二ファ「会議を始めます!!」(36)


*一応ハンジは女で
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓



モブリット「はぁ、終わりましたね」

ハンジ「うん。じゃあ、エルヴィンに提出してくるよ。みんな遅くまでありがとうね」

ニファ「いいえ」

ハンジ「みんなはもう戻っていいよ。お疲れ様」

ケイジ「ハンジ分隊長もお疲れ様です」

ゴーグル「片付けと施錠はしっかりしますので提出後はそのまま自室に戻られて結構ですよ」

ハンジ「ありがとう。頼んだよ」

――パタンッ


ニファ「……」

ケイジ「はぁー、終わった終わった」

モブリット「みんなお疲れ」

ゴーグル「さーて、片付けるかぁって今回は大して散らかってないけどな」

ニファ「みんな集まって!!」バンッ!

モブリット「えっ?」

ケイジ「どうした?」

ゴーグル「なんだ?」

ニファ「今からハンジさんの誕生日会についての会議を始めます!!」

モブリットケイジゴーグル「「「はぁ?」」」

ニファ「はぁ? じゃない!!」

ケイジ「いや、毎年ちゃんとしてるだろ?」


モブリット「夕飯頃にパーティー開くんじゃないのか?」

ゴーグル「今さら会議って……まぁ忙しかったけどさ」

ニファ「今年はサプライズする!」

ケイジ「サプライズか。このまま忙しければ誕生日忘れてくれてたかもな。それなら簡単に驚かすことできたんだがな」

ゴーグル「丁度忙しさのピークも越えたから忘れることもなさそうだ」

ニファ「そこなんだよねぇ。多分私達が何かやるだろうとも予測されてるだろうし」ウーン

モブリット「そう、忙殺されていればいろんなこと忘れてくれますけどねー、風呂とか風呂とか風呂とか」

ゴーグル「風呂オンリーになってるぞ」

モブリット「じゃあ、睡眠とか睡眠とか風呂とか」

ケイジ「まぁ、睡眠はとってほしいな。いや、風呂もだけど」

モブリット「食事は運ぶから摂ってくださってるけどね」

ニファ「ぬぅ、それなら何か仕事を作るか貰って増やすか……」


ケイジ「祝う為に苦労させてどうすんだ」

ニファ「む、確かに。むむう……何かない?」

ケイジ「サプライズ、なぁ」

ゴーグル「何もしないふり、もしくは忘れてるふりして準備すりゃいいんじゃないか?」

ニファ「そんなっ! 寂しそうな顔されたら胸にきちゃうっ!!」

ゴーグル「あー……確かにそんな顔はさせたくないなぁ」

ケイジ「プレゼントで驚かせるか」

ニファ「プレゼントかぁ。何だったら驚いて、且つ喜んでくれるかなぁ」

モブリット「巨人関係しか思い浮かばないのは毒されてるからかな」

ゴーグル「いや、俺も最初に浮かんだのは巨人関係だった」

ケイジ「俺も」

ニファ「よし! リヴァイ兵長に協力を……」


モブリットケイジゴーグル「「「いやいやいやいやいやいや」」」

ニファ「やっぱりダメだよね。巨人の生け捕り」

ゴーグル「兵長が万が一協力してくれたとしても俺達だけじゃな」

ケイジ「そもそもまず壁外に行かなきゃならんし、団長の許可も必要だしな」

モブリット「プレゼントが巨人ってのもなぁ……喜びそうだけど」

ニファ「うーん、ハンジさんに必要な物とか」

ケイジ「必要な物か」

モブリット「……睡眠薬」

ニファケイジゴーグル「「「は!?」」」

モブリット「根を詰めすぎてる時に」

ケイジ「いや、驚くだろうし気持ちは分かるがいいプレゼントとは言えねぇだろ、それ」

モブリット「休息を差し上げたい」

ニファ「うん、休息は大いに賛成だけどその方法はどうかな」


ゴーグル「モブリット、お前疲れてんだよ」

モブリット「いつもリヴァイ兵長にご迷惑お掛けするし……」

ケイジ「確かに最終的にお願いすることになるけど」

ゴーグル「薬漬けになりそうだからやめておこうぜ」

ニファ「モブリット、コーヒー飲んで落ち着いて」コトッ

モブリット「ありがとう」

ゴーグル「なんかあったのか、モブリット」ヒソッ

ケイジ「この前中央に行った時に色々あったみたいだぞ」ヒソッ

ゴーグル「ああ……嫌がらせされたのかな。それで休んでほしいのか」ヒソッ

ケイジ「モブリットも休んだ方がいいと思うけどな」ヒソッ

ニファ「他! 他はない?」

ゴーグル「お前はなんかないのか?」

ニファ「えっ? 私?」


ゴーグル「ああ、同じ女性だし、なんかあるかなって」

ニファ「そうだなぁ……着飾りたい!!」

モブリットケイジゴーグル「「「へ?」」」

ニファ「綺麗な服着てもらって、髪も綺麗に結って、化粧もしたい!!」

ケイジ「お前の希望じゃねぇか」

モブリット「あんまりそういうの興味ないと思うよ、ハンジさんは」

ニファ「勿体ないー! 絶対似合うのに!!」

ゴーグル「ハンジさんが喜ぶ物だからな」

ニファ「……うん、そうだね」ハァー

ケイジ「みんなで手作りの料理を振る舞うのはどうだ?」

モブリット「ああ、いいかもね」

ゴーグル「喜んでくれそうだな」

ニファ「うん、いいけどプレゼントがそれだけなのは……」


ケイジ「そうだな。だからプレゼントも手作りの物はどうだ?」

ニファ「手作り?」

モブリット「手作り……」

ゴーグル「俺達が手作りするといったら……」

ニファ「あれだね!」

モブリット「ああ、あれしかないな」

ケイジ「俺達だからこそ作れるものだ」

ゴーグル「よし、仕事の合間を縫ってやるぞ」

ニファ「時間はないけど手抜きは許されない」

モブリット「もちろんだ」

ハンジ班「「「「ハンジ班の威信にかけて!!」」」」



――――――――――――


――次の日:研究室――


ニファ「でさ、ここは開けるようにして……」

ケイジ「はー、なるほど」

ゴーグル「中まで作り込むのか」

モブリット「こだわるなら細部まで、か」

ニファ「うん」

ハンジ「……みんな何してるの」ヒョイッ

ハンジ班「「「「うっわぁぁ!!」」」」ガサガサバサッ!!

ハンジ「な、何?」


ニファ「ハ、ハンジ分隊長!」

ケイジ「別になんでもないですよ!」

ゴーグル「は、早いですね」

ハンジ「うん、資料のまとめがあと少し残ってたなーと思って」

モブリット「ああ、気づかれてたんですね。今みんなでまとめたところなんです」

ニファケイジゴーグル「「「!!?」」」

ハンジ「あ、本当に?」

モブリット「はい、これです」スッ

ハンジ「おぉ、助かるよ。ありがとう、みんな」

ニファケイジゴーグル「「「い、いいえ」」」


モブリット「コーヒーお持ちしますので座ってお待ちください」

ハンジ「うん、ありがとう、モブリット」

モブリット「計画書貸して」ヒソッ

ニファ「あ、うん」スッ

モブリット「またあとで話そう。これは預かっとく」ヒソッ

スタスタスタスタ……

ケイジ「なぁ、資料のまとめ忘れ気づいてか?」

ゴーグル「いや。ていうかいつの間にまとめてたんだ?」

ニファ「モブリット副長凄すぎる」

ケイジ「さすがハンジ分隊長の右腕だな……その分苦労も多いが」

ゴーグル「頑張ってハンジさん諸共支えていこう」ウンウン



―――――――――――


――あくる日――


ハンジ「あ、ニファ」

ニファ「は、はい」

ハンジ「? これから時間ある? お昼行かないかい?」

ニファ「!! もちろ――――」ハッ!?

ニファ(いけないっ! 全ての自由時間は‘あれ’に費やさないと……!!)

ハンジ「ニファ?」

ニファ「ふぅっ、くぅ……も、申し訳ありません、ハンジ分隊長。どうしても、どうっしてもはずせない用事が」

ハンジ「そっかぁ、残念だね」

ニファ「また是非! 是非誘ってくださいね!!」

ハンジ「うん、またね」スタスタ

ニファ「……うぅぅ……お昼ご一緒したかった……」



――――――――――――


――またあくる日――


ケイジ「今が正念場だな」

ゴーグル「なかなか難しいところだからな。繋ぎが……」

ハンジ「や、お二人さん」

ケイジ「お、お疲れ様です」

ゴーグル「どうしました?」

ハンジ「何人か集まって飲むんだけと二人もどう?」


ケイジ「あー……行きたいですけど」

ゴーグル「俺達今からちょっと重要な用事が……」

ハンジ「そうなんだぁ……仕方ないね」

ケイジ「すみません」

ゴーグル「また誘ってください! 次は絶対行きますんで!」

ハンジ「ああ、またね」スタスタ

ケイジ「あーくそっ、行きたかった」

ゴーグル「ハンジさんの為だ。頑張ろうぜ」

ケイジ「ああ」



――――――――――――


――またある休日――


ハンジ「モブリットー」

モブリット「はい」

ハンジ「いいコーヒーが手に入ったんだけど飲まない? みんなも呼んでさ」

モブリット「ああ、申し訳ありません。みんな用事があるらしくて街に出てます。私もちょっと予定が……」

ハンジ「そうかぁ、残念だねぇ」

モブリット「何か街でお土産買ってきますから。仕事の休憩中にでもみんなで楽しみましょう?」

ハンジ「そうだね。じゃあ、またね」

モブリット「はい」



――――――――――――


ハンジ「……最近部下がつれない」イジイジ

ナナバ「ふぅん」

リヴァイ「とうとう愛想尽かされたか」

ミケ「部下も休息は必要だ」

エルヴィン「たまにはいいんじゃないか、疲れを癒す為にも」

ハンジ「みんな酷いよ!!」

ナナバ「冗談だって」

リヴァイ「単に用事があっただけだろ」

ミケ「先にしていた約束を優先させただけだろう」

エルヴィン「仕事中に無視されるわけでもないんだろう?」


ハンジ「そうなんだけどさぁ。なんか変な気がする」

リヴァイ「お前に言われたらおしまいだな」

ナナバ「ハンジ班に長期休暇とか必要なんじゃないの?」

ミケ「最近は忙しくないはずだがな」

エルヴィン「しばらく詰めていたんだろう? プライベートでやることが溜まっているんじゃないか?」

ハンジ「あー、確かに。私も洗濯とか掃……」

リヴァイ「……」

ハンジ「いんや! 読んでない本が溜まってた!!」

リヴァイ「おい」

ハンジ「大丈夫。リヴァイが及ぶところではないよ」

リヴァイ「さっさと掃除しろ」

ハンジ「うへぁー、墓穴掘ったぁ」


ナナバ「馬鹿だねぇ」

ミケ「リヴァイが出動する前に掃除した方がいいんじゃないか」

エルヴィン「出動したら隅々に及ぶぞ」

ハンジ「やる、やりますよ。じゃあね」

パタンッ

ナナバ「……何か企んでるみたいだね、ハンジ班」

リヴァイ「こそこそ何かしてるな」

ミケ「精々ハンジに悟らせないよう協力してやるか」

エルヴィン「なら気にならないよう代わる代わるハンジを誘うか。労いも込めてな」

ナナバ「了解」

リヴァイ「……」チッ

ミケ「そうするか」



――――――――――――


モブリット「最近よく誰かとご一緒されてますね」

ハンジ「うん、なんか誘われるんだよね」

モブリット「最近まで忙しかったからですかね」

ハンジ「労ってくれてるのかなぁ?」

モブリット「そうじゃないですか? 私達にも労いの言葉をかけられましたし」

ハンジ「そうなんだ。あ、リヴァイと紅茶飲む約束してたんだった。またね」

モブリット「ええ、また」


スタスタスタスタ……

モブリット「……」

モブリット(もしかして……協力してくださってる?)

ニファ「モブリット」

モブリット「ああ、ニファ」

ニファ「ハンジさん、行った?」

モブリット「うん。俺達も行こうか」

モブリット(協力してくださってる幹部の方の為にも良いものを作らないと……!)



――――――――――――


ニファ「……」ドヨンッ

ハンジ「ニファ、大丈夫かい? なんだか疲れているようだけど」

ニファ「大丈夫です。ちょっと夏バテしてしまって」

ハンジ「無理をしてはいけないよ?」

ニファ「あはは、わかりました」

ケイジ「おはよう、ございます」ドヨンッ

ゴーグル「……ます」ドヨンッ

モブリット「みんな……コーヒー淹れるよ……」ドヨンッ

ハンジ「わっ、みんなどうしたの?」


ケイジ「夏バテです」

ゴーグル「同じく」

モブリット「残暑が厳しくて」

ハンジ「そ、そう……みんな気をつけてね」

ハンジ班「「「「はい……」」」」


ケイジ「なんとか間に合いそうだな」ヒソッ

ニファ「うん、頑張ったね」ヒソッ

ゴーグル「いよいよ明日だ。今日は徹夜になるかもしれないけど最後まで気を抜かずにやるぞ」

モブリット「早く喜ぶ顔が見たいな」

ハンジ班「「「「ふふふふふふ」」」」


ハンジ「?」



――――――――――――


――数日後:食堂――


「「「「「ハッピーバースデー! ハンジさん!!!」」」」」

ハンジ「わぁー! みんなありがとう!!」

ゲルガー「酒が飲める」

リーネ「ハンジ分隊長の誕生日祝いだからね」

ゲルガー「わかってるって」

ヘニング「わかってる上で飲むんだろ」

ゲルガー「正解!」

リーネ「こいつ」


ニファ「ハンジさん、お誕生日おめでとうございます。この料理、みんなで作ったんですよ」

ハンジ「ええ? これ全部?」

モブリット「他の方にも少し手伝って頂きましたけど」

ハンジ「うわぁ、ありがたいねぇ」

ケイジ「あ、これ俺が作りました」

ゴーグル「こっちは俺です」

ハンジ「どれどれー」パクッ…モグモグ

ケイジ「どうです?」

ハンジ「うん、どっちも美味しいよ!!」

ゴーグル「よかったです!」



ミケ「あいつらが用意してたのはあれだけか?」

ナナバ「いやぁ、違うでしょう」

リヴァイ「……奥に幕を張っているのが気になるな」

エルヴィン「余興だろうか?」


ニファ「ハンジさん、これだけじゃないんです!!」

ハンジ「へ?」

ケイジ「良いものを用意してあります!!」

ゴーグル「さ、こちらへ」

ハンジ「何なに?」ガタッ

モブリット「この幕の正面にいらしてください」

ハンジ「うんうん」ワクワク


ニファ「よし、幕を引くよ!」

モブリットケイジゴーグル「「「おぉ!!」」」グイッ

――バサァ!!

みんな「「「「「!!?」」」」」

ハンジ「こ、これは……」


*超リアル巨人模型*


グンタ「き、気色悪い」

エルド「何だ、このリアル感」

オルオ「ほ、ほぅ、悪く……」

ペトラ「いや、オルオ、悪い方だよ」



ニファ「これ動かせるんですよ!!」

ケイジ「それ」

*リアル巨人模型*ガックンガックン

ハンジ「うっひょおぉぉ!! 何これぇぇ!! 可愛いぃぃぃ」


ミケ「あれ、可愛いのか……」

ナナバ「あれの為に協力してたのか、私達」

リヴァイ「無駄な器用さを発揮しているな」

エルヴィン「まぁ、彼等だからこそ作れたものではあるが」

リヴァイ「あんな天井近くまであるもんどうやって入れたんだ?」

ナナバ「分解できるんじゃない?」



ハンジ「あぁ、最近夏バテしてたのってこれの為だったんだね?」

モブリット「大したことではありません」

ニファ「楽しく作れました!」

ケイジ「ハンジさんが喜んでくれたのであれば本望です」

ゴーグル「出来はどうですか?」

ハンジ「いいに決まってるじゃないか!! それにとっっっても嬉しいよ!!」

ニファ「ふふふ、これだけじゃないんですよ? 実はですね、ここなんですけど」

ハンジ「何なに? おなか辺り?」ワクワク

ゴーグル「ここをこうすると……」パカッ


みんな「「「「「!!?」」」」」



モブリット「内臓が見えます!」

*リアル巨人模型*ヌォーン


シス「うえっ」

ネス「あ、あいつら馬鹿じゃねぇかっ!?」

ゲルガー「グロ……うえぇぇー」

リーネ「なんっであんなリアルに作ってんの!?」

ヘニング「馬鹿だ、馬鹿の集まりだ」

ミケ「……あいつら飲食してるの忘れているのか?」

ナナバ「いくらなんでも食事時に見せられるのはちょっとあれだね」



ニファ「あれ? あれはどこ?」

ゴーグル「ん? ちょっと待て」

ケイジ「すみません、ちょっと待っててください」

ハンジ「うん、待ってるよ!」

リヴァイ「お前の班は何考えてんだ」

ハンジ「おぉ、リヴァイ。凄いでしょう!? うちの子達! こんな可愛いもの作っちゃうんだから!」

リヴァイ「……お前の班はお前を筆頭に変人だらけだな」

ハンジ「何言ってるんだい。調査兵団は変人の巣窟って言われているんだよ? つまり」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「あなたも同じ変人ってわけだ」

リヴァイ「……お前と一緒にするんじゃねぇよ」


ゴーグル「模造槍みつかった!」

モブリット「ハンジさーん、お待たせ致しましたー!」

ニファ「ハンジ分隊長ー! 早く来てください!! 今ならケイジが巨人の声真似してくれるそうですよ!」

ハンジ「うっひょー!! 聞きたい聞きたい!!」ダッ

リヴァイ「……」


モブリット「さあ、ハンジ分隊長、この槍を巨人(模型)に!」スッ

ハンジ「うむ」ガシッ

モブリット「本日は一切お止め致しません。どうぞお好きに」

ゴーグル「まず一突き、お願い致します!」

ハンジ「うりゃあ!!」ザクッ!!


ケイジ「お゙お゙お゙お゙お゙!!!」

*巨人模型*ガックンガックン、ブシャー!!

ハンジ「うおぉ! 血糊!! さすがに蒸発はしないけど!!」

ニファ「ハンジ分隊長、素敵です!!」

ハンジ「えっ? そう?」テレッ

モブリット「はい! 最高です!!」

ゴーグル「一突き、痺れました!!」

ケイジ「腹の底から声が出る程でした!!」

ハンジ「そ、そう? じゃあ、もう一回やるね?」

ハンジ班「「「「もう一回! もう一回!」」」」

ハンジ「うりゃああぁぁぁ!!!」

ドスッ! ブシャアァ!!



リヴァイ「………………」

ナナバ「……あいつらここが食堂ってわかってるのかね?」

ミケ「目に隈がある」

エルヴィン「徹夜でもしたか」

リヴァイ「……何徹したんだ」

エルヴィン「まぁ、あの模型は役に立つかもしれんしな」

ナナバ「役に立つかね」

ミケ「少なくともハンジには役立つんじゃないか?」

リヴァイ「血糊は没収だ」

ナナバ「掃除大変そうだね、これ」

リヴァイ「あいつらにやらせる」


ミケ「徹夜明けだぞ?」

リヴァイ「知らん。自業自得だ」

エルヴィン「血糊はやりすぎだな。あれがなければリヴァイが片付けたんだろうが」

リヴァイ「お前らも手伝え。共犯者だろうが」

ナナバ「あー、何かは知らなくても協力しちゃったからねぇ」

ミケ「仕方無いな」

エルヴィン「ははっ、手伝うよ。これで人員は確保できたな?」

リヴァイ「ああ、お陰ですぐに片付け終わるだろうよ」


ハンジ班「「「「ハンジさん、最高すぎますっ!!」」」」

ハンジ「うっひょおぉぉぉ!!」

――ドスッ!! ブシャァァ!!




おしまい

ハンジ班はどこに向かっているんだ
でも馬鹿可愛くて良いと思います

>>1の書く部下達って敬語が丁寧過ぎてちょっと違和感あるんだよな
進撃世界の人物はそこまで丁寧には喋らないイメージだ

無粋なこと言ってすまんな、でもずっと気になってたんだ
もちろん話自体はほのぼのして良かったよ

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