武内P「You're stars shine on me」 (104)


~サマーライブ後~



「「「 ソロCD? 」」」



武内P「はい。『memories』などユニットでのCDだけでなく、皆さん自身の個性を前に出していくために、アイドル一人一人の曲をCDとして出す事を決定しました」

莉嘉「それって、お姉ちゃんの『TOKIMEKIエスカレート』みたいなの!?」

武内P「ええ、その通りです」

武内P「曲の方は既に用意出来ていますので、あとは一人ずつ歌詞や曲の細かい調整について相談し、歌の収録に向かう計画にしています」



「「「!!!」」」ザワッ



みく「Pちゃん! みくの曲はちゃんと猫の曲なんだよね!? 早く聞きたいにゃ!」

李衣菜「ウッヒョー! めちゃくちゃロックな曲を歌うぞー!」

卯月「ソロCDも頑張ります!」

莉嘉「お姉ちゃんと同じCDが出せるんだー!」


蘭子「わ、我が友よ。我が魂は唯一にして、既にその闇は明けたか?」(ぷ、プロデューサー…私は元々ソロだけど、私もCDを出せますか?)

武内P「勿論、神崎さんも改めてソロCDを出していただく形になります。楽しんでもらえれば何よりです」

蘭子「!!」パアッ

蘭子「フフフ……一度顕現した魔王の魂は、再び蘇り現世を支配せんとするか!」
(やった! 新曲ありがとうございます! 今回も、精一杯頑張りますね!)


きらり「うっきゃー! きらりとっても楽すぃみー☆」

かな子「素敵な曲だといいなぁ…!」

未央「え、もう曲出来てるの!? 聞きたい聞きたい!!」

みりあ「みりあも聞きたーい!」

武内P「わ、わかりました。なるべく早く皆さんの曲を試聴出来るようにしますので落ち着いて下さい……」



ワイワイガヤガヤ



アーニャ「……」





アーニャ「……Соло……」

アーニャ「……ひとり、ですか」


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武内P「それでは、収録の決まった方から追って連絡します」



凛「ソロCDか……どんなの歌うんだろ」

杏「印税が手に入るなら、何でもいいけどねー」

智絵里「ちゃ、ちゃんと歌えるかな……」

美波「大丈夫よ智絵里ちゃん。智絵里ちゃんならきっと可愛くて素敵な歌に出来ると思うわ。ね、アーニャちゃん」チラ

アーニャ「……」


美波「? アーニャちゃん?」

アーニャ「…はっ。ミナミ? 何か、言いましたか?」

美波「えっと…智絵里ちゃんなら素敵な曲に出来るって話だったんだけれど……アーニャちゃん、体の具合が悪いの?」

アーニャ「いえ、Физическое состояние……カラダ、は悪くありません。ただ……」

美波「?」



アーニャ「…『memories』のCDを出したときも、初めてのライブに出たときも、ミナミがそばにいてくれました」

アーニャ「でも……今はОдиночество……ひとり、です。ミナミと一緒じゃなく、ひとりでのCDデビューです」



アーニャ「……私ひとりで、うまく出来るでしょうか」


未央「だーいじょうぶだって! アーニャすっごく綺麗な声してるし!」

未央「それにさ! プロデューサーだってついてるんだから、1人なんてこと無いってば!」

かな子「そ、そうだよアーニャちゃん! 私も智絵里ちゃんや杏ちゃんなしで歌うのは一緒だし、プロデューサーが着いてるよ! ねっ、智絵里ちゃん!」

智絵里「う、うんっ」


アーニャ「……プロ、デューサー」


みく「かな子チャンの言う通りにゃ。そりゃ最初の頃のPチャンはみく達のこと何にも分かってなかったけど、今は違うにゃ」

きらり「Pちゃんはすっごく頼りになるにぃ☆」

蘭子「そなたの心の鎖は幻……今こそ我らが瞳を持つものを信じ飛び立つ時!」

凛「ま、未熟なところもあるかも知れないけど……信じられるやつだとは思うよ」



美波「皆もこう言ってるんだし……私も、アーニャちゃんなら大丈夫だって思うな」

美波「もちろん、必要な時は私も協力するから。だから安心してアーニャちゃん」


アーニャ「……ミナミ……」

アーニャ「……」








アーニャ「ーーーみなさん、とってもプロデューサーのこと、Доверие……信頼、してるんですね」


卯月「はいっ!」ニコッ

未央「え、えっへへー……ま、まあねー」テレッ

凛「……うん」フフッ







アーニャ「……すこし、羨ましいです」ボソッ

美波「?」



美波(……アーニャちゃん?)


今日はここまで。
問題児多めのクラスだと、手のかからない子は構ってもらえなくて寂しい思いをすることってありますよね。


アニメが始まる前には終わらせようと思います。

では投下。


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「~♪」



P「ーーーいかがでしょうか、アナスタシアさん」

アナスタシア「とても素敵な曲、だと思います」

P「……分かりました。では、曲をこのまま使うとして……コンセプトはアナスタシアさんらしい、夜の幻想的な雰囲気にしようと思うのですが……」

アナスタシア「いいと、思います」


P「……」サス


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未央「りーなっ! CDの進み具合はどんなもん?」

李衣菜「バッチリ進んでるよ未央ちゃん! それはもうめちゃくちゃロックな感じになってる!」

みく「ふーん?」

未央「お、みくにゃん」

李衣菜「何さー」

みく「どーせ李衣菜ちゃんの事だしどこがロックなのか分かってないでロックロック言ってるんじゃないのかにゃーって」

李衣菜「なにおう!? 言っとくけどね、ソロCDは本当にロックなんだから!!」

みく「どの辺が?」

李衣菜「えっ……えっと! あの、ギターがすごい! 英語いっぱい! 歌詞だってハートがすごいんだから!」

未央「すごく説明がたどたどしい!?」

みく「いい曲なのは分かったけど解説する李衣菜ちゃんの知識が貧困すぎるにゃ、このにわか!」

李衣菜「貧っ……そういうみくちゃんはどうなのさー!」

みく「みく? 甘えたがりな猫ちゃんのキュートな曲にゃ♪ きまぐれでいたずらっぽくて、それでも大好きな人にはいっぱい構ってほしい、とってもカワイイ猫ちゃんにゃ♪」

李衣菜「へ、へー……」

未央「おお、すごくみくちゃんっぽい! 説明だけで脳が蕩けそう!」

みく「今回はみくの勝ちだね! 所詮にわかは解説で勝てないにゃ……」ドニャア

李衣菜「ぐっ……う、う~! それでも本当に良い曲なんだからね、『Twilight Sky』は!」

みく「ま、李衣菜ちゃんの曲なんだから当たり前にゃ。せいぜい楽しみにしてるよ」フフン

李衣菜「もー! 曲を聴かせる時に絶対ぎゃふんって言わせてやるんだからー!」プンスカ


未央「ほんっとにみんな楽しそうだね! かく言う未央ちゃんの『ミツボシ☆☆★』も、それはそれはパッションって感じで突き抜ける名曲に……お」


ガチャ


アナスタシア「……おつかれ、様でした」ペコリ

武内P「……はい。今後もよろしくお願いします……」サス


みおみくりーな「「「……?」」」



未央「(……ね、みくにゃん、りーな。アレってアーニャとプロデューサーがCDの相談してたんだよね?)」コソッ

李衣菜「(多分ね。予定でもアーニャちゃんの番って言ってたと思う)」コソコソ

未央「(それにしては……)」

みく「(Pチャン、めっちゃ困った顔してるにゃ。アーニャンってそんなに人を困らせるような子じゃないと思うんだけど……)」

未央「(だよねえ……?)」


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みく「アーニャン!」

アーニャ「……みく、リーナ、それに未央も。Привет、こんにちは。どう、しましたか?」

李衣菜「アーニャちゃんさ、プロデューサーと何かトラブルでもあった? 何か二人とも困ってたように見えたよ?」


アーニャ「! 2人とも、ですか」

アーニャ「……プロデューサーのこと、困らせてたんですね」

未央「アーニャがトラブル起こすとは考えづらいなあ……何かケンカでもしたの?」


アーニャ「……いえ。Ссора……ケンカは、してません」



アーニャ「……ただ……」








「「「 話がすすまない? 」」」







アーニャ「……はい」

莉嘉「それってどーゆーこと?」

みりあ「アーニャちゃん、プロデューサーと仲悪いの?」

アーニャ「……そうかも、しれません」シュン


未央「ま、まあ落ち込まないでよアーニャ。プロデューサーがアーニャを嫌ってるわけないって!」

アーニャ「そう、でしょうか」

凛「うん。プロデューサーも困ってるだけで、そう簡単に人を嫌いになるような性格じゃないと思う」

アーニャ「……やっぱり、困らせているんですね」シュン

未央「ちょ、しぶりん!?」

凛「えっ……ご、ごめん。そういうつもりで言ったわけじゃ……!」



美波「え、ええと……」コホン

美波「アーニャちゃん。どう進んでないのか、良かったら教えてくれないかな? 私達でも力になれるかもしれないから」

アーニャ「ミナミ……」

アーニャ「……その、CDの内容について、話をしていたのですがーーー」


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アーニャ「ーーーと、言うことで……プロデューサーは素敵なアイデアを出してくれるのですが、うまく意見ができないです」

アーニャ「ほんとうに素敵な曲です。でも、私はプロデューサーに、不安な気持ちにさせている、みたいです」



みく「……あー……」

莉嘉「みくちゃん、なにか分かったの?」

みく「アーニャンは単に、Pチャンと話し慣れてないってことにゃ。例えるなら、互いにいい人だって分かってるけどコミュニケーションの足りてない父娘って感じにゃ」

蘭子「召喚の魔力を溜めておらぬ、そういう訳か……」

かな子「そう言えば、アーニャちゃんとプロデューサーが2人きりの所は見たことがなかったなぁ」

智絵里「いつも美波さんがプロデューサーと話してるよね……」


李衣菜「そう言えばラブライカのデビューの時って、プロデューサーはまだ車輪状態だったんだっけ。そりゃ話さないよね」

未央「車輪って?」

李衣菜「あ、そっか。NGの皆は知らないんだっけ。後でまた話すよ」


みく「そもそも、アーニャンは優等生すぎるにゃ。仕事もちゃんとやるし、みく達とも問題なく仲良くしてるし。だからPチャンも他の問題児に構っちゃうにゃ」

みく「そう言う意味じゃ……アーニャンとPチャンのコミュニケーション不足は、みくと未央ちゃんにも責任があるね」

未央「え、私も? ……あっ」

凛「……」タラー

みく「そうにゃ……ほかの皆はユニットデビューの時にPチャンとそこそこ関わってるけど、ラブライカの場合……」

未央「う゛っ……ご、ごめんアーニャ。大事なユニットデビューの時にトラブル起こしちゃって……」



アーニャ「だいじょうぶです、みく、未央。2人とも、一生懸命頑張ってたからトラブルになったって、アーニャはちゃんとわかってます」ニコ


みくみお「「この子ええ子やっ!!」」ダバー


アーニャ「ふふっ」


みくみお「「だからこうなるんやっ!!」」クワッ


アーニャ「えっ」ビクッ


みく「とにかく! CDの話がすすまないのはアーニャンとPチャンのコミュニケーション不足が原因って分かったにゃ」

李衣菜「どれだけ踏み込んでいいか、お互い経験がないから分からないってことかな」


美波「でも、どうすればいいのかしら……アーニャちゃんもプロデューサーも、話せと言っても進まないだけだろうし……」

みく「大丈夫にゃ美波ちゃん! そ、こ、で! みく達の出番にゃ!」



みく「ハッキリ言って今のアーニャンにとって大事なことは、Pチャンに対して踏み込む事にゃ! ぶっちゃけ、迷惑かけるくらいがちょうどいいにゃ!」

みく「ここにはPチャンに迷惑かけまくった子ばっかり、つまりPチャンへの信頼を築くエキスパートが勢ぞろいにゃ!」


凛未央蘭子智絵里きらり莉嘉李衣菜「「「うっ」」」


杏「うわ、巻き込んできた。……まあ事実だけどさ」

みく「うるさいにゃ! ……つまり、Pチャンと仲良くお話するにはみく達がいいお手本になると思うの」


みく「だから……」





みく「一回、みく達のマネをしてみるにゃ!」





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みく「話に困ったときには語尾に『にゃ』を付けるにゃ! さんっはい!」

アーニャ「プロデューサー、おはようございます……にゃ?」

みく「グッドにゃ!」


きらり「はぴはぴな気分でお喋りしたらぁー、Pチャンもアーニャちゃんもとーってもハピハピ出来るにぃ☆ せーのっ、にょわー☆」

アーニャ「にょわー?」

きらり「おっすおっすばっちし☆」


蘭子「今より貴公に我が翼を授けようぞ……復唱せよ!『闇に飲まれよ』!!」バァーン

アーニャ「闇に、のまれよ!!」ババーン


莉嘉「莉嘉はね、アーニャちゃんはかしこまり過ぎだって思うの! だからもっとセクシーな感じで攻めてもいいって思うな! あっはーん☆」

アーニャ「あはん……ちょっと、恥ずかしいですね」テレッ

莉嘉「……」

アーニャ「莉嘉?」

莉嘉「……うわーーーーーん!! アーニャちゃんにセクシーさで負けたーーー!!」ビエエエエエン

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~数日後~

P「……あの、アナスタシアさん?」

アーニャ「にょわ? ……ええと……Pにゃんもはぴはぴする、にー?」

P「いえ、その……」

アーニャ「煩わしい太陽ですね……わかるわ」

P「……」

アーニャ「これじゃあキノコもいきのこれない……キャハッ…?」

アーニャ「でも、アーニャはカワイイですから、メガネとドーナツでがんばります、ぽよ~?」モムモム

アーニャ「あつい、ですね……恥ずかしいですけど、こういう時はセクシーになるのが、ロックにゃん……?」ヌギッ

P「アナスタシアさん!? 脱ぐのは流石にダメです!!」


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美波「それで、結局失敗しちゃったのね」

きらり「うゆ……ごめんね、美波ちゃん」

美波「ううん、アーニャちゃんのためを思ってたのは分かるから。あんまり気に病まないで」

きらり「うん……」ショボン


美波「……ところで」チラ



美波「アレは何なのかな」



個性派集団「「「……」」」orz



智絵里「えっと……『自分の個性を盗られた』とか、『上位互換』とか、呟いていましたけれど……」

かな子「アーニャちゃんって、何やらせても可愛いかかっこいいから……皆『負けた』って……」

杏「なんか……CP以外も混じってない?」


一旦ここまで。

アーニャンのコピー芸でCGのアイデンティティーがクライシス


流石は第二回総選挙で二位を取った娘。

投下します。



杏「そもそも……プロデューサーと仲良く話せる皆を参考にするって話だったのに、なんで個性の押し付け祭になったって話だよね」

みく「……うん、途中から目的が完っ全にズレてたにゃ。最後にはアーニャンが皆の玩具にされてたし」ヨッコラニャア

杏「あ、復活した」


美波「どうしよう……このままじゃ、アーニャちゃんだけCDが出せなくなっちゃう」

かな子「でも、他にどうやってアプローチさせればいいんだろう……」

アーニャ「Я сожалею……すみません。私が、もっとしっかりプロデューサーと話せたら」シュン

智絵里「あ、アーニャちゃんは悪くないよ。むしろ、こうなったのは私がプロデューサーに迷惑かけすぎて、アーニャちゃんに構う暇を奪っちゃったからで……うう」

莉嘉「それを言うなら莉嘉もだよぉ……ごめんねアーニャちゃん、Pくんを好き勝手につき合わせちゃって……」

ちえりか「「……はああ……」」ションボリ


アーニャ「ふたりは、悪くないです。だから、落ち込まないでください……!」オロオロ

美波「そうよ、2人の年ならそれが当たり前なんだから」アセアセ

李衣菜「でも、これ以上どうすればいいんだろ……」


「「「うーん……」」」



美波「……とりあえず、しばらくは私が2人の間に立つわ。そしたらプロデューサーとアーニャちゃんも、少しは話しやすくなるだろうし……」

李衣菜「そうだねー……まずは、間に人を挟んででも話を進めることが先だろうしね」

アーニャ「ミナミ……」



アーニャ「……よろしく、おねがいします」

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P「ーーーそれでは、アナスタシアさんがCDに収録する曲についての話を始めます」

P「新田さん、わざわざ付き合わせてしまい申し訳ありません。私だけで力が及ばず……」


アーニャ「……すみません、プロデューサー」

P「……っ! いえ、決してアナスタシアさんの事を貶したわけでは……!」


美波「あっ、あの! 私は気にしてませんから! 早く話を進めましょう!」アセッ

P「わ、わかりました。それでは……」ガサ


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P「ーーーこのフレーズで、アナスタシアさんのクールなイメージを……」

アナスタシア「クール、ですか?」

P「? ええ」


アナスタシア「クール、冷たい……私、冷たいですか?」

P「!! い、いえ! 決して性格が冷たいというわけではなく……!」

美波「あ、アーニャちゃんっ! プロデューサーは多分、クールビューティーって言いたいんだと思うの!」

アナスタシア「クールビューティー……美しい、ですか?」

美波「そうそう。アーニャちゃんの綺麗なイメージを曲に反映させるって事じゃないかな?」

アナスタシア「Красивый……綺麗、わかりました」

美波「良かった……」ホッ



P(良かった、伝わった……)

P「はぁ……」


アーニャ「!」ピクッ

美波「? アーニャちゃん?」


アーニャ「プロデューサー……」



アーニャ「もしかして、怒って、ますか……?」


P美波「「……えっ?」」

美波「ど、どう言うこと? プロデューサーが怒ってるって……」

アーニャ「プロデューサー、さっき溜息つきました。私は、プロデューサーの言いたいことが分かってなくて……」

アーニャ「だから呆れたのですか、と思って……すみません、プロデューサー」


P「そっ……そんなことはありません! 今のため息は、その、呆れたなどと言うわけではなく……!」

アーニャ「そう、ですか……」

P「その……」

アーニャ「……」


P「……アナスタシアさん」

P「……もしかして……」



P「……怒って、いらっしゃるのですか……?」


アーニャ「ーーーーーえっ」


美波「ぷ、プロデューサーさん! 大丈夫です、アーニャちゃんはそんな事で怒る子じゃ……!」

P「! そ、そうでしたか。すみません、アナスタシアさーーー」


P美波「「!!!」」



ポロッ

ポロポロッ



アーニャ「ぷろ、デュー、サー……」ツー

アーニャ「……そう、見えますか……?」グスッ



P「アナスタシア、さん……?」


アーニャ「……すみません、プロデューサー。少しだけ、外に……」ガチャ

P「は、はい……」



バタン


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~同時刻・会議室外~


未央「な、なんか……思いっきり難航してる?」キキミミー

みく「というか、お互い腫れ物を触るような感じで話してる気がするにゃ」キキミミー


李衣菜「……あのさ、盗み聞きとか良くないと思うんだけど……」

みくみお「「しーっ!」」

李衣菜「えっ……ご、ごめん。けど、そんなにドアに寄りかかったらーーー」


ガチャ


未央「うわっ!?」ノシッ

みく「フギャアッ!?」ベターン

未央「あいたたたたた……」

みく「みっ、未央チャン! みくの上にのしかかるのやめて! 重いにゃ!」

未央「重っ……!? あ、ごめんみくにゃん。今どくから……」フッ


みくみおアーニャ「「「……あっ」」」



アーニャ「みく、未央……? なに、してますか?」

未央「あ、アハハ……ちょっとね」ポリポリ

みく「ちょっとアーニャンが心配になって……」チラ



アーニャ「……」グスッ



みくみおりーな「「「!!?」」」


未央「ちょっ……アーニャ!? なんで泣いてるのさ!?」

みく「えっ……えっ!? Pチャンが何かしたの!?」バッ


P「……」


アーニャ「いえ、プロデューサーは悪くない、です。ただ、少し……」ギュ

アーニャ「……っ」タッ



みく「アーニャンっ! 待って!」ダッ

美波「……っ」パッ

P「……行ってあげて、ください」

美波「は、はいっ……」クルッ


タッタッタッタッタッ……


一旦ここまで。

……泣かすのはやり過ぎたかもしんねえなあ……

とりあえずみくみお動かしとけばなんとかなる風潮


>>52 だってすごく動かしやすいんやもん……

投下します。


未央「ねえ、プロデューサー!? 会議はちょっとしか聞こえなかったけど、あのアーニャが泣くなんていったい何言ったのさ……!?」

凛「ちょっとプロデューサー、今アーニャとすれ違ったけど何したの?」

P「本田さん、渋谷さん……」


P「……恥ずかしい話ですが、実は……」

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みく「アーニャンっ、アーニャン!!」ガシッ


ピタッ


アーニャ「み、く……」グスッ

みく「何があったの……? Pチャンがアーニャンに、何かひどいことしたの……?」

蘭子「その瞳の曇りを目にしその光を追ったが……あの、アーニャちゃん。何かあったの……?」オズオズ

アーニャ「ランコ……」


美波「……待って。私もその場にいたから、私が話すわ」タッ

みく「美波チャン」

蘭子「……」

美波「さっき、私も交えた三人でアーニャちゃんのCDの話をしていたんだけど……」


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P「ーーーそう言った経緯で、アナスタシアさんを泣かせてしまいました」


凛「……なるほどね」

未央「プロデューサーの話も分かるけど……あたし達から見たら、やっぱひどい事言ってるよねえ……」

凛「それは私も思うよ。今まで自分の何を見てたんだって話だし……」


『ほかの皆はユニットデビューの時にPチャンとそこそこ関わってるけど、ラブライカの場合……』


凛「……まあ、私にも悪い所はあるけど」

P「? 渋谷さんが?」

未央「……あー……」

凛「……ちょっと、ね」

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美波「ーーーって事なの。それで、アーニャちゃんが逃げ出しちゃって……」

みく「アーニャン……」

蘭子「アーニャちゃん……」


アーニャ「…プロデューサーは、悪くないです」


アーニャ「わかります。私と、しっかり向き合おうとしてくれること。私にあう曲を、せいいっぱい考えてくれていること」

アーニャ「とても、嬉しいです。わかります、プロデューサーは、とってもいい人です」

アーニャ「……でも……」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

P「…………」

凛「あのさ、プロデューサー」

凛「『今まで私は、アナスタシアさんの何を見てきたんだろう』……って思ってる?」

P「……はい」



P「本田さんと正面から向き合って……『これからは、ちゃんと自分のアイドルと向き合おう』、『自分がアイドルを笑顔にし、自分が城まで導こう』」

P「そう決意して、それからはずっと、皆さんを導けるように努力してきたつもりでした」

P「そして、サマーライブを乗り越えて……シンデレラプロジェクトの全員と、心が通じ合ったつもりでいました」


P「……なのに」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アーニャ「ミナミや、ランコと一緒にお仕事している時は、気付きもしませんでした」

アーニャ「ソロのCDのお仕事になって、初めて気が付きました」


アーニャ「みくも、未央も、リンも。プロデューサーとの絆、あります」

アーニャ「ランコも、ミナミも、智絵里も、卯月も、かな子も」

アーニャ「杏も、莉嘉も、みりあも、きらりも、李衣菜も……」


アーニャ「みんな、プロデューサーとの絆、あるのにっ……」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

P「同じシンデレラプロジェクトの一員で、私の担当するアイドルと言うのは変わりがないのに。私はアナスタシアさんのことが何ひとつ分かっていないんです」

P「アナスタシアさんが企画に好意を持っているのか、それとも改善を求めているのか……怒っているのか、悲しんでいるのかさえも」


P「これでは、前の私と何も変わりません。魔法使いだなんて呼べない、ただの車輪です」



P「……プロデューサー、失格です」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アーニャ「……私には、それがないです」

アーニャ「プロデューサーとどう話せばいいか、それすらわからないです……」



アーニャ「……とても寂しい、です……!!」



みく「あー、にゃんっ……!」

蘭子「うっ、ううっ……!」


アーニャ「……話して、すっきりしました。逃げちゃったこと、プロデューサーに謝って来ま……」





「「ーーーーーアーニャ(ちゃ)ああああああああああああん!!」」





ガシッ


アーニャ「? み、みく? ランコ? どうし……」

みく「ごめんっ、ごめんねアーニャン!! みくがPチャンにワガママばっか言ってるせいで、アーニャンにこんなっ、寂しい思いさせてえっ!!」ヒグッグスッエッグ

蘭子「ぜんぜんっ、気付けなかった……! わたし、アーニャちゃんに、ずっと、助けてもらってたのにいっ……!!」グスッグスッヒック


アーニャ「みく……ランコ……?」


美波「……ごめんね、アーニャちゃん」

アーニャ「……ミナミ?」

美波「アーニャちゃんはしっかりしてる子だから、きっとプロデューサーに甘える事が無かったんだと思う」

美波「私達がもっとしっかりしていたら、アーニャちゃんももっと、プロデューサーとの時間を作れたのかなって」


アーニャ「あ、あの……ミナミ達は、悪くないです。私だって、プロデューサーの事を、なにも知らない、知ろうともしなくて……」

美波「そう?でも、アーニャちゃんともプロデューサーとも仲良く出来る私から見たら、2人はすぐに仲良くなれるって思うな」


アーニャ「……えっ……?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


凛「……またそんなに難しく考えてる。私からすれば、そんなに気張らなくてもアーニャとは打ち解けられるって思うけど」

P「……えっ?」


未央「そーだよプロデューサー。ぶっちゃけアーニャって、らんらんとかしぶりんよりずっと簡単に仲良くなれると思うよ?」

凛「……未央」ジッ

未央「ごめんごめん怒らないで」アハハ

凛「……まあ、その通りだとは思うけど」ハァ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アーニャ「本当に、そうですか……? 」

みく「それはっ……みくだって、仲良くなれるって思うにゃ!」

みく「だってPチャン、みく達のワガママをちゃんと受け入れてくれるにゃ! ストライキ起こしたって、ちゃんと正面から向かい合って話してくれるにゃ!」

蘭子「私も思うよ! プロデューサーは言葉じゃなくて、私達をみてくれるもん! しっかり向き合って、私達の言うこと全部、耳を傾けてくれるもん!」

蘭子「アーニャちゃんは、絶対にプロデューサーと仲良くなれるもん!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

P「本当に、そうでしょうか……」

未央「当たり前だよ。アーニャってさ、すっごくノリがいいんだよ? 何かを見せたら、それが何であっても、嫌な顔しないどころか笑顔で乗ってくれるんだからさ」

未央「色んな人に迷惑かけまくりの未央ちゃんだってそうなんだから、プロデューサーがやる事に嫌だなんて思うわけないって」





「「ーーーだから」」



「「ーーー踏み込んでみようよ」」


「「ーーーあの人はとっても素敵な人だし」」


「「ーーーあなただって、とっても素敵な人なんだから」」





「「ーーー私を信じて!」」



アーニャ「……!」

P「……!」



美波「大丈夫、遠慮なんてする必要はないの。迷惑だなんて思う必要はないの」


凛「私達と一緒に、とはいえアーニャだってアンタのプロデュースしてきたアイドルなんだからさ」

凛「アンタの方針にずっと付いてきて、それで笑顔でいられたってことは、嫌だとは思ってないんじゃないの」



みく「……あと、Pチャンはアーニャンのこと、全く見てないってわけじゃないと思うよ」

みく「Pチャンがコミュニケーションで明後日の方向に努力しちゃうなんて、よくあることだから……」


凛「……」ガサゴソ

P「し、渋谷さん? 私の机に、何か……?」

凛「……うん、思った通り。蘭子の時と同じことしてる」ガサッ






みく「Pチャンの事だから、ロシア語と星座でも勉強してるんじゃない?」





凛「ロシア語と星座をこんなに一生懸命勉強してるやつを、アーニャが嫌う筈ないって」





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~346プロ 屋上への階段~


アーニャ「……」

みく『とりあえず、Pチャンとは天体観測でもすればあっと言う間に打ち解けられると思うにゃ!』

みく『スポットはみく達が探してくるから、ちょっと待ってて! 明日にでも教えられるようにするから!』


アーニャ(……みく、プロデューサーのこと言ってる時……とっても、自信満々でした)

アーニャ(……やっぱり、羨ましいです)


『アーニャちゃんは、絶対にプロデューサーと仲良くなれるもん!』


アーニャ(……本当に、仲良くなれますか)

アーニャ(……私も、みくやランコ、未央や凛みたいに……プロデューサーと……)

アーニャ(……今からでも、間に合いますか?)


アーニャ(……本当に?)




ガチャ



アーニャ(……こんな時は、ズヴェズダを見ましょう)

アーニャ(……夏の星は、冬より見えにくくて。都市だから、さらに見えにくいけれど……)


アーニャ「……!!」



アーニャ「……プロデューサー」



P「……アナスタシアさん。あなたも、星を見に……?」

アーニャ「ダー……プロデューサー、も?」

P「ええ。ふと……見たくなりました」


アーニャ「そう、ですか……」

P「……」

アーニャ「……」







P「можно(いいですか) смотрю́(見て) звезда(星を)」

P「……вместе(一緒に)」



アーニャ「!」


P「……すみません。勉強してはいるのですが……中々、単純に訳することが出来なくて難しいですね」

P「ズヴェズダは生格ですから、男性名詞の体格は生格または主格に同じ」

P「ただし女性名詞の場合、体格はзвездуと見たのですが……使い方はこれで合っていますか?」



アーニャ「……ふふっ」

P「アナスタシアさん?」

アーニャ「みくの、信じているとおりでした」

P「?」



アーニャ「日本語で、だいじょうぶです」

アーニャ「いっしょに、ズヴェズダを見ましょう」


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P「確か、あれはいて座、そしてさそり座……ですね。誕生月は冬なのに、少し意外です」

アーニャ「アンタレスは、赤く輝くズヴェズダです。とっても、目立ちますね♪」


P「そして……夏の大三角。デネブ、アルタイル、ベガ」

アーニャ「未央たちでしょうか。アンズたちでしょうか。それとも、きらりたち?」

P「もしかしたら、アナスタシアさんと新田さん、そして神崎さんかもしれません」

アーニャ「Очень! すごいです。とっても、素敵です」


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P「……この都会の空でも、たくさんの星がありました。これが田舎なら、どれだけの星を見ることが出来るのでしょうか……」

アーニャ「それはもう、たくさん、です。ミナミに教えてもらいました…アー…『満天』と、言うんですね」

P「新田さんには、感謝しないといけませんね。アナスタシアさんに、色々なことを教えて下さって」

アーニャ「ミナミだけじゃない、ですよ? ほかにもいっぱいの人から、色んなことを教わりました」

P「それでは、CPの皆さんにも」

アーニャ「ダー♪」


アーニャ「…すこし、聞いてください。プロデューサー」

P「! ……何でしょうか」


アーニャ「私……アイドルになってから今まで、ずっと誰かに頼ってきました」

アーニャ「みく、未央、ランコ……色んな人に、色んなことを教えてもらいました」

アーニャ「ミナミには、言葉も、ニッポンの色んなことも教えてもらって……ずっと、頼りきりでした」

P「……」


アーニャ「でも、今だけは違います。ソロのCD、私だけのCD、私だけの曲」

アーニャ「今だけは……私ひとりで、しなきゃいけない。これは、私の曲で、ミナミには頼れないです」


アーニャ「……とても、不安です。私ひとりで、この仕事をできるか」


P「……アナスタシアさんは、ひとりではありません」

アーニャ「でも、ミナミたちは……」

P「違います」

アーニャ「?」



P「私がついています」





P「私は、アナスタシアさんのプロデューサーですから」





アーニャ「……! プロデューサー……」


P「困ったときは、一緒に考えましょう。1人では出来ないことでも、2人なら……何とかできるはずです」

P「迷惑だなんて、思いません。それがプロデューサーの仕事ですし、私がそうしたいのです」


P「今まで、アナスタシアさんの事をろくに見ていなかったのは、認めます。ですから、改めて……お願いさせてください」



スッ





P「アナスタシアさんをプロデュースさせてください」


P「私のこの手を、とってはいただけませんか」





アーニャ「……」


P「……その」

P「もし、アナスタシアさんが嫌でなければ、なのですが……」


アーニャ「……ふふっ」スッ



ギュッ



P「……!」


アーニャ「……プロデューサーの手、とてもあたたかいです」

アーニャ「ミナミとは、また違う、あたたかい手……」






アーニャ「一緒に歩いてください、プロデューサー」


アーニャ「アーニャは寂しがりですから、ちゃんとそばにいてくださいね?」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


~翌日~


ガチャ


アーニャ「Доброе утро……おはよう、ございます」

「あっ! 来た!」


ダダダダダッ


アーニャ「?」



みく「アーニャン! みく達、アーニャンのために徹夜で絶景スポットを探してきたにゃ!」クマァ

未央「実際に見てきたから分かるよ! もうほんっとに綺麗な星空なんだから!」クマァ

蘭子「フフフ……数多の精霊を従えし地、いま我が目の前に現れんーーーーー」クマフラァ…


ドッサア


アーニャ「み、みく? 未央? ランコ?」

美波「あの後、皆して必死に星空のスポットを探してて……いちおう止めたんだけど、一晩中続いたの」フラッ

アーニャ「アー……スパシーバ、ミナミ? でも……」

美波「……うん……」チラ

P「……」


美波「ひつよう、なかったみたいね……」ドサァ


P「…皆さんをソファーまで運びます。アナスタシアさん、渋谷さん。少し手伝ってはいただけませんか」

アーニャ「ダー」ズッ

凛「まったく……仕事はどうするつもりなの」ズルッ


アーニャ「……でも、とっても嬉しいです」

P「あなたの素敵な仲間ですよ、アナスタシアさん」

アーニャ「……アー……それなら」



アーニャ「あなたの、素敵なアイドルでもあります、プロデューサー♪」フフッ



P「……はい」フッ


凛「……」ズルズル

未央「うおおおおおぅ……しぶりん、もっとやさしく……」



アーニャ「……みく達が見つけてくれた場所は、みんなで行きませんか?」

P「ええ。予定を調整しておきます」

アーニャ「スパシーバ、プロデューサー♪」





凛(……一晩で、こんなに仲良くなっちゃって)

凛(……ね、言ったとおりだったでしょ。プロデューサー)

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~数日後~


P「皆さんの収録したCDが、ついに完成しました」ドサッ


「「「おおー!」」」


みく「おお……確かにいい曲にゃ。李衣菜ちゃんの『Twilight Sky』」

李衣菜「でしょ!? すっごくカッコいいでしょ!!」

みく「でも、それならそうと、解説する側にも必要な知識はある!と思うにゃ!」プイ

李衣菜「……あれ? 負け惜しみ?」

みく「ち、ちがうもん! みくの『おねだり Shall we~?』だってカワイくて素敵な曲だもん!」

李衣菜「あはは! あとで聞かせてねー」ケラケラ


未央「アーニャっ!」ポスン

アーニャ「未央。どうしました?」

未央「アーニャの曲って、結局どんな感じに仕上がったの?」

アーニャ「どんな感じ、ですか? ……アー……」



アーニャ「『you're stars shine on me』は、大切な人を想う、切ない曲……」

アーニャ「でも、どこか温かみのある……そんな、歌です」



未央「……おおー、暖かい、かぁ……」

美波「ふふっ、アーニャちゃんらしい曲ね」

アーニャ「ダー♪」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


~数時間後 某スタジオ~


P「それでは、アナスタシアさん、新田さん。次の仕事が終わりましたらまた迎えに来ますので、頑張ってください」

美波「はい!」

アーニャ「ダー」



アーニャ「……その前に、プロデューサー。手を、出してください」

P「? はい」スッ

アーニャ「ふふっ」スッ



ギュッ



美波「!」


アーニャ「……応援していてください、プロデューサー」

P「……ええ、ずっと応援しています。アナスタシアさん」



アーニャ「プロデューサー。これからも……」

P「はい」








「「ーーーよろしく、お願いします」」







おしまいにゃ!


アニメの始まるギリッギリで終わった……

アニメでアーニャと武内Pがあんまりにも接しないので、1期目と2期目の間を想定して書いてみました。色々と描写が過剰だったかもしれません……とときんの真似とか。

アニメの脚本をイメージして書いたつもりでしたが、結構難しいですね……アニメの脚本家ってすごいと思いました。

ここまで読んでくださってありがとうございました。



……やっぱアニメすげえ。目を惹き付けられるストーリーだ、勝てねえわ……

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