【安価】五十音頭文字能力バトル (190)

研究者「無作為に選出された人間五十人に超能力を与えました」

研究者「彼らが世界に及ぼす影響を観測するのが目的です」

研究者「一人になった時点で、実験は終了。楽しみですね」

――

男「軽い気持ちで受けた実験……まさかこんなことになるとは」

男「いや、ホントか分からないけど」

男「で、俺の能力は……」

↓1【五十音から1つ】

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440255963

男「あ、か」



雨(“あ”め):自分の視界範囲内に弱い雨を発生させる。また、発生させた雨水を自由に操る。

男「雨の能力、ね。天候を操る能力なんて面白い、けど」

男「これ使って何するんだか……物騒なことはできないし」

↓1【1日目 何する?】

男「会社行かなきゃ……社会人は大変だ」

男「そもそも雨なんか降らせたって仕事が休みになる訳なんてないしさ」

――会社

男「……」カタカタカタ

後輩「うっす、先輩。ジュース買ってきたんすけど飲みますか?」

男「あ、どもども」

後輩「根詰めすぎはダメっすよ~」

男「お前もちゃんと働けよ」

後輩「うぃ~、外回り行ってきまー」

男「やれやれ」

――帰り道

男「やっと終わった」

男「どれ、ちょっと試してみっかな」

男「ほらっ」



シト…

シトシト…

サー…

男「お、お、すげっ、これマジか。水も操れんのか」

フワッ…ブクブク

男「お、おー!」

男「水の塊になった! テンション上がって来たぞ!」

【直下コンマ下一桁 偶数で能力者に遭遇】

男「すげー雨すげーよ、雨!」

男「もっと降れ! もっと!」

サー…

男「降る量は決まってるみたいだな。じゃあ……」

男「止め!」

ピタッ

男「止まった! やべー、面白い!」

男「なんかこれだけで刺激的な日々が送れる予感がする!」

男「……お?」

男「人か?」

↓1【現れた能力者】

【名前 年齢】
【どんな奴?】
【五十音頭文字】

※名前は「男」とか「幼馴染」的な感じで

※頭文字は一度も出てない物を

女後輩「先輩……」

男「お、女後輩じゃないか。こんなところでどうかしたのか?」

女後輩「……」

男「女後輩?」

女後輩「先輩、許してください」メキッ

男「え?」

女後輩「あぁぁぁ……」メキメキメキ

男「う、うわ、グロ!」

虎獣人「はぁ……はぁ……はぁ……」メキッ

男(虎? 女後輩、虎っぽい奴になってない? 夢? 何? え? これ何?)

虎獣人「先輩は何も悪くない。でも、私にこの力を試させて……!」

男「は、はぁぁぁ?」



虎(“こ”):虎、または虎の獣人へと変身する能力。優れた五感と筋力、鋭い爪を持つ。

男「いやいやいやヤバいでしょ。事態がさっぱり飲み込めないけどどうする!?」

↓1

男「うわうわうわうわうわうわ」ヌギヌギ

虎獣人「えっ?」

男「うおおおおおおお!!」

男(全裸になって叫ぼう。そうすればあの女後輩っぽい虎獣人も怯むはずだ)

男「うおおおおおおお!」

虎獣人「な、なっ!?/////」

虎獣人「/////」

虎獣人「……!」

虎獣人「まさか先輩も……? もしやそれも……」

虎獣人「////コホン。先輩、今日のところは私、引き上げます。このことは他言無用ですよ。その方がお互い……良いですよね?」

虎獣人「では、また明日会社で」バッ



男「虎の獣人っぽい奴は高く飛び上がりどこかへ消えて行った」

男「全裸になったかいがあったな! なんか知らんけど」

「君、君」

男「いやーすごい1日だったな。超能力持ちになっちゃったり、虎獣人に絡まれたり……あれなんだったんだろ」

「君!」

男「なんか俺、主人公になったみたいだな! ただのサラリーマンなのに!」

「君!」

男「うるせーよ! ……あ、あら?」

お巡りさん「君、何やってんの!」

男「ああ、これは夢か――」

研究者「被験者全員動き出したようですね」

研究者「さて、被験者01の男さんが知らないうちにも戦いは始まっていますよ」

↓1vs↓2【男の知らないところで起きる戦い】

【名前 年齢】
【どんな奴?】
【五十音頭文字】

※名前は「男」とか「幼馴染」的な感じで

※頭文字は一度も出てない物を

※男以外の一度出たキャラを指名してもOK

――夜の公園

空手少女「……すーっ」

空手少女「ふん! は!」シュバッ

空手少女「ふっ!」ビッ

空手少女「はぁーッ……」

空手少女「はッ!」ヒュッ

空手少女「おし、練習終わりッス! さてと――」

「たーくん! たーくん!」

空手少女「はれ?」

?「すいません、この辺りで小さな男の子、見ませんでしたか!?」

空手少女「い、いやー、分からないッス。すいません」

?「そう……」

?「たーくん! たーくんどこに行ったの!? お母さんもう大丈夫だから早く出てきて! たーくん!」



空手少女「もう出て来ていいッスよ。糸、纏めてくださいッス」

「うん……」シュル…

ショタ「できた、よ」

空手少女「……本当にいいンスね?」

ショタ「うん。もうあそこには戻らない。痛いの、もうイヤ」

空手少女「……分かったッス。じゃあお姉ちゃんについて来て……見つからないように音、消してくから、ね?」

ショタ「うん……」

【空手少女(も)とショタ(し)が同盟を組んだ】

【1日目 確認された能力者】
男:あ(雨)

女後輩:こ(虎)

ショタ:し(?)

空手少女:も(?)

【1日目 脱落者なし】

――会社

男「……」カタカタカタ

女後輩「……」チラッ

男「……?」

女後輩「っ」フイッ

男(女後輩がちらちら見てくるんだが。なんなんだこれは)

後輩「先輩すげー見られてねっすか?」

男「いや、あー、うん」

後輩「モテ期っすか?」

男「働け」

後輩「うぃ~」



男「仕事終わり。定時退社は久しぶりだ、何をしようかな?」

↓1【2日目】

――空き地

男「能力強化できないか試してみるか」

男「能力強化しろ!」

男「強化ぁ!」

男「無理っぽいな。これでずっと行くしかない。諦めよ」

【直下コンマ下一桁】
0でショタと空手少女に遭遇
9で女後輩登場
偶数で能力者に遭遇

男「強化ぁ! 強化ぁ!」

空手少女「おっ、先客がいたみたいッスね。たーくんもおいでッス!」

ショタ「うん……」

男「お」

空手少女「こんちわ! お兄さんも何かの練習ッスか?」

男「い、いや何にも。大したことじゃないんだ(能力強化をしに、なんて言ったら頭おかしいと思われるよな)」

男(大体超能力なんてあるわけないんだし……あるけど)

空手少女「自分も練習するッスよー! ふんっ、はっ!」シュバッ

男「おー、すげー。空手?」

空手少女「はいッス!」

ショタ「……」

男「空手かー、かっこいいなー」

男(ここで黙って帰るのもあれだし何かしようかな?)↓2

男「2人は姉弟なの?」

ショタ「あぅ、ちが――」

空手少女「そんなところッス!」

ショタ「お姉ちゃ……」

空手少女「ねっ!」

ショタ「あ、あの、はい。そんな、ところです」

男「そうかぁー、俺一人っ子だから羨ましいなーそういうの」

空手少女「えへへー」



男(空手少女ちゃんとその弟ショタくん。いい子だったなー。都会の生活の中でスレてない子は珍しいや)

男(さ、2人も帰ったし俺も帰るかね)

研究者「被験者01と被験者12、34が接触」

研究者「お互い能力者とは知れてないみたいですね。交戦はなし、と」

研究者「この幼気な子ども達が戦いにどう関わって行くか……」

研究者「さて、他を見て見ましょう」

↓1vs↓2【男の知らないところで起きる戦い】

【名前 年齢】
【どんな奴?】
【五十音頭文字】

※名前は「男」とか「幼馴染」的な感じで

※頭文字は一度も出てない物を

※男以外の一度出たキャラを指名してもOK(例外:空手少女らを選ぶ場合は「ショタと空手少女」などと書く)

――路地裏

女後輩「……あなたやっぱり」

マッチョ「HAHAHA、怪しいモンではないさーッ! でもま……キミと同じ類の者だネ」

女後輩「そう」

マッチョ「キミも実験の被験者だろう? なら話は早いネ!」

マッチョ「殺し合おうじゃあないか」ニコォッ

女後輩「……っ」ゾクッ

マッチョ「大きなお金が動いている。50人の中で生き残った1人は巨大な力を手に入れることができる、だろ?」

女後輩「答える必要はないわ」メキメキ…

虎獣人「があぁっ!!」

マッチョ「かわいい虎さんだ。シメがいがあるよ!」

【直下コンマ下一桁】
987:女後輩勝利
654:引き分け
321:マッチョ勝利

虎獣人「があ゛っ!(飛びかかって首の骨を折れば!)」

マッチョ「近寄らせないよ! 虎の力は強いと言うからね。はっ!」バシュウッ

虎獣人「なッ!(腕が伸びて……私を殴った!?)」バキィ

マッチョ「ゴムゴムの……の要領さ。あの漫画と私の“これ”との違いは……私の腕は際限なく伸び続けるといったところだね」

マッチョ「ほら、かかっておいで」チョイチョイ

虎獣人「く、そォォォオッ!」バッ!

マッチョ「無駄だね。私の伸びる手は殴る為に必要な“溜め”の動作がいらない。まるで触手だ」ドガッ

マッチョ「だから……何度でもどこの方向からも殴られるんだよ」ドガッ ドガッ ドガッ

虎獣人「近寄ることもできないままやられて――」

マッチョ「そうだよ」シュル…

虎獣人「あ、あぁ」

マッチョ「こうやってキミは僕の腕に巻き付かれて……」シュルル…

マッチョ「キツくキツくシメられて……」

ミシ…

虎獣人「あ、あ゛あ゛」バギバギバギ

マッチョ「死ぬんだ」

グシャ

虎獣人「」

女後輩「」

マッチョ「人を殺したのは初めてだよ」

マッチョ「躊躇なくやれたのは相手が人間の形をしていなかったからかな」

マッチョ「しかし……この戦いの事実関係を知る者は何人いるのやら」

マッチョ「さっ、ランニングの続きだ」

マッチョ「腕よ戻れ!」シュルル…

マッチョ「……」

マッチョ「いっちにっ、いっちにっ」タッ

【2日目 生存が確認している能力】

男:あ(雨)

ショタ:し(?)

マッチョ:て(?)

空手少女:も(?)

【脱落者】

女後輩:こ(虎) 死亡

上司「男君、女後輩君どこにいるか知らない?」

男「分からないです。どうかしたんですか?」

上司「いやね。ご家族の方から昨日から帰って来ないって連絡を受けたんだ……」

男「えっ」

男(いや、まさかな。女後輩が変身してたのって俺と同系統の……)

男「ど、どうしたんでしょうね」

上司「警察に言った方がいいのかなあ」

男「確かに……」

男(女後輩が行方不明になった。これっていったい)



男「さて、仕事も終わったし。何か……する気分じゃないな。どうしよ」

↓1【3日目 何する?】

男「ゲーセン、行くか」

――ゲーセン

男「就職してから初めて来たな。学生の頃は毎日のように来てたけど」

男「お、あのゲームまだあるんだ。やってみよ」

男(女後輩の虎になった能力……あれって超能力だよな)カチャカチャ

男(でも何か系統が違う気がする)カチャカチャ

男(……)カチャカチャ

男「あ!」

男(そういやあの“実験”に女後輩も参加してた! 新薬の臨床実験。報酬が現金ともあって釣られて行っちゃったんだよなあ)

男(そういや契約書も書かされてた。家のどっかにあるかも……)

ゲィムオーヴァー

男「あっ、ゲームする手が止まってた」

男「コンテニューコンテニュー」チャリン

【直下コンマ下一桁】
0:ショタと空手少女現れる
9:マッチョと遭遇
偶数で能力者と遭遇

男「……ふっ、ほっ」カチャカチャ…

ウワアアアア…

ゲィムオーヴァー

男「あー、もう帰ろ。全然クリアできない。腕が鈍ったな」



男(にしても女後輩はどこに行っちまったんだ)

男(俺にやったみたいに変な奴に喧嘩売って……)

男(社内でも優秀だった女後輩に限ってなぁ)

研究者「被験者01は被験者10の死亡をまだ分かっていないようですね」

研究者「そして実験の内容についても把握仕切っていない様子……」

研究者「実は今回の参加者にはそのような人が多いのです」

研究者「報酬10万に釣られて来た人達、でしょうね」

↓1vs↓2【男の知らないところで起きる戦い】

【名前 年齢】
【どんな奴?】
【五十音頭文字】
※名前は「男」とか「幼馴染」的な感じで

※頭文字は一度も出てない物を

※男以外の一度出たキャラを指名してもOK(例外:空手少女らを選ぶ場合は「ショタと空手少女」などと書く)

――夜の公園

不思議「……お姉さん、こんばんは」

ボクっ娘「ひっ……」

不思議「……なんで? なんで怖がるの?」

ボクっ娘「み、見たぞ。お前が……今、カラス達を殺したのを!」

不思議「カラスを殺したらいけないの?」

ボクっ娘「て、手を使わないで……どうやって」

不思議「知りたいの? じゃあ……」

不思議「お姉さんでやってみせるよ」

【直下コンマ下一桁】
987654:ボクっ娘逃走
321:不思議勝利

不思議「……」ギ…

ボクっ娘「……っ!」

不思議「逃げないんだね。諦めたの?」

ボクっ娘「……諦めてなんかないよ、ボク。だって――」ニヤ

ボクっ娘「ボク、お前の能力知ってるもん」

不思議「!」

ボクっ娘「もちろん対処法だって知ってる」

不思議「く……っ!」

ボクっ娘「でもボク、お前を[ピーーー]ことなんかできないよ。だって……お前、子どもだし」

ボクっ娘「だから逃げるね。じゃ」ダッ



不思議「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!」

不思議「糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞!」

不思議「ぼくを、ぼくをバカにした!」

不思議「バカにしたあああああッ!」

【3日目 生存が確認されている能力者】

男:あ(雨)

ショタ:し(?)

マッチョ:て(?)

空手少女:も(?)

ボクっ娘:よ(?)

不思議:ん

【脱落者】

女後輩:こ(虎) 死亡

――会社

男(大事になったな)

男(女後輩が行方不明になって丸2日。警察が介入してきた)

刑事「お仕事中のところすいませんが、別室で一人一人話を聞きたいと思います!」

刑事「名前を呼ばれた人から来てください」

刑事「まず……アカサカ アキヤさん」

男「あ、俺か。はーい」

――会議室

刑事「すいません。コミヤさんのことについて伺いたいことが……」

男「女後輩は優秀な子でしたよ。外国の大学を出てて……」

刑事「いや、最近の交友関係とか怪しい噂とかを聞きたいので」

男「あっすいません(刑事ドラマの見過ぎか)」

男(えー、なんて答えればいいんだろ?)

男(実はあんまり接点なくてな)

男(なんと答えとこう)↓1

男「知らないっす。あんまり話もしたことなくて」

刑事「そうですか。分かりました。ありがとうございます」

男(ま、ホントのことだしな。超能力なんて信じないだろし)



刑事「怪しいのは……アカサカという男か」

刑事「上から許可が出た。一週間尾行しよう」



男「仕事終わったし……どうしよかな」↓1

男「何だか疲れたし早く家に帰って寝ておこうかな」

――男の家(アパート)

男「……むにゃ」

男「ぐーすか」

【直下コンマ下一桁】
0:マッチョ襲来
9:ボクっ娘現る
8:不思議襲来
偶数で能力者出現

男「ぐー……」

――男の家の外

刑事「動きはない」

刑事「ああ、直帰だ。いいもんだな、定時退社できる身分は」

刑事「ん? 俺は張り込みだよ」

刑事「本庁にいた頃が懐かしい――」

研究者「被験者01が警察組織に尾行されたようですね」

研究者「刑事が能力者ではないとは限りませんが」

研究者「これほど厄介なことはありませんね……」

↓1vs↓2【男の知らないところで起きる戦い】

【名前 年齢】
【どんな奴?】
【五十音頭文字】
※名前は「男」とか「幼馴染」的な感じで

※頭文字は一度も出てない物を

※男以外の一度出たキャラを指名してもOK(例外:空手少女らを選ぶ場合は「ショタと空手少女」などと書く)

※一度出た能力者ではないキャラを能力者にしてもOK

――路地裏

悪徳警官「これ、ニューナンブ。知ってる?」

女装子「知ってる。おじさんどこからそれ持って来たの?」

悪徳警官「署から」

女装子「そーいうこと言ってんじゃねーよハゲ。おい、あたしにそれ向けてどうするつもりだよ」

悪徳警官「撃つつもり」

女装子「おいハゲ……[ピーーー]ぞ」

悪徳警官「お好きに」

【直下コンマ下一桁】
987:悪徳警官勝利
654:戦闘終了
321:女装子終了

ダンッ!…

悪徳警官「弾、当たらなかった……?」

女装子「あたしが弾いた。次はあんただよハゲ。とんだヤローだよあんた。警官が憂さ晴らしかなんか分からないけど、市民に銃を向けるなんてね」

悪徳警官「許されてるからね」

女装子「世も末だよなァ!」

悪徳警官「そうだね」

女装子「あたしが何とかするよ、その世界」

女装子「姉さんの仇だっ! 死ね! はあああ……」ガッ

悪徳警官「いや、戦闘は終了だ。能力は解除しようね」

女装子「はい」コクリ

女装子(……!?)

悪徳警官「僕は帰るから」

女装子「はい」コクリ

女装子(??????????)

女装子(ダメだ! 行くな! あたしはあんたを殺すんだ! なんで、なんで……)

【4日目】

男:あ(雨)

ショタ:し(?)

マッチョ:て(?)

女装子:ふ(?)

空手少女:も(?)

ボクっ娘:よ(?)

悪徳警官:わ(?)

不思議:ん

【脱落者】

女後輩:こ(虎) 死亡

――会社

後輩「先輩、最近銃持った殺人犯が出るらしいっすよ」

男「ウソだろ」カタカタ…

後輩「マジっす。新聞記者やってる友達から聞いたんすよ」

男「……詳しく教えて」カタカタ…

後輩「詳しくは分かんないんすけど、なんか警官のコスプレした奴なんですって。なんかホラーっぽくないですか?」

男「ない」

後輩「うぇー」

男「ないだろ。ないない」

後輩「ほわー」

男「聞いてんのか」



男「仕事終わり。女後輩はまだ帰ってこない……」

男「なにしよ」

↓1【5日目】

男(超能力者、俺以外にもいる気がするんだよな)

男(虎みたいなのに変身する女後輩みたいなの、とか)

男(変身能力と俺の雨や雨水を操る能力、この違いって……なんなんだろ)

男(探して見つかるようなものでもないが……探してみるか)

男(でも見つかったところでどうするんだ?)

男(戦ったり? 虎みたいなのだったら死ぬぞ、マジで)

男(ノープランって怖い)

【直下コンマ下一桁】
09:ショタと空手少女
87:マッチョ
65:女装子
43:ボクっ娘
2:悪徳警官
1:不思議

ショタ「あ……」

空手少女「あっ、こないだのお兄さん! おーい!」

男「おお、ショタくんと空手少女ちゃんじゃないか」

ショタ「ショタ?」

男(これは俺がつけた名前だった)

空手少女「元気ッスか!」

男「おう元気元気。空手少女ちゃんはいつもこんな感じなの?」

空手少女「ッス! 毎日元気ッス!」

男「若いっていいなー」

男(2人が能力者なわけ、ないか……でもここで会ったのも何かの縁だ。何か話そうかな?)↓1

男「俺も空手覚えたいな」

空手少女「ホントっすか!」キラキラ

男「眩しい、その瞳が眩しい」

ガシッ

男「ん?」

空手少女「ウチ、空手教室やってるッス! 早速行くッスよぉ!」

男「い、今からァ?」

空手少女「行くッス!」ズルズル…

男「おあああ」ズルズル…

ショタ「お姉ちゃん待ってー!」

刑事「子ども達に声をかけて……いや、下心は見えないが」

「やあ、デヤマ君」

刑事「あっ、ワカナさん……」

「尾行かい。ご苦労様。パン食べる?」

刑事「いただきます」

「熱心だねぇ、僕には真似できないよ。あそこにいる男と子どもは?」

刑事「この間の会社員女性行方不明の……関係者ですよ。さすがにここまでしか教えられません」

「そうかい。いやー、あそこにいる彼は人の良さそうな人に見えるけど」

刑事「見かけで騙されたくありませんから」

「そうだね」

刑事「すいません、俺も移動します」

悪徳警官「ああ、頑張ってね」

刑事「ありがとうございます、では!」

悪徳警官「……」

――空手道場

空手少女の父「はっはっはっはっはっ、なかなか筋がいいね」

男「はひ……つかれた」

空手少女「体力に難ありッスね。デスクワークって大変だなー」

空手少女の父「またおいで。それと……モモコと仲良くしてくれてありがとう」

男「あっ、いえ! はい!」

空手少女の父「どんな男かと不安だったが、安心したよ。はっはっはっはっ」



男(空手少女ちゃんのお父さんは優しいお父さんだった)

男(また行こう)

研究者「被験者01の周辺では戦闘が起きませんね。いや、でも少しずつ……」

研究者「あ、それと『ん』の様子はどうですか?」

研究者「――分かりました。『ん』は規格外の力です。丁寧に扱わなくては……」

研究者「まだ始まったばかりですから。はい」

↓1vs↓2【男の知らないところで起きる戦い】

【名前 年齢】
【どんな奴?】
【五十音頭文字】
※名前は「男」とか「幼馴染」的な感じで

※頭文字は一度も出てない物を

※男以外の一度出たキャラを指名してもOK(例外:空手少女らを選ぶ場合は「ショタと空手少女」などと書く)

※一度出た能力者ではないキャラを能力者にしてもOK

――河川敷

バキッ ミシミシ…

「ぐ、ぐげっ」ドサッ

マッチョ「うーん、彼も能力者ではなかったようだ」シュル…

マッチョ「こうやって虱潰しに殺していかないと……分からないのは辛いですね」

マッチョ「さて、次は……」

観光客「O、Oh…」

マッチョ「……」

観光客「Ninja…」

マッチョ「見られたからには……生かしてはおけませんね」ニュルル…

観光客「(日本人は漫画みたいなことができるんですねーっ! でも、僕だって……)」

観光客「タイヨーケン!」ピカッ

マッチョ「ぐぁっ、光!?」

観光客「(負けませんよ! 星条旗に懸けて!)」

【直下コンマ下一桁】
987:マッチョ勝利
654:引き分け
321:観光客勝利

観光客「はあああ……っ」カアアアア…

マッチョ「暑っ!」

マッチョ(光だけじゃない。熱も……)

マッチョ(強い日差しのような……)

マッチョ(マズい、目がやられる。手で自分を被えば……!)シュル…

観光客「Oh! ニクカベ!」



マッチョ(攻撃が止んだか……)ヒュル…

マッチョ「私が作った死体……黒こげになってる」

マッチョ「観光客は……逃げたか」

マッチョ「しかし、覚えた。次は……殺す」

【5日目】

男:あ(雨)

ショタ:し(?)

マッチョ:て(?)

観光客:に(?)

女装子:ふ(?)

空手少女:も(?)

ボクっ娘:よ(?)

悪徳警官:わ(?)

不思議:ん

【脱落者】

女後輩:こ(虎) 死亡

――男の家

男「今日は仕事休み」

男「週休2日で定時退社できるホワイト企業万々歳だ」

男「今日は何をしようかな」

↓1【6日目】

――空手道場

男「押忍!」

空手少女「腰を入れて!」

男「押忍!」

男(休日だからこそ健康的に過ごしたい。俺は空手少女ちゃんに空手を習いに来た)

空手少女の父「はっはっはっはっ、頑張りたまえよ」

男「頑張りますっ!」

男(超能力を得てから妙に充実し始めたなあ。いや超能力関係ないけど)

男(女後輩は……)

空手少女「押忍!」バキッ

男「あだっ」

空手少女「雑念は捨てるッス!」

男「すんません!」

空手少女「押忍ッス!」

男「押忍!」

【直下コンマ下一桁判定】
0:ショタ
9:マッチョ
8:観光客
7:女装子
6:ボクっ娘
5:悪徳警官
4:不思議
奇数で能力者出現

観光客「タノモーッ!」

男「タノモー?」

空手少女「道場破りッスか!?」

空手少女の父「私が行ってこよう」



空手少女の父「見学者だった」

観光客「ヨロシクデスね!」

空手少女「押忍!」



男(観光客の人。しばらく日本に滞在して、休暇を楽しみたいんだって)

男(いいなー、休暇に旅行。何の仕事をしてるんだろ)

観光客「OSU!」

空手少女「まだまだッス!」

観光客「OOOSU!」

男(俺も頑張ろう)

研究者「被験者01が被験者22と接触、楽しくなりそうですね」

研究者「もう一度言いますが、参加者は50音頭文字になる能力を持つ50人です」

研究者「や行の『い』、や行の『え』」

研究者「わ行の『ゐ(い と読むこととする)』、『ゑ(え と読むこととする)』」

研究者「その文字に対応する能力も存在します」

研究者「彼らは『ん』とはまた違った特別です。彼らが出て来た時、その意味が分かるでしょう」

↓1vs↓2【男の知らないところで起きる戦い】

【名前 年齢】
【どんな奴?】
【五十音頭文字】
※名前は「男」とか「幼馴染」的な感じで

※頭文字は一度も出てない物を

※男以外の一度出たキャラを指名してもOK(例外:空手少女らを選ぶ場合は「ショタと空手少女」などと書く)

※一度出た能力者ではないキャラを能力者にしてもOK

――深夜路上

裸足女「お姉さん、お姉さんっ」

未亡人「……」

裸足女「あなただよ」

未亡人「は、はい?」

裸足女「お姉さん死んでよ。ね?」

未亡人「えっ」

裸足女「キャハハハハハ!」ビュッ

未亡人「きゃっ(な、ナイフ)」ドサッ

裸足女「ごめん、ごめんね、お姉さん。でもあたしもさ、生活かかってるからさ、ね?」

未亡人「な、何なの……」

裸足女「あたし、ここら辺にいる人間、みんな殺さなきゃなの! 頭悪いからこれくらいしかできない……」

未亡人「ま、待って!」

裸足女「無理!」

【直下コンマ下一桁】
987:裸足女勝利
654321:未亡人能力発動

裸足女「死んでねっ!」ガシッ

未亡人「いや……っ!」

カッ!



裸足女「えっ、何……?」

未亡人「お願い。考え直して」

裸足女「あ、あなたも」

未亡人「考え直して。人を殺しちゃ……ダメ」

裸足女(何? この脱力感、何が起きたの。立ち上がれない)

未亡人「あなたも実験を受けた子ね。それを使って悪いことができないようにしたわ」

未亡人「解いて欲しかったら……また来て」

未亡人「さよなら」

裸足女「……あ、ああ」

【5日目】
男:あ(雨)

ショタ:し(?)

マッチョ:て(?)

観光客:に(?)

女装子:ふ(?)

裸足女:へ(?)

空手少女:も(?)

ボクっ娘:よ(?)

未亡人:れ(?)

悪徳警官:わ(?)

不思議:ん

【脱落者】

女後輩:こ(虎) 死亡

――男の家

男(あー、昨日の空手で体がばっきばきだ)

男(ダルい……)

男(お湯沸かしたいのに沸かせない)

男(腰いてぇ。一人暮らしって辛いよ)

男(母ちゃんに電話しようかな……)

↓1【7日目 何する?】

――空手道場

男「押忍!」シュッ

空手少女の父「押忍!」シュバッ

空手少女「押忍!」シュバッ

観光客「OSU!」BLAAAM!

ショタ「お、おすっ!」

男(休み2日を道場通いに使う。以前の俺だったら考えつかないや)

男(体は痛いがなかなか楽しいぞ)

男(会社でもらったストレスは発散できるし!)

空手少女「雑念が多い!」バキッ

男「押忍ッ!」

【直下コンマ下一桁】
9:マッチョ
8:女装子
7:裸足女
6:ボクっ娘
5:未亡人
4:悪徳警官
3:不思議
奇数で能力者出現

――道場の外

刑事「今日も動き無しか。俺の思い違いなのか……?」

刑事「刑事、向いてないのかなぁ」

「そんなことはないよ」

刑事「っ」ビクッ

悪徳警官「やあ」

刑事「あっ、ワカナさん!」

悪徳警官「悩んでるのかい、仕事のこと?」

刑事「え、ああ、まぁ」

悪徳警官「」ポン

刑事「うおっ」

悪徳警官「肩、力入ってる」

刑事「……ワカナさんには全部お見通しか」

悪徳警官「そんな。超能力者じゃあるまいし。でもさ、疲れてるのは分かるよ」

刑事「はあ……」

悪徳警官「そこのカフェで休んできなよ。奴はまだ動いてないんだろ?」

刑事「はい……」

悪徳警官「さ、いったいった」グイグイ

刑事「は、はいっ。少し頭冷やしてきます……」



悪徳警官「さてと」

悪徳警官「殺すか」

――空手道場

「すいませーん」

空手少女「道場破りッスか!?」

男「ないない」

空手少女の父「ちょっと見てこよう。はーい」

観光客「ナンですか?」

男「いや、よく分からないけど……お客さんみたいです」

パンッ

パンッ パンッ

男「……?」

観光客「これは……恐らく! 男サン、行きましょう!」

男「は、はい!」

ショタ「どうかした?」

空手少女「自分も行くッスよ!」

観光客「ダメだッ!!」

空手少女「えっ」ビクッ

観光客「……そこで待ていてくだサーイ」ニコリ

空手少女「は、はいッス」

男「早く行きましょう!」

――道場 入り口

男「……な、なんだよ、これ」

観光客「酷い……!」

空手少女の父「」

男「あそこに立っているのは――」



後輩『先輩、最近銃持った殺人犯が出るらしいっすよ』



悪徳警官「こんにちは」

男「け、警官」

悪徳警官「一応ね」

男「空手少女ちゃんのお父さんは……(違うと言ってくれ)」

悪徳警官「僕が撃ったね」

男「な、なんで――」

悪徳警官「趣味?」

男(こいつ……!)

男「早く警察に……」

悪徳警官「させないよ」チャッ

男「あ、ああ……(こいつ、撃ってくるぞ。どうしよう、どうすれば……こいつをどうにかできるんだ!?)」

↓1

男「降れ……」

悪徳警官「?」

男「降れよ……」

男「雨、降れェェェェッ!!」

観光客「……まさかアナタも!」

シト…

悪徳警官「うん?」

シトシト…

悪徳警官「雨漏り?」

観光客「家の中に……雨雲が!」

サー…

悪徳警官「冷たっ、何、何これ」

男(雨水、動けよ。動けるんだろ? 動け、動け動け動け動け動け!)

男(水圧、カッターだ。カッターみたいに!)

グ…

ググ…

男「おらぁっ!」

ズバッ

悪徳警官「ぐっ」

観光客(水の刃で肩を切り裂いた……!)

悪徳警官「あんた……」

男「こ、殺してやる。殺してやるよ! 殺して――」

観光客「男サン、それはいけない!」

男「観光客の人! 空手少女ちゃんのお父さんを連れて逃げてください。俺、何するか分かりませんから」

観光客「そんな、ダメだ!」

悪徳警官「そうだよ」

男「お前ッ!」キッ

悪徳警官「人を殺すなんていけないことだ。そんなことやっちゃあいけない」

男「お前、人を手に掛けておいて……!」

悪徳警官「だから戦闘終了しよう」

男「はい」コクリ

男「!?」

悪徳警官「君だけが能力を持っていると思ってた?」

男「……く、そォ……」

悪徳警官「この世界に必要なのは『和』、だよ。この能力がある限り僕を倒せるなんて思わないでね」



和(“わ”):1日1回この能力を持つ者が宣言した時、視界範囲内の戦闘を(自分含め)強制終了させる

悪徳警官「あんたもね」ニコリ

観光客「はい(身体が……動かない)」

悪徳警官「肩を切ったことだけは誉めてあげるよ。じゃあね」スタスタ

男(おい、待て! 待てったら……)

――道場の外

刑事「すいませんワカナさん! 俺、少しすっきりしてきま――」

刑事「ワカナさん!?」

悪徳警官「はぁ、はぁ、うぐ……」

刑事「肩、切られて……!」

悪徳警官「すまない、デヤマ君。僕も……彼の見かけに騙されていたようだ」

刑事「まさかあの空手道場で――」

悪徳警官「ああ、奴は空手道場の主人を撃ち殺した。胸部に二発、頭部に一発。即死だ」

刑事「ワカナさんは……」

悪徳警官「ナイフで切られて……ぐ……」

刑事「しっかりしてください!」

悪徳警官「奴はまだ中にいる。応援を……」フラ…

刑事「ワカナさん!」

――空手道場

空手少女「お父……さん?」

ショタ「……おじさん!」

空手少女「なんで……なんでッスか! お父さん! お父さん!」

空手少女「うわあああああああああああああああああッ!」



観光客「……」

男「そんな……まさか」

観光客「まさかはアナタですよ男サン」

男「えっ?」

観光客「あなたも能力者だなんて」

男「能力者……ってことはあんたも」

観光客「えぇ、私は『日』。日の光と熱を発する能力を使えるように……」



日(“に”ち):能力者を光源に太陽光を模した光と高熱を発する。能力者は光と熱に強い耐性を持つ

観光客「厄介なのはこれからデス。さっきの警官はコスプレなんかではなく本物の警官。この国の警察……何かありそうですよ」

男「何かって、そんな」

観光客「何だか外が騒がしい。話は他でしましょう。私が滞在するホテルなどで」

男(子供たちはどうしよう。このまま置いて行くのも……でも、親を引き離すのは)

↓2

男「2人とも、聞いてくれ」

ショタ「はい?」

空手少女「……う、う、ひぐ、お父さ……」

男「ここは多分危険になる、と思う」

観光客「私もそう思います。どうか2人とも、私に着いて来てください」

空手少女「……無理ッス。無理ッスよそんなの」

空手少女「なんなんスか……お父さんが何をしたって言うンスか!」

空手少女「う、うぅ……」グス…

ショタ「お姉ちゃん」

空手少女「……なんスか?」

ショタ「……」ギュ

空手少女「……!」

ショタ「今度はぼくがお姉ちゃんを守るよ。だから……」

空手少女「……」



機動隊隊長「突入!」

ゾロゾロ…

刑事「遺体確認。男とその他の人間がいない! 人質にして逃げたか!?」

刑事「指名手配だ。手続きをしろ」

警官「はっ!」

刑事「ワカナさんの様子は?」

警官「軽傷だそうで」

刑事「良かった……」

刑事(男、お前は必ず俺が捕まえる。本庁への土産にくらいはなるはずだ)

>研究者「や行の『い』、や行の『え』」
>研究者「わ行の『ゐ(い と読むこととする)』、『ゑ(え と読むこととする)』」

わ行の「う」は入れないん?

――ホテル

観光客「ここなら安心デス。仲間もいます」

男「安心って、あんた。いったい誰なんですか?」

観光客「この実験の実態を調べる……者デス」

ショタ「実験……」

観光客「ええ“実験”デス。とある施設は新薬の臨床実験と銘打って、テレビを除く日本内の各メディアで参加者を募集しました」

ショタ「ぼく、知ってる……! ぼくその実験、受けた! ママに言われて」

観光客「キミも……」

空手少女「! じ、自分も」

観光客「Oh…!」

男「俺は新聞で見かけた」

観光客「……応募定員50名。私も本国から派遣され実験に参加しました」

観光客「そこから数週間後の超能力発現、直感的に気づいたでしょう?」

男「はい……」

空手少女「男さんも超能力、持ってたンスね……隠してたワケじゃないスけど自分も、持ってるッス」

ショタ「ぼくも……」

観光客「その能力、教えてください」

空手少女「自分は『も』、気配を完全に消す能力ッス」



黙(“も”く):能力者が黙っている間、攻撃行動を取るまで能力者(または能力者に接触している者)の感覚的視覚的聴覚的存在を周囲に感知できないようにする

ショタ「ぼくは『し』、自分の体を糸に変えるの」



糸(“し”):身体(または身体の一部)を糸状に変え自由に操る能力。糸の強度はワイヤーと同程度

空手少女「このままやられたくないッス。自分も……戦います」

ショタ「守られているだけのぼくじゃないよ! お姉ちゃん!」

空手少女「うん!」

男(立ち直りが早いな。恐らく空元気だろうけど)

観光客「これからはこのホテルを起点に生活することになります。どのような能力者がいるか分かりません」

男(あの警官みたいな奴も……)

観光客「特に男サン、気をつけて」

男「あ、明日の仕事」

観光客「しばらくは諦めてください」

男「はい」

男(夜、皆が寝た後。こっそりテレビを付けると、そこには俺が映っていた)

男(空手少女ちゃんのお父さんを殺したことになっている)

男(指名手配だってさ……笑えるよな。母ちゃんと父ちゃん、心配してんだろうな)

男(空手少女ちゃんは……強いな。ショタくんも)

男(お父さんが……殺されたのに)

男(女後輩が消えたのも何かの前触れだったのかな)

男「俺も寝よ」

研究者「ようやく話が進みましたね」

研究者「私ですか?」

研究者「申し遅れました。私、研究員のアウラです」

研究者「対応する文字は『う(わ行)』。もちろん私も被験者の一人です」

研究者「今は安全な場所で通信を送っていますが……実験の都合上、私も出なければいけないのですね」

研究者「まあ、代わりはいるので」

↓1vs↓2【男の知らないところで起きる戦い】

【名前 年齢】
【どんな奴?】
【五十音頭文字】
※名前は「男」とか「幼馴染」的な感じで

※頭文字は一度も出てない物を

※男以外の一度出たキャラを指名してもOK

※一度出た能力者ではないキャラを能力者にしてもOK

――深夜のコンビニ

ふたなり(夜、殺人犯が隠れてるから危ないって学校で言ってたけど)

バキ……グシャ

ふたなり(それも近所で起きてることだって知ってるけど)

グチャ……ブシュ

不定形の怪物「ぐあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」

ふたなり(怪物が店員さんを食べてるなんて聞いてないよ……)

不定形の怪物「があ゛あ゛あ゛!」

不定形の怪物「あ゛、あ゛あ゛、あ゛」

不定形の怪物「喰う、喰らう、喰う。おかあさああぁん!」

ふたなり「ひぃっ!」

【直下コンマ下一桁】
987:ふたなり逃走
654:和解?
321:怪物勝利

ふたなり(怪物……もしかして、いや絶対にこの子も能力者。なら……ぼくの能力で!)



沼(“ぬ”ま):接触した壁、床、天井を泥状に溶かす。また、その中に潜航し自由に活動することも可能

ふたなり(地面から入って……)トプン

ふたなり(見えた。あれが怪物の足!)

ガシッ

不定形の怪物「う゛?」

ふたなり「掴んだ!」

ふたなり(このまま地中に引きずり込んで……)

ミシッ

不定形の怪物「がっ!?」ミシミシ

ミシッ

ふたなり(これで地中に完全に入り込んだ時、怪物は窒素する、はず。ぼくにだってできるんだ!)

不定形の怪物「があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」ジタバタ

ふたなり「あっ、暴れないで! 暴れないでよ! う……わァッ!?」

ふたなり(ぼくが地面から引きずり出された!? 自由に地面に潜れるぼくを無理やり引きずり出すなんて……すごい力)

ふたなり(でも大丈夫。壁はクッションだから痛くない。すぐ体制を整えてまた……)

ガシャ

ふたなり「え……?」

銃を構えた兵士「構え!」ガシャ

ふたなり「誰……?」

銃を構えた兵士「脱走兵は軍法会議の上、処刑である!」

ふたなり「銃、どこから……」

銃を構えた兵士「恥を知れ!」

ふたなり「さっきの怪物は」

銃を構えた兵士「口を慎め!」

ふたなり「え? え?」

銃を構えた兵士「構えェーッ!」

ふたなり「何? 何これ?」

銃を構えた兵士「……」

銃を構えた兵士「撃てーっ!」

――タァンッ…



ふたなり(あ、あの怪物、変身したんだ。身体をぐにゃぐにゃ曲げて……変身したんだ)

ふたなり(痛……や、やだ、痛いよ、力が入らないよ、痛……――)

ふたなり「」ドサッ

銃を構えた兵士「……」

銃を構えた兵士「……が、あ゛、あ゛」メキ…

不定形の怪物「ぐあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」

不定形の怪物「……あ゛び」バキ

腹巻き姿のおじさん「おーい母さーん、ごはーん」スタスタ

……

【7日目】
男:あ(雨)

老人:け(?)

ショタ:し(糸)

マッチョ:て(?)

観光客:に(日)

女装子:ふ(?)

裸足女:へ(?)

空手少女:も(黙)

ボクっ娘:よ(?)

未亡人:れ(?)

悪徳警官:わ(和)

不思議:ん

【脱落者】

女後輩:こ(虎) 死亡

ふたなり:ぬ(沼) 死亡

――朝 ホテル

男「ふわぁ……」

男「今、何時――」

男「し、仕事!」

男「……」

男「ないか。今日から、というかもう二度とないかも。だって指名手配犯だし」

男「観光客の人と空手少女ちゃん、ショタくんもいない」

男「どこ行ったんだろ」

男「……探すか。いや、止めとこう。迂闊に行動できない」

↓1【8日目 何する?】

男「よし能力の鍛錬だ!」

――ホテル内設ジム

男「雨、来い!」

ザワザワ…

男(雨雲を集めて大きくして)

男(落とす!)

サー…

男「降った!」

ホテルマン「お客様!」

男「え?」

ホテルマン「その水は……」

男「」ビショビショ

男「ごめんなさい」

男(屋内で雨を降らすのは止めておこう)

研究者「まさか被験者09がダークホースになるとは」

研究者「彼の登場、能力の運用の仕方は予想外です」

研究者「あれは……盲点でした」

研究者「さながら狂戦士。止めようがありません。理性があるようでないのです」

↓1vs↓2【男の知らないところで起きる戦い】

【名前 年齢】
【どんな奴?】
【五十音頭文字】
※名前は「男」とか「幼馴染」的な感じで

※頭文字は一度も出てない物を

※男以外の一度出たキャラを指名してもOK

※一度出た能力者ではないキャラを能力者にしてもOK

――夜 街灯下

カツ… カツ…

ショタ「……」

カツ…

盲目少女「お前」

ショタ「ぼく?」

盲目少女「何でこんな夜中に歩いてるの?」

ショタ「きみだって」

盲目少女「君ぃ? 失礼ね。わたしはね、坊や。こうやって夜歩くような……ガキを探しているの」

盲目少女「こんな夜に街を徘徊するようなガキは能力者よね!?」メキメキッ

ショタ「し、しっぽ!」

盲目少女「そう、尻尾。固くて太ぉい尻尾。驚かないのね。じゃあやっぱり……坊やも……!!」

盲目少女「ふふ、楽には死なせないわよ!」ガバッ

ショタ「!」

【直下コンマ下一桁】
987:盲目少女勝利
654:引き分け
321:ショタ勝利

盲目少女「ほらほらほらほら!」メキッ メキッ

ショタ(しっぽ……早い! 生きてるみたいに動く!)

盲目少女「尻尾からならよく視えるわ。坊やが怯える様子、追い詰められていく様子も!」ドシュ ドシュ

ショタ(走ってるだけじゃ追いつかれる! ぼくがやらなきゃ!)

ドスッ

盲目少女「刺さった! ……違うわ、これは自動販売機」

グサァッ

盲目少女「これは……そこにいた野良犬ね。外れ」

ミシ…

盲目少女「あら……? う、動かない? あたしの尻尾ォ!?」

ショタ「お姉さん、目、見えてないよね。杖、付いてる」

ショタ「だから尻尾で手当たり次第に壊してた」

ショタ「尻尾の進む道。ぼくがネットみたいに糸を張ってふさいだの。尻尾が来たら一気に絡め取る……」

盲目少女「あ、あぁ……」

ショタ「ぼくの勝ち」

盲目少女「いや、そんなの……あたしは……」

盲目少女「あたしは……」

【7日目】
男:あ(雨)

老人:け(?)

ショタ:し(糸)

マッチョ:て(?)

観光客:に(日)

女装子:ふ(?)

裸足女:へ(?)

空手少女:も(黙)

ボクっ娘:よ(?)

未亡人:れ(?)

悪徳警官:わ(和)

盲目少女:を(?)

不思議:ん

【脱落者】

女後輩:こ(虎) 死亡

ふたなり:ぬ(沼) 死亡

――朝 ホテル

盲目少女「……」ムスッ

男(朝起きたら女の子が身体をワイヤー的なもので巻かれて椅子に括り付けられていた。蠍のような尻尾が生えているから能力者、だよな?)

男(聞けば昨日の夜、この子はショタくんを襲った能力者。捕獲したんだそうだ)

男(このワイヤーはショタくんの能力か……すごいな)



観光客「本当のことを言った方が身のためデース! イイナッサイ!」

盲目少女「分かったわよ、言えばいいんでしょ! 言えば!」

盲目少女「あたしはヲナガ ミヲ。見ての通り目が見えない」

盲目少女「新薬の実験に参加して……この尻尾をもらった」

盲目少女「聞いてるでしょ? 能力者49人を殺せば欲しいものが手に入るって」

観光客「知りませんが」

男「俺も」

空手少女「自分もッス」

ショタ「ぼく、知ってる」

「「「!」」」



盲目少女「え、嘘……なの?」

観光客「その可能性が高いかと」

観光客「好戦的な能力者とそうでない者。その違いは性格の違いだけで片付けられません」

観光客「実験を行った機関は、その意識の差異を利用して戦闘を活発化させたがっているのではないでしょうか」

空手少女「うう、難しいッス……」

盲目少女「ばーか」

男(女後輩もそうだったのかな?)

観光客「とにかく私達を戦わせようとしているのは確かデス」

盲目少女「私だって諦めた訳じゃないわ。いつだってあんたらを殺せるんだかr――」

ショタ「うるさい」ギュッ

盲目少女「いたいいたいいたい!」ギチッ

観光客「ここのお嬢さんにはしばらくこうしてもらいましょう」

ショタ「はい」ギュッ

盲目少女「うぅ……」ギチッ

男「……」

↓1【8日目 何する?】

男「そこの……(盲目少女と言うのは失礼だな)」

盲目少女「ミヲ」

男「ミヲ、お前、ショタくんと戦う前に他の能力者と戦ったことはあるか?」

盲目少女「ない。多分。みんな殺しちゃったし」

観光客「人を殺したのデスカ!?」

盲目少女「仕方ないじゃない。能力者全員殺せばって言っても、誰が能力者かなんて分からないんだから」ビクッ

盲目少女「もうそれも何でやったんだか分からないけど……ほんと、サイテーね」

盲目少女「目が見えるようになるんなら何してもいい、そう思ってたけど。今考えれば……酷いわよね」

男「……」

研究者「被験者01、12、22、34が被験者50を捕縛ですか……」

研究者「徒党を組む能力者、今は一組ですが……」

研究者「これからが楽しみです」

↓1vs↓2【男の知らないところで起きる戦い】

【名前 年齢】
【どんな奴?】
【五十音頭文字】
※名前は「男」とか「幼馴染」的な感じで

※頭文字は一度も出てない物を

※男以外の一度出たキャラを指名してもOK

※一度出た能力者ではないキャラを能力者にしてもOK

――繁華街

ホモ「ほらほらァ!」ズコーン

「あひィん!」

「やめてください! やめ、ゴボ、ゴボォ!」

ホモ「咥えな!」



「」ヒクッヒクッ

「」ブクブク

ホモ「あら……死んじゃった」

ホモ「困ったなあ、ここの奴ら弱くて困るよ。1人20回だけじゃないかァ」

「あんただね。ここいらのシマを荒らすレイプ魔っての」

ホモ「!?」

ホスト「俺、『ミナヅキ』。ここいらの用心棒もしてるホストだよ」

ホモ「……お前」

ホスト「あんたも不思議な技を使えるんだよね? 俺もなんだ」

ホモ「そう……」

ホスト「シマの治安の為だ。倒されてね!」

【直下コンマ下一桁】
987:ホモ勝利
654:引き分け
321:ホスト勝利

ホモ「……おらッ!」ズン

ズゴゴゴ…

ホスト「地震!?」

ホスト「違う。奴が地面に拳を触れた所から来ている……地割れか!」

ホモ(あのホスト……顔だけじゃなく、目も良いな)

ホモ(地面の動きを把握している。見切られたか?)

ホモ(……分が悪いな)

ズズ…

ホスト「地面がせり上がった!?」

ホモ「今日はここで退くことにするよ。次は君をレイプする。楽しみにしてて……」ズゴゴゴ…

ホスト「それは勘弁!」

ゴゴゴ…

ホスト「地面をビルの高さまで隆起させて消えた……」

【8日目】
男:あ(雨)

老人:け(?)

ショタ:し(糸)

ホモ:ち(?)

マッチョ:て(?)

観光客:に(日)

女装子:ふ(?)

裸足女:へ(?)

ホスト:み(?)

空手少女:も(黙)

ボクっ娘:よ(?)

未亡人:れ(?)

悪徳警官:わ(和)

不思議:ん

【脱落者】
女後輩:こ(虎) 死亡
ふたなり:ぬ(沼) 死亡

――ホテル

男(ホテル暮らしになってから早3日)

男(観光客の人のおかげでただ飯ただ風呂し放題)

男(ホテルの偉い人は観光客の人の知り合いだからある程度の身の保証はしてくれるんだと。なにモンなんだ、あの人)

男(ああ、夢のホテル生活。がこんな形で実現するとは――)

男(で、今この部屋にいるのは……俺と……)

盲目少女「ぐぅう……」ムスッ

男(盲目少女だけだ)

↓2【9日目 何する?】

男「あの……さ」

盲目少女「何よ」

男「……」

男(10も離れてる女の子と話すことなんてそうそうないわ!)

男(空手少女ちゃんはこう元気っ子タイプだから話しやすかったが……)

男(うわー、なんだこれ。緊張する)

男(何話しゃいいのよ)
↓1

男「……」

バキッ

盲目少女「あっ――」

盲目少女「あ、あんた何すんのよ……!」

男「そういやお前、ショタくんを殺そうとしたんだよな」

盲目少女「……したけど」

男「そうやって子供を殺したことがあるのか?」

盲目少女「ふん、あったかもしれないわn――」

バキィッ

盲目少女「いっ……痛いじゃない!」

男「お前に殺された人の分だ」

盲目少女「……」

男「これで少し話しやすくなった」

研究者「……」

研究者「侵入者? 馬鹿な、ありえませんよ」

研究者「いるとするならば、元からこの空間に居た者です」

研究者「……」

研究者「他機関からのスパイがこの研究所内に……?」

↓1vs↓2【男の知らないところで起きる戦い】

【名前 年齢】
【どんな奴?】
【五十音頭文字】
※名前は「男」とか「幼馴染」的な感じで

※頭文字は一度も出てない物を

※男以外の一度出たキャラを指名してもOK

※一度出た能力者ではないキャラを能力者にしてもOK

――公衆トイレ

「ぐげっ、ぐっ、痛あ゛あ゛あ゛あ゛」ズチュズチュ

ホモ「痛いのは始めのうちさ。だから安心してイきな……」

「いやだ! いやだあああああッ!」ガバッ

「うわあああああん」タッ

ホモ「チッ、逃げられた」



「うわあああああん」

悪徳警官「……」

「あっ、お巡りさん! 助けっ、助けてください!」

悪徳警官「どうかしたのかい?」

「頭、頭のおかしいホモがいきなり!」

悪徳警官「ふぅん」

パァン!

「が……な、なんで、なんで撃……」

悪徳警官「汚いから」

「」ガクッ…

ホモ「待て、お前は俺が犯すんだ……あれ?」

悪徳警官「……」ニコリ

悪徳警官「お前が近頃現れてるレイプ魔だね?」

ホモ「……」

悪徳警官「逃走時に警官を何人か殺してる」

ホモ「だから何だってんだよ」

悪徳警官「超能力者だろ?」

ホモ「……っ!」

悪徳警官「僕もだ。僕の能力は戦闘を止める。君の能力じゃ勝てないよ」

ホモ「さすが警官だな。情報が早い」

悪徳警官「悪徳警官だけどね。こうして人を殺してる」

ホモ「……俺も[ピーーー]のか? 殺されても仕方ない人間だが」

悪徳警官「いや殺さない。見逃してやる」

ホモ「いいのか?」

悪徳警官「僕は気まぐれだからね。でも、生かされた意味は考えた方がいいね」

ホモ「……」

悪徳警官「ちなみに僕はノンケだよ」

【8日目】
男:あ(雨)

老人:け(?)

ショタ:し(糸)

ホモ:ち(?)

マッチョ:て(?)

観光客:に(日)

女装子:ふ(?)

裸足女:へ(?)

ホスト:み(?)

空手少女:も(黙)

ボクっ娘:よ(?)

未亡人:れ(?)

悪徳警官:わ(和)

不思議:ん

【脱落者】
女後輩:こ(虎) 死亡

ふたなり:ぬ(沼) 死亡

――ホテル

男(思っていたよりも街は大変なことになっていた)

男(原因不明の連続殺人事件、ホモレイプ魔、不可解な事故)

男(俺が指名手配されてる事件が隠れる勢いだ。というか隠れてくれ、俺は無実だ)

男(やったのは警官だ。警察早く見つけろ。身内には厳しくやれよ!)

盲目少女「あんた、テレビばーっかり見てるわね」

男(好きでやってるんじゃないよ!)

↓1【10日目 何する?】

空手少女「……押忍っ」シュッ

男「空手少女ちゃん!」

空手少女「あ、男さん!」

男(空手少女ちゃんは今日も元気だ。お父さんがあんな目にあったのに、すぐに俺達について来てくれた。申し訳ないことをしちゃったな……)

空手少女「最近練習が身に入らなくて……ハハ、困ったッス」

男(空手少女ちゃんとは空手以外の話、したことないな)

男(仲良くなれれば……なんて思ってたけど)

男(あ、下心なんてないから!)

男(何話そうか)↓1

男「空手少女ちゃん……」

空手少女「どうしたンスか。急に改まって」

男「お父さんのこと……守れなくてごめん」

空手少女「……」

空手少女「いいンスよ。男さんが気負わなくたって」

空手少女「お父さんは強い人でした。自分をいつも守ってくれて……」

空手少女「戦いの中で[ピーーー]たら本望、ってよく言ってたッスから。多分……お父さんもあの死に方で悪くないと思ってるッス!」

男「そんな……」

空手少女「お父さんは天国で自分を見守っていてくれるッス。だから……」

空手少女「だから……」

空手少女「う……うぅ……ひぐ……ぐすッ、大丈夫ッス。大丈夫ッスから……」

男「……」



空手少女「スッキリしたッス! もう元気元気ッスよ!」

男「……無理はしないで」

男(それしか言えねえよ……ごめん、空手少女ちゃん)

空手少女「心配ご無用ッス、自分これからは悪い超能力者をバシバシ倒しちゃうッスから!」

男(父の仇をなんて言わないあたり優しい子なんだな……)

――ホテル付近

刑事「男の潜伏先はここか……」

「刑事、突入の準備はまだ――」

刑事「発砲許可も1日で降りんのか、この国は……」

刑事「分かった、明日まで待とう。パトカー、ライト止めろ! 気づかれる!」

研究者「……貴方がスパイ、ですか?」

「ひぃ……」

研究者「残念です」



研究者「お見苦しいところをお見せしました」

研究者「被験者46は狡猾に01を追い詰めていきます。これもまたやり方でしょう」

↓1vs↓2【男の知らないところで起きる戦い】

【名前 年齢】
【どんな奴?】
【五十音頭文字】
※名前は「男」とか「幼馴染」的な感じで

※頭文字は一度も出てない物を

※男以外の一度出たキャラを指名してもOK

※一度出た能力者ではないキャラを能力者にしてもOK

――シャッター街

傭兵「寂れた町だ。活気というものがない」

傭兵(アメリカも落ちぶれたものだ。私のような一端の傭兵を雇うなど……)

ドンッ

傭兵「おっとすまん。ぶつかった」

吹奏楽部「いてて……いえ、お気になさらないでください――って、ああッ!」

傭兵「どうした!?」

吹奏楽部「トランペットの……ケースがぁ」

傭兵「壊れてやがる。クソ……すまねえな。弁償してやるからちょっと……いや、待て」

吹奏楽部「な、なんですか? 画材なんか取り出して……」

傭兵「いいから見てな」



傭兵『俺、ですか?』

観光客『えぇ、現在機関が作った異能の中で判明している物は……紫外線を伴う光の照射、相手の脳に作用し幻覚を見せる能力。それに……』

観光客『描いた絵を立体化させる能力』

傭兵『……』

観光客『絵を描いた経験がおありですね?』

傭兵『もう何十年も前に諦めたことだがな』

観光客『日本に渡るに当たって、この能力をあなたに使って欲しいのです』

傭兵『……』

傭兵「できた、ケースだ」

ズ…

吹奏楽部「絵の中からケースが……本物だ。前のとよく似てる。どうやって!?」

傭兵「聞くなよ。種のない手品のようなモンさ。じゃあな」スタスタ…



吹奏楽部「……」

吹奏楽部「あの人も僕と同じ……能力者」

【8日目】
男:あ(雨)

傭兵:え(?)

老人:け(?)

吹奏楽部:す(?)

ショタ:し(糸)

ホモ:ち(?)

マッチョ:て(?)

観光客:に(日)

女装子:ふ(?)

裸足女:へ(?)

ホスト:み(?)

空手少女:も(黙)

ボクっ娘:よ(?)

未亡人:れ(?)

悪徳警官:わ(和)

研究者:う(?) ※わ行

不思議:ん

【脱落者】
女後輩:こ(虎) 死亡

ふたなり:ぬ(沼) 死亡

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