あ、すんません
モバＰです

みく「後でＰチャンの手相も見てあげるにゃ！」


みく「ふむふむ......凛チャンは運命線が下向きに伸びてるから 理想主義者なところがあるにゃ」ﾑﾆﾑﾆ

みく「そして感情線の終点が人差し指まで来てるから好きな人ができたら尽くすタイプにゃ」ﾑﾆﾑﾆ


凛「へぇ そんなこともわかるんだ」


みく「うん！手相で大抵のことはわかっちゃうんだにゃ！」


Ｐ「......本当ですかね？」

凛「え？」

みく「......まぁ本にはそう書いて......」


Ｐ「手相なんかで今後の人生が本当にわかるものですかね！？」


みく「いや......」



美波「私も同意です。プロデューサーさん。」

Ｐ「新田さん」

美波「手相なんて信憑性がないもの、信じられません。きっちりとした確証がほしいです。」

美波「そもそも、手にできた皺の線なんかで、今後の人生がわかるなんてことが間違っています。」


みく「そんなに言わなくても......」


美波「じゃあ、みくちゃんの生命線を手首辺りまで伸ばしてあげるわ。カッターで、深く。」


みく「それは間違ってるにゃ！そんなことしたら生命線関係なく最悪死ぬでしょ！」

凛「ていうか美波......キャラちょっ
と変わりすぎ......」

.

Ｐ「昨今間違った線引きによる間違った判断が多発しているのです！」


Ｐ「これを『トンマージのオフサイド』と言います」


みく「トンマージって元イタリア代表の？」


美波「日韓W杯で、韓国相手の時にとんでもない誤審をくらった選手ね。」


凛「線引きとオフサイドを掛けてるのね......」

みく「また解りづらいネタにゃ......」

Ｐ「あーあー何も聞こえなーい」

美波「ごまかした。」


Ｐ「そんなことはどうでもいいのです！さあ！行きますよ！」

凛「え？行くって？」


Ｐ「世の『トンマージのオフサイド』を見に行くのです！」

.

～スタジアム～

美波「ここは？」

Ｐ「ここは間違った線引きが縦横無尽に交差する『線引きW杯』の線引きスタジアムです」

ﾜ-ﾜ-

Ｐ「さすがW杯、すごい盛り上がりですね」

Ｐ「おや？ほらあそこに！」

ﾋﾟ-ｯ

新聞「国の借金1000兆円に」

テレビ「国民一人当たり800万円の負担」

旧大蔵省「財政破綻だ！財政破綻だ！」

Ｐ「これは......」

美波「日本の国債と借入金、政府短期証券、合計の国の借金が1000兆円を超えたってニュースですよね。」

美波「でもこれって......」

麻生太郎「簿記の基本が解ってない、マスコミは解ってない。」

麻生太郎「国民から借りてるからセーフ。円で借りてるからセーフ。」

みく「あ......」

ﾋﾟ-ｯ


Ｐ「国民から借りているからセーフという間違った線引きの『トンマージのオフサイド』です」


凛「まぁ間違ってはないかもしれないけど結局、借りてることには変わりないよね......」

まゆ「プロデューサーさん、あっちにも『トンマージのオフサイド』が！」

Ｐ「佐久間さん、いたんですか......」

まゆ「ええ、ずっと......」ぴとっ


ﾋﾟ-ｯ

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ　　ﾀ-ﾝｯ!

1「男は170cmないとダメだろ」

ｶﾀｶﾀｶﾀ　　ﾀ-ﾝｯ!

2「いや、165あれば十分でしょ」

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ　　ﾀ-ﾝｯ!

3「185cmはなきゃダメっしょwwwww」

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ　　ﾀ-ﾝｯ!

4「>>3 いや、それはデカすぎ」

ｶﾀｶﾀｶﾀ　　ﾀ-ﾝｯ!

5「>>3それは無い」

Ｐ「これは......」

まゆ「身長にコンプレックスがある者たちによる、『男で許される身長の線引き』です」

Ｐ「男は大体身長にコンプレックスを感じてるものですが......」



ｶﾀｶﾀ　　ﾀ-ﾝｯ!

6「>>1は170cm」

ｶﾀｶﾀｶﾀ ﾀ-ﾝｯ!

7「>>6 は？188cmありますけど」




Ｐ「これは醜い......」

凛「大体、自分を基準で見ちゃダメだよね。周りがでまかせ言ってる可能性があるから」


みく「大体、許されるって誰に許されるんだにゃ」



Ｐ「これも『トンマージのオフサイド』です」

Ｐ「どこを見回しても、『トンマージのオフサイド』ばかり！」


Ｐ「警察のパチンコ屋に対する『トンマージのオフサイド』！」

ﾋﾟ-ｯ

警察&パチ屋「換金所とパチンコ屋は別の業者だからセーフ！」


Ｐ「殺害予告の『トンマージのオフサイド』」

ﾋﾟ-ｯ

無職「小女子は小魚だからセーフ！」


凛「いやそれアウトだったでしょ」

Ｐ「絶望した！『トンマージのオフサイド』に溢れる世の中に絶望した！」

・16歳だからセーフ
・アイマスは2.5次元だからセーフ
・男キャラ登場させたけどアイドルだからセーフ
・キャラは原作通りだからセーフ←脚本は改変してます
・タイトルは原作通りだからセーフ←脚本もキャラも改変してます

卯月「いやだなぁ、プロデューサーさん
オフサイドだなんて考えるからダメなんですよ」

Ｐ「島村さん」

卯月「セルフジャッジでいいんです！」

Ｐ「セルフジャッジ？」

卯月「そうです！例えばさっきの......」

麻生太郎「日本の国債は信頼がある。そもそもローゼンメイデンは......」

国民「俺たちからしてる借金なんだ！海外からは借りて無いんだ！
じゃあ問題無いんだ！」


卯月「国民の皆さんによるセルフジャッジです！」

国民「問題無いんだ！問題無いんだ！」


Ｐ「......これってただ問題を理解して無いだけなのでは......」

ｶﾀｶﾀ　　ﾀ-ﾝｯ!

87「キスをしやすい身長差は12cmで理想のカップルの身長差は15cmらしいですよ」

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ　　ﾀ-ﾝｯ!

88「>>87マジか？てことは俺は159cmの女の子と付き合えばいいのか！」

ｶﾀｶﾀｶﾀ　　ﾀ-ﾝｯ!

89「>>88 174cm乙」


卯月「理想の身長差によるセルフジャッジです！」

凛「まぁ、この手の話って大体これで片付くよね」


みく「普段、理想の～とかをバカにしてる人がやってるのを見ると滑稽にゃ」

卯月「そんなこと言ってプロデューサーさんもセルフジャッジしてるじゃないですか」

Ｐ「私がセルフジャッジ？」

卯月「そうです！例えば......」


Ｐ『っしゃああああああ！！！！
楓さん二枚目ゲットおおおおおお！！！！』ぐわんば

Ｐ『バリアブルMAX50kで2枚買って残高が4kか......96kで2枚だったら上出来だろ！セーフ！セーーーフ！！』

卯月「ね？」

Ｐ「......」

凛「側から見たら10万円とカード2枚の交換なんて馬鹿げてるよね」

卯月「凛ちゃん、セルフジャッジですよ、セルフジャッジ」

Ｐ「......」どよんど

モバPでやるひつぜんせいが微塵も見えない

みく「あ、そういえば！Ｐチャン！
Ｐチャンの手相も見てあげるにゃ！」

Ｐ「いえ、私は手相とかは」

みく「Ｐチャ～ン......わかってないにゃ～......あたる当たらないじゃなくて女の子はみんなこういう占いが好きなのにゃ！」

みく「みくも猫である前に女の子なんだからこういうのが大好きなのにゃ！」

うざっ

Ｐ「いえ、本当に結構ですから！」

みく「いいから見せてみるにゃ！」

Ｐ「うわああ、やめてくれー！！」

がっし

みく「ふむふむ......生命線、運命線、感情線、頭脳線、ともに普通っぽいにゃ」

まゆ「何をそんなに嫌がっているんですかぁ？プロデューサーさん」

凛「普通そうでよかったじゃん」

みく「！？これは......」

まゆ「どうしたんですかぁ？」

みく「結婚線が......無いにゃ......」

まゆ「ふふふ......そんなことってあるんですかぁ？」

みく「いや、普通はないにゃ......」

凛「プロデューサーが見せたがらなかった理由ってこれ？」

Ｐ「いや、その......」

凛「手相なんかで～とか言っておいて結局調べてたんだ」

Ｐ「ぐっ......」

まゆ「でもおかしいですよねぇ、プロデューサーさんの手相にはまゆとの結婚線があるはずなのに......」

凛「は？まゆ、何言ってんの......わt」

美波「ダメですよ、プロデューサーさん。あの時の責任は、きっちり取ってもらわないと。」

Ｐ「......はい？あの時って......?」

美波「惚けるつもりですね？分かりました。」

美波「私、プロデューサーさんの手に、私との結婚線を刻みます。」

しゃきん

Ｐ「は？......え？......っていうか手相なんてあてにならないって言って......」

まゆ「まゆも責任」

しゃきん

凛「とってよね？」

しゃきん

Ｐ「待って！待って！！」

智絵里「すみません！すみません！私とあんな関係を持ってしまったばっかりに責任を取ってもらわないといけなくなって、すみません！」

しゃきん

Ｐ「え？」

杏「プロデューサー、杏は引きこもりだから面倒かけるけどよろしくね～」

しゃきん

Ｐ「え？なんで？」

アーニャ「プロデューサー、私にあんなことしたんだからответственность......責任を取ってください......じゃないとобращение......訴えるわよ？」

しゃきん

Ｐ「......」

いやああああああぁぁぁぁぁぁぁやめてええええええぇぇぇぇ......


ライラ「猟奇オチでございますですね」




ーー

Ｐ「......っは......夢か......」

Ｐ「......絶望先生......死期作ってくんねーかな......」


完