佐久間まゆ「記憶喪失のまゆと、一緒に…♪」 (37)

佐久間まゆ「記憶喪失のプロデューサーさん…♪」
佐久間まゆ「記憶喪失のプロデューサーさん…♪」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440581074/)

後日談になります
先にお読みいただいた方がよりわかりやすいかも知れません

あと多分、よりえっちぃ方向にいってるので注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440870874

「はい」

「以上が、あの日に起こった出来事です」

「…今日も、『お話』では記憶は戻らなかったようですね」

「それじゃあ、また」

「状況再現、ですね」

「あの日」

「まゆのスカートを真下から覗き込んで」

「思い切り、パンツを見ちゃったプロデューサーさんと」

「そのプロデューサーさんのお顔に」

「ぺたんと、ぎゅうっと、座り込んじゃった、まゆの」

「状況を、再現、…ですね♪」

「うふふ…ッ、そんなに急がなくても」

「記憶も、まゆも、逃げたりしませんから」

「ケガをしないように、ゆっくりと、ソファに横になってください」

「さ、…お顔のうえ、失礼しますね」

「はい」

「今日のまゆは、こんなパンツを履いていました」

「フリルをあしらった、オシャレで、可愛くて、…ぴっちりしたの」

「ふふ、あの日と違うパンツじゃ『再現』にならないですかね…?」

「うふッ…そうですよね、『やってみないとわからない』ですよね」

「それじゃ、今日も始めましょうか」

「よい、しょっと」

「はい」

「今日もまた、まゆのスカートの中には」

「プロデューサーさん、ただ1人」

「あの日の記憶を取り戻さんと、必死にもがく」

「プロデューサーさん、ただ1人」

「まゆの、大好きな、大好きな…」

「プロデューサーさん、ただ1人」

「いま、何が見えますか?」

「『薄い緑に染まってる』…?」

「そうですねえ」

「今日のパンツは、そんな色、でした♪」

「重たくは、ないですか?」

「いつも履いてるのと違いますから」

「体重の掛け方が、どうにも」

「…お鼻に、違和感が?」

「あ、そっか」

「お花模様の細かい刺繍が入ってましたね」

「履いている内側には当然そんなのは無いので」

「気付きませんでしたねえ…」

「まあ、想定された外の使い方ですから」

「仕方ないといえばそうですよね」

「履いたまま、お顔に跨って押し付ける、なんて使い方は」

「…うふッ♪」

「それにしても」

「このままでは、いけませんね」

「お鼻の違和感が邪魔をしちゃって」

「『記憶を取り戻す』のが、妨げられちゃうかも」

「だいじょうぶです」

「こんなこともあるかなと思って」

「ちゃあんと、『替えのパンツ』も用意してあるんです」

「プロデューサーさんは、何も心配しなくていいんです」

「ただ、集中してくれるだけでいいんです」

「まゆの、パンツに」

「カバンは、ここに」

「この中に、ほら、替えのパンツが」

「こんなのでしたら、だいじょうぶですよね」

「…っと」

「こうやって広げても、見えませんよね」

「まゆのスカートでお顔が包まれたままですもんね」

「…うふふ」

「それじゃあ、こっちのに履き替えますね」

「座ったままでの履き替えは…ダメですね」

「ほら、そんな顔したってダメですよぅ」

「刺繍の段差が引っ掛かって」

「お顔に傷を付けちゃ、いけませんから」

「そういうのは、別なのを履いてるときにしてあげますから」

「よいしょ、っと」

「それじゃあ、まずは脱がないと」

「でも、困りましたね」

「プロデューサーさんが真下に居ると」

「まゆの大事な部分が、見えちゃうかも知れませんね」

「…遠くて、暗くて、良く見えない?」

「うふッ、なあんだ」

「それなら安心ですね」

「あッ」

「ごめんなさい」

「プロデューサーさんのお顔が、真下にあるんでした」

「いつも通りにパンツを脱いじゃったら」

「お顔のうえに、落ちちゃいましたね」

「…うふふ」

「すぐに拾いますね」

「よいしょ」

「…ねえ、プロデューサーさん」

「いま、パンツを拾おうと」

「まゆが、無防備にしゃがみこんだとき」

「何か、見えました?」

「お顔に近付いた、何かが、見えちゃいました?」

「…『パンツが目隠しになって見えなかった』?」

「あら、そうでしたか」

「残念だった、のですかね?」

「…うふふふふッ♪」

「さ、新しいのを履きますね」

「お鼻を刺激しちゃうような、お邪魔な刺繍のないもの」

「綿素材の、柔らかくて、ふわふわなの」

「色は…何色でしたっけ」

「ド忘れしちゃいました」

「プロデューサーさん」

「教えていただけませんか?」

「…うふ、そうでした」

「まゆはいま、無地の、薄いピンクのを履いたんでした」

「うふふふふ♪」

「それじゃあ、引き続き」

「再現の再開、ですねえ」

「はい」

「ぺたんと、ぎゅうっと、むにゅっと」

「もうお鼻は、違和感ないですね」

「念のため、ちょっと前後に動いてみますね」

「どうです、お鼻はチクチクします?」

「うふ、良かったです」

「押し付け具合は、どうですか」

「あの日のまゆは、ただただ、力が抜けちゃって」

「思い切り、ぎゅうって、しちゃいましたね」

「それくらいの方が、再現になりますか?」

「呼吸もできないくらい、密着させて」

「動きを許さないほどに、お顔を挟み込んで」

「それでも、お鼻と両眼は解放して」

「ぎゅっと、ぎゅうっと」

「いま、なにが見えますか」

「視界いっぱいに、ピンク色の、まゆの、パンツ?」

「いま、どんなニオイがしますか」

「まゆの、ニオイだけ?」

「いま、どんな感触に包まれてますか」

「やわやわで、ぽかぽかで、ふにふにで、…ぐちゃぐちゃで」

「いま、何をかんがえていますか」

「まゆのことだけ…?」

「…ふふ」

「うふふふふふッ」

「ねえ、プロデューサーさん」

「あの日から、変わりましたよね」

「今までは、こんな状況でも」

「グッと眼を閉じて、必死に堪える」

「そんな毅然としたプロデューサーさんでしたのに」

「いまは、こんなに」

「まゆを求めてくれて」

「こんなに」

「もちろん、どんなプロデューサーさんでも」

「まゆは、大好きですが♪」

「求めてるのは、『記憶』?」

「…」

「…うふッ、そうでしたね」

「そういうお話、でしたね」

「記憶を戻すために、仕方なく」

「毎晩のように、まゆが語って」

「それでもダメだから、再現する」

「そういうこと、でしたよね」

「記憶が戻ったら」

「毅然なプロデューサーさんに戻っちゃったら」

「こんなこと、できませんものね」

「お顔を跨いでスカートの中を見せつけながら」

「そのままお顔にぺたんと座り込むなんて」

「そして、それを望んで、なおも頼み込むなんて」

「アイドルに向き合うプロデューサーとして、許されないですからね」

「でも」

「記憶なんて、あってもなくても」

「まゆは、プロデューサーさんの味方で」

「いつだって、なんだって、してあげる」

「どんな服だって着ます」

「どんなパンツだって履きます」

「どんな場合でも、お顔に跨ってあげます」

「それは、ホントに、ホントなんですよ?」

「そんなまゆの気持ちは、思い出して欲しいなあ」

「なんて、ちょっと思っちゃいますね」

「…まあ、プロデューサーさんが言うなら、仕方ないですね」

「だいじょうぶ」

「まゆは、どんなときでも」

「プロデューサーさんを否定なんてしませんから」

「あなたが『記憶喪失』と言えば、それが『真実』だから」

「そうですよね」

「もし、記憶が戻っても座ってあげます、なんて」

「何度も何度も言ってたら」

「それはただの恥ずかしい女ですよね」

「そんなのは、願い下げですよね」

「それに」

「記憶のためにとまゆに喋らせて」

「ところどころの単語にニヤニヤしてることや」

「再現してくれと最初に頼んできた、あの思い詰めた表情も」

「まゆが頷いたときの安堵した表情も」

「お顔を跨いだまゆの、スカートの中を覗き込む表情も」

「ぜんぶ、ぜんぶ、紛れも無い『プロデューサーさん』ですものね」

「ふふッ」

「なんて、ちょっとイジワル言ってみました」

「うふふふふふッ」

「さて、それじゃあ」

「今日はこのくらいにしておきますか」

「また今日も、記憶は『戻らなかった』ですね」

「残念ですね、…うふ♪」

「また明日も、そのまた明日も」

「続けなくちゃ、いけませんね」

「ところで、プロデューサーさん」

「あの日から、だいぶ経ってますね」

「つまりは、何度も再現を試みたってことです」

「ちょっとだけ、訊いてもいいですか?」

「そんな、警戒しないでくださいよぅ」

「軽い質問ですから」

「『パ・ン・ツ』」

「…いま、パンツって単語を聴いて」

「何を思い出しました?」

「今まゆが履いてる、ピンクのパンツ?」

「それともその前に履き替えた、フリルと刺繍のパンツ?」

「昨日に履いてた、リボンをあしらった可愛いパンツ?」

「空色と白の縞々?」

「いろんなパンツを思い出したと思います」

「…例えば、ゆるゆると過ごす日常で」

「『当たり前』と化すものがいっぱいで」

「そうなっちゃうと、その『当たり前』より前のものは」

「いつか、思い出せなくなっちゃうんです」

「だから、プロデューサーさん」

「いま、思い出したパンツは」





「みんな、まゆが、履いてましたか?」




 

「…まゆは、もう思い出せないんです」

「あの日の、強い刺激で」

「まゆには、何があったか、細かく思い出せないんです」

「でも、それとはまた別で」

「こうして再現に勤しむ日々を過ごしたことで」

「その前の日々も、もう…」

「はじめてプロデューサーさんに出会って」

「それまで、『良いな』と想ってた人が、思い出せなくなりました」

「この事務所でお世話になって」

「読モ時代の生活が、記憶から霞んできちゃいました」

「そうして、今」

「もう、この『再現』をしていなかった日々が、考えられないんです」

「もう、これ無しの毎日なんて、耐えられないんです」

「…もちろん、プロデューサーさんには」

「何も失って欲しくありません」

「それが、どんな記憶であろうとも」

「でも」

「もし、プロデューサーさんも」

「まゆと同じように」

「まゆがプロデューサーさんを思い出すように」

「まゆを真っ先に思い出してくれるなら」

「パンツと聴いて」

「それを履いたまゆが浮かんじゃうような」

「揺れるカーテンを見て」

「まゆのスカートの中を思い出すような」

「そのまゆの声を聴いて」

「跨った感触やニオイまで、思い出してくれるような」

「そんなことに、なってくれていたら…」

「まゆは、もう『そう』なんです」

「お仕事のときだって」

「スカートの中に、プロデューサーさんのお顔があるようで」

「そう思っちゃって、おヘソの下あたりが、むずむずしちゃうんです」

「あ、衣装を汚しちゃったり」

「スケジュールを狂わせたりはしてませんよ?」

「でも、その想像は、その感覚は、…もう『当たり前』なんです」

「プロデューサーさんがどうかは、わかりませんし」

「まゆにとって、喜ばしいものかはわかりません」

「でも」

「もし、プロデューサーさんも」

「まゆを想って、そんな風になってくれたら、なんて」

「そんなことを、考えちゃいました」

「…まゆは、そばに居ます」

「ずっと、あなたのそばに居ます」

「あなたの居なかった日々が、もう思い出せないから」

「そして、その分だけ、これから」

「思い出をつくっていきたいから」

「あなたと一緒に」

「だから、プロデューサーさん」

「もっと、もっと、あなた色に染めてもらうために」

「一緒に居て、くださいね?」





「記憶喪失のまゆと、一緒に…♪」




 

以上で後日談も終了です
うまく詰められなかった部分の補足を兼ねて

html化の申請してきます
ありがとうございましたッ

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