川内「夜は良いよね」 (39)

川内「失礼しまーす!」

提督「おう、今日も来たのか」

川内「夜戦がないからね。暇でさ~」

提督「大人しく寝てりゃいいだろうに」

川内「えっ、何言ってんの? せっかくの夜じゃん!」

提督「はあ」

川内「ということで、今日もしばらくお邪魔していい?」

提督「まったく……しょうがないな」

川内「提督は夜遅くまで付き合ってくれるから好きだよ」

提督「夜戦とどっちが好きだ?」

川内「あはは! 面白いこと言うね」

提督「なに笑ってんだコラ」

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更新は不定期ですが、毎週日曜23時頃には必ず更新できるようにがんばろうと思います。

提督「そういや、最近お前に関する苦情が来なくなったんだよ」

川内「苦情って?」

提督「ああ!」

川内「いや、そういうのいいから……わかりにくいネタはやめてよ」

提督「お前が夜中に騒ぐことに対しての苦情だ」

川内「うっ……やっぱりかぁ」

提督「二桁に上る艦娘から苦情が来てたからな」

川内「うわっ……私への苦情、多すぎ……?」

提督「まあ、この問題は解決したな。もう咎めはせんよ」

川内「提督のところに来るようになったからだね」

提督「俺の部屋でなら、騒いでも他の艦娘に迷惑は掛からんからな」

川内「いいねぇ、騒ぎ放題ってわけだね、痺れるねぇ」

提督「それとこれとは別だ……てか、北上の真似かよ」

川内「どう、似てた?」

提督「微妙」

川内「ぐぬぬ……」

――

川内「ずっと思ってたんだけどさ」

提督「なんだ?」

川内「金剛さんって提督に対して好意を隠そうともしないじゃん?」

提督「うむ」

川内「でも、提督はいっつもはぐらかしてるよね」

提督「まあ……そうだな」

川内「……もしかして男色」

提督「それ以上いけない」

川内「あはは、さすがに冗談だよ。で、応えてあげはしないの?」

提督「迂闊なこと言うと、一気にケッコンカッコガチまでいきそうでな……」

川内「……ああ、なるほど」

提督「だが、あいつの気持ちは嬉しく思ってるぞ」

川内「金剛さんくらいの美人に好かれて嬉しくないわけがないよね」

提督「そういうこった」

川内「ところでさ、私も提督好きだよ」

提督「いきなりなんだ……?」

川内「ふふん、どう? 嬉しい?」

提督「素直に嬉しいな」

川内「……真面目に返されると照れるね」

提督「俺をからかおうなど十年早いわ」

投稿は不定期と言いましたが、これからは投稿する時間だけでも午前0時付近に統一しようと思います。
書き進めるペースはかなり遅いですが、お付き合いいただければ嬉しいです。

――

提督「生まれ変わりってあるのかねぇ?」

川内「艦娘にそれ聞いちゃう?」

提督「あ~……それもそうか」

川内「提督は生まれ変わったら何になりたいとかある?」

提督「貝になりたい」

川内「それは悲しくなるからやめて」

提督「本当はパンダになりたい」

川内「だいたい予想はつくけど、理由は?」

提督「ぐうたら生きて、それでいてちやほやされたい」

川内「う~ん、この駄目人間……」

提督「実際あこがれないか?」

川内「ぐうたらしてるだけだと退屈でしょ」

提督「まあ確かに……お前はどうなんだ?」

川内「あたし? あたしは鳥かな」

提督「ほう……なんでだ?」

川内「艦娘として、陸と海は駆け回ったから、あとは空かなって」

提督「なるほとな……だが、鳥は夜戦できないぞ?」

川内「あっ、確かに……って、そもそも夜戦できるの艦娘だけじゃん」

提督「そりゃそうだ」

川内「じゃあ、また艦娘がいいや」

――

提督「戦いなんてくだらねぇ、俺の歌を聞けぇ!」

川内「いきなり何よ?」

提督「いや、バサラみたいに歌で戦いを終わらせられないかなって」

川内「ヤックデカルチャー……」

提督「使い方合ってるかそれ?」

川内「違う気もする」

提督「とにかく、気持ちを込めて歌えば、深海棲艦にも想いは伝わると思うんだよ」

川内「試しに今度、深海棲艦の前で那珂に歌わせてみようか?」

提督「……なんか那珂が集中攻撃を受ける未来が見える」

川内「奇遇だね。私もだよ」

――

提督「いつも露出の多い……エロい格好した艦娘いるだろ?」

川内「言い換える必要なかったでしょ今……島風とか?」

提督「ああ、あいつら寒くないのかな」

川内「着眼点そこなんだ」

提督「恥ずかしくないのか、とかも気になるけどな」

川内「恥ずかしかったら、露出少なくするでしょ」

提督「……そうすると、あいつらは痴女ってことにならないか?」

川内「みんなその服装が気に入ってるだけだって。ファッションだよファッション」

提督「屋良?」

川内「それはパッション」

提督「潜水艦たちのスク水もファッションと言えるか?」

川内「……ちょっと無理があるか」

提督「まあ、本人たちがいいってんならいいけどな」

川内「そうだね……ところで、雲龍さんたちの格好、どう思う?」

提督「あいつらはやばい。あのスタイルにあの格好は俺に効く」

提督「あっ、葛城に非はない。いいね?」

川内「わざわざ確認しなくていいのに」

提督「あいつはあいつでエロいけどな。腰とかスケベティックだし」

川内「スケベティックって何さ……」

提督「気にするな……雲龍は最初から露出多かったけど、天城はそうじゃなかったから、改にしてかなり驚いた」

川内「和服を脱ぎ捨ててのビキニアーマーだもんね……誰だって驚くよ」

提督「眼福ではあるが、悩みの種でもある」

川内「複雑なところだね~」

――

提督「お前たち姉妹の中で、一番胸大きいの誰?」

川内「唐突なセクハラに私は困惑を隠せないよ」

提督「今夜は無礼講でおじゃる」

川内「おじゃるって……ちゃんと確認したことはないけど、神通じゃないかな~?」

提督「ああ、何となくそんな気がする」

川内「……胸は大きさじゃないから」

提督「じゃあ、何で決まるんだ?」

川内「そりゃ美しさだよ、美しさ。私もそこには自信あるよ」

提督「へえ~っ、ちょっと触らせて」スッ

川内「シッ!」ベシッ

提督「いてっ!」

川内「そんな気軽に触らせてたまりますかっての」

提督「俺とお前の関係じゃないかよ」

川内「どんな関係なの?」

提督「友達以上……それも少し違うか」

川内「次は、絆という言葉がふさわしいとか言うんでしょ?」

提督「……悪くないな」

川内「……悪くないね」

――

提督「もうこんな時間か。今日はお開きとしよう」

川内「ええ~……もうちょっと起きてようよ~」

提督「これ以上は俺もきついからな。我慢しろ」

川内「は~い」

提督「聞き分けのいいやつは好きだぞ」

川内「おやすみなさ~い」

提督「おやすみ」


………………
…………
……

とりあえずここまで。個人的には時津風のエロさが良い感じ。

ちょっと先倒しで投下します。

……
…………
………………

川内「あ……ありのまま、今夜起こった事を話すよ!」

提督「なんだ?」

川内「夜になったと思ったら、いつの間にか部屋を追い出されていた……な、何を言っているのかわからないと思うけど……」

提督「夜戦夜戦騒いだだけだろ」

川内「よくわかったね」

提督「むしろそれ以外に原因が思いつかん」

川内「う~……」

提督「てか、最近は落ち着いてたと思ったが、また騒いだんだな」

川内「だって! 最近、夜戦全然してない!」

提督「しょうがないだろ、必要ないんだから」

川内「ヤセン……ヤセン……ヴオオオオ!!」

提督「うるさい」

川内「はい」

――

川内「ゴールデンサ~ン、シルバーム~ン♪」

提督「おっ、懐かしい」

川内「ポケモンの曲は良いもの多いよね」

提督「タイプ:ワイルドとかな。ところで、ゴールデンサンシルバームーンは二番の歌詞なんだぞ。知ってたか?」

川内「そうなの? 知らなかったよ」

提督「意外とフルで聞くことって少ないからな」

川内「確かに……そういや、フルで聞くと印象がちょっと変わる曲ってあるよね」

提督「ポケモンのReady go!とかも一番のサビは、OPとは少し違ったりするしな」

川内「ふ~ん……どんな感じなの?」

提督「すすめ~すすめ~きみとぉ~、のところの音が下がるんだ」

川内「へえ~っ、あとで聴いてみよっと」

――

提督「提督アローは超音波……提督イヤーは地獄耳……提督ウイングは空を飛び……提督ビームは熱光線……」

川内「全部嘘じゃん」

提督「地獄耳なら可能性あるだろ」

川内「別に聴力がすごいわけでもないでしょ」

提督「まあな……聴力がすごい、で宇水さん思い出した」

川内「るろ剣かー……ティンベーとローチンの人ね」

提督「その言い方はやめてやれよ」

川内「宇水さんは基本を疎かにしない武人の鑑」

提督「馬鹿にしてるじゃねーか」

川内「はーっはっはっは!」

提督「何が可笑しい!」

――

川内「揺れろ、魂のペンデュラム! 天空に描け、光のアーク!」

提督「ここ室内だが」

川内「ペンデュラム召喚!」

提督「スルーかよ」

川内「現れろ、我が僕のモンスターたち!」バババッ

提督「あっ、警告で」

川内「……リ・コントラクト・ユニバース。私の伏せカードを角笛砕きに」

提督「されてたまるか」

川内「……ターンエンド」

提督「ドロー……ライオウ召喚、そのまま攻撃」

川内「……負けたー!」

提督「ふふん、マインドクラッシュ!」バッ

川内「闇のゲームだったのこれ!?」

――

川内「知ってる? 首を切られても一年以上生きた鶏がいるらしいよ」

提督「えっ?」

川内「アメリカの鶏だったかな確か」

提督「さすがに嘘だろ……本当なのか?」

川内「検索検索ぅ」

提督「……」ポチポチ

提督「うわっ、マジじゃん」

川内「妖怪首おいてった、だね」

提督「ドリフターズネタか……豊久もびっくりだろうな」

提督「というか、何でそんなこと知ってんだ?」

川内「パワポケ13で知った」

提督「13はやったことねーな」

川内「パワポケシリーズ続いてほしかったなー」

提督「そうだな……ストーリーはぶっ飛んでたけど、掛け値なしに面白かったわ」

川内「CEROとは何なのか考えさせられるよね」

提督「脳みそパカーディ」

川内「その話はやめよ」

提督「メロンパン」

川内「いや、話変わってないから」

ここまで。

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