アンパンマン「心の病気…?」 (59)

鬱病のカレーパンマンを参考にしました。



ドキンちゃんとばいきんまんとジャムおじさんを愛してます

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カレーパンマンはいつものように空の散歩をしていました。




カレー「ん~ いい天気だぜ こんな日はカレーが一段とうまくなるだろうな」


ウエーン シクシク…


カレー「ん、誰かが泣いている…」


ヒュン スト


カレー「きみ、だいじょうぶかい?」



男の子「シクシク…おれさm…ボクちゃんおなかすいたんだよう」



カレー「なーんだ、それならオレにまかせてくれよ!」



男の子「…」


カレーパンマンはカレーを作ってあげた


カレー「はい、どうぞ」



男の子「うわーい!」ガツガツ ムシャムシャ



カレー「どうだい、おかわりしてもいいぜ」



男の子「…」ピタリ



カレー「?」


男の子「…カレー、おいしかったよ」
バッ



カレー「!?ばいきんまん!」



ばい「これはお礼なのだ!!」

バシャ



カレー「!」



ばいきんまんはなにかの液体をカレーパンマンにぶっかけた


ばい「ばいばいきーん!」



カレー「まてぇ、ばいきんまん…」



カレー(あれ…顔が濡れたせいかな力がでない…)クタッ



カレー「しょうがねえ…」


ばい「うひひひ、このドクター・ヒヤリが作った秘密の薬、どんな効果があるかなぁ…!楽しみなのだっ はーひふーへほー!」



ホラー「ホラー、いけませんね~」



ばい「はひっ!?ホラーマンいつの間に!」


ホラー「たしかこの薬、まだ誰にも試してないってドクター・ヒヤリは言ってましたよ」



ばい「おれさまも知ってるのだ!だからまず、カレーパンマンに試してみたのだ!」



ホラー「私はどんなことになってもしりませんよ」



ばい「う~ん、もしかしたら強くなる薬だったかも…おれさまが試せばよかった…」



ホラー「バカですね~」




そのころ





カレーパンマンは広場のベンチに腰掛けていた



カレー(なんだか気分が悪いぜ…)



カレー「…」



広場では住民たちで賑わっていた





子供A「きゃははは!まてー!」



子供B「ウフフフッ」


大人A「…でさ~、ふふふ」



大人B「…まあ、はははは」



カレー「…」






カレー(…みんな楽しそうだなぁ、オレはここにいたら邪魔かもしれないな…)


マテー ハハハッ



カレー(…!…あれ、オレ何考えてんだろ…)

キャアア  アハハハ



カレー(…でもそうだよな、オレみたいなやつがいたらみんな気分が悪くなっちまうかもな、)



クスクス ホホホ



カレー(…だってよ、ばいきんまんを見逃して、気分が悪いからってベンチで腰かけて何様なんだよって感じだよな…)


キャハハハ


カレー(…子供たちも向こうに行っちまった…多分オレがここにいるからなんだろうな、ホントはクズみたいなオレのところからさっさと離れたいだろうな)



アハハ フフフフ



カレー(…多分あの人たちはクズみたいなオレのことを噂してるんだろうな…)


…クスクスクスクス… …キャハハハハハハハ…


カレー(…く…ここから早く立ち去りたいのに、身体がうごかねぇ…)


フフフフフ


カレー「…」カタカタ



…ヘエ、カレーパンマンガ ネェ…

…アンナヤツ、ハヤク ドコカイケヨ メザワリナンダヨ…




カレー「……」ブルブル



子供A「?カレーパンマンどうしたの?」



カレー「…」ブルブル


子供A「カレーパンマン!」



カレー「!」



子供A「気分が悪そうだよ」


カレー「…あ、ああ、なんでもないぜ、じゃ、じゃあな」

ヒューン


子供A「…」



カレー(ホントに調子が悪いぜ…)


フラフラ


ドサ


カレー(やばい、空を飛べねえ、重症だな…)

トボトボ

~パン工場~

ジャム「はい、新しい顔だよ」

ボン

 キラリン

アン「ありがとう、ジャムおじさん。これで元気百倍です!」



バタコ「マントもきれいにしておいたわよ」



アン「ありがとう、バタコさん」


アンアン! アン!


バタコ「?どうしたのチーズ?」

チーズ「アウン…」


カレー「」



アン「カレーパンマン!しっかりして!」








カレー「…っ」



アン「気が付いたみたいだね」



カレー「…」

ジャム「いったいどうしたんだい…?」



バタコ「そうよ、らしくないわ」



カレー「……」



カレーパンマンジャムおじさんはに今日のあったことを話した




ジャム「……」



バタコ「…」



カレー「……」



アン「そんなことが…」

ジャム「…カレーパンマン、よく聞くんだよ…」


カレー「…」



ジャム「おそらくきみは心が病気になっているんだ」



カレー「心が病気…?」

ジャム「…心が病気なってるということはね、きみはずいぶんと我慢や苦労をしてきたんだろう」


アン「カレーパンマン…」

ジャム「だからカレーパンマン、パン工場でゆっくり休んだ方がいいだろう」


カレー「…そうしたら治りますか…?」


ジャム「いや、完全には治らないが、症状を軽くすることはできる…アンパンマン、」



アン「はい」



ジャム「すまないが、勇気の花が必要なんだ…採りにいってくれるかい?」



アン「わかりました」



ジャム「バタコはカレーパンマンの看病を手伝っておくれ」



バタコ「はい」

カレー「…本当にすまねぇ…」



アン「気にしなくていいよ。」



バタコ「そうよ、カレーパンマンは頑張りすぎたのよ、休んだ方がいいわ」



カレー「……」グスッ

アン「それじゃ、僕行ってきます」



ジャム「気をつけるんだよ」







ビーッ ピコンピコン

~バイキン城~




ドキ「ばいきんまん、カレー食べたい」



ばい「ドキンちゃん、おれさま今忙しいの」



ドキ「カ レ - 食 べ た い っ !!!」



ばい「はひ~、そんなこと言ったって…」グワングワン



ドキ「どうだっていいでしょっ!わたしはカレーがたべたいの!!」



ホラー「ホララ、私の作ったカレーはお気に召しませんかね~、ホラ、カルシウムたっぷりホネカレー」



ドキ「こんなの食べられないわよっ!ばいきんまん、カレーもってきな」



ばい「わ、わかったのだ」

~パン工場~

ガシャアン


バタコ「カレーパンマン…!どうしたの!やめて!」

カレーパンマンは花瓶の破片で腕を切りつけていた




カレー「…」ザクッザク



バタコ「おねがい、やめて…」ガシ

カレー「…うう……」

ポロ

 

バタコ「カレーパンマン…」



カレー「………」

バリーーンッ



バタコ「!?」



ばい「はーひふーへほー!」

バタコ「ばいきんまん!」

グアシ

カレー「…っ…」



ばい「カレーパンマンっ、ドキンちゃんのためにカレーをつくるのだ!」




バタコ「カレーパンマンをはなしなさい!」ガシ




ばい「コラッそっちこそ離れろぉっ!」 ブロン


ググググ

ハギッ

ブロン ブルッ


ばい「!?UFOの調子がぁっ!?はひっ」 ブロロロロロロ

バタコ「カレーパンマーン!」


ブルオオオオオン

ビュウウウウウウウン

キラッ


ジャム「バタコ!どうしたんだい!」



バタコ「カレーパンマンがばいきんまんにさらわれたの!」




ジャム「なんだって!?」

ブロロロロロロロロロロロロロ


ばい「止まれええええ!」

ボスッ


ばい「はひ!?」



ヒュウウウウウウウン




ばい「止まるなあああああああ!?落ちるウウウウ!!」



ゴスンッ







ばい「…いててて…」



カレー「…」



ばい「こうなったのも全部お前のせいなんだぞ!」

カレー「…」



ばい「なんとかいえっ!」



カレー「…」



ばい「…」


ばい(…こいつ、薬の効果なのか…?なんだか変なのだ…)


カレー「…」 

ポタ
    ポタッ


ばい「!?な、なんで泣くっ!?」



カレー「………ばいきんまん…」




ばい「…?」

カレー「…殺してくれ…」



ばい「は…ひ…!?」

カレー「…オレのせいだ……みんなに申し訳ねえ…こんなオレなんか生きてる価値なんかないんだ…殺してくれ、殺してくれ、殺してくれ…」ブツブツ




ばい「…」



ばい(…どうしよ、殺せっていわれたってどうすればいいのだ…なんか調子狂うのだ…)

ばい「そ、そういうんなら殺してやってもいいが…いいのか?」



カレー「…」



ばい「そ、それならじゃあ、このバイキンハンマーでギタギタに伸してやる!」グオン


カレー「…」



ばい「…」


アン「やめるんだ、ばいきんまん!」

ばい「でたなっ!お邪魔虫!」


ばい(…ホッ…ちょうどいい時に来たのだ)

アン「カレーパンマン、こっちに」



カレー「…」



ばい「おまえにもこの薬をかけてやるー!」




アン「ウアッ!?」

バシアッ



アン「顔が濡れてちからがでない…」



ばい(…あれ?アンパンマンにはなんできかないのだ…?)



ばい「まあいい、とどめだあああ!」

ジャム「ノーズパーーンチッ!」

ガインッ

ばい「ウガアッ!?」




アン「ジャムおじさん!」

バタコ「アンパンマン!新しいかおよ!」


ヒューーン

バン


アン「元気百倍アンパンマン!」



ばい「もうやだ…」



アン「アーーンパーーーンチッ!」





ばい「ばいばいきーーーん」

キラッ



アン「だいじょうぶかい、カレーパンマン…?」



カレー「…ああ…」



ジャム「おや、アンパンマン、勇気の花は…?」



アン「それならここにあります」
ヒュ


ジャム「これで薬がつくれる ありがとうアンパンマン」



アン「よかったねカレーパンマン」

カレー「…ほんとにみんな迷惑をかけてすまねえ…」



ジャム「カレーパンマン、」



カレー「…」






アン「…」



ジャム「迷惑だなんて思ってないさ…ゆっくりでいいから治していこうね」




バタコ「辛いことや、苦しいことがあったら私たちを頼ってもいいのよ」




カレー「…」


アン「だいじょうぶ、僕たちが支えるよ」



カレー「……ありがとう…」

~バイキン城~

ドガシャアアン


ドキ「おかえりっ!カレーは?」


ばい「…」


ドキ「まさか、無いとかいわないよね…」



ばい「…ごめんちゃい」



ホラー「ドジですね~」



ドキ「じゃあ、かわりにケーキもってきて」



ばい(…もう、やだ…)






終わり

皆様見てくださってありがとうございます

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