【カガミガミ】真子「そう言えば前カレがさー」 恭介「……は?」 (27)

エロ注意

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真子「え?」

恭介「えっ」

恭介「……前……カレ……?」

恭介「……。……?」

恭介「…………??」


恭介「え?」

白天丸「きょ、恭介?」

真子「ど、どうしたの恭介くん?」

恭介「……え。い、いや、あの」

恭介「前カレ、って。どういうこと、ですか?」

真子「えーと、一番最近の別れた彼氏ってことだけど?」



恭介「オエッ……オエエッ!!」

白天丸「恭介ええええ!?」

真子「恭介くん!? ホントどうしたの!?」

恭介「じょ……冗談、ですよね?」

真子「え。な、何が?」

恭介「彼氏がいたなんて、冗談、ですよね?」

真子「ああー! 信じてないんだ!?」

恭介「い、いや、信じてないっていうか……」

真子「言っておきますけど、私けっこうモテるんだからね!」

恭介「それは……そうかもしれません、けど……」


真子「まーでも、初めて彼氏ができたのは中三だったからそんなに早くはないかなー」



恭介「」ゴフッ

白天丸「吐血!?」

真子「その彼氏とは卒業したときに別れてー……次は高一だね」

真子「私、高校のときバスケ部でね。その彼氏は男バスのキャプテンだったの」



恭介「」ガタガタガタガタ

白天丸「恭介の身体が謎の振動を起こしてる!」



真子「その彼氏とはあんまり長続きしなくて、7月には別れちゃったけどね」

真子「でー、三番目の彼氏と付き合いだしたのは夏休みだったかな」



恭介「」ガクンッ

白天丸「じ、地面に膝を!?」



真子「クラスメートだったんだけど、彼氏と別れた私を慰めてくれてさ」

真子「私の部屋だったんだけど、その……良い感じの雰囲気になってきてさ」


真子「……付き合う前にエッチしちゃったのはその人だけだったなー」テレテレ



恭介「」バターンッ

白天丸「とうとう仰向けに!! つーかいい加減気づけよサル女!」

真子「その彼氏とは結構長く続いて、三年まで付き合ってたかな」

真子「その後は、合コンで知り合った大学生と付き合ったんだけど、この人とも短くて、卒業したときに別れたんだよね」



恭介「」ビクンッビクンッ

白天丸「大丈夫なのかこれ!? 救急車呼ばなくて大丈夫なのか!?」



真子「そういえば、次の彼氏はサラリーマンだったんだけど、彼と知り合ったのも合コンだったっけ」



恭介「」ブルブルブルブブルブルブルブルッ

白天丸「ヤバイいんじゃないの!? この震えはヤバイんじゃないの!?」



真子「で、その次がさっき言ってた前カレなんだけどさ……」

真子「実はあんまり良いことじゃないんだけど、最初の方はリーマンのカレと二股かけちゃってたのよね」



恭介「」

白天丸「ピクリともしなくなったああああああああ!!」

真子「カレに飲みの席に呼ばれたときに上司の人がいてね」

真子「その後、よくその人がご飯に誘ってくるようになって」

真子「……つい」テヘペロ



恭介「」

白天丸「恭介えええ!! しっかりしろ! 俺がわかるか!?」



真子「50代のオジサンだったけど、結構お金持っててさ」

真子「事務所の改装費もその人がくれたお金貯めて出したのよね」

白天丸「それは衝撃の事実!!」

恭介「」

真子「……って、あー! 恭介くん、ひとの話の途中で寝ないでよ!」

白天丸「遅っ!」




恭介「…………そだ」

白天丸「……! 恭介! 大丈夫か!?」

真子「あ、起きた」



恭介「そんなの嘘だあああああああああああああああああああ!!」ダッ

白天丸「恭介!? クソッ」ダッ

真子「……? 恭介くん寝ぼけてるのかな」

恭介「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ」ブツブツブツブツ

白天丸「正気に戻れ恭介! 通報されるぞ!」


恭介「は、ハク……だ、だって、だって、こんな……」

白天丸「そんなにあの女に恋人がいたことがショックだったのか……」

恭介「そんなの当たり前じゃないか! マコさんが……マコさんが……」

白天丸「恭介……」



恭介「処女じゃなかったなんて!」

白天丸「うん……うん?」

恭介「うう……非処女のマコさんを、これからどうやって愛していけばいいんだよ……」

恭介「これじゃあセッ○ス中に元カレの顔が浮かんできて萎えちゃうじゃないか!」


白天丸「落ち着け恭介、お前元カレの顔知らねーだろ」

白天丸「そもそもまだ付き合ってもないじゃねえかお前ら」

恭介「そんなこと分かってるよ! 妄想の話だよ!」

白天丸「妄想……」


恭介「ずっと……ずっと、初々しいマコさんをリードすることを夢見てたのに……こんなの、あんまりだ……」

白天丸(童貞の癖になに言ってんだコイツ)

白天丸「……つまり、恭介。お前はあの女が生娘じゃなかったから、そんなにショックを受けてるってことなのか?」

恭介「そうだよ。女性の価値の大半はそこで決まるんだから」



白天丸「バカ野郎っ!」バキッ

恭介「痛ああ!? 何するんだよ、ハク!?」


白天丸「なに小せぇこと言ってやがんだ!!」

白天丸「お前はあの女が生娘だと知って好きになったのかよ!?」


恭介「……!」

白天丸「違うだろうが! お前は、あいつの行動力だとか、ひとに親切にする姿に惚れ込んだんじゃないのか!?」

恭介「……」

白天丸「だったらよ、そいつが生娘だとかそうじゃないとか、そんなことどうでもいいじゃねえか」

白天丸「他の男と付き合っていた、そういう過去があってこそ今のアイツがいるんだ」

白天丸「お前も男なら! そんな過去ごとあの女を受け入れてみやがれってんだ!!」

恭介「ハク……」

恭介「……ごめん。ハクの言うとおりだよ」

恭介「処女に拘るあまり、大事なことを忘れてたみたいだ」

恭介「僕は、今のマコさんを好きになったってことを」

白天丸「へへ……ちゃんと解ってんじゃねえか」


恭介「ありがとう、ハク。おかげで目が覚めたよ」

恭介「僕、事務所に戻ってマコさんに謝ってくる!」ダッ

白天丸「ああ!(まあ、アイツは何にも気づいてなかったみたいだけどな)」

――事務所

恭介「はぁ、はぁ」ガチャッ

恭介「ま、マコさん……あれ?」

恭介「応接室にいない……部屋かな?」


ア…


恭介「? 僕の部屋から声が……」


ンン…ア…ダメ、ナノニ…


恭介「……こ、この、声は」


ア…アンッ


恭介(ま、間違いない! ま、ままままマコさんの、喘ぎ声だ!)

恭介(ま、マコさんが……マコさんが僕の部屋で……

恭介(オ○ニーしている!)

恭介(な、何てことだ。マコさんも僕のことを男として見ていたのか……全然気づかなかったぞ)


恭介(…………こ、ここはひとまず気づかれないように覗かせてもらおう)ソロリソロリ

恭介(音が鳴らないようにソーッとドアを……)カチャ…




烏丸「はは。もうグッショグショやないか」

真子「ん……だ、だって」

烏丸「嘉神クンの部屋でヤッてる思うたらいつもより興奮するんやろ?」クチュ

真子「……いじわる」





恭介「……」

恭介「…………」

恭介「………………」



恭介「は?」

烏丸「お前があんまり濡らすもんやから指がベチャベチャになってもうたわ」

烏丸「ほら、舐めて綺麗にせい」

真子「……ん」チュッ

真子「ふ……れろ……」ピチャ


烏丸「ホンマ、エロい女やな」

烏丸「縛られるんが好きとか、もう俺が開発するとこ残ってへんやんけ」

真子「んー、でもお尻はあんまりしたことないよ?」

真子「まだあんまり気持ちいいと思わないからさ……烏丸さんが感じるようにさせてみてよ」


烏丸「……言ったな。覚悟しとけよ。でも、今日は……」

真子「んんっ」ビクン

烏丸「準備万端みたいやな。いつも嘉神クンが寝てるベッドやのに、そんなに挿れてほしいんか?」

真子「……挿れて、ほしい」

烏丸「あ? 声ちっちゃくて聞こえんわ。いつもみたいに言うてみろや」

真子「もう……ヘンタイなんだから」

真子「……恭介くんのベッドでエッチするのにすごく興奮してるの」

真子「烏丸さんの××……真子の○○に入れてください……」

烏丸「はっ、変態はどっちやねん」


ギシギシアンアンッ

アアーモットーモットハゲシクシテー

コウカ? コレガイイノンカ!



恭介「……」

恭介「……」キィィィ


ガチャン

白天丸「お、恭介! どうだった? アイツと仲直りできたか?」

恭介「……ハク」


恭介「僕、死ぬわ」


白天丸「えええええええええええ!?」

白天丸「な、何があったんだよ!? あの女に何か言われたのか!?」

恭介「……僕の部屋で、マコさんが烏丸さんと普通にセッ○スしてた」

白天丸「嘘だろ!?」

恭介「もうダメだ……おしまいだ」

恭介「ふ、ふふ……この世なんて、禍で滅べばいいんだ……」

白天丸(きょ、恭介が暗黒面に……俺の言葉はもう届かねえ!)

白天丸(だ、誰か……誰か恭介を救ってくれる人はいないのか!?)



??「お困りのようだね」

恭介「!」

白天丸「この声は!?」



姫吊「そう、僕だ」

恭介「姫吊さん……どうしてここに」

姫吊「なあに、ただ烏丸さんの後を尾けてたらここに着いただけだよ」

恭介「そうなんですか」

白天丸(……傷心のあまり言ってることの異常さに気づいてない)


姫吊「嘉神くん。世界中で僕だけは、キミの気持ちが理解できるよ」

恭介「……同情なんて結構です。姫吊さんに僕の気持ちが解るわけない」


恭介「自分の部屋で思い人が他の男とセッ○スする場面を目撃した僕の気持ちなんて!」ダンッ

姫吊「……まあ、たしかにそれはさすがに解らないけど」

姫吊「だけど、僕とキミは、非常に近い立場にあるんだよ」

恭介「……近い、立場?」

白天丸「ま、まさか」


姫吊「そうだ。僕は烏丸巧海を愛している。この世界のダレよりもね」


白天丸「ううん……」

恭介「そ、そうだったんですか!?」


姫吊「だけど、烏丸さんが僕に振り向いてくれたことは一度もない」

姫吊「色んな女の子と付き合って……それを僕は10年も見せられてきた」

恭介「姫吊さん……」


姫吊「もう、疲れたんだ。そうやって報われない思いを抱き続けることにね」

姫吊「だから僕は、新しい人生を歩むことに決めた」

恭介「新しい人生、ですか?」

姫吊「ああ。嘉神くん……いや、恭介くん。僕と付き合ってはくれないか?」

恭介「!!」

白天丸「えええええ!?」


姫吊「キミの白い肌。程よく筋肉のついた四肢。柔らかな唇」

姫吊「一目見たときから目をつけ……ゴホン。気になってたんだ」

白天丸「いやいやいやいや」



恭介「……そ、そんな///」

白天丸「満更でもない!?」

白天丸「恭介! しっかりしろ! 失恋のショックでおかしくなってるぞ!」


姫吊「そして何よりも、僕たちはお互いの傷を理解し合える。支え合っていける」

姫吊「恭介くん、必ずキミを幸せにしてみせる。だから、僕の人生の伴侶になってほしい」


恭介「……」

恭介「……こんな僕で良ければ。お願いします!」



白天丸(…………)

白天丸(……恭介に笑顔が戻った)


白天丸「……これで良かったのかもしれないな。うん、きっとそうだ」

こうして、僕は姫吊さんと共に新しい扉を開いた。

嘉神家からは勘当されてしまったけど、きっといつか先生も理解してくれるだろう。


ちなみに、三好探偵事務所の助手はまだ続けている。

今の僕には姫吊さんがいるから、マコさんが誰とセック○していようと、もう気にならない。

マコさんと烏丸さんは何だかんだ上手くやってるみたいだ。

今となって見ると、お似合いの二人だとも思えるようになった。


烏丸さんはマコさんのお尻に着手し始めたようだけど、僕のお尻もいま絶賛開発中だ。

一日でも早く、楓さんのが入るように頑張らなきゃね。



恭介「ところで、ハク。一回、式神憑依白天丸のときにヤッてみたいんだけど」

白天丸「死んでも断る」


~ HAPPY END ~

27話まであと少し。2週間待ったから楽しみ

前書いたの
【カガミガミ】恭介「獅土さんが密室で!?」 真子「どうやら私の出番ね」
【カガミガミ】恭介「獅土さんが密室で!?」 真子「どうやら私の出番ね」 - SSまとめ速報
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