜「…全部?」

鈴仙「全部」

咲夜「・・・」

魔理沙「おーい、咲夜、さっき霊夢が向こうで…お前らもか?」
(え?え?思ったより裸族が流行ってるのか・・・・?)

咲夜「…折角だし魔理沙、貴女も一緒に入りましょうよ」

魔理沙「…今すぐ?」

咲夜「今すぐ」

魔理沙「…全部?」

てゐ「全部」

じきに誤解は解けましたがこの事件が切欠で大きくこの村全体の羞恥心が低下しました
少なくとも負傷し、身体の自由は損なわれて無い場合、服を着る者は居なくなったそうです

時刻・昼過ぎ=========================
寒村

永琳「鈴仙からタラソテラピー(海洋療法)の経過観察開始、って報告が来たわ
ちょうど魔理沙と咲夜の怪我人二人がそっちに行ったみたいだし、
じきに何らかのレポートが来るかもね」

輝夜「何人かまた移動するのかしらね?
まぁわたしはここから動く気は無いけど」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一方、海水浴チーム

衣玖「そ、総首領娘様!?こんな…」

天子「こっちでは天子、って名前で呼ぶ決まりでしょ!!え~い!!」

 きゃぁあああっ!!!
         どぽ~~~~ん

衣玖「し、しみる~~~~っ」

天子「私も行くわよ~そーれっ!!!」

     ざぱ~~~~ん

魔理沙「あはははは、ヤケで脱いでみたけど何か楽しくなって来たぜ!!咲夜も満更じゃなさそうだしな」

咲夜「…お嬢様や妹様はこう言うのが味わえないと思うと少し不憫ですね…、浅瀬で浸る位なら平気でしょうか?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、霊夢、幽香チーム

霊夢「ね、ゆーか?」

幽香「なぁに?霊夢?」

霊夢「エッチもいいけど、こうして裸でゴロゴロしながら傍に居るのも、いいわね」

幽香「そうね…♪」

ちゅっ  にちゅ んちゅ ちゅぷ…

ずっとくっつきながら、一言交わす度にディープキス、二人はこんな感じで甘美な時間を過ごしていた

夕方=========================
映姫と小町でボルボロスを倒したら
彼女達にとって信じられない光景が広がっていた
いや、ミア達は変わらず甚平の上だけみたいなものを着ているが(高露出には違いない)

なんで幻想郷の皆は裸でうろついてるの…?

話を聞けば治療行為の一環だとか何だとか
こりゃ良いや!と、暑苦しい鎧を脱ぎ、汗びっしょりの小町は海に飛び込む
最終的に映姫も折れ海水入浴「…生きる上で裸は別に罪ではないですから」と言うのは本人談


ミア「…もしかしたらこっちでは裸が当然ってなるんじゃないかニャ?」

アオイ「何事も必要に応じるのよ、その変化に十分なトリガーが居た、それだけの話かな
性行為は家でやる事を義務付ければ特に問題はなさそうね」

ミア「引き換えこっちは一応この服は軍服扱いだからニャ
ハンターと違い職務規定上おいそれと脱ぐわけにもいかんニャ
ま、プライベートニャら脱ぐ事も別に良いけど、こっちに居る以上仕事だからニャ」

休日2日目==========================

ミア「ん、じゃあウチに発注する事で…」

霊夢「よろしくね」(まぁ、無いよりはマシだわ)

ミア「じゃ、念のため測っちゃうニャ」

・・・

ミア「全体的に増えたけど…特に胸かニャ?
今までの世界じゃ碌なもの食べてなかったんじゃないかニャ?」

霊夢「あ、あはは…」(そう言えば…)

ミア「低コストだけど質は保証する、152mm砲の爆炎までは耐えるからニャ
あ、でも防具の性能は期待するニャよ?基本素材は紙で緩衝材もないのニャ」

霊夢(152mm砲?)「それでも下手な服よりもあるのね、簡単な術式がかかってるわ」

ミア「正直たかだか半世紀程しかこの手の研究は成されてないから
幻想郷から見ると何かに付与する術とか後進も良いとこニャ
良い技術があれば金に糸目はつけんニャ、別の世界(ディスガイア4R等)へ遠征し手に入れた
宝玉なり業物なり黄金なりもあるニャよ?」

霊夢(お、お宝…!)「そ、そうね…力になれるかもしれないし、協力するわ」

ミア「ん、決まりニャ、それはそうと私らとの模擬戦とかどうかニャ?
フランとか熱心にやってるらしいけど私みたいな普通のから、私じゃ及びもつかニャいバケモノも居るニャ
今の霊夢ニャら…十分私に勝てるんじゃニャいか?」

霊夢「そう?」

ミア「一応私だって死後培った戦術その他はあるニャ、とは言え
如何せん基本的に私のタイプは数で押して連携で勝負するタイプで、一個体は弱めニャ」

ミア「強いので今フリーだとアオイかニャ、どうするニャ?」

霊夢「…まず貴女とやってみたい」

ミア「解ったニャ、訓練弾で怪我する事は無いけど、望みなら実弾もあるニャ
…どうするかニャ?」

霊夢「誘い?そんな分の悪いものには乗らないわよ」

ミア「ん、解ったニャ、たまに望む奴が居るからつい、ニャ、悪気は無いから許してくれニャ」

・・・

ミア「ルールは胴体なら10枚、足や頭、背中なら1枚、腕は5枚当てたら霊夢の勝ちニャ
一応公平を期するために言っておくけど、私の使用武器は対人チューンの12,7mm機銃1丁と、76,2mm砲
機銃は1発にゃらセーフにしとくけどニ発はアウト、砲弾なら1発でアウト、良いかニャ?」

霊夢「何か不公平ね…」

ミア「ん、速度や敏捷性は霊夢と比較したら劣るしニャ
それとも陰陽玉で好きなだけ撃ってみるかニャ?
手を抜いたものを渡したつもりは無いけど私にとっちゃそのクラスは砂粒手でしかないニャ」

霊夢「…信じるわ、行くわよ!!」

まず出方を窺う

相手の浮遊砲が火を吹く、伏せるように飛びのいて正解だった
威力こそ鬼の打撃くらいだが、速度、範囲が違い過ぎる
砲の正面に立てばまず助からないのは確実か…

上空に逃げようとすれば今度は浮遊機銃が唸りを上げる
幻想郷での弾幕より密度は遥かに低いものの、弾の速度は目で追えるものじゃない
しかも光ってる弾の周りに、本命と思しき光らない弾がいくつも混じる
これはスペカルールと違う、本気の戦闘を想定した武器だ

ただし、解ってきたのは基本的に遠距離用で
張り付けば機銃以外の攻撃は飛んで来ないと言う事

遠くからだと狙いを定める事が出来ないし勝負を決める為前に出る
思った通り、砲の攻撃は無い、が、不用意に近過ぎた

確かに知らない武器は使って無い…

物凄く重い体当たりにより肋骨及び内臓は滅茶苦茶になり、皮膚の外に飛び散る
左腕も引きちぎられ足も無事では無い、完全に血は止まらず心臓の鼓動も感じない
程無くして目の前が暗くなり身体が冷たくなる…イメージが伝わった




ミア「終わり、今日は私の勝ちかな」

そう、あくまでイメージが伝わった、確かにこれなら怪我は無い

霊夢「…いつかきっと勝って見せるわ」

ミア「ん、その意気ニャ、あ、そうそう、この結果で別に値切るとかしニャいから安心してニャ」

霊夢「これで普通なら、バケモノってどれくらいなのよ?」

ミア「ん、馴染み深い娘だと機銃だけで私の主砲サイズもある代物を80門一斉展開し、撃ってくるニャ
装甲及び耐久力もトンでもニャい上、基本出力だけで私の500倍以上あるニャ」

霊夢「…」(絶句)

ミア「しょーじきそこまでニャいとこの稼業出来ないからニャ」

霊夢「…というか、そこまで強いなら貴女達が狩りに行けばいいんじゃない?」

ミア「私らの契約は、この村及び周辺の集落の防護
要はめっちゃ強い奴にどんなにボコボコにされても防護地域は死守する、かな
ちなみに幻想郷チームの狩りを手伝うのはこっちにも恩恵があるからやってる事で
気に負う事は無いから安心して欲しいかな
…とは言え働かざる者食うべからずが身上だから皆サボってるようなら容赦なく叩き出すニャ
脅しのつもりは無いけどこの世界でそんな特異な能力持っていて
受け入れる場所は無いし、下手すればモンスター扱いで討伐対象だろうニャ」

霊夢「…治療の時は随分お世話になったからね、少なくともその分は返すわよ
それにモドリ玉とか野菜とかお酒とか随分助かってるしね」

ミア「ん、ちょっと冷たい事言ったけど、
本音としてこれからはもっと仲良くしたい
…そっちはどう?受け入れてくれますか?」

   ドキッ

霊夢「…ええ、私も敵を作る趣味は無いわ、貴女達の様な存在なら尚更よ」

ミア「じゃあ、これからもよろしくね!
…これから約束通り技術を教えて貰うけど疲れたら後日で良いからニャ
特別にアイスクリームを用意するから待っててニャ」

霊夢「…冷たい、美味しい・・・」

ミア「気に入ってもらえてよかったニャ、お代わりはあるけど食べ過ぎるとお腹冷やすニャ」

霊夢「コレを食堂で売れば飛ぶように行けるわよ?」

ミア「ん、今この通りこの世界の材料での作製に成功したから
保冷施設に材料供給の目処が立てば量産も一気に進むニャ
なんせ卵はあるけど乳に問題があってニャ」

霊夢「へー…」(改めてやっぱでっかい…)

ミア「…飲んでみる?」

霊夢「ゑ?!」

ミア「試しにどうかなって…幻想郷の皆には内緒だよ?」

霊夢「・・・うん」

 あむっ

ミア「い、いくよ…?」

  んっ
     こくっ  ごくっ ごくっ …

霊夢「はぅ…何度も飲みたいくらいには、美味しかったわ、ご馳走様」

ミア「そっか…お粗末さまでした」

霊夢「…そろそろ始めましょうか」

ミア「ん、そうニャ、じゃあここの精製値に~~~の魔力を加え、~~なんだけど…」

霊夢(理詰め!?しかも割と本格的!!私感覚で扱うから伝えにくいのよ…
阿求とか、既に向こうの技術部所に居るでしょうね)

>>>>>>>>>>>>>>>>>>
阿求「くしょん!!」
<<<<<<<<<<<<<<<<<<

霊夢「そ、それなんだけど実演方式で良いかしら?例えば私の世界にあるスペルカードって奴だけど…」

夕方==========================

ミア「長くまでありがとね!コレ、報酬と別に食事券2枚オマケ!
資材が揃い次第スペカ生産所も考慮してみるよ」

霊夢「…ごめん、コレ家まで持ってって貰って良い?持てない…」
(金の卵100個分の金塊)

ミア「…あ、わかったニャ、しかし唱えただけで一定量の攻撃が発動ニャんて凄いニャ」

霊夢「ありがと…食事券かぁ…」

ミア「此処のだけじゃニャくあらゆる世界からの特別な素材を解禁するニャ
2枚あるし好きな人とペアでどうかニャ?」

霊夢「…そうね、幽香を誘ってみるわ
こういうのって普通に手に入れる方法はあるの?」

ミア「ん、今の霊夢にはまぁ無理だけど、いつもより過酷なクエスト(高難度)や
想定外の大型乱入して狩った時には渡してるニャ
例えばあのティガレックスやラギアクルスかニャ」

霊夢「…。」(ラギアクルスはともかく、ティガレックスは…ダメね、まだまだ…)

ミア「あとは昇格祝いで渡す事もあるし、物で釣る訳じゃニャいけど私らの気分の面も強いニャ
…ここだけの話、上司であるアオイや補給担当のナルなんか狙い目かもニャ
なんにせよ今日はゆっくり休んでニャ、また気が向いたら来てくれたら嬉しいニャ」

夜=============================
~霊夢達の部屋~


霊夢「ねぇ、幽香」

幽香「なぁに?霊夢」

霊夢「日ごろの感謝の気持ちって訳じゃないけど…
明日さ、コレ使って食べに行かない?」

幽香「!!!コレ、中々手に入らない貴重なものじゃない
…いいの?」

愚問である

霊夢「私が幽香、貴女と食べに行きたいの、良いでしょ?」

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org238540.jpg

幽香「ありがと…嬉しい!!」

  ドキッ

霊夢「そ、そんな顔してくれたら、私も誘った甲斐があるってものよ」

幽香「ふふ、月並みだけど改めて、愛してるわ、霊夢…」

ちゅっ   んちゅ  れちゅ  くちゅりゅ…

~海水浴場~

霊夢「ぷはぁ!お昼は皆居るけど、夜は貸し切りみたいね!気持ち良いわ」

幽香「ふふ、ホント、子供みたいにはしゃいじゃって…
でも綺麗なのね、月明かりだけで霊夢の足の先まで見えるわ」

霊夢「…幽香も、見てないで傍に来てよ」

幽香「はいはい」

水を浴びた華の魅力と言う物だろうか、月明かりの怪しさも手伝い
まさに魅力的と言える

霊夢「一緒に潜ってみましょ」

幽香「ん…」

海の中でゆらゆらと髪をなびかせながら潜る
水陸両用防具を付けてないが故に潜水時間も短いし、会話も出来ない
が、繋がりあった二人の心にそんな問題は無かった

一糸纏わぬ肢体が絡み合い、口付けする、この海と言うものの中で
まるで一緒になったような、そんな気持ちにさせられる…

霊夢「ぷはぁ!!はぁ…はぁ…♪」

幽香「ふぅ…♪」

息を整え、改めて口付け

霊夢「…ね、誰も見てないし、海で…しない?」

幽香「ふふ、例え捕まっても、霊夢となら、良いわ…♪」

:::::::::::::::::::::::

????「見ちゃあ居ないけど聞いてるんだよねぇ…
そう来るなら、こっちとしてもこの計画を早めるか
余り公共の場所で愛液を撒き散らすのもどうかと思うし
地質調査であの入江の洞窟なら頑丈だし申し分ない筈…」

※R-18描写あり、注意
===========================

霊夢(んふぅ!!んっ!!んぅうっ!!!!)

逆さの状態になり膣内に海水を入れられながら掻き混ぜられる
夜になって冷えてるとは言え28度程はあるが
冷えてる感じの液体が入る感触は何とも言えない
イくか3分経つか若しくはギブアップで終了する約束で
霊夢は少しでも早くイくように自ら乳首を弄りだす

幽香「霊夢、凄い締め付けよ…クセになっちゃいそう…♪」

当然霊夢に聞こえてはいないが、言わずには居られない

::::::::::::::::::::::

橙「傷もふさがったし、海水浴の許可が下りて良かったですね」

藍「ああ、タラソテラピーとやら、じっくり試そうじゃないか、ん?咲夜、そんなとこで何を…?」

咲夜「し~~~~~~~っ」

夜行性質の高い妖怪に、主の影響で夜に起きる事が多い人間
月明かりとはいえその情事をバッチリ目撃していた
そして耳の良い鈴仙、てゐも加わり、5人の出歯亀が開始される

藍「…この式を配る、情事で鈍った巫女でこの気配や視界から逃れる術を見破る事は無い筈だ」

その配り終え、使用する直前…

幽香(あら、お客様のようね・・・私達との仲、見せつけちゃいましょ♪)

たしかに、『巫女には』バレ無かったようだ
:::::::::::::::::::::::::::::::::

てゐ「霊夢ぐったりしてる、あっ、幽香が指入れて…あ、あ、開いてる…すご…」

咲夜(ちょっと見ない内に胸、大きくなったかしら…?)

橙(これが情事…藍様も止めないし、よく見ておかなきゃ!)

相手が相手だけに忘れてただけである

鈴仙「乳房に回りましたね…愛液を塗り込むように…蕩ける様な顔してます…あぁ…」

藍「自ら秘部を弄りだしたぞあの巫女…いやらしい指遣いだ、手慣れてる…?」

てゐ「あっ、イった、イったみたい、跳ねた後、本格的に体勢が…」

咲夜(幽香が連れてこっちに来る…バレた?いや、そんな…)

橙「あ、浜辺に座らせた、わ、わ、みな丸見えです…////」

鈴仙「…閉じたり開いたりしてるわ、見せつけてるつもりかしら…?」

藍「口付け・・・・かなり濃厚だな、まさか此処までの仲とは…」

てゐ「首にしがみついてあ、こっちにお尻向けてる!」

咲夜(!!!!)ブッ「ごめんなさい、ちょっと、席をはずすわ…」

咲夜、ダウン

橙「鼻血出してましたね…」

鈴仙「良い感じにお尻振ってる…もっと近くで…」

藍「…ああ」

・・・

てゐ「幽香ナイス!お尻揉んでバッチリセクシー!!」

橙「霊夢さんの指も激しいです…こんななんだ…」

鈴仙「あ、またイったようです…優しくお尻撫でてますね」

藍「噎せたように出ていたな…ま、まだ続けるらしい」

てゐ「またこっちにオッパイ向けて…ひたすら乳首弄ってるね」

橙「はにゃ~~…もう限界です…」

橙、ダウン

鈴仙「ひっきりなしに喘いでます、壊れちゃいそうな位に…」

藍「完全に主導権を取られ、されるがままだな、だが、表情は恍惚そのものだ」

てゐ「あ、こ、これって…」

鈴仙「ダメです、もう私も限界…」

鈴仙、ダウン

藍「御開帳、だな、襞も見えて物凄くエロい…」

てゐ「アソコの周囲を撫でまわしてる…どう見る?」

藍「イかさず殺さずと言う奴だろう、見ろ
顔を赤くし名前を呼ぶだけで霊夢はもう何一つ出来やしない」

てゐ「陰核に乳首が凄い事になってるよ…どっちに掛ける?」

藍「ん…乳首に明日の朝飯!」

てゐ「はてさてどうなるやら…お、陰核責め、押し潰しだね」

藍「む…まぁいい、霊夢ももう限界なようだし、良いものが見れた、離れるぞ」

てゐ「はいはい、にしし…」

・・・

霊夢「も、もうちょっと支えて…ゆっくりお願い…」

幽香「はいはい、ちょっと張り切り過ぎちゃったわ、あら、藍」

藍「ん、幽香に霊夢か、先を越されたかな」

幽香「ええ、二人でめいいっぱい楽しんだ所よ、ごきげんよう」

妖しく微笑む

藍「ふ、では、私は傷を癒すため使うとするかな…」

・・・

藍(我ながらよく言ったものだ…あんなの見せられて平気で居れる訳無いだろう)
「んっ…く…あふっ…あぅ…」

しかし霊夢の裸…か、中々どうして、良い身体をしていた
…目を閉じればその裸身だけが思い浮かぶ…

藍「くっ…んっ…あぁっ!!!…はぁ………ふふふ
今頃あいつらもベッドの中で悶々としてるだろうな…
・・・あぁ、良い月夜だ」

翌朝===========================
~食堂~

小町「お、霊夢じゃないか」

霊夢「ん」

小町「何か相変わらず仲良さそうだな、今日は一際良く見えるよ」

霊夢「そう?」

んちゅ   れろ、ちゅ ちゅるちゅ  んれ…

霊夢「こんなものよ?」

小町「見せつけてくれるねぇ、ごちそうさん」

映姫「ほ、ほどほどにしてくださいよ?」

霊夢「考えておくわ…って映姫もその娘…と仲が良いじゃない」

??「ごきげんよう~♪リコと言います、宜しくお願いします」

映姫「ええ、聡明な妹が出来たようで毎日充実しています
とは言え身長と年齢から二人でそう決めただけですが」

幽香(これまた相当な…閻魔と釣り合うにはコレ位ないと駄目かもしれないけど)

小町「干渉できない筈の存在がこうして時間を共有し
気兼ねせず同等な立場で話せる、まぁそれだけでも稀有な存在なのに
前言った映姫様が言うにお互いが師って評価の娘だね」

リコ「私達は輪廻転生に加わる訳じゃ無く
精神として、概念として、はたまた歴史として生きるから…
映姫お姉さんはじめ、皆との出会いも僥倖だと思っています」

そして映姫とリコは顔を合わせ、微笑みあう
姉妹と言うよりもそれ以上の…

小町「これだものなぁ…あーあ、ダブルデートでこっちゃやるせないよ」

霊夢「今回はわかめくらげスープだけにしておきましょう」

幽香「私は…そうね、紅蓮鯛の締まった所のお刺身で良いわ」

小町「ん?なんだい、今回控えめだね?ニ品までなら一品価格だろうに」

霊夢「ええ、ちょっと夕食に奮発しようと思ってね
それに狩りも出てないから軽くしておくのよ」

小町「ふ~ん、ま、倒れなきゃいいと思うけどね、今日も暑くなりそうだよ…
映姫様、今日は何処です?」

映姫「今日は軽めにロアルドロスですよ
暑いから水辺のクエストが良いと思いまして
それに素材がこない、と、にとりが嘆いてましたしね」

小町「あ~…天子と衣玖とならすぐだろうね」

映姫「そう思いニ頭のクエですよ、良い運動になるでしょう」

小町「私は文句ないですよ、じゃあ霊夢、行ってくるよ」

霊夢「ん、貴女達はここでの主力だからね、倒れないでよ?」

映姫「わかりました、では…」

霊夢「じゃあ、食べたら、部屋で…♪」

幽香「はいはい♪」

※R-18…とでも思っていたのか?
映姫チームの狩猟風景でございます
=============================
~孤島~:海岸・海中エリア:


小町「確かに涼しいけど、両方海中だなんてね」

映姫「合流されない内に狩るまでです!」

以前霊夢達が狩ったのと同じレベルの個体、だが
海中だとその能力は段違いである
縦横無尽に動き回り、突進の速度、攻撃力も増している

天子「…ったく!!チョロチョロと!!」

衣玖「そっち行きました!気を付けてください!!」

小町「おっと…楯があれば楽なんだろうけどねっ!!」

鎌型の太刀で応戦する
狙いが逸れ、鱗部分に当たり、有効打になりえなかった

衣玖「こんどはこっちですか…ですが!ラギアクルスと比べればなんて事!!」

衣玖の武器はラギアクルスの教訓を踏まえた『変圧式槍・電光』
これは高電圧と低電圧を変換でき、低電圧により抵抗を大きくする事で
電熱による疑似的な炎のダメージが期待できる代物である
ちなみにロアルドロスは電気も弱いが炎にはもっと弱いのでどちらにせよ有効

天子「援護するわ!」

『緋想の剣・04式』、オリジナルの緋想の剣を壊す訳には行かないので代用型
各々の技術により性能は勝るとも劣らず、弱点属性に変化する能力も健在で攻撃面は文句なし
だが、単純に頑強な相手には効果が薄いのと、楯が無い片手剣のような代物であり防御に難がある

 ザシュ!!!

手応えあり
ロアルドロスは悲鳴のような声を上げる
が、それを聞きつけたように二匹目が合流する

映姫「くっ…私は新手に向かいます!出来る限り早急にお願いします!」

小町「わ、わかりました!」

映姫の武器は『重刀・懺悔』基本的に太刀の扱い
モンスターに罪らしい物は無く、現在の相手の様なら大業物(水属性の無い南蛮刀・改)程度の火力だが
特殊な相手だと飛躍的に攻撃力の重みが増すイレギュラー・キラー
…ちなみにイレギュラー・キラーとして能力を発揮した事はまだない

ザクッ!!

能力で一歩劣るのを腕によりカバーしている
事実今回も見事な袈裟切りが炸裂する

天子「こんのっ!!!ちょっと時間ちょうだい!回復するわ!」

衣玖「わかりました…あぁっ!!映姫!!危ない!!!」

映姫「!!!!」

斬り払うものの力負けし、傷を負う

小町「大丈夫ですか!!」

映姫「問題ありません!!機動性を甘く見てました…!」

一時的に孤立した映姫に集中攻撃をしだす
防戦一方の展開で傷が増える

小町「このっ!!離れろっ!!!」

ガカッ!!

小町の武器、『黒鎌・狩』
上手く直撃すれば飛躍的にダメージが増す(クリティカル時紫ゲージ扱い&攻撃2倍)
単純火力で言えばこの中でずば抜けた武器
が、取り扱いが難しく下手に当てるとナマクラ武器(橙ゲージ以上黄色ゲージ以下)である

これにより一匹は仕留め、映姫と天子が交代、
程無くして2匹目も狩猟され幕を閉じた

夕方===================
~村~:広場:

小町「申し訳ありません映姫様…」

映姫「いいえ、私の判断ミスです、それと対複数の戦法、練り直す必要がありますね」

天子「ま、怪我ももう治りかけてて明日には回復するでしょ、流石地蔵菩薩と言った所かしら?」

映姫「防具の御蔭もありますね…ですが、だいぶ傷んできました、新調も考えないと…」

衣玖「あの手のモンスターは陸上とは本当に大違いですね、怒った時とか近寄るのすら困難でした」

霊夢「おかえり、成功したようで安心したわ」

映姫「ええ…ってなんですかその料理は!!見た事無い食材が並んでますよ」

見ただけで美味しそうと解る食品が7品目は並んでいる、しかもこちらでは見た事が無い

霊夢「ん?今食べてるこれはジエン・モーランのハツのシチューね、単体で食べると旨味で舌が麻痺しそうよ
で、これが舌休めも含めたマシュマロパン、味はしないけど歯触りが最高ね
こっちは極上大豆とヤマメが改良した菌によるヤマメのカニ味噌汁、
ヤマメって発酵食品だけで一財産築けるんじゃないかしら?
メインが雌火龍のロースで色んな意味でどっしりしてるわ
これは幽香お勧めの華トマトのポテトサラダ、今回の料理と合うわよ
デザートはゲヘナの海限定プリンとやらでまだ手を付けてないけど
極めつけは龍酒・祖龍!!!!もうさいっこう!!」

天子(ゴクリ)

幽香「もしお食事券があるなら使いなさい?」

映姫「も、持ってきます!!」

小町「あたいも!こんなの見せられちゃ堪らないね!!」

衣玖「私も取ってあります、貴重品な筈ですね」

天子「…向こうに居る時全部使っちゃった…うぅう…」

※今度こそR-18描写あり、注意
===============================

夜===================
~霊夢達の部屋~

霊夢「はぁ…食べた食べた…」

幽香「ホントね…やらない夫シェフの至高素材のコロッケ、気に入ったわ」

霊夢「へぇ~…そうよね、あれだけ美味しい食材に囲まれてるんだもの
タダのコロッケの筈ないものね…ヤマメの味噌汁も毎日飲みたい位だったし」

幽香「あら?それはプロポーズなのかしら?」

霊夢「そ!そうじゃないわよ!!!!…わかってるくせに、バカ」

幽香「ふふ、だって可愛いんですもの…今日はありがとうね」

霊夢「…いいえ、どう致しまして」

んちゅ  くちゅちゅ、れろ、んく、ちゅる…

霊夢「でもやっぱり一番美味しそうなのは…これっ!!」

 はむっ

幽香「ひゃん!…あ、あん…はぁ…オッパイ…霊夢に食べられちゃってる…」

はみゅ   じゅる   れちゅ  じゅるちゅ れろれろ

幽香「ま、まって、ああっ!!ベッドに寝かせてっ!!」

幽香「は…あぅ…ん…んっ…積極的っ…」

ひたすら乳首への口撃、やはり受けに回る幽香はどこか幸せそう
以前散歩中に、SとMは表裏一体と言う話をアオイから聞いた
…そしてこのテクの事も、あっちでは情事の質向上も研究対象らしい

霊夢(すご…幽香のドキドキ、此処まで伝わってくる…)

それはそれとして、やっぱり幽香の胸は心地良い
鷲掴みしたり、捏ねたり、撫でまわしたり
そして何よりこの桜色の乳首が舞う姿が刺激的

幽香「れーむ、れぇむっ!!!あぁあっ!!」

霊夢(…残念だけど、今私の腕だと胸でイくまでには至らないみたいね…)

フィニッシュに秘部への刺激、肥大した小豆へ指が襲いかかる

幽香「ひあっ!!あぁあああぁっ!!!!」

びく!!びくびくん!!!!

ひとしきり跳ねた後、ゆっくりと横たわる
その間も優しく、しかし意識するよう乳首への刺激を忘れない

この夜、半分近くも乳首への愛撫を続けていた

翌朝============================
~食堂~

食堂に来たのは鈴仙達と今後の方針を話し合うため
正直昨日の分がお腹に残ってる上食欲があまりない状態でランクの低い料理は口にしたくない

鈴仙「で、何が良いと思う?」

霊夢「コレかしら、砂原のキモ回収」(な、なんか視線が熱いような?)

てゐ「き、キモかぁ…」

幽香「安心なさい、ラギアクルスみたいなのは居ないって確認も取ったし
相手も肉食とはいえ雑魚よ、ただ、問題があるとすれば…」

    砂 嵐 、 な の よ ね

霊夢「聞いた限りだと無数の灼熱の砂礫が襲うらしいわ
肌とか重点的に防護するから視界が遮られるわよ?」

てゐ「うへぇ…そんなのがいつもあるの?」

霊夢「今回超大型モンスターの回遊時期らしいわ、そいつが砂嵐を起こしてるんだけど
そしてそのお零れを狙って標的のデルクスってのが一定区域に集まるの、それのキモが良いらしいのよ」

鈴仙「その超大型は此方には…?」

幽香「液状化した砂を泳いでいるから、堅い砂原には寄らないらしいわよ?」

てゐ「ふーん…」

・・・・・

~砂原~:簡易拠点:

視界はもう5mもない、全面が黄土色で埋め尽くされ
もはや別世界

てゐ「そ、想像以上だよ…」

霊夢「て~ゐ~!!なにかいったー?!きこえなーい!!」

幽香「本当に大型、居ないのよね?」

アオイ「えぇ、区域内には確実に居ません
ただし、ジャギィ、ジャギノス辺りの小型は健在ですので巣に踏み入れないように」

鈴仙「固まって行動しましょ、ジャギィ達も心配だけど
こんなのすぐにはぐれてしまうわ」

霊夢「そうね…ま、色はついてるし、我慢しますか」


 この砂嵐が波乱の引き金になる事は、誰も知らなかった

・・・・

ズダダダダダダ・・・・

 ギィイイッ  ピギャアァ…

てゐ「…もーう、いーなーいーよー!!」

霊夢「はーい!!…こう言う時耳が良くて本当に助かるわ」

鈴仙「ひろいとこでると!これですもんね!!
みてくださいよ!て、のばしただけで!てさきがきえかかってます!!」

幽香「相手は速いし、植物経由で見つける事も適わないから
ついて回るしか出来ないわね…」

鈴仙「いいえ!おはずかしながらまだちょっとこわいのでっ!たすかってますーっ!!」

流石に常時4人だと効率が悪いので霊夢・てゐ、幽香・鈴仙の2:2で分けていた
この暴風雨のなか、だいぶ順調に事は進んでいた

霊夢「あと1集団狩ったら帰りましょ!!!もう流石にきついわ!」

幽香「だそうよ、もうひとふんばりね!」

この悪天候もティガレックスとやり合う際には良い経験値になる…
そんな考えが霊夢の頭に過っていた

・・・
いとも簡単にデルクスの集団は物言わぬ死体となる
陰陽玉の便利さは凄まじい

幽香「採れたものは私が持つわ、とは言ってもモドリ玉ですぐ帰るんだけどね」

霊夢「ん、任せたわ、規定量より取れて良かったわよ、コレつまみにお酒飲もうかしら」

てゐ「アツアツにしちゃう?冷やして刺身?あーいいねぇ!!」

鈴仙「そういうのは帰ってからで…はい、もう行きましょ、いくわよ!」

ボゥン! ボゥン!

霊夢(モドリ玉…あった!せーの!)

  ヒュゴッ!!!

叩きつけようとした時、一際大きい風が吹く、バランスを崩し、てゐにぶつかる

てゐ「ひゃ!!」

その衝撃で二人ともモドリ玉を手放す、そのままコロコロ転がり、モドリ玉同士接触したのか緑の煙が上がる

霊夢「…ごめん、なさい」

てゐ「今はこの砂嵐から身を隠せる場所を探すのが先決さ
この空気の流れから言って…こっちだ!空気が滞留してる!小さい洞窟な筈」

・・・
~幽香・鈴仙チーム~:ベースキャンプ:

幽香「遅いわね・・・」

鈴仙(…十中八九、いえ、100%トラブル)

アオイ「一旦貴女達を村に返すから、来て?」

幽香「…っ!!!!霊夢がまだあそこに!探しに行くわ!!」

 ズドンドンドンドンッ

幽香「!!」

飛んで行こうとする幽香の付近に、大型の機関砲が炸裂する、否が応にも足が止まる

アオイ「疲労した状態で?この視界の中、空から?
二次遭難したいのかしら?それとも死にたいの?」

幽香「でも!!もしかしてみつけられるかもしれないじゃ」

 バチィインッ!!!

強烈な平手打ち、その威力は流石の幽香も膝を突くほど

アオイ「霊夢が帰って、貴女が帰らぬ人になってたらどうするの?その傷を埋めれるの?
…次下手な行動したら、[握り拳を作り]本気で行くわよ…!!」

幽香「でも!でもぉ!!!う、あ、あぁあああぁぁぁっ!!!霊夢!れいむぅっ!!」

アオイ「全力で探す、その為に陸上適性の低い私じゃこんな場所手が出ない
帰って増援を呼ぶわ、大丈夫、この私達、必ず助ける!!」

鈴仙(お願い、私からも…無事で居て…)

※R-18描写あり、注意
==========================

霊夢「まず居場所が解らない…この砂嵐、止まないかしら…」

てゐ「どうだろうね…少なくとも、その気配は無いね」

霊夢「そう…」

二人入れるとはいえ広くは無い、随分密着していた
どうやらオルタロスの巣穴だったようで、何らかの原因で全滅している

霊夢「ちょっと、てゐ…!こら…あっ」

てゐは霊夢の鎧の下を脱がせにかかる

霊夢「こ、こんなときに一体何を…」

てゐ「霊夢の鎧は光沢があるから、外に置いておけばもしかしたら目印になるかもって
大丈夫、しっかり飛ばされないようにしておくから」

霊夢「…うぅ」

元はと言えば原因を作ったのは霊夢自身である、逆らえるはずも無かった

・・・

てゐ「それとは別に、さ、一昨日の、見てたんだよね」

霊夢「!!!!」

てゐ「公共の場であんな事するなんて、宜しくないんじゃないの?」

霊夢「・・・何が、望みよ…?」

てゐ「簡単さ、お金も要求しない…下全部、脱いでよ」

・・・

てゐ「信じるかどうかは任せるけど、私だって霊夢の事は少なからず想ってる
でも…幽香が傍に居るじゃん、チャンス、今しかないから…」

霊夢「…好きに、しなさい…あぅっ!!」

 レロッ  ぺちゅ、じゅる…

てゐ「凄い汗とかの匂い…霊夢が悪いんだからね?
あんなの見せられちゃ、欲情しちゃうよ、ホント」

濃厚なクンニリングス、そして特殊な舌で膣を掻き回され
こんな時だと言うのに愛液は溢れていた

てゐ「…もうめんどいや、私も脱ぐから霊夢も全部脱いで!蒸し暑い…」

多少太陽が遮られていて日陰とは言え40度以上にもなっていた
そしてここの裸で抱き合うと言う行為、実はコレが有効だったのは偶然
体表温度で10度近く差があるので涼しいのである

周囲の硬い地形で反響し淫靡な音が霊夢に伝わる
加えててゐの刺激によって驚くほど早く雌としての身体が動き出す
精神はともかく身体は完全にてゐを受け入れ、打てば響く様な状態になっている

霊夢「ふぁ…あぅ!! あっ…あぁああっ!!!」

まず1回目、無論これで満足する事は無い
水を一口飲み、一息ついたら、第二回が始まる

8回目の情事が終わる
日も陰りだいぶ過ごしやすくなった

霊夢「はぁ…はぁ…はぁ…」

てゐ「…ん?風、少し収まった?」

服を着て表に出る

一時的に視界が開け、遠くに光が見えた

てゐ「!!霊夢!光が見えるよ!!」

霊夢「え…?」

本当だ…しかし、随分遠い…飛んでいくにしろこの乱気流では厳しいものがあるし
…向こうでの生活が保障されてる訳ではない
下手をすれば慰み者となり一生を終えるかもしれないし、もしくは処刑…

てゐ「このまま野垂れ死ぬよりかはマシだよ!それに…霊夢とならやってける!」

   ドキッ

霊夢「…そうね、あなたの幸運に、賭けましょうか」

その時



グォオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォ・・・



何かの残響…?

てゐ「霊夢、アレ…!」

物凄く遠い、が、それでも目に入る、
アレが超大型モンスター…!!

呆然と立ち尽くす、その時

ミア「見つけた!!こちら陸軍部隊M-18ヘルキャットのミア!
霊夢達を発見!保護します!!」

霊夢「たす…かった?」

ミア「何か光ったからね、鱗鎧を目印にするとは考えたものだよ
下手したらもっと冷えるまで待って熱源探知での凍死との戦いするところだったし
さ、帰ろう、大丈夫!!この砂原でも二人おぶって帰る力はあるから!!」

てゐ「ありがとう!」

ミア「なるべく揺らさないようにするけど装軌最速だからね、
二人とも疲れてるだろうけどちゃんと捕まっててよ!」

見えない加圧地帯が生成され、高速移動を開始する
見た目はさながら重量のあるホバーの如しだ
悪路の問題など完全にあってないようなもの

ミア「ごめんなさい、今度から陸上地帯じゃ私もついて行くから
もう、こんな目に、遭わせないから…」

霊夢「…」

応える代わりにミアの服をギュっと握りしめた

夜半=======================
~村~:広場:

幽香は霊夢を見つけるなり凄い勢いで抱きついた

幽香「霊夢!!良かった!よかったわよ…ミア、ありがと…ありがとう…」

霊夢「幽香…ただいま…ごめんね?心配掛けて…」

ミア「ん、霊夢達の工夫の御蔭ニャ、それはそれでちょっと休ませてもらって良いかニャ?
砂原の炎天下含め9時間時速80kmで全力疾走…些か無茶し過ぎてヘトヘトなのニャ…」

幽香「えぇ…グスッ…このお礼は、また改めて…」

鈴仙「てゐも、よく帰ったわね、お帰り」

てゐ「只今、中々大冒険だったよ」

霊夢(脅迫で肉体関係を持つに至った、その辺りは歓迎できないけど…
あの時の機転に覚悟…正直、格好良かった
今こうしていられるのもてゐの御蔭でもあるしね
それに、ミア、魔理沙が頼れると言った真の意味、解った気がする…)

霊夢「ご飯にしましょ、お腹すいちゃった」

幽香「私も、ご飯なんか喉、通らなくて…」

鈴仙(…この匂い…もしかして、シたの?)

てゐ(シた、部屋で詳しく話すよ♪)

その夜、二人は燃え上がる、が、当然、変わった癖が付いてるのでばれる

幽香「そう、てゐ…がね」

霊夢「…でも、こうしていられるのは彼女の御蔭だから…」

幽香「そうなの?庇ってないわよね?」

霊夢「本心よ」

幽香「…偽りないわね、あとで感謝の印でも送っておくわ」

霊夢「ありがとう、でも今目に映るのは、幽香、貴女だけよ」

んちゅ   くちゅ れろ  んじゅ…

・・・・

てゐ「ま、まさかの幽香から贈り物が来たんだけど…
これ、アレだよね?冥土の土産とか…殺じ…兎予告とかじゃないよね!!!」

鈴仙「…喪主なら勤めても良いわ」

てゐ「い、いーーーーやーーーーーー!!!」

一番肝を冷やしたそうな、因みに中身はゴールデンピクピクニンジン1kgセットで
最後の晩餐だと本気で泣いたがなんだかんだで美味しく頂いたそうな



~~~~~~~~~~=====第五章・ 砂漠を越えて  =====~~~~~~~~~~
                       終了

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~~~~~~~~~~=====第六章・ 兎と巫女と魔法使い  =====~~~~~~~~~~






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朝======================
~食堂~

霊夢「え~、今回、あんな騒ぎになった為、砂原が一時閉鎖される事になったわ」

鈴仙「…ま、妥当ね」

霊夢「それで色々絞っては見た…」

ルナ「あ、幽香さん、ちょっと時間良いですか?こちらに…」

幽香「お呼ばれしたし、席を外すわね」

・・・

幽香「で、何用かしら?」

ルナ「貴女達が以前やりあったあのティガレックス、
目に付いた人間、ハンターを優先して襲うようになり
集落ごとやられたのも1つや2つじゃない、ともかく人が目に入ると常時怒りで
余りに脅威度が高くて『紅の隻眼』っていう二つ名が付いたの
場所は砂漠だけど人手が足りなくて…手を貸してくれるかしら?」

幽香「そうね…少なくない因縁はあるわ、行きましょう」

ルナ「わかった、じゃあ行きは小町さんに任せて、それとアオイも…」

幽香「…ええ、じゃ、霊夢に挨拶して行かないとね」

幽香「・・・と言う訳で行ってくるわ」

霊夢「…無事に帰って来なさいよ?約束だからね?」

ちゅ   くちゅ、んちゅれちゅ  じゅ…

幽香「こんなに心強い祝福してもらったし、この私の名に掛けて五体満足で帰ることを約束するわ」

霊夢「…いってらっしゃい!」

小町「んじゃ、アタイが責任もって送ってくるからね!」

・・・

霊夢「…となると、どうしましょ?」

魔理沙「お?お困りの様だな!!一時的に参加してもいいんだぜ?」

霊夢「…。」

魔理沙「な、なんだよぉ」

鈴仙(困ってるのは戦力的問題では無く、めぼしいクエストが無いって意味なのだけれど…)

てゐ「ん…じゃあ孤島のキノコ探索?」

魔理沙「それは昨日やって来たんだぜー、それで取り過ぎてな…当分需要ナシだ!」

鈴仙(頑張ってるのは良いんだけど…ねぇ)「じゃあ、孤島の海中探索?」

霊夢「それで決まりね、コレで怪我しちゃ幽香に笑われるから気を付けて行ってくるわよ」

・・・
~幽香チーム~:寒村集会所:

幽香「この皆が今回のパーティかしら?」

鬼、土蜘蛛、そして半人半霊…
いい組み合わせだと思う

勇儀「おう、よろしく!」

妖夢「宜しくお願いいたします」

ヤマメ「よろしくたのむよ…どうしたんだい?私の顔に何かついてるかい?」

幽香「…いいえ、お味噌汁、美味しかったわよ」(飲んだのは霊夢だけど)

ヤマメ「お、そりゃ嬉しいねぇ♪じゃ、暗くなる前に片づけるとするかね」

・・・

~砂漠~:水辺:

勇儀「水飲んでるあいつっぽいね」

妖夢「確かに隻眼、間違いないですね」

ヤマメ「じゃ、先手は仕掛けさせて貰うよ」

幽香「以前組んでた時より鈍ってないか、拝見させてもらうわ」

拘束性の槍付きの糸が紅(※ティガレックス)を捕える
上手くかかった…が
此方を見るなり怒り、いや、憤怒の表情となり
別の種と思えるほど赤く染まる、かつて炎を思わせた眼は今、暗黒に揺らめく

眼光に圧され、妖夢の足が止まる、駆け上がったのは勇儀、
その後ろに幽香が続く形となった

ブッ  ミチ  ギチッ  ブチッ

ヤマメ「!!とんでもない馬鹿力だよ!!悪いけど拘束はいつ切れてもおかしくないさね!」

勇儀「それまでに倒せばいいのさ!!」

手加減なしの鬼の拳が顔面に炸裂する
身動きの取れない紅は吼える事で応戦する
その音圧で一気に距離を取らされる

勇儀「一筋縄じゃ行かないって訳かい…そうじゃなきゃ、面白くない!!」

 ブチブチィ!!!

戒めが解かれ、解放された紅、今一番近い幽香を狙う

幽香(そんな大振り!!)

避けた、避けたものの
その攻撃力に4人が絶句する
振り下ろした爪の先の岩盤が絹ごし豆腐のように崩れたではないか
勢いを削ぐ事無く2撃目が幽香を狙う
後ろに跳ねるがその赤い電光の前には間に合わない
咄嗟に『開花』射撃の反動で身体を動かし避けきる

ガフゥウウウウウウウウッ・・・・

紅は睨みつけつつ大きく息を吐く、全く諦めてはいない

勇儀「こっちだ!赤いの!!」

腹部に向け蹴撃を叩き込む、
手ごたえはあったのだが、まるで怯む様子もなく
攻撃動作の高速回転に移る

ヤマメ「この!バケモノめっ!!!」

蜘蛛の糸を利用した伸縮自在の超長距離双剣『黒死』が前足を引き裂く
その影響があったのかどうか定かではないが勇儀は防御態勢で耐える事が出来た

勇儀「杯持ってこないで正解だったね…強いには強いがダチと違って
暴力の塊みたいだコイツは!」

妖夢「はぁあああっ!!!」

 ザクッ

回転後の隙を突き一太刀入れる
尻尾に手ごたえはあり、これでも相手が生物だと言う事を認識させられる

10分ほど経過する、
とてもとても長い10分だった…

ヤマメ「こっち、誘導してくれないかい?ようやく準備できたよ」

幽香「はぁ、はぁ、待ちくたびれたわよ」

勇儀「…はぁ…鬼に息切れさせるなんて…全く…笑い話にもならない!」

妖夢は息を整え、対峙に集中するのがやっとで、とても話す事は出来ない

そして撤退と見せかけ誘い込む、それを追う紅
凄まじい速度だった、途中に罠が無ければ3人纏めて引き裂かれていただろう
そして罠に嵌った時点で本気で撤退するのもアリだったかもしれない

ヤマメ「ふぅ…こいつは力が強ければ強いほどハマる罠でね…アンタの為に拵えたんだよ!」

幽香「ふふ、私から離れて?キツイのお見舞いするわ」

勇儀「さぁて、たっぷり礼を返さなきゃな!!」

妖夢「はぁああああっ!!」

幽香は近距離マスパを放ち、勇儀は背中に馬乗りになり殴りつける、妖夢は渾身の力で斬り伏せる



全身の力を振り絞り、頭をフル回転させ、紅は罠の脱出に成功する
ゆっくり下りてきたがその佇まいに既に容赦と言うものは無い

ゴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!

紅の血管は見る見る膨張し、血が吹き出る有様に
紅は『真紅の隻眼』となり、向き直る
芸の無い爪の振り回し、が、結果から言えば負傷する
血が高圧で噴き出し、千切れるかと思うほどの攻撃力を発揮した
そしてその範囲から、武器が犠牲になる
下がる事が出来なかった者は幸運にも手首の負傷と武器喪失で済んだ

    ヒュウウウウウウウウウゥゥゥ
        バパァアアアンッ!!

????「ゲーム・セット、残念だけど、帰ろう」

閃光と轟音が消えた時、深紅一人残され、咆哮する


幽香たちは、負けた

・・・
~寒村~:医務室前:

幽香「…容体は?」

???「『助かる』、には助かる、けど、『いつ元通りに戻るか』は、正直解らないな」

ヤマメ「…ありがとう、ジャガー、前まではキスメ以外どうでも良かったが
今やもう仲間と呼べる存在………死んだら、あたしゃ当分引きずっただろうねぇ…」

ジャガー「気にするなヤマメ、約束だからな…」

  ぎゅ

幽香「…。」

窓に目を遣り、ふぅ、とため息をつく、外はいつしか大雪の模様となっていた

・・・
~医務室内部~

妖夢「…っ!!く…はっ…」

妖夢は利き腕の激痛と戦っている
90度折れ曲がり、筋が伸びた所を強制的に戻したのである
そして鎮痛剤と、治療促進薬の二者択一で、後者を取った
本来なら泣き叫んでも良い筈だが、脂汗を垂らし耐える、彼女は強い

そして勇儀の意識は未だ戻らない
ただ、生体反応はあるのでいつ意識が戻っても平気との事
因みにあのまま戦闘を続けたら、確実に犠牲者一号になっていた

・・・
~砂漠~  :高度6000m地点:

レイナ「紅のその後は?」

??「だいぶ血を失ったのが効いたのかアプケロスを甲羅ごと噛み砕き4匹程平らげた後就寝
深手には違いありませんから当分大人しく過ごしているでしょう」

レイナ「そっか…こっちに来るようなら撃墜する予定だったけど…じゃ、戻るね」

??「フランさんのところへ?」

レイナ「うん、今日も一緒に遊ぶ予定だからね」

??「…まだ精神的に幼いですが、普通の好きが恋愛的な好きになった時は覚悟して下さい」

レイナ「な、なんのよ?」

??「当たり前じゃないですか~、式ですよ、式、それこそあの紅のように突っ込んできますよ
というか成就しないと思えば貴女を殺して私も死ぬをやりかねません」

レイナ「…はいはい、じゃ、高度的に問題ないけど十分気を付けて、哨戒お願いね?」

??「は~い」

夕方===========================
~海村~:食堂:

魔理沙「な~、霊夢、いつも食べてるみたいだけどそんなにうまいのか?ワカメくらげって奴」

霊夢「大量にあるからってマズイとも限らないのよ?特にこの根の部分が美味しいわ」
(肌に良いしね)

魔理沙「確かにな…あ、私ポッケポテトに猛牛バターな!
いやー最近この組み合わせにハマってるんだ、じゃがバタっていうのか?そんな感じ」

てゐ「此処の鮫は大丈夫、此処のサメは大丈夫、ここのさめは…」

鈴仙「もぉ、料理が来たんだから落ち着きなさいよ」

・・・
~日没~:農場:

霊夢「ねぇミア」

ミア「ん?何かニャ?」

霊夢「幽香と通信できる?…気になるんだけど」

ミア「いいよ、じゃ、コレ」

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
幽香「はい、幽香よ、用件は?」
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

霊夢「こちら、霊夢、だけどさ、げ、元気?」(何これ緊張する…)

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
幽香「…うん、元気よ、でも…そちらに帰るのはだいぶ後になるわ」
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

霊夢「え・・・・?」

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
幽香「悪天候で飛行許可が下りないのよ…それに武器も壊されちゃったから、作り直さないと…」
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

霊夢「そっか…うん…でも、無事で良かった…じゃ、切るね、またね」

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
幽香「ええ、後は霊夢、貴女が無事でいなさいよ?じゃあね?」
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

ミア「ん、良かったニャ、あ、そうそう、コレニャんだけど…」

霊夢「食事券…とは違う、予約…申請書?」

ミア「うん、とある場所の申請ニャ、暗くなって丁度良い時間だし見てみるかニャ?気に入ると思うニャ」

・・・
~入江の洞窟~

霊夢「…わぁ…」

大小様々の仄かな明かりが洞窟内部を照らし、温かみのある夜空の中に居る様なロマンチックさを感じる
内部の海の大きさは競泳プール並みで、潮も安定している

ミア「ここは貸し切り専門で料金は整備清掃その他併せ、4000と結構値は張るニャ
因みにこの辺のランプはロア産の物で、レンタル料は追加200かニャ
こういうオプションは随時追加する予定ニャ」

霊夢「…材料はガラクタの寄せ集めみたいだけど…腕が良いわね、絵本のようよ」

ミア「そしてさっきの書類はそれの予約申請ニャ」

霊夢「ありがと」

ミア「一つ忠告すると短期間で何度も来るとムードも薄れるし
なにより他に利用したい人の迷惑になるからニャ
逆にお祝いの時に来るとすっごい良いムードになると思うニャ、嬉しさ倍増ニャ」

霊夢「そうね…心に留めるわ」

ミア「宜しくニャ、じゃあ、村に帰るかニャ、足元暗いし狭いから気を付けてニャ」

霊夢「はいはい」

・・・・・・・・・・

親指の指先を残し、消え去った
…イメージを叩き込まれた


此処は寒村の訓練施設、幽香の申請で使用されている

アオイ「…立てますか?もう一度やりますか?」

幽香「…ふぅ…はぁ…ええ、お願いね」

アオイ「流石に精神崩壊しそうになったら止めますからね?いきますよ・・・」

彼女の得物は356mm砲刀、その特殊な形状と力を発揮する武器は
叩く、切る、削る…を一度にやり遂げる代物
戦闘を前提としている存在であるからこそ成し得る凶悪で優しい力

心の中であの『深紅』へ対抗するには、コレ位の攻撃に慣れないと駄目だと言う結論に至った
かつて一度受け、そして見惚れた剣捌き、いまだ1点の曇りもない
居合いとか技とかそういうものではなくただ軌道を定め振り回す、恐ろしく早く正確に


私の半身が持って行かれた、残りは叩きつけた粘土の様な姿となった
これもまたイメージだ、が、今度ばかりは堪える


アオイ「…部屋に運びます、おやすみなさい、幽香」

彼女は…遠い、思わず涙が零れ落ちる
それが何から来るのか、私には解らない

夜・・・・・・・・・・・・・・・
~海村~:霊夢の部屋:

霊夢「寝れない…」

部屋が広く感じる、そしてこの寂寥感
そして海の音…こんなに大きかったっけ?
前まで一人なんて何でもなかったのに…
目を遣っても居るべき場所に居ない不安、生きてると解っているのに…

・ ・ ・

てゐ「霊夢」

霊夢「てゐじゃない、どうしたのよ?」

てゐ「ね、今日もさ、しようよ、良いでしょ?」

霊夢「…眠りを妨げておいて何言ってるのよ」

てゐ「下手な嘘、寝れない癖に、目、覚めてる癖に」

霊夢「・・・」

てゐ「部屋においでよ、・・・お願い」

幽香や、私と同じ…てゐも…

霊夢「…わかったわよ、ただ、今から前の事は正直に話す
脅しで肌をつき合わせてる訳じゃない、そう思ってもらいたいから…」

てゐ「…優しいね、霊夢、グスッ、ごめんね、ありがとう、ごめんね…っ」

・・・・・・

ミア「…ん、その心意気に免じて、入江を今日から3日間使用禁止で済ませるニャ」
(この手のタイプは無罪放免で納得するように見えないからね…)

霊夢「わかったわ」

ミア「話はそれだけかニャ?」

霊夢「…ね、これから私の意思で自発的に…てゐの部屋に行くのだけれど…どう思うかしら?」

ミア「ん、例えばだけどお腹が空いてる人に霊夢は握り飯を与える事が悪いと思うかな?」

霊夢「…悪くないと思うわ」

ミア「じゃあその陰で別の空腹の人に握り飯与えて駄目だと思う?」

霊夢「いいえ?」

ミア「私はそれと同じ事だと思うんだ、要は
自分にしか無い物を与える事で癒せる、状況が良くなると考えるなら
それは何であれ良い事じゃないかな?って私は思うよ」

霊夢「…ありがと、おやすみなさい」

ミア「ん、お休みニャ」

・・・・・
~鈴仙・てゐの部屋~

霊夢「来たわよ」

入江と同じタイプのランプが飾ってある
向こうと違い2個と少ないがこの淡い色は好きだ

てゐ「うん、じゃ、入って、鈴仙も一緒だけど…」

つまり3Pさせてちょうだい、と…

霊夢「…薄々解ってはいたけど…ね」

鈴仙「実は助けて貰ったあの日から…意識しちゃって…発情来ちゃって…その…うぅ」

霊夢「ふぅ……いいわよ、でも、優しくしてよ?」
(やはりそういう面を見せられたら…弱くなったのね、私)

鈴仙「ありがとう、じゃあ、私こっちで良いかな?」

てゐ「わたしはこっちで」

霊夢「…ばか」

※R-18表現注意
展開が遅いですが最近やたら眠いだけなのでご安心を…zzz
=========================

ちゅる   んちゅ   れろれろ    るちゅ
   むちゅ   はむっ    くにくに   れろっ

二人が乳首の両方を舐めまわし吸いついてくる
口はだいぶ器用ですぐに霊夢の身体が刺激を求め出す

霊夢「そんな…はっ…あぁあっ!!!」

てゐ(この分だと、結構開発されてる?)

鈴仙(みたいね…じゃあ…)

・・

ビクッ  ククッ

鈴仙「霊夢ばっかり気持ち良くなっても不公平ね」

霊夢「ふぇ?」

鈴仙「私の此処、舐めてくれないかしら?」

湿地帯となった鈴仙のアソコがランプの灯の元煌めく
物凄い魅惑的だった

霊夢「…うん」

ぺちゃ れろ  じゅる  ちゅちゅ…

鈴仙「くふぁっ!!すごぃっ!!ひ…あぁあ!!」

やさしく…偶に刺激、満遍なく舌を這わせ、口に含んだり…
どんどん溢れ出てくる

てゐ「じゃあその間、弄りましょうかね」

霊夢「んうぅう!!!」

まだ敏感な乳首を弄り回される
結局、この夜ずっと二人がかりにより乳首を輪姦された

翌朝==========================
~食堂~

霊夢「皆食べ終わったし…じゃ、ロアルドロスでいいわね」

てゐ「賛成!」

鈴仙「いいわよ」

魔理沙「おう、いいぜ」

・・・

霊夢「・・・魔理沙」

てゐ「・・・」

鈴仙「・・・」

魔理沙「な、なんだよ…」

霊夢「ハァ…相手は海中にも行くのに、陸用の鎧着て何するのかしら?」

魔理沙「おびき寄せて戦えば…」

てゐ「いやまぁ皆そうするつもりだよ、それでも海に逃げ込まれたら
魔理沙は一人休憩してるの?」

魔理沙「う…キ、キノコでも集めてる、うん、荷物も持つぜ!!」

鈴仙「前の孤島探索ならちょうど陸の物資の需要もあったけど…
これは海中戦闘で魔理沙を慣らす為でもあるのよ?」

魔理沙「う…う、わ、わかったよ!!でもあまり見ないでくれな!本当に…」

・・・・・・

霊夢「おそいわねー…」

てゐ「来た……はぶっ!!」

鈴仙「…うーわぁお」

確かにポーチその他の取り出しやすさ、使いやすさは上等だろう、が
まず目に入るのが三枚重ねで一枚、乳頭に載ってる鱗
ガノトトスの鱗は大きいとはいえ上だけでなく側乳下乳も露出している
そして首回りやお腹は正面のガードは鱗とヒレにより万全だが、脇はスカスカ
そして腰からの垂れ鎧が正面と側面を防ぎ、そのスリットから生足が覗き
膝は鱗でガード、そこから下はヒレ素材により軽量化、腕も似たような感じ
『例の』ガノトトス防具だ

魔理沙「き、着たからにはもうさっさと稼いで、新しい防具着るしかない!
ロアルドロス素材って高いんだよな!!狩り尽くすぞ!!!」

てゐ「あ…うん」

鈴仙「背中はヒモだらけで空きまくり…お尻とか綱が垂れてるだけじゃない
実際中途半端に着ると全裸よりキツイのよね」

霊夢「…トドメは譲ろうかしら」

狩猟を開始する
慣れた3人に加え、長距離高火力の魔理沙の前には
大した問題も無くダメージが入る

が、しかしてゐ以外遠距離主体では引き寄せる事も出来ず
霊夢の追撃も振り切り海への逃亡を許してしまう

てゐ「あたっても痛くないと解ってるけど
後ろが全員銃だとおっかないよやっぱし…」

霊夢「一息入れたら来なさい、鈴仙、魔理沙、いくわよ!」

鈴仙「はい!」

魔理沙「おう!!ぜってぇにがさねぇぜ!!」

・・・

そして最後尾のてゐは見てしまった
きわどいYバックで、前は∀の形の紐であるパンツを履いた魔理沙を…
「具を隠す」というより「具以外見せる」とでも言いたげなその装備を…
しかし水中の機動はまるで人魚の様で
外見に目を瞑ればとても優秀な防具なのは間違いない

危なげなく撃ち抜き、勝利した

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200行き、区切りがついたので長文説明

・兵器娘、作者のオリジナル要素であり全世界の陸海空兵器の精神体である
(※艦○れより前にここで発表していたが少なくとも3年は前…)
基本的に艦魂ベースで白い着物を主体とするが他の服も着れない訳じゃない
性能は元となった兵器を維持、つまり凝縮されており全裸でも兵器としての実力を発揮可能
しかし彼女ら曰く「攻撃力が無に等しい存在であった子傘さんやこころさんの方が異常だと思う」とのこと

今回世界移動でMH世界に降り立ったのは外貨獲得と生態調査の為だが
偶然にも東方勢と出会い、持ちつ持たれつの関係を保つ
(因みに東方勢が元の世界に戻るには数種類の天麟とウカム、アカム、アルバの玉が必要
どうやら彼女達は《この世界に喰われた》らしい)

元が元だけに基礎出力がズバ抜けており、味を楽しみ、愛を感じる以外の目的で食事は摂らない
(食べて得るエネルギー<<その間の代謝と消化に使うエネルギーでただ喰うだけでは無駄、寝てた方がマシ)
故に小食だが、メインの供給源は愛のエネルギーであってそっちへの研究は進んでいる
心のパーソナルスペースへ踏み込む範囲を見極めるのが得意
癖者揃いの東方勢と基本的に良好にやっていけるのもこの能力の為

情の概念も強いが典型的な合理主義集団で理に合わないと解ればバッサリ切り捨てるし行動力もある
好奇心旺盛で学ぶ意欲はあり積極的介入主義、兵器娘自身成長もする
目的は最強の国をつくる事、その為色々な世界の戦闘様式などを対価を払い学んでいる
特徴としては左肩に装備製造・収容スペースを持ち、ほぼ赤面している
これは代謝における体内温度が高いためで状態及び個体差はあれど亜鉛(融点約420℃)程度なら融点に達するので注意

身バレしたミアのデータ
M18 76mm対戦車自走砲・ヘルキャット
主力戦車のM4シャーマン以上の火力を持ち、某一番速い駆逐艦よりも速く、当時最速のキャタピラ兵器
が、装甲は薄くチハ程度の防御力しかない、反面軽いので何処でも使いやすいのは便利
弱点としてはオープントップの為寒暖及び悪天候、そして歩兵からの攻撃に弱いものだったが
精神体となってからは問題が解消され、ミアの場合本人の希望で農業および工作技術を向上した
用兵側にとって実に扱いやすい存在となっている、自走砲の中でも優れた頭脳派で視力も良い
因みに気が張ると口癖の「ニャ」が消える

彼女の装備・覆帯型チェーンソー×2 52口径76.2mm戦車砲(刀)M1×1 12.7mm重機関銃(刀)M2×1 
耕運機ユニット クレーンユニット 工作機械ユニット 出力:400hp
(ちなみに軽いとはいえ18t近くある質量がマグロ並みの勢いで突進してくる故、人間の身体じゃ一溜りもない)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・この世界は2G及び3が主体である、上位資格を持っても上位のモンスターが沸いて出る訳でなく
年老いた存在や何らかの要因で過剰に戦闘経験を積んだ相手が現れた際、上位指定となりそれを狩りに行く
そして紅などのイレギュラー存在は上位レアかG級に相当する
なぜ3Gや4が出ないのかと言うと…

田植え…ブラキが霊夢達を襲う!!

ヤマメ「とでも思っていたのかぁい?」

狂竜ウィルスが霊夢達を(ry

ヤマメ「とでも思っていたのかぁい?」

…あれ?ヤマメちゃん無双じゃ…と言う事でお蔵入り(何より未プレイですし)
ちなみに3rdはモンスターのみか、拠点も絡めるか検討中です
Fは…せいぜいナスくらいですね(プレイしGにも昇格してますが個人的意見ではモンハンの姿をした数字遊びですねハイ)
なにがともあれこの作品を見てくださる方が居ましたらこれからも宜しくお願いします
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※補足
何にせよ兵器娘のやってる事はPTSD治療などを含めた支援活動であり
戦闘を主体とするのはあくまで東方勢である、
兵器娘の表面温度は人体の体温と変わらない、あくまで高いのは内面温度である

ポッケにモガの本来行くはずだったモブハンターさんは就任前にそれぞれティガレックス、ラギアクルスに襲われ死亡
穴埋めを霊夢以下東方勢がこなしている形となっているので村クエ基準、一見温いようにも見えるけど
裸でどんなダメージ受けてもすぐ立ち上がり、後遺症もトラウマもないプレイヤーハンターさんマジぱねぇっすw
モガ森だと不死の能力をも手にしたハンターが鬼を超えた何かであるだけなので東方勢は弱クヌェー!!
では、改めて宜しくお願いします
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夕方========================================
~食堂~

魔理沙「ぷはぁ~~~!!やっぱ外で喰うのはいいなぁ!!」

てゐ「うん、そこは同意するよ」
(帰るなりまずやる事が全裸になる事って正直どうなのさ…今は私も全裸だけど)

鈴仙(最近仕上がったTシャツ…良いのは解るけど狩りから帰ってすぐは暑いわね、休日用かな?)

霊夢「がっつり肉行くわね…私もそうだったけど・・ズルル」
(私は上だけ甚平…上は懐かしい感じだけど、下半身部分がないのね…)

今、鈴仙は下半身露出、霊夢はミニスカノーパン状態である
汗で透けており色気で全裸よりむしろ勝ってるかも知れない

魔理沙「そういえば今度、4人でタップリ食べられるコースとかあるらしいぜ
値段は一人頭幽香のランクの2,5倍で1000行くけど、素材持ちこみで安くなるし
好きに焼いて好きに食ったり、大皿料理だったりで楽しそうだぜ!」

てゐ「狩人ビールだっけ?あれだけでも値段相応なのが嬉しいね」

鈴仙「お金貯めておくといいかしら?あ~でも装備も欲しいし、迷うわぁ~」

霊夢「ふ~ん…」
(皆でワイワイ食べるから例え縁の薄い人でも仲良くなれるチャンスよね…
奢ったとしてもそっち方面で元は取れる…?
難易度低いとはいえ依頼をこなしてて、食事も質素って感じ
それでいて目ぼしい装備もないからお金はあるのよね)

翌朝=============================
~広場~

鈴仙「霊夢、新しい防具のカタログよ」

霊夢「へぇ~…ん?クルペッコとの水陸両用防具?コレ良くない?
安いけど…あー、水中でちょっと遅くなるのか」

てゐ「あ、コレも良さそう!
リオレイア等とゲリョスかフルフルの複合素材で耐熱性を得た上で海中での行動力をゲットしたタイプ
汎用度は高そうだけど…ピッチリ系だね」

鈴仙「イチオシ防具、キリンとリオレウスの素材からなる強力防具
デザインも可愛い…って値段が…コレ…またの機会ね…」

霊夢「ん~、私はてゐの言ってたリオレウスとフルフルの奴にするわ
そろそろ安物じゃ厳しくなってくるし」

てゐ「私は同じタイプで…消耗が激しい部位が鱗の部分だから、クックで!」

鈴仙「じゃあ私は手持ちのギザミでいけるかしら?…何これ!!赤いギザミだと凄い高くなる…
でも一部だし…消耗しにくいらしいし…買っちゃえ!!!」(色が霊夢とおそろいになるし♪)

魔理沙「三人仲が良いな、そんなに寄り添って読んだと思ってたらおそろいなんて…
私は…まだお金無いからなぁ…それに性能良いから代える必要薄いんだぜ」

霊夢(最近夜の相手はこの二人だものねぇ…まだ乳首が疼いてるわ…)

頑張ってるなぁ

>>206
ありがとうございます
世界観にキャラの設定がしっかり決まってれば
後は勝手に動いてくれるから意外に楽だったりw
何にせよこういう作品を作るのは今後完全オリジナルを創る上で良い経験値です
===================================

霊夢「じゃあ、今日受ける予定だったチャナガブルは延期で、水没林の虫退治にしましょう」

てゐ「賛成~」

鈴仙「前もって地形を掴んでおくのは大事ですね」

魔理沙「いいぜ~、ん?咲夜、今日も一人で行くのか?映姫や小町と行ってるもんだと思ってたけど」

咲夜「ジャギィ退治と採掘だからね、流石に過剰戦力だわ」

鈴仙「近接とは言え、油断はしないように」

咲夜「気を付けるわ、じゃ」

霊夢「…」

?????「ごきげんよう!」

霊夢「わぁっ!!!」

?????「ごめんごめん、私スジャータって言うんだけど
ちょっと声大きかったかな?さっそく本題だけど…どう思った?」

霊夢「…不穏な感じはしたわね、今すぐ危害が及ぶとかそういう訳じゃないけど」

スジャータ「………ありがとう、十分参考にさせて貰う、それじゃ!」

鈴仙「彼女が咲夜のバックアップ?結構ハデなのね」

魔理沙「あれでいて今まで見た限りレミリアの次に仲が良かったんだけど…喧嘩でもしたのか?」

てゐ「いや、怒ってる感じはしなかったよ?むしろ咲夜、何かにとりつかれてるようだった…」

咲夜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
孤島   ~洞窟エリア~

はぁ…     はぁ…

暗闇の洞窟、薄暗い松明の下
咲夜が佇む

咲夜「ん…おいしい?あふっ…あうっ…」

2つの白い物体が咲夜の乳房に吸いついている
この生物の正体はギィギ、母乳を飲み風船のように膨れ上がり
そして満足したのか自ら離れる

咲夜「はぁ…♪…じゃあ、次は貴方達…んっ!…あふ…」

発端は彼女の武器に鉄鉱石が大量に必要な事
そしてその鉱脈目当てに掘り進んで居たらギィギの毒液を浴びる
当初はそれに気付かず、フラっとするのも慣れない環境での重労働のせいだと思っていたら
帰って寝床に着いた時、母乳が染み出てるのが解った
その事を隠し、再び向かうとギィギが足に吸いついてきた
最初は咄嗟に払ったが、行動が吸いつく事だと知り、乳も張り、性的欲求と好奇心が抑えきれず…

咲夜「ふぅ…はぁ…随分楽になったわ…これ以上は怪しまれちゃうし、また…ね?」

そして丸々と膨らんだ四匹を撫で、鉄鉱石を持ち洞窟を後にする

母性毒、後にそう名付けられる狩りも難しいギギネブラ幼体のみ持つ毒は
本来ジャギィノスやバギィなど、披捕食対象から生き延び、更に栄養源とする為の知恵だった
大抵は毒を吹き付ける前に食われて死ぬが、満腹になり興味を失った相手に対し吹き付ける
これによりバランスが保たれているのだ、今回はそう、特別なケースであると言える
咲夜により積極的に栄養が与えられたギィギは、急速に成長していった…

この世界の住人の性事情やばすぎだろ
常に発情してるし

====================================

>>209
その辺りは追々過去編にて明らかになります
取り敢えず今挙げられる理由としては

・転移先の相手(兵器娘)が寒冷地であるのに甚平一枚という性的な格好をしている
どちらかと言えば着込んでいる系の幻想郷の人々にとって
モンペ(着物)→ビキニくらいの衝撃があった

・一か月の間に今までスペカルールにより長らく無かった命の危険が出てきた
コレにより吊り橋効果が生まれ、戦後ベビーブームのような状態が巻き起こる

・そもそも幻想郷チームが性的な意味で歪んでいる(と思う)
ほぼ女しかいない&命蓮寺の如くの禁欲生活を送れば…

霊夢が目覚めたのと同じく、幾重にも事象が重なり引き金となっています
無論 ま だ 一か月と半分なのでまだ性的に目覚めてない子もいます

表にしました、順不同です、()内部は想う相手、ハード以上から

★★★★★ ルナティック
ガチです、言うなれば発情期来てます

博麗 霊夢「い、今までの、反動よ、きっと、たぶん…」
西行寺 幽々子(→紫)「こんな時だからこそ協力しなくちゃ、ね?紫」
八雲 紫(→幽々子)「そうね幽々子、ふふ…」
メディスン・メランコリー「病気そのものをしない相手だなんて…ここは桃源郷?」
風見 幽香(→霊夢)「霊夢の為、今私に何が出来るか…」
秋 穣子「ずっと私を見ててくれるなんて…一度も無かったから…」
八坂 神奈子「色々な意味でもう天恵って奴だろうな!彼女達の世界に神社を移動させても良い位だ」
黒谷 ヤマメ「本気を出しても自由にならない相手って燃えると思わないかい?」
星熊 勇儀「今この世界は鬼冥利に尽きるってものじゃないか?アタタ…」
古明地 こいし「えへへ、気付けば私から傍に居るんだよ、ずっと見て居たいのかな?」
聖 白蓮「罰があるなら受けます!!それでもこの恋は譲れません!!!」
宮古 芳香「脳とは…心とは…ハァ…永い霹靂が晴れた想いです」

★★★★ エクストラ
心に余裕はありますが裸で誘えば普通に襲いかかるくらいです

パチュリー・ノーレッジ(→魔理沙)「相談相手の影響ですよ…」
リリカ・プリズムリバー「自分がこう、こんな感情になるなんて…初めてで…」
八雲 藍「いや、普通にそういう時期だけというのもあるが…橙…」
上白沢 慧音「学術的にも、夜も、私を満足させてくれるのは中々おるまいよ」
因幡 てゐ(→霊夢)「共闘して初めて分かる良さってあるよね?」
伊吹 萃香「正直悲しくもあり嬉しくもあるよ、今は!」
小野塚 小町「知恵の実ってのを食べた気分だよ、ふふふ」
鍵山 雛「前怪我したとき意気投合して…なんか、その・・・」
河城 にとり「測定続けてたらさ…なんか…ね?仕方ないよね?」
永江 衣玖「並々ならぬ想いはありますよ、ええ♪」
水橋 パルスィ「妬ましい…なんでこの私にこんなにして…その心が妬ましいわ!」
姫海棠 はたて「うん、最初は怖いだけかと思ってたのよ?っていうか今も怖いのよ?!でも…」
稗田 阿求(一番衣装に対して動揺した)「信じがたいものの連続ですけど・・・今は…///」

★★★ ハード
百合と呼んで差支えないでしょう

十六夜 咲夜(→レミリア)「お嬢様…」
フランドール・スカーレット(→レイナ)「えっとね!いつもね!!遊んでくれるしレイナが大だいだ~い好き!!」
ルナサ・プリズムリバー「楽しさって言うのも色々あるのね」
ミスティア・ローレライ「親身な人って今までに無くて…」
鈴仙・優曇華院・イナバ(→霊夢)「あの時は死と隣り合わせだと実感しました、感謝しています」
蓬莱山 輝夜「意外かしら?今色々と充実しているのよ」
藤原 妹紅「…今色々と考えてるんだ、立ち止まるのも、良いのかもしれない」
射命丸 文「~~~思えば色気写真が増えましたね…」
秋 静葉「対極的な立ち位置なのに惹かれるんですよね…そういえば今回下見に行ったんですよ!良い所でした」
キスメ(→ヤマメ)「ヤマメちゃんとも一緒だし、仕事もくれるし…」
火焔猫 燐「色々因縁はあったけど、こうして面と向かうと、ね」
霊烏路 空「私が働くと皆笑顔になったり褒めてくれるんだ!嬉しくって嬉しくって!!!」
多々良 小傘「師匠の技、[クウホウ]!!絶対会得します!!」
雲居 一輪「・・・あくまでライバル、ですが、認めてます…しかしまずは、この怪我を…」キュウ
寅丸 星「彼女達の眼、全てに毘沙門天の力が籠ってもおかしくありません…不思議な方です」
封獣 ぬえ「変幻自在の火器もってるからね、ついつい気になっちゃ・・・///」
蘇我 屠自古「モンスターの奴ら亡霊にも有効だなんて聞いてないぞ…そしてこっちは亡霊の治療も可能なんて…」
豊聡耳 神子「あぁ、一人にしてくれ…色々と…衝撃がな」
秦 こころ「ずいぶん世話になってる…けど、何か、それだけじゃない…」
スターサファイア「え?いや…大切にしてもらえるって、嬉しくて」
茨木 華扇「忙しいけど充実してますよ、良くしていただいてますし」
大妖精(→チルノ)「最近チルノちゃん構ってくれなくて…嫉妬でしょうか?」
小悪魔「いざと言う時ほとぼりを冷ます場所が出来て凄く助かってます」

残りの幻想郷チームです、旧作は居ません

★★ ノーマル
女の子に興味を持ち出しています

霧雨 魔理沙「ん?ああ、霊夢もパチュリーも好きだぜー?」
ルーミア「コレットはおもしろいのかー♪」
チルノ「さいきょ~のアタイの弟子、けっこー気に入ってるんだ」
レミリア・スカーレット「何か負担が取れたような、そんな気持ちよ?」
レティ・ホワイトロック「この気候で私の傍に居れる存在をチルノ以外に知らなかったわ」
橙「霊夢…すごかった…」
メルラン・プリズムリバー「支えてくれるって…良い」
八意 永琳「彼女達の精神及び外科の腕は一級品だ、相当な修羅場だったのだろうな」
四季映姫・ヤマザナドゥ「最近は声を抑えてくれましたけど…毎日…そんなに良いものなのでしょうか?」
東風谷 早苗「なんか、リアルで存在していたと言うのが、そそりますね」
比那名居 天子「ここだと退屈しなさそうね、満足してるわ」
古明地 さとり「心を読むんじゃ無かった…硫黄島…」
ナズーリン「…ごめん、ちょっと忙しいんだ」ジー
村紗 水蜜「ハァ…また乗っけてくれないかな?あんな大きな船初めてだよ」
幽谷 響子「見た目で判断しちゃ駄目なのね…あれでいて歌とか造詣が深いのよ、マモルモセムルモクロガネノー」
霍 青娥「※軍兵魂札…だなんて、芳香を引き換えにした価値は十分あったわ…うふふ…」
[※軍兵魂札:かつての将兵の肉体を完全再現させる札、魂は空っぽなので要調達、兵器娘は自殺者の魂を利用している]
二ッ岩 マミゾウ「色恋沙汰はワシへ…と言うのも興味はあるが、今は皆が揺れる姿が楽しみでのぉ」
サニーミルク「け、怪我が治ったら海の方へ行くんだ…」

★ イージー
恋愛そのものに別段興味なしorそれどころじゃない

紅 美鈴「な、なんかお嬢様がピリピリしててそれどころじゃ…」
アリス・マーガトロイド「正直今を生きるので精いっぱいかしら?」
リリーホワイト「春が来てから考えますよ~」
魂魄 妖夢「目の前の大きな相手にぶつかるまでです」
リグル・ナイトバグ「というか寒くて…」
犬走 椛「文先輩の分、頑張らないとこの世界に食われてしまいそうなので…」
洩矢 諏訪子「海か雪山かしかない…」
物部 布都「火、水、土、木、金、そして陰陽、彼女達はその塊ではないか!!」
森近 霖之助「彼女達は僕の能力の境目のすぐ外に居る、と、言った感じかな」
ルナチャイルド「ちょっとサニーちゃんが心配でね」


現状はこんな感じです
孤独感が強かったり、訳アリで心の傷が深そうな人ほど上に居ます
イージーはともかく、ノーマル以上は切欠次第でガツンと上がる可能性もあります
因みに咲夜の授乳は特殊な例です、念のため
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うわぁ……

>>213
「本来こう動くであろう」行動を無理やり捻じ曲げて演劇とか学芸チックになった作品をつぶさに見てきたので
霖之助みたいな絶食系という公式設定でも無いならそれが恋愛だからと言って止める気はありません
ただ、注意書きが足らなかったのは此方の落ち度ですし、「やはり納得が行かない」という部位が論理的にあればお答え出来ます

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~夕方~:食堂:

霊夢「…蒸し暑かったわね」

てゐ「あれでいて素材として割と優秀らしい、麻痺もあるしね…あんな感じで」

魔理沙「い、今は、ま、まま、麻痺なおりゅまれ…部屋でおちょなひく…ひてるれ…
れいへん…くふり…ありがとな…」

鈴仙「…ちょっと送って来ますね、いそがないで、ゆっくりゆっくり…安静にしてればじきに治るわ」

霊夢「ご飯の前にシャワー浴びようかしら、泥も結構ついちゃってるし…改めて嗅ぐと…うん」

てゐ「だね、鎧は明日届くけど、今着てるのもスペアとして用意しておくのも良いと思うから洗っておかないと」

霊夢「そういえば、向こうは改めて大浴場に改装されたみたいよ、洗い場も十分なんだって」

てゐ「へぇ、今度一旦行ってみるかな?」

霊夢「私は…まだちょっと、怖いかな…」

てゐ「・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
幽香の、過去
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヒマワリ畑に居た筈だった、気が付けば焼け野原に居た
山は爆発し、火砕流が流れ出て、暗雲が立ち込め草木は追いやられ見るも無残な状態だった
その状況で彼女と出会う、日向 葵、今はアオイなり向日葵ちゃんと呼んでいる

相手は戦闘状態にあり、誤解させるには十分だった
幽香「この惨状は貴女がやったものかしら…?」
アオイ「…?違いますが…貴女は誰ですか?」
幽香「風見 幽香、よ、私の向日葵畑がこうなった責任、その身で償ってもらうわ」

花符「幻想郷の開花」

何も無かった場所から花が生え、弾幕を放つ

アオイ「・・・」

葵も負けては居ない、25mm機銃を展開し邪魔な花だけ潰す
あとは最小限の動きをすれば当たらない
そうなれば手は空いているが…

幽香「撃たないのかしら?私に恐れを成したの?」

アオイ「ハァ…仕事あるので邪魔しないでくれません?」

  ピキッ

幽香「いいわ、その口ごと…!!!」

幽香自身から攻撃を仕掛けようと移動したとき
先程より破壊力の高い砲撃が飛んでくる、得物が飛び込むまで待っていたのだ
咄嗟に攻撃し高射砲弾の弾道を逸らし凌ぐ

幽香「こしゃくなっ!!!」

幻想「花鳥風月、嘯風弄月」

アオイ「・・・」

60門近くの機関砲、そして6基の30連装ロケットランチャーで応射する
周囲は爆発の煙で何も見えなくなる
気付けばアオイは距離を取っていた、が、逃げる訳でも無かった

アオイ「遊びは終わりです…」

まあ童貞の妄想乙としか

今までとは比較にならない力の反応
356mm8連装ガトリングカノン、現有に於いての彼女の主砲である

アオイ「そちらの攻撃…試しに運用させていただきます」

幽香がマスタースパークの体勢に入る、コレは幽香の本能から来た行動であり
今この状況から目を逸らすのは限りなく死に近いと身体が悟ったからである

ガトリングとはいえ連射力はそれほど高くは無い
大体3,75秒に一発の弾が撃たれ、毎分16発位の代物である
とは言えその3,75秒のスキマの分を埋めなければ、当然幽香に届いてしまう
弾幕同士正面から組みあった

幽香(何なのコレ…街一つを相手にしているみたいよ…!)

総弾数960という膨大なエネルギーを前にし、後退をも考えた
が、フラワーマスターとしての最後の矜持が踏みとどまる事を選ぶ
それが、今幽香が生きている理由となった

幽香「くぁっ!!」

傘がいとも簡単に砕かれる、この時攻撃手段を全て喪失した

アオイ「貴女の負けよ」

幽香「………そうね…情けなら要らないわ」

アオイ「情けなら助けないよ?言うなれば捕虜、大人しくついてきて」

そこで幽香は初めて知る、此処が幻想郷では無い事を

むしろこんな無駄に長い紛れもない糞SSをちゃんと読んで感想を書いてやるID:9FCz2/Hjoに一抹の優しさを感じた

俺は謎のR18要素が出てきた辺りで読むのが辛くなった

>>216
そういう話なら取り敢えず>>1の※2って事で一つ宜しくお願いします
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寒村・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

幽香「ハンター?」

アオイ「そうです、言うなれば研究の為の恒久的素材調達…それをお願いしたい」

幽香「…どのくらいの期間働いたら帰してくれるのかしら?」

アオイ「?」

幽香「どうやら此処は私の知っている場所と違うようなの」

アオイ「迷い人…ですか、何処から来ましたか?」

幽香「幻想郷、よ、場所も指定できるなら向日葵畑…でお願い」

アオイ「わかりました、そういう話なら別です、来てください」

・・・

アオイ「見えますか、何らかの封印が施されています、そしてその下に穴だらけの結界…」

幽香「…ええ」

アオイ「どうやらあの世界の存在が強制的に貴女を此方に呼び寄せたようですね
この分だと、貴女一人ではなさそうです
さっそく布令を出し、集めますので貴女は通訳みたいなもの…をしていただきたい」

幽香「わかったわ」

アオイ「良かった、宜しく」

手を差し出す

幽香「?」

アオイ「あら、握手はいやですか?」

幽香「…いえ、したことないから…よろしく」

ぎゅうっと力を入れるが何事も無いように表情一つ変えないアオイ
最初は中々険悪な雰囲気で一緒に居る事となった

ちょっと銭湯へ…
>>218
思うに未だ★1~2のランクで強敵との戦闘描写が薄いので
比率としてエロが多くなる傾向って言うのはありますね(まだレイアと戦って無い)
エロ入れた理由は戦場でのストレス発散はセックスが一番効くらしいので取り入れました
現に慰安所が無かった硫黄島や長期作戦時の艦艇の上ではPTSD患者が続出したそうです

異種姦始まって萎えた

>>221
あ、その辺は安心して下さい、描写としても今回だけです
ただ、3でもあったギギネブラはギィギを大量に生むけど
そのギィギは捕食者である筈のジャギィ種と場所を同じくして堂々と生息するという
世界観に沿った疑問の個人的解釈しただけであり、どう間違っても今後いかなるモンスター相手でも挿入沙汰にはなりません
(ギギネブラも卵はちゃんと外に産みますしねw)

取り敢えず言えるのは此処までです

数多のナイフ→要:鉄鉱石→ギィギの巣である3のモガ洞窟(鉄鉱石しか出ない割れ目がある)
ということで咲夜さんが狙われました
異変後えーりんが助けてくれます、汚名返上の機会は出てくるので容赦を…
取り敢えず明日医者があるのでここだけ…

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~一週間後~

   ギャアォオオオオオォォォォ・・・・

 ズゥン

幽香「終わったようね」

勇儀「はぁ…だいぶしぶとかったね」

ヤマメ「しっかしフルフルねぇ…けったいなモンスターだよ」

萃香「意外に発電量が高くてキツかった、威力も高いが…そこまでだったね」

ティガレックスも参入せず概ね順調に狩りは進んでいた
霊夢は負傷し重体、代わりに紫に看て貰った所同意見
此処から抜け出すには精力的に狩りに精を出すしかなさそうだ
この世界、アオイとの邂逅にも驚いたがモンスターにも驚いた
今狩ったフルフル相手でも、一人だと…
幻想卿に無かった、共同して当たると言うのが、初めての経験だった

勇儀「いったぁ!!!!死んでもまだ電気持ってる」

ヤマメ「コツがいりそうだね…電気が抜けるまで皮にしとこうか」

萃香「にとりにも十分気を付けて貰わないと…幽香?はがないの?」

幽香「ええ、剥ぐわよ。」
(この世界は、私に何をさせようと言うのかしらね…?)

見上げた雪山は、寒風で応じるのみだった

~二週間目~

ホントかヤマメ?!

勇儀が食堂で声を張り上げる、だがそれは、決して怒号では無い

ヤマメ「あ、あんまり大声で言わないでくれるかぃ…?」

勇儀「確かにバックアップは良くしてくれるしウマも合うけど…それにしたって…」

ヤマメ「何とでも言いなよ、私は私の専属バックアップ…いや
クローディアと数日前から深い関係を持っていた、これは事実だよ」

萃香「そりゃあ、止める理由も無いけど…フゥ…驚いたねぇ…」

幽香「…。」

ヤマメだけではない、彼女達の影響とこの世界の影響により
方々で東方勢同士、若しくは兵器娘への恋愛的感情が活性化しているのが感じられる
何より華の妖怪である幽香はこういう変化に何よりも敏い

目標も無く、漠然と生きてるだけの存在は鬱屈してるのに対し
相手を見つけた、恋をしてる存在はこの状況下でも表情が穏やかだ
目の前に居るヤマメの屈託のない笑顔を見てもそう思う
その幸せそうな顔が、どうにも離れなかった…

勇儀「そう言えばキスメとの関係は?」

ヤマメ「良好だよ?相変わらず可愛い妹分さね」

幽香(もっと積極アプローチしなければキスメは駄目みたいね…)

~三週間目~

空の王者、リオレウスを狩りに出る
今回は負傷した萃香の代わりに文が入り、ヤマメも居る事で空への道は閉ざされた
そこに油断があった、火球さえ当たらなければ問題無い、と


跳ね飛ばされた、宙を舞った、血を出した



天地が逆さまになり何が起こってるか把握できない
何かを叫んでいるようだが何を言われているか解らない
暗闇の中、リオレウスの雄叫びと声が聞こえる…

・・・

アオイ「…大丈夫?…良かった…目、覚ました…」

い、痛いっ!!!

鎧を割かれ上半身が裸となっている

アオイ「動かないで、処置の為私が脱がせた
傷は残らないように手当てしたから、今はゆっくりお休み…?」

身体も睡眠を欲している、素直に従った方が良さそうだ
そして寝る前、手を握ってくれた、両手で包まれ、温かく、純粋な優しさを感じた
        初めて、こんな事、されたのは・・・

目尻から何か温かいものが落ちて行く感じがした
同時に、今まで私を縛っていた何かが、壊れて行く感じがした

※医療監修が無いので間違えていたらごめんなさい
===================================
~3日後~

アオイ「ん、応急処置?良いよ、教えてあげる」

幽香「助かるわ」

あの日以来、私は生命の粉塵を持ち歩くようになった
どうしてだかは良く解らない
が、この薬は中、内臓などへの効果が薄いと聞いてその処置を聞きに来た

・・・
体格そのものは14歳付近と行った所、けど、胸は随分大きい

幽香「どうして裸に…?」

アオイ「鎧や衣服の上からでは正常な効果を期待できなかったりするから
あ、火傷の場合はまず出来るだけ大量の綺麗な水で冷やして、着衣の上からね
そうしてくれれば処置は私らがやるから」

幽香「わかったわ」

アオイ「あとは内臓破裂だけど、お腹、触ってみて」

幽香「ん・・・」

   やわらかい、思い切り握れば引き裂けそうな、少女の肉体だ

アオイ「破裂するとコレ位の弾力になるわ」

先ほどとは打って変わりギチギチに…

アオイ「大抵内出血でドス黒くなる、そうなれば一刻も早い搬送を考えて」

アオイ「後は血管、見た所主な配列は変わって無い、だから注意すべきは、首、脇、脚の付け根
この場合首は良いから脇と付け根は出来る限り根元を縛って、相当キツくね、実践して?」

幽香「…」 ドキ ドキ

脇はすぐ傍におっぱいがあるし、脚の付け根はアソコが…
改めて他人の裸を目にするとドギマギしてしまう

アオイ「…私ならいつでも付き合うから、本気で応急処置を身につけるなら慣れなさい?」

幽香「…ええ」

アオイ「もう少し強く!そんなんじゃ5分もたないよ!」

幽香「…え」

アオイ「返事はハイ!お腹に力こめて、そんなんじゃ全然ダメ!」

幽香「は、ハイ!!」

思えば一番気押された瞬間かもしれない

アオイ「ん、それ位…壊死とか気にしないで良いからね、じゃあ次、人工呼吸に心臓マッサージ
まず掌を胸の真ん中に、場所は中指が乳首に触れる場所かな…そこ、じゃ
もう片方の手を下の手に重ねるように、指は下の指と指の間…そう
それを一分間に100回ペースを、30回1セット
意識のある人間にしてはいけないけど、私は兵器で平気だから、やってみて」

幽香「ハイ!」(や、柔らかい…)

アオイ「・・・次ね、30回が終わったら人工呼吸、十時に口を合わせて…」

幽香「まって…そ、それって、キス…」

アオイ「…とりあえず、吹き込む時間は一秒、5秒に一回をニ回、それが終わったら心臓マッサージを交互に
意識が戻り次第終了よ、あと、さっきはよく出来てたけど真上から圧迫する事は忘れないで
気道確保は顎をあげれば良いわ、じゃあ、今日はこの辺、明日は打ち身や骨折を…」

幽香「…やるわ」

アオイ「…そう、じゃあ、言った通りに宜しくね、ちゃんと肺に空気が送られてるかどうか見るのに
胸を見るのも重要よ」

幽香「…ハイ!!」

・・・・・

その後、当分瞼の裏にアオイの裸身が目に映り、その度にドキドキしている
気付かない内に幽香にとってアオイの存在は、大きなものとなっていた

~四週間目~
此処に来てから一か月が過ぎようとしていた
周りを見ても随分蟠りも溶け、幻想卿と兵器娘の信頼関係が築けているように見える

今日はある報告にアオイの元に立ち寄った

アオイ「モノブロスにその亜種ニ頭同時達成…流石だね、最上食材を解禁するよ」

幽香「ありがとう…」

深呼吸し落ち付ける、後悔は無い

幽香「それで、その…私と一緒になって…くれないかしら?貴女の…一番になりたいの」

アオイ「ごめんなさい、そのお願いは、聞き入れられません」

・・・あ、ああ…

呆然と立ち尽くす…そしてゆっくりと目を閉じ、笑顔を作る
しかしその両頬から、大粒の涙が、ぽたぽたと、ぽたぽたと零れ落ちる
こんな気持ちがあったなんて…もう二度と経験したくない、寂しい、怖い、いや、イヤ、嫌…

ぎゅっ

アオイ「本当にごめんなさい、けど、けど、貴女の気持ちに免じて
今日だけは貴女が一番よ、来て…」

・・・

幽香「んふぅ!そんな…あっ…はうっ!!」

私の身体に丹念にその快楽を教え込む、セックスの技もこの時教わった
ただ技術で表せない何かがあり
乳房も、アソコも、完全に成すがままだった
それでも今は、今だけは一人占め
息も絶え絶えの状態でも唇を求め、抱擁しようと動く、深い愛がそこにあった

・・・・・

アオイ「もう、一番になる事は、ない、けれど忘れないで
私は貴女の事を大切に思ってるし、求めるなら応じるから…」

彼女にも一滴、真珠が落ちる
その意味は、今の私に答えは出せない

幽香「…貴女、以前自分をとてつもなく大きな船と言ったわね
でも、私にとって貴女は港よ、機会があれば寄らせてもらうわ」

そして口付けを交わす、優しい、やさしい味がした

現在=====================================
~寒村~:医務室:

アオイ「…気が付いた?」

幽香「ええ…」

模擬戦にて強烈な死のイメージが叩き込まれ、精神がもたなかった様だ、今はだいぶ回復している

幽香「夢を…見ていたわ」

アオイ「夢?」

幽香「此処に来てから貴女に逢って、霊夢と逢うまでの記憶よ…」

アオイ「…そう」

・・・・・・・

幽香「ご、ごめんなさい…私、不安で、怖くて今、いま…
貴女達が悪いのよ…前までこんな気持ちにさせられる事なんて、無かったのに…!」

シュル…

アオイ「あまり激しいのは駄目だけど、ね、どんなスタイルがお望みかな?」

幽香「そうね…久々にオッパイが飲みたいわ
その乙女椿のような色の乳首から…」

アオイ「ふふ、嬉しい、よく姉譲りだと言われるよ」

・・・

明日には元気に模擬戦へ取り組む幽香の姿があった

霊夢チーム=====================================
~朝~:食堂:

霊夢「じゃあ、明日鎧届くから、やんわりとルドロスで」

魔理沙「悪いな、お金がキツキツで休み取れなくて」

てゐ「ま、その分の埋め合わせはしてもらうつもりだから」

魔理沙「お、お手柔らかに頼むぜ…」

鈴仙「一応チャナガブルその他モンスターのテリトリーだからね、気を付けて」

・・・

霊夢「私と魔理沙は海中から行くわよ」

鈴仙「じゃあ私は陸路ね」

てゐ「半分終わったり危険が迫ったら信号弾あげてね~」

魔理沙「りょーかいだぜ、そっちも気を付けてな」

・・・

魔理沙「と言っても海中には余り居なかったな」

霊夢「この洞窟の先が巣の様ね、さっさと狩っちゃうわよ」

バラタタタタッ

沿岸沿いにルドロスが集まり、上陸は危険かと思われたが、霊夢の陰陽銃玉でアッサリと片付ける

魔理沙「…便利だな、それ、嫉妬しちゃうぜ」

霊夢「その代り主力が火力不足なのよ、継戦及び時間当たりの総合火力じゃ負けてるわ」

魔理沙「そっか…ともかくこれだけ狩れば十分だろう、この辺りで待機してようぜ」

霊夢「そう…っね」

光の加減でライトブルーな照り返しが起こり、とても綺麗だ
とても洞窟に入るまでの濁っていた河と同じ水とは思えない

魔理沙「綺麗だな…幻想郷とはまた違った感じで」

霊夢「そうね…」

いつの間にか寄り添い、眺めていた
少し時間を置いて、てゐ達が此方を発見する

てゐ「あ、此処に居たのか、怪我は…無さそうだね」

鈴仙「…討伐数は十分ですね、戻りましょう」

霊夢「ええ」

魔理沙「だな」

昼過ぎ
・霊夢の部屋・

魔理沙「よっす、霊夢!」

霊夢「何よ」

魔理沙「いや、今日は早く片が付いたから今のうちに方針決定と誘いがあってな…」

霊夢「え?」

魔理沙「いやまぁ…ついてくれば解る、うん、それより、明日、何狩る?」

霊夢「…クルペッコで慣れたかったけど思い切ってチャナガブルかしら」

魔理沙「了解だぜ、じゃ、ついてきてくれ」

霊夢(入江…じゃないわよね、まだ早過ぎるし…)

歩いて行った先は模擬戦場、あぁ、成程ね

魔理沙「ハンコック~、来たぞ~」

魔理沙のバックアップであるハンコック、力量自体は物凄く膨大なものを感じとれる

ハンコック「は~い、じゃ、はじめちゃう?はじめちゃう?
…あ、その前に初めて逢った訳でもないけど自己紹介かな、こんにちは、霊夢さん!!」

最初雪山の時に居たのは覚えているが、一言も交わさず離れ
今回も特に言葉を交わす事も無かった、話すとこんな感じだったのか…

霊夢「こ、こんにちは」(調子狂うわね…)

魔理沙「言っておくが実力は本物だからな…?」

ハンコック「じゃ、チャナガブル想定で行くよ?私なりのね」

彼女の背後に大きな鏡みたいなものが見える、その瞬間
眩しくて強制的に身体を蹲らせる
その後、攻撃を受け、ダウン、それこそ何も出来ないまま終わってしまった

ハンコック「と、言うように、今回サーチライトで応用しましたが相手は強烈な光を発して自由を奪い
その後攻撃を仕掛けてくる厄介な性質を持っていますね~
頭の先にぷらぷらしてる提灯がそれですよ~、じゃ、提灯を壊したという想定で
陸上の攻撃パターンに移りましょうか、とはいっても遠距離主体の二人なら難なく避けられるでしょう」

こんな感じで夕方になるまでざっとチャナガブルについて教わった
水中は完全に不利、陸上に引きずり出す方法も教わり感謝に堪えない

霊夢「しかしその方法がカエルねぇ…コレを知ったら諏訪子は激怒するわね」

魔理沙「だな、あ~、腹減ったぜ、鱈腹食うぞ~!」

彼女、ハンコックの口調こそ特徴的だったが、内容は指揮を重視した感じだった
彼女は一体…?疑問は尽きる事が無い

もうモンハンじゃなくてよくね?

何なんだ今日は、カルト宗教がしつこく話してきて睡眠時間奪ったと思えば
気晴らしに食いに行ったラーメン屋の水だか餃子(割引)だかのせいで気持ち悪い
この胃から沸き上がるカルキ臭って言うのかな?きっついわぁ…あんなのに800円とかもう二度と行かない

>>236
腕磨いてお金取れるようになったらちゃんと兵器娘の完全オリジナルで行きます
ただ、その為にオリジナル世界観を展開させたらその時に厳しいので
知ってるキャラが多い東方&世界観が把握しやすいMHを用意しました

因みに兵器娘を幻想卿に入れた場合、ニコ動の「ネメシス幻想郷入り」以上にヤバいので却下
(戦車、戦艦の主砲とかネメシスのロケラン威力遥かに超えてるしw)
同じくMHに乗り込んでも兵站の心配が無い第二次大戦兵器とかモンスター勝てないじゃん…
となったので、幻想卿とモンハンメインで兵器娘はその為のサポートに徹するとなりました

兵器娘抜いて幻想郷の住人がMH乗り込んだら…絶対ギルドとかと対立するし、これであり得るとすれば
食料の安定供給も無くギルドナイトの襲撃とモンスターに怯えつつ生き残る話…とか書けないw

それと、幻想郷チームの身体力はネメシス幻想郷入りを参考に
モンスターの耐久力はモンハンジエータイを参考にし、ネメシスとジエータイを比べて叩きだしました



知識はまだしも物を書く経験が浅いのが悩みの種なので
堀秀政の立て札よろしく『具体的な問題』を挙げた意見はどんとこいです
具体的であればどんな意見でも物怖じせずジャンジャン言って来て下さい

兵器娘:この世界のお偉いさんに雇われた独立国家
交渉、交易役を果たし防衛に努め、攻勢に打って出る事は無い
追加資金で異界難民保護(幻想郷の人々)を受け持っている
主な目的はモンスターの研究であり、雇われたお金で素材、データを買う予定だったが
幻想郷チームの参入によりネコタク及び猫飯、農場に教官、居住設営などの整備を行う
ちなみに第二次大戦兵器を主体に600名程の陸海空混成戦力が居る

幻想郷・この世界の被害者、周囲の人とはあいさつする程度の関係を持っている
ただ、マンツーマンで世話を焼かれた兵器娘相手にタダならない感情を抱く娘も少なくない
現状は素材・データ集めと引き換えにお金や衣食住を受け取っている
目的は元の世界に帰る為封印を解く事

MHの人々・本部ギルド側:異界派遣戦力の事を知り大長老が直々に雇い入れる
街以外で共同戦線を張る事は無く、敵視している場所もある
幻想郷チームの受け入れに関して、纏まってくれて監視しやすいと好評
お偉いさんの一部はギルドナイトで手綱を握ってる心算だがお話にならない
当人及び一部のお偉いさんたちは力量差に気が付いている

MHの人々・周囲の村:良好な関係を築いている
特にハンターが居ない村はほぼ生命線
ただ、兵器娘に対し開拓に防衛範囲外に出た集落を防護してくれない事に疑問を抱いている
一方幻想郷の人々には『依頼さえ間に合えば』助けてくれるので感謝している

各々の勢力はこんな関係です

夜=======================
~てゐ・鈴仙の部屋~

霊夢「来たわよ…あれ?鈴仙は?」

てゐ「今夜はお師匠…永琳のとこにお出かけみたい…
でさ、お願いがあるんだけど…」

霊夢「?」

てゐ「ただ、ぎゅ~ってして欲しいんだ…」

つまり、抱きつくだけ?

霊夢「…いいわよ、どうぞ?」

てゐ「やった!…鈴仙の前じゃちょっと恥ずかしくて…ね」

最初は幽香が居る手前、最初で最後と言う可能性もありがっついてたと言うのもある

霊夢「なるほどね」

 ナデナデ

てゐ「ん…なでなで良い…好き、安心するよ…♪」

霊夢(こうしてると本当に愛くるしいのよねぇ…)

てゐ「なんだかんだで長生きしてるけど、何故か甘えたくなっちゃうんだよね
あぁ…こうして居るのも、幸せ…♪」

霊夢「わかるわよ、その気持ち…」

その語らいはどちらともなく寝息を立てるまで続いた

そのころの鈴仙===================

鈴仙「…世間話はさておき、海洋療法のデータ、纏まりました」

永琳「御苦労さま、この手のデータは幻想卿に無いからね、助かるわ
ああ、それと、血清の為毒液サンプルが欲しいのよ、
そちらに居るドスフロギィに、ギギネブラが良いわね、あとは居ればロアルドロスの亜種かな
兵器娘…彼女達は防衛圏内に入らないと相手してくれないし、冗談で引き込もうかって言ったら
黙って銃器を大小合わせ60はつきつけられたわ…」

鈴仙「それはおし…永琳さんが悪いですよ」

永琳「解ってるわよ、だからお願いね♪」

鈴仙「わかりました、じゃ、明日朝一で帰りますね、体調の程、気を付けて」

永琳「貴女もこの極寒の大地との温度差で風邪ひかないでよ?」

鈴仙「ええ、あっちに慣れるとここは氷を纏ったようです」

永琳「逆にあっちは裸でも苦じゃないって…同じ時の大地とは思えないわね
あ、病原体のデータなら大体搬入されて感染症の心配は無いわ」

鈴仙「万一罹患すると大変ですしね、心強いですよ、ではおやすみなさい」

永琳「お休み~っと、さて一通り目を通したらお土産のお酒で
お風呂にでも行こうかしらね」

朝=================================
~海村~:広場:

今日も快晴、その日差しの下
今日とどいたばかりの装備を皆で見せあいっこしていた

てゐ「中々のヒットだね、良い仕事するよ」

鈴仙「前は着心地全く考えない装備も多々ありましたからね」

魔理沙「私だけ旧来の奴なんだぜ…」

霊夢「能力は申し分ないんだから我慢しなさいよ…
へぇ、小町達はキリンの奴にしたの…中々似合うじゃない」

小町「こう言う稼業だからね、少しでもリスクは抑えたいのさね、衣玖に藍も同じ奴だね」

衣玖「高いだけあって着心地抜群です、軽いし堅いし
このキリンの素材が私にぴったりで直々に狩ってみたいですね」

藍「最近痛い目に遭わされたからな、コレ位贅沢しても罰は当たらんだろう」

映姫「私はこのフルフルで良いと判断しました」

天子「私もよ」(キリンの奴であの体付きの良い3人と並ぶ勇気は無いわね…)

橙「私はペッコが可愛いなぁって…陸地なら迷彩効果?もあるみたいです」

咲夜「私はこのブナハブラですね、長年着てるものに近いので落ち着きます
腕と頭が特別製ですね」

そして、今日寒村から移転した3人

サニー「一番フルフルが多いのかしら?」

ルナ「あまりお金無かったからね私達」

スター「でもクルペッコで4人組めそうだし良かったじゃない、念願の場所だし」

が加わる、しかし、幽香の姿は無かった

ナル「あとこれ、霊夢さんにお手紙ですよ」

霊夢「ありがとう、…幽香から…ね」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
拝啓、博麗 霊夢様

いかがお過ごしでしょうか?
此方は自身を鍛え直す為、アオイと戦闘訓練を行っています
連絡が遅れたのは弁解のしようもありません
ただ、負傷その他は無いので安心して下さい
そして、鍛えなおした暁には霊夢、貴女に逢いたい、話したい…
それでは、また逢える日を

風見 幽香
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

霊夢(お、遅れすぎよ、もう…心配したじゃない
でも良かった、本当に良かったわ…)
「グスッ…じゃあちょっと手紙しまって来るから」

魔理沙「おう、まだ料理も来ないしな」

てゐ(幽香の手紙…ねぇ…ホント丸くなったと思うよ)

鈴仙「此処はアツアツねぇ…♪」

コピペ化できるレベルの臭さ

東方とモンハンを穢すな、クソ野郎

SAに時間かけ過ぎた…締切仕上げて無ければ即死だったな

>>243-244
>>1
>経験者ですが1スレ分しか描写せず療養で4年ほど放置していたので素人同然です

>※キャラ崩壊、あるかもしれません

>それでも見てやろうって御奇特な方はどうぞ!!

折角だしR-18以外に付け加え、明言化しましょう

※空気悪くするだけの暴言を吐かれるような方及び日本語が理解出来ない方お断り

※批判意見は具体的な方向なら歓迎、代案などあれば大歓迎!
=======================================

水没林===========================

鈴仙「ここで糸たらせば…っと」

単純な力の問題で釣り上げ役は鈴仙に決定した
他3人は別所にて待機している

鈴仙「鬼とかでも居れば心強いのになぁ…!」

水面に影が映る、その紫と縞々の模様は間違いない、チャナガブルだ
その大きさは畳六畳分はある

鈴仙「…コレは…逃げたくなってきたわ」

目の前の餌に迷い無く喰いついた
そして罠だと解りパニックになるチャナガブル

鈴仙(確かに引きは強い…!!けど、意外に力は無い…やれるっ!!)

チャナガブルは図体こそ大きいがヒレの大きさはそれほどでも無く
むしろ待ち伏せ型であり推力をもってしての狩りをする訳ではない
トラブルもなく釣り上げる事に成功したが
それでも図体はあるので釣り上げと同時に竿も亡くなった

霊夢「いくわよ!」

てゐ「そぉりゃ!!」

魔理沙「任せろってんだ!」

水没林での初大型との戦闘開始

ご飯も食べたしそろそろ出るかな…っと

>>244
招かれざる客とはいえ来ていただいた誼にとある動画を紹介しましょう
『【モンスターハンター】迷い込んでポッケ村【東方】』って名前だけど
因みに概要は主人公(視聴者)と幻想郷の人がMH世界に行って
主人公を司令塔に殆どのキャラとハーレムしつつクエストクリアしてくって奴です
2Gだけで60話以上のボリュームだし全部見てみたら良いと思いますよ


それで気に入らなければ…お金出してカプコンさんとZUN氏に依頼したら良いと思います
若しくは懇意の執筆者にこんなの書いてーって頼む、
無論不備な所を『具体的に』指摘して頂いて促成栽培するのも手段の一つです
どれも出来ないとなれば・・・どれだけ時間かかるかは知りませんがMH東方作品が出るまで待つしかないかと
いっそ無料且つ誰でも参加オッケーなので「俺が書く!!」ってのも手かと存じます

ぶっとばしてぇ…誰をって?新しい締切持ってきたド阿呆だよ!w
全く少しは病人労れって言うんだよなぁ
そりゃ普通の職に就けない弱者には違いないけどああいう作業では持ちつ持たれつだろうに…ブツブツ
ともかくようやく目処が付いたので再開します
エタらないとは言ったが休まないとは言って無いからね!(キリッ
================================
釣り上げられた苦痛からもだえ苦しむチャナガブル
追い打ちをかけるべく包囲する

鈴仙「まずは…あの目障りな提灯からよね!!」

ダンッダンッダンッ

魔理沙「何か一目で特別な部位って解るな!」

ズドドドドドッ!!!

霊夢「てゐは中距離から出方を伺いつつ、注意をひいて!…おねがいね?」

ズダダダダダダダッ!

てゐ「任せといて…っとぉ!」

ゴスンッ!!

本来結構な耐久力のある提灯も流石に遠距離が三人ともなればあっという間に崩壊する
一方巨体を無為にばたつかせてたチャナガブルはようやく我に帰ったようだ、明らかな怒りの意思を顕わにする

てゐ「な、なにあの棘々~~~!!!」

イガグリのように尖ったその身体、明らかに痛そうだ

霊夢「危険かもしれないけど…頭、おねがいするわ!」

てゐ「も~~~~~~~~っ!!貸し1だからねぇ?!!」

とはいえ陸上も行動可能とはいえ水棲生物
緩慢な動きではてゐの速度に翻弄されるばかり
その間3人は断続的に撃ち続け、目に見えて相手が弱って行くのが解る

魔理沙「結構相性が良いみたいだな!」

霊夢「そう・・・ねっ!!!っと」

てゐ「大丈夫?!」

チャナガブルの突進、遅過ぎて距離を取っていればまず当たるものではない
空振り中もチャナガブルに追撃の銃弾が飛んでいく

鈴仙「こうなると膨らんだ背中はタダの的ね」

霊夢(む…避けた時に顔に泥が…)

足元の水たまりで拭う


その隙を麻痺毒を有する昆虫、ブナハブラは逃さなかった
隙の出来た霊夢に毒を散布、霊夢は一時的な身体麻痺状態に陥る

霊夢「ひゃ…ひゃれ…?!」

このチャンスを逃すほど馬鹿な相手は居ない、チャナガブル二度の突進が霊夢を捉える

魔理沙「っ!!!」

間の悪い事にリロード中であった、これでは注意も引けない

鈴仙「このっ!!!」

催涙弾を叩き込む、が、網膜の上に付く対泥用の膜で難なく防がれる
防御態勢も取れない霊夢は最後のあがきに歯を食いしばる



         ゴスッ!!!!!

てゐ「やらせないっ!!!」

てゐの槌が直撃、チャナガブルは脳震盪でヒレが動かなくなる
慣性の法則で霊夢への接触はあったものの、そのまま衝突されるより遥かに良い

ガチャッ

魔理沙「このぉおおおっ!!!!」

ズドドドドドドドドドッ!!!!!

魔理沙の銃は三脚を立て、魔力を込めた攻撃がチャナガブルを襲う、
満身創痍のチャナガブルにこの攻撃に耐える術は無かった

・・・

だいぶ麻痺も癒え、はぎ取りも終わり、帰路に就く
チャナガブルの衝突そのものは怪我らしい怪我ではなかった

霊夢「…本当に助かったわ、ありがとう、てゐ」

魔理沙「全く見直したぜ!幻想郷に居た頃じゃ想像もつかないな!」

鈴仙「ホントにね…今日の殊勲賞よ?」

てゐ「…えへへ」

完全に照れている、がその顔はとても嬉しそうだ

夕方==============================
~食堂~

サニー「霊夢を貸して欲しいの!」

霊夢「と、唐突に何なのよ…」

新しく入った3妖精から霊夢へPTの御誘いらしい

ルナ「いやさ、今日水中に慣れる為泳いでたけど、明日狩りに行こうと思って!」

スター「この防具の修理素材調達も兼ねてクルペッコに行きたくて、経験者で
ガンナーで継戦力の高い霊夢さんが良いかなって」


文字通り姦しく説明して来たものの理屈としては間違って居ない、
サニー、ルナ、スターの3名は全員近接で、てゐでは息を乱しかねない
かといって鈴仙ではクルペッコの雑魚を呼ぶ性質上不安が残る
魔理沙は金策でロアルドロスは相手したもののクルペッコの経験がない

魔理沙「ん、こっちは良いぜ?咲夜でも誘ってみるからさ」

てゐ「む~…」

鈴仙「じゃ、じゃあ丁度良いので私達で凍土行きませんか?防寒用素材とか手に入るかも…」

凍土、今の霊夢の状態では未だ許可の下りてない地区だ
天子、藍、映姫の混成チームでは人手の少なさから調査が遅れがちでもある

霊夢「…ま、今生の別れじゃないから、すぐ一緒に狩れるわよ」

てゐ「ん…そうだよね」

ぎゅっ

霊夢の手を掴んだその手は、とても温かかった

夜===========================
~霊夢の部屋~

霊夢「思えば…変わったと言えば…」
(皆横への繋がりを重視しだしたのと…全体的に何処となく幼くなった?
最近の付き合いって大人のように上っ面重視ではなくて
子供のように本心を曝け出す方にシフトしてきてる感じがする・・・
…異変、ではないわね、だとしたらやっぱり影響は…)

ふぅっとため息をつき、ベッドに寝転がる
波の音が心地よい

 コン コン

霊夢「どうぞー」

てゐ「やほ♪」

霊夢「…まぁ座りなさいよ、私の横だけど」

てゐ「うん」

 ぽふっ

てゐ「…あのさ、入り江の予約、したんだけど………一緒にどう?」

霊夢「…良いわよ」

てゐ「♪♪♪」

その一言に満面の笑みで応えるてゐ、思わず抱きしめる

・・・

てゐ「はい、お茶、知覧茶…だってさ」

霊夢「ありがと」

ふぅーっ、ふぅーっ・・・ズズッ

霊夢「おいしいわね」

てゐ「うん、中々いい匂いだと思う…夢みたい」

色とりどりの淡いランプに囲まれ、雲に居るような気分にさせるベッドの淵に座り
隣同士で肩を寄せながらお茶を飲む

てゐ「今後さ…幻想卿に帰っても…この関係、続けてくれるかな・・・
エヘヘ、私らしくないかもだけど、ずっと一緒が良いんだ」

ちゅっ

霊夢「・・・萃香や勇儀に笑われるわよ?」

てゐ「来年…で済むかなぁ?・・・大好きだよ、霊夢」

霊夢「私もよ、てゐ」

霊夢「そういえば、てゐがこの世界に来たときはどうだったの?」

てゐ「…竹林に居たよ、でも妙な竹でさ、節じゃなく大きな菱形の鱗みたいのが連なってるの
とりあえず飛んでみたらさ、周囲が秋みたいになっていて、気が付いたら
上から来た全身銀色の飛竜に出会って翼で落とされて気が付いたらあの寒村に…?
あまりに突然だったし何が何だかわからなくて怖くはなかった、うん」

霊夢「へぇ…」(私と似たような境遇だったのね)

てゐ「その後は…いろいろな意味で凄かったよ」

霊夢「どんなよ?」

てゐ「下級妖怪もずいぶん巻き込まれてたけどこの世界では見ない、どういうことかわかる?」

霊夢「…なんとなく察しはつくけどね」

てゐ「来た早々にモンスターと戦って負けたり、兵器娘と事を構え消し飛ばされたり
争わなかったものの庇護下に居ることを嫌いどこかに去っていって…」

せいぜいドスランポス程度の力量が関の山である下級妖怪ではこの世界生きていくのは辛いだろう
ましてや見知らぬ土地でギルドにモンスターの双方から狙われることになるのだ

てゐ「鬼…とかの中級なら生きてるかもね、勇儀配下とかの鬼なら力量差を悟り自制してるけど…
酒と肉を条件に設営を手伝ってるとか、正直賢い生き方だろうね
出て行った妖怪は…野生(モンスター)化しちゃったりしてね!」

霊夢「やめてよ冗談じゃない…」

対霊・妖怪特化能力の霊夢が単純な生物と戦うだけでも厳しいというのに
生物として変化した鬼などと戦うのは御免こうむる…
現に出てくることになるのだがそれはまた別のお話

てゐ「ちなみに妖怪が事を構えた相手はハンコックとフランクリンの二人
召喚…というか収容術で100体の娘を出して勝負にすらなってなかったね」

霊夢「その100体の娘の特徴は?」

てゐ「猫耳が付いてるのと、短髪のと、長髪?皆金髪だったよ
服は一緒だったからわからないけど、猫耳は機銃と噴進砲、短髪、長髪は爆弾だよ」

霊夢「…わからないわねぇ」

てゐ「…仮説だけど、幻想卿を作る要因になった存在かもしれない」

寒村==========================
~浴場~:同時刻:

フランクリン「む?誰かうわさしてるのかな?」

空「そう~?それはそうと釜焚き問題ない?」

フランクリン「…ん、大丈夫大丈夫、むしろ完璧!えらいえらい!!」

空「えへへ…」

キスメ「でも初め聞いたときはびっくりしたよ、日本に空襲したことがあるなんていうものだから…」

フランクリン「まぁB-29の陰に隠れるけどねぇ~、そのときに艦載機が見たよ、妖怪とかたくさん」

空「うみゅ…」

フランクリン「その戦いの後だろうねぇ~、幻想卿なんて出来たのは
科学に産業が焼け野原になった土地をコレでもかって位侵食して
信仰や畏れっていうのが一気に衰退して妖怪や土着神は追いやられていった…かな」

諏訪子「お~い、お酒持ってきてくれる~?」

フランクリン「…彼女とかいい例ね

はいはい~、けど、コレで終わりだからね~?後は上がってから呑みなさい~?」

諏訪子「ケチ~!」

フランクリン「…湿っぽくなっちゃったかな、おつまみ持ってくるから機嫌直して~」

空「ポポノタンおねがい!」

キスメ「私はフライドポテトね!」

フランクリン「はいは~い」

・・・
湯気がモワモワと、もう片方はジュウジュウと言わせながら
フランクリンは料理を持ってきた
飲み物はお酒…と思いきやコーヒー牛乳、どうやら二人ともこの味が気に入ったようだ

フランクリン「ほいほいお待たせ!熱いから気をつけて~」

空「ありがとう~」

キスメ「ありがとう~、しかし畏れかぁ…
確かに、昔は何でも神や妖怪のせいにされたりしたけど、
妖怪の介入があっても、医療だ科学で解明できると信じて疑わない…もんね」

料理を受け取りつつしみじみ話す

フランクリン「…別の世界だけど、その畏れエネルギーが枯渇して
その問題を解決すべく立ち上がった吸血鬼のお話もあるよ」

空「ん!聞かせて聞かせて~♪」

キスメ(お空もすっかり懐いちゃってるなぁ…)
「でも色んな世界に吸血鬼って居るものね」

フランクリン「探せば貴女みたいな娘も居るかもね?
で、私らがそこに行った切欠はフェンリッヒって人に出世払いで依頼されたんだけど
主の為に隠蔽工作…って言うね、ホラ、人間って実は戦時中より平時の方が人殺してたりするからさ
平時の分の魂を引き取るなり偽装するなり消滅させるなりしてくれって依頼
日本だけでも人工中絶だけで当時年100万人、減少してる今でも年20万
参考までに日清・日露戦争の合計戦死者数は10万くらいなのよ、それも殆ど病死、呆れるでしょ」

キスメ「ありゃ~…途方もない…」

空「うにゅ~」

フランクリン「戦が却って人を殺さないのも皮肉よねぇ…
と!!こんな感じでハードワークだったけどその中で知りえた話かな
まずその吸血鬼はイワシが好きで・・・」

・・・

フランクリン「で、ブルカノってピンクの髪をした天使と…」

空「うにゅう…」

お空がフランクリンの胸元に抱きつく、フランクリンの前で見せるお眠サインだ

フランクリン「…続きは明日かな」

キスメ「わかった、じゃあ食器を浴場にある分も片付けるからお空の事お願い」

フランクリン「はいっ!と、さて、歩ける?」

空「うみゅ、抱っこがいい…」

フランクリン「畏まりました、甘えんぼのお姫様♪」

お空は満足そうに笑う、感情を表に出さず接するさとりと違い
積極的に感情をぶつけてくる彼女に多大な敬意と好意を抱いている

キスメ(全く…帰ったらヤマメと一緒に寝ようかな…?♪)

片付けに回るが食器や酒瓶はちゃんと持ち帰ったようだ
発つ鳥跡を濁さずの教訓が最浸透してるようで、この頃は点検作業になっている

キスメ(強者は驕らず…を地で行けば言われる前に従っちゃうよね…ん!この分ならいつかまた幻想卿に!!)

海村=============================
~入り江~

てゐ「…でもホント夢みたい…今の感じ、絶対に忘れない」

霊夢「…」

てゐ「明日は何かありそうだし、勝手だけど今日はエッチ無しでいいかな?」

霊夢「そうね…なんとなく、明日は大変なことが起きそう」

てゐ「じゃ…」

霊夢「んむ…」

ちゅ… れちゅ ちゅ にちゅ…

霊夢&てゐ「お休み♪」

朝=============================
~食堂~

てゐ「じゃ、場所が場所だから先に向かってるね~♪」

魔理沙「出来たらキノコ採っといてくれよな~?」

鈴仙「油断しないよう気を付けて?」

霊夢「はいはい、そっちも気を付けてよ?」
(てゐのチームはこの陽気から一気に寒冷地か…咲夜は…武器のチェックしてるわね)

見送ったのを見計らって、3妖精が話しかける

サニー「じゃあ最終確認だけど、まず頭」

ルナ「その次は翼端の火打石…」

スター「後は正面胴体…で合ってるよね?」

三人の武器は小太刀、妖夢のより一回り小さい拵えで
動きは太刀と変わらないが火力が抑えてある分回避力の強化と低火力ながら弾幕の光弾が繰り出せる

霊夢「間違いないわ、じゃあそろそろ行きましょう」

真性やん…

PS3でDDONやってましたがメンテ後酷い有様になったので時間が出来ました
これからも装備品作成の合間などに筆進める予定です
>>282
経験値になれば良いのです
=================================

丘を乗り越えた先で滝の傍で水を飲む彩鳥を発見した
こうしてみると生物なのだと実感する

茂みから相手を確認する霊夢たち

サニー「標的はアレでいいの?」

霊夢「間違いないわ」

気配は感じているようだが位置は気取られていないようだ
じりじりと、じりじりと踏み込み…クルペッコが気を逸らした所で妖精3人が飛び出した

サニー「アローフォーメーション!いくよ!」

ルナ「わかった!」

スター「火打石は任せて!」

低空飛行から斬り付ける
頭部、右翼、左翼を同時に切りつけ、脇から散る
その直後に霊夢は頭部へ追い討ちを仕掛ける
簡単に十字の形になることでクルペッコは的を絞れず、ただただダメージを蓄積させていった

その後お札による攻撃で頭部の破壊に成功
彼女達の協力で随分早く壊せた

サニー「うん!ナイス!」

霊夢「ふぅ…」
(個々で見たら私より非力だけど…連携の高さでそれを補ってる
攻撃機会が今まで見たPTより遥かに多い
連携・・・かぁ、幽香やてゐとかと今度相談してみようかしら?)

こうなればもうこちらのもの、目に見えて隙が大きくなりクルペッコの焦りが隠せない
勇敢、そして冷静な3妖精の力によりドンドン追い詰められていく

スゥ

ゴァアアアアアアアアアアアアァァッ!!!!!

霊夢「!?」

クルペッコの鳴き真似、だが、聞いた事の無い声だ
ドスジャギィより遥かに大型の・・・
勘が、この声は危険だと告げる
しかし、このPTでは止める事が出来なかった
近くに居た3人は耳を塞いでいて動きがとれず※霊夢の火力では足りなかった
(※実際には要耳栓ではありません)

ルナ「…ねぇ、この声って」

スター「うん、聞き覚えが…」

霊夢(少なくとも未知のモンスターではないのは確かなようね…)

声のするほうに顔を向ける、太陽を遮り、大きな影を生み出す
太陽から降りてくるなり全容を明らかにする
丸太のような大きな尻尾、レミリアの翼をより攻撃的にしたその形
強靭な脚に背中には棘が生え、小さめの頭に頑丈そうな顎が備わる

サニー「り、リオレイアっ!!」

それは霊夢が今まで見た中で一番…いや、3番目に強そうな相手だった
『紅の隻眼』や正体不明の巨大モンスターには及ばないものの
相当の力を持ってる事はわかる

ルナ「どうするの霊夢!指示お願い!!」

霊夢「…リオレイアを警戒しつつクルペッコを集中攻撃、もう虫の息よ!
その間私がコイツをひきつける!」

ルナ「わかった!」

霊夢「あとリオレイアの情報あったらお願い!」

ルナ「コイツの尻尾及びサマーソルトには気をつけて!仕草は見逃さないように!
特にサマーソルトは一発で一回休みになっちゃう程だから!」

霊夢「わかったわ!」

ズダダダダダッ!

威嚇射撃で注意を引く、一時的とはいえ、リオレイアとの一騎打ちが始まる

霊夢とリオレイアが睨み合う、威嚇射撃を抜きにしても見逃してくれそうに無い

スゥ


ゴガァアアアアアアアアアアアアァァッ!!!!!


生の声はまた格別…ということか
大気を震わせ水辺が波立つ

霊夢「やるだけやってみせようじゃないの!」

鋭い爪が大地を削り、こちらに駆けてくる、これくらいの速度なら何と言う事は無い
すれ違いざまに札を羽に4発当てる
それなりには効いているようだが燃える様子は無く、耐熱性であるらしい

ズダダダダダダッ!!!

そのまま集中して銃撃を加える
頑強な鱗は貫通を許さずダメージはさほど与えられてない

睨み付けるリオレイア、お互い小手調べといったところだ

再び突進してくるリオレイア、かわす体制に入る霊夢
何て事は無い…と思った刹那急に脚が止まる
危険を察知し真上に跳ぶ

ブゥンッ!!

ドガァッ!!!

尻尾をなぎ払い、その先にあった地面が抉れる
贔屓目に見ても、鬼の一振りくらいの攻撃力はある

霊夢(なるほど…こんなの食らったら骨折じゃ済まなそうね…)

そして後ずさるリオレイア、距離をとる霊夢
繰り出されたソレは電光石火の勢いで一回転、これが話に聞くサマーソルト

十分に距離をとっていた、が、リオレイア自身も気付かぬうちに水辺に尻尾をつけていて
その水飛沫、それもリオレイアの毒のある飛沫が霊夢の右目に進入る

霊夢「きゃぁあっ!!」

激痛で右目が開かない、左目は無事だが苦痛で視界がぼやける
しかしその僅かな視界で何とかするしかない
距離をとるが燃えるように右目が熱い、少しでも気を抜けば気絶してしまいそうだ
そして気絶の先に待っているのは…

サニー「おまたせ!!」

リオレイアの尻尾に一太刀入れつつ3妖精がやってくる

ルナ「怪我は無いようだけど…毒かな?スター!」

スター「わかったよ!」

腰のポーチから小瓶を取り出し、飲む
その瞬間嘘の様に霊夢の目から痛みが消える

霊夢「・・・!」

スター「便利ね、この防具の広域特性っての」

ルナ「念のため私も…」

今度は穀物のようなものを噛み砕く

ルナ「これでかすった程度なら何でも無くなるよ、直撃は避けて?」

サニー「じゃあいきましょ!コイツも手土産に!」

霊夢「…ありがとう」
(まだ片目は開かない…か、距離感はつかめないけど
的があれだけ大きいし誤射せず当てるくらいなら出来る!)

こうして対リオレイア第2Rの幕が上がる

最近寒くてペースの落ちた仕事やら優先してるとペース落ちる…
今日(不自由な体での仕事)も明日(挑戦)も必要だからどうしようもないですが
=========================
形勢は良くなった物の攻撃が軽く、決定打に欠ける霊夢側
捉えきれていないものの、一撃で人間、妖精を戦闘不能にする力を持ったリオレイア
単純な戦力で言えば5分5分である

ガァアアアッ!!

何より厄介なのがこの強靭な肢体を生かした突進
位置が大幅にずれることで霊夢の陰陽機銃の適正距離や
3妖精の攻撃位置固定まで時間と体力を消耗する

ゴウゥッ!ガァッ!!ゴァアッ!

ダァンダァンダァン!

そして火球を連続で放つ、しかし勘が鋭く、弾幕戦に慣れてる霊夢は片目でも避けることが出来、
3妖精は経験者故にこの程度ではまず当たるものではない

針妙丸「あうう!」ドカッ

正邪「ふん…この"打ち出の小槌"さえ手に入っちまえばお前は用済みよ」

正邪「加えて今まで手に入れた反則アイテム達!これさえあれば何不自由なく暮らせるぜ!」

針妙丸「うぐ…ま、待ちなさい…!」

正邪「誰が待つもんか!あばよ!」







ケンシロウ「それを、よこせ…」

針妙丸「!?」

正邪「!?」

正邪「あ、ああ…一つだけならやるよ。まあそんな怖い顔すんなって…」

ケンシロウ「全部だ…」

正邪「えぇ!?そ、そりゃないぜ。元々これらは、私のもんだよ」

ケンシロウ「全部だ!」

正邪「こ、この野郎!死ねぇ!」

ケンシロウ「全部だ!」ゲシィッ

正邪「ぐぎゃっ!」ドサッ

正邪「ち、ちきしょー!覚えてやがれ!」ダダダダダ

針妙丸「す、すご…あ、あの!ありがとうございます!」

針妙丸「おかげで、打ち出の小槌も、正邪の持っていたアイテムも全部戻りました!」







ケンシロウ「それを、よこせ…」

針妙丸「!?」

針妙丸「だ、駄目ですよ!これだけはっ…」

ケンシロウ「お前は、目が見えぬのか…全部だ」

針妙丸「駄目ですって!この打ち出の小槌は使いすぎると不幸になる代物で」

ケンシロウ「分かっている。今度ばかりは、生きて帰れぬかも知れぬ…」

ケンシロウ「だが、俺にも後退は無い!」

針妙丸「あ、あわわわわ…」

ケンシロウ「全部だ!」







紫「待ちなさい」 ニュイーン

ケンシロウ「ん?」

291さん
はじめてだから罵倒レスの扱いもわからなくて・・・

それはそうと、ようやく時間のめどが立ったものの、シフトキーが使えなくなったうえ、変換候補も出なくなり
辞書の修復も効果ないのでいったんきゅうしします


pcかいかえてこのスレいきのこってたらつづきをかかせていただきますが、
だめならかんぜんオリジナルか、ぶたいをディスガイアやelonaにしてみようかと

矢印動かすとハイフン出てきて平仮名だけでも覚束無い、
せめてshiftキーさえ…
まさか初投稿の4分の1でこんなになるとは思わなかった…

いつ頃までに帰ってくるのかを教えてくれればみんなでひっそりと保守してるよ

>>297
ありがとうございます
調査の結果キーボードが壊れただけでした
今使ってるUSBのキーボードも不安が残るので12月初頭には買い換えます

因みに戌の日でストーブ解禁したので今後溜まりそうな作業を1買い換えるまでに平らげておきます
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===============================

・変更のお知らせ

・これよりMHXの世界観も取り入れた展開を続けます

・妖精の立ち位置はニャンターに似た感じになりました
武器種類の多いニャンターと思っていたっだけでば幸いです

・今後の展開は微調整するものの大まかなストーリーに変更はありません

ご理解とご協力をお願いします
===============================

霊夢は焦っていた、怒り状態に入ると敵の攻撃の鋭さが増し
片目で相手の攻撃に対処するため有効打が入らず
このチームは飛竜相手に長期戦が出来るほどの技量はない

サニー「このままだとこっちが不利ね、どうするの?」

霊夢「…せめて、隙があればいいんだけど…」

隙を作るための火力が圧倒的に不足している
撤退すれば後始末はバックアップに回っている兵器娘達が何とでもしてくれる
が、まだ負けたと決まったわけではない
相手も致命傷は無いとは言え浅くない傷を負い
焦りが攻撃を乱雑なものにさせる

ルナ「…ちょっと試したいことがあるんだけど、いい?」

スター「どうするのよ?」

ルナ「上手くいけばこの勝負、私たちの勝ちよ」

サニー「駄目だったら?」

霊夢「…撤退ね、悪いけどもう片方の目にも負担が来てるわ」

サニー「わかった、何をすればいい?」

ルナ「回復と、解毒お願い、場所が場所だからね…」

霊夢「じゃあ、牽制いくわよ!」

シュッ     ドンドンッ

爆裂札でレイアの注意を引く、まだ回避に徹すればどうとでもなる

ルナ「あと少し…っ」

3妖精の技によりルナのみが認識外になる
あとは完全にルナの存在がレイアから抜ければ成功だ

ルナ「今だっ!」

ガッ!!!

大地を蹴り素早く飛翔、背後の棘を掴む

ガァオッ!!?

面食らったレイアは暴れ、振りほどきにかかる

ルナ「くっ!!」

暴れることにより猛毒の棘が刺さり激痛が走る
すかさず広域治療により傷は塞がり、毒は抜ける

ザクッ!!ザクッ!!ザクッ!!!!

甲殻の隙間から刃を突き立てる、効果は絶大だ
レイアから悲鳴のような怒声が聞こえる

立て続けにダメージを負い、激痛により立ち続けることが出来なくなったレイアはその場に崩れ落ちる
この千載一遇のチャンスを逃す者は誰一人としていなかった

サニー「お腹ががら空きよっ!!」
渾身の力を持ってサニーの刃が腹部を突き立てる、これ以上ない手応えだ

スター「尻尾はもらいます!!!」
基本的な上段切りで相手の組織を断ち切っていく

霊夢「いっけええええっ!!」
陰陽機銃の頭部への零距離射撃、重心の負担を顧みないフルオート射撃を開始する

ギャオォオオオオォォォッアォオオオォォォォッ・・・・

ズゥン…

断末魔の悲鳴を残し、レイアは息絶えた

サニー「か、勝ったぁ…」

ルナ「萃香と一緒の時より私たち活躍できたわね!」

スター「こ、こわかったぁ…」

霊夢「う…くぁ…はあっ、はぁっ…げほっ」

サニー「ちょっと大丈夫?」

外傷は無いが顔面蒼白で明らかにこれ以上の行動はできそうにない
どうやら最後のフルオートがたたったようだ

霊夢「心配…ないわ、ちょっと疲れただけ、ごめん、ちょっとだけ横になるから…」

スター「わ、わかった、私が膝枕する、帰りの準備ができるまで休んでて」

3人で柔らかそうな草地まで運び、霊夢を寝かせる
淡々と帰る準備を終え、一休みしてから帰路に就く

霊夢の部屋========================            
~夕方~

帰るなりベッドに倒れこむように突っ伏す
同時期に帰ってきたてゐにより慣れた形で鎧を脱がせ
鈴仙とてゐにより改めて診察する

鈴仙「これは…」

てゐ「あぅう、霊夢~…」

ミア「どうかニャ…?」

鈴仙「えぇ、処置に問題はありませんし、毒も抜けてますが…
当分狩りは止めておくべきでしょうね」

てゐ「水と混ざった事で眼球全体にダメージがいってるんだよね
ししょ…永琳の薬でも全治2~3週間かなぁ」

ミア「ん…」(失明じゃなくて良かった…)

霊夢「…ん、お水、くれる?」

てゐ「わかった、ちょっと待ってて」

鈴仙「と言う事で、薬を取りに向かいますね」

ミア「ちょうど広場に百式司偵が居るから伝えるといいニャ、今此処にいる中で一番速いニャ
名前は八重っていうから呼べば一発ニャ」

鈴仙「ありがとう、じゃ、行ってきますね」

百式司偵、後部座席
ナルの倍以上の速度で飛んでいる、凄まじいGが鈴仙を襲う
胸が押さえつけられ骨が軋む

鈴仙「ちょっと…もう少しゆっくりっ!!」

八重「ごめんごめん、これくらいかな?」

数十秒後に目の前の計器が700kmを切る、だいぶ楽になった

鈴仙「文と競走するつもりなの?この飛行機は…」

八重「公式飛行記録では平均時速700km以上だからね、それでもって当時よりさらに性能上がってるからさ」

彼女は排気タービン過給機付きの最終型が基礎になっている

鈴仙「呆れるわね…」

八重「もっと速い娘もいるけどね、今はまだ外に出せる段階じゃないかな」

鈴仙「まったく戦争サマサマねぇ」

八重「あはは、とは言え私は殺傷したことないけどね」

八重「ん?ちょっと通信が…ふんふん、わかった」

鈴仙「?」

八重「帰りは前方座席に移ってくれる?一人乗っけて来て欲しいってさ」

鈴仙「へぇ…」

八重「計器や操縦桿に触らないでね?墜落すると私は凄く痛いで済むけど
貴方達じゃ…十回休みはしちゃうよ」

鈴仙「わ、わかったわ」

八重「そろそろ中間地点だよ、あと少し頑張って」

同時刻:兵器娘本部

ジリリリ・・・

???「はい、こちら兵器娘本部です」

???「む、ツバキか?なら話は早い、契約内容の追加を頼みたいのじゃ」

ツバキ「どのような内容ですか?」

???「村付きもままならない慢性的ハンター不足を飛行船による機動力で補おうと思ってな
その飛行船の護衛を頼みたいんじゃ、相手は飛竜、古龍になる」

ツバキ「わかりました、規模はどれくらいですか?」

???「ハンター用に4つの拠点を行き来できるようにし、狩場までの直接降下も頼みたい
現状20隻の飛行船を運用しておる」

ツバキ「わかりました、それなら航空兵力中心に400の増員を送ります」

???「感謝する、費用はどれほどになるかの?」

ツバキ「1年で2億4000万ゼニーですね、ただし新素材の研究や武具の開発データで割引させていただきます」

???「ぬぅ…背に腹は代えられんな、わかった、支払おう」
(護衛飛行船もままならない今飛竜に見付かれば落とされて計画ごと頓挫してしまうからのぉ)

ツバキ「ありがとうございます、では翌日には編成し、トンドルマへ…」

???「おぉ、待ってくれ、ベルナ村に送ってもらいたいのじゃ、そこの龍歴院のハンターが第一尖兵なのでな
では、頼んだぞ」

ガチャ

ツバキ「飛竜、古龍ねぇ…特に古龍相手なら単発攻撃力に航続距離を考えて
ミッチェルG型にキー102、キー109、キー83にP-38、深山辺りかな?
航路によってはJu87Gやシュトルモビクも生きてくる
中間が海域なら空母を配置するのもアリ…何にせよ小規模だしすぐ集まるね
それこそディスガイアの対ロスト支援に比べたら…うん
ま、アッチはその分お金払いは良いんだけど」

寒村===================
~深夜~ 仮設病院

・・・

永琳「リオレイアの毒による眼球損傷への薬ね…丁度ストックがあるわ、持ってきなさい」

鈴仙「ありがとうございます、あとこれが、頼まれてた向こうの毒生成物の毒三種、フロギィとドスフロギィにギィギ
そしてギィギ自体です、残念ながら成体には未だ出会ってませんが、幼体よりも強力な毒であることは確実でしょう」

永琳「ありがとう、これで色々研究が進むわ」

鈴仙「あとはお土産ですね、向こうのお酒とデルクスのキモです」

永琳「ありがと、じゃあ今日はお風呂で一杯といきましょうか」

鈴仙「はい、喜んで…そうそう、明朝出発なのでお手柔らかに」

永琳「そう…また今度ゆっくり時間作りなさい、輝夜も寂しがってたわよ?」

寒村==================
同時刻 ~食堂~

霊夢の穴の分誰か一人埋める事となった、が、特に誰かとは指定されなかった
つまり朝までに誰か見繕う必要がある

八重(とはいえ結構チーム組んでたりするなぁ…ダメならダメで良いとは言ってたけど…はてさて
ん?実力者が一人で、チャンス!)

幽香「…あら、どちら様?」

八重「八重って名前だよ、よろしく、さっそく本題だけど海村に行くつもりはない?」

幽香「…どうして?」

八重「ちょっと負傷者が出ちゃってね、穴埋めしてくれると嬉しいんだけど」

緑髪の少女は表情を曇らせ考え込む

幽香「良いわ、この一杯飲んだらアオイに伝えてくる」

八重「ありがと、じゃ、明朝に迎えに行きますよ、荷物は後で送るから心配しないで、部屋は…」

幽香「あら?もう確保してあったはずだけど?」

八重「え?」

・・・

八重「そう、要請で一旦戻ってきたのね」

幽香「厄介なトカゲにコケにされたから、ちょっと武者修行をね」

八重「しかしその相手がアオイが相手とか考えたくないなぁ…」

幽香「…確かに底抜けた強さは持ってるわね、おかげで随分腕は上がったと思うけど」

八重「で、最終的にどこまで腕を上げる心算だったの?」

クスリと笑いながらこう応える

幽香「勝てるまで…かしら?」

八重「気の長い話ね」(姉よりずっと弱いけど傾世元禳に類する力もあるし…
最も姉は禁鞭に加え天候操作の力もあるから始末に負えないんだけどね)

幽香「そうね、このままじゃ霊夢がおばあちゃんになっちゃうし、そろそろ顔も見たいわ」

八重「・・・そっか、きっと、絶対喜ぶよ」

幽香「ふふ…丁度杯も空いたし行ってくるわ、明日はよろしくね?」

八重「飛行機だけど大船に乗ったつもりで期待してて」

おかえり

>>310
ただいまです、おまたせしました
==================
~翌朝~

幽香「へぇ?なかなかスマートじゃない」

ちょっとした草原にエンジンを二基積んだ白銀の小型機が止まっている
朝日と周りの霜に輝き、暖機運転も終わりいつでも飛び出せる状態だ

八重「ありがと、じゃあ乗って~文字通り一っ飛びでたどり着くからね
あと、操縦桿その他は触らないように!私が運転するからね」

幽香「わかったわ」

八重「旅客機と違って窮屈なうえ飲み物とか気の効いたものはないけどまぁ我慢して」

フワリと飛び上がり、座席に座る

幽香「ん・・・ほんと窮屈ね」

八重(お尻が大きいって言ったら怒られそうだし黙っておこう…)

鈴仙「私は引き続き後部座席に乗るわ、よろしくね」

八重「うん、じゃ、シートベルト締めて、いっくよ~」

数百mの距離を駆け上がり飛び立つ、その後の急加速に幽香が面食らったのは言うまでもない

幽香「まったく、胸に石抱いたみたいよ」

八重「ごめんなさいね、私の取り柄ってこれくらいしか無いからつい」

鈴仙(最初よりは…マシかな)

幽香「まぁこの貴重な体験に免じて許してあげるわ、雪山がもう遥か向こう、この速さはそう味わえないし」

高度3000mを飛翔中、九七式に比べだいぶ低いのは追いつかれる心配がないという自信の裏付けである

八重「…」

幽香「どうしたのよ?」

八重「3時方向…右手側、見える?」

鈴仙「ええ、知らない竜が居るわ」

八重「距離もあるうえ追いつかれる事は無い…か」

幽香「ど、どこよ?!」

八重「足元に双眼鏡は無い?」

幽香「この眼鏡みたいなやつね・・・・・・あ、見つけたわ」

八重「今度機会があったらじっくり見物しましょ、今は海村までいくわよ!」

その竜は程なくして遠ざかる、この世界は本当に色々な生物が居ると改めて認識させられた

その後何事もなく海村に到着
着陸予定地付近に一人の少女が立っていた

霊夢「待ってたわよ…って幽香!」

幽香「!!」

彼女の目に飛び込んだのは愛する者が眼帯をしている姿
眼の付近が内出血を起こし、軽い怪我とは言い難い

霊夢「~~…恥ずかしい所見られちゃったわね」

幽香「・・・」

無表情を装うが内心とても動揺している幽香

鈴仙「感動の再会は解るけど、ちょっと霊夢を借りるわ」

ポーチから点眼薬を出し、霊夢の目に投与する

鈴仙「あとは、この丸薬を1日昼晩に3錠、ちょっと大きいけど噛み砕いちゃ駄目ね…
じゃあ私は今後の計画の打ち合わせがあるから行くわね」

霊夢「ありがと…まぁ積もる話もあるし、部屋行きましょうか」

幽香「そうね…でも、生きててくれて良かったわ…本当に」

ちゅっ  くちゅんちゅ…ちゅる…

八重(おーおー、見せつけちゃってまぁ…///)

霊夢「ふー、やっぱり暑い」

幽香「ええ」

部屋に着くなりお互い服を脱ぎだす

霊夢「そうそう、今朝伝達されたことなんだけど、この村内と一部の海岸以外、服を着用するようにだって」

幽香「あら?それはどうして?」

霊夢「なんでも飛行船の積極運用が他の集落で取り入れられたらしくって要は覗き防止の為ね」

幽香「ふぅん、ま、敷地内から出なければ良いんでしょう?なら問題ないわ、で、これからどうするの?」

霊夢「治るまで村の中に居るわよ、今日は釣りの予定かしらね、幽香は?」

幽香「ひまわりちゃんとの戦いで武器の調整をしてるから来るまで狩りはお預けね、久々に水入らずで楽しみましょうか♪」


てゐ「…むぅ」

鈴仙「まぁ、今日くらいは譲ってあげなさいよ、それより寝ておかないと夜の狩りで身体持たないわよ?」

てゐ「はいはい、こういう時薬って便利だと実感するよ」

・・・

霊夢「そうそう、武器の調整と言えば…」

幽香「ええ」

霊夢「今度私の武器も新調しようと思ってね、今回の件で威力不足を感じたし」

幽香「そうそう、どんな相手だったのよ?」

霊夢「リオレイアだったかな?硬さも体力も今までの奴とはケタ違いだったわ」

幽香「そう…良い判断よ」

霊夢「とは言っても制御の問題で少ししかパワーアップできなかったけど、じっくり鍛えるしかないのよね」

バシャッ!!

霊夢「お、ドスハリマグロかしら?すぐ冷やすべきだって聞いたから届けてくるわ!」

幽香「ええ、転ばないようにね」

ミア「やっ」

幽香「貴女…か」

霊夢が離れるタイミングを計ったように出てきた、幽香だけに用があるようだ

ミア「怒ってるかにゃ」

幽香「少し…ね、貴方達の力ならああなる前に止められたでしょ?」

ミア「・・・・まぁにゃ」

幽香「そう………私は怖いわ、これだけ恐れるのはこの世に生を受けて初めてかもしれない
ひまわりちゃんと対峙し、敗北した時でもここまで怖いと思わなかった
それと同時にこうして霊夢と釣りをしてる時間が幸せ、どうしちゃったのかしらね?」

ミア「ん…」

・・・

幽香「吐き出したらちょっとすっきりしたわ、今回は完治に免じて許すわ」

ミア「ありがとにゃ、じゃ、この辺で」

幽香「…貴女も中々いい友人ね、魅力的だわ」

ミア「…ん、またにゃ」

・・・
~食堂付近~

霊夢「あら、ミアじゃない」

ミア「にゃ、例の件で報告しようと思ってにゃ」

霊夢「武器のこと?」

ミア「そっちじゃないにゃ、スペカみたいなものを作成できるスペースは無いかって事でようやく目処がたったからにゃ」

霊夢「!それ本当!?」

ミア「ニャ、とはいえ土地整備まで時間はかかるし博霊神社みたいな気脈があるかどうかもわからにゃいけど
とある件で領有地が広がってにゃ、見たことない仲間も増えるにゃ」

霊夢「へぇ・・・」

ミア「あと、この件はもし霊夢が見てダメにゃらこれまでだから、あまり言わないでほしいニャ」

霊夢「わかったわ」

ミア「じゃあ今のところそれだけにゃ、お大事に」

霊夢「ありがとうね」

~釣り場への道~

霊夢「…ん?」

ふと見れば見慣れない娘が二人、寄り添っている、一人は私くらい、もう一人はチルノ位の大きさだ
身長のある方はてゐ位の実力がありそうだけれど、もう一人の実力が測れない
一つ言えるのは万全の状態でも勝てないと言う事だけ

???「…と、いうことで教練所における不満点を挙げてください」

??「ん~、やっぱり頑丈な土地が良いな、私の主砲でも耐えそうな…」

???「無いです、そもそもゴーイチなんて使ったら訓練になりません」

??「冗談だよ~、候補はここにこことここだよね?機密の点から言っても…」

どうやらこの周辺に本格的な訓練所のようなものを立てるようだ
ただ、その様子は暖かく、見てるこっちまで居心地が良くなってくる

霊夢(私も幽香やてゐとあんな感じでいられたら…)

ふと、足が止まってるのに気が付き、足早にその場を去る

霊夢「お待たせ!」

幽香に小走りで駆け寄る霊夢

幽香「あらあら、迷っちゃったのかしら?」

霊夢「ちょっとね、あ、軽くつまめるもの持ってきたわよ」

幽香「気が利くじゃない、じゃ、手を拭いて…っと」

霊夢は竿を構えず、幽香の隣に座る
身動きが取れないほど完全に密着した

幽香「あら、甘えん坊さんね」

霊夢「んふふ♪」ぎゅっ

腰の辺りに手をやる

幽香「~~~~…貴女だけよ?私に対してこんなことを許すのは」

霊夢「…ありがと」

見様見真似だけどこんな感じであの雰囲気みたいのが出せたはず
その後釣りの方はさっぱりだったけど幸せな時間を過ごせた

いい加減日も落ちたので食堂に戻る
そこには地団太を踏んだ天子の姿があった

天子「むぅ!!やっぱりくやしぃ~っ!!」

橙「良い所迄行きましたよね~」

感情が収まるまで待つのも時間が勿体ないので
同行者の藍に事の詳細を聞いてみた

藍「ん、何、ラギアクルスが内陸部、ことモガの森まで押し寄せたと聞いてな
捲土重来を期したのだがまんまと逃げられてしまったよ」

そこに小町が割り込む

小町「あたいも衣玖と交代で行ったんだけどすっごくてねぇ!
大放電っていうの?アレを陸上でも使ってきて防具がコゲちまったよ!
な、おごるからさ、あっちであたいの話聞いとくれよ!!」

霊夢「まぁ…おごってくれるならいいわよ?あ、そういえばマグロは釣って来たからお酒の方お願いね」

小町「お!いい肴だねぇ、狩りに行くと正直釣ってられないからね」

幽香(ふぅん…藍もまた…)

少し離れた海上コテージで食事をとる、ランタンが夜の海に映え、なかなか洒落ている

小町「いや、実のところさ、橙に藍はまだ本調子じゃなくてね
橙はともかく藍は目に見えてキレが無くなってて
完全に守勢に回ってたね、今回逃がしたのも責任感じてるんじゃないかい?」

天子「ふん、責任なんて感じることないわ
単に私をてこずらせた相手、引き際の知恵位は回るって事でしょ」

後ろから天子が介入してきた

小町「…へぇ、気付いてたのかい?」

天子「まぁね、でもこのまま落ち込んでたらいつまで経っても狩れやしないわ
ましてやもっと強力な相手も確認されてる以上、あの程度の相手撃退で妥協しちゃいけないのよ」

霊夢「あの地団太も、貴女なりに藍を気遣っての事なのね」

小町「天子、あんたもだいぶ丸くなったねぇ」

天子「…もう!つまらない事話したわ!その大量の刺身、貴方達だけじゃ食べきれないでしょ?手伝ってあげるわ!」

と言いつつ食堂に消え、御櫃とお椀を抱え戻ってきた
更に橙も小皿と醤油を抱え、やってきた

幽香(藍も今は一人になりたいわよねぇ…それはそうと、だいぶ天子にも懐いてる様ね)

天子「海苔と山葵があれば文句なしだけど…仕方ないわね」

橙「兵器娘に頼んでみますか?この醤油をはじめ結構取り寄せてくれるみたいですよ」

霊夢「へぇ…私も何か頼んでみようかしら?」

幽香「あら?まだ霊夢に満足出来ないものがあったの?」

霊夢「そりゃあるわよ、饅頭とかお団子とか羊羹…やだ、食べたくなっちゃった」

一同、笑い声をあげる

霊夢「それはそうと、やっぱり陸でも厄介かしら?ラギアクルスは」

小町「そうさねぇ、放電とかは厄介だけど
海中に比べたら隙だらけだし逃げるのも容易だね
放電は厄介だけどリオレイアに比べて弱いと思うね」

橙「ただ突進は注意ですね、水で摩擦を少なくして猛スビードで突っ込んできた際には
私の部下の鬼でも腕が折れます」

天子「直線状に居なければ良いのよ、あ、そうそう、陸上だと落とし穴は有効ね
陸上に居る時が攻撃チャンスなのは間違いないわ
・・・このマグロ、脂身少ないわね、山葵はそれほど使わなくてもよさそうだわ」

小町「霊夢みたいに遠距離だと優位にいけそうだね、空も飛べないから
ある程度の高度なら一方的に狩れるね」

幽香「でもリオレイアが居るって事はリオレウスも居るんでしょう?」

小町「あー・・・あまり高いと却って危険か、椛ほどじゃないけどアイツらも目が良いからねぇ
それに飛んでたらまず海中に潜られちまう」

橙「それはそうと幽香さんの闘った相手はどんな感じですか?」

幽香は霊夢を一瞥する、霊夢は黙って頷く

幽香「…そうね、強いわ、ティガレックスは」

幽香、ヤマメ、勇儀、妖夢で挑んでなお返り討ちにしたことから告げ
全員の無事を伝えたうえで次の言葉に移る

幽香「巨躯、身体能力、重圧、どれをとっても危険、
皆腕には自信があったのだけれど実力不足をまざまざと見せつけられた
正直、あの中の半数は幻想郷に二度と帰れなくなってもおかしくなかったわ」

天子「…話を盛ってる訳では無さそうね」

小町「割と強い酒だったのに酔いが醒めちまったよ」

橙「同一個体は雪原に火山、それと今封じられている砂原にいると聞きましたが…
ここにも来るのでしょうか?」

幽香「さぁ…とにかく、その一つ目…紅の隻眼には注意なさい
今は沈静化してるらしいけど暴れてた時は集落はおろか村ごと潰したそうよ、一人残らず」

霊夢「・・・」

思わず背中が疼く、出会った当初、大怪我を負わされたのだ、忘れられるはずがない
今は越えられない壁であるが、いずれは…越えなければならない壁になるのだろうか

天子「…怖気づいたかしら?なんなら私…私達が狩るわよ!
ラギアクルスと違って電気も無効では無さそうだし衣玖も行けるわね、あとそれから…えっと…」

小町「その時はあたいも混ぜとくれよ、目標は大きいほどいいからね!」

打ちひしがれてる場合ではない、やるべきは一歩一歩前に進むだけ
仲間とともにリオレイアも下せた、いずれ届く、届いてみせる!
次の機会が誰と組む事になるかは解らないが、最善を尽くすだけだ

食事も終わりに差し掛かったころ…

ミア「霊夢~!」

霊夢「どうしたのよ?」

ミア「いんや、新しい武器の為にもちょっとトレーニングしたほうがいいかにゃって
不幸中の幸い、身体は何ともないでしょ?」

霊夢「まぁね、で、どんな感じ?」

ミア「マラソンや腹筋とかかにゃ、夜更かししても良いけど疲れが残らないようにお願いしとくにゃ」

霊夢「む…///(幽香を見やる)わかったわよ」

ちょっと気まずい空気が流れたものの、何事もなく食事は終わった

…霊夢の部屋…
===========================
R-18注意
===========================

幽香「ん~、残念ねぇ、久々の再会だからたっぷり楽しみたかったのに」

霊夢「…ばか、これから一緒じゃないの…んあっ」

 コリッ   コリコリッ

乳房を撫でまわした後乳首を抓む、完璧ともいえる愛撫だ

幽香「ふふ、一緒と言えば、私の居ない間、てゐと随分遊んでた様ね?」

霊夢「!…」

幽香「でしょう?あの子の匂いがするし私の知らない癖がついてるわ、正直に言いなさい?」

霊夢「うん…一緒にシたりしたわ」

幽香「ふふ…安心して?何もあの子と喧嘩する気は更々無いから」

霊夢「…よかった」(本当にここに来た約二か月で幽香は変わったわね…
妖力自体も増してるけど何より他者を傷つけなくなった、このままなら幻想郷に帰ったら
組んで異変解決してくれそう…)

幽香「・・・まぁあとは向こう次第よ、霊夢を泣かせるようなら私は許さないから」
(正直変わっていく自分が怖い…けど、こうして受け止めてくれる、私はそれが一番うれしいわ)

霊夢の身体が解れた所で本格的な攻勢に入る

ジュルッ チュチュ ジュルルッ

霊夢「はんっ!あぅっ!!何で乳首ばっかり…あぁっ!!!」

時間にして半刻(一時間)ほど、徹底的に乳首を弄る
感覚が麻痺しないよう定期的に左右の乳房を舐めしゃぶる

幽香「ふふ♪今日は霊夢の赤ちゃんって事でいいかしら?」

霊夢「ばっ///ばかぁ!ばかばかばかぁ!!」

真っ赤になって自身の顔を抑えるが、拒絶はしていない

霊夢「母親より胸の大きい赤ちゃんなんて居るものじゃないわよ!」

むにゅっ

幽香「んう♪」

むにゅっむにゅっ くにくに

幽香「エッチな手つきね…もぅ」

霊夢「人のオッパイしゃぶって乳首立たせるなんて全く…私が覆いかぶさるから、そこに寝てて?」

上半身同士が重なり、お互いの乳房を貪る二人しかし責められた時間の差で、霊夢がギブアップした

幽香「夢にまで見た霊夢のアソコ…ふふ、良いにおい♪」

霊夢「もぅ…ハァ…ほんとうに…ハァハァ…ばかぁ…」

ジュルルッ!!ジュチュ!!ジュルルルルッ!!!

霊夢「はぁああああああああああっ!!!」

身体を弓なりに沿らせ、絶頂を迎える霊夢
クタリと体を横たえ、目を瞑り肩で息をする
そして隣に体を横たえながら頭に手を当て我が子のように撫でる幽香
満面の笑みを浮かべ、無意識に幽香の乳首に吸い付く

幽香「ふふ…」(もし幻想郷に帰った後、離れ離れになるとしたら…嫌!!私はこの幸せ、逃したくないわ!)

翌朝============================

霊夢「おかげさまでグッスリだったわ…ありがとね幽香」

幽香「どういたしまして、今日から私も狩りに出るけど、そっちも頑張るのよ」

ちゅっ   ちゅる…んジュル…ちゅ・・チュッ

霊夢「…ん、これで頑張れるわ♪」

幽香「♪」

・・・

魔翌理沙「お…来た来た」

幽香「あら、随分早いのね?」

魔翌理沙「ん…まぁ、そりゃな…」

霊夢「どうしたのよ?)ボソボソ

てゐ「霊夢と幽香の隣の部屋だから…)ボソボソ

霊夢「け…結構壁しっかりしてたはずだけど)

てゐ「…まぁ小町の次に大きかったよ)

改めて恥ずかしくなり、耳まで真っ赤になった

魔翌理沙「で、だ、ベリオロス、このチームなら行けるだろ?」

幽香、魔翌理沙、てゐ、鈴仙の四人で狩りに行くようだ
聴いた事は無く魔翌理沙の口ぶりから強敵と言うのも伺える、が

幽香「えぇ、期待してるわよ?」

私自身全く問題ないという自信が身体から溢れる、どうやら向こうでかなり修行してたようだ
霊夢は自身の修行に対し一層気を引き締める

※訂正

翌朝============================

霊夢「おかげさまでグッスリだったわ…ありがとね幽香」

幽香「どういたしまして、今日から私も狩りに出るけど、そっちも頑張るのよ」

ちゅっ   ちゅる…んジュル…ちゅ・・チュッ

霊夢「…ん、これで頑張れるわ♪」

幽香「♪」

・・・

魔理沙「お…来た来た」

幽香「あら、随分早いのね?」

魔理沙「ん…まぁ、そりゃな…」

霊夢「どうしたのよ?)ボソボソ

てゐ「霊夢と幽香の隣の部屋だから…)ボソボソ

霊夢「け…結構壁しっかりしてたはずだけど)

てゐ「…まぁ小町の次に大きかったよ)

改めて恥ずかしくなり、耳まで真っ赤になった

魔翌理沙「で、だ、ベリオロス、このチームなら行けるだろ?」

幽香、魔理沙、てゐ、鈴仙の四人で狩りに行くようだ
聴いた事は無く魔翌理沙の口ぶりから強敵と言うのも伺える、が

幽香「えぇ、期待してるわよ?」

私自身全く問題ないという自信が身体から溢れる、どうやら向こうでかなり修行してたようだ
霊夢は自身の修行に対し一層気を引き締める

モガの森周辺、小高い丘===========

激しく陸上運動するとなれば裸だと逆にやりづらいから体操服を拵えた上で
運動に適し部外者に見られても平気な場所に移動する
まだ太陽が昇り切ってないため、日陰ではないが潮風もあり過ごしやすい

霊夢「この服動きやすいわね」

ミア「体操服、って言うにゃ、いやーでも念のため提灯ブルマ用意して良かったにゃ」

霊夢「あら、人気無いの?」

ミア「だにゃ~動きやすさで言えばショーツ型になるし、被服面積で言えばトランクス型になるしにゃ」

霊夢「へぇ…」(ショーツ型…ねぇ、履くとなればかなりセクシーよね)

ミア「ルールは飛行禁止、以上にゃ、あの旗が立ってるところまで走ってくれにゃ」

霊夢「…結構あるのね」

ミア「時間制限は無いけど旗の下に飲み物置いといたにゃ
氷は大きめにしてあるけど時間かかれば生温い飲み物を飲む羽目になるにゃ、じゃ、スタート!!」

~~~~その頃・幽香のチーム~~~~~~~

幽香「そういえば一緒に居た咲夜はどうしたの?」

魔理沙「ん~、ちょっとアイツと喧嘩中だから」

幽香「そう…」

てゐ(・・・)「鈴仙と魔理沙はそっちの広い場所見て来てよ!狭い洞窟は私ら二人で行くから」

魔理沙「お、そうだな、じゃあ松明渡しとくから」

・・・

てゐ「私の知ってる範囲でよければ聞く?」

幽香「ええ、気が利くのね」

てゐ「前、幽香の位置に咲夜がいて、一緒に探索して、私は魔理沙の方についてたんだけど
洞窟で合流したらさ、魔理沙に向かってナイフ投げて来て
睨み付けるばかりで謝らないから魔理沙が怒っちゃって…」

幽香「…」

てゐ「流石に今のは咲夜が悪いって私たちも言ったんだけど
「なら私はこう言う事にならないよう一人で動くわ」って言って取りつく島が無くて…」

幽香「…そう」

てゐ「今孤立中なんだよねぇ…あとは映姫に相談したら動いてくれたんだけど、
不思議な事に柄杓が反応しなかったみたいだよ?」

幽香「…つまり、罪ではないって事?」

てゐ「解らないよね、咲夜の傍に居た鈴仙もあの行動は咎めたし非はある筈なのに…」

グォオオオオオオオオオォォォォ…

てゐ「ターゲットだ!広場に来たみたい!!」

幽香「わかったわ!」

ドンドンドンッ

ガッ!ガキッ!

グォオオオオオオオオオオ!

魔理沙「おっとっと!!」

鋭い棘が氷を掴み、雪原をとんでもない敏捷性で動く
事前に草食獣のポポに対する飛びつき速度を見ておらず
早めに動いてなければその鋭い棘と爪の餌食となっていただろう

魔理沙「れーいせーん!!私の攻撃効いてるのか?!」

鈴仙「…傷は付いてるわよ!」

魔理沙「はぁ?!この速さでそんなに堅いのか?!反則だろ!!」

鈴仙「私の攻撃より全然マシよ!あと見たところ
毛皮が大きく見えるだけで筋肉はさほどでもないから攻撃自体は軽いわ
けどあの速度でおぎなってるわね!」

魔理沙「くっそー・・・こう速くちゃマスパどころか普通に当てるのも一苦労だぜ…
この銃に焼夷弾が積んであるのが救いだな…」

鈴仙「挑むのは早すぎたかしらね…?いえ、せめててゐ達が来れば…」

=============================
兵器娘後衛待機

ハンコック「…ハラハラさせるね、とは言え何だかんだで激戦してただけはある」
(魔理沙の銃も変え時かな?技術が進んでようやく新しい弾頭が使えそうだし)

???「お、合流した、これでベリオロスは何とかなりそうね」

アオイ「・・・きな臭いわね?」

???「どう言う事よ?」

アオイ「微かだけど…招かれざる相手が居るって事よ」

=============================
雪原 ~幽香チーム~


魔理沙「てゐ!幽香!!遅いぜ!」

てゐ「あら~、こんなの相手に苦戦するとはらしくな…おっとぉ!」

ブンッ!!!

反射力でベリオロスの尻尾攻撃を避ける
マトモに食らえば四肢の一本や二本平気でもっていくに違いない

しかし、完全に懐に踏み込み、熾烈な攻撃を加えてる者が居る

幽香だ

幽香「この程度?攻撃の内にも入らないわ」

流れるような連撃が繰り出される、ベリオロスも負けじと前足での応戦をする
が、いたずらに被弾面積を拡大させ、魔理沙、鈴仙へ攻撃チャンスを与える事となる
しかも魔理沙はベリオロスの苦手とする焼夷(火炎)弾を装填しており
数秒で下がる、その数秒がこの後の展開を決定づけた

ベリオロス、この個体はまだまだ若く
強敵と争った経験が皆無であった
楽に狩れる相手だとの油断が数秒の応戦と言う判断を下し、その結果…

ズザザザザザッ!!

幽香の攻撃を受けた左翼の棘が割れ、氷の上で止まらなくなっていた
右翼の棘によりなんとか制動こそ持ち直したものの
かなり動きが制限されている、しかもその右翼も
魔理沙の集中砲火によりボロボロである

焦るベリオロス、せめて数を減らさないと…
そしてターゲットにしたのは近くをうろつくてゐであった
右腕を基軸に氷原を駆る、その速度はまだまだ衰えていない

左腕がてゐの身体を引き裂こうとしたその瞬間

バババババッ!!

てゐ「ふふ~ん、ひっかかった~♪」

幽香が激闘中、てゐはこっそりシビレ罠を仕掛けていた

鈴仙「てゐ~!でかしたっ!!!」

それも相手にされなかった鈴仙のベストポジションで
零距離射撃により右翼の棘を正確に打ち抜く、これにより
ベリオロスの雪上によるアドバンテージは無くなった

幽香「ふふふ、無様ね」

加速も減速も覚束無いような相手に後れを取るようなメンバーは此処にはいない

てゐ「そぉーれっ!!!」

ゴォン!!

打撃が牙を伝い脳に響く、耐えきれず脳震盪を起こし動けなくなる

魔理沙「よくやったてゐ!!一旦休んでていいぞ!魔理沙様がやってやる!」

ドガガガガガガガガッ!!!

頭部への高速発射、ベリオロスの自慢の牙は折れ、息をつくことも許さない
加えて鈴仙の攻撃により、さらなるダメージが加算される
ただ、それで終わるわけがない

ズガァアアアアアアァァァァッ!!!!

トドメの幽香による短距離圧縮マスタースパーク
ベリオロスは横たえたまま、動かなくなった、永遠に

魔理沙「お疲れさん!やったな!」

てゐ「う~海村の暑さが恋しいよ・・・」

鈴仙「・・・」

幽香「・・・」

魔理沙「こりゃ…居るな…」

???「鈴仙!!」

パァン

超制動でギリギリ避けた、タダ者じゃないが敵ではなかった

鈴仙「!びっくりした、どうしたのよ?」

???「こっちの台詞だよ!タダ者じゃない奴が目覚めようとしてるよ!
退くのも闘うのも自由、ちょっとだけ猶予があるから急いで決めて!!」

~~~~~~~~~~=====第六章・ 兎と巫女と魔法使い  =====~~~~~~~~~~
                       終了

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~~~~~~~~~~=====第七章・ 暴食  =====~~~~~~~~~~






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てゐ「役目は果たしたし、帰ろう?」

魔理沙「え~、勿体ないぜ、挑んでみたい」

鈴仙「てゐの意見に賛成…したいところだけど、ごめん、判断は幽香に託すわ」

???「無論ヤバそうなら介入するよ?」

幽香「そうね…正直不完全燃焼だし、挑むだけ挑みましょうか」

???「は~い、じゃ、今度は誤射しないでね?」

・・・

気配のする場所から少し離れて状況を伺った

グ、ゴゴゴッ

ガカァアアアアン!!!

厚さ数mの氷を砕き、巨大な生き物が姿を現した
大きな図体にアンバランスな細い脚、そしてここまで漂う異臭…

てゐ「ゲホッゴホッゴホッ!」

鈴仙「う…ゴホッ」

魔理沙「うっぷ、なんだこりゃ?!」

辺りを見回した後、その生き物はベリオの死体に向かい、かぶりつく
あの堅い甲殻をものともせず砕き、肉を食い千切る

その様子をただ黙って見ていた…

~~その頃の霊夢~~

霊夢「はー、はー、ひぃい~…温いぃ…」

ミア「お疲れにゃ、結果は残念にゃ」

霊夢「はぁ、はぁ、ば、バカにしてるつもり?」

ミア「…そうかもしれにゃいよ?」

霊夢「・・・」(ギロッ)

ミア「…少なくとも、現状では新しい武器を渡すことはできない、それだけは確か」

霊夢「…はぁ、で?次は何するのよ?」

ミア「来た道を両手を上げて戻る、走って」

霊夢「はぁ?!」

ミア「その後に追って指示出す、リミットは日没前」

霊夢「~~…やってやろうじゃない!」

雪原=====================
~幽香チーム~

てゐ(相手は鬼以上に…強い!!)

鈴仙(あの唾液、触れたらやばいわ、甲殻が溶けてる…)

魔翌理沙「…うへぇ」

幽香「…」

地を駆け、飛び出す幽香
その姿を見て我に返り、三人とも少し遅れて走り出す
その足音も音も聞こえる範囲、そして視界にも映る

が、一向に食べるのをやめない、イビルジョー

幽香が一突きにする、外皮自体はそれほど硬くない
が、よく見れば夥しい傷跡があり、程なくしてその内の一つと化した

てゐが顎を殴る、骨に響き、音を上げたのはてゐの方だった
手が痺れ、武器を落としてしまう

鈴仙が撃つ、手応えこそあるものの筋肉が塞ぎダメージにならない

魔翌理沙がベリオロスに使わなかったマスタースパークを放つ
一歩よろけた、が、それまでだった、ここへきてようやくイビルジョーは四人を《敵》と認識した

ゴァオオオオオオオオオオォォォォォッ!!!

ビリビリビリ

てゐ「あぁああああぁぁっ!!!」

イビルジョーが咆哮する、口元に一番近いてゐの耳に深刻な影響を及ぼす
平衡感覚を失い、てゐはその場に俯せになる

当然そんな大チャンスを逃すはずがない、後ろ足にててゐを掴む

てゐ「きゃぁあああああああぁぁぁっ!!」

衝撃、爪の斬撃によるダメージはその防具により良く防いでいた
が、ベリオロスを貪り食っていたその顎が見る見る近づく…

ダァン!!

鈴仙の力でピンチを凌いだ
そのまま鈴仙が小脇に抱えて一旦避難するものの、てゐの戦闘続行は不可能だった

隙には違いないと魔理沙が射撃を敢行する
それが間違いだった
混乱状態と言う油断があったのだろう
イビルジョーの傷跡は戦い慣れしたその証
顎を器用に使い氷塊を魔理沙目掛けぶつけてきた

魔理沙「や、やべぇ…っ」

ボンボンボンボンッ!!

大口径機銃の線が氷塊を砕く

ハンコック「魔理沙、リタイアよ、下がりなさい」

魔理沙「…助かった…っ」

残り二人、だが、鈴仙に士気はもうない
幽香は大声で叫ぶ

幽香「私達は棄権するわ!!!あの化け物をお願い!!」

刹那、数人の兵器娘が猛スピードで四人を連れ出す
後から聞けば、ハンコック所属の艦載機部隊らしい

・・・

アオイ「片付いたわ、ベリオロスの分の報酬も入るし…ペナルティは無いから」

幽香「そう…」

アオイ「あの個体へのリベンジは無理よ」

幽香「わかってるわ」

周囲の地形を考慮し、ハンコック艦載機による500kg相当(正確には454kg)の徹甲爆弾を叩きこむ
巨大なハンマーで叩き潰されたようになったのが見えた
その後残骸の回収、研究にハンコックは残り、アオイ他2名の兵器娘により帰路についている

幽香「…てゐの様子見てくるわ」

・・・

てゐ「あ、ゆーか?」

幽香「あら、足音でも聞き分けたの?」

てゐ「うん、まだ頭がキンキンするけどね…」

鈴仙「外傷は特にないわ、耳の方もすぐに回復する、ただ…」

てゐ「武器…」

鈴仙「多分もう絶望的ね」

幽香「…魔理沙は?」

鈴仙「考え込んでる、そっとしてあげて」

幽香「…次は」

鈴仙「?」

幽香「次は勝つわよ!!」

鈴仙「?!」

てゐ「…うん!」

鈴仙「…よかった、うん!私も悔しかったわ」

てゐ「それに怒った時の幽香のが怖いしね!」

幽香「…後で覚えておきなさい?」

てゐ「あっあっゴメン!!今のナシ!許して!!」

幽香「…ふふ」

~~そのころの霊夢~~

霊夢「はっ、はっ、はっ…」(何コレ?!腕上げただけでこんなに疲れるの?!)

ミア「ん、タイムアップ、足元も暗くなるし今後にも響く、今日は帰りだよ」

霊夢「はぁ、はぁ、はぁ…お水…」

ミア「はい、どうぞ」

霊夢「んぐっんぐっんぐっ…じょっぱい…」

ミア「他に飲み物は帰らなきゃ無いから」

霊夢「く…うぅ…お腹すいた…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

霊夢「お、おがえり~…」

幽香「ただいま・・・・なんてポーズとってるのよ…」

全裸で机に突っ伏し、足と手を伸ばし、その様はまるでエビのようだ

霊夢「ぎんにぐつうよ…あたた…ご飯食べた後キて…動けない…」

てゐ「せめて何か着ればいいのに…」

霊夢「着てたふぐ、汗だくで着てられないんだもん…そっちはどうだったのよ?
浮かない顔してるけど…ぉおおおっ!!!」

幽香「ベリオロスは狩ったわ」

霊夢「そう…あったったっ…こっちは明日休みなのが救いよ…」

~~~~~~~~~~~~寒村~~~~~~~~~~~~~~
研究所

永琳「このギィギの毒…相当厄介ね、一定以上の妖怪なら問題ないけど
そうじゃないなら…予防接種込みの血清を作らないと…」

???「ふむ…資材は必要?」

永琳「今回は大丈夫、でも…貴方達自身は飲まないのに造詣に深いのね」

???「そういう生き方しちゃったもん」

永琳「生き方…ね、そう言えば貴女達の影響でだいぶ生き方に変化の出た住人がいるわ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
寒村上空、眼下は雲に覆われ満天の星空と満月が見える
しかもオーロラまで、まさに大空の宝物庫だ、そこに飛ぶ影が1つ…?

フラン「…えいっ!!」

スッ       ピコッ

フラン「あう!完全に後ろ取ったのに…どうして~?」

レイナ「月を背後にすれば出来るでしょ?影、それ見てたの」

フラン「うぅ」

レイナ「でも、気配の消し方は最初のころより凄く上手になったよ」

フラン「えへへ…」

ぎゅっ

フランドールがレイナの腰を抱きしめる

フラン「…怖がらないんだね?」

レイナ「うん」

フラン「私が力を使えば壊れちゃうんだよ?死んじゃうんだよ?」

レイナ「うん…」

フラン「…やだ、私がやだ、レイナが壊れたら私が嫌!!」

レイナ「…」

フラン「貴女達が来てから、御姉様も随分丸くなった、というか肩の荷が下りたような、
そんな顔してる、うん、パチュリーも喘息がだいぶ良くなったし
美鈴も超えるべき相手が出来たって本当に嬉しそうに話すんだよ?」

レイナ「…」

フラン「レイナは私の事、特別扱いせず、ありのままぶつかって来てくれて
この短い間、沢山叱ってくれたしたっくさん褒めてくれた、何より私に世界への鍵をくれた」

レイナ「…」

フラン「お母さん、が居れば多分こんな感じだったかもしれない、けど………
私、こんなに強くなった、狩りだって皆と一緒に行ける…」

レイナ「…」

フラン「・・・レイナ!私、貴女が好き!!大好き!!!
レイナは私の事、どう思ってるの?」

レイナ「私も、よ、ありがとう、告白してくれて、アゴあげて…口軽く開けて…そうそう、目、閉じて」

ん、チュ…れちゅ…んちゅ…

フラン「あふ…」

レイナ「吸血鬼でも身体は冷えるし疲れるでしょ?下降りよっか」

フラン「待って…今日この日の事…この目に焼き付けておきたい…この満月の元に…」

~寒村~
・食堂・

レイナ「何飲みたいの?奢るよ?」

フラン「…ね、今日は奢りっこしない?♪」

レイナ「…いいわよ♪」

::::::::::::::::::::::::::

幽々子「…あらあらぁ♪)

紫「ふふ、あの二人良い肴じゃない?」

さとり「…そんな風に言うのは好ましくないですね」

紫「あら?この食堂には沢山人が居るのよ?誰の事なの?」

さとり「・・・」

ヤマメ「顔赤くしてるって事は見ちゃったんだねぇ、ちょっと教えちゃくれないかい?」

さとり「…あの二人、凄い信頼、絆で結ばれています、まさに切っても切れない関係でしょう
例えどちらが欠けても、残った方は遅かれ早かれ運命を共にする、それほどの絆です」

紫「ん~、これはちょっかいかけるのはダメってことね…でもいいわ、あの表情からそれが伝わってくる
あの顔を見ていたらこっちまで笑顔になるわ」

ヤマメ(紫はいつも薄ら笑い浮かべてるじゃないかい…)

さとり「ブっ!!ゲホッゲホッ!!!!」

紫「きゃっ、もぉ、何を読んだのかしら?」

幽々子(我が彼女ながら、本当に気付いてないのねぇ…)

海村=========================
霊夢の部屋

霊夢「あ~気持ちいい~~~♪」

氷結晶を元に適度に循環させた生体冷却装置だ、変形式パッド型の装置により
適温にすることで凍傷にならずに気になる所の筋肉痛を和らげる優れもの
機材も氷結晶もミアが調達したが「装置は幽香で、氷結晶はてゐからのプレゼント」と
幽香とてゐ個別に渡した

幽香(直接渡さないのは…ケンカって訳でもなさそうだし、何かあるわね…?)
てゐ(問いただせば話してくれるだろうけど…まぁ良いかな)

幽香「…で、てゐ、何故貴女が霊夢に張り付いてるの?」

てゐ「昨日丸々譲ったんだから良いじゃないか、ふふ、柔らかい、幸せ♪」

幽香「・・・あのね」

てゐ「それとも私の前じゃ霊夢に甘えられないからやきもちやいてるの?」

む…!

挑発に幽香が動く、しかし敵意やプレッシャーの類は無かった

ぎゅっ

てゐと反対側の方に抱きついた、そして二人で霊夢の身体を堪能する

霊夢「あっ…そんな…///」

動くとパッドが外れるので動けない、またあの痛みが襲ってくると思うと強張ってしまう
まるで拘束具のようだ

その姿の霊夢を尻目に二人掛かりで堪能する
二人の責め方はこの状態でも気持ち良いだけに生殺しであった

~~~~~~~~~翌日~~~~~~~~~~~~

ハンコック「新しい武器、出来たよ」

魔理沙「おお、待ってたんだぜ!」

前の武器と比較し銃身が伸びたのと弾倉部分に劇的な変化がある

幽香「これは?」

ハンコック「12,7mm弾幕仕様、幽香さんなら知ってると思いますね」

幽香「…?」

ハンコック「ほら、アオイと…」

幽香「…アレね」

356mm砲弾幕対応、見様見真似でコピーされたあの重火器だ

ハンコック「正直プロトタイプでしたから開発に実験が立て込んで、ようやく実用化したのです」

魔理沙「へぇ…重さは変わらないんだな」

ハンコック「以前のライトカスタムよりずいぶん威力が上がってるからね、ただし欠点があってね」

魔理沙「む?」

ハンコック「使用者の嗜好と生体エネルギーに依存、つまり魔理沙の場合火炎属性を含む貫通弾しか撃てないから
解りやすく言えばチルノさんなら氷結弾になるかな」

魔理沙「…つまり相手によって弾薬を使い分けられないのか」

ハンコック「全般的に強化できたけど逆に苦手になってくる相手が出てきたってことね」

魔理沙「ふーん、ま、ありがとよ!」

ハンコック「どういたしまして」

魔理沙「で、よ、コレなら昨日のアイツとはやりあえそうなのか?」

ハンコック「…可能性はあるよ?回収した外皮を打ち抜けるし、ただね?オススメしない」

魔理沙「…そっかぁ」

ハンコック「二連装にしたり20mmエリコン機銃使えるなら問題なくいけるかもだけど
軽量化、抑反動化の課題が残るね、まぁ、倒せるようになるまで処理はしておくから」

魔理沙「ま、たのんだぜ、折角だし試し撃ちは良いか?」

ハンコック「………そうね、万が一を考えたら実戦じゃ駄目ね」

魔理沙「む…」

幽香「いいわよ?やってきなさいな?」

てゐ「変に止めたら集中出来無さそうだしね~」

ハンコック「ありがとうございます、じゃあ折角なので寒村方面から来れる方を探します」

鈴仙(私達への口調が違うのは魔理沙が敬語嫌がっての事かしら?それとも信頼?)「今から?」

ハンコック「増援で来たP-47にでも送ってもらいます、希望者がいれば、ですが」

・・・通信中・・・

サクラ「はい、こちらサクラ」

ハンコック「唐突で悪いけどこっちに寄越せそうな人材居る?編入手続きはやっておくから」

サクラ「二人ほどソッチに行けないか丁度相談しに来た、待ってね~…」

・・・・・・・・・

ハンコック「来るそうです」

幽香「じゃあ、待ちましょうか」

~~~~~寒村~~~~~

文「じゃあ行けるのですね!」

サクラ「着々と向こうの受け入れ態勢も整いつつあるって事かな」

村紗「催促して良かった、荷物は?」

サクラ「あとで届けるよ、鎧だけ着て武器持って来て」

村紗「了解」

サクラ「じゃあと一機…誰か居るかな?」

文「一機?」

サクラ「うん、私一人乗りだからさ」

文「なら競争しません?速さには自信あるんですよ?」

サクラ「…もし遅いようなら尾翼に吊るすからね?判定は村紗さんかな?」

・・・・・・・

文「口ほどにもないですね、もう半分過ぎちゃいましたよ~?」

・・・

サクラ「ふーん、言うだけはあるじゃない、遊覧飛行はおしまいだけど、勘弁してね」

村紗「う…うん」

・・・

文「私の勝ちですね、水平線に村が見えてきまし…」

ガォオオオオオオオオオオオオオ!!!!

文「急降下?!!!はっ!はやっ!はやいっ!!」

・・・

サクラ「審判がノビちゃこれは無効かな…またこんど競争しようね」

文「ええ…」(同着…ですがこの私に追いつくだなんて信じられません)

パコンッ

村紗を新しくできた部屋で寝かせた後、軽い拳骨を受けた

フランクリン「これから狩りに行くと言うのに失神させるなんて…」

サクラ「いたた…」

フランクリン「まぁ二人だったから良いけども…文さん?」

文「は、はい!」(このクラスだと緊張しますね…見た目は相違ないのに…)

フランクリン「今まで組んでたブラックウィドウは居る?」

文「ふーちゃんですか?・・・そういえば此処に来るのを伝え忘れました」

文のパートナーであるブラックウィドウ、P-61のC改良型で相当な高速
文は見失いやすいとのことでレーダー搭載機が選択され、
霊夢を同性愛に目覚めさせるきっかけを作った温泉騒動にて登場

フランクリン「じゃあ連絡しておくから問題ないですよ、今日はこのサクラと組んでください」

文「はい、あ、咲夜さん、レミリアさんが手紙が来ないって心配してましたよ?」

咲夜「そう…わかった・・・貴女は…!」

サクラ「私?」

咲夜「覚えてないの?」

サクラ「初対面ですよ~」

咲夜「…シラを切るならそれでも良いわ」

>>349訂正、月間空母姉妹艦フランクリンはお空のパートナーでした

パコンッ

村紗を新しくできた部屋で寝かせた後、軽い拳骨を受けた

ハンコック「これから狩りに行くと言うのに失神させるなんて…」

サクラ「いたた…」

ハンコック「まぁ二人だったから良いけども…文さん?」

文「は、はい!」(このクラスだと緊張しますね…見た目は相違ないのに…)

ハンコック「今まで組んでたブラックウィドウは居る?」

文「ふーちゃんですか?・・・そういえば此処に来るのを伝え忘れました」

文のパートナーであるブラックウィドウ、P-61のC改良型で相当な高速
文は見失いやすいとのことでレーダー搭載機が選択され、
霊夢を同性愛に目覚めさせるきっかけを作った温泉騒動にて登場

ハンコック「じゃあ連絡しておくから問題ないですよ、今日はこのサクラと組んでください」

文「はい、あ、咲夜さん、レミリアさんが手紙が来ないって心配してましたよ?」

咲夜「そう…わかった・・・貴女は…!」

サクラ「私?」

咲夜「覚えてないの?」

サクラ「初対面ですよ~」

咲夜「…シラを切るならそれでも良いわ」

敵意をむき出しにした後、咲夜は立ち去る

サクラ「…察するに先行部隊の同型機で何かあった?」

ハンコック「確かにティガレックスの撃退時に接触報告はあるよ、
でも他の幻想郷住民と違い、交戦には至らなかったとあるね」

サクラ「・・・ふーん、まぁいいや、今日は文さん、よろしく!」

文(特ダネの空気ですが聞けそうにないですね…)「え、はい!よろしくです!」

・・・・

咲夜(あの顔見たら思い出してきたわ、私のナイフを当てたのに、一瞥して淡々とティガレックスを攻撃し追い払った…!
それこそ小石かなんかが当たったみたいに!!まるで脅威として見ても居ないなんて!!!!
時を止めてもみたけど分厚い空気の壁で近付く事も出来なかった、私のプライドはズタズタよ…)

相手が悪かった、としか言いようがない
相手は初期量産型でも機銃弾を200発以上受けて生還する様な重装甲機体
しかもその出力から発せられる乱気流は軽い機体が居た場合操縦に支障が出るほど
当然ナイフ投げではどうにもならない
そして咲夜が銀より比重の重い鉄にしたのも此処へ来てからである
銀の採掘が出来ない、と言うのもあるがこの世界で生きる上で単純威力の高い鉄への移行は正しかった
そして予行演習及び次の武器にクシャルダオラを狩りに行くのはもうちょっと先の話

==================================
300というか350超えてるのでハンターランク順の表にします
G級~上位後半はまだ誰も居らず、非戦闘員も居るためにとりはじめ表に居ない人も

上位の中堅(上位リオレウスとかその辺りを狩れる程度の能力)

八雲 紫 (リーダーとして動く、虫部分を式にした操虫棍を使う、能力は高いが仕事の意欲が問題)
西行寺 幽々子 (紫と相性の良いタフネスファイター、扇型の双剣使い)
伊吹 萃香 (金棒型の大剣使いのオールラウンダー、ケガ率(軽傷)が多い)
黒谷 ヤマメ (自身の糸を利用した超長距離双剣『黒死』を使う、そして落とし穴の質が良くPTの人気が高い)
星熊 勇儀 (拳を模した双剣を使う、瞬間火力では最高…が、今は療養中)
八坂 神奈子 (ガンランス使い、早苗の教導を買って出ている)
古明地 こいし (無意識に武器を選択、意識外からの攻撃はモンスターにも有効、が、関係のない相手も居る、打倒上位赤フルフル)
聖 白蓮 (スラッシュアックス使い、急所狙いで部位破壊素材が揃わず、武具の更新が悩み)
レミリア・スカーレット (ランス『グングニル』使い、武装は目下改良中)
古明地 さとり (ライトボウガンからの睡眠、麻痺戦法を使う、相手が本能だけで動くと苦手)
秦 こころ (相手に合わせ武器を選ぶタイプ、金策が最大の敵)

上位の初期(上位のクックと戯れる程度の能力)

魂魄 妖夢 (太刀使い、昇格試験を控えやる気十分)
四季映姫 (片手使い、連携を重視し的確だが小言を嫌い組む人が少なくなっている)
風見 幽香 (盾無し高威力ガンランス、霊夢と添い遂げてから昇格はストップ、実力は十分)
小野塚 小町 (鎌型の太刀使い、距離を操り間取りが得意)
チルノ (氷武器使い、妖精の中での出世株、寒冷期の為力が増している)
寅丸 星 (ランス使い、レアには事欠かないが仕舞った場所を忘れる、ターゲットが複数の場合それも忘れたりする)
比那名居 天子 (ハンター比で体力200相当のタフネスと緋想の剣によりこの位置に、ラギアクルスが目標)
永江 衣玖 (雷属性の武器使い、したがって雷に強い相手は苦手、リオ夫妻キラー)
火焔猫 燐 (双剣使い、特に強い動物的感と連携にて上り詰めた、火耐性アリ)
雲居 一輪 (ヘヴィ使い、典型的砲台である、モノブロスを諦めシェンガオレンを討伐した)
八雲 藍 (片手(式)使い、紫と離れ橙の教導に勤しむ)
洩矢 諏訪子 (チャージアックス使い、祟りをのせて切り刻む、長期戦ほど有効、が、今は冬眠一歩手前ガノトトスがトラウマ)
藤原 妹紅 (片手使い、闘争と不死身をウリに進んできてはいるが痛い物は痛いようだ)
射命丸 文 (片手…に見せかけた双剣、鎌鼬により出もリーチも文句ないが一撃一撃が軽いので打開策を見出すため新天地へ)
東風谷 早苗 (片手及び呪符、諏訪子と共にガノトトスに躓き、本人は回復してきた)
アリス・マーガトロイド (操人形棍、実力十分だが上海の改良に時間を割かれがち)
パチュリー・ノーレッジ (ライト使い、喘息の症状はだいぶ良くなった、武器弾幕化によりヘヴィ移行中)
封獣 ぬえ (ランスがお気に入りなオールラウンダー、課題は金策)
霧雨 魔理沙 (ヘヴィ使い、前述のとおり強化し、練熟訓練に入った)
紅 美鈴 (拳型双剣使い、フランと組んでる分昇格が遅れている)
村紗 水蜜 (ハンマー使い、カブレライト製ハンマーに更新し上位昇格)
ルナサ・プリズムリバー (弦楽器タイプの狩猟笛、対状態異常を封殺、知略家から良く誘われる)
メルラン・プリズムリバー (管楽器タイプの狩猟笛、攻撃力を増加、鬼等から良く誘われる)
リリカ・プリズムリバー (ピアニカタイプの狩猟笛、スタミナを増加、よく狩りに誘われて嬉しい)
メディスン・メランコリー (操人形棍、必ず毒にさせる、クシャルダオラは彼女にとって金策目標)

下位の最上(弱個体の古龍も相手に出来る程度の能力)※ちなみに問題は遭遇、レーダーに映りやすいクシャルダオラ以外見つけにくい

十六夜 咲夜 (片手投げナイフ使い、殆ど解明しているが、とある要因で停滞中)
フランドール・スカーレット (大剣『レーヴァテイン』使い、スピード昇格し、上位確実、モンスター待ち)
レティ・ホワイトロック (チャージアックス使い、寒冷期により能力上昇、モンスター待ち)
犬走 椛 (片手剣使い、自動マーキングの便利さがウリ、火力不足でモノブロスを逃がし、修行中)
ミスティア・ローレライ (爪型双剣使い、ナナ・テスカトリが目標)
上白沢 慧音 (オールラウンダーで研究所とかけ持ち、よって資金はあるが狩る時間が無い)
八意 永琳 (弓使い、彼女も掛け持ちだが、色んな意味で凶悪な弓を使った際、少し怖がっている)
秋 静葉 (片手剣使い、寒冷期に入ってクールダウン、常に秋と言う噂のユクモ村に興味津々)
秋 穣子 (片手剣使い、静葉と同様で採集依頼や雑魚討伐など簡単な物を受けている)
鍵山 雛 (スラッシュアックス使い、諏訪子よろしく厄を流し込むにはこっちのが都合が良いようだ)
二ッ岩 マミゾウ (近接武器好き、本人は専ら採集をメインとしている)
蘇我 屠自古 (雷属性使い、グラビモスに浄化(浄火)されかけて対策中)
小悪魔 (ライト使い、フランドールがトントン拍子で登ってった為昇格を焦っている)

下位の熟練(クシャルダオラにも挑める程度の能力)

橙 (双剣使い、雪山での活動が芳しくなく海村に移動、動きがかなり良くなった)
因幡 てゐ (ハンマー使い、武器はどうやら運よく見つかったようだ、寒村は苦手)
鈴仙・優曇華院 (拳銃使い、あまりにも低火力な為ライトへの移行も考えている、寒村は苦手)
水橋 パルスィ (気まぐれに武器を使う、他者に嫉妬したいがためこの位置に居るとかなんとか)
ナズーリン (双剣使い、実力はあれど本能が邪魔をする、草食相手なら問題なし)
宮古 芳香 (拳型双剣使い、ほぼスプラッタされ復旧ごとにパワーが増している、無事(?)な部位は頭)
多々良 小傘 (傘型大剣使い、逆に驚かされることが多数、自信喪失気味)

下位の中堅(飛龍に挑む事の出来る程度の能力)

大妖精 (弓使い、狩りに行くのはチルノに誘われた時だけ、いつもは採集している)
博麗 霊夢 (符と陰陽銃(ダブルライト)使い、一ヶ月のハンデからジワジワ上りつつある、目の療養&トレーニング中)
サニーミルク (太刀使い、回復力以外の基礎スペックでは人間に劣る)
ルナチャイルド (太刀使い、故に連携にて相手を仕留める技法を研究した)
スターサファイア (太刀使い、兵器娘協力の結果かなりモノにし、先日リオレウス撃退まで追い込んだ)

残ったキャラは裏方仕事をやってたりします

==================================

文「しかし…」

裸、裸、裸、狩りに行く直前以外服を着る事が無い状況は文には初めてだった
当然のように胸を揺らしながら身振り手振りで狩りに行く大まかな作戦を示唆する小町のチームがあり
その隣で平然と黄金米とリュウノテールのカツ丼を食べている幽香…

幽香「で、どうするの?」

文「へ、あ、ふぇ!!?ハイ」

完全にのぼせている

鈴仙「あー…まぁ、三日もすれば慣れるわよ」

文「で、ですよね…」

幽香「…水没林に行きましょうか、文にも泳ぎに慣れて貰わないと困るしね」

文「どんな相手がいるんですか?」

幽香「それを調査するの」

文「へ?」

てゐ「天子のチームの兵器娘が水域を派手にぶっ飛ばしちゃって、拡張した水域を見て欲しいって」

鈴仙「天子のチームが引き続き行く予定だったのだけどこういう任務ならピッタリだと思うわ」

文「い、異存はないですよ?ええ…」

てゐ「んじゃ、伝えてくるよ」

お尻を振って駆けて行くてゐ、確かに文も女性であり裸も見慣れていて
ファインダーを覗きシャッターを切ったこともある、が、今回は向こうから見せに来ているようなもので
その立場の逆転に大いに心が揺れた…

=======火器試験場========
~その頃の魔理沙とハンコック~

ハンコック「じゃあ、試しにこれとこれでおねがいねっ!」

ノリが軽い、かつて霊夢の前でも見せた姿だ

魔理沙「ああ、しかし人前と実戦のテンションからそのプライベートのテンションは面食らうぜ」

ハンコック「メリハリ付けるのが合理的だなぁ~って思ってさ」

ドドドドド・・・・

ガガガガガガ・・・・

以前の機銃では壊すのに時間のかかったターゲットが発泡スチロールのように砕ける


魔理沙「いい感じだぜ!」

ハンコック「う~ん、悪くは無いけど…」

魔理沙「お前が難色示すのかよ!」

ハンコック「あ、そうそう、新しく配備された機体、何種類かいるから武器をちょっと見て見ない?
面白いのがあるかもよ?」

魔理沙「お!見せてくれるのか?」

ハンコック「うん、というか…そもそも隠してた覚えはないけど…」

魔理沙「そうか?悪ィ、なんか近寄りがたい雰囲気ってのがあってな…」

ハンコック「まぁまだ50日位だからね~これから改善すればいいのさ、じゃ、来れそうな相手に連絡するね?」

ハンコック「…という訳ですので貸していただければ…」
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ツバキ「うーん…補用に入れた機体で、動かせそうな娘を送るよ」
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ハンコック「助かります!」

魔理沙「ツバキ、だっけか?ソイツと話してるときのハンコックはなーんか腰低いんだよな…」

ハンコック「相手が相手だもん…正直規格外だよホント…」

魔理沙「へ、へぇ…」

ハンコック「そういえばその愛娘がこの海村に居るけど…会う?」

魔理沙「お?そうだな、折角だしこの機会にお前ら兵器娘たちと仲良くなるのがいいかもな!」

ハンコック「…驚かないでね?」

・・・10分後・・・

背丈はスカーレット姉妹と大差ないが、胸は美鈴より大きな娘が現れた

???「初めまして、イチカと言います!いろはの伊に、知るの文字と、夏の漢字を合わせ伊知夏です」

今まで遭った中で一番強い、しかし、怖さは一片も無かった

魔理沙「あ、あぁ、よろしく…だぜ…」(な、なんだ?身体が勝手に動いて…)

・・・

その時間はとても長かったのか、短かったのか、魔理沙には解らない
ただ、確かな事は意識が戻った時にはイチカの乳房にむしゃぶりついてた
その後も、胸に顔を埋め、乳首を吸い、もう片方は指で弄る
その魔理沙を慣れた手つきで撫でながら聖母のように見やる

魔理沙(と、止まらないぜ…なんだってんだコレ…うぅ…身体が言う事聞かない…)

ハンコック(傾世元禳の力…ツバキに比べたら完全ではないけどホント驚くわ
信頼してない相手に発動し例え敵意を以ってしてもすぐに戦意を失い、問答無用で肉欲に溺れさせるなんて…でも
『犯 さ れ る の は 力 を 使 っ て る 側』なのが欠点かしらね?しかも
『常 時 発 動』だから人が多いと輪姦されちゃう諸刃の剣…)

魔理沙「しゃ、しゃすがにくちがもううごかにゃいんだぜ…」

イチカの胸を唾液塗れにしようやくその宴は終わった

ハンコック「イチカは大丈夫?」

イチカ「流石に慣れてるからね…あはは…でも今は立てないや」

御す力も回数を重ねるごとに上がるが、同様に感度自体も上がっていて
簡単に言えば高防御低体力の身体から紙防御超体力の身体となっている

イチカ「ま、とにかく、模擬戦場の相手を務める前に幻想郷の皆と親睦して
傾世元禳が発生しないようにしなきゃね…っと・・・・そうなると皆に当分犯されるんだよね…ぇ
戦闘担当だけで良いとは言え50人以上…かぁ」

ハンコック「・・・がんばって」

…兵器娘は兵器娘の問題が山積みのようだ

そんなことをしてる間に一報が入る
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ツバキ「もしもーし、ツバキですよ~っと」
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ハンコック「いかがしました?」
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ツバキ「単刀直入に言うと、回せる機体なかった、だから来て欲しいのよ、ウチの世界まで」
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ハンコック「わかりました」
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ツバキ「じゃ、来る時言って、転移させるから」

ハンコック「さっき連絡があったんだけど、補用機は回せないのでこちらの世界に来るようにだって」

魔理沙「ほ、ほうか…」

キョロキョロ見渡し、棒で地面に字を描く

 何か書けるものある?

口が疲れ筆談にしたいそうだ、すぐに紙とペンを差し出す

魔理沙「霊夢とにとりも誘っていいか?」

ハンコック「いいよ、じゃ、向こうに連絡入れてみる」

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ハンコック「二つ返事でオッケー出したって」

魔理沙「じゃ、霊夢の部屋に行くか」

・・・

ハンコック「霊夢さん?」

霊夢「うー?あー、何よ~?」

ハンコック「私たちの世界に見学に来ませんか?」

霊夢「へ?」

ハンコック「魔理沙さんや、にとりさんも一緒ですよ?」

霊夢「ん~、行く、筋肉痛だから飛ぶけど」

ハンコック「じゃあ、お乗りくださいな、にとりさんも直に来るよ」

10kmほど行った沖合、近くに船の姿は無し

ハンコック「じゃあ…」

ハンコックの船体を出す、相変わらず大きい
艦橋の位置に座ったら遠くから飛行機が近付く
接近した後速度を緩め、誰か降りてくる、にとりだ
そしてゆっくりと加速していく船体…

ハンコック「どうぞいらっしゃいませ、貴女達を歓迎します」

にとり「やっほ~こっちは暑いね~って、ふ、二人とも裸?!」

魔理沙「慣れちゃったからな」

霊夢「そういえば服を着る方が違和感あるのよね…慣れって怖いわ、で、いつごろ行けるの?」

ハンコック「さっき連絡入れたから…来た」

巨大なスコールが姿を現す、分厚い雲と大雨、強風を伴い接近する
内部に入ると暗いと言うより濃い紫色で塗りつぶされたようだ
目玉が無いだけで紫のスキマとだいぶ似ている

ハンコック「到着ですよ」

季節は春と言ったところか、随分過ごしやすくなっている

ハンコック「流石に肌寒いかな?じゃあこれ」

兵器娘の着用している甚平の上だけを渡される、着用も手軽で材質は不明だけど寒さは無くなった

ハンコック「ついてきて?挨拶するから」

案内された先には頭に薄いピンクのバラのような髪を両脇に付けてる黒髪で長髪の娘がいた
聞いた話だと「伊勢椿」という椿の一種で、東洋の薔薇とも言われている、無論棘は無い

ツバキ「初めまして、伊勢 椿と申します、伊勢でも椿でも好きなように呼んで下さい
今日は陸海空の模擬戦を見て貰おうかな、じゃあこのゼッケンしてくださいな?」

黄色のゼッケンが渡される

ツバキ「これは見学者のマークで戦域から出るまで外さない事、さもないと命の保証はないよ?
一応ガイドとして私とハンコックちゃんで護る心算だけどね
何かリクエストはあるかな?」

魔理沙「空が見てみたいぜ!」

ツバキ「はいはい、私たちはあまり高く飛べないから高い所から見たいときは艦載機を護衛に付けるよ」

魔理沙「お、じゃあ頼むんだぜ!」

ツバキ「では、二式水戦と…」

ハンコック「F6Fを出します、ガイドも出来ますが私たちに質問したいならちゃんと伝えられますよ」

短髪黒髪の娘と金髪猫耳の娘が現れる、同様に黄色いゼッケンをしている

ツバキ「では、よい旅を!」

・・・・・・

霊夢「高いと寒さは感じるけど、嫌な感じは無いわね?」

魔理沙「この服って意外と高性能なのか」

にとり「へぇ…今度借りてみようかな」

二式水上戦闘機(以下二式)「空戦始まります、赤40と青20のチーム…ですね」

霊夢「あら、赤が有利のようね」

F6F「赤は爆撃機を抱えてるので…互角かも」

魔理沙「…お、なんだあれ?あの茶髪の娘が持ってる」

にとり「なにか銃に推進器のようなものを付けてるね…」

二式「あれはモーターカノンといい推進器の軸に銃身を入れたもので
推力と火力を持っています」

魔理沙「へぇ…」

そう話した時、20mmモーターカノンを相手チームに打ち込む
大きな炎が上がった後、雲下に落ちる
魔理沙の興味は俄然モーターカノンに移ったようで目を離さない

霊夢「あ、あの機体…!?」

撃墜されそうだと思った瞬間目の前から突如消える
そして狙ってきた相手に向かい下後方から攻撃を加える
間一髪回避に成功したが攻守は逆転した

F6F「急制動を利用したテクニックですね、実際に幻覚を相手にしてるような錯覚に陥ります」

霊夢はその戦闘機動に釘付けになっている
弾こそスペカルールからすれば
曳光弾が多少光るだけなので美しさの欠片も何もあったものではないが
闘う動きは鳥のようで、激流のようで、風のようだ

霊夢「あ…」

その中でも一際目立つのが青チームの4機編隊を組んでいる娘だ
緻密な動きで追い詰め、一つ、また一つと落としていく
これにより空戦の勝敗を決めた

霊夢(あの三妖精みたいなチームワーク…凄い、いいえ、私も息を合わせられれば
クルペッコやリオレイアももっと楽に…)

F6F「フィンガーフォー陣形か、コレが終わったら詳しく聞きたい?」

霊夢「そうね、お願いするわ」

にとり「あ!あれ凄い」

銃身を束ねたようなものから次々弾が発射させられ光の鞭のようだ
撃たれた側はタダじゃすまないが

二式「8連装ガトリングガン?」

にとり「へぇ、ガトリングっていうのか…面白そう!作ってみたい!!
あ、刀に変わったけど…あの刃不思議…刀身から浮いてる?」

二式「銃身を刀身に、弾を刃に変えた銃刀ですね、耐久力を犠牲にし切れ味のみを追求した刃で切り付けるよ
切った傍から刃を破棄し、エネルギーを媒介に再生成させる兵器娘が持つ生成武器ですね
この他にも長柄武器や斧、打撃などなど、個人の趣向に合わせた武器を持つよ」

にとり「技術的に作れる方法は?」

二式「…まだ、確立してないね、物理的に作るとどうしても普通の刀の方がマシになったり
替え刃が重量を取る上交換のタイムラグがあるので、あ、ガトリングは大丈夫ですよ」

にとり「…うーん、燃えてきた!未踏技術を目の前にすると血が騒ぐよ」

にとりはメカニズム系に興味を示していて、二式を質問攻めにしている

赤チームの数が両手で数えられるほどになる、このまま終わりかと思ったその時
6人ほどの娘が宝石のようなものを出す
そしてそれを下に投げ捨てた

霊夢「あれ…?」

数十秒ほどして、爆炎が地面を覆う

そして程なくして最後の赤チームが落ちていく、が、青チームの表情は曇っている

F6F「赤の勝ちですね」

魔理沙「え?飛んでるの青だけだぜ?」

二式「爆撃で護衛目標が焼けたみたい、空戦も終わったようだし近くに行って見てみる?」

F6F「あ、人の死体とか大勢転がってるから…」

霊夢「遠慮させてもらうわ…」

・・・

魔理沙「というか人間がいるのか?」

二式「軍兵魂札って言ってね、使えばかつての兵士の肉体を持った存在が現れるよ
ただ、魂はまるっきり別物、とある場所で行き場のない魂を持て余してたから貰ってきた」

>>212にて霍 青娥が共同研究を行っている、キョンシーの指向性と軍兵魂札の身体能力を融合させた
新型を作成中だ

F6F「くれぐれも自殺とかはしないようにね?ずっとコキ使われる上、さっきみたいに焼かれるわよ何度も何度も何度でも」

三人は身震いを感じた、その眼は力があり、本気だったからだ
そして一旦ツバキ達と合流する、次は陸軍を見て回る事になった

フランスの郊外回廊をモチーフにした場所だ、背の低いブドウ畑が植えてある

ツバキ「この植物の魂も中身は違うよ」

霊夢「へぇ…ん?何あの筒は…」

ツバキ「野戦砲、野砲と言われるものだよ、その周りにいるのが軍兵魂札で生み出した兵士
軍兵魂札は基本的に陸系の娘が使うけど、飛行場の対空や防衛、落下傘は空の娘
上陸作戦は私達海の娘が使う…っとそろそろ始まるね」

ボォン!!ボボボンッ!!!!

数千もある大砲が一斉に火を噴く、その物騒な流星は
相手の陣地や、付近にあるブドウ畑が掘り返してゆく
直後大勢の人間が波のように前線に突撃する

魔理沙「前線に兵器娘が居るぜ、野砲みたいの持ってるけど…」

ツバキ「戦車タイプの娘だね、霊夢のパートナーみたいなもので、装甲が厚いのが特徴かな」

にとり「あれ?野砲側にも兵器娘がいる?」

ツバキ「自走砲タイプだね、装甲薄くて長射程、野砲の指揮は彼女たちが執ってるよ」

土埃の隙間から人影が大勢見える

霊夢「相手からも出てきたわ…あの刀…」

小柄な短髪黒髪のクセっ毛がある少女が前に出る
チェーンソーの幅を広くし、背丈ほどもある大型の刀だ

ツバキ「見覚えあるみたいだね、アレに切り付けられると…」

ギュィイイイイイイイイイイイイイン!!!!

ブシャアアアアアァァァッ!!!!!

引き裂かれ、肉塊と血飛沫が舞う
さっきまで動いていたものは見る影もなくなった

ツバキ「…ああなる、袋は居る?」

魔理沙「だ、大丈夫だぜ」

霊夢「私も…これくらいなら」

にとり「平気だよ…うん」

遠目で見ていたのもあってダメージは少なめ、が、気持ちの良い物ではない

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!
ダダダダダダダダダダ・・・・

比較的小さな大砲と機銃から発せられる銃弾の嵐は演劇のようだ
レミリアあたりだと狂喜したかもしれない
もっとも既に彼女の食事量から換算し1年分以上の人間が死亡しているわけだが

ギャヒコォン!

その演劇の主人公を打ち抜く魔弾、かなり大きな大砲にて引き起こされた
その長髪で金髪の少女が放つ砲は攻撃頻度こそ低いが威力が高い

魔理沙「あの威力は憧れるけど…持てそうにないぜ…」

にとり「反重力装置の開発が終われば持てるかもよ?」

魔理沙「本当か?!楽しみになって来たぜ!!!」

にとり(小型化、高性能化の課題があるけど…)「それはそれであの回転刃…鬼あたりなら今でも使えそうだね」

ハンコック「帰ったら作ってみる?あっちの素材でもいけるよ」

にとり「おぉ!ガトリングに回転刃…あ~!やっぱり来てよかった!
あのティガレックスや、ラギアクルスを相手にする光明が見えた気がするよ」

霊夢「そうね…」(確かにこの光景と比べたら、『あの』ティガレックスも…うん、出会っても行動できる!大丈夫!!)

霊夢(…冷静に見ると、隊列が…?)「やっぱり隊列は重要かしら?」

ツバキ「そうだね、陸海空全てに言えるけどメインは隊列だね
さっきのチハ…あの回転刃使った娘は威力偵察かな、貴女達に向いてそうなのは
中央に遠距離兼指揮者を据え、正面左右に近接を置いた魚鱗
左右端を相手にせり出し、囲うようにした鶴翼
攻撃役を正面に置いて後ろ斜めや後方から三人がサポートする錐行
速度比重において三人正面で突っ切る鋒矢
射線を妨げないよう大きく逆八の字をとる雁行
長期戦を概念において視角を大きく取れる方円…帰ったらメモにして渡すから」

ハンコック「無論組んで動かせなければ話にならないし三人用、二人用の陣形もあるから…
あ、攻勢チームが退いていく…けど追撃しない?」

バシュシュシュシュシュシュシュ!!!!

撤退路に目標を合わせロケットが落下する、追撃に出ていれば餌食になっていただろう

霊夢「わぁ…お」

長閑だった情景が見る影もない、攻撃側が再突撃をかけるが空に影が出来ていた
円陣を組んで旋回している、そして蛇のように一列に襲い掛かる

ヒュゥウウウウウウウウヒュウウウヒュウウウヒュウウウ

ドンドンドドドンドンドンドンドンドドドン!!!!!!

だいぶ離れた先からでも近くに落ちた雷鳴のような音が鳴り響く
対空機銃が唸るものの意にも介さず対空砲ごと焼いていく

ツバキ「シュトルモビクの死のサークルか…単純だけど強力だよ」

ドドドドドド・・・・

守勢側から機銃の音がする

ハンコック「地下に埋めた隠蔽壕だね、野砲に耐えて最大のチャンスに撃ってきた」

ツバキ「…攻勢側も負けてないね、半分以上ダミーだよ」

攻撃の切れ目に一斉に立ち上がり再突撃する

魔理沙「こんな裏の読み合いがあるのか…」

ハンコック「相手が野生生物だといえ、仕掛けてこないとは限らない
少なくともこういうのを会得しておけば損は無いよ」

にとり「こりゃ反重力装置の耐久性を考え直しておくべきかな…」

ダミーが決め手となり拠点攻略側が勝った
幾度も続いた砲撃により荒れ地となった戦場だが長くてもあさってには元通りになるらしい

ツバキ「じゃあ、次は海戦だけど…対空戦闘のが良いかな」

霊夢「対空戦?」

ツバキ「私ら艦艇が空の相手と戦うの、貴女達が飛行機、モンスターが艦艇って投影させると
参考になるんじゃないかな?」

霊夢「そうね」

ツバキ「決まり!えーっと、模擬戦で対空戦予定されてる場所は…あった!」

魔理沙「刺激は強かったけどさっきから興奮が止まらないぜ!」

にとり「今回も期待できそうだね!」

・・・

天気晴朗なれど波高し
コバルトブルーの青空の下
海上に数人の娘が浮いている、マストの位置にいるので結構高い場所だ

ハンコック「バルチモア級ヘレナ率いる教導部隊ね」

にとり「教導部隊?」

ツバキ「うん、私たちも全員玄人じゃないからこうしてお互い高め合う訳」

霊夢「あ、あれが航空機かしら…?結構居るのね」

ハンコック「ざっと200かな?相手も教導部隊か」

ツバキ「お互い無誘導武器を使っての事だからね、どうなるやら♪」

海上の彼女たちの周囲が蒼く光ったと思ったら
周囲に数多の火器が現れ浮遊する、その総量は今まで見てきた模擬戦の娘の比ではない

魔理沙「まさにパワーだぜ…」

にとり「あの量の武器を一人で扱うの?」

ハンコック「ええ」

異様なほどの静けさに重圧だ
そしてその静寂は砲声によって絶たれ、打って変わっての喧騒は遠くの霊夢達にも聞こえる

にとり「ぶ、物騒な花火大会だね?!」

空が爆発と黒煙で染まっていく
そこには模様も何もなく、明確な殺意だけのある『弾幕』があった
落ちていく人影があったが残りの大多数は果敢にその内部へ突入する
同時に海上の娘は散開し、中規模の火器が攻撃に参加する
その様は炎で出来た漏斗のようだ

しかし空の娘も負けてはいない、見る見る距離を詰め空戦の時に見た宝石を放つ
海面に着弾したソレは五重塔のような高さの水柱に変わる
直撃を受けたらタダでは済まないだろう

霊夢「…あれ?帰っていくわね?」

ハンコック「今のルールだと攻撃チャンスは一回きり、そうでなくてもあの爆撃は
強力な代わりに大量の力が必要だしね」

魔理沙「ある意味スペカみたいだな」

ツバキ「言いえて妙だね」

霊夢(スペルカード…ミユの通り行けば、また使えるようになるのかしら…?)

空の娘は航空から襲い掛かる部隊と低空から接近する部隊に分かれ攻撃する
水飛沫で海面が白く染まるも果敢に接近し槍を放つ

ズガァアアンッ!!!

にとり「うっわぁ…」

水柱に混じり炎が見える、被弾したその娘は見る見る動きを鈍らせる
それを見て数機が目標を変更し、とどめを刺すべく殺到
教導艦が援護射撃を行うが敢え無く爆炎に消えた

魔理沙「これ…死んだんじゃないだろうな?」

ツバキ「見た目が派手な非殺傷製だから問題ないよ、かなり痛いけどね」

霊夢「そ、そう…」

ハンコック「無論人間基準だと死にますよ?」

にとり「・・・私は妖怪だけど、やっぱり怖いねぇ」

しかしその眼は兵器娘の武器を見続けている
10分程の激闘の後、空の娘が全員空の彼方へ戻っていき海の娘が残る
判定は引き分けだったようだ

こうして観戦した後、東屋のような場所に通される
見かけこそ質素だが清掃が行き届いており不快さは無く、見晴らしがよく風が心地良い
しかも特殊な木を使ってるのか良い香りもする、その香りに合うお茶菓子が用意された
そしてツバキはその場を後にし、ハンコックが残る、休憩兼質疑応答みたいなものだ

霊夢「…つまり2,3,4人での戦法があるのね?」

ハンコック「うん、二人で有名なのがサッチ戦法で、一撃離脱を主体とした速度を生かす戦闘と同時に
パートナーのフォローも可能なやり方、主役と脇役みたいなものかな」

魔理沙「じゃあ霊夢!組むときはフォロー頼むな!」

霊夢「いいわよ?」

魔理沙「お?主役ってところに食いつくかと思ったぜ」

霊夢「残念だけど今の私に主役を張れる力は無いわ、そうでなくても一ヶ月の差があるしね」

にとり「そういうことなら支援性能を重視した武器の開発もイケるね
…ここに来て仲直りした、ヤマメの武器で試してみようかな」

魔理沙「浄水器、だっけか?あれは凄いからな~
ん~またヤマメと組めたら良いんだが凄い人気なんだよなぁ」

霊夢「私は組んだことないけどそんなに凄いの?」

魔理沙「ああ、単純な力だけでも強いのに罠の扱いが良いからな、随分助かるぜ」

特に相談したわけでもなく、霊夢、魔理沙、にとりの順で質問することになった

魔理沙「で、だ、私が扱えそうで強い武器はどれが近い?」

ハンコック「強いの基準だけどまぁ魔理沙は火力だねぇ~…ならば…47mm砲かな」

魔理沙「お~、どんなのだ?」

ハンコック「陸で防衛側の斥候の娘が居たでしょ?あの娘の砲かな」

魔理沙「ん~…その娘を撃破した砲が良いなぁ」

ハンコック「122mm砲は色々キツイね、今の魔理沙だと動かせない上に1発撃てば昏睡状態になるよ?」

魔理沙「うへぇ、そんなに体力使うのか…」

ハンコック「地道に体力付ければ夢じゃないよっ、無論にとりちゃんが頑張って
体力消費を抑えたり軽くする技法を生み出せばグッと近くなるね」

にとり「やりがいはあるけどプレッシャーだな…」

魔理沙「まぁ、今の武器でもやれない事は無いから、素材面でなら協力できるぜ!」

霊夢「魔理沙、貴女随分頑張り屋になったじゃない?」

魔理沙「そりゃ、相手が相手だからな…それに魔法の研究もストップしてるんだ
空いた時間が勿体ないぜ」

===========その頃のツバキ============
大型厨房

彼女たちの誇る最早工場級の施設だ
兵器娘にとって食材は基本的に味を楽しむものだが
異世界からの来客、交換留学もありその者たちの胃袋を掴み、満たしている

ツバキ「おいしくなーれっと♪」

ネヴァダ「何作ってるのー?」

ツバキ「ん?グラタンー」

ネヴァダ「あぁ、来客中だって言ってたっけ」

ツバキ「そ、ソースはちょくちょく仕込むから殆ど焼くだけなんだけどね」

ネヴァダ「いいなぁ…しかし彼女達か…最初は全面戦争一歩手前だったっけ」

ツバキ「だね…紫さんって人が頭下げなかったらそうなってただろうね」

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>一方、紫チーム>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
火山   ~将軍ギザミ大発生~

幽々子「これで6体・・・あら?どうしたの紫?狩り中に考え事?」

紫「…ん?えぇ、兵器娘…彼女たちの事でちょっとね」

このモンスターは幼体及び複数の成体で狩りを行うようだ
成体のみでも相当の脅威度を誇るのにこの数と知恵からかこうして大量に勢力圏を広げる事がままある
その軍勢とも言える様に兵器娘を無意識に投影させていた

幽々子「あ~、今では協力関係にあるけどほんの少し前は大変だったわよね」

紫「実質下についてるようなものだけど…私の判断は正しかったと思うかしら?」

幽々子「…何が正しいかの基準は解らないけど、私は紫を支持するわ
一緒に彼岸で暮らすのも良いとは思うけど、こうして一緒に戦うのもまた一興かしら」

紫「ふふ、私らしくもないわね、こんな弱気になるなんて…」
(彼女たちに比たらこの生物の統制の無さは脅威ですらない、これだけ抜けてれば闘う道を選んだでしょうね)

幽々子「妖夢~!素材の状況はどう~?」

妖夢「あと2体です、幽々子様!」

萃香「じゃあ気合入れるか!!コイツの肉は酒の抓みに丁度いいし!」

幽々子「あらあら、私が全部食べようと思ってたのに♪」

萃香「む~…なら都合4体!素材にしろ補修含めたら多くて困る事は無いよね?」

妖夢「確かに…」

紫「じゃあ、気を付けて残りを狩りましょう、妖夢の刀にも使えるほどの刃には気を付けてよ?!」

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二人は依然窯の前に立つ、薪、木炭、石炭、油、魔法…などなどに対応した高性能仕様だ
実はにとりとの技術交換で従来より改良されている

ネヴァダ「補給なし、退路なし、普通なら降伏するものだけど…目は死んでなかったからね
妖怪でもそういうノリだなんて貴女の母国って本当に興味深いわね」

ツバキ「あはは、相手が話通じるならそれも一手段だと思うけどね
それに…こう言うのは逝くより残る方が辛かったりするからさ、敢えてその道を行く姿に親近感を覚えたっけ」

ネヴァダ「…なんか、わかるかも、うん…」

・・・

ツバキ「焼きあがったね、じゃあ持っていこう、お腹もすかせてるでしょうし、丁度良いや、持ってくれない?」

ネヴァダ「は~いよ」

・・・

にとり「…へぇ、相当強度のあるスプリングが必要なんだね」

歓談中チーズの焦げる香ばしい匂いが漂ってきた
思わず目がそっちに向き、空腹だと脳が訴える

ツバキ「お・ま・た・せ~」

ハンコック「あ、お得意のグラタンですか」

ツバキ「そ、鯨肉グラタン」

霊夢「鯨肉…」

魔理沙「…って何だ?」

ハンコック「あぁ、そういえば海の知識はあまりないか、おいしいよ?」

にとり「へぇ、川なら私も良く知ってるけどね」

・・・

霊夢「んん~~~~~~~っ!!」

ピンポン玉位の一塊を頬張った、凄く熱い!!!
思わず涙が出る

魔理沙「あぁ、そういや霊夢はグラタンも初めてだったっけ、ほら、水」

霊夢「…は~、ありがと…」

しかし出会い頭にストレートを食らったその料理に目が離せない、
未知の味と言うのもそうだが材料の改良と言う観点から拘ったそれは格が違う
現に皆黙々と食べている

風の音が心地いい…

見知らぬ土地でこれほど寛いだ気持ちになったのは初めてかもしれない

霊夢「…私も作れるかな?」

にとり「へ?」

霊夢「いや、この料理…」

彼女は微笑みながら言う

ツバキ「そっちが1段落したら習ってみる?」

霊夢「・・・ありがと」

魔理沙「おぉ!私もこれ作りたいぜ!このキノコとか味が染みて気に入った!!」

ネヴァダ「そうそう、前技術交換で好物がきゅうりと聞いて、一瓶どう?」

にとり「…何コレ!きゅうりがなんかいっぱい!」

ネヴァダ「ピクルスって言うんだけどね?口に合えば良いけど」

にとり「ん~…結構濃いね?」

ネヴァダ「あ、そっか…じゃ、また改良してみるよ、」

にとり「あ、ありがとう…えへへ」

・・・

にとり「へぇ!ツバキも相撲を嗜むのかい?」

ツバキ「ふふ、相撲も取れるし行司も出来るよ?」

にとり「それは楽しみ!どう?一勝負?」

ツバキ「そうしたいのは山々だけど…そろそろ時間だからね、また時間作っておくからおいでよ」

空が赤らみ始めている、時間の経ち方は共通のようだ

にとり「わかった!じゃあ帰りは…ハンコックかな?」

ハンコック「ええ、快適…かどうかは解らないけど」

霊夢「じゃあ、よろしくね」

3人がハンコックに乗り込んだ後、ツバキの周囲から気が流れ出す
数分もしない内に天候が急変し、来た時の様な状態になる

霊夢「あんなのに異変起こされたら…」

霊夢は目を瞑り考えないようにし、目を開けた時には移転が終わっていた
その時、艦窓に人影がスコールに向かって飛び込むのが見えた、あれは一体…?

兵器娘の世界

入れ違いになったのはイチカだった

イチカ「・・・で、向こうに土地がありません!」

ツバキ「わかった、でね?コッチの世界でやってみたらどうかって思ってるけど、どう?」

イチカ「ええ…さっきのハンコックはそういう意図で…?」

ツバキ「うん、馴染めない様なら考え直してたけど問題ないみたいだからさ」

イチカ「わかりました~…はぁ、肩の荷が下りたぁ…」

ツバキ「そうそう、教官は一旦ネヴァダにするよ」

イチカ「…理由は?」

ツバキ「傾 世 元 禳、最終段階ならあってもいいけど今の段階だと邪魔だってのが解ったから…ごめんなさい」

ペコリと頭を下げた

イチカ「う…わ、解った、次の機会に備えて制御位出来る様にしておきます」

そういって退室していく

ツバキ「さて…あとは彼女たちの働きに期待する…かな、瀬戸内海に住むと言われてた鬼をはじめ
百鬼夜行を下した巫女と魔法使い…か、スペルカード、大いに期待させてもらうわよ
…あとは青蛾さんとの技術で生み出された代物だけど…役に立つかなぁ?」

海村===========================
~夕方~・食堂・

霊夢「・・・」

魔理沙「おーい、生きてるかー?」

真っ青になって鈴仙の肩を借りる文がいた

てゐ「初めて見る土地で、テンションが上がって、準備体操もせず水に飛び込み
身体の三か所攣って溺れたアホウ鳥だから気にしないで」

文「よーっく肝に銘じましたからもうやめてください…うぅ」

鈴仙「あはは…まぁ命に別状はないです」

霊夢「幽香…は、逆に元気そうね」

幽香「栄養豊富な水源だったからかしら?何時間でも居たい気分よ」

ハンコック「そうだ、貴女に使いこなせるかな?と思って持ってきたものがあるんだけど」

幽香「へぇ?何かしら?」

言い終わるや否や種子を置く、すると成長し向日葵のような形となる

幽香「…これは?」

口調こそ冷淡だが興味津々のようだ、外見も構成も植物であるのに、動物のように機敏に動いている

ハンコック「狩りの御伴にどうかと思って、これだけじゃなくいろんなタイプの種子があるよ?
この子は…遠距離攻撃と回復を得意とするタイプだね」

幽香「ふふ…試しに使っても良いかしら?」

ハンコック「どうぞ?」

ハンコック「・・・あのさぁ?」

返事を聞くや否やハンコックに向け照射を行うよう命じたようだ
照射された箇所が黒ずんでいる

幽香「ごめんなさい、都合の良い標的が無くて♪」

ハンコック「全く…誤射には気を付けてくださいよ?人に当たったら一生痕が残りますからね?」

幽香「…ええ、肝に銘じておくわ」

魔理沙(あ、ハンコックがちょっぴり怒ってる…)

ハンコック「と、言う訳で残りの種は扱いに慣れるまで保留としますから」

幽香「…そうね、冗談が過ぎたわ」

ハンコック「まー、実際本当に危険だしこの中にいる内私が適当な相手だったのも事実だしね
何にせよフラワーマスターの貴女の実力を見てからでも遅くは無いよ」

肝を冷やしたが危機は回避されたようだ
そんな事もどこ吹く風、生まれたサンフラワーは沈む太陽を見ながら微笑んでいた

~~~~その後~~~~
身体的訓練と兵器娘の世界への見学を交互に繰り返す日々を霊夢は送った
その間休憩や負傷中の幻想郷住人も訪れる

霊夢「紫、あんたも来たの?」

紫「ええ、興味がありますから」

霊夢「珍しいと言うかなんというか…ツバキ・・・さん?今日は何処へ?」

ツバキ「艦隊戦を見て貰おうと思ってね…うん、折角だから体験で指揮を執ってもらおうかな」

霊夢「指揮?」

ツバキ「基本的にスタンドプレイだった貴女達がジワジワと隊列組んでるから
その総指揮を執れるようになるとグっと勝率が上がると思ってね」

霊夢「へぇ…」

ツバキ「まず戦いを見て貰って、その後私らが指揮する戦隊とそっちに貸す戦隊で戦って貰うかな
あ、死ぬ事は無いから安心して」

紫「色々勉強させて頂きますわ」

ツバキ「御眼鏡に適うと良いですが…っと、14戦隊と15戦隊、互いに戦艦2、巡洋艦4、駆逐艦16の隊
同型故基本的戦力差は無し…赤青で競うよ」

距離50km先から投影した映像及び双眼鏡にて海戦をモニターする

霊夢(遠目でも解るわ…なんて大きな砲…)

隊を並べあったのち、砲撃の音がした

紫「初手に砲撃…青が動いたわ…まずは小手調べ?」

ツバキ「そうだね、赤は依然同航戦で巡航中…特に動く様子は無し」

数発の砲火の後、沈黙が続く…波の音までもが聞こえる

霊夢「…睨みあい、かしら」

ツバキ「あれは敵の距離、速度を測ってると見て良いね、行動準備と言ったところかな」

青が急接近し、距離を詰める、赤は駆逐艦より魚雷を発射したようだ

ツバキ「次で動くよ」

霊夢(ゴクリ)

青の戦艦及び巡洋艦の攻撃、赤は見透かしたように散開し損害を最小限にとどめる
逆に砲撃を狙い接近した青は魚雷を食らい、少なくない損害を受けた
モニターだと解るが20もの兵力が一斉に回避行動をとる様は見事だった

霊夢「…なんか怪しいわね」

ツバキ(ん?気付いた?勘が鋭いとは聞いてたけどこれなら…)
「うん、動きはあるね」

紫「見た感じ赤が集合にもたついてる・・・・かしら」

優位とは言え損害があった赤に明らかな乱れが見えた
それを察し、青は先ほどの砲撃に加え、雷撃も使用する…が
有効打は得られなかった

ツバキ(これは…決まっちゃったね)

霊夢(う、せ、背筋が…)

混乱の振りをして回避及びかなりの接近をした赤、対して再装填の必要がある青
その後1分間にも及ぶ釣瓶打ちで勝負は決まった

・・・
海戦終了後、別の班にて上空から見学していたさとりと合流し簡単な講義をする
実は以前と同様、3人でこの世界に来ていた
さとりはディアブロスの突進で腕及び脚を負傷しておりうつ伏せで上から見れる
B-29消音偵察型(振動を抑えたタイプ、装備変更で長距離救急搬送の他、高高度狙撃も可能)
ちなみに一昨日負傷したものの3日後には問題なく復帰が可能

ツバキ(レミリアさん、神奈子さん、白蓮さんは今後機会を見て…今の所6人の指揮官を考えているけど
向いていそうな娘も居なくは無いから候補生としてそれとなく誘ってみようかな)
「攻撃は攻撃準備に強く、攻撃準備は回避に強く、回避は攻撃に強い
基本はこの三つ、あとは武装なり仲間の状態なりでひっかきまわせる
状況次第では三すくみの方向が変わったり、三すくみを封じたりも出来る
さっきのは急接近での回避封じからなる攻撃ラッシュ
もしあそこで青が距離を取っての攻撃準備をしていたら急接近は空振りし、
連続回避行動によって照準が合わない赤が圧倒的にピンチだったね」

紫(・・・)「主力・牽制射撃に時限攻撃というのは?」

ツバキ「主力射撃は戦艦や巡洋艦の主砲を用いた射撃、小型艦でも一斉射が該当
命中精度も良くて直撃すればそれこそ無視できない破壊力があるよ
牽制射撃は小型艦及び副砲における断続攻撃を行う
最初に目標を制定する際に隙が出来るものの負担が少な目で攻撃を行える
ただ、その分攻撃力は落ちるね、射程も短いのがネック
時限攻撃は魚雷や爆雷、機雷の時間差にて攻撃を行う攻撃の事
威力も高くて負担は少ないけど撃ち続けられないし命中率も一番悪い」

紫(やはり…これは狩りの為の訓練、つまり、現状のスタイルでは頭打ちになる、と判断されたのね)

さとり(仕様が無いです、兵器娘はおろかモンスター達にでさえ今の強さでは危ない勝利を重ねてますから…)

霊夢「説明は終わり?なら始めましょう?」(魔理沙じゃないけど…海戦見てワクワクが止まらない)

今回割り当てられたのはジョン・C・バトラー型の駆逐艦1部隊(4隻)
内一隻が補佐に着くと言う
ためしに示唆すると速度もまぁまぁで小回りが利き、良くも悪くも普通と言った印象だ

ツバキ「そろそろ一人3回ほど模擬戦してみる?」

霊夢「わかったわ」

ツバキ「じゃあ、誰からにする?」

さとり「では私からで」

霊夢「あ…」

さとり「ここは負傷者に譲って頂けませんか?」

霊夢「・・・仕様が無いわね」

ツバキ「決まりかな、じゃあ残り二人は私と一緒に観戦で」

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さとり・一戦目

さとり「砲撃・防御・装填・・・ですか、ならば防御・装填・砲撃・砲撃…で」

特に見所もなくアッサリ完封勝利

ツバキ(ふぅん、心を読めると言うのは本当みたいね、ならば…)「二戦目、いくよ~」

さとり・二戦目

さとり(ん…えっ・・・?相手の指示が無い?…聞き取れた、けど、早くて解らない…)「…」

補佐艦「どうしました?指示を…」

さとり「え、ええ、防御、牽制、防御、雷撃…いや、雷撃と牽制を逆に…」


相手艦隊 牽制・防御・装填・砲撃

さとり側 混乱・混乱・立て直し・牽制


霊夢「あれ?さとりの方、陣形がバラバラじゃない」

ツバキ「これは混乱状態ね、指示が遅れるとああなるよ、どれだけ危険か見ればわかるね」

そう言い終わるや否や
陣から飛び出た無抵抗の艦を一隻ずつ狙い撃ちにされる
最後牽制射撃で一矢報いるものの4(内中破1)対1となり、降伏

さとり(そうか…これは、怪我した時と一緒…)

紫「自分だけなら良いけどチームだと全員を危険に晒す…この重圧、耐えきれるか…」

・・・

ツバキ「じゃあ修復中に3戦目の概要を伝えます、次相手側は三すくみ封じを使います
如何にして避けるか、考えてください」

さとり「封じを抜ければ、チャンスと言う事?」

ツバキ「そうそう、あと今回から本気出すから『そこでしか勝ち目がない』と言うのも頭に入れておいて」

霊夢「…え?同じ戦力なのに…?」

紫「どう転んでも、次が最大の見どころね」

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戦闘前

さとり「…と言う事だけど、どのような事が考えられるかしら?」

補佐艦「それこそ多岐にわたりますから一概には言えません、が、どう言う事を仕掛けてくるかは言えます
それをヒントに、私達を助けてください」

さとり「…え、ぇ」

ぎゅっ(さとりの顔に胸を押し当てる)

補佐艦「雰囲気にのまれてますね、落ち着いてください、深呼吸、すー、はー」

さとり「・・・スー、ハー…ありがとう///おちついたわ」

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さとり・三戦目

さとり(速度指示に陣形交差も交えてきた…これでは対応できない!)「まず装填、後防御、出方を伺うわ」

相手側「魚雷/防御・牽制/防御・装填/防御・砲撃/装填」

さとり「装填・防御・防御・防御」


霊夢「さとりったら全然反撃出来て無いじゃない」

紫「いいえ、相手側に隙が無さ過ぎるわ、あんな機動させられたら撃った所で当たりはしないわよ
完全に新米の私達とずっと訓練していた彼女達では差があり過ぎる」

実際一方的に撃たれては居るものの、損害を抑え、損失艦は無い

ツバキ(やはり紫は論理型…さとりも心が読めるのは大きい、傍から見れば一番指揮に向いてないのが霊夢だけど…
ミアからの『勘が鋭く、運が高い』…これが気になる、私もかつては一緒だったから…ね)

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伝え忘れましたが

相手側「魚雷/防御・牽制/防御・装填/防御・砲撃/装填」

さとり「装填・防御・防御・防御」

この部分は当事者(霊夢達)には解りません、申し訳ない
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補佐艦「敵、砲撃をやめ単縦陣にて最大速度でこちらに向かっています、張り付かれた際防御できませんがどうしますか?」

さとり「…距離を取って対応…かしら」

・・・

相手旗艦「考えは良し!が、速度差を考えて無かったね!!何のために砲撃をやめたか理解してなかったようだ」

さとり「…!!しまった、よりによって後方を晒してしまった…」

砲撃戦の際、揺れて命中率が落ちないよう最大速度の約半分で航行する
そして加速には多少のラグが存在し、ちょうど速力が並んで、撃たれ放題の状況になった
その後、40m機関砲にて機関を打ち抜き、さとり側は戦闘力を失った

=====================

ツバキ「で、彼女が帰投しない内に聞くけどこの場合、貴女達ならどういった対応を取るかな?」

紫「4隻にて先頭艦を仕留めるわ、後続は混乱するでしょうね」

ツバキ「当たり、今回のように旗艦が先頭なら猶更ね」

霊夢「じゃあ斜めの陣形で突っ込んで来たら?」

ツバキ「うん、その場合残り三隻が回避不能距離で順繰りに猛攻撃を行うでしょうね
この場合の対策は他3隻の死角に入るよう移動させること、かな…さて、次は誰が行く?」

霊夢「私が行くわ」

ツバキ「よし、じゃ、準備お願い」

霊夢・一戦目

霊夢「雷撃、砲撃、防御、防御!雷撃はこの位置ね」

相手側「防御・装填・砲撃・牽制」

霊夢側「雷撃・砲撃・防御・防御」

三順目には相手を全滅させ、勝利

紫「鮮やかね」

ツバキ(指揮経験は長いのかな?…それなら)「高威力射撃を開放しますか」

霊夢「高威力射撃?」

ツバキ「アオイからの資料と八卦路に、ビームCAP、怪力線照射装置その他諸々の各世界で集めた技術を織り込んだ
艦載型マスタースパークとでも言えば良いかな?威力が最大級で薙ぎ払うように撃てるから先に撃てた方が勝負が決まるね」

霊夢「へぇ~」

ツバキ「けれど、相手も撃てる上にチャージに3回ほど装填が必要、挙句撃てる体勢じゃないと意味が無い
回数制限ない代わりに使い勝手が悪くなったスペルカードとでも思っておけばいいよ
それとも、高威力射撃抜きで続行する?」

霊夢「…まずはどんなものか見たいわね」

ツバキ「そうだね、じゃあ試運転で撃ってきてちょうだい」

霊夢「でもスペカは即時発動だから参考になるかしら?」

ツバキ「効果的なタイミングはあるでしょ?」

霊夢「・・・なるほどね」

・・・

多少のチャージ期間を経て二門の主砲から放たれる光線
稲妻のような轟音と共に標的に向かう
その先の岩山を十字に切り裂いた事もあって威力は申し分ないのが伺える

ツバキ「そのうち貴女もコレが使えるよ」

霊夢「本当?!」

今は少しでも力が欲しい、光線と共に道が見えた気分だ
聞いた話では岩山の様なモンスターが出ると聞くし、あって損は無い

ツバキ「今 は 無理かな、陰陽玉の扱いに一層慣れつつ無理をしなければ大丈夫
で、二回戦目、行く?」

霊夢「・・・やめとく、すっごく嫌な予感がする」
(勘だけど、二戦目から実力差を見せての自信喪失狙ってるわ、どういう意図かはわからないけど…)

ツバキ「そう、無理強いはしないよ」

霊夢「そうそう、もう一つ良い?」

ツバキ「ん?」

霊夢「もっとコレ撃ってて良い?」

ツバキ「あ、うん、どうぞ?怪我はしないように」

ツバキ「・・・と、言う訳で紫さんね」

紫「…お手柔らかに」
(出会った中でこの娘だけ格が違うというか…産まれてから100位の齢を重ねてる様にも見えるし
魂で言えば400相当はある…?なによりこの得体の知れない力は…400では到底身に付かない…)

さとり(先程もですが本気で焦ってるのか聞かせたいのか
紫さんの心はこういう時だと読めるんですよね…ツバキさんも読めるのですが)

ツバキ(…フワトロ系で行こうかな?ホクホク系も良いし、全部作ったら満漢全席みたいになっちゃう
2~3品で決めなきゃなんだし、あ~もう決まりきらない、でも二戦が始まるまでに決めないと作る時間が…
あー!!どうしよ!!!デミグラソースも使っちゃったしこんな事なら下拵えをしておくべきだった、むぅ…)

さとり(大抵食べ物の事って何なんでしょう…?料理の想像図付きだからお腹が空きます)

・・・
紫・一戦目

紫(真似事なら…いけるかしら?あと先程までの闘いを見ていて3つくらいまでなら読める)

相手側・装填・防御・時限・砲撃
紫側・装填/砲撃・装填・装填・防御

圧倒的優位に運びそのまま押し切る、危なげがない
この段階で手を抜いてるとは言え普通の人間や妖怪からしたらじゃんけんのようなもので
さとり、霊夢、紫みたいに常勝するのは不可能だ
適正が無いならこの段階で落ちる

・・・

ネヴァダ(戦略指揮は誰を殺すか、誰を生かすか決めるのが仕事
戦術指揮は極力皆を生かすのが仕事、そして誰かを助けるため必要なのは自尊心を捨てる事が一番…か
見た所皆プライド高そうだから苦労しそうだなぁ)

・・・
紫・二戦目

紫「し、しまった…」

遠慮なしの近接特殊攻撃、中央部から瓦壊し戦闘の行方が決まったと悟った紫は降参する

相手側・防御・牽制・防御・特殊
紫側・装填・防御・防御・防御

・・・

紫「あの場合はどうしたら良いのかしら…?」

ツバキ「速度を上げ突進と同時に加速、回避することで相手は隙だらけになるよ」

紫「・・・えぇ、想定外の攻撃に備えろ、と言いたいのね?」

ツバキ「メンバーの特性を生かせって事かな、幽々子さんと霊夢さん、藍さんに橙さん以外上っ面じゃない?
今回だって相談すれば一時的に火力を上げる方法に速度を上げる方法が補佐艦から聞けたはず」

紫「・・・」

ツバキ(…死んでからじゃ、遅いんだからね?)ボソッ「魂の抜け殻状態で保管してある私らの精神体なら沢山あるけど
兵器娘になって幻想郷に帰りたくは無いでしょ?」

紫[解った…皆の母親、なんだ、この人の絶対的役割は、妖怪の私でも解る
思い返せば行動原理が我が子に接するのと一緒ね…ふふ、私が子供扱いか…]

ツバキ「で、三戦目、やる?」

紫「いいえ、疲れてしまった、私の付け焼刃な指揮ではこの後は勝てないでしょう」

ツバキ「うん、勝たせる気は無いね、私が出る心算だったし」

紫・さとり「「!!!」」


ツバキ「…さぁ、霊夢さんを呼んで、ご飯にしましょう、いろいろ考えた結果カツ丼だよ!」

紫「・・・さとり、涎」

さとり「?!」



一方霊夢は兵器娘との談笑も交え、ひたすらに必殺砲を放っていた

・・・
~カツ丼、揚げ待ち~

霊夢「決戦場…かぁ」

紫「ええ、地底みたいなところでアカムトルムというのを相手にしたわ
決定打が無くてスタミナが切れて痛み分けで終わったけど、今回の戦法を駆使すれば…」

さとり「火山での活動は厄介ですからね、燐、妹紅さん、勇儀さん、萃香さん、幽々子さん以外は
5分もすれば休憩入れないと武器を握る事すら困難ですよ
紫さんも最初は酸欠状態に見舞われたんでしたっけ?」

紫「…そうね、グラビモスのガスで退く事になったわ、スキマを使おうにも熱気が立ち込めてあまり行きたくは無いわね」

霊夢「チルノでも連れて行けば?」

紫「霊夢?水蒸気爆発について学ぶ必要があるようね」

霊夢「う…」

さとり「氷と言えば、そろそろ雪山が解禁されるんでしたっけ、繁殖期にはいるとかどうとかで」

霊夢「は、繁殖…」

紫「藍や橙は影響出るかしら?」

さとり「燐やお空も影響出るかもしれません」

霊夢「私の場合てゐに鈴仙が居るのだけど…」

紫・さとり「「・・・」」

霊夢「ちょ、ちょっと、な、何よその目ぇ!!」

さとり「…夜、寝れると思わない事ですね」

紫「二人に好かれてるなら昼も寝れないわよ?」

霊夢、絶句

紫「ねぇさとり、霊夢がいつ色情狂になるか賭けない?」

さとり「乗りました、お食事券3枚で如何ですか?」

紫「帰ったらみんなでやりましょう、ふふふ…」

霊夢、顔真っ赤、色情狂の辺りから話はもう聞こえていない

ザクッ

じゅわっ

霊夢「んぅ~~~~っ!!」

絶妙な肉厚、卵の味、とろけ具合、衣の歯ごたえ、それを受け止める麦ご飯
この味は以前食券を使った時の美味さにも勝るとも劣らない

特に会話も無く、いや、会話も出来ずに食事は終了した

紫「…こんなのがあるならもっと早く食べたかったわね?
現状の10倍の値段でも食べるわよ?」

満足げなため息交じりに紫がこう言う

ツバキ「今貴女達の居る世界の食材を品種改良した代物だからね
まだ量産体制が軌道に乗ってない代物だからもう少し待ってて
…けど、卵なら供給できるよ、相場は1個100zかな」
(今回使用したのと同じ卵↓1個100円の代物)
ttp://www.ise-egg.co.jp/isetama/index.html

紫「毎日20個」

さとり「6個」

霊夢「えっと…6個、にしときましょ」

紫「あら?霊夢、羽振りがいいじゃない」

霊夢「まぁ、何だかんだで溜めてるのよ(陰陽玉とかの技術売買だけど)」

ツバキ「ふふ、じゃあ毎朝届けておくからね」

紫(幽々子にも分ける心算だけど…彼女は確実に追加注文するでしょうね)

さとり(台所事情にも余裕がある訳ではないですが、地霊殿の皆で食べたいですね
特にお空には力になってもらってるので…)

霊夢(幽香でしょ?てゐでしょ?鈴仙でしょ?魔理沙でしょ?ミアに私かな?)

ツバキ「そうそう、私達はいつでも食べれるから、贈ろうと思ってたら除いて良いよ?」

紫「私の分が二つに増えるわね」

さとり「右に同じく」

霊夢「…そう言えば村紗が来てるのよね、寒村じゃお世話になったし、変更は無いわ」

ツバキ「了解っと」

・ ・ ・

基礎体力を上げるための猛訓練、卵かけご飯の御陰もあり乗り切った
指揮能力を上げるための実地講習、100年後にウチに来ないか?とスカウトされた
そして…

ミア「これが新しい武器だけど、どうかにゃ?」

7,92mm機銃玉、出力が上がり要求エネルギーも上昇しているが基礎体力が上がった今負担に感じない
精度も高く今までの相手なら難なく倒せるだろう

ミア「あとは…ワクチン入り予防接種を受けて貰うにゃ」

霊夢「予防接種?」

ミア「今回の調査で分かったのだけどギィギってモンスターが厄介な毒を持ってたようでにゃ
この一帯にも居るし感染しないようにともし罹患してたら治療の意味もあるにゃ」

霊夢「へぇ~・・・・!!!」

冷えた、と思ったら針に刺されていた、痛みはさほどないが頭がパニックを起こした
蒼い薬液が体内に入る

ミア「終わりだにゃ、あとは…ほい」

霊夢「あ…」

眼帯を外してもらった、前以上に良く見える気がする・・

ミア「で、今日はどうするにゃ?狩りに出ても良いし、訓練でも良いにゃ」

ニヤリとミアは笑う

霊夢「…狩りでお願い」

二人で笑い合った

食堂兼広場に戻る、何だかんだでだいぶ拡張されたんじゃないだろうか?

咲夜「…霊夢、今空いてる?」

藪から棒に咲夜が懇願する、ソロに転向したものばかりと思っていた

咲夜「お願い、時間が無いの、ギギネブラ討伐を…」

表情こそ無表情になっているが必死に詰め寄る

霊夢「ちょ、ちょっとちょっと!まずは落ち着きなさいよ」

魔理沙「そうだぜ?まずは他人の気持ちを考えないとだなぁ?さ・く・やちゃん?」

咲夜は声の主、魔理沙と相対する
凍土の件以来まるで歩み寄りを見せなかった二人だ
雰囲気がどんどん険悪な物になり、三妖精が委縮するほどだ

咲夜が動いた、膝と手を床に付いて頭を下げる

咲夜「あの件は…本当に申し訳ありませんでした、今後あのような事が無いように致します
この言葉だけで償えるとは思えませんが…まずは謝らせて下さい!!」

魔理沙「えっと…おいおい、まずは顔をあげてくれよ…」

皆の前での素直な陳謝、魔理沙が困惑している

???「私からも頼むよ、勘弁してあげてくれないかな?」

魔理沙「お前は…咲夜の相棒か」

スジャータ「以前の態度はギィギの毒のせいなんだ、憑りつかれた様に動いていただろう?」

魔理沙(正直元が元だから解らないけど…)「…わかった、ツンツンするのも今飽きた所だ
けど今回は私参加できないぜ、先客がいるからな」

三妖精(サニー、ルナ、スター)の方を見る

魔理沙「今回砂嵐が止んでようやく砂原に行けるんでな、ボルボロスってのを狩ってくるんだ」

霊夢「ふーん、ま、頑張んなさいよ?」

魔理沙「おぅ!」

そういって三妖精と共に後にした

霊夢「…で、私が一緒に行かなければどうするつもりよ?」

咲夜「一人でも行くわ、相打ちも覚悟してる」

スジャータ「相打ちは流石にさせないけど…危険な戦いなのは確実だ
幼い個体とは言え複数が相手だから」

霊夢「複数…か」

訓練した記憶がよみがえる、あれも4VS4の複数戦だった

カチンッ
懐中時計に目をやる

咲夜「そろそろ時間ね、邪魔したわ」

霊夢「行くわ」

咲夜「…え?」

霊夢「私も行くわよ、丁度新しい武器のテストもしてみたかったところだしね」

咲夜「・・・」

霊夢「5分待って、二人くらいなんとか…」

幽香「それには及ばないわ」

てゐ「全く、狩りに出れるなら一言あっても良かったんじゃないの?」

霊夢「…と、言う事よ、不足かしら?」

咲夜「いいえ・・・」(…ありがとう)ボソッ

・・・
~孤島キャンプ~

霊夢「ギギネブラなら凍土じゃないの?なんだってこんな所に」

咲夜「いいえ…私が、育てたのが相手だから」

てゐ「そ、それっ・・・」

幽香は素早くてゐの口を押える

幽香「今は聞かないでおくわ、まずは殲滅させればいいんでしょ?」

咲夜「…ええ」

キャンプから出ると同時に影が二つ飛来する、戦闘だ

幽香「私の花の特徴は解ってるわよね?」

霊夢「ええ、ちゃんと覚えてるわ」

幽香「じゃあ、指揮を見せてもらうわよ」

霊夢「はいはい、まず15秒単位で準備、回避、準備、回避、まずは隙を探すわよ!」

てゐ「はいよ!」

咲夜「計測するわ!」

幽香「ふふふ…」

首振り、毒液、いずれも十分に距離を取った霊夢達には当たらなかった
合間を縫って幽香は準備をする、程なくして発芽、姿を現した

てゐ「向日葵とソラマメ?ソラマメの種類は新しい奴かな」

幽香「研究で属性付与されたのよ、で、霊夢、次は?」

霊夢「回避、攻撃、攻撃、立て直し、私の勘だと相手は怒るわよ」

てゐ「ひゃー、もう怒りモードかぁ」

咲夜「…(コクリ)」

幽香(アイコンタクトかしら?)

ボディプレスを避け、頭部、腹部への攻撃を集中させる
ソラマメとやらは燃える豆を高速でぶつけ、かなりの大打撃を与えたようだ
その火力集中に卵を産もうとしていたギギネブラは体勢を崩す
向日葵、てゐで1体を警戒しつつ集中攻撃、立ち直ったギギネブラは大音響を発生させる
今までにない凄い声量だが向日葵のフォローで難なく立ち直る、もう一匹のギギネブラによる追撃は間に合わなかった

てゐ「凄いじゃん!完封してるよ!」

幽香「そこらの個体(下位)より間違いなく強いけど、ここまで楽だとは思わなかったわ」

霊夢「追加が来ない内に数を減らしましょう!準備、回避、牽制、回避」

幽香「牽制、ね、ならうってつけの子がいるわ」

咲夜「お任せ下さい!」

準備により凧のような口をしたサボテンが現れる
ギギネブラは突進を行うものの間合いが甘く、個々に散る羽目に
牽制はナイフ、サボテンの針、霊夢の御札が飛ぶ、傷ついたギギネブラはもはや風前の灯だ
もう一頭が毒爆弾を産む、ただ回避…は厳しい、そこに幽香のサボテンが大きなナッツを設置する
その陰に隠れる事で爆風から守り被害は無かった
トドメに牽制射の針が飛び、ギギネブラの一頭は息絶える

霊夢「合計何匹か解るかしら?」

咲夜「4匹よ、あと3匹!」

霊夢「わかった、ここには残り一匹で相手は狩りの経験も無いから隙だらけよ、幽香、お願いね!!」

幽香「ふふ、任されたわ」

陰陽機銃、ハンマー、ナイフ、ソラマメ、投下弾で隙を作り
近距離マスパで片を付ける、流れるような作業だ

霊夢「この連携があればこころにも楽に勝てたわね」

幽香「ふふ…サボテンのドローンに探ってもらってるから休憩にしましょうか」

咲夜「残り二匹はもう少し強いわ、気を付けて」

てゐ「はいよー、正直今回私はサポートだけどね…打撃は相性悪いから」

ジワッ

咲夜「…返り血が付いたからそこの滝で洗ってくるわ」
(なんで母乳がでちゃうのよ…っ!!少なくともてゐには気付かれてる…)

てゐ(あーあー、お熱いこって…なんて、言ってる場合でもないんだけどね
私は私で発情しちゃって一杯一杯…ここが川辺じゃなかったら…)
「まだ見つからない?」

幽香「丁度見つけたわ、この先、龍の巣に二匹一緒よ」

てゐ「うぅ、遠いなぁ」

霊夢「文句言わない、行くわよ」

・・・移動中~現在ジャギィの巣・・・

霊夢「しかしなんだってあんな方に…」

幽香「卵なんて栄養の宝庫じゃない」

霊夢「なるほどね…」

てゐ「とは言え今通ってる飛龍種の方に行くなんて、今回の相手はよほどなんだろうね」

咲夜「いいえ…ほら、もう荒らした後みたいよ?」

まだ白身の乾いていない卵の殻がある

霊夢「・・・そう言えば道中にもジャギィを見ないわね」

てゐ「アプトノスにルドロスも居なかったよ」

幽香「そろそろ抜けるわ」

霊夢(次のエリアに居ないとも限らないしてゐの様子を考えたら小休止したいところだけど…
相手の繁殖力は異常に高いと聞くしエリアの状態考えたら時間が無いのも事実…)
「…行くわ、こんな異変、とっとと終わらせるわよ!」

・・・龍の巣・・・

ギェァオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!

霊夢「あーもう!うっさいしうっとぉしい!!」

ズドドドドッ!!!

情報通り二匹のギギネブラが固まっている
しかも制圧済みなのか卵とギィギがそこかしこに居た
挨拶代わりの咆哮を受ける、返礼は陰陽機銃での周辺掃除だ

てゐ「う~、ねぇ~そっちで処理は出来ないの?!」

バックアップの兵器娘に問いかける

ミア「最終手段で砲撃や火炎放射の形になるからこの辺が当分使えなくなるにゃ
そうなるとリオレウス系がそこかしこに巣を作るから厄介になるにゃ」

つまりは霊夢達の撤退でもなければ現状ネコタクの用途しかない

地面の白い骨と合わさり大量のギィギが存在している
霊夢とてゐがその処理をしている形だ

咲夜「私もギィギの処理を…」

霊夢「いいえ!貴女の攻撃はギギネブラに効くけど卵には効果が薄いわ
それとも卵塊でベトベトになったナイフで戦いたいの?!」

咲夜「…そうね」

御札で卵を吹き飛ばす、確かにこの小規模爆発は卵にうってつけだ

幽香「雑魚処理にうってつけのコを植えたわ、今から攻勢に出るわよ!」

パックンフラワーのような植物が出てきた、十数匹の一飲みにギィギを食い散らかす
ただ咀嚼、飲み込む時間があるので処理速度はそこまで早くない

霊夢「お願い幽香!てゐは幽香のバックアップ、撃ち漏らしのギィギにやられないようにね!」

てゐ「・・・」

霊夢「聞こえてる?!てゐ、返事は?!!」

てゐ「うっ、うん、バックアップと…なんだっけ」

顔が真っ赤だ、懸念通り発情時のソレだと霊夢にはすぐわかった
これでは指示も良くは通るまい

霊夢「・・・それで良いわ、咲夜!てゐの事も見てあげて!」

その時ギギネブラの首振りがかすめる、間一髪回避した

咲夜「おっと…っ!わかったわ、こちらもあまり持たないわよ」

この攻撃頻度にエリアの狭さはスペカ戦のソレに匹敵する
ただし、ギィギはともかくギギネブラの攻撃は無事では済まない

霊夢「せめて一匹、一匹倒せば落ち着くから!」

てゐ「あぅっ!!!」

ギギネブラの突進に跳ねられる、が、高性能な防具に
ヒマワリの能力で戦闘は問題なく続行できる

霊夢「っ!!埋め合わせはするから!今は抜けられちゃ困るの!お願いてゐ!!」

てゐ「くぅうっ、わかったよぉ…!」(痛みで幾分か頭は回復してきた…動きが解る、イケる!!)

咲夜(捕食する気…?時間を止めれば…!)「…しまっ!!!」

バクン!!!

霊夢「咲夜?!」

間の悪い時だったのか、体力の限界だったのか、能力は発動しなかった

咲夜「こっこのぉっ!!離しなさい!!」
体内から切り裂く、多少の効果はあるものの内部の削歯に防がれ吐き出すまでには至らない

幽香「私に任せなさい!」

霊夢「もう一匹居るわよ?!マスパは危険じゃない?」

幽香「ふふ…そういえば霊夢に見せて無かったわね」

浮遊しているニンニクから弾が投下される、それはギギネブラの上空で炸裂、吐き出すのに十分なダメージを負わせた

霊夢「ありがとう、幽香」

幽香「どういたしまして、でも、何度も使えないからね?」

てゐ「せぇのっ!!!」

ドスン!!

怯んだギギネブラに追撃が下る、それがトドメとなったようだ

咲夜「ゲホッ!ゴホッゴホッ!!」

粘液に塗れているが外傷らしきものは無い
が、体力の限界が来てる上ナイフの本数も心許ない

霊夢「…限界そうね、てゐ!咲夜連れて安全な所まで離れて!いっそそのまま帰っても良いわよ!」

てゐ「わかった!」

咲夜を肩に乗せると文字通り脱兎の勢いで駆けて行く
小柄ながらハンマーを担いでいただけの筋力はある

霊夢「さぁてと…ようやく処理も終わったわ」

幽香「私の植物たちも良い感じよ、ふふふ…」

その後は卵をハンマーで割るように勝負がついた

・・・巣、チェック中・・・

ミア「そろそろ私から卒業かもにゃ…今度模擬戦したら霊夢に勝てそうにないや」

スジャータ「運ばれてきた時は普通の人間に見えたけど…将来見据えるならアイオワ級を付けてもいいかもね」

ミア「ん~、トンドルマの方が落ち着いたら話してみるかにゃ、G級ジンオウガってのにこの世界のハンターが負け続けてて
その後始末をやってるらしいからにゃ
あっちの戦線は長期休暇…からの引退ハンターが多くて多方面において依頼がギチギチになってるそうにゃ」

アオイ「もし交代するなら言ってちょうだい?待機しているT-34/57の部隊を送り込むから」

スジャータ「太っ腹~って、私もその1輌だけどね」

アオイ「ふふっ、丁度すぐ下が海だから待ってて、皆載せれる様にしておくよ」

・・・艦内・・・

霊夢「はぁ~、復帰戦は大乱闘だったわね」

幽香「でも随分体力付いたじゃない、頼もしいわ」

霊夢「そ、そう?心なしか相手の動きも見えやすくなってたし」

幽香「勘と眼帯で片目を抑えてたからかもしれないわね、詳しくは知らないわ」

霊夢「ふ~ん…あ、この御茶結構良い…」

そんなこんなで黒鋼の城の船旅を楽しむ、今回の装備は砲撃タイプの主砲増加型であり
8→12に増えている

咲夜「隣、良いかしら?」

霊夢「どうぞ、予約は無いわよ」

汚れた武具を脱ぎ、着替えたらしい
洗髪し乾ききってない髪をたなびかせ、甚平一枚の姿で居る

咲夜「…ありがとう、今回の件、すごく助かったわ」

霊夢「どー致しまして、まぁ深くは聞かないでおくわよ」

咲夜「…」

霊夢「で、どうする?」

咲夜「…そうね」
(妹様がこういう戦闘をなさり、軌道に乗って、向こうではお嬢様、妹様、美鈴、小悪魔のチームで動いているのよね…
今私が帰っても今回の事でまた足を引っ張るかも…かといって交友もない…)

霊夢「・・・はぁ、ウチの隊に来なさい、私の勘が最善だと告げてるわ」

咲夜「…ええ、お世話になります、宜しくお願いいたします」

霊夢と幽香の二人に深々と頭を下げる

霊夢「じゃあまず、そんな堅苦しい姿勢してないで身体を揉んでおきなさい
全身筋肉痛は涙出るわよ~?」

咲夜「ふふっ、承りました」(お嬢様もお慕いしていますが…今は霊夢さんの好意に甘えさせて頂きます)



アオイ「寂しい?)ボソッ

幽香「…貴女じゃなきゃ消し飛ばしてたわよ?)ボソッ

アオイ「…胸でよければ貸すよ?)

幽香「・・・つかれたわ、もたれかかせなさい?貴女のイス、硬いのよ)

アオイ「そうね、不燃性の緩衝剤でも新調しておくよ)

・・・

ツバキ「中々どうして、幻想郷住人は戦略、統制戦闘の経験が浅いだけで玉揃いだね
紫さんなんて一個艦隊丸ごと指揮が執れるんだから大したもの…それに、可愛い子揃いだしね、ふっふっふ…♪」

???「報告です、上位相当のイレギュラー事象を霊夢率いる4人で鎮静させた、と」

ツバキ「ふむふむ…そうだね、霊夢も上位昇格させよう、もう良い頃だね」

???「はっ!それと、今回のイレギュラーを高難易度戦闘と位置付ける事にしました
報償割増し及びお食事券の配布もしたいと思います」

ツバキ「ん、問題ないね」

???「あとは、先程G級に挑んだチームがG乱入モンスターに遭遇、撤退したそうです」

ツバキ「今日はレミリアさんのチームだっけ」

???「はい、そしてウチのサポートが被害を受けたようで…」

ツバキ「!!~~~~ふぅーっ…続けて」

???「え、ええ、その娘は・・・」


・・・

寒村 ~医療機関~

G級ガノトトスを狩りに出たレミリアチーム
ガノトトスは倒せたもののその後のディアブロス亜種に撤退を喫した
様子見の心算だったがその予想をはるかに超える高速で突進
兵器娘の所有する火器では止められないと判断し零戦のレイナが急降下、庇う形となった

フラン「う、嘘だよね!!レイナぁ!!!」

レイナ「じっとしてて…貴女も無傷じゃないんだから…」

フラン「だって…そんな怪我しちゃ」

レイナの背中の4分の1が抉れ、片脚は斜めに大きく裂けている、片腕も砕けていた
フランは制御できなくなったレイナと共に砂地へ不時着、人間で言う打ち身で済んだ

レイナ「・・・じゃあ約束、来週には、また此処に戻るから」

フラン「!…絶対だよ?!」

レイナ「うん、絶対、ね、ホラ右手出して」

フラン「うん…」

レイナ「指切り拳万、嘘吐いたらハリセンボンのーます…っと」

何とかフランは落ち着きを取り戻す

・・・

レイナ「…やっぱり治療は・・・」

???「ムリですよ~」

レイナ「そっか…彼女、あれで勘が鋭いから…」

???「心配いりません!愛さえあれば!!」

レイナ「・ ・ ・ そうだよね、うん、彼女だけでなく、幻想郷住人に足りないのは恐らくそれ
途絶えさせちゃ駄目だから…ちょっと気合入れるよ」

・・・

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※R-18注意

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海村 ~霊夢の部屋~

ご飯をスープにし、かっこむようにして部屋に行く
交感神経が活発になっている体では食事の栄養吸収率はたかが知れている
なにより・・・

霊夢「もうこれじゃあ寝られないわねぇ?」

淫靡な音が響く、てゐの股間が沼のようだ
当然ベッドはぐしょ濡れ、例えるなら半年分の寝汗で濡れているようだ
秘裂から愛液がとめどなく漏れ、いやらしいの一言だ

てゐ「うぅ、ごめん、でも続けてぇ…///」

性欲を抑えるため霊夢により手淫してもらっている
幻想郷に無い繁殖の空気に充てられ自分ではどうにもならない性欲がてゐを襲う

てゐ「幽香も…ありがと…はうんっ!!!」

てゐの乳房を幽香が攻める、隠しようのないほど尖った乳首を捏ね回す

幽香「これは『貸し』、だから勘違いしないでよ?」

という発言と冷たい口調からは想像もつかない位この淫楽を楽しんでいるのが解る
表情もてゐの手前抑えているが少しでも気が緩むと頬が緩む
何より相手の事を考えた的確な責めが不安を感じさせない

霊夢「ね…鈴仙はどうしたの…?」

てゐ「睡眠薬…呑んでっ!…寝るって言ってた…けど、そんな誤魔化ぁっ!!!…しは通用しないよ…コレはぁはぁうっ!!!」

ビクッビクンッ!!!!

てゐ「ふぁっ…コレは明日に揺り戻しが来るよ…絶対…うあっ!!!」

イっても腰を止めず、身体が次の責めを懇願する、狩りの間抑圧され、当分は収まらない

霊夢(こんなてゐ初めて…弱々しくて、いやらしくて…とても綺麗ね)

幽香「…貴女でもコレなら寒村も今頃てんやわんやでしょうね…」(…私だって…結構キてるのよ…っ)

てゐ「ふあっ!!」

仰向けのてゐに覆いかぶさる形で乳首を吸う幽香、
自然とお尻が霊夢の方に向く

幽香「霊夢、私も気持ちよくしてもらえない?」

霊夢「わかったわ…って貴女も…」

それは豪雨に晒される花弁のようだ、少しの刺激で面白いように反応する
小気味良い水音が部屋いっぱいに鳴り響き、すぐに二人の甘い声が彩りを加える

霊夢「二人ともすごく熱いわよ…指が溶けちゃいそう」

更にキュッ、キュッ、と締め付け、その圧力は血管すら圧迫されるほど

てゐ「ふぁっ!んあっ!!はうっ!!!あぁあああっ!!幽香の乳首がお腹で擦れてるっ!!!」

幽香「あっ…んっ…ふ…うぅっ!!あんっ!こ、これ位良いでしょ?」

てゐ「折角だし…ぃいいっ!!触らせてよ…はんっ!あんっ!!!」

幽香「くぅ…あ…っ!!!!と、特別よ?ほら・・・・はっ!!!」

空いてた両方の指で乳首を捏ね回す、その反応は真っ先に霊夢が確認した
桃色の真珠とも言える花弁から一際愛液が染みだす、太ももを伝わずそのまま一筋に垂れていた

負けじと甘噛みを交え反撃する幽香
風船が弾けるように愛液が噴出する、トドメの霊夢によるクリ裏責めに二人同時に果てた

が、未だ終わる気配を見せない、二人の目が霊夢に向け、妖しく光る・・・

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400超えたので情報整理

モンハンの繁殖期に影響を受けてる皆さん
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非戦組

霊烏路 空
姫海棠 はたて 
リグル・ナイトバグ

戦闘組

黒谷 ヤマメ
風見 幽香
寅丸 星
永江 衣玖
火焔猫 燐
八雲 藍
洩矢 諏訪子
射命丸 文
封獣 ぬえ
犬走 椛
ミスティア・ローレライ
上白沢 慧音
二ッ岩 マミゾウ

因幡 てゐ
鈴仙・優曇華院・イナバ
ナズーリン

これにより戦闘の効率、出席率がガクッと落ちます
大半の娘は温暖期までこれらは続きそうですが、今回軽度で済んでいて温暖期から本気を出す例も…
そしてこの雰囲気に引きずられているのが妖精達、エッチな悪戯にも目覚めたようです

~~~~翌日~~~~~~

====食堂====

魔理沙「おはよ~…って明らかに調子悪そうだな」

霊夢「ちょっとね~…」

スローモーションでも見てるかの様な手つきで口にスープを運ぶ霊夢
味と栄養、そして消化に配慮した代物だ

魔理沙「ちょっとどころじゃないぜ、三日三晩寝ずに異変解決してるくらい酷い状態になってるぞ」

霊夢「夜通し妖怪二人と四つに組めばこうなるのよ…」

魔理沙「あ~…、・・・こりゃ完成した神廟の地鎮祭は無理そうだな」

霊夢「え?」

魔理沙「ん?これでスペカが使えるようになって私らの本領発揮できるとか聞いたぜ」

霊夢(そっか…これで夢想封印や弾幕結界らが使えるのね、これでだいぶ楽に…らく…に・・・)
「zzz…」

魔理沙「お、おーい!こんな所で寝るなって!!今じゃ妖怪の一部が異変レベルでエロくなってて
犯されるどころかマワされるぞ?!あ~、もう仕方が無いな、ホラ立て、部屋まで送るから…」
(幽香の御手付きだからそうそうヤられる事は無いと思うけどな…)

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魔理沙「…ってことで、行けそうにないんだぜ」

ミア「…わかった、じゃあこちら側で儀式は済ませておくから、あとはこの施設自由に使って良いニャ」

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~兵器娘本拠地~

紫「ちょっといいかしら?」

ツバキ「…いきなり逆さで来るとか困りますよ~」

紫「いや、色々とお腹割ってお話したくて」

ツバキ「ふむ、時間もあるしいいかな」

紫「ありがとうございます、今回の落慶と負傷の件、貴女は予想していたのかしら?」

ツバキ「そんな事は無いけどね、スペカみたいなものはこっちが取り入れたら軍備増強に繋がりそうだし
零の負傷もいつかは起こり得ると思っていたから」

紫「なるほど…しかしスペルカードの供給によって勢力が変わるかもしれませんよ?」

ツバキ「それならそれで良いよ」

紫「あら…」

ツバキ「状況、相手、環境に合わせ、刻々と変化するのが私達兵器ですからね
そう…本質が不変である貴女方とまるっきり逆かもしれない」

紫「・・・」

ツバキ「そちらには付喪神である小傘さんやこころさんが居るのに
ゴーストファイター…、完成し、日の目を見る事無く消えて行った兵器が幻想郷に居ないのもそのせいかな?」

紫「かもしれませんね、もし存在した場合事を起こされたら対応する前に幻想郷が壊されそうですわ
もしくは…貴女が真っ先に確保し、抱え込んでいるのかも」

視線を通わせた後、共に笑いだし、なんてことは無い四方山話に入る

紫「そういえば…零戦…かしら、どうやって治すの?」

ツバキ「見たい?」

紫「ええ、後学の為に是非」

・・・
少し移動した先の地下壕にそれはあった、不気味なほど静かだ

ツバキ「とは言ってももう治療…は終わってて、要はこの中から出しただけ」

そう言って扉を開け、明かりを付ける

紫「…圧巻、ですわね」

眼を閉じた少女が身動きせずに座り、ずらりと並ぶ
それこそ一人二人持って帰ってもばれないと思えるほどの数が

ツバキ「要は何処まで行っても兵器なのよ私達は、これらは蝋燭みたいなもの
生命の灯、魂が宿り、初めて変化し、炎の指向通りに形を変える、粘土と手って例えもあるけどね」

紫「・・・」

ツバキ「さて、戻ろうか、中々に殺風景だしね」

・・・

紫「ちなみに、その『蝋燭』はどうやって増えるのかしら?」

ツバキ「ん~…それは手を挙げる方法を伝えるくらい難しい
『その気になれば』と『無意識下』においての二通りがある
特に食事や資材が必要と言う訳でもなく、間接的に『愛』が関わってるのは間違いない…位かな」

紫「ふーん…」

ツバキ「まぁ、垂れた蝋が増えた、とか、粘土の一部が千切れ膨らんだ、と仮定して
その増える為に愛が必要…と思っておけば良いかも」

紫「しかし破壊の化身のような存在が愛が必要というのも中々皮肉が利いてるわね」

ツバキ「ふふ…お互い何かを思い遣ってもその方針の違いで対立するのはよくある事だよ
霊夢さんを思ってのアドバイスで反発されたことも一度や二度じゃないでしょう?」

紫「ふふふ…、お腹すいちゃった、不躾だけど何かある?」

ツバキ「鰻の蒲焼、天麩羅、カツ、どれにする?」

パシッ
扇子でツバキの頭を一閃する

紫「ど・れ・も時間がかかるじゃない」

ツバキ「あはは、特に希望が無いなら刺身の御作りでもするよ」

紫「お願いね」

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~雪山~  

ヤマメ「正直な所さ、スペカが来てどうなると思う?」

幽々子「そうねぇ~、便利は便利だけど…反魂蝶、取っておいたのを使ったけど上位だと死なないのよ」

勇儀「なんだいそりゃ」

幽々子「もちろんタダじゃ済まないわね、けど命を奪えるのは下位まで」

妖夢「耐性でも付くのでしょうか…面倒です」

ヤマメ「来た…こいつも普通のドドブランゴのようだね」

勇儀「ふー…、なぁやっぱり見間違えじゃないか?黒いドドブランゴとか…」

妖夢「フルフルと異色の電撃を放ち、ブランゴを連れず、角まであったそうです」

幽々子「はいそこまで、さっさと倒しましょう、お腹すいちゃったわ」

ヤマメ「賛成だ」(ここは寒いから随分マシだけど…それでも気を抜くと…)

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三日後 ~海村~

霊夢「やっほ~、魔理沙」

魔理沙「お~霊夢…う~ん、肌が艶々していかにも健康的だな」

霊夢「最近いつにも増して良く食べてよく運動してるからね
ここらの素材を使ったカレーやラーメンっての、かなり美味しいし
…それはそうと貴女のスペカも出来たわよ」

魔理沙「おぉ、助かったぜ!」

霊夢「それと、スペカルール下での兵器娘との模擬戦、やる気?」

魔理沙「んぁ?!それ初耳だぜ」

霊夢「そう?本格的非殺傷模擬戦闘は向こうの方で今まで無かったから改めてやろうって」

魔理沙「ん~、でもハンコックとか相手になる気がしないんだぜ、これでも幾度か助けてもらってるしな」

霊夢「その辺はピンキリ居るらしいし、対空戦が苦手な娘も居るらしいわよ?
それに人数で調整できたりするから必ずしも勝てない訳じゃ無いってさ」

魔理沙「ほー…改めて聞いてみるかな」

・・・

ハンコック「あ~はいはい、ごめんね~つい忘れちゃった」

魔理沙「しっかりしてくれだぜ~」

ハンコック「ごめんごめん、その事だけどさ、ほら、今中継が繋がってるから、見る?」

魔理沙「中継?もしかして香林堂でも見かけるこの箱みたいなのか?」

ダイヤル式のいかにも古めかしい機会がある

ハンコック「…ま、中身は改良してあって映像もバッチリだから、で、どうかな?」

霊夢「じゃあ、お言葉に甘えて…」

・・・

画面の向こうにはレミリアが映っていた、雑魚として想定されたキャメル対空砲をやすやすとかわし、撃破する姿があった
その容姿は中々の可憐さで思わず見とれてしまうほど

レミリア「…対空砲が止んだ?って事は、誤射を防ぐためって聞いた事があるわ」

???「ご明察」

太腿まで届く長い金髪を靡かせ現れる、P-47サンダーボルトタイプだ

レミリア「サクラ…か、昼夜問わず屋敷の上で飛び交われると不愉快だってご存知?」

サクラ「聞こえない様な相当の高度な筈なんだけどね?ちんちくりんの癖に随分耳が良いのね」

===============
魔理沙「あっはっはっは!!!」

霊夢「し、失礼よ…魔理沙…」
===============

レミリア「・・・死にたいらしいわね?」

サクラ「そうやって歯を剥き出しにするのは霊長類全般に現れる自信の無さの表れだって知ってたぁ~?」

レミリア「私は…吸血鬼よっ!!!!」

弾幕の総量はレミリアが勝るが最大速度はP-47のサクラが勝る
もっと言えば癖のある雷電の様な弾に翻弄され名勝負が繰り広げられていた

・・・が、そこで中継が止まってしまった

ハンコック「あちゃ~…変電所の調子が悪いのかな?また調整しなきゃ」

魔理沙「ちぇ~、良い所だったんだぜ、お前忙しそうと思ったら調整してたんだな」

霊夢「でもあの映像先からでも伝わる気迫、タダ事じゃ無いわね」

魔理沙「だな~、もしかしたらあのティガレックスに対する精神的な予行練習になるかもだぜ」

霊夢「…そうね、うん」

ハンコック(結構こう言う事に気付くんだよね魔理沙は
トラウマになるケースは怖い事があった後大抵怪我抱えちゃうから復帰に時間がかかって
それが定着化しちゃうことにあるんだよね、実はすぐに同じ環境に出して慣れさせるのが良いとか
だから何度も凶悪な相手と戦う事で慣れさせる…のが目的
こっちとしてもスペカの技術が磨けるからwin&winなんだけどね♪)

・・・二日後・・・
食堂 ~テレビ前~

・・・

幽々子「何か物言いあって?」

?????「ないない、強い強い…結構自信あったんだけどね」

幽々子「クリーブランドさんとやらの自慢のVT信管とやらも大した事無いわね」

・・・

霊夢「お~、4ボス突破、前人未到ね」

魔理沙「でもボムが残りきっついぜ~?それに大回りして避けないと破裂するとか中々趣味悪い弾幕だ」

咲夜「文字通りの弾幕ね…残りはアレ以上って事?」

限が良いので霊夢は飲み物を淹れに行こうと席を立つ、とそこに幽香と鉢合わせした

幽香「…あら、此処に居たのね」

霊夢「どうしたのよ?」

幽香「なに、砂嵐が無くなってボルボロスを狩れるようになったからね
聞けばお花に良いらしいじゃない♪」

霊夢「あ~、はいはい、一緒に行けばいいのね、じゃあ魔理沙、結果教えてくれる?」

魔理沙「ん、解ったんだぜ」

・・・

霊夢「で、メンバーはこの三人…?」

てゐ「にひひ」

鈴仙「お昼もよろしくお願いします」

霊夢「最近毎晩アレだから改めて顔合わせると気恥ずかしいわよね…」

幽香「ふふ、確かに本調子じゃないけどスペカの試し撃ちに良いじゃない」

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砂原

霊夢「あー、湿気が無いと暑さも心地良い物ね」

てゐ「霊夢はテレビの見過ぎだって、裸で過ごせて好きな時に泳げる快適さは他にないよ?」

霊夢「いや、本当に面白いんだって…そういや鈴仙、拳銃二丁?」

鈴仙「ええ、一人で大型とも渡り合えるようになりました」

霊夢「期待してるわよ、幽香は防具?ってここで着替えるの?」

幽香「防御、軽さ、着心地、防水性もいいけど布地が痛みやすいらしいのよ
それに虫も付きやすいからギリギリまで防虫香に晒しておきたくて」

霊夢「それはそれは…って刺激的なデザインね」

キュイラッサアーマーを布地にして、更に下乳を出した熱帯地方仕様の物らしい
と言うか幽香から見えないが乳輪が顔をのぞかせている、

幽香「…此処の世界にきて一段とエロガッパに磨きかけてるわね…」

霊夢「完全透過の防具なんて考案したりして」

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にとり「っくしょい!今日も一段と寒いなぁ…さて、フランの武器の調整でもしようか
ようやく復帰してくれてこっちとしても懐的にありがたいね!
それはそうと…このオオナズチの皮…課題はあるけどこれぞ待ち望んだ素材!!笑いが止まらない…」
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幽香「・・・覚悟した方が良いわよ?」

霊夢「・・・ええ」

・・・

霊夢「で、あのシューシュー言ってるのかしら?」

幽香「そうね、突進と頭突きに注意すれば怖い相手じゃないわ」

鈴仙「おびき出すわよ」

霊夢「お願いね、その後攻撃、回避、回避、攻撃!」

出てきたボルボロスは標的を鈴仙にし頭突きをする、難なく避けたもののその先にある岩が砕けた

霊夢「あら~1か月は療養コースね」

幽香「その後地獄のリハビリかしら?」

霊夢「やめてよ…なおさら受けれるものじゃないわね」

だが今回からは違う、回数に限界はあれど意識があれば結界が貼れる、随分気が楽になった

てゐ「エンシェントデューパー!!」

光弾を発射し更にハンマーに乗せ、叩く、足を縺れさせ、ダウンする

霊夢「やるじゃない!てゐ!!」

てゐ「えへへ…でも正直細かい弾はあまり効き目がない、それほどダメージは無いよ」

幽香「じゃあ、私の出番…と言いたい所だけど、肝心の泥が飛んじゃうのよね」

霊夢「私が行くわよ、夢想封印!!!」

動きを止めたボルボロスを淡々と捕獲する、泥まみれの霊夢を尻目に

霊夢「…聞いてないわよ、こんなの」

幽香「あら、泥は怖くないもの♪」

霊夢「いいからコレ、どうにかしなさいよ」

鈴仙「こちらの洞窟に水場がありますよ…?」

幽香「そうね、そこにしましょう…」

霊夢の勘が今更危機を告げる、が、もう遅いと身体が解っていた
そもそもこの三人と言う時点で危惧すべきだったと後悔する

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※R-18注意
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泥まみれの霊夢を見つつ、てゐに鈴仙の二人が周囲を軽く見て回る
日陰になりひんやりとした洞窟、泳ぎ回るには狭いが水場もある

てゐ「そっちは平気~?」

鈴仙「ん~…、ジャギィもオルタロスもギィギも居ない、大丈夫よ」

幽香「じゃあ、始めましょ?」

霊夢「ちょ、ちょっとまってよ…ボルボロス倒したんだから帰れるんでしょ?」

幽香「ところが、増えたオルタロスをどうにかして欲しいらしくて、巣も処理しないと帰れないわ」

霊夢「…仕組んだのね?」

幽香「偶然に乗っかっただけよ、この通りちゃんと泥も取ってるわ」

霊夢「まず手を自由にさせるべきね」

ただでさえ粘性が高いこの泥、この乾期ではすぐに乾き
乾くとまるで岩で出来た枷のようだ

カチッ    プチッ

防具の金具を外している、水で濡らし、泥を取りやすくしている
この後の展開を想像したらどうしても身体が反応する

てゐ「夜にあれだけやってもまだ足りないのかな?」

隆起した乳首を指で叩きつつ話しかける

霊夢「んっ…そっくりそのまま返すわよ、バカ」

最早調教と化している毎晩の三人の責めにどんどん敏感になっている
繁殖期が終わる頃にはどれ程になってるのかと思うと不安が物凄いが、期待している自分が間違いなく居る

じゅるっじゅるっ!ちゅちゅっ!ちゅううっ!!

霊夢「ふぁっ!!あっ!あっ!!はぁあっ!!!」

兎二人掛かりの乳首口撃、簡単に感覚が狂う
さらに幽香の指が秘裂に入ってくる、いつものパターンだけど完全に抵抗の術は無い
土と砂の入り混じった地面が痛いながらも心地よく、愛液で湿り気を帯びる

鈴仙「いつもより硬いですね…青姦で興奮してます?」

霊夢「そんなっ!ふっ!!あぁああっ!そこダメっ!!!」

乳首を歯で挟みつつ乳首の先端を舌で押しつぶすようにし、こする
蕩けてしまいそうな快楽が襲う

幽香「もぅ、そんなに締めないでよ、痛いじゃない」

せわしなく二本の指が霊夢の膣を責める、当然弱点は把握されているが
焦らす事で却って気分が上り詰める、むしろ乳首を貪る二人と息を合わせている
チームワークの訓練みたいなものを無意識の内に霊夢で実践しているようだ
如何に長く楽しみ、如何に快楽を与え、如何に霊夢が上り詰める表情を見るか…
長ければ長いほど絶頂の際の反応が高まる
やり過ぎると危険ではあるが鈴仙やてゐという医師(?)の元に行われているので危険は無い

散々犯しある程度性欲も晴れた所で目的である巣の駆除に向かう、ジャンケンの結果鈴仙が霊夢の傍に居て
二人が探索と言う形となった

当然その間鈴仙の手にゆだねられる
第2ラウンドが始まった
泥こそあの後剥がされたものの連続して犯された事でスタミナはもう無かった

鈴仙「すべすべで、モチモチですね霊夢さん、すっごい気持ちいいですよ」

期せずして泥パックの効果があったようだ
そのかなり良い状態の身体を持つ霊夢の乳房を掴み、乳首を抓む

霊夢「ふあっ、ひゃんっ…」

鈴仙の手により踊る乳房、痛いほどに尖る

鈴仙「ふふ…でも、初めてですね、こうやって独占できるのは、だから…」

腰を浮かし、お尻を上げる体制を取らせる、秘裂が完全に露わになる

霊夢「こ、こんなのって…!」

はずかしい…

鈴仙「愛液ジュクジュクしてて美味しそう…いきますよ」

ジュルッジュル…ぐちゅっ、ぬじゅ、ぐちゅっぐちゅっ

霊夢「んふぁあああああっひぁあああっ!!!!」

吸われ、舌を挿れられ、舐め回されかき混ぜられる
野外でまんぐり返しの上クンニと言うのは刺激的過ぎた
小魚のように跳ね、何度もイく

ミア「は~い、そこまでにゃ」

4度目に差し掛かった時ばつの悪そうな顔をしつつミアがやってくる

鈴仙「…クエストクリア、かぁ、もうちょっとのんびりしてても良いのに」

ミア「…お楽しみは解るけど早急に荷物纏めて欲しいかにゃ、あ、霊夢は私が担ぐから」

たすかった…と思う反面、もう少しこの体験に浸りたいとも思っていた・・・

・・・
~食堂~

魔理沙「…お疲れだな、霊夢」

霊夢「ええ、乱入三匹は堪えるわー…」

咲夜「特製の羊羹とお茶よ、如何?」

霊夢「ありがと~…気が利くわねぇ・・・そうだ、あの後どうなったの?」

魔理沙「ん?おぉ、5面ボスで負けた形だな、気負い過ぎて道中で残機減らしたのが痛かったぜ」

咲夜「だいぶ糸口は見えてきたけど、一筋縄ではいかないわ」

霊夢「そっかぁ…今は…チルノか」

・・・

チルノ「どぉーだ!寒いだろう!降参するなら今だぞ!」

???「あー…この寒さ、祖国で言えば珍しくないよ?」

チルノ「なにぉー!!もう怒った!氷漬けにしてやるー!!!」

???「そうね、氷漬けになってみるのも一興かもね、さぁて遊びましょ、可愛い妖精さん」

・・・

霊夢「二人とも氷系弾幕なのね…あー、見た目涼しくて良いわねぇ…」

魔理沙「うぉ!!いきなり地中から氷柱かよ!!!こぇえなぁ」

咲夜「落ち着きなさい、ちゃんと予兆があってパターン通りよ、良く見ればまだ緩いわ
二面ボス相応の弾幕ね」

魔理沙「そういえばそうだな…いやでもこれは当事者だと面食らうぜ、壁ステージなのも納得だ
あ、ピチュった…でも後二機あるのか、突破できそうだな」

・・・~~3日後~~兵器娘側・・・

ツバキ「ごきげんよう…って相当ヤバそうね」

霊夢「ええ…とりあえずもうエッチぃのは勘弁してほしいから匿って…」

身体には見えないが狩り場も含め連日の輪姦に精神的に相当消耗したらしい
一週間ほどで限界にきたが、発情してる相手に伝えても聞く耳持たず
かといって神経衰弱&情のわいた相手に弾幕は撃てない
そこで力によって抑えられる事の出来るココに避難しに来た

ツバキ「じゃあベッドに…そうだ、少し休んだらまた戦術の訓練する?」

霊夢「へ?」

ツバキ「弾幕ごっこで一層貴女達のデータが取れたから、スペカを元にした狩りの連携方法とか…」

霊夢「そうね…願ってもないわ」

エッチに耐えられず逃げ込んだものの
身体の開発自体はされているので長い時間をかければ霊夢の欲求が貯まるまでになってしまっている
2~3日で戻る事になるだろう
====================================

その頃・・・
~海村~

天子「え?」

素っ頓狂な声を張り上げる
それもそのはず、苦汁を嘗めた相手のラギアクルスが付近にやって来てるとの知らせが入った

天子「上等!…なんだけど、衣玖も藍も橙も今回どーにもなりそうにないわね
・・・映姫に声をかけてみましょうか」

・・・

バタン

天子「天子だけど、居る・・・?」

小町とそのパートナーが寝具の上で絡み合っている、あの三人に加え小町もか…と思ったが

小町「なんだい?狩りなら私は大丈夫だよ?」

天子「そう?そういえば相棒と仲良かったわね」

小町「あぁ、で、映姫様ならこの場に居れなくなって集会所に居るんじゃないかな?」

天子「そうね…じゃあ水中装備着てあとで集合ね、シャワーの時間位は待つわ」

小町「ん~…もう一声いいかい?良い所でさ」

天子「・・・あ~もう///好きにしなさいよ!!」

・・・

~集会所~

天子「…ん?」

・・・

???「へー、その体で私の風に耐えるんだ?すごいね」

文「生憎そういう力の扱いには慣れてるんですよ」

???「ふーん…でさぁ、こっちも仕事中だからそろそろ帰ってくれない?」

文「そのお仕事とやらで沢山の社や封印が燃えて大変な事になってるんですよ?知ってます?」

・・・

天子「文も本土空襲ステージやってるのね…」
(私はこのB-29タイプの後の護衛機に負けたっけ…思えばリベンジに策を練ってたら知らせが舞い込んだのよね)

村紗「どこまで行くと思う?」

天子「私としてはこの後で負けて欲しいわね」

村紗「やっぱり?」

<ピチューン

天子「・・・みえみえの焼夷弾食らったわね」

村紗「あー…多分舐めてたんだろうね、この失点は痛いかなー」

天子「…貴女、暇?」

村紗「ん?うん」

天子「ラギアクルスに行かないかしら?決定権はないけど」

村紗「なんだよぉ、まぁ確かに気になってた相手だから願ったりだけどさ」

天子「そういえば映姫知らない?」

村紗「料理頼みに行ったからもうそろそろで…噂をすれば」

映姫「あら、私に何かご用ですか?」

天子「ラギアクルスに行きましょう?」

映姫「そうですね…わかりました、スペカを用いればきっとイケるでしょう」

天子「決まりね!・・・お腹すいちゃった、私も何か頼んでこようかしら」

・・・

天子「やっぱりギガントミートよね…」

映姫「あ、今良い所なので後ろから回って下さい」

天子「なによ…!」

・・・

???「で?みすみす不確定要素を逃がすとでも?」

文「ああもう!こんな事してる場合じゃないのに!」

???「だから後は任せてって言ってるでしょう…わかりました、私の残弾はたっぷり残ってるから…」

文「ええ、遺恨の無いようやりましょう」

・・・

天子「?!」

天子の知らない娘がいる、もしや護衛機を突破したのか…

村紗「特定条件で出るエクストラボスみたいだよ」

天子「なるほど…」

見た目(トランジスタグラマー)からは想像がつかないほどの加速力を用い
1ランク上の雷を操る、そんな相手に文はよく戦っている

天子「再戦した時はコレとやりあう可能性があるのね…」

村紗「ん?髪の色は違うけど、私が乗ってきたサクラに似てる…いや、彼女より軽快そう?」

天子「遭ったことあるの?」

村紗「うん、文と競走したのさ、結果見てなかったけど引き分けだったよ」

食べつつ観戦する、結果はエクストラボスの勝利だった

天子(…次は他のステージにしようかしら)

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某ネトゲの大和と戦ってました
上で表記されてる兵器娘との模擬戦も大体あんな感じです
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~孤島~ :海岸:

天子「ここまで歩いてきたけど…陸地には居ない様ね」

村紗「相手の有利な地形か…やっかいだなぁ」

映姫「言っても仕方ありませんよ、潜りましょう」

小町「一応カラダ解しておきましょうよ、攣ったら事ですよ?」

映姫「…一人で出来ますから小町は触らないように」

小町「えー?連れないですよ映姫さまぁ~」

映姫「ならばそのいやらしい手つきをどうにかしなさい」
(予め拒否しておけば無理強いの罪で裁けますが、性欲自体は罪じゃない上
そこに相手が気持ち良くなって欲しいという想いがあると裁けないんですよね…)

・・・と、そんなやり取りをしつつ数分ほど解し、海に入る
付近には居なさそうだ

村紗「ラギア自体は遠くない場所に居るね、エピオスが騒いでる」

だとすればこの先の深くなったエリアだろう、意を決して乗り込む

天子「む・・・・」

かなり遠くに居る、マグロを食べていて気付いてないようだ、もしくは意にも介していないのか…
奴は前より大きく、プレッシャーが強くなっている
こちらが強くなっている間、相手も手を拱いていた訳ではないようだ

村紗「ねぇ、本当にアレとやりあったの?スペカ無しで挑むとか即Uターンしたいんだけどさ」

天子「事前情報無しでもある程度戦えたのだから事前情報があれば大した事無いわよ
それに藍の負傷が無ければ結果は随分違っていたわ」

嘘は言っていない、ある程度の範疇ではあるし、藍の他に誰かが大怪我をしてたかもしれない
下手したら全滅もあり得た話

小町「どうする?今なら私の能力で奇襲も出来そうだけど…」

天子「…じゃ、おねがい、その後すぐに戻って」

   ザスッ

小町「んなっ?!」

首から背中にかけて斬る…が、あまりの硬度に自慢の大鎌がラギアクルスの鱗を滑る
どうやら鱗部分は村紗の打撃以外碌に通らなそうだ
追撃はせず能力を使いすぐに天子達の元に戻る

小町「ちょっと痺れた…あんなに硬いなんて聞いてなかったよ?」

天子「色恋沙汰に現抜かして手入れを怠ってたんじゃないの?仕方ないから刃の通る所を探しなさいよ」

小町「ぐ…」

無論手入れはちゃんと行っている、が、この中の攻撃の要が通用しないとあれば士気にかかわる
今は口八丁でお茶を濁すしかなかった

そして天子達に気付き、吼えるラギアクルス、大海の王との再戦だ

相手は身をかがめ、バネのように急突進する
狙いは気持ち前に出ていた天子だ

天子「くっ!」

ガリガリガリガリガガガガガガガガガッ

剣の腹でそのホームに雪崩れ込む特急列車の様な突進を躱す
被弾でもしようものなら天人の身体でも無事では済まない

映姫「大丈夫ですか?」

天子「なんとかね…」

傷こそないが一時的に握力を失う
こんな方法で躱していれば武器はもとより身体が持ちそうにない
そして反撃に弾幕を展開するがまるで効いてる様子が無い…いや、大型弾が多少のダメージにはなってるが
一向に怯む様子が無い、このクラスの相手には荷が勝ちすぎるようだ

弾幕のお返しにとブレスを返す、速度自体は以前と変わっていないので難なく避けれるが
威力はさらに上がっているようだ、もし被弾すれば戦線復帰は当分先になる

村紗「ならばこれはどう?!『道連れアンカー』!!」

巨大な錨がラギアクルスへと突っ込む、効果的なダメージを叩きだしているのが解る
・・・しかし

グゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!

怒り状態へ移行した際の咆哮、その衝撃でスペカが無効化された

村紗「えぇっ?!そんなのアリ?!」

小町「ボムじゃあるまいし…振出しに戻ったようだよ、歓迎したくない形で」

怒り時の機動力で容易に詰め寄り、食らいつく
標的になったのは村紗だ

村紗「えぇいっ!!!」

寸での所で躱し、いなす、ただし集中力に体力が欠ければすぐに食らいつかれる

当然三人も黙って見ていない、注意を逸らすため攻撃する
特に天子が目覚ましい、成形炸薬弾よりヒントを得て完成した
水中でも扱える緋想の剣だ、貫いた後内部より高熱を発せれば水蒸気爆発は起こらない
無論以前の戦闘による慣れが攻撃チャンスの増進に最大の貢献をしている
映姫、小町も勇敢に挑むが、一歩遅れる事が多く、
防具の上で済んでいるがジワジワと損傷が増えている

この応酬で胸部の甲殻を剥がすことに成功
頃合いと見て一時撤退の合図を出す

モドリ玉…は温存し、小町の能力で無事キャンプに帰還した

村紗「はー…はー…ひー…」

着くなり簡易ベッドの上に横たわる村紗、打ち身や傷の上ではスペカを使用した彼女が一番多かった
兵器娘によりすぐに応急処置が施される、更に防水テーピングによりまだまだ戦力になりそうだ

小町「はぁ…とんでもない…ねぇ…藍がやられるのも…わかったよ…」

映姫「ふぅ…さしあたって…はぁ…このあと…ふぅ…どうします?」

この二人は防具こそささくれているがスタミナを多少失っただけで済んでいる
防具のチェックを済ませればまた出れるだろう

天子「う~ん…罠…いってみる?」

映姫「そうですね…ただ、水中となると痺れ罠…ですか」

雷光蟲は効果薄そうなので神経毒系、従来のゲネポスの牙タイプに加え、麻痺袋も使った改良型も持ってきた
…が、生産ラインに乗れてない貴重品な上、合成に特殊な機材が要るから現状一人1個の代物である
ちなみに落とし穴はヤマメの糸を使った従来より強力な物だが、本人のその場で出した糸には劣る。

天子「先に牙の方から使いましょ、止めた隙なら吼えられないからスペカも通用するわ」

作戦は決まった、全員呼吸を整え、移動する

海岸に移動する、沖に向かおうとしたその時

映姫「ちょっとまってください」

天子「なによ?」

映姫が制止をうながす

映姫「ラギアクルスは上陸もするのですよね、この辺りに罠を仕掛けませんか?」

村紗「一理あるね、油断した時とか効果が大きそうだ」

天子「・・・じゃあ、私と村紗が持ってきた罠を仕掛けさせてもらうわ」

映姫「ええ、解りました」

小町「むぅ、結構重たいんだよねぇ」

天子「だからこそ、よ、攻撃の主体は今回私になるし
村紗はスペカで注意を引いてる、かといって4人が仕掛けたらこちらも身動き取れないし
まだ余裕がありそうだからね」

村紗「ま、悪いね」

小町「いんや、納得したよ、じゃあ沖の方を見張っておくから」

マグロの死体に偽装した罠を二個ほど仕掛け、落とし穴もかけておく
上陸された場合の準備も万端だ

・・・

『一人は3度目となるが、懲りずにまた来たのか…』
呆れとも取れる表情を見せ、向かってくる
休憩時間によって怒りが収まったようだ、精度こそ高いが威力は低くなっている

小町「この硬さはなんとかならないかねぇ?すぐ刃が欠けっちまうよ!!」

映姫「この相手を狩れば爪や牙で強化でき甲殻を穿つ事が出来ますよ、小町」

小町「そういう装備が今欲しかったんだけどねぇ…」

ガカァンッ!
切り返し体当たり、直撃こそ避けたが武器に直接ダメージがいく

村紗「大丈夫かい?」

映姫「…出来るなら、今すぐ帰りたいですよ…少し距離を取ります…」

天子(・・・)「わかったわ、貴女の分まで攻撃しておくから」

村紗「しょーがないやね…」

・・・

村紗「どっ・・・せい!!」

錨の打撃がラギアクルスの額に直撃
朦朧状態になり動きを止める

天子「小町!私と村紗を連れてコイツから離れて!!」

小町「!!わかった!」


映姫「審判「十王裁判」 !!」

光の波がラギアを襲う、防ぐことも避ける事も出来ず攻撃をマトモに受ける
が、仕留めるまでは至らなかった、硬さもさることながら今までとは一線を越えた体力だ

激昂したラギアクルスの目標は完全に映姫に移った、岩陰に居る映姫をみつけ、突進する…が

グォオオオオオォォッ?!

わざわざ岩陰に位置したのは痺れ罠を設置するためだ
戦線を退き、気絶させるまで此処に罠を仕掛け、気を窺っていた

小町「死歌「八重霧の渡し」!!」

天子「要石「カナメファンネル」 !」

村紗「転覆「沈没アンカー」!!」

畳みかける様なスペカの集中砲火
今までの相手であれば確実に生きてはいない
が、角が欠け、爪が折れたもののまだ命を奪うに至らない

村紗「え…えぇ…?」

天子「呆れたわ…天界の桃でも食べたのかしら?」

小町「だとしたら悪いのは天子って事になるよねぇ?」

しかし、襲ってはこない、海岸の方へ悠々と移動する

天子「・・・!」

初動こそ遅れたがすぐに後を追う、が、誘っている可能性もあるので
付かず離れずの位置を保持する

天子はこちらが疲弊してる可能性を考え、休息を取るべきかとも考えた

小町「…どうしたんだい、天子?」

天子「…考えを纏めてただけよ、すぐに行くわ」

沿岸付近に到達した、罠が功を奏し絶好のタイミングでラギアクルスが痺れ罠にかかる

当然集中攻撃を仕掛ける…と言いたいところだが
威力、範囲的に4人が共同して使えるスペカはなく、せいぜい二人が限度だった

天子「小町!合わせなさい!『気性「勇気凛々の剣」』」

小町「おっと、『薄命「余命幾許も無し」』」

二人の刃は尾を切断し、かなりの部位に損傷を与えた
この戦闘、終わりはすぐそこだが手負いの獣の怖さもまた然り
休憩をやめ完全に倒す事に集中したラギアクルス、最後の砦となった

グゥウウウウウウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォッ!

・・・

天子「ぐっ・・・この…っ」

爪が折れて裂かれる事は無いが裏拳をまともに受ける形となる
相手の速度は変わっていない、こちらの動きが鈍りつつある
それでも天子はまだマシな部類だ、周囲に気をかける暇があるのだから

村紗「ふっ・・・はっ・・・」

牙により村紗の腕防具はボロボロだ、ああなってはもう修理も出来ないだろう
頭突きも幾分か食らい、威力も落ちている

小町「こっ・・・のぉ・・・倒れろってんだよ!」

電気を帯びた体当たりにより今一番危険な状態だ
スタミナはあるが武器の接合が緩み戦力として正直期待できない

映姫「はぁ…ハァ…」

逆にスタミナとして怪しいのが彼女
直撃コースならお迎え(キャンプ移送)が来るだろう

が、もう策は無い、そして、相手もブレスの度に血を吐き、
身体を捻らすごとに血を撒き散らす

お互いの悲鳴、うめき声が交差する
もはやもうここでは退けない戦いとなっていた

そして、この一撃が決定打となる
自棄になった小町による背部への柄殴り
背部甲殻が壊されバランスを崩し横転する

皆、最後の力を振り絞り、装甲が薄い腹部甲殻を穿つ

断末魔の悲鳴を上げ、動かなくなり、ゆっくりと…ゆっくりと海底に沈んでゆく

死闘を制し、勝ったのだ

武器を放り、近かった者同士、天子と小町、村紗と映姫同士で抱き合い、喜びを分かつ

・・・
ひとしきりはしゃいだ後、剥ぎ取るために近付く
動かないのを確認し、剥ぎ取りナイフを突き立てる

映姫「あはは…力が入りませんよもう…」

小町「あたいは今になって目が霞んで来ました…一旦戻ったらこの目は当分戻らないでしょうね…」

村紗「し!慎重に剥ぎ取ってよ?!」

天子「全く…気持ちは解るけど・・・ん?」

異質な手応えを感じる、切開し摘出した

村紗「わぁ・・・!」

映姫「美しい玉ですね…」

小町は必死に目を擦っている

噂に聞く海龍の蒼玉と言うものだろうか、天子は大切に保管する

映姫「ん…この鱗も別格ですよ…?」

これは聞いた事が無い、帰ったら調査してもらうべきだろう

村紗「甲殻も鱗も今までとは断然違うよ、こんなのを纏ってればそりゃあ苦戦するよね」

小町「肉も相当な物じゃないかい?触れただけでも別格って解るね」

こうして宝の山を持ち帰り、この戦域を後にする

帰還し、ともかくご飯にする
小町の言うとおり、そのラギアクルスの身は旨みが凝縮し、絶品だった
とはいえ協議の結果赤身部位等は後回し、足の早い内臓から先に食べることになった
単純に炭火で焼くバーベキュー式だ

天子「・・・!?!」

目を丸くする、言葉が紡ぎだせないようだ

村紗「口が幸せ…今死んでも良い…」

小町「あんたもう死んでるだろう?いや~でも凄いですよ!
コレが仕事の後食べれるならあたい休憩返上で働きますよ!ね!映姫さま!」

映姫は燃料の墨とそこにあった葉っぱで字を書く…

『今話しかけないでください、口を開けたくありません』

…と大賑わい、今日こそはとばかりに最上位のお酒を頼む

運悪く橙と妖精3人が物欲しげに近付く、映姫が一口だけ、と肉片を渡す
当然味覚が支配されるが続きは断固として貰えない

橙は藍に泣き付き妖精三人はこれほどの肉を狩れるよう意気を燃やす
米俵にも匹敵する量の内臓は4人によりほぼ全て平らげられた
幸せの中各々がベッドに入った

・・・翌日・・・

天子「ふぅ…昨日は色々凄かったわ…」

同室の衣玖にポツリ呟く
が、相変わらずあっちは衝立の向こうで凄い事になっている
声が届いてるかも不明だ

軽い溜息をつき部屋を後にし、個人倉庫を確認する
兵器娘によりさらに分解された素材が追加されていた

天子「ん?」

宝玉みたいなのがある、が、昨日の物は入れていない筈…
確かに美しいが昨日の物にしては…ポーチから取り出し比較するがやはり別格だ

天子「どういうことなの?…はぅっ!!」

今頃になって戦闘の痛みがぶり返す
改めて被弾箇所を見れば哀れなほど赤く変色、一部は紫にもなっている

昨日の食事は美味しすぎて鎮痛剤をも凌いでいた
…というか、天人はじめ幻想郷勢に下手な薬は効かないので悩みの種である
流石の永琳も素材不足だけはどうにもならない

天子「診て貰おうにも鈴仙は衣玖みたくなってるし…仕方ないか」

このまま宝玉の事を聞きに行く、行先は魔理沙のパートナー、ハンコックだ

・・・

ハンコック「結論から言うと、こっちは海竜の蒼玉ではないわ」

天子「え?」

より美しい方の玉を指し、こう言い放つ

ハンコック「貴女達にとってもっと大事な物よ」

と、言い終わるや否や空間が裂け、紫がやってくる

紫「はぁい♪」

だいぶ関係は改善しているが、まだ友と呼べる間柄でもない

天子「あら、あなた見学?」

紫「そうじゃな…凄い格好ね」

天子「ええ、とんでもないのとやりあったわ」

さりげなく傷を指す

紫「いえ…恥じらい的にどうなのかしら?」

慣れているが天子は海村のノリで服を着ていない
寒冷期でも服を脱いでいて快適だったのだ、温度が上がりつつある現状
下手な着衣は忌避対象ですらあった

天子「…貴女も3日居れば解るわ、見学でないならからかいに来たのかしら?」

紫「はずれ、用があるのはこっちの事よ」

美しい玉を指す

紫「見立てだと、幻想郷に還る為の鍵となっているわ」

天子「えっ?!」

紫「・・・とは言えこれだけだと封印解くのに全然足りないけれどね
一歩前進したことは褒めてあげる」

天子「…そりゃあどうも」

紫「上位をも超越する存在の内、1体が持っている、とまでは判別してたけど実物見るのは初めてよ」

天子「へぇ」

紫「ところで、狩ったのは他に誰が居るのかしら?」

天子「村紗、小町、映姫よ」

紫は頷くと改めて向き直り頭を下げる

紫「ありがとう、改めて感謝しますわ」

面食らったのは天子だ

天子「や、やめてよ、こっちが恥ずかしいわ全く…」

紫「ふふ…じゃあ、その三人にも謝意を伝えてくるわ」

天子「あ、まって!」

紫が立ち止まる

天子「…特別に絶品の肉を分けるわ、今度海を見つつ飲みましょう?」

紫「…楽しみにしてる」

・・・

ザプン

天子「あ…改めて沁みるわね…」

映姫「あら、こんにちは」

天子「ん、私達だけ?」

映姫「村紗は本格治療、小町は武具の改良に寒村へ移動しました」

天子「そう…映姫の具合はどうなのよ」

映姫「手首が痛み握力にも支障、あとは腕と大腿部の打ち身で済みましたよ
…ええ、今思えばこれくらいで済んでよかった」

天子「大腿部…?ああ、フトモモね」

太腿部分が赤黒く腫れている、兵器娘らによれば骨折は無く、自然治癒で良いとのこと

映姫「そっ、そんなマジマジと見ないでください!」

それもそうだ、バッチリ秘部も目に映っている

天子「あら、ごめんあそばせ?」

しかし、言葉と裏腹に目が離せなくなった
秘部を隠せば上半身に、後ろを向けば臀部に視線が移る
今や海村は治療中の二人を除き幻想郷滞在組全員発情状態
おのずとジワジワと影響を受けていた

映姫「は、離れましょう!海水治療は大事ですから出る訳にもいきませんし!」

その一喝で少し我に返る

天子「そ、そうね…」

が、他に気を紛らわせる方法が無い
無意識に映姫へと視線が移る
向こうも同様のようで明らかに天子の身体に目をやり、首を振って視線を逸らす
…が、三十秒もしない内また目が向いてしまう

天子(衣玖を見ても気持ちよさそうと思ってたのよ…
ちょっとだけ…なら…いいわよね?交渉してみようかしら…)

映姫(小町の行為も笏が反応しなかったし…合意の上なら罪はないんですよね…
正直羨ましかったし、あの死闘を一緒に潜り抜けた相手ならば…)

どちらともなくお互いが少しずつ、少しずつ歩み寄る
気付けば心音が聞こえるほど、影が重なるほどに近づいていた

==========================
※R-18表現アリ
==========================

天子「太陽の下改めて見ると凄い生傷ね」

軽い重いが混ざり合い大げさに言えば迷彩柄にも近くなっていた
乳房も含めまじまじと見つめる

映姫「ほ、本当に薄氷の勝利でしたから…」

改めて顔が赤くなる映姫

天子「落とし穴が使えなかったのは痛かったわね、あっちのほうが効果高かったのに」

映姫「私見ですが、二度目の痺れ罠による攻勢が無ければ上陸してたかもしれません」

天子「ふー…だったら休憩なしの進撃は失敗だったかもしれないわね」

映姫「戦闘の流れもありますしなにより経験は積めましたからあながち悪くは無いですよ…?」

天子「ん・・・ありがと」

 ん…ちゅ…れろ…

映姫「ぷは…貴女も最近丸くなってますね」

天子「ここに来て貴女も随分変わってるわ、覚え違いじゃなければ四季様って小町は呼んでたはずだけど
その辺も関係あるのかしら?」

映姫「どうでしょうね…ええ、紫と違ったまた異質な灰色にであって…」

れちゅっ…

映姫「ふあっ!!」

天子が映姫の乳房に吸い付く、軽い悲鳴と共にビクッとはねる

天子(試しに吸った衣玖のと違って吸いにくい…けど、やっぱり乳房は乳房ね)

映姫「い、痛いです、歯を立てないでください…っ」

れろ、れろれろ、ちゅうぅうっ

映姫「あふぅっ!」

乳首を舌で転がし、吸いたてる
息が荒いのも顔が赤いのも、この日差しの所為では無さそうだ

天子「すごいじゃない、おっぱいの感度、すぐに硬くなった」

映姫「ば、バカ言ってないでください!」

天子「相手は誰なの?小町?」

映姫「…」

天子「…パートナー?」

映姫「・・・・・・・デス・・」

天子「ん?聞こえなかった」

映姫「自慰ですよ!小町の陰でコッソリやってました!!
き、聞きたい事はそれだけですか!?」

天子「…ん~、自慰は何処をどんな具合に?」

映姫「乳房や…アソコを弄る程度…」

天子「じゃあ、ここはまだなのね?」

くにっ

映姫「うぅっ!」

天子の指が淫核にそっと触れる、少し苦しそうに呻く映姫

天子(あー、まだ慣れてないか…)「私に任せて貰って良いかしら?」

映姫はコクリ、と頷き、応える

天子(正直実践はそこまでじゃないのよね…)「えいっ」

むきゅ

映姫「あうっ」

皮をむき、淫核が外気に晒される

天子「じゃあ、このまま少しおいといて…」

乳房を再度弄る、今度は両手で乳首を重点的に
天子の指によって乳首が踊っているようだ

映姫「ん…はぁ…」(自分でやるのと全然違う…小町が現を抜かす筈ですよ…)

20分程の愛撫後に股間へ手をやる

天子「脚開いて、腰浮かして…?」

映姫「は、はい…」

この真昼間、日差しも強い中に股間をマジマジ見られる羞恥心は今までにない
事前に乳房へ愛撫せず、一時的に頭が呆けていなければ拒否してただろう

ちゅぷ…

膣内に指を一本入れる
どうやら入れた事は無いらしく顔に驚きと羞恥が入り混じる

天子「あとはこの指を…」

ゆっくりと優しくクリトリスに塗りたくる、言わば自己生産ローションだ

天子「だいたい準備できたわ、覚悟は良いかしら?」

完全に観念し、身を委ねる

ひたすら愛液をクリトリスに塗りたくり、その刺激が急激に映姫の陰核を慣れさせる
結果、ある程度の刺激であれば快楽として判断できるようになった

天子(今後肌を重ねるなら…おいおい慣れさせていかないとね、今回だけじゃ難しいわ)
「今度から自慰のとき、ココ触ってみなさいよ、慣れると一番気持ちいいわよ」

映姫「は、はいぃ…」

天子(さぁて、どうしよ…膣も生娘っぽいしイかせるのは後かな…そうだ!)
「じゃあ、また中に入れるよ、もっと脚、開ける?」

映姫「ここだと…あの木陰のあたりで」

木陰には寝そべるのに丁度良いスペースがあった
そこに仰向けになり、カエルの様な姿となる

天子「なかなか…いい格好じゃない、いくわよ…?」

ちゅぷっ…くちゅ…

指二本でもかなりの締め付けがある、が、濡れているので進むのは問題ない
そしてクリトリスの裏側に指が届き、中指の腹で刺激する…

映姫「はひぃいっ!!ちょ、ちょっと待ってください…」

天子「だめ、もう少し我慢して~」

映姫「こ、怖いんです…!こんな、初めての感覚…」

指が締まる、愛液がどんどん溢れる、聞いたとおりだ
イヤらしい音が周囲に響き、顔を真っ赤にし涙目になりながら耳をふさぐ

五分後、弓反りの形になり愛液を噴射する
完全にイったようだ、天子の指には濃くなった愛液がこびりつく
満足そうにその中指を自分の口に、人差し指を映姫の口に入れ、舐めさせる

・・・

映姫「はぁ・・・ふぅ・・・」

天子「どうかしら?」

映姫「ええ、まさに天にも昇る気持ちでしたよ
では、次は私の番で…」

天子「ちょ、ちょっと待って!」

映姫「…?」

天子「いや、これよ」

映姫の掌を掴み、見せる

映姫「…どういうことですか?」

天子「爪さ、これだと痛いから…」

よくよく見れば天子の爪は深爪ギリギリで丸く切ってある

天子「中に入れるんじゃないなら…ど、どうぞ?」

そして顔を赤くしつつ胸を張る
頷いて乳首を口に含む映姫

天子「うっ…こ、こら、歯、痛いって」

映姫「も、申し訳ありません」

自分がやるとなると本当に加減が難しい
コツをつかむのに幾分かかかる

天子「は…っ、うん…そうそう、それくらいが甘噛みで気持ちいいわ…」

ゆっくりと、しかし確実に天子の乳首が勃ってくる
乳輪全体も引っ張られ実に口に含みやすい

慣れてきたので強めに噛んでみる、が、勃ってくればある程度の刺激は快感になる
その痛気持ち良さに天子も満足してる様だ

しばらく赤子のように口で弄り倒す

天子「…そろそろ、アソコに…いいかしら?」

段差の上に登り自らシェルピンクの股間を晒す

映姫「ど、どうしましょう・・・?」

天子「ゆ、指を中に入れないなら好きにしていいわよ」

映姫「はい…んっ」

くぱぁっ・・・

天子「!!!!」

淫唇を開く、中まで丸見えだ

映姫「す、すごい、ヒクヒクして…あ、奥の方が開閉してて喋ってるみたい…
潮の匂いに混じって貴女の匂いも…」

みるみる顔が赤くなる

天子「ば、バカ!実況しなくていいのよ!コラ!匂いかいじゃ駄目だってば!」

映姫「こんな機会初めてで…あ、キュウって締まりましたよ?愛液も…」

天子「ばかばかばかぁああああ!!」

羞恥&言葉責めにより反応する陰核
勃起したそれを映姫はおっかなびっくり触れる

天子「ひぅうっ!!」

明らかに凄い反応、どんどん好奇心が反応する
クリトリスに対しクンニを開始した

天子「そ、そんなのって…あふぁあああっ!!」

念の為吸う、舐めるに絞って痛くしないように刺激する
それで十分だった。

言葉にならない嬌声を上げ、果てる

・・・

天子「・・・」

映姫「おまちどうさま!そう臍を曲げないでくださいよ~」

冷たい飲み物を持って映姫が現れる
あの後に完全に好奇心に負けた映姫は無抵抗になった天子を連続絶頂させていた
飲み物を受け取り一気に半分ほど飲み干す

天子「…はぁ、そりゃあ指入れなければ何しても良いって言ったけど
こともあろうに連続5回は限度があるわよ」

映姫「ほ、本当に申し訳なかったです!」

天子「…ま、いいわ、今回だけは許してあげる、その代わり…」

映姫(う・・・)ドキッ

天子「また、付き合いなさいよ………初めてにしては上手じゃない」

映姫「…わかりました♪」

ちゅっ・・・んちゅ・・・れろ・・・

・・・

狩りに出ていた班が帰ってくる、砂原にて上位との戦闘をしていた
防具に熱がこもってたようで脱ぎ散らかし海に走る影がある

魔理沙「あーあっちぃなぁ!…お?珍しい組み合わせじゃんか」

天子「ああ、魔理沙ね、どう?そっちの首尾は」

魔理沙「いやぁ、敵も強かったけどおおむね順調!ただなぁ、見てくれよこれ!」

太腿および腕に痣がある

天子「何やったのよ?転んだの?」

魔理沙「ご挨拶だぜ、まだ武器に慣れてないから反動酷くってさー海洋治療に…」

魔理沙の股間に一点集中する視線がある

魔理沙「…な、なぁ、映姫、そんなにまじまじ見られると同性でも恥ずかしいぜ…」

映姫「あっ、し、失礼しました!」

慌てて沿岸に視線を逸らす

魔理沙 ヒソ なぁ天子、何があったんだ? ヒソ

天子「ま、タイミングが悪いのよ、気にしないで置く事ね」

遅れて咲夜が入ってくる、丁寧に防具を置いているようだ

咲夜「何の騒ぎよ」

魔理沙「わりぃわりぃ、何でもないよ」

・・・食堂・・・

魔理沙「そうそう、知ってるか?今度から新番組が始まるそうなんだ」

天子「何をやるのかしら?」

魔理沙「元実戦を基にしたサバイバル形式戦闘と言ってたな、
仲間と拠点を守りつつ、何日生き延びれるかってモノらしい
聞いた話によれば一番難しい物を選んだとか…」

天子「ふーん…」

テレビには幽々子、妖夢、加奈子に諏訪子が出ている
見た事無い街並みの…廃墟が広がっている

魔理沙「大連続狩猟って形式の狩りに対応させたものだって聞いた
今回の件で手が足りなくなって一回で何頭も狩る必要が出たとか…」

天子(そういう場合は兵器娘が出張る筈じゃ…なぜこのタイミングで・・・・
あぁ、そうか、この前のラギアクルスみたいなのに対応するにはそれくらい出来なければ…って事ね)

映姫に目をやる、大体同じ考えのようだ

映像が始まる、彼女たちの隣で天空に向かって大砲が火を噴く
どうやらコレは味方のようだ、空では大軍勢が隊列を組んで爆撃を行っている

下には1945年4月、ベルリン攻防戦と書いてあった

==================================
空には加奈子に諏訪子、地上では幽々子に妖夢が当たる事となったようだ
弾幕によりまた1つ、また1つと撃破してゆく
兵器娘は当時の力を反映しており弾幕戦と比較し遥かに弱くなっている(撃破扱いになると退場する)
が、その数が尋常ではない、特に地上は軍兵魂札を使用したソ連兵士が防衛目標のベルリン包囲をはじめ出す
当然止めようとするが幾ら撃っても大きな湖を泳いでいるような手応えしかない

幽々子「妖夢、一度こっち来て手伝いなさい、反魂蝶でも処理しきれない物凄い数よ」

妖夢<<そ、そうしたいのは山々ですが…私と共に西の防備をしてるびー(B)軍団がもう支えきれません!
これ以上崩れると空襲がさらに激しくなってしまいます!>>

諏訪子「はぁ、空が片付いたから応援に…って何コレ…地上が人間と戦車で埋まってるよ?!」

加奈子「!二人とも下がれ、砲撃が来るぞ!!」

===================================

魔理沙「じょ、冗談だろ?」

天子「…確かにこれは…けど、この趣向は面白いわね、やりやすさは難易度によるんでしょう?」

咲夜「…」(絶句している)

映姫「この辺の裁判は物凄く疲れたのを思い出しましたよ」

この数時間後、妖夢が対地攻撃機に巻き込まれ、そこでゲームセットとなった
今後の放映は基本的にダイジェストになるそうだ

・・・明後日・・・

霊夢「今日は何か狩るわよ」

天子「いきなり何なのよ…」

必死な形相で言い放つ霊夢、引く天子

霊夢「毎晩毎晩三人の相手とか…もう限界よ、今日こそは狩りと言う名の休暇を貰うんだから」

天子「それはそれで良いけど…今は人手不足で素材収集には裂けないと聞いたわ
寒村の方も古龍ってのが現れて対応に注力してるし援軍はなさそうよ」

霊夢「ええ、だからなるべく狩猟時間がかかりそうな相手をね」

いつも気絶まで行くので睡眠状態は良好だ、むしろ運動不足になってしまう

咲夜「だったら良さげなのがあるわ、一緒にどうかしら」

霊夢「渡りに船ね、天子は?」

天子「ん~、そろそろ出るかな、あまり兵器娘に借りを作るのも癪だしね
咲夜、あとは誰か居るの?」

咲夜「いいえ、魔理沙は三妖精と組んで上位狩猟に出ました
ちなみにコイツも上位なのですが、少々勝手が違うようで…」

天子「それは後で聞くわ、ちょっと待って、映姫呼んでくる」

そういうと小走りに小屋へ行った

霊夢「ラギアクルスの一戦以来であの様子…デキたわね」

咲夜「…///」

霊夢「赤いディアブロス?!」

咲夜「事前調査の結果、相当にタフな個体のようで…
二個大隊で狩猟しようと試みたものの返り討ちに合い敢え無く撤退したようです」

霊夢「それを4人でやれって言うの…?」

天子「新番組基準で言えば私たちは軍に真っ向挑めるだけの戦力らしいから…イケるんじゃない?」

ただし、敵弾が当たらなければ、と言うのが前提
流石の鬼もマッハ5で落ちてくる4t近い爆弾は耐えられないそうな

霊夢「…むぅ、まぁいいわ、こっちだって新防具があるし丁度良い練習相手よ」

映姫「まさかこのまえのラギアクルスが上位の上、G級相当と言うのも驚きましたが
霊夢が余剰素材の競り合いに勝つとは思いませんでした」

霊夢「ここだとお金持ちだからね、私、と言うかそうでもしないとスタートが遅れてる分取り返せないわよ」

咲夜「私は時間停止でなんとか回避します」

天子「場所は…砂原ね、まぁ楽しんでいきましょうか」

・・・砂原・・・
~テント~

あいかわらずジリジリ焚き付けるこの太陽、いや、心なしかもっと…

霊夢「前来た時より暑いわね…」

天子「そりゃそうよ、封鎖期間が冬で今春みたいなものだし」

映姫「ちなみにこの辺りは秋らしい物が無く夏に行ったらいきなり冬になるそうです」

繁殖→温暖→寒冷→繁殖…と続いていく

霊夢「あ~、この次は夏でもっと暑いのね…」

咲夜「今回の相手ですが…繁殖期の変異種の更に希少種…と考えて良いのでしょうか?」

天子「砂色の相手なら幾度かやりあったけど黒いのはまだないし、紅い甲殻なんて初めてよ」

霊夢「そもそもディアブロス自体初めてよ、どういう攻撃してくるの?」

咲夜「潜ってからの奇襲、突進、尻尾…の辺りでしょうか
もしかしたらこの相手は遠距離も持っているかもしれませんが…」

スジャータ(咲夜のパートナー)「事前偵察だと遠距離攻撃は無い、ただ仲間意識は無く豪い凶暴になってるとか」

咲夜「だ、そうです」

霊夢「ありがとう二人とも、じゃあ行きましょうか」

サボテンが点在する程度の地形を見て軽くため息が出た後、歩を進める

探索の為数十分歩を進める、そして異変に気付く

霊夢「…ちょっと、おかしくない?」

天子「ん?何よ」

霊夢「じゃあ天子、貴女ジャギイや虫、草食竜みたいなの見かけた?」

天子「・・・そういえば居ないわ」

いち早く気付いたのは以前に此処に来た際、クルペッコとドスジャギイ、そしてジャギイの群れに出くわし
かなりの辛酸を舐めたからである

映姫「だとしたらこの雰囲気の所為ですね、ピリピリと感じますよ」

咲夜「…この食い荒らされたサボテンなんかもそうかしら?」

霊夢「あら、天子の魚を食べた後みたいになってるわ」

天子「そうそう…って失礼な!私だって骨が無ければ綺麗に食べるわよ!」

映姫(今度は身を取ってあげましょうか…)「まだ樹液が乾いていない…近いのは間違いなさそうです」

戦慄を覚えつつ、改めて歩を進める4人、G級を下した余裕を諌めるほどの不安が広がっていた

天子「比較的涼しい場所はもう見たけど居ないわね」

霊夢「と、すれば熱砂地帯かぁ」

咲夜「液冷装置を稼働しましょう」

クーラードリンクの代わりに鎧の温度調節装置がある
携帯燃料にて動き、MHFの温冷ドリンクと一緒と見て良い

霊夢「はぁ、涼しい…ずっとつけっぱなしだといいのに」

天子「また遭難した時燃料切れて困るわよ?今回はロマンスも期待できなさそうだし」

そう、あの遭難以降開発し、付けられたものだ

霊夢「う…」(うぅ…こんな時なのにてゐを意識しちゃうじゃない)

咲夜「ロマンス?」

天子「ええ、大騒ぎの中霊夢とてゐがお互い全裸で濃厚にいちゃついてたと聞いたわ」

咲夜「?!ゴホッゴホッ!!そんな事が…」

霊夢「あーもう!魚の件は謝るから勘弁してよ!」

咲夜(霊夢の謝罪なんてまた珍しい…退屈しのぎにもう少し聞きたかったけどまぁ良いわ)

・・・

霊夢「な、何よコレ…」

リノプロスの巣がズタズタに荒らされ、血まみれになっている
生き残りは居ない
卵も容赦なく踏み荒らされ、その液体が足跡となって点々と続いている

天子「・・・流石に気分が良い物じゃないわね、でも…霊夢、見て?
こんな風にリノプロスの甲殻を平気で突き破る角を持つ、コレが今回の相手よ」

この辺のリノプロスは従来(下位)の物より頑丈だ
しかも甲殻部分はただでさえ硬い
が、障子紙の如く破られている

天子「私はともかく霊夢に咲夜…特に咲夜は気を付けた方が良いわ」

霊夢「・・・ま、それはそうとして肉と使える甲殻は剥いでおきましょ
まだ新しいとは言え念の為内臓は捨てるけど使えるものは取っておかないと」

映姫「ふふっ、霊夢さんらしい、ではこの辺りで見ています」

天子「手伝わないの?」

映姫「奴の縄張りと言うのは間違いないので長時間作業してたら来るかもしれません
ましてや相手は奇襲が得意なのですから」

咲夜「…それもそうね、私も見張るわ、歩くのもちょっと疲れたし」

ジュウジュウ…

天子「いや、何してるの」

霊夢「焼けた岩肌で焼き肉?細かい肉は持ち帰れないし」

天子「まぁいいわ、それにしても来ないわね」

映姫「まぁあくまで予測ですから」

咲夜(香ばしい匂い…調味料持って来ればよかった)

4つ並べた辺りで手を止める

霊夢「ま、そう時間はなさそうよ?」

天子「…巫女の勘?」

霊夢「そんな感じ、これ頬張ったら…」

・・・

あらためて緊張が走る
この状況では味など解らないが、スタミナの為摂取するのは良いだろう

霊夢「…あ」

咲夜「あつっ…でも良い焼け具合です」

霊夢「一番脂乗ってて狙ってたのに…」

2つ3つとカウントダウンのように取り除かれ、最後の肉片が除かれた…

ゴゴゴゴゴゴ・・・

映姫「砂が!奴です!!」

丁度焼肉に使ってた岩が吹っ飛ぶ

大きい、ティガレックスと違い高さもあるが凄まじい体格だ
角は炭のように漆黒、体躯は血のように赤い

天子「…!言い忘れてた!耳をふさいで!!!」

霊夢・咲夜「「?!」」

言われたとおりに耳を塞ぐ…その瞬間

高音と低温が入り混じる大音量が周囲に響く、周囲の砂が大きく吹き飛び
こんなのを立て続けに聞かされたら気を失いかねない

霊夢「あーもう!耳を投げ捨てたいわ!耳鳴りが酷い!!」

映姫「一時的とはいえ声が届かなくなっています、咲夜も同じ状況でしょう」

天子「くぅ…見た所間に合ったから安堵してたけどそれでもこれか…」

咲夜「わ、私なら幾分か平気です、この装備に一定の防音効果があるので」

天子「それは良かった、さぁて、どう戦うか…前やりあったのより二回りも大きいわよ」

映姫「もはや小山ですね、近接の私らだけだとどうなってたやら…」

鬱憤晴らしとばかりに遠距離攻撃を叩きこむ霊夢
一通りばら撒いて羽と尾の付け根、腹部が有効だと解った
背中はともかく正面は弾を弾き返すほど硬く、流れ弾が懸念された

霊夢「咲夜!狙うならお腹や尻尾の付け根よ、私と正対するよう動いて!」

咲夜「はい!」

霊夢は羽を中心に狙う、その威力と手数に目標を霊夢に定める
すると身体を向き直し尾と腹部がガラ空きになって咲夜の前に晒される
すかさず幾本ものギギネブラの毒を有したナイフを投げる

天子「…ほおって置くと取られるわね、策はある?」

映姫「今の所彼女らの射線を考え、私が角、天子は尾を側面から狙いましょう」

戦況は優勢で手応えはあるものの、その凄まじい生命力に圧倒される
現にまだ怒ってすらいない

霊夢「毒が回ってもこんなのって…大した生命力ね」

ラギアクルスよろしく、このディアブロスもスペカを織り交ぜないとどうにもならなそうだ

咲夜「埒が明かないわね、メイド秘技『殺人ドール』」

幾本ものナイフが突き刺さる、一歩踏み出した衝撃でナイフが抜け、血が飛び散る
これが怒りのトリガーとなった

いままで彼女にとって小生意気な小動物とじゃれ合ってる程度だったのだろう
周囲の高温の中発せられる凍てつくような殺気
威嚇に唾液と血液が入り混じった体液が口から洩れる

天子「コイツ…ラギアクルス以上…なの?」

映姫「海が殺気を緩和していたのでしょう、仮定ですが」

天子「なるほど…霊夢!気を付けて、ここから急に速くなるわよ!」

霊夢「わかったわ!」

軽くひと吼えした後に突進を開始する、その速さはもはやカタパルトのようだ

一気に彼方へ走って行ったが依然こちらに向けた殺気は変わらない

霊夢「あの質量であの速度、あの角を持つ体当たりなんて…」

天子「防具込みでもあれは私でももたないわ」

向きを変え、すぐさま走って戻ってくる

霊夢「わっぷ!」

付近を通ったが視界が砂でふさがれる

映姫「近くを通っただけで凄い砂…」

そして、視界が晴れた先には流血する咲夜の姿があった

霊夢「咲夜、大丈夫?!」

咲夜「小石が飛んできただけです、それも凄まじい速度で…」

防具に命中し表皮をかすった程度だが、タダの石が拳銃の弾ほどの火力はある
もしギリギリで避ける癖のある霊夢が防具新調しなかったらリタイアとなっていただろう

映姫「それも厄介ですが、この突進を繰り返されると攻撃手段が…」

また遥か遠くにいるディアブロス、遠距離過ぎると霊夢の銃撃も効果が薄い
しかも今度は知恵を付け、角を突き刺す事をやめ、角で砂をかきあげながら突進する
小石散弾と精度の威力が増し、突進中の付近はもう弾幕だ

咲夜は時を止め完全に距離を取ったが、霊夢はもろに受け
防具が受け止めたものの小石が食い込み鱗のようになっている
なにより衝撃が凄まじい、緩衝材込みで受けた方向が鞭で打たれたくらいの痛みが走り、涙が流れる

霊夢「じょうだんじゃないわよっ!壁際まで退きましょ!!!」

泣き叫ばないよう我慢しても痛い…と口から洩れ、涙が止まらない、四肢に影響がないのが不幸中の幸いだ

霊夢「もう!ただの小石と侮ったわ、あれはもう素直に結界使うしかないわね…」

涙声になりつつ悪態をつく、治療の事も考え湧水のある洞窟方向へ移動できた
さしずめ第二ラウンド、戦いはまだ始まったばかりだ

霊夢「・・・うん、粘着榴弾ならある程度効果はある、ただ主力の徹甲弾は弾かれて使えないから時間かかるわよ
短砲身の大口径銃なら良かったんだけど」

天子「こっちはこっちで暴れられるとどうにも…コイツはこんなに厄介なのね」

全く歯が立たない…訳ではないが決め手に欠ける
ディアブロスの方も有効打が与えられずスタミナ勝負となっていた

咲夜(この高温で動き回るのは堪えますね…時を止めて身体を整えないとあの角の餌食にされそうです
・・・・霊夢は大丈夫なの?)

映姫「霊夢、大丈夫ですか?」

霊夢「ん?あぁ、全身痛い、ひりひりする、防具の下を見るのが興味あるけど怖い」

映姫「そうではなく、体力が…」

日も昇り、サウナで喧嘩するような状態になっている
調節機構があるとはいえ装甲重視の鎧についてるのは未だ微々たるものであり
重さもあり体力、精神力が容赦なく削られる

霊夢「ん~、この程度ならまだ平気よ、今のてゐの足元にも及ばないわ」

映姫(あ…アレはアレで体力増進の役に立ってたのですね…)

天子(こんど覗きに行こうかしら?)

咲夜(こんな時と言うのに何を考えてるのか…しかしその余裕が今は頼もしい)

霊夢「…そうだ、お喋りながら戦いましょう!」

天子「どういうこと?」

霊夢「体力の損耗調査よ、普通の事で言葉が詰まったりしたら
体力や判断力に問題があるか解るわ、声が小さい場合も同様ね」

映姫「なるほど」

咲夜「温泉の我慢比べみたいですね」

霊夢「のぼせない内に皆で上がるんだからね!!じゃあ天子!恋人はいる?」

咲夜「い、いきなりなんて話題…」

天子「映姫よ!」

咲夜(即答しましたかぁ////)

映姫「か、隠す事ではないですが…恥ずかしいですよ!」

天子「映姫は私をどう思うの?」

映姫「今聞くのですか?!」

天子「ホラホラ、調査の為よ!それとも休む?」

映姫「!!おっとっと…、ええ!好きですよ!!」

尻尾が霞める、何だかんだであくまでも戦闘中なのだ

映姫「咲夜はどうなのです?!」

咲夜(お嬢様…と、言いたいところですが…)「それよりも!他にナイフが通りそうな箇所はありますか?
スペカを使おうにも弾かれては意味が無いですし!!」

天子「ひざの裏なんか弱そうね!ただやっぱり尾の付け根に集中した方が良いわ!
尾と言えば、中々切れないわね!!」

映姫「上手く傷が広がりませんね、信じられない強靭な体です!霊夢、角はどうですか?」

霊夢「ちょっとまってね!…目立ったヒビも無い!嫌になるわよ
酷使してるから折れやすいって聞いたのに嘘じゃないでしょうね?!」

天子「今までの個体は折れてたわよ!赤いのは別なのかしらね!?」

しりとり、百人一首(霊夢、咲夜が知らないので早々に断念)、昨日の献立…
かなりの会話を重ねて来てその間千日手の様な争いとなっていた、が

霊夢「…そろそろ退きましょ」

天子「わかったわ、どうする?モドリ玉?」

霊夢「いいえ、潜った後ケムリ玉で見失わせて後ろの洞窟に行くわよ」

咲夜「では、そのように…」

ボフッ

・・・

霊夢「追ってこない…かしら?」

映姫「低空飛行が幸いしましたね」

高空域だと他のモンスターを呼び寄せるイレギュラーが多くなるが
低空域なら幾らかどうにかなる、ただし気流、地形、動向その他で戦闘中はあまり使えない

天子「ゴクッゴクッ…ぷはっ、相手はどんな感じ?」

咲夜「デルクスに標的を変えたようで、文字通り惨殺していました」

天子「で、どうしてこっちに撤退を?」

霊夢「…」

ガチャ…ッ
鎧を外す、その裸身に無残な赤い斑点が残る

霊夢「ごめん、もう我慢できない…誰か鎮痛薬塗って欲しいわ」

映姫「では、私が…少し、沁みますよ?」

霊夢「…っ!!」

高速の石つぶてを防いだ際の細かな擦り傷が目立つ

天子「御札を使わなくなったなと思ったら…」

霊夢「激しく動いてたら汗出て来て、それがすっごくヒリヒリするのよ全く…あぅうっ!!!」

・・・

霊夢「ありがとう映姫、ずっと楽になったわ」

映姫「それは良いですが、秘薬には限りがありますよ?待っていても良いのでは?」

霊夢「…アレを一人欠けた状態で倒せるかしら?」

映姫「それは…」

霊夢「行きましょ、もう同じ手には…ちょっと待って…」

天子「?」

・・・

バガァアアアンッ!!!!

霊夢の居る洞窟オアシス地帯に真紅のディアブロスがやってきた
さんざんデルクスを弄んだ後、臭いを頼りにやってきたのだ

が、しっかり予見されていた
相手を補足するまでの隙を突き、麻痺弾を込めた陰陽機銃で攻撃を加える

身体の自由が奪われ、一時的に行動不能になるディアブロス

咲夜「殺人ドール!!」

映姫「十王裁判!!」

天子「非想非非想の剣!!」

霊夢「八方龍殺陣!!!」

完全に待ち伏せが決まり、形勢は大きく傾く、がまだ倒すに至らず
予断を許さぬ強敵であった

・・・

この区域は適度に狭い上日陰なのでずっと優位に事が進む
しかしそれ故に精神疲労がずっと高まった

「不死身ではないのか?」

そんな疑念が頭を過る
傷は増えている、血も出ている、なのに一向に弱らない

ガァンッ!!!

映姫「!!!」

尻尾の一撃が天子に命中した
主に武器が受け止め、防具に頑丈な身体が
巨大なハンマーと言うべき打撃を耐える

天子「大丈夫よ!汗が目に入っただけ!!!」

眼にはいるほどの汗はこの日陰では考えにくい
9割がた考え事によるものだろう

咲夜「シビレ罠設置しました!」

霊夢「追い込むわよ!それっ!!!陰陽宝玉!!」

咲夜「パーフェクトメイド!!!」

完全に不意を突いた状態ではないので皆のスペカが間に合わない

確かに一撃の火力を上げたものではないが
こうも血気逸る目を投げられると優位なのに委縮してしまう…その時

「はい、おしまい」

兵器娘から連絡が入った

霊夢「ちょっと、おしまいってどういう事?!」

状況は優勢なのだ、指定された時間も残っているし死亡扱いされた訳でもない

スジャータ「説明するから…ここなら、飛んで拠点まで戻って」

霊夢「…むぅ、皆、戻るわよ!」

天子「わかったわよ」

・・・拠点・・・

霊夢「戻ったけど…何よ」

スジャータ「食事にしましょう」

霊夢「えぇ?!」

スジャータ「えいっ」

文句を重ねようとした霊夢の額の中心を軽く小突く、簡単に尻もちをついてしまう

スジャータ「精神疲労が大きすぎる、ご飯食べて、ぐっと休んで、続きは夜よ
警戒しておくからゆっくり休んでてね」

霊夢「・・・」

不思議な事に糸の切れた操り人形のように立てなかった
他3人もその場にへたり込む、どうやら相手が気迫勝ちしていたようだ
もし気付かず戦っていたら今頃は…

スジャータ「そうそう、経験の無い一度目はサービスだけど、二度目からは死亡扱いにするから
精神的疲労が限界行く前にちゃんと敵から離れる事、良いね?」

霊夢「…わかった」

ようやく座りながら動けるようになり、布団の上に腰を落ち着ける
程なくして料理が運ばれる
アプトノスで出汁を取り、炒めたレアガーリックと輪切りにしたシモフリトマトのスープだ
予想以上に疲弊していた身体に無理なく染み渡る

霊夢「そうよね…考えて見れば、ちゃんとした龍だものね…」

ボソッと漏らし、再びスープを啜る

・・・

霊夢「やっぱり生物ね、夜行性じゃなくて助かったわ」

もしかしたらこの個体だけが違うのかもしれない
負傷による要因で動きが鈍いのかもしれない
しかし動きが鈍っているのは確実で、夜目に慣らした霊夢達にアドバンテージがあった

天子(プレッシャーは霊夢や紫と同じ…けど…)

ゴッゴッゴゴゴゴ・・・・

映姫「潜りました!気を付けて!!」

ザザザザザ・・・・

咲夜「狙いは天子、貴女よ」

天子(零戦の木の葉落としに比べたらこんなの児戯も一緒!!)

ザンッザンッズガッ!!

ガキィイインッ

ギャォオオオオオオオオオオオッ!!!

霊夢「凄いじゃない!!」

映姫「角一本イケました!良い感じですよ!」

霊夢「ん、そうだ、角が残ってる内にやっておきたいんだけど…」

角を片方失っても相変わらずの殺気だ、正面に位置する霊夢に狙いを定め、突進する

霊夢「結界!!」

ガズンッ!!!!ビキビキビキッ!!!!

障子紙をぶち抜くように角が結界を突き破る、が、もう片方の折れて臼状になった角は貫けず、突進が止まる

霊夢「うわぁあ…角二本だったら割られてたかも…とにかくチャンスよ!!」

咲夜「連続殺人ドール!!」

映姫「ギルティ・オワ・ノットギルティ」

天子「カナメファンネル!!」

強烈な攻撃が集中する・・・が

天子「あ」

バキィンッ!!!

もう片方の角も折ってしまった、これでもう角を利用しての足止めは使えない

とは言え相手も追い込まれている、あと一押しで…

霊夢「足止め手段はある?」

天子「もう無いね、痺れ罠も昼に使い切った」

咲夜「私なら問題ないわ」

霊夢「お、そうね、とっておきを忘れてたわ」

咲夜「ルナ・クロック!!!」

時が止まり、無数のナイフが降り注ぐ、以前とは違い銀から鋼鉄製になっている
それだけならディアブロスにとって気にするまでも無い
が、今咲夜の用いる武器は毒を利用した狩猟用、今の状態にとってあまりにも効いた

霊夢「じゃあ、仕上げは私!夢想封印!!!」

・・・

霊夢「あぁ~…疲れた、もう一歩も動きたくない…」

咲夜「あら、では泳いで帰るのかしら?」

霊夢「?」

不思議そうな顔をして咲夜を見る霊夢

咲夜「これから雨でこの一帯は洪水になるのよ?平気?」

霊夢「ば、バカ、それならちゃんと帰るわよ、ったくもぉ…」

グゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォ・・・

霊夢(危険は無いようだけど、この声、以前聞いたような…なんだっけ…?)

=================================
~ロックラック、ギルド~

「熱砂による深刻な火傷、命綱トラブルによる死傷、巨岩による死傷
そして小舟の犠牲…」

「中堅ハンター殺し…数少ない熟練ハンターも体の衰えに気付かぬものは…
祭りだ、と掻き立てては見たがもう限界か、ジエンモーラン」

「年々狩猟数が減り数は増す一方、もうハンターの対応では限界」

「ギルドハウスも今は昔…か、上級部屋も空きが出る一方で運用上赤字です」



アオイ「・・・と言う情報に相違ないですね」

ロックラック責任者「…ああ、すぐにでも手を貸してほしい、報酬は弾む」
(何処から情報を…これでは値切る事も出来ない、か…背に腹は代えられん)

アオイ「解りました、じゃあまず上級4部屋、使えるようにしてください」

ロックラック責任者「うむ、解った」(流通の要衝が立ち枯れてはもうどうにもならんからな)

===================================

紫「で、寒村の対応を加味して、選出はこの四人?」

スキマの紫に、他三人は羽を有する

椛「巨大な相手と聞きましたが、どれほど…?」

吹雪「牙の部分も合わせて…」

艦艇を発現させる、全長112mの船体が現れた

吹雪「これくらいかな~?個体差はあるけどね」

椛「…そんなの倒せるんですか?本当に…」

レミリア「不安?退くなら今よ」

椛「ひっ、退きなどしません!!」

フランドール「うん、何かワクワクしてきた!」

紫「特に飛行能力に長けた娘ばかり選んだのね」

バルチモア「今回はある程度飛んでも飛龍とかの標的にならないからね、熱砂に焼かれるより良いでしょ?
ついでに言えば私に乗って出向いてもらうよ」

吹雪の倍近い船体が現れる、もはや浮かぶ要塞だ

椛「・・・いつ見てもここの火砲とは比較にもなりませんね」

バルチモア「とは言え主砲は緊急時まで封印かな、狩る対象バラバラにしちゃまずいし、
両用砲、機関砲でどうにかしちゃってね、あ、あと必然的に夜戦だから」

スカーレット「「・・・」」

・・・

紫「最終的には私達で…か」

還る鍵になる代物はどうやら幻想郷勢で倒さないといけないようだ
もっとも、倒したからと言って必ず鍵を持ってると言う保証もないが

椛「あ、あれじゃないですか?砂埃が見えます」

バルチモア「んじゃ、向かうよ~」

・・・・

レミリア「どうやら、当たりみたいね」

液状化した砂からでも解る地響き、とてつもなく巨大な牙が姿を現す
まだ距離はあるが・・・

バルチモア「どうする?触る程度でやめておく?」

紫「そうね…未知の相手に急ぐ必要は無いものね」

レミリア「月の機嫌も今日はあまり良くないみたい」

椛(良かったぁ…なんなんでしょう、この世界は…)

フラン「えっと、適当に戦って逃げるの?つまんないなぁ」

レミリア「壊せるポイントはある?」

フラン「…口の中」

紫「食べられちゃうわよ?」

フラン「・・・やめておく」

紫「と言う事で、特に指示は無いわ、相手の行動を見定めるから好きに動いて」

レミリア「いい加減ね・・・」

紫「じゃあ全員無事に帰ろうって事で♪」

フラン「そのための指示でしょ…」

紫「無茶ばかり言わない!…砲座から狙い撃って、比較的安全でしょう」



ドドンッ!!!ズドドンッ!!!

朱い閃光が二つ上がる

椛「命中…突撃とかならず良かったですよホント…」


フラン「お姉さまへたっぴー!」

レミリア「うるっさいわね!!貴女やってみなさいよ!!ホラ、砲弾そっち持って!
せーのでいくわよ!せーのっ!!」


紫「スペカはまだまだ早いわね、見やすいように機銃で・・・と」

ドンドンドンドンドンドンドンッ!!

もはや砲とも言える大きさの機銃が夜陰を切り裂く
ジエンモーランは敵と認識し身体をうねらせる

紫「ん…岩…?」

ガンガンガンッ!!

バルチモア「いたた…相手にも大層な遠距離攻撃はあるね、でもって近付いてくるつもりだけどどうする?」

紫「迎え撃つわ、色々な物を見なければ意味が無い、でしょう?」

接舷できるまでに肉薄した。視界がかの体で埋まる

椛「で、でかい…」

フラン「椛1万人分はあるんじゃない?」

椛「な、なんで私なんですか!?それにそこまで小さくは・・・・」

と、そこに一足先に背中に乗ったレミリアに催促される

レミリア「ホラ、遊んでないで手を貸しなさい、背びれが良い感じに脆そうよ」

カツンッ!カツンッ!!

レミリア「紫!?貴女何やってるの!!」

事もあろうに武器ではなく鶴嘴を振り下ろしている紫

紫「表皮採集・・・と思ったけど、もっと面白い物が手に入ったわ、にとりに見せたら良いのが出来そうよ」

レミリア「・・・・あとで分けなさいよ、全く…」

椛「私はこっち側から…ってわわわ!!!」

バルチモアに向け体当たり、その方向に立っていた椛は建造物に叩き付けられそうになったが
間一髪で飛び上がり難を逃れる

椛「下手したら医務室行きですね、あれは…」

紫「ちょっとバルチモア?沈んだりしないわよね?」

バルチモア「・・・水より浮力的に随分マシだから相当耐えれるよ、何度も食らいたくは無いけどね」

言うには砂漠専用にチューンしてあり駆動形式も押し出す形の墳進式である

今の受難はレミリアだった
再び体をうねらせての岩とばし、大半は何とか武器で弾くことに成功した

フラン「お姉さま大丈夫?!」

レミリア「これは…ダイミョウザザミ以来ね…ゲホッ…ちょっと色直ししてくるわよ…」

なお発射箇所から離れ、後方の鰭を攻撃していた椛とフラン、より前方で採掘していた紫は無傷だった

椛「ダイミョウザザミ以来って…」

フラン「あの時お腹真っ赤にしてたからね…あの時はすぐに治ったんだけど…心配」

紫(前兆が短い…あれが乗った時に一番厄介ね)

・・・

レミリア「…で、どうなの?」

バルチモア「打ち身だよ、大した事無いから行った行った!
気になるなら後でもう一度寄りなさい」

レミリア「…なら良いけど」

バルチモア「そうそう、この腹巻していきなーね、随分マシになると思う」

レミリア「いただくわ」

バルチモア(吸血鬼の頑丈さが無かったらこのまま此処に留めておいたところだけどね)

・・・

レミリア「おまたせ…ぇえええええっ!!!?」

目の前にはほぼ直立しお腹を見せたジエンモーランが居た
今から逃げようにもどうにもならない…

レミリア「スピア・ザ・グングニル!!!!」

丁度中心を真紅の槍が突き刺さる
たまらず体をよじって再び砂に隠れる

フラン「やったねお姉さま!!」

椛「と、止まった…ぁ…」

一転戦勝ムードになる…が

紫「まだ…あきらめてないわね」

速度を上げ前方に位置する、逃げた訳でなく敵意はしっかり向いている
そして岩とばし、流石に慣れてきて幾分か弾幕で撃ち返す余裕も出てきた

バルチモア「レミリア、戦闘艦橋に入りなさい!」

レミリア「わ、わかったわ」

紫「私たちは…スペカの用意ね、来るわよ」

飛びかかり体当たりをするつもりだ、相手より小回りが利かないので迎撃するほかない

紫「生と死の境界!」

椛「レイビーズバイト!!!」

フラン「レーヴァテイン!!!」

ズドガァアアアンッ!!!

重傷を負わせ、流石に観念したのか踵を返し、撤退する
初戦ジエンモーラン戦はこれにて終わった

・・・夜明け・・・
=海上=~医務室~

傷んだ砂漠装備を棄て帰路に着く、燃費は悪いが墳進式でも海上を進む事は出来る
その間・・・

紫「ふぅ…随分…参考になったわ」

レミリア「当分はジエンモーランは遠慮したいわね」

レミリアが退いていたのちも激戦が繰り広げられ、少なからず被害を負っていた

椛「あてて…まさかデルクスの奇襲とは…」

紫「最初に迎撃した際、岩が連なってる可能性は想定してなかったわね…少しの間片腕は使えないわ」

フラン「破片が意外に鋭くて軽く怪我しちゃった…防具はもうダメかなぁ」

・・・

レミリア「次は心臓を貫いてあげる」

紫「この罪は重いわよ…?」

椛「プライドに賭けて次こそはやってみせます!!」

フラン「今度は壊しちゃうんだ…」

バルチモア(意気消沈してないようで何より…かな)
「そろそろ着くよ~、相変わらずの曇天で傘は要らないね、予約取るけどまずはどうする?
ご飯?おh…」

「「「「お風呂!!!」」」」

この隅から隅まで砂で覆われてるような気分にさせる今の状態は
否応なく今日の記憶を焼き付ける

=寒村=  :夜:
~温泉~

フラン「お風呂おっふろー!!ねぇ!レイナも入ろうよ!!」

レイナ「はいはい、滑るからはしゃがないの」

レミリア「まだズキズキするけど…傷は消えてる様ね」

椛「寒いですがちゃんと砂落としましょう、前にお空とキスメが勇儀と萃香にマジギレして
湯船分解掃除させてましたからね…」

紫「あの時はどっちが鬼か解らなかったわねぇ」

・・・

フラン「髪いつも洗ってくれてありがとー、お返ししたいんだけど凄い硬くてびっくり」

レイナ「あはは、まぁ背中なら洗いっこ出来るからね」

レミリア(私も呼ぶべきだったかな…でも姉の矜持的に…
こういう時に咲夜はアッチだし、美鈴、小悪魔は夜狩待機だし、パチェリーは寝ちゃったのよね
・・・ちょっとシャンプー足りなかったかな?)
ヒョイッ  サッ…サッ…
レミリア「ん?…ちょっと、私のシャンプーは?!」

紫「髪長いと洗髪も一苦労ね、私の分終わっちゃったわ」

レミリア「こっ!このっ!!!」

紫「出たら高級なシャンプーリンスセット1本奢るから怒らないで♪」

レミリア「…香料は鉄でお願いね、待ってるんだから早く返しなさい、寒いのよ!」

フラン「わーい!いっちばん!!」

ドポン

レイナ「何か食べる?」

フラン「んー、とりあえず生(肉)!!」

=======※R-18要素アリ========

紫(スキマで後ろに手を伸ばせるとは言え中々一苦労よね…藍や橙居ればいいんだけど…)
「そう言えば椛は平気なの?発情とか」

椛「ええ、狩りに出る前処方してもらいましたから」
尻尾を洗いつつ答える、手慣れた上改良した風呂用櫛もあるので直に終わりそうだ

紫「そう…それがあればあの二人も…あれ?でもコッチでもソレ服用せずにいる妖怪多いわね…?」

椛「…そういえば?・・・・っ!!!」ドクン!!

・・・

レミリア「次の一番風呂は私なんだからね!!」

レイナ「まぁまぁ、広い心を見せる機会だって、レミリアさんはこれでしょう?」

レミリア「…鰹の刺身じゃない!!うふふ、幻想郷にはこんな魚居なかったものね…昆布混ぜた血のソース垂らして…
あぁ!!さいっこう!!!もうずっとこれで良いかもしれないわ!!」

フラン「おねーちゃんはレバーとかちょっと重すぎるんだっけ?」

レミリア「まぁあっちも食べられなくはない部類ではあるけど、旨味だっけ?これが格別!!」

・・・

紫「カツオ…マグロと同じ海の魚だっけ、幻想郷に海は無いからね…海の魚が肴に良いの知った時は
長い年月食べずに過ごした事を後悔したわ」

椛「おっ、お先、ハァ…湯船...ハァに入ります…っ!!」

紫「あら、私が殿ね」(何か椛の声の感じ…おかしかったような?)
※洗髪中で目が見えてない

フラン「ありゃ?どうしたの?入る前から顔真っ赤、のぼせちゃった?」

椛「いえ、そんな事は…」

レミリア「ゆっくり温まれるよう温めだから大丈夫よね」

レイナ「一応風邪予防に効く入浴剤使っておきますね、椛さん、何か食べます?」

椛「いっ、今は、いい…です…」

レミリア「…おかしいわね、食べ貯め出来る体質でしょう?」

椛「じゃあ…今回の戦闘で得た、ジエンモーランの肉片を…」

震える手で受け取る

椛「ありが…っとう、か、河を見ながら食べますから…っ!!!」クチュ
(今までよりずっと強い…何ですかコレ…誰でも良い…エッチして…ッ…)

もう湯船水面下では椛の自慰が止まらない

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永琳「処方したわよ、大物狩るから発情抑えたいって言って来て…でも、発情そのものは病気じゃないし
先送りになった上利子付きで数倍になって発情するって前もって説明しておいたはずなんだけど…」
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レミリア(あー…コレはどう見ても発情してるわね、可愛そうだけど放っておくしか…)

レイナ「…フラン、御舟浮かべて遊ばない?」

フラン「ん~、あとでね!ねぇ、どうしたの?椛?」

レミリア&レイナ((あっちゃ~・・・))

白魚のような指がサクランボのような乳首を転がし、もう片手で秘裂を弄る

フラン「…手伝おうか?」

レミリア「えぇ?!」

フラン「だって苦しそうだし、レイナも親切なフラン大好きだって言ってくれるし…
ね!レイナも手を貸してよ!!」

レミリア「ま、待ちなさい!」

フラン「ん?」

レミリア「・・・こういう協力は姉の役目でもあるわ!レイナも疲れてるんだし手を煩わせちゃダメ!」

つまるところレイナに対する嫉妬心である

フラン「そっかぁ、じゃあ椛、腰浮かせて~」

そして浮き出た乳首にしゃぶりつく、戸惑いながらもレミリアも倣う
こういった経験はフランのが上になったようだ

レイナ「あ、吸血はしない様に」

レミリアの動きが乳首を咥える寸での所で止まる

レミリア「わ、解ってるわよ!!」

紫「経験上?」

レイナ「経験上、貴女は参加しないの?」

紫「ジエンモーランの肉を肴に見てるとしますわ、この御肉、セミクジラと牛肉みたいな味…と言うけど
牛肉はともかくセミクジラは食べた事無いから何とも言えません…けど、癖になりますわね」

レイナ「今現在セミクジラは元となった日本じゃ食べる事はまず出来ないってさ
逆に増えに増えてるミンククジラってのが居るけどまた違った味だしそっちのが合うかもね?」

紫「成程、今度輸入して頂けます?」

レイナ「はーい」

椛は姉妹による乳首責めと自慰でだいぶ安定を取り戻してきた
緊急事態こそ脱したがまだまだ気が抜けない

椛「フランさん、それ…良いッ!!ひはぁあああああぁぁっ!!!」

何度も何度も湯船に波を立てる
徳利が一本空く間に23回というハイペースでイきつづけ、流石の妖怪であっても体力的に安心できない

紫「…どう見るかしら?」

レイナ「最後の手段は鎮静剤ですけど…使った薬を考えるとどうなるか…
命の危険も勿論ですがこんな状態が慢性化すると…」

紫「あとは…スキマを使っての部屋移送、本格エッチもアリですわね、どうせ服も防具も洗濯しなければ着れないですし
血の廻りは早くなってますから湯冷めの心配も無いでしょう
…しかし、乳首だけでああなるとは、少しだけなら味わってみたくもありますね」

確かに不自然とは言え、快楽には違いない、デメリットさえなければ享受したいのも事実

徳利が更に一本空いたころ、欲情が衰えない椛とスカーレット姉妹はスキマにより椛の部屋に転移させられる

レイナ「長期戦でしょうし差し入れを持っていきましょうか…貴女はどうします?」

紫「もう少しだけ浸かっていきますわ、ごきげんよう」

・・・

紫(幾ら湯船だからって愛液出し過ぎなのよ…今夜は幽々子の部屋に行きましょう)

・・・翌日・・・  :寒村:
~食堂~

朝焼けと共に紫と幽々子二人で出向く
いつもより盛況なようだ
それもそのはず、ジエンモーランの肉を味わおうと早い者勝ちで食べに来たようだ

紫「ジエンモーランの…ヤマトニ?っての頂戴?」

???「はいはい、待っててね~」

幽々子「私も同じ物を♪」

???「あー申し訳ない、丁度売り切れ」

幽々子「そう?なら仕様がないわね…」

紫「いいわ、分け合って食べましょう…そうね、鮭で良い出物はある?」

???「脂乗ってるのと控えめなの、どっちが良い?」

紫「乗ってる方が良いわ、そうね、特産キノコとエリンギ、猛牛バター入れて…調理は任せるわ」

???「ふむ…、輪切りにしてステーキかな、いい?」

紫「ええ、宜しく」

暫くして料理が運ばれる、ご飯やパンと合わせた濃いめの大和煮と
適度な塩と絶妙な香辛料、丁寧な骨抜きで最後まで食べられる鮭のステーキキノコ添えが運ばれた。

アリス「…あら?それジエンモーランの肉?」

紫「そうよ?」

唐揚げを頬張りながら聞いてくる、どうやら食べ損ねたようだ

アリス「売り切れって聞いたけど…」

レミリア「そりゃそうよ、狩ったのは私達だから優先権はあるわ」

今の時間になってレミリアが現れた

アリス「あぁ…なるほど、忘れてたわ」

レミリア「で、相談なのだけど…アリス、今回あなたのPTに入れなさい」

アリス「…藪から棒に何よ?」

レミリア「いいから、目的地は火山よ」

焦ってる…訳では無さそうだが余裕がない、というか訳アリみたいだ

アリス「ちょっと待ちなさいよ、相手によって準備もあるわ、どういうクエスト?
大型は居る?相手は下位?上位?」

レミリア「…鉱石を掘るクエスト」(しまった、大型の確認忘れてた…)

アリス「そんなクエストあったかしら?もっと詳しくお願い」

レミリア「・・・」

はぁ~とため息を吐くアリス

アリス「幾らか魔法で補えるとは言え妖怪と比べ肉体面では脆弱なのよ
リスクの説明してくれないと動きようがないわ、この手だってまだ痺れるし…」

上位ゲリョスとやりあって尻尾が腕に命中した際、ダメージが残った

アリス「随分良くなったし完治もするけど、極力またこうなりたくないからね」

レミリア「…わかったわよ、じゃあご飯食べたら呼びなさい、紹介するわ」

・・・

紫「…なんか私達、完全に蚊帳の外ね」

幽々子「あそこまで必死になる理由も大いに気になるわね…あ、追加オーダー頼んでくるわ」

・・・

アリスが出るとレミリア、勇儀、美鈴がいた

レミリア「今回のクエストはコレ、燃石炭採取よ」

勇儀「つまり力仕事だ!アリスの場合人形使ってのことになるかね?」

美鈴「ドドブランゴらしきものの存在が確認されていますが…交戦の必要性は無いですね」

クエストの詳細書を手渡される、上位相当だそうだ

アリス「熱が強く地形も複雑、乱気流で飛行船も近づけない、か
それで手つかずのお宝が採り放題で、しかも飛行船運用活発化の為、特に良質の燃石炭は欲しい
…と、で分け前が…えっ!?コレ本当?!」

指で指して数え直している、いつもの依頼より3桁は多い、しかも別途報酬付きだそうだ

レミリア「美味しいでしょう?貴女の武器にはお金かかると聞いたしね」

アリス「…ええ、人形の武器に魔法の素材に…このクエストならツケも払えるわ」

勇儀「でさ、物は相談だけど…金にならない鉱石だったら私の換金鉱石と交換して欲しいんだ」

アリス「良いけど…どうしたのよ?」

勇儀「ここで採れる鉱石が凄い良質らしいんだけどこれで金棒作りたいって言ったら凄い量要求されちゃってねぇ」

アリス「成程、交渉成立よ、じゃあ対熱魔法は…念の為全員かしら?」

輸送機内部

四方山話をしていたが・・・

勇儀「あと気になるのが、このドドブランゴさ」

アリス「?」

美鈴「ずっと追ってたんでしたっけ、お金に困らなくなったほどドドブランゴを狩って…」

勇儀「ああ、奴の牙で一軒家が建ちそうなくらいにはあるかな?
少なくとも防寒着が一気に安くなったとか上位ドドブランゴ装備を新入り村付きハンターに装備させよう…
ってくらいには相場が下がったね」

レミリア「…程々にしておきなさいよ全く」

勇儀「そうは言うが火山灰や厚い雲に覆われてて兵器娘の偵察機でも限界があるみたいだからね
今改めて生体用探査機開発中って聞いた…おっと、そろそろ降下か
じゃあ空中からそのまま降りるぞ!」

???「いいけど忘れ物しないようにね、採掘具とか」

勇儀「わかったわかった!」

アリスは全員に対熱防護魔法をかける、機内に居るのに熱い、しかも相当揺れている
更に呼吸補助魔法も用いる、水中用にパチェリーと共同開発しておいたが正反対の場所で使うとは皮肉な事だ
なお、この技術は後に兵器娘から高く買われる事となる

???「ここらが限界、帰りは熱泉からの筏を使って激流下りだからね、グッドラック」

焦熱地帯と呼ばれる場所の拠点目掛け降下する、武具と採掘道具以外所有してない
なにせ・・・

アリス「ひやっ!!?何コレ?!凄い乱気流…」

黄色、橙が大半を占める溶岩と爪のようにそそり立つ巨岩
地底より荒々しいその天然の要塞はパラシュートなぞ付けてようものならどこかに飛ばされていただろう
剛爪から生み出される狂乱するその風は回復薬のような物も減らさないと制御が出来ないほどだ
高温をもまとう炎はクーラードリンクは意味をなさない…というか継ぎ目の金属などから溶けてしまう
そして肌身を容赦なく焼いていくだろう

降下するにつれ全員険しい表情となる
それでもどうにかはぐれず拠点に辿り着いた

勇儀「まるでピザ窯に放り込まれたようじゃないか」

拠点は比較的涼しい場所に構えたらしいが十分熱い
魔法のおかげでダメージや疼痛こそないが感覚はある

美鈴「筏、応急処置場…この巨大な箱は…?」

この場に似つかわしくないトレーラーサイズの大きな箱がある

???「あぁ、ここは持ってきた燃石炭を冷やすのさ、酸素不足だから燃えないだけだしね」

レミリア「まぁいいわ、さっさと済ませましょ」

すこし歩を進めたらなんとまぁ鉱石の山である
この一帯だけでも1集落が1000年使っても御釣りがくる量だ
ただ、鍛冶の炉の中に居るほどの超熱量が普通では手出しをさせない

美鈴「グラビモス亜種ですら短期間しか居れない理由、解りますね」

こんな超高温地帯に居れる大型生物なぞそうはいない
それでも、餌となる燃石炭を少ない制限時間で齧って行った結果、爪のような大岩が産まれていたのだ

レミリア「つまりあの上の方も燃石炭なのよね…下がってなさい」

弾幕を用い『爪切り』をする、これなら落石の心配がなくなる

勇儀「いいねぇ…さて数と質、どっちが上か、晩飯賭けないか?」

アリスに視線を送る

アリス「望むところよ」

重機のように掘り進む勇儀、アリスは序盤で使ってた採掘用人形装備を引っ張りだし
流れ作業のように進めて行く

美鈴「私は…?」

レミリア「人形と共に拠点まで運びなさい、私は周囲を見張るわ」

すぐに地熱発電を利用した特殊冷蔵庫が稼働し、この数分間に放り込んだ額だけでもう笑いが止まらないほど稼げている
特上の物も入り混じり、これらは良質な半永久機関となっていて焦熱地帯形成の原因となっていた
おそらくG級の原因にもなりえるほど…

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

アリス「そう言えば…」

レミリア「何かしら?」

アリス「何でまた急に大金に拘りだしたの?あの立地でお屋敷建てるでもあるまいし…」

レミリア「…ちょっと、あってね」

========昨日========

椛、フランは疲労でグッスリ、一息ついたレミリアは部屋から出る
別室でランプの下レイナが座っていた

レミリア「椛のバイタリティも相当なモノよね、門番にでも迎え入れたいくらいだわ
…ってレイナ何よんでるの?」

上機嫌で羊皮紙かなにか、上質な紙とは言えない物で出来た書類を読んでいた

レイナ「ん…あぁ、別世界の手紙…かな?」

見るととても読みにくい文字で書かれていた

レミリア「アハハ!何コレ!!フランの方がずっとマシな文字を書けるわ!!文法も…」


空気が変わる


レミリア「…どうしたのよ」

レイナ「この差出人は貧乏な農村の子供なんだけど、渡した辞書を頑張って読み解いて
ロクな筆記用具も無い中頑張って書いたモノなんだ」

レミリア「………学校」

レイナ「?」

レミリア「この私の名の下、学校くらい建ててやるわよ!!」

レイナ「悪いけどほんの数か月前に裸一貫だったのにどうこうできると思えないかな
・・・そこどいて、フランと添い寝するから」

重圧に圧され、無言で道を開ける

=====================

レミリア「確かに貯蓄は全然…だけどっ………!!」

ここでレミリアが異変に気付く
昨日の重圧が再び…しかし、レイナが付いてきたと言う話は聞かない…

溶岩と岩の陰から出でし大猿、到底穏便には済みそうにない雰囲気がひしひしと伝わる
溶岩の河の上にある点在する岩伝いに見事な跳躍で軽やかに跳ね回って近付いてくる

勇儀「…へぇ」

武器を手に目の色を変える勇儀、求めていた相手が今目の前にいた
横に伸びた角を持ち、漆黒に覆われた黒い毛からなる剛腕

勇儀「これは調べ直すまでも無いね」

レミリア「アリス、ここいらの収穫物を全部持ち帰って、そのまま待機して良いわ」

採掘用装備の人形ではこの存在には到底歯が立たないと察しての事だった
アリスは無言で頷き、驚くべき速さで人形を動かす
勇儀を中心に対峙し、相手が様子を見てる間にアリスらは撤退を完了させた

美鈴「お、お嬢様、本当にコレとやるんですか…?」

武器こそ構えているが明らかに怯え、聞いてくる、今までの相手とは違う

レミリア「当然ダメそうなら逃げるわよ、ただでさえ場所が悪い上準備もいつもより軽めなんだから」

槍を構え冷静に言い放つが内心泣き出したいほどだ、心が弱ければマトモに息も出来ないだろう

美鈴「じゃあ…」

レミリア「私も一目散に帰りたいけど、あの機動力よ?一斉に背を見せたら運が良くても誰かが霊夢のようになるわよ」

美鈴「こういう時つくづく後悔しません?その能力」

レミリア「…言わないで」

相手、ラージャンは時折唸り声を上げるだけで攻撃行動に移らないが、敵意はしっかり向けている
今すぐ抜け出したい空気がピリピリ流れているが、あいての気迫に負けたらその先は…

灼熱の大地で凍てつくようなプレッシャーの中の戦闘
数分間に及んでいた

未知の相手だがレミリアの指揮によりどうにか渡り合っている

勇儀「こんな強敵の重圧の中、冷静じゃないか…よっと!!」

バキィン!!!

ラージャンの拳と勇儀の金棒がぶつかり合う
杉の丸太ほどもある金属の塊が歪み、予断を許さないことを告げる

レミリア「ふん、私はこれくらいの相手に実戦形式で戦った事があるのよ!」

勇儀「は~ぁあ羨ましい!模擬戦形式だとどうしてもルールに則るからね!」

勇儀とラージャンで相対する、が、苦戦は免れない
美鈴も側面から攻撃に参加するが、いつもの力を発揮できずにいる

レミリア「美鈴、手を抜かずもっと力を籠めなさい!」

美鈴「…は、はぃい!!レミリアお嬢様!!」

レミリア(役立たずは下がってろ…と言いたいけど、コイツは素直に下がらせてくれない
でもって二人では凌ぎ切れやしないわね…運命では戦闘する事で活路が見える、とあるけど…)

勇儀「…潜った!」

美鈴「くぅう…どこから?」

ドゴォッ!!

レミリアの足元に亀裂が入る、比較的柔らかい鉱石の上に居たのが目を付けられる要因となった

ザシュッ!!

レミリア「甘いわよ」

地中からの襲撃に冷静にカウンターを決めるレミリア
少なくない鮮血が舞う

勇儀「へぇ…やるじゃないか!無事帰ったら手合せしないか?!」

レミリア「フゥ…考えておくわ」
(そう、この程度の攻撃ならアイツ…レイナの木の葉落としに比べたら脅威の内にも入らない
これで美鈴が本調子になれるなら…)

相手は弱るどころか強靭な筋肉により傷を強引に塞ぐ
猫にひっかかれた程度とでも言いたげに向き直る

現在進行形だったのか・・・
いや、良い。俺は密かに応援しているからな。

========================================
>>496
すいません、応援ありがとうございます
========================================

振り回す度地面の岩ごと抉る剛腕
勇儀は良くいなし、直撃を避け、カウンターを取る

レミリア「貴女、杯持ってた方が強いんじゃない?」

勇儀「そーだなぁ、持って来るべきだったかなぁ…っとぉ!!」

ゴスッ

軽口に応えつつのカウンター
今勇儀は杯の代わりに金棒を持ち、振り回す

ガキィン!

とんでもない強度の角に弾かれ、更に金棒が痛む
勇儀はもとより武器がもう限界だ
レミリアは無傷だし武器にも余裕はあるが体力自体は損耗しキレがなくなっている
此処までの長期戦は初めてで勇儀が居なくなればすぐに崩れるだろう
美鈴、回復はおろか酷くなる一方

ザシュッ!!

眉間にグングニルが命中、ラージャンが距離を取る…すると
背後の毛が逆立ち、見間違いでなければ金色の体毛と、放電を繰り返している
弱るどころか明らかな強化だ

「・・・」
流石の勇儀も呆気にとられる、レミリアも大きく戦意が削がれる
その隙を突き跳躍、狙いは美鈴・・・

どうにか身体が覚えていた、防御、受け身…
突風の前の木の葉のように飛ばされる身体、岩壁に勢い良く叩き付けられる

勇儀「…レミリア!どうする?・・・置いていくのも選択肢の一つだ」

レミリア「…っバカ言わないでよ!」

とはいえ速度も火力も段違い、探して逃げる余裕はまずない
更に間の悪い事に冷却魔法が切れかかり、じわじわと熱が染み入る

レミリア(だれか、助けて…)

そこに現れる一つの影、交戦中だったラージャンがそっちに向き、視線を戻そうともしない

角を前方にまとめ上げ、足を四本もち、更に翼をもつ
護る事を考えず鋸のように削る事を考えている鱗

正体は解らない、が、いち早く駆け出したのはラージャンであった
次に動いたのは勇儀

勇儀「レミリア!」

ハッと気を持ち直す

レミリア「ええ、美鈴を救助後最速離脱、後の事は兵器娘らに押し付けるわよ!!」

勇儀「おうよ!」

其処からの事は熱が頭に回った事もありよく覚えていない
兵器娘の体内の収容部屋に居たことくらいだ
アリスは美鈴の治療を手伝い、勇儀は武器の損壊からラージャンへの対策を練ってる
私、レミリアは心と体が離れたように呆然としていた

・・・
寒村:集合住宅前

港から帰路に付く、とりあえず今はもう寝たかった

パチュリー「あら、空前の賞金を手に入れた割に元気が無いのね?」

パチュリーが拗ねながら不満を漏らす
確かに人形と言う労働力の差はあれど、冷却魔法は勝るとも劣らない代物が使える
加えて高度な医療と肉食中心の生活になった事で喘息に貧血の症状も見られない

レミリア「・・・今はそれどころじゃないわ」

パチュリー「…!」(そんな言い方って…)

にとり「あ、いたいた、パチュリー!武器に付与する魔法陣だけどさ、魔法陣を描く素材が足りなくて
シーブライトでいい?」

パチュリー「それは困る…倍額払うからデプスライトにできない?」

にとり「いやー金額の問題じゃなくて供給の問題でさ、供給元に居るチームの大半が発情期でしょ?
全然、全くもって足りてない」

パチュリー「むぅ…」

にとり「取り敢えずこの配合なら予定値の75%までは保障する、金額も負けるけどどうする?」

パチュリー(にとりが負けるって事は本気で枯渇してるのね)「…むぅ」

レミリア「…武器は、武具は手を抜かない方が良いわ」

パチュリー「…あら?」

レミリア「…今回とんでもないのとやりあってきたのよ、そこで後悔したって遅いわ」

にとり「あー、もしかして勇儀の得物をあんなのにした相手は…」

コクリ、と頷く

にとり「…よし、色々アプローチしてみよう、雌火竜の宝玉も使う事検討に入れて!」

パチェリー「こ、こら!アレを勝手に使わないでよ?!」

・・・
ちなみに、魔理沙をせっついて素材を手に入れよう!と言う事で話は終わった
・・・

寒村:食堂

紫「あーあ、尻尾剥いでおくんだったわね…」

幽々子「まだ言ってるの貴女は…どうせ鱗だから先に行くーなんて言って…」

紫「だって!帰路に就いた後パチュリーが宝玉手に入れたって!!」

幽々子「はいはい、黄金芋焼酎奢るから…」

紫「本当?!」

幽々子「一杯だけよ?」

紫「…むぅ、結構実入りが良いクエだったでしょうに」

幽々子「同じクエスト行ってたでしょ~?」

ギュー

紫「ふぁい、ほーでひた」

ヤマメ「何出入り口で漫才やってんだいあんたらは…」

・・・
料理を持ち席に着く2人、今回は別々だったヤマメと相席だ

紫「あら?今日はクローディアと一緒じゃないの?」

今や独りで食堂に入る幻想郷勢は希少となった、紫と幽々子のように元から仲のいい二人は然り
クエの出撃、帰還共に一緒の飯を平らげるもの、そして新たに傍らにいる存在を見つけた物だ

ヤマメ「ん?あぁ、新種の相手が出たとかなんだとかで調査に駆り出されてる」

幽々子「…乳首立ってるわよ?」

ヤマメ「!!!あっ!!あぢっ!!!げほっげほっ!!!」

幽々子「あら~良く見たらボタンだった、ごめんね~」

ヤマメ「…ケホッ…やめとくれよ、今の時期洒落にならないんだから」(要らない事いうからスイッチはいっちまったよ…)

紫(ん?よくよく見ればさらしで押さえてるのね…アレ?前より大きい?)

幽々子「ごめんねぇ~お詫びに何か奢るわ」

ヤマメ「だったら…そうだね、ハリマグロの赤身包んでおくれよ」

紫「あら?トロじゃなくて良いの?」

ヤマメ「元々赤身のが好きだからねぇ、ちなみにこれからひとっ風呂浴びる予定さ
これから雪になるから丁度良いかなって」

蜘蛛による天気の諺をみてもわかるが蜘蛛と天気の関係は深い

幽々子「いいわねぇ!たまには皆で行きましょうよ!お酒もって!!」

紫「そうね、雪見酒もしゃれてるわね」

ヤマメ(う…要らない事言っちゃった…だんだん考えられなくなってる…)

===============================
※R-18要素アリ
===============================
・・・
レミリア:寝室

薄暗い部屋の中、着替えとお風呂道具の前にたたずむ
小悪魔辺りが用意してくれたのか、暖炉に置いた少量の燃石炭のおかげで部屋も暖かい

レミリア「今は入浴なんて気分じゃないわね…」
(全治二週間…身体的障害などは残らないとは言えあの美鈴をそこまで…
主なのに出来る事も無いのが口惜しい、しかし今は寝る以外ない…か)

ボフッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

白…いや、薄いピンクの部屋に居る、そして自身は裸だった
寒くも暑くもない…背後に気配を察知し、飛び退く
それは瓜二つの自分自身だった

レミリア「…誰よ、貴女」

レミリア?「あらご挨拶、それとも貴女のおうちには鏡も無いのかしら?」

レミリア「バカにしてッ!」

バシュッ   バスンッ!!

レミリア「っ!?」

ダメージは光弾を放ったレミリア自身が受けた…何故?

レミリア?「あらら?自傷なんてするものじゃないわよ?」

レミリア「くっ…」

レミリア?にジリジリと寄られる、この場所は思いの外狭くすぐに追い詰められる

レミリア?「逃げようとしなくて良いのよ?楽しみましょう?」

レミリア?は見せつけるように自慰を開始する、その刺激は本物のレミリアに伝わる

レミリア「な…何をしてるの?この痴れ者がっ…!」

目を閉じてもまぶたの裏に向こうの視界が映し出される
目をぎゅっと瞑り、裸のまま固まる自分、レミリア?は満足そうに見据えた後
偽物自身の乳首を引っ張って見せ、股間に手をやり軽く秘裂に挿入、糸が引いた手を見せる
愛液をおもむろに嗅いだ後、舐めとる、全部本物のレミリアにも通じている

レミリア(うぅ…自分のを舐める趣味なんて無いわよ
そうだ、部屋を壊して抜け出せば…)

レミリア?「いいの?」

レミリア「えっ?」

レミリア?「瓜二つ、そしてこの通りエッチな私を解き放っても良いのかしら?」

絶妙な力加減でクリトリスを弄る

レミリア「ひゃうっ!!!」

レミリア?「どんな悪戯するか、わからないわよ?」

レミリア「・・・何が望みなのよ?」

レミリア?「さっきも言ったでしょう?楽しみたいの、ほら、無駄な抵抗はしないで…」

レミリア?の口がレミリアの乳首を覆い、舐めしゃぶり、舌で転がす
反撃を…と思い手を伸ばしレミリア?の乳房を弄るが、その感触も全部返って来る

レミリア(そんな…自分にレイプされるなんて…こんな事…)

とんでもない夢を見ている、が、醒める様子は全くない
時間は相手の味方で毒が蝕むように抵抗力を奪う

レミリア?「ふふ、凄い溢れてるわ」

レミリア「ばっ!バカ!!!」

羞恥の為思わず目を閉じる、が自分の性器をまじまじと見る事に繋がった
身体が完全にその気になってしまったレミリアは目を開け、背ける事が出来ない

いつしかレミリア?の眼前でM字開脚する事になっていた
不快だった自身の匂いも今や官能を刺激する香水となっている

レミリア?「ん~、これ邪魔ね」

レミリア?は小さな曲刃鋏を用意し爪を切り、ご丁寧に鑢までかけている
その焦らしている間、視線は自身の秘裂に集中していた

レミリア(目っ!!目を開けなさい、私!!でも…あぁ…開けられないし逸らせない…何でっ?!)

レミリア?「はい、これでよし、しっかり焼き付けましょうね♪」

くぱぁっ

レミリア「っ!!!!!!」

見る見る紅潮するレミリア、その姿もバッチリ捉えられていた
恥ずかしさは数倍である

レミリア?は奥が見えるように指で拡げ、その指で刺激する
更にもう片手で勃ったクリトリスを万遍なく弄る
すると加速度的に愛液が滲み、濃さ、粘度が増している

レミリア?「そろそろ頃合いかしら?」

といってお豆に顔を寄せ、強すぎず弱すぎずな力で吸い上げる
自らの弱点を知り尽くした責めに耐えきれず、レミリアは絶頂に達した…

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
寒村:温泉

ヤマメ「雪明りでほんのり明るくて、良い感じだねぇ」

紫「お酒で火照った顔に心地いいわぁ…」

幽々子「幌は付いたと言え、流し湯はしないとだけど…」

妖夢「ご安心を幽々子様、今回供給された燃石炭により暖かくなっているそうです」

御付として妖夢が増えた、酒と肴を抱え、降りて行く
着衣を外す、髪の毛を下す、ヤマメは端っこに隠れて脱ぐ

ヤマメ(さらしもいい加減キツイねぇ…お足は出るが服や防具、仕立て直してもらうかい…
でもって…あーあ、太腿までぐっしょり…手拭いで拭いておくか…)

ここに来て最低でも二回りは乳房が膨らみ、お尻、太腿の肉付きも良くなっている
それでいて活動的に動くようになったためかウェストは引き締まって・・・
コソコソしているのでつい視線を映した妖夢…

妖夢(や、ヤマメさんあんなに官能的でしたっけ…?同性なのに意識しないと視線が…)

幽々子「妖夢?いつまで脱いでるの?いくわよ~」

妖夢「はっ!はい!ただいま!!」

紫(ここまでとは…)

幽々子(あらあら~?)

妖夢(ゴクリ・・・)

ヤマメ(乳房に視線が集まってる…///)

歩けば弾み、座ればたゆみ、かけ湯をすれば弾き出す
環境変化による一時的な物かはわからないが幻想郷勢屈指のナイスバディが一人増えたことは確かだ
・・・
適度に洗った後、浴槽に入る、月明かりに雪が照らされ、風情がある
が、意識は別のところに向かっていた
湯船に浮かぶ二隻の大艦巨乳、ヤマメである

幽々子「…その胸、ホンモノよね?」

ヤマメ「あ、あたりまえさね!」

幽々子「確かめて良い?」

ヤマメ「…勝手にしなよっ」

むにゅっむにゅっ、こりこり…
鷲掴み、指で乳首を弾く

ヤマメ「も、もういいだろ…自分か紫の胸でも揉んでなよっ」

しかし欲情し、俯いた可愛いロリ巨乳を放置しておくほど
紫と幽々子の性格は良くは無い、でもって好奇心も味方しているから性質が悪い
一方妖夢はこの顛末を真っ赤になりながらガン見していた

紫と幽々子を両脇に抱える形となった

紫「いいわねぇ、ハリもいいし揉み心地最高よ」

幽々子「乳首の感じも良いわよ、ほら…」

ヤマメ「ふ…二人とも…あうっ…酔いが回り過ぎじゃ…ひゃうっ!…ないかい?」

二人の玩具にされている、発情期にスイッチが入ったヤマメでは押し退ける事が出来ない

紫「そうねぇ…じゃあ酒豪で名高い土蜘蛛の体液を得れば…」

幽々子「強くなるかもしれないわ♪」

ヤマメ「な…なにいって…ひゃうっ!!!」

二人掛かりでの乳首吸引、妖夢と言う観客を目の前にして興奮度が上がってゆく

ヤマメ(このままじゃ本当にヤバい…)

ザバッ

ヤマメ「こ、これ以上は流石に怒るよ!!今日は先に上がらせて貰うから!!」

最後の力を振り絞り、立ち上がる
そして服も持たずバスタオルを巻いて自室に一目散
どうせさらしを巻かないと服に胸が入らないしそんな暇は無い

紫「…あーあ、イジメ過ぎちゃったかな?」

幽々子「今思えばやり過ぎたわねぇ、あとでちゃんと謝らないと…
妖夢?貴女も少しは止めるそぶりを見せなさい?」

妖夢「ふぇっ?!えぇっ!!!」

紫「そうね…ショーの特等席に居て入場料がまだだったわよね~?」

妖夢「・・・お、お手柔らかに」

矛先が変わり、3人の入浴はまだ続く…

・・・
たかだか1kmそこら、しかも飛んでいたのに長く長く感じる
脚から滴り落ちるのは風呂の水か愛液かすらもわからない
あのまま身を委ねても良かったが最後の砦である貞操観念がそれを抑えた

ヤマメ:自室

バタンッ!!

エッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエ
ッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッ
チしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチ
したいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチし
たいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチした
いエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたい・・・・

戸を閉じたと同時に最後の利性が切れる
自分で乳首を吸いながらオマンコを掻き回しクリを弄る
今にも倒れそうな足取りでベッドに向かい、ぶっ倒れた

ヤマメ「はぁっはぁっ…こんな時に何で居ないんだいっ…ふあっ!はっ!!あぁっ!!!」

あの時キスメに向かっても良かったかもしれない…が、上手く事が運んでも
彼女では正直経験不足過ぎてこの昂りは抑えられない
現に妖怪としての単純な力は相当高いので振り回される力も大きいのだ

ボッ ボタタッ ビチャッ・・・

大量に滴り落ちる愛液、寝具の傍らにある水筒で水分を補給する
脱水症状を起こすまで愛液を出してなお止まらないので傍らに置いてある

ヤマメ「はぁっ!はぁっ!!あぁあああぁぁあっ!!!」

イったそばから休む間もなく自慰を繰り返す
堰を切った性欲を止める術はもうない
この行為は気絶するまで及んだ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
クローディア「…帰りたいなぁ」

???「何か言った?」

クローディア「ん?ううん」

???「頼むよ~不測の事態が起きたら長距離戦闘機の貴女が頼りなんだから
せめて調査が済むまでは…」

クローディア(ヤマメ…心配だなぁ…)


・・・

レミリアの夢の中

レミリア「…ん」

レミリア?「あら?気が付いた?」

ビクッビククッ!!プシュッ!!

レミリア(えっ?!あっ?!えぇっ??!)「んくぅうううっ!!!」

マンぐりがえしの体勢で責められていた
貪るように秘裂への口撃が行われ、快楽の奔流が一気に流れ込む

レミリア?「この空間で気絶なんて予想外だけど…その間じっくり弄らせてもらったわ」

レミリア「あ…あぅ…」(さっきより敏感になってる…うそ、そんな…)

舌でクリトリスを弄ぶ、濃い愛液の味と共に絶頂が襲う

レミリア?「これ以上は壊れちゃうかしら?…うん、まだまだ時間はたっぷりあるわ
ゆっくりとセックスの快楽を教えてあげる」

その後ゆっくり、確実にレミリアはレミリア?により開発されていった・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
寒村:朝:ヤマメの部屋

コンコン

キスメ「はいっちゃうよー?おじゃましまー・・・ケホッコホッ!!」

超高濃度のヤマメの匂いにあてられ思わず咳き込む
寝室の上には親友のあられもない姿が映し出される

キスメ「…うん、ヤマメの為、起きないように、起きない内に寝具の整理を…」

グチャッ
シーツに手をやると触れただけで液が溢れて来る

キスメ(ちょっこれ…失禁じゃなくて全部愛液?!信じられない量…う、うわぁ…)

・・・じゅっ…ゴクン

キスメ(…ヤマメの味・・・じゃない、交換しないと…)

ヤマメ「ん…うぅ…」

キスメ(?!)

呻いただけだった

キスメ(は、早く出ないと…ん…?)

どどん!!!

キスメ(ちょっと見ない内に…すごい…私も少し大きくなったんだけど霞んじゃう…)

こっちへきての食生活改善組は軒並み肉付きが良くなっている

キスメ(一度だけ…えいっ)

もにゅっ

すごい…クセになりそう…

キスメ(だ、ダメダメ!お仕事に戻るんだから!!…そうだ、一つ水筒を拝借して…)

ギュー・・・ゴポポポ・・・

シーツからヤマメの愛液が絞り出され、水筒を満たす

キスメ(た、大切に使うからね?!)

バタム

タッチの差でヤマメが起きる、が、未だ性欲が根強く残り、寝具の交換に感謝と申し訳なさを抱きつつ
自慰を再開する

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
寒村:朝:レミリアの部屋

バタム

お空「はいりましたよー…ひぅぅ?!!」

漂っていたのは発情空気そのものだ

お空「お、おっかしいな?こういう空気に当てられちゃ駄目って聞いたしレミリアなら大丈夫って聞いたのに…」

お空も発情組である

お空「・・・いっか!お仕事しないと…」

ベッドの上には定期的に潮を吹くレミリアの姿が

お空「ほらー起きて!寝具かえるよ!」

ペシペシ

レミリア「…んあぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」

お空「身体拭く?拭いてあげようか?」

レミリア「…拭いてくれない?」

自分で拭こうにも体力の消耗と寝不足で身体が動かない

お空「はーい」

ごし…ごし…

レミリア「あっ!!あぁああぁっ!!!」ビクンビクンッ!!!

お空「?!」

ごく普通に拭いただけである、むしろ生傷を付けてくる機会が増えているので
蒸しタオルを優しく動かしただけだ、が、エビぞりになり絶頂する

お空「…えっと、お股も拭くけど…」

レミリア「ふぇっ?!」(いい!!いい!!!私が拭くから!!!今は止めてぇ!!!!)

ごしっ

レミリア「んくはぁあああああぁぁああぁぁあああぁっ!!!」ビクッ!ビクッ!!

だらしなく失禁してしまうがお空の処理は手馴れていてシーツをほんの少し汚しただけで終わった
レミリアは羞恥と自尊心が傷ついた事で思わず涙を流す
平謝りをしながらお空は寝具を交換し部屋を後にする

レミリア(は、はずかしい!!はずかしい…のに、なんで…私興奮して…)

・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
寒村:昼:食堂

レミリア(と、とりあえず、何か食べないと…)

昨日の不思議な出来事により覇気も生気も失われていた
するとどうだろう、同じ状態のヤマメがモソモソと食事をしてるではないか

レミリア「空いてるかしら…?」

ヤマメ「…どうぞ」

今の時間空席は沢山ある、が、どうしても会話したくなった

レミリア「…貴女も昨晩のアレにやられた口?」

ヤマメ(ん?気付かなかったけど入れ違いになってあの二人の餌食に?)「だねぇ」

レミリア(私だけじゃないのね、ちょっと安心…)「勘弁してほしいわよね」

ヤマメ「いやいや、ホントだねぇ~制止してもちっとも言う事聞いてくれなくて」

レミリア「そうね、追い詰められて、責められて…」

ヤマメ「二人がかりで乳首吸われた時は意識飛びかけたよ…」

レミリア「ブフッ!!!…えぇっ!!!」(ふ、二人も相手にしてたの?!)

ヤマメ「?ああ、でさ、じーっとその様子を真正面から見られててさ」

レミリア「?!」(3人?!)

ヤマメ「いやーたまったものじゃなかったね」

レミリア「そ、そう、私は指でアソコを弄られて…」

ヤマメ「ブフッ?!ほ、本当かい?」(確かにお尻のが魅力あるけど…そこまでしたのか…いや、しかねないねぇ)

レミリア「やったこと全て跳ね返されるし…」

ヤマメ「あ~…」(スキマ?)

レミリア「どうしようもないから言いなりになって…クンニとか…されたわ」

ヤマメ「そいつはひどいね」(レイプ…?いやでも流石に逃げようと思えば逃げれるはず…和姦なのかな?)

レミリア「クリにも吸い付かれて…腹立つことに上手なのよ」

ヤマメ「相当されたんだねぇ…」

レミリア「そもそもいきなり裸で出会うっておかしくない?」

ヤマメ「い、いや、普通だよ?」(浴場は裸になるだろう?!)

レミリア「えっ?」(あれ?あの場はそういう決まりでもあるのかしら?)

ヤマメ「えっ?」(そういえば一緒に入った事無いけどいつも水着着てるのかい?)



レミリア「…そうそう、逃げようとしても脅迫されて…」

ヤマメ「押し切られたのかい?ダメだよ強く言わなきゃ」

レミリア「強く言えば解放してくれるのかしら?」

ヤマメ「そりゃあいくらなんでも問題になるよ」

レミリア「そ…そうだったの」

ヤマメ「決まりで兵器娘もすっ飛んでくるよ」

レミリア「えっ」(あそこ兵器娘が関与してるの?)

ヤマメ「えっ」(約定でそういうのご法度ってあるけどねぇ?)


レミリア(知らなかった…)

ヤマメ(忘れてたのかねぇ…)

レミリア「で、気絶するほど犯されたんだけど、その後もまたされちゃって…」

ヤマメ「そりゃもうそこまでくれば(あの二人は)発情期だね」

レミリア「はつ…この段階で?(吸血鬼の私が?!)」

ヤマメ「時期に個体差があるんだろうねぇ」

レミリア(そ、そっか…発情期ってあんな感じになるのね…乱れるはずだわ)

ヤマメ(いや…もしや発情期は病原性…?いやいや、私の能力下でそれは有り得ないね)

レミリア「まぁそのせいでまんぐりがえしされていいように弄られて…どんどん敏感に…」

ヤマメ「うーん、それはそれは…誰にやられたんだい?」

レミリア「えっ」

ヤマメ(ここで名前は言いにくいか…)「いや身長で言えば…」

レミリア「そうね…私とだいたい一緒かしら」

ヤマメ(よ、妖夢かぃ?!!)「そ、それは予想外だねぇ…」

レミリア「えぇ…」(あの分身もバリエーションがあるのかしら?)

と、噂をすれば影、妖夢がそこにやって来た、たまたま休日だったのだ

ヤマメ「…あまりヤりすぎると、捕まるよ?」ボソッ

妖夢「なっ何がですかぁ?むしろやられてたのは私ですよぉ!!」

レミリア「えっ」

ヤマメ「えっ」

妖夢「えっ」

・・・

・・・
レミリアの部屋

レミリア(う~ん…何か引っかかるけど…昼な上寝不足だし…これ以上考えても無駄ね
というか…服着てるだけで擦れて…いいわよね?咲夜も向こうだし)

シュル…シュル…

ボフッ

レミリア(はぁ…眠い…けど…)

全裸でベッドに倒れ込む、別の感情が急激に再燃する

うん、一回だけ…

クチュ…

レミリア(あ、あれ?いつの間に私、爪…?)

プチュ、クチュチュ…

レミリア「ふあぁっ!!」(奥まで入れても痛くない…えぇっ?!)

弄りながら、何かに吸い込まれる様に夢の中へ・・・


レミリアの夢の中

レミリア「…さて、どう言う事なのかしら?」(問いただしてやめさせないと…)

レミリア?「「さぁどう言う事かしら?」」

レミリア(ふ、二人?!)

レミリア?「残念、奮発しちゃった」

背後からもう一人、囲まれていた…

レミリア「…私も分身出来るなんて思わなかったわ」

レミリア?「そうね、でも、期待しちゃっているんじゃない?」
クチュ「ほら、ここもこんなになって…」「ふふふ…」

レミリア「や、やめ…」(そうだ、強く出れば…)「んうぅうっ!!!」

片足を抱え上げられ秘裂を拡げられた上内部からのクリ裏責め

レミリア?「助けを呼んでいいのかしら?」
「こんな格好観られちゃうわよ」

レミリア「んひぅうううっ!!」

さらに乳首を咥えてきた、完全に丁度良い力加減で来る

レミリア?「そうね、折角この人数だし…」
「食べちゃいましょうね♪」

レミリア「あぁっ、ちょっと…ひぅあぁあっ…まちなさ…あっあっあぁあああっ!!!」

乳首責めとクンニのトリプルコンボ、胸に吸い付く二人を押しのけようとしたが
自身の頭に圧迫感が出るだけだった

ガリッ

レミリア「きゃうっ!!!!」

電流のような痛覚が走る、その無駄な抵抗に対する戒めに乳首噛み

レミリア?「ここを噛まれたくなければ大人しくしておきなさい?
それとも抓られたいかしら?ふふふ…」

クンニしているレミリア?がそう言いながら指でクリを突く
流石のレミリアも震えながら無抵抗に従う他無かった

レミリア?「ほら、目を瞑って…アソコがヒクヒクしてるの、こんなに近くで見えるわ」

両脇の二人によって押し拡げられる、愛液が糸を引き、それでも奥まで見える

レミリア「うぅ…」

レミリア?「いやらしいとおもわない?」

レミリア「・・・」

クリに指を持っていき、抓る体勢に持っていく

レミリア?「い や ら し い と お も わ な い ?」

レミリア「…思うわ」

レミリア?「聞こえないわ」

ゆっくりと力を込めて行く

レミリア「っ・・・」

レミリア?(まだプライドが邪魔してる様ね、手に取るようにわかるのに…私達は貴女なんだから)

ぎゅぅうううううっ!!!

一気に力を込め、更に捻り上げる

レミリア「いっぐぁあああああああぁぁああっ!!!!んぐぅ・・・・・っ・・・・あぅううっ!!・・・くあぁああっ!!!」

手加減してるとは言えその気になればペンチ並みの力が出る上、急所の集中攻撃
30秒ほど続いたそれは長く長く感じられた

レミリア「はひっ…はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」

解放された後、激しい疼痛と快楽が襲う、こんな事をされてなお濡れてしまっていた

レミリア?「更に濡れてきたわよ?どう思うかしら?」

レミリア「い、いやらしい…わ…」

絞り出すように、しかし今出せる限り大きな声で認めた
レミリア?はその様子に満足したようだ

~~~~~~~~~~
密林:洞窟エリア

パチュリー(今レミリアはどうしてるかしら?おまじないが効いてると良いけれど…)

メディスン「ねーそっちは居る?ランゴスタ」

パチュリー「いいえ、此処はもう終わった様ね、移動するわよ」
(強い物じゃないけど…ちょっとは溜飲が下がるわね
ホント、一言くらいあったって良いじゃないのよ…)

メディスン「ペイントボール?チルノ達もうクィーン見つけたのね」

パチュリー「急ぐわよ、あの二人だけだと少し危なっかしいわ」

メディスン「はーい」

~~~~~~~~~~

レミリアの夢の中

レミリア「はぁっ、はぁっ…」

今はもうまな板の鯉状態でまんぐりがえしの体勢により三人の玩具にされている
利き手の中指を3本入れられかき混ぜられたりクリを3人がかりで擦ったり

プシュッ!!ビクンビクン!!

レミリア?「みた?また潮ふいちゃったのよ」

レミリア「見たわ…はぁ…ひぅっ…指も…締め付ける感触がして…アソコは…はひぅっ!!…とろけそうよ…」

レミリア?「いい状況説明よ、ご褒美あげようかしら」

二人のレミリアが耳元で囁く

レミリア?「「見たわ…はぁ…ひぅっ…指も…締め付ける感触がして…アソコは…はひぅっ!!…とろけそうよ…」」

レミリア「やっ…そんな…あぁ…」

更にステレオで自分の淫語や喘ぎ声を聴かされる
慣れない羞恥に顔全体が赤くなる
しかもその間乳首を弾いたり抓んだり、休む暇もない
この甚振る様な淫劇は長く長く続いた・・・

・・・
レミリアの部屋:夜

レミリア「っ!!!はぁっ!!はぁっ!!はぁっ!!・・・・・・・」

汗と涎、涙に愛液の放出で酷く喉が渇く、ヤマメのアドバイス通り飲み物を用意して正解だった

ごくっ・・・ごくっ・・・ごくっ・・・ぷはぁ…

レミリア「はは…何よ、これ…早く…終わりなさいよ…発情期ぃ…」

太腿全体に愛液が付着、シーツにも大きなシミが出来ていた
さわるとまだぐっちょりしている

レミリア(とてもじゃないけど休めないわね…せめて、身体洗わないと…)

服を着ようとする、が、乳房、お尻に触れただけで感じてしまう
到底浴場まで行けそうもない…

レミリア(なにか羽織れればいいけど…ヴァンパイアのローブ、借りましょう)

かけてあったローブを羽織る、膝上15~20cmと言ったところか
レミリアの身長だとかなりのミニになるが背に腹は代えられない

レミリア「うっ…」

外の広場では結構な数の組が帰還していた
ローブの下は全裸だし、ヒラヒラしている
肌触りも良く防寒も問題なく軽いが裾を重くしてほしいと思ったくらいだ
もっとも書置きしたとはいえ黙って持ってきた他人の物なので贅沢は言えない

大妖精「この防具を維持しつつ、この単価はつらいわね…」

チルノ「ついて来ればよかったのに、蟲素材って高値で売れるよ」

リグル「あのさぁ、あんまり私の前でそう言う事言わないでよ~」

チルノ「あっ、ごめんね~」

妖夢「いや、でも今回大妖精さんのおかげで助かりました、粉塵の代金は如何程でしょう?」

大妖精「あぁ、いいよいいよ~その代わりまた組んでくれると嬉しいな、金欠もまだ何とかなるしね
そっちだって今回修理費嵩んだんじゃない?」

妖夢「えぇ、強い相手を狩っても赤字が多く黒字が思ったほど増えなくて…改めて精進も必要です」

会議とも雑談ともつかない話をしているが其処は風呂への道間際である

レミリア(こんな時にっ…どこかへ行ってほしいわね)

じっと伺ってると逆に視線を集めてしまったようで、チルノをはじめこちらを見て来る
さっさと通れば良かったが逆効果だったようだ

レミリア(み、見られると…感じて来るっ)

とはいえいつもと違う格好、寒い中立ち止まりしかもミニ
何より顔を赤くし怪しい態度、誰しも気になると言うものだ

強行突破に決めた、が、視線によりしっかりと垂れてきた愛液
隠そうと内股になる、が、そうすると刺激になり…

結果顔を真っ赤にし息を荒げながら不自然な牛歩をするレミリアが…

レミリア(た、垂れてないわよね?!というか内股になるだけでこんな…)

チルノ「…大丈夫なのか?」

レミリア「はぅっ…!えぇ…」(構わないで!黙ってお風呂に行かせて!!)

大妖精「具合悪そうですね、永琳さんのとこに行きます?」

レミリア「いいっ!いいっ!!お風呂で大丈夫っ!」(こんなの診せられる訳無いでしょバカぁ!!!)

妖夢「みなさん、先にお風呂にしましょうか」

レミリア(ふぇっ!?)

リグル「ご飯の後にしようと思ったけどこんな状態じゃ放置しておけないしね」

レミリア(うっそぉ…ダメ、頭真っ白で説得できる言葉が…)

・・・

広場から離れ風呂への細道、20度くらいの傾斜になっている
なお、風呂上りに涼しい風を楽しみたいとの要望から防風措置が取られていない

妖夢「石は無いですが段差気を付けて」

レミリア「あ、ありがとう…」(ひぃい…)

先行してるのは妖夢にリグル

リグル「…ん?!」(えっ…いや、まさか…)

付いて来てるか確認に振り返ったらレミリアのローブを軽く下から覗く形となり…

リグル(こ、こんなところでノーパン?いやいや、レミリアだよ?!
・・・思えばフェロモンまじりのこの匂いも…そんな趣味が?!)

倒れたらすぐに支えられるように3歩下がり後ろに着く大妖精とチルノ
吹き上げた風がローブをめくれ上げ…

大妖精(えぇええっ!?)

チルノ「レミリアもう脱いだのか?ものぐさだなぁ~」

レミリア「そ、そうよ、咲夜に美鈴もいなくてついね!」(な、なきたい…)

妖夢「?!」

大妖精(見間違いじゃなければ…)

リグル(グッショリぬれて…)

風呂に入る前から心拍数を上げ脱衣所に着く

チルノ以外の3人にはそのぐっしょり濡れた太腿に視線が行っていた
でもってそのチルノは…

チルノ「さいきょーのあたいが背中を流してやろう!」

レミリア「あり…がとう」(も、もう好きにして…あはは…)

ごく普通に流してただけ…だがパチュリーの呪いで開発された体には刺激が強すぎた
最後の意地で必死に我慢したが4人の見てる前で何度もイってしまう
今はもうシャワーにすら感じてしまうのだ

チルノ「ふとももとお股すっごいよごれてるなーヌルヌルが無くならないぞ」

レミリア「あっ…んんっ!!!…ふぅぅっ!!・・・・んんんっ!!!」

シャワーが使えないから愛液が滴り落ちるのが誰の目にも明らか
皆は気を利かせ流し湯をそそくさと終らせて洗い場を後にした
レミリアは我慢できなくなった喘ぎ声を響かせながら、そのまま数十分局部を洗われる
なお、喘ぎ声はくすぐったいのだろうと思い全く取り合ってない
秘裂から淫らな音も響かせているが石鹸が擦れた音だろうと思い気にしない
チルノからは見えないが眼前にはだらしない顔をした自分の姿が…

レミリア「も、もぉ…らいじょうぶ…らから…お風呂…ひゃいってきて…」
(こんな…タオルで何度イかされたか解らない…心臓がバクハツしそう…)

チルノ「うーむ、ちゃんと流すんだぞー」

半ば飽きた頃を見計らい伝える、こんなに悪意のない責めは初めてだ…
切れ目のない連続絶頂に腰砕けとなった

5分後、レミリアが浮きながら湯船にやってくる
絶頂し過ぎて当分歩く事も出来ない

レミリア(温泉の質のせいか浸かるとだいぶ楽ね…)

チルノ「あれさ、レミリアって、はつじょうき?」

レミリア「ん~…なんか、そうみたいね…」

チルノ「そっかぁ、さっきはごめんな~」

レミリア「気にしてないわ、正直恥ずかしいけどむしろ私が早く伝えるべき事だったのよ」

発情期が広まった直後はともかく、今となっては幻想郷勢の理解も深い
変態とかそういう白い目で見られる事は無くなっている

妖夢「となると、フランさんの方も気になりますね」

レミリア「…フランにはレイナが居るわ」

妖夢(あ、まだ蟠りがありますね…)「そうだ、前回の採掘ですが、どうでした?新しい鉱石とか…」

レミリア「…そうね、にとりに見て貰ったけど、期待してていいみたいな返事を貰ったわよ
エルトライト…とか言ったかしら?ただ、鍛冶場と言うか工場が鉱石に追い付いてないから新調するみたいね」

にとり「そうそう!けど燃費主体で維持費が嵩むからさー値段は幾らか勘弁してね?」

妖夢「ど…どのくらい?」

にとり「桁が増えるのは確実、妖夢の場合だと…2桁は覚悟してね」

妖夢「うぅ…」

にとり「まぁそれ以前にカブレライトから始めようか、まだドラグライトどまりだった気がするし」

妖夢「買おうか集めようか、悩みます…」

レミリア「まぁ何にせよ、工場のグレードアップを成さないと意味が無いわね」

にとり「そう言う事、向こうから送られたラギアクルス素材も炉の限界感じてね
ツバキに頼んで向こうの炉と極炎石でムリヤリ仕上げた
私の意匠取り入れたアレの改良型が扱えると思えば感慨深いね!(もっとも、代金としてその設計図の写しを渡したんだけど)
今の所新型炉での予約は勇儀の金棒、レミリアの槍、アリスの人形武器、かな」

チルノ「私の場合はどう?」

にとり「ん~モノブロス亜種とグラシスメタル、それにノヴァクリスタルで作った今の武器が限界
しかも残念ながらエルトライトと氷の相性が悪くて…クリスタルかモンスターの素材次第だと思うね
純度の高いクリスタルがあれば望みはある、もしくは全く新しいモンスターかな」

大妖精「私は…聞くまでもないかな」

にとり「…まぁ借金に頼らないのも良いけど、いい加減武器新調しないと修理点検費で大変だね
素材は揃ってるんだろう?お金借りてでも新調した方が黒字増えるよ?利子は取らないし」

大妖精(それ自体はありがたいけどその代わり防具がエロチックになるから…うぅ…タダより高い物は無い)

妖夢(これ以上えっちい意匠になるのも勘弁です…エロカッパめ…)

ちなみに妖夢は例えるならラオ装備の後部太腿、臀部、背後の露出が上がったモノを装備している
確かに背を見せなければ防御に何の不足も無いが初めて目の当たりにするとぎょっとする

リグル「私は特に不足は無いかな」

にとり「あぁ、虫素材が優秀でこっちも驚いてるよ
新種の虫の発見例もあるけど今の工具じゃ加工は無理だね」

妖夢「ふむ…次の相手はフルフルにするか、リオレウスか…」

レミリア「あら?リオレイアの刀も良いんじゃない?沼地なら鉱石も期待できるわよ」

妖夢「あ、いいですね…ん?そうなると火山のリオレウスも捨てがたい…ですが、火山は初めてでどうにも…」

にとり「それじゃあ素材集まらない訳だね、いっそ買うかい?」

妖夢「頑張ります、誰か付いて来てくれますか?」(下手すると筋まで入れるからそこだけは死守しないと…っ)

なお、その被害者は魔理沙である、流石に堪えたらしく遠い海村からせこせこ返済しているようだ
とはいえ全裸に慣れてしまい、ペースは落ちている
他の拠点に移動するようなことがあれば盛り返すだろう

チルノ「あたいなら問題ないよ、リオレウスなら武器の相性もいいし」

大妖精「鉱石系統は私も欲しいので付いて行きます」

リグル「うーん、武器はともかく防具は火に弱いんだよねー」

レミリア「じゃあ私が行くわ、乗りかかった船よ」

妖夢「ありがとうございます!」

レミリア「その代わり、道中と洗い場の件は秘密にしておいて、と言うか忘れて」ボソッ

妖夢「あはは…心配しなくても大丈夫ですよ…」ボソッ(忘れるのは暫くかかりそうですが)

洗い場に食事を終えた班や遅れて帰ってきた班がやってきた
全員収容できる広さはあるとはいえ狭くなるには違いないので上がる事にした

レミリアは刺激しないよう慎重に体を拭く
そこでパチュリーと入れ違う

パチュリー(結構堪えてるみたいね、戻ったら解除しようかしら)

チルノ「ねぇレミリア、火山の注意点ってどんなの?」

レミリア「溶岩には気を付けなさい、貴女でも危ないわよ」

パチュリー(…また私の事を無視であのクエだなんて…良いわ、そっちがその気なら当分続行よ)

これによる不当報復によりさらに苦しめられることに
なお、今はあの採掘クエストは調査の為中止になっていることをパチェリーが知るのは後の事である

レミリアはその後すぐに自室に戻り着替える
呪いの直後でないので何とか着用は出来た

その後食堂に向かう、食事と共に軽く作戦会議だ

・・・

妖夢「じゃあまず隊長はレミリアさん?」

レミリア「その事なんだけど、その…最近不安というか不安定だから
大妖精辺りに指揮してもらいたいわね」

チルノ「ん~、大ちゃんなら文句は無いかな、確かに妖夢も嫌いじゃないんだけど…」

大妖精「えっあっその、頑張ります」

レミリア「じゃあ…迎撃区域はこの辺かしら?」

大妖精「い、いえ、ランサー二人ならここがベストかなー…なんて」チラッ

レミリア「…ん、アリね…いいわよ、チルノと一緒なら待機も容易だし」

大妖精「本当ですか?」

レミリア「・・・貴女もっと自信を持ちなさい」

妖夢(何かレミリアさんが今までよりずっと親しみやすくなったような…?)

皮肉な事に発情期もとい呪いのおかげで一歩退いても自分の所為ではなく呪いの所為に出来る
結果前よりずっと余裕が出てきた

レミリア「スペカも鑑みて頭に陣取りたいのだけど…」

妖夢「ええ、尻尾は任せてください」

チルノ「そうだ、一緒に組んでスペカ撃ってみないか?」

レミリア「・・・そうね、いや、面白いわ」

大妖精「じゃあチャンスは私が閃光玉か罠で作ります、尻尾切った後で」

妖夢「わかりました、任せてください」

・・・
3人と別れ、レミリアの部屋

レミリア「問題は…発情期よね…」

幾分か乾いたベッド、とりあえず寝れない事は無い

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

レミリアの夢の中

レミリア?「ふぅん?結構安定してるじゃない」

前と同じ3人…イヤらしい視線で舐め回すように見詰めて来る

レミリア「…提案なのだけれど、今回は…その…手加減してもらえないかしら?」


レミリア?「いいわよ?」

レミリア「!」

レミリア?「恩を売っておくのも悪くないからね、でも、手加減するだけよ」

結論から言えば乳首を舐めるのを中心にじんわりと甚振り、秘裂も陰唇周りを適度にいじくる形となった
派手にイくと言う事は無いが性的開発と言う意味では却って強まったように思える
が、明日への精神疲労をさほど残さないと言う形ではちゃんと約束は守っている

レミリア?「本当に愛らしいわ」

レミリア「…はぁ…好きに…言ってなさいよ…はぁ…」

自分、それも複数に犯されるなんて今後とも慣れる事は無いだろう
しかも理不尽な事にこっちの感覚はそのまま通り
相手への感覚は自分に戻ってくるという仕様らしい
今回自慰を試したが相手は平然として欲求不満かと笑ってきた

レミリア(いつ終わるとも知れないし、どう向き合う…?)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

バタム

お空「おっはよー!…またあいえきまみれで裸で寝てる…えへへ、えいっ!」

ピンッ

レミリア「はんっ!」

寝てる所を指でお豆を弾く

お空「ほら~おきて~狩りのじかんだよ~」

ピンッピンッピンッ

レミリア「ひはっ!あっ!あぁっ!!起きたからっ!やめなさい!!ひあぁっ!!」

ビクッビクンッ

・・・

お空「あれ?レミリアもはつじょうきなの~?」

レミリア「えぇ…伝達忘れててごめんなさいね」

お空「うにゅ~私もついエッチな気分になっちゃって、ごめんなさい
収まるまでキスメが来るからね~」

バタン

レミリア(はぁ…まさかお空にされるなんてここにきて随分環境も何もかも変わったわ
でも、狩りにいく分にはこうやって一回イってからのが都合が良かったかしらね)

・・・

寒村:食堂

レミリア「とりあえずカツオ、それと・・・ガーグァの唐揚げにしようかしら」



妖夢「おはようございますレミリアさん、先頂いてます」

チルノ「ちょうしはどうだー?」

レミリア「万全とは言えないけど今日は良い方ね、いつもこうだと助かるのだけど」

大妖精「…?湯呑とこの匂い…紅茶じゃなくてこぶ茶ですか?」

レミリア「…そうね?なんとなく手に取ってみたのよ」

ズズッ…

レミリア(あれ?結構良いかも…見た目は薄いけど味も血に近いし落ち着く…)

大妖精「…このガノトトス定食美味しいですね」

妖夢「昨日フランさんの班が狩ってきた奴ですよ
お気に入りですけどガノトトスは良い感じの太刀が無くて…」

大妖精「あ、もしかしてリオレウスとフルフルで迷ってたのは…」

火と電気、両方ガノトトスに都合が良い

妖夢「い、一応他の相手にも使えますし!特にフルフル素材は切れ味が良いのですよ」

チルノ「じゃあなんで今回リオレウスにしたんだー?」

妖夢「…あの後確認したらフルフルは鉱石だけだったんです」

チルノ「おっちょこちょいだなー」

妖夢「でっ!でもでも!フルフルは上位種の次が確認されてますからそれを相手取るのに
リオレウスの火属性は都合が良くて!!…むぅ」

レミリア「属性揃えるのも一つの戦略だわ、間違ってはいないわよ」

妖夢「で、ですよね!実際ガノトトスの肉や防具は需要高いですから資金面でも安定します」

・・・

・・・・・・・・・・・・・
火山:ベースキャンプ

レミリア「この辺は火山灰で太陽が出てこないのが嬉しいわ」

大妖精「実は私も初めてですけど…蒸し暑い…」

妖夢「こんな所に住んでいるから生存競争に敗北した弱者だと思ってましたが…
見当違いでした、強敵の反応が強いです」

チルノ「熱いのはイヤだけど大抵アタイの武器に弱いからそこは良いかな~」

・・・

カツン、カツン、ガキッ
場所に慣れるのも兼ねて採掘を開始する
この世界のハンターの減少傾向が止まらないのでかなりの資源が眠っていた

妖夢「虎穴に入らずんば虎児を得ずと言いますが、凄い収穫ですね
燃石炭に加え強燃石炭、ドラグライトにカブレライト…」

大妖精「寒村は燃料需要に事欠きませんから燃石炭は幾らあっても…
強燃石炭はお空さんやにとりさんが買い取ってくれますし」

チルノ「んん?!何コレ?錆びた塊????…棒みたいのが突き出てるけど…」

レミリア「錆を落とせば結構な鉄鉱石になるかもしれないわよ?」

チルノ「それもそうだね、捨てようと思ったけどとっておこうっと」

・・・・・

レミリア「ふぅ…そろそろ狩るかしら?」

大妖精「ですね、これだけあれば何とか!」

妖夢「では収集物を頼んで備えます」

ギャォオオオオオオオォォォォ・・・・

嘶きと共に今回の目標であるリオレウスが降りてくる
釘付けにするため、レミリアが先行する

ザブシュッ!!!

妖夢「相変わらずの威力ですね」

レミリア「…貴女は尻尾に集中しなさい、梃子摺るとそれだけ遅れるわよ」

妖夢「はっはい!」

とはいうものの、慣れた相手であるのと主力が適性以上の武器を持ってる事もあり
順調に進んでいく、レミリアとチルノ以外初めての地形とは言え打ち合わせは万全
元来上位までならスペカ無しで対応できる上スペカを持った今…

ザシュッ

妖夢「斬りました!」

大妖精「目を閉じてください!!」

シュパッ

閃光玉が炸裂し視界を奪う、リオレウスは視界を塞がれた際動き回るタイプではない

チルノ&レミリア「「アイシクル・ザ・グングニル!!」」

ズガシャァアアアアアアアアァァァッ!!!!!

大量の氷柱はもとより、グングニルの力を得た一際大きな氷柱がリオレウスを中央から完全に貫く
協力スペカはぶっつけ本番の試みだったが大成功した

パンッ

チルノ「ふふん!楽勝だったな!」

レミリア「えぇ、正直採掘の方が疲れたわね」

二人でハイタッチを交わす

大妖精(な、何かチルノちゃんとレミリアさん、急接近してる?!
協力とかレミリアさんまんざらでもなさそうだったし本来突っぱねそうなのに…)

・・・

妖夢「堅殻…上鱗…火山でも素材に大差はない…?」

レミリア「火竜の尻尾…修理に使えるから損は無いわね」

チルノ「何コレあっつい!!」

大妖精「ん?爆炎袋に触っちゃった?」

チルノ「ちがう、何この玉~…?!」

妖夢「これ、火竜の紅玉…?」

大妖精「やったね!」

レミリア「噂には聞いていたけど宝石みたいね…」

・・・

大妖精「わ、忘れ物は無いですか?帰りますよ~」

レミリア「いいわよ」

チルノ「お~」

妖夢「仔細問題ありません」

・・・
寒村:広場

戻ってくれば向こう側の日用品補給スペースに人だかりが出来ている

妖夢「気になりますが…先に発注してきます」

チルノ「あたいはこの錆びた奴をどうにかしてもらってくるよ」

大妖精「私も発注の方向で…」

レミリアは特に急ぎの用がある訳でもなし、気になったので寄ってみる

!!!

写真集…しかもヌード?!

見本として3pほど開けられていたが
霊夢、幽香、魔理沙の三人が全裸で映っていた
値段は…安くない、というか業物の武器クラスだ
普段ならそのまま立ち去るが…今の肉欲に目覚めた彼女にその選択肢は無い

レミリア「い…一冊、ちょうだい?」

「はーい、毎度!」



足早に自室へと向かう、羞恥と興奮の混ざった言い知れぬ感覚がレミリアを襲う

レミリア「…ん?」

見ればお空が真っ赤になって木陰に座り込んでいる

レミリア「仕方がないわね…」

自室まで運ぶことにした

============================
※R-18注意
============================

・・・・・・・・・・

お空「レミリアぁ、早くぅ~~」

レミリア「せ、せかさないで!!」

ベッドの上で巨乳を放りだし甘い声を出してレミリアを誘うお空
どうしてこうなった、五分前に遡る

~~~~~
自室に到着

レミリア「あのままじゃ冷えかねないからね、どうしたのよ?」

お空「あのしゃしん…見てたらなんか…ヘンな気分に…」

あー、ハイハイ、発情期ね

お空「オナニーすれば何とかなる筈だけど…役に立ちそうなのはある…?」

レミリア「えと…うん、さっき買ったあの写真集なら」

パラリ

適当にめくったそのページにはバッチリとエッチなシーンが描かれていた
霊夢の両乳首とオマンコにそれぞれ吸い付く4Pシーン
霊夢のとろけそうな顔が印象的だ、なお、端っこに協力費用、強走薬G10本、とある
隣には藍と橙が絡んでいた、しかも橙が攻め、巨乳を頬張り犯している、此方は現金支給とある

お空「ありがとう…えと…シーツ汚しちゃうかもだけど…」

どうやら服を着たままするようだ、股間に手を伸ばす

レミリア「貴女が洗濯してるんじゃない、良いわよ、服脱いじゃって」

どうせ服で抑えられる愛液なんてたかが知れてる、風邪引かれるようなら脱いでくれた方が良い

お空「えへ…どうせなら…一緒に…本みたく……しよ?」

レミリア「・・・」

れろ…ちゅる…ちゅちゅ…っ

お空「はぁ…はぁ…はぁ…♪」

大きい、柔らかい、心地良い…
今なら解る、レイナへの不仲な態度
妹がこの双丘を味わう事への嫉妬だったのかもしれない
立場の関係上美鈴にはどうしても頼めず、犯すなんてもってのほか
と言うか幻想郷に居る時は大して肉欲に関心は無かった
それがこっちに来ることで…そして、妹に当たる事も出来ず
結果的にぶつける形となってしまった

お空「じょうすだよ…大好き♪」

レミリア「…いつも世話になってるから…ね」

ぱくっ

お空「はんっ!!!」

赤ん坊のように舐めしゃぶり、舌で弄り、甘噛みする
夢の世界で自分自身に骨の髄まで叩きこまれたテクを如何なく発揮する

お空「いっ!くっ!ふぁあああああぁぁっ!!!」

ビクッビクッ!!

お空「ま、まら、らいじょうぶ…いいよ、きて…♪」

レミリアとしても心の奥底で待ち望んだ巨乳を好き放題弄れるチャンス、逃すはずが無かった
揉みしだき、抓り上げ、唾液だらけになるまで舐め上げる
母の象徴たるそれは安心感を齎し、しだいに眠りへと誘っていく…

・・・・・・・・・・・・・・・・・
レミリアの夢の中

レミリア?「また会ったわね」

レミリア「良い気持ちだったのに全く…」

レミリア?「そう怒らないで、仲良く楽しみましょ?サプライズもあるのだし…」

サプライズ…?そう言えば乳房に違和感が…何と言うか、重い

レミリア「?!」

自身の胸がおっきくなっている

レミリア?「憧れていたのでしょう?前の約束は肉体変化よ♪」

レミリア「あ…う…」

レミリア?「もう自分に犯されたくて乳首立ってるわよ…それとも」

左側に居るレミリア?の姿が変わる

お空?「私のがもっと良いかな?」

レミリア「そ、そんなのって…」

外見も声もお空そのものだった
頭では攻撃して打ち消そうと試みたが心が許さず身体が動かない

レミリア?「やはりダメージが返るのは怖い?それとも…ふふふ」

小悪魔やパチェリー、美鈴や咲夜、そしてフランの誰とも違う別の感情が産まれているのを知っている

まさにこの夢の中に於いて、籠の中の鳥となっているのをつくづく思い知らされた

お空?が私に覆いかぶさる、乳房が目の前に垂れ下がる

上半身69の形になりお空?は乳房に吸い付いてきた
その吸い付き方も全然違う、レミリア?は合理的というか計算されたようなやり方で
お空?は吸いたいように吸ってくる本能じみた動きだ
いつもと違った衝撃に快楽に慣らされたレミリアの理性が削れる

レミリア「ん…れっ…ちゅっちゅぱ…ちゅっちゅっ…」

お空?とレミリアの感覚が返されるのも嘘じゃないのがはっきりとわかる
両方の乳首に吸い付かれる快楽が走る…が、止められない
更にその吸っている方の乳首にレミリア?が弄りに来て
秘裂もしっかり弄られている

レミリア「ふっ!…くっ・・・・んんんんっ!!!」

ビクンっビクン!!!



けったいな宴は長らく続いた


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

レミリア「…ん?」

ベッドの上に居る、戻ってきたはずなのにお空が…こちらを見てる?

横に並び、授乳の体勢をとっていた
寝ぼけたまま乳首に吸い付きずっと吸わせてくれていたらしい

お空「大丈夫?」

レミリア「・・・・・なんで、そんな事っ」

お空「うにゅ?多分前もそうだったけど羽根とか縮こまってたから…怖い夢見てるのかなって」

レミリア「っ?!」

ね、寝顔を見られるより恥ずかしい!!
しかもお空も同じ翼もち、誤魔化しようがない

レミリア「…感謝、するわ、ずっとついてて胸を貸してくれて」

お空「いえいえだよ♪一生懸命吸ってくれて気持ち良かったし…」

レミリア「~~~~っ!!!」

否定しようのないお空の乳房の大量の唾液跡、改めて恥ずかしい事この上ない!!

お空「うにゅ、ちょっと遅刻かな…?」

レミリア「?・・・あっ!」

お空は狩らずにベッドメイキング及び風呂の仕事をしている

レミリア「待ちなさい、貴女を叱らせはしないわ」

・・・

~~~~~~~~~~~~~~
寒村:川縁

フランクリン「えー、はいはい、朝に強いお空さんが連絡なかったので
何かあったと…ええ、そういう…ええ、はいはい、そう言う事ならば…
じゃあ、この後二人で来てください、では…」

キスメ「私の地区は集め終わりました~」

大量の衣類、シーツを抱えキスメが降りてくる

フランクリン「お疲れ様~」

キンキンに冷えた空気の中、洗濯は重労働だ

キスメ「随分流れてくる氷の数は少なくなりましたね」

フランクリン「まぁまだまだ泳げるとは思えないけどね」

キスメ「そういって普通に川へ入って行って…ん?何かありました?」

空間召喚を行い、艦載機を発艦させる

フランクリン「ちょっとあってね、…どうやら暫く続きそうよ」

キスメ「???ふむ、取り掛かります、耐寒ゴム手袋は何処ですか?」

フランクリン「あぁ、そこの棚の上よ」

~~~~~~~~~~~~

レミリア自室

レミリア「一応連絡したわ、二人で来るように、と」

お空「うにゅ~」

レミリア「昨日の服…で良いわね」

何度もローブを借りる訳にはいかない、身体は疼くが我慢して着る事にする

レミリア「あれ?」

ホックが締まり難い…胸の余裕が無い
ほんの微量ながら乳房が増えている、爪と違いこっちはすぐに、とはいかないようだ
が、いずれは…?

皮肉にも爪が短い事で何とかホックが入る、が浮き出た乳首は何ともならない

どうせ洗ってくれるとのことで下着も着用していく、ドロワーズなので幾分か隠せるはずだ

そして二人の愛液で湿ったシーツを回収し、向かう

・・・
川縁

フランクリン「取り敢えず二人は割烹着に着替えてこの洗濯物を洗ってもらいます」

レミリア「…」

艦載機は洗濯物を回収していたようだ、小山になっている
いつもこんな量を片付けていたのか、狩りなんて出来ない筈だ
お空に洗濯方法を教えてもらい慣れない手つきで洗う
しかし狩りでも思ったが気心知れた相手と一緒に体を動かすのは…悪くない

シーツは染み抜きさえすれば洗濯機でどうにかなるが
凝った作りが多い幻想郷勢の服が難敵、兵器娘が似たような服を着てる理由が解る
ともかく破かないよう、かつ、綺麗になるように…

お空「ん、レミリア、これも良いかな?」

…またレース…フリル…何気なく着ていて咲夜などのメイドに洗わせていたが
開発者を一度殴りたくなった

レミリア「…私の服、処分していいわ」

フランクリン「・・・折角だから売りに出したら?素材は上物だし、需要在るよ」

レミリア「ともかく私の目の前から消えてくれれば文句ないわ」

どうせサイズの合わなくなった服に未練などない、とにかく今は手を動かす

キスメ「これで…おっけい!!」

吊るして洗濯物を乾かす、キスメの縄が見事に役に立っている

お空「次はお風呂掃除だね!」

レミリア「はぁ…もうお昼近いのね」

夜に狩りをしてきた幻想郷勢が朝に入浴を済ませるので昼に洗い、それから次の昼まで湯を張る

ガッシガッシガッシ…

湯を抜くと解る、毛、砂、泥、血糊などなど…

お空「洗い場を作ってから随分綺麗になったね!」

フランクリン「そうね~」

うっ…心当たりはある、流し湯もそこそこに沼地を駆け巡った身体で入った事もあった…

キスメ「まぁでもいくら綺麗になろうがちゃんと洗わなきゃね!」

レミリア「なぜ?」

キスメ「そりゃあ、最後の狩りに…いや、大怪我する前にはいった風呂桶が汚いまんまは嫌でしょ?」

レミリア「確かに…ありがとう」

キスメ「解ってくれたなら良いんだ、じゃあそこ持って、せーのっ!」

ガコン

・・・

もうもうと湯気が立つ、その横で洗濯物がはためく

フランクリン「お疲れ様、じゃあ恒例の一番風呂、と行きますか!」

キスメ「そーこなくちゃ!」

お空「やったね!」

レミリア(…やだ、なんか、涙が…)「ちょっと先行ってて、すぐに向かうわ」

レミリア(なんであんなのに心動かされたのかしら…)「はぁあ…」

お空「元気ないねー、レミリアもお腹すいたの?」

レミリア「…そういえば、朝から何も食べてないわね…お風呂から上がったら何か食べるかしら
何が良い?奢るわ」

お空「えっ?やったー!!ありがとう~♪」

レミリア「い、いいわよ、それくらいなら…そう言えば二人は?」

洗い場の何処にも居ない

お空「先に湯船に行ったよ、私は羽と髪の分かかるからさ…」

レミリア「そこに座りなさい、私が洗ってあげるわ」

お空「えへへ、うれしいなぁ~」

レミリア「ほら、羽を動かさない、寒いでしょまったく…痛かったら言いなさいよ?」

お空「うん、もうちょっと強めでも平気~」

フランの下の妹が居れば、こんな感じだったのかしらね?

・・・

このSS誰に需用あるの?

お空「レミリアの背中流してあげる!」

レミリア「そう…じゃあ、お願いね」

お空「はーい」



お空「良く見れば、傷がいっぱいあるね」

レミリア「そうね…その辺はバサルモスかしら…随分消えたけどまだ残ってたのね」
(深入りしたらいいの貰っちゃったのよね…)

レミリア程の存在なら最大3ヶ月もすれば元通り真っ新な姿になる
が、まだここにきて2ヶ月と半分くらいだ

レミリア「この短い間に色々あったわね…」

この世界への転移、兵器娘との衝突、和解してモンスター狩り…
傷だらけだがハリツヤの整った肌(運動と食生活)、そして綺麗に整った爪…

むにゅ

レミリア「む、胸当たってるわよ」

お空「こうすると気持ち良くって…」

こしゅこしゅこしゅ…

レミリア「…ご飯食べたら、しましょうか」

お空「はーい♪」

レミリア「先にお風呂よ、いいわね?」

お空「うにゅ、はーい」

>>541
自己満足
の一言に尽きるかなーw書きたい物書いて
共感するもしないも自由、そういうとこだろうこ↑こ↓の板は

需要考え支持及び金取る心算ならラノベに走った方がずっと早いと思うし

一つ言えるなら、Xが思いのほか期待外れで期待外れで…
上位からがもうモチベザックザク削られて取材もままならずどうすんだ…って感じw
敵はめちゃ強い!…ってわけでもないけどマジイライラする、シリーズまたいでいつまで炭鉱夫させるのだ
フレと組んでもチャットしにくくて…キーボード使わせろ…etsets

tri返してくれと言うレベル、というかアレモガ村の資源使い道次第じゃ
FO4やマイクラ並みに面白い事出来ただろうに…
=====================================================

・・・寒村・・・~~食堂~~

お空「もぐもぐもぐ…」

レミリア「のどに詰まるからもう少し落ち着きなさい…ん?」

TVを見ると勇儀が模擬戦に出ている
指定クエストは…見た事はない

と言うのもレイナ…いや、零戦のタイプがかなりの数押し寄せてきて
いずれも練度が高い、一方味方はそこそこ腕は立つがとても押し返せない

勇儀「これで勝てればラージャンとやらも楽勝だよねぇ?」

???「あーうん、まぁ頑張ってね?」

結果から言えば「悲惨」
勝つとか引き分けとかはおろか5戦中2回被撃墜第一号となった
ちなみにその二つは遭遇戦で先手を取られた時の物である
幻想郷勢は正面切っての戦闘に慣れ過ぎてその癖がまだ残り気味である
格闘戦になっても僚機が落とされ、2対1となると程なくして落とされる
いたたまれなくなり食堂を後にする…門をくぐろうとした、その時

???「難易度変える?もう一度?」

勇儀「もういっちょ頼む、なにせ相手複数組んでる…って話だから、これでいい結果が残せないと…」
(まだボム縛りは継続…かな)


あんなのが、複数?


気が遠くなるようなものを感じた
二体だとしても十分全滅レベルの脅威だ
別種でも相応の実力者と組むかもしれない

美鈴は…まだ面会謝絶だし、これ以上お空を待たせるのも悪い
またシーツを汚すのも気が引けるので足早に専用施設へと向かう

・・・
寒村の性欲発散用施設に到着した
布団やベッドとちがい、フルフルの皮が使われている
保温性が悪かったり体液の吸収力が悪いので普通の寝具には向いてないモノの
グッチョグッチョになるまでやる加減を知らないレベルのエッチをする際には最適
なお、掃除は表皮をさっと流せばいいのでお手軽である

ちゅっ…ちゅうっちゅうっ…

部屋に入り、ベッドの上に着いた瞬間にもう開始
乳首に吸い付き、存分にいじくる

お空「きもちいい…れみりあぁ…♪」

レミリア(…却って幻想郷で交流の無かった相手ほど
すんなり肌を重ねられるっていうのも不思議なモノね)

更に指を秘裂に突っ込む

びくっ!!びくんっ!!!

すると性感が高まったお空はすぐにイってしまう

お空「はぁ…はぁ…もっと、お願い…」

うつ伏せになり、お尻を突き上げる

憑りつかれる様にグチョグチョのそれに口を付け、舐めしゃぶる

お空「あはぁっ!!れみりあの舌、すごいぃ…うんっ!!ひゃああぁ…」

レミリア「ふむ、良く考えたら貴女だけ気持ち良くなるのも生意気ね」

お空「ふぇ・・・?」

レミリア「身体を返しなさい、ほら…」

仰向けにさせ、69の体勢でお互いの大事な所を貪り合う

・・・

レミリア「…はふ、名残惜しいけど、時間ね」

お空「ふぇ・・・?」

レミリア「さて、洗濯物の片付けを済ませるわよ」

お空「うにゅ~」

レミリア「しっかりなさい?次遅刻したら流石に面目が立たないわ」

お空「…はーい」

レミリア「…」

ちゅっ

お空「!」

レミリア「・・・終わったら続きをしましょ」

お空「はーい!!」

レミリア(な、なんかすごく恥ずかしいわ…まったく、なによなによ・・・・・)

・・・

戻る、取り込む、アイロンをかける、畳む
ちなみに畳む作業の際、レミリアは靴下を二足に纏めていた

フランクリン「お疲れ様、風呂焚きは私らでやっておくから、休んでて~」

お空「じゃあ、いこっ!♪」

フェロモンを撒き散らしながら腕を絡ませ、胸を押し当て、顔を近づける

キスメ「み、みてるこっちが恥ずかしい…」

レミリア(・・・・・否定はしないわ、悪いって訳じゃないんだけど…ねぇ)

食堂に行かず、性欲発散用施設に直行する
利用者が割と多く居たのは知っていたが、まさか自分も仲間入りするとは
少し前までは考えられなかった…

レミリア「ちょ、ちょっと待って…」

お空「ふっふ~♪」

上半身を床に着け、腰、脚を浮かせる
お空の顔面にレミリアの秘裂が露わになる

レミリア(い、いつもなら一喝してるのに…抵抗できない)

れろっ、ちろっ、ちゅっちゅっ…

レミリア「んくぅうううううっ!!!」

口撃によるクリ責め、1分もたず勃起し、面積が増えると更に快感が増す
吸い付く、舐め上げる、扱き上げる…喘ぎ声が強くなるのに比例し、体に力が入らなくなる

そんな反応を見て俄然やる気になったのがお空
口を離し、指で弾く、こする、軽く抓る…
猛烈な快楽責めに意識が飛ぶレミリア・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

レミリア「こんな形で此処に来るなんてね…」

レミリア(?)「…すぐお別れする事になりそうよ?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

レミリア「?!?!!!!!!!あぁあああああぁぁぁあああっ!!!」

問いただす前に現実に引き戻されたレミリア
お空が自らの抜けた羽を使ったクリへの羽責め
逃げも出来ず言葉も紡げない、制止させる手段が無く、完全にノっているお空
数時間後、生ける屍状態のレミリアがお空の眼前で横たわる事になった



・・・が、まだまだお空は満足してない

・・・

レミリア(…あれ?どれくらい経ったかしら…?)

3枚に纏めた羽を秘裂に入れられ、裏から刺激され
もう片方の手で豆を回したり突いたりするように重点攻撃
散々玩具にされた後は思い出したように乳房に吸い付く
呪いでの精神改造と現実世界での感度向上により舌が往復するだけで絶頂する

レミリア(咲夜だったらこんな快感、耐えれず死んでるわね…)

同じ状況に逢えば人間の場合よほどのことをされない限り慣れて感じなくなるものだ
(霊夢の場合、幽香のイタズラで感じ続け、鈴仙の体調管理の完全体制
悪い事だけではないがその辺りは後述…)
一方吸血鬼にこういった上限らしきものは無い

ぬちゅっ ぬちゅっ ぬちゅっ…

お空が裸体を擦り合わせる
勃起した乳首がまた快感を呼ぶ

んっ…ちゅ、れろっちゅちゅ…

嬉しそうに唇を合わせる、頑張って応じるレミリア
そのあと乳首にむしゃぶりついた
ついでにクリも弄り返す、お空は体を震わせ、喘ぎ声を上げ応える

レミリア(正直この感覚は怖い、怖いけど…楽しいわ)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
=海村= 霊夢の部屋   

今日も4人で絡み合い、乱れあう
むせ返るほどの雌の匂いには遠くから寄ってきた雄が
一定距離に近付くにつれ逆に逃げ帰るほどとなっていた

霊夢「・・・はい、ちょっと休憩」

幽香「あら…しょうがないわね」

顔を唾液と愛液だらけにし、口惜しそうに呟く

鈴仙「でもだいぶ慣れてきましたね」

以前よりずっとスタミナが付いたのは確か、少なくともハンター換算で175はある
尤も妖怪勢はこの倍はあるのだが力押しが多かったせいで
上位大型やG級には苦戦を強いられているようだ

てゐ「一時は本気で死にかけたものね、エッチで」

保冷ポッドに入った冷たい果汁ジュースを一気に流し込む霊夢
むっちゃくちゃエッチした後のこの時間が結構好きになっていた

霊夢「…ぷはっ、コレで死ぬとかあの化け物に殺された方が何ぼかマシよ…
あー、でも流石に外の状況も心配になって来るわね」

鈴仙「それは大丈夫ですよ、繁殖期にあたって運悪く行動範囲内に入った集落がメインですし
黒色のディアブロスはじめ強いのが多いですから、お互いなるべく関わらないのが良いかと」

てゐ「物資も困窮してるって話は聞かないしね、妖精三人とか卵回収に向かったって言ってたっけ」

霊夢「ふーん、ま、私としても新しい防具が出来るまでは動けないわ」

てゐ「おや?なんか掘り出し物でも見つけた?」

霊夢「・・・ま、貴女達のせい…と言っておくわ、これ以上のヒントはなし」

幽香「…?あぁ~・・・・っと!エッチもいいけど日の光でも浴びたいわね、ちょっと出て来るわ」

伸びながら部屋を後にする

鈴仙「私も身体洗ってくるわ、てゐ?解ってるわよね?」

てゐ「私が当番だっけ、シーツとか集めようかな…おもっ!」

愛液と汗をたっぷり吸いこんだシーツは布と思えないほどの重量となって
回収だけでも一苦労だ

霊夢「…お腹すいたわね、身体流したら食べに行くわ」

身体を流すと言ってもスポンジで全身のヌルヌルを落とし
ベタカピの髪を洗うという作業、それなりに時間はかかった

(橙と…文かしら?見たければ見せてあげるわよ、ホレホレ)

これ見よがしにお尻を向け、脚を開く

橙(!?)

文(あ~…やっぱばれてますね、具も見えてシャッターチャンスですが
逆に後が怖いので見るだけにしておきましょう…んっ…)

文の秘裂に指が這う、何だかんだで発情期を迎えている一人だ

文(襲い掛かったらもっと後が怖いですね、幽香さん的にも…
むぅう…見るんじゃなかった、指…止まらない…)

~食堂~

そんな葛藤も知ってか知らずか、さっさと食堂に向かう

テレビではチルノが出ていた

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

チルノ「むぐぐ!その風反則だよ!アタイの身体がもたないって!!」

???「でも標的は強風を扱うんですから、耐えて攻撃できないと苦戦しますよ?」

チルノ「う~~~っ!わかったよっ!でもなんかあるでしょ!」

???「…大ヒントです、私を相手にした場合、前方から向かってくる一撃が多かったですね
機銃掃射の回避を避けると同時に今出してるプロペラ後流という乱気流を回避するという目的もありました
じゃあ、おしゃべりは此処まで、この速度だとあと4分がリミットですよ?」

チルノ「えぇっ!?待ってよー!!」

???「相手はまってくれませんよ?」

チルノ「ぶーっ!おにーっ!ばかーっ!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

霊夢「風、ねぇ…」(血が上ってパンツ丸出しになってたの気付いてないわね)

魔理沙「もしかしたら、チルノの相手は私の目標と同じかもなぁ」

霊夢「そうなの?」

魔理沙「あぁ、なんか金属質な相手だって聞いたぜ、でもって
下手な弾幕はみんな跳ね返す上すごく耐久力あるんだと」

霊夢「えー…」

魔理沙「で、物凄く熱い奴が居て、コイツは弾幕を焼くらしい
こっちは咲夜が狙ってるな、素材がレミリア好みそうだとかなんだとか」

霊夢(そいつらが私らを殺すために呼んだ…いやいやまさかね)

魔理沙「で、まぁ苦労が実って、どんな強風、高熱でもへっちゃらな武器を扱えるようになったと」

霊夢「はぁ~…そっちもやることやってんのね」

魔理沙「何か引っかかるがまぁいい、この武器なんだが…基礎出力は八卦炉と一緒で
長時間運用するのに精神的に鍛えなきゃならなくてな」

前の得物より少し小型化したようだ、細くなっている

魔理沙「風や炎に負けないようにするには今までの奴だと勢いが足らないんだと
細くする事で弾が軽くなってその分勢いが付くとか
普通の奴を相手にするなら今まで通りの奴のが良いけどな
そっちはどうだ?」

一呼吸おいて、指を器用に曲げつつ妖しい目で見ながら言う

霊夢「三日三晩、イケるわよ」

魔理沙「そ…それは頼もしいんだぜ」

霊夢「ふふふ…まぁ今使ってる私の武器も私自身のスタミナに起因するから
この季節が終わり次第相談して新調するわ」

魔理沙(あっちこっちさかってて正直目を背けてきたけど…踏み込んでみるべきなのか…?)

霊夢「チルノが終わって今度は紫と幽々子の長期耐久戦闘…割と好きなのよねコレ」

魔理沙「あぁ、わかる、モンスターだと弾幕~って感じが無いからな!
機銃陣地に目を奪われがちだけど狙撃とかいう高速自機狙いが厄介なんだぜ
かといって放置してると追い込まれるから折り合いは難しいけどな」

=========================
~寒村~ ・医療班・

レミリア「えっと、美鈴の容態はどうなの?」

永琳「あ、丁度伝えようと思ってたのよ、霊夢が以前狩った赤いディアブロスだけど
あれから良い薬が作れて、狩りにはまだ出れないけれどかなり回復してるわよ」

レミリア「…そう、ならいいのだけれど」

パタン

永琳(人体(?)実験1号になった事は伏せておきましょう)

・・・
・病室・

レミリア「様子を見に来たわ」

美鈴「お、お嬢様、ご無事で何よりです」

レミリア「元気そうで安心したわ」

美鈴「ええ、身体の方はもう何ともないです」

レミリア「身体の方は…ね」

美鈴「…ですね、正直あの日の事を想像するだけで動かなくなります」

レミリア「無理もないわ」

美鈴「ですが、いつか克服し、その暁には目に物見せてやりますから!」

レミリア「期待してるわ、今はゆっくり休みなさい」

レミリア(しかし発情期も慣れるものね…多少まだ疼くけど…
500年近く生きて来てこんな事は初めてよ)

・・・・食堂・・・・

レミリア(お空と一緒に居るのも良いけど、いい加減狩りに出ないと鈍ってしまうわね…)
「何かめぼしいものはあるかしら?」

???「ん?うん、ちょっとまってぇ…じゃあこれかな、ドスバギィ」

レミリア「…あら、私も舐められたモノね」

???「まぁまぁ、繁殖期で一番厄介なのはこう言った中型の手合いだからサ、頼んだよ~」

特に指定しなかった手前強く言い返せない
広大な範囲を偵察機などにより哨戒しているが
狩りたい相手がいつも居るとは限らないのも事実だ

レミリア(まぁコレなら一人で良いかしらね…)

チルノ「お、ちょいまった!あたいもまぜて~」

レミリア「…良いわよ?」

チルノ「よっし!念には念をだっけか、今度の相手にその素材が使えるってにとりが言ってたし!」

レミリア(この世界に来るまでは取るに足らない妖精だと思ってたけど…解らない物よね
ここ雪山拠点と相性がいいのかウカウカしてたら追い越されそうなくらいの強さは持ってるわ
海も大概驚くけど常時寒冷地なんて初めてだし)

・・・雪山道中・・・

ヴァンパイア「ん、中型反応2頭、ちょい待ってね…」

レミリア「良いわよ」

相変わらずの曇天、吸血鬼にとって過ごしやすいのは嬉しい
寒さは頂けないが

…雪山拠点…

ヴァンパイア「どうやらドスバギィとドスギアノスが一緒に居るみたいだよ?
両方狩ったら報酬上乗せだって」

レミリア「それは嬉しいわ」

ヴァンパイア「初めての組み合わせでしょ?…気を付けてね?」

レミリア「心配は無用よ、歯ごたえが出てやりがいも出てきたわ」

チルノ「…う~ん?」(なんだろ?りおれすす?の時と違って言葉にできない不安な気持ち…)

レミリア「どうしたの?置いていくわよ」

チルノ「ん、今いく~」

・・・7合目・・・

軽く吹雪いてきた、チルノは何ともないがレミリアはキツい
さっさと帰りたいという気分で埋め尽くされていた

チルノ「ポポ、食べつくされてるね」

毛と骨になったポポが居た、血の感じからまだ狩られたばかりだ

レミリア「そうね」

チルノ(しかもオトナが食べられてる…これって結構大きな群れ?)

レミリア「しまったわね…」

せっかくの嗅覚も吹雪いていては効果が無い
いつしか周囲を群れに囲まれていた

槍含め弾幕を展開し攻撃するものの、上位モンスターには雑魚含め効果が薄い
何発も立て続けに当てれば怯むし倒せるものの接近を阻むには至らず
相手の数がこれでもかと言うほど多い
4人だったら造作もないのだが…

レミリア「退路はある?」

チルノ「ん~…頑張ればさっき来た道を抜けられる…かな?」

迷っていたところで仕方がない、突進を用いつつ包囲を突破する
が、相手は雪原に特化した相手、距離が離せない

チルノ「…どうしよう?」

レミリア「洞窟の中に行くわよ、そこで待ち構えれば数を…」

チルノ「わかった!」

・・・

ギャア!ギャア!!

穴で敵が絞られ、対処しやすくなった…が
しかしそれも一息つけただけで終わる
側面、後方からも襲撃をかけられる

レミリア「後方よ、後方に行くわ」

チルノ「大丈夫?」

レミリア「ええ、あっちなら地面もしっかりしてるわ」

チルノ(そうじゃなくてレミリア自身が…スタミナが…)

少なくない撃破数を得たと言え本体は居ないのでは仕様もない
が、この大群では本体を相手にするのも困難だ

・・・

退いた先にドスバギィが陣取る
後方にはバギィとギアノスの群れが塞ぐ

レミリア「正念場ね…」

チルノ「むぅう…」

ギャォオオオオォォッ!

中型に似つかわしくない生命力と防御力を有し
グングニルすら一筋縄ではいかない
一方チルノの武器は予備の無属性槍で威力に劣り
雑魚処理を担当していた
なおメイン武器は氷属性なのでもっと分が悪くなる

ベシャッ

レミリア「あ…?」

強烈な眠気、迂回組のバギィが崖上から催眠液を吐きかけたようだ
武器を落とさないようにするのが精いっぱいで隙だらけ

ドカァッ!!

レミリア「が…はっ!!」

ガスッ

体当たりをまともに受け壁まで弾き飛ばされる
疼痛の中立て直す…が今度は氷弾が直撃、行動の自由を奪われ…

ブンッ

レミリア「…!!!」

ドゴッ!!

逃げるスタミナも無く尻尾の直撃を受け、壁に直接叩きつけられる
吸血鬼の生命力を以てしても相当なダメージだ

半分崖に固定され、激痛も手伝って動けずにいる
開く片目で相手を見ると三匹ともこちらに向かってくる

ガッ!!

レミリア「あぁあっ!!」

鳩尾に対する頭突きと同時に顔を押し当てられ捕食の為口を開くドスバギィ

目を閉じてっ!!

シュパッ!!

ヴァンパイア?いや、この状況では来れない筈…

チルノ「一旦戻るよ!!えいっ!!」

なんとチルノの閃光玉だった、彼女の機転によりモドリ玉でキャンプまで戻る

・・・

ゲホッゲホッ!!

拠点に戻り応急処置をした
腹部のダメージにより出血した血を吐き出す

レミリア「あー…うぅ…」

呻きつつ治療用ベッドの上で裸のまま横になる

チルノ「…人間だったらヤバかったな」

レミリア「…?」

音声は聞こえる、が、それが何を言ってるかがわからない
一時的に脳をやられたようで立つことも難しい

防具を脱がせ、治療にあたったが腹部と背中にかけて痣が凄く打撲跡もある
レミリアの意向で構造上爪と牙の耐性はあるが打撃ダメージは最低限のものしかない

レミリア(こんなにボコボコになったのはいつ振りかしら…素直に認めましょう
今回敵の方が一枚上手だった)

チルノ「挑む?戻る?」

雪山と寒村を交互に指差すチルノ
レミリアはゆっくりと、だが確実に雪山を指差した

パソコンが直ったので戻りました

あぶないあぶない、これで…

登山道、二合目

レミリア「あー…悔しい」

鎮痛剤により痛みは無くなっているが食堂から出たときのエネルギー(食事効果)はない
防具に隠れて見えないが帰るころには痣コースだろう

チルノ「次はどうするの?」

実際ラストチャンスみたいなものだ
これ以上怪我をして、狩りを続行する余裕なぞ無い

レミリア「そうね…巣に行くのは危険すぎる、その巡回ルートはあっという間に囲まれる
となれば消去法で・・・
この崖を登り、数を減らし、引きずり出す!」

チルノ「利点は?」

レミリア「一度登ってしまえば一方からのみ相手に出来る
あいつらは蔦が登れない上、飛び移って登ることも出来ない」

チルノ「なるほど」

レミリア「その分一方から激しい攻撃が来るけれど…」

チルノ「改めてこれがつかえるなんてあたいも思わなかったよ」

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酉忘れてしまいました…次からおニューのUSBメモリに入れておこう^q^

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崖を登りきり、生肉を置く
すると肉食獣の声がどんどん近くなる

レミリア「これくらいの数なら良いのだけれど」

気配からして加速度的に集まっているのがわかる
一体どこでこんなに増えていたのか…

処理能力を増加数が上回る

レミリア「頃合ね、お願い!」

チルノ「はいよ…っ氷符!アイシクルフォール!」

数多の氷柱が一斉に襲う、その数と質に逃げる間もなく殲滅されていった
この狭い場所では巻き添えも十分ありえるが…

レミリア「いいじゃない、その小手調べバージョンは」

チルノ「なんか複雑だけど…役に立ったし、いいか!」

一気に手駒を失い形勢逆転、大々的な反撃の時間だ

レミリアがチルノの真正面に陣取り
真正面に弾の出ない技で相手を一掃
4人だとタイミング合わせづらいが二人なら楽だ

前衛にドスバギィ、後衛にドスランポスの布陣で対峙する
向こうは配下を失い群れの維持は出来ず、破れかぶれといったところ
一方レミリアの傷も浅いものではなくこちらも後が無い

チルノ「今度はアタイが前に出るよ」

レミリア「…任せたわ」

負傷した今でも最初の頃よりずっと動けるとはいえ、動きのキレ、反応はチルノに劣ってしまっている
素直に前衛を譲った

レミリア「けど、こちらから指示は出すわ、従いなさい」

その言葉に頷き、返す

二匹の動きを見るには後衛のほうが容易で指揮能力もいまだレミリアの方が優れている



レミリア「さがって!」

チルノが飛びのいたその場所に氷液が降りかかる
そして注意を逸らせなければ睡眠液はそう当たるものではない

ジワジワと傷の増えるドスバギィ、隙が出来るとレミリアによる追い討ちも待つ
勝敗の行方は既に決まり、時間の問題となっていた

ギャォオオオオォォォ・・・

ドサッ

ドスバギィが倒れる
残ったドスギアノスも、ペアなら飛び掛りさえ意識していれば怖くは無い
二人の集中攻撃によりスペカを使うまでも無く倒れた

レミリア「ふぅ…」

チルノ「ねぇ、傷は大丈夫?」

レミリア「なんとか塞がっているわ」

後は何てこと無い、普通の事後処理だ

・・・

~寒村~:温泉:

レミリア「~~~~~~っ!!!」

椛「…派手にやられましたね」

レミリア「…ぬぅう~~~~~~~~」(煩いわよ、バカ!)

声にならない、物凄く沁みる、薬を塗るに一旦綺麗にしておけと言われやってきた
というわけで入浴剤として風呂に安物とは言えお酒を混ぜ込んである

翠香「いい香りがすると思ったら、酒風呂?今日は豪勢じゃないか」

躊躇無く掬って飲む

翠香「…ん~、ほとんど水みたいなものか、仕方ない」

レミリア「・・・」

椛「…///」

チルノ「それ、アタイらのお湯でも…」

翠香「・・・あぁあああ?!!!わ、忘れて!!御願い!!」

今日の入浴は散々翠香を弄っていた
何だかんだで痛みが紛れたので全体的に良い風呂となった

その後

キスメ「どう?試験的にやった酒風呂は」

お空「ん~…評判は良いよ、ちょっと湯温下げても良いから妖精勢は気に入ってる
けど、兎に角汚れが凄い、酒風呂専用桶を用意したほうがいいかな」

キスメ「うーむ、入浴券買ってもらうとか?」

お空「だね」

キスメ「…で、一部からガッツリ飲める濃度の要望が…変態さんかな?」

お空「(さとり様やレミリアのなら私もいいけれど…)ちゃんとお酒持ち込んで…としか」

この日よりお酒と肴の購買数が向上したようだ

そして…

にとり「お酒の匂いが盛大に漂ってきて仕事仕事ってのもフラストレーションたまるね…
防具のスリット、深くしちゃお…でもって乳首の裏地を…当然股間も…」

この世界に来てからの性欲バラマキ担当に油を注いだ結果となりました
ジワジワと刺激を上げて来ているのでまず気付きませんが
更に狩り後のムラムラ度が上がりそうです

=寒村= ~食堂~

アリス「う~む…」

紫「…どうしたのよ?依頼書とにらめっこしちゃって」

アリス「紫、お金は必要?」

紫「そりゃあ…ね、ヘロヘロになった藍達の分面倒見なきゃだし…」

アリス「じゃあこれ、どうよ?」

紫「!」

この額なら4人で割っても高級料理を食べながら1季節過ごせるだけは貰える
もっともそんな事をすれば河童のお世話になるが(防具仕立て直し)

アリス「…で、条件がコレなのよ」

紫「?!」

火竜6頭の同時討伐
亜種も混在

アリス「詳しく聞けば子供が4頭で、親が子供に狩りを仕込む時期なんだって
だから親共々一緒に居る…とか」

紫「…これは…」

アリス「小さな集落は疎開命令を出すそうよ、当然だけどね
で、納得できずウチに頼ってきた…のだけど」

紫「試練、とでも言いたげね」

無視しても兵器娘が解決するだろう
というか一切合財任せても幻想郷には帰れる
が、幻想郷住民としてのプライドが許さない

紫「受けるわ」

と、丁度その時

輝夜「歯ごたえのある依頼はある?」

神奈子「気付けば酒や肴のお金もヤバくてな!
帳簿を見た後早苗が真っ青になったあと真っ赤になって働けと…な!
…ん?ちょうど二人か?一緒にどうだ?」

アリス「…実力的に申し分ないけれど」

紫「ちょっと不安になってきたわ」

輝夜&神奈子「「それと、お金貸して、物資調達するお金も無いの」」

紫「…前言撤回、不安になってきたわ」

・・・ 

~森丘~

河から少し踏み入ればアプトノスを貪る竜の群れが居た
こちらには気付いてはいるが腹を満たしているのですぐには襲ってこない

アリス「…食事…中のようね」

神奈子「私らもああならないようにしないとな!」

輝夜「分断は出来ない?」

紫「やれたとしても子供を1~2匹?下位相当の4匹がソレね
ただ…リオレウスが上位、リオレイアが更に上の力を持ってるわね」

日数を跨いでも良いとは聞いたが…骨が折れそうだ

・・・

輝夜「もうちょっとコレどうにかならない?!」

巨体を生かした複数による体当たりは脅威であり
かつ飛び上がろうものならリオレウス3匹にやられるだろう

神奈子「模擬戦でも経験したが、あの風圧は危険だ」

アリス「一体麻痺にしたわ、一息つけるかしら…?」

相手の連携が取れていないのが唯一の救いだった
が、それでも取らない訳ではないので警戒は必須である

輝夜「ねぇ?!本当に弾幕使っちゃ駄目なの?」

紫「お昼になりたいならどうぞ?相手は私たちを半分獲物と見ているから
この程度で済んでるけど、ここで親が積極参戦したらどうしようもないわ
相手の数が減るまでスペカも封印よ」

神奈子「…それまで耐えれれば、か、輝夜!そっちいったぞ」

リオレウスの降下爪…からの体当たり
単に勢い余っただけだがダメージを追う

輝夜「死にはしないけれど…痛覚はあるのよ?」

紫「動けるなら動きなさい、集中攻撃を受けるわよ?」

成竜のプレッシャーを受けつつ幼竜と戦う様相を呈してきた
有利…とまでは行かないが幾分かマシ、といったところ

・・・

紫(そろそろかしらね)「…一度退くわよ」

神奈子「わかった、後ろめたい物はあるが」

輝夜「…そうね」

アリス「えぇ…」

とは言え言うほど簡単ではない
身体能力に勝る上、数でも上回る火竜の追撃は熾烈を極め
中々撤退を許しはしない

アリス「ねぇ!あっちの洞はどう?」

紫「蒸し焼きか燻製か、ステーキになるわね」

アリス「…やめておくわ」

輝夜「いい加減きつくなってきたのだけど…」

神奈子「そろそろ頃合だ、だろう?」

コクリと頷く紫

一本道で鼻の先目掛け閃光玉を投げる
一時的に混乱した隙に距離を開けることに成功
この先は三叉に分かれ、進路が絞れない

アリス「はぁ…ふぅ…」

神奈子「精神的にも肉体的にも数倍疲れるねこれは…」

輝夜「・・・退屈だけはしないわね全く」

紫「少し寝るわ」(指の力が…油断してた心算はないのだけれど)

アリス「私も…」

神奈子「ん~…安全なエリアに罠を仕込んでおくか、付いてきな!輝夜!!」

輝夜「・・・仕様がないわね、まったく・・・」(一人には…出来ないわよね)

毒入りの肉を仕掛ける事となった
これが上手くいけば戦闘が有利に働くだろう

神奈子「こういう手に頼るのは抵抗があるけれど…」

輝夜「仕方ないわよ、本来1~2匹相手に4人がかりなのに
今回は6匹も居るのだから」

鬱蒼と茂る狭い森を抜け、十二分に警戒する

何も居ないのを見計らって水辺に罠を仕掛けた

神奈子「仕上げを講じろ…っと、戻るよ」

輝夜「うん、そうね…」(何だろう、この違和感)

本来この拠点から北上して行った先にはファンゴの群生地となっている、が
それらしきものは全く見当たらない

輝夜「…貴女達、ここの雑魚掃除はしたのかしら?」

??「いーや、手をつけてないよ」

輝夜「じゃあ・・・何か変わったことはある?」

??「ある」

輝夜「全く、言わないと答えないんだから」

??「言えるとすれば今の貴女達で正面切って戦うのは絶対におススメしない」

輝夜「へぇ…」(ふむ…)

神奈子「どうした?」

輝夜「どうも相当キナ臭い事になってるわ」

神奈子「臭い…って言えば確かに嫌な臭いがするな、気分が悪くなるほどだ」

・・・

森丘 ~夜~

紫「どう?いけそう?」

アリス「バッチリよ」

輝夜「武具の修理も終わったわ」

神奈子「どう攻めるつもり?」

紫「そのことで…来た様ね」

????「おまたせ、お弁当持ってきた、紫には…コレも追加で、報酬から引いておくね」

神奈子「なんだその瓶?」

紫「千里眼の薬って言うらしいわ、一時的に椛の力が手に入るみたい…どれどれ
ちょうど二手に分かれてる…しかも、戦闘中?親子喧嘩か兄弟喧嘩でもやっているのかしら?
・・・うーん、慣れないから良く見えないわね、かといってスキマを使えるほど穏やかじゃなさそう」

神奈子「いつだったかそれで引きずり込まれて孤立したんだっけ、あのときは色々眼福だったな!」

紫「…そろそろ忘れてもいいのよ?…もう一方は、一匹弱ってるようね、しかもこっちのほうが近いわ」

輝夜「いく?」

紫「今のところ巣に戻る素振りもないし傷を癒されても面倒ね、数を減らすチャンスよ」

・・・

到達すれば、息も絶え絶えな一匹の火竜と
寄り添うようにしているが傷は軽くない2匹が居た

アリス「!!」

鱗が爛れ、外皮の一部が破れている

アリス「これって…」

紫「相当に厄介そうね全く…!」

とは言え役目は役目だ、謎の強敵に追い立てられ逃げられたら意味は無く
早急に討伐する以外道は無い
夜襲なのも手伝ってまだこちらに気付いてない

輝夜「ブディストダイアモンド!!」

幾重にも重なる光線が相手を足止めしつつ
中央の固体にも止めを刺す
残った固体のダメージも軽くない

神奈子「エクスパンデッド・オンバシラ!!」

間髪いれず残った二体も赤い槍のような物で貫く

紫「意図を汲み取ってくれたようで何よりよ」

輝夜「ん~…さっき劣勢だったのもあれば前回は活躍できなかったから…その鬱憤がね」

神奈子「はじめてのギザミでしかも2体合流、奇襲で挟まれて
回避に手一杯だったな!私としては戦いやすかったぞ!」

輝夜「・・・打ち合わせも無く終始囮ってのは確かに退屈はしなかったわね」
(バラすな、このバカ!)



需要が無いわけでもないので下位とは言え剥ぎ取る4人
ついでに瀕死だった火竜を検死する

アリス「飽和状態だけど、間違いなく強力な消化液ね」

神奈子「嗅いだ事のない匂いだ、金を貰ってもここで飯を食べたいと思わないな」

紫「ここでこうしていても仕様がない、進むわよ」

平原を抜け、北方の森林地区へ向かう
その入り口に差し掛かったとき

グォアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

アリス「…き、聴いたことのない鳴き声ね」

リオレウス、リオレイアのいずれにも該当しない怒声

神奈子「これは血が騒ぐどころではないかもな!
輝夜、行って来るか?不死の力も健在だろう?」

輝夜「あのね、不死だけど痛いものは痛いし
どんなダメージをうけても生きてるだけで行動不能にはなるのよ?」

神奈子「はっはっは、聞いてみただけだ、
・・・しかし情報が欲しいのもまた事実だな」

輝夜「仕様が無いわね…見てくるだけよ?」

・・・

輝夜「…か、勘弁して欲しいわね」

今まで逢った中でも最大級の巨躯を持ち
単体で火竜3匹と渡り合う

一匹は深手を負って逃げられないようだ
親と思しきリオレウスは浅くない傷を負っているが何とか渡り合う
リオレイアとは互角にみえるが、幼竜を庇っていてリオレウスの援護が無いと押し切られる形になっている

一方で対応している相手、イビルジョーは
傷の一つ二つ増えようがお構い無しに幼竜を食べようと躍起になっている
双方輝夜には見向きもしない

輝夜「戻って報告しないと…」

・・・

輝夜「・・・と、いう訳よ」

紫「大した乱入ね…全く…ただ、二虎競食の形になっているのは有難いわ
今度は全員で慎重に向かうわよ」

紫「アレ…か…」

血だまりの中暴れている怪物
深緑とのコントラストが目に痛い

神奈子「見たところ防御は其処まで無さそうだな」

輝夜「…つまり、私達2人はアレを担当?」

紫、アリスは武器の更新が進んでいる反面
神奈子と輝夜は立ち遅れ
上位リオレウスはともかく、最上位リオレイアは効率が悪い

アリス「出来るだけ早急に倒すわよ、でもその前に…っ」

武器を構えた人形がイビルジョーに突撃する
切っ先をゲネポスの牙で作られたソレは
麻痺毒を注入し相手の動きを止める

アリス「後は任せたわ!」

とは言え、アリスらの目標である最上位リオレイアも楽な相手ではない
火球も突進も耐えられる防具がない上
イビルジョーを気にしながらやりあうのだ

紫「アリスはリオレウスをお願いできるかしら?」

アリス「やってみる」

火竜に向かった二人は一騎打ちの様相を呈する
相手にしろ体力は消耗してるものの、後がないので必死である
一方で悠々と二人に近付くイビルジョー
柔らかいとの読みは当たったが強靭な生命力が攻撃を阻む

紫(…うん、これは火竜を倒したら退いた方がいいわね
このチームは持久戦には長けているけれど
あのタフなバケモノ相手とは相性が良くない…)

とは言え相対するのは上位を超越したリオレイア
傷は浅く無いとは言え一撃貰えば戦況はひっくり返る

紫「考えても仕方が無い、境符、四重結界!!」

下位なら完封できるこの技も
このリオレイア相手だと効果の程はわからない
事実数秒で目が此方の動きを追っており
時間の猶予は1分もないだろう

・・・

アリス「~~~~うっとおしいわね!!」
森林奥地で飛び立たれると枝に葉っぱが舞い
対応しているアリスに襲い掛かる
持久戦仕様で軽めの防具を選択したのが裏目に出て
細かなダメージが加算される
しかも風圧で人形のリーチも活かしにくい
…とはいえ戦闘を続け、体力の消耗が激しい飛行を重ねることは
必ずしも利があるとはいえなかった

・・・

輝夜「たい・・・あたりっ?!」
巨大な身体と細い足によるアンバランスさに翻弄される二人
武器で受け流したり、カウンターで応じるものの
芳しくない戦況に晒される
特に問題なのが撒き散らされる溶解性の強い唾液で、防具そのものがガリガリ削られる
すぐに治るとは言え、素肌へ触れた際の激痛も無視できない
それでいて注意を引くべく向かっていかざるを得ず、苦戦している
神奈子「なぁ、蓬莱人って、アレに喰われるとどうなるんだ?」
輝夜「…考えたくないわよ!」
脱出の手立てがなければ腹の中で一生酸に溶かされるのだろうか…まさに死んだ方がマシかもしれない

まだ~?

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>>574
お待たせしました、漸くリアル段落が着きました
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紫VSリオレイア(G級)

ゴァアアアアアアアアァァァァッ!!!

紫「なかなかじゃない?幻想郷なら一線級の妖怪としてやっていけるわよ、貴女」(こ、こんなに早く破るなんてッ?!)
下手な相手なら一生閉じ込めて置けるはずの代物なのだが
10秒足らずで破壊した
下手に封じるよりそのまま戦った方が得策という事も示し
リオレイアのダメージは大きいとは言え体格差とその引き締まった筋力からなる攻撃は
次の瞬間には逆転していておかしくはない
かといって距離をとり暴れさせるような真似をすればアリスや他2人へ被害が及ぶ
そうなれば撤退しかなくなり、自尊心的にも己を許せない

ブ ゥ ン

後ずさりからのサマーソルト、この動き自体は慣れたものだが、今までの相手よりずっとキレが違う
腕に当たっただけで半身が当分使い物にならなくなる威力の剛尾
紫ほどの妖怪でもそう確信するだけの力量が見て取れる
霊夢はじめ人間なら直撃しただけで真っ二つに『潰れる』

 ブ ゥ ン

紫「なっ?!」

勢いを利用し2連続
距離をとるがギリギリ間に合わない、武器で受けたものの弾き飛ばされ
その腕の先が痺れ、疼痛に見舞われ、肘から先が動く気がしない
同時に凄まじい毒液が浴びせられるがこれ自体は紫にはさほど影響は少ない

紫「ふ、ふふ…貴女の切り札と引き換えならこの程度の支払い、惜しくはないわ」

再度女王と向き合う女帝、お互い退けぬ戦いが続く

アリスVSリオレウス(上位)

人形を寄せ付けぬ風圧で優位にあったリオレウスだが
負傷に疲労から長くは保たなかった

アリスは味方に火球が行かないよう注意し、人形の行動を示唆する
が、その行動は実戦を生き延びたリオレウスの予測範疇で
尻尾になぎ払われる

アリス「このっ…まだまだぁ!」

分散した事で焦りも見えるがじっかり休憩が取れたのが効いたのか
まだまだ優位に戦闘が行える
スペカを使えるほどの隙こそ見せないが肉を裂き、血を吹かせる

ブツッ

アリス「…よしっ」

どうやら人形の攻撃のうち1体が羽根の腱を断った
これでもう空に舞い戻る事はできない

アリス(みんなは…いや、まずコイツを倒さないと、人形にも限りがある
ただでさえ空中戦で大なり小なり痛んでいるんだ、長期戦は不利よ!)

満身創痍の王者を前に、決意を新たに立ち向かう

神奈子&輝夜VSイビルジョー(???)

人数優位こそあるとは言え未知の相手にこの状況は良いといえない
救いがあるとすれば完全に注意が2人に向かい、紫・アリスはひとまず無事といえる

輝夜「ブレス?!」
神奈子「弾幕あわせるぞ!」

隙間なきその放射に弾を当て、強引に相[ピーーー]る

神奈子「念の為連携したが正解だったな、私一人では押し切られる」
輝夜「…そうね、私も自信はあったのだけど…」

攻撃がイチイチ規格外

近寄ってみれば四股を踏まれ
当たらなくても地面を踏んだ衝撃で吹き飛ばされる

尻尾攻撃も、比較的緩慢なのが救いなだけで
鉱石に匹敵する棘を持つあの尾、あの質量で叩きつけられたら堪らない

オマケに弾幕耐性が物凄く高く
武器以外の攻撃は通用する気がしない
その武器もイビルジョーの体力の高さに
米俵の米を箸で米櫃に移すくらい気が遠くなる

神奈子「スペカは…どうなるんだろうな」
輝夜「効かない様ならお手上げね、意地張らずに去りたいけれど
紫がどう判断するかしら?」

だんだん攻撃パターンが掴め、防衛戦にも回った事で
すこし余裕が出来てきたが
救援が無い限り暴君のまえにジリジリ圧されるのは確定事項だ

千日手状態
先に動いたのはアリスだった

上位との戦闘に慣れ、武器を新調したのが効いて
王者は今、地に伏せた

アリス(どっちに向かえば…っ)

考えるより先に身体が反応し、リオレイアの方に駆ける
人形の損耗こそ大きくなったもののアリス自身は軽傷で済み健在
新調した武器が百戦錬磨のリオレイアの鱗を断てるかも興味があった

紫「あら、先を越されたわね?尻尾には注意しなさい?持って行かれるわよ」
アリス「そうね、大物も控えてるし油断はしないわ」

二人に増え、行動範囲が広がった事で負ける要素はもうなくなった
夫が事切れたのを察知したのか怒りの感情が伺えるものの
付いていける体力が残されておらず虚しく空を切る
翻弄に翻弄され、とうとう膝を突く

アリス「咒符「上海人形」!!」

朱く染まった槍がリオレイアの息を止める


その時だった


「アァああああああああああぁぁぁっ!!!!」

今まで聞いた事はないが、叫び声だというのはわかった
示し合わせるように、イビルジョーへ向かう

輝夜「あ、あしっ…あし…どうなって…」
神奈子「あんたは蓬莱人だろ?!とっとと退がりな!」
なんとか飛行は可能なようだ、エリア外に行かせる


紫「何があったの?!」

神奈子「溶解液だ、コイツ急に分泌してきた、防具なんて頼れないぞ」

アリス「ちゅ、注意しようにもかなり出してきてるわよ?!」

溶解性の強い唾液を振り上げる、首を振る、顔を動かす動作で撒き散らす

紫「…どうかしら、肉を食わせてみるというのは」

神奈子「消化液・・・か、私は持ってないな」
アリス「痺れ生肉ならあるわ、どうやって食べさせるか…」

ポーチから取り出した…と同時に滑って落とす
すぐに反応し迫るイビルジョー

アリス「し、しまった!」

神奈子「…いや、食べてるぞ?」
アリス「へ・・・?」

全てを無視し、がっつく、むさぼる
3人なぞ居なかったかのように

自尊心を刺激した、アリスも怒りを覚えた

紫「外力「無限の超高速飛行体」!!」
神奈子「神秘「ヤマトトーラス」!!!」
アリス「戦操「ドールズウォー」!!!」

痺れた所に怒りの篭ったスペルカードが炸裂
不思議な事に通常の弾幕には滅法強いが
スペルカードには其処までの耐性がなく、有力な攻撃手段になる事が判明した

が、この攻撃は本気を出す切欠となった
体躯は紅く膨れ上がり、筋肉の膨張が見え
凄まじい新陳代謝で湯気すら見える

紫「…そういえば私、腕が傷ついてまだ動かないのよ」
アリス「…人形も半分が早急に修理が必要ね」
神奈子「………そうだ、防具が本当にやばくてな!」

紫「撤退!!輝夜回収して退くわよ!!」

アリス&神奈子「「りょーかい!!!」」

そこからはもう無我夢中だった、長い時間に感じられたが
一番早くベースキャンプまで戻れたと思う

・・・

輝夜「ん…あ…」

森林から出たところで激痛も手伝い安全確認もそこそこに気絶してしまった輝夜
アリスが発見し神奈子が担いでベースキャンプまで戻った
腰から下の片足が溶けて無くなり、もう片足も膝から下がなくなっていたが
今は痛みこそ残っているものの再生が済んでいる
当然防具の再生は不可能なのであられもない格好になっているが
とりあえず安堵した

紫「気が付いた様ね」

輝夜「…笑いに来たのかしら?」

紫「いえ、仮にも指揮官たる私に笑う資格はないわ」
輝夜「そう…こういうところでこの格好は些か恥ずかしいのだけれど」

下半身の防具が使い物にならず、雑布を腰に巻いているだけだ

紫「安否確認と、謝罪、感謝、そして…今後の方針かしら?」
輝夜「…謝罪はいいわよ、どうせ霊夢ほどの勘もなければ誰であろうが浴びたわ」
紫「そう、なら、ありがとう、貴女のお陰で今後幻想郷住人が不用意にあの溶解液を浴びる事はないでしょうね」
輝夜「どういたしまして…」
紫「…」

輝夜「状況整理と、あなたの考えを教えなさい」
紫「私は武器の消失こそあるけれど四肢は無事回復、支援なら出来るわ
神奈子は本当に防具がガタガタで目立った外傷こそないけど下着同然の格好になってるわね」

直撃でないにせよ溶解液の飛沫を浴びた結果である
少しの衝撃で装甲が割れるようになって着る方が危険だ

紫「アリスは人形の修繕をしてる、7割がた稼動できるそうよ
考えとしては収入を取るならこのまま撤退、入院の必要もないし十分黒字
まだいける、は、もうムリ、って言葉も聞いたわ」

輝夜「ふむ…でも私に聞きに来るからには迷っているのでしょう?指揮官さん」

紫「ラギアクルスの話は聞いたわよね?アレに類するものがリオレイアの体内にあれば
幻想郷帰還へ一歩進むわ、そうでなくても素材は魅力的
でもってあの怪物をも下せばソイツの素材も手に入る、諦めるには大きすぎるのよ
スペカが有効なのも確認した、あとは…」

輝夜「私の判断ね…」

紫「・・・あのコらに頼んで半日は素材が確保されてる、それ以降は待てない
早急に駆除するし素材も回収するそうよ
その場合大半が爆散、残りも研究にまわされほぼ手元に来ないわ
それに・・・・私の考えだけれど、幻想郷への鍵は私達自身じゃないと手に入れられないと思うの」

・・・

神奈子「とりあえず、私の相棒である兵器娘から得たヒントによれば
あの液体は消化液で間違いは無く、何らかの形で腹を満たせば使ってこないとの事」

輝夜「担当は…アリスだったわよね?残りは?」

アリス「シビレ5に毒7、眠りは持って来なかったわ」

紫「原材料が少ない上麻酔玉とかで使うのよね…」

アリス「眠り草の現地採集は可能だけど、混ぜる生肉が…」

神奈子「皆逃げているな」

輝夜「まぁ、溶かされないだけずっとマシよ」

神奈子「しかし…私が最前線として、そのすぐ後が輝夜か…」

輝夜「武器を失くした紫は無理だし、指揮に専念して欲しいわ
アリスもフルで揃ってるとは言え、素の体力や防具そのものでも私のが上
コレがベスト…って相談で決まったはずだけど」

神奈子「いや、なぁ…その格好だしなぁ」

当然防具までは再生してくれない、各自貸せるような防具もない

輝夜「この格好にさせたアイツを殺さなきゃもう気がすまないの
お風呂で見てるでしょ?我慢しなさい」

・・・

紫「神奈子、退いて!アリス、攻撃!」

神奈子「おう!」
アリス「はい!」

紫「輝…夜っ!準備は出来た?!」
(なんていう格好で罠組み立ててるのよ…)

輝夜「む、もうちょっと…」

耐性がついているので一度ではもう痺れない
が、幾分か鈍っており、ここで罠にかければ更に動けなくなるだろう
(ゲームではそんな事ありえません)

輝夜「完成!戦列に加わるわよ」

紫「アリス、肉を置いて誘導、その間二人は凌ぐ!尻尾来るわ!」

神奈子「しんどいにはしんどいけど…勝てなくはないね」

輝夜「皮剥いで下に着けようと思ったけど…この臭い、消えるのかしら・・・?」

アリス「置いたわ!」

紫「後退し、総員スペカ準備!行くわよ?」

思惑通り誘導に掛かる
戦闘力こそずば抜けているが知能は低く、食欲の権化だ

アリス「戦符!!『リトルレギオン』」
輝夜「永夜返し!『-三日月-』」
神奈子「『風神様の神徳』!!」
紫「紫奥義!『弾幕結界』」

且てまでに無いほどの光の奔流がイビルジョーを包む
森の一部を派手に照らしたその光源は数分にも及び
光が消えた先には横たえる巨躯があった

神奈子「はぁ…はぁ…流石にこれで」

ビクビクンッ!!!

輝夜「きゃう!?」
アリス「うそっ!!」
紫「!!!」

巨躯を大きく揺らすイビルジョー、経験したことが無い反応だ

「「「「・・・・」」」」

更に沈黙が流れた、誰一人動かない、いや、動けない
視線はイビルジョーにむけ、一瞬味方同士で目配せするのみ
脚はシッカリ踏みしめ、逃げる用意は整えてある

紫「…反応を確かめるわ」

意を決し、光弾を叩き込む

ボシュッ

不思議な手ごたえと血しぶきを上げただけだ、他に反応は無い

紫「死んでるようね」

はぁ~~~~~~っ

その場でへたり込む

アリス「勘弁してよ、もう…」
神奈子「そういえばさっき聞きなれない悲鳴を聞いたけれど誰のだったかなぁ?」
輝夜「…アンタ帰ったら覚えてなさいよ」
紫「とりあえず休止したら剥ぎ取りよ、今回は数が多いわよ!」

・・・

紫「あとは…」

最上位リオレイアを残すのみ、となった

紫「いくわよ?」

サクッ…

紫「…ちょっと手伝ってくれる?」

アリス「わかった」



アリス「甲殻?でも凄く頑丈…」

紫「現状私らのどの装備よりも強いわよ、これは」

神奈子「万全の状態でやりあってたら4人がかりでも苦労したろうな…」

輝夜「手に出来たのは大きいわね」



紫「鱗ね」

アリス「でももう殆ど金属よ、しかも上質な…」

神奈子「売ったら高そうだな!」

輝夜「冗談抜きに高いわよ、下手な宝石より価値があるわ」



輝夜「棘…?」

神奈子「不用意に触るなよ、見たところ相当猛毒だぞ」

アリス「!!」

紫「厳重保管ね」


輝夜「これでおしまい?」

紫「そういえば…あ、尻尾!」

アリス「見てみましょ」



紫「こ、これが…」

雌火竜の極宝玉、とでも言えばいいだろうか
余りにも異彩を放ち、新緑と太陽を閉じ込めたように煌く

アリス「綺麗…」

神奈子はため息をつき、言葉が出ない

輝夜「最高の難問でしょうね、これは…」

紫「今回は支出も多かったけどソレを補って有り余る大黒字よ」

・・・

???「じゃあその宝玉は自身で持って帰るのかな?」

紫「ええ、後の素材はお願いね」

???「了解、無事に帰ってね」

帰路もこの美しい輝きを堪能しつつ、となった
特に奪われるでもなく寒村に着く

寒村・食堂

まだ寂しさはあるが、そこそこの賑わいを見せている
人が少ないので清掃が特に行き届き、いつもより綺麗だ

紫「こう考えると人手不足も悪くないわね、今日は特に奮発しようかしら」

幽々子「あら、羽振りがいいのね」

紫「大仕事を終えたのよ、そっちは………?!」

幽々子「…失敗しちゃった、脚、一週間は動きそうに無いの」

弾幕の耐性干渉はおろか霊体への攻撃をも難なく行う、まさにモンスターだ

紫「どいつが…」

妖夢「そいつは…」
幽々子「…例の片目よ、侮った心算は無かったのだけど」

妖夢に肩を借りつつ腰を下ろす

妖夢「すみません、私が至らぬばかりに…」

幽々子「言わない約束でしょう?壁を突き破っての強襲
あのままだったら妖夢のお腹の下が食い千切られていたわ
幸い治らない怪我じゃないのだから」

とはいえリハビリもかけると一ヶ月は欲しいだろう
つくづくとんでもない相手だ

紫「…黄金芋酒、限定最上級品よ」

幽々子「いただくわ」

紫(うかれている場合じゃあないのね…)

未だ何処へとも知れぬ目印の一つにたどり着いただけなのだと思い知った

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※軽いエロシーンが混ざります

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寒村・浴場

???「こぉのエロガラス~~~~!!!」

輝夜「あら?懲りもせず盗撮かしら?大人しくなって多と思ったのに…」

文「い、いいじゃないですか、へるもんじゃないし…」

早苗「場所を考えなさいよ!こ、こんなところで欲情なんて…」

文「今の時期しょうがなくてですね…イジってくださいよ、さきっちょだけでいいんですよ」

早苗「一昨日そういって手首掴んで捻じ込んだわよね貴女!!
手丸ごと入れるなんて流石に非常識よ!!
確かに貴女の事は嫌いじゃあないけどもっとこう…ムードというか!!」

文「ムードでこのモヤモヤ晴れればくろうはしませんよぉ」

早苗「あぁもう!浴槽内で自慰るな!!他の人にバレた…ら?
か、神奈子さま・・・?」

アリス「…とりあえず排水側に寄ってくれない?文の愛液入りでも我慢するわ…」

輝夜「はり直せないものね…」

文「あぁうぅう!すごいマズい状況なのに興奮して指が…あぁ…はぅうっ!!」

神奈子「どうだろう?資金を募って温泉を拡大しないか?」

アリス「一口乗るわ、いくら?」

輝夜「私は二口で」

早苗&文「「すいません…」」

ちょっと前 雪山

ズゥ…ン…

妹紅「ふぅ、流石に上位のドドブランゴとのサシは骨が折れるな…」

フラン「あ、終わったんだ~」

崖の上からレーヴァテイン改を減速装置として利用し降りてくる

妹紅「…あぁ」(山頂のドドブランゴを…もう片付けたのか?
能力上短期戦では分があるとは言えブランクを此処まで埋めてくるとは…)

フラン「そうそう、不足していた雪山草なんかも集めてきたよ」

ポーチ一杯の雪山草を見せる

妹紅「…!!あぁ、助かる、動ける人も妖怪もめっきり減ったからな…
こっちはあれだ…崖上の蜂蜜を見てきたんだが、まだ無かったようで無駄足だった
帰りに隣の洞窟の蜂蜜を見て帰るとするか?」

フラン「うん!」

・・・

~寒村~・食堂・

・・・

妹紅「…という訳なんだ慧音ぇ!味方が強くなってくれるのは嬉しい!
懐もあったかい!でもなぁ…でもなぁ!!」

慧音「あー…うん、わかったわかった…」

あーコレは輝夜に負けた後の絡み方とソックリだ…と感じつつ受け答えする
なおフランはレイナと一緒に軽く鍛錬した後お風呂だ
小改装で防音も強化されておりとりあえず聞かれる心配は無い

と、丁度其処にお風呂上りでハラペコかつ席を探しに輝夜がやってくる

輝夜「あーうん…何やってる…の?」

流石に困惑している

慧音「まぁなんて事ない、一過性のものさ」

輝夜「・・・今日は特別よ、そのお酒、付き合ってあげる」

妹紅「ふぇ?ふあぁ?まぁうん、私も特別だぁ!!おつまみちょうだい!肝!おいしいやつぅ!!」

・・・

妹紅「なんだぁ?そんなばかげた奴がいるのかぁ?あいたくねーなぁ…」

輝夜「ソッチだって有利な属性だからって二人で大型上位と対峙なんて私もいーやーよー
ねぇ慧音ぇ!なんで手を貸さなかったのぉ?」

慧音「ばっばか!…い、今やっと落ち着いたトコで…」

ニヤリと笑う二人

妹紅「つまみ包んでくれるよう聞いてくる、あとお酒だな、持ち帰れるか~?」

輝夜「貸し部屋の手配するわ~三人くらいのやつ~え~りんは流石に無理だし
他二人もアッチに行っててどーにもねぇ~」

慧音「な、なぁ、何でそういう時は示し合わせたような行動を取るんだ…?」
(ダメだ…この先の展開を予測すると拒絶する力が…)

妹紅「優しくするからさぁ~」

輝夜「一番いい部屋取ったわよ~いきましょ~」

この二人も文に椛同様別々に狩るのだが
示し合わせたように似たような苦難を抱えるのが違い
結果深層では仲が接近しつつあった
表立って争うとかその違いだろう

=======================

※R-18要素があります、注意

=======================

高級な木材と特殊な鉱石がぐるりと囲む
これらにはリラックス効果があるようで病院の個室にも採用され
大量に仕入れる事ができれば幻想郷住人の部屋にも順次置き換えられる計画がある

更に贅沢に燃石炭が使われ、外は雪が舞うほどなのに汗ばむ程だ
ささっと裸になり、脱がせ、押し倒す、そして

ちゅる…ちゅう…ちゅう…
ちゅう…ちゅう…かみっ…

妹紅「なぁ、どっちの方が気持ちがいい?」

二人に乳房を口撃される慧音
発情期と、自慰で開発された事により敏感になっている
加えて二人ともいやに上手い

慧音「五月蝿いバカ!黙って弄ればいい/////」
口調こそ厳しいが顔に身体はしっかり受け入れ態勢だ
15分程弄っていたらピクンピクンと身体を反らす

まだ吸い足り無いとばかりに咥える妹紅を尻目に
乳首から口を離し、酒瓶に手を伸ばす輝夜
そのときに偶然砂時計を見つける

輝夜「交代で弄らない?」
慧音「ふぇ・・・?」
妹紅「あぁ!気が利くじゃないか、先手は譲るがおっぱいは離さないぞ」

くちゅ…っ

再び両乳首責めと共に秘裂への責めも加わる
一度イったので難なく進入する指
急に恥ずかしくなったのか我慢しだす慧音だが
ここまで感度が高まると逆効果となっていた

グロシーンが良い。欲を言えばエロシーンよりもグロシーンを増やして欲しい。キャラ死亡とかも有っていいんやで?←(何様)

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>>591
流石に死亡まではありませんwが、強大化する敵が出てきて
現に輝夜の脚が溶かされたりしたので…
妖精の一回休み位なら今後あるやも知れません
==============================
~~温暖期~~
~海村~・食堂・

霊夢「あついわねぇ~…ギガントミートにオニオニオン、黄金米の肉丼大盛りお願い」

魔理沙「おいおい、そこは小盛りじゃないのかよ」

藍「知らないのか?いつもならこの3倍は食べるぞ?」

魔理沙「お前らの埋め合わせでこっちは食っちゃすぐでてそのまま狩場篭ってなんて続いてたから
寝室篭ってる霊夢と顔合わせの機会が無かったんだぜ?」

橙「お陰様?で漸く落ち着いてきたから藍様ともども戦線に出れますよ!」

魔理沙「ん?じゃあ幽香はどうしたんだ?」

霊夢「農場、こっちでも向日葵の種を手に入れて栽培するんだとか」

魔理沙「金あるなぁ」

霊夢「大半は私からの借金よ、此処までの付き合いだから利子は取らないけれど
チャラにはしないわ、魔理沙もどう?一ヶ月1割」

魔理沙「私からは利子取るんだな・・・ちょっとショックだぜ」

繁殖期のピンク状態から脱却し、今まで休止していた勢がやる気を出している
というか数ヶ月の殆どを自室で過ごす羽目になり生活費で困窮し、出ないとキツイ
反面疲労が重なった層はスローペースになりつつある
無理に装備を更新しなければ懐は暖かいというのも理由だ


魔理沙「んー折角4人揃ったんだ、沼地行かないか?」

霊夢「ふーん?何かめぼしい相手は居るの?」

魔理沙「いや、特には決まってないけどな」

霊夢「いいわよ別に、鈴仙とてゐは腕慣らしに虫退治出ちゃったし」

橙「じゃあコチラの手伝ってもらえますか?グラビモスなんですが」

霊夢「火山?ならイヤよ」

藍「安心しろ、沼地だ、終わったら洞窟で涼んでいくか」

霊夢「受けるわ、魔理沙は?」

魔理沙「…あぁ、いいぜ」(熱線はあるが…まぁ霊夢なら当たらないか)

霊夢「ということでお弁当…何にしようかしらね?」

すっくと立ち上がり、食堂メニューに目をやる

魔理沙「・・・そういえばふくよかになったと思わないか?」(ボソッ

藍「あぁ、一部分が特に著しいな尻、太腿も成長してるが特に胸が」(ボソッ

幻想郷からの格段に質が上がった食事、連日の苛烈なホルモン刺激行為で
いつしか歩くだけで揺れる胸を手に入れていた霊夢だった

・・・・・・・

~沼地~

霊夢「じめじめしてるし、防具がキツくて蒸れる!」

魔理沙「我慢しろだぜ、しかし視界もよくないな、奇襲には気をつけろよ」

ガポンッ ガポンッ

橙「どうやら沼に脚を取られてるようですね」

藍「あの巨体が災いしたようだな、動きは鈍いだろう」

黒くずんぐりした巨体が目の前に現れる
発見こそされてはいるが、敵とも獲物とも認識していないようだ
主食が岩なので当然といえば当然なのだが・・・
食事を済ませた様子に加え、沼に半分沈んでいて動くのも厄介といった顔だ

藍「楽に行けそうじゃないか?」

魔理沙「…いや、コイツの弱点が埋まって逆に厄介だ
固まった地面まで誘導できないと特に霊夢は厳しいぞ」

霊夢「…そうね、弾丸を雑魚用のヤツに換えて、周囲の掃除でもしているわ
暖かいからかしら?虫も多いわね」

魔理沙「リグルとか絶好調だろうな~私はとりあえず顔を狙ってみる」

藍「私は尻尾だな」

橙「手数で気を引けないかやってみます!」

簡単な作戦が決まり攻撃を開始する

藍「ちっ…楽に決まると思っていたのだが…」

半分沈んだ身体のバランスを取るためか
頻繁に振り回される尾
その質量の直撃を受ければ藍でもタダではすまない

ドンッ!!ズドンッ!!!

魔理沙「ここまで効かないとは…」

真正面に立てば熱線が来るので斜めからの射撃を行っているが
上位相当の甲殻、傾斜する装甲、亜種などの条件が重なり
まるで相手にされていない

魔理沙「この状況ではスペカも効果が無い…少しずつ接近してみるか?」



今の所一番効果を発揮しているのは橙である
それでも火炎ガスにあしらわれ囮になりえない

橙「藍しゃまの指示はまだ無い…続行でいいのかな?」

その実久々の狩りで調子が狂い、不測の事態に混乱しているだけだ

ズダダダッ!
霊夢「この辺の相手は終わりかしら?・・・皆梃子摺っているようね」

快調に雑魚の掃討をこなす、繁殖期を経て物凄くスタミナが強化されており
文字通り準備運動にもなっていない

霊夢「このままだと良くないわね」

橙の付近に霊夢が現れる

霊夢「手伝うわよ」

橙「ありがとうございます、でもどうしたら…」

霊夢「スペカしかないでしょう、このままでは攻め疲れして終わりよ」

橙「…そうですね」

チラリと藍に目をやる

霊夢「完全に血が上ってるわね」

橙「…わかりました、方符「奇門遁甲」!!」

楔の様な弾幕が多数降り注ぐ
大型で動けない故にかなりも命中弾を与えた
もっとも一発一発が軽いので本体へは殆ど効果が無いが
翼を貫ける力はあり相手が動き出すのに十分な打撃を与えた

霊夢「さて、魔理沙の方へかしら?おびき出すわ」

橙「熱線きますよ!」

霊夢「!夢符「二重結界」!!」

魔理沙「お、おい!まったまったぁああっ!!」

本来真っ直ぐ撃ってくると経験や映像で認識していたものの
なぎ払いは全員初体験だったようだ
橙は普通に避ける、霊夢はスペカと引き換えに難を逃れ
魔理沙は迫り来る熱線の範囲外にギリギリ逃れた

霊夢「・・・まだ沼に浸かっていたからかしら?
ああ言った撃ち方をしてくるなんて…」

魔理沙「し、死ぬかと思った…」

藍「橙!生きてるか!!!?」

橙「大丈夫です!…けど」(私の責任が重い…変に潜らせたら取り返しつかない)

霊夢「安心しなさい、私もついてるから、兎に角上がってくるわ
魔理沙に藍、ココからが本番よ!」

テストします

これでどうか?

==========================
戻りました、完走を目指します
==========================

魔理沙「コイツとは幾度かやりあったことがあるが…今回のは数段厄介だ」

橙「本来寒村方面に生息する相手ですからね」

霊夢「スペカと引き換えなら安いかな…復帰戦でベッドに逆戻りなんて嫌よ」

魔理沙「何にせよ弱点が出てきてくれたのは幸いだ、藍~!!そっちはどれくらいだ~?」

藍「すまない!暫くかかるぞ!」

防御を棄てた代わりに機動力を得たグラビモス亜種
危険度はむしろ向上している

ズガッ     ガキンッ!!

振り回した尻尾の突起に藍の武器が引っかかる、弾き飛ばされてしまったようだ

藍(…しまった、筋が痛んだか?これからだというのに、利き腕が握れない…)

霊夢「藍、武器を拾って一旦拠点に戻って、留め金が緩んでるわよ」

藍「…あぁ、そうさせてもらおう、橙、任せたぞ!」

魔理沙「なんだ整備不良かぁ?ここは抑えておくから心配するな」

橙「ま、魔理沙さん…!」

突発的な動きが俊敏でないグラビモスには追うことは不可能だ
そもそもメインターゲットは橙であり、魔理沙でもある

魔理沙(こう言っておけば橙が落ち着く…が、今度は私がマズいぜ、破壊が済む前に水冷弾が尽きそうだ)

上位の体力は尋常ではなかった、集中力が切れた後の突進はなんとしても防がないとならない
攻撃機会と火力の違いからターゲットが移りつつある

魔理沙(調合してる時間はないな…)

霊夢「あと何発?!」

魔理沙「14だ、微妙だな」

霊夢「空の弾層寄越しなさい、水冷弾ならあるから詰めておくわよ」

魔理沙「本当か?!助かるぜ!」

・・・

拠点

===================
失礼しました、キーボード掃除してリトライしました
===================

???「本来なら数週間様子見たいところだけど…さすが大妖怪ってところかな」

藍「…これでも七割だ、この武器を扱うには正直不安が残る」

???「ふむ、じゃあコレなんてどうかな?」

藍「これは?」

???「鬼人薬の調合を変えてもらったの、幽香さんの協力もあればもっと捗ったかもだけどね」

藍「ふむ・・・」

・・

藍「良い感じだ、10割とまではいかないがこれなら問題はない」

???「じゃあ、テーピングする?もう1手間かかるけど」

藍「…お願いしよう、前にそれでやらかしたからな」

藍(おそらくソレで紫様は私を外されたのかも知れないし…)

???(考えすぎだと思うけど否定しても意固地になるだけなんだよねぇ)「おしまい!いってらっしゃい!」

以前の狩りで準備不足のまま再突撃し、カウンターを食らった経験があった
ドスガレオスという脅威が低い相手でなければ今でも活動が出来なかったかもしれない
以降藍は紫と組まなくなり、逃げるように海村へ来た側面がある

藍「あぁ、行って来る」

・・・

藍「あの二人が居るから橙は大丈夫だと思うが…どうだ?」

焦げた草木が点在する、視線の先にはもう一押しといった様相のグラビモス亜種がいた

橙「相性が良いとは聞いていましたがこれほどとは…」

砕けた腹部にヘヴィの巨弾が食い込む、段違いのダメージなのが見て取れる

魔翌理沙「だろ?こういうパワーで押し切れる相手は得意中の得意だぜ!」

霊夢「ハイハイ、油断せず最後までやる!…あ、おかえり」

藍「あ、あぁ、ただいま…もう私は必要なさそうだな」

霊夢「でもないわよ?まだ尻尾切ってないでしょう?」

軽く笑った後に視線を遣る霊夢、あれから橙が頑張った傷跡がみえるが
切断にはいたっていない

藍「わかった、アレを済ませよう」

ズガッ!!!

尻尾を切り、完全に勝敗は決した、特に砕けた腹部には霊夢の弾を防ぐ力はなく、蜂の巣のような有様になっていた

・・・

霊夢「剥ぎ取ったかしら?」

魔翌理沙「おー、とはいえ売り払うことになるな」

橙「私は武器に使えないか相談してみます」

藍「私は防具でも検討するか」

霊夢「よし!涼んでいきましょ!!洞窟行くわよ!」

魔翌理沙「蒸す上にこの返り血だからな…」

橙「・・・?」

藍「どうした?置いていくぞ」

橙「ま、待ってください藍しゃま~」

・・

ドシャァアアアァァッ・・・・キチッ…キチチッ…


・・・

霊夢「と、言うことで夕方まで遊んできた訳…ハクシュッ!!」

魔翌理沙「止せば良いのにずっとすっぱだかで泳いでたからな、本来クーラードリンクが必要な場所だっていうのに」

橙「狩りでは格好良かったんですけどねぇ・・・」

勝利の美酒を頂きながら幽香を加えての談笑
鈴仙にてゐは繁殖・温暖期に使えるようになった新薬のお手伝いで召集された

幽香「…まぁ、無事で何よりよ、軽率な霊夢はお仕置きだけど」

霊夢「あぅ…悪かったわよ・・・手心加えてくれると嬉しいなぁなんて」

幽香「あら、じゃあここでやる?」

霊夢「な、なんでそうなるのよ!!」

顔を真っ赤にして抗議する、瞬間的に察する魔翌理沙と藍

幽香「ほら、皆が手加減したって証人になってくれるから」

霊夢「そういう問題じゃ…ばかぁ!!ハクシュッ!!!」

藍「酒の肴にはいいかもな?」

霊夢「な!なっ!!」

魔翌理沙「やめとけ幽香、内心大喜びでまたやらかすぞ」

霊夢「まりさぁああっ!」

幽香「あら、私の霊夢ですもの、ちゃんと躾ればわかってくれるわ、お仕置き見たい人~」

すぐに二人が手を上げ、橙が1拍置いて挙手、霊夢の情けない鼻声交じりの悲鳴が木霊した

===============
※R-18展開アリ
===============

裸同士ならとっくに慣れたが、面と向かっての情事公開は幽香に鈴仙とてゐ以外初めてだ
ましてや一方的に見せるなんていうのは殊更羞恥心を煽る

藍「使い込まれてたと思ったが、存外綺麗だな」

まじまじと見つめられ冷静に解説させられる

幽香「ふふ、その辺気を付けてるから…でもここをこうして」

霊夢「・・・っ!」

幽香「こうするだけで…」

霊夢「あふぅ…っ」

乳首を摘み、軽く左右に捻る

じゅわぁっ・・・

橙「濡れてますよ、すごい発情臭ですね、藍しゃま」

霊夢(は、発情臭とかいうなあぁっ!)

目を閉じ真っ赤になって無言の抗議をする
そんな様子を満足した視線で嘗め回すように見つつ

くぱぁっ・・・クチュプッ

秘裂を開き、浅く指を入れ、さらに開く

幽香「今霊夢はこうなってるのよ、何を考えてるのかしらね?」

意思と裏腹に乳首は尖り、蜜が滴り、秘豆が膨らむ
視線の中焦らす様な手つきで責められ、生殺しに遭う
開発されたその身体は容易に快楽を産み出すが、幽香の卓越した技術が絶頂を許さない

10…20…30分、身体は一向に鎮まらない、絶頂を求める本能は膨らむ一方だ
いつしかボタボタと垂れる愛液を集められ、コップいっぱいになったら飲まされる
自分の体内で生み出されるものながら不思議な味と発酵臭、そして妖しい催淫効果に心が負ける
妖怪退治や霊力では神にも引けを取らないが、こういう方面はまさに小娘でしかない
好奇心の眼差しにいつしか抵抗する気力を失い、むしろ「視線でイケやしないか?」と考えるほどになっていた

幽香は勝ち誇った笑みを浮かべ、乳首を捻り上げる
堰を切ったように絶頂へと導かれ、それは1度2度では終わらず噴水のように愛液が撒かれる
強烈な快楽で半分気を失った中、回収した愛液をしっかり飲まされ、飲み干したと同時に公開プレイは幕を閉じた

修理したPCがアレだったので買い替えました、やはり5年保証・・・!

酉で躓く・・・

寒村

・・・

チルノ「クシルダロラ?」

レミリア「クシャルダオラよ、それが狩れるの?」

???「ええ、でもって付近にモンスターが居なくなるから空飛んでもいいよ」

早苗「じゃあ楽…というワケでもなさそうですね」

???「凄く厄介な特性があってね、摸擬戦をこなさないと許可が下りません」

椛「摸擬戦…ですか」

あくまで希望者で、という形で募る
当然予定があったりするものは辞退した

文「何よその目は…怖気付いたわけじゃないですよ?
ヤマメや紫との約束があるんです」

椛「いーえ、なんでも」

???「相手はB-17、攻撃のめどが立つまでは手を出さないように言ってあります
目的地阻止を果たせば成功、ダメなら不合格です」

空飛ぶ要塞の異名を持ち、その頑丈さと火力だけでも十二分に脅威だ

チルノ「一番はもらうよ」

レミリア「私も行くわ」

椛「たしか借りがありましたね、こういう形とはいえ、返す日が来るなんて」

一部の住人は交戦した事もある、スペカもなかったうえ多勢に無勢で終わったが

妖夢「私も行きます、幽々子様に情報をお伝えしなければ」

???「じゃあ彼女たちが第一陣で、モニターで見るもよしだよ」

パチュリー「・・・むぅ」

・・・

・・・

摸擬戦終了、数度の戦闘を経てヘトヘトな身体を引きずるように食堂で休憩する
強烈な風により髪がぼさぼさで酷い有様だ

チルノ「むー、追いつくのがやっとってどうにもならないよ!」

椛「風の壁みたいなものに弾幕が弾かれますね」

妖夢「近接攻撃も体が安定しません、文字通り吹き飛ばされます」

レミリア「結局手も足も出ない…か」

気まずい沈黙、疲労が込み過ぎて食欲すら失せている

チルノ「何か弱点みたいなのはない?!」

レミリア「そんな都合よく…ふむ、そうね、パチュリーなら…」

膨大な書物を読んでいた彼女、もしかしたら…一息入れた後、向かうことにした

・・・

パチュリー「知ってるわよ?フライングフォートレスのデータでしょう?」

レミリア「流石ね、聞かせてもらえるかしら?」

パチュリー「・・・なら」

レミリア「なら?」

パチュリー「今度、クシャルダオラとは言わないから一緒に付き合いなさい、狩り」

レミリア「?ええ、良いわよ?そういえば喘息も良さそうだし、組むのも久しぶりね」

パチュリー(本当にね…全く…)「B-17、彼女の特徴は堅い装甲とそれを高速で動かす高出力エンジンから成るわ
それによるプロペラ後流…というのだけれど、生半可な質量ではさっきのように吹き飛ばされるわね」

椛「今までの摸擬戦ではやってこなかった…となれば、そういう力がクシャルダオラにもあると?」

パチュリー「その可能性は高いわね、突破するのであれば頭を狙い行動するのが良いわ
一点集中型のスペカでも良いけれど…動きを止めないと厳しいわね
そして、チン・ターレットなる銃座が邪魔するから一筋縄ではいかない…こんなところかしら?」

妖夢「なんとかして前へ…ですか、結構なプレッシャーなんですよね」

パチュリー「あまりの巨大さに距離感が狂うという話もあったし、それも反映してるのでしょうね」

レミリア「とにかく糸口はつかめたわ、明日また挑んでみましょう」

・・・

妖夢「相変わらず速い…!」

最大質量は30tにもなるが巡航速度は300kmにも及ぶ
下級天狗でも苦労しそうな高速に苦闘しつつ何とか前に出る

彼女らが追い越し、反転後攻撃態勢に入った瞬間
B-17の前方機銃が火を噴く

椛「アタリのようですね!」

チルノ「でもコレ…懐に潜り込めないよ」

目処が立ったことで攻撃の解禁が行われる
攻める方角が指定されたうえ多数の機銃から放たれる弾幕はスペカにも匹敵する

レミリア「何とか…クセでも見つけないと…」

・・・

にとり「どうだった?」

レミリア「うるさいわよ…」

攻撃を当てるところまではイケた、が、遠距離で減衰しきった弾だ
実際ダメージ足りえるモノではない

椛「あんなのが何百と飛んでくるんですから
人間が妖怪に畏れを抱かなくなる理由が良くわかりますよ…」

妖夢「とりあえずお風呂にしません?疲れました…」

チルノ「次があるんだし…ね」

「「「「…くやしいなぁ」」」」

四人一斉に口に出る、互いに見合わせ笑顔に変わる

レミリア「つぎはあのスカシ顔に目にもの見せてあげるわ」

妖夢「一番成績が良いのは椛ですか?」

椛「えぇ、ですが踏み込みが足りませんでした」

チルノ「私たちが抑える?私の盾があれば幾らかはもつよ」

妖夢「見た感じ相当な威力です、強走薬お分けしますよ」

とても楽しく読ませていただいております。モンハンと東方が見事に融合していて違和感がないです。
一つだけ気になるのが霊夢の力に関して、少し弱すぎる感じがします。
妖怪が能力を使えているのですから霊夢の能力も使えてもいい気がします。特に夢想転生とか、スペルカードルール無い分無限に使えそう。
あと霊夢が空飛んだり透けたりしないと霊夢らしくない。

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>>614
感想ありがとうございます
スペカは現状下位においては無双できますが上位大型、G級中型以降は耐性を有する上に
決定的な隙が無いと押し切られ返り討ちに会うというのが実情です(さもないと幽々子の即死能力無双に)
個体差はありますが凄く強力な大樽爆弾Gみたいな感じですね

飛行はモンスター乱入のリスクが高まるので制限していましたが
付近より他のモンスターが居なくなる古龍戦において撤廃する方向です
ただし、その巨体と肢体からなる突進だけでもかなりの危険があるので(更にブレス付き)
リスク軽減のため今レミリア達がその特訓を行っています
=========================================

~海村~ =農場=

幽香「あら、霊夢じゃない、私に会いに来たの?」

霊夢「あはは、それもあるけど…ミア、居る?」

口付けを交わしつつミアを呼ぶ

ミア「どうしたニャ?」

霊夢「陰陽機銃なんだけど、もっと強力なのが欲しくて…」

この前のグラビモス戦での火力不足を実感したらしい

ミア「ふむ、霊夢も最初よりずっと力をつけてきたし、候補としてこんなのがあるニャ」
(繁殖期のアレがトレーニングになったみたいだね)

霊夢「結構選べるのね、これは?」

ミア「2つに分かれた陰陽玉を一纏めにして大口径の武器に出来るニャ、威力は申し分ニャいけど連射性能を犠牲にしてるニャ」

霊夢「従来の強化型でも…ごつくなってるわね」

ミア「オススメなのはこの12,7mmタイプと20mmタイプニャ」

霊夢「じゃあ…20mmでいこうかしら、因みにこれは?」

ミア「艦載機銃だから取り回しが難しいのニャ、装備は出来るけど真価を発揮するのにコツが要るニャ」

霊夢「へー」

ミア「ただ、今後のことを考えると慣れても損はないと言えるニャ」

霊夢「追々考えておくわ」

幽香「話は終わった?ならそこの着物を着て向日葵畑のお世話でも手伝ってくれるかしら?」

霊夢「・・・貴女がお気に入りの花の世話をさせるなんてね…」

幽香「ふふっ、霊夢だからの特別よ、けど…意図的に傷付けたらお仕置きよ?」

霊夢「はいはい…」

・・・

霊夢「あっ・・・つぅ~…」

元々気温が高いこの地域
温暖ともなるとかなり厄介
しかも塩害防止のため潮風が入りにくい構造となっており
最早サウナのソレだ

ミア「コレ食べるかニャ?」

霊夢「…!つめたっ!あまーいっ!!」

アイスクリーム、氷結晶を利用した冷却機構での
この時期一番の輸出品である

幽香「霊夢には合うのね」

霊夢「…あー、花にとっちゃこの冷気は毒ね」

幽香「耐性はあるのだけれど…好ましくはないわね」

・・・

アイスの力を借りてもきつすぎる為
倒れないうちに食堂に戻る

霊夢「日陰の潮風が気持ちいいわぁ」

ドサリ

隣に咲夜が腰掛ける
慣れない酷暑で夏バテのようだ

霊夢「…採掘しに行ったんじゃないの?」

咲夜「今の時期の周辺洞窟はエラいことになってるわよ…
当面は沼地や凍土辺りが良いわね」

天子「沼地いきたい?じゃあよさげなクエストがあるのだけれど」

霊夢「・・・聞くだけ聞くわ」

天子「黒いグラビモs」

霊夢「また?却下」

天子「最後まで聞きなさいよ、えーと、その頭が動いてるって話」

霊夢「…妖夢が聞いたら卒倒しそうね」

天子「調査、可能なら討伐という流れなんだけど」

咲夜「こういう涼しい狩場の任務は今稀少だし、構わないわよ・・・体調が治れば」

霊夢「悪いわね、試し撃ちとして代わりに私が行くわ」

天子「あら、じゃああと一人探さないとね」

ということで
霊夢・天子・衣玖・文の四人で組むことになった

文「どうします?結構霧が濃いようですが…」

霊夢「そうね…私と文の二人でこちら側から回るわ」

天子「私はここからね」

・・・

沼、草地を探したがそれらしい影はなかった
天子チームからの連絡もなし、残すは洞窟内部だけだ

・・・

文「!これは…アタリのようですよ」

霊夢(こんなに回らされるなんて…私の勘が鈍ってる?)

深紅の外殻を纏い、グラビモスの頭骨格を背負ったギザミとおぼしき存在を確認、
同時に天子も合流する

衣玖「見たところ既存のものと変化は無いようですが…注意してください」

天子「弱点は…雷か、勝てなくはないわ」

霊夢「殻は後回しで、とりあえず脚ね、いくわよ」


二手に分かれ散開する、と同時に殻の口が開く

バシュウウウゥゥッ!!!

衣玖「!!!」

文「おやおや…いつものヤツより数倍の威力はありそうですよ?」

水ブレス…は聞いていたがもはや大砲の域まで達してると言っても過言ではない
ショウグンギザミに慣れている層の驚き具合から見てもこの亜種の特徴のようだ
加えて衣玖を除いて水属性に弱い防具を着用している
グラビモスの情報が仇となった形だ

天子「こいつの殻、まさか返り血じゃないでしょうね?…どうする?」

霊夢「…誰か一度でも膝をつくようなら退くわよ、多くの情報を持ち帰りましょう」

準備不足で倒せる可能性は限りなく低い、彼女の勘がそう告げていた

天子(霊夢の事弱気だなと思ったけど…コイツ…堅い!!)

尋常じゃない外殻、足を止め攻撃させることを許さない機動力
天子ですら胴体半分引き裂かれそうな鎌
冗談で言った返り血もあながち間違いではないとすら思えてきた

衣玖「むしろ海中の方が楽でしたね…」

数か月前までは普通に飛んで戦っていた
ラギアクルスの時は優位に作用したが
飛び回ろうにも狭い洞窟内ではたかが知れているしブレスもある
G級相当で弾幕も効果が薄いのでリスクの方が高い
開けたところで飛び回ったら乱入のリスクが増大しなおさら不味い

霊夢「天人組は大丈夫だけど…」

MHでいえばミドルボウガン相当の火力を手に入れている
弱点属性がわからず属性弾を用意できなかったのが痛い
とは言えあまりダメージを出すと猛スピードで間合いを詰めるだけの速度があるので
却ってよかったのかもしれない

文「む…」

武器が一段階下なのに加え、属性も合わず焦りの色が見える
敵の速度に合わせ、避ける技術も相手がハナから狙う気にならなければ意味がない
霊夢がグラビモス亜種と戦っていた時上位ベリオロスを完封したことで天狗になった鼻を折られた気分だった

霊夢「文!下がりなさい!!危険よ!」

文「な、舐めてもらっては困りますね!!コイツの爪を頂くまで少し無理させてくださいよ!!」

確かにあのバカげた大リーチを封じれれば討伐も見えてくる
が、破壊に長けた武器を持っているメンバーが居ない

霊夢(幽香…せめててゐでも居てくれれば…)

斬撃中心で霊夢が射撃、この点で相性が良いとは言えない
その上この個体は戦闘センスがかなり良いようだ
天子や霊夢の被弾を覚悟のうえで自分にとって一番火力のある衣玖を警戒
集中攻撃されている彼女はギリギリのところで持ちこたえているのが現状だ

爪を壊せれば…

その思いは次の瞬間砕かれることになる

ドドズゥン…

霊夢「えっ…」

通常のショウグンギザミが洞より出てくる
この個体もG級相当だと霊夢の勘が告げる




霊夢「退けぇええええええっ!!!!」




ありったけの大声で叫ぶ

1拍置いた後他の三人も状況を理解
撤退の行動をとろうとするが…

衣玖(閃光もケムリも効果が無いんですよね…)

霊夢「衣玖は逃げに徹して!文は青い奴止めて!!
私と天子はすこしでもこの赤い奴の気を逸らす!!」

天子「やらなきゃ…格好付かないわよね!!」

ザスッ   バシュッ

天子(…?)「霊夢!!コイツの脚止められる?!」

霊夢「やってるわ!!どうしたの?!」

天子「よくわからないけれどコイツに違和感がっ!!」

霊夢「…仕方ないわね!!」

目標を殻に移した天子
狙いが被らなくなったので霊夢の射撃速度が上昇する

文「ひ、一人で抑えるのも限界がっ」

霊夢「そっちは怒りじゃないでしょ!何とかしなさい!」

安全に撤退するなら足ダウン以上の何かが欲しいが…

天子「10秒で良い!コイツ止めて!!」

霊夢「仕様がないわね、炸裂弾!さらに符も合わせるわよ!」

赤ギザミの脚にいくつもの小爆発が発生する
地形ごと抉る攻撃に体勢を崩す

霊夢「天子、いいのね?」

天子「ええ、霊夢も退いて!」

頑丈な天子、素早い文と比較し一番脆いのは霊夢である
いざというときは攻撃できるよう態勢を整えつつ撤退する

ガァンッ!!

天子「よし!!」

赤ギザミの殻が栗を剥くように割れる

天子「ガタついてた上結構なダメージがあったわ、そうなれば壊すのは簡単よ」

霊夢「・・・はいはい、戻ってきなさい、文!あなたもよ!!」

文「は、はいぃ~」


・・・

~海村~    ・食堂・ 


文「もどってこれたぁあ~~~…」

天子「いつかは…アレを倒さなきゃよね」

衣玖「面目ないです…」

霊夢「いいのよ、有利な場所では期待するから…とりあえず肉!あと米!!」

…と、大声を張り上げていると向こうから魔理沙がやってくる

魔理沙「そのコメだけど、どうも最近キナ臭いことになってるらしいぜ?」

霊夢「何?輸送ルートでもふさがれたの?」

魔理沙「いや、穀倉地帯にモンスターだ、アグナコトルとかいう奴らしい」

意外に記憶がもたないな…いや、メモってない自分も悪いけど

・・・

霊夢「エサ不足で人里のアプケロスに目を付けてるってわけね?」

魔理沙「推測だがな、しかも結構強力らしい」

霊夢「上位相当?厄介ねぇ」

衣玖「あ、だったら私良いですか?」

霊夢「そりゃ構わないけれど…」

衣玖「深い意味はないですが…属性の多い方がなにかと有利かと」

電気と槍のエキスパートでそれらに弱い相手なら無類の強さを誇るが
そうでなければお荷物、と、今回の件で染み入ったそうだ
他のフォローが間に合えばいいがいつまでも人足が確保されているとも限らない
安易に兵器娘らに借りを作ると見返そうと思ってる幻想郷勢との関係が悪化し
元に戻ってもそれが原因の異変が起きないとも限らない

魔理沙「じゃあ衣玖として、咲夜もいるし…」

てゐ「私はどうかな?」

脇から出てくるてゐ、例の発情状態からの慣らしが終わったのだろう
「何処に居ても付いてくる師匠よりも怖い鬼教官」が見張っていないのが証拠だし
受注も彼女達を通さないと物凄く難しい

魔理沙「へぇ…どうなんだ?使えるのかぁ?」

霊夢に目をやる魔理沙

霊夢「心配しなくても優秀よ・・・贔屓目じゃなくてね」


てゐ(随分と疲労がたまってますなぁ?ゆっくり寝ててよ)

霊夢(いい意味で抜け目が無くなったわよね、お言葉に甘えさせてもらうわ)

てゐ(ただじゃないよ?戻ったらちゃんとサービスしてね?)

霊夢(…はいはい、無事に帰ってきなさいよ)

チュッ

・・・広場・・・


てゐ「あぁそうそう、どんな感じで行くの?」

咲夜の方を見る

咲夜「え?私?」

てゐ「そりゃあメイドの指揮してた咲夜だし適性高いかなって」

どうやら指揮の事を言っているようだ
取り入れた結果効率がずっと上がるので定着したが
稀にこういった指揮能力拮抗のようなものが起こる

咲夜「…私も魔理沙も映像だけ見て経験はないわよ」

衣玖「私はありますが…指揮が不得手ですね」

てゐ「となると、私が指揮していいかな?」

咲夜「ええ、仕掛ける方が得意だし」

魔理沙「構わないぜ、あ、一つだけ試めさせてくれよな」

てゐ「・・・それは相手が弱ってからじゃ、ダメ?」

魔理沙「その辺は特に…どうでも?」

てゐ「じゃあ終盤やってほしいかな、できるだけ
火力は魔理沙だしね、序盤に抜けられることがあると困る
相手は巨体だけど張り付いた方が危険が少ない
かといって結構熱いから…3分ごとに休憩とろうか
咲夜は毒主体でいいかな?麻痺より良いと思う」

咲夜「そうね、わかった」

てゐ「私は極力スタン狙うから、頭開けておいて…っと、こんなところかな?」

復帰しました、今度のPCはうまくやってくれるでしょう

~平原~
 キャンプ

衣玖「こんな方までやってくるとは…」

アグナコトルの根城とする火山からかなり離れている
川もあり到底適してるとはいいがたい

てゐ「ティガレックスのコトもあるんだ、遠征位するさ
まぁ涼しくていいことだよ
で、試したいことってのはおおかた力比べだろう?」

魔理沙「…まぁバレるか」

咲夜「普段の行いよ」

てゐ「火炎弾とか必要になるかもだからその余裕がないかもだね」

衣玖「あぁ、涼しいってことはそれだけ硬くなりますね」

咲夜「そうなると確かに厄介ね」

・・・

脇道を行くと少し開けた場所から物音がする

てゐ「居た、食事中かな?」

茂みの先、中規模の個体がアプケロスを啄んでいる
比較的空を警戒しているようだ

魔理沙「どうする?」

てゐ「ん~…外皮壊せるうちに壊しちゃおう、スペカ準備
私は罠張ってみるけれど…壊される方が可能性高いから期待はしないで」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年02月16日 (金) 15:47:41   ID: MDW6XvQZ

個人的意見だけど、古龍には手も足も出ない状態にまで打ちのめされてから負けて欲しい……(リョナラー)
古龍の威厳保って欲しいわ(´・ω・`)

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