【安価】不知火「早霜をお助けします」 (748)


・・・・・・

~夜・海上~


軽巡棲姫「フハハ!コレデ貴様モ終ワリダァッ!!」

早霜「クッ、動けない…………ふふ……これで私も……皆のところに…………」大破!

軽巡「命乞イシナイトハ潔イ……マァ、声ヲ上ゲテモ無駄ダガナ。夜ノコンナ海域ニ来ル奴ナド誰モイナイ!」

「いるさ!ここに1人な!!」


ドォン!!


早霜「!?」

軽巡「ダ、誰ダ!オ前ハ!!」

不知火「当ててみろ、ハワイへご招待するぜ」

早霜「不知火、さん……!」


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軽巡「艦娘ダト?コンナ夜ニヨク来タモノダ!」ダァン!

不知火「おっと」ヒョイ

軽巡「ナニ!?」

不知火「サーカスのナイフ投げかい?」ジャキン

軽巡「オ、オノレ!何故当タラナイ!?」

不知火「ひとつ教えてやる。俺を殺したきゃ戦艦を100隻持ってきな」シャッシャッシャッ

軽巡「グアアアァァァァッ!!バ、バカナァッ……!!」轟沈!


不知火「さぁお嬢さん、帰ろうぜ」

早霜「で、でもこんな恰好……」

不知火「大丈夫、誰も見ちゃあいないさ」

不知火「月以外はね!」


衣笠「ヒューッ!」

鬼怒「さっすがぁっ!」

那智「見ろ、奴の眼光を……まるで戦艦みたいだ」

鳥海「これはやるかもしれませんね……」


\しーらぬい!しーらぬい!/\しーらぬい!しーらぬい!/


街をつつむ midnight fog~♪


・・・・・・

~朝・陽炎型の部屋~


不知火「………………」

不知火「…………夢、でしたか………………」

不知火「…………ヒューッ……」

陽炎「ぷっくくくく……!」

不知火「!?」

陽炎「随分楽しそうな夢見てたのね」

不知火「え、な、何を……」

陽炎「『戦艦を100隻持ってきな』……プククク!今日の出撃期待してるからね」

不知火「……!…………!!」ボフボフ

陽炎「ぐあ!ま、枕で叩かないで!!」


・・・・・・

~早霜着任時(1週間前)~


不知火「(この前、夏のSN作戦の戦果を評価した上層部が新しく駆逐艦を配属させてきた)」

不知火「(それが……)」


早霜「夕雲型駆逐艦早霜……着任しました」

提督「よろしく頼むぞ、早霜。俺は提督、こっちは秘書艦の不知火」

早霜「はい…………ッ……!」

不知火「早霜……」

早霜「不知火さん…………」

提督「……え、なにこの微妙な空気。君ら2人知り合い?」

不知火「ええ……まぁ」


・・・・・・

~1週間後(昨日)~


不知火「(早霜が着任して1週間……彼女はこの鎮守府にすっかり馴染み、司令や他の艦娘ともうまくやっている…………)」


早霜「…………」ペラ、ペラ

提督「風と共に去りぬ……か。懐かしいなぁ俺も読んだよ」

早霜「はい……昔から何回も読み直してて…………」

提督「スカーレットいいよな」

早霜「司令官…………構ってくれるの?」

提督「お前はまだ練度も低いからな。それになんか、放っといたらフラフラと……それこそ風と共にどこかに行ってしまいそうだ」

早霜「……優しいのね」

提督「大事な部下だからな」

早霜「部下…………そう…………フフッ」

提督「何か変なこと言ったか?」

早霜「いえ……何も……フフッ、フフフフッ」ニコニコ


不知火「(なんで秘書艦の私がドアの隙間から執務室を覗いているんでしょう……)」

不知火「(……でもなんかいいムード…………報告は後にしますか)」


・・・・・・

~陽炎型の部屋(今)~


不知火「(しかし、まだまだ早霜はこの鎮守府の新人……やはりまだどこか隔たりを感じます。主に私に)」

陽炎「おーいどしたの?」

不知火「……別に」

陽炎「当てたげようか、早霜でしょ」

不知火「…………」

陽炎「図星って顔ね。見たところ、早霜と仲良くなれない~とか?」

不知火「……ええ」

陽炎「やっぱりねぇ。不知火のそういう悩みはすぐ分かっちゃうわ、なんてったってお姉ちゃんだから」

不知火「その変な姉押しをするために話しかけてきたの?」

陽炎「ちょ、そんな睨まないでって!怖いから!」


陽炎「それなら自分から早霜に接近したらいいじゃない」

不知火「近づけば遠ざかっていきます」

陽炎「あらら…………あ、そうだ!ならさ、自然な形で近付いたらいいのよ!」

不知火「自然な形?さりげなく食堂で隣の席に座るとか……」

陽炎「それだと席移動されて終わりでしょ。私にいい考えがあるわ!」

不知火「…………」

陽炎「そんな懐疑的な目で見ないで!!」


・・・・・・

~廊下~


<<陽炎「いい?早霜とアレな空気になるのは第二次大戦のあの事件が原因でしょ?不知火が動けない早霜を救援しようと思ったら彼女の目の前で……っていう」>>

<<陽炎「だったら、他の形で早霜を助けてあげればいいのよ!」>>

<<陽炎「所謂トラウマブレイクってやつね!これで絶対うまくいくって!絶対に!!!!」>>


不知火「(まったく……陽炎もいい加減な…………まぁ、試してみるけど)」

不知火「(さて、とにかく早霜がピンチだったり困っていたら助けてあげましょう)」

不知火「(明石さんの工廠からかっぱら……拝借したこの対艦娘電探で……)」ピピピピピ

不知火「(彼女は>>12にいるようね)」

深海


不知火「あれ、鎮守府の外…………海?」

不知火「壊れているのかしらこれ…………でもさっき試した艦娘達は全員その場所にいたから……出撃でもしてるのかしら」

提督「おう不知火。どうした?」

不知火「司令、早霜を知りませんか?」

提督「え?早霜ならさっき深海に使節として行ってもらったところだが」

不知火「あれ……今日出発でしたか」

提督「ああ。あまり戦いを好まず、人類に多少友好的な姿勢を示す深海棲艦の一団……そいつらのところだが、早霜に用でもあったのか?」

不知火「…………」

提督「いやーまだ練度が低い早霜に任せるのもアレかと思ったが、あれで早霜は人当たりがいいからなぁ…………不知火?」


不知火「(ま、まさか……!その深海棲艦が友好的になったと見せかけて早霜を……!)」

<<「グッヘッヘ!艦娘つーかまーえた!ちょっと優しくすりゃ油断してくれるからやりやすいぜぇ!」>>

<<早霜「あーん!」>>

不知火「(なんてことに!!)」


不知火「いけません!!」クワッ

提督「どわっ!?」

不知火「早霜は……早霜は私がお助けします!!」ダダダダダ

提督「ちょ、ちょっとまて不知火!お前艤装つけてどこへ――」

不知火「ちょっとそこまで!!」ザァァァァーーーーッ!


・・・・・・

~某泊地~


不知火「確か、友好使節の会合場所はあそこだったはず……待っていてください早霜!」ザァーッ!


早霜「こ、こんにちは…………」ペコリ

港湾棲姫「コ、コンニチハ……本日ハオ日柄モヨク…………」ペコリ

北方「ヨッ!」

早霜「(司令官の役に立とうと自ら使節を買って出たはいいけれど……あの港湾棲姫や北方棲姫が……恐ろしいわね)」

港湾「エット、今日ノ予定ハ……」

早霜「お互いの情報交換と親善……です」

港湾「ソウデシタ。マズハ某海域ノ深海棲艦ノ動キは――」

早霜「ふむ……」メモメモ


不知火「(いた……!港湾棲姫と北方棲姫……!あれが深海側の使節……砂浜――陸上で話し合っているとはいえ状況は2対1で不利!)」

不知火「(早霜、今助けます!)」


 不知火は……>>17

 1.両者の間に勢いよく飛び込んだ
 2.まずは見守った
 3.攻撃しようとしたらほっぽちゃんにカウンターを喰らった


不知火「落ち着いて不知火……連装砲は指じゃない……心で撃つのよ……」ジャキン


北方「?オネーチャン、アレナニ?アイツ!」

港湾「コラホッポ、今大事ナ話ノ最中ダカラ」

北方「ム……」

早霜「妹さん、ですか?」

港湾「故アッテ一緒ニ暮ラシテルンデス」

早霜「失礼ながら、最初は子連れかと思いました」

港湾「アラアラ」ウフフ

北方「オネーチャン達ツマンナイ……アイツデ遊ボ」


不知火「気付かれた!?しかしもう遅い!はぁぁぁぁぁっ!!」

北方「エイッ!」

不知火「え、艦載機…………」


ヒュウゥゥゥゥウウウン!

パクッ!


不知火「え?」


不知火「きゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

早霜・港湾「!?」


北方「ソレッ!」

艦載機x2「ガウガウ」アムッ

不知火「きゃあぁぁぁぁ!!やめてえぇぇ!!」

早霜「し、不知火さん!?黒くて丸い艦載機に片足ずつくわえられて……逆さ宙づりに……?」

港湾「ホッポナニシテルノ!?」

不知火「た、助けてぇぇ!」

北方「パンツオイテケ!」

不知火「ちょ、スパッツは駄目!スパッツは破いちゃダメ!」

港湾「ホッポ!」ゴチン

北方「アイタッ!」

艦載機「ガウ」パッ

早霜「あ、駄目よ今放したら!」

不知火「あっ」ヒュウウウン


ボッシャーン!!


早霜「不知火さーん!」


・・・・・・


港湾「フゥ……ナントカ引キ揚ゲラレタ」

不知火「う、ケッホケッホ……」

早霜「不知火さん、大丈夫?」

不知火「はい……なんとか」

港湾「モウ、ホッポ!謝リナサイ!」

北方「ウゥ……ゴメンナサイ」ペコリ

不知火「い、いえ……いいのよ…………(最初に攻撃しようとしたの私だし……)」


早霜「そういえば、不知火さん……どうしてここに?」

不知火「え、あ……」

不知火「(しまった……早霜がエ○同人みたいにされるかもしれないと思って飛び出してきたなんて言えない……ここはうまく言い訳を)」

不知火「>>23

早霜たんぺろぺろ


不知火「(こ、ここは勢いで乗り切るしか……!)」

不知火「早霜たん、可愛い!ペロペロ!」

早霜「……………………は?」

不知火「うぐっ!」グサッ

不知火「(誰よ、『朝潮ちゃん可愛い』とか『浜風最高』とかそういうのを言っておけばどうにかなるとか言ってたのは……!)」


港湾「エ、エット……デハソロソロ、私達ハ……」

北方「マタナ!レップウ用意シテ待ッテロ!」

早霜「はい……この度は有益な情報ありがとうございました」

北方「オマエモ元気デ!」

不知火「はい…………」ジロッ

北方「ッッ!マダ怒ッテルー!!」グスッ

不知火「えっ!?お、怒ってないわよ……ニコー」ヒクヒク

北方「ビエエエェェ!」

港湾「コラホッポ、行クワヨ」


早霜「ふぅ……私達も帰りましょうか」

不知火「…………」

早霜「………………正直、不知火さんってもっとカッコいい人だと思ってました」

不知火「!?」

早霜「先に帰ってます」

不知火「あ、ちょ…………あの……」


不知火「…………」ガクッ

不知火「お助け作戦、失敗です……」

不知火「というか、そもそもお助けするような状況じゃ無かったわね……」


・・・・・・

~夜・食堂~


陽炎「へ、へー……それで嫌われちゃったの?」

不知火「いえ……まだ嫌われたかどうかは」ゴゴゴゴゴ

陽炎「まぁなんにせよ、これでちょっとはお近づきに――」

不知火「なれてないわ!」

陽炎「ひぃぃ!」

不知火「まったく……陽炎がお助け作戦なんて考えるから」グチグチ

陽炎「ま、まぁまぁ…………ん?あれ早霜じゃない?」

不知火「え?」


早霜「……」タッタッタ


陽炎「あんなに急いでどこに行くのかしら……ねぇねぇ、追いかけてみたら?」

不知火「却下。さっきの今でどう接しろというの」

陽炎「もしかしたら今度こそ本当に困ってて、助けが必要な状況かもしれないわよ?」

不知火「む、それを言われると……」

陽炎「ほらほら、早くしないと見失っちゃうわよ!」

不知火「仕方ないわね……」


・・・・・・

~廊下~


早霜「……」アセアセ

不知火「……」コソコソ

不知火「(焦っている……どうしたのかしら……)」


 早霜の困りごと>>31

最近不知火がうっとおしくて困ってる



早霜「(まだ追いかけてくる……あれで尾行のつもりなのかしら)」

早霜「(それにしても、何で不知火さんは私のことを……)」

早霜「(正直……少し、うっとうしい……かもしれないわね。ただでさえ昔のトラウマ(史実)があるというのに……)」

早霜「(ここは誰かに相談した方がいいのかしら……)」

早霜「(といっても私は最近着任した身……相談できるほど仲の良い艦娘となると限られてくるけれど……)」

早霜「(そうだわ、あの人に相談してみましょう)」


 鎮守府の人のみ(提督含む)>>35

陽炎


・・・・・・

~食堂~


早霜「――というわけなのですけれど……」

陽炎「あ、あーそ、そー……」チラッ


不知火「…………」ジーーーー


早霜「今もあんな風に物陰から私のことを見てくるんですが……姉の陽炎さんから何か言えませんか?」

陽炎「そ、そうねぇ……」

陽炎「(うぅ……自分で撒いた種とはいえ、まさかこんなことになるなんて……)」

陽炎「(ん?待てよ……ここでいい感じに早霜に色々聞けるんじゃ……)」


陽炎「(チャンスよ不知火!ここで一気にコトを有利に!)」

陽炎「(お助け作戦を提案した身としてちょっと責任感ってのもあるし、協力してあげるわ)」


陽炎「そうねぇ……じゃあまず、なんで早霜はそんなに不知火を避けるの?」

早霜「さっきも言った通り……昔色々あったから顔を合わせ辛いのと、ここ最近……特に今日あたりから奇妙な視線を感じるからです」

陽炎「ふむふむ……なら、そういうの抜きにして早霜は不知火の事をどう思ってる?」

早霜「それは……クールでカッコいい、駆逐艦らしからぬ人だと」


不知火「……!」パァァ


早霜「しかし、やはり今はまだ……」

陽炎「ふむ……一般的にいう、時間が解決してくれるのを待つってやつね……」

早霜「あと、普通にうっとうしくて」


不知火「……」ズーン


陽炎「(まぁ早霜から不知火への印象は、やや下方修正気味だけどまずまずといったところね……このままではまずいわね)」

陽炎「(とはいえ不知火のイメージ像は悪くないんだし、ちょっと背中を押せば2人ともくっつきそうだわ)」


早霜「あの、それで……不知火さんをどうにかしてほしいという話なんですが」

陽炎「そうね、まぁ私からも話しておくけど……そうだ!」

早霜「?」

陽炎「早霜、最近困ってることない?不知火以外のことで」

早霜「不知火さん以外で……?」

陽炎「そそ!日常のなんでもいいから!」

早霜「そうですね…………>>41かと」

何か視線を感じる


早霜「不知火さん以外でしたら……なんか、着任当初から……視線を感じているんですよね」

陽炎「ほー視線とな」

早霜「例えば、入渠中や改造中とか……」

陽炎「それは不知火のじゃないのね?」

早霜「はい。不知火さんのもありながら、別の方向からも感じるんです」

陽炎「(不知火も常に覗いてるんかい!!)」


陽炎「なるほどね……分かったわ。じゃあ不知火のことと、その視線のこと……この陽炎さんにお任せ!」

早霜「……ふふっ、なんか衣笠さんみたいですね」

陽炎「あはは、バレた?」

早霜「それでは、お願いしますね」


・・・・・・

~陽炎型の部屋~


陽炎「だってさ」

不知火「不審な視線……もしや、早霜を狙う怪しい人物がこの鎮守府に!」

陽炎「(今の不知火ほど怪しいのはそうそういないだろうなぁ)」

不知火「調べましょう、そして早霜をお助けしましょう」

不知火「ストーカーなんて、女性の敵よ!」

陽炎「(自分のことは棚に上げるのね!)」


・・・・・・

~翌日・廊下~


早霜「……」スタスタ

不知火「(早霜を狙うストーカー……退治してみせる)」コソコソ

不知火「(しかしいつも早霜を見ていた私が気付かないとは、相当の手練れ……相手は誰なのかしら)」

不知火「(ここは早霜が1人になって、なおかつ周りに誰もいないような場面でソイツを狙うしかないわね)」

不知火「(例えば、>>46とか)」

風呂


不知火「(まだ練度の低い早霜は出撃したら多少の被弾をして帰って来る……その時が勝負!)」


・・・・・・

~数時間後・ドック~


早霜「うぅ……今日もドック…………もっと強くならなくちゃ」

不知火「(早霜はドックに入ったみたいね……他には誰も被弾していないから、ここには早霜1人)」コソコソ

不知火「…………」パタン


【お風呂使用可】→【準備中】


不知火「(さぁ出てこいストーカー!サシで勝負よ!)」


・・・・・・

~ドック内~


早霜「んっ…………はぁ……お風呂気持ちいい」

不知火「(脱衣所のドアの隙間から……覗いて、と……)」

早霜「視線は……まだ感じるけれど、これが自然なのかしら。もしかしたら私の自意識過剰……?」

不知火「(どうやらまだ私のことはバレていないみたいね……)」

早霜「(不知火さんの視線はビシビシ来てるけれど。というかあんなところにいないで入ればいいのに)」


早霜「さて、そろそろ体を洗――」ザバッ


ツルッ


早霜「ッ!?」

不知火「(早霜が石鹸で足を滑らせた!)」

早霜「あぐっ……!」ゴチン!

不知火「(い、痛そう……って、大変だわ。早く助けないと――)」


>>53「……!」ザバーッ

不知火「(なっ、別の湯船からシュノーケルをした人が!?って、あれ!?)」


 不知火と陽炎以外で
 今日はここまで

提督


提督「大丈夫か早霜ー!!」

不知火「しっ、司令!?」

不知火「(ダイバースーツは着てるけれど、あれはまさしく司令!)」

不知火「って驚いている場合では……!」ダッ


早霜「ううう……」

提督「早霜!」

不知火「早霜!」

早霜「え、不知火さんに……司令官?」

提督「頭を打っただろう。すぐに冷やさなくては」

早霜「は、はぁ…………ッ!」カァァ

早霜「あ、あまり見ないでください……」

提督「気にするな」

不知火「いや気にしますよ」



早霜「司令官……なんでここに……」

不知火「そ、そうですよ司令。何故覗きなど!」

提督「お前が言えたことか?」

不知火「答えてください」ギロッ

提督「仕方ないな……」


提督「早霜はまだまだ練度が低い。故に俺が傍で見守ってやらなくてはと思ってな」

早霜「司令官……」キュン

不知火「いや、おかしいですよ。見守る(物理)じゃないですか。あと早霜もキュンってしない」


不知火「ともあれ覗きは犯罪です。出頭しましょう司令」

提督「その時はお前も道連れにしてやるぞ!」


早霜「う、つぅ……!」

不知火「あ、早霜!手当は私がします」

提督「いや俺がする!」

不知火「私が!」

提督「俺が!」

早霜「あの……」

不知火「早霜、どっちに手当てしてほしいですか?」

早霜「え?」

提督「そうだ。本人に聞くのが一番だな!」


不知火・提督「どっち!?」

早霜「えぇぇぇ…………じゃ、じゃあ……>>60

提督


早霜「し、司令官……に…………」

不知火「」

提督「ああ、任せろ!」

早霜「あの……優しく…………お願いします」

提督「大丈夫、俺はベテラン。頭を打った時の対処なんてお手の物さ。はじめちょっと危なっかしいがな、これが俺独特の治療法でね!自転車だってそうだろ!1度乗ったらコツは忘れねぇもんだ!」

早霜「あ、あの、何の話ですか?」

不知火「」

提督「何してんだ不知火、もう帰っていいぞ」

不知火「いやいやいや」


不知火「正気ですか早霜、この人は覗き男ですよ?」

提督「笑い男みたいに言うんじゃない」

不知火「それに男性に裸を見られてもいいんですか!?」

早霜「そ、それは……今までにどうせ見られていたというか…………司令官なら、いいかもしれない、わ……」ポッ

不知火「んなっ!?」


提督「さ、まずは仰向けに寝たまま頭を上げて。打った場所は……」サスサス

早霜「いっ……!」

提督「痛かったか?」

早霜「い、いえ……だいじょう、ぶ……です…………」

提督「じゃあ……」

不知火「」トボトボ


ガララララ


・・・・・・

~陽炎型の部屋~


陽炎「それで2人放って帰ってきたの?」

不知火「あの空気には……耐えられないわ…………」ズーン

陽炎「なるほどねぇ。にしても聞いたところ司令と早霜……もしかしてデキてる?」

不知火「別にあの2人が付き合おうがケッコンしようがどうでもいいけれど……」

陽炎「ふーん。にしても司令が覗き魔だったとはね」

不知火「それについは今度通報しましょう」


不知火「しかしそれと私の問題とは別!今回はあの2人のいいムードに直面するモブのような扱いで終わった……由々しき事態だわ」

陽炎「ま、ひとつ分かったのは、あんまり意気込みすぎても意味がないってことね。もっと肩の力抜いて早霜を見守ってみれば?」

不知火「むぅ……」


・・・・・・

~次の日・廊下~


早霜「…………♪」

不知火「……」コソコソ


不知火「(早霜の機嫌がいい……昨日あれからなにか嬉しいことでもあったのかしら)」

不知火「(しかしピンチとは、気を抜いた時に訪れるもの……!)」


 早霜を襲うピンチ……>>72

セックス教の勧誘


早霜「あっ」

朝潮「ん?」バッタリ

朝潮「あら、あなたは新任の……」

早霜「早霜、です……えっと……朝潮さん?」

朝潮「さんはいらないわ。ふむふむ……なるほどなるほど。確か早霜さんだったかしら?」

早霜「ええ。話すのは初めてね」

朝潮「そうですね…………ん?」クンクン

早霜「どうしたんですか?いきなり私のにおいなんて嗅いで……」

朝潮「ん~~~~~感じる、感じるわ……セックスのにおいを」

早霜「は?」


不知火「(変な奴がいるわ!)」


朝潮「あなた、最近男の人とまぐわいましたか?」

早霜「え!?ま、まぐわいって……」

朝潮「そう……セックスです!」

早霜「せっ……!し、してません……というか、したことも……」

朝潮「なるほど、ではこのにおいは、あなたが男の人のことを想って発情している。というだけの雌のにおいでしたか」

早霜「!?」


不知火「(朝潮……あんなキャラだったかしら)」


朝潮「あなたが誰のことを想っているのかはこの際聞きませんが……ふふふふふ……どうですか?私の同志になりませんか?」

早霜「同志……?」


不知火「(いきなり勧誘が始まった……)」


朝潮「この時代、色々な神がいて様々な崇め方がありますよね。ムツリムや文月教、ぽいぽい教にまるゆさん……そんな数あるものの中に、セックス教は存在します」

早霜「せ、セックス教……?」

朝潮「この世の万物神羅万象はセックスで片付くという教えです。現に、あなたの恋も……セックス一発で成就するかもしれませんよ?エロ同人みたいに」

早霜「!?」

朝潮「どうですか、私と共に、新しい世界を作ろう。毎日が楽しいぞぉ」ヌフフ


不知火「(いけない……変な奴に早霜が穢される……!大ピンチだわ!!)」

不知火「(ここは……>>84!)」

さっきの会話だって普通にセクハラだし、昏倒するような一撃を朝潮に浴びせる


朝潮「さぁ、どうですか!?セックス教は素晴らしいんですよ!セックス!セックス!!セックス!!!!」

早霜「ひぃぃ……!」ドンビキ


不知火「(さっきから聞いていれば、セクハラドストレートの勧誘文句!)」

不知火「(あんな話を聞いているだけでも早霜が汚れていく!ここは早急に朝潮から引き剥がさなくては!)」

不知火「(昏倒させて五体満足なら……!)」


 不知火の攻撃!↓2

 1.桃太郎侍
 2.富野節
 3.上様


朝潮「セックス!!」

「やめないか!!」

朝潮「なに!?」

早霜「(今度はなんなの……)」


チリーン…………チリーン…………


朝潮「何奴!」

「ひとつ……艦娘ののよだれをすすり……」

「ふたつ……不埒なセクハラ三昧」

「みっつ……醜いセックス狂を……!」


不知火「退治てくれよう!桃太郎不知火!!」

朝潮「なにぃ?貴様、駆逐艦の……」

不知火「否!私は正真正銘の桃太郎!天に代わって鬼を退治いたす!」


不知火「はぁぁぁーーーっ!」シャッシャッシャッ

朝潮「え、まだ昼……」

不知火「早霜、伏せていて!」

早霜「え、はい」


不知火「ぬいぬい流奥義、夜戦カットイン(昼)!!」


ズガァァァン!!


朝潮「ぎにゃああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!??!?!!?」大破!

朝潮「つ、強い……!」ドサッ


不知火「ふぅ……危ないところだったわ。大丈夫?」

早霜「え、ええ……」

不知火「こういった変な勧誘には、最初から話を聞かないことが一番よ。忘れないで」

早霜「あ、ありがとう……ございます…………不知火さん」

不知火「いえ、礼を言われるほどのことではないわ」


不知火「(き、決まった…………!今世紀最大決まった……!!)」ジーン


早霜「あの、その人仲間ですよね?」

不知火「ええ。だからドックに放り込む」

早霜「それでいいんですか……」

不知火「この鎮守府には朝潮の他にも変人がいるから、よく見極めることね」

早霜「(それを不知火さんが言うんですか)」


早霜「(でも……助けてくれたのは事実…………)」


早霜「あの、不知火さん……」

不知火「?」

早霜「……いえ、なんでもありません」フフッ

不知火「そう?」

早霜「それでは、私はこれで。不知火さんは朝潮を」

不知火「分かったわ。それじゃ」

早霜「はい」


不知火「(あの笑顔…………少しでも、私に心を許してくれた?だとしたら……嬉しいわ)」

不知火「(よーーーーーーーーーーーーーーーーうやっと作戦成功ね)」

何故いつも朝潮はカミーユになり大破するのか
今日はここまで


不知火「今日は気分がいいわ……ほら朝潮、ドックへ行きましょう」

朝潮「放せよ人殺し共!行けっていうなら、1人で行くよ!!」

不知火「誰も殺してないし私1人よ」

朝潮「くっそぉ……!覚えてろーー!!」ダッ

不知火「(本当に大破の状態で1人でドックに向かっていったわ……)」


・・・・・・


不知火「(この調子なら早霜の信頼を勝ち取るのも時間の問題ね……フフッ、自分のパーペキさに痺れてしまうわ)」

不知火「(にしても早霜が想う相手とは誰なのかしら……?)」


陽炎「それで機嫌がいいんだ」

不知火「分かるの?」

陽炎「そりゃ付き合い長いからねぇ」

不知火「私はこれをチャンスだと思っているわ。ここから畳みかける……陽炎、何かいい方法はある?」

陽炎「いい方法ねぇ……お助けの?」

不知火「いえ、なんでもいいわ。早霜の私への印象をより良くするブーストを」


陽炎「なら定番的に、なにかにお誘いするとか?」

不知火「お誘い……」

陽炎「食事とか買い物とかさ、ね?」

不知火「ふむ…………(その場でまた早霜をお助けする状況になるかも……)」

不知火「いい提案ね」


不知火「なら>>117に誘おうかしら」

ぽいぽい教


不知火「ありがとう。じゃあ食事や買い物に誘ってみるわ」

陽炎「ん!頑張ってね!」

不知火「さっそく誘ってきましょう」タッタッタ


・・・・・・

~廊下~


不知火「…………」タッタッタ

不知火「……」ピタッ

不知火「……考えてみれば、私……いいお店なんて知らないし買い物にも疎かったわ……」


不知火「ど、どうしましょう……」

時雨「ん?不知火じゃないか」

不知火「時雨……?」

時雨「その様子だと、『誰かをお誘いしたいけど何に誘ったらいいのか分からない』と言った感じだね」

不知火「流石ね……当たりよ」

時雨「誰を誘いたいのか知らないけど、楽しい場所なら知ってるよ」

不知火「本当?食事や買い物とかできるかしら」

時雨「あー……そういう楽しいじゃなくて、なんていうのかな……まぁ1度来て見なよ!」


不知火「ならお言葉に甘えて……ご教授お願いします」

時雨「うん!じゃあ今日の夜、ご飯を食べたら駆逐級の教室にその人と一緒に来て」

不知火「ええ」


不知火「(よかった……時雨のおかげでなんとかなりそう)」

不知火「(次は早霜をお誘いしなくては)」

不知火「(電探によると、その角に早霜はいる!)」


 不知火は早霜を誘う時……>>123

 1.クールに誘えた
 2.しどろもどろになった

2ー


不知火「早霜」

早霜「あ、不知火さん……先ほどはどうも」

不知火「あ、あの…………」

早霜「?」

不知火「ゎ、私と……その………………」

不知火「たのしい、とこ……行きません?」ジロッ

早霜「ッ!?」ビクッ

早霜「(こ、怖い……なんなのこの不自然な笑顔……これ、ついていったら殺されるんじゃ……)」


不知火「ぜったい、後悔、させないわ……!」クワッ

早霜「あ、あの……え、遠慮……」

不知火「ね?」キッ

早霜「…………はい……」


早霜「(なんなの……私、何か不知火さんにした……?)」

不知火「(うまく誘えたわ。流石私のコミュ力というやつね)」


・・・・・・

~夜・校舎棟~


不知火「夜の校舎棟は……不気味ね」

早霜「なんですか……肝試しですか?」


 不知火は夜の校舎に……↓1

 コンマ一桁奇数→極度のビビリ
 コンマ一桁偶数→余裕

 早霜は夜の校舎に……↓2

 コンマ一桁奇数→極度のビビリ
 コンマ一桁偶数→余裕


不知火「さ、さぁ入りましょう……」ガクガクガク

早霜「…………あの、不知火さん?」

不知火「なに!?」クワッ

早霜「ひっ!?あ、あの……もしかして……こわ――」

不知火「怖くないわ!!オバケなんて錯覚!!」ギロッ

早霜「(オバケより不知火さんの方が怖い……)」


不知火「何かあった時のために、私の手を掴んでいて。いやずっと掴んでてください」

早霜「はいはい……」

不知火「(こ、これで私がオバケ嫌いだということは見抜かれていないわね……)」フゥ


・・・・・・

~校舎棟・廊下~


不知火「(たしか駆逐級の教室はあっち……)」スタスタ

早霜「……」スタスタ

不知火「早霜、いる?」

早霜「手を繋いでるじゃないですか」

不知火「そ、そうね……」


カタッ


不知火「ッッ!!!?!?!??!?!?」ギュウウウウ

早霜「い、痛い痛い!不知火さん!?」

不知火「ご、ごめんなさい……」


不知火「も、もう少しで教室よ……もうすぐ……」

早霜「………………」

不知火「早霜……?」


 早霜は……直下

 1.不知火を驚かそうと思った
 2.不知火にやれやれ……と思っていた


不知火「ねぇ早霜……なんで黙って」クルッ

早霜「わっ!」

不知火「きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」ガクッ

早霜「え、不知火さん!?気絶!?」


早霜「ちょっと驚かそうと思っただけなのに……」

不知火「うっぅん……」

早霜「今の不知火さんの高い声……」

早霜「…………ちょっとだけ、可愛いと思ってしまったわ」ツンツン


早霜「不知火さん、起きてください」ペチペチ

不知火「う…………私は……」

早霜「なんか急に倒れちゃってましたよ」

不知火「そ、そう……?振り返ったらなんか……あれ、よく思い出せないわ」

早霜「教室に行きましょう」

不知火「え、ええ……」スクッ


・・・・・・

~駆逐級教室前~


不知火「ここね。時雨いわく、ここで楽しいことをやっているらしいわ」

早霜「本当に楽しいことですか?怪しさ満点なんですけれど……」

不知火「(確かに……廊下の窓には暗幕が張ってあるし、扉の隙間には防音ゴム……)」

不知火「入れば分かるでしょう。さ、入りましょう」コンコンコン

「ぽいー?」

早霜「え、夕立さん?」

不知火「いえ、今のは時雨の声だったわ……なんなのかしら。入ります」

「どうぞっぽいー!」


ガララララ

http://www.youtube.com/watch?v=HJ_YaEDWJGk

ぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽい


ぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽい


不知火・早霜「!?」

時雨「やぁ、来たね」

不知火「あ、あの……これは……?」

時雨「僕達艦娘にとって最も幸福なこと……それは、旗艦になることやMVPをとることではない」

早霜「(何か言い始めた……)」

時雨「それは、夕立を愛でることさ」

時雨「ようこそぽいぽい教へ」ニコニコ


不知火「(し、しまったぁー!)」

不知火「(夕立を神としてあがめるぽいぽい教……実在することは知っていたけれど、まさかこんなことに……!)」


時雨「ささ、中に入りなよ。同志達が待ってる」

不知火「あ、あのやっぱり今日は遠慮して――」

時雨「大丈夫大丈夫。変なことはしてないし、ただ夕立を愛でるだけだから」グイッ

不知火「ッ!?(ち、力強い……!)」


ガララララ、ピシャッ


時雨「お2人様ご案内ー!」

不知火「…………」ダラダラ

早霜「不知火さん……これ……」

不知火「ごめんなさい…………お昼にも言った『変な奴』の一団に巻き込まれてしまったわ……完全に私の落ち度……」


時雨「みんなー、新しい仲間だよー」

不知火「(こんなイカれた宗教には他に誰がいるのかしら……)」

早霜「うぅ……」

不知火「(早霜がドンビキを通り越しておびえている!?)」サスサス

早霜「あ……」

不知火「大丈夫……なんとか2人で逃げるわよ」ヒソヒソ

早霜「はい……」


 教室にいた他の艦娘は……↓3まで

一旦ここまで


高雄「ぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽい」

春雨「ぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽい」

睦月「にゃしにゃしにゃしにゃしにゃし」


不知火「(3人が教卓の上に飾られたパ○フォム夕立改二に向かって祈りを捧げている……)」


時雨「さぁ、舞い降りたまえ!夕立!!」

早霜「え、どこに夕立さんが……」

「ぽい~~~~~~~!!」

早霜「!?」


パカッ


不知火「教卓が割れた!?」

早霜「中から……」


夕立「ぽ~~~~~~~~い~~~~~~~~~~」ズズズズ

時雨「ああっ、夕立ぃ!!今日も来てくれたんだね!!」

高雄「今日もかわいいわ……あなたを隣で見守りたい!!」

春雨「パンツ!パンツ見えそう!!見せてぇ!パンチュゥ!!」

睦月「にゃしぃ」


不知火・早霜「」ポカーン


夕立「祈りが足りないっぽい…………お腹が空いたっぽい~」

時雨「いけない!皆、唱えるんだ!」

高雄「ぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽい」

春雨「ぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽい」

睦月「にゃしにゃしにゃしにゃしにゃしにゃしにゃしにゃしにゃしぃ」


夕立「ん?」ピクッ

夕立「お前」スタスタ

睦月「ッ、な、なにかにゃ……?」

夕立「『ぽい』と言わんかぁっ!!」バキィッ!

睦月「ぎゃああぁあぁぁぁああああああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!」


不知火「(いきなり睦月の首にチョップした!?)」

早霜「(あの音……折れてなきゃいいけれど……)」


夕立「連れていけ。その羊髪のにゃし野郎には再教育が必要っぽい」

時雨「うん!」ガシッ

睦月「」ズルズル


高雄「夕立ちゃん、夕立ちゃんのために私、アイスを持って来たのよ!」

夕立「ぽい~!さっそくいただきまーす!」

高雄「ああっ……アイスを食べる夕立ちゃんもかわいいっ!!」

春雨「夕立姉さん!こっちは羊羹です!」

夕立「甘味&甘味!夕立にの辞書に『クドい』の文字は無いっぽい~」モグモグ

春雨「ああっ……堕ちそう……私、夕立深海に堕チソウ……」ウットリ


不知火「(こ、これ……想像以上にシャレにならない場所だわ……)」

不知火「(早く脱出しないと――)」

時雨「さぁ夕立、この2人は今日入信してくれた不知火と早霜だよ」

夕立「ぽいー?」チラッ

不知火「ッ……!」ビクッ

早霜「……」ブルブル

夕立「ふーーーーーむ…………」ジロジロ


不知火「(私とは違い、改二になった夕立の火力は本当に戦艦並……)」

不知火「(早霜と共に、ここはどう切り抜ける……!?)」


 >>156

戦艦並の眼光で睨む


不知火「(いいえ……怯んでは駄目!早霜の前で情けない姿は見せられないわ)」

不知火「(ここはカッコよくこの場を切り抜け、ぽいぽい教から早霜と共に逃げる!!)」


不知火「早霜、安心して。私があなたを守るわ」

早霜「不知火さん?」

夕立「なにをヒソヒソしてるっぽい」

不知火「何か?」ギロッ

夕立「………………フッ」

不知火「ッ……(は、鼻で笑われた……?私の必殺にらみつけるが……!?)」

夕立「いい目をしてるっぽい。さすがは不知火…………しかし」

夕立「ぽいぽい教にその目はいらないっぽい」

不知火「なんですって……?」


夕立「そこの2匹を見るっぽい」

不知火「……」チラッ

高雄「うふふ……」ウツロ

春雨「フフフ……」ウツロ

夕立「ぽいぽい教に必要なのは、夕立を満たしてくれる信者。そのように強い心を象徴する目ではダメっぽい」

不知火「クッ……狂ってるわ!」

夕立「狂ってる?ぽひゃひゃ!不知火はなんにも分かってないっぽい」

夕立「これはギブアンドテイクなのよ。信者が夕立に貢物を差し出し、対価として夕立の可愛さを一番近いところで味わえる」ニタァ

夕立「2人も教育して、夕立のお人形にしてあげるわ!高雄さん、春雨!」

高雄「夕立ちゃんのために……」

春雨「夕立姉サンノタメニ……」

夕立「不知火達にも夕立の素晴らしさを教えてあげるっぽい」


不知火「クッ、逃げましょう早霜!」

早霜「逃げるといっても……扉は3人の向こうに……!」

不知火「策はあるわ……」

早霜「策……?」

不知火「>>161

私が囮になる


不知火「私が……囮になる」

早霜「ッ!」

不知火「そうすれば、あなただけでも逃げられるわ」

早霜「嫌です!」

不知火「早霜……?」

早霜「私は1度、あなたが沈んでしまうところを見た……それなのに、また私に、あなたが沈むのを……」

不知火「(そんなに重い話なのかしらこれ……)」


不知火「…………早霜」

早霜「はい……?」

不知火「大丈夫。雪風みたいに言うなら私は沈みません」

早霜「不知火さん……」

不知火「私がひきつけている間に、早霜は校舎を出て……」

早霜「……………………分かりました」


夕立「お祈りは済んだっぽい?じゃあ次は夕立にお祈りするっぽい~」

高雄「ぽいぽいぽいぽい」

春雨「ポイポイポイポイ」


不知火「よし……はぁぁっ!」ダッ

夕立「むっ、自分だけ逃げようというつもりっぽい?なら2人とも、奴を捕まえるっぽい!」

高雄「ぽい!」

春雨「ポイ!」

不知火「(よし、2人をこっちに引き寄せられた!あとは夕立を……)」

不知火「(夕立の気も引き寄せるなら、悪口か何かで釣るか…………よし)」

不知火「>>165!!」

その胸将来絶対垂れるぞ。そこの重巡みたいに

この駄犬野郎


早霜「今のうちに……」

夕立「ふふ、そっちは夕立が直々に可愛がって――」

不知火「逃げるんですか!この駄犬野郎!!」

夕立「……」ピクッ

夕立「駄犬……?それは、夕立のことっぽい?」

不知火「そうよ、知性のかけらもない犬め!その証拠にあなた、狂犬キャラとかでホラーによく使われているじゃない!」

夕立「…………気が変わったっぽい。まずは3人で貴様の首の骨を折る!!」バッ

不知火「(早霜、今よ!)」

早霜「……!」コクッ


不知火「(早霜は扉を開けて外に行った……この部屋から逃げられた……)」

不知火「(さて、後は私の問題ね……)」

不知火「(この3人を1度に相手にして逃げられるなんて自惚れていないけれど、それでもこんな狂った宗教になんて私は惑わされない!!)」

>>164を殺したくはないが、もはややむを得まい

今日はここまで
リベッチオちゃんにフ。ラッチオしてほしいだけの人生だった


春雨「不知火さんに分かる!?今回の夏イベで丙提督のレア艦掘りのために比較的簡単にクリアできるE1に配属された駆逐棲姫の苦しみが!!」

不知火「それとあなたとは関係ないでしょう!?」

高雄「アニメ2期や劇場版に出るには、主演だった夕立ちゃんに取り入るしかないの!!」

不知火「さっきまでの忠誠どこいった!?」

夕立「夕立はすべての悩みを救うっぽい。不知火もぽいぽい教に入ればアニメに出してやるっぽいー!」

不知火「そんな卑怯なやり方で出たアニメなんかに、価値など無い!」


不知火「喰らえ、夜戦カットイン!」シャッシャッシャッ

夕立「…………フッ」シャッシャッシャッ

春雨「……」シャッシャッシャッ

不知火「(クッ、カットインで2対1……!しかし、私は勝って見せる!)」


ボォン!ドォォォォォン!!


不知火「…………グッ……」ガクッ

夕立「ふっ、火力が違うっぽい」

春雨「ヤラセハ、シナイ……!」

不知火「(くううう……!やはり雷装一辺倒ではだめなの!?)」

夕立「あーあ、疲れたっぽい。高雄」

高雄「はい」

夕立「その垂れることのないロケットおっぱいでオトしてやるっぽい」」

高雄「はい!」

不知火「(まずい……このままでは……!)」


 >>176

 1.窮地を誰かが助けに来た(艦娘の名前も表記)
 2.ポケットに探照灯が入っていた
 3.何もない。現実は非情である

1 衣笠


不知火「(そうだ、ポケットに探照灯が……)」ガサゴソ

不知火「(ない!)」ガーン

夕立「さ、不知火も堕ちるっぽい。ぽいぽい教は来るものは拒まないっぽい~」

不知火「い、嫌だ……!」ジリ


不知火「誰か……!」

夕立「ふっ、こんな夜の校舎に誰が来るものか!誰も来ないっぽい!」

「いるさ、ここに1人な!!」

夕立「ッ、なに!?」

不知火「(あれ、この流れ……)」


高雄「誰!?」

衣笠「ピーターパンさ!」ポイッ

春雨「なっ、何を投げ――」


ピカッ!!


高雄「きゃあぁっ!」

夕立「く、目晦ましなど……!」

衣笠「不知火、こっち!」

不知火「え、なんで……」

衣笠「なんで?ふっ、私はカワイコちゃんの頼みは断らないってね」

ごはん休憩
http://www.youtube.com/watch?v=AWnCWjVzNsE


衣笠「教室を出るわよ!」ダッ

不知火「え、ええ!」


・・・・・・

~廊下~


衣笠「このまま校舎の外に……」

時雨「おっと、ここから先には行かせないよ」

不知火「時雨……!それに――」

睦月「…………」

時雨「ちょうどいい。睦月、生まれ変わった君の力を彼女達に見せてやるんだ」

睦月「にゃぽぃ」

不知火「(発音に微妙にこじつけ感があるわ)」


衣笠「…………不知火は先に行って。私がこの2人を止めてあげる」

不知火「無茶です!今は2人でも、また夕立達が……!」

衣笠「察しが悪いなぁ。みんなまとめて止めてあげるって言ってるのよ」

不知火「そんな、それこそ無茶よ……!」

衣笠「だいじょーぶだいじょーぶ」

不知火「…………」

衣笠「ね?」

不知火「なんで、私なんかを……」

衣笠「言ったでしょ。カワイコちゃんに頼まれたからってね!」ダッ

不知火「衣笠さん!」

衣笠「さぁ、行きなさい!!」

不知火「……!」ダッ


不知火「(ありがとう……衣笠さん…………)」


・・・・・・

~校舎前~


不知火「ハァッ、ハァッ、ハァッ……!」タッタッタ

早霜「不知火さん!大丈夫!?」

不知火「早霜…………もしかして、早霜が?」

早霜「はい……外に出たところにたまたま通りかかっていた衣笠さんに頼み込んで……」

不知火「そう……正直、危なかったわ。ありがとう」

早霜「いえ。こちらこそ……ありがとうございます」

不知火「…………(ん?これってもしかして、早霜をお助けしたことになるのでは……)」

不知火「(最終的に衣笠さんに持っていかれたけれど、立派なお助け!)」

不知火「やったわ……」

早霜「どうしました?」

不知火「え?あ、いえなんでもないわ」

早霜「そうですか……?」


・・・・・・

~明朝・食堂~


夕立「ご飯美味しいっぽい~」

時雨「あ、山城。早くジュース買ってきてよ」

春雨「今日も護衛任務頑張りましょう、睦月ちゃん」

睦月「うっむぅ!やってやるにゃしぃ!」

高雄「たまには温泉に行きたいわね、姉妹4人で」

衣笠「青葉、また原稿遅れてるのー?」


不知火「(よかった……皆無事)」

不知火「(ウチの鎮守府は夜と昼で顔が違う。夜にあった諍いは昼には持ち越さない……それが良いのか悪いのかは分からないけれど)」

早霜「あ、不知火さん」

不知火「早霜……お、おはよう」

早霜「は、はい……おはよう、ございます…………」


早霜「あの……不知火さん。隣、いいですか……?」

不知火「!!!!!!!!!」

早霜「今日は早朝に姉さん達が輸送任務に行ってしまっていて……」

不知火「かっ構わないわ!いえむしろどうぞ!」

早霜「ありがとうございます……」

不知火「(ああ……まさか早霜と朝ご飯を食べる日がくるなんて……!)」ジーン

不知火「(2連続でお助け成功したからか、多少信頼を勝ち取ってきているようね)」

早霜「(正直まだ気は引けるけど……たまにはいいかしら……)」


陽炎「不知火~……と、早霜?」

早霜「どうも……」

陽炎「珍しいねぇ2人で一緒にご飯だなんて。というか初めてじゃない?」

不知火「これからいつもの光景になるわ」

早霜「…………」

陽炎「おっとっと、早く食べなきゃ……」ガツガツ

不知火「なにかあるの?」

陽炎「かげばつのCM収録がいきなり入ってね…………よし、ご馳走様!行ってきまーす!」

早霜「忙しいんですね」

不知火「主人公だから……まぁ私も結構出てるんだけど」


早霜「…………」モグモグ

不知火「…………」モグモグ


不知火「…………」

不知火「(き、気まずいわ……)」

不知火「(私も愛想がいい方とは言えないし、気まずいと思わせてしまう側だけど……これは…………)」

不知火「(何か話を振った方がいいのかしら…………)」


 >>195

あえてあちらから話題が振られるまで待つ


不知火「(いえ、ここで話しかけてしまっては、向こうに『私が気を遣っている』と思わせてしまうわ……ここは敢えてあちらから来るのを待ちましょう)」

早霜「(話しかけてこない……まぁ、私が話しかけていないだけなのだけれど……気を遣わせては、いないわよね?)」

不知火「…………」モグモグ

早霜「…………」モグモグ


不知火「(……………………マズいわ。そろそろ私も早霜も食べ終わってしまう……)」

早霜「…………あの」

不知火「なに?(きたあああああああ)」


 早霜の振ってきた話題は……>>198

提督について


早霜「あの、司令官のことなのですけど……」

不知火「司令の?」

早霜「はい……司令官、好きな食べ物とかありますか?」

不知火「…………それを聞いてどうするの?」

早霜「どうする…………ふふっ」

不知火「(この反応…………まさか)」

早霜「いえ……司令官は私に優しくしてくれているので、たまには私からもなにかできないかな……と」フフッ

不知火「(乙女の顔だあああ!!)」


不知火「早霜、もしかして……司令のことが?」

早霜「…………聞かないでください。困ります」ポッ

不知火「…………」


不知火が早霜の提督への好きだという気持ちに気付いてどう思ったか
きょうはここまで

 >>203

寝取ってやる(ゲス顔)


不知火「(やはり……早霜の気持ちは…………)」

不知火「(ぐぬぬぬぬぬ……!司令だけズルい……私も早霜に想われたい!!)」

不知火「(司令、許しませんよ)」


早霜「不知火さん、顔が怖い……ですよ」

不知火「え?あ……ごめんなさい」


不知火「(しかし、このままでは早霜は提督のモノに…………)」

不知火「(…………ん?そういえば……)」


・・・・・・

~回想~


不知火「潮、何を読んでいるの?」

潮「あ、不知火ちゃん!」

不知火「…………『カンムス・ブルー?』」

潮「興味あるの?読む?」

不知火「ええ…………!?!!?!?!?!?こ、これ……!!」

不知火「(普通のマンガだと思ってたのに……いきなり教師に○×されてる!!?潮こんなのを読んでいたの!?)」

潮「いいよね!NTR!!」

不知火「え、ええ?」

潮「他にも色々あってね!」ガサゴソ

不知火「えええ!?」


・・・・・・


不知火「(…………これだ)」


不知火「(NTR!これなら早霜の気持ちをこちらに向けられる上に司令にギャフンと言わせることができる!)」

不知火「(ふふ、ふふふ……)」


早霜「不知火さん……?なにを笑ってるんですか?」

不知火「いえ……」

不知火「早霜、>>212


 1.頑張って
 2.気を付けて

1


不知火「頑張って。もし困ったことがあったら手を貸すわ」

早霜「……!あ、ありがとうございます」

不知火「(ここは堅実に早霜のポイントを稼いでおきましょう)」



 注意(?)

 ・これより人物安価で提督がとられると不知火がなんとか早霜を奪おうとします
 ・陽炎や衣笠といった協力的人物がとられると不知火に優位に進むかもしれません
 ・逆に夕立や時雨といった過激派な人達がとられるとピンチが訪れます が、お助けチャンスかもしれません


早霜「ごちそうさま……」

不知火「ごちそうさま。食器片づけておくわ」

早霜「え、そんないいです。私も一緒に返却してきます」

不知火「そう?」

早霜「でも、気遣いありがとうございます」

不知火「…………いいのよ」


・・・・・・


不知火「(確か、今日は……>>216だったわね)」


 1.出撃
 2.休暇


・・・・・・

~港~


提督「今日は小規模艦隊で敵凄地の周りにある深海棲艦の移動ルートを急襲してもらう。大規模作戦は一応の終わりを迎えたが、気を抜くなよ」

不知火「はっ」

提督「不知火、早霜を守ってやってくれ」

不知火「言われなくても」

早霜「…………(もっと、強くならないと……)」


 急襲部隊

 不知火(旗艦)
 早霜
 >>219
 >>220
 

青葉

霧島


・・・・・・

~洋上~


不知火「…………そろそろ例の深海棲艦の移動ルートです。霧島さん、電探に反応は?」

霧島「まだ何も……」

不知火「ではこのまま岩陰などに身を隠しながら進みましょう」

早霜「はい」


青葉「そういえば早霜ちゃん、最近不知火ちゃんとはどうなんですか?」

早霜「不知火さん?なんでその話を……?」

青葉「いやね、青葉ってば色んな事に詳しいから2人のこともちょっと知ってるんですよー」

早霜「……それで……?」

青葉「最初こそ結構壁があった感じの2人ですけど、最近はその壁も特に無いなーと思いましてね!仲良くなったんですか?」

早霜「…………さぁ」

青葉「ええー聞かせてくださいよぉ」

不知火「(私も気になる……)」


早霜「そもそもなんで青葉さんがそのことを?」

青葉「青葉色んなものを色んなところから見てますから!」

早霜「(この人に隠し事とか通じなさそう……)」


青葉「ね!別にお2人のことは記事にしたりしませんからぁ!」

早霜「…………」チラッ

早霜「(不知火さんは霧島さんと先行……小声なら聞こえないかしら……?)」


早霜「……分かりました」

青葉「やったー!ありがとーございまーす!」

早霜「じゃあ」ゴニョゴニョ

青葉「ふんふん」


不知火「(気になるゥ!メッチャ気になる!!)」

霧島「ッ、洋上電探に感あり!前方!」


青葉「じゃあ早霜ちゃんは最近は心を許していると?」

早霜「言葉にすると違和感が……まぁ、最近は視線もあまり気になりませんし、なにより守ってくれていますから……」

青葉「ああ見えて彼女優しいですからねぇ」

早霜「はい……」


不知火「(ぐぐぐ……聞き耳を立ててるのに聞こえない!)」

霧島「水偵出します!」バシュッ


青葉「なるほど~じゃあお2人が仲良くしている光景が見られるのももうすぐですねぇ~」

早霜「…………それより、敵が見つかったみたいですよ」

青葉「え、ホント?」

早霜「霧島さんが動いてます」


霧島「敵がこっちに気付いたみたい!こちらも足を活かして反撃される前に倒しちゃいましょう!」

不知火「え?敵?」

霧島「旗艦、命令を!」

不知火「え?」

霧島「え?」


不知火「あ、ああぁなるほど!全艦突撃!敵部隊を急襲します!」

一同「了解!」

不知火「(完全に気を取られていた……危うく落ち度を作ってしまうところでした)」


青葉「幸い敵は雑魚ばかりみたいですし、一気に決めちゃいましょう!」

早霜「私も……!」


 戦闘中に起こる早霜もしくは不知火のピンチ……>>227
 いったんここまでじゃ

不知火
翻った早霜のスカートの中身に気をとられて被弾


不知火「単縦陣で突撃!霧島さんと青葉さんが切り込んで、私達で魚雷発射。早霜、魚雷の射線に味方を入れないように」

早霜「はい……!」

不知火「攻撃開始!」


霧島「死ねよやぁ!!」ダァン!

青葉「青葉、突撃!」ダァン!

「ギャアアァァ!?」

「ウ、撃チカエセェ!」

霧島「深海棲艦はァ!海の底に居ればよいのだ!!」ダァン!

「グオオオオ!」

霧島「棲姫がそんなに好きかァァァァァァッ!!」ダァン!

「ギエエェェェ!」

青葉「(私いらないんじゃ……)」


「アリャ、ドコノ艦娘ゥ!?」

青葉「私もいますよ、と!」ダァン


不知火「早霜、魚雷!」バシュッ

早霜「はい……発射!」バシュッ

不知火「(よし、これで敵を一層できれば……ッッ!!)」


ヒラッ


早霜「…………(当たって、当たって……!)」

不知火「(か、風にスカートが捲れて……しかも本人気付いていない!!)」


 早霜のスカートのパンツは……>>232

ノーパン


不知火「……………………え?」

不知火「(あれ、気のせい?早霜のパンストの中に、何もなかったような……)」

不知火「(いつもの下着が黒だから見間違え……いや、違う!!)」

不知火「(ノーーーーパン!?)」


「グアアアァァ!」

「ヤラレター!」

霧島「他愛もない」

青葉「残るは雑魚ばかりーっと!!」ジャキン

「オ、オノレ……!コウナッタラ、一矢報イテクレル!」バシュッ

青葉「ッ、駆逐級が魚雷を……!2人とも、注意して!」


早霜(ノーパン)「魚雷が来る……!」サーッ

不知火「(いや、早霜はそんな露出狂じゃ……そもそも、見間違えよ……まさかあの早霜がノーパンで出撃するわけ……そう、きっと司令の命令だわ。あの司令め早霜に何をしているの絶対ブチ殺してやる)」

不知火「(それにしても、一瞬とはいえ早霜の局部が……)」

不知火「(もうちょっとで割れ目が見えたかも――)」

早霜(ノーパン)「ッ、不知火さん!避けて!」

不知火「(いや、もう1度魚雷撃たせれば捲れ……)ん?」


ドォォォォン!!


早霜(ノーパン)「不知火さん!!」

青葉「えええ!?」

霧島「死にてぇのかテメェ!どっかしてんどん!」


青葉「このっ!」ダァン!

「グアァアッ!」

青葉「…………敵は全滅……でも、こっちは旗艦大破かぁ」


不知火「グッ……(し、しまった……早霜の股座に気を取られて大破なんて……落ち度だわ)」

不知火「(これが利根型の2人ならノーパンでも動揺しなかったのに……やはり相手の違いかしら)」

早霜「不知火さん、大丈夫ですか!?」

不知火「……平気よ。敵も殲滅できたし、問題は――」


 不知火に飛んできたのは……>>238

 1.平手打ち
 2.グーパン
 3.抱擁


早霜「このっ……バ――」ヴァッ


バキィィィィッ!!


不知火「ヘブッ!?」バシャッ

霧島「この阿呆が!!戦闘中によそ見するとは何事か!!」

早霜「き、霧島さん……」

不知火「くっ……すいません…………」

霧島「青葉さん、提督に電文。『旗艦大破』と」

青葉「え?あ、はい」


早霜「霧島さん、いくらなんでもグーは……」

霧島「これは演習じゃない……それなのに油断したのには落ち度があるわ」

霧島「それに……」スッ

早霜「え?」


霧島「あなたのその手は、彼女を殴るのに適していないわ」

早霜「……!」

霧島「その手で彼女にできることを、あなたはしてあげなさい」

早霜「ッ!」キュン

霧島「形はどうあれ、仲間を傷つける役目は私一人でいいってね」

青葉「ヒューッ!」


不知火「うぅ……」

早霜「不知火さん」スッ

不知火「早霜……?」

早霜「傷、大丈夫ですか?」

不知火「ええ……一番痛いのは、霧島さんに殴られた頬かしら」

早霜「ここですか……」ナデ

不知火「ッ……」

早霜「…………また、同じようになるのではないかと……」

不知火「……」

早霜「また、目の前で……不知火さんが……」ポロポロ

早霜「一瞬でも、それが……頭をよぎって……」

不知火「早霜……」


青葉「いやー一時はどうなることかと」

霧島「青葉さん、ちょっと周りの哨戒でもしましょう」

青葉「え?あー……了解」


早霜「もう、嫌です…………私の目の前で、仲間が沈んでいくのは……耐えられない…………」

早霜「中でも、不知火さんは……特別で…………!」

早霜「……ッ、うっ…………」グスッ

不知火「…………そうね……」

不知火「私の落ち度でした……あなたにまた怖い思いをさせてしまった……」

早霜「いえ……っ」

不知火「早霜……>>248


 1.ごめんなさい
 2.大丈夫、私は沈みません
 3.ちょっとスカートたくし上げてみて


不知火「早霜、ちょっとスカートたくし上げてみて(大丈夫、私は沈みません。あなたの傍にいる)」

早霜「……………………………………ハァ?」

不知火「え?あ」

不知火「(逆だああああああああぁぁぁぁっ!!!!!)」


早霜「……」ジトーー

不知火「あ、あの……」アタフタ

早霜「不知火さん」

不知火「はい……」

早霜「ガッカリです」

不知火「ぐっはぁぁっ!!」グサァッ


早霜「そのまま沈んでもいいですよ」ジトォ

不知火「ち、違うの!これは……その……」

青葉「あはははは!不知火ちゃんこのタイミングでギャグ入れてくるのはレベル高いですねぇ!!ひひひひひ!」

不知火「(こ、この短パンめぇ……!)」

青葉「よかったですね早霜ちゃん、不知火ちゃんは早霜ちゃんにもう心配してほしくないみたいですよ!」

早霜「心配してほしく、ない……?」

不知火「(…………ッ!これだ!)」


不知火「……恥ずかしいけれど、青葉さんの言う通りです……和むかな、と……」

早霜「あっ……そうだったん、ですか……ごめんなさい。私、てっきり本気かと」

不知火「(ふぅ~~~~~~危ない危ない。青短パンもたまには役に立つわね……)」

青葉「(不名誉なあだ名をつけられている気がします)」


青葉「にしても不知火ちゃんがそんなスケベぇ~なギャグをかますなんて珍しい……青葉も早霜ちゃんのおぱんつに興味が湧いてきました!」

早霜「え、ええっ!?」

不知火「(ッ、チャンス!!)」

青葉「ほらほら、せっかく無事だったんだし、ここはすこーしでも見せてあげたらどうです?今なら私達しかいませんし、減るもんじゃないですよ!」

早霜「そ、そういう問題じゃ……それに不知火さんも冗談だって」

不知火「……まぁ、ちょっとは、見てみたいです」

早霜「不知火さん!?」

青葉「ほらほら、自分でやるのが恥ずかしかったら、青葉がめくっちゃいますよ!ほら、ヴァーって!」バサッ

早霜「ひゃっ!」


 直下コンマ一桁奇数偶数→自分でノーパンだと知らなかった
 直下コンマ二桁ゾロ目→実は……


青葉「えーいっ!」

不知火「……」ゴクリ


ファサァッ


早霜「もう……今回だけです、よ……」カァァ

青葉「さーて、早霜ちゃんのおぱんつはどんな色――ッ!!?!?!??!?」

不知火「(今度は見える、見える!!ハッキリ見える!!!!やはり、見間違いではなかった……!!)」

不知火「(パンストノーパンとかメチャ興奮する!!)」

青葉「え、あ、ぁ、その、え……!?」

早霜「はい?」

青葉「い、いやぁ……あ、あはは…………随分、すごい、趣味だなぁと……」

早霜「?」


早霜「何を言って……………………ええっ!!!?」

不知火「(早霜の素っ頓狂な声……レアだわ)」

早霜「え、あれ、嘘……え、えぇぇっ!?」

青葉「あはは、あ、青葉~これは流石に記事にはしませんよ~」

早霜「ち、ちがっ、違います!!」

早霜「こ、これは…………ええっ!?」

不知火「(…………ん?この反応……もしかして)」


不知火「早霜、もしかして自分が穿いてないって気付いてなかった?」

早霜「は、はい…………」

青葉「ええっ!?どんなマヌケですかそれ!」

早霜「た、確かになんかスースーするとは思っていたけれど……まさか、、穿き忘れていたなんて……」

不知火「(こ、これは……私の月一の落ち度並みね……まぁもっとも私はスパッツだからノーパンでもバレたことは無いけれど)」


早霜「う、うぅぅぅ……」グスッ

不知火「(ああっ!早霜がさっきと同レベルの涙を目に……!)」

青葉「(これには青葉にもフォローのしようがありませんよ!)」

不知火「(こ、ここは気の効いた慰めの一言を言わなくては……!)」

早霜「わ、私……なんて……これじゃ、痴女……」

不知火「早霜!」

早霜「は、い……?」

不知火「>>262

私的にはおkです!!


不知火「わ……」

早霜「わ?」

不知火「私的にはおkです!!(裏声)」

早霜「…………」

青葉「……初音?」

早霜「…………プッ」

不知火「(おお、好感触……!阿武隈の真似しただけだけど!)」

早霜「……不知火さん的にOKでも、私的にはNGなんです!」

不知火「ですよね」


霧島「なにやってるんですか……皆さん」

青葉「あ、霧島さん!不知火さんも大破とは思えないくらいピンピンしてるし、そろそろ帰りましょう!」

霧島「そうですね。幸い帰路に敵はいないみたいだし、すぐ帰りましょう」

不知火「はい」

霧島「……早霜ちゃん、何故そんなに顔が赤いの?」

早霜「い、いえ……なにも……(か、帰ってお風呂に入るまで……絶対スカートを死守しなきゃ……!)」


・・・・・・

~帰還後・ドック~


不知火「ふぅ……」

不知火「(目を瞑れば、さっき見た早霜の割れ目が、瞼の裏にクッキリと……)」

不知火「…………へへ、ウヘヘ……」ニヤニヤ


朝潮「不知火さん、まだまだですねぇ」バシャバシャ

不知火「朝潮!?いつのまにそこに!?」

朝潮「いつぞやの大破のせいですよ。それより――」

朝潮「早霜さんの割れ目なんて、一緒にお風呂に入ってるときに正面で潜って目を開ければいつでも見れるじゃないですか」

不知火「ッッッッ!!!!!!」

朝潮「私みたいに常に性欲に身を任せていれば、そのような当たり前を見落とすことも無かったろうに」ククク

不知火「そう…………なるほど……お風呂の中でコッソリ覗き見……その手が……ん?」

不知火「(ということはこの前司令は…………)」

不知火「…………………………………………………………………………コロス」ゴゴゴゴゴ

朝潮「おお怖い怖い」

不知火「……というか、ナチュラルに心を読まないでちょうだい」

朝潮「セックス教に入れば、心を読むことくらいたやすいのですよ」

今日はここまで
早霜の中破絵を見ると元気になるなァ弟ォ!下着が見えるから、生きることを実感できる!!


・持ってない艦(キャラ安価で選べない艦)
大鯨・矢矧・酒匂・大淀・秋月・鬼怒・天津風・磯風
野分・舞風・朝霜・清霜・プリンツ・U-511 ・天城・雲龍・香取
ローマ・高波・海風・瑞穂・風雲・TERU

持ってない艦は、キャラとか把握できてないからいい加減に書いても持ってる人に失礼だし、ただ単に書いてて俺が悲しくなるだけなので基本書きません


朝潮「あ、私はそろそろ出なきゃ」ザバッ

不知火「…………」

朝潮「いいですか不知火さん、いつも心にセックスを」

不知火「……とっとと去ね」

朝潮「はーい」


不知火「(私ももうすぐ出られる……そうなったらまずは……>>290)」


 1.提督に直談判
 2.陽炎に相談

1


不知火「やはりこのままあの覗き司令を放ってはおけない……!ここは直談判をしなくては」ザッパァッ

不知火「これはすなわち、早霜を助けることにつながる……よし、不知火、出撃!」ツルッ

不知火「え?」

不知火「(あ、石鹸を踏んで…………)」


ゴッ!


不知火「~~~~~~!!!!!」

不知火「し、司令めぇ……!お、覚えてろ、です……!!」ウルウル


・・・・・・

~執務室~


コンコンコン


不知火「司令、失礼します。お話が――」ガチャッ


 提督は何をしていた?……>>295

戦艦とイチャイチャ


不知火「(ん?司令、誰かと話をしているようね……)」

不知火「(早霜ではなさそう……)」ホッ

不知火「(誰かしら、真面目な声のトーンだからきっと真面目な話をしてそうね)」


 イチャイチャの内容……>>299


 話していた戦艦の型……そのレスのコンマ一桁
 0~1→金剛型
 2~3→長門型
 4~5→大和型
 6~7→扶桑型
 8~9→伊勢型
 ゾロ目→海外戦艦


イチャイチャとは(哲学)


・・・・・・


不知火「(真面目な話だとあまり割って入りにくいけど……なんの話でしょう)」ソー


提督「それでは、第54回早霜ぺろぺろ会議を始める」

長門「うむ、今回も実りある会議としたいな」

陸奥「……」


提督「まずはこれを見てくれ。青葉に盗撮させた早霜の泣き顔だ」

長門「おおぉ!!」

提督「今日の出撃で不知火が被弾した時に、トラウマを思い出したのだろう」

長門「不謹慎ではあるが……む、むむむむ……あああああ素晴らしい!」

陸奥「……」ハァ


不知火「」


提督「だが最近、俺達の早霜ぺろぺろに少し煩わしい奴がいる」

長門「件の不知火か」

提督「ああ。奴は早霜のことになると、いつも俺を目の敵にしているように感じる」

長門「普段はあんなにクールなのに、か?」

提督「このままでは俺達の活動の障害になりそうだ」

長門「まさか、不知火に何ができよう。よもや大井が北上にするように、早霜に手を出すわけでもあるまい」

提督「いいや奴は俺の邪魔をしてくる。俺の第六感がそう告げているのだ」

長門「なに……?」

提督「長門、俺達は世間一般の目で見れば犯罪者だ。早霜がかわいいあまり、覗きに盗撮にストーキング。果ては下着を拝借したこともある」

長門「これか……このパンツは常に懐に忍ばせている。これを持っていると、常にキラが付いている気がするよ」


提督「その事に、あの敏い不知火がいつまでも気付かないハズがない」

長門「なるほど……奴に対する対処が必要というわけか」


不知火「(な、んなの……この、集まりは……!)」

不知火「(てっきり私はただ、司令1人が早霜にそういうことを目論んでいるのかと思っていた……なのに、違った!)」

不知火「(闇は深かった!!)」


陸奥「あの、提督。でもやっぱり犯罪的なことをするのはいけないわ。知れば不知火じゃなくても怒るわよ」

提督「それは百も承知だ。だが、この胸に燃え盛る愛の炎は、消せぬのだ……!」

長門「そうだ!駆逐艦の中でも早霜はぺろぺろし甲斐がある!それが分からんか陸奥!」

陸奥「分からないわよ!というか、長門が『大事な会議がある』って言うからついてきたのに、なによこれ!」

提督「だから今日はお前もいたのか……てっきり早霜の可愛さに気付いたのかと」

陸奥「違うわよ!!」


不知火「(これは、非常にマズい……こんなのに早霜が好意を寄せているなんて……というか、司令はそれに気付いているの?)」


提督「そうそう、さっき早霜に食事に誘われた。ディナーというやつだ」

長門「なにぃ!?ず、ずるいぞ提督!私も食べたい早霜の手料理!!」

提督「はははは、感想だけ食わせてやるよ」

長門「ぐぬぬぬぬぬ!」


不知火「(クッ……早霜に教えてあげなくちゃ……司令はとんでもない変態だということを!)」

不知火「(そうだ、早霜に気付かせた上に司令から離せば……立派なNTRでは!?多分!!)」


陸奥「はぁ……私、帰るわ」

長門「なんだ陸奥、これから早霜の寝言集を聞いて早霜グッズの販売情報を見るんだぞ?」

陸奥「…………くれぐれも早霜に変な手出しはしないでよね。長門型の株が下がったら、私まで変態扱いされそうだし」

不知火「(あっ、こ、この場から離れなきゃ!)」タッタッタ


・・・・・・

~廊下~


不知火「ハァッ、ハァッ……なんてこと」

不知火「(しかも早霜、今日の夜に司令をディナーに誘っている……おそらく2人きり!ということは……)」


提督『ぐへへへへー!料理と一緒に早霜も食べちゃうぞー!!』

早霜『いやぁぁ!助けて不知火さーん!』

提督『ん~?ここは正直よのう!正直よのう!!』

早霜『アンアーン!』


不知火「( ま ず い !)」


不知火「早霜ー!!」

早霜「はいっ!?」

不知火「えっ!?」クルッ


早霜「な、なんですか……?」

不知火「…………いたの」

早霜「はい……」

不知火「…………」

早霜「…………」


早霜「あ、あの……」

不知火「な、なに?」

早霜「今日の夜……まぁ1時間後くらいですけど、空いてます?」

不知火「えっ?」

早霜「不知火さんに、お礼……したくて」


・・・・・・

~中庭~


不知火「(芝生の上にキャンプ用のテーブルと椅子が置かれている……ということは、ここでご飯を?)」

早霜「ここ、明かりがあって夜になっても明るいから好きなんです」

不知火「そうなの」

不知火「(なるほど、私はディナーに招待されたというわけね……)」チラッ

提督「ほう、なかなか趣のある……」

不知火「(司令共々……)」ハァ


不知火「(まぁいいわ。これで司令を監視できる)」


不知火「……」

提督「よっ、と」

不知火「(丁度私と司令が向かい合う形に座った……)」

提督「なんだ不知火、いつもに増して視線がキツいぞ」

不知火「そうですか?」ジロッ


早霜「それでは、ちょっと待っていてください。運んできますので」タッタッタ

不知火「(早霜が厨房からこの中庭に料理を運んでくるまで少し時間がある……よし)」

不知火「司令」

提督「ん、なんだ?」

不知火「(ここで一発、司令に釘を刺すわ)」

不知火「(とはいえどんな風に切り出そうかしら……)」


 >>310

 1.単刀直入に
 2.少し回りくどく


不知火「最近、早霜が司令のことをよく話します」

提督「俺の?はは、変な話だったりしないよな?」

不知火「はい。司令は優しいとか、一緒に居て安心するとか」

提督「ほぅ、悪い気はしないな」

不知火「私も、早霜の事は好きです。彼女には幸せになってもらいたい……」

提督「…………」

不知火「私の言いたい事、分かりますか?」

提督「いや」

不知火「……早霜が将来誰かと結ばれるなら、私は、まともな男性が良いと思っているんです」


提督「話が一気に飛んだな」

不知火「飛んでいませんよ」

不知火「早霜と結ばれる人は、盗撮や盗聴やストーキングなんかをしない男性であるべきだ。そう思うだけです」

提督「……」ピクッ

不知火「(反応した……ふふっ、長年秘書艦をやっているから分かります。あなたは隠し事が下手)」


不知火「ここまで言えば、分かりますよね?」

提督「不知火……やはり、俺の最大の障壁はお前だったか」

不知火「あなたこそ、私の最大の邪魔者です」

提督「…………」

不知火「別に、早霜が好いているのが普通の人なら構いません。しかしそんな犯罪チックな趣味を持った人に早霜は到底任せられません」

提督「ははは、面白いことを言う。お前は早霜のお母さんか?」

不知火「違いますが、早霜は大切なんです」


提督「ふむ……ならば、俺がそれをやめなかったらどうする?」

不知火「早霜に全てを話して、あなたを軽蔑してもらいます」

提督「なるほどな……そううまくいくかな?」

不知火「えっ……?」


早霜「お待たせしました……って、随分ギクシャクしたムードですけど、何かありました?」

提督「いや、何もないよ。おっ、美味そうだなぁ!なぁ不知火?」

不知火「ええ。とてもおいしそうです。ビーフシチューですか?」

早霜「はい。>>317さんに作り方を教わりました」

磯風

 磯風未着任なので安価下にしますすまねぇ……


早霜「はい、たまたま厨房に居た比叡さんに」

提督・不知火「ッ!!!!!!!!!!」

早霜「この前他の鎮守府との交流会で意気投合した磯風さんに秘伝のレシピを教えてもらったのだとか」

提督「(ば、馬鹿な……比叡は厨房を出入り禁止にしたハズ!!)」

不知火「(鳳翔さんは何をやっていた!!)」

早霜「?どうしました……?」

不知火「い、いえ……(こ、心なしか……シチューからオーラが……)」

提督「…………」


早霜「はい、不知火さん」コトッ

不知火「あ、ありがとう……」

早霜「司令官も」コトッ

提督「お、おう……」


早霜「さぁ、召し上がれ」ニコッ

不知火「…………(ぐ、ぐおおおおお!!!!)」ガシッ

提督「(なっ、不知火!食うのか!?それを!!)」

不知火「(早霜の作ったものなら、私にとってそれは世界三大美味ィィィ!!)」パクッ


 早霜の作ったシチュー……直下
 コンマ一桁奇数→意外とおいしい
 コンマ一桁偶数→意識が飛びそうになる


不知火「」ガクッ

提督「(不知火ィィィィィ!!)」

不知火「ぉ、おっ、ぉ……」ガクガク

不知火「お、いしい……わ……」ニコッ

早霜「本当ですか!?」パァァ

不知火「え、えぇ……」


提督「(な、なんて奴だ……気合で、比叡の料理に打ち勝った……だと!?)」

提督「(いや、比叡はあくまで手伝い……しっかりと早霜が作ったからこそ、比叡のマイナス要素を少しでも和らげたのか!)」

提督「(ならば俺も……!)」パクッ


 提督は……直下
 コンマ一桁奇数→卒倒
 コンマ一桁偶数→トイレに逃走


提督「ッ!!!?!!??」ピキューン

提督「ドド、ドイ゛レ゛!!」ダッ

早霜「司令官?」

不知火「(ば、馬鹿め司令……!早霜を本気で思っているなら、これくらい食べずして、なにがぺろぺろかぁ!!)」バクバク

早霜「不知火さん……そんなに急いで食べたら詰まらせますよ……」

不知火「大丈夫!おいしい!!おいしい!!」バクバク

不知火「司令の分も貰っちゃいます!」ガッ

早霜「あ、ちょっと!」


不知火「……………………ごちそう、さ、ま……」

早霜「は、はい……お粗末様でした……?」

今日はここまで


不知火「ありがとう早霜……またよろしく頼むわね。今度は早霜1人で作るべきだわ」

早霜「そんな、1人でなんて……」

不知火「大丈夫、自信を持って。もう比叡さんとかに教えを乞う必要なんてないわ。絶対に」

早霜「そうですか?……頑張ってみます」

不知火「(あとできれば人に振舞う前に味見してほしいわね……)」


早霜「じゃあ片づけますね」

不知火「私も手伝うわ」

早霜「ありがとうございます…………司令官、遅いですね。あの人からも感想聞きたいのに……」


提督「す、すまんな……トイレ混んでてさー」

不知火「(透けた言い訳を……)」

早霜「司令官……ど、どうでした?」

提督「えっ?」

不知火「早霜のシチューですよ」

提督「え゛!?」

早霜「…………」ドキドキ

提督「………………あ、そ……そうだなー……」

提督「>>335

陽炎や衣笠も呼ぼう


提督「お、美味しかったぞ……」

早霜「ほ、本当?」

提督「ああ。この上なくな」

不知火「(チッ)」

提督「そうだ、こんなに美味しい早霜のシチューだ。もっと他の人にも食べてほしくないか?」

早霜「他の人に……?しかし、私は司令官に食べてもらえたら、それで……」

提督「何を言っているんだ!勿体ないじゃないか!早霜、そのシチューをもっと広めるべきだ!例えば陽炎や衣笠とか!」

不知火「!?」


早霜「陽炎さんに衣笠さん、ですか……?」

不知火「ちょ、ま……」

提督「最近お前が2人に世話になったと盗み見…………人に聞いてな。どうしてこの場に呼ばなかったのかと不思議に思っていたくらいだ」

早霜「…………確かに」

不知火「ええっ!?」


早霜「(本当は司令官だけを呼んでいたのだけど、急に恥ずかしくなって不知火さんも呼んだ……なんて言えないわ…………でもなんで不知火さんだったのだろう、頭に一番に浮かんでしまった……)」

提督「(フハハハ、不知火に味方する2人も地獄に落としてやる!!)」

不知火「(この外道がああぁぁ!!)」


提督「俺達がこんなに幸せになった味だ。不知火なんて食い意地張って全部食っちまったみたいだけど、まったく同じのを作って2人に振る舞えばきっと喜ばれるぞ!」

早霜「そうですね……2人にはお世話になりましたし、そうしてみます」

不知火「いやいやいやいやいや、2人は確かシチュー嫌いだったはずよ。違う料理の方がいいと私は思うわ」

早霜「え、そうなんですか?じゃあ他の料理を……」

提督「いや、お前のシチューは天下一品だ。シチュー嫌いな奴がシチュー好きになってしまうくらいに美味い。自信を持て」


不知火「司令、黙っていてください!」ギリギリ

提督「貴様こそ黙っていろぉぉ……!」ギリギリ

早霜「そうですか………………では、>>341


 1.同じシチューを作って2人に振舞う
 2.違う料理を作る

1


早霜「分かりました。司令官の言葉を自信剤として2人にも恩返しします」

不知火「待って!本当に!早霜は違う料理にも挑戦する必要があるとおもうの!!」

早霜「ありがとうございます。でも、不知火さんがいつになく思い切りのいい食べ方をするほどのシチューなら、2人にも気に入ってもらえるはずなんです」

不知火「(あああああああああああああああ!!!!)」


・・・・・・

~陽炎型の部屋~


陽炎「ねぇねぇ、なんか明日早霜が私にご馳走してくれるんだって!楽しみ~!」

不知火「そ、そう……」

陽炎「悪いわねぇ、不知火を差し置いて私だけ」フフン

不知火「い、いいのよ……」

不知火「(私は悪くない……私は悪くない……)」


不知火「(にしても、司令め……あの変態行為をやめない限り、早霜は渡せない……)」

不知火「(なんとか早霜に司令を諦めてもらうか、それとも司令を矯正するか……はぁ)」

不知火「(まぁ、その辺は追々………………ッ!!)」


 不知火を襲った比叡from磯風レシピの後遺症……>>346

セックス教に目覚めてしまう


不知火「うぅ…………!か、体が、熱い……!?」

不知火「ま、まさか……磯風レシピを使った比叡さんの……のろ、い……!」

不知火「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ジタバタ


陽炎「ちょ、ちょっとどうしたの!?」

谷風「どうしたどうしたー!」

雪風「メシマズのキスを感じちゃいます!」

不知火「(丁度部屋に居た姉妹達……)に、逃げて……」

陽炎「はぁ?」

不知火「わ、私は……このままでは、私は、私でなくなってしまう!!」

谷風「何言ってんだい!?マジで!」


不知火「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」ガクッ

陽炎「不知火!」

谷風「あ、姉御、大丈夫かい!?」


不知火「………………」スクッ

雪風「た、立ち上がっ――」

不知火「あら、どうしたの3人とも。こんな夜に騒いで」

陽炎「騒いでって、あなたが……」

不知火「そうだわ、せっかくだから私と遊んでいきましょう」

谷風「お、おい姉御どうしちまったんだよ……発狂したかと思ったら急に冷静になって」ヒソヒソ

雪風「知らないよぉ……」ヒソヒソ


不知火「とっても気持ちのいい遊びをしましょう」

陽炎「遊び?」

不知火「………………ぷっふふふふ……セックス」

谷風「へ?」ポカン

不知火「セックス……セックス……!みんなセックスし続けろ!」

不知火「激しく、もっと激しく!!」


陽炎「えええぇぇ!?」

谷風「不知火の姉御がおかしくなっちまったぁぁぁぁ!!」

雪風「ひぃぃぃぃぃ!!」

不知火「ペニスとヴァギナを擦り合って、愛液と精液を混ぜ合って、肉と肉がとろけ合うまで交わり続けなさい!」

雪風「意味不明な単語がいっぱいですぅぅぅぅ!」

陽炎「ちょ、ちょっと不知火!妹に変なこと言わないで!」ガシッ

不知火「放せよ!人殺し共!!」

陽炎「ちょ、何よその言いがかり!?」


谷風「なぁ陽炎の姉御!不知火の姉御、何か変なものでも食ったんじゃねぇのか!?」

陽炎「変なものぉ?まぁ夕飯に顔を見せなかったのは変だと思ってたけど……と、とにかく雪風は避難して!ここは私が!」

雪風「じゃ、じゃあ雪風、誰か呼んできます!」

陽炎「頼んだわ!」

陽炎「(幸運の雪風のことだから、きっとこの状況に最適な人を連れてきてくれるはず……!)」


谷風「な、なぁあたしゃどうすれば……」

陽炎「谷風も手伝って!なんか今の不知火、凄い力で……って、きゃっ!」ドサッ

谷風「なっ、姉御!(陽炎の姉御が突き飛ばされた!)」

不知火「セックスさせろって!」ザッ

谷風「ひっ!?く、来るなぁ!」

不知火「セックス!」ビリィィッ

谷風「ひぃぃぃぃ!服があぁぁ!!」


不知火「大丈夫……大丈夫よ。セックスすれば何事もうまくいく……あのね、さっきある人に言われたの。常に性欲に身を任せていればいい、常に心にセックスを……って」

不知火「その通りだわ」

谷風「誰だいそんなとんちんかんなこと言った奴ぁ!!コマ切れにしてやる!」

不知火「さぁセックスしましょう……交わり、啜り、喘ぎ、快楽と悦楽に溺れた堕落した日々を送りましょう……」

谷風「ひぃぃ……!な、なぁ姉御、わ、私達姉妹じゃないか!姉妹で、そんな……ま、間違ってるって!」

谷風「今ならさ、他の姉妹にも黙ってるから!ね!?お、お願い……ま、まだ処女だし……そんな」

不知火「思えば初めてあなたの中破した姿を見た時、あなたはこうして無理やりされる要員なのではと思っていたわ」

谷風「な、なに言って……」


不知火「セックス!!」ガバッ

谷風「ぎゃあぁぁぁぁ!!」


バンッ!


雪風「連れてきましたぁ!」

陽炎「ゆ、雪風ぇ!」

雪風「とりあえず廊下を通りかかった>>356さんを連れてきましたよ!」

神通


神通(浴衣)「ど、どうしました……?」

陽炎「じ、神通さんその恰好……」

神通「えへへ、最近秋祭りシーズンらしくて、提督がこの格好でいろって。ラフで過ごしやすくてちょっと気に言っちゃって」

陽炎「駄目よ神通さん!そんな色っぽい恰好で来たら!!」

不知火「ッッ!雌の臭い!」クルッ

神通「……不知火、さん?」

不知火「大変なんです、谷風が具合悪そうで……」

神通「谷風さんが?どうしました」タッタッタ

陽炎「あっ、ちょ!今不知火に近付いたら!」

不知火「クッ、ククククク……飛んで火にいる……セックスの虫!!」ガバッ

神通「え、きゃっ!」


 ×神通「えへへ、最近秋祭りシーズンらしくて、提督がこの格好でいろって。ラフで過ごしやすくてちょっと気に言っちゃって」
 ○神通「えへへ、最近秋祭りシーズンらしくて、提督がこの格好でいろって。ラフで過ごしやすくてちょっと気に入っちゃって」


不知火「ふふふふふふ!セックス!軽巡とセックス!」バッ

神通「ちょ、ゆ、浴衣乱暴にしないで!」

不知火「うなじ!鎖骨!セクシー!!」

神通「きゃっ、そ、こは……!」

不知火「うへへへへへ……そろそろいただきますね…………神通さんの気弱オ○ンコ!」ガバッ

陽炎「み、見ちゃだめよ雪風」ガバッ

雪風「うわぁぁぁ!み、見えないぃ!」

陽炎「(不知火が神通さんの浴衣の下に手をかけた……確実にこれからは子供にはぁぁ……!)」


 神通の目は……>>361

 1.涙を浮かべていた
 2.鋭い眼光を放っていた


不知火「うひひひ、さぁその綺麗な太ももと対面……!」

不知火「ん?(なんか、神通さんの腿に硬いのが……)」パサッ


ピヒャン!!


不知火「ッッ!!ぐ、あぁぁぁっ!!目がぁぁ!」

神通「油断しましたね、仲間の武装も忘れるとは」

不知火「な、にぃ……!」

陽炎「あれは、探照灯!」

神通「浴衣の下に隠しておいたんですよ。もしもの時のために」

陽炎「ひゅ、ヒューッ!!」


不知火「え、ええぃ!!油断!?ちがぁう!!」

不知火「目晦ましなど!これは、余裕というもんだぁ!!」

神通「ハァァッ!!」ドゴォッ

不知火「ごっふぅ……!」

神通「恥を知りなさい、俗物!」バキィッ

不知火「ぎゃあぁぁぁ!!」


陽炎「ふぅ……なんとかなったわね。流石雪風」ナデナデ

雪風「なんで雪風撫でられてるんですか?」

陽炎「よくやったからよ」

雪風「なんだか知らないけどよかったです!」


陽炎「あ、そうだ谷風!」

谷風「う、うぅ……」

陽炎「大丈夫……よね?」

谷風「あぁ……まぁ、なんとか。服破かれた程度さぁ」

陽炎「よかったわ……まったく、とんだ人騒がせね不知火は」

谷風「不知火の姉御、どうしちまったんだろうな」

陽炎「さぁ……ま、神通さんのお仕置きで治るんじゃない?」


神通「姉さんに隠れがちだけど、私も火力には自信があるのよ!!」ギギギギ

不知火「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ゛!!し、死ぬぅぅ!!」

神通「頭を冷やしなさい!!」ベキョッ

不知火「ぎにゃあぁぁぁぁ!!」大破!


・・・・・・

~同時刻・朝潮型の部屋~


朝潮「え、毒電波?まさかあなたも興味が!!?」

朝潮「私この電波の話をするのが大好きなんですよ。まぁいわゆる自慢話で恐縮ですけど」

朝潮「毒電波とは 空から降り注いで人を狂わせたり、おかしな行動をさせたりする――言葉通り毒のような電波の事」

朝潮「目には見えないし、知らないうちに脳内に侵入するから防ぎようが無いんです」

朝潮「元々、人間の意思とか感情とかは電気信号の集まりでしょ。毒電波はそれを歪め汚染してしまう力を持っている……」

朝潮「どうです、面白いと思いません?人間の心が外から歪められてしまうなんて……ぬへへ」


満潮「さっきからヤッバイ寝言言ってるんだけど……大丈夫なの?」

荒潮「へーきへーき……ふわぁ……眠くなってきちゃったわ」

霰「んじゃおやすみ」


・・・・・・

~数分後・陽炎型の部屋~


不知火「うーん…………ハッ!」

神通「気が付きましたか?」

不知火「神通さん…………いっつつ……って、なんで私、こんなにボロボロ……」

神通「覚えてないの?」

不知火「え、何のこと……って、谷風大丈夫!?」

谷風「ひっ……!」中破時の顔

不知火「…………もしかして私、何かありました?」

陽炎「まぁね。でもまぁ今は大丈夫なんだし、気にすることもないかも(本当の事を言ったら不知火が自沈しそうだし)」


雪風「セックス!」

一同「!?」

雪風「さっきのお姉ちゃんの真似ですー!」

不知火「…………え」

陽炎「なんでもないのよなんでも!!(バッカヤローーーーー!!)」


・・・・・・

~翌日・昼~


陽炎「んっふっふ、今日は早霜からランチのお呼ばれ~」

不知火「…………」

陽炎「悪いわね、じゃあ行ってきまーす!」

不知火「いってらっしゃい……」

谷風「あ、あの姉御……」

不知火「なに?」

谷風「ひっ!」ビクッ

谷風「き、昨日の事、気にしてないから思い出さなくていいからー!」タッタッタ

不知火「…………本当に、何があったの……」


・・・・・・

~中庭~


不知火「…………」コソコソ

不知火「(やはりあの料理を2人に出すのかしら……)」


陽炎「あれ、衣笠さんも?」

衣笠「うん。日頃のお礼だーって」

陽炎「ありゃりゃ、同じ理由だわ」

衣笠「早霜ちゃんも律儀よねぇ」


不知火「(…………あの2人はレシピについて知らない……急にあの味に遭遇して、無難なリアクションが出来るハズがない……!)」

不知火「(なんとか、早霜を救わなければ!)」

不知火「(とはいえ大っぴらにそのシチューは出来損ないだ食べられないとかは言えないし……ううう……)」


早霜「お待たせしました」

陽炎「おっ!おいしそうなにおい!ビーフシチュー?」

早霜「はい。お2人はシチューが苦手と聞いていたのですが、どうしても食べてほしくて……」

衣笠「え?私普通にシチュー好きだけど」

陽炎「私もよ?」

早霜「えっ?」

2人「えっ?」


不知火「(やっべ)」

早霜「…………?ま、まぁいいです。どうぞ召し上がってください」コトッ

衣笠「ん~グッドスメル……じゃあ見た目通り、いやそれ以上の味を期待して!いざ!」パクッ

陽炎「いっただっきまーす!」パクッ

不知火「(あああああああ…………)」


衣笠「………………」

陽炎「………………」

早霜「……」ドキドキ


コトッ


早霜「え、2人ともスプーンが落ちて……」


 衣笠と陽炎に起きた異変……>>375
 今日はここまで

セックス!!


衣笠「…………」

陽炎「…………」

早霜「2人とも……?」

衣笠「…………って」

早霜「えっ?」

衣笠「――ろって」

早霜「え、マリーンズ?」


衣笠「セックスさせろってぇぇ!!」ガバッ

早霜「えええっ!?」ドサッ


不知火「えええええーーー!?」


不知火「(は、早霜が衣笠さんに押し倒されて……!ま、マウントとられてる!)」


陽炎「うひひっひひひっひひひひひ、おらしゃぶれよ」グリグリ

早霜「ちょ、指っ……口に押し込まないでっ!ンッ……!」モガモガ

陽炎「ンンン~~~~マーベラス!」

衣笠「あああぁぁ~~セックス!セックスのことなら衣笠さんにお任せってねぇぇぇ~~!」

早霜「せっ……!な、なにを!」

衣笠「カマトトぶってんじゃないよ!セックスは真理、セックスは万理!女同士だろうとセックス!!」

陽炎「セックス!!」

早霜「ひ、ひいぃ……!」


不知火「(あの2人……まるで朝潮みたい…………まさか、あの磯叡シチューのせい!?だとしたらあの2人は正気じゃないのね)」

不知火「(マズい……このままでは、早霜が汚される…………)」

不知火「(相手は姉に重巡……助けられるの?…………いえ、助ける……助けてみせる!)」


衣笠「ひひひ、さぁて、早霜ちゃんのしもしもはどうなってるのかな~~~?」サワッ

早霜「ッ、い、いや……」

衣笠「おーおー嫌よ嫌よもってねぇ~~」

陽炎「セックス!!セックス!!」

早霜「た、助けて……!>>!」


 1.不知火さん
 2.司令官

指定ミス 安価直下


不知火「(早霜、今助けます!!)」ダッ

早霜「司令官、助けてぇ!」

不知火「ッッ……!」ピタッ

不知火「(な、なんで……司令を……呼……)」


衣笠「うん?不知火ちゃん、今男の名前を呼ばなかったかぃ!?」

早霜「助け、しれいか……」

衣笠「濡れ場でなぁ!恋人や好いた男の名を呼ぶときというのはなぁ!寝取られそうなヒロインがぁ、甘ったれていう台詞なんだよぉ!!」

陽炎「うううぅ……!も、もう辛抱堪らんわ!早くやらせて!!」ガバッ

衣笠「ちょ、陽炎ゥ!邪魔するというの!」

陽炎「さっきの押し倒しといい、カッコつけるだけでセックスの下手な衣笠さん!私が盛り上げてあげるよ!!」

衣笠「陽炎ゥゥ……!よくもほざいたなぁ!!」


不知火「ッ!(2人が言い争って動きが止まった……!た、助けるなら……今だけど……!)」

不知火「(私が……助けていいのかしら……)」

不知火「(で、でもここで助けないと……!)」


 不知火は……>>397

 1.もたもたしていた
 2.すぐに助けた


不知火「(うぅ……にしても、私を呼んでくれなかった……しかもよりによって司令を……)」ズーン

不知火「(……って、だめだめ!早く助けないと!)」

不知火「(…………はぁ)」


衣笠「おっと、目の前の諍いに囚われてメインディッシュを忘れるところだったわ」

陽炎「ん?あー!そうだった!」

衣笠「陽炎ゥ、私達はセックスに目覚めた同志。多少のズレは受け入れていきましょうよ」

陽炎「ふふっ、そうね……今は」ジュルリ

早霜「ひっ……!」

衣笠「おいしそうな駆逐ガールをいただきまぁ――す!」


不知火「(って落ち込んでる場合じゃなかった!!早霜ォォ!!)」

>>401「待てぇぇぇぇーーーーーい!!」

 
 シオイではない 鎮守府に居る人のみ

比叡


比叡「しばらく!しばらくしばらくしばらく!!しばらくぅーーー!!」

衣笠「あ?」

陽炎「比叡さん……?」

早霜「ひ、比叡さん……!」

比叡「早霜ちゃんゴメン!」

早霜「へ?」


不知火「(な、なにが起きているというの……)」


比叡「昨日教えたレシピね、実はアレ未完成なやつだったの!」

早霜「そ、そうだったんですか……って、見てないで助けてください……!」

比叡「え?そういえばなにしてるの3人とも」


早霜「ふ、2人が急に襲い掛かってきて……」

衣笠「そうよ、私達は今お楽しみ中だから邪魔しないでよ!」

比叡「いや、どう見ても嫌がってる早霜をイジメ………………ハッ!!そういうことかぁぁぁ!!」

陽炎「え?」


比叡「早霜ちゃん……やっぱりそれは私の責任…………未完成なシチューを食べさせられて、2人は怒っているのよ!!」

早霜「怒って……?」

比叡「そう!2人を鎮めるにはただ1つ!この私特製の食材をシチューに投入するしかない!!」


不知火「(比叡さんがバッグからなんかよくわからないオーラを放つなにかを取り出した……)」


比叡「ほらほらー2人とも席に戻って!」ガシッ

衣笠「んなっ!?」

陽炎「ちょ、放して!!」ジタバタ

早霜「た、助かった……?」


衣笠「くそおお重巡のこの私がぁぁ……!戦艦にはかなわないというのかぁ!!」

陽炎「セックス!セックスさせろぉ!!」

比叡「はいはい、座って座って」

比叡「よし、2人のシチューにこの食材を入れて……ちょっと混ぜて…………っと」グッチョグッチョドッボベギョ


不知火「(シチューからヤバい音が……)」


比叡「ほら、これで真・特製シチューの完成です!」

衣笠「…………チッ、ここは従っておくわ」

陽炎「食い終わったら続きをやってやるわ……ひひひ」

早霜「ッ……」

衣笠「あーん」パクッ

陽炎「あむっ」パクッ


 ドサッ


衣笠・陽炎「」ピクピク

比叡「あれ、2人ともどうしちゃったのー?」

不知火「(さ、流石比叡さんのポイズンクッキング……って、もう流石に早霜のところにいかないと!)」


不知火「早霜!」タッタッタ

早霜「不知火、さん……?」

不知火「この惨状は……?」

早霜「え、あ…………なんか、衣笠さん達が急に襲い掛かってきて……それを比叡さんに……」

不知火「そう…………比叡さん」

比叡「ん、なに?」

不知火「2人は多分、あまりの美味しさに気絶しちゃったんですよ。ドックに連れて行ったら目を覚ますかもしれません」

比叡「ほーそうだったのね!でもなんで美味しいと気絶?」

不知火「本当に美味しいと気絶して元に戻らなくなっちゃうものなんです。早く連れて行ってあげてください」

比叡「なるほど……うん、分かった!」

衣笠・陽炎「」ズルズル


早霜「………………」

不知火「早霜、大丈夫?服が乱れているけれど」

早霜「え?…………あっ」カァァ

早霜「す、すいません……」

不知火「いえ……」


不知火「それにしても、比叡さんが来てくれるなんて運がよかったわね」

早霜「はい…………比叡さん、>>411


 1.私を助けてくれた(ポッ)
 2.今度ちゃんとしたレシピを教わらなきゃ

2


早霜「比叡さんのあの食材……今度ちゃんと教わらなきゃいけませんね……」

不知火「え゛」

早霜「美味しさのあまり気絶するという比叡さんのレシピ……私も食べてみよう……」スッ

不知火「(んなっ、早霜が残ったシチューに手を……!うおおおおおお!!!!)」

不知火「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」バクバクバク

早霜「ちょ、不知火さん!?」


不知火「………………」ゴクッ

不知火「……………………あ、あまりに美味しそうだから、た、べて……しまった、わ……」

早霜「ええぇ……」

不知火「ひえ、さん、には……ま、また今度……教えて、もらいな、さい……」フラフラ

早霜「不知火さん、どこへ?」

不知火「ちょっと、と、トイレ……」

早霜「そうですか……?」


・・・・・・

~廊下~


不知火「……う、ゴフッ」フラフラ

不知火「これで……早霜は、守られた……」

不知火「誰に、知られることが無くても……早霜が、無事なら……うっ」ドサッ


不知火「はぁっ……はぁっ…………もう……ここまでかしら……」

不知火「すこし、無理をしすぎた、みたい……」

不知火「早霜…………」

不知火「まだ、まだ……心配だわ……早霜、守って……あげ……ない、と……」

不知火「私、が……………………」ガクッ

一旦此処迄


 ごめんなさいここまでじゃなkった


・・・・・・


不知火「……………………はっ……!」パチッ

不知火「ここは…………医務室?」

不知火「誰かが運んでくれたのかしら……」


 運んでくれたのは……>>↓3


 ここまで


朝潮「あ、気付きました?」

不知火「朝潮……!」

朝潮「あ、動かない方がいいですよ。まだ腸に比叡さんのが残ってるかもしれませんから」

不知火「……どういうこと?それに、さっきまで感じていた死の感じがしない……なにかしたの?」

朝潮「セックスの前にはすべて曝け出されます。例えば、あなたが比叡さんの料理を食べたことは、あなたを廊下で見つけた時、お腹に手を当てて分かりました」

朝潮「本当は見捨ててもよかったんですが、不知火さんも大切な鎮守府の艦娘……ましてや秘書艦ですからねぇ」

朝潮「急いでセックス教の秘奥義を使いましたよ」

不知火「ひ、秘奥義……?」

朝潮「はい。とあるツボを押し、体中の生命機能を促進させる…………例えば、擦り傷は放っておくと治るでしょう?それは体の再生機能です。その機能を最大限に引き出し、あらゆる傷を治す。それと同じく……」

不知火「…………なんで黙るの」


朝潮「…………今回は、私のその奥義で……不知火さんの消化器官の動きを活発にし、比叡さんの料理を体に吸収されるまもなく強制排泄させました」

不知火「!!?!??!?」

朝潮「私も迷惑してますよ。スカの趣味は無いというのに……あ、ちゃんとトイレで行ったので誰にも見られてませんよ」

不知火「こ、殺してやる……!殺してやる!!」

朝潮「命の恩人に向かってなんだその口の利き方は!!」


朝潮「セックスはただ性交するにあらず。人の身体を理解し、活かしも殺しもする――いわば人体を完璧に理解した教えです」

朝潮「ね、不知火さんもセックス教にどうですか?」

不知火「……遠慮しておくわ。というか、そんな大層なものだったのね」

不知火「よ……っと」


朝潮「どこに行くんです?」

不知火「帰るわ。助けてくれたことにはお礼を言います。が、これ以上変な宗教に巻き込まないでね」

朝潮「……クックック、まぁいいでしょう。既にあなたの中にはセックスの心が息づいているようですし」

不知火「馬鹿な事を言ってないで。それじゃ」

朝潮「はいはーい」


不知火「(相変わらず変なの……まぁ助けてくれたことには素直に感謝しているけれど)」


・・・・・・

~夜・廊下~


不知火「さて、体の調子も戻ったことだし、どうしようかしら。お腹も空いていないし……」

不知火「そういえば陽炎達、大丈夫かしら……?」

不知火「早霜も気になるし……それに、司令も」

不知火「今は…………>>426


 1.ドックに行きましょう
 2.執務室に行きましょう
 3.自室(陽炎型の部屋)に行きましょう

3


不知火「まぁあの2人は別にいいかしら……今日はもう部屋に帰りましょう」


・・・・・・

~陽炎型の部屋~


不知火「ふぅ……」ガチャッ

時津風「おかえりおかえり~」

谷風「ひっ……!」

不知火「あら、2人だけ?」

時津風「ううん、ほらそこ」

不知火「……?」

早霜「あ、おかえりなさい……」

不知火「は、早霜……!!?」


不知火「な、何故ここに?」

不知火「(って、また私変に緊張して……り、リラックスよリラックス。私から壁を作ってるように相手が感じちゃうわ)」

早霜「いえ……陽炎さんはいるかなと思って……」

不知火「陽炎?」

早霜「比叡さんいわく、私の出した料理が未完成だったから……謝りたくて」

不知火「(あの設定信じちゃってる……というか、料理が未完成だったくらいで襲い掛かって来るって相当よ)」


早霜「でもまだドックに居るようですし、私邪魔なので失礼しますね」

時津風「ええ~せっかく来たのに帰っちゃうの~遊んでこうよ~」

早霜「えっ、そんな悪いですよ……」

不知火「(ッ、そうだわ時津風ナイス!)」

不知火「そうね。どうせ陽炎ももうすぐ帰って来るでしょうし、遊んで待っていましょう」

早霜「不知火さんまで……」

不知火「谷風もそう思うでしょう?」

谷風「ひぃっ!あ、は、はい……姉御……あ、いえ……お姉さま……」

不知火「…………?ど、どうしたの谷風。変な物でも食べた?」

谷風「い、いえ!」


早霜「…………分かりました。皆さんがそう言うのなら、少しゆっくりさせてもらいますね」

不知火「そう構えなくていいわよ」

谷風「それで時津風、何すんだい?」

時津風「え、時津風が決めちゃっていいのー?」

不知火「いいわよ」

時津風「やったやった!じゃあね~>>432して遊ぼうー!」


 室内の遊びのみ

レスニング

レスニングとはなんぞか  レスリングでいいのですか?>>432

とりあえず0時10分まで待ってなんもなかった場合、0時10分以降もっとも早かったレスを採用します

穴掘って埋まりたいぐらい恥ずかしいわ
レスリングで頼む


 >>438了解


時津風「レスリングしよーよー!」

不知火「……それ、この部屋でできるの?」

時津風「テーブルどかせばできるできるー!」

谷風「れ、レスリング……」

早霜「またダイナミックですね」

時津風「タイガージェット時津風だよー!」

不知火「(古ッ)」

谷風「誰だそれ」

早霜「私はブッチャー早霜……」

不知火「それはやめて」


谷風「でもレスリングってあれっしょ?霊長類最強とかいうのがチャンピオンのやつっしょ!?かぁ~燃えてくるじゃないかぁ!」

不知火「もしかして時津風……」

時津風「うん、この前テレビ見てたらね、強い強い人が優勝してたの」

不知火「やっぱり……まぁいいわ。駆逐艦の火力なら部屋を壊すようなことにはならないだろうし」

早霜「レスリングごっこ……でいいんですよね?初めてします……」

不知火「私もよ……」

不知火「(というか見た目と裏腹に早霜が乗り気でビックリよ)」


時津風「じゃあ早霜さん、やろーやろー!」

早霜「私ですか?」

時津風「うんー!」

不知火「ごっこなのだし、上に乗って3秒経ったら勝負ありということにするわよ」

時津風「はーい」


不知火「じゃあ……準備は良い?」

早霜「は、はい……」

時津風「負けなーい!」

不知火「…………はじめ!」


 勝敗……直下

 コンマ一桁奇数→時津風の勝ち
 コンマ一桁偶数→早霜の勝ち


時津風「えいーっ!」グググ

早霜「ッ……!」

不知火「(………………相撲ごっこだったかしら?)」

時津風「とりゃー!」

早霜「一直線な動きは時津風さんらしいですけど、えいっ」

不知火「(時津風のタックルを受け流した!?)」

時津風「わぷっ!」ドテッ

早霜「とうっ」

時津風「うわぁぁ!お、降りてー!」

早霜「不知火さん、カウントは?」

不知火「1、2、3……そこまで。早霜の勝ち」

時津風「うぅぅぅ~悔しいぃ~」

早霜「楽しかったですよ」フフッ


時津風「でもまだあるよ!トーナメントだから!」

不知火「え、そうだったの?」

時津風「そうだよそうだよ!丁度4人だし!」

早霜「なるほど……じゃあ次勝った人が決勝戦で私とですか」

不知火「ということは……次は私達ね」

谷風「えっ」ビクッ

不知火「(どうしたのかしら……)」


時津風「じゃあ次!不知火お姉ちゃん対谷風ー!」

谷風「お、お、おう!が、合点!」


不知火「お手柔らかにね」

谷風「は、はい……っ」ビクビク

不知火「(さっきからなんなのかしら……)」


時津風「2人とも準備はいいー?じゃ、はじめーっ!」


 不知火と谷風のレスリング、起こるハプニング……>>449

>>448


谷風「(うぅぅぅ……本人は覚えてないとはいえ……)」


<<不知火「セックスさせろって!!」>>
<<不知火「ククク、セックス、セックス!どいつもこいつもセックスし続けろ!!セックス!!!谷風ぇ、お前もセックス!犯してやる!!」>>


谷風「(あああああ!!)」

不知火「(谷風の目が怖い……)」

谷風「(で、でも……セックスがなんだってんだい!こっちは谷風様だー!)」

谷風「うおおおお!!」ダッ

不知火「えっ、ちょ速ッ!」


ドンッ!


時津風「おおっとー!谷風、お姉ちゃんを突き倒したー!!」


不知火「(た、谷風本気出しすぎじゃない!?)」

谷風「うわああぁぁぁっ!!」ブンブン


時津風「今度は谷風、腕を振りお姉ちゃんを組み伏せようとするー!どうですか解説の早霜さん!」

早霜「これは勝負が早く決まってしまうかもしれませんね」

時津風「自分から振ってあれだけど、早霜さんノリいいんですね」

早霜「今だけです……」カァァ


谷風「ああああ!!」

不知火「ちょ、いい加減に……!」ギロッ

谷風「ひっ!」ブォン

谷風「あっ」


ビリッ!


不知火「ッッッーーー!!」

谷風「ご、ごめん……スパッツ破いちゃっ――」

不知火「ッ、今!」ドンッ

谷風「ぎゃっ!」


時津風「なんとお姉ちゃん、谷風が動揺した隙を逃さず押し返したー!」

早霜「でもスパッツ大丈夫かしら……」


不知火「勝負は勝負よ、谷風」

谷風「ち、ちくしょう!油断したー!」ジタバタ

不知火「さぁ、せっかくだから……」

谷風「ひっ!(せ、セックスだから!?)」

不知火「(今とてつもない聞き間違いをされた気が……)」


谷風「せ、セックスいやぁ!助けてぇぇ!!」ジタバタ

不知火「ええっ!?っと、動かないの!」

谷風「犯されるぅー!!やめてぇ!お姉さま許してぇ!!」

不知火「本当にどうしたの!?」


時津風「1、2、3!カーンカーンカーン!勝負あり!不知火お姉ちゃんの勝ちー!」

早霜「谷風さんの動揺を見逃さない見事な逆転劇でした」


谷風「も、もう許してぇ……犯さないでぇ……」ガタガタ

不知火「(わ、私谷風に何したのかしら……後で聞いてみましょう)」


時津風「谷風谷風、次は3位決定戦だよ!」ポンポン

谷風「セックス……いや…………なんで谷風だけぇ……」プルプル

時津風「うーん……これじゃできないかぁ……よし、じゃあ次は決勝戦ー!」

不知火「いいの?」

時津風「うんー!2人の対決見てみたいなー!」

不知火「…………」チラッ

不知火「(もしかしてこれって、早霜とかつてないほど物理的に近づいているのかしら)」

早霜「よろしくお願いします」

不知火「え、ええ」

不知火「(…………スパッツ、丁度股間の辺りが破けててスースーするけれど……まぁ、大丈夫よね?)」


 不知火と早霜の対決、起こるハプニング……>>457

早霜の股間に思い切りダイブする不知火


時津風「じゃあ決勝戦はじめはじめーっ!」


早霜「じゃあ、いきます……」

不知火「はいそうですか……なんて、言わないわ!」ダッ

早霜「ッ(攻めてきた!)」

不知火「(ここは私の強さをアピールして頼りがいがあるのだというところを見せつけてやるわ!)」

不知火「(そうすればいざという時、早霜が呼ぶのは司令じゃなくて……私!)」


ツルッ


不知火「えっ?」

早霜「え?」

時津風「ああぁーっとお!お姉ちゃん、急に足を絡ませてもつれてしまったー!」


 勝敗とイベント……直下

 コンマ一桁奇数→不知火の勝ち
 コンマ一桁偶数→早霜の勝ち

 コンマ二桁目奇数→早霜の股間でクンカクンカしてしまう不知火
 コンマ二桁目偶数→早霜、不知火を引きはがそうとして指がスパッツに……

 今日はここまで


不知火「ああっ!」ドテッ

早霜「きゃっ!」ズテッ


時津風「お姉ちゃん、うまい具合にもつれこんだー!」


早霜「う、うぅ……ッ!(なるほど……間抜けに見せて油断させ、こうして上をとった……やりますね!)」

不知火「(ど、どうなってるの今…………ッッ!!!!)」

不知火「(こ、このパンスト、見覚えがある!そう、これは……早霜の股間!!)」


時津風「2人の体勢知ってるよ!ろくきゅーって言うんだって」

谷風「なにそれ?」

時津風「さぁ?潮ちゃんが『時代はろくきゅー』って言ってたから聞いてみたら教えてくれたの」


不知火「(く、早霜のいい匂いが、私の鼻腔を刺激する……!ずっとこのままでも…………って、駄目!早く抜け出さないと……!)」

早霜「ま、負けません!」グイッ

不知火「きゃっ!」ジタバタ


時津風「早霜さん、お姉ちゃんを引きはがそうと突き押すー!」


早霜「早く引きはがしっ…………ん?」ピチャッ

不知火「え、あっ……そ、こ……!」

早霜「え…………」チラッ

早霜「(ツルツルのスパッツの下腹部を押そうと思ったのに……不知火さんが暴れて……指が……別の場所に……!)」


つぷっ


不知火「っっっっっ~~~~~~~!!!!!!」

早霜「え、熱っ……ッッ!!?あ、あぁ……あ、……!」ワナワナ

不知火「きゃあああぁぁぁぁ!!」

早霜「ご、ごめんなさいーー!!」


・・・・・・


時津風「カーンカーンカーン!勝者、不知火お姉ちゃん-!」

不知火「うぅ…………うぅぅぅぅぅ……」カァァァ

早霜「………………」カァァァァ

谷風「どうしたんだ2人とも。それにさっきあね……お姉さまが変な大声出してたし」

不知火「な、なんでもないわ!」

不知火「(どうやらその……局部は、2人に見られてなかったようね……)」


早霜「あ、あの不知火さん……ほんとに……ご、ごめんなさい……」

不知火「い、いえ……別に…………気にして、ないわ」

時津風「あー楽しかった!」

不知火「そう?」

時津風「うん!」


ガチャッ


陽炎「ああぁ…………なんかひどい目に遭ったわ……」

谷風「姉御!」

時津風「あ、おかえりなさーい」

陽炎「ただいま。あら早霜」

早霜「あっ……陽炎さん」

陽炎「さっきはごめんね~!なんか食べてからの記憶が無くて……気付いたらドックに衣笠さんと一緒に入ってたのよ!」

早霜「そうだったんですか?」


不知火「(よかった……後遺症は無いようね……)」フゥ

早霜「(記憶が飛ぶほど怒り狂ってしまったのかしら……)」


早霜「ごめんなさい陽炎さん……あの料理、未完成だったらしいので」

陽炎「え、そうだったの!?」

早霜「はい……だから謝りたくて」

陽炎「ええぇ!?そんなのいいって!ご馳走してくれただけでこっちがお礼言いたいんだから!」

早霜「でも……」

陽炎「いいのいいの!じゃあまた今度早霜の料理食べさせて!ちゃんと完成したのをね」

早霜「……は、はい!」

陽炎「うんうん」ニコニコ

早霜「ありがとうございます……!」

不知火「(なんとか丸く収まったみたいでよかったわ……陽炎がこの調子ならきっと衣笠さんも同じような感じね)」


早霜「それでは、そろそろ私は部屋に戻りますね」

時津風「えーもうー?」

不知火「時津風、早霜にだって姉妹がいるのよ」

時津風「うう…………じゃあさ!また遊ぼう!」

早霜「はい。また遊びましょう」ニコッ

時津風「うんー!」

早霜「それでは、おやすみなさい」

谷風「おうさ、お休みー」

不知火「…………お、おやすみなさい」


ガチャッ、バタン


不知火「ふぅ……大変な1日だったわ」

陽炎「不知火も何かあったの?」

不知火「色々とね」


・・・・・・

~深夜~


雪風「しれぇ…………しねぇ!」Zzz

時津風「しれー…………しね!」Zzz

初風「く、首だけは……お許しを……」Zzz

浦風「兄ィ!……………………兄ィ!」Zzz

黒潮「あんっ、そこイジらんといて……」Zzz

浜風「守って、みせ、りゅ……」Zzz

谷風「もっと…………おかし……て」Zzz


不知火「(みんなの寝言がうるさい……)」

陽炎「うぅ……」

不知火「陽炎……?」

陽炎「あれ、起きてたの」

不知火「陽炎こそ」


陽炎「さっきまでドックで寝てたせいか寝れなくてねぇ」

不知火「私は寝たいのに寝れないわ……」

陽炎「あはは……」


陽炎「ねぇ、どうするの?」

不知火「…………?」

陽炎「早霜よ」

不知火「……どうするって……どうすればいいの?」

陽炎「いやぁ結構お助けしてきたし、そろそろ不知火の気も済んだかなぁって」

不知火「気が済むって……そういう問題じゃないわよ」


陽炎「不知火自身は早霜とどうなりたいの?」

不知火「はぁ?」

陽炎「な、なによその呆れ顔は……」

不知火「そりゃあ、仲のいい友達に、なりたいわよ……」

不知火「(あと司令の魔の手から救いたい)」

陽炎「じゃあそれを本人に言えばいい話じゃない?」

不知火「それが言えたら……」

陽炎「苦労はしない、ってねぇ……まぁ、そうよね」

不知火「とにかく、私は早霜を守るわ」

陽炎「まぁ……好きにしなさいな」


・・・・・・

~翌日・執務室~


不知火「…………」カキカキ

提督「うおおおおおお来い大鳳ゥゥゥゥゥ!!大型!大型!大型ァァァァ!!!!」

不知火「司令、もう資源がありません」

提督「なん、だと……?」

不知火「すべて3ケタ台になりました。あと度重なる出撃でバケツもありません」

提督「…………仕方ない。早霜に慰めてもらう」

不知火「!!!!?」


・・・・・・


早霜「司令官、早霜をお呼び?」

提督「ああ……早霜、俺を慰めてくれ……」

早霜「………………え?」

提督「膝枕して頭を撫でてくれ!」

不知火「何言ってるんですか」

提督「はい!このソファーで!」

早霜「あの……急なことで何が何やら……」

提督「頼むよ~~~!!」

不知火「早霜、そんなことする必要は無いわよ」


 早霜は……>>478

 1.膝枕した
 2.しなかった


提督「頼むよ!な!」

早霜「…………じゃ、じゃあ…………少しだけ」

提督「やったぜぇ!」

不知火「んなっ!」

提督「すまんな早霜」

早霜「いえ……その、気にしないでくださいね」

提督「ああ」チラッ

不知火「ッ!」

提督「……フッ」ニヤ

不知火「ギギギ……!!」


早霜「でも不知火さんの前で……少し恥ずかしいです」

提督「大丈夫大丈夫。居ないものとして扱えばいいさ」

不知火「(お、おのれ司令……!)」


早霜「では……どうぞ」

提督「おう…………うお、早霜の足スベスベだなぁ」

早霜「ストッキングはいてるから当然ですよ」

提督「そっか」ハハ

早霜「…………」ニコッ

不知火「(ぐぬぬ……!)」


提督「しかし、早霜に膝枕されてると安心するなぁ」

早霜「そうですか?……私も……少し嬉しいですよ」

提督「嬉しいのか?」

早霜「はい……なんか、まるで…………こいび――」

不知火「ウェッホン!ゴッホゴッホ!イーーーッキシ!!」

提督「うるさいぞお前!」

不知火「失礼」

早霜「大丈夫ですか?」

不知火「ええ。気にしないで」


不知火「(その台詞だけは言わせないわ!なんとかして早霜の目を覚まさせないと!)」

不知火「(……とはいえ、すぐ早霜に『この司令は変態だ』と伝えても信じてもらえるわけがない……ここは仲間を……!)」

不知火「(誘うのは、そう……>>485)」


 1.長門
 2.陸奥
 3.青葉


不知火「(そう、長門さんがいい……あの駆逐艦大好き戦艦と司令をぶつけて仲間割れさせてやる……離間の計よ)」

不知火「(そうと決まれば早速……!)」


不知火「司令、急用を思い出したのですが」

提督「おう、行ってきていいぞ。俺には早霜がいるしな~!」

不知火「(グゴゴ……!)…………では」

早霜「よかったんですか?」

提督「いいのいいの。執務もひと段落ついてるし」


不知火「さて、この対艦娘電探を使って……長門さんはどこにいるか……」ピッ

不知火「あの人、戦闘時は強いのだけれど……」


ピピッ


不知火「あ、来た」

不知火「ふむ……どうやら……>>489に居るようね」

工廠


不知火「工廠ね……まともだわ。よかった」

不知火「さて、工廠に行ってみましょうか」

不知火「司令……あなたの最期が目に浮かぶようです」フフフ


・・・・・・

~工廠~


長門「どうだ、出来そうか?」

明石「うーん…………」

不知火「(明石さんに何かを作らせている?何かしら)」


不知火「長門さん」

長門「ん?おお不知火か!どうした?」

不知火「いえ……何を作っているのかと」

長門「ああ、これはな……>>495を明石に作ってもらっていたところなのだ!」

防犯ブザー


長門「これだ」チャリ

不知火「これ…………防犯ブザーですか?」

長門「ああ。朝潮型の艤装に似合いそうだろう?」

不知火「なんだってそんなものを……買えばいいじゃないですか」

長門「フッフッフ……この長門を舐めてもらっては困るな。何のために明石に作らせていると思っている」

不知火「まぁ、そうでしょうね」

長門「明石、説明してやれ」

明石「あ、はい。ええっとね……これ、一見すると防犯ブザーでしょう?」

不知火「はい」

明石「でも……このボタンを押すと……」ピッ


 防犯ブザーがどうなる……>>499

催淫音波が流れる

一旦ここまででがす


ミョンミョンミョンミョン……


明石「催淫音波が流れるんですよー。それを聞いた人は脳をエロティックにやられます」

不知火「そうなんですか」

長門「ああ……クク、これで――」

長門「おびえる駆逐艦が頼みの綱にしていた防犯ブザーを発動したところで墓穴を掘る……つまり、『これで助かる』と浮かれたところを突き落とす!そういう愉快なことになるというわけだ!分かるか!?」

不知火「(うわぁ……)…………あ!」

明石「ん?」

不知火「って、明石さん今音波流して……!」

明石「ああ大丈夫です。これはセーフティモードですから。こんな音ですよーってだけですよ」

不知火「そ、そうですか……」ホッ

明石「これを実戦モードに変えて……と、これで完成です!」

長門「助かるぞ明石!今度提督に開発費の上乗せを頼んでおこう」

明石「頼みますよぉ~」ヒッヒッヒ

不知火「(この鎮守府って……)」


・・・・・・

~廊下~


長門「それで、私に用があったのだろう?」

不知火「あ、はい。司令のことなのですが……」

長門「…………」ピクッ

不知火「早霜が――」

長門「やはりな。提督の言っていた通りか……」

不知火「そうです。私はあなた達から早霜を守るために動いています」

長門「フッ、正直なのはいいことだが、今この場では悪手でしかなかったな」

不知火「いいえ。私は司令の敵ではありますがあなたの敵ではありません」

長門「なに?」

不知火「私は早霜が司令の魔の手から逃れられればいいんです」

長門「なるほど……私に提督を裏切って、お前に付けというのだな?」

不知火「話が早くて助かります」

長門「ビッグ7を味方にしたいというのだ……無論それ相応の見返りはあるのだろうな?」

不知火「ええ。事のあかつきには>>507

私の脱ぎたてスパッツを差し上げます


不知火「私のスパッツをあげます」

長門「ほう?それは……」

不知火「脱いだのをそのままあげます。無料で」

長門「乗った」ニギッ

不知火「(ふっ、チョロい……早霜を守るためなら、私のスパッツくらい……)」

長門「――と言いたいが、それでは足りん気がしてきたなぁ」

不知火「えっ!?」

長門「なんか足りないよなぁ?」

不知火「っぐ……!」

長門「…………もうひと押しあればなぁ」ニヤニヤ

不知火「…………姉妹のパンツをあげます……」

長門「それでこそ秘書艦だ。協力は惜しまんよ」


長門「それで、どうするのだ?」

不知火「方法はもう考えてあります。そのブザーを使うんです」

長門「ブザーを?」

不知火「はい。そのブザーの催淫効果を使って、あの2人の仲を引きちぎります。チーズのように」

長門「なるほどな……了解だ」

不知火「と、その前に……疑うわけではないですが、そのブザーの効果はどれくらいなんでしょうか」

長門「明石の発明だからな……私も実際に効果は見たことは無いが凄まじそうだ」

不知火「…………試しましょう」

長門「な、なに!?」

不知火「なりふり構っていられません。今早霜は司令と一緒に居るんです!」

長門「……そ、そうか……」


不知火「通りかかった人に試してみましょう。まずはこのブザーに『絶対押すな!』と書かれた紙を貼って……」ペタ

不知火「廊下に放置します」コトッ

長門「そんなので釣れるのか?」

不知火「……この鎮守府に、絶対押すなと言われて押さない人がどれだけいますか?」

長門「…………そうだな」

不知火「私達は音が届かないようにあそこの物陰に隠れていましょう」


 通りかかる艦娘……>>512

時津風


時津風「ふんふふ~ん、今日は何して遊ぼうかな~」タッタッタ


不知火「時津風……!?」

長門「ほう」

不知火「あ、やっぱタイムで。流石に姉妹は……」

長門「まぁ待て」ガシッ

不知火「ちょ、なにし――ムグーッ!!ムググーーーッ!!」ジタバタ

長門「フハハ!戦艦の腕力に勝てるわけなかろう!時津風が発情する様、共に見ようではないか」

不知火「(時津風気付かないでー!素通りしてー!)」


時津風「ん?なにこれ」ヒョイッ

時津風「『絶対押すな!』………………」


不知火「(押さないで!絶対押さないで!)」


時津風「ふーん……押すな、かぁ……」

時津風「でもこんな場所に置いてあるってことは、押してくれってことだよねー!」ポチッ

不知火「(あああああああーーー!!)」


ミョンミョンミョンミョン……


時津風「へ?なにこの音……」

長門「(押したッ!!)」

不知火「(うぅ……)」

時津風「なんだろなんだろ……今の…………変なの」

時津風「うっ……!」ヘナッ


長門「効果きたか!!」

不知火「時津風……!」


時津風「ハァッ、ハァッ……な、なにこれぇ……体、ムズムズ……」

時津風「足とか、腰とかぁ……ピリピリ……ウズウズ……」


長門「ほぉ……素晴らしい…………あの時津風が身悶えているぞ!」

不知火「アレ、どれくらいで効き目が切れるんでしょうか……」

長門「明石の話だと小一時間といったところらしいが」

不知火「長い!」

長門「発情させてすぐ効き目が切れたら攫いにくいだろう」


時津風「あっ、お、お股……変な、感じ…………これ、なにぃ……」モジモジ

時津風「な、んなのっ……これぇ!」


不知火「これ本人もマズイけれど、こんなところに誰か通りかかったら……時津風のイメージが!」

長門「不知火よ、お前の予感は当たるなぁ」

不知火「えっ!?」


 もう1人通りかかった艦娘……>>517

 今日はここまでれ

初春


初春「最近急に寒くなったのう……そろそろ秋かの」

初春「まぁ、みかん氷はオールシーズン美味しいんじゃがな!」スタスタ


不知火「(は、初春……!)」

長門「(ほう……とぉない初春か……)」


初春「ん?時津風ではないか。どうしたのじゃ?」

時津風「は、初春……さん…………」ハァハァ

初春「?」

時津風「なんか、体の調子が悪くて…………」

初春「なに、本当かえ?」

時津風「うん…………んうっ!」

初春「うーむ……た、確かに苦しそうじゃ……ここはどうすれば…………」


時津風「初春さぁん……」ハァハァ

初春「よし、なら医務室へ連れて行くぞ……立てるかの?」

時津風「な、んとか…………はうっ!」ビクッ

初春「時津風!?」

時津風「こ、腰抜けちゃってて……立てないぃ……」

初春「ううぅむ……ならおぶってやるから、乗るのじゃ」

時津風「ありがとう……ございますぅ……」


不知火「(よかった……初春は正常だった……いや、昼だからかもしれないけれど)」

長門「(チッ、面白くない……そうだ、初春にもブザーを聞かせれば……」

不知火「途中から声になっていますよ。そんなことさせるわけないでしょう!」

長門「放せぇ不知火!」グググ


初春「…………ん?なんじゃこれ……防犯ブザーかの?」

時津風「そ、れぇ……」

初春「なんじゃ、時津風のか?」


 初春は……524

 1.押した
 2.幼い


 安価出しミス誤字ミス許して初春は幼い


初春「なんじゃ、時津風のじゃないのかえ?」

時津風「はいぃ……それ、落ちて、て……」

初春「落とし物かの……そこの窓の桟に置いておくかの」コトッ

時津風「ッ、初春さんの背中、お股こすれてぇ……」

初春「(なんじゃ?背中にベチョっとしたものが……まさか、漏らし……!?)」

時津風「んっ、んっ、あっ……!」

初春「と、とにかく急ぐぞ!)」


・・・・・・

~執務室前~


長門「クソッ、結局時津風達を逃がしてしまったじゃないか!」

不知火「何を言っているんですか、当たり前です」

長門「それで、どうするのだ?ブザーは回収してきたが」

不知火「まずは室内を確かめましょう。さっきは司令が早霜に膝枕させたままで、私は出て行ってしまいましたから……」

長門「HI・ZA・MA・KU・RAだああぁぁぁぁぁぁぁ!!?!?!?!?」ブチブチブチ

不知火「声が大きいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


長門「まぁいい……!それよりも中の確認だろう!?」

不知火「はい……じゃあ、覗いてみますね」

不知火「(音を立てないように、扉を開いて……)」ソー


 中の様子……>>531

ksk


不知火「(どれどれ……)」

不知火「(…………………………………………………………)」

不知火「……………………」パタン

長門「おいどうした?」

不知火「死にたい」

長門「はぁ!?」


不知火「見てはいけないものを……見てしまっ……」

長門「なにぃ?」ソー

長門「…………………………」

長門「…………」パタン

長門「…………………………」


長門「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」ゴロゴロゴロゴロ

不知火「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!」ゴロゴロゴロゴロ


長門「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」ガンガンガン

不知火「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」パリーン!


長門・不知火「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ………………」ゼェゼェ

不知火「…………状況を整理しましょう」

長門「ああ……」

不知火「さっきまで司令と早霜が膝枕でイチャイチャしていたソファは……」

長門「ラブなホテルよろしく……ピンクな空気……」

不知火「そして2人は…………早霜はぁぁぁっ……早霜ああああああ!!」

長門「>>538


 1.口で……
 2.足で……
 3.腋で……
 4.股で……


長門「その股に、提督のメガ粒子砲を……」

不知火「あ゛あ゛あ゛あ゛言うなアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」バキィッ

長門「いったぁっ!!す、素股かもしれんだろうが!!」

不知火「そんな希望的楽観はいらないいいぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」

長門「落ち着け!落ち着け!!」


不知火「……」

長門「急に落ち着くな!!」

不知火「いや、考えてみましょう……よく見たら早霜は嫌がっていて、司令が無理やり…………無理やり?司令…………コロ――」

長門「落ち着け!!」

不知火「私は正常ですよ……」

長門「見たところ、>>541から迫っていたようだったが……」


 1.早霜
 2.提督

1


長門「私の目には、早霜が提督を押し倒して上に乗って……うむ、まぁそういうことをしているように見えたが――」

不知火「やめなさいよ!!」バキィッ

長門「お前は殴るのをやめろ!!キレる若者か!!」

不知火「嘘だぁぁぁ……うそだぁぁぁ…………」

長門「……うむ、まぁ……私も早霜スキーとしては残念でもあるし悲しいさ……早霜と提督は結ばれた。だがな、不知火だろぉ?現実を受け止めろ!」

不知火「うるさい!!下手な慰めはいらない!!」ソー

長門「お、おい不知火、また見るのか!?現実を!!」

不知火「私は、まだ認めていない……幻覚よ……そう……これは、幻覚…………」

長門「やめろぉ!!」


 不知火は扉を……>>直下

 1.開けた
 2.開けられなかった


不知火「…………やめ、ましょう……」

長門「うむ……それがいい」

不知火「…………」

長門「飲むなら付き合うぞ。私は下戸だからジュースだが」

不知火「…………いいです。1人で」

不知火「せっかく司令をブザーで発情させて早霜に襲わせたところを華麗に助けようと思ったのに……」

長門「お前随分エグいこと考えていたんだな」

不知火「これじゃあ寝取ろうにも……」

長門「お前随分酷いこと考えていたんだな!!」


不知火「それに、なんだかこの話が終わった後になんか早霜の濡れ場が見れそうです」

長門「???何を言っているんだ?」

不知火「いえ……」


・・・・・・

~陽炎型の部屋~


陽炎「どうしたのさ不知火~そんな勝負に負けたような顔して」

不知火「負けたわ……」

陽炎「え?」

不知火「ううう…………うううううう!!!!!」

不知火「司令めえええぇぇぇぇぇぇ!!!!!」ガシッ

陽炎「ぐええぇぇ!!!ぐ、ぐるじいい!!」


・・・・・・

~次の日・演習~


不知火「……」ボー

早霜「次、目標変更します!」ザーッ!

陽炎「おおー早霜調子いいじゃない!なんかキラキラしてるし」

不知火「…………」ボー

早霜「魚雷発射!」

衣笠「やる気が違うねやる気が」

不知火「……」ボー

陽炎「……って、不知火前!前!!」

不知火「え?」

衣笠「ちょっ、そこ目標の近く!爆風受けちゃうよ!!」

不知火「あ」


ドォォォォォォォォン!!


・・・・・・

~医務室~


不知火「うぅ……」ボロッ

陽炎「もー大丈夫?」

衣笠「いやはや」

早霜「……」


明石「とりあえず後遺症とかはないようだし、応急処置も済ませたし私は行くわね」ガタッ

不知火「ありがとうございます」

明石「いいのいいの」

衣笠「じゃ、私旗艦だから報告行ってくるわね」

陽炎「私も演習場ほっぽらかしだし、行ってくる!」

早霜「私は――」

陽炎「あ、早霜は不知火看てて!」タッタッタ

早霜「えっ?」

衣笠「よろしく~」


早霜「…………」

不知火「…………」

早霜「あの、大丈夫ですか?」

不知火「ええ……」


不知火「(うぅ……昨日のアレを知ってしまったせいか、距離感が以前に……いえ、以前より心の距離があるわ……まぁ、離れているのは私だけど)」

早霜「…………」

不知火「(早霜も居心地が悪そう……何か話を振らなきゃ……)」


 振る話題……>>550

しんかいせいかんについて


不知火「……そういえば、最近親善の人達はどうなの?」

早霜「えっ?」

不知火「この前の港湾棲姫みたいな……」

早霜「あ、ああ……(無理に話題を……気を遣わせているのかしら)」シュン


早霜「最近は個人的にも港湾さんと仲良くなりまして、部屋に深海名物クラーケンの干物とかが送られてくるんです」

不知火「へ、へぇ(思ったより庶民的だったけど素材がすごい……)」

早霜「今度この鎮守府に見学に来るそうですよ」

不知火「大丈夫なのかしら?」

早霜「今度は北方棲姫さんは来ないようですし、港湾さん1人なら大丈夫でしょう」

不知火「ほかの艦娘の話よ」

早霜「あ……どうでしょう」

不知火「まぁここの艦娘達は1人も轟沈することなく今まで戦ってきたから、私怨で戦っている人はいないと思うけど」


早霜「ふふ……」ニコッ

不知火「……?」

早霜「いえ……いつもの不知火さんだと思って」

不知火「…………そうかしら……」

早霜「違うんですか?」

不知火「…………」

不知火「(言うべきかしら……昨日のを見てしまったこと…………)」

不知火「(いや、ああいう恋人同士の情事というのは誰にも見られていないからこそ……それを見てしまったなどとわざわざ本人に報告するのはデリカシーが……)」

不知火「(……どうしましょう)」


 >>555

 1.昨日はあれからどうしたか、さりげなく聞いてみる
 2.見てしまったことを言う
 3.何も聞かない


不知火「(いや、止めておきましょう……昨日の状況からして、早霜は望んで司令に…………なら、その翌日水を差すのは、早霜のためにならない……)」

早霜「……どうしました?」

不知火「いえ……ちょっと司令のところへ行ってくるわ」

早霜「もう動けるんですか?」

不知火「ええ…………早霜」

早霜「はい?」

不知火「あなたにとって……私は、なんなのかしら?」

早霜「えっ……?」

不知火「……ごめんなさい、意味が分からないわよね」

早霜「いえ、別に……」

不知火「急に聞きたくなって……」


早霜「私にとっての、不知火さんですか……」

不知火「気にしないで」

早霜「…………答えた方が、いいですよね?」

不知火「……まぁね。割と」

早霜「……じゃあ…………」

早霜「>>560

大切なひとです


早霜「……大切な、人ですよ」

不知火「…………ありがとう」

早霜「続き聞かないんですか?」

不知火「聞かせたいの?」

早霜「聞いてきたのは不知火さんですよ」

不知火「……今はまだ、いいわ。その言葉が聞けただけで私は満足だから」

早霜「……正直、ここに着任したばかりだったらこんな言葉は使っていませんでした」

不知火「ストーカー呼ばわりしてくれたわね」

早霜「知っていたんですか!?」

不知火「ええ」クスッ

不知火「(『大切な人』……そう言わせただけでも、お助けしてきてよかったかも、しれません……)」

不知火「(あとは……!)」


・・・・・・

~執務室~


提督「おお不知火、演習でケガをしたとの報告を受けていたが大丈夫だったか」

不知火「(衣笠さんはもう報告を終えて出て行ったようね)」

提督「それで、何の用だ?執務ならもう終わってるし秘書艦の仕事も――」

不知火「まずは司令、昨日はお楽しみでしたね」

提督「ブッ!」

不知火「汚いですよ。お茶」

提督「お前がいきなり変なことを言うからだ!!」

不知火「白々しい……」ジトッ


提督「……まさか、見ていたのか」

不知火「少しだけ」

提督「………………不知火、あの」

不知火「コロス」ギロッ

提督「待て!!違うんだ!!」

不知火「ッッ!!」ツカツカ

提督「ひいぃっ!」


バキィィー!!


提督「いってぇ!グーかよ!!」

不知火「早霜が望んでそういうことになったのだから、私から2人に言うことはなにもありません」

不知火「しかし」


不知火「盗撮、ストーカー、盗難……エトセトラエトセトラ。これらの変態行為をすべて早霜に白状してください」

提督「な、なにぃ!?」

不知火「…………」ニヤッ


不知火「(ククク……今まであんなことがあったのに『2人を祝福しキレイに終わらせる』なんてことはしない……)」

不知火「(元々私は司令から早霜を取ると決めていた……ここで早霜にすべてを打ち明け、早霜が司令に幻滅すれば……ククククク)」

不知火「(あわよくば!!AWAYOKUBA!!)」

不知火「(司令に一泡吹かせられる!!)」

不知火「(まぁ、恋は盲目と言うし……結末は大体分かっているけれど、ね……)」


不知火「と言うわけで早霜を呼んでください」

提督「あ、あのーさ、俺もう改心するからそういうのは」

不知火「……」ギロッ

提督「呼ぶね」


『駆逐艦早霜、至急執務室に来るように』ピンポンパンポーン


・・・・・・

~数分後~

コンコンコン


提督「入りたまえ」

早霜「失礼します……って、長門さんに陸奥さん?」

長門「おう」捕縛

陸奥「なんで私がこんな目に……」捕縛

不知火「止めなかったというのも共犯です」

陸奥「イジメじゃあるまいし!」

不知火「泥棒の実害があるでしょーに!」

長門「不知火貴様ァ!それよりもパンツはどうしたのだぁ!!」

不知火「まったく役に立たなかったクセによく言う!!」


早霜「あ、あの司令官……これは?」

提督「うん……まぁ、ね……」

不知火「(早霜の目には、こんな状況への困惑と同時に、想い人への恋慕の色が見える……ここから暴露させるのは忍びないが……)」


不知火「さぁ、すべてを打ち明けてください。司令」

提督「はい……」

早霜「司令官、どうしたのですか?」

提督「早霜、実は――」


~かくかくしかじか~


提督「――と言うわけなんだ……す、すまない!」

不知火「はいお2人も」

長門「すまない!せめて早霜のパンツだけでもくれないか!?」

陸奥「ごめんね……私が止めなかったばかりに被害が……」

早霜「え、えぇ…………」

不知火「(案の定驚いている……そりゃそうよ、私だって驚くわこんなん)」


不知火「ちなみに、盗撮に協力した青葉さんは衣笠さんがカメラ没収の刑にして裁いたわ」

提督「ぢぐじょう……」


早霜「司令官……そんなことをしていたんですか……」

不知火「さぁ早霜、こんな司令をどうする?」

早霜「えっ?」

不知火「盗撮盗難の被害を受けていたのはあなただから、あとはあなたが決めてほしい」

早霜「え、えーと……」


提督「すまなかった!これからは健全にお前と付き合っていこうと思う!」

陸奥「え、付き合うって!?」

長門「ぱんちゅ~!」


早霜「………………」

早霜「>>571

こちらこそお願いします


早霜「…………こちらこそ、よろしくお願いします。司令官」

提督「ッ!!」パァァ

不知火「(…………チッ)」


提督「いいのか?今まで結構犯罪的なことしてたが……」

早霜「まぁそれは追々2人で話すとして」ニッコリ

提督「あ、ハイ」

早霜「陸奥さんも、気にしないでください」

陸奥「ええ……ありがとうね」

長門「許してくれてありがとう早霜、これからよろしく頼むぞ」キリッ

早霜「近寄らないでください」


不知火「これで一件落着ね」

早霜「……もしかして、不知火さん…………ずっとこのことを?」

不知火「……別に…………」

早霜「不知火さん……!」

不知火「(…………ん?まてよ、これって今、私凄くハードボイルドに去れるんじゃないかしら)」

不知火「(ここは気の利いたクールな決め台詞を言って退場して『不知火さん素敵!かっこいい!!』とか思わせちゃいましょう)」


早霜「不知火さん……ありがとうございます」ペコリ

不知火「>>580

早霜たんペロペロ


不知火「早霜たんペロペロ!(さぁお嬢さん、帰ろうぜ)」

早霜「………………」

提督「…………」

陸奥「……」

長門「うむ」

不知火「ん?」


不知火「あ!(しまったあああぁぁぁぁーーーーーーー!!歴史は繰り返す!!)」


早霜「………………………………はぁ?」

不知火「ぐあああぁっ!!」グサッ


・・・・・・

~数日後~


不知火「(あれから、司令と早霜は鎮守府公認カップルとなった)」

不知火「(所謂『提督LOVE勢』という勢力は阿鼻叫喚だったらしいが、事態は落ち着いている)」

不知火「(私と早霜も、着任時にはギクシャクしていたが……今ではそれなりに信頼し合っている仲)」


不知火「おはよう早霜」

早霜「あ、おはようございます」

不知火「今日も一緒の艦隊で出撃ね」

早霜「はい……でも大丈夫です。私は強くなってますから」フフ

不知火「(まぁ、今でも早霜をお助けするということは続けているわ)」

不知火「(使命感でもなんでもなく、私がそうしたいから)」


長門「早霜、出撃気を付けてな」

早霜「ありがとうございますそれでは」

長門「待て!今日こそ話し合おうじゃないか!ゆるりと睡眠薬入りジュースでも傾けて!」

不知火「(この人は……)」


・・・・・・

~洋上~


霧島「戦うと元気になるなぁ姉妹!!」

衣笠「さぁ行きましょうかねぇ~」

時津風「初春さん、行きましょう!」

初春「う、うむ……」

不知火「(…………初春、どうしたのかしら?時津風を見て顔を赤らめて……)」

早霜「行きましょう」

不知火「っ、そうね」



~おしまい~



まだスレが残っているので


 1.機動艦娘Zアサシオvsポィターンズ
 2.谷風と不知火
 3.港湾の鎮守府見学

 番外編的なのを↓5まで多数決

結果:港湾の鎮守府見学(安価有)
今日はここまで

本編に付き合ってくれてありがとうございます
もうちょっとお付き合いください


・・・・・・

~1ヶ月後・朝礼~


提督「諸君も知っていると思うが、今日この鎮守府に港湾棲姫が見学しにやって来る。くれぐれも失礼の無いように」

艦娘一同「はーい」

提督「確かに彼女は今まで戦ってきていた敵……ではあるが、今は違う。我々は、一部とはいえ深海棲艦と友好的になれている。それを台無しにしないためにも、今までの撃った撃たれたは一旦ナシにしてくれ」

長門「……」スッ

提督「長門」

長門「提督、今日来るのは港湾棲姫だけ……と聞いたが」

提督「そうだ」

長門「彼女には北方棲姫という妹分がいるそうだが、その子は来ないのか?」

提督「ああ。彼女1人だ」

長門「何故だ。私はこの日、北方棲姫と一緒に遊ぶためだけに戦ってきた。世界のビッグ7だぞ?見ろ、大和達も泣いている」

大和・武蔵・陸奥「……」(アニメ最終回の顔)


提督「うるせぇな!!俺だってあの黒おぱんちゅの紐引っ張ってみてぇよ!!」

長門「ならば何故強引にでも呼ばない!!」

提督「しるか!!できりゃ苦労せんわ!!」


不知火「あの、司令。早霜は?」

提督「早霜は既に港で港湾棲姫を待っている」

不知火「了解」スタスタスタ

提督「お前は執務だろうが秘書艦」ガシッ

不知火「…………」ギロッ

提督「さ、執務室に行くぞ。今日も書類整理だー」

不知火「………………ハイ」


・・・・・・

~港~


早霜「(港湾棲姫さんの鎮守府見学……それが決まってから、司令官が上にその決行の許可を受けるまでに時間がかかったけれど……)」

早霜「(今日、ついに港湾さんが来るのね)」

早霜「(個人的に仲は良い方だと思うけど……今日は公の場。公私は区別付けないと)」


ザザザザ~~ッ


早霜「あ、港湾さん」

港湾「ド、ドウモ……」

早霜「…………ドレス??」

港湾「ナンカ、深海ヲ代表シテ行クノダカラ、恰好クライッテ他ノ人ガ……」

早霜「それでそのドレスですか……?」

早霜「(お世辞にもフォーマルな物とは……というか、胸見えそうだし、丈短いし……)」

港湾「ア、アノ!恥ズカシイノデ、ヤッパリ着替エテキマス!!」ピュー

早霜「あっ、港湾さん!…………大丈夫なのかしら」


・・・・・・


港湾「改メテ、今日ハヨロシクオ願イシマス」ペコリ

早霜「いえ。来てくれて嬉しいですよ」

港湾「ココガ艦娘達ノ家ナノネ……」

早霜「緊張とかしないんですか?」

港湾「シテル……ケド、大丈夫。慣レテクルダロウカラ」

早霜「分かりました」

港湾「ソウイウ早霜サンハ?」

早霜「まぁ、そりゃあ……」

港湾「フフフ」

早霜「むむ……鎮守府を案内して回ります。一応ルートは決めていますが、特にここを見たいというのはありますか?」

港湾「イイエ。早霜サンノ案内通リガイイワ」

早霜「了解です。じゃあまずは>>619に案内しますね」

秘密の地下室


早霜「秘密の地下室にご案内します」

港湾「……?」

早霜「…………もっと驚くかと思いましたが……」

港湾「イエ、イキナリダナァッテ」

早霜「コホン、まぁ本当に秘密の地下室があったらこの鎮守府の闇が見えてしまいますが……今は鎮守府秋祭りの最中なんです」

港湾「秋祭リ?」

早霜「はい。だからこの期間は毎週末……例えば今日ですね。秋祭りと称して屋台や出し物が出るんです」

港湾「屋台……出シ物?」

早霜「知りませんか?」

港湾「テレビデハ録画シタドラマシカ見ナイカラ……」

早霜「(テレビあるんだ……)」


港湾「ソレデ、秘密ノ地下室トイウノハ……?」

早霜「この期間中のためだけに、家具職人と呼ばれる方々が鎮守府の一室を改装して作られたお化け屋敷のことです」

港湾「オバケ、屋敷?」

早霜「それも分かりませんか?」

港湾「…………ア、思イ出シタ!カップルノ彼氏ガ偶然ヲ装ッテオサワリシヨウトスル、アノ――」

早霜「行きましょうか」


・・・・・・

~廊下~


\ワイワイ ガヤガヤ/


港湾「賑ヤカ……」

早霜「今は秋祭り中ですし、皆週末ははしゃいでるんです」


浦風「それでも、ウチは陽炎型の鉄砲玉じゃけぇ!」パァン

浜風「なっ、あの景品を落とした!?」

浦風「ふっふっふ~これでウチの勝ち~」

浜風「ま、負けません!」


早霜「ああやって皆、思い思いに遊んでいます」

港湾「…………」ジー

早霜「……港湾さん?」

港湾「アッ、ゴメンナサイ」

早霜「どうしたんですか?」

港湾「イイナァ……ッテ」

早霜「ふふ、後で一緒にやりましょうか」

港湾「本当!?」


・・・・・・


早霜「ここです。『鎮守府特製お化け屋敷【秘密の地下室】』……」

港湾「イ、入口カラシテ……」

早霜「雰囲気出てますから、きっと楽しめますよ」

港湾「オバケ屋敷ッテ、コウ怖イモノバカリナノ?」

早霜「そうですね」

港湾「…………無事ニ帰レマスヨウニ」

早霜「大袈裟ですよ!」


早霜「早速入りましょう。確か受付は――」

「キャーーーー!!」

港湾「ッ」ビクッ


扶桑「なんてこと……あ、ああ……」

山城「姉さま!お気を確かに!」


大井「北上さん!怖かったですぅ~!!」ダキッ

北上「…………」ウルウル


初春「怖かったのぉ時津風……」

時津風「そう?」


港湾「…………」ブルブル

早霜「(怖がってる……)」


早霜「さぁ、受付に行きましょう」

港湾「ウゥ……」

早霜「すいません、2人お願いします」

>>628「いらっしゃい」

天龍


天龍「ここはお化け屋敷……フハハ怖かろう」

早霜「あれ、天龍さん……?さっき綿飴の屋台に……」

天龍「ああ。ちょうど交代して今ここに来たんだ。ちなみに後で射的の屋台の店番もするぜ」

早霜「よく働きますね……」

天龍「艦種的に、ウチはチビ共の多さに比べて店番をする側の手が足りないからなぁ」

港湾「本人達デオ店ヲ?」

早霜「はい。だから週によっては誰がどこのお店を受け持つっていう感じで当番が決まっているんです」

天龍「お、アンタが港湾棲姫さんってかい。話は聞いてるぜ」

港湾「今日ハヨロシクオ願イシマス」

天龍「大丈夫かよ、こんなんじゃウチのお化け屋敷は乗り切れねーぞぉ」

天龍「しかも仕掛けが多い。しかもたくさん仕掛けがあるこのお化け屋敷をクリアできる奴なんてそうそういねぇからなぁ」

早霜「じゃあ入りますよ」

天龍「おう、いってら~」


・・・・・・

~お化け屋敷内~


港湾「ウゥゥ……ク、暗イ……」

早霜「暗いって、深海も暗いんじゃ……」

港湾「私達ガ住ンデル海域、街灯アルシ……」

早霜「街灯があるの!!?」


「お化け屋敷【秘密の地下室】へようこそー!」バァン

港湾「ッ!」ビクッ

早霜「……那珂ちゃん?」

那珂「ここではこわ~い体験をしてもらうことになるけど、心の準備は大丈夫かな~?」


港湾「見テ、アソコニ燃料ト弾薬ト鋼材ガ!」

早霜「これは……那珂ちゃんだったもの……だというの!?」

那珂「そう、皆もこうなりたくなかったら……今すぐ、引き換えすこと――」


カーンカーンカーン


資源「」

港湾「ヒイイイィィ!」

早霜「うっ……」


・・・・・・

~舞台裏~


川内「お疲れ~今回もいい味出してたよ那珂」

資源「」

川内「……ん?」

資源「」

川内「………………あ、本当に解体しちゃったみたい……」

神通「またですか?」


港湾「ナ、ナンナノココ……コレガ、秘密ノ地下室……ブラック鎮守府!」

早霜「落ち着いてください!今のは演出!パフォーマンスですから!」

港湾「ハッ!ソウダッタ……」

早霜「さぁ行きましょう」

港湾「トイウカ、何故見学ルートニコレヲ?」

早霜「秋祭りの中でも評判のいいものをと思ったんですけど……怖いものが苦手だとは知らなくて……」

港湾「……!(ッ、セッカク気ヲ遣ッテクレタノニ、私……!)」

港湾「ベ、別ニ怖イモノガ嫌イトイウワケデハナクテ……ゼ、全然平気!ムシロ楽シイ!」

早霜「本当ですか?無理してたり……」ジー

港湾「シテナイシテナイ!無理シテナイ!サァ、早クモットオバケ!」

早霜「はい。じゃあ進みましょうか」


 その後登場する艦娘……>>635>>636
 今日はここまで

朝潮

大潮


早霜「順路がありますね」

港湾「オバケ……!来イト言ッテイルノニ!」シュッシュッ

早霜「(港湾さんがシャドウボクシング並みに張り切っている……そんなに好きなのね)」

早霜「そういえばこういうお化け屋敷は司令官の母校にもあったらしいですよ」

港湾「ナ、ナニ……!?」

早霜「なんでも『文化祭』という年に1度のお祭りで毎年……って、港湾さん?」

港湾「(マサカ、人間ハ艦娘ダケデナク、提督ニモコノヨウナ過酷ナ訓練ヲ……ヤハリ鋼鉄メンタルデナイト、深海棲艦トノ戦イノ司令官ナドヤッテイラレナイ……トイウコトナノネ)」

早霜「毎年楽しみだったそうですよ」

港湾「楽シミ!?流石、艦娘ノ長……!」グッ

早霜「?」


・・・・・・


港湾「(ウゥ……暗イ……)」ヌチャァ

港湾「ヒイイイイ!カ、壁ガァ!」

早霜「これ……なに……?」

「セックス……」

港湾「!?」

早霜「あっ……」

「セックス……セックス…………」

港湾「女ノ声……?」


朝潮「ヤらせろぉ……セックスさせろってぇ……」ズルズル

港湾「ッッ!?」

早霜「(ゾンビメイクの朝潮さんが出てきた……)」

港湾「コ、怖……」

早霜「こわ?」

港湾「コッ……!コ、怖クナイ!」


朝潮「せっかくこんなところまで来たんだ……私と遊んでいきましょうよ。とっても気持ちのいい遊びだ……」ズルズル

早霜「港湾さん、ここはスルーして抜けましょう」

港湾「ス、スルー?」

朝潮「ククク、セックス……セックス……」

早霜「(幸い朝潮さんが通路をふさいでるだけ……港湾さんにどかしてもらえば、あとは普通に……」

早霜「さぁ港湾さん――」

朝潮「ククク……やれ」


ガシッ


港湾「ッッッッッッ!!!!?!??!?ア、アシモト……」

大潮「大きな胸に大きな脚……ウヒヒヒヒヒヒ」

港湾「キャアアアァァァァ!!」


早霜「(なるほど、朝潮さんは囮で、本命は壁の隙間から出てくる大潮さん!)」

港湾「アアアァァァァァァアアアアアァァァァ!!!!!」ガシッ

大潮「え゛!?」

港湾「アアアアアアァァァァァァァァァァッ!!!!!」ブォン

大潮「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁ!!?!?」

朝潮「え、ちょ!待っ!!」


ゴチン!!


朝潮・大潮「~~~~~~ッッ!!!!」

早霜「痛そう……」

港湾「ハッ!私、ツイ……」

早霜「大丈夫です。あの2人……特に朝潮さんは今のでケガをするような人ではないから」

朝潮「ク、クソォ……!!!!」

朝潮「>>648


 1.うぅ……(卒倒)
 2.ここからいなくなれぇー!!


朝潮「まだ、抵抗するのなら……!」ダッ

早霜「特攻!?」

港湾「ヒィッ!ソノ顔デ来ルナァ!来ルナト言ッテイル!!」

朝潮「ここからいなくなれぇー!!!!」ドムッ

港湾「オフッ」

大潮「出た!朝潮姉さんのみぞおちタックル!」

早霜「地味に凶悪な……というか、お化け屋敷で物理攻撃は駄目ですよ!」

港湾「グッ……コレガ、オバケ屋敷!ナラ私モ!」バッ

朝潮「えっ?」

港湾「エイッ!」ドゴォッ

朝潮「ギャフン!!?」ガクッ

大潮「ああっ!姉さんが港湾棲姫さんの胸の中で!!」

港湾「アッ……ヤ、ヤリスギタ…………大丈夫……?」


朝潮「あれ……?」

大潮「姉さん、大丈夫なの!?姉さん、朝潮姉さん!」

港湾「大丈夫?」ポヨン


朝潮「……大きな胸が、揺れたり、跳ねたりしている……ハハッ、大きい…………スイカかなぁ?いや、違う……違うなぁ、スイカはもっと、硬いもんなぁ」


早霜「えぇ……」

朝潮「暑苦しいなぁこれ……出られないのかなぁ?おーい、出してくださいよぉ、ねぇ」

港湾「ア、ハイ」パッ

大潮「ぐぬぬ、覚えていてくださいね!!さぁ、行きましょう朝潮姉さん!」

朝潮「ぁ、あ……」


港湾「ナンダッタノカシラ……」

早霜「これがお化け屋敷です」

港湾「トニカク恐ロシカッ…………ソウデモナカッタ!」


・・・・・・


天龍「よう、どうだった?怖くてチビったかぁ~?」

港湾「全然!」

天龍「なにぃ?中の奴ら、なにやってやがる……」

早霜「それじゃ、私達はこれで」

天龍「おう!縁があったらまた会おうぜ、港湾さんよ」

港湾「ハ、ハイ」


港湾「次ハドコヘ?」

早霜「はい。そもそも今回の見学のコンセプトは港湾さんに私達と鎮守府を知ってもらうことですし――」

早霜「>>656に行きましょう」

食堂


早霜「食堂に行きましょう。もうすぐお昼ですし」

港湾「オ昼……ゴ飯?」

早霜「はい。港湾さんは普通のご飯は……」

港湾「ソレナリニ……深海ラーメントカ好キ」

早霜「(深海ラーメン!?)」


・・・・・・

~食堂~


早霜「ここが食堂ですよ」

港湾「イイ匂イ……」

早霜「お昼時ですし、それなりに人もいますね」


港湾「視線ガ……」

早霜「深海棲艦の方が鎮守府に来るのは初めてですからね……皆珍しいんですよ」

港湾「……私達、恨マレテイルカラ……」

早霜「大丈夫ですよ、港湾さんを恨んでいる人はいません」

港湾「そうかしら……」

早霜「はい、その証拠に>>662さんが笑顔でこっちにやって来ています」

鳳翔


鳳翔「ようこそ食堂へ、港湾棲姫さん」ニコッ

港湾「ド、ドウモ……」ペコリ

鳳翔「ここの人達以外に振舞うのは久しぶりなので、お味の方は心配ではありますが……どうぞこちらです」

早霜「ありがとうございます、鳳翔さん」

鳳翔「いえいえ、早霜ちゃんこそ頼ってきてくれてありがとうね」

早霜「(港湾さんに振舞う料理、鳳翔さんにお任せしてよかった)」


鳳翔「この席でお待ちください」

港湾「ハ、ハイ」

早霜「料理が出てくるまで待ちましょう」

港湾「ドンナ物ガ出テクルノダロウ……」ワクワク

早霜「深海ではどんなものを……?(深海ラーメン気になる)」

港湾「ソウネ……サッキ言ッタ深海ラーメンニ、深海ピザ、深海ボルシチ、深海親子丼……コノ季節ダト深海マツタケヲ使ッタ深海土瓶蒸シ――」ツラツラ

早霜「(ますます気になる!!)」

港湾「ホッポハ深海油淋鶏ガ好物デ」

早霜「材料は……」

港湾「……………………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

早霜「(無言の重圧が飛んできた)」


・・・・・・

~数分後~


天龍「よォ」

早霜「え、天龍さん?」

天龍「今日は天の道を往き、駆ける龍であるこの俺も料理を手伝ったんだぜ」

天龍「人は俺のことを、光の料理人と言った……」ウンウン

鳳翔「1人より2人の方がおいしくなるって、天龍さんが手伝ってくれたんです」

天龍「そういうこったから、俺達の料理をかっ喰らいな!」コトッ

港湾「コ、コレハ……!」

天龍「そうさ、これが俺達の料理……カマクラ麻婆豆腐だ!!」


  【皿の上に乗った豆腐】
\デエエェェェェェェェェェェン/


早霜「これは……冷奴ですか?」

港湾「イヤ、湯気出テル……ケド、タダノ豆腐トシカ……」

鳳翔「ふふふっ」

天龍「フッ、確かに見た目はただの豆腐さ。港湾さんよ、蓮華で豆腐の側面を崩してみな」

港湾「ハ、ハイ……」クチュ


プチッ、ドロォ


早霜「なっ、豆腐の中から麻婆が!!」

港湾「スゴイ……マルデ堰ヲ切ッタヨウニ!」


天龍「そう、これこそ!冷たい見た目とは裏腹に中は暖かいカマクラのような麻婆豆腐!」

鳳翔「カマクラ麻婆豆腐です!」

早霜「豆腐の形を保ったままくり抜き、その中に餡を入れ閉じ込めた……!なんて器用な技!!」

鳳翔「頑張りました」

天龍「そしてコイツァ見た目だけじゃないぜ。食ってみな」

早霜「……!」パクッ

港湾「………………」モグモグ


早霜・港湾「ッッ!!」カッ

早霜「お、美味しい……!」

港湾「駆ケ抜ケル辛味……シカシ、ソレデイテコクガアリ、豆腐ノ風味ト麻婆餡ガ喧嘩シテイナイ!!」

早霜「それにこの、すごく辛いはずなのに……このまろやかさは一体……!?」

鳳翔「隠し味に豆乳を投入したんです」

港湾「ダカラマルデ母親ノヨウナ厳シサト優シサニ満チ溢レタ味ニナルノネ……!」


・・・・・・


早霜「ご馳走様でした」

港湾「美味シカッタ……」

鳳翔「ふふっ、気に入っていただけてなによりです」

天龍「じゃあな。縁があったらまた会おうぜ」シュタッ


港湾「地上ハ美味シイ食ベ物ノ宝庫……」ウットリ

早霜「(結局深海料理については分からなかった)」


・・・・・・


早霜「次は、私達の日々の頑張りを……」

港湾「日々ノ頑張リ?」

早霜「はい。>>674です」


 1.演習場
 2.執務室


・・・・・・

~演習場~


早霜「ここが演習場エリアです」

港湾「広イ……」

早霜「命がけの戦いで、練度を上げることは大切ですから。そのために設備も充実させているんです」

港湾「イイノ?ソンナ大事ナノヲ見セテ……」

早霜「それだけ港湾さんを信用しているんです」

港湾「ア、アリガトウ……」

早霜「あ、丁度>>677型の人達が演習していますね」

白露


白露「速度でも白露がいっちばーん!!」ザァーッ

村雨「白露姉さん、今日は着任して間もない江風中心の訓練でしょ!」

江風「すまねぇな姉貴……もっともっと強くならなきゃ!」

五月雨「んん?海風はどこ――」

春雨「それ以上いけない」

夕立「ふあぁ……夕立、眠いっぽい」

時雨「夕立が眠いって言ってるよ!はい!演習終わり!!」

涼風「何言ってんだい!!」


港湾「アレガ?」

早霜「はい。若干変なのもいますけど、あれが白露型と言われる人達です」

港湾「アノ金髪の犬ッポイノ、見タコトアル……ヲ級ノ触手喰イチギッテタ」

早霜「(怖っ)」


白露「江風、落ち着いて!狙いを澄まして発射すれば当たるから!」

江風「お、おう!……落ち着いて、落ち着いて……!」ジャキン

夕立「ふ~っ」

江風「ンひぃっ!?」ダァン

涼風「ぎゃあぁぁ!?!?」critical!

村雨「ちょ、なにやってんの夕立ーーーー!!」

夕立「ぽひゃひゃ!江風は耳が弱いっぽい~!」ケラケラ

時雨「いいなぁ江風……」

江風「これのどこがいいンだよ!?」

春雨「……なんでウチの姉妹って、皆キャラが濃いんだろう……」

五月雨「本当に……」


港湾「オソロシイ……」ブルブル

早霜「恐ろしい……」ブルブル


春雨「あれっ、あそこにいるの……港湾棲姫さん?」

夕立「ぽい~?」


早霜「あっ、目が合った!早く次に行きましょう!」ソソクサ

港湾「ソ、ソウネ!」ソソクサ

早霜「次は……>>683です!」


 これで最後の見学
 今日はここまで

ドック

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira089954.jpg
忘れてた お付き合いいただきありがとうございます


・・・・・・

~入渠ドック・脱衣所~


早霜「ここがドックです」

港湾「オ風呂……?」

早霜「はい。特殊なお湯を使っていて、浸かると受けた傷が治るんです」

港湾「オ風呂ニ入ッテ、傷ガ治ル……!?」ビクビク

早霜「そこはあまり掘り下げないように。せっかくですし入っていきますか」

港湾「エ!デ、デモ、イイノ?」

早霜「最近大規模な作戦が終わって空いてるんです。さぁ、脱いでください」

港湾「デ、デモサッキ食ベタバカリデ……オ腹ガ……」カァァ

早霜「私だってさっき食べましたよ。さぁ」

港湾「ウゥ……見ナイデネ……」ヌギヌギ

早霜「(なんて胸……私の顔くらいあるんじゃ……)」ジー

港湾「ハ、恥ズカシイ!見ルナト言ッテイルノニ!」カチャカチャ

早霜「その手のやつ、取れるんですか!?」

港湾「コレ、深海無双ノ孟獲ガ使ッテタヤツニ似テルカラ気ニ入ッテルダケ」

早霜「(マニアックな……)」


早霜「さぁ入りましょう」ガララララ

港湾「オ邪魔シマス……」


・・・・・・


港湾「広イ……貰ッタチケットデ行ッタスーパー銭湯ミタイ……」

早霜「あれ、先客がいますね……>>693さんと>>694さんのようです」

金剛

リットリオ


金剛「Oh?ハヤッシモー!」

リットリオ「こ、港湾棲姫さん!?なんで私達が入ってる時に!」

早霜「それはまぁ、間といいますか……」

リットリオ「恥ずかしい……」

港湾「私ダッテ恥ズカシイデス……」

金剛「?何を恥ずかしがってるんデスかー?」

リットリオ「ここの皆に見られるのはいいけど……他の人とかは……」

港湾「私モ、深海ノ仲間ニスラ気後レチャウ」

金剛「ならいいじゃないデスかー!ここは艦娘と深海棲艦同士、裸の付き合いといきまショー!」

リットリオ「ふんっ、メシマズ王国のくせに……」

金剛「あ?」


金剛「言うネー、流石はパスタとピッツァばかり食べて腹部装甲が目立ってきているのをコルセットで隠しているだけのことはありマース」

リットリオ「んなっ!?」

金剛「お風呂じゃ隠せないヨ~」

リットリオ「う、うるさいですよ!これは、その……」

港湾「(ヒトゴトジャ、ナイ……カモシレナイ……)」

早霜「(胸がある人にはある人なりの悩みがあるのね……)」


リットリオ「そっちこそマズいくせに油ばっかりで!」

金剛「炭水化物&チーズ!ピザソース!!」ギリギリ

リットリオ「チョコフライ!ウナギゼリー!!」ギリギリ

早霜「はぁ…………さ、こっちの湯船に入りましょう」

港湾「ウ、ウン……」チャプ


港湾「ウ、ンンッ……!」ポワワ~

早霜「分かります。私も初めてドック入りしたときはあまりの心地良さに声が出ましたから……ふぅ……」チャプ

港湾「艦娘、イツモコンナオ風呂ニ……?」

早霜「そうなんですよ」

港湾「ズルイ…………」

早霜「深海にお風呂は?」

港湾「アルケド、コンナ気持チヨクナイ……道理デ強イハズ……」プカプカ

早霜「(あまり胸にコンプレックスがあるわけではないけど……ここまで大きいと湯船に浮くのね……)」


 ドックで起こるハプニング……>>699

津波に流される


リットリオ「このリットリオをバカにしてぇ……!」プルプル

金剛「提督と英国の悪口は許しまセーン……!」プルプル


港湾「騒ガシイケド、イツモコンナ感ジ?」

早霜「あの2人が特殊なだけですよ。まぁリットリオさんはいつもはオットリオなんですけど」

港湾「お風呂の温度下がった?」

早霜「最近の港湾さん、キツイや……」


リットリオ「ええい、この似非外人めぇ!!」ジャキン

金剛「面白いネー!やはり艦娘は殴り合ってナンボヨー!!」ジャキン

早霜「ん?」

リットリオ「主砲撃てぇー!!」ダァン

金剛「Fireーー!!」ダァン


グオオオオォォォォォォォォッ!!


港湾「エエエェェェェッ!?」

早霜「な、なにやってるんですかあの2人!」


ザッパァァァァン!!


港湾「オ風呂ナノニ、ナ、波ガ……!」

早霜「こんな狭いところで主砲なんて撃つから、反動がお風呂に!」


ドッパァァァァァァン!!


港湾「キャアアァァッ!!」

早霜「わっぷ!」


ガララララ


山城「ハァ……今日も被弾してしまった……不幸だわ」

山城「ん?」


港湾「ガバゴボボボ!!」

早霜「ひゃぁぁぁ!」

山城「え、ちょ、来ないで!ちょっとー!」


ドッパァァァァァァァァァァン!!


・・・・・・

http://www.youtube.com/watch?v=s-_NCyjFJMQ


大淀「で、あろうことかドックで艤装を展開し主砲を撃ち、早霜ちゃん達を余波の津波に巻き込んでその波は入口に居た山城さんごと脱衣所に……ですか?」

金剛「Oh淀~そんなに顔を近付けなくていいヨ~見つめ合うと素直にお喋りできないって別の津波でも言ってマース」

大淀「あなたは鎮守府のお金がどれだけ大切か本当に分かってるんですかあああぁぁぁ~~~~~!!」ガシッ

金剛「グエエェェ!!く、ぐるじいヨー!!」

リットリオ「ひいいいいい!!」


早霜「すいません……ウチの2人が」

港湾「ウ、ウウン!オ風呂気持チヨカッタシ、怪我モ無カッタシ」


・・・・・・

~夕方・港~


提督「いやぁすみませんね、今日は特に忙しくて、こうして夕方にしか顔を合わせられませんで」

港湾「イエ、素敵ナ案内デトテモ楽シカッタデス」

不知火「大丈夫?ちゃんと案内できた?粗相はなかった?」

早霜「大丈夫ですから、大丈夫ですから」


提督「これからも、あなた方と友好的な関係を続けていけたらと思います。本日は来てくださいまして、ありがとうございます」

港湾「コチラコソ。私ガココニ見学ニ来レルタメニ、尽力シテイタダイタト聞イテイマス」

提督「なっ、それはどこで……」

港湾「フフフ」

提督「早霜めぇ……」


提督「それでは途中まで、ウチの艦娘がお送りしますね」

港湾「ソンナ、オ構イナク……」

提督「既にそこで待っていますので」ハハハ

港湾「え?」


天龍「おーい!暗くなる前に行こうぜー!」

提督「彼女、昔タクシーの運転手したことがあるらしくて」

早霜「(あの人何歳なんだろう……)」

港湾「……ココマデサレテハ、甘エルシカナイデスネ……」

提督「ははは」

港湾「早霜サン……」

早霜「はい」

港湾「今日ハアリガトウ……マタ、来ルコトガアッタラ、ヨロシクネ」ニコッ

早霜「任せてください」

不知火「今度は私も案内するわ」

早霜「別にいいです」

不知火「司令……早霜が冷たいです」

提督「不知火まだいたのか」

不知火「司令……」ギロッ


港湾「ソレデハ」フリフリ

提督「ええ、また」フリフリ

不知火「……」フリフリ

早霜「また来てくださいね」フリフリ


・・・・・・


港湾「アナタモ、今日ハ色々アリガトウゴザイマス」

天龍「いや~偶然色々なところで会ってたよな。まぁ縁があったらまた会おうぜ!」

港湾「エエ」

天龍「んじゃぁな~」


・・・・・・


提督「ふぅ、それじゃ俺達も戻るか」

不知火「はい」


資源「」

提督「あん?なんでまたこんなところに燃料と弾と鋼材が……?」

不知火「遠征部隊が落としたのでしょうか。私が倉庫に持っていきますね」

早霜「あっ」

提督「おう頼む。さ、早霜!夕飯でも食いに行くか!」

早霜「あの……」

不知火「私の席も取っておいてくださいね」

早霜「それ……」

提督「よーし、鳳翔さんにから揚げとハイボール頼むかなぁ~!」


 ~おしまい~


 以上です
 お付き合いいただきありがとうございました
 縁があったらまた

最後ニ、少シダケ……質問……

・子供……好キ?
・依存サレタイ?ソレトモ征服サレタイ?

…………↓2

ショタではない
改めてありがとうございました


番外【敬語じゃないのは……】

・・・・・・

~夜・執務室~


早霜「司令官……まだ起きていますか?」

提督「早霜か、どうした?」

早霜「いえ……那智さんが達磨をくれたので、一杯」

提督「そうか……じゃあこの書類をまとめたら、ご相伴に預かろうかな」

早霜「では私もお手伝いいたします」

提督「いいさ、お前も今日は疲れたろ」

早霜「でも、司令官……」

提督「慣れてるんだ。ちょっと待ってろ」

早霜「…………はい」


・・・・・・

~数十分後~


提督「そういや天龍、東京に行ってみたいと言っていたな……遠征では東京急行行かせてやるか」

提督「クルージング部隊にもそろそろ休暇をやらんとな。1日の取って来る資源ノルマを10ずつ減らしておくか。俺ってば優しすぎる」

提督「いかん、こっちも今日やっておきたいやつだ……」

早霜「…………」

提督「早霜、先に飲んでていいんだぞ?」

早霜「いいえ、待っています」

提督「…………」


提督「早霜」

早霜「はい」

提督「先に俺の部屋に行っててくれ。俺は鳳翔さんにグラスを借りてから部屋に戻る」

早霜「……!はい」

提督「(さて、せめてこの1部だけは仕上げなければ)」カキカキ


・・・・・・

~十分後・提督私室前~


提督「すぐ済ませたつもりだが……待ちくたびれてはいないよな」


ガチャッ


提督「お待たせ」

早霜「おかえりなさい」ニコッ

提督「………………」

早霜「……変でした?」

提督「い、いや……」

提督「(部屋に戻ると早霜が晩酌の準備をテーブルに整えて待ってくれていた。まぁそれ自体は不自然ではないが――)」

提督「早霜も飲むのか?」

早霜「いけませんか?」

提督「いや、まぁいけなくはないが……」

早霜「たまには、司令官にも付き合っていただきたくて」

提督「マイグラスってやつか」

早霜「司令官が1つしか持ってこないのを予想して」

提督「用意がいいことで」

早霜「安心してください。明日に差し支えない程度にしますから」

提督「はいよ」


・・・・・・


早霜「…………」トクトクトク

提督「…………」

早霜「…………」カラカラカラ

提督「…………」

早霜「お待たせいたしました」コトッ

提督「ありがとう。早霜は?」

早霜「まずは司令官に」

提督「そうか。じゃあ……」クイッ

早霜「…………」

提督「…………うん、美味しい」

早霜「そうですか。では私も」トクトクトク


提督「それじゃ、今日もお疲れさま。明日も頑張ろう……乾杯」

早霜「はい」


キンッ


早霜「…………」クイッ

提督「今度は俺が作ってやろう」

早霜「そんな、今は私が……」

提督「いいんだよ。気分」

早霜「そう、なの……?」

提督「ああ」

早霜「…………じゃあ、この1杯で足りなかったら、お願いしようかしら」

提督「おう」


・・・・・・


提督「………………ふぅ」コトッ

早霜「それでは、片付けますね」

提督「え、まだボトルに残って――」

早霜「……」グイッ

提督「うおっ」ドサッ


提督「危ないなぁ、これがソファじゃなくて椅子とかだったら俺落ちてたぞ」

早霜「そこはちゃんと考えていますよ…………それよりも」


ギュッ


提督「…………」

早霜「……………………やっと、できた……」ギュウウウ

早霜「司令官……私の、司令官…………」

提督「おい、はやしも――ンッ……!」

早霜「…………んっ、ちゅっ…………」

提督「(舌が、口の中に……!)」

早霜「ぷはっ、ちゅるっ……」

提督「(少し酔っているせいか、あまり抵抗しようという気が起きない……早霜に身を任せてしまっている……)」


早霜「司令官……どうですか?気持ちいいですか?キス……」

提督「あ、ああ……」

早霜「ではもっと続けるので、司令官はそのままで……このまま『いつものように』……」

提督「早霜、でも今日は……」

早霜「……んっ、ん……ちゅっ……」

提督「んぐ……っ……はや、し……も……っ!」

早霜「もっと呼んでください……名前……私の名前…………司令官の声で……司令官の口で…………私を呼んで……」

提督「(おかしい……いくら酔っているとはいえ、ここまで体に力が入らないのは……)」

早霜「……ふ、ふふっ……ふふふふっ……」

早霜「嬉しい…………司令官……ずっと一緒…………ずっと、ずっと……」

提督「早霜、まさかお前……」

早霜「美味しかったですか?私の作った薬割り……」

提督「な、ぜ……!」


早霜「ごめんなさい……今だけ、今だけですから……」

提督「だから、今日は……だめって……」


早霜「……いやよ」ガチャガチャ

提督「ちょ、ズボン脱がすな……!」

早霜「…………ふぅん……そういうこと言うの……」

早霜「こっちはこんなになっているのに……」チュッ

提督「うぐっ……!」

提督「(早霜は俺の愚息をパンツから引きずり出すなり、半勃ちだった亀頭に口づけをした……って、冷静に実況している場合か……!今日は……)」


早霜「今日っ、はっ……大切なっ、日……よね……」アムッ

提督「うっ……!」

早霜「れろっ、ジュル……んっ……んくっ……」

提督「早霜、ちょ……ぐっ……!」

早霜「ふふふふっ……こうしろって教えてくれたのは……司令官よ?」

提督「はぁっ……うっ、くっ……!」

早霜「かわいい……司令官…………かわいいわ」

早霜「その顔、私だけに見せてね……そしてその種は…………こっちに……」スルッ


提督「(服を……)」

早霜「最近、ちょっと太ってきちゃったけれど……」

提督「そんな、こと……ないぞ」

早霜「ふふっ、優しい」

提督「(テンプレ文ではなくて、事実だ。逆に初めて会った時の早霜が痩せすぎていたくらいで、今では皆とよくご飯を食べているおかげか健康的な体つきとなっている)」

早霜「じゃあ……そんな優しい司令官のを…………私の、中に……っ……!」ヌププ

提督「うぐっ……は、早霜……ゴム……!」

早霜「ああっ……!くっ、うぅっ……!」

提督「(ああ……今まで挿入をするときは必ずゴムを付けていたのに……ついにやっちまった、のか……)」

早霜「ゴム、付けてないと……こんなに気持ちいいのね……っ、司令官の、カタチが……いつもより、わかる……っ」

提督「(うぐっ、そりゃこっちの台詞だと言いたい……!早霜の膣内、ゴム越しでも気持ちよかったのに、今じゃ……!)」


提督「はや、しも……で、出るときは、外……」

早霜「駄目。んっ……司令官の、子種……全部……私の膣内……!」ズチュッズチュッ

提督「やめっ、ぐっ……く、あっ……!で、出る、から……抜い――」

早霜「駄目って、言ったでしょ」ニコッ


ドプッ、ビュルッ……ドクッドクッ……


早霜「ああっ……!司令官の……熱いの……が、お腹……広がって…………」

提督「うっ……くおぉ……!」ビュルル

早霜「うふふ……うふふふふふふっ…………」


早霜「沢山、出たわね……」

提督「そりゃ…………」

早霜「ふふっ……これで…………」

提督「早霜、お前……今日が何の日か分かってるのかよ……」

早霜「子日さんなら――」

提督「お前の危険日、だろうが……!」

早霜「……覚えててくれたのね」

提督「当たり前だろ……だから最近は――」

早霜「最近は全然シてくれなかった」

提督「そりゃ、いくらゴムとはいえ……避妊率0%ではない。危険日の性行為は……」

早霜「…………司令官は」

提督「え?」


早霜「司令官は、本当に私のそばにずっといてくれる?」

提督「何を言って……」

早霜「優しい司令官……私なんかに気をかけてくれて、こうして私を選んでくれた……私の大好きな司令官……」

早霜「でも、私……時々思ってしまうの……私、司令官の重荷になっていないかって」

提督「……」

早霜「その気持ちが大きくなって、不安になって……私……」

提督「早霜……」

早霜「今だって、司令官を困らせて……でも」

早霜「大好きな司令官……どこにも行ってほしくないから、私……司令官との……証拠、欲しくて……」グスッ

提督「証拠…………そう、か…………そういうことか」

提督「(悪い言い方をすれば既成事実、良い言い方をすれば愛の結晶……それが早霜は欲しかったのか)」


提督「早霜…………」ギュッ

早霜「ッ、薬…………もう……」

提督「いや、まだちょっと……効いてる……けど、これくらいは……」

早霜「ごめんなさい……私…………」

提督「こっちこそすまないな……お前の気持ちに……」

早霜「司令官…………」

提督「大丈夫だ。俺はお前のもとから離れたりなんかしない。ずっと、俺が傍にいるよ」

早霜「本当……?本当?」

提督「ああ」

早霜「私を、ひとりにしない?」

提督「もちろんだ」

早霜「私、司令官がいないと……もう…………」

提督「俺だって、早霜がいないとやっていけないよ」ナデナデ

早霜「しれい、かん…………」ポロポロ

提督「愛しているよ、早霜」

早霜「っ…………は、いっ……!」


・・・・・・

~2時間後~


提督「…………(や、やっと薬が切れたか……)」

提督「(あれから『1回じゃ足りない』と言われ、されるがままに早5回…………)」

早霜「ふふっ、司令官…………」スリスリ

提督「(全部早霜の膣内の奥深く……子宮へと注ぎ込んだ…………いや、注ぎ込まされた)」

提督「(その間にも薬は切れていたんだが……何故だろう、俺は早霜を上からのけようとは思わなかったのだ)」

早霜「お腹、いっぱい…………これで……デキたかしら……」

提督「さぁな……」


早霜「……ねぇ司令官…………」

提督「なんだ?」

早霜「責任、とってよね」

提督「テンプレ文を言うんじゃありません」

早霜「ふふっ、一度言ってみたかったの」

提督「まぁ…………取るけどさ。でもウチの親父厳しいから、お前みたいな見た目幼いのを連れて行ったらどうなることやら」

早霜「お義父様……?あ、思い出したあとひとつ」

提督「なんだ?」

早霜「司令官がパパになるのよ」

提督「それほんのちょっと前にネットで流行ってたやつだろよく知ってるな」

早霜「うふふっ」


提督「…………あ、そうだ。ずっと聞こうと思ってたんだけどさ。なんで早霜って、こういう時だけ敬語じゃなくなるんだ?」

早霜「ッ…………い、嫌?」

提督「別に嫌じゃないけど、なんでかなーって」

早霜「…………そ、それは……敬語じゃない方が、恋人らしいかしら……って……」カァァ

提督「………………」

早霜「な、なに……」

提督「いや、かわいいなと」ナデナデ

早霜「…………知りません」ジトッ


提督「あ、そうそうあとひとつだけ」

早霜「?」

提督「さっきの達磨、なんで残したんだ?」

早霜「………………」

提督「おいどうした」

早霜「それは…………ね」

早霜「明日もまた、こうして……司令官と…………飲みたい、から………………です」


~おしまい~


別にこの後突き放したり泣かせたり監禁されたりはしなかった
以上早霜に依存されて子供がデキる話でした

それでは依頼出してきます

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