志保「構ってもらわなくても平気です」 (61)

志保「おはようございます」



ミリP(以下P表記)「ん?やぁ、おはよう志保」



志保「おはようございます、プロデューサーさん」



P「今日も一日頑張ろうな」



志保「プロデューサーさんに言われなくてもそのつもりです」



P「ははっ、そうだよな」



志保「……私、レッスンまで時間があるので読書してますから、構わずお仕事しててください」



P「ああ、わかったよ」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440698579

今さらですがミリマスSSです

数分後





志保「…………」ソワソワ



P「あれ?読書はいいのかい?」



志保「ええ…何度も読んでる本ですから」



P「そうか、話し相手になれなくてすまないな」



志保「別に…プロデューサーさんと話す事も特にありませんし」



P「ははっ、ゴメンゴメン」



志保「あっ、いえ…私の方こそすみません」



P「いいさ、もう少ししたら誰か来ると思うからそれまで我慢しててくれよ」



志保「私は別に……こ、このまま二人でも」

さらに数分後




志保「…………プロデューサーさん」



P「ん?どうした?」



志保「い、いえ…その……お仕事は順調ですか?」



P「んー、もう少しかかりそうだなぁ……」



志保「そうですか……コーヒーでもいれてきましょうか?」



P「ありがとう志保、でも大丈夫だよ」



志保「…遠慮しないでいいのに」



P「んー、そうだなぁ…それじゃあ飲みたくなったらお願いしようかな」



志保「いつ飲みたくなりますか?」



P「えっ……?いやーそれは……時間が経たないと分からないかな」



志保「あっ、そ…そうですよね…すみません」



P「いいよいいよ、ありがとうな志保」



志保「いえ…別に………」

さらに数分後





志保「…………」



P「あの…志保?そんなに近くで見られると……少しだけ困っちゃうかな…」



志保「……あとどれくらいで終わりますか?」



P「え?うーんと、あと少しだね」



志保「じゃあこのまま待ってます」



P「で、出来れば……あっちのソファで待っててもらえると嬉しいかなーって」



志保「わかりました……すみません邪魔をしてしまって……」



P「邪魔なんかじゃないよ、俺の方こそ退屈させてすまないな」



志保「別に退屈ではありません……退屈じゃないですけど……」



P「けど?」



志保「二人きりなのに構ってもらえなくて…寂しいで……あっ、いえ…別に退屈じゃないですから気にしないでください」



P「そうか?それじゃあ、もう少しだけ仕事させてもらうよ」



志保「はい……」

さらにさらに数分後




P「ふぅ、終わっ…」



志保「プロデューサーさん終わりましたか?」



P「えっ!う、うん…すまなかったな何か待たせてたみたいで」



志保「べ、別に待ってませんから……それよりどうぞ」



P「おお、コーヒー淹れてくれたのかい?ありがとう志保」



志保「これくらい…あの、味はどうですか?」



P「………うん、美味しいよ、志保は器用だな」



志保「そ、そうですか…」

P「本当さ、これなら毎日でも飲みたいくらいだ」



志保「し、仕方ありませんね…それじゃあ毎日淹れてあげます」



P「え?い、いや無理しなくても…」



志保「いいえ、無理じゃありませんから」



P「そ、そうか?うん、志保がそこまで言うならお願いしようかな…でも出来るだけでいいぞ」



志保「はい、任せてください……ふふっ」



P「そういえば志保、舞台の方はどうだい?」



志保「監督の指導は厳しいですけど、充実してます」



P「つらくないか?」

志保「大丈夫ですよ、毎日いい勉強になってますから」



P「そうか、でも俺に出来ることがあれば言ってくれよ?志保の力になりたいからさ」



志保「あの…じゃあ……お、お願いがあります」



P「おっ、あるのか?聞かせてくれ」



志保「えっと…本当に聞いてくれるんですか?」



P「ああ、もちろんさ」



志保「あ、頭を撫でてほしいです…」



P「えっ?」



志保「ダメ………ですか?」

P「あ、いや…なんというか」



志保「……もしかして嫌なんですか?どうして嫌なんですか?理由を教えてください」



P「いや、その…恥ずかしいし…志保の年齢的にもさ」



志保「私より歳上の…このみさんの頭は撫でれて、私は撫でれないって言うんですか?プロデューサーさんは」



P「いや、その……あれ、志保?どこに行くんだ?」



志保「私が……もっと子供っぽくなれば撫でてくれるんですね?」



P「へ?」



志保「少し待っててください」



P「あっ、ちょ…行ってしまった」

数分後



P「…志保はいったい何をしてるんだろうか」



志保「お、おまたせしました…」



P「ん?おお、戻ってきたか……志……保」



志保「こ、これで撫でてくれますよね?プロデューサーさん」



P「……………志保、その格好は……いったい何だ?」



志保「……こ、これは…し、小学生メイドの衣装ですっ」



P「う、うん…それは見たら分かるんだ、何で今その格好をしてるのかっていう理由をだね」



志保「だ、だって、この格好じゃないと……プロデューサーさん撫でてくれないんですよね?」

短いですが申し訳ない寝ます
可奈ちゃん書いてたら志保ちゃんも書きたくなったので

ええなぁ,一旦乙です

>>1
北沢志保(14) Vi
http://i.imgur.com/PD51uPh.jpg
http://i.imgur.com/873Yl7K.jpg

>>15支援ありがとうございます




P「いやいや!それは勘違いだと思うぞ志保?それにどっから持ってきたんだその衣装……」



志保「そんな事より早く撫でてください、私だって恥ずかしいんですから」



P「いや、だからね…」



志保「酷い……こんな格好までしたのに」



P「わ、わかったわかった!撫でますから、撫でさせていただきますから…でも本当に少しの間だけだからな?」



志保「もちろんです、レッスンまでの時間潰しのつもりですから」



P「うーん……それなら」














P「し…志保、そろそろいいんじゃないか?かれこれ30分くらいは撫でてると思うんだが」

志保「ん……私は続けてもらっても平気です」



P「誰か来て見られたら志保も困るだろ?」



志保「別に…気にしません」



P「でもなぁ…」



志保「もし見られても、私が上手く誤魔化せますから」



P「わ、わかったよ…そこまで言うなら志保に任せよう…」



志保「はい……なのでもっと…」



P「う、うん…しかし、志保がこんなお願いをするなんて」



志保「意外でしたか?」



P「正直言うとね」

志保「…私も、最初はこんな事お願いするつもり無かったんですけど」



P「けど?」



志保「プ、プロデューサーさんが悪いんです」



P「えっ?俺、何かしたかな…」



志保「他の子に…優しくしたり、甘やかしたりして、私を不安にさせるから」



P「ん?」



志保「つい…私も構ってほし……って何を言わせるんですか!!」



P「えぇと……」



志保「と、とにかくプロデューサーさんに今回こういう事をお願いしたのは……ただの気まぐれで、別に意味なんてないんです!本当ですから」



P「そうか……気まぐれなら仕方ないな」

志保「はい……仕方ないので…もっと撫でてください」



P「わかったよ、ほら」



志保「…プロデューサーさん」



P「今度はどうした?」



志保「今日のレッスン…お休みしたいです」



P「えぇ?どこか身体の調子でも悪いのか?」



志保「…違います…もういいです…」



P「いや、どこか気分でも悪いなら」



志保「もういいですっ……」



P「わ、わかったよ…でも体調が悪くなったらすぐに言いなさい、いいね?」

志保「はい…」



P「ん?どうしたすごく近づいてきて」



志保「気のせいですよ」



P「そう?にしてもこんなに近いと…色々とマズイ気が」



志保「……プロデューサーさん」



P「つ、次はなんだ?」



志保「今度のオフの日に本を買いに行こうと思ってるんです」



P「へぇ、どんな本を?」



志保「まだ、決めてません…なので誰かと一緒に行って選んで貰おうと思って」



P「なるほど……それなら百合子を誘ってみたらどうだ?新書から昔の本までなんでも知ってるぞ」

志保「………そうですね、その後なんですけど」



志保「お、おもちゃ屋さんに行きます…」



P「ぬいぐるみか?」



志保「そうですけど…べ、別に変じゃないですよね?」



P「ああ、可愛いのが見つかるといいな…そうだ、可奈を誘ってみたらどうだ?好きそうだし」



志保「……プロデューサーさんも」



P「俺も?」



志保「……すみません、もういいです」



P「えっ、でも……」



志保「もういいです、私…レッスンの時間まで寝ますから、プロデューサーさんはそのまま撫でてください」

P「え、いやそれは……あれ?志保?」



志保「……………」



P「本当に寝たのか?うーん、まぁ…起こしてあげれば問題ないか……」



P「にしても今度のオフかぁ……ちょうど俺も本屋に行こうと思ってたし、付いて行こうかな」



志保「………」



P「うーんでもなぁ、志保は嫌がるだろうし」



志保「…………」



P「まぁ、ダメもとで聞いてみるか」



志保「………」



P「見てたら俺もなんだか眠たくなってきたなぁ…この後は特にする事もないし、いやいや、ここで寝るわけには…」







可奈「らんらんら~♪おはようございまーす!!矢吹可奈ただいま到着しましたよ~♪」



可奈「はれっ?誰もいないのかな……えーと、あっ、プロデューサーさん!えへへ…居たんですね」


可奈「でも声くらいかけてくれて……も……はれっ!?プ、プロデューサーさん寝てる」



P「……zzz」



可奈「寝顔っ!プロデューサーさんの寝顔!えへへ、これはシャッターチャン…はれれっ!?」



志保「…ん」



可奈「し、志保ちゃん…居たんだね!あのね、違うんだよ?今のシャッターチャンスとかは…志保ちゃん?」



志保「………んぅ…」



可奈「志保ちゃんまで寝てるー!?これは…これは……しかもご丁寧にメイド服まで着て、まるで撮ってくれと言わんばかりに……うへへ」



可奈「大好きな志保ちゃんと、大好きなプロデューサーさんが……一緒に寝てる……アイドルになって本当によかったよ」

可奈「し、しししかも…志保ちゃんは大胆にもプロデューサーさんの腕を……がっしりホールド中という!」



可奈「プロデューサーさんも志保ちゃんの頭に手を置いて……この構図…素晴らしい」



可奈「さて、さっそく……はれっ?」



志保「……おはよう可奈」



可奈「お、おはよう…しし志保ちゃん…」



志保「色々聞きたいことがあるけど…とりあえず、そのスマートフォンしまいなさい」



可奈「えへへ……はっ、そんなことよりレッスンだよ志保ちゃん!」



志保「うん、わかってる…少し着替えてくるから」



可奈「それじゃあ先に下に降りて待ってるね」



志保「ええ、お願い」

可奈「えへへ~♪それじゃあ、また後で!」



志保「ふぅ…まったく可奈ったら、それじゃあプロデューサーさん行ってきま…」



P「………zzz」



志保「プロデューサーさん寝てる…撫でながら寝ちゃったんだ」



志保「プロデューサーさん、帰ったらまた撫でてくれますか?」



志保「多分、ダメって言うんでしょうね…なんとなくわかります」



志保「まぁ、でもプロデューサーさんが撫でてくれなくても別にいいです」



志保「ただ…プロデューサーさんの傍には、ずっと居させてもらいますからね?」



志保「ずっと、っていうのはその…アイドルとプロデューサーという関係じゃなくて…えっと…も、もういいです」



志保「はぁ、それとですね…オフの日、い、一緒にいく人がいないなら…私が行ってあげますから」

志保「帰ってきたら、ちゃんと誘ってくださいね?」



志保「……一人で何言ってるんだろ、早く着替えないと」



志保「でももう少しだけ…傍に居させてください、こうしてると落ち着くので……ふふっ」



P(し、志保…起きにくいんだがね)



可奈(ふへへ………戻ってきて正解だった、志保ちゃんはやっぱり可愛いなぁ)



志保編 おわり

静香「私に構わないでください」




静香「おはようございます、プロデューサー」



P「あれ?おはよう静香、今日はオフじゃなかったか」



静香「忘れたんですか、プロデューサーにこれを貸しに来たんですよ」



P「え?ああ…このCD、わざわざ持ってきてくれたのか?オフなのに」



静香「こ、こういうのは早いほうがいいんです!それに…プロデューサーにも」



P「どうした?」



静香「な、なんでもありません!」



P「そうか、ありがとうな静香…聴き終わったらすぐに返すよ」



静香「急がなくていいですよ、けど感想はちゃんと聞かせてもらいますからね」



P「ははっ、わかったよ……ところでさっきから気になってたんだけど」

静香「えっ、な…なんですか?私の顔に何か付いてますか?それともどこか変な所でも」



P「いやいやそういう訳じゃなくてな……静香はこれからデートかい?」



静香「は……はぁぁっ!?な、何を言ってるんですかあなたは!?」



P「あはは…ゴメンゴメン、ずいぶん可愛い格好してるからてっきり」



静香「そ、そんなわけありません!私がデートだなんて……」



P「そうだったのかゴメンな静香、変な事言って」



静香「こ、この格好は…たまにはこういうのも、いいかなと思って……ただそれだけです!」



P「うん、よく似合うよ。可愛いぞ静香」



静香「えへ……あっ、別にプロデューサーに褒められても嬉しくないですけど…一応、ありがとうございます」



P「でも歩きつらそうな靴だな、大丈夫か?」

静香「子供扱いしないでください、私だって普段は履かないですけど…ちゃんと歩けますから…ほらっ!」



P「お、おう…すまんすまん、けど…そんなにすると転けるぞ?」



静香「だから子供扱いしないでくださっ、きゃっ!」



P「おっと……大丈夫か?足捻ったりしてないか?」



静香「…だ、大丈夫ですこれくら……い」



P「そうか、良かったよ…静香がこっちに倒れこんで来たからちゃんと受け止められたし」



静香「あ……う…」



P「静香?やっぱりどこか痛むかい?」



静香「い、いえ…すみません…」



P「いいさ、元は俺が変な事言ったせいだから」


静香「そ、そんなことないです…私が意地を張ったせいで」



P「確かに……静香は意地っ張りだからなぁ」



静香「うぅ………」



P「おまけに仲間思いで優しいし、歌も上手いし、うどんに対する情熱は誰にも負けないし、努力家だし、可愛いし、イノセントボディだし」



静香「なっ……プ、プロデューサー……なにを」



P「他にも良いところ挙げればきりがないな」



静香「き、急になんなんですか!」



P「いや~すまんな、つまり何が言いたいかというと……意地っ張りな静香も可愛いぞ!ってことだ」



静香「し、知りません!」

P「でも最近のお気に入りは、俺を見かけると嬉しそうに走ってくる事かな」



静香「プ、プロデューサーの勘違いです!私がそんな…」



P「だよな、はは…」



静香「まったく、本当にプロデューサーは……」



P「ゴ、ゴメンなさい」



静香「でも……ほ、褒められるのは悪い気はしませんから…ありがとうございます」



P「それじゃあ…そろそろいいかな?」



静香「え?そろそろって……なんですか」



P「いや、今のままだと静香を抱きしめたまま仕事をしないといけないからさ」



静香「あっ、そ…そうですよね」

P「ははっ、静香がいいなら俺は構わないけど」



静香「………な、ならもう少し」



P「へ?」



静香「い、いえ…なんでもないですっ!離れますから……これでいいですよね?」



P「う、うん」



静香「…はぁ」



P「どうした?」



静香「いえ、なんでもないです…それじゃあ私帰ります」



P「え?もう帰るのか?」



静香「プロデューサーに渡せたので……もう帰ります、帰って反省会を…」

P「せっかくだしお茶でも飲んで行かないか?頂き物だけど美味しいお菓子もあるんだ」



静香「はい…それじゃあ少しだけ」



P「ははっ、待っててくれよ、今持ってくるから…静香はジュースでいいかな?」



静香「はい」



P「……あれ?ジュースでいいのか?てっきり子供扱いしないでください!ってまた」



静香「今日は疲れました…意地を張るのは止めにします」



P「そ、そうか…それじゃあ持ってくるよ」



静香「あっ、手伝います」



P「いいからいいから、座ってなさいな」



静香「わかりました…プロデューサーがそう言うなら」

P「うん、すぐに持ってくるから」





数分後




P「待たせたね、静香」



静香「待ちました…」



P「ゴメンゴメン、お菓子を探してて」



静香「寂しかったです……」



P「え…そ、それはすまなかったな」



静香「いえ…」



P「ああ…ええと…と、とりあえずお菓子とかジュースとか自由に食べたり飲んだりしていいからな」



静香「プロデューサーは食べないんですか?」



P「俺は仕事があるからね、気にせず…」

静香「なら私も頂けません、プロデューサーと一緒に食べます」



P「え?いや…でも」



静香「それに一人で食べても寂しいですから」



P「ああ、まぁそうだな…じゃあ少しだけ待っててくれ、すぐに終わるから」



静香「はい」

一旦区切りで
支援ありがとうございます

P「よし、それじゃあ…」



静香「プロデューサー私にも何かお手伝いできることありませんか?」



P「ありがとう静香、でも大丈夫だよこれくらいなら直ぐに終わるから」



静香「プ、プロデューサーと早くお話がしたいので……手伝いたいです、ダメですか?」



P「へ?いや、その」



静香「ダメならいいんです、終わるまで待ってますから……」



P「あ~……そ、それならこの書類をコピーしてきてもらおうかな」



静香「は、はい!わかりました!直ぐに行ってきますね」



P「う…うん……よろしく」

数分後



静香「プロデューサー、頼まれてた書類をコピーしてきました!」



P「おお、ありがとう静香」



静香「はいっ、どうぞ」



P「助かったよ、本当にありがとうな」



静香「ふふっ…プロデューサーに喜んでもらえて良かったです」



P「静香は気が利く良い子だな」



静香「そ、そんなこと、からかわないでくださいプロデューサー」



P「いやいや本当に感謝してるんだよ、代わりに今度何か俺にしてほしい事とかあったら遠慮なく言ってくれよ?」



静香「あ…その……」



P「おっ、さっそくあるのかな?」

静香「今は言えないので、プロデューサーのお仕事が終わったら…」



P「それじゃあ楽しみにしてるよ」



静香「は、はいっ」











P「ふぅ…終わった」



静香「お疲れ様でした、プロデューサー」



P「あはは、ありがとう静香…とりあえず一区切りついたよ」



静香「私、プロデューサーのためにコーヒーを淹れてきます」



P「いいのか?」



静香「はいっ、それじゃあ待っててください」

P「はっはっは、志保といい静香といい、よっぽどコーヒーを淹れるのが好きみたいだな」






静香「プロデューサーおまたせしました」



P「ありがとう静香、いただくよ」



静香「ど、どうぞ………あの、お味はどうですか?」



P「心配しなくてもバッチリ美味しいよ」



静香「そうですか…良かった」



P「本当に美味しいよ、これなら毎日でも飲みたいくらいだ」



静香「プロデューサーに毎日コーヒーを…」



P「はは、嫌だよな」



静香「仕方ないので…い、淹れてあげますプロデューサーのために」

P「いいのかい?それじゃあお願いしようかな」



静香「あ、明日からさっそく淹れます」



P「はは…ありがとう静香 ところでさっき言ってたお願いってなんだい?」



静香「えっと……プ、プロデューサーに」



P「俺に?」



静香「お菓子を」



P「お菓子を?」



静香「口移しで食べさせてほしいって…」



P「それはダメ!」



静香「えっ、ど…どうしてですか?」

P「いやいやダメだよ、絶対にダメ」



静香「静香の為なら何だってするって……それなのに、酷いですプロデューサー」



P「そんなこと言ってないよ静香」



静香「そんな………ぐすっ…酷い…で…す」



P「えっ?お、おい静香!?何も泣くことないだろ…」



静香「な、泣いてませんっ…グスッ…けど…プロデューサー…が意地悪する……からぁ」



P「い、意地悪じゃないよ、ただね?アイドルが口移しとか色々とマズイんだ」



静香「うぅ……でもぉ…言ったのに…グスッ…約束」



P「し、静香が大事だから簡単にこういう事したくないんだよ、分かってくれないか?」



静香「グスッ……私が大事…?」

P「そうさ、だから…口移しは諦めてくれないかな?何かそれ以外で」



静香「わ…わかりました、すみませんプロデューサー……私またプロデューサーに迷惑かけて」



P「迷惑なんかじゃないよ、むしろ頼ってくれて嬉しいさ」



静香「プロデューサー……あ、あの…それじゃあ」



P「ん?どうした?」



静香「口移しは諦めるので、普通に食べさせて貰うことは大丈夫ですか?」



P「うーん……まぁ、誰もまだ来てないし、二人だけの秘密だぞ?」



静香「は、はい……あの、それじゃあお願いします」



P「うっ、うん……それじゃあこのクッキーから」



静香「はい……あ、あーん」

P「ぐっ、静香できれば目をとじてくれないか?そんな上目づかいされると……」



静香「え…あ、はい…こ、これでいいでしょうかプロデューサー」



P「うん…よし、それじゃあ」



静香「あ、あーん……んっ…ん……美味しいですプロデューサー」



P「そ…そうか、それじゃあこれで」



静香「けど……やっぱりプロデューサーが視界にいないと不安です」



P「えっ?いや…もう終わ」



静香「プロデューサー、そのままじっとしててください」



P「えっ、ちょっ!…あの…静香これは」



静香「目を開けるとプロデューサーが困って、閉じると私が困るので…だ、打開策です……」



P「いや…こ、こんなに密着されると」



静香「わ、私も…恥ずかしいの…が、我慢してるんですからプロデューサーも我慢してください!」

一旦区切りで

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom