男「『さくらんぼを料理する本』?」(47)

男「何だそれ」

友「いや、噂で聞いたんだけど…」

男「何だ噂か」

友「まぁ、聞けって。 とりあえず駅前の本屋分かるか?」

男「あぁ、あの古い感じの本屋だろ?」

友「そう。そこで今言った言葉を言うと…」

男「言うと?」

友「別世界に行けるらしいぜ」

男「………」

友「おい、なんか言えよ」

男「厨二発言おつ」

友「そんなこと言うなよぉ」

男「どうせあれだろ?そんな噂流して実際やりに行った奴らを陰で笑ってんだよそいつは」

友「………」

男「おいまさか…」

友「ヤリニイキマシタ」

男「馬鹿だなお前も」

友「いや、噂に興味が湧いてつい」

男「んで?結果は?」

友「まず、噂には詳細があってな」

男「詳細?」

友「あぁ。なんでも、その店の店長にその合言葉をいえば良いらしいんだが…」

男「店長に言ったのか?」

友「いたのが店長ぽいおじさんでな、その人に言ったら」

おじさん『さくらんぼの料理本かい? そんなのこんな古本屋より普通の本屋の方があるよ』

友「て言われた。」

男「ほら、やっぱり噂だよ」

友「なのかなぁ…。納得いかん」

男「諦めろ」

友「じゃあ、お前も行け」

男「何でそうなる」

友「もしかしたら店長じゃなかったかもしれないからな」

男「いや、だったらお前が行けよ」

友「いや、もう恥をかくのが嫌なんだ」

男「俺も嫌だよ」

友「まだお前は恥をかいていないだろ!!」  ビシッ!

男「どんな理屈だそれは!!」

友『なぁ、頼むよ。お前もなんも無かったら諦めるから』


男「なんやかんやで来てしまった俺。まぁ、友が厨二病を治すために、一肌脱ぎますか」

ギイィィィィィ

男(なんか、年季を感じる扉だな)

?「いらっしゃいませ~」

男「え?女性の声が…」  クルリ

女「ごゆっくりどうぞ」  ニコッ

男「あれ?おじさんだったんじゃあ…」

女「おじさん?あぁ、あの人はバイトです。」

男「え、じゃあここの店長は…」

女「私です。」

男「お若いですね」

女「いえいえ、それほどでもぉ」   ギイィィィィィ

女「あ、いらっしゃいませ~」

男(じゃあ友は違う人に言ったんだな?じゃあ・・・)

男「あのぉ~」

女「はい、何かお探しですか?」

男「『さくらんぼを料理する本』ってありますか?」

女「…はい、ありますよ♪」  ニコッ

女「どんな料理の本が良いですか?」

男「え、あ…、え?」

男(合言葉が通じたのか?それとも素か?)

男「すみません。初めてなもので…」

女「え?…じゃあ、ちょっとお待ちくださいねぇー」 ガサゴソ

男「?」

女「じゃあこのカタログから選んでください。」

カタログ1【合言葉を知ってここに来たのですか?  はい    いいえ 】

男「! そうですね…」

カタログ1【合言葉を知ってここに来たのですか?  はい←   いいえ 】

女「もう一つありますよ。」

カタログ2【今から話す事を外には漏らしませんか?  はい   いいえ 】

男「えー…、じゃあこれを」

カタログ2【今から話す事を外には漏らしませんか?  はい←  いいえ 】

女「…はい♪分かりましたぁ~。ちょっと探してきますのでちょっとこれを読んで待っててくださいね?」 つ□

男「はい」

□【
こんにちわ。ここでは古本屋を営んでる女と言います。しかし、最近古本屋だけでは生活が苦しくなってきたため、

私の流した合言葉を持ってきた人だけに行うビジネスを始めました。それは、

…私の体を売るビジネスです♪  まぁ、簡単に言えば援助交際です。

しかし、あんまり周りに知られたくないので 私の独断と偏見で援助交際しても良いと思う人を探していました。

それがあなた!! どうです?私とイチャラブしませんか? 何をしても構いませんよぉ~♪ 痛いこと以外】

男「……」

女「どうですぅ~?読み終わりました?」 ニコニコ

男「え? …あー…」

オヤジ「すみません会計をお願いします。」

女「あ! 失礼しました」     サンビャクエンデスネー       アリガトーゴザイマシター

女「さて、お客様はあなただけになりましたよぉ?」 ニコニコ

男「え、援交ですか?」

女「はい♪ そこにも書いてあったようにここだけでは苦しいんですよねぇ」  ハァー

女「なので、私と援交してくれません?」

男「ち、因みに…今は何人ぐらい?」

女「え?…あー、一週間まえは4,5人としていましたが、今は0ですね」

男「どうしてですか?」

女「彼女さんにばれたり、お金が無くなったり、それから…」

男「いや、もういいです。…因みにいくらぐらいですか?」

女「…あなた、バイトは?」

男「しています」

女「月いくら?」

男「5~8万程度です」

女「じゃあ月にその15%でいいですよ」

男「安くないですか?」

女「そりゃまぁ…どこかのサラリーマンだと、1回でこれぐらいですが、バイトの時点で学生って思いましたから。」

男「はぁ」

女「因みに何歳?」

男「20です」

女「なんと、私の2歳下」

男「え、22なんですか?」

女「そうですよぉ~♪」

男(25くらいかと思った)

女「どうです?援交しません?」

男「でもこの年で援交って…」

女「私を攻略するチャンスですよ」 ボソ


男「します(しまった!つい攻略と言う言葉に釣られてしまった!!)」

女「じゃあ、待っていますね♪好きな時に来てくれればいいので。…それとも今からします?」 ニコニコ

男「お金持ってないし、心の準備が出来てないので後日で」

女「…じゃあ、待ってますね♪くれぐれも内密に」

男「はい」

とりあえず区切りがついたので寝ます。

続き書きたい人がいればどうぞ。

~翌日~

友「おーい、男ぉ~」  タッタッタッタッ

男「ん?  おぉ、おはよう」

友「おはよう。 どうだった?」

男「何が?」

友「寝ぼけてんじゃねぇ。 ほら昨日の合言葉の件の奴」

男「…あー、あれね。 あれは、えーと…」
o

(女『くれぐれも内密に』)

男「…うん、何も無かったよ」

友「なんだその一瞬の間は」

男「少し思い出してただけだよ」

友「何かあっただろ」

男「あったけどお前と同じだ諦めろ」

友「くっそぉ~ホラ話だったか…」

男「そうだよ。俺もあれ発言したら似たような言葉を言われたし」

友「そっか…悪いな」

男「別にいいよ。 厨二病を治すためだからな」

友「しょうがねぇ!! 今日は何か奢ろうではないか!」

男「マジで?」

友「おう。 頼みを聞いてくれたからな」

男「じゃあ、昼飯奢れ」

友「いいだろう!!じゃあ昼にまた会おう。」

男「おう。じゃあまた後で」

友「じゃぁなぁ~」

男(…悪いな友…)

~放課後~

男「昼はありがとな」

友「いいって事よ」

男「っと、今日俺用事があるんだった」

友「バイトか?」

男「違うが…、まぁ野暮用だよ」

友「分かった。じゃあまたな」

男「おう。 じゃあな」  タッタッタッタッタッ

友「・・・」

~古本屋前~

男「さて…」 ギイィィィ

?「いらっしゃい」

男「あれ?」

おじさん「どうかしましたか?」

男「ここの店長は?」

おじさん「…女に何か用ですか?」

男「え、っと…」(この人が友の言ってたおじさんか?)

男「俺は、女さんの知り合いの男と言います」

男「今日は女さんに頼み事されてきましたんですけど、どちらにいますか?」

おじさん「あぁ、知り合いですか」

男(理解してくれちゃった!!) ビックリ

おじさん「女なら家にいますよ」

男「家?」

おじさん「この2階が住居スペースになっているので、外にある階段から行ってください」

男「あ、ありがとうございます」

カンッ カンッ カンッ カンッ

男「ここか…」    ピンポーン

?「はーい…って君か」

男「こんにちわ」

女「お金用意出来たの?」

男「昨日持ち合わせがなかっただけです」

女「そっか♪ じゃあお金くれたら色々してあげるよ?」 ニコッ

男「その前に、ひとつ聞いていいですか?」

女「何?」

男「どうして、援助交際何かをしてるんですか?」

女「生活が苦しいから」

男「…え、それだけ?」

女「それだけ。 他に理由はないよ。」

男「いや、でも一人暮らしをしてるわけじゃないでしょ?」

女「…まぁそうだけど、お金ないのは本当だよ?」

男「…まさか親がしゃkk「うるさい!!」  ビクッ

女「何さっきから?私が援助交際しちゃぁいけないの?」

男「いや、そういうわけじゃ…」

女「じゃああなたは私にお金を渡して、私はあなたにお礼としてデートやらhやらしてあげるの!!」

女「それ以外の事を詮索しないでくれる?」

男「…すみませんでした」

女「…はぁ。 今日は帰って」

男「えっ」

女「今日は疲れたの。 だから帰って」

男「じゃあ、お金だけでも…」

女「また今度でいいよ。 じゃ」  バタンッ

男「・・・」

今日はここまでです。

続き書きたい人がいれば(ry

男(女さんは何で体を売ってでも稼ごうとしてるんだろう)

男(確かにあの古本屋だけだと収入が少ないのは何となく分かる)

男(だったらコンビニとかで普通にバイトすればいいのではないだろうか・・・)

男(何でわざわざ自分の体を売っているんだ?)

男「気になるな…」

友「何が?」

男「うわっ!! いつからいたの?」 ビクッ

友「ん~、いつからでしょう?」

男「それ聞いてるの俺なんだけど」

友「まぁいいじゃないか。 それより悩みごとか?」

男「大した事じゃねぇよ」

友「そうかい・・・」

男「…なぁ」

友「ん?」

男「金を稼ぐ方法で手っ取り早いのは何だ?」

友「何だ?金がねぇのか?」

男「いや、ちょっとした疑問だよ」

友「そうだな…その日稼いだ分をその日支払ってくれるバイトかな」

友「俺たちが女性だったら援交したらいっぱい稼げるかもしれないけど」

友「まぁ、そんなことしてる奴はhが好きなビッチか、それをしなければいけないほど金が欲しい奴だと俺は思う」

男「金が欲しいねぇ・・・」

友「その理由は、彼氏が強欲なのかそれとも家族が借金してるか色々あるだろよ」

男「だとすると女さんは…」   ブツブツ

友「ん? なんか言ったか?」

男「いや、こっちの話しだよ。 ありがとな参考になった」

友「いやいや、それほどでも」

男「おっと、バイトの時間だ」

友「そっか、じゃあまたな」

男「おう。じゃあなぁ」    テク テク テク テク

友「…さて、俺も行きますか」 テク テク テク テク

~バイト先~   アリガトーゴザイマシター

男「ふぅ…」  ウィーン

男「いらっしゃいませー・・・!」

女「!」

リーマン「女さん?どうかしたの?」

女「え? あ、ううん何でもないよ」

リーマン「そっか、何かいる?」

女「あー、何でもいいよ。 ここで待ってるから」

リーマン「じゃあ行ってくるね」

女「はーい」  ノシ フリフリ

男&女「・・・」

女「ここでバイトしてるんだ」

男「まぁ、普通のコンビにですけどね」

女「ふーん」

男「さっきの人も援助交際の人ですか?」

女「そうだよ。 別にあなただけじゃないし、あなたよりお金くれるわよ」

男「なんかサラリーマンっぽいですしねぇ・・・ でも前、今は誰ともしてないって言いませんでした?」

女「そうよ。 あの人は今日来て、今はデート中」

男「あぁ、なるほど」

男「質問していいですか?」

女「前のようなものでなければ」

男「それはあなたの判断で。・・・今まで何人と寝てきました?」

女「なに?私がビッチとでも?」

男「まぁ、体を売ってる時点で経験が豊富なのかなっと思いまして」

女「ふーん。そうね…確かに寝たことはあるわ。でも…」

男「でも?」

女「最後までは誰ともしてないはね」

男「えっ?」

女「何?そんなに驚くこと?」

男「いやだって、自分でhなことしても良いと言っておきながら誰ともしてないんですか?」

女「口では奉仕してるわよ?ただ…」

男「ただ?」

女「皆童貞で臆病なのよね。だからいざヤルぞって時に緊張して入れる前に萎えちゃうのよ」

男「え?今まで全員童貞だったんですか?」

女「寝るのはね。彼女がいた人とかは『ビッチとヤッても気持ちよくなさそう』って言われてねぇ…」

男「はぁ…」

女「まだ処女なのに」

男「えぇぇぇぇぇ!!?」

ザワ ザワ

男「し、失礼しました」  アセアセ

女「驚きすぎよ」

男「いやでも、えぇ?」

女「皆臆病だから最初はデートからなんだけど・・・」

女「女性と歩くのがうれしいのか、殆どデートなのよ。おかげで最後まで行かずに相手のお金がなくなって、それで終了」

男「いい商売ですね。援交って言うぐらいだから何回もやってるのかと」

女「所詮そんなもんよ。」

リーマン「女さん。お待たせしました」

女「ありがと」 ニコ

リーマン「あの、そちらは?さっきまで話してたみたいだけど…」

女「あなたと同じよ援交相手」

男「ども」

リーマン「あ、こんにちわ…」

男「会計ですよね? どうぞこちらへ」

リーマン「あ、はい」

ピコ ピコ ピコ …

女「あ、そうだ君」

男「はい?」  ピコ ピコ ピコ

女「これ」  つ□

男「これは?」

女「私の電話番号。渡すの忘れてたわ」

男「はぁ。   あ、2426円ですね」

女「じゃあ今度来た時にお金もらうから。そんな感じで」

男「はい分かりました。  2506円お預かりします。  80円のお返しです。」

男「ありがとーございましたぁ」

今回はここまで 夜書けたら書きます

エロパートはありそうでないからね

書きたかったら書いてもらって結構です

男「…」  カタカタ

友「…なぁ」 カタカタ

男「ん~?」 カタカタ

友「今日って空いてる?」 カタカタ

男「あー…いや、空いてない」 カタカタ

友「バイト?」  カタカタ

男「いや、用事」  カタカタ

友「またか」 カタカタ

男「まただよ」 カタカタ

友「用事って何?」 カタカタ

男「…私用だから教えない」 カタカタ

友「そうかい…彼女出来たのか?」

男「なんでそうなる」

友「いやいや、友を見捨てるなんて奴ぁ大抵そんなもんだからな」

男「なんだ?嫉妬か?キモいよおまえ」

友「あぁ、そうだな…毎日ずっと遊んでたのに最近用事ばっかじゃねぇか」

男「いやいや、まだ二回目ですよ?」

友「まだって事はこれからも用事が出来るってことだよな?」

男「…まぁ、ちらほらあると思うがな」

友「まぁ、いいや。 何かあったら相談しろよ?」 カタカタ

男「そのつもりだよ」 カタカタ

友「……」

放課後

女「…ねぇ。」

男「ん?」

女「貴方は私に何を望んでるの?」

男「? 言ってる意味が分かりません」

女「私は何でもしていいと言ったわ」

男「言いましたねぇ」

女「なのに、『自分の質問に応えて欲しい』って注文は初めてよ」

男「自分は、相手のことを知らずにそいつと付き合うのはごめんです」

女「…まだ私が信用できないと」

男「それもですが、何でこんなことしてるのか聞きたいですし」

女「その質問は受け付けないって前に言ったけど?」

男「えぇ、なのでそれ以外で聞いていこうかと」

女「ならいいわ」

男「では、合言葉に何か意味はあるのですか?」

女「存在の意味か言葉の意味かどっちよ?」

男「言葉の意味で」

女「そうね・・・童貞のことを別の言葉で言うと『チェリーボーイ』じゃない?」

男「まさか、童貞を料理するって意味じゃないでしょうね?」

女「似てるけど、もうちょっと具体的に言えば『童貞をもてあそぶ私』ね」

男「…てことは、合言葉は最近出来たんですか?」

女「どうして?」

男「女さん、まえに『童貞としか寝てない』って言ってたじゃないですか」

女「鋭いわね。 その通りよ。最初は誰でもいいから一緒に寝てたけど、」

女「合言葉を作ったら、収入が減ったわ」

男「どうして作ったんですか?」

女「一度にたくさん来てしまったから」

女「たくさんいると、お金はもらえるけど、自分の時間が足りなくてね」

男「それで作ったんですか」

女「そうよ」

男「じゃあ次は…ここで働けます?」

女「・・・は?」

男「この本屋で働けます?」

女「なんでそうなるの?」

男「そのほうが女さんのこと知れますし」

女「もうここのスタッフは足りてるわ」

男「そうですか」

女「他には?」

男「今のところはないですが…」

女「何よ?」

男「どうしてこんな方法でお金を稼ぐのかなと」

女「稼ぎ方は人それぞれよ」

男「まぁ、そうですけどね」

女「じゃあ帰って頂戴今日は終了」

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