加賀岬(爆) (53)

※「かが」進水祝いで勢い重視

※キャラ崩壊が有ります

ご注意して下さい

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440870687

提督「加賀さんって歌うまいんだね」

加賀「えっ」

提督「俺びっくりしちゃったよ」

加賀「ま、まって、その情報は何処から…」

提督「え?なにって…これ?」

ジュークボックス「〜加賀岬〜」

加賀「」

提督「いやぁ、次々回メンテナンスまで無料で聴けると友人に聞いてね…是非生で聴きたいなぁ」

提督「そうだ、今度カラオケ大会でも開くか!」

加賀「え、あの」

青葉「カラオケ大会!」シュバッ

提督「うぉ…相変わらず面白そうな事になると早いな」

青葉「いいですねぇ!カラオケ大会!1位には間宮アイス一年分とかどうです?」

提督「一年分は勘弁してくれ…そうだな…せめて一週間ぐらいで…」

青葉「わかりましたぁ!じゃあ早速書き上げて掲示板に張り出しときますね!あぁ、もちろん加賀さんが優勝候補って書いときますよ、その方が参加者増えそうですから!でわっ!」シュバッ

加賀「え」

提督「うーむ、相変わらず本当に早いな…まぁ、俺もみんなの歌は楽しみだからな、あぁ、もちろん加賀さんに一番期待してるよ」

加賀「いや、その」

提督「じゃあ俺これから演習相手の提督と挨拶だから、またな」スタスタ

バタン

加賀「………」

ガチャ

赤城「加賀さんー、聴きましたよぉ〜」

加賀「赤城さん」

赤城「いやぁ、あの音痴だった加賀さんがあんなに上手になるなんて、私びっくりしちゃいましたよ」

加賀「……」

赤城「凄く練習したんでしょう?前は聞くに堪えない歌でしたから」

加賀「……」

赤城「もう一回聴いてみたいです、ちょっと今歌ってみてくださいよー」ニコッ

加賀「……」

加賀「スゥー…」

加賀「……」

加賀「ボゥゥゥウゥゥゥェ〜」

赤城「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!?あ"だま"があ"あ"あ"あ"あ"あ!?」

加賀「……」

赤城「…頭が割れるかと思いました」

赤城「実際部屋の窓割れてますし…」

加賀「ごめんなさいね」

赤城「…音痴直ってなかったんですね」

加賀「はい」

赤城「…加賀岬は…」

加賀「多分違う鎮守府の加賀だと…」

赤城「…そうですか」

加賀「…」

赤城「…あの」

加賀「はい」

赤城「さっきから音痴って言ってばかりでごめんなさい」

加賀「いえ、自分でも音痴と把握してるので」

赤城「…そう」

赤城「…ところで提督がカラオケ大会を開くと言ってましたが」

加賀「そのようですね」

赤城「…ヤバくないですか?」

加賀「ヤバいです」

赤城「ですよね」

加賀「このままだと大会で歌わないといけません」

赤城「…」ゴクリ

加賀「地獄絵図になるでしょうね」

赤城「阻止しなくては……っ!」

赤城「とりあえず青葉さんに説明してカラオケ大会の情報が拡散するのを止めましょう!」

加賀「はい」

加賀(目がガチだわ…)

吹雪「あれっ、赤城さんに加賀さん、どうしたんですか?」

赤城「吹雪さん…そうだ、青葉さん見ませんでした?少し用事があるのだけど…」

吹雪「青葉さんなら掲示板で何か貼ってましたよ」

赤城「ありがとう吹雪さうぁ加賀さん急いでぇぇぇ!!」ダダダダ…

加賀「」シュバッ

吹雪「…」

吹雪「え、なに?」




電「カラオケ大会…?」

雷「面白そうね!」

暁「レディーな私にぴったりね!」

響「加賀さんが優勝候補…確かに歌うまそう…」

漣「優勝者には間宮アイス一週間ktkr!」

曙「クソ提督も中々良いもの選ぶじゃない」

潮「でも加賀さんに勝てるかな…」

朧「難しそうだよねぇ…」





赤城「あぁっ…広まってしまった…っ!」

加賀(こういう事は仕事早いですね…本当に…)

赤城「…どうしましょうか」

加賀「大丈夫よ赤城さん」

赤城「なにか良い案でも?」

加賀「…仮病をしましょう」

赤城「…なるほど!」

加賀「周囲の人に風邪っぽく見せれば後は…」

赤城「加賀さんは風邪で参加出来ないとも広がる訳ですね!」

加賀「そうです」

赤城「流石ですね!」




加賀「…けほっ…ゴホゴホ…」マスク付けーの

潮「…あれ?加賀さん、どうしたんですか…?」

加賀「あぁ…潮さん…」

加賀(潮さんなら第七駆逐隊に伝わって…漣さんとかが広めてくれそうですね)

加賀「実は少し…風邪をひいてしまったようで…けほっ」

潮「えぇ!?」

潮「だ、大丈夫ですか!?」ワタワタ

加賀「えぇ、大丈夫よ、皆に迷惑はかけないわ…でもカラオケ大会にはでれn」

潮「何言ってるんですか!!」

加賀「えっ」ビクッ

潮「カラオケ大会なんて言ってる場合じゃないです!早く安静にして寝てください!」

加賀「あ、え」

潮「明石さんには診てもらったんですか?」

加賀「…いえ」

潮「なら診てもらいましょう!ほら早く!明石さんにも診てもらいましょうよ!」

加賀「あ、その…」

加賀(しまった…潮さんは普段物静かですけど…他人のピンチになると…)

潮「早く!」

加賀「はい…」




赤城「…行っちゃった」

明石「…」

加賀「…」

潮「どうなんですか明石さん?」

明石「どうなんですかって…」

明石(…いたって健康だけれど…)

加賀「…!」バチコーン

明石(加賀さんが凄いウインクして来る…)

加賀「!」バチコーン

明石「…風邪ですね、しばらく安静にしたほうが良いでしょう」

潮「あわわ…」

加賀「…ほっ…」

明石「後は私が見ておきますから、潮ちゃんありがとうね」

加賀「ありがとう」

潮「わかりました…」

潮「…失礼します」ガラガラ…

加賀「…」

明石「…で?」

加賀「…」ビクッ

明石「何で仮病なんてしたんですか?」

加賀「…いや…その…」

明石「…」じーっ…

加賀「それは…その…」ダラダラ

明石「…答えられないんですか?」

加賀「…」

明石「…はぁ…仕方ないですね…」

加賀「…ほっ…」

明石「この触手ちゃんを使う時が来ましたか…」スッ…

触手「ニュルニニュル」グチュグチュ

加賀「」

明石「よしよし、かわいいでちゅねー」

触手「ニュルニンプゥー」グチュグチュ

加賀「…いや」

加賀「いやいやいや!?待ってください!?え!?待って!?」

明石「どうしたんですか、この子も待ち切れないって言ってるんですけど」

加賀「なんですかそれ!?」

明石「触手ちゃんですけど?」

触手「ニュルニュルニュュ」グチュグチュ

加賀「見れば分かりますよ!」

明石「…提督に頼まれて作った『対・深海棲艦用拷問生物兵器』触手ちゃんです」

加賀「」

明石「情報を吐くまで快楽と言う快楽で責められ続けますよ」

加賀「」

明石「私も一応、工作艦としての誇りがありましてね」

加賀「あ、あぁ…!」

明石「その私に…心配してくれている駆逐艦の子に嘘の診療結果を教えさせといて…」

加賀「や、やめ…」

明石「自分は何も言わないとかは…無いですよね?」

加賀「あ…」

触手「グニュル」



間宮「はい、どうぞ」

赤城「わぁ!ありがとうございます!」

間宮「いえいえ、ごゆっくりー…」

赤城「あむ、んん〜!美味しい!」

赤城「間宮さん特製パフェはいつ食べても美味しいですねぇ…」

赤城「あむ、んん〜…あ、そういえば」

赤城「加賀さん大丈夫かなぁ…」

赤城「あむっ」

リアルが多忙でしばらく更新出来なさそうです…申し訳ない

明石「」

触手「」

加賀「はぁ…はぁ…」

加賀「た…助かった…」

加賀「うっ…うぅ…!」

加賀「助かった…助かったけど…!」

加賀「うぅぅぅ…!」

加賀「まさか…まさか…」

加賀「う…歌声だけじゃなく…」

加賀「喘ぎ声まで酷かったなんて…っ!」

加賀「ふぐぅぅうぅぅぅ!」涙ポロポロ

明石「」

触手「」







加賀「…帰りましょ…」ガラガラ

潮「あ、加賀さん」

加賀「…潮さん…」

潮「…大丈夫ですか?…目赤いですけど…」

加賀「………大丈夫…よ…」

漣「加賀さん大丈夫ですかー?」トタタタタタ

曙「待って、早い!」トタタタタタ

朧「わ、加賀さん本当に元気無いですよ」トタタタタタ

加賀「…第七駆逐隊のみなさん…」

潮「すいません…やっぱり気になって…みんなでお見舞いに行こうと…」

加賀「…ありがとう…」

漣「辛そうですね」

加賀(心がね…)

朧「早く安静にしたほうがよくないですか?」

加賀「…えぇ、そう思って自室に帰ろうと思ってた所…」

曙「…まったく、普段の体調管理がなって無いからそうなるのよ…」

朧「こ、こら!曙また…」

加賀「…えぇ、そうね、ごめんなさい…」

朧「…え?」

曙「え?」

加賀(仮病とバレてはいけないし、適当に話を終わらせて自室に戻りましょう…)

加賀「じゃあ私は自室に戻りますので…」スッ…

朧「あ…はい…」

加賀「…」スタスタ…




朧「聞いた?今の…」

漣「ボノちゃんの言い方に対して『ごめんなさい』って…」

朧「明らかに普通じゃ無いよね…」

潮「よほど風邪が悪いのかな…」

曙「………」





ガチャ

加賀「…ふぅ…」

加賀「疲れた…」ドサリ

加賀「………」

加賀(いろいろありましたけど…これでカラオケ大会は大丈夫でしょう…)

加賀「…」

加賀「…zzz」

赤城「あぁ美味しかった…やっぱり間宮さんのパフェはいいですねぇ…」

赤城「…しかし、なにか大事な事を忘れているような…」

赤城「そう…とても大事ななにかを…」

赤城「ううん…」

潮「あ!赤城さん!」

赤城「あら、第七駆逐隊の皆さん、どうしたの?」

漣「加賀さんがなんか体調悪いらしくて…」

赤城「えぇ!?そうなの!?」

朧「気になってお部屋までお見舞いに行ったんですけど…」

曙「いくらノックしても返事がないの!私…私気になって…!」

潮「赤城さん早く見に行った方が…」

赤城「加賀さんっ…!」




加賀「…zzz

赤城「加賀さん!大丈夫ですか!?」ガラッ

加賀「…」

赤城「倒れ…っ!?」

潮「大丈夫ですか?」

赤城「っ!見ちゃだめっ!」

潮「……」

潮「そ、そんな…」

漣「どうし…」

朧「か、加賀さん…」

加賀「…zzz」

曙「そ、そんな…嘘よ、ありえないわよ…」

赤城「加賀さん!加賀さん!」ユサユサ

加賀「…zzz」

赤城「し、しんでる…」

潮、漣、朧、曙「!!!!!」

提督「加賀!大丈夫か!?」バァン!

赤城「…提督」

潮「うぁぁぁぁん!」

瑞鶴「嘘よ…こんなの…嘘…」

翔鶴「私…私やっと改二になれたんですよ…加賀さん…うぅぅぅ!!」

曙「………」ポロポロ

「うわぁぁん…」

「なんでこんな…」

「嫌っ嫌嫌嫌…」

提督「みんな…いるのか…」

赤城「…提督…こちらです…」

加賀「…zzz」

提督「…そんな…嘘だろう…ピクリとも動いて…明石はどうした…?」

赤城「…それが謎の生物におそわれたようで…窓が全部割られて部屋が荒らされており明石さんも気を失っていて…」

提督「謎の生物?…もしやそいつが加賀も…!?」

赤城「十分ありえるかと…」

加賀「…zzz」

提督「謎の生物はどうなった?」

赤城「誰かに撃退されたようで…明石さんと一緒に死体として発見されました」

提督「…一体誰が?」

潮「…そういえば私、加賀さんを明石さんの所へ連れて行きました…」

提督「本当か!?」

潮「はい…その時はまだ明石さんは普通に元気そうでした…」

提督「…!じゃあその後襲われて…!」

赤城「相討ちに…!」

瑞鶴「み…みんなを守る為に…身を挺して…うぁぁぁぁ!!」ボロボロ

翔鶴「加賀さぁぁぁぁぁぁん!!うぁぁぁぁあぁぁ!!」ボロボロ

加賀「…zzz」

赤城「なんで…なんでっ!貴女1人がっ…!」

提督「…まだ諦めるには早い」スクッ

赤城「…提督?」

提督「加賀を入居場へ運べ」

曙「何言ってるのよクソ提督!加賀さんは死んだのよ!もう無理なのよ!」

提督「うるさい!」

曙「」ビクッ

提督「何もせず加賀の死を受け入れるだけなど私はしたくない!瑞鶴、翔鶴、運んでくれ」

瑞鶴「うっうぅ…加賀さん…」

翔鶴「……こんな形で加賀さんに肩を貸す事になるなんて…」

加賀「…zzz」

曙「…無理よ…こんなの…」

提督「してみなければわからない、翔鶴、瑞鶴大丈夫か?」

瑞鶴「…えぇ…大丈夫…」

翔鶴「…大丈夫です」

赤城「提督、準備出来ましたよ」

提督「わかった…加賀を…」

瑞鶴「…はい…」

トプン

加賀「…zzz」

提督「…どうか…目を開けてくれ…加賀…」

赤城「加賀さん…」

瑞鶴「お願い…!」

潮「…」

曙「………」




加賀「…zzz」

提督「…目を開けてくれよ!カラオケ大会で歌ってくれる約束はどうなったんだよ!」

翔鶴「…提督…」

赤城「…」

赤城「…ん?」

赤城「カラオケ大会?」




赤城「あ」

加賀「…zzz」

トプン

ゴボゴボ…



加賀「うぇげほっげほっ!!」ザバァ!

提督「!?」

提督「…あ…あぁぁ…」

瑞鶴「…嘘…」

加賀「ごほっ!げほっ!え、な、なに…」

翔鶴「加賀さぁぁぁぁぁん!!」ガバァ

加賀「ちょ…」

ザバァァァァン

提督「加賀が生き返ったぁぁぁあぁあぁぁぁ!!」

\ウワァァァァアァァァ!!/

\やったぁぁぁあぁあぁぁぁ!!/

加賀「ちょっと翔鶴、離れ…」

翔鶴「ががざぁぁぁんぁぁ!!」ボロボロ

加賀「ちょっと!?鼻水!鼻水垂れてる!!」

加賀「というか…皆なんで集まって…」

提督「うるせぇ!気にするな!」

加賀「えぇ!?」

提督「夕張ぃ!間宮ぁ!青葉ぁ!」

夕張、間宮、青葉「はい!なんでしょう!」

提督「3日だ!3日でこの鎮守府最大のカラオケ大会を開くぞぉぉぉ!!準備頼むぞぉぉぉ!!」

夕張「了解です!最高の音響、スタジオ準備してみますよぉ!!」

間宮「わかりました!とびきり美味しいご馳走準備しますっ!」

青葉「わっかりましたぁ!新聞、人集め、写真!お任せあれ!」

提督「よぉぉぉし!頼んだぞっ!!加賀ぁ!最高の状態で皆にお前の歌声聴かせてやるからなぁ!」

加賀「えっ」

加賀「…赤城さん?」

赤城「…はい」

加賀「私部屋で寝てただけなのだけれど」

赤城「…はい」

加賀「何故こんな状況になったのかしら、提督と別れた後も部屋に何人も顔を見に来られるし」

赤城「………」ダラダラ

加賀「貰い物もこんなに沢山貰ってしまいましたよ、置き場ないですよ?これ」

赤城「……食べ物は私が処理を…」

加賀「"赤城さん?"」ギロッ

赤城「ハヒィ!」

ガラッ

飛龍「詳しい事は私達が!」

蒼龍「説明しましょう!」

\バァァァァン/

赤城「飛龍さんに蒼龍さん…?」

加賀「何故ここに?」

飛龍「お見舞いとカラオケ大会の事について聞きに来たんですが!」

蒼龍「普通に部屋に入るのはつまらないと飛龍が言い出したので!」

飛龍「部屋の前で聞き耳を立てながら入るタイミングを伺って!」

蒼龍「大体の内容を察して今に至る所存です!」

加賀「その交互に話すの2人の中で流行ってるの?」

飛龍、蒼龍「はい!」

加賀「そう」

加賀「で、なんでこんな状況になったんですかね?」

飛龍「カクカク」

蒼龍「シカジカ」

加賀「…赤城さん?」ギロッ

赤城「…いやぁ、見事に仮病作戦の事忘れてまして…」

加賀「だからと言って死んでるはないでしょう?」ガシィッ

赤城「あ!い、痛い!アイアンクローやめ、止めて!止めて下さい!」

加賀「赤城さんが事を大きくするから、カラオケ大会で歌う羽目になり、皆に知れ渡ってしまいました」ギリギリ

赤城「あ、あっー!あぁぁぁっ!」ジタバタ

飛龍「やっぱり加賀さん音痴のままだったんだね」

蒼龍「なんか変だと思ってたのよねぇ…」

加賀「そうなの、それでどうにか歌わない方法を探してたのだけれど…どうしよう…」ギリギリ

赤城「あ!ひぁ!あぐぎぎぎ!」

蒼龍「ふむぅ、あの歌声が鎮守府に響きわたるのはまずいですね」

飛龍「…うーん」

蒼龍「どしたの?」

飛龍「…いや、発想を変えてみれば良いんじゃないかなぁって」

加賀「どういう事?」ギリギリ

赤城「」

飛龍「歌わない方法、じゃなくて歌っても大丈夫な方法を考えれば良いんじゃないですか?」

加賀「…つまり?」

蒼龍「音痴を治すって事?」

飛龍「そう!私、加賀岬を聴いて思ったんだけど、他の鎮守府の加賀さんがあれだけ歌えるなら私達の加賀さんもきっと上手になれるよ!」

加賀「無理」バッ

赤城「」ドサッ

飛龍「えぇ、なんでですか?」

加賀「…3日後よ?その間に上手くなれと言うの?そもそもどんな練習をすれば良いかわからないし…」

飛龍「なに言ってるんですか、ここには歌のスペシャリストがいるじゃないてますか!」

加賀「…?」





那珂「はい!かーんこれー!かーんこれ!かーんこれ!wouwouwouwou!!」ダンスダンス!

ーーーーー壁ーーーーー

飛龍「ほら、あそこに」ひょこっ

蒼龍「なるほど、那珂ちゃんね、確かに歌のスペシャリスト…」ひょこっ

加賀「………」ひょこっ

飛龍「ほら、歌の練習、教えて欲しいって言って来たらどうですか?」

加賀「…」

蒼龍「ほら加賀さん」

加賀「…いや…その…」

飛龍「どうしたんですか」

加賀「ちょっと…彼女とは…その…昔色々あって…」

蒼龍「そう言えば加賀さんと那珂ちゃんが一緒の艦隊になってるとこ見たことないですね」

飛龍「なにがあったんです?」

加賀「…あれは…そう、まだ那珂が改二になる前…」

〜回想〜

那珂「るんるんー」

加賀「那珂」

那珂「あ、加賀さん、どうしたの?」

加賀「そろそろ演習の時間だから呼びに来たの」

那珂「わぁ!加賀さんが迎えに来てくれるなんて那珂ちゃん感激っ!」

加賀「…」

那珂「でも迎えに来てくれなくても大丈夫だったのにー」

加賀「…この前遅れたのは誰だったかしら」

那珂「あ、あれはー、その、ダンスの練習に夢中になってて…」

加賀「…はぁ、そんな暇があったらもっと射撃や回避訓練しなさい」

那珂「ふ、ふん!今日は間に合うからいいでしょ!」とたたた…

加賀「…まったく」




那珂「ロケ中はお肌が荒れちゃうなぁ…」

加賀「ちょっと!那珂!」

那珂「ふぇ?…うわっ!?」ヒョイ

バシャァァァン!

加賀「演習中よ!集中…」

那珂「那珂ちゃん!華麗に回避決まったよ!」

那珂「イェーイ!」ピース

加賀「」

ドゴォ!

那珂「きゃあ!顔はやめてぇ!」小破!

加賀「那珂ぁぁぁぁ!!」


ー敗北ー


那珂「………」ボロボロ

加賀「…なにか言い訳は?」

那珂「…ないです」

加賀「一々ポーズとるのいるかしら?いらないわよね?」

那珂「…はい」

加賀「急に歌い出す必要も無いわよね?」

那珂「…はい」

加賀「貴女、戦場を舐めてるの?」

那珂「そんな…舐めてなんか…」

加賀「貴女、アイドル目指してるんですってね」

那珂「はい…」

加賀「それが舐めてると言ってるのよ」

那珂「え…」

加賀「私達は国の平和の為に戦っているの、自分の夢のためじゃなくて、国の平和の為」

加賀「なのにアイドルを目指しながら戦場に立つなんて…」

那珂「…」

加賀「艦娘失格ね」

那珂「…う…」ポロポロ

加賀「泣けば済むと思ってるのかしら、今後貴女と出撃させていただかないよう提督に言っときますから」

那珂「う…ひぐ…」ポロポロ

加賀「貴女のせいで轟沈なんかしたらたまりませんから」

那珂「う、うぅぅ…」ポロポロ

加賀「さようなら」



〜〜回想終了〜〜



加賀「その後しばらくして彼女は改二になったわ」

飛龍(想像以上に重い話だった…)

加賀「彼女は凄いわ、国を守り、そして自分の夢も叶えて…」

飛龍「確かに凄いですよね、私達も改二ですけど、なるまでに凄い苦労しましたから…」

蒼龍「そのうえアイドル練習もしてたって事ですよね…私には無理だな…」

加賀「あの時彼女の夢を壊そうとした私には彼女に会う資格なんて無いわ…」

蒼龍「加賀さん…」

加賀「さぁ、帰りましょう」





那珂「あれ、加賀さん?

加賀「なっ!?」

飛龍「しまった!」

蒼龍「見つかった!」

那珂「飛龍さんに蒼龍さんまで、那k…私に用事ですか?」

飛龍(那珂ちゃんの一人称が『私』に!)

加賀「いえ、その…」

那珂「あ、もしかして私うるさかったですか?」

蒼龍(うわぁぁぁ、めちゃくちゃ気使ってるよぉぉ!)

那珂「ごめんなさい、私違う場所に行きますから…」

飛龍(普段の那珂ちゃんからは想像でき無い…)

那珂「じゃあ…」

加賀「ま、まって!」

那珂「え?」

加賀「ち、違うの、そんなこと言いに来たんじゃ無いの…」

加賀「わ、私に…」

加賀「歌を…教えて欲しいの…」

那珂「私に…歌を…?」

飛龍「ごめんね那珂ちゃん、実は…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

飛龍「それで那珂ちゃんに教えて貰えるようお願いにきたの」

加賀「………」

蒼龍「お願いできるかな?」

那珂「…なぁんだ!そうだったんだ!那珂ちゃん勘違いしちゃった!」

飛龍(いつもの那珂ちゃんに戻った!)

那珂「いいよーいいよー!全然オッケー!」

蒼龍「わぁ!やったぁ!」

飛龍「やりましたね、加賀さん!」

加賀「………」

飛龍「加賀さん…?」

加賀「…ありがとう…」

那珂「うん!」

加賀「…ひとつ聞かせて貰っていいかしら?」

那珂「うん?なに?」

加賀「…まだ、あの時の事…覚えてる?」

那珂「………うん…」

加賀「…だったら何故私に…私は貴女の夢を壊そうと…」

那珂「…あのね、加賀さん」

那珂「あの時加賀さん言ったよね『私達は国の平和の為に戦っている』って」

加賀「…えぇ」

那珂「加賀さん、私の目指す平和はね」

那珂「みんな仲良く歌って、手を取り合って楽しく踊ったりできる世界なんだ」

加賀「那珂…」

那珂「私あの後考えたんです、国の平和ってなんだろうって」

那珂「私が思い描く平和ってなんだろうって」

那珂「それで…みんな仲良く歌って、手を取り合って楽しく踊ったりできる世の中に出来たら…素敵だなって、そんな世界を目指してみたいなって…」

那珂「それから、今までただ好きだからって理由でアイドル目指してたのが…歌を歌うのがもっと好きになって、ダンスの練習ももっと楽しくなって」

那珂「…あの時叱ってくれてなかったら私もこうして自分の目指す『平和』の為に戦ってなかったと思うの」

加賀「…うん…」ポロポロ

那珂「加賀さんが私の夢を壊したりなんかしてない」

那珂「私の歌やダンスに夢を…くれたのは…加賀さんなんだよ…?」ポロポロ

那珂「今まで…わたじっ…嫌われてるとっ…思っ…でぇ…!伝え…られなぐでぇ…!」

加賀「那珂っ…!」ポロポロ

那珂「う、うぐ…ち、違うよ!」号泣中

那珂「歌…教えて…あげるんだがら…じ、師匠っでよぶんだよ…!」ボロボロ

加賀「し、ししょぉぉぉおぉぉおぉぉぉ!!うぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁん!!」ダキッ

那珂「うぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁん!!加賀さんんんん!!」ダキッ






飛龍「…蒼龍」

蒼龍「…なに?」

飛龍「…私、那珂ちゃんのファンになる」ホロリ

蒼龍「…奇遇ね、私もよ」ホロリ

飛龍「2人とも落ち着いた?」

那珂「ぐすっ…うん」

加賀「…はい」涙目

蒼龍「…よしっ、じゃあ那珂ちゃん、お願いできるかな」

那珂「」ぐしぐし

那珂「オッケー!那珂ちゃんにおっまかせー!」キラリン

飛龍「おぉ」パチパチ

蒼龍「流石ぁ」パチパチ

那珂「じゃあまずは加賀さんの今の実力を教えて貰おうかな、ちょっと歌ってみてよ」

加賀「わかったわ」

蒼龍「え」

飛龍「さようなら」ダッ

蒼龍「え、まっ」

加賀「スゥゥ…」




加賀「ボ






那珂「………」ガクガク

蒼龍「」ブクブク

加賀「………」

那珂「…うっ…」フラッ

加賀「師匠!?」

那珂「…これは…予想…以じょ…う…」

那珂「」ガクリ

加賀「師匠ぉぉぉおぉぉぉ!!」




飛龍「大丈夫かなぁ」

次の日から那珂と加賀の特訓は始まった!!(那珂が1日寝込んだ為)


〜特訓1日目〜

那珂「はいっ!姿勢を正してっ!」

加賀「はいっ!」

那珂「もっと足幅広げてっ!」

加賀「はいっ!!」




那珂「はいっ!吸って吸って!」

加賀「スゥゥ…」

那珂「まだまだ吸って吸って!」

加賀「スゥゥ…」

那珂「はいっ!止めて!」

加賀「」

那珂「はいっ!吐いてー」

加賀「はぁぁぁ…」





那珂「はいっ!まだまだ!あとトラック10周!」

加賀「はいっ!」トタタタ…

那珂「呼吸意識して!」

加賀「はいっ!」トタタタ…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

那珂「よしっ、ちょっと声出してみてっ」

加賀「はいっ!」



加賀「ボ




〜特訓2日目〜

那珂「はいっ!姿勢を正してっ!」

加賀「はいっ!」

那珂「もっと顎引いてっ!」

加賀「はいっ!!」




那珂「はいっ!吸って吸って!」

加賀「スゥゥ…」

那珂「まだまだ吸って吸って!」

加賀「スゥゥ…」

那珂「もぉぉっと吸って!」

加賀「スゥゥ」

那珂「はいっ!止めて!」

加賀「」

那珂「はいっ!吐いてー」

加賀「はぁぁぁ…」





那珂「はいっ!まだまだ!あとトラック20周!」

加賀「はいっ!」トタタタ…

那珂「呼吸意識して!」

加賀「はいっ!」トタタタ…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

那珂「…よしっ、今日はちょっとづつ、ちょっとづつ声を出していこう!」

加賀「はいっ!」

那珂「じゃあまず、『アエイウエオアオ』って歌ってみて、ちょっとづつだからね!ちょっとづつ!」

加賀「はいっ!」



加賀「ボ




〜大会当日〜

ワイワイガヤガヤ…

提督「夕張ー、準備いいかー?」

夕張「はいっ、万端ですよ、鎮守府全域に満遍なく聴こえるようにしましたー」

提督「よーし、間宮さんは?」

間宮「はい、皆さんに行き届く分の料理、材料準備しています」

提督「よーーし、青葉は?」

青葉「はいっ、最新カメラ準備してます、他にも人集めに付近の民間人さん、全国生放送用のテレビカメラマンさんに本土のお偉いさんもご招待しました」

提督「よぉぉぉし!準備万端だなっ!」

提督「後は加賀さんを待つのみだ…」





飛龍「加賀さーん」

蒼龍「準備できました?」

加賀「えぇ、準備万端よ」キリッ

飛龍「わぁ、綺麗な着物ー」

加賀「そうでしょう?師匠がくれたの、『頑張ってね』って」

蒼龍「流石那珂ちゃん、センス良い!…ところでその那珂ちゃんはどこなんです?」

加賀「さぁ…今朝からまだ見かけて無いんです…」

飛龍「うーんどうしたんだろ…?」

コンコンッ

吹雪「加賀さんー、もう直ぐ出番ですよー」

加賀「えぇ、わかったわ直ぐ行く」

蒼龍「…ねぇ、加賀さん」

加賀「なに?」

蒼龍「その…本当に大丈夫?…その…歌…」

加賀「ふふ…」

加賀「今の私は過去の音痴な私とは違うわ…」

加賀「師匠との特訓で生まれ変わった私の歌声…期待してなさい…!」キリッ

加賀「じゃあね」スタスタ…

飛龍「むぅ!自信満々だね!」

蒼龍「那珂ちゃんも誘って会場に早く行こうよ!」

飛龍「そうね!」

ダダダダダッ…

コンコンッ

飛龍「那珂ちゃん?入るよ?」ガチャ

飛龍「…あれ?」

蒼龍「いないね?」

飛龍「うーん…どこ行っちゃったんだろう」

蒼龍「あれ…?ねぇ、置き手紙があるよ?」

飛龍「置き手紙?」

蒼龍「うん、『鎮守府の皆さんへ』だって…えーっと…?」

『皆さん、どうか私を許してほしい、私はとんでもない化け物を生み出してしまった』

飛龍「…化け物…?」




提督「おぉ!加賀さん、来てくれましたか!」

加賀「えぇ、今日はよろしくお願いします」ペコリ

提督「あぁ、よろしく頼みますよ、最高のステージを用意しましたから、存分に歌って下さい!」

加賀「えぇ、そうさせてもらうわ」ニコッ





『私との特訓で彼女の肺活量、体力は跳ね上がり歌声は兵器の領域に達してしまったのだ』

蒼龍「…」チラッ

飛龍「…いや、まだ加賀さんと決まった訳じゃ無いじゃない?加賀自分でも音痴って自覚あったんだしさ、さっきはそんな感じには見えなかったし…」

蒼龍「そ…そうよね…大丈夫よね…とりあえず続き読むわよ…?」

大淀「それでは加賀の入場です!」

\わぉぁぁぁあぁぁぁ!!/

\パチパチパチパチ/

大淀「こんにちは加賀さん」

加賀「えぇ、こんにちは」

大淀「これからカラオケ大会始まる訳ですけど、どうです?1番最初に歌う気分は」

加賀「…そうね…」






『そしてもっとも恐ろしい事は、彼女が歌う楽しみに気付いてしまった事だ』

『彼女は歌うにつれて歌う楽しみを理解していき心から楽しむようになってしまった、そしてノリノリで歌っている内に彼女は…』

『あれっー…私中々…上手いんじゃない?』

『と、どんどん自信を付けてしまったのだ、そうなったらもう止められない、彼女は気の済むまで歌い続ける兵器と化してしまったのだ』

蒼龍「」ガクガク

飛龍「そ、蒼龍!しっかりして!気を強く持って!」

ペラッ

飛龍「…ん?何か他にも一枚…」






大淀「それでは歌って貰いましょう!加賀さんで『加賀岬』です!」

加賀「」ペコリ

加賀「スゥゥ…」




『PS.那珂ちゃんは今日から海外ライブツアーなので後は皆さんで頑張って下さい(ハート』

飛龍「那珂ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」




加賀「ボ




その日、一つの鎮守府が地図から消滅した



これにて加賀岬(爆)終了です、途中長い時間間隔を空けてすいませんでした

普段はこっちを書いてるのでよかったらどうぞぞぞ


メタナイト「ここが私の鎮守府か…」【艦これ】
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1431798872

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