悟空「見てろよ八戒、試しに悟浄を一瞬でイメチェンしてやるぜ！」

八戒「本当！？ 見せて見せて！」

悟空「いいか悟浄、止まってろよ」

悟浄「……ああ」

悟空「おらあ！！」ドゴォン！！

悟浄「ふべっ！！？」

八戒「殴ったああああああああああああ！？」

悟空「おらおらおらおらおらおらおらあ！！！」ドドドドド

八戒「ちょっと悟空！ 何やってるの！！？」

悟空「……見な八戒、一瞬で悟浄が……」

悟浄「」ボロッ

悟空「……な？ ホラーメイクの天才なんだぜ俺は」

三蔵「……ギュウギュウ」

悟空「ぎゃあああああああ！！？」

三蔵「ユルユル……さ、行きますよ」

悟空「あ、あが……」

八戒（目が飛び出しそうな悟空もある意味ホラーメイクだ……）

三蔵が女とかいうオリ設定前提で語られても・・・

>>3
ゴゴゴ西遊記という作品のSSです。言い忘れてしまってすいません

商人「こんなかで欲しい物はないかね〜」

三蔵「……ん？」

悟浄「何かを売ってるみたいですよ」

悟空「おっ！ 食いもんか！？」

商人「スカート、口紅、マニキュア、カラコン……欲しい物はないかね〜」

悟空「はあ！？」

悟浄「女子に纏わる物を売ってるようだな」

八戒「お師匠さん！ 買ったら！？」

三蔵「いや、ですから私は……」

悟空「よし！ このスカート一つ！！」

三蔵「悟空！！」

悟空「いや、お師匠さんには履かせないよ？」

三蔵「では何故……？」

悟空「悟浄に履かせる♪」

悟浄「何故私なんだ！！？」

悟空「へへへ……インターネットが普及している世の中、お前が女装している画像をネットにあげれば……」

悟空「『悟浄キモすぎwww』『悟浄のファンやめるわwww』『悟浄死ねwww』って言われて炎上、それに耐えきれない悟浄は自殺！！」

八戒「何それ！？ ていうかこの時代にネットあるの！？」

悟浄「ふざけるな！！」

八戒「ほら、悟浄も怒って……」

悟浄「私が炎上如きで自殺するようなメンタルの持ち主だと思うな！！」

八戒「そこに怒るの！？」

悟空「お師匠さん！！ スカート買いたい！ お金は！？」

三蔵「お前の食費の所為で一文無しです」

悟空「おい悟浄！ 何いっぱい食ってんだよ！ ふざけんじゃねえよ！！」

悟浄「明らかにお前の所為って言ったぞ！！？」

悟空「くっそー……そうだ！」

悟空「なああんた、お金はないけどスカートと同等の価値がある物をやるからさ……それでいいか？」

商人「……といいますと？」

悟空「八戒をあげるからさ、いいかな？」

八戒「ブヒッ！？」

悟空「非常食としてはうってつけだぜ？ な？ いいだろ？」

三蔵「悟空！！ 仲間を売ろうとするなんてなんて非道な事を！！」

悟空「えー……でもよー……」

三蔵「お金がないんですから……そういう時は……」

三蔵「……タダでよこせやオラァ！！」

商人「！！？」ビクッ

悟空「人のこと言えねえじゃねえかよ！！」

三蔵「そ、そういう流れではなかったのですか？」

悟空「誰もアンタのボケなんて求めてねえよ！！」

三蔵「な、なんですって！？ いいですか、私だってその気になれば面白いボケが……」

悟空「変なところでムキになってんじゃねえよ！！」

三蔵「……仕方ありません、お金ならありますから……これで」

商人「まいど」

悟空「持ってんのかよ！！」

悟空「まあいいや、買えたんだしな……悟浄！ 履け！！」

悟浄「お前が履け」

悟空「いやだ！！ お前が履け！」

悟浄「断る」

八戒「二人とも！ 喧嘩はやめてよ！！」

悟空「よーし……ジャンケンで負けた方が履く。 それでいいか？」

悟浄「……ああ、いいだろう」

悟空「よーし！ 行くぞ！！」

悟浄「最初は……」

悟空「グー♪」ドゴォン！！

悟浄「ぐはっ！？」

八戒「悟浄ーーーー！！？」

悟空「はいっ！ 俺の勝ちーーー！」

八戒「悟空！ 今のどこがジャンケンなの！？」

悟空「いやーー、俺としたことがうっかり間違えちゃった。 よし悟浄、今度こそジャンケンしよーぜ！」

悟浄「」

悟空「おやおや、悟浄くんの返事がないぞーー？ じゃあ5秒以内に返事なかったら俺の不戦勝になるけどいいかなーー？」

悟空「ごー……よーん……さーん……にーい……」

悟浄「や、やr悟空「いーち♪」ドゴォン！！

悟浄「ぐはっ！」

八戒「殴ったーーーー！？」

悟空「んーー？ なんか聞こえたけど気の所為かなーー？」

悟空「はい、5秒経ったけど返事がないので俺の勝ちーー！」

三蔵「ギュウギュウ」

悟空「ふおおおおおお！！？」

八戒「まあそうなるよね……」

三蔵「……ユルユル」

悟空「が、がが……」ピクピク

悟浄「……スキあり！！」バッ！！

悟空「なっ！？」

悟浄「くらえ！ 私が編み出した秘技を！！」

八戒「ひ、秘技！？」

悟浄「高速ズボン下ろし！！」

八戒「しょーもねえええええ！？」

悟空「しまった！ 俺のズボンが！！」

悟浄「覚悟しろ悟空！！」

ササッ

悟浄「……着せ替え完了だ」

八戒「悟空のスカート姿！！」

三蔵「似合わないですね……」

悟浄「炎上するのはお前の方だ悟空！！」

悟空「く、くっそー！！！」

三蔵「ところで……カメラや携帯がなくてどうやって撮るんですか？」

悟空・悟浄「あっ」

悟空「商人！ カメラは！？」

商人「ありません」

悟浄「くそ……」

八戒「結局無駄にお金使っちゃったね」

三蔵「そうですね……」

悟空「あーあ、悟浄の所為で無駄に使っちゃったぜ……」

悟浄「なんで私の所為なんだ！！」

悟空「……ん？」

八戒「どうしたの悟空？」

悟空「ぬ、脱げねえ！！」

三蔵「なんですって！？」

悟空「そ、それどころか……身体が動かねえ！！」

悟浄「どういうことだ……」

商人「ウシシシシシ！！ 引っかかったな！！！ そのスカートは履いたやつを動けなくするのだ！！」

悟浄「『ウシシ』……？」

八戒「もしかして……この笑い声は！！」

バサッ

商人→牛魔王「今日という今日は三蔵の肉をもらうぞーー！！！」

悟空「お前は……」

牛魔王「久しぶりだな、悟空！！」

悟空「……誰だ？」

牛魔王「牛魔王だよ！！ 忘れるなよ！！」

三蔵「」←妖怪見たら気絶するクセあり

悟空「動けねえ……」

悟浄「くそ……まずは悟空のスカートを脱がせないとな」ダッ

八戒「うん！」ダッ

牛魔王「させるかああああああ！！！」

ドゴオオオオオン！！！

八戒「ぎゃあああああああ！！！」

悟空「八戒！！？」

悟浄「破壊光線だと！？」

牛魔王「ウシシシ！！」

八戒「……」

悟空「てめえ……よくも八戒を！！」ジュルル

悟浄「よだれを拭け！！」

悟浄「お前……いつの間にそんな新技を……」

牛魔王「この口紅のおかげだ！！」

悟浄「口紅……？」

悟空「あいつ、いつの間に塗ってたんだ」

牛魔王「この口紅を塗ったやつは破壊光線が撃てるようになるのだ！！」

牛魔王「はあああああ！！！」ドゴオオオオオン！！

悟浄「くっ！」ヒョイ

悟空「悟浄！ さっさと助けろ！！」

悟浄「……うっ！」

悟空「どうした！！？」

悟浄「……おええっ」

悟空「吐いたーーーーー！？」

悟浄「口紅をした牛魔王が気持ち悪すぎる……」バタッ

悟空「おい！ 倒れんなよ！！！ 誰が俺を助けるんだよ！！」

牛魔王「……今の俺って気持ち悪いのか？」

悟空「お前もなに傷ついてんだよ！！」

牛魔王「ウシシ……猿は動けず、河童は吐き、豚は丸焼き……三蔵の肉をいただくぞ！！」

悟空「ち、畜生……」

悟浄「……」

八戒「……」

三蔵「……」

牛魔王「三蔵法師、いただきまー……」

悟空「あ、如意棒の存在わすれてた」ビョーン

牛魔王「ぐはあっ！！？」ドゴォン！！

悟空「お、スカートが脱げるようになった。 どうやらお前にダメージを与えると動けるようになるらしいな」

牛魔王「く、くそ……」

悟空「そういえばお前、お師匠さんを食っても不老不死にはなんねーぞ」

牛魔王「ふん、そんな嘘に騙されるわけないだろ」

悟空「いやいや本当だって。 これ見ろよ」

牛魔王「……ん？ これは……」

悟空「ゴゴゴ西遊記の9巻」

牛魔王「何……？」

悟空「いいから読んでみろよ」

牛魔王「あ、ああ……」

ペラ……

牛魔王「……」

ペラ……

牛魔王「……なっ！？」

悟空「？」

牛魔王「何いいいいい！？ 本物の三蔵は食われて……生きていたのは妹の方だっただとおおおおおおおお！！？」

悟空「やっと分かってくれたみてえだな」

牛魔王「そしてお前達は経典を大唐国に持ち帰ろうとしている途中だとおおおお！！？」

悟空「そーそー」

牛魔王「そして作者の小西紀行の次回作の戦コレは速攻で打ち切られただとおおおお！！？」

悟空「そんなの書いてねーだろ！！ せめて今描いてる妖怪ウォッチに触れろよ！！」

悟空「おい、起きろお前ら」ペシペシ

八戒「うーん……」

三蔵「……っは！」

悟浄「……牛魔王はどうした？」

悟空「もう襲わないってよ、 お師匠さん食っても意味ないって分かったから」

三蔵「そうですか……」

牛魔王「……」プルプル

悟浄「……ん？」

牛魔王「……うおおおおお！！」バッ

悟空「！？」

八戒「悟空の嘘つき！！ 襲って来てるじゃん！！」

ガバッ

八戒「土下座！？」

牛魔王「……おっぱいを揉ませてください！！」

三蔵「ええっ！？」

八戒「変態だーーーーー！！？」

牛魔王「ここ最近、親に会ってないんです！！ 母ちゃんの揉み心地のあるおっぱいが恋しくて……お願いします！！」

悟浄「お師匠さん、こんなやつはほっといて先に進みましょう」

三蔵「そ、そうですね……」

牛魔王「そ、そこをなんとか！！」

悟空「残念だな牛魔王……もし仮にお師匠さんが許可してもその夢は叶わねえ」

牛魔王「な、何故だ！？」

悟空「お師匠さんにはな……揉めるほどの胸がねーんだよ！！！」

牛魔王「な、何いいいいいい！！？」

三蔵「な、何を言ってるんですか！？ それぐらい私にも……」

悟浄「ないです」

八戒「うん」

三蔵「お前達まで！？」

悟空「ぶっちゃけお師匠さんが女って分かんなかったのも胸がないおかげのようなもんだったしな」

悟浄「一理あるな」

八戒「うん」

三蔵「ケ、ケツはでかいですからね！！」

悟空「残念、八戒の方がでかいですよ」パァンパァン！！

八戒「痛い痛い！ 叩かないで！！」

三蔵「くっ……無念……！」

牛魔王（めちゃくちゃ悔しそうだ……）

悟空「つーわけで牛魔王、お前はこれで我慢しろ」

牛魔王「それは……？」

悟空「エロ本だ」

牛魔王「何っ！？」

八戒「いつの間に持ってたの！？」

悟空「男なら欲しいだろ？」

牛魔王「ほ、欲しい！！ くれっ！！」

悟空「ほらよ」

牛魔王「おおっ！ ありがとう悟空！！」

牛魔王「どれどれ、早速……」

『全国メス牛図鑑』

牛魔王「いらねえええええええええ！！」

悟空「お前の存在がいらねえ♪」ドゴォン！！

牛魔王「ぐはあっ！！？」

キラーン……

悟浄「ワンパンで星になったな」

悟空「さて……牛魔王も倒したしそろそろ行くか」

三蔵「……」

悟浄「……お師匠さん？ 牛魔王が残していった商品をずっと見つめてどうしたんですか？」

三蔵「い、いえ……なんでもありません」

八戒「もしかして……やっぱり女の子らしく……」

三蔵「で、ですが……私にはまだそのような資格が……」

悟空「お師匠さん……あんたは今までずっと我慢して頑張ったじゃねえか」

悟空「たまにはさ……自分のやりことぐらい好きにやったらいいんじゃねえの？」

三蔵「悟空……」

悟浄「しかし……」

悟空「うるせえ♪」ドゴォン！

悟浄「うっ！！？」

三蔵「分かりました……ではお言葉に甘えて……」

八戒「女の子らしいお師匠さんかぁ……どんな姿になるんだろう」

三蔵「牛魔王が残していったこれを……一度でいいからこれになりたかったんです！！」

悟空「！ そ、それって……」

三蔵「つーわけでーーガングロにしたんだけどマジヤバイっていうかーーーちょーーーウケんですけどwww」

三蔵「てゆーかうちの連れが猿と河童と豚とかwwwwwマジウケるwwwww」

悟空・悟浄・八戒（うぜえ……）

〜終わり〜