卯月「身体は正直ですね」 (14)

※エロ注意
※相手は武内Pです

初投稿なので至らないところもあるかもしれませんがご容赦ください。
サマフェス大阪公演でのはっしーの発言とそれを受けての武内くんの苦々しい表情を見て思いつきました。
よろしくお願いします。

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 どうして私はこんなことをしているのでしょう。
 例えばそれは、この三年間で積み重なった時間と想いがそうさせたのかもしれないし、もっと単純に、
ただの酔った勢いなのかもしれません。あるいは、その両方かも。
 まあ、理由はともかくとして。
 私、島村卯月は今、プロデューサーさんを、さわさわと撫でまわしているのでした。
 どこを?
 頭、ではありません。
 いや、一応頭は頭ですけど。要はあれです。亀さんの頭です。
 まあ服の上からですけど。いきなり直接はさすがに無理です。というわけなので、「ナニかがある」というのは
わかりますけれど、どんな形だとか大きさだとかはよくわかりません。私が触れている部分が本当に亀さんの頭
なのかも不明です。
 でも。
 でも、触れています。私の手が、プロデューサーさんの、あそこに。

「し……島村さん?」

 私が何の前触れもなくいきなりそんなことを始めたので、何をされているのか理解できず唖然としていた
プロデューサーさん。ようやく反応を見せました。お酒が入って頭が回っていないというのもあるのでしょう。

 引き返すのなら、ここしかなかったと思います。
 今ならまだ、指についた脂をプロデューサーさんのズボンで拭っただけだとか、適当に誤魔化すことも
できるでしょう。お酒の席でのことですから、なかったことにだってできるかもしれません。
 プロデューサーさんのあそこの上で、撫でるように動かしていた手を止めます。
 どこかホッとしたような顔をするプロデューサーさん。
 ごめんなさい。
 ズボンのチャックを、一気に下ろしました。

「し、島村さん!?」

 そうして、さっきと同じように、でも今度は下着の上から、さわさわと、できるだけ優しく触れます。
 ああ、布一枚無くなっただけで、全然違う。
 形も、体温も……においも。

「よ、よしてください、こんな……いけません、島村さん」
「ダメなら、力ずくで振り払ったらいいじゃないですか」
「それは……」

 当然、優しいプロデューサーさんにそんな乱暴なことはできないと、分かっていて言っています。私はむしろ、
乱暴してほしいぐらいの気持ちなのに。
 だって。だって、プロデューサーさんったら。
 お仕事抜きで二人で食事だっていうのに、スーツで来るし。いつもよりほんのちょっと胸元が開いてて、ほんのちょっと
スカートが短い勝負服なのに、顔色ひとつ変えないし。個室でふたりきりなのに、全然いつも通りだし。
 ひどい。ひどいです。
 いや、はたから見たらひどいのはどう考えても私の方だと思いますけど。
 でも、ひどいんです。ひどいから、しょうがないんです。

「わあ……なんだか、大きくなってきましたよ、プロデューサーさん」
「う……」
「これって……興奮してくれてるってことで、いいんですよね……?」

 経験なんてないのでテクニックもなにもなく、ただ単に撫でていただけだったのですが……明らかに、大きくなっています。

 触れている内に、気付きました。プロデューサーさんの下着はトランクスみたいですけど、何やらボタンのようなものが
着いているみたいです。ズボンのチャックにあたるものでしょう。これを外してしまえば……いよいよ、ご対面というわけです。
 プロデューサーさんも私が何をしようとしているのか察したのでしょう。ごつごつした大きな手が、比べれば小枝のような
私の手首を掴みます。でも、それはとても、とても優しく。万一にでも、痕が残らないように。
 だから私も、同じように優しく、掴んであげました。

「ッ!」
「きゃっ」

 ビクッ、とソレはトランクスの下で跳ねるように動きました。拍子に、プロデューサーさんの手が離れます。
 その隙をつき、私は最後のボタンを……。

「わあ……」
「……っ」

 そっと、触れてみます。また、ビクンと動きました。プロデューサーさん、なんだか苦しそう……。

「こんなに、大きくしちゃって……」

 とは言いますけど、比較対象がないのではたしてプロデューサーさんのソレがどれほどのものなのかは、わかりません。
 ただ、少なくとも私の片手では収まらないサイズです。

「い、いけません、島村さん……」
「いけません、なんて言っても……身体は、正直ですね」
「どこで、そんな言葉を覚えて……」

 未央ちゃんから借りたえっちな漫画ですけれど、そこは意味深な感じに笑っておきます。
 プロデューサーさんのソレは、先っぽがどことなくぬめっと、てかっています。知識の上では知っていましたけれど、形は
全然違うのに、そこは男女共通なんだと実際に自分の目で見て、どことなく感動を覚えます。
 いえ、正確には……私の手が、プロデューサーさんをそうしたということに、感動しているのでしょう。
 もっと、ぬめぬめ、てかてかに、なってほしいな。気持よく、なってほしいな。
 ほとんど無理やりこんな状況に持ち込んでおいて勝手だとは思いますけれど、でも、私はもう止まれませんでした。とっくに
止まれなくなっていたから、こうなっているのです。
 身を屈めて、そこに、口づけました。

「し、島村さん!」

 まずは、触れるだけ。唇についたおつゆを、舌で舐め取ります。ちょっと、苦いかな。

「えへへ……私のファーストキス、プロデューサーさんのおちんちんにあげちゃいました……」

 自分で言ってから気付きましたけど、そうでした、ファーストキスでした。さすがにどうなの、順序がおかしいんじゃないの、
と今さら思ったりもしますけれど、でも、相手がプロデューサーさんだっていうのは変わりませんし。いいんじゃないでしょうか。
いいと思います。
 というわけで、セカンドキス。

「うっ……く……」
「ん、ちゅ、……っん」

 今度は、すぐには離れません。おちんちんの先端を軽く口に含みながら、舌先で軽くつつくようにします。
 ちゅ、ちゅ、ちゅ。つん、つん、つん。

 しばらくそうした後、上目遣いにプロデューサーさんの様子を窺うと、やっぱりどこか、苦しげな表情。
 経験なんてないし、上手くできていないのかもしれません。敏感な場所でしょうし、もしかしたら、痛いのかも。
 少し不安になってきた私でしたが、でも、気付いたのです。
 舌先に感じる苦味。その味が、少しずつ、濃くなってきていることに。

「島村さん……だ、だめです……やめて、ください……」

 ああ、プロデューサーさん。プロデューサーさん、プロデューサーさん。
 口では、そんなことを言って。なのに。それなのに。
 身体は、正直ですね?
 ちゅ、ちゅ、ちゅ。つん、つん、つん。
 びくん、びくんとおちんちんが脈打つように震える度、舌先に感じるおつゆの量は増え、苦味も濃くなっていきます。プロデューサーさんが浮かべる苦悶の表情が、だんだんと可愛く思えてきました。
 私だけ。凛ちゃんでも未央ちゃんでもなく、今この時、私だけが見られる、プロデューサーさんの、そんな表情が……愛しくて。

「ぐ……あ……離れて、ください……っ」
「ん、ん、ちゅぅ……」

 そんなこと言ったら逆効果です。より深く、プロデューサーさんのおちんちんを咥えこんでいきます。太くて長くて、
全部はとても無理ですけれど……今の私にできる、せいいっぱいで。

「う、あ……ああッ!」
「っんんぅ!?」

 それまで舌先に感じていたおつゆとは比にならないレベルの、量、粘り気、濃さの何かが、喉の奥に叩きつけられました。
 思わずおちんちんごと吐き出してしまいそうになるのを、なんとか堪えます。
 ああ、これが……これが、射精、なんですね。お口の中が、精いっぱいです。なんちゃって、えへへ。

 まあ冗談はさておき……射精した、ということは。イッた、ということ、ですよね? 私が、プロデューサーさんを、
イかせたということ、ですよね?
 お口の中に残ったままの精液を、少しずつ、こくりこくりと、喉に流し込んでいきます。とってもねばねばしていて、
苦くて……でも、嫌じゃありません。
 そうして私は、プロデューサーさんからしてみればようやく、おちんちんから口を離しました。
 呆然とした様子の、プロデューサーさん。

「プロデューサーさん。どう、でしたか? 気持ちよかったですか……?」
「どうして、こんなことを……」
「質問に質問を返しちゃダメですよ。気持ち、よかったですか?」
「…………」

 プロデューサーさんは顔を逸らして、口を開こうとしません。ただでさえ寡黙なプロデューサーさんが、意を決して黙りこんでしまったら、
その口を割るのは並大抵のことではありません。
 でも私には、もうわかっています。

「もし、気持ちよかったのなら……もう一回、させてほしいです。もっと気持ちよくしてあげられるように、頑張りますから……ね?」

 一度射精して、少し元気がなくなっていたように見えたおちんちんが、ぴくっ、と動きました。
 ふふ……プロデューサーさんにも、色々思うところはあるでしょうけど。でも、やっぱり……身体は正直だな、って。

~おわり~

エロむずかしい!

以上です。
読んでいただき、ありがとうございました。

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