コウキ「ポケモンチャンピオン……か」(7)


 ひとと けっこんした ポケモンがいた
 ポケモンと けっこんした ひとがいた

 むかしは ひとも ポケモンも
 おなじだったから ふつうのことだった




*注意

主人公名…コウキ
ライバル名…ジュン

で書きます。

ジュン「湖に行くぞ!
  道路で待ってるから遅れたら罰金1000万円な!」

コウキ「あ、ちょ」

 ダダダダダダ…

コウキ(何か言う隙もない……)

コウキ「相変わらずだなぁ」ポリポリ

ジュンママ「誰に似たのかしら」ハァ…

コウキ「とりあえず追いかけます」

ジュンママ「お願いするわね」


 ~201番道路~

ジュン「――だからさ、オレとお前でそいつを見つけに行くんだよ!」

コウキ「えー……」

コウキ(止めても無駄なんだろうなぁ)

コウキ「仕方ないなぁ」

ジュン「オレもうウズウズして我慢できねーよ!!」

コウキ(僕の名前はコウキ。彼は友達のジュン)

コウキ(僕らはポケモントレーナーに憧れている)

コウキ(けれど、僕らはまだ自分のポケモンを持っていない)

コウキ(……まあ、だからこそトレーナーへの憧れも強いわけで)

コウキ(だからだろうか、ジュンはポケモンが絡むといかにも我慢できない! という感じで)

コウキ(実のところ、ジュンの無鉄砲に付き合わされるのは、これが初めてではなかったりする)

コウキ(“町の外に出るときは、必ず自分のポケモンかトレーナーと同伴していること”)

コウキ(そんな常識、僕らには意味がない)

コウキ(なんだかんだで、ジュンだけじゃなく僕もポケモンが好きなんだ)

コウキ(憧れだってある)

コウキ(けれど、今回は少し無理がすぎる気がした)

コウキ「伝説のポケモン、かぁ」

ジュン「なんだよー! オレの勘を信じてないのかよー!」

コウキ「いや、そうじゃないけどさ」

コウキ(いたところでどうすればいいのかっていうだけで……)

 ~シンジ湖~

「博士、4年ぶりのシンオウ地方は――」

「ウム――研究のしがいが――」

ジュン「……なんだ?」

コウキ「あ、こっちにくるよ」

博士?「失礼、通らせてもらうよ」ツカツカ...

女の子「すみません、通りますね」ソソクサ...

ジュン「なんだ? 今の2人……」

コウキ「なんだろう、観光かな?」

ジュン「あれ?湖の近くになんか置いてあるぞ」

コウキ「本当だ……カバン?」

ジュン「さっきの2人の忘れ物か? どうすりゃいいんだ?」

コウキ「どうって……うーん……」

 バサバサバサ…

コウキ「え?」

ムックル「クー―――!」バサバサ

コウキ「! ジュン危ない!」ガバッ

ジュン「うわっ!」ドサッ

ジュン「いてて……げ! ムックル!?」ギョッ

コウキ「逃げよう!」

ジュン「くそー!」

ジュン「って、さっきのカバン持ってきちまったよー!!」ヤッチマッター!!

ムックル「「「クー―――!!」」」バサバサバサ…

コウキ「うわ、増えた!」

ジュン「ちくしょー! オレだってポケモンがい」

 ガッ

ジュン「たらっ!?」ドシーン!!

コウキ「ジュン!」

ジュン「いてて……げ、カバン……」

ジュン「……から、モンスターボール?」

ほぅ…( ・ω・)っ④"

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