夢で見た事有る奴と街ですれ違う事った事有りますか? (35)

俺の名前は久貝魔裟斗
現実世界での肉体は17歳…魂の年齢は約100歳

俺がこの能力を自覚したのは肉体が12歳の頃

夢の中で嫌いな同級生を殺した

そしたらソイツが次の日…現実世界の学校で「久貝に殺される夢を見た」

とクラスメイトに言った



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深い断層に行けば夢の主に記憶を残さず
アイデアだけを植え付ける事も出来る

その為には夢の世界の最も安全な場所に存在する金庫を探す必要が有る

安全な場所と言うのは夢の主にとって安全と言う意味だ

俺が近づくには少しばかり骨が折れる

夢の中には夢の主の自意識達が存在し
彼らにとっては夢の世界が現実だ

俺が安全地帯で有る銀行や警察署に対し不穏な行動を働けば
当然の如く俺は警察に捕まるし
そうなれば主が目覚め夢の世界が崩壊するのを待つか

もっと深い断層に逃げるかしか選択肢は無い

深い断層に行くのは簡単だ夢の中で寝ればもっと下の断層に行ける

俺が行った事有るのは3断層目までたが
3断層目は上の断層と比べて時間の流れが遅い

50年は過ぎたかとと思えたが現実世界では僅か5年しか過ぎて居なかった

夢の主を推測する方法が有る

夢の世界は主の記憶を元に構築される警察署や銀行が無い世界なら

俺としては楽なのだそして今はその楽パターンの夢だ

この世界には豪邸と庭だけが存在しそれより先に行こうとしても豪邸に戻ってしまう
それはこの世界に豪邸しか存在しない証拠で有り

夢の主の記憶の中に豪邸が存在する証拠でも有る

つまりこの世界はこの豪邸を知ってる何者かの夢

俺は今からこの夢の主に豪邸から金目の物を盗みそれを校庭に隠す

と言うアイデアを植え付けるすると主は現実世界でそのアイデアを実行する

しかしこの世界はまだ1断層目…この世界の1分は現実世界の6秒

そんなにゆっくりとする時間は無い
しかし下の断層に警察署や銀行が無い保証な無い

俺は今回この世界で頑張る事にした

桐生「久貝……お前俺の家で何してるの?」

久貝「ホウ……ここがお前の家か」

桐生の言葉が本当で有る保証は無い

ただこの世界がそう言う設定なのかも知れないし

仮に桐生の言葉が本当だとして桐生が主で有る保証は何処にも無い

確かめる為にはある質問をする必要が有る

久貝「……所で桐生どうやってここに来たか覚えてるか?…」

桐生「え?」

久貝「覚えて無いならこれは夢だ!」

桐生「………なんだ夢なのか!…確かに俺がこんな豪邸に住んでるなんておかしいよな!」

1断層目での会話は主の記憶に残るここは直接アイデアをうえつけづに金庫を探したい

久貝「ここは誰の家だ?」

桐生「俺の友達」

久貝「名前は?」

桐生「田辺だけど……」

久貝「ハハ!……お前田辺見たいな金持ちに憧れてんだな」

桐生「え?……ああ」


先ほどより天気の変化が激しい

窓から見える景色が突然雨やら嵐やらに代わり
かと思えば今は快晴だ

天気の異常な変化それは主が異物に気付き排除活動を初める前兆で有る

桐生の魂は俺と普通に会話しては居るが

自意識達が俺を排除するのは時間の問題だ

自意識達に見付かる前に金庫を見つけるのだ

しかしここは桐生の家では無い
桐生の自意識が使用人役から戦闘可能に変化するまで時間がかかる

だが仕方ないこの方法を使わなければ

この世界が夢なのかどうか調べる手立てが無いのだから

まだ自意識達は俺と戦える場合では無い
ここは堂々と自意識達が多い場所を堂々と歩く

1番強い自意識を見つけさえすればその近くに有る
筈だ金庫が

「タバコを恵んでくれんかね…」

使用人の服を来た爺が俺に話しかける

俺が1瞬黙ると自意識達が一斉に無表情な顔で俺を見る

自意識達はまだ俺を異物だと気付いて居ない

何故なら桐生が俺の存在を俺の用に他人の夢の入る存在を知らないからだ

だがしかし俺は桐生にこの世界が夢だと教えた

こんな変わった夢を見れば自意識達が異常を察知し警戒するのも無理も無い

ここは夢の登場人物になり済ますしか無いのだ

幸い俺は桐生の同級生で有り仲も悪くは無い

まだ何もしてない段階の俺をこんなに短い時間で異常だと認識するのは不自然だ

たがここで黙ってしまったのは明らかなミス今の俺の立場は
数多い異物候補の1人と言った所だろうか

久貝「え?……俺高校生スよ……タバコなんかねえよ」

とりあえず俺は馬鹿な高校生を演じ爺に自然に言葉を吐いた
それを受け自意識達が俺から顔を反らし
使用人役に戻る

とりあえずは助かった

久貝「あっ……そうだじいさん……腕相撲しようぜ!」

引っ掛かれ爺…俺の演技に騙されろこれで上手く行けば一番強い自意識を呼び寄せる事が出来る


「……ほほ……若いの…腕相撲がしたいなら黒服に相手して貰いなさい」

久貝「黒服?…ソイツ強い?」


「ほほ……そうじゃな…」

久貝「あ~……じいさんさあ?……黒服さん何処に居るか分かる?」

「ほほう案内しよう……勇敢な若者よ」

今日はついて居る桐生の自意識が俺の演技に都合良く騙され

俺を強い自意識に近付ける

俺はポケットの中に手を入れ銃を握りしめる

この銃は別の奴の夢で警察から盗んだ奴だ

夢の中から盗んだ物体は別の奴の夢でも使える

これに初めて気付いた時は流石の俺もビビった

「黒服さんや……この少年が黒服さんにいど……なんじゃ」

爺の喉元に銃を突き付け黒服に叫ぶ

久貝「強盗だ!金庫の場所と暗証番号を教えろ!」

黒服「金庫なんの事だ?」

チイ!コイツが1番強い自意識じゃなかったのか糞……まあ良い

こう言うのには慣れてる

久貝「責任者を呼べ……さもねえのコイツの喉元に穴が開くぞ!」


桐生「穴が開くのはお前の胸だ……」


桐生の言葉に後ろを振り向くと桐生が銃を俺の胸に突き付けて居た……うん…近いよ桐生…じゃなくて

久貝「あり得無い……俺の存在が何処からバレた?」

桐生「朝野……九羽……我衆院……コレがなんの名前か分かるよな?」

どれも聞き覚えの有る名前だった

久貝「……さあて……なんの話だ」

桐生「とぼけるな!……アイツらはお前と夢で有ったと言った次の日に…みんな異常行動をした!…朝野は授業中に硝子に頭をぶつけて……入院……九羽は授業中に突然先生を殴る……そして我衆院は屋上から飛び降りて………」

久貝「死んだな……だがそれと俺になんの関係が?」


桐生「お前がやったんだろ?」

久貝「………証拠はあんのか?……警察でも呼んで話するか?…ぁあ?」

桐生「警察は使えない……お前は証拠の残さずに夢の中で人を操る!」

久貝「で?……もしそうだとして何」

糞……たーまに居るんだよな俺の能力に気付く面倒くさい奴が

これだから記憶が残る第1断層は面倒くさい

まあ良いさ…夢で死んでも現実に戻るだけ

久貝「………何時からそう思った?」

桐生「我衆院が死んだ時から……もしかしたらと思ってたさ」

久貝「落ち着け桐生!……コレは夢だお前の俺を疑う気持ちが作った夢!」


桐生「もしそうだとしても……お前に復讐をしなければ収まらん!」

さあ来い桐生…俺をこの俺を殺して見ろ

桐生「さあ…下の断層でゆっくりいたぶってやる!」

下の断層…だと?

桐生…なんでお前がそれを

桐生にハンカチで口を塞がれ薄れ行く意識の中でそう思った

……ここは第2層目
現実世界での5分はこの世界では50日

まあ良いさ桐生は俺をいたぶる気だろうが

夢だと気付いてしまえばほんの数分で夢の世界は崩壊する

時間は数ヶ月…桐生…お前にアイデアを埋めて殺してやる

第1断層の影響が第2断層に出るまでには時間がかかる

桐生がどうやって知識を手にいれたか知らねーが
第二断層の自意識が攻撃を初める迄には時間がかかる

しかし……この世界は俺達が住んでる街では無いか…俺の推測が正しければ警察署が有る

厄介な世界だ

俺が考え方をしてる内に天気は目が苦しく変化を遂げる

久貝「ヒ」

銃弾が俺の鼻の直前を霞める

成る程このパターンは知って居る

明晰夢だ恐らく桐生は我衆院が死に俺の力に気付いた後

なんらかの方法で明晰夢をマスターし自意識達の強化をした

じゃなければ警察役やヤクザ役……軍隊役…以外の自意識が銃を使う筈が無い

もう桐生の自意識の全てが軍隊だと思って行動する必要が有る

しかし仮に俺の考えが正しいとして何故桐生は第1断層で自意識を操らなかった?
操る能力にムラが有るのかあるいは敢えて第1断層では俺を自由にさせたのか?

もし仮にそうだとすると桐生の目的はなんだ俺に拷問でもする気か?

先程、自意識が発泡した銃弾により
俺の鼻が裂け血が溢れかえる

早く現実に戻りたい所だが今…現実に戻ろうとしたら
第1断層を経由する必要が有る

第1断層の俺は桐生の近くで気絶してる筈だ

ここで死んでも桐生に気絶させられこの第2断層に戻ってしまう

第2断層でこのレベルの自意識の強さなら

第1断層の自意識は更に強い筈だ

しかし考えれば考える程
強い疑問が俺の心を支配する

何故?桐生は第1断層で俺を自由にしたのか?

この疑問を理解出来ない俺にはもう
桐生を殺さないと明日から安心して眠れない

サラリーマン「……」


ホスト「………」


ヤンキー「……」

通行人役の自意識の中から3人が銃を俺に発泡した

弾はどれも俺の心臓や頭を狙って居ない様子で

弾の内の1つが俺の肩を霞める程度だった

久貝「グア……なんで殺さない!」


サラリーマン「……」

ホスト「……」


ヤンキー「………」

しかし1つ分かった事が有るなんと嬉しい事に

桐生の自意識の全てが強い訳では無く

普通に現実的な役割を演じて居る自意識の方が多いのだ

それなら俺にも手は有る

久貝「ヒャハハハハ!…死ね!死ね!」

こう見えても俺は銃撃戦には自信が有る
俺が乱射した弾丸は3人の自意識達に命中し

その内の2人の自意識が動きを止めた

ホスト「……」


久貝「テメ~まだ生きてんか」

俺の弾丸が自意識の身体の蜂の巣にする
だがこの自意識だけは血塗れになりながら

ニヤニヤと俺を見つめポッケトの中から何かを取り出そうして居る

久貝「さえねえ!」


恐らくコイツはこの断層の自意識のボスだ

ボスの方から責めて来るのは不思議だ

やはり自意識達の一部は桐生の意思で動いて居る

ホスト「……俺だ…侵入者を見つけた…座標は…」

自意識が携帯を庇う様に俺に背を向け血を流しながら

痛がる事さえせずに携帯で何か喋ってやがる

久貝「チ!……仲間なんか呼ぶな!」


なんとか自意識の手に銃弾を命中させ

自意識が携帯を落とす

自意識がニヤニヤとした顔で俺を見つめながら

携帯を全く見ずに携帯を広い上げる

ホスト「座標……8560……」


久貝「チ!」

もう駄目だ勝てない!もっと下の断層に潜ろう


ホスト「……」


久貝「来るな……来るな……来るな!」

糞……なんて強いをだ桐生はゾンビ映画でも見たのか?

現実的な記憶だけではこんな強い自意識は作れ無い筈だ!

おっと俺達が周りを見ずに銃撃戦をしたせいで渋滞が出来てやがる

久貝「オイ!…撃つぞコラ!…車から降りろ!」

オッサン「あ…ああ」

ククク…よし逃げてやるぞ


ホスト(計画どうり)

ホスト「……そろそろ薬の効き目が切れる……怪我の痛みが出る前に俺は現実に戻るぞ」


桐生「……マジか…もうそんな時間か?」

ホスト「ここは夢誘導装置が作った夢だ……我々全員が起きるまでは世界は崩壊しない……だから俺が起きても問題無いだろ?」

桐生「ぁあ……わかった…」

……俺1人かまあ良い久貝も車を手に入れて安全は場所で眠る筈だ

もう我々の勝ちは確定だ

久貝「よしここまで来れば大丈夫だ後は眠るだけ」















~虚無~


ここは第3断層……え?…なんだここは何も無い……そんなあり得無い

夢の世界には絶対自意識と本人は存在する筈だ

なんだこの真っ白な空間は?


~現実~

ホスト「現実世界の1秒は虚無の1年」


~虚無~

10数間ただただ歩き続けた何も無い真っ白な空間を
もう仕方ない死んで上の断層に


~現実~

桐生「おう!」

ホスト「おはよー」

サラリーマン「これで夢の世界は崩壊する」

ホスト「だが…虚無は夢ではなく現実と地獄の狭間」


桐生「久貝は永遠に虚無に隔離される」

~虚無~

もう…百年以上自殺を繰り返して居るが現実に戻れ無い

何で何で何で何で何で

は?

何で

何が

もしかしたら全部夢なのかな?

現実も夢…そうだここが現実

みんな何も無い白い空間で夢を見てるんだよ


まあ会えると良いね夢の中で

後愛読ありがとございました
ドリーム先生の次回作にご期待下さい


次回作予告


未来で目覚めた男

~未来で目覚めた男~

俺の名前は業金堂士

馬鹿な庶民たちに分かり安く平仮名で言うとがなどうしだ

俺は手に入れた富を名誉そして地位を

もう現代には飽きた
だから俺は未来に行く

アップルタイム社の作りだした人体冷凍保存装置

細胞の活動を完全停止に人体を仮死状態にし人体の成長と老化を止める

現代では解凍技術は無いが

未来で我々は解凍され蘇る

もう我々は金の力で未来をこの目で見る権利を買ったのだ


>>30

誤字

馬鹿な庶民に分かり安く平仮名で言うとなりがなどうしだ

「では冷凍を初めますが……宜しいですか?」

業金「ぁあ……」











「生存者を発見……冷凍状態……解凍を開始する……火力調整中…調整完了……解凍開始……解凍完了」


業金「………うわ!……ここは?」

「ここは旧アップルタイム社跡地」

業金「………君は?」

「私はL52」

業金「……変わった名前だね……なんだかロボット見たいな名前だ」

「そう…私はロボット」

業金「ハハ!…面白いね君は…人間にしか見えないよ」

「人間を効率的に殺害する為にこの用な外見に設計された」

業金「え?……俺を殺すのかい?」

「現在の私にはそれは不可能私は捕獲されプログラムを改変された……」

業金「ほかくぅ?……誰に?」

L52「抵抗軍に捕獲された…今の私任務は人間の生命を守り…人間の生命に害を及ぼす存在を機能停止される事」


業金「へ~なんだが映画見たいだね…抵抗軍って何処に居るの?」


L52「それは分からない」

業金「なんで?…抵抗軍に改変されたんでしょう?」


L52「抵抗軍は警戒心が強い私は機械軍に捕獲されプログラムを通常に戻された場合…機械軍は抵抗軍に大打撃を与える事が可能……それを予測した抵抗軍が私のIDチップから抵抗軍の座標に対する記憶を全て消去した…バクアップデーターも全て消去された」

業金「それで……今の君には何が残ってるの?」


L52「人間を発見する機能…人間の生命を守り…人間の生命に害を及ぼす存在を機能停止させる機能」

業金「そう言えばさ……他の人は」

L52「他の冷凍状態の人間は全て機械軍に攻撃され…死滅して居る…」

業金「…ちょっと待って!…君の話が本当だとしてなんで俺だけ?」


L52「貴方の位置は1番手前…1番手前の貴方だけが生存して居る事から……機械が旧アップルタイム社跡地の裏側から侵入たと推測出来る……私が機械を機能停止させ…生存者の検索を開始した頃には貴方だけ確認可能だった」

業金「……よし」


L52「何処に行く?」

業金「外の様子を見るんだよ…君の話が本当かどうかも怪しいしね」


L52「今…貴方の周りには冷凍状態のままバラバラにされた人間の死骸と…私に機能停止された機械が大量に存在する…それでも何故…信じない?」


業金「それはね…君が人間にしか見えないからだよ」


L52「外は危険……私も行く」


業金「なんで?…俺1人で充分だからほっといて」

L52「貴方の命令に従う必要は無い……私は人間の生命を守るようにプログラムされて居る…危険な行為を行うのなら守る」


業金「ソイツは頼もしいや…」


~アップル社跡地前~

「人間ヲ廃除セヨ」

「地球ノ環境ヲ保護セヨ」


「地球ヲ人間カラ守ル」


業金「うわ!なんだあのデカイ虫は!…3匹も」


「廃除」

巨体な虫が一斉に俺に飛びかかると俺の後ろに居た

人間にしか見えない女はただただ口を開け虫を見てる

業金「なんだよ!…俺を守るんじゃないのかよ!」

と俺が声をあらげた瞬間虫達が一斉に地面に落ちた

業金「ぇえ!…何が起こったんだよ!」

L52「超音波振動で機械を機能停止させた……人間には認識不可能な音域で人間の生命には害は無い」

業金「……どうやら俺はとんでも無い時代に来た見たいだ……俺はどうなるんだ?」

L52「抵抗軍が私を監視して居る……まもなく抵抗軍が貴方を保護する」

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