おしえて!モバP (32)

教えてプロデューサー


千枝「プロデューサーさん、千枝に教えてください」

モバP「はいはい、なにかな?」


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千枝「猫キャラは、30歳でもやっていけますか?」

モバP「それは良い質問だね!流石、千枝ちゃんは鋭いねー」

千枝「えへへ」

モバP「答えは………キツイ」

千枝「ええっ――――!?キツイんですか!?」

モバP「頑張ってもキツイ。うわキツ!ってやつ」

千枝「で、でも!!断言するのはよくないと思います!」

モバP「千枝ちゃん、このVTRを見てみましょう」

― ― ―

【VTR】

川島瑞樹「うわ……これはキツいわ……」

モバP「可愛い後輩の為、何卒……お願いします」

瑞樹「本当に1回だけよ?」


チャーチャラッラ♪ チャーチャラッラ♪ チャーチャラッラ♪


瑞樹「にゃんにゃん」

瑞樹「マグロの解凍、終ったにゃ☆瑞樹にゃんと、乾杯するにゃ!!」


S○NTORY 銀麦 発売


モバP「ありがとうございました」

瑞樹「キツいわー猫キャラ」

モバP「瑞樹さん、コレをどうぞ。約束の品です」

瑞樹「ありがとう。こちらこそ、助かるわ」


― ― ―

千枝「猫キャラ川島さん(28歳)……キツかったです!」

モバP「そうだねーかなりキツかったね」

千枝「元女子アナで万年モテ期の川島さん(28歳)ですら、苦戦を強いられていました!」

モバP「わかったかな?」

千枝「30歳で猫キャラは、かなりキツイですね。千枝、学びました!」

モバP「これで、また成長できたねー」

千枝「はーい」

モバP「さぁ、次の質問はあるかなー?」

千枝「プロデューサーさん、千枝に教えてください」

モバP「はいはい、なにかな?」


千枝「先ほどのVTR終盤、プロデューサーさんが川島さんに渡していた薬剤は何ですか?」

モバP「おやおや、これは良い質問だね。流石、千枝ちゃんは観察力が高いねえ」

千枝「えへへ。千枝、褒められちゃいました」

モバP「それの答えは………」

千枝「ドキドキします」

モバP「 Ephedrine 」

千枝「え…… Ephedrine ですか?」


モバP「Ephedrine は Caffeine と組み合わせるんだ。ダイエット、体脂肪の減少ために使うんだよー」

千枝「どんな効果があるんですか?お菓子を食べ過ぎても、脇腹が見苦しくならない…とかですか?」

モバP「そんな、魔法のような効果はないよ」

モバP「Ephedrine と Caffeine を摂取すると、5%~10%エネルギー消費が増えるだ」

モバP「運動やトレーニングとは別に、普段の生活の中での活動による、エネルギー消費即ち」

モバP「NEAT(Non-Exercise Activity Thermogenesis)が増えて、1日の消費カロリーが増える」

モバP「余談だけど、Aspirin を組み合わせる人もいるよ」

千枝「奥が深いんですね」

モバP「川島さんのような一流レベルになると、ダイエットするときはガチでダイエットするからねープロは厳しい」


川島瑞樹の仕事に、一切の妥協はない。川島のウエストのくびれの仕上がりは、尋常ではなく

彼女の横に並んだ細身のアイドルが「しまりのないウエスト」に見えるほどである。

他のアイドル達からは「処刑」、「川島処刑人」と呼ばれ、恐れられる。

千枝「サプリメント会社の“パイ”は、8割が川島さんが独占しているのも、納得です」

モバP「そうだねー。サプリメント関係の仕事は、川島さんが持って行っちゃうね」

千枝「そういうお仕事はサプリメント会社と乳製品の会社、どちらともコネが作れて」

千枝「良いんですよねー。千枝、憧れちゃいます」

モバP「乳製品を扱う大きな会社は、サプリメントの子会社を持っていることが多いからね」

千枝「Glanbiaは、Optimum Nutrition と BSN を抱えてますよね」

千枝「美味しい物を好きなだけ食べても、ダイエットができる……という魔法の薬ではないんですね」

モバP「食事制限によるカロリーのマイナスを組み合わせないと、脂肪は減りません」

千枝「なるほど。千枝、勉強になります」


モバP「朝食をたくさん食べて、夕食を少なく食べれば痩せるとか、特定の栄養素を食べなければ痩せるなど」

モバP「そんなことはありません。1日の消費カロリーと摂取カロリーのバランスが全て」

モバP「将来、千枝ちゃんが体脂肪率の減少を目的としたダイエットするときは、計画的にやろうね!」

千枝「はーい!」

モバP「千枝ちゃん、わかったかなー?」

千枝「グラビアの撮影前に、水分と塩分の摂取を制限したり、突然ランニングをやったり」

千枝「ダイエットのペースを考えず、カロリー摂取量が低すぎて生理を止めたり」

千枝「厳しい食事制限でストレスを溜めて、アルコールやお菓子やドーナツをドカ食いするアイドルは、三流ってことですね!!」

モバP「そうだね。でもね、千枝ちゃん」

千枝「はい」

モバP「今の発言は、人がたくさん居る事務所内で口にしたら、すごーく大変なことになるから注意してね」

千枝「はーい!気をつけます!」

モバP「ダイエットは計画的に。プロデューサーとのお約束だよ!」

千枝「はーい!気をつけます!」

モバP「さぁ、次の質問はあるかなー?」

千枝「プロデューサーさん、千枝に教えてください」

モバP「はいはい、なにかな?」



千枝「うさぎさん大好きなので、千枝はウサミン星に行ってみたいです!どうやったら行けますか?」

モバP「それは……ナイフのように、鋭い質問だね!」

千枝「えへへ」

モバP「27歳になるまで行けないんだ」

千枝「ええっ――――!?27歳以下は、行けなんですか!?」

モバP「ウサミン星はね、スーパーの総菜とオツマミしかないんだ」

千枝「それは厳しいですね」

モバP「だからね、27歳ぐらいの大人にならないとダメなんだ」

千枝「千枝みたいな子供だと、健康に悪そうです」

モバP「そうだよ。でもね……エリートなウサミン星人なら、17歳でもやっていけるんだ」

千枝「エリート!!」

モバP「エリートなウサミン星人なら、毎日の食事がスーパーの総菜とオツマミでも健康なんだ」

モバP「ね?ウサミン!」

菜々「は、はい……け、健康診断なんてオールクリアですからね!!」

モバP「……再検査」

菜々「ひっ」

千枝「え?再検査?」

モバP「違うよー再検査の必要がないほど、健康ってことだよー」

千枝「そうなんですか。ウサミン星の人は、丈夫なんですね!」

菜々「ええ……ナナなんて、血圧やコレステロール、肝機能の数値…オール基準値です☆キャハッ!」

2人目


桃華「Pちゃま、教えてくださいませ」

モバP「はいはい、何かな~?」


桃華「Pちゃまの年収は?いくらですの?」

モバP「………」

桃華「Pちゃま?」

モバP「……ねえ」

桃華「P……ちゃま?」

モバP「……俺、帰っていい?」

桃華「えええ!?」

モバP「帰る」

桃華「それは、いけませんわ。わたくしの出番が無くなりますの」

モバP「離せええええええ!」

SP「お静かに」

モバP「俺は帰る、帰るぞ――――ッ!!」

SP「暴れると、貴方の骨が折れますよ?」

桃華「組伏せられているPちゃまもステキですわね。こんなPちゃまを眺めながら、飲むダージリンも格別ですの」

モバP「……346」

桃華「え?……今、なんと仰いまして?」

モバP「だから、346万円」

桃華「もう一度」

モバP「……」

桃華「Pちゃま、発言はハッキリとお願いしますわ。よく、聞こえませんでしたわ」

モバP「346万円」

SP「うわ、安っ!」

桃華「346万円……わたくしのお小遣い以下ですの!!可哀そうなPちゃま……」

モバP「い、一応……アルバイトもやっているぞ!」

桃華「威張らないでくださいな」

モバP「李衣菜のエアギターに拍手。5分で690円」

桃華「6万9000円の間違いではなくて?」

モバP「ロックなヤツは、細かいお金のことなんて気にしないけど……アイツは、にわかロック!」

桃華「にわか?」

モバP「そうさ、にわかロックだから、自分の収入に見合った出費しかしない!」

桃華「それは……」

モバP「毎月、お小遣い帳は黒字だ!」

桃華「大変、良い事ですわね。感心いたしますの」

モバP「感心だろ」

桃華「節約を心掛けるのは、良いことですわ」

モバP「どっかのドーナツオタクとは違う」

モバP「ロックオタクなら、ロックの出費で財布が軽くなっているはずだ」

桃華「道楽は、ほどほどが一番ですわ」


桃華「他には?Pちゃまは、どんな副業をなさって?」

モバP「アイドルと喫茶店でコーヒーを飲むアルバイト。30分で1万円」

桃華「まぁ、大変ですわね。Pちゃまのお相手は、どなたですの?」

モバP「幸子。カワイイ幸子に対して、カワイイカワイイカワシイカワイイカワシイカワイイカワイイカワイイカワイ」

モバP「イカワイイカワイイカワイイカワイイカワイイカワイイカワイイカワイイカワイイカワイイカワイイ」

モバP「カワイイ幸子カワイイ……って言い続けるだけだから」

桃華「わたくし、ゲシュタルト崩壊ですわ」

モバP「疲れないし、カワイイ幸子に癒されて至福の時間を過ごせて」

モバP「生活費も稼げ、私腹も肥やせる時間なんだ」

桃華「いえいえ、一般人には出来ない特殊な労働ですわよ」

モバP「まぁ、アルバイトはこんなもんだ」

桃華「よくわかりましたわ、それではPちゃま……コレを」

モバP「なんだい?この封筒は?」

桃華「100万円ありますわ」

モバP「ええっ!」

桃華「Pちゃまの時間を買いますわ。朝まで、Pちゃまの時間を買わせてくださいまし」

モバP「帰宅して、デレステをやりたいんだけど……」

桃華「確か、346は副業禁止ではなくて?」

モバP「何……だと」

桃華「わたくし、口は堅い方ですけれども……ふふっ」

モバP「売るよ」

桃華「Pちゃま、発言はハッキリとお願いしますわ。よく、聞こえませんでしたわ」

モバP「いえ、買って下さい……買って下さい!お願いします―――――!!」

桃華「よろこんで買いますわ。それでは、ブラックコーヒーと Caffeine 400mg を服用して」

モバP「刺激物、テンコ盛りですね」

桃華「たくさんたくさんたくさんお話しましょうか、Pちゃま。今夜は長くなりますわよ?」

モバP「徹夜でございますか」

桃華「にが……これで夜更しもきっと…!」

モバP(絶対、寝るぞ……)


……
………

モバP(寝ちゃったかー)

桃華「す――…っ」

10分は、寝ませんでした。

おわり

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