サウザー「モバマスアイドル獲得に向け華麗に制圧前進あるのみ!」 (1000)


☆注意☆
・このSSは「アイドルマスターシンデレラガールズ」
と「北斗の拳イチゴ味」要素を含みます
・キャラ崩壊

★注意★
※「アイドルマスターシンデレラガールズ」の原作ゲーム及びアニメの設定を一部流用していますが、厳密に沿う物ではありません。
※「北斗の拳」の要素に関しては、「北斗の拳」より、「北斗の拳イチゴ味」の世界観や設定やキャラ付けを重視し採り入れています。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440238720


聖帝サウザー
http://i.imgur.com/URkpNsw.jpg


☆第1回の勧誘結果☆
1.○大和亜季(シュウ)
2.○櫻井桃華(レイ)
3.×前川みく(サウザー)
4.○高垣楓(サウザー)
5.×上田鈴帆(サウザー)

☆第2回の勧誘結果☆
6.×双葉杏(ユダ)
7.○輿水幸子(サウザー)
8.○高森藍子(シン)
9.○姫川友紀(シュウ)
10.○イヴ・サンタクロース(ユダ)
11.○鷺沢文香(サウザー)

☆第3回の勧誘結果
12.○安部菜々(ユダ)
13.×諸星きらり(サウザー)
14.○日野茜(シン)
15.×アナスタシア(レイ)
16.×星輝子(レイ)
17.○:岡崎泰葉(レイ)

★聖帝サウザーと愉快な六聖拳★


南斗鳳凰拳 将星サウザー
 南斗最強にして自らを聖帝と名乗り、大観衆が見守る中「愛などいらぬ!」と叫んだ不器用な人。
心臓が左右逆の位置にあり、北斗神拳が通用しなかったけど、ケンにバレて有情拳をお見舞いされた不器用な人

南斗白鷺拳 仁星シュウ
 かつてケンの命を救うために両目を失った損する人。
サウザー打倒のため、レジスタンスを指揮するもサウザーのやりたい放題で最も被害を被った損する人

南斗水鳥拳 義星レイ
 ジャギにさらわれた妹を探す波のある人。
最初は悪そうだったし不器用だったけど、ケンと心を通わし好プレーを連発するもラオウに触れる事なくやられた波のある人。そこから頑張ってカッコよかったので結果オーライです

南斗紅鶴拳 妖星ユダ
 自分の美しさを自負する南斗随一のサプライズキャラクター。
マミヤさんをさらったり、女好きをアピールして周りをホッとさせるも、レイの必殺技をくらい観衆が見守る中、盛大にカミングアウトしたサプライズキャラクター

南斗孤鷲拳 殉星レイ
 ケンの胸に七つの傷をつけユリアさんをさらった張本人。
サウザーに負けず劣らず不器用さを存分に発揮する人。一番周りが見えなくなり空回りする不器用な人

南斗最後の将
 五車星にその身と正体をまもられている謎な人。でも多分不器用。彼女の名前が出た場合、即再安価は必定


★過去作①↓
サウザー「シンデレラガールズ 7610プロ」
サウザー「シンデレラガールズ 7610プロ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430637631/)
サウザー「渋谷凛奪還作戦」
サウザー「渋谷凛奪還計画」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430726692/)
【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて制圧前進あるのみ!」
【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて制圧前進あるのみ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430813563/)
サウザー「白菊ほたるの死兆星と拳王ラオウ」
サウザー「白菊ほたるの死兆星と拳王ラオウ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432024586/)

‐‐‐‐‐‐
★過去作②↓
サウザー「神谷奈緒、北条加蓮……?」
サウザー「神谷奈緒、北条加蓮……?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432210425/)
サウザー「渋谷凛籠絡計画」
サウザー「渋谷凛籠絡計画」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432292638/)
【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて更に圧前進あるのみ!」
【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて更に圧前進あるのみ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432384858/)
【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて更に制圧前進あるのみ!」【延長戦】
【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて更に制圧前進あるのみ!」【延長戦】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433149601/)
サウザー「愛のエプロンと橘ありすのサークル活動記」
サウザー「愛のエプロンと橘ありすのサークル活動記」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433841706/)

‐‐‐‐‐‐
★過去作③↓
サウザー「祝ッ! アニメ化ッ!!」
サウザー「祝ッ! アニメ化ッ!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434780862/)
サウザー「渋谷凛偽装計画」
サウザー「渋谷凛偽装計画」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434969458/)
【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて果敢に制圧前進あるのみ!」
【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて果敢に制圧前進あるのみ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435052601/l50)
【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて果敢に制圧前進あるのみ!」【延長戦
【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて果敢に制圧前進あるのみ!」【延長戦 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435921531/)
サウザー「もし、モバマスアニメに北斗勢を各シーンで投入したら…」
サウザー「もし、モバマスアニメに北斗勢を各場面で投入したら…」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438696642/)

‐‐‐‐‐‐
★過去作④↓
サウザー「7610プロダクション内、アイドル事情調査」
【安価】サウザー「7610プロダクション内、アイドル事情調査」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439042623/)
サウザー「渋谷凛人質作戦」
サウザー「渋谷凛人質作戦」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440072183/)


【連取り・連投について】

━━━━━━━━━
【暫定的基準】

★選択肢系の安価
「連投:NG」
「連取り:連続2回までOK」
★コンマ系の安価
「連投:NG」
「連取り:OK」
★選択ミス、記述ミス
「NG」……ただし、「>1の書き方や説明が悪い」という場合は、熟考した後に判断。「設定無視」の場合は高確率で再安価orズレで対処。
「OK」……補足情報の追加は場合によって受け付けます。
━━━━━━━━━

~~ここでの定義付け~~
●連投:一つの安価範囲内に対し、同一IDの者が、間を置かない連続した複数の書き込みを行う事を指します。同一IDの者がレス番号が連続している書き込みは勿論、1レス分の間を空けるなど他IDを挟んでも、安価範囲内であれば連投とみなします。
●連取り:異なる安価に対し、同一IDが連続で安価を取得している事を指します。
~~~~~~~~~~~~


【詳細説明】

★選択肢系の安価
「連投:NG」……一つの安価範囲内に、同一のIDの書き込み(内容は問わず)が複数あり、かつ、そのIDが安価対象になった場合は、再安価orズレで対処します。『明らかな自演が発覚した場合』も再安価orズレで対処します。
「連取り:OK」……同一のIDが、連続して、異なる安価を取り続けている場合は、基本的にはOKとします。しかし、3回以上、同一IDが連続した場合は、再安価で対応する場合もあります。『明らかな自演が発覚した場合』も再安価orズレで対処します。

★コンマ系の安価
「連投:NG」……一つの安価範囲内に、同一のIDの書き込み(内容は問わず)が複数あり、かつ、そのIDが安価対象になった場合は、再安価orズレで対処します。
「連取り:OK」……同一のIDが、連続して、異なる安価を取り続けている場合は、一応はOKとします。

★選択ミス、記述ミス
「NG」……安価や選択肢などの、押し間違いや取り間違いなど、それが本当に動作ミスであれ、確認不足の選択であれ、今後は一切変更しません。ただし、その安価に向けた>1の書き方に、明らかなミスや説明不足や不明瞭性が認められれば、再安価or要望を受けます。また、安価の指定内容が本作の設定を無視した物である場合や、>1の都合で変更する場合は、再安価で対応します。
「OK」……自由記述の場合、色々と解釈が異なるので、補足情報の追加は場合により受け付けます。ただし、その内容を全て変更する場合は受け付けません。


【補足】……「連投」は、確実にNGとします。「連取り」の場合は、たまに見逃してしまう場合もありますが、早めに自己申告などがあれば、再安価orズレで対応し、内容を修正します。「連取り」をとりあえずOKにした理由は、閲覧者が少ない本作にとって非常にありがたいからです。


======
(7610プロダクション 会議室)



ユダ「しかし…」

レイ「?」

ユダ「我が南斗一派のアイドルの人材も、紆余曲折は在りながら、当初と比べ質量共に潤ってきたではないか」

レイ「確かにな」

レイ「というか、俺はここまでこの陰湿な勧誘活動が続くとは思わなかったが」

ユダ「ああ……、そろそろ勢力の拡大も良いが、新旧取りまとめ育成し、地盤を固めるの方針も良いと思うが」

レイ「……」

サウザー「………」

レイ「……どうなのだ、サウザーよ」

サウザー「……」

サウザー「……7610プロで…」

ユダ「…?」

サウザー「総選挙30位以内に入れないアイドルは、クビって事で…」

ユダ「ッ!?」ガタッ

レイ「お、おいッ! 色々と待て! お前は一体何を言っているんだ!?」





※7610……「ナント」、つまり南斗と読む。
このSSは、『北斗の拳イチゴ味』と『アイドルマスターシンデレラガールズ』の益々のご健勝とご清栄をお祈りしています by聖帝サウザー


サウザー「な、なんすか?」

レイ「というか、ここにアイドル30人もいないだろ! 遠回しな優しさかっ!」

サウザー「フフフ……、落ち着け、無能共」

サウザー「経営不振に陥り、不純な投票を指標に口減らしをするとは、346も地に堕ちた物だ……。上層の無能さが滲み出ている」

レイ「お、おい……変な風評被害はよせ」

サウザー「南斗DE5MENも頭数に入れ、俺達は……」

サウザー「……何人?」

ユダ「20人だ」

サウザー「ふむ…」

サウザー「少ないな」ボソッ

レイ「それを愚痴って、一体俺達はどうしろと言うのだ」


サウザー「無論、スカウトに決まっておろう?」

ユダ「ま、またか…。性懲りずに…」

サウザー「当初の目標である14人編成の『SOUTHE.ILE』は既に実現可能か…」

レイ「いや、実現しないぞ。何を言ってるんだ?」

サウザー「次なる目標は48人だ」

ユダ「……」

ユダ「……あー…」

レイ「何を目標にしてるか、その数で大体察しがつくな」

サウザー「さて! では総選挙開催実現に向けて、早速勧誘活動を再開しようではないかッ!」

ユダ「そ、総選挙!?」

レイ「さっきのお前の話しから察するに、動機が不純過ぎるだろ! いい加減にしろ!」

サウザー「あのSSはとても面白かったですッ!」

サウザー「あのように欲望と葛藤渦巻くドロドロの群像劇…、是非我らで演じてみたいと思わんかね?」

レイ「まず無理だろ! キャラ的に!」

ユダ「お前、自分から進んで無能と呼ばれたいのか!?」


サウザー「っていうかさ…」

サウザー「なんか違うんだよね、ピンと来ないと言うか…」

ユダ「はあ?」

サウザー「我ら聖帝軍が求める人材は、『歌って踊って戦える』…」

サウザー「そんなバイタリティ溢れるアイドルを求めているのに、なんだこのザマは!?」バン!

ユダ「……」

レイ「そんなアイドル、この世にいる訳無いだろう! いや……、アイドルが主役で登場するロボットアニメなら知ってるけど…」

サウザー「○クロス?」

レイ「それもそうだけど、もっと身近な…………アレっ?」

ユダ「というかそこの位置に○を入れるのは何か卑猥だから止めてくれ」

サウザー「ハァ? お前はそんな想像ばかりしているからイマイチ人気も出んのだぞ?」


ユダ「聞きたいのだが…」

ユダ「あの二人…、シンとシュウは何処に居るのだ?」

サウザー「シュウ様は全身火傷と裂傷で長期入院を余儀なくされた」

レイ「何があった…」

ユダ「前回のアレか…。というか、こういう怪我とかは普通、ギャグ補正とか付かないの?」

サウザー「シンは全身打撲のケンシロウの見舞いに行って返り討ちにされた。俺が隣のベットで見ていたからな」

ユダ「お前も同じ部屋に入院してたのか」

レイ「じゃあ何故貴様だけここに居る?」

サウザー「この体は生まれついての帝王の体…、あの程度の怪我は一日あれば完治する」

サウザー「聖帝の生命力を舐めるなよ?」ニヤリ

レイ「コイツを殺すにはどうしたらいいんだ?」

ユダ「首から切り離すか、火山の火口に投げ入れるしかないんじゃないのか?」

レイ「どこぞの伊賀忍者も吃驚だな」


サウザー「シュウ様とシンは不在だが、あんな無能共は頭勘定には入れておらん!」

サウザー「…まあ、君達二人も無能なんですけどね?」プッ

ユダ「…」

レイ「…」

ユダ「おいレイ、もう帰ろうぜ」

レイ「そうだな。勧誘は有能様に任せようか」スッ

サウザー「まあ待て…!」

サウザー「貴様ら最近付き合いが悪いから、ちょっと待って!」

ユダ「なら少しは殊勝な態度を見せてみろ、この自己中傲慢野郎ッ!」

サウザー「じ…、自己中とか、それ一番お前にだけは言われたくないですッ!!」

レイ「(ガキ臭っ…)」


~~10分後~~


レイ「……で?」

ユダ「今回のコンセプトは?」

レイ「歌って踊って戦えるアイドル…、だったか?」

サウザー「いや、ぶっちゃけ…」

サウザー「それなりに知名度があって、かつ即戦力になれる人材であれば、誰でも……ってカンジ?」

ユダ「一気にリアリティが増したな」

レイ「熱意より技術を買った訳か…」

サウザー「フフフ…、さあて、前々回からの続きだ!」

サウザー「勧誘の成否で六聖拳の有能具合を測ろうとすることで、自ずと勧誘に対する気合も自ずと違ってくるだろう?」ニヤリ

ユダ「……」

レイ「勧誘…、成功…。うっ! 頭が……ッ!」ガクン

ユダ「れ、レイさん…?」

サウザー「さて、では先陣は誰が努めようか?」

サウザー「最初の一人目は短く済ますのが恒例だ。短期決戦と行こう」




●安価
プロデューサー(シュウ、シンは入院中)
↓2


サウザー「前回の査定で、見事一人だけ有能に輝いたこの聖帝が…」

サウザー「貴様ら無能共に、玲瓏たる勧誘という代物を御覧に入れよう」

レイ「次また無能って言ったら、帰るぞ」

サウザー「……」

ユダ「しかし、今は夏だぞ」

サウザー「ん?」

ユダ「夏休みって、学生が多いアイドルは殆ど休暇をとっているんじゃあないのか?」

サウザー「社畜にまとまった休みなどあると思うなよ。一秒でも暇な時間があれば資料に目を通せ、だ」

レイ「まあ、346の場合は分からんがな」

サウザー「フフフ…! しかし初っ端聖帝とは、中々緊張するな」

サウザー「一人目は短く締めるのが癪だが、見事成功し俺の意向を示してやろうッ!」

レイ「お前特有の条件は?」

サウザー「まあ今回はトップバッターと言う事で、別に誰が相手でも一向に構わん! 聖帝特権は無しだ」

サウザー「フフフ…、しかし人間に限るぞ?」





●安価
アイドル
↓2


サウザー「よし、早速準備に取り掛かる」

レイ「準備?」

サウザー「フフフ…、何も東京界隈だけに狙いを留める手も無かろう?」

サウザー「此度は遠征先でこの聖帝の琴線に触れた人物を徹底的に絨毯爆撃しようではないか!」

ユダ「…つまりは…」

レイ「お前の専売特許の、部下の助勢は得られんと言う事か…」

サウザー「えっ?」

サウザー「俺が誰かに頼って行動した事など、一度も無いけど?」

ユダ「……」

レイ「……あっそう…」

サウザー「何持って行こうかな…、遠征とか久々だから血が滾る…!」

サウザー「とりあえず、聖帝軍100人ぐらいで観光とかいいかな?」


・・・・・
・・・



●安価
持ち物
↓2


・・・
・・・・・
~~翌日~~
======
(岡山県)


サウザー「さあ、やってきました! 大都会岡山ッ!」

側近「本日のご予定はどうされますか?」

サウザー「そうだな…」

サウザー「折角大型ツアートラックで出張ってきたし、既に半分は勧誘としての役割を終えたと言っても過言ではないだろう」

側近「はあ…」

サウザー「さすれば残りの滞在で、ゆるりと観光をしつつ、まあ来るものは拒まずのスタイルで臨もうではないか!」

側近「サウザー様? ひょっとして今回の遠征の目的、そっちの比重の方が大きいんじゃないですか?」

サウザー「最初の勧誘は時間が限られておる。ならば楽しむ事最優先で行こう」

サウザー「で? 名所名物ピックアップしたんだよね?」

側近「はあ、まあ、一応…」

側近「岡山と言えば、名所は岡山城から中山神社、名物はカツ丼からばら寿司と、意外に見所もありますな」

サウザー「ふぅん…?」




●安価
目的

1.ゆるりと観光スポットを巡回する
2.市街地をツアートラックで爆走する
3.とりあえずグルメを堪能して休憩
4.その他(内容自由)
↓2


サウザー「まずはツアートラックで絨毯爆撃を掛ける」

サウザー「既に全国区である南斗DE5MENならば、それだけで交通機能が麻痺する程の大観衆に囲まれるだろう」

サウザー「宣伝を兼ね備え、その中からこの俺の審美眼に叶う人材を見つけてやろうではないか!!」

側近「だ、大丈夫ですか、ソレ…」

サウザー「問題無い! さあ制圧前進in岡山ッ!」

サウザー「フハハハハハハ!!」



・・・・・
・・・


~~1時間後~~
======
(駐車場)


サウザー「……」

側近「さ、サウザー様…?」

サウザー「……」

サウザー「……あれ?」

サウザー「気のせいか、人っ子一人寄ってこないんだけど?」

サウザー「集客を見兼ねて、岡山駅の近くのイオンを練り歩いたり、その駐車場に今もこうして陣取ってるんだけど…」

サウザー「サインすら強請られないと言うか……。ひょっとしてこれ、気付かれて無いんじゃないの?」

側近「さあ…」

サウザー「大都会岡山って、ひょっとしてテレビが無いとか、文明レベルが低いんじゃないの?」

側近「お、岡山県民に怒られますよ…」

サウザー「…何か胸のあたりがズキズキするんだけど…」


サウザー「侮っていた、岡山…!」

側近「どうされますか?」

サウザー「冷静に考えると…」

サウザー「大見栄切った手前、収穫0は流石に俺の沽券に関わる」

側近「確かに。レイ様とユダ様に笑われる事は必定でしょう」

サウザー「……まずお土産でも買いに行く?」

側近「いや、普通に勧誘をしましょう! 古典的ですが、街頭で呼びかけでも何でもしないと、始りませんよ!?」

サウザー「しかしなあ…、折角遠征なんだし…」

側近「遠征と観光は似て非なる物です! 目を覚まして下さい、サウザー様…!」

サウザー「仕方あるまい…」

サウザー「下民が寄ってこないのであれば、勧誘のしようも無い」

サウザー「こちらからアタックを掛けるか。まずは勧誘ポジションの聞き込みと行こう」

側近「聞き込み……ですか?」



●安価
サウザーの行動

1.ツアートラックで河川上流からを爆走する
2.ツアートラックで街頭演説を行う
3.とりあえずグルメを堪能して休憩
4.ツアートラックでこのまま待機する
5.ゆるりと観光スポットを巡回する
6.その他(内容自由)
↓2


サウザー「よし、会心の策を思いついたぞ!」

側近「はあ」

サウザー「現状、この精神状態で勧誘活動を続けるのは不可能と判断し…」

サウザー「意欲向上を鑑み、ひとまず和の文化に触れ精神安定を図ろうではないか!」

側近「(そこまで疲弊していたのですか…)」

サウザー「岡山と言えばアレだろう? 備前焼」

側近「まあ特産品ではありますな。祭りもある位ですし」

サウザー「フフフ…、ならば備前市なる場所に安らぎを求めよう…」

側近「品物を閲覧するのですか?」

サウザー「ここまで足を運んだのだ。直に体験して見るのも悪く無い」

サウザー「今日ここに集結している100人全員で土捻りを試みることで、聖帝軍の一体感と協調性を生み出すぞ!」

側近「いや、勧誘は如何されるんですか?」


・・・
・・・・・
======
~~1時間後~~
(備前焼陶芸教室)


ガチャ

肇「こんにちは」

「ああ肇ちゃん、いらっしゃい」

肇「すみません、遅くなりま……」

肇「……!」





側近「サウザー様! ろくろごと体も回っては意味が無いですよ!」

モヒカンA 「力が強すぎます、サウザー様! もう少し柔らかく!」

サウザー「ぬ、ぬぐっ……」

モヒカンB「サウザー様っ! やはりいきなり十字稜を練るのは無理があったのでは!」

モヒカンC「ファイトで御座います! サウザー様!」






肇「……」

肇「今日は、体験者の方が多いですね?」

「観光に来た外人さんみたいだね。取り敢えず楽しんでくれてるみたいだから良いけど」

肇「成程…」





●安価
藤原肇の行動

1.様子を伺う
2.何か助言する
3.別の所で自分も作業する
4.その他(内容自由)
↓1

一喝した後に挨拶

>>38
具体的にどんな渇か書いてくれると嬉しい。
10分以内にレスがなければ再安価

とりあえず、『素行や態度あるいは作業工程に何か指摘・注意しつつ挨拶をする』、ということにします。


藤原肇(岡山出身)
http://i.imgur.com/mdE6jXF.jpg

安価取る人が下手だと>>1も大変だな


肇「あの、すみません」

側近「なんだ貴様…、聖帝様の邪魔をするな」

肇「ああはい、失礼しました」

肇「しかし陶芸と言うのは繊細な作業ですので…」

肇「あまり周囲が騒ぎ立てると本人の集中力も散ってしまい、良い作品を作る事は出来ませんよ?」

モヒカンA「…!」

モヒカンB「!!」

側近「さ、サウザー様……?」

サウザー「……」プルプル

サウザー「その下民の言う通りだ、貴様ら」

サウザー「和の心は静にある。普段と同じく貴様らが騒ぐせいで、この俺の創作意欲が霧散してしまうではないかッ!」

サウザー「貴様らも作業に取り掛かれ。勧誘活動に向けた精神安定を図ると言っただろう!」

サウザー「明日からもこの岡山で存分に働いて貰うのだ、今は英気を養ために静かに土を捻る事だけに集中しろ!」

側近「は、ハイっ…!」

肇「……」

サウザー「あー、疲れた。で、この聖帝十字稜、どうすればいいの?」

肇「先生?」

「はい。ある程成形が済めば、窯で焼く工程に入るので、少し休憩していて下さい」

サウザー「フフフ…、じゃあ部下共の作業を観察でもしていようか」

肇「あの…」

サウザー「ああん?」

肇「こんにちは。海外から観光に来た方ですか?」



●安価
サウザーの発言・行動
↓1

>>43
>>1の想像力が乏しいのが悪いんや。他の人を責めんでくれ


サウザー「…俺の顔、テレビとかで見た事無い?」

肇「え?」

肇「……」

サウザー「……」

肇「気を悪くされたら申し訳ないのですが…、あまりイメージが浮かばないです」

サウザー「岡山県民ってみんなオカシイんじゃないのか?」

サウザー「この国で今最も勢いがあるアイドルユニット、『南斗DE5MEN』ですよ?」

肇「!」

肇「タレントの方でしたか。それは失礼しました」

サウザー「フン…」

サウザー「この街はダメだな。有望株以前に、世間的な感心という物が欠けている時点で…」

サウザー「原石などいるワケが無い。岡山はやはり無駄足だったか」

肇「(……)」

サウザー「しかし…」

サウザー「こんな土臭い場所に貴様のような年齢の者が訪れるとは、異な事もある物だな」


肇「私は祖父が陶芸家でして、家でも作業場があるんですが…」

肇「最近は他の陶芸教室に顔を出して、手伝いをしています」

サウザー「ふーん」

肇「陶芸に興味があるんですか?」

サウザー「無い」

サウザー「今日は我がプロダクションの人材開発の一環としてこの街にスカウトとして出向いたが…」

サウザー「少し岡山という無法者共の民度に辟易していた所だ」

サウザー「骨休めになると思い、この場に出向いたが…」

サウザー「如何せん、魅力の欠片も皆無ではないか。やはり地味な作業はこの聖帝には相応しく無いのだ」


肇「都会の人からしたら、確かに地味で退屈かもしれませんね」

肇「ですが、意外と深くて面白いですよ?」

サウザー「どこが?」

肇「土と向き合い、美しい器を作る事によって…」

肇「無から形ある物を想像する達成感。器ひとつひとつ外見も味も異なり、全部が独創力と魅力に溢れています」

サウザー「ほう…」

肇「最近では、若い女性にも人気です」

肇「日頃の喧騒から離れ、何もかも忘れて集中し心を無にすることで、リラックス出来る癒しだと仰る方もいますね」

肇「泥遊びに通じるものがあるのでしょう。童心に帰るというか…」

サウザー「成程、そういう着眼点からすれば、俺の策はやはり正しかったと言う事か」

サウザー「流石の聖帝である。やはり有能か…」ニヤリ



●安価
藤原肇の質問

1.今後の行動について聞いてみる
2.普段のアイドル活動について聞いてみる
3.勧誘について聞いてみる
4.その他(内容自由)
↓1


肇「あの、一つ聞いてもよろしいでしょうか?」

サウザー「一つね」

肇「先程、勧誘活動とか、人材開発の一環やスカウトと仰っていましたが…」

肇「貴方の御眼鏡にかなえば、スカウトをして下さるんですか?」

サウザー「この俺の審美眼にかなえばな」

サウザー「だが、言ったであろう? この街は人材の発見以前に、街自体が旧態依然そのものだ」

肇「…」

サウザー「であれば…、流行を理解し、姿形を美しく取り繕い、民衆の心を掴む羨望の対象となるアイドルに至るなど到底望めまい」

肇「あ、あの…」


サウザー「遠征勧誘は無駄足だと言っても良かろう。考えれば、木に巣を作りそこに住まう蟻の如く…」

サウザー「その街に固執する者を幾ら叩いたとて、この聖帝の欲する人材が現れるなど現れる筈も無い」

肇「せ、聖帝さんと仰いましたか…?」

サウザー「しかし、古き良き景色を残す町並みとその文化は、一見の価値はあったというものだ。差し当たり、気分転換として無為に過ごした時間を転嫁するとしよう」

サウザー「だから素直に当初の予定通り、観光に徹すれば、余計な体力を遣わずに済んだのだ。なのにあのヒゲがウルサイから…」

肇「……」

肇「実は私…、祖父から陶芸家になる事を勧められてはいるんですが…、その…」

肇「私個人としては、自分のやりたい事を…」

モヒカン「サウザー様! 聖帝十字稜が焼き上がったそうです!」

サウザー「おお! 待ち侘びたぞッ!」ガタッ

肇「……」


======
~~5分後~~



サウザー「……」

肇「……」

側近「さ、サウザー様…?」

サウザー「えっ…」

サウザー「俺が作った陶器って、聖帝十字稜だよね?」

側近「その通りです」

サウザー「何コレ…、なんか爆撃を受けたかのように所々曲がってるんだけど」

サウザー「ひのきの棒で殴られまくったぶちスライムみたいな作品に仕上がっちゃったよ?」

側近「……」

肇「まあ、成形した土台が大きいと自重の関係で、焼き上がりが変化してしまう事はたまにあります」

肇「奇異な形だと、特に…」

側近「(というか、窯に入れる時点で、既にこの形に近かったような…)」

サウザー「……」

サウザー「勧誘は不振に終わるし、やさぐれた心を癒そうと陶芸してみたら…」

サウザー「自分の作った焼き物にトドメを刺されるって、コレ俺もうどうしたらいいの?」

側近「ドーゲーなだけにですか?」

肇「上手い」

サウザー「殺すぞヒゲ」

>>53
訂正

ドーゲー→トーゲー


======
~~30分後~~


サウザー「……」

肇「まあ、まだ土は有りますし、時間があれば再チャレンジしてみてはいかがですか?」

サウザー「いや、まあ…、各々楽しんで英気を養えといったのはこの俺だけど…」

サウザー「落ち込んでいる聖帝をガン無視でみんな集中しちゃってるのもどうなの?」

サウザー「一人くらい、声掛けてくれてもいいんじゃないっすかね?」

肇「(この人…)」

肇「(きっと寂しがり屋なんですね…)」

サウザー「はー…、もうヤル気失せた。アイツら全員分完成したら、速攻ホテルに引き上げるわ」

肇「もう帰るんですか?」

サウザー「慣れない遠征と慣れない地で慣れない事をして、もう疲れた」

サウザー「帰りたい……」グスッ

肇「…」


肇「まあ、少しでもこの街を気に行ってくれたなら幸いですが、嫌な思い出ばかりだと個人的のもどうかと思うので…」


コトッ

サウザー「…?」

サウザー「なにこれ、コップ?」

肇「はい。私が作った湯呑です。記念にどうですか?」

サウザー「そうだな…、丁度お土産も欲しかった所だ」

サウザー「頂こうか。しかし、素人目から見ても中々の出来だな」

肇「ありがとうございます」

肇「…やはり、祖父の勧めの通り、陶芸を嗜むのが良いんですかね…」

肇「……」

肇「あの、お願いがあるんですが…、聞いて貰っても良いですか?」

サウザー「何だ?」


肇「渡りに船…、と言えば聞こえは良いかもしれませんが…」

肇「今日、貴方と出会えたのは、何かの縁かもしれません」

サウザー「何?」

肇「私、陶芸家では無く……、実はアイドルになりたいんです」

サウザー「ほう…?」

肇「祖父に跡を継げと言われましたが、私個人としては、自分の夢に興じたい…、色々な経験をしたいんです」

サウザー「ふうん…」

肇「華やかな世界に、ずっと憧れていました。私もいつか、あんな風に輝けたら良いなと思って…」

サウザー「……」

サウザー「…その割には、関心が薄いように思えるが…。俺の事も知らなかったし」

肇「! す、すみません…、その、男性のユニットには少し疎くて…」

サウザー「本当か、ソレ…」

肇「ですから、お願いします」

肇「もし貴方の審美眼に叶うならば、私をスカウトしてくれませんか?」

肇「至らない点があれば、人一倍励みます! 誰かの支えになれるように、会社の戦力として働けるように努めます…!」

サウザー「…!」

肇「……いかが、ですか?」

サウザー「(………)」



●安価
【藤原肇との契約】

基準値33+カリスマ5+ネゴシエイト力10+藤原肇の意志40-聖帝補正30-岡山県の洗礼20-帰る気満々のサウザー=30

コンマ00~29:勧誘成功
コンマ30~99:勧誘失敗
↓2

はやw

>>58

勧誘編の1人目は、いつもこの位の短さです。
亜季然り、杏然り、今回然り。
菜々さんは346だったので少し長引いたけど。
毎回一人目の時は六聖拳にしつこく喋らせてますが、基本的には『短期決戦』です。
したがって、好感度等の数値補正もありません。


サウザー「…フン……、残念だが、先程述べた通りである」

サウザー「今日だけで、この街は旧態依然という結論を出した」

サウザー「流行を理解し、姿形を美しく取り繕い、民衆の心を掴む羨望の対象となるアイドルに至るなど、この街の者では到底望めまい」

肇「…」

肇「すみません。厚かましいお願いをしてしまって…」

サウザー「フハハハ! しかし自分から進んで志願するとは、なかなか骨があるじゃないか!」

肇「いえ、少し自分が見えていなかっただけかもしれません」

サウザー「フフフ…、そう軽んじるな。そう思えるなら自分が見えているという事ではないか」

サウザー「傲慢な女は好かんが、その謙虚さの中に向上心は伺える」

サウザー「見所はあったと言えるだろう。多少だがな」

肇「ありがとうございます。ですが…」

サウザー「まあそう逸るな。誰も貴様を迎い入れないとは言っていないぞ」

肇「えっ?」


サウザー「確かにここの県民は民度が低い畜生ばかりだ。今すぐ街ごと制圧したい気分ではあるが…」

サウザー「どうかな? 聖帝遠征軍として行く行くは、この街に我が軍の名を売るためのスポークスマン的なポジションに落ち着くのは?」

肇「……?」

サウザー「ここの住民の気質を伺う限りでは、いきなりアイドルとして挑戦するのは些か無謀だろう」

サウザー「だがしかし、先程貴様が言った通り、『会社の戦力』としてならば迎い入れてやらん事も無い」

サウザー「我ら南斗のアイドル達の活動を傍らから支え、間近で関わる事で、貴様にもその知識を充分に養う機会を与えようではないか…!」

肇「で、では…!」




●安価
【藤原肇との契約②】

基本値33+聖帝二度目の正直20+藤原肇の意志40-聖帝補正30-岡山県の洗礼20=43

コンマ01~43:勧誘成功
コンマ44~99:勧誘失敗
コンマ00:ファンブル
↓2


肇「それで良いのなら、すぐ…」


~~♪

肇「!」

サウザー「電話か?」

肇「すみません、少し失礼します…」


ガチャ

サウザー「……」

サウザー「フフフ…!」

サウザー「棚から牡丹餅とはこの事だ! 半ばこの岡山の地で勧誘を諦めていた所で、まさか自ら志願する者が現れるとは…!」

サウザー「これで俺の有能の体裁も無事に保てるというものだ。フハハハハハ!」


ガチャ

肇「……」

サウザー「戻ったか。では、先程の話の続きを…」

肇「……すみません……、急用が、出来まして、すぐに…、家に帰らなくては…」

サウザー「んあ?」

肇「……」

肇「おじ…、そ、祖父が、家で、た、倒れたと…」

サウザー「え?」


肇「すみませんっ! 失礼します…!」


ガチャ

バタン


……

サウザー「……」

サウザー「お……、あれ? えっ…?」

側近「サウザー様!」ダダダ!

側近「如何でしょうか、私の作った湯呑です!」

側近「造形もなかなか味があると、ここの指導者から御褒めの言葉を…」

サウザー「…」ブン!


パリン!

側近「ああっ!? サウザー様!?」

サウザー「…………」

サウザー「……………」

サウザー「やはりこの街はダメだ。すぐに引き上げるぞ」

側近「さ、サウザー様、如何なされました?」


・・・・・
・・・



・・・
・・・・・


「……」

「今回の勧誘は遠く離れた岡山の地で臨み、新たな人材発掘を試みた社長でしたが…」

「序盤から何故か観光ムード満々。部下の進言で何とか勧誘を始めるも、様子は芳しく無く…」

「気分転換に陶芸教室を訪れた所、自ら進んでアイドルを志願する少女と出会い、これは天から授かった好機だと思われましたが…」

「思わぬ急報により、その喜びも水泡と帰すのでした」

「……」

「…余談ですが、あの時の電話は、確かに祖父が倒れたとの事でしたが…」

「容体はただのぎっくり腰であり、すこし気を早めた家族が慌てて取り違えた、という顛末です」

「ともかく、大事に至らず何よりでした」

「……」

「……」ペラッ

「あと……後日、社長からお土産を貰いましたが…」

「この陶器の用途は、一体なんでしょう…、壺やお椀には到底見えませんが…」

「……?」

・・・・・
・・・



・・・
・・・・・
======
~~後日~~
(7610プロダクション 会議室)


レイ「……」

ユダ「……」

サウザー「さあ! ようやく揃ったな、六聖拳の諸君!」

シュウ「なんだ、改まって…」

シン「というか、机上に置かれている、この……、なんだ? 土くれの山は…」

サウザー「備前焼が有名な岡山の地で、聖帝軍が作り上げた珠玉の数々…」

サウザー「好きな物を取るが良い。なあに、遠慮はいらん。サービスだ」

シン「いや、別にいらんが……」

シュウ「お前…、何時の間に岡山に行ったのだ?」

サウザー「フフフ…、ほんの休暇だ」

サウザー「湯原温泉で体を厭え、侘び寂びの風情を心行くまで堪能出来た。岡山は実に良い所だったと言っておこう」

シン「フン…、一人で呑気に楽しみおって」

レイ「……」

ユダ「……」

サウザー「どうしたのかな? ユダ君、レイ君?」

レイ「(失敗したな…)」

ユダ「(無能が…)」


サウザー「さて、シュウ様とシンも無事復帰し…」

サウザー「また新たに本日より、7610プロダクションと南斗聖拳の繁栄のため、人材発掘に取り組もうではないか!」

シュウ「なんだ、また勧誘か…?」

シン「まあいい。今回は俺も休養し体が鈍っていた所だ」

レイ「(いや…)」

ユダ「(既に一人目の勧誘が終わったんですけど……)」

レイ「(コイツの白々しさには見上げるものがあるな…)」

ユダ「(『本日より』じゃないだろ、この無能が…!)」

サウザー「んー?」チラッ

サウザー「何か言いたい事がありそうだな、ユダ君?」

ユダ「別に無い。さっさとはじめろ」

サウザー「フフフ…、気合十分という訳か」ニヤリ

サウザー「今回のコンセプトは即戦力だ! ただし新人や無名でも、熱意は汲んでやろう」

シュウ「つまり誰でも良いんだな?」

シン「いつも通りではないか」



●安価
プロデューサー
↓2


サウザー「病み上がりで悪いが、今回はシュウ様にご活躍を願おう」

シュウ「何故だ?」

サウザー「前回の勧誘で何も役立たないばかりか、返って足を引っ張ったからだ」

シュウ「お、覚えは無いが…」

レイ「シュウ、恐らく俺の勧誘の時だろう」

シュウ「あ、ああ…!」

シュウ「あの時は確かに、レイにもあの娘にも。済まない事をした」

レイ「いや、俺も少し気構えが甘かったのだ。お前が全ての原因では無いさ」

サウザー「フフフ…、まあ切っ掛けを作ったのは明らかにシュウ様でしたけどね?」

シュウ「……」

レイ「……」

サウザー「では346の下郎以外に限り、シュウ様にも遠征をお願いしようかな」

シュウ「遠征?」

サウザー「まあ、するかしないかは、勧誘する人物を見てから決めて頂こう」

シン「『にも』って?」

サウザー「気にするな。言葉の綾だ」

レイ「……」

ユダ「……」


●安価
アイドル
↓3

みく


シュウ「……」

サウザー「まあ、求める人材は後々で良いだろう。シュウ様の心眼を頼りに相応しい人材を選んで貰うとしよう」

シュウ「…別に構わん。取り敢えず346ではなく安心したぞ」

サウザー「では遠征については如何かな?」

シュウ「それは、そうだな…。なにぶん初めて聞いた物だから…」

シュウ「別に場所については都内で無くても良いが、目の見えん私に務まるとは到底思えんが…」

シン「ならば、補佐でも付けたらどうだ?」

シュウ「補佐?」

サウザー「我らの中からか?」

シン「当然、そうではない。暇なアイドルか、社員でも誰か付き添わせれば良いだろう?」

シュウ「確かに…。夏休みだから、橘か博士あたりは暇そうだな」

レイ「文香もだな。彼女、大学生だったか?」

サウザー「アイツは大学生だったのか…。周囲と迎合し青春を謳歌する事も無く、ただ本屋で怠惰を貪っていただけだと思っていたが…」

レイ「彼女にも思う所はあるのだろう」

ユダ「どうするのだ? 誰か補佐につけるか?」

シュウ「待て、その遠征とやらをしないなら、普段通りの勧誘になるんだな?」

サウザー「そうなるな」

シュウ「ふむ……」




●安価
勧誘遠征
1.しない。いつも通りの勧誘で充分だ
2.する。今回のシュウ様はノリ気である
↓1


シュウ「新しい試みも良いだろう。たまには遠くへ足を伸ばすのも一興だな」

サウザー「よし、では交通手段を手配しよう」

シュウ「済まん」

ユダ「して、補佐はどうする?」

シュウ「ああ…、それだが…」

シュウ「別に今まで通り一人でもいいのだろう?」

ユダ「お、お前が困るとか言ってたから出て来た案じゃないのか?」

シュウ「それはそうだ。だが、そうすれば個人的な成果とは言い難い」

サウザー「当然だ。誰かに協力を依頼し臨む勧誘など、軟弱にも程がある!」

サウザー「まさに片腹痛いわ! まあ…、シュウ様は目が見えないとか言っちゃったから、そう一蹴も出来んが…」

シン「誰かの助勢抜きに勧誘を成功した事が無い者が、どの口でほざくのだ…」

レイ「いや、シンも前回は結構な依存っぷりだったぞ?」

シュウ「仮に補佐なら、一番は暇な五車星辺りが思い浮かんだが…」

サウザー「聖帝軍の中なら、誰でも良い。ただし、我ら六聖拳は御免被る」

サウザー「我らは忙しい身だからな。フフフ…!」



●安価
補佐役
1.付けない。シュウ単独で挑む
2.自由選択
↓2

取りあえず今日はここまで。また次回

>>89の安価
●安価
↓2


・・・
・・・・・
======
~~後日~~
(7610プロダクション 池袋晶葉の実験ラボ)


シュウ「博士、そろそろ出発したいのだが…」

シュウ「準備の程はどうだ?」

晶葉「ああ、勿論万端だっ!」

晶葉「君達からお誘いがあった時はやや訝しげに思ったが、何だしかし、勧誘とは…」

晶葉「いよいよこの天才の頭脳を借りなければならない程、のっぴきならない事態でも起こったのかな? ん?」

シュウ「いや、その…、アレだ…」

シュウ「単なる私の付き添いだが…」

晶葉「ふふん、まあ何でも構わないよ。行き先は神奈川だったかな?」

シュウ「ああ」


晶葉「だが、遠征というものだから、どこか遥か海外の、香港かドバイかリオデジャネイロ辺りにでも行くと思ったぞ」

シュウ「リオデジャネイロ…。そんな日本の真裏の、ブラジルの首都まで行く訳無いだろう」

シュウ「ましてや、そんな所にアイドル志望の人間なんぞいる筈がない」

晶葉「ははは、御尤もだ。流石に無かったか」

晶葉「しかし、アレだ、シュウ……」

晶葉「ブラジルの首都はリオじゃないぞ…?」

シュウ「……スマン」


晶葉「まあ良いさ。で、神奈川と言えば横浜、横浜と言えば勿論…!」

シュウ「ああ。ベ○スターズだろう?」

晶葉「……」

晶葉「シュウ。もしかして、友紀にかなり野球知識を叩きこまれたか?」

シュウ「……ああ」

晶葉「いや、ベイ○ターズもそうだが、観光目線で絞れば色々あるだろう?」

シュウ「(か、観光…?)」

晶葉「やはり一番心惹かれるのは、横浜の中華街だろう! さあ、久々に羽を伸ばして美食に舌鼓を打とう!」

晶葉「いやあ、楽しみだよ! 2泊3日、神奈川遠征!」

シュウ「あくまで目的は勧誘のためだと忘れるな。アイドルという職に向いてそうなバイタリティのある人材を発掘する事だ」

晶葉「ああ! 分かってるとも♪」

晶葉「Rin! お土産買って来るから、留守番頼んだよっ!」ヒラヒラ

Rin「はいっ、行ってらっしゃいませ、御主人様♪」


・・・・・
・・・


池袋晶葉(科学研究部兼、軍事攻略部)
http://i.imgur.com/7Wzsgo9.jpg
http://i.imgur.com/XzTI2BY.jpg



・・・
・・・・・
======
~~50分後~~
(神奈川県横浜市 石川町駅)


晶葉「着いたー! 神奈川だーっ!」

シュウ「……」

シュウ「しかし…、アレだ……」

晶葉「うん?」

シュウ「予想以上に早く着いたな」

シュウ「遠征というより、散歩気分だな…」

晶葉「やれやれ、テンションひっくいなぁ」

晶葉「折角の『遠征』だ! もっとアゲて行こう! アゲて!」

シュウ「う、うん……」

晶葉「まあ、東京と神奈川は隣接しているからな。その点は是非も無しだ!」


シュウ「まだ10時か…、飯時としても半端な時間だな」

晶葉「さあて、ホテルにチェックインする前に、色々と巡ってみよう!」

シュウ「そうだな。とにかく一に勧誘、二に勧誘だ」

晶葉「仕事熱心だなぁ、シュウ。折角の遠征名目の旅行だ、仕事を忘れ楽しまないと損だぞ、損!」

シュウ「…」

シュウ「(博士…。喜びのあまり、もう願望を包み隠そうともしていない……)」

晶葉「そんなに仕事優先なら、女にもモテんだろう? ん?」

晶葉「!」

晶葉「そうだ! 神奈川と言えば横浜の中華街だが、デートスポットとしても名高いのは知っているかい?」


シュウ「デートスポット?」

晶葉「そうだ! 横浜自体、非常に栄えた街で、流行の最先端でもある。豊富な店舗、名所、名物!」

晶葉「若者にしたら、どれをとっても遊ぶには持って来いだ!」

シュウ「いや、だから勧誘が最優先で…」

晶葉「若者が集う所、それまた魅力的な人材もありだろう? 勧誘には打って付けじゃないか!」

シュウ「…ふむ」

シュウ「まあ一理あるか…」

晶葉「何だ、君は色恋沙汰には関心無しか?」

シュウ「知らんし、第一興味も無い」

晶葉「男にご執心のシン、世捨て人のレイ、自分大好きユダ、良く分からん社長ならいざ知らず、君のそういう事情はどうかと思ったが…」

晶葉「こういう知識は知っておいて損では無いぞ?」


晶葉「まず代表的なのは江ノ島の『恋人の丘』かな!」

晶葉「龍恋の鐘の柵に南京錠を付けて、永久の愛を願うあのおまじないのエピソード!」

晶葉「実にキュンとくるロマンチックなスポットじゃあないか!」

シュウ「…」

晶葉「ああ、アレもだ! みなとみらいの大観覧車! 恋愛ドラマや漫画の背景として一、二を争う頻度で登場するあの『コスモクロック21』!」

晶葉「あの観覧車の中に、実は1台だけ紫のゴンドラがあり、それに恋人と一緒に乗ればこの先も安泰でイチャイチャ出来るという噂があるらしい!」

晶葉「更に、観覧車の頂上でキスしたカップルは、なんと永遠に結ばれると言う、トンデモ無いジンクスもあるようだぞ!」

シュウ「……」

晶葉「あはははは! 非科学的で馬鹿馬鹿しい! 根拠も纏まった統計も無しに、実に滑稽じゃないか!」

晶葉「しかし、そういうおまじないやジンクスこそ、人類に共通して存在する倫理や哲学を超越した神秘的懇願の様相が垣間見れて、実に興味深い!」

晶葉「もっぱら、商業的繁盛が目的か、その場から一望できる風景に見惚れた相乗効果か、それに相まった精神的高揚かは分からんが、この街にはそういう場所が多いんだ!」

シュウ「………」


晶葉「景色と言えば、アレもだな! 『横浜ランドマークタワー』!」

晶葉「70層から成る日本有数の超高層ビルだ! ショップとホテルからなる複合施設だが、とにかくカジュアルな店が多く、豪勢な夜景も一望出来て、ここだけでも一日中遊べるぞ!」

シュウ「…」

晶葉「ちょっと変わり種だが、『西湘バイパス』! これも通の間では大人気と呼び声高い!」

晶葉「20km余りの直線道路だが、富士山や伊豆半島も一望出来て、ドライブデートには持って来いだ!」

シュウ「……博士」

晶葉「うん?」

シュウ「お前が色々と博識なのは充分伝わった。もういい」

晶葉「どうだ? 後学のためになっただろう?」

晶葉「早いとこ、良い相手を見つけて腰を落ち着けた方が良いぞ!」

シュウ「いや、その…」

シュウ「言いにくいんだが……」

シュウ「私は既に、一児の親だからな」

晶葉「ん! そうだったのか…、それは初耳だ!」


シュウ「それと、妻はもう既に、その……」

晶葉「!!」

シュウ「あと、息子も、なんだかんだで、その、アレなんだ。色々災難が降りかかる設定なんだ」

晶葉「………」

シュウ「………」

晶葉「そ、そうか…、それは、その、アレだ……」

シュウ「……」

晶葉「………ごめん。なんか一人で色々と下らない事を言い過ぎた」

シュウ「あ、いや、こちらこそ、なんか空気読めないでスマン」

晶葉「なんかごめん…」

シュウ「………」

晶葉「……」


晶葉「ふ…、ふふふ! まあアレだ」

晶葉「今回は楽しもうじゃないか! ホラ、ん!」スッ

シュウ「?」

シュウ「何だ、手を差し出しているのか…?」

晶葉「察する所、私が今回呼ばれた理由は、目が不自由な君のお目付け役だろう?」

晶葉「なら、君を牽引するのが役目だろう! 転んだりしたりはぐれたりしたら問題だからな! 手を繋いでやろう!」

シュウ「ああ…、まあ…」

シュウ「(別に無用な心遣いだが、甘えておくか…)」ガシッ

晶葉「さあ出発だ!」グイグイ!

晶葉「まずは何処に行こう、腹ごしらえはまだ先として、そうだな…」

シュウ「(もしかして博士…)」

シュウ「(私の息子がアレとか言ったから、気を遣ってくれているのか、この子…)」



●安価
二人の行動
1.どこかで落ち着いて、今後の行動を確認する
2.とりあえず目一杯羽を伸ばす
3.早速街頭で勧誘を試みる
4.使用出来る予算を確認する
5.その他(内容自由)
↓2


晶葉「ふ…、ふふふ! まあアレだ」

晶葉「今回は楽しもうじゃないか! ホラ、ん!」スッ

シュウ「?」

シュウ「何だ、手を差し出しているのか…?」

晶葉「察する所、私が今回呼ばれた理由は、目が不自由な君のお目付け役だろう?」

晶葉「なら、君を牽引するのが役目だろう! 転んだりしたりはぐれたりしたら問題だからな! 手を繋いでやろう!」

シュウ「ああ…、まあ…」

シュウ「(別に無用な心遣いだが、甘えておくか…)」ガシッ

晶葉「さあ出発だ!」グイグイ!

晶葉「まずは何処に行こう、腹ごしらえはまだ先として、そうだな…」

シュウ「(もしかして博士…)」

シュウ「(私の息子がアレとか言ったから、気を遣ってくれているのか、この子…)」



●安価
二人の行動
1.どこかで落ち着いて、今後の行動を確認する
2.とりあえず目一杯羽を伸ばす
3.早速街頭で勧誘を試みる
4.使用出来る予算を確認する
5.その他(内容自由)
↓2

>>111
訂正、なしで



・・・
・・・・・
======
~~1時間後~~
(横浜ランドマークタワー 展望台)


晶葉「はー…」

晶葉「凄い景色だな。私達のプロダクションも見えるんじゃないのか?」

シュウ「そうか」

晶葉「夜景も素晴らしいと聞いたが、存外、明るい間に見る景色も実に一興だ!」

晶葉「こういう上から見る眺めを見ていると、社長が聖帝の地位に拘る理由も頷ける」

晶葉「得も言われぬ法悦に浸る事が出来るんだな」

シュウ「その思想は危ないから止めてくれ…」

晶葉「まあまあ、冗談だよ」

晶葉「海沿いという事もあって、やはり活気があるな」

晶葉「先程いった西湘バイパスもそうだが、今の時期ならサザンビーチもオススメだぞ!」

晶葉「君達は潮風にあたった経験があまりないんじゃないのか? ん?」

シュウ「撮影でならあるが…」

晶葉「この後はどうする? 下のフロアでご飯でも食べようか? それともショッピングに興じるか?」




●安価
二人の行動

1.どこかで落ち着いて、今後の行動を確認する
2.とりあえず目一杯羽を伸ばす
3.提案通り、下の階に移動して遊ぶ
4.早速街頭で勧誘を試みる
5.使用出来る予算を確認する
6.その他(内容自由)
↓2


======
(横浜ランドマークタワー ショッピングフロア)



晶葉「シュウ、横浜の土産と言えばアレだ!」

シュウ「横浜ビールか?」

晶葉「うーん、パっとこないな。それは友紀か亜季か楓にでも買ってやると良い!」

シュウ「そうだな。とりあえずダースで送りつけてやるか…」

晶葉「私はこれにしたぞ! 華正樓の肉まんだ!」

晶葉「私は何度も言った通り、横浜と言えば中華の印象が強いからな。これは社長にでも買ってやろう!」

シュウ「ああ、いいな。喜ぶんじゃないか、奴も」

晶葉「私個人の土産は、また別の機会に選ぶとして、だ…」

シュウ「……土産か」

シュウ「さっきの展望台に売っていた水でも持って行ってやるか?」

晶葉「ああ、このタワーを象ったペットボトルか? それは少し貧相だろう…」

シュウ「うむ。如何せん馴染みが無いものだ…」



●安価
横浜土産

1.土産を買う相手
2.品物
↓1.2


シュウ「だったら、そうだな。私は亜季に…」

晶葉「亜季にか?」

シュウ「横浜では無かったが、同じ神奈川県の…、何と言った、横浜に似た…」

晶葉「横須賀かな?」

シュウ「ああ、それだ。横須賀と言えば以前に亜季が言っていた海軍所縁の品があるとか…」

シュウ「何と言っていたかな…、奴は…。最近彼女が事務所で語っていた、彼女がハマっているソーシャルゲームで、何とか…」

シュウ「『比叡カレーが食べたいであります!』とか言っていた気が…」

晶葉「比叡…?」

晶葉「横須賀海軍カレーではないのか?」

シュウ「うむ。それかもしれん」

晶葉「しかし良いチョイスだな! それは亜季も喜ぶだろう!」

晶葉「では後で、横須賀にも足を運ぼうか! あそこは至る所にカレーが打っているから、まあ迷う事は無いだろう!」

晶葉「今は丁度、記念艦の三笠にも搭乗出来るらしい! 色々回ってみようじゃないか!」

シュウ「そうしよう」

シュウ「……」

シュウ「(あれっ…)」

シュウ「(何か忘れてるような……?)」



●安価
二人の行動

1.どこかで落ち着いて、今後の行動を確認する
2.とりあえず目一杯羽を伸ばす
3.提案通り、横須賀に行ってカレーを堪能する
4.早速街頭で勧誘を試みる
5.使用出来る予算を確認する
6.その他(内容自由)
↓2



・・・
・・・・・
=======
~~30分後~~
(横浜市内 アローズ・パレット)


晶葉「ここのフローズンスイーツは聞く所、市内で一番人気らしいぞ!」

晶葉「君は何にする? フローズンヨーグルトなんて味しそうだが…」

シュウ「いや、私は良いから、博士は好きな物を食べると良い」

晶葉「ふむ。まあ小休止としては丁度良かった」

シュウ「その通りだ。今後の予定を確認するぞ」

シュウ「観光ばかりに目が囚われ過ぎて、本来の目的を見失いそうになっていた…」

晶葉「とりあえず、お土産も幾つか買った事だし、ホテルに荷物を置きに行くのも悪くは無いな」

シュウ「今は昼過ぎか…。まあそれも良いだろう」

晶葉「小腹も空いてきた! アイスだけではなく、そろそろ中華街に行ってみるのも良いんじゃないか!」

シュウ「う、うむ…」

晶葉「さっき言っていた、横須賀はどうする? 行くなら早めに言っていた方が忘れずに済むぞ!」

シュウ「そ、そうだな…」




●安価
二人の行動

1.横須賀に行き、亜季へのお土産を選ぶ
2.一旦ホテルに荷物を置きに行く
3.晶葉の希望通り、中華街に繰り出す
4.街頭で勧誘を試みる
5.その他(内容自由)
↓2


晶葉「まずは横須賀だ! 腹ごしらえも兼ね、そこで何か食事を取ろう!」

晶葉「それからゆっくり、亜季のお土産を買おうじゃないか!」

シュウ「そ、そうだな…。まだ時間は有るし、そうするか…」

晶葉「よし! そうと決まれば、ここから横須賀へは……」

晶葉「京急本線快特が最短ルートだな! よし、早速移動しよう!」

シュウ「ああ。そういうのに詳しいのは助かるな。任せよう」

晶葉「なあに、これくらいお安い御用だ!」

晶葉「横須賀か…! 楽しみだ…!」ワクワク

シュウ「………」



・・・・・
・・・



・・・
・・・・・
======
~~1時間後~~
(横須賀 横須賀海軍カレー本舗)



シュウ「…」

晶葉「思ったより男性の客が多いな。しかし皆、何の話をしているんだ?」

シュウ「分からん。差し当たり、ここにはミリタリー系の趣味の者が多いのだろう?」

晶葉「そうだな」

晶葉「しかし、随分と趣のある店内だなあ」

シュウ「?」

晶葉「実際の戦艦をモチーフにしたのか、意匠を凝らしたインテリアが所狭しと並んでいる」

晶葉「店内に流れているBGMも現代の物では無く、一昔前のポルカやワルツだな。細部まで凝っていて、なかなか探究心を擽られるな」

晶葉「マニアなら感涙モノだろう」

シュウ「確かにな」

シュウ「今の時刻は、大体15時か…。そろそろ、次の行動でこの日は終了だな」

シュウ「……さて、カレーも食ったし、散策でもするか…」

晶葉「よし、了解した。御馳走様でしたっ!」



●安価
1.亜季のお土産を買うためにショップを巡る
2.戦艦三笠を記念に見に行く
3.横浜に戻り、存分に羽を伸ばす
4.どぶ板通りで、ゆっくりお土産を選ぶ
5.街頭で勧誘を試みる
6.その他(内容自由)
↓2


======
(横須賀 街中)


晶葉「シュウ。亜季へのお土産は買ったのか?」

シュウ「ああ、一応買ったぞ。海軍カレー数種と、グッズを選んでおいた」

晶葉「いいなぁ亜季は。私にも何か買ってくれないのか?」

シュウ「いや、自分で買いなさい」

晶葉「くそっ……、橘君にも何かお土産を買ってあげるか…」

晶葉「さて、これから散策するのか?」

シュウ「そうだ。少し遅れたが、この横須賀の地からスカウトを始めよう」

晶葉「うん、横須賀か。個人的には若者が多い横浜の方がベターだと思ったが、まあやってみる価値はある」

シュウ「構わん。場所に拘ってもキリは無い。肝心の人間を見なければ勧誘は始まらん」

晶葉「良い事を言うな。さて…」

晶葉「どうするのだ? 手当たり次第に声を掛けるのか?」

シュウ「……」

シュウ「(具体的に方法を決めていなかったな…)」




●安価
勧誘方法

1.やはり横浜に戻り、気分転換に羽を伸ばす
2.少し危険かもしれないが、大々的にプロダクションの名前を使い注目を集める
3.地味だが、良さそうと思った子に一人一人声を掛けて行く
4.姑息な手だが、以前と同じく、体の弱い老人のフリをして誰かを待つ
5.その他(内容自由)
↓2


シュウ「思い返せば、私は…」

シュウ「亜季の時はフリーの情報があったから勧誘はしやすく、友紀の時は五車星が協力をしてくれたが…」

シュウ「何も手がかりが無い状態で勧誘をするのは、初めてだったな」

晶葉「どうする? 街頭演説でも行うのか?」

シュウ「いや……」

シュウ「有効な作戦が、ひとつだけ…、無くは無いが…」

晶葉「ほほう! それはどんな内容なんだ?」

シュウ「……」

晶葉「……?」

シュウ「まあ……、博士は遠くで見ているが良い。アイドルに適切な人材が釣れる確率は低いが、確実に誰かとは接触が出来る」

晶葉「ふむ…、自身アリだな。では、私は近くで他人を装おうか」

シュウ「……」



・・・・・
・・・





●安価
シュウおじいさんの演技・作戦

1.全盲の老人を装い、道に困っている演技
2.行き倒れの老人を装い、助けを待つ演技
3.観光してる老人を装い、フランクで老獪な演技
4.虚弱な老人を装い、横断歩道で車に轢かれる演技
5.脆弱な老人を装い、オヤジ狩りをされる演技
6.この作戦は良心の呵責が半端無い。考え直す
7.やはり横浜に戻り、観光を楽しもう
8.その他(内容自由)
↓3

今日はここまで。また次回

ついでに言えば、4,5が一番正解と言っておく

今日もゆっくり書いていきます。



・・・
・・・・・
======
~~20分後~~
(横須賀 裏通り)


シュウ「(人目を集めるには、何か一悶着を起こすのが手っ取り早い……)」

シュウ「(相応しい人材が釣れるか微妙だが、やるしかない)」

シュウ「(さて…、ここいらで良いかな?)」

シュウ「(……)」

男A「!」

シュウ「あ…」

シュウ「あ、あのぅ…、す、スミマセン…」

男B「何だ、このジーさん…?」

男C「……」

シュウ「(ちょうどいいゴロツキが2、3…)」

シュウ「(申し訳ないが、彼らの手を借りるか)」

男A 「見せモンじゃねーよ。消えなジーさん…、それともなに?」

男A「俺達にお金でも恵んでくれるの? んん?」



●安価
シュウおじいさんの発言・行動

1.誰だよてめーは。いきなり現れて好き勝手言ってんじゃねーぞ
2.あれぇ~、脳味噌君が居ないなー? コイツラは頭の中まで筋肉だし…………。人の形してんじゃねーよ、豚肉共が。
3.その通りだ。少し金をやるから、私を殴って騒いでくれないか?
4.いかれておるらしい…。まだ若いのに哀れなこと…
5.お前がそう思うならそうなんだろう。お前ん中ではな。
6.倍プッシュだ……!
7やっぱりこの作戦はやめよう。脱兎の如く去る
8.その他(内容自由)
↓2


シュウ「いかれておるらしい…。まだ若いのに哀れな事…」

男A「……」

男A「ハ?」

男B「ハァ?」

男C「ハアァァァ?」

シュウ「(どっかで聞いたことあるぞ……今の…)」

男B「なにジーさん、もういっぺん言ってみ?」ガサッ

シュウ「…」

シュウ「お前達に、今日を生きる資格は無い」

男B「………」

男A「オイもういいだろ、ボケてんだよコイツ」

男C「やっちまうか。とりあえず財布だけ取っちまおうぜ」ズイッ

シュウ「や、やめて下さい…、お願いします…」

男B「ざけんなジジィ! オラ、さっさと金出せッ!」ドカッ!

シュウ「……」






晶葉「……」

晶葉「(な、何やってるんだシュウーっ! あの不良共を勧誘するつもりか!?)」

晶葉「(ど、どうするべきか…。遠くで見ていろと言われたが…、まあ彼の事だし、何か考えあっての事だろうが……)」



●安価(重要)
池袋晶葉の行動

1.シュウに言われた通り、このまま見ている。彼には何か考えがある筈だ
2.不安なので助けに入る。自作の改造テーザー銃でなんとかなるハズだ。
3.余計かもしれないが、近くの人に助けを求めて知らせてあげる
4.その他(内容自由)
↓2


晶葉「(シュウには悪いが…、とてもあの状況で上手い具合に事が運ぶとは思えん)」

晶葉「…っ!」キョロキョロ

晶葉「! あ、あの、すみません…!」タタタ


「ん…?」

晶葉「あ、あそこの路地裏で、初老の男性が不良に絡まれているんですが、だ、誰か人を呼んで来て貰えませんか…!」

「…!」

「よし分かった。アタシに任せときな、お嬢ちゃん」

晶葉「ど、どうもありがとうございます…」

晶葉「……(スマンな、シュウ。君の作戦の筋書きとは違うかもしれないが…)」

・・・・・
・・・



ドカッ! バキッ!


シュウ「うぐっ…!」

シュウ「(もう少し、通りに近い方が人目に付くか。よし…)」

シュウ「や、やめてくださいしんでしまいます…!」スタスタ

男A「(こ、コイツッ…!)」バキッ!

男B「(ぜ、全然堪えてねェ…! なんだこのジジィ…!)」ドカッ!

男C「(な、なんつー体してやがんだ、この…っ!)」ゲシッ!

シュウ「……」



「おいテメーらッ!」

シュウ「……!」

「無抵抗のじいさんボコって、恥ずかしくねえのか? ああ?」

男A「た、拓海さん!?」

拓海「おう。クリスマスボウルだが何だか近いんじゃねえのか? こんな所でチームに迷惑かけんなよ」

男C「い…、いや、だってこのジジィが先に絡んで…」

シュウ「ご、誤解ですぅ…、事実無根です……」プルプル

男C「…」イラッ

拓海「昼間から可愛いお嬢さんに変なもんみせてんじゃねーよ、お前ら」

拓海「総長にも迷惑かけたくねーだろ? 今度何か奢ってやるから、ここは引けよ」

男B「(くっそ…、このジジィ…!)」

男A「チッ…、拓海さんが言うなら仕方ねぇな…。おい行くぞ」

男C「(納得いかねぇ…)」スタスタ

シュウ「……」

シュウ「…(声色からすると女だが、コイツらの元締めか?)」

シュウ「(まあいい、一人釣れたか。上出来だ)」スタッ



●安価
シュウの行動
↓2


向井拓海(神奈川県出身)
http://i.imgur.com/vguQH9U.jpg
http://i.imgur.com/NoGsNo4.jpg


拓海「ん、立てるか、じいさん」スッ

シュウ「ああ、どうも…」ガシッ

拓海「!」

拓海「(コイツ…、ひょっとして…)」ジロジロ

シュウ「(さて…、どうするか…)」

シュウ「(少し狙いが外れたな……)」

シュウ「(私の描いたシナリオとしては、もう少し騒ぎになってくれたほうが注目も浴びたのだが…)」

シュウ「(まあ、南斗DE5MENの知名度もアテにはならんからな。一人だけでも良しとしよう)」

シュウ「あの場で物怖じせず制止に入るとは、見上げた女性だ」

シュウ「助かったよ。どうもありがとう」

拓海「ん。ああ。気にすんなって」

拓海「アイツら、ちょっとした知り合いだったからさ」

シュウ「知り合い?」

拓海「まあ…、その、アレだ。色々だ」

拓海「ば、バイク仲間…、だな。うん」

シュウ「…」

シュウ「(嘘は言っていないようだが…、釈然とせんな…)」

シュウ「(まあいい。目論見が外れた以上、長居は無用だ)」

シュウ「本当にありがとう。では…」スッ

拓海「………」

拓海「…………」

拓海「おい、待てよ」

シュウ「ん?」

拓海「アンタ…、南斗DEなんたらだろ?」

シュウ「…!」

拓海「…怪しいな。ちょっと付き合えよ」


・・・・・・
・・・


●安価
向かう場所
↓1

路地裏

>>174
現在地でOK?
10分以内にレスがなければ再安価

●再安価
向かう場所
↓1


【向井拓海の勧誘について】
向井拓海の勧誘を成功させるには、2つの方法がある。
1つめは、通常通りの勧誘で、最終的な成功判定数値は1~4割程度。
2つめはの勧誘は、成功判定は9割越えの高い数値だが、こちらを実践するには、ある条件を満たす必要がある。

『2つめの勧誘ルート』
・向井拓海はある7つの情報を持っており、その情報を得た数に応じて、2つめのルートへ移行する確率が上昇する。
・情報獲得は時間制限があり、期限終了時にルート選択(安価)が発生
・情報毎にランクがあり、数値の上昇幅が異なる

例1)情報1、情報2、情報7の3つを入手した
例2)情報1→05、情報2→05、情報6→30
例3)基本値10+(情報1、情報2、情報3)=50
例4)コンマ00~49で、2つめのルートに突入成功

向井拓海が持っている情報は、安価で獲得する事が出来る。
獲得出来た場合は、随時告知します。


・・・
・・・・・
======
~~30分後~~
(横須賀 喫茶店)


シュウ「…」

拓海「で、お前…」

拓海「何してたんだ、あんな所で」

シュウ「い、いや…、不良に絡まれてただけで…」

拓海「テキトーこくなって。お前のガタイだったら、逆にボコる事も出来たんじゃねーの?」

拓海「…ああ…、分かった。そういう事したら、タレント生命的にマズイのか…」

シュウ「あ、ああ。そうだな…」

拓海「いや、でも分かんねー」

拓海「仮にも芸能人だろ? んであんな人気のない裏通りに居たんだよ?」

シュウ「(……なんだ、この娘は…?)」



●安価
シュウの発言・行動(0/10)

1.適当にはぐらかす。
2.別の話題を振る
3.正直言う。
4.晶葉を呼び、早く事態を収拾させる
5.その他(内容自由)
↓2


シュウ「部外者にあまり口外したくは無いのだが…」

拓海「なら、別にいいけど…」

シュウ「まあ窮地を救ってくれた。正直に言えば…」

シュウ「我がプロダクションは人材不足でな。勧誘を試みていたんだ」

シュウ「少し騒ぎになれば、この顔で注目も集まると思ったが…」

拓海「…強引すぎねーか? あんな騒ぎじゃあ返って危ないだろ」

シュウ「う、うむ…」

拓海「…サイン」

シュウ「は?」

拓海「サインくれねーか?」

シュウ「さ、サイン…?」

拓海「な、なんだよ…、ワリィか?」

シュウ「い、いや…、特に…」

シュウ「(思えば……サインをねだられるとは、初めての経験だ…)」

シュウ「(しかし、やはり腑に落ちんな…)」

シュウ「(何か聞いてみるか?)」



●安価
シュウの発言・行動(1/10)

1.何か奢って好感度アップをはかる
2.晶葉を呼び、早く事態を収拾させる
3.何故あの場に居たか聞く
4.好きな食べ物は何か聞く
5.サインの事について聞く
6.バイク仲間について聞く
7.その他(内容自由)
↓2


拓海「ははっ、ちょっとおかしいけど…」

シュウ「うん?」

拓海「割と有名人と一緒に居るって、なんか奇妙な感覚だな! もう少し注目でもされるかと思ったけどよ」

シュウ「す、すまん…」キュキュッ

拓海「あ、いやいや。変な意味でいったんじゃねーんだ。んで…」

シュウ「サイン…、これで良いか?」スッ

拓海「お! サンキュー!」

シュウ「マズイ字で済まんな」

拓海「構わねーって」

シュウ「…サインだが、君は…、私達のファンなのか?」

拓海「うん? ファンってか…、そーだな…」

拓海「知り合いからしつこく話を聞かされるってのもあるけど、まあ興味は無くは無いな」

拓海「あんな派手な殺陣、Vシネでも見た事無かったからさ」

拓海「サイン、ありがとな。大切にするよ」

シュウ「…まあ、喜んでもらえたなら何よりだが…」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『情報2:情報通?』(数値05)

南斗DE5MENは、一応全国区で顔が売れているとはいえ、得体の知れない幻のグループとして有名な存在だが、彼女は珍しくこれを知っていた。
彼女の知人が熱狂的なファンで、しつこく話を聞かされているらしい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



●安価(2/10)
シュウの発言・行動

1.何か奢って好感度アップをはかる
2.晶葉を呼び、早く事態を収拾させる
3.何故あの場に居たか聞く
4.好きな食べ物は何か聞く
5.バイク仲間について聞く
6.喫茶店の事を聞く
7.彼氏がいないか聞く
8.趣味について聞く
9.自分の事を話す
10.晶葉とそろそろ合流しよう。別れを告げる
11.その他(内容自由)
↓2


シュウ「君は、名前は…」

拓海「ああ、まだ名乗って無かったっけ…」

拓海「向井拓海。拓海でいい」

シュウ「拓海の趣味は何だ?」

拓海「……」

拓海「……ハァ?」

シュウ「…」

拓海「はははっ、ナンパみてーだな。いきなりそんな事を聞かれるとは思わなかった」

拓海「まあ、サインも貰ったしな…。趣味か…、バイクいじりかな?」

シュウ「ああ、先程バイク仲間がいるとか言ってたな。好きなのか? バイク」

拓海「ああ! 昔父親が持ってたZ1000がカッコよくて、小さい時から憧れてたんだ!」

拓海「なにより、やっぱり乗ってる時がサイコーだな。カッとばしてる時が一番良い気分転換になる」

拓海「『風』と一体になるッていうのか? …はは、ちょっと変か?」

シュウ「いや、少し羨ましい」

拓海「うん?」

シュウ「(免許か…。私も取れたら良いのに…)」

シュウ「……!」

シュウ「(あの事を話してみるべきか…?)」

シュウ「(博士…、お前の調べた情報は無為では無かったかも知れん…!)」




●安価
シュウの振る話題

1.横浜ランドマークタワー
2.横浜ベ○スターズ
3.コスモクロック21
4.横須賀海軍カレー
5.サザンビーチ
6.恋人の丘
7.展望台
8.アローズ・パレット
9.横浜中華街
10.西湘バイパス
11.その他(内容自由)
↓2


シュウ「それに関して、ひとつ知り合いから聞いたのだが…」

拓海「?」

シュウ「横浜の元町にある中華街、知っているか?」

拓海「ん? ああ。地元じゃ知らない奴はいねーよ」

シュウ「…実は今、勧誘と観光を同時並行してるんだが…」

シュウ「何かオススメの店とか、知っていたら教えて欲しい」

拓海「んー、そうだな…」

拓海「まず一番人気はやっぱり萬珍樓って店かな? けどまあアソコは観光向けだな。敷居が高くて入った事ねーよ」

拓海「リーズナブルに攻めるなら、アタシのオススメはデザートが美味いトコだ」

拓海「横浜大飯店の杏仁ソフトとか、天香樓の九龍球も面白いぞ。九龍球は特に、観光客に大人気だ」

シュウ「成程…、今度博士に伝えておくか」

拓海「あそこは人が多いからな。アンタも芸能人なら、顔くらい隠せよ?」

拓海「あ。なんだったらアタシが案内してやろうか? なんてな…」

シュウ「まあ、2泊3日でゆっくり楽しむつもりだ。ぶらっと回ってみるさ」





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
特にこれといった情報は得られなかった
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




●安価(3/10)
シュウの発言・行動

1.何か奢って好感度アップをはかる
2.晶葉を呼び、早く事態を収拾させる
3.サインの事について聞く
4.学校の事について聞く
5.バイク仲間について聞く
6.喫茶店の事を聞く
7.彼氏がいないか聞く
8.アイドルにならないかと持ち掛けてみる
9.横浜の名所について聞く
10.晶葉とそろそろ合流しよう。別れを告げる
.その他(内容自由)
↓2


シュウ「そう言えば、少し気に掛かったんだが…」

シュウ「冷静で物怖じしない大人びた性格だと思えば、随分と若々しいな。拓海は学生か?」

拓海「あ? そーだけど…」

シュウ「そうか…。先程の者たちは同級生か?」

拓海「そんな感じだな」

シュウ「…」

シュウ「(少し引っかかるな。あのような粗暴な者たちとつるむとは…)」

シュウ「(深く聞いてみたいが、初対面で些か失礼か…?)」

拓海「…」

拓海「なんだよ、急に眉をひそめやがって…」

シュウ「……」




●安価
向井拓海の学校、交友に関しての発言
↓2


シュウ「粗暴な3人だったが……他の友達も皆ああなのか?」

拓海「ああ?」

拓海「……ああ。そうだよ」

シュウ「…」

拓海「…なんだ、軽蔑したか?」

シュウ「…いや、彼らを利用した立場だ。悪い事は言えん」

シュウ「豪気で良いじゃないか。私達の周りにも、そういう悪党が大勢いる」

拓海「な、なんの話?」

シュウ「寧ろあの程度は可愛い気があって扱いやすい。恐らく、根は良い奴ら何だろう?」

拓海「うん、まあ……、そうかもな」

拓海「何だ、ヤンチャしてて注意されるかと思ったよ」

拓海「アンタ…、意外に良い人だな」

シュウ「ただ…」

シュウ「そうなると、拓海。君の普段の行動について、コチラも大体察しがついて来る」

拓海「な、なんだよ……」

シュウ「(趣味はバイクいじりで、不良と交友し、そしてこの性格…)」

シュウ「(私の過程が正しければ、想像するに、8割方は合っているだろう…)」

シュウ「…(先程、あの場で引っかかった単語について触れれば、彼女も何か話してくれるハズだ)」



●安価(4/10)
向井拓海に対し、シュウの質問
(ある単語を含める事が出来れば、ボーナスで『情報1』『情報3』解禁)
↓2


シュウ「…先程、あの場で『総長』と言っていたな」

拓海「…!」

シュウ「ひょっとすると、拓海は暴走族で、そのリーダー、特攻隊長だったりするんじゃないか?」

拓海「……」

シュウ「……」

拓海「いや、アンタ…………」

拓海「暴走族はまだしも、いきなりそこまで当てるとは…、何モンだ? wikiかプロフィールでも覗いたか?」

シュウ「…」

拓海「まあ、そこまで見抜かれちゃあ、隠す必要も無いし、元々隠すつもりも無かったけど…」

拓海「そーだよ。ここ界隈のレディースの頭張ってた。少し前はな」

シュウ「…少し前?」

拓海「まあ、色々あるんだよ。今は『総長代理』だ」

シュウ「総長代理…」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『情報1:特攻隊長』(数値05)
向井拓海は暴走族(レディース)の特攻隊長、及び総長代理である。
巷ではその筋の男性からも慕われ恐れられており、喧嘩の腕は随一である。
男勝りで実直な彼女は多くのメンバーから慕われており、信頼も厚い。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



拓海「まあ、もういいだろ。お互い初対面なんだし」

拓海「アンタも聞かれたくないこととか、沢山あるんだろ?」

拓海「助けてやった礼はもう十分だ」

シュウ「…(最後に…)」

シュウ「(何か聞いておくべき事は…)」




●安価(5/10)
シュウの発言・質問
↓2


シュウ「走り屋なら、西湘バイパスは知っているだろう?」

拓海「うん?」

シュウ「この辺りなら海岸沿いで道通りも良く、ドライブとしては打って付けと聞いたが…」

拓海「ああ、湘南か! イチコクの」

拓海「あの通りは最高だぜ? 天気が良い日には富士山と伊豆半島がずらーっと見えるんだ!」

拓海「波の音も潮の香りも実に小気味良い。日々溜まったフラストレーションを晴らすには、あそこで鳴らすのが一番かもな」

シュウ「流石に波の音は聞こえないんじゃないのか?」

拓海「ははは、バレたか?」

シュウ「(博士の事前知識が、まさか役に立つとは、思いもしなかったな…)」

シュウ「(ありがとう…、博士)」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『情報3:バイク』(数値05)
趣味はバイクいじり。走るのも然り。晶葉が言っていた西湘バイパスはよく通るとの事。
そこで集会をやったりしてもいるので、一国(イチコク)を通過するときは慎重に。
最近は連日行われているらしい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


シュウ「…さて」

拓海「ん? もうこんな時間か…」

シュウ「(博士も待っているだろう。そろそろ合流しなければな…)」

拓海「思いの他、話しこんじまったな。じゃあアタシはそろそろ帰るよ」

拓海「精々観光楽しめよ。じゃあな」

シュウ「ああ。じゃあ、最後に一つ…」

シュウ「知人から聞いて、興味を持ったんだろう? 我らに」

拓海「まあな。でもまさか本人に会えるとは流石に驚いたよ。良い話のタネになる」

拓海「良ければ今度、アンタがテレビとかでアタシの事とか話してくれたら、アタシもチームの奴らに自慢出来るんだけどな」

シュウ「まあ、善処しよう」

拓海「お、マジで!? 期待して良いの?」

シュウ「それと、あと一つ…」

拓海「まだ何かあるのか?」

シュウ「…拓海、アイドルに興味無いか?」

拓海「ああ? だから言ったろ。それなりに興味があるって」

シュウ「いや、そういった意味合いでは無い。見るだけでは無く、自らがアイドルになり活動をする事だ」

拓海「……」

拓海「はあ?」


拓海「…、何、マジで言ってる?」

シュウ「本気だ」

シュウ「これでも、人を見る目はあるつもりだ。拓海の性格、態度、度胸…」

シュウ「そしてその…、あー…、そうだな…、凛とした顔立ち、健康的な肉体に、今置かれている環境から想像に難くない強靭な精神力」

シュウ「総合的に判断して、この業界ではお前は一躍話題になれるだろう。どうだ? 少しでも興味があれば、せめて見学だけでも来てみないか?」

拓海「……ぷっ!」

拓海「あははははは! アタシが? ないない!」

シュウ「そうか? 美人なのに、勿体無いな…」

拓海「ふふふ…、でも本気でそう言ってくれて、嬉しいよ。興味はあるけど、まあアタシは現状満足してるから、パスだ」

拓海「その事も良い話のタネになるよ。芸能人に見出されて、スカウトされたって…」

拓海「……また機会があればな。今度会ったら、神奈川のどっか美味い店でも連れてってやるよ」

シュウ「うむ。また縁があれば会おう」

拓海「ああ。じゃあな」


カランカラン…



シュウ「……」

晶葉「おいシュウ」ポン

シュウ「!?」ガタッ

シュウ「お、お前…、ど、何処に居たんだ?」

晶葉「後ろの席でずーっと君達のやり取りを聞いていたよ。気付かなかったのか?」

シュウ「め、面目無い」

晶葉「何だ。あの子に決めたのか、スカウトするのは?」

シュウ「ああ。昨今珍しく根性が据わっている。実に良い子だ」

シュウ「縁があれば…、と言ったが、すぐに行動を移すぞ。博士、付き合ってくれるな?」

晶葉「アグレッシブだな…。まあ嫌いじゃないぞ」

晶葉「勿論だとも。だが、まずはあそこに行こうじゃあないか」

シュウ「……?」

晶葉「中華街だ! 朝からずーっと言っているだろう!?」

晶葉「私は何よりもそれが楽しみにしていたんだ! 異論は無いな?」

シュウ「ああ…、うん。そうだね…」


・・・・・
・・・


・・・
・・・・・
======
~~3時間後~~
(横浜元町 中華街)



晶葉「あー…」

シュウ「どうした?」

晶葉「やはり中華って最高だな。私もさながら御満悦だ」

晶葉「以前文香と、どこの国の食文化が一番という話になったんだが…」

晶葉「私は俄然、中華を推したよ」

シュウ「何故だ?」

晶葉「知りたいか? 余す事無く食べると言うその理念にまずは惹かれたな」

晶葉「次に…」

シュウ「スマン、やはりその話は後だ」

晶葉「…」

晶葉「自分で聞いておいてそれはヒドイぞ」

シュウ「先に情報を整理しよう。得られた情報は今の所3つだが…」

晶葉「向井拓海に関する事だな?」

シュウ「そうだ。ここから彼女の勧誘にあたるには…」

晶葉「ふむふむ…」




●安価
二人の行動
その他(内容自由)
↓2


今日はここまで、また次回

安価の取り方や内容について言われてたけど、>>1が自由に書いてと言ってるんだから自由に書いてくれ。たまに確認は取るけど。

別に誰がどんな風に取っても構わないです。元々人が少ないから、取れる時はどんどん取ってくれ。以上です


シュウ「彼女の所属するグループのリーダーに話を聞く…、もとい話を付ける必要があるな」

晶葉「ああ、総長と言ってたな。所謂頭と呼ばれる者か」

シュウ「……しかし、一つ解せない点がある」

晶葉「うん?」

シュウ「あまり詳しく無いのだが、暴走族というのは…」

シュウ「男女で派閥が分かれているものなのではないか?」

シュウ「だが彼女はあの不良達に『総長』と言って制止できる所を見ると…」

晶葉「ふむ…」

晶葉「考えられる可能性は2つだな」

晶葉「まず一番可能性があるのは、向井拓海が男側のグループの総長と関わりがあるという事」

晶葉「もうひとつの可能性は、もしや男女混合のチームなのではないか?」

シュウ「拓海は『レディース』と言っていたぞ?」

晶葉「いや待て。彼女は『少し前』、とも言っていた。彼女が頭を張っていたのは」

シュウ「つまりは……、別の女性が頭になった、あるいは、男女で混合したためか…?」

シュウ「……」

晶葉「……」

シュウ「真相が見えんな」

晶葉「情報不足という事だ」

晶葉「さて、では何処に行こうか?」

晶葉「私はこのまま、また何処かぶらりと観光するのも大賛成だぞ!」

シュウ「そうだな…」




●安価(1日目最後)
二人の向かう先

1.昼間に行った横浜ランドマークタワーの展望台で夜景を楽しもう!
2.彼女の言っていた西湘バイパスで、夕焼けのコントラストを見に行こう!
3.気になる事があるので、サウザーに電話をする
4.今日はホテルでゆっくり休み、明日に備える
5.デートスポットのコスモクロック21で煌びやかな観覧車に乗ろう!
6.プロダクションのみんなにお土産を買いに行こう!
7.横須賀に戻り、もう一度付近を歩いてみよう!
7.その他(内容自由)
↓2


シュウ「まあ…、総長やらに会うと言っても、我らの滞在時間はまだ一日ある」

シュウ「お土産でも選びに行くか…」

晶葉「よし、OKだ! 早速準備しよう!」

晶葉「ピックアップしたんだが、赤レンガ倉庫なんてどうだろうか?」

晶葉「ここから近いし、小物なども揃ってそうだ」

シュウ「うむ。では早速向かおうか」


・・・・・
・・・



~~30分後~~
(横浜 赤レンガ倉庫)


晶葉「さて、私は雑貨系をチョイスするかな。食べ物系は粗方昼間に選んだし」

シュウ「そうか?」

晶葉「絵葉書も無難だが、ヨコハマブルーの南蛮絵図の磁器も綺麗だな」

晶葉「手ぬぐいや染め物も捨てがたい……。ううん、即決できん」

シュウ「お土産なんぞ、気持ちだろう? そこまで頭を捻る必要も無かろう」

晶葉「あー…、シュウ、それは面倒臭がりの男性の悪い癖だ」

晶葉「どうせなら相手の事を考えて喜んで貰えるものが一番だろう?」

晶葉「私は昔、アメリカに留学している女性の知人にマリンバを貰ったが、正直売ろうか迷ったぞ」

シュウ「そ、そうなのか…」


●安価
横浜土産

1.土産を買う相手
2.品物
↓1.2.


シュウ「まあ…、私は特にいいかな。昼間に買ったし」

晶葉「ああ、横浜ビールか?」

シュウ「既に友紀の部屋宛てに5ダース配送したからな」

晶葉「まあ、無類の酒好きな彼女なら手放しに喜ぶだろうが…」

晶葉「女子寮って酒類持ち込みはどうなんだ?」

シュウ「今の所、女子寮に居る人数も少ないし問題無いだろう」

シュウ「それに、秩序なんて有って無いようなものだしな。南斗は」

晶葉「…」

シュウ「博士が選び終わったら、少しぶらりと回ってホテルに戻るとしよう」

シュウ「色々と巡って、流石に疲れたな。明日のためにも早く床に就こう」

晶葉「うむ。了解した! もう少し待っててくれ」


・・・・・
・・・


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
特にこれといった情報は得られなかった
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【1日目 終了 (5/10)】


・・・
・・・・・
======
~~翌日~~
(ホテル レストラン)


晶葉「ホテルの朝バイキングって…」

シュウ「ん?」

晶葉「どうしてこんなにワクワクするんだろうか?」

シュウ「朝から豪勢だからじゃないのか?」

晶葉「ちょっと裕福になった気分を味わえるからか…、ふむ…」

晶葉「しかし順番待ちがどうももどかしい」

シュウ「我慢しなさい」

晶葉「とりあえずローフードをチョイスして、頭を冴えさせるか」

晶葉「折角の旅行だし、色々とまだ美味い物は食べたいしな!」

シュウ「(観光か…)」

シュウ「(さて、今日はどうするか…)」


●安価
二人の行動
↓2


シュウ「昨日、充分観光気分を味わっただろう?」

シュウ「今日こそ、勧誘に本腰を入れて掛からねばいかん」

晶葉「えーっ…」

シュウ「ふ、不満か?」

晶葉「冗談だ」

晶葉「では、具体的にどうする?」

シュウ「有望株は…、昨日の彼女に絞ろうか」

シュウ「彼女の人間性は実に琴線に響いた。資質としては申し分ない」

シュウ「まずは情報収集だな」

晶葉「よし、なら話は早いな」

シュウ「?」

晶葉「聞き込みを掛けよう。それしかないだろう?」

シュウ「しかし、誰にだ?」

晶葉「彼女はここ界隈の走り屋で、頭を張っていたほどだぞ?」

晶葉「ここに馴染みのある人々なら、何か知っているだろう」

シュウ「…よし…」

シュウ「では、朝食を終えたら、街に出てみよう。そこから情報収集だ」

晶葉「了解した。私も協力しよう」


・・・・・
・・・



●安価(残り2回)
収集する情報
1.暴走族のシマ
2.暴走族自体の情報
3.向井拓海の居場所
4.神奈川の名所
5.神奈川で人気のお土産
6.神奈川で美味しいお店
7.その他(内容自由)
↓2


・・・
・・・・・
======
~~2時間後~~
(茅ヶ崎 ボニーズカフェ)


晶葉「はー…」

晶葉「あー、あーっ……」パタパタ

晶葉「暑いな…」

シュウ「だ、大丈夫か?」

晶葉「水着でも持ってくればよかったよ。近くにいいビーチがあるのに…」パタパタ

シュウ「(なんか申し訳ない気分だ…)」

晶葉「あついー…」

シュウ「まあ、博士はここでかき氷でも食べててくれ」

晶葉「うむ…、お言葉に甘えさせて貰おう……」

シュウ「(昨日言っていた西湘バイパスは割と近くだ)」

シュウ「(彼女のグループを知っている者は少なからずいるだろう………さて…)」



●安価(残り2回)
聞き込み調査

1.ラフな格好でアート活動をしている女子
2.眼鏡を掛けてカフェで涼んでいる女性
3.日陰で涼んでいる少女
4.花篭を持ってビーチを眺めている女子
↓1


シュウ「すみません、少しよろしいですか?」

「ん、はい?」

シュウ「ここ界隈に、夜な夜な暴走族紛いの集団が現れると聞いたんですが…」

「あー、そっすね…」

「何かありました?」

シュウ「あー…、怪しい者では無いんだが、興味があって…」

「へえ、珍しい人もいるもんっすね」

「湘南付近じゃあ有名っすね。あ、湘南純愛組じゃないっすよ?」

「……というか、貴方…、何処かでお会いしませんでした?」

シュウ「…え?」

「アタシが所属してる事務所のイベントで、前にあったテーマパークで……」

「……いや、勘違いっすかね?」

シュウ「はあ…」

「暴走族でしたっけ? 昔はレディースチームが幅を聞かせてたんすが…」

「最近、男の方と合体した見たいっすね。夜な夜なここ界隈、ウルサくてアートに集中できないっす」

シュウ「それは大変ですね」

「まあ、アタシはあまり詳しくないんで、よくは知らないっすね」

シュウ「(やはり、男女混合か…。となると…、色々と点が線になってくるな)」

シュウ「いえ、どうもありがとう。お邪魔しました」

「いえいえ。余計な御世話かもしれないっすが、あまり変な事に首を突っ込まない方が良いっすよ?」

シュウ「…忠告どうも」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
特にこれといった情報は得られなかった
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・・・・・
・・・



●安価(8/10)
『収集する情報』
1.暴走族のシマ
2.暴走族チームの合体について
3.向井拓海の居場所
4.神奈川の名所
5.神奈川で人気のお土産
6.神奈川で美味しいお店
7.その他(内容自由)

『聞き込み調査』
1.長い茶髪で爪が綺麗な女性
2.ヤンキーっぽいチャラそうな金髪女子
3.セミロングでおっとりした印象の女性
4.お酒が強そうなグラマラスな女性
↓1,2


・・・
・・・・・
======
~~1時間後~~
(茅ヶ崎 サザンビーチちがさき)


晶葉「サザンビーチか…」

シュウ「うん?」

晶葉「いつも研究と実験ばかりでラボに籠りっきりだったから、少し泳いで体を動かしたい気分だが…」

シュウ「運動不足の者がいきなり泳いだら、足がつるぞ?」

晶葉「勿論、浮き輪は必需品だな」

晶葉「しかし…、なんだ」

晶葉「どこもかしこもカップルばかりだな。爆発すれば良いのに」

シュウ「(ぶ、物騒な…)」

シュウ「とりあえず水遊びより勧誘だ。ここまで来たんだ、もう引けん!」

晶葉「殊勝な事だが…、ひとつ言っていいか?」

シュウ「ん?」

晶葉「君…、仮にもアイドルだろう?」

シュウ「仮だがな」

晶葉「これだけ観光客や地元客でごったがえしているビーチのど真ん中にいるのに…」

晶葉「人っ子一人見向きもしないっていうのは、どうなんだろうか…」

シュウ「……」


シュウ「(まあいい、取り敢えず…)」

シュウ「すみません、ちょっと良いですか?」

「んー?」

「オジサン何? ナンパかにゃー?」

シュウ「え、いや…、違うけど…」

「ってかオジサン、そんな厚着でヤバくない? だいじょーぶ??」

シュウ「ああ。慣れているからな」

「キャハハハ! 超ウケる! で、なーに?」

シュウ「ここ湘南界隈で話題の暴走族に関して、少し聞きたい事があるんだが…」

「!」

「えー? なになに? オジサン、誰かのトモダチ?」

シュウ「……」



●安価(超重要)
シュウの発言
↓2


シュウ「(まあ、あながち間違いじゃないから、名前を出してみるか…)」

シュウ「向井拓海という子の知り合いだ」

「えっ!!」

「たくみんの知り合い? オジさんほんとに?」

シュウ「えっ?」

「マジかなー? どういう関係?」

シュウ「芸能プロダクションの者だ。昨日知り合って、その子に少し興味がある」

「芸能? ん~、よく分かんないけど、連絡取ってみてもいい?」

シュウ「好きにしろ」


・・・・・
・・・


~~5分後~~


シュウ「ひょっとして……、君も知り合いか?」

「偶然だね~、奇跡じゃない?」

「ツーリング仲間っていうか? そんなカンジ」

「取り敢えずホントっぽいから、何でも聞いて良いよ☆」

里奈「アタシは藤本里奈、ヨロシク~♪」


ラフな格好でアート活動をしている女子(吉岡沙紀)
http://i.imgur.com/nJvTYSW.jpg

ヤンキーっぽいチャラそうな金髪女子(藤本里奈)
http://i.imgur.com/xofcUko.jpg

>>247
2人含め、安価選択肢全員、神奈川出身者です


シュウ「では…、彼女が所属するレディースのことで…」

シュウ「最近、男の派閥と迎合したと、カフェで聞いたんだが…」

里奈「そだね~、たくみんが言ってけどね~…」

里奈「すこし前に、なんかイカした人が男のチームに入ったらしいんだけど、その人が超ツヨい人なんだって?」

シュウ「ほう…?」

里奈「だから今一番盛り上がってて、最近はたくみんのグループと一緒につるんでるっていうの?」

里奈「たくみん、アタシにそんなカンジで超たのしそーにダベってたよ。今が一番楽しいんだって!」

シュウ「ふむ…」

里奈「あとあと、暴走族のリーダー? 総長っていうの? その人があっという間に成り替わっちゃったとか言ってたかにゃ~?」

シュウ「(大分…、点が線になってきたが…)」

シュウ「(だが、なんだこの、胸をよぎる嫌な感じは……)」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『情報6:現状②』(数値20)
最近は男派閥とも意気投合し、一番盛り上がってるから、尚更やめにくいとの事。
どうやら男のチームにイカしたメンバーの加入がキッカケらしい。最近はそのメンバーが総長に成り替わった。

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●安価(9/10)
シュウの発言・質問

『収集する情報』
1.暴走族のシマ
2.向井拓海の居場所
3.神奈川の名所
4.神奈川で人気のお土産
5.神奈川で美味しいお店
6.その他(内容自由)
↓2


シュウ「そいつらの根城…、いや、活動場所は主に何処を中心としているんだ?」

里奈「うーん? んー…」

里奈「アタシは関わった事は無いから、よく知らないんだけどー…?」

里奈「まあたくみんの話を聞くカンジ、ここ界隈ぢゃない? 湘南湘南!」

シュウ「(昨日の話でも出ていたが…、西湘バイパスをよく飛ばしていると彼女も言っていたな)」

里奈「神奈川と言えば湘南! 湘南はゾッキーの聖地っしょ☆ いやあ、物騒でこわーい♪」

里奈「なんたって、取り締まりの多さの余りに、茅ヶ崎市の地名に『交通機動隊前』って名前がつく程なんだにゃ~♪」

シュウ「ほ、本当か、ソレ…」

里奈「あ、オジサン、スイカ食べる? おいち~よ~ん?」スッ

シュウ「あ、どうも…」

里奈「いやぁ、たくみんもスカウトか~、やるな~!」シャクッ

里奈「ねえねえ、アタシもイケてない? 超セクシーでラヴリーみたいな?」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
特にこれといった情報は得られなかった
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●安価(10/10)
シュウの発言・質問(情報収集ラスト)
(現在数値:基本値10+情報①5+情報②5+情報③5+情報⑥20=45)
↓2


シュウ「では最後に、先程言っていた、新たにチームに加わったメンバーというのは…?」

里奈「ああ、現総長ってゆうひと?」

シュウ「そうだ」

里奈「そだねー、たくみんも言ってたけど、素性は謎らしいっていうか?」

シュウ「謎…?」

里奈「ただ、ドライブテクニックがものすっごいんだって! その総長さんは自分で自分を『風』と称してたとか?」

シュウ「……」

里奈「最近はそーいう人達もめっきり少なくなったから、チームのみんなからはカリスマ的で憧れの存在とか言ってたかなぁ?」

シュウ「……」

里奈「レディースと合流してからは、たくみんもその人の漢義に感心して、代理やってるとか聞いたけど」

シュウ「………」

シュウ「(マジか……)」

シュウ「…………」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『情報7:現総長』(数値30)
神奈川を代表するレディースは最近、野郎チームと合体し、最盛期の波を感じる程。
そして向井拓海は合同チームの総長代理。
総長は男だが素性は謎。そのドライブテクニックはまさに「風」そのものであり、喧嘩も尋常じゃない程強い…、らしい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


晶葉「おーい、シュウ!」スタスタ

シュウ「!」

晶葉「情報収集は終わったか?」

シュウ「まあ、それなりの収穫はあっただろう。ところで…、何故水着なんだ?」

晶葉「折角海に来たんだから、やることと言えば一つだろう?」

里奈「うっわー! カワイー☆ なにその子、娘さん??」

シュウ「この子は…、プロダクションの社員だ」

里奈「ふえ? 社員……?」

シュウ「ところで…、藤本里奈といったか?」

里奈「アタシ? なになに?」

シュウ「向井拓海にもう一度会って話がしたい。彼女と都合を付けてくれるだろうか?」

里奈「たくみん? 別にいいよん。でも…」

シュウ「ん…?」

里奈「たくみんなら、そこの海の家でバイトしてるよ♪」

シュウ「え? そうなの…?」


・・・・・
・・・



・・・
・・・・・
======
~~1時間後~~
(海の家)


里奈「いぇーい☆ たくみん元気~?」

拓海「いらっしゃい! おっ、里奈か?」

里奈「焼きそばとラムネぷりーずみ~☆」

拓海「あいよ」

里奈「あと、たくみんに是非とも会いたいって男性がいるんだけど、会ってくれる?」

拓海「ん、男性?」

拓海「……」




シュウ「久し振り」

晶葉「すみませーん、フランクフルトくださーい」

拓海「…いや、さっき里奈から電話あったから、もしやと思ったけどよ…」

拓海「お前らかよ…」

拓海「っていうか…、何で里奈も和気藹藹としてるんだ?」

里奈「さっきこの子と遊んできたんだよねぇ☆ あとでたくみんもどうかにゃ?」

晶葉「ひっさびさにビーチバレーなんてやったけど、やっぱり体を動かすのも健康的でいいな!」

里奈「最初はナンパでヤダなーと思ったけど、スカウトって聞いてちょービックリ!」

里奈「たくみんもスミに置けないな~♪」

シュウ「……」


【向井拓海の勧誘選択】

『★通常★』
普段通りの勧誘を試みます。
前日、彼女に勧誘を試みましたが、現状に満足しているとのことで柔らかく断られました。
なので今日もあまり良い返事が貰えるとは思えませんが、今回は安価で友人の藤本里奈に巡り合えたので、それなりの補正は有ります。
この勧誘ルートの判定数値は4割程度。

『★決闘★』
今まで収集した情報をもとに、彼女の素性を推理した結果と、彼女の性格や気質から判断し、彼女が所属する暴走族の総長と直に、肉体言語で説得するのがベターという方法です。
この勧誘方法を選択する場合、まずは得た情報の数値の合計で、選択の成否を判定します。
無事成功すれば、この勧誘ルートに突入します。
失敗すれば、上記の通常の、マイナスの補正が付いた勧誘になります。
この勧誘ルートの判定数値は9割越え。


『●情報1:特攻隊長』(数値05)
向井拓海は暴走族(レディース)の特攻隊長、及び総長代理である。
巷ではその筋の男性からも慕われ恐れられており、喧嘩の腕は随一である。
男勝りで実直な彼女は多くのメンバーから慕われており、信頼も厚い。
『●情報2:情報通?』(数値05)
南斗DE5MENは、一応全国区で顔が売れているとはいえ、得体の知れない幻のグループとして有名な存在だが、彼女は珍しくこれを知っていた。
彼女の知人が熱狂的なファンで、しつこく話を聞かされているらしい。
『●情報3:バイク』(数値05)
趣味はバイクいじり。走るのも然り。晶葉が言っていた西湘バイパスはよく通るとの事。
そこで集会をやったりしてもいるので、一国(イチコク)を通過するときは慎重に。
最近は連日行われているらしい。
『●情報6:現状②』(数値20)
最近は男派閥とも意気投合し、一番盛り上がってるから、尚更やめにくいとの事。
どうやら男のチームにイカしたメンバーの加入がキッカケらしい。最近はそのメンバーが総長に成り替わった。
『●情報7:現総長』(数値30)
神奈川を代表するレディースは最近、野郎チームと合体し、最盛期の波を感じる程。
そして向井拓海は合同チームの総長代理。
総長は男だが素性は謎。そのドライブテクニックはまさに「風」そのものであり、喧嘩も尋常じゃない程強い…、らしい。





●安価(重要)
勧誘ルート選択
1.通常
2.決闘
↓2


【『決闘』ルート選択判定】

基本値10+情報①5+情報②5+情報③5+情報⑥20+情報⑦30
=75

コンマ00~74:成功
コンマ75~99:失敗
↓1


拓海「はい、お待ちどうさま」コトッ

里奈「さんきゅー☆」

晶葉「いただきまーすっ」

シュウ「…」

拓海「…で?」

シュウ「うん?」

拓海「アンタはそんな悪人には見えねーけど……アタシのダチに変な事吹き込んでねーだろうな?」

シュウ「心配するな。彼女と出会ったのは本当に偶然だ」

拓海「……今日は何の用だよ」

シュウ「…向井拓海よ。もう一度お願いする」

シュウ「君が欲しい。是非とも、我がプロダクションに来て欲しい」

里奈「おー、やっぱりホントだったんだね」

晶葉「…」モグモグ

拓海「はっ…、アタシはしつこい男は嫌いだぜ」

シュウ「勿論、タダとは言わん」

シュウ「君がそこまで入れ込むチームを率いている男と、直接話をさせて貰う」

拓海「!?」

拓海「は、はぁ? なにいってんだ、アンタ…?」

シュウ「(正直、関わりたくないな…。だが仕方ない)」

シュウ「その男を説得出来たら、こっちの用件を飲んで貰う」

拓海「ちょ、ちょっと待ってくれよ! 何勝手にいってるんだ!?」


拓海「いや、アタシの意志はお構いなしかよ!?」

里奈「えー? 大の男がここまで言ってるのに、たくみんそんな事いっちゃう~?」

拓海「り、里奈は黙ってろって! いや、仮に話を通してもだ…」

シュウ「何だ?」

拓海「総長と話し合いなんて無理だって。アタシを引き抜くなんて、頑として首は縦に振らないと思うぜ」

シュウ「なら、拳で語るのみだ。そっちのほうが漢気があって、お前は好きだろう?」

拓海「尚更無理だ。総長とタイマンで勝てる奴なんていねーよ。アレは人間の強さじゃねえ」

シュウ「(……)」

晶葉「(……)」モグモグ

シュウ「問題無い。惚れこんだ女を手に入れるには、それなりのリスクは承知の上だ」

拓海「なっ…!」

シュウ「……頼む」

里奈「ひゃー、かっこいい☆ 女を巡ってタイマンなんて、ヤンキー漫画っぽい!」

里奈「たくみん、ここまで言ってるんだから、ダメ元で掛け合っちゃえば?」

拓海「……」

拓海「………」

拓海「死んでもしらねーからな、アタシは…」

シュウ「うむ。その時は妻との話の良い種になる」

拓海「チッ…、なんなんだよ…ホントに…」

晶葉「(さーて…、どうなる…)」モグモグ

・・・・・
・・・


・・・
・・・・・
======
(7610プロダクション)


シュレン「ヒューイよ」

ヒューイ「なんだ?」

シュレン「最近お前、神奈川の湘南方面で自分の部隊を率いて遊んでいるらしいな」

ヒューイ「ああ、そうだ」

ヒューイ「地元の暴走族を従えて、もっぱら我が風の旅団の威光、ならびに南斗聖拳の素晴らしさを伝播しているのだ」

シュレン「ヒューイよ…、それでは南斗聖拳の格も堕ちよう」

ヒューイ「問題無い。暴走族と言えば聞こえは悪いが、しっかりと交通ルールの認識をある程度矯正し遵守させている」

ヒューイ「我が将が杞憂される程の事は無い。無論、これは俺個人の行動と判断だが、将の意向は尊重するつもりだ」

シュレン「それなら良いが…。あまりヤンチャするなよ」

ヒューイ「勿論だとも」


~~♪


【風の旅団と風のヒューイ】
漫画「北斗の拳」にて、五車星の一人である青い人こと風のヒューイが率いる、近代的バイカー集団。
その圧倒的な機動力で拳王の雑魚共を一蹴するも、直後、威勢良く飛び出した青い人が拳王ラオウにワンパンでのされたため、強いのか弱いのかよくわからなかった可哀想な集団。

風の人、青い人(ヒューイ)
http://i.imgur.com/ci9vmg3.jpg


~~♪

ガチャ


ヒューイ「もしもし?」

『あ、もしもし。アタシだけど』

ヒューイ「おお、どうした? 今日は定例集会の日では無いぞ?」

『いや、その…、なんだ…』

『総長とさ、タイマン張りたいっていう男がいるんだけど…』

ヒューイ「はあん?」

『……』

ヒューイ「…ふん。命知らずだな。なんだソイツは」

『もし総長が負けたら……、アタシ、ソイツのグループに入るから…』

ヒューイ「なにぃ…? それは認めんぞッ!」

『ああ、向こうもヤル気だからさ…、今日の夜、集会所に来てくれないか?』

ヒューイ「…………仕方ない…」

ヒューイ「我が新生風の旅団の部下を引き抜こうとする無礼で無知な輩には、それなりの恐怖を教えてやらねばな…」

『結構年イってそうだから、手加減してやってくれ。アンタなら手を抜いても勝てるだろ?』

ヒューイ「ソイツの出方次第だ。あまりに鼻に付く者なら、殺さずとも再起不能くらいで善処しよう」

『まあ、よろしく頼む。わりいな、呼びだしちまって』


ピッ

ヒューイ「まあ、軽い運動くらいにはなるか」

ヒューイ「この風の旅団のヒューイの名を知らぬ愚か者が、まだ近辺にいたとはな……」

ヒューイ「徹底的にこの俺の強さを見せつければ、あの界隈で俺に逆らう者はいなくなるだろう…。フン…」

ヒューイ「全ては我が将、そして南斗のため…!」ザッ

・・・・・
・・・


・・・
・・・・・
======
~~深夜~~
(西湘バイパス付近 集会場)


ブンブンブン!!

パラリラパラリラ~♪


ヒューイ「……さて…」スタッ



「来たぞ! 総長だ!」

「今日はノーヘル立ち乗りで登場か…、流石は総長…!」

「ヒューイさんッ! あんなジジイ、ワンパンでノシてやって下さい!」



ヒューイ「タイマンなど久々だ。手加減出来る保証は無いな」

「やべぇ、総長が派手にヤル気だぞ!」

「ヒューイさん、男見せたれーッ!」

拓海「…よう」

ヒューイ「貴様が他のグループに移り気とは、流石に予想していなかったぞ」

拓海「いや、アタシもその…、なんていうか、不可抗力で…」

ヒューイ「フン…、まあいい。貴様には総長代理改め宣伝隊として、まだここに残って貰う必要があるからな」

拓海「……」


ヒューイ「それで…」

ヒューイ「貴様をかどわかした、その命知らずのクズ野郎はどこだ?」

拓海「ああ。あそこに立ってる人がそうだよ」

ヒューイ「…ほう?」チラッ





シュウ「……」ボキボキッ




ヒューイ「……」

ヒューイ「……どこに?」

拓海「いや、他の奴らがバイクで囲んでる円の中に、一人だけ立ってるヤツだよ」

ヒューイ「……」チラッ





シュウ「……」パキパキ…





ヒューイ「…拓海よ。もう一度聞くが…」

ヒューイ「その…、貴様をかどわかした…、その、命知らずの方はどちらに?」

拓海「だからっ! すぐ向かいにいるだろ! あの白髪の奴だって!」




シュウ「貴様が総長か…、存外、弱そうなオーラだな」

ヒューイ「……」

ヒューイ「……えっ?」


ヒューイ「(し、シュウ様ッ!? 何故こんな所…、いや、ホントなんで!?)」ダラダラ

拓海「ホラ。アンタなら十秒も掛からないだろ?」

ヒューイ「…え、いや…まあ……」ダラダラ

拓海「? 何でそんなに汗かいてんだ?」

ヒューイ「(そ、そうか…! リハクが確か言っていたっ!)」

ヒューイ「(勧誘……、神奈川で…。まさか、拓海を?!)」

ヒューイ「(で、でも、何でよりによってタイマン!? お、俺と…!?)」




シュウ「(情報に基づいた憶測が正しかったようだ…)」

シュウ「(あの青い奴ならば、すぐさま降伏か、万が一挑み掛かってきても、何も支障は無い)」

シュウ「(こうなった以上、今回は楽勝だな…)」バキッ


ヒューイ「(な、南斗六聖拳とタイマンとか、無理に決まってんじゃん!!)」

ヒューイ「(ムリムリムリ! 死んじゃう死んじゃう…!)」



「総長! はやいトコ片付けちゃって下さい!」

「あの爺さんブルってるぜ…、なんか可哀想になってきたわー」

「早く終わらせて峠攻めにいきましょう総長!」



ヒューイ「(コイツら正気か!? 無茶だろ流石に!! そこまで言うなら代われよ誰か!!)」

ヒューイ「(クッ…、総長という肩書の手前、退く事は……)」チラッ

シュウ「どうした? もう始めて良いのか?」

ヒューイ「……!」

ヒューイ「(退くも地獄、進めば確実にし、死ぬ…!)」

ヒューイ「(ど、どうすれば…ッ!)」



●安価
男ヒューイの決断
1.シュウ様は優しいから、きっとこのまま黙っていれば妥協案を提案してくれるハズ。子犬のような表情で黙して語らない。
2.シュウ様は優しいから、こちらの面子も考えて、負けるとは言わずとも手を抜いて良い勝負を演じてくれるハズ。特攻する。
3.南斗六聖拳とタイマンは流石に死んじゃう。命が惜しい。土下座して詫び、向井拓海を差し出す
4.その他(内容自由)
↓2


ヒューイ「…」

ヒューイ「まあ皆、落ち着け。その気になれば一瞬で片は付くが…、それでは貴様らも面白く無いだろう?」

拓海「?」

ヒューイ「余興を思いついた。ど、どれ…」ピッピッ


・・・・・
・・・

======
~~同時刻~~
(7610プロダクション)


~~♪

ガチャ

文香「はい、7610プロダクション、24時間受け付け窓口、深夜担当の鷺沢です」

『あ、あの、もしもし? 雑用の子?』

文香「はい…?」

『あの、俺だけど。五車星の風のヒューイです』

文香「ああ、存じています。どのような御用件で、こんな深夜に?」

『サウザー様に代わって欲しいんだけど、まだいる?』

文香「はい、用向きは…」

『ああ、ちょっと…、その、今から神奈川に来て欲しいかなって…』

文香「か、神奈川…?」

『とりあえず代わって貰える?』


サウザー「……お電話代わりました。聖帝サウザーです」

『さ、サウザー様! 大変です、シュウ様が…ッ!』

サウザー「……」

サウザー「…なんだ、風の人か…」


ガチャン

サウザー「さて…」

サウザー「あと鍵お願いね。その役目、あとちょっとで終わりだから。博士の発明が出来るまで我慢してね」

文香「あ、え…?」

文香「よ、よろしかったんですか? 電話は…」

サウザー「何も問題は無い。だって青い人だし……。多分風の悪戯だろう」

サウザー「むしろ深夜に聖帝に掛けてくるとか、無礼千万だ」

文香「はあ…」

サウザー「じゃあ、おやすみ」

文香「はい。お疲れ様でした」


カチャ

バタン




・・・・・
・・・


・・・
・・・・・


ヒューイ「」

拓海「お、おい…、どうした?」

ヒューイ「…」

シュウ「遊びは済んだか? では、こちらから行くぞ…」

ヒューイ「……」

ヒューイ「うッ……!!!」

ヒューイ「うおおおおおおっ!」バッ!


ダダダダダッ!

シュウ「…」

ヒューイ「下郎めがーーーーーーーーーーーーーーーッ! 我が風の拳の前に塵となれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

ヒューイ「五車風烈拳ッ! てやあああーーーーーーーッ!」バサッ!

シュウ「フっ…!」




ズバッ!

ぐほあっーーーっ!











※風の人は、びっくりする程の速さで半殺しにされました

※けどシュウ様が「最初の一撃で決めなければ、逆に私がやられていた。運が良かった」とフォローしてくれました



●安価
【向井拓海との契約】
基本値33+風の人の犠牲60=93

コンマ00~92:勧誘成功
コンマ93~99:勧誘失敗
↓2


・・・
・・・・・
======
~~1時間後~~
(茅ヶ崎市 埠頭)


拓海「はぁー…、まさかこんなコトになるなんて…」

シュウ「予想外か?」

拓海「アンタもタダ者じゃないとは会った時から思ってたけどよ…」

拓海「アンタら、本当に人間か?」

シュウ「芸能界には、私よりもっと人間離れした奴がゴロゴロいるぞ」

拓海「マジかよ。もうワケ分かんねえ…」

シュウ「(それは私も同じ思いだ)」

拓海「…」

シュウ「なんだ、不満か?」

拓海「いーや…。未練は無くは無いけど、でも二言はねえよ」

拓海「アンタの男気、見せて貰ったしな」


拓海「でもよ、アイドルって、アレだろ? フリフリのドレス着て踊ったり、ワザとらしい位のにこやかな笑顔で挨拶したり…」

シュウ「それは方向性によるさ。拓海に合うスタイルを模索していけばいいではないか」

シュウ「お前みたいな、スカした感じの風を取り入れてみるのも、それはそれで斬新で尖っていて、実に面白い」

拓海「新しい風を巻き起こす、か。まあ、それは悪くねーかもな」

拓海「チャラチャラした格好はするつもりはねーからな、いっとくけど…」

シュウ「善処しよう」

拓海「………まあ、もうやる事になっちまった以上はグチグチいっても仕方ねーか!」スタッ

シュウ「ん?」

拓海「それにしても、アンタの度胸、大したもんだよ」

シュウ「…」

シュウ「(相手が身内と想像が付いていたからな…。どう転んでも、今回の結果は動かなかっただろう)」

拓海「へへ…、まあアンタみたいな人となら、派手にやっても面白そうかもな」

拓海「つーことだ。義理立てじゃねーけど、これからもヨロシクな!」

シュウ「ああ、よろしく…」






※後日、向井拓海が7610プロダクションの見学に行った際、中でヒューイとばったり遭遇してしまい、
八百長疑惑だの計画的犯行だのシュウに詰め寄り、色々と一悶着あったのは、また別の話


・・・・・
・・・


・・・
・・・・・
======
~~後日~~
(7610プロダクション レッスンルーム)


友紀「お土産?」

シュウ「ああ。この前に博士と神奈川に行ってきたからな」

亜季「神奈川っ!? くっ…」

シュウ「な、何だ…、そんなに悔しがって…」

亜季「な……、何故…、私を連れていってくれなかったでありますか!」

亜季「神奈川と言えば横須賀、横須賀と言えば横須賀鎮守府!!」

亜季「横須賀鎮守府と言えば、横鎮サーバーに籍を置く私ではありませんかっ!」

シュウ「な、何の話だ?」

亜季「悔しいっ…、是非とも三笠の栄えあるその雄姿をひと目みたかったであります…」

友紀「まあまあ…。案外近くだし、暇な時に行けばいいんじゃない?」

シュウ「そうだ、ホラ。亜季には横須賀の海軍カレーを買ってきたぞ」スッ

亜季「おお! これはかたじけない、感謝感激であります♪」

亜季「本場の比叡カレーはどうだったでありますか?」

シュウ「うん? ああ…」

シュウ「確か晶葉が注文していたな。期間限定だったが、普通に美味そうだったぞ」

亜季「うう…、是非ともこの舌で味わいたかったであります……」

友紀「ねえねえ! あたしには~?」

シュウ「ああ。友紀は配送されてくるはずだから…」

シュウ「部屋を整理しておけ。瓶で5ダース程買い込んだ」

友紀「へ?」

・・・・・
・・・


姫川友紀
http://i.imgur.com/rYPvOrG.jpg

大和亜季
http://i.imgur.com/RlxAbwj.jpg

比叡カレー
http://i.imgur.com/rcTQq7o.jpg


・・・
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(会議室)


サウザー「向井拓海なる人物は…」

サウザー「バイクの免許を持っているらしい。小生意気にもブイブイ鳴らしてるそうじゃあないか…」

シン「…」

レイ「し…、仕方ないだろう。俺達は免許取得前に、世界が核の炎に包まれたんだし…」

ユダ「カーネルの無能上司が悪いんだ、全部…」

シン「だが、シュウはよくやったな。時間を掛けた甲斐はあった」

レイ「まあ…、悔しいが、認めん訳にはいかんな。ちゃっかり観光も済ませてるし…」

サウザー「少なくとも、俺に次いで有能っぽいかもしれんとだけ言っておこう」

ユダ「お前はもう有能とか偉そうにいえん立場じゃないけどな…」ボソッ

サウザー「えっ?」

ユダ「…!」

サウザー「何が?」キョトン

レイ「こ、コイツッ! 今回一回目を無かった事にしようとしてるぞ!」バン!

ユダ「ふざけるな! あんなあっさり失敗してそれで済むと思うのか!?」

サウザー「その台詞、そっくり誰かさんにお返ししますが?」ニヤリ

ユダ「こ、このッ……!」プルプル

サウザー「貴様が無能という評価は、あの調理担当との関係が回復するまで覆らんぞ。精々励め、無能共…」



●安価
3人目の勧誘に向かうプロデューサー
↓2


シン「貴様ら3人…、一体何を小五月蠅く揉めてるかは知らんが…」

シン「そこまで有能の采配が見たいと言うならば、この俺の勧誘を、そこで指加え眺めているが良い」

サウザー「えっ?」

レイ「は?」

ユダ「ああ?」

シン「少なくとも前回の面談の評価では、貴様らより高得点を叩き出したのは事実だろう」

シン「それに加えて、勧誘の成功率も俺はトップだしな」

サウザー「…」

レイ「…」

ユダ「…」

シン「何だ? 悔しくてぐうの音も出んか? んん? おう?」ニヤリ

サウザー「(こ、コイツ…、それは本気で言っているのか…?)」

レイ「(全て運任せの男がこうも自惚れていると、返って哀れに思えるな…)」

ユダ「(死んじゃえ)」

シン「くくくく…、さあて、では今回は俺が行かせて貰うぞ!」




●安価
アイドル
↓3

みく

>>314
「前川みく」は一度勧誘を試み失敗しているので、多少のマイナス補正が掛ります。
それでも大丈夫ですか?
10分以内に>>314のレスがなければ、再安価で決行の是非を決めます。

●再安価
2度目の前川みくの勧誘

1.多少のマイナス補正は掛かるが、挑んでみる
2.見送る(アイドル名を明記)
↓2

2まゆ

>>321で決定します。
今日はここまで。また次回



・・・
・・・・・
======
~~後日~~
(7610プロダクション 会議室)



シュウ「シンはどうした?」

レイ「ああ、シンなら帝都に赴いたぞ」

シュウ「帝都?」

レイ「昨今のアイドルブームに肖ろうとした帝都は、所属タレントの方向性や運用に関して迷走、右往左往しているからな…」

レイ「岡崎泰葉が良い例だろう?」

シュウ「まあ…、そうなのか?」

レイ「一つの路線に拘らず、幅広いジャンルで適用し個性の助長と才能開発…」

レイ「サウザーの弁を借りるが、帝都グループはどこぞのプロダクションのアーティスト路線択一とは真逆の方向性だ」

レイ「………だが、所詮は我らより新参の弱小金欠貧乏事務所だ。岡崎泰葉が言う所にはな…」

シュウ「成程…、つまり…」

シュウ「そこならば、天下の346よりはヘッドハンティングがしやすいと?」

レイ「そうだ。狙いは明らかだろう」

シュウ「まあ…、しかしそう上手く事が運ぶかな…」



・・・・・
・・・


・・・
・・・・・
======
(帝都グループ 応接室)


ファルコ「……」

シン「……」

ファルコ「相も変わらず、我が帝都の経営は芳しく無い。総督は怒りに震えている」

シン「それは…」

シン「年がら年中、日夜馬鹿みたいに発電を繰り返しているからじゃないのか?」

シン「何故あんな馬鹿が,社長の地位までサクセスする事が出来たのか、頗る不可解だ」

ファルコ「我らは天帝の影を照らす光である。その天帝の命が奴に握られている以上、従う他に道は無い」

シン「……まあ、色々止むをえない事情はあるんだろうが…」

ファルコ「故に、我ら元斗は貴様を受け入れる余裕は無い。ましてや南斗など…」

シン「…」

ファルコ「これは貴様の身を案じての忠告だ。お帰り願おう。現状、帝都は…」

シン「…」ポイッ


ドサッ

ファルコ「……」

シン「……」

ファルコ「何だ、この封筒は…」


ファルコ「……」ガサガサ

ファルコ「こ、これは…!」

シン「中身は金だ。一ヶ月間、俺をここで研修の形で雇い受けてくれるならば、それを渡そう」

シン「貴様らよりアイドルを教育する術には長けている。顔が売れている以上、他企業との橋渡しも貴様の部下よりは滞りなく行える」

シン「悪い条件ではないだろう、如何かな?」

ファルコ「……」

ファルコ「先程の俺の忠告は…」

ファルコ「取り消そう」スッ

シン「ふふふ…、実に懸命だ」

シン「(何でコイツ、こんなに金に弱いんだ……)」

ファルコ「ある程度の融通は保障しよう。貴様らとは既に何度か仕事を共にした仲だ」

ファルコ「まあ…、これからも色々とよろしく頼む」

シン「フン…、次はその倍の額は用意してやろう」



・・・・・
・・・


・・・
・・・・・
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(帝都本社 事務所)


シン「(……しかし…)」チラッ

ファルコ「………」

ソリア「…」

ジャスク「…」

シン「(ここまで完全にアウェーだと、少し注意が必要だな)」

シン「(奴らの体術は正直、南斗や北斗に引けを取らん威力だ)」

シン「(……岡崎泰葉でも連れてくれば良かった。不安だ…)」

シン「(まあ、だが346よりは遥かに簡単に引き抜けるハズだ。ここの脳筋共は金にしか執着が無く、タレント個人への関心は皆無だ)」

シン「(帝都での勧誘は、楽観して良いだろう…、フン……)」



ガチャ

まゆ「お疲れ様です」

薫「おつかれさまでーす♪」

シン「…!」チラッ





ガチャ

ケンシロウ「……」スッ



シン「!!?」ガタッ

ファルコ「来たか…」

ファルコ「二人とも、少し話がある」

シン「ッ……!?」


・・・・・
・・・

ファルコ(右下)
http://i.imgur.com/saP6QO2.jpg


龍崎薫(帝都所属 ※前作参照)
http://i.imgur.com/4gvZf4X.jpg
http://i.imgur.com/r0osgZt.jpg

佐久間まゆ(帝都所属)
http://i.imgur.com/UJkk3Jb.jpg
http://i.imgur.com/2LI0zvZ.jpg
http://i.imgur.com/TcjeFXy.jpg


●安価

【佐久間まゆの親愛度】
・安価で随時加減
・最大値300、最低値-300
・最大値到達でEXコミュイベント確定(ボーナス判定あり)
・最低値到達で会社関係悪化(勧誘失敗)
・規定値に到達しなくとも、最後の判定まで進みます


【シンin帝都グループでの煩悩値】
・ 安価で随時加減
・最大値300
・最大値到達でケンシロウルート突入(勧誘失敗)


初期値決定
1.to佐久間まゆ
2.dearケンシロウ(+50)
↓1,2,

★親愛度 33/300
★煩悩値 67/300



・・・
・・・・・・
======
~~30分後~~
(応接室)


ファルコ「現状、帝都で唯一、セルフで活動してるのが彼女、佐久間まゆだ」

シン「………………」

ファルコ「良い機会だ。この際、色々と二人で検討して方向性を模索すると良い」

ファルコ「それと…」

ファルコ「346より是非とも交換研修を依頼したいと声が掛かり…」

ケンシロウ「…ん?」

ケンシロウ「俺は、お前達帝都側からの依頼と聞いたが…」

ファルコ「…………」

シン「(なっ…!?)」

ファルコ「……研修費は既に支払済みの以上、帝都はお前達二人を手厚く歓迎しよう」

シン「(こ…、この尻野郎ッ…! ま、まさか…!)」

シン「(研修費だと…! 俺の渡した前金で…、味を締めやがったのか!?)」

ファルコ「…………」

ファルコ「ケンシロウよ。お前には、以前イベントで接触していた龍崎薫の担当を任せる」

ケンシロウ「……ああ」

ファルコ「まだ子供だが、お前なら安心して任せる事が出来る」

ファルコ「以上だ、では失礼する。何かあれば俺に報告を頼むぞ」

まゆ「はい」

薫「はーいっ♪」



ガチャ

バタン


シン「…」

ケンシロウ「……」

まゆ「宜しくお願いします」

薫「ふたりとも、ひさしぶりだねぇ♪ またよろしくおねがいしまーすっ!」

シン「………」

ケンシロウ「………」



●安価
シンの発言

1.えっと……、誰が誰を担当するって…? ケンシロウが…、俺だっけ?
2.今日は顔合わせだな。よし、二人とも解散だ。ケンシロウは残れ
3.運命としか言いようがない。滑稽に聞こえるかも知れんが、赤い糸で繋がっているのかもしれん
4.よし…、では君達二人にここの案内を頼もうか。俺達は二人の後をゆ~っくり付いて行こう
5.その他(内容自由)
↓1


シン「しかし…、驚いたな」

まゆ「?」

ケンシロウ「……?」

シン「運命としか言いようがない。滑稽に聞こえるかも知れんが、赤い糸で繋がっているのかもしれん」

薫「赤い糸??」

シン「そうだ、龍崎薫よ」

シン「此度の研修、受け入れて正解だった。まさかこんな出会いが待っていようとはな…」

まゆ「はぁ…、運命、ですかぁ…」

シン「正直、帝都での活動に少なからず不安と緊張を抱いていたのだが…」

シン「思わぬ出会いに、心が躍っている。今は楽しみで仕方がない」

まゆ「それは良い事ですね。不束者ですが、今日からどうぞ宜しくお願いします」ペコッ

シン「ん?」

シン「ああ…?」

シン「あぁ………、そうだな、ヨロシク」

ケンシロウ「(……)」

ケンシロウ「龍崎薫よ、別室に移るぞ。急げ」ガタッ

薫「うん? いいよー」



●安価
親愛度and煩悩値
1.親愛度(÷2)
2.煩悩値(+20)
↓1.2.

★親愛度 33→72/300
★煩悩値 67→88/300


シン「(チッ…、逃したか…)」

シン「……ハァ…」

まゆ「改めまして…、佐久間まゆです、宜しくお願いします」

シン「ああ。今日から一ヶ月だけ貴様の担当に付く」

シン「資料によれば…、読者モデルとしてこの事務所と契約し、以降は少しずつタレントとしての活動の幅を広げ…」

まゆ「はい、今はアイドル路線で徐々に名を売っている所です」

シン「……うむ…、ううん・・・」

シン「広く浅くという帝都の方針は知人から聞いているが、本当に路線を絞ることはしないのか?」

まゆ「まあ…、そうですねぇ…。上の意向なので…」

シン「しかしそれでは、消耗が激しいだろう。簡潔に言えば非効率で、主体性が無い」

シン「あらゆるカテゴリーの仕事をこなしてこそプロ…、しかし貴様はまだその域では無い」

まゆ「要は…、段階を置くということですかぁ?」

シン「事務所の特色、やり方と言われてしまえばそれまでだが…」

まゆ「ううん……」

まゆ「先程言われましたが、折角の機会ですので、他の事務所のやり方に触れても私は良いと考えています…」

シン「ほう?」

まゆ「ですので、研修期間中は…、まゆは貴方だけの方針に従いますよ…?」

シン「ふうん…」

シン「(ならば当然、アイドル一本だな…)」


●安価
仕事内容

1.プロモーションビデオ製作
2.写真撮影
3.基礎レッスン重視
4.ラジオ番組出演
5.料理番組出演
6.その他(内容自由)
↓2


シン「…まずは、多少の売り込みを兼ねて、佐久間まゆの名を売ろうか」

まゆ「はい」

まゆ「ですが、まゆはまだCDも出していませんし…」

シン「読者モデル時代の名はそこそこ知れているのだろう? ならばそれだけで充分だ」

シン「仮に貴様がズブの素人で無名だとしてもだ…」

シン「ある程度、融通を聞かせてくれるラジオを俺は知っている」

まゆ「はぁ…、では、よろしくおねがいします」

シン「俺が担当する以上、貴様には見違えるほど大きく躍進を遂げて貰わねばな」

シン「大船に乗ったつもりで構えているが良い」

まゆ「はい、ありがとうございます」


・・・・・
・・・


●安価
コンマ奇数:聖帝放送「南斗ビバリー昼ズ」
コンマ偶数:高森藍子「ゆるふわタイム」
↓1


・・・
・・・・・
======
~~翌日~~
(7610プロダクション 貴賓室)


まゆ「噂には聞いていましたが…」

まゆ「とても大きいですね…」

シン「だろう?」

シン「設備の充実性、絢爛さは都内随一だ。だが俺も先日帝都を見た時は驚いたぞ。規模だけは346に匹敵する外観だ」

まゆ「そうですねぇ…、人力で光熱費を賄っている面もありますから…」

シン「(岡崎泰葉や龍崎薫もトークイベントで言っていたが、どういう原理だ…?)」

まゆ「あ、あと…」ゴソゴソ

まゆ「プロダクションの皆さんにお菓子を作ってきたんですが…、如何ですかぁ?」スッ

シン「ほう…、あざといな…。商売根性逞しいと言うか…」

まゆ「少しでも皆さんとお近づきになりたいと思いまして…♪」

シン「有り難く頂くとしよう。後でな」

シン「奴から連絡が入った、さあ行くぞ!」



●安価
煩悩値-
↓1

★親愛度 72/300
★煩悩値 88→47/300


・・・
・・・・・
======
(収録スタジオ)



サウザー「ゴホッ…んん」

サウザー「じゃあ行きますよー?」

シン「………」

まゆ「…?」




サウザー『ハーイ! 下郎の皆さん、こんにちはー!』

サウザー『えー』

サウザー『このラジオ放送は、聖帝軍技術班の献身的な働きにより』

サウザー『我が7610プロダクションのスタジオを中心に、半径40キロメートルの範囲で、電波ジャックしてお送りしています」』

サウザー『「南斗ビバリー昼ズ」、お相手はDJサウザーでーす!』

サウザー『本日は沢山のゲストがいらっしゃってまーす! ハーイ拍手~!』

シン「……………」

まゆ「…♪」パチパチパチ




薫「わーい♪」パチパチパチパチ

ケンシロウ「……………」

シン「……………………」





●安価
1.煩悩値+
2.サウザーが話を振る相手
↓1.2.


★親愛度 72/300
★煩悩値 47→146/300



サウザー『ではシン君、自己紹介を』

シン「はい。南斗DE5MENのシンです」

シン「今日は俺がプロデュースしているアイドルの紹介と…」

シン「………ケンシロウさんは、何故ここに?」

ケンシロウ「…」

サウザー『そーですねー、彼はラジオ宣伝を打診して同僚の方に相談した所…』

サウザー『無償で貸してくれるスタジオがあると聞き、ここへ辿り着いたそうですよ』

シン「(同僚…、ラオウの奴か……、そういえばアイツ、このラジオに出た事あったっけ…)」

ケンシロウ「ケンシロウ…、です。よ、よろしく……」

薫「龍崎薫でーす! 今日はCDのこくちにきましたー♪」

まゆ「はぁい、佐久間まゆと申します。少し緊張していますが、本日は楽しい一時をお届けできるよう頑張ります♪」

サウザー『いやぁ、このラジオ始まって以来の大所帯なんで、私も少し興奮していますが、今日も変わらず行ってみましょう!』

サウザー『まずはコチラ、お便りのコーナーです』





●安価
『お便りのコーナー』

1.差出人(R.N可)
2.内容
↓1.2.


サウザー『R.N、「のの」さんから頂きましたー』

サウザー『こんにちは。こんばんは。いつも楽しくラジオを聞かせて頂いています、元気溌剌なののと申します』

サウザー『突然ですが、芸能界で活躍する皆さんの特技をお聞かせ願えますか? どうしたら皆さんみたいに自信が持てるでしょう?』

サウザー『ですって?』チラッ

サウザー『佐久間まゆさん、なにか特技はありますか?』

まゆ「はぁい、私はお料理と編み物が得意ですよ」

まゆ「将来嫁ぐ時に、良妻として相応しい品格とスキルを磨いています」

サウザー『ほほう、女子力ってヤツですかね? 憧れの人とかいるんですか?』

まゆ「ううん…、まだいませんが、いつか運命の人と巡り合えると信じています…」

サウザー『運命ですかー、馬鹿馬鹿しい妄想ですね』

サウザー『では龍崎薫さんは、特技や趣味などは有りますか?』

薫「かおるもお料理が得意だよー!」

サウザー『ハイ? 嘘でしょう?』

薫「ほんとだよ! よく事務所のみんなにおにぎりとかつくってあげてるの♪」

薫「みんなねぇ、おいしいおいしいって、泣きながら食べてくれるよ?」

サウザー『へ、へえ…』

サウザー『帝都の皆さん、普段何を食べてるんですかね…』

シン「……」

ケンシロウ「……」


サウザー『では次のコーナーに行きましょう!』

サウザー『「ぶっちゃけトーク」のコーナー!』


パフパフ~♪

サウザー『実際ね、ゆるふわの平坦なトークラジオなんて、リスナーは期待して無いんですよ』

サウザー『皆さんが知らない芸能界の裏側、それを今回4人のお話を通して赤裸々に聞かせて頂きましょう!』

サウザー『えー、ところで、龍崎薫さん?』

薫「?」

サウザー『フォークを使わずにスパゲティを食べるのが上手い人は、他にも上手いものがあると聞いたんですが、それは何ですか?』

薫「なぞなぞ? うーん…」

サウザー「…」

薫「……吹く楽器のえんそう?」

サウザー『OKッ! 正解か不正解かは置いておいて、早速参りましょう!』

サウザー『さあでは芸能界の赤裸々トーク、まずお題は『最近あった嬉しい出来事!』




●安価
最近あった嬉しい出来事

1.サウザーが話を振る相手
2.内容
↓1,2,


サウザー『じゃあ、とりあえず君に振っとけば大丈夫でしょう、はいシン君?』

シン「何でも俺に話を振れば良いと思うな、このヘボDJ…」

サウザー『アアン?』

シン「嬉しい事…、そうだな…」

シン「運命的な出会いがあった事だ。まあ現在進行中なんですけどね」

サウザー『何ですか、それは?』

シン「先日、見知らぬ地で、衝撃を受けた」

シン「俺の心はかつてない程に激しく揺さぶられた。その邂逅はまさしく運命の赤い糸と言っても過言ではないだろう」

シン「その人物の様相は…、言葉では言い尽くせない程美しい。揺るぎ無い自信と魅力的なオーラに満ち溢れていた」

サウザー『……へー…』

まゆ「(……)」

ケンシロウ「………」

シン「俺の立場はプロデューサーであり、アイドルでもある。そのような人物に巡り合い、俺の共有を駆け巡った思惑は…」

シン「是非とも…! その者に、俺がプロデュースをs」

サウザー『はーい、シンさんアリガトウゴザイマース』

シン「!?」

シン「お、オイッ! 貴様が振ったんだろう!?」

サウザー『次のトークに行きましょう。龍崎さーん?』

薫「かおる? かおるはねえ…」

まゆ「(……)」

まゆ「(何を言いかけたんでしょう…)」

まゆ「(プロデュースを「したい」…??)」

ケンシロウ「……」

ケンシロウ「………ハァ…」


・・・・・
・・・




●安価
1.親愛度
奇数は+、偶数は「+10」
2.煩悩値+(+50)
↓1.2

★親愛度 72→82/300
★煩悩値 146→263/300


・・・
・・・・・
======
~~収録終了~~
(休憩室)


シン「感触はどうだ?」

まゆ「そうですねぇ…、あまり喋れなかったというか…」

シン「…」

まゆ「…貴方に話の場を設けて頂いたのに、申し訳ありません…」

シン「ううむ…」

シン「(サウザーが面倒臭がって俺にしか話を振らんからだ…、あの野郎…)」

シン「まあいい。切り替えも大事だ、何か気分転換でも…」

シン「折角の機会だ。少しこの事務所を見学していくと良い」

まゆ「見学、ですかぁ?」

シン「気を張る必要は無い。ここは色々な設備や部屋がある」

シン「俺も付いて回ろう。どこに行きたい?」

まゆ「そうですねぇ…」



●安価
プロダクション見学

1.聖帝十字稜
2.売店
3.厨房
4.実験ラボ
5.図書室
6.レッスンルーム
7.プール
8.エステルーム
9.その他(内容自由)
↓2


・・・
・・・・・
======
(リラクゼーション施設棟 エステルーム)



まゆ「エステルームですか…」

シン「割と本格的な作りだろう? 最近着工し、ようやく完成した」

まゆ「流石は一流のプロダクションですね。設備が充実していて、ここの社員も幸せでしょう」

シン「無論、一般開放してある。当然、社員も使えるが…」

まゆ「へええ…、凄いですね」

まゆ「泰葉ちゃんや鈴帆ちゃんに話を伺ったことはありますが…」

まゆ「実物を見たら、正直、脱帽です」

シン「上田鈴帆か…。奴も我がプロダクションの一員となれば、華奢な生活を送れたというのに…」

まゆ「……?」



●安価
エステルームに居た人物
↓2


岡崎泰葉
http://i.imgur.com/rTN1jVe.jpg
http://i.imgur.com/4HGAzGl.jpg


・・・
・・・・・
(エステルーム カーテン内)


泰葉「……♪」

泰葉「(はぁー…、菜々さんに教えられて初めて利用してみたけど…)」

泰葉「(指圧がきもちいぃー……、これはいい…)」

泰葉「(ふう…、睡魔に負けちゃいそう……うぅん……)」

泰葉「(…………)」

泰葉「(………………)」



シャーッ

シン「…」ジロッ

泰葉「!!!!!!!」ガバッ

シン「…なんだ、岡崎泰葉か…」

泰葉「」

泰葉「なっ…!?、なっ、な、な……っ///」

まゆ「あっ、泰葉ちゃん…!」

泰葉「へ…、ヘンタイーーーっ!!」バシバシ!

シン「な…、何だいきなり…。見られて減る物でもないだろう?」

シン「女のバスタオル姿なんぞ眺めても欲情せん。安心しろ」

泰葉「へ、減るんです色々と! で、デリカシーの欠片も無いですね貴方は!!」

まゆ「泰葉ちゃん、お元気そうでなによりです…♪」





●安価
①煩悩値-
奇数は-、偶数は「-30」

②二人の行動
1.このままここに残って話をする
2.他の場所も見に行く
↓1.2.

★親愛度 82/300
★煩悩値 263→233/300

======
~~10分後~~


泰葉「……」

シン「そうか、今思えば貴様らは元同僚だったな」

まゆ「あんなに顔を赤らめて慌てる表情の泰葉ちゃん、初めて見ましたよぉ♪」

泰葉「…」

泰葉「あの…、私がバスタオル姿でマッサージ受けてる横で、このまま会話するんですか?」

シン「当然だろう?」

まゆ「泰葉ちゃんはごゆっくりどうぞ?」

泰葉「(気が張る…。落ち着かない…)」

まゆ「いきなり泰葉ちゃんが移籍すると聞いて、本当に驚きましたよぉ?」

まゆ「ちょっぴりですけど、寂しかったですし…」

泰葉「…まゆちゃん…」

シン「(それは良い意味なのか悪い意味なのか…)」

まゆ「でも、それなりの理由は有るんですよね。仕方ないですよ」

シン「無論、南斗聖拳の魅力に平伏したからであろう、岡崎泰葉よ?」

まゆ「あの事務所が嫌になったとか…、じゃないですよね?」

泰葉「(か、帰りたい…)」



●安価
岡崎泰葉の移籍理由

1.仕事以外にも楽しいと思えることがあったから
2.本当の自分を見つめ直せることが出来たから
3.正直にいえば何でここにいるのかよく分からない
4.その他(内容自由)
↓2


泰葉「理由かぁ…」

泰葉「砕いて言えば、本当の自分を見つめ直せることが出来たから…、かな…」

まゆ「本当の自分、ですか…?」

シン「欲望の赴くまま…、本能に身を委ねると言う事だな」

まゆ「成程…、一皮剥けたということですか…」

泰葉「ちょ、ちょっとニュアンスが違います! 変な解釈はやめて下さい!」

泰葉「…」

泰葉「前までの私は、この芸能界は仕事を第一に考えて、それに合わせて自分を作って…」

泰葉「ですが、そんな生き方は窮屈だと、ある人に言われたんです。自分を大切にしない人間に、ファンが付いて来るとは思えないとも言われました」

泰葉「私はただの傀儡だと一刀両断されて、今までの矜持を砕かれて………、最初は憤慨しましたけど…」

泰葉「ここの人達と関わりを持ってみて、それは事実だと思いました。あんなに生き生きと活動する人達は初めて見ました」


まゆ「そうなんですかぁ?」チラッ

シン「当り前だ。じきに貴様も分かるだろう」

まゆ「うふふっ…、それは楽しみですねぇ」

シン「俺を甘く見るなよ…。酸いも甘いも知り尽くした男だぞ」

泰葉「(えっ、何だろう、この蚊帳の外の扱い……)」

泰葉「……い、以前までの考えが間違ってるとは言いません。けど、別の生き方で自分を表現したくなった」

泰葉「それを少しでもここで学ぼうと考えたからです。それだけです!」

まゆ「うふふっ…♪」

まゆ「泰葉ちゃんがそんな風に自分の事を話すなんて…、変わりましたねぇ」

泰葉「境遇が変われば、考え方も自ずと変わりますよ」

まゆ「そうですか…、私もそういった分水嶺に出会えたら、きっと世界が違って見えるんでしょうねぇ…」

シン「だから今回、凡愚な貴様に俺が付いてやっているのではないか」

シン「必ずや良い刺激を与えてやる。精々、レベルの違いに絶望せん事だ」

まゆ「ふふふ…。はぁい、よろしくお願いしますね…?」

泰葉「あの…」

泰葉「まゆちゃんに会えたのは嬉しいんですが、一回2人とも出て行ってくれません?」


・・・・・
・・・




●安価
親愛度+
(奇数+、偶数は「+20」)
↓1

★親愛度 82→102/300
★煩悩値 233/300


・・・
・・・・・
======
~~後日~~
(帝都本社 事務室)


シン「……おい、金色の」

ファルコ「何だ?」

シン「ケンシロウは今日は休みか?」

ファルコ「彼なら既に提携先に挨拶に行ったぞ」

シン「…何だ、やる事はやっているじゃないか…」

ファルコ「……一つ、聞いて良いか?」

シン「ああ?」

ファルコ「…いや、お前が傍からケンシロウを見る目付きなんだけど……」

シン「…」

ファルコ「何か全身を舐めまわすように見ていて、クッソ気持ち悪いからやめてくれない?」

ファルコ「実際、周囲に害しか与えないと思う」

シン「な、何だとッ!?」ガタッ

シン「何を勘違いしていやがるッ! 俺にとってケンシロウは…!」



●安価
シンの発言
↓1


シン「7610プロの敵だ! それ以上でもそれ以下でもない」

ファルコ「まあ…、商売敵なのは承知の上だが…、交友は正常なんだな?」

シン「当然だ。貴様らの勝手な妄想は構わんが、それを俺に押し付けるのは許さん」

ファルコ「…なら、別に良いが…」

シン「……」

シン「(コイツら…、案外観察してやがる…!)」

シン「(下手に動けば、どんな風評被害が巻き起こるか分からんな…)」

シン「(なんで元斗の連中は性格が嫌らしい奴らばかりなのだ…、クソッ…)」



ガチャ

まゆ「おはようございます」

シン「…」

まゆ「プロデューサーさん、明日の予定ですが…」

シン「…ああ、はいはい」

まゆ「……?」

シン「(おのれ…、今に見ていろ、元斗皇拳…!)」




●安価
①煩悩値
(奇数は「+20」、偶数は「-40」)

②仕事内容
1.プロモーションビデオ製作
2.写真撮影
3.基礎レッスン重視
4料理番組出演
5.その他(内容自由)
↓1.2

今日はここまで。また次回

★親愛度 102/300
★煩悩値 233→253/300



シン「…以前に、本田未央が言っていたな…。アイドルとして登竜門的な料理番組があると」

まゆ「…!」

まゆ「それなら、まゆも知ってますよぉ?」

ファルコ「『愛故のエプロン』……だったな。SNK局放送枠の深夜番組だ」

シン「SNK局…」

まゆ「深夜帯にも関わらず、平均視聴率が7%台の人気番組なんですよね?」

シン「バラエティ色も活かせ、真面目な活躍でも女性らしさを存分にアピール出来る…」

ファルコ「視聴層は深夜帯だから男性中心、かつゲスト方式の単発区切りだから気軽に観れる」

シン「…よし、それだ!」

まゆ「…?」

シン「何とかその仕事を回さねばな…。練習も必要か…」

シン「……丁度良い、奴に協力を仰ごうか…」



・・・・・
・・・


●安価
調理番組出演に向けた練習指導相手
↓2

kskします。


・・・
・・・・・
======
~~後日・夕方~~
(7610プロダクション 厨房)



ありす「……」ジロジロ

まゆ「すごい大きなキッチンですね…、まゆも将来はこんな立派なキッチンのある家に住みたいです」トントントン

シン「ほう……」

シン「ラジオで豪語していた通り、筋はまあまあ良さそうだな」

まゆ「ふふっ…、これでも寮で感覚を忘れないように、時々練習してるんです♪」

シン「……」

ありす「……」ジロジロ

まゆ「でも、誰かに見られながら作るのは新鮮ですね…、ちょっと恥ずかしい……かも?」

シン「邪魔なら俺達はテーブルに移るが…」

まゆ「あ、いいえ、お構い無く…。プロデューサーさんには見ていて欲しいんです」

ありす「……」

ありす「(上手い……)」ギリッ

シン「た、橘…?」



●安価
橘ありすの発言
1.確かに慣れた手つきですが…、技術と味は切り離して考えた方が良いですね
2.言う割にはそれ程でも無いですね。料理に対する気構えがゆるいです。
3.その他(内容自由)
↓1


ありす「まあ…」

ありす「確かに慣れた手つきですが…、技術と味は切り離して考えた方が良いですね」

シン「…?」

ありす「レシピ通りに作れば、例えそこに居るシンさんだって、一流シェフが作る味を出せるんですから」

シン「おい」

ありす「包丁捌きが見事でも、味が秀逸とは限りませんし」

まゆ「うふふ…、えっと……橘さんでしたっけ?」

ありす「はい」

まゆ「今更言うのも古臭いですけど、『料理』に大切な物は何か、知っていますかぁ?」

ありす「当然ですっ!」

ありす「完璧にレシピ工程をなぞる事、分量と配分を間違えない事、そして経験と技術です!!」

まゆ「はい、その通りですよ♪」

ありす「フフフ…」ニヤリ

まゆ「でもそれは『調理』に大切な要素であって、『料理』とは少しだけ別物です」

まゆ「『料理』に最も大切な要素は、愛情……です」

ありす「……」

ありす「ハァ…、まゆさん。その解答は下の下ですね」フー

シン「(この子、凄いな…。何だこの不敵さは…)」

ありす「料理は愛情? そんな感情論で料理が美味しくなるなら、例えサウザーさんだって三ツ星評価が貰えますよ」

シン「いや、それは無いな。だってアイツ愛とか欠片も無いし」


まゆ「ふふふっ…♪」

まゆ「相手に美味しいと言って貰いたい…、相手の喜ぶ顔が見たい…」

まゆ「そう思う一心で励めば、すぐに技術は上達します」

ありす「ああ…、味の質では無く、動機付けの問題でしたか」

まゆ「勿論それだけではなく、心を込めて作れば、きっと思いは相手に届くはず…♪」

まゆ「当然……、橘さんの言った通り、経験皆無の方が愛情だけは沢山籠めたと言っても、それは単なる美味しく無い時の言い訳でしょう」

まゆ「でも、その気持ちは汲んで然るべきと思うんです」

ありす「ううん……」

まゆ「料理は愛情です。自分だけでは味気なくとも、他の人から作って貰えば、本当に美味しく感じるんです…」

ありす「ふむ…、『相手を想う』、ですか…」

シン「……」

まゆ「プロデューサーさんは、どう思いますかぁ?」




●安価
『シンの発言』
1.俺も愛するケンシ……、友人に弁当を作った事がある。あの時代は一番良かった…
2.料理なんぞ興味は無い。そんな馬鹿みたいな理論など知る由も無いだろう
3.独りよがりの妄想だな。一途な感情は伝わらなければ意味がない
4.その他(内容自由)

↓2


シン「俺も愛するケンシ……、友人に弁当を作った事がある。あの時代は一番良かった…」

まゆ「そうなんですかぁ? お友達想いなんですね、プロデューサーさん…」

シン「一途というのは辛いものだな。相手が不器用だと尚更だ」

まゆ「確かに…。ですが頑なに誰かを想うのも、一途で儚く素敵…、ですよね…♪」

シン「フン…」

シン「しかし当然ながら、一時の感情がすぐさま何かに反映されるのは、有り得ない。大きな間違いだ」

まゆ「あら……」

シン「だが、大きな想いが……愛こそが人を強靭に育む。執念、欲望こそが人を強くする……」

シン「佐久間まゆよ。その考えは、俺も貴様に同意せざるを得ない」

シン「なんせ、身を持って立証済みだ」

ありす「…?」

まゆ「……?」

シン「フフフ…、少し貴様にシンパシーを感じたぞ。貴様なら恐らく、俺の崇高な感情を否定しないだろう」

まゆ「そう言って貰えると、少し嬉しいです♪」

まゆ「まゆも、貴方とは近い、親しみの様な物を感じます…。とても……♪」

シン「本番当日が、実に楽しみだな。貴様の執念が如何ほどの物か、拝見してやろう」

まゆ「はい、しっかりとまゆの事、見ていて下さい……ね?」

ありす「(いいなぁ……私も料理番組出たいなあ…)」



●安価
1.親愛度
(奇数で+、偶数で-)
2.煩悩値+
(奇数で「+46」、偶数で「0」)
↓1.2


★親愛度 102→24/300
★煩悩値 253/300


======
~~1時間後~~



まゆ「お味は如何……ですか?」

ありす「ん…」モグモグ

シン「…」

ありす「ま…、まあ、可もなく不可も無くといった所ですかね?」

ありす「想像の域を超えた物ではありませんが…、お、美味しい、です。まあ…、はい…」

まゆ「プロデューサーさんはどうですか?」

まゆ「貴方のお皿には、特に沢山の愛を込めておきましたから、きっと満足して頂ける筈……かな?」

シン「何…、髪の毛でも入れた?」

まゆ「うふふっ…♪ 入れて欲しかったんですかぁ?」

シン「冗談だ、やめろ。食気が失せる」



●安価
「料理評価」
コンマ奇数:素直に美味いと言う
コンマ偶数:素直に不出来だと言う
↓1


シン「…橘の舌も鈍ったか?」

ありす「えっ?」

まゆ「!」

シン「佐久間まゆ、貴様の愛情とやらは、どうやら俺の心には届かなかったようだ」

シン「執念が足りんな。この程度では俺は倒せん」

シン「まあ、不出来とまでは言わんが……、並みだな。際立って悪い点も、これと言って褒める部分も無い」

ありす「シンさん…、貴方…、頭だけでなく、み、味覚も…」ガクガク…

シン「(最後の言葉…、そっくりお前に返したいぞ俺は…。言わないけど…)」

まゆ「……」

まゆ「そうですか、それはちょっと残念です…」

まゆ「ふふっ…、悔しいですね。何だか不思議な気持ちです」ニコッ

まゆ「悔しくて、悲しいのに…、それ以上に、別の感情が湧きあがってきました」

ありす「?」

まゆ「そんな風に率直に言った人は貴方が初めてです。プロデューサーさん…」

シン「ならば、貴様は相当甘やかされたか、今まで優しい連中にしか出会わなかったんだろう」

まゆ「うふふっ♪ いつか必ず、貴方の口から『美味しい』という言葉が聞けるように…」

まゆ「まゆはもっと、愛情を込めます。腕を磨いて、貴方に振り向いて貰えるように……」

まゆ「また今度、まゆの練習に付き合って下さいますか?」

シン「気が向けばな。せめて本番までにはモノにしてくれ」

ありす「(変な人ですね……美味しいのに…)」モグモグ



・・・・・
・・・


●安価
親愛度
(奇数×2、偶数+)
(10以下なら「-24」)
↓1

★親愛度 24→112/300
★煩悩値 253/300



・・・
・・・・・
======
~~本番当日~~
(SNK局 収録スタジオ)


留美『皆さんこんばんは。本日は「愛故のエプロン、夏の拡大スペシャル」』

留美『司会はSNK局アナウンサー兼秘書の和久井留美です。どうぞ宜しくお願いします』


パチパチパチパチ!

ハン「今日は拡大版という事で、修羅の猛者に遥かに劣る童貞共の醜い争いを御覧に入れよう」

留美『毎度お馴染み、評価役の審査員はハン様と私……、そして今日は特別に2人のゲストに御越し頂きました。ご紹介します、どうぞ』


パチパチパチパチ!

ケンシロウ「……」

ユダ「……」


和久井留美(SNK局所属)
http://i.imgur.com/Pgs4MmD.jpg
http://i.imgur.com/YW3cirP.jpg

なんでハン様?って思ったけどネスツのHIGEかwww


ケンシロウ「北斗代表、ケンシロウだ。宜しく頼む」

留美『宜しくお願いします………、あと、ケンシロウさん』

留美『カメラには赤いランプが付くので、そこに目線をお願いしますね』

ケンシロウ「ランプ…? 赤い………?」

留美『では二人目の方、どうぞ』

ユダ「南斗代表、美しき妖星の闘士、ユダだ」

ユダ「この俺を審査に招くとは、実に素晴らしい抜擢だ。粗末な料理ならば、食すまでも無く放り捨てる心積もりで掛かるぞ」

留美『宜しくお願いします。一応一口だけでも実食をお願いします』

留美『それでは、愛の戦士達の入場の前に、簡単に番組の概要と流れをVTRで紹介しましょう』


留美『「愛故のエプロン」…、それは可憐な麗若き乙女から、百戦錬磨の熟女まで、幅広い年代の女性、時には男性も招いて、その料理の腕を競う新感覚料理番組です』

留美『持ち前の知識、秀逸なセンスと発想、そして溢れ出る可愛さを全面に押し出して、3人の愛の戦士達に鎬を削って貰います』

留美『料理の中心となるVIP食材はコチラで用意し、それを各自の力量で素敵な料理に変身させて貰いましょう』

留美『料理は先程紹介した4人の審査員が美味しく頂き、厳然として、毅然に、容赦無く評価したいと思います』

留美『無理なら吐きます。ご了承ください』

ハン「さながら、童貞は童貞らしく振る舞えば良いという事だ」

留美『そうですね、仰る通りです』

>>468
プレイモアちゃう…
一応前作から修羅の国は出してるんやで。
SNKの頭文字で察してくれ、こっ恥ずかしい説明させんでくれ…


留美『評価は、カースト制度を模したピラミッド型の巨大パネルを用い、4段階評価で行います』

留美『審査員は自分達の舌でしっかりと吟味し、戦士達の名前を刻んだプレートをパネルに張り付け、その称号を決定します』

留美『……言い忘れましたが、この4段階評価…、以前までは上から順に「皇魔帝」「瞑王」「捨明王」「無名」と分かれていたのですが…』

留美『視聴者から「どれが良い評価なのか分かりにくい」とクレームが殺到したため、まあ…、製作陣もそれは番組制作当初から危惧していたのですが…』

留美『なんとか荒ぶる局長を三顧の礼の如く説き伏せ、「皇魔帝」「上修羅」「中修羅」「下修羅」に変更致しました』

ハン「『童貞』は無いのかな?」

留美『ありません』

留美『因みに、あまりに料理がマズ過ぎて、4段階の一番下の評価ですら生ぬるい代物ならば…』

留美『パネル外のテキトーな場所に張り付けて屈辱的な称号を決定します。以下、これまでの参加者の評価一覧です』



【★★皇魔帝★★】
カイオウ
【◆上修羅◆】
首藤葵、木場真奈美、
【▲中修羅▲】
島村卯月、神谷奈緒、財前時子、及川雫、
【●下修羅●】
北条加蓮、西園寺琴歌、本田未央、多田李衣菜、十時愛梨、小日向美穂、三村かな子、土屋亜子、村松さくら、安部菜々


【評価パネル下の床】
輿水幸子、姫川友紀、神崎蘭子、大石泉、喜多見柚、渋谷凛
【楽屋前、自動販売機】
白菊ほたる
【搬入口のシャッター】
レイ
【1階女子トイレ入り口】
シン
【照明スタッフの尻ポケット】
ファルコ
【資材庫のポリバケツ底】
ユダ
【衣装室ロッカー】
シュウ
【名も無きマスコットの足の裏】
ラオウ
【駐車場】
サウザー


留美『では、鎬を削り料理を作って頂く3名の料理人、もとい愛の戦士達を紹介しましょう』

留美『まずは1番キッチン。帝都グループ所属、赤いリボンがキュートに映える、佐久間まゆさん』

まゆ「皆さんに美味しく食べて貰えるよう、精一杯愛を込めたいと思います♪」ニコッ


パチパチパチパチ!

留美『2番キッチン。7610プロダクション所属、愛に殉じ愛を求める男、シンさん』

シン「この番組…、どんなに珠玉の一品を作ろうが、男ゲストの評価を軽視する風潮は、俺の料理で終止符を打つ」


パチパチパチパチパチ!

留美『最後に3番キッチン。346プロダクション所属…』




●安価
346プロダクションからの参加者
↓2


三船美優(346所属)
http://i.imgur.com/ah201jZ.jpg
http://i.imgur.com/PQuianG.jpg


留美『346プロダクション所属、母性溢れる性格に、どこか陰のある魅力が堪らない、三船美優さん』

美優「どうも初めまして。本日は宜しくお願いします」

パチパチパチパチ!


ハン「今日はこの3人か…、全員から凄まじい童貞臭がするぞ。全身が粟立ち始めた」

留美『では今回のVIP食材は、コチラ』

留美『秋田県特産である最高級の比内地鶏「まつばら」。100gあたり約600円と、かなりお高め』

留美『因みにゲストのお二方、卵や鶏肉は平気ですか?』

ケンシロウ「好物はビーフカレーだ」

ユダ「おい、紅茶は無いのか? 水しか出さんとはどういう了見だ?」

留美『はい」

留美『この卵を使い、3人には私を含めた審査員4人の下を唸らせる様な一皿をお願いします』

留美『それでは参りましょう。クッキングスタート』


ジャーン!

・・・・・
・・・



●安価
「佐久間まゆが作る鶏料理」
1.鶏むねのチーズピカタ
2.ジェノベーゼソースの鶏パスタ
3.ふわふわオムライス
4.ささみの生春巻き
5.鶏肉とカシューナッツ炒め
6.その他(内容自由)
↓2


・・・
・・・・・
======
(1番キッチン:佐久間まゆ)


留美『佐久間さんは…』

まゆ「はい、今回はシンプルにふわふわのオムライスを作ろうと思います♪」

留美『ああ良いですね。実に良い』

留美『この番組に出演する方々は無駄に凝った謎のアレンジを入れるため、悲惨な結果になりがちですが…』

留美『今回は大丈夫そうですね。胃が安心したわ』

まゆ「オムライスは得意です。タンポポオムライスにでも挑戦しよう、かな…?」

留美『非常によろしいのではないでしょうか? 以前にもオムライスを挑戦した方はおりますが、ただのチャーハンになってしまっていましたから』

まゆ「ふふふっ…、今日は愛情をいっぱい注ぐので、是非皆さんに美味しく食べて欲しいです」

留美『一応全員審査しますが、特に誰のコメントに注目したいですか?』

まゆ「そうですねぇ……?」


・・・・・
・・・



●安価
①「注目して欲しい人物」
コンマ00~19:和久井留美
コンマ20~39:羅将ハン
コンマ40~59:ケンシロウ
コンマ60~79:ユダ
コンマ80~99:シン

②「シンが作る料理」
(コンマ偶数の場合、ダークマターに)
1.チキングラタン
2.比内地鶏丸焼き
3.和風オムライス
4.チキンカレー
5.鶏のロールキャベツ
6.その他(内容)
↓1.2.


・・・
・・・・・
======
(2番キッチン)


留美『さて…』

留美『シンさん、お料理の経験は?』

シン「問題ない」

留美『今日はどういうメニューを?』

シン『カレーだ。鶏肉を使ったな』

留美『おお、案外無難でしたね。コチラも期待出来そうです』

シン「ライスはターメリックとバターでヒヨコの黄色に仕立て上げ…」

シン「ルーの方はホールトマト、ココナッツミルク、ガラムマサラ、エトセトラ…」

シン「筆舌に尽くし難い物を貴様らにお見舞いしよう。前回の評価を覆す」

留美『…』

留美『聞いた限りでは、実に凝っていて素晴らしいのですが…』

留美『何でしょうね、この胸に過る一抹の不安は…』

留美『咀嚼出来るものでお願いしますね』

留美『因みに、審査員の中では誰にコメントをお願いしたいですか?』

シン「ん?」


・・・・・
・・・





●安価
①「注目して欲しい人物」
コンマ00~09:和久井留美
コンマ10~69:ケンシロウ
コンマ70~79:ユダ
コンマ80~99:佐久間まゆ

②「三船美優が作る鶏料理」
1.塩麹蒸し鶏
2.大葉つくね
3.チキンカツのみぞれ煮
4.舞茸と鶏の炊き込みご飯
5.親子丼
6.その他(内容自由)

↓1.2.


・・・
・・・・・
======
(3番キッチン)


留美『さて、残るは3番の三船美優さん』

留美『エプロン姿、本当に似合いますね』

美優「あ、ありがとうございます。少し恥ずかしいですが…」

留美『本日のメニューは如何されるんですか?』

美優「はい。最初は親子丼にしようと思ったのですが…」

美優「審査員の方々も3食分食べるのは少し大変じゃないかと思ったので、簡単に食べれて薄味付けの親子とじを作ります」

留美『ああ…』

留美『なんか既にこの点から配慮するあたり、もう流石と言うしかないですね。流石は芸能界で奥さん迎えたいランキング上位に食い込む実力者…』

美優「い、いえいえ! そんな…」

美優「材料はシンプルにだし汁、みりん、醤油、あと体に良い生姜も入れて仕上げます」

留美『成程…、非常に安定してると言って良いでしょう。では特に、今回は誰に重点的にコメントを貰いたいですか?』

美優「コメント、ですか…?」


・・・・・
・・・



●安価
「注目して欲しい人物」
コンマ00~24:和久井留美
コンマ25~49:ケンシロウ
コンマ50~74:ユダ
コンマ75~99:シン
↓1


・・・
・・・・・
======
(実食タイム)



まゆ「お待たせしました、ふわふわのタンポポオムライスですよ♪」

まゆ「自信作だったので、ある方にも食べて欲しかったですが………」チラッ

留美『はい。では、頂きましょうか』

ケンシロウ「…そうだな」

ユダ「見た目は美しいな。食器との調和も実に秀逸だ」

まゆ「はい、どうぞ召し上がれ♪」

ハン「……」モグッ

ハン「………」ゴクン

留美『ハン様、お味の程は?』

ユダ「ああ、うん。チキンラ」

留美『ハン様?』ズイッ

ハン「無精卵の炒め物…。性交を必要としない鶏の卵をメインに使うとは、非常に童貞臭いの一言だ」

ハン「そのため、大きく外観を損ねるのが非常に頂けない。童貞の塊と言って、これ以上相応しい言葉は恐らく無いだろう」

ハン「というより、もうスタジオ全体が童貞臭い。隣の男とか特に童貞以外の何物でも無いしな」

ケンシロウ「……?」モグモグ

ハン「コメントは以上だ」

留美『どうもありがとうございました』

留美『佐久間さん、ごめんなさいね…』

まゆ「い、いえ…。よく分からなかったです…」

・・・・・
・・・




●安価
親愛度
(奇数は「0」、偶数-)
↓1

★親愛度 112→68/300
★煩悩値 253/300


・・・
・・・・・
======
(実食タイム)


シン「ありがたく噛みしめろ。KINGのカレーだぞ」

留美『カレーの王様?』

シン「そうだ」

留美『(そうなんだ…)』

留美『……では実食に移りましょう。頂きます』

ハン「御馳走様。もう下げて良いぞ」ガシャン!

ケンシロウ「……」クンクン

ケンシロウ「………」ペロッ

ユダ「おい、劇物でも混ぜ込んだのではなかろうな?」ジロッ

シン「貴様ら失礼過ぎない? 俺を何だと思ってるの?」

シン「! そうだ…、佐久間まゆよ」

まゆ「はーい?」

シン「貴様も俺の至高の皿を味あわせてやろう」

まゆ「!」

まゆ「いいんですかぁ?」


まゆ「…では、お言葉に甘えて…」

シン「フフフ…、包丁なんぞ久しく触れて無かったが、存外、体が覚えている」

シン「まさしく筆舌に尽くし難い、至高の一品だろう」

シン「破顔一択だな。だらしない顔を無様にカメラに晒せ」

ユダ「御馳走様」パリン!

ケンシロウ「うん…、もういいかな…」スッ

シン「お前ら後で覚悟しろよ? 一口も食べて無いよね?」

まゆ「……」モグモグ

シン「如何かな? KINGのカレーの感想は…」

まゆ「…」

まゆ「……」

まゆ「…………」

まゆ「……………………」

まゆ「…ヴッ!」サー…

シン「……?」

留美『佐久間、さん…、バケツは…、セット裏に置いてありますから…』プルプル

まゆ「っ…!」プルプル


ダダダッ!




シン「……」

シン「うそ…」

留美『これ、味見…、しましたか…?……ぅっ……』

シン「……」

ユダ「…」

ケンシロウ「……」

ハン「フン…、童貞に料理なんぞ務まる筈も無い」


・・・・・
・・・



●安価
1.親愛度
(奇数で+(×2)、奇数で-(×2))
2.煩悩値-(÷2)
↓1,2,

>>507
●訂正
(奇数で+(×2)、奇数で-(×2))

(奇数で+(×2)、偶数で-(×2))


★親愛度 68→142/300
★煩悩値 253→213/300


・・・
・・・・・
======
(実食タイム)


美優「親子とじになります。お口に合うか分かりませんが…」

美優「熱いので火傷に気を付けて下さいね?」

ケンシロウ「有り難く頂こう」スッ

ユダ「うむ、そうだな」カチャ

留美『良かった…、貴方が最後で本当に良かったです…っ!』

美優「?」

留美『では実食です。頂きます』

ハン「…」

留美『……』モグモグ

留美『あぁ……、これです。これで良いんです…』

留美『前の変な男の人みたいに、変なアレンジとか誰も望んでいないんです。この素朴な味わいが五臓六腑に染み渡る…』

留美『まず見た目…』

留美『卵の黄色いカンバスの上に三つ葉の緑が散らばり、非常に彩りよく、視覚でも楽しむ事が出来る、さながら「料理は芸術」という至言を思い出させる程の完成度です』

留美『口に含んだ時に、最初に煎り胡麻と香ばしさが鼻腔をくすぐりますね。薄口の味付けなので卵本来の風味が失われず…』

留美『卵の柔らかい触感と鶏肉の弾力が、噛む度にその中に閉じ込めていた風味を徐々に広げてくれます。歯ごたえも実に多様で面白い…!』

留美『段階を経て口全体にじわりと広がるのは、ベースとなっている薄口出汁のほのかな味わい』

留美『日本料理特融の全体的に薄い味付け…、と思いきや、そこでパンチを効かせるのが…』

留美『山椒ですか…! 調和を重視し、尖り過ぎない程度の量、そしてアクセント…』

留美『ふむ…、一見シンプルな料理ながら、何層にも重なりあう味と風味の重奏…。食べ手を飽きさせない工夫…』

留美『まさに至高の一品。御馳走様でした。結構なお手前で…』

美優「お粗末さまでした。喜んで貰えて良かったです」

ユダ「おかわりは?」

ケンシロウ「…」

美優「ご、ごめんなさい。それしかもう無いんです…」

ハン「無能だな…、減点対象だ」

留美『そこは勘弁してあげましょうよ。流石に可哀想です』

ハン「フン…、所詮は童貞女か…」

美優「ど、童貞じゃありませんっ!」

ユダ「ならば処女か?」

美優「なっ…、そ、それはっ……!」

美優「……っ///」

留美『訴えますよ?』


・・・・・
・・・


・・・
・・・・・
======
(ジャッジメントタイム:佐久間まゆ)


留美『それでは最後に、我々審査員の評価を提示します』

留美『では佐久間まゆさんは…、羅将ハン様、お願いします』

ハン「さあて、どこの童貞ラインナップにこの名を刻んでやろうか…?」

留美『ハン様? 実力時のコメントは辛辣でしたが、結構箸は進んでましたよね?』

留美『恥ずかしがらず、正当な評価をお願いします』

ハン「無論である。自分の考えは偽らん。童貞じゃあるまいし…」

留美『シンさんの評価は、一番リアクションが大きかった佐久間さんにお願いしましょうか?』

まゆ「ま、まゆで良いんですか?」

留美『はい。現実は非情だと言う事実を叩きつけてあげて下さい』

まゆ「(…どうしましょうか………ううん……)」

留美『三船美優さんの評価は、この私が致します』

留美『先程伺いましたが、私達、同い年なんですね。お互い頑張りましょう』

美優「な、何がですか…?」

留美『それは、アレですね。色々と探し者とか…』

美優「…探し物……?」

留美『閑話休題。では参りましょう、ジャッジメントタイム…!』



●安価
①「佐久間まゆの評価by羅将ハン」

コンマ00:皇魔帝
コンマ01:上修羅
コンマ02~49:中修羅
コンマ50~90:下修羅
コンマ91~97:「評価パネル下の床」
コンマ98~99:「客席」

②「シンの評価by佐久間まゆ」
コンマ00:皇魔帝
コンマ01:上修羅
コンマ02:中修羅
コンマ03~50:下修羅
コンマ51~80:「評価パネル下の床」
コンマ81~99:「1階女子更衣室」

③「三船美優の評価by和久井留美」
コンマ00:皇魔帝
コンマ01~20:上修羅
コンマ21~90:中修羅
コンマ91~97:下修羅
コンマ98:「評価パネル下の床」
コンマ99:「1階男子トイレ内部の個室」

↓1.2.3.


ハン「佐久間まゆ、貴様は『下修羅』だ」

ハン「見た目や味、全体的な完成度としては及第点だが、それに慢心せぬようという意味も込めてだ」

ハン「童貞らしく無様に底辺であがくがいい」

留美『今後に期待という事ですね。ありがとうございました』

まゆ「えっと…、シンさんは以前までの評価は…」

留美『「1階女子トイレ入り口」ですね』

まゆ「では、それより一ランク上げて、「評価パネル下の床」という事で…」

まゆ「味付けや工夫の試みは見事でしたが…、味自体は手放しに褒める事は出来ませんので…」

留美『まだ発展途上、磨けば光ると言う激励ですね。もっと厳しくても良かったんですが…』

留美『それでは私、和久井が採るのは三船さんの評価です』

留美『では、「中修羅」で。目を見張る作品でしたが、中に留まった理由としては…』

留美『三船さんには、自分の腕に自信を持って、もう一歩上のレベルの料理に踏み込んで欲しいという期待と興味です』

留美『次回の御越しを心よりお待ちしています。その時は、更に上の評価を狙って頑張って下さい。貴方ならきっと出来る筈』



パチパチパチパチパチパチ!

留美『オホン…』

留美『…以上で、ジャッジメントタイム、そして今回の「愛故のエプロン」を終えたいと思います』

留美『ハン様、最後に何か一言…』

ハン「……」

ハン「次回もお楽しみに」

留美『ありがとうございましたっ! また来週お会いしましょう!!』


パチパチパチパチパチ!


・・・・・
・・・


・・・
・・・・・
======
~~収録終了~~
(SNK局 楽屋)


シン「はぁ…」

まゆ「お疲れ様でした」

シン「……」

まゆ「プロデューサー、どうしました…?」

シン「良い所見せれなかった……ケンシロウに……。というか実食すらされなかった……」

シン「死にたい……もう無理……」

まゆ「……」

まゆ「(案外普通の理由で落ち込む事もあるんですね…)」

まゆ「見た目だけでも上手に出来ていたじゃないですか」

まゆ「男の人であそこまで出来るのは、寧ろ凄いですよ?」

シン「(こんな年下に励まされてる…、尚更死にたい…)」

まゆ「男の人は、あれ位で良いんですよ♪」

シン「本当に?」

まゆ「はいっ♪ 寧ろ頑張らなきゃいけないのは、まゆの方ですよぉ」

シン「お前の方は意外に高評価だったな…」

まゆ「あの時から、また練習したんですよ ?これ、どうぞ?」スッ

シン「なにこれ…」

まゆ「先程の収録のあまりです。少しは成長したと思うんですけど…」

まゆ「如何ですか?」

シン「……」スッ

シン「………」モグモグ



●安価
「シンの評価・発言」
↓2


シン「…」ゴクン

シン「愛が込もっている……美味い…」

まゆ「!」

まゆ「ほ、本当…、ですか…?」

シン「嘘だ」

まゆ「……」

シン「所詮はハンの評価に違わぬ。まだまだ執念が足りんな…」モグモグ

シン「今回は不調だったが、俺の方が数十倍は上手く出来るぞ」モグモグ

まゆ「……」

まゆ「ふふっ…」

まゆ「(言ってる事と裏腹に、結構食べてくれますよ…♪)」

まゆ「(でも、まだ本心はまゆには晒してくれないんですね……)」

まゆ「プロデューサーさんは…」

まゆ「焦らすのが、好きなんですか?」

シン「焦らす? ああ…、焦らされるのは嫌いだが…」モグモグ

シン「指を相手の体にじっくりと突っ込んで、何本目で昇天するかとかは一度試した事はあるな」ゴクン

まゆ「そ…、それは、ちょ、ちょっと過激ですね……///」

シン「途中で諦めたがな」

まゆ「……」

まゆ「うふふっ…、まゆもまだまだ愛が足りないという事ですねぇ…」

まゆ「これからもっともっと頑張りますから…、見ていて下さいね…、プロデューサーさん」


・・・・・
・・・


●安価
親愛度+
(奇数×2、偶数+)
↓1

藍子の時でさえ煩悩値+(+90)と言う地雷があっただけに油断できない


★親愛度 142→280/300
★煩悩値 213/300


・・・
・・・・・
======
~~後日~~
(帝都本社 事務室)



ケンシロウ「……」ガリガリ

シン「……」カタカタ

ファルコ「……シン」

シン「アァン?」

ファルコ「貴様…、今度は…」

ファルコ「隙あらば……、俺の臀部を舐めるような視線で凝視しているだろう?」

シン「!?」

ファルコ「やめてくれない? ほのかに恥ずかしいから…」

シン「んなワケないだろう!! イカレてるんじゃないのか貴様ッ!」バキィ!

シン「最早それは自意識過剰や妄想を越えた、ただ他人の評価を貶めるための嫌がらせとしか思えんぞ!!」

ファルコ「い、いや…、そんなつもりでは断じて無いんだが…」

シン「素で言ってるの!? 尚更おかしいぞ貴様!!」

ケンシロウ「……」ガリガリ

シン「(は、吐き気がしてきたッ…!)」ガクッ

シン「(セクハラだぞコイツ…、訴えたら勝てるんじゃないのか?)」




●安価
「シンの発言」
1.俺は貴様の臀部を眺める位なら、ケンシロウの臀部の方を舐めたいッ!
2.いい加減にしろッ! 俺が男好きという風潮は無くは無い!
3.ケンシロウ! 俺は断じて違うからな! いいな! おおん?!
4.この事務所は男臭いんだ! そりゃあ気にもなりますよ!! ええ!
5.俺もお前も変なキャラが定着し過ぎなのだ! そろそろ脱却しなければ…!
6.寧ろ貴様がケンシロウに懸想してるんじゃないか? ええ?
7.誰が臀部を眺めている、だ! 臀部だけじゃなくて全身を隈なく見てますから!
8.今度その話をしたら、貴様の臀部の肉を丸ごと削ぐからなッ!
↓2


シン「寧ろ貴様がケンシロウに懸想してるんじゃないか? ええ?」

ファルコ「何…?」

ケンシロウ「……」チラッ

ファルコ「ハァ……下らん」

ファルコ「そんな事ある筈がない。それは貴様の方だろう?」

シン「!!??」ガタッ

ケンシロウ「……」ジロッ

シン「ち、違う! 違うぞケンシロウッ!」

シン「今のは奴の妄言だ、俺は一切関知していない!!」

ファルコ「必死なところが、なんともまた…、哀れだな」

ケンシロウ「……」

シン「そ…、そういう噂が流れているのは否定はしない! だがなケンシロウ!!」

シン「この際、ハッキリ言わせて貰おう!!」



●安価(超重要)
「シンの発言」
1.それは強敵(とも)というニュアンスが生んだ周囲の馬鹿共の読み違いだ! 深い意味は無いのだ!!
2.ああもうじれったい!! そうですよ! 何かイケないんですか!? アアン!?
3.芸能界で言う所の、男女交際のゴシップ対策という訳だ! お前にも風評被害が流れているのは申し訳ないが…!
4.長い間一緒に居たと言うだけで、それを周囲が勘違いしているだけだ! 今のこの男の発言のようにッ!!
5.実際は、既にそれ以上の親密な関係という事はまだ世間的には知られていないだろう!? 
6.俺達は長年苦楽を共にした強敵だろう!? 最早言葉を交わさずとも言わんとしてる事は分かるはずだ…!
↓2


シン「芸能界で言う所の、ゴシップ対策という訳だ! お前にも風評被害が流れているのは申し訳ないが…!」

ケンシロウ「何…?」

シン「よくある話だ、知らんか?」

シン「アイドルやタレントに同性愛疑惑を持たせ、その後に上がる可能性がある異性とのゴシップ記事の信憑性を落とす予防策だ」

ファルコ「…聞いた事はあるな」

ケンシロウ「…」

シン「ケンシロウ、貴様はそうでなくとも、俺はアイドルとしての立場や扱いも考慮せねばならん」

ケンシロウ「…多少は泥に塗れるのも覚悟の上…、そう言いたいのか?」

シン「…そうだ。俺がホモだの同性愛だの言われているのは、全て、我がプロダクションが独断で行った予防策の捏造に他ならん」

ケンシロウ「…はた迷惑な事を…」

シン「それは………スマン…」

ファルコ「しかし、実際に貴様は行動を移した事があると、ケンシロウ自身にも聞いたが…」

シン「あくまで演技だ。事に至った事は無いだろう?」

ケンシロウ「……」

ファルコ「……」

ケンシロウ「……分かった。今の所はそれで信じてやろう」

ケンシロウ「くれぐれも、過激な行動は慎め」

シン「当然だ。俺とてこんな風評被害には腹が立っているのだ」

ケンシロウ「…フン……」

ファルコ「………」

シン「……」

シン「(危ない危ない……!)」

シン「(金輪際、この金色の男には近づかん…)」



●安価
煩悩値+(÷2)
↓1


★親愛度 280/300
★煩悩値 213→256/300



シン「しかし、そうだ…、視線と言えば…」

ファルコ「今度は誰が狙いだ?」

シン「俺では無い! 殺すぞ貴様ッ!!」

ファルコ「やってみるがいい」

シン「(クッソ…!! コイツも実力だけはあるから、サウザー並みにタチが悪いな…)」

シン「担当の佐久間まゆの様子だが…」

ケンシロウ「……」

シン「この頃、あの子……、ずっと俺の動きを目の端で捉えてるかのような仕草というか…、強烈な視線を感じるんだが…」

ファルコ「知らんな。ケツでも狙われているんじゃないのか?」

シン「それに感づいてこちらも視線を向けると、にこやかに笑って手を振ってくるけど…」

ファルコ「ケツでも狙われているんじゃないのか?」

シン「あの子って大人びた思考と態度かと思ったのだが、案外……」

ファルコ「ケツでも狙われているんじゃないのか?」

シン「お前死んじゃえばいいんじゃない?」

ケンシロウ「……」ガリガリ




●安価(ラスト)
『仕事内容』
1.プロモーションビデオ製作
2.写真撮影
3.基礎レッスン重視
4.その他(内容自由)
↓2


・・・
・・・・・
======
~~翌日~~
(帝都本社 レッスンルーム)


シン「さて…」

ケンシロウ「……」

薫「今日はいっしょに練習するの~?」

まゆ「トレーナーさんが不在みたいで…」

シン「トレーナーの言伝には、3つのレッスンから1つ絞れと言われているが…」

ケンシロウ「俺達の滞在期間に合わせてくれたのだろう」

シン「まあ…、我らで教える事にもある程度の限界はあるからな」

シン「よし、とりあえずまずは組み合わせ決めだ」




●安価
「組み合わせ決め」
コンマ00~19:無論、ケンシロウと組む
コンマ20~39:今日は龍崎薫と組む
コンマ40~59:順当に佐久間まゆと組む
コンマ60~79:ケンシロウは放置する
コンマ80~99:シンが放置される
↓1

今日はここまで。また次回

93: ◆IChdy0b67U[saga]
2015/08/29(土) 15:30:54.37 ID:pgXVnsoW0
>>85
現実でも身長の高さ低さに悩む奴はいる。
だから創作SSで、きらりがそういった悩みを持っている設定でも、まあ許容は出来るし想像も出来る。
仮に、バスケ部の愛野渚が交通事故で半身不随になって、大好きなバスケが出来なくなって絶望するも、
そこから障害を受け入れて成長し、新しく車椅子バスケを始めるみたいな、葛藤と成長を描くストーリーとかなら、まだ理解できなくもない。

けど、この>>1の場合、たいして間を置かずに障害を決めているあたり、聾盲、隻腕、下肢欠損、これらの理解や知識が十分とは到底思えない。
だから、上でも誰かに言われてるけど、障害の知識やその障害を負った人達の心情を、浅はかで誤った知識で、こういう形でネットに広めるのは、
不謹慎までとは言わないが、その当事者からしたら不愉快だろう。
お前らは、障害の当事者やそういう人達との関わりが無いから、ろくに憤慨もせずに、興味感覚で見れるんだと思う。
加えて、初っ端から安価で、無作為に誰かに適当な障害を煩わせるのは、もうこの時点でキャラ愛を感じない。

93: ◆IChdy0b67U[saga]
2015/08/29(土) 15:30:54.37 ID:pgXVnsoW0
>>85
現実でも身長の高さ低さに悩む奴はいる。
だから創作SSで、きらりがそういった悩みを持っている設定でも、まあ許容は出来るし想像も出来る。
仮に、バスケ部の愛野渚が交通事故で半身不随になって、大好きなバスケが出来なくなって絶望するも、
そこから障害を受け入れて成長し、新しく車椅子バスケを始めるみたいな、葛藤と成長を描くストーリーとかなら、まだ理解できなくもない。

けど、この>>1の場合、たいして間を置かずに障害を決めているあたり、聾盲、隻腕、下肢欠損、これらの理解や知識が十分とは到底思えない。
だから、上でも誰かに言われてるけど、障害の知識やその障害を負った人達の心情を、浅はかで誤った知識で、こういう形でネットに広めるのは、
不謹慎までとは言わないが、その当事者からしたら不愉快だろう。
お前らは、障害の当事者やそういう人達との関わりが無いから、ろくに憤慨もせずに、興味感覚で見れるんだと思う。
加えて、初っ端から安価で、無作為に誰かに適当な障害を煩わせるのは、もうこの時点でキャラ愛を感じない。

配慮が足りませんでした。反省しています。
批判や非難や荒らし、ホモ画像連投は、今まで通り受け付けます。


シン「さて…、では…」

シン「ケンシロウは俺と組み、お手本を見せてやろう」

ケンシロウ「…?」

まゆ「担当同士で組むのではないんですか?」

シン「因みに…」

シン「基本的なレッスン3つ、挙げてみろ」

まゆ「はい…。ボーカル、ビジュアル、あとは…、ダンスです」

シン「あー…、今回は一つに的を絞ると言う事で、ビジュアルにしよう」

シン「ビジュアルレッスンは、感情を表現する表現力レッスン、演技を行う演技レッスン、カメラを意識してポーズを取るポーズレッスン……」

シン「この3要素…、ケンシロウは壊滅的に欠けている」

ケンシロウ「…そうか?」

シン「そうだ。故に今からダメな手本として、俺とケンシロウで貴様らに反面教師的な役割を買って出よう」

シン「そこから、何か発見があれば、自分の物にして欲しい」

薫「はーい♪」

ケンシロウ「…………俺がか?」

シン「当然だ。貴様意外に見本を出来る人間はおらんだろう」

ケンシロウ「………」

シン「俺から貴様に指示してやろう、さあ俺と組めッ!」



●安価
「現在の煩悩値 256/300」
煩悩値+(ラスト)

(未到達の場合、展開が変化。到達した場合、勧誘失敗)
↓2


シン「さて…、では…」

シン「ケンシロウは俺と組み、お手本を見せてやろう」

ケンシロウ「…?」

まゆ「担当同士で組むのではないんですか?」

シン「因みに…」

シン「基本的なレッスン3つ、挙げてみろ」

まゆ「はい…。ボーカル、ビジュアル、あとは…、ダンスです」

シン「あー…、今回は一つに的を絞ると言う事で、ビジュアルにしよう」

シン「ビジュアルレッスンは、感情を表現する表現力レッスン、演技を行う演技レッスン、カメラを意識してポーズを取るポーズレッスン……」

シン「この3要素…、ケンシロウは壊滅的に欠けている」

ケンシロウ「…そうか?」

シン「そうだ。故に今からダメな手本として、俺とケンシロウで貴様らに反面教師的な役割を買って出よう」

シン「そこから、何か発見があれば、自分の物にして欲しい」

薫「はーい♪」

ケンシロウ「…………俺がか?」

シン「当然だ。貴様意外に見本を出来る人間はおらんだろう」

ケンシロウ「………」

シン「俺から貴様に指示してやろう、さあ俺と組めッ!」



●安価
「現在の煩悩値 256/300」
煩悩値+(ラスト)

(未到達の場合、展開が変化。到達した場合、勧誘失敗)
↓2

1

藍子「ケンさんとの煩悩に打ち勝った!流石は『私の』シンさんです!」
茜「決めるところで決める!そこに痺れる憧れるぅ!!」
未央「でもそれって後々ハードル上がるんじゃ…それよりキミ達宿題終ったのかい?(カリカリ」

sagaの方、つまり>>569の方です。

ですので、安価先は>>571になります。

一旦中断します、再開は20時で


★煩悩値 256→259/300


ケンシロウ「……そもそも…」

ケンシロウ「俺はアイドルのお前達3人と立場が違う以上、何も参考になる点は無い」

シン「…!」

ケンシロウ「反面教師とあらば、俺以外でも務まるだろう。俺は今日は担当とだけ組ませて貰うつもりだったのだ」

ケンシロウ「悪いが、シンの提案には乗れない」

シン「お…!」

シン「お…っ、お前が…そう言うならば……、自分の担当とやれば、い、良いんじゃないか?」

シン「別に、全然…、全然構わんけど……?」

ケンシロウ「スマンな」

シン「ま、まあ良いですけど…。別に他意とか無いし…?」

ケンシロウ「龍崎薫、向こうの少し空いたスペースに移動しよう」

薫「うん、いいよー?」




シン「………」

まゆ「じゃあ、宜しくお願いします♪」

シン「…………」



●安価
煩悩値-(×20)
↓1

あたぁ!

★煩悩値259→-941/300(STOP!)


======
(ダンスレッスン中)
~~20分後~~


まゆ「はっ……ふーっ…」ゴシゴシ

シン「……」

まゆ「……?」ゴシゴシ

まゆ「プロデューサー? どこ見てるんですかぁ?」

シン「………あっちにいる二人」

まゆ「まゆの方だけ見て下さいね?」

シン「……ああ、うん…」

まゆ「……」

まゆ「先程、仮にあの方と組んでいたら、どういうレッスンをしていたんですか?」

シン「………ビジュアルレッスン」

まゆ「具体的には?」

シン「………色々」

まゆ「まゆにも教えてくれませんか?」

シン「………」



●安価
「シンがケンシロウとやろうとしていたビジュアルレッスン」
1.ダンスレッスンを続ける
2.佐久間まゆと行う
↓1

1


【ケンシロウルート(佐久間まゆの場合)】



シン「…貴様に教えても、なあ……」

まゆ「何か技量の問題でまゆには出来ないとか…、或いは方向性が違うんですか?」

シン「いや、そう言う意味では無いが…」

まゆ「なら、お願いします♪」

シン「………」

シン「……ではまず、表現力レッスンだ」

まゆ「はい」

シン「歌詞の中には、馴染無くイメージが掴みにくい英語の歌詞もあるだろう」

シン「その意味を自分なりに咀嚼しながら、感情を混ぜつつ表情もつけて言ってみろ」

シン「まずは…『ビコーズ』」

まゆ「(び、ビコーズ…?)」

まゆ「はい、because…」

シン「……」

シン「次は、『アイ、ラブ、ユー』」

普通に間違えた…。

すみません、>>589は無しで。
>>586の安価の「ダンスレッスンを続ける」で再開します


>>585の続きです。>>589は無しで





シン「貴様に教えても、何も得る物は無い」

まゆ「そうですか…? 何か技量の問題でまゆには出来ないとか…、或いは方向性が違うんですか?」

シン「その通りだ。貴様には的外れな機微とだけ言っておこう」

シン「今までのダンスレッスンを続けていろ、今度は見ていてやる」

まゆ「はい、では宜しくお願いします」



・・・・・
・・・

======
~~5分後~~


シン「……」

まゆ「ふぅ、はーっ……」

まゆ「す、少し休みます…」

シン「……スタミナが無いな。体躯も華奢で不安になる。突いたら折れそうだ」

シン「少し体作りを鑑みる方が良さそうな気もあるが…」

まゆ「そうですね…、それは今後の課題として考慮します」

シン「リズム感、バランス感覚も少し御座なりだ。拍子が外れていて、滑稽に思える」

まゆ「はい…」

シン「…」


●安価
「シンの評価・アドバイス」
↓1


シン「だが、練習すれば伸びる見込みは感じられた」

シン「昨日の料理番組ではないが、今後に期待という意味だな…」

まゆ「は、はい。ありがとうございます…」

シン「金色の奴も、資質を見抜く目だけは曇っていないようだな。本人は腐ってるが…」

シン「問題は技術より、それに基づく体力と筋力、体幹だ。今のままではお話にならんだろう」

シン「基礎向上を念頭に、これからは励め。以上だ」

まゆ「はい」

シン「……」

まゆ「…あの…」

シン「ん?」

まゆ「まゆは次に、何をすれば良いですか?」

まゆ「貴方の指示なら…、何でもやりますよ?」

シン「ん、ああ…、そうだな…」

シン「(正直の所、ケンシロウと組むことしか考えて無かったから、何も計画して無い)」

シン「(ケンシロウとなら、今頃は……)」

シン「ハァ……」

まゆ「?」


●安価
シンの発言
「次の行動・指示」
↓1


シン「では、演技力レッスンに入ろうか」

まゆ「演技力…?」

シン「本来は歌詞のイメージを掴むために意味を解釈する物だが、特別に趣向を変える」

シン「アイドルたる物、その活躍も多岐にわたるだろう。ドラマ、演劇、CM、バラエティ…」

シン「そういった新たな境地で自分を育むためには、迅速にその環境に適応する事が求められる」

まゆ「はい…、つまりは、習うより慣れろと言う事ですか?」

シン「……まあ、それもあるな」

シン「兎に角だ。想定されるシチュエーションにおいて、如何に惹き込むような演技を練習でやってみせろ」

シン「……」

シン「(ケンシロウとやりたかった…)」

まゆ「シチュエーション…?」

シン「そうだな…、例えば…」



●安価
「シチュエーション」
↓2


シン「学園の同級生同士によるハートフルコメディ、つまりは熱い友情劇だ」

まゆ「はい…、コメディ…、喜劇ですね?」

シン「き、喜劇では無いッ! 色々と、こう…、男と男同士、拳でぶつかり、理解を深め、寄り添い、近づき、あわよくばッ!

シン「………、みたいな…?」

まゆ「はい、じゃあ…、まゆがやるんですね?」

シン「おお。その演技を評価してやる。さあやってみろ」

まゆ「じゃあ、プロデューサーさんも、お相手役でお願い出来ますか?」

シン「良いだろう」

まゆ「……」

シン「……」

まゆ「……シン」

シン「何だ、佐久間……」

まゆ「お前とは今日まで良き強敵として苦楽を共にした」

まゆ「言葉でなくとも通じ合える、気の置けない仲と思っていた……しかし…」

まゆ「お前の最近の行動は目に余る…」

シン「!」

まゆ「何故ユリアをつけ狙う…? ユリアも同じ同郷の仲だろう…?」

シン「け、ケンシロウ…!」


●安価
「ユリアに地味な嫌がらせをする理由」
↓1


シン「そ、それは…」

シン「大事にとっておいた宝物を、ある日不意に奪われたからだ…!」

まゆ「宝…?」

シン「お前の事だ! ケンシロウ…!」

まゆ「俺の事…、だと?」

シン「貴様が言った通り、俺達は良き強敵だ。それは俺も同じ思いだ」

シン「共に高め合い、切磋琢磨し腕を競い合った。唯一無二の親友であり、その強さに惹かれ憧もした……」

まゆ「…」

シン「だがッ…! あの得体のしれん色情魔が突如現れ、俺達に割って入った!」

シン「それからというもの、牙を抜かれ発情した犬畜生のようにじゃれ合い…、それを見せ付け…」

シン「心底失望したのだ! あの頃の鋭く地に飢えた眼光の貴様は追憶に去り、残ったのは腑抜けた阿呆面の男だ!」

まゆ「シン……」

シン「北斗と南斗が背負うのは、男のみに課せられた過酷な宿命…」

シン「貴様を、宿命をあの女は穢したのだ! 神聖な拳法の領域を侵し、涼しい顔でのうのうと過ごしていやがる…!」

シン「俺は然るべき罰を与えただけだ…、むしろ手荒な手段では無くまだマシだと思うがな」

まゆ「…」

シン「ケンシロウ…、今からでも遅くは無い。もう一度、俺とやりなおそう」


●安価
「シン、あるいは佐久間まゆの行動・発言」
↓1.2

ハグ

>>605
シンの行動で良いですか?


シン「男同士など、俺とお前の関係には些細なことだ、そうだろケンシロウッ!?」

シン「いざとなればスウェーデンへ行こう!」

まゆ「す、スウェーデン…? それは…、遠征という意味か…?」

シン「二人でその地へ赴き、深淵な『友情』を誓うのだ…」

まゆ「な、成程な…。それも良いだろう…」

まゆ「……だが、その前に…」タタタタ


ギュッ

シン「!」ギクッ

シン「け、ケンシロウぅ…! お前……///」

まゆ「…シン、今までお前の思惑を理解出来ず、少し取り違いをしていた」ギュッ

まゆ「どうか許してくれないだろうか。今はせめて俺の胸の中で、その怒りを鎮めて欲しい…」

シン「ああ…、ああ……勿論ッ、そりゃあ…!」ゴシゴシ

まゆ「(…っ!)」

シン「安住の地はスウェーデンでは無く…、お前の胸の中に合ったのかも知れん…」ギュウウウウ…

まゆ「だ、だがっ…、ゆ、ユリアも大事だが、それと同じくらい、いや、それ以上にお前の事も大切に思っている」

まゆ「…二人で傷つけあうのはもうよせ。俺が一番辛いのだ…」

シン「済まないケンシロウ…、いや、ケン……!」

まゆ「……♪」





ケンシロウ「……」ジー

薫「せんせぇ、怖い顔だけど、どうしたのー?」


スタスタ…



まゆ「あっ……!」

シン「ああ、ケン…、お前の胸は、もうあの女には渡さんぞ」スリスリ

ケンシロウ「…………」

薫「…?」



・・・・・
・・・


●安価(ラスト)
親愛度+
(現親愛度280/300)
↓2

20以上でEXルートだけど薫の目の前で勧誘とか正気か?

あ、茜の時もEXなしでせせせ、成功してるから大丈夫だよ!…多分(白目


現親愛度280→291/300(STOP!)



・・・
・・・・・
======
~~2時間後~~
(帝都本社 休憩室)



シン「ハッ!?」ガバッ!

まゆ「!」

まゆ「おはようございます」

シン「は、えっ……、アレ!?」キョロキョロ

まゆ「だ、大丈夫ですか…?」

シン「ケンシロウは!!」

まゆ「1時間前にレッスン指導を終えて帰りましたよ?」

シン「お…、俺は…!?」

まゆ「ええっと…、その…」

まゆ「(背後から近付いてきたケンシロウさんに頭を殴られて、気を失っていたとは口が裂けても言えませんねぇ…)」

まゆ「……日頃の疲れが溜まっていたみたいで、まゆの指導中に寝ちゃってたんですよ?」

まゆ「何か、良い夢でも見ましたか?」

シン「良い夢…、夢………?」

シン「……夢かぁ…」ハァ

シン「夢の世界の住人になりたい…」

まゆ「ふふっ…、また見れると良いですね」ナデナデ

シン「(まあ、だが……ケンシロウとの仲は、昨日良い方向に取り繕ったし…)」

シン「(まだこれから何とかなるだろう……)」

シン「(……?)」

シン「(心なしか…、頭が痛いのは何故だ……)」


・・・・・
・・・

これはあれか?膝枕されて頭なでてもらってるのか?

>>623
描写不良で申し訳ない。どうとでも捉えて下さい。



・・・
・・・・・
======
~~後日~~
(帝都本社 会議室)


シン「何か…、ケンシロウが全く口を利いてくれなくなったけど…」

まゆ「…」

シン「どうしたの? アイツ…」

まゆ「ううん……まゆには分かりませんねぇ…」

シン「そうか。まあいいが…」

まゆ「……プロデューサーさん……、今日で研修は終わりですね」

シン「ん? ああそうだ。世話になったな」

シン「(そう言えば…、勧誘とかすっかり頭から抜けていたな…)」

シン「(仕方あるまい。まさか帝都でケンシロウと出くわすとは……)」

まゆ「思えば、短いようで長い一ヶ月でしたね…」

シン「そうだな…」

シン「畜生社員が跋扈する会社で無ければ、永遠にでもここに居たい気分だった」

まゆ「!」

まゆ「それって、どういう…、意味ですか?」

シン「あ、ああ…、スマン。畜生とは些か言い過ぎた。臀…」

まゆ「違います…、あの、その後の…」


まゆ「それは…、初めに仰った、運命的な出会い……だからですか?」

シン「…?」

まゆ「それは…、彼の事……ですか?」

シン「! か、彼ッ!?」ギクッ!

まゆ「……いえ、何でもありません」

まゆ「……」

シン「(こ、この女……吃驚させやがって…!)」ドキドキ

まゆ「プロデューサーさんは…」

まゆ「まゆの事を、どう思ってますか?」

シン「ん? そうだな…」

シン「アイドルとしてはまだ未熟だとは思えたが…」

シン「読者モデル時代に培った経験からか、常に自分が見られる角度を計算して演出しているような振る舞いも垣間見れた」

シン「……素質は充分だ。持ち前の技量を大切に、これからの活躍に期待と言っておこう」

シン「勿論、貴様なんざ、我が南斗の精鋭には遥かに劣るがな」

まゆ「うふふっ…、しっかり見ていてくれてたんですね…」

まゆ「でも、やっぱり、貴方はまだ、褒めてくれない……」

シン「……」

まゆ「プロデューサーさん…、まゆは…」

まゆ「まゆはですね………?」




●安価
【佐久間まゆとの契約】
基本値33+親愛度97(291÷3)+佐久間まゆの運命の赤い糸30-聖帝補正30-シンの運命の赤い糸60-会社関係20
=50

コンマ00~49:勧誘成功
コンマ50~99:勧誘失敗
↓2


まゆ「『運命』って信じてるんです」

シン「運命?」

まゆ「はい。それは、貴方と、ケンシロウさんの間に…」

まゆ「何か…、運命といっても違わない、強い…、目には見えない結びつきを感じました」

まゆ「きっと、それは他の者には犯し難い、特別な物だと思います」」

シン「……運命か。それもあるかもしれんな」

シン「奴とは良くも悪くも、強靭に結びつき、いずれは決着を果たさなければならん宿命なのだ」

まゆ「…やっぱり、そうなんですねぇ…」

シン「ここで奴と会ったのも、おそらく偶然などでは無い。互いに引き合っているのだろう」

まゆ「…はい。私もそう思います」

まゆ「…」

まゆ「プロデューサーさん、一ヶ月の間、本当にお世話になりました」

まゆ「いつか、貴方と同じ目線で、ステージに立てる日を夢見て…」

まゆ「励んで行きたいと……、そう思います」

シン「フフフ…、我らは遥か高みに居る。精々精進する事だ」

シン「一ヶ月間、実に楽しかったぞ。さらばだ」

まゆ「はい。ありがとうございました」




ガチャ

バタン


まゆ「……」

まゆ「……さようなら、プロデューサーさん…」


・・・・・
・・・


・・・
・・・・・


「初となる帝都での勧誘。どんな試練やハプニングが待ち受けるのかと思いきや…」

「彼にとっては、途轍もない幸運と言ってもよい程の出会いに巡り合えた……、そう考えます」

「佐久間まゆさんは一途で素直な子であり、その好意を彼に表そうとしますが…」

「星の巡り合わせが悪いと申しますか、彼が振りむく時は、最後まで訪れませんでした」

「……」

「…悲恋を描いた小説は、主人公の胸中を察すると非常に胸が締め付けられますが…」

「まあ…、そのような悲恋など、現実ではそう起こり得ない物であり…」

「今回の勧誘に関しては、悲恋というよりは然るべき結果であったと思います」

「……親の心子知らずというべきか、単に鈍感と言うのか…」

「………難儀な事です」

「……」

「………」ペラッ

「因みに…」

「自分のプロダクションに復帰した彼を待ち受けていた物は…」

「傲慢憮然に豪語した手前、当然、無事に済むはずも無く……」

「………」

「……………」



・・・・・
・・・



・・・
・・・・・
======
~~後日~~
(7610プロダクション 会議室)


サウザー「…えー、シン君の処遇ですが…」

サウザー「高森藍子君の必死の嘆願により、磔刑では無く…」

サウザー「取り敢えず明日、サザンクロスのKINGの居城から紐無しバンジーという事で妥協します」

レイ「異議なし」

シュウ「うむ」

ユダ「情深い奴だな、サウザーよ…」

サウザー「だろう?」ニヤリ

サウザー「さて…、高慢な奴がいなくなって、なんか清々したな」

レイ「しかし帝都に行くとは驚いたぞ」

ユダ「良い判断だとは思ったが…。あそこなら簡単に引き抜けそうだし」

シュウ「しかし、何故失敗したのだ?」

サウザー「……その事だが…」

ユダ「…?」

サウザー「シンの献金に味を締めたファルコが、346からもケンシロウを招いたんだって」

シュウ「……」

レイ「ああ……成程な…」

シュウ「失敗して当然か…」



●安価
勧誘に行くプロデューサー
↓2


サウザー「所詮は奴も運だけにかまけた無能だったのだ」

レイ「メッキが剥がれてザマ無いな」

シュウ「裸のKINGってヤツか……」

ユダ「ウマいけど、生理的にムカツクな」

サウザー「……次、どうする?」

ユダ「俺が行こう」

サウザー「お前が?」

ユダ「不満か?」

サウザー「………」

レイ「まあ、いいんじゃないか? 資金も余ってるし」

サウザー「いや、大分減ったけど…」

レイ「えっ? 何故…?」

ユダ「遠征2回に、シンが持ち出した研修費名目のワイロだ」

ユダ「殺しても殺し足らんぞ、本当に奴は…」

シュウ「2回? 私で1回目ではないのか?」

レイ「……」

ユダ「………」

サウザー「シンが遠征1回分に相当する資金を持ちだしたと言う事だ」

シュウ「成程…」

ユダ「構わん。今回は極力金を掛けず、俺自身の魅力だけで堕としきって見せよう」

サウザー「何が落ちるの? 信頼?」

レイ「蚊じゃないか?」

シュウ「メイクだろう」



●安価
勧誘するアイドル
↓3

今日はここまで。また次回

すまん最後とか言ったけどもうひとつ
遠征するための補佐を決定しておきます

●安価
遠征に付き添う補佐
↓2



・・・
・・・・・
======
~~後日~~
(東京→兵庫 深夜バス)
(STER EXPRESS) 



ユダ「ぐ、くっ…!」


ガタンガタン

ガタンガタンガタン

ユダ「(なんだこの窮屈なバスは…、囚人護送者かッ!)」

ユダ「くそ…、素直に飛行機を利用すれば、こんな地獄には…!」

菜々「ユダさん、夜間のバスは初めてですか?」

ユダ「あ、ああ」

菜々「キツいですよねぇ…、ですが回数をこなせば慣れますよ」

菜々「早く寝てしまえば、あっという間に目的地です」

ユダ「寝れないから言っているのだろう!」

菜々「こ、声が大きいですよ! 皆寝てますから…!」

ユダ「く、くそが…、狭いし熱いし揺れるし…!」

菜々「何事も経験ですよ♪」

ユダ「大丈夫だ。もう絶対に乗らん」

「…………」



安部菜々
http://i.imgur.com/X473dQW.jpg
http://i.imgur.com/0g37jSj.jpg


菜々「ところで…」

菜々「旅費というか、経費で落ちるんですよね? コレ」

ユダ「落ちん」

菜々「」

ユダ「今回は極力会社の金は使わんと奴らに豪語した以上、経費で落とす事は俺が許さん」

菜々「な、何ですかそのプライド! 捨てちゃいましょうよ!」

菜々「自分達の適当な遊びは接待交際費で落としてるくせにぃ~…!」

ユダ「案ずるな、安部菜々よ」

菜々「え?」

ユダ「俺の懐に100万ある。存分に遊び倒すが良い」

菜々「さ、100万ッ!?」

菜々「どどど、どういう事ですかっ!?」

ユダ「声がデカい」

菜々「す、スミマセン…」

ユダ「我が家のサンタさんが、思わぬプレゼントを運んで来てくれたとだけ言っておこう」

菜々「な、何があったんですか…?」

ユダ「プロダクションの金は使わんが、ポケットマネーは湯水の如く浪費し今回の勧誘を必ず成功させて、俺の地位を確固たる物にする!」

ユダ「なんせ、悩み相談のランキングではぶっちぎりの無能評価だったからな…! 汚名返上だ!」

菜々「お、おおー…!」

菜々「じ、じゃあ何故こんなケチな夜行バスなんか…」

ユダ「それはこの旅、最初にして最大の失敗と言っても良いだろう」

「(………)」


ユダ「しかし…」

ユダ「2泊3日とは言え、実はホテルの予約すらまだ取っていない」

ユダ「即興の無計画遠征だからな。何が起こるか予想出来たものではないし…」

菜々「あ、そうなんですか?」

菜々「まあ大きい街だから、昼に連絡を取っても空いている所は有りますよ」

菜々「まずは宿探しですね!」

ユダ「そうだな…、汚い漫画喫茶で寝るのは御免だ」

ユダ「……」

ユダ「橘か櫻井桃華でも連れてくれば、融通を効かせて欲しかったんだがな…」

菜々「ありすちゃんと…、桃華ちゃんですか?」

ユダ「あの二人は此度の遠征先の出身者だ」

菜々「! そうだったんですか…、桃華ちゃんの豪邸とか少し興味がありましたね」

ユダ「レイの屑が何度か通っていたとの話は聞いたが…」

菜々「そういえば、レイさんって今何処に住んでいるんでしょうかね?」

菜々「あれから家の事、何も聞いてないですけど…」

ユダ「知らん。関わると碌な目に合わん」


ユダ「フン…、まあ居ない奴の事を話しても仕方あるまい」

菜々「『有馬温泉』の宿とかどうですか?」

ユダ「アリマオンセン?」

菜々「日本三名泉ですよ? 折角来たから行きたいじゃないですか♪」

ユダ「興味は無い」

菜々「ええーっ!? 行きましょうよ! お願いしますっ!」

菜々「山奥の温泉街で、古来より皇族・貴族・文化人に愛されてきた、まさに伝統と格式ある名所です!」

菜々「四季折々の景色も最高で、女性にも評価が高いんですよ?」

菜々「メタ珪酸と呼ばれる物質が含まれるためお肌にも優しく、美しくなれるとか…」

ユダ「…」ピクッ

ユダ「…………まあ…、たまには遊興に浸り時を費やすのも良しか…」




「それなら、月光園の鴻朧館がお勧めですよ」

「9つの湯を楽しむ事が出来、神戸牛や旬の食材を活かした会席も美味で、何より、山並みの景色が実に純爛華麗で素晴らしく…」



ユダ「!」

菜々「あっ! す、すみません…、起こしちゃいましたか?」ヒョコッ

「いいえ、寝てはいませんでしたので、お気になさらず…」


「少し、聞き覚えのある名前が聞こえましたので、つい耳を傾けてしまいました」

菜々「(聞き覚えのある名前…?)」

ユダ「…その面貌、外国人か」

「はい、両親が」

ユダ「貴様は…、何だ、観光か?」

「いいえ…、ですが観光に赴いた人々と度々話をしています」

クラリス「地元の教会で神の教えを説く聖職に就いている、クラリスと申します」

ユダ「ユダだ」

菜々「安部菜々です。どうぞ宜しくお願いしますっ☆」

菜々「(聖職者…、聞き覚えのある名前……)」

菜々「…」チラッ

ユダ「……」

菜々「(ああ…、キリストの……。これは凄い組み合わせですね……)」

クラリス「(………この方が…)」

クラリス「……」


・・・・・
・・・


クラリス(兵庫県出身)
http://i.imgur.com/2DvxarW.jpg
http://i.imgur.com/FbtqToK.jpg
http://i.imgur.com/ZyncDrU.jpg


・・・
・・・・・
======
~~1時間後~~
(東京→兵庫 浜松SA)


ユダ「(け、ケツの肉がボロンと剥がれ落ちそうだ……)」

ユダ「(金輪際、深夜バスなんざ使わんぞ…)」

ユダ「……」チラッ



菜々「しかし人気所だと事前予約が必要になりますし、少し厳しそうですねぇ…」パラパラ

クラリス「飛び入り予約を歓迎している所も多いですが……でしたら、瑞苑は如何でしょう?」ペラッ

クラリス「値段も実に良心的で、ここの宿は泉質が良いとされる天神泉源から直引きしていて…」

菜々「ふむふむ…、この太閤の湯もなんだか面白そうですね♪」

クラリス「ここは老若男女、幅広い年齢に愛されています。金泉銀泉は有名ですね。銀泉の足湯でドクターフィッシュと戯れるのも趣がありますよ」

菜々「ほうほう…! 色々あるんですね。もう少し下調べをすれば良かったかもしれないですね」

菜々「兵庫県と言えば…、自然豊かな淡路島も言ってみたいですね! 丁度季節は夏ですし、色々と楽しめそうな予感がしますっ!」



ユダ「……」

ユダ「(美肌か…、悪くは無いな)」


●安価
ユダのMP+
↓1


★ユダMP 1



ユダ「だが…」

ユダ「当然、行くならば最も評価も価格も高い場所だ」ズイッ

クラリス「でしたら、『有馬グランドホテル』か『兵衛向陽閣』か…」

菜々「というか…、クラリスさん、観光とか宿とか詳しいですね?」

クラリス「はい。観光案内のアドバイザーも務めているので…」

ユダ「!?」

ユダ「き、貴様は修道女だろう? 禁欲的な信仰活動を旨とする物が、副業なんぞ…」

クラリス「全ては神の教えの懸け橋となる教会復興のため…」

クラリス「決して不誠実な背信徒に身を窶した覚えは有りませんよ?」ニコッ

ユダ「(な、何だこの女は…!)」

菜々「(神の教えだけじゃあ食ってけないですもんね…)」


クラリス「2泊3日…、と仰っていましたね?」

クラリス「街の案内でしたら、是非とも私にお任せ下さい」

ユダ「……」

菜々「どうします? 旅は道連れと言いますし…」

ユダ「旅では無く、あくまで仕事の一環だと言う事も忘れるなよ」

菜々「あ、はい…」

菜々「ですが、こんな美人の女性に言い寄って貰えるなんて、ツイてるじゃないですか!」

菜々「普通の男の人なら、二つ返事でOKしませんか?」

ユダ「…」

ユダ「まあ、良いだろう。地の利に敏い者に任せた方が、我々も行動し易い」

ユダ「これも何かの縁だ。こき使ってやる」

菜々「わあ♪ 良かったですね、クラリスさん♪」

菜々「これから2日間、宜しくお願いします!」

クラリス「どうぞよしなに…。これも神のお導きです」

ユダ「…」

ユダ「(まあいいか…、無策に奔走するよりは、余程指針が定まりやすい)」

菜々「(はぁー良かった…、これでこの旅も存分に楽しめそうですね…!)」

菜々「(温泉を満喫して、若返りを目指しますっ!)」

クラリス「(はあ……、お腹が空きました…)」グゥゥ…


・・・・・
・・・


【クラリスの好感度】
・安価で随時加減
・最大値300、最低値-300
・ある条件を満たせば、好感度の数値を、最後の勧誘判定に利用出来る
・その際、数値が高い程、勧誘が有利に


【ユダ、安部菜々のMP(メンタルポイント)】
・安価で随時上昇
・???


●安価
好感度+
初期値決定
↓1

★好感度 18/300
★ユダMP 1



・・・
・・・・・
======
~~翌日、早朝~~
(兵庫県 明石駅北口)



ユダ「はぁ…、着いた…」

菜々「珍しく憔悴してますね…」

ユダ「悪いが…、どこか、腰を落ち着ける所は無いか?」

クラリス「そうですね……、まだ朝も早いですし、殆どの店は閉まっていますね」

ユダ「ぐっ…」プルプル

菜々「あ」

ユダ「?」

クラリス「?」


菜々「駅の中に『吉野家』がありますよ! しかも開いてます!」

ユダ「よ…、吉野家?」

クラリス「ああ、丁度良いですね♪ お腹も空いていますし、あそこで少し休んで行きましょう♪」

ユダ「吉野家…、兵庫に到着して一食目が……吉野家ッ!?」プルプル

菜々「まあまあ、イイじゃないですか♪ 神戸牛使ってるかもしれないですよ?」

ユダ「あんなクソ不味いジャンクフードにそんな高価な肉を使う訳無いだろう!!」

クラリス「『なか卵』派……でしたか?」

菜々「ユダさんの胃なら『すき屋』のキング盛りを3杯位食べないと満足しないですかね…?」

ユダ「そう言う問題では無いッ!」ダンッ!

ユダ「(クソっ……! だが体力の回復を図らねば…)」

ユダ「(下賤な店の空気など吸うのも気が憚るが…、致し方あるまい…)」



イラッシャイマセー


●安価
『吉野家』

1.安部菜々MP+
2.安部菜々の注文
3.クラリスの注文
↓1.2.3.


★好感度 18/300
★ユダMP 1
★安部菜々MP 6


菜々「吉野家といったら大盛りつゆだくに限ります♪ では頂きますっ」ガバッ!

ユダ「(約9時間バスの長距離移動後に、朝っぱらからこのテンション…)」

ユダ「(やはり若さか………若さなのか?)」

クラリス「朝と言えば、定食ですね。納豆と、あと牛皿も付けて…」

ユダ「…クラリスよ。一つ尋ねたいのだが…」

クラリス「はい」

ユダ「キリスト教信者は肉を食わんと聞いた事があるが…、貴様は違うのか?」

クラリス「それは教派によります。キリスト教自体は禁忌的に提示している食べ物は厳密には有りません」


クラリス「カトリックや正教会では四旬節中の時期や曜日によっては肉食を控えるなど節制を慣行している場合もありますが…」

クラリス「今はその義務は無くなってこそあれ、節制は勧められていますし、実践している人もいると聞きます」

ユダ「ふぅん…」

クラリス「ですので、私は何でも美味しく頂きたいと思います。生きとし生ける全ての者への奉謝は忘れず…」

クラリス「とこしえにしろしめし給う全能の天主…、貴方の慈しみに心から感謝し、この食事を頂きます…」スッ

クラリス「この食事を共にすることが出来た私たちが、さらに心をひとつにして…」

クラリス「いつも貴方の愛のうちに進むことができますように……」

クラリス「……」

ユダ「(フン…、難儀なことだな…)」

菜々「ユダさん! 知っていますか、牛丼を一度に二度美味しく食べられる方法っ!」モグモグ

ユダ「ああ?」

菜々「まずはご飯に手を付けず、牛肉を全て平らげたあとっ!」

菜々「残ったご飯の上に紅ショウガを豪快に乗せ、その上から温かいお茶を掛けて…!」バシャー

ユダ「はしたないし汚いからすぐにやめろ。貴様はアイドルだろう?」

菜々「」



●安価
安部菜々のMP+
↓1


★好感度 18/300
★ユダMP 1
★安部菜々MP 6→57



クラリス「御馳走様でした……」

クラリス「父よ、感謝のうちにこの食事を終わります。あなたの慈しみを忘れず、全ての人の幸せを祈りながら…」

菜々「ふぅ…、さて、あと一時間はここで粘れますね」

ユダ「そうだな。ゆっくりと今後の計画でも練ろうか」

クラリス「お二人のご予定は観光で宜しかったですね?」

ユダ「久方ぶりに羽を伸ばし英気を養う事も肝要だが…」

ユダ「俺達の真の目的は、ひ」

クラリス「でしたら、この街のメジャーなグルメを巡る旅なんて如何でしょうか?」

菜々「ああ! 良いですね、旅と言ったら美味しいご飯は欠かせませんからねっ♪」

菜々「一度どこかのショッピングゾーンで食べた、えーと…、温玉をのっけた焼きそばが凄く美味しかった記憶がありますよ!」

クラリス「それは三宮センタープラザの長田本庄軒の『ぼっかけ焼きそば』ですね。いつも多くのサラリーマンの方で賑わっています」

クラリス「牛スジとこんにゃくをじっくりと甘辛く煮込み、太めの麺と絡めて最後に甘い温玉を絡めて頂く、市民に愛されて止まないソウルフードです」

クラリス「兵庫と言えば神戸…、神戸と言えば、横浜元町に負けず劣らずの中華街があるんですよ?」

クラリス「冷麺、麻婆豆腐、ラーメン、明石焼き、神戸牛の厚切りステーキ……」

クラリス「分厚い肉を豪快に詰め込んだ『脂屋肉ハ』のファイティングソース『勝つ丼』……、花を象った様な盛り付けが鮮やかながら、その量と味はまさに犯罪的、『RedRock』の『ローストビーフ丼』……」

菜々「あああ…、聞いてるだけでお腹が空いてきました…っ!」

菜々「是非全て満喫して回りましょう! 良いですか、ユダさん!」

ユダ「……!」

ユダ「か、勧誘は…?」



・・・・・
・・・




●安価
「目的食事」

1.明石焼き
2.神戸そばめし
3.神戸かつめし
4.神戸牛ステーキ
5.なか卵
6.その他(内容自由)
↓2



・・・
・・・・・
======
~~1時間後、JR神戸線新快速~~
(三宮センタープラザ)


ユダ「明石から20分か…、割とすぐに付いたな」

菜々「さて、ここにも『ぼっかけ焼きそば』のお店があるんでしたっけ?」

クラリス「はい。ですが…、やはり少し早かったみたいで、まだ開いてないかもしれません」

菜々「ランチ営業の時間にはまだ早いですね…、どうしましょう?」

ユダ「(コイツら…)」

ユダ「(ひょっとして食う事にしか頭が回って無いんじゃないか?)」

クラリス「はぁ…、またお腹が空いてきました…」グゥゥ…

ユダ「(…!?)」

菜々「少しぶらっとお店を見て回りましょうか!」

菜々「むむっ…? センタープラザ西館も、なにやら活気があって面白そうな気配がしますね…!」

クラリス「折角なので、お土産でもゆっくりと選んでいかれたらどうでしょう?」

クラリス「国内最大級のショッピングモールですので、見所も沢山ありますし…」

菜々「そうですね…」

菜々「ユダさん、何かお土産でも選びましょうか?」

ユダ「土産…?」

ユダ「渡す相手なんざ気程も心当たりは無いが…、まあシュウの奴ですら買って来ていたしな…」

ユダ「あんな奴より、数倍はセンスのある品を選んでやるか」





●安価
神戸土産

1.品物
2.土産を買う相手
↓1.2.

中断。再開0時

エラーでドリフに参加出来ねえぞちひろぉ!
書くしかねえじゃねえか!


ユダ「では、俺は最近は真面目に家事を行っているイヴに…」

ユダ「食料でも与えてやるか。飢えた猿さながらに狂喜するだろう」

菜々「あれ…、イヴちゃんってまだユダさんの家に住み込んでるんですか?」

ユダ「女子寮がペット禁制の限りは、恐らくな。早いところ別の部屋に越して欲しいものだ」

ユダ「……クラリス。この地の土産で食い物と言えば…、ズバリ何だ?」

クラリス「やはり神戸と聞いていの一番に頭をよぎるのが…、『神戸牛』ではないでしょうか?」

ユダ「ならば些か安直だが、それにしよう」

クラリス「味噌漬けなんて如何でしょう? 牛肉の臭みを味噌で風味をまろやかにしたもので、実に取り合わせが良く人気も高いですよ」

ユダ「しかし…、地下のフロアにもどうやら置いている店は無さそうだな」

クラリス「でしたら、扱っている店舗をピックアップして後ほど案内しましょう」

ユダ「では貴様に任せようか…」

クラリス「ご予算は大体一つで一万円程度ならば、充分な品が手に入ると思います」

ユダ「では…」ゴソゴソ

ユダ「貴様に5万渡しておくから、それを全て土産代に回し都合を付けろ」スッ

クラリス「!!」

クラリス「は、はい…。う…、承りました…っ」

ユダ「…?」

菜々「もう少し女の子っぽいブランド品とか買ってあげても良かったんじゃないですか?」

ユダ「花より団子だ、あの女は。奴にブランドの至高さは永遠に理解出来ん」

ユダ「以前はティッシュや段ボールを肉に見立てて腹を満たしていた女だぞ?」

菜々「ふぅーむ…」

菜々「ナナは何にしましょうか…。まだ時間は有りますし、ゆっくり決めましょうかね?」


・・・・・
・・・


●安価
1.ユダのMP+
2.好感度
(奇数+(×2)、偶数-)
↓1.2.


ユダ「では、俺は最近は真面目に家事を行っているイヴに…」

ユダ「食料でも与えてやるか。飢えた猿さながらに狂喜するだろう」

菜々「あれ…、イヴちゃんってまだユダさんの家に住み込んでるんですか?」

ユダ「女子寮がペット禁制の限りは、恐らくな。早いところ別の部屋に越して欲しいものだ」

ユダ「……クラリス。この地の土産で食い物と言えば…、ズバリ何だ?」

クラリス「やはり神戸と聞いていの一番に頭をよぎるのが…、『神戸牛』ではないでしょうか?」

ユダ「ならば些か安直だが、それにしよう」

クラリス「味噌漬けなんて如何でしょう? 牛肉の臭みを味噌で風味をまろやかにしたもので、実に取り合わせが良く人気も高いですよ」

ユダ「しかし…、地下のフロアにもどうやら置いている店は無さそうだな」

クラリス「でしたら、扱っている店舗をピックアップして後ほど案内しましょう」

ユダ「では貴様に任せようか…」

クラリス「ご予算は大体一つで一万円程度ならば、充分な品が手に入ると思います」

ユダ「では…」ゴソゴソ

ユダ「貴様に5万渡しておくから、それを全て土産代に回し都合を付けろ」スッ

クラリス「!!」

クラリス「は、はい…。う…、承りました…っ」

ユダ「…?」

菜々「もう少し女の子っぽいブランド品とか買ってあげても良かったんじゃないですか?」

ユダ「花より団子だ、あの女は。奴にブランドの至高さは永遠に理解出来ん」

ユダ「以前はティッシュや段ボールを肉に見立てて腹を満たしていた女だぞ?」

菜々「ふぅーむ…」

菜々「ナナは何にしましょうか…。まだ時間は有りますし、ゆっくり決めましょうかね?」


・・・・・
・・・


●安価
1.ユダのMP+
2.好感度
(奇数+(×2)、偶数-)
↓1.2.


★好感度 18→196/300
★ユダMP 1→51
★安部菜々MP 57


・・・
・・・・・
======
~~2時間後~~
(三宮センタープラザ B1F)
(長田本庄軒)


菜々「はふぅ…! いやぁ御馳走様でした♪」

菜々「普通の焼きそばっぽい見た目ですが、甘辛い牛スジと香ばしいソースが太い麺に絡み合って、堪らないですね…♪」

菜々「食感の良いこんにゃくにしみ込んだ甘みも噛むたびにじわりと味が出てきて、いやあ満足満足…!」

ユダ「……御満悦だな、菜々よ」

ユダ「まあ…、酒のつまみとしてなら食えそうだがな…」

菜々「ああ確かにっ! ぼっかけって地元ではそういう食べ方もしてるんですよね?」

クラリス「…?」

クラリス「ユダ様…、お口に合いませんでしたか…?」

菜々「えっ?」

ユダ「いや…、味は満足だが、やはり高貴な俺には少し見た目の下品さに抵抗があるな…」

菜々「そ、そうですか…?」

ユダ「食は視覚からと言うだろう。食器の気品さ、場の雰囲気、盛り付け…」

ユダ「全てが調和してこそ真に一流の料理と呼べるのだ…」

菜々「選り好みしていたら、クラリスさんに怒られますよ?」

クラリス「いいえ…、私の責任です」

クラリス「観光客に満足頂けない案内でしたなら、観光アドバイザーとして失格です…」

菜々「そ、そこまで思いつめなくても…」

クラリス「では、次こそはその舌を唸らせる事が出来る店を、私の威信にかけて選んで入れましょう」

ユダ「ひ、ひょっとして…また食い物屋…?」



●安価
「目的食事」

1.キューブシュークリーム
2.神戸牛ステーキ
3.但馬牛ハンバーガー
4.明石焼き
5.すき屋
6.その他(内容)
↓2

>>1よドリフいけるぞFEVERタイム残り16分最低でも回復分だけでも急いで使うんだ
ガチャはまだ駄目だけど

安価なら2

>>719
もう諦めました…


・・・
・・・・・
======
~~1時間後~~
(神戸市中央区 あら皮)


クラリス「さあ、着きましたよ」

ユダ「ちょ…、ちょっと待って?」

クラリス「はい、何でしょう?」

ユダ「ま、また食べるつもりか、貴様…?」

クラリス「先程のお店で満足して頂けて無かったようなので…」

クラリス「それに、三宮センタープラザから近くでしたので…腹ごなしの運動として丁度よくお腹も空いてきました♪」ギュウウゥ

菜々「!?」

ユダ「クラリス…、君結構アレな人? お腹一杯になるまで時間と費用が掛かる人?」

菜々「(さ、流石にナナもお腹がキツイです…!)」

クラリス「ここのステーキ店は2010年に、かのミシュランガイド110年の歴史上、初のステーキ部門での二つ星に輝き、名実ともに『世界一のステーキ』が味わえるお店です」

クラリス「ユダ様の舌もここならきっと満足して頂けると思ったのですが…」

ユダ「………」

菜々「…」



●安価
「ユダの発言・行動」

1.折角案内して貰ったので、吐いても良いから食べる
2.無駄骨で申し訳ないが、別の所が見たいと言う
3.クラリスが食べる様子だけ見てここはやり過ごす
4.その他(内容自由)
↓2


菜々「(多分…、今食べたら色々とアイドルとしてマズイ気がします…)」チラッ

ユダ「(くっ……、致し方あるまい。本人は乗り気だから、ここは…)」チラッ

クラリス「? どう致しました?」

ユダ「いや…、その…」

ユダ「俺達は傍らで見ているから、クラリスだけ食べて良いぞ。金は出すから」

菜々「ナナ達、少しお腹がキツくて…」

クラリス「!!!!」

クラリス「あ…、ああっ…!」

クラリス「…も、申し訳ございません……! この私とした事が、配慮に掛ける行動を…!」

クラリス「どうかお許し下さい、お二人に気を遣わせてしまって……!」ガクッ

ユダ「い、いや! そこまで落ち込む必要は無いぞ!」

菜々「そ、そうですよっ! クラリスさんが上品かつ味しそうに食べてる姿は見ていてとても元気になりますから、ね!?」

ユダ「う…、うむ…。今日とて生きて食を噛みしめる事を神に感謝し、存分に味わうが良い」

クラリス「も、申し訳ありません……、なんと奇特な方々なのでしょう…っ!」

クラリス「せめてもの非礼の侘びとして………、御二方の厚意を無碍にせず、不肖このクラリスが有り難く食事を頂戴する事で天意を全うするとしましょう」

ユダ「(結局食うんだ…)」

菜々「(すごい…)」




●安価
1.ユダのMP+
2.好感度
(奇数+、偶数-(-50))
↓1.2.


★好感度 196→229/300
★ユダMP 51→137
★安部菜々MP 57

=======
(店内)


クラリス「はぁ…、美味しい…♪」モグモグ

クラリス「主よ…、この食事を祝福してください。身体の糧が心の糧になりますように。今日、食べ物に事欠く人にも必要な助けを与えてください……」モグモグ

ユダ「(しかし…、確かにこの肉は旨そうだな…)」

ユダ「(俺も食えば良かったか……吐いてたかもしれんが…)」

ユダ「(コースで…、3万か…。下民の食事にしてはまあまあといったところか…)」

菜々「一口一口大事に咀嚼していて、本当に食べてる事に感謝している気持ちが伝わってきますね」

ユダ「気構えなど瑣末な事だ。問題はその食う量だ」

クラリス「食という一つの有り触れた行動を通して、この世界で生きている全ての者との繋がりを感じ…」

クラリス「その繋がりこそ、全能たる主の掲げる理想の愛の形であると感じ取り、恒久の平和と生存への感謝を胸に抱くのです」

菜々「だから、たくさん食べるんですか?」

クラリス「いいえ。それは…」

クラリス「私のお腹が空いているからです……///」

菜々「(普通だ…)」

ユダ「(そりゃそうだ…)」


クラリス「父よ…、この食事を共にすることの出来た私達が、さらに心をひとつにして、いつもあなたの愛のうちに歩むことができますように…」スッ

クラリス「…あなたの慈しみを忘れず、全ての人の幸せを祈りながら…」

クラリス「……」

クラリス「お待たせしました。さて、次は如何しましょう?」

菜々「次はどうします??」

ユダ「一先ず食は充分に堪能した所だ。少し小休止も挟みつつ…」

クラリス「私はまだお腹に余裕がありますので、お構い無く…」

ユダ「…」

ユダ「そろそろ宿を探さねば、本当にのっぴきならん事態に陥るぞ」

菜々「ここまで来たんですし、野宿や漫画喫茶は流石に遠慮したいですね…」

クラリス「私の事はお気になさらず。御二方が宿泊出来る施設なら…」

菜々「有馬温泉の御宿は……、流石にありつけそうにないですかねぇ…」

クラリス「今ならまだ間に合うかもしれません。空き室の確認をしてみましょうか?」

菜々「ううぅ…、泊れずとも、せめてその心地良い湯に浸かりコリをほぐしたい…」

ユダ「(……アレっ?)」

ユダ「(何か目的を忘れている気がしてならんぞ……?)」

クラリス「……」

クラリス「(いけません…、少しお腹の減りが………)」グゥゥ…

クラリス「(我慢しなければ…)」





●安価
「3人の次の行動・誰かの発言」
↓1.2.

今日はここまで。また次回


ユダ「当然、宿泊先を急いで探さなければならん」

ユダ「既に昼過ぎである以上、もう場所を選り好みしている状況ではないしな」

菜々「ううん…、厳しいですかねぇ…」

クラリス「では、ここから別行動で効率的に宿を探すことに致しましょうか?」

ユダ「……そうだな。ではz地の利に聡い貴様にそれを一任しようか」

クラリス「はい。では何個かあたってみて、目処が立ち次第、合流するという事で…」

ユダ「予算に上限は無い。俺に相応しく美しい客亭を見繕って来い」

クラリス「承知しました。では、また後ほど…」


======
~~30分後~~
(三宮センタープラザ)



ユダ「さて…」クルッ

ユダ「奴が宿を探している間に、俺達は本分を全うしようではないか」

菜々「?」

ユダ「俺達の目的はアイドルの勧誘だった」

ユダ「遊興が過ぎて、それを見失う所であった…」

菜々「けど、まだ1日ありますし…、もう少し骨を休めてからでも…?」

ユダ「却下だ」

ユダ「これからは貴様の出番だ。幸い、ここは若者の通りも多い」

菜々「な、ナナがですか…?」

ユダ「一体何のために、わざわざこの俺が窮屈な思いをしてまで貴様を連れて来たと思っているのだ?」

ユダ「食った分は、貴様にも休まず怠らずきりきりと働いて貰おう」

ユダ「適材適所というヤツだ。アイドルの顔と立場を最大限に活かして、図々しく接近しろ!」

菜々「そ、そんあ殺生なぁ…」




●安価
「神戸での勧誘?」
「安部菜々が声を掛ける人物」

1.セミロングの黒髪で、可愛らしい仕草が目を惹く女の子
2.後ろで髪を結び、もの凄い小柄な可愛らしい小学生の女児
3.補足整った顔立ちで、出る所は出ている大人びた女の子
4.驚くほど肌が白く透き通っており、すごく華奢な女の子
5.高貴そうな身なりで見目麗しいが、変な男と歩いている女の子
6.難しい顔でタブレットを弄る、近づき難い純情そうな女の子
↓2


高貴そうな身なりで見目麗しいが、変な男と歩いている女の子(兵庫県出身)
http://i.imgur.com/OiUrwp3.jpg
変な男(画像上)
http://i.imgur.com/JniGAoz.jpg



・・・
・・・・・


レイ「しかし人が多いな…、まだ夏休みだからか?」

レイ「家族連れが多く見受けられる。何かイベントでもやっているようだが…」

桃華「西館では漫画やアニメを中心としたホビー系を扱うお店が増えてきましたから、休みだといつも賑わっていますわ」

レイ「へえ…」

桃華「レイちゃま、そろそろ何処かで腰を落ち着けてお食事でもしませんこと?」

桃華「久し振りに邸宅で過ごすのではなく、こういった賑やかな所に足を運んだのですから…」

桃華「それなりに遊んで帰らないと、わたくしは満足しませんわよ?」

レイ「うん…、しかし慣れん場所で、何処に寄るべきか見当もつかん」

レイ「そこは地元のお前の方が詳しいだろう。頼って申し訳ないが…、何かオススメの店とか…」

桃華「もう! 仕方ありませんわね…!」

桃華「分かりましたわっ! 暫くはわたくしがエスコートをして差し上げますから、レイちゃまはゆっくりと眺めていると良いですわ♪」

桃華「わたくしの地元の魅力を、存分に教えてあげますから♪」











ユダ「(……)」

菜々「(………)」

ユダ「(おかしいだろ…)」

ユダ「(何でいるんだ………、あの二人…)」

ユダ「(いや…、確かに兵庫出身だけども………)」

菜々「(む、無理ですよぉ! 声なんて掛けれる訳無いじゃないですか!)」

菜々「(ナナ、まだ桃華ちゃんに恨まれたくないですし…!)」

ユダ「(う、ううむ…)」

菜々「(も、目的は勧誘ですよね!? だったら他の人に話しかけましょうよっ!)」





●安価
「安部菜々の行動」

1.他の女子に接近する
2.その他(内容自由)
↓2

●安価
「兵庫での勧誘・安部菜々が声を掛ける人物」

1.セミロングの黒髪で、可愛らしい仕草が目を惹く女の子
2.後ろで髪を結び、もの凄い小柄な可愛らしい小学生の女児
3.補足整った顔立ちで、出る所は出ている大人びた女の子
4.驚くほど肌が白く透き通っており、すごく華奢な女の子
5.難しい顔でタブレットを弄る、近づき難い純情そうな女の子
6.その他(内容自由)
↓2

>>745訂正…



●安価
「兵庫での勧誘・安部菜々が声を掛ける人物」

1.セミロングの黒髪で、可愛らしい仕草が目を惹く女の子
2.後ろで髪を結び、もの凄い小柄な可愛らしい小学生の女児
3.細く整った顔立ちで、出る所は出ている大人びた女の子
4.驚くほど肌が白く透き通っており、すごく華奢な女の子
5.難しい顔でタブレットを弄る、近づき難い純情そうな女の子
6.その他(内容自由)
↓2


難しい顔でタブレットを弄る、近づき難い純情そうな女の子(兵庫県出身)
http://i.imgur.com/COJmxxS.jpg


菜々「(だ、だからあの二人はスルーしましょう! ホラ、行きましょうっ!)」グイッ

ユダ「(そ、そうだな…。折角の逢引き中に水を差しては悪いしな…)」スッ

桃華「レイちゃま? 早くいきましょう?」

レイ「(今、強い視線を感じたが……、気のせいか……?)」チラッ

レイ「……」


・・・・・
・・・


======
~~5分後~~


菜々「こんにちはっ♪」

「はい?」

菜々「あっ」

ありす「……あ!」

菜々「……」

ありす「菜々さんですか? 変装もせずに、どうしてこんな所に?」

菜々「……」

ありす「……」

菜々「す、すみません。人違いでしたし、人違いです」ダッ!

ありす「あっ! な、菜々さん!?」



菜々「(ぐむうッ?! お、押さないで下さいっ!)」グイグイ!

ユダ「(何故戻ってくるのだ!? コチラにまで被害が及ぶではないか!!)」グイグイ

ユダ「(貴様が話しかけた以上、もう責任を取れ! 俺は関知しないぞ!!)」

菜々「(だだだだだだってッ!!! あまりに雰囲気が普段と違うから本人と気付かなかったんですよ!!!)」

菜々「(というか、ユダさんは気付いてたなら何で止めてくれなかったんですかぁ!?)」

ユダ「(早く出ろっ! 近づいて来るだろ奴が!!!)」

菜々「(ご、後生ですから、私も物陰に入れて下さい~~っ!!)」




ありす「……??」キョロキョロ





●安価
「二人の行動」

1.逃げてクラリスと合流する
2.観念して二人とも物陰から出る
3.安部菜々を囮にしてユダだけ離脱する
4.その他(内容自由)
↓2

一旦中断、再開は20:30頃



ゲシッ!

菜々「わっ! ちょ、ちょッ……!!」ヨロヨロ

ありす「あ! そんな所に隠れていたんですか!」

菜々「わわわっ、あ、あ…、ありすちゃん…!」

ありす「人の顔を見るなり一目散に逃げるなんて、傷付くじゃないですか!」

ありす「しかも自分からわざわざ声を掛けておいて…。傍迷惑な…」

菜々「ご、ごめんなさい。ちょっとお手洗いに……(これは言い逃れ出来ない…)」

ありす「しかし何故、兵庫に? 菜々さんの実家はウサミン星こと千葉県の筈では?」

菜々「そ、そうですね…、ちょっと観光というか、買い物に来たんですけど…」

ありす「奇遇ですね。私も今日は纏まった休みを貰って、折角なので地元に足を伸ばし服を選びに来ていたんですが…」

ありす「良ければご一緒しませんか?」

菜々「え、ええっとぉ…、そ、それは…」

菜々「ど…、どうします? ユダさ…」チラッ


……

菜々「!!!  居ないッ!? あれっ…!?」

ありす「?」

菜々「………」

菜々「まあ…、いいのかな? こうなった以上、こっちの方がゆっくり観光出来ますし…」

菜々「お付き合いしましょう、ありすちゃん♪ もう勧誘なんてナナは関わりませんから!」

ありす「はい。では行きましょうか」




・・・・・
・・・


======
(三宮センタープラザ 西館2F キッズエリア)


ユダ「フン…、走為上、三十六計逃げるに如かずだ」スタスタ

ユダ「勧誘材料に菜々を失ったのは痛手だが、面倒事はこれでクリアしたな」

ユダ「さて…、どうする…」

ユダ「時刻は15時か……」


~~♪

ユダ「…」ピッ

ユダ「もしもし…、ユダだが…」

クラリス『クラリスです。今はどちらに?』

ユダ「まだ三宮にいる」

クラリス『そうでしたか。宿泊先の都合、有馬温泉街の良い宿に付ける事が出来ましたので…』

ユダ「おお! 良くやった!」

クラリス『つきましては、私がお迎えに上がるか、ユダ様達が来られるかなのですが、如何致しましょう?』

ユダ「よし、場所を教えろ。今日は予定を切り上げて休むとしよう」

クラリス『了解しました』


ピッ

ユダ「フフフ…!」

ユダ「メタ珪酸効果で美肌とは…、なかなか悪く無い趣向だ!」

ユダ「勧誘など二の次だ! まずは俺の美しさにより磨きを掛けるために、有馬の温泉とやらを存分に堪能してやろうではないかッ!」

ユダ「ふふふふ…! ふはははははッ!」



「ママー、あの人どうしたのー?」

『指差しちゃダメよー。ホラ、行きましょう』



・・・・・
・・・



●安価
1.ユダのMP+(×2)
2.安部菜々のMP+
↓1,2,


★好感度 229/300
★ユダMP 137→268
★安部菜々MP 57→69


・・・
・・・・・
======
~~1時間後~~
(有馬温泉街 兵衛向陽閣)
(露天風呂)


カコーン…

ユダ「……」

クラリス「お湯加減は如何でしょう?」

ユダ「…実に良い…、実に素晴らしい…!」バシャ

ユダ「あらゆる美を心得る妖星のユダを、ここまで感服させるとは…」

ユダ「青青とした山並と街の景観を一望出来る、この眺めの素晴らしさ…」

ユダ「加えて、和の趣で統一した意匠が隅々まで凝らされたこの客室…!」

ユダ「贅と質を取り揃えた本物の様相と褒めてやろう」

ユダ「しかし…」

ユダ「露天風呂付き客室など、飛び入りながらよく確保出来たな?」

クラリス「はい。地元の観光案内役は各旅館とある程度のパイプは持っておりまして…」

クラリス「運良くキャンセルが出た所に、申し入れる事が出来ました。これも天の思し召しです」

ユダ「はぁ……、これは確かに良い所だ」

ユダ「緑が少ない東京では決して味わう事が出来ぬ豪奢だ…、来て良かった兵庫県…」

クラリス「満足して頂け、こちらも空腹を堪え走り回った甲斐がありました」

ユダ「(……)」

ユダ「(俺の家にも天望露天とか作ろうかな…)」



●安価
ユダのMP+
↓1


★好感度 229/300
★ユダMP 268→346
★安部菜々MP 69


クラリス「あの…、お連れの方は…?」

ユダ「ああ、奴か…?」

ユダ「暫く別行動を取っている。ここに泊るかは知らんが…」ザバッ

クラリス「そ、そうなのですか?」

ユダ「(置いてきちゃったし…、まあどうでも良いかな。奴は奴なりにこの街を堪能すれば良かろう)」ザブザブ

ユダ「(ああ…、しかし実に良い心地だ。もう勧誘とかどうでも良くなってきたぞ…)」

クラリス「折角良いお部屋を取る事が出来ましたので、連絡を入れて差し上げましょうか?」

ユダ「ん? ああ…、まあ好きにしろ」

クラリス「承知しました。では後ほどに…」

ユダ「後で一の湯、二の湯、三の湯でも回ってみるか…、勿論美肌の効用があるのだろう?」

クラリス「はい。金泉は健康増進、疲労回復はもとより、筋肉のコリや関節のこわばり、慢性的な皮膚病や様々な症状に効果があると言われております」

クラリス「ですが、膳の用意も間もなく整うとの事でしたので、また後でゆっくりと浸かるのは如何でしょう?」



●安価
ユダの行動・発言
↓2


ユダ「そうだな……食後にまた浴びよう。食事の方も期待して良いのだな?」

クラリス「ここの会席は私も一度食べた事がありますので、味は保証します。きっと満足して頂ける事でしょう」

ユダ「フフフ…、それは楽しみだ」

ユダ「しかし、貴様はこの後どうするのだ?」

クラリス「御二方の邪魔は致しません。自分の家で休み、また明日お迎えに上がります」

ユダ「自分の家…、教会か?」

クラリス「いえ、教会近くの安普請です」

ユダ「ふぅん……」

クラリス「では、お連れの方に連絡を入れて参りますので、ユダ様はごゆっくり露天を堪能していて下さい」スタッ



ユダ「……」

ユダ「長く浸かればそれに比例して美容効果も上がるのだろうか…」ザブン

ユダ「…食事が整うまで、ずっと浸かっているか………」バシャバシャ


・・・・・
・・・



●安価
ユダのMP+(ラスト)
↓1


★好感度 229/300
★ユダMP 346→416(STOP!)
★安部菜々MP 69


・・・
・・・・・
======
~~1時間後~~
(兵衛向陽閣 玄関)



菜々「あ、いた!」

クラリス「菜々さん、こちらです♪」

ありす「……」

クラリス「…?」

クラリス「えっと…、此方の可愛らしい方は…?」

菜々「えっと…、仕事仲間というか、一応は知り合いです。途中でバッタリ合って…」

ありす「橘ありすと言います」ペコリ

クラリス「お初にお目に掛かります。この街でシスターと観光案内役を務めております、クラリスと申します」

ありす「宜しくお願いします」

菜々「クラリスさん、申し訳ないんですが…、もう一人分の追加って……今から出来ますかね…?」

クラリス「そうですね…」

クラリス「上手く掛け合ってみましょう。この旅館には知り合いが大勢いるので、何とかなると思います」

菜々「す、すみません…。色々とご迷惑を掛けて…」

クラリス「いえいえ、お気になさらず。あと…」

クラリス「既にユダ様は部屋で寛いでいらっしゃいますよ。備え付けの露天に入っていらっしゃいますので…」

菜々「はい、わかりま……」

菜々「!?」

菜々「あ、相部屋ですかッ!?」

クラリス「はい…、な、何か不都合が…?」



●安価
安部菜々の発言・行動
↓1.2

ところで>>1さんや

見返してたら自己紹介にシンが居ないんですわ

>>774
今度訂正しておきます。
不快に感じたのであれば、謝罪いたします、申し訳御座いませんでした。
誤字脱字が多数あり、お見苦しい部分があるとは思いますが、そういった時は生温かい目で見守るか指摘して下さると嬉しいです。
大変失礼いたしました。以後注意して執筆していきたいと思います


菜々「い、いえ…、大丈夫です」

菜々「(色々とナナ達のために案内をしてくれて、更に追加のお願いもしたのに、文句を言うのは気が引けます…)」

菜々「何でも無いですよ! 念願の有馬温泉に来たんですし、目一杯楽しむ事にします♪」

菜々「あり…、橘ちゃんは、来た事があるんですか?」

ありす「そうですね…、他の宿には数回有りますが、ここの宿は初めてです」

ありす「評判はすごく良いですよ、ここは。久し振りに地元の温泉も悪く無いかもしれないですね」

クラリス「では…、人数の変更に際して、もしかしたら部屋の移動があるかもしれませんので、フロントまで御同行願えますか?」

クラリス「その後は、御三方でどうぞ心行くまでお楽しみを…」

ありす「…?」

ありす「クラリスさんは、帰ってしまうのですか?」

クラリス「はい。今日は御二人と共に街を歩く事が出来て本当に楽しかったです。また明日の朝、お伺いを…」

菜々「折角今まで行動して来たのに、ここで別って言うのも味気ないですよ!」

菜々「クラリスさんも良ければ一緒にどうですか?」

クラリス「…」

クラリス「ご一緒しても、よろしいのですか?」

菜々「勿論ですよっ♪ みんなで楽しみましょう!」

クラリス「本当に奇特な方々ですね…、ではお言葉に甘えたいと思います」

クラリス「……どうもありがとうございます」



●安価
好感度+
↓1


★好感度 229→300/300
★ユダMP 416
★安部菜々MP 69



クラリス「では…、私も含め、4人部屋という事で、都合をつけたいと思います」

ありす「わ…、私も一緒の部屋ですか?」

菜々「えっ?」

菜々「な、何言ってるんですか? 当然じゃないですかっ」

ありす「は…、はい…。そうですね……」

菜々「……?」

菜々「(あっ…!!!)」

菜々「(そ、そういえば……ありすちゃんって、最近ユダさんに虐められたんでしたっけ…)」

ありす「……」

菜々「だ、大丈夫ですよ橘ちゃん! ナナも付いていますから…」

ありす「はい…、宜しくお願いします…」

菜々「(何か……先行きが不安ですね…)」


・・・・・
・・・


●安価
「ユダが待つ部屋に、先頭として入る人物」

1.安部菜々
2.橘ありす
3.クラリス
↓1



・・・
・・・・・
======
~~10分後~~
(ユダ一行の客室)



ユダ「……」ジー

ユダ「ふんっ…!」グイッ

ユダ「……」ムキッ!

ユダ「……ほぉん…?」

ユダ「何時どの角度から眺めても、惚れ惚れする非の打ち所のない肉体美だ…」

ユダ「美しいっ……」ジロジロ

ユダ「しかし、あれから1時間ほど湯に浸かっていたが…、まだ目に見える変化は無いな」

ユダ「…やはり本命は階下の温泉か…。明日にでも時間を掛けて回ってみるか…」

ユダ「……」ジロジロ



ガラッ


菜々「ユダさん、お待たせし……」

ユダ「………」チラッ

菜々「」


ユダ「何だ、貴様もようやく来たのか…」ズイッ

菜々「あ、あ……! あ、ああぅ……///」

菜々「(な、何故に部屋のど真ん中で裸にっ……!!)」

クラリス「菜々さん、どうしました?」

ありす「そこで立ち止まっていては、部屋に入れないじゃないですか…」

菜々「!!!!」

菜々「ま、ま、待ってッ!!! 待って下さいッッ!!!!」バタバタ

菜々「いいい、一旦出ましょうッ! 出ますッ!! な、な中はいいい色々と凄い状態になってま、ますからッ!!!」ガタガタ

クラリス「…?」

ありす「…??」



バタバタバタ…

ユダ「…」

ユダ「何だアイツは…、この美しき肉体を前にして踵を返すとは…」

ユダ「完璧すぎる故の俺の圧倒的な存在感が、奴自身の容姿に対する劣等感を駆り立ててしまったか?」

ユダ「だが、あの声……、まさか橘も付いてきたのか?」

ユダ「マズイな…。橘とはあの一見の後、色々と冷たくされている。せめて刺激しないよう、服でも着ておくか…」

ユダ「まだ食事まで時間は有りそうだな。少し休ませて貰うか」


・・・・・
・・・



●安価
安部菜々のMP+(ラスト)
↓1


★好感度 300/300
★ユダMP 416
★安部菜々MP 69→124(STOP!)



・・・
・・・・・
=======
~~10分後~~
(一の湯 露天)


カコーン…

菜々「ううぃ………はぁ~…♪」チャプッ

クラリス「ふう…」

ありす「…」

菜々「いやぁ…、やっぱりいいですね…♪」

菜々「眺望素晴らしい和風の景観に癒しや落ち着きを感じられるのは…、日本人の所以というか感性というか…♪」

菜々「日常の喧騒を忘れて、窓から庭園の山々を眺めていると、もう都会に帰る気が引けますね」

クラリス「ふふっ…、そう言って貰えると、地元民としては嬉しいです」

ありす「菜々さんはウサミン星人なのでは?」

菜々「そうですね…、でも今だけは日本人でもイイ気がします…♪」

ありす「(意味が分からない…)」


菜々「金泉のこの濁った感じが、実に体に良さそうで…」チャプッ

菜々「じっくり使って、体の節々の凝りを取って帰りたいですね」

クラリス「あとで部屋に戻ったら、マッサージでも致しましょうか?」

菜々「本当ですか! それは是非…♪」

ありす「ふう……っと…」ザブッ

ありす「では私は先に上がって…、部屋に戻……」

ありす「…」

ありす「いえ、脱衣所でゆっくりしています」

菜々「はい、分かりました。ナナ達はもう少し浸かっていきますね」

ありす「ごゆっくりどうぞ」


カコーン…♪

クラリス「……」

クラリス「…菜々さん?」チャプッ

菜々「はい?」

クラリス「ふふっ…、これ、どうですか?」カタッ

菜々「これ…?」チラッ

菜々「……!」

クラリス「美味しいですよ?」

菜々「わ、ワインですか!?」

菜々「け…、けど、こんな物を持ち込んで良いんですか……?」

クラリス「まあ、今日という素晴らしい日に、カタい事は抜きにしましょう。これはイエスの血なのですから…」

菜々「(ど、どういう理屈ですか、ソレ…?!)」


●安価
1.今日は気分が良いし、折角なので頂く
2.自分は未成年(仮)である。断る
↓2


菜々「も、申し訳ないんですが…」

クラリス「?」

菜々「な、ナナはその…、み、未成年でして…」

クラリス「……」

菜々「(高そうなワイン…、美味しそうだけど…、ここは堪えなければ…っ!)」

クラリス「……ふふっ」

菜々「!」

クラリス「申し分けありません。確かに貴方はそうでしたね…」

クラリス「こちらこそ不躾な事をして申し訳ありませんでした。一人で飲むのも気が引けますので…」コトッ

菜々「あ、いいえ…、別にクラリスさんは飲んでも良いですよ?」

クラリス「一人で酒精に浸るのも良いですが、今日は皆さんと同じ気分でいたいのです」

クラリス「これは、今度一人の時に開けましょう」

菜々「…」

菜々「(露天風呂でワインかぁ……、くそぅ………)」

クラリス「ふう…、今日は一日街を歩いて疲れましたね…」

菜々「貴方のおかげで、ナナ達は大分楽しめました♪ 本当に旅は道連れですね…」

クラリス「はい。一期一会の出会いというのは大切にしなければ…」

クラリス「今日という出会いに感謝しましょう…」


・・・・・
・・・



●安価
好感度-
(奇数-、偶数-(÷2)
↓1


★好感度 300→225/300


・・・
・・・・・
=======
~~翌朝~~
(バイキングレストラン)



菜々「……」

ありす「………」


ドサッ!

クラリス「では、頂きましょうか。今日も主に感謝を込めて…」スッ

ありす「そ…、それ、全部食べるんですか?」

クラリス「はい。食と生への奉謝を忘れず、命の尊さを噛みしめながら…」

ユダ「10人前くらい料理を持ってきているが、全部食えるのか?」

クラリス「勿論です、ユダ様。これでもまだ足りない位です…。全ての食材に感謝を込めて…」

ユダ「食欲しか込めてない気がするのは気のせいか?」

ありす「(悪食…)」

菜々「というか昨日の夜、ユダさんとあれだけ飲んだのに、元気ですね…」

クラリス「そうですね、昨日は些か飲みすぎましたかもしれません…」モグモグ

ユダ「まあ、酒に関してはなかなか楽しめたな。なかなか飲めるじゃあないか、貴様…?」

クラリス「ふふっ…、まだまだ量の内ではありませんよ?」パクパク

菜々「(二人で日本酒を10升空けてるのに…)」

ありす「(鉄の胃袋ですね…)」


菜々「今日の予定はどうしますか?」

ユダ「まだ時間は有る。今日は勧誘重視でゆっくりと、このユダの審美眼に叶う品定めをだな…」

ありす「私は昼から用事があるので、この後すぐ失礼します」

ユダ「おお、そうか。また事務所でな」

ありす「はい。今日は楽しかったです」

クラリス「予定なんですが…」

クラリス「一旦、私の家に寄って貰ってもよろしいでしょうか?」

ユダ「何かあるのか?」

クラリス「はい、少し野暮用で…。近くですので、歩いて30分も掛かりません」

ユダ「…確か、教会近くの安普請と言っていたな」

ユダ「まあ…、良いだろう。菜々もそれで良いな?」

菜々「分かりました、歩いて移動ですね!」

クラリス「ありがとうございます、今日もよろしくお願いします…」モグモグ

ユダ「(しかし本当に食うな、コイツ…)」

菜々「(食費とかどうしてるんでしょうか…)」

ありす「(やはり名うて温泉宿…、どの料理も美味しいですね…!)」モグモグ

ありす「(しかし私も負けていませんっ! このレベルなら橘流に遥かに劣る…!)」ニヤリ


・・・・・
・・・


・・・
・・・・・・
======
~~1時間後~~
(道中)


ユダ「教会の立て直しか…」

クラリス「はい。最近は信仰者も減り、維持すらままならなく…」

クラリス「少しでもその助けになればと思い、始めたのです」

菜々「だから観光アドバイザーとして働いているんですね…」

クラリス「片手間でしたが、本当に充実しています、貴方達の様な愉快な人達に出会えもしますし…」

クラリス「ですがそれでも雀の涙程で、あまり状況は芳しいとは言えません…」

ユダ「…フン」

菜々「大変ですねぇ…。ナナ達も人の事は言えませんけどね?」

ユダ「…それは上に立つアイツのせいだ。主な原因は…」

菜々「あ、あはは…」

クラリス「…さて、着きました」

クラリス「自宅に戻り準備をして参りますので、御二人は教会の中で待って貰えますか?」


・・・・・
・・・



・・・
・・・・・
======
(教会 内部)



菜々「教会なんて来るの、久々な気がしますっ!」

菜々「やっぱり佇まいからして、神聖な場って感じがしますね…。湿気は余りないですが、日の光があまり指さず…」

ユダ「それは…、恐らくあれの為だな」スッ

菜々「!」

菜々「あれ…、パイプオルガンですか? こんな小さな教会に、随分立派な…」

ユダ「維持費が足りんというのも、頷ける。身に合わん物を背負い込むからだ」

ユダ「しかし何故だか落ち着かんな…。無性にソワソワするぞ…」

菜々「ど、どうしてですか?」

ユダ「こんな清浄な場は、闘争を善しとする俺達には性が合わん。俺自身、神という偶像もそれ程信仰してはおらんしな」

菜々「そうなんですか…。まあ…、名前の通りってカンジがしますけど」

ユダ「…何か言ったかな?」

菜々「い、いえっ! 何も言ってません…」



ガチャ

クラリス「お待たせしました」

ユダ「ん…!」

菜々「わあ…! 修道服ですか! 似合いますね♪」

クラリス「まあ、こちらが本職なので…」

ユダ「しかし何故そんな服を着て来たのだ? 今日も街中に繰り出すのではないのか?」

クラリス「………」

クラリス「実はですね…」

菜々「?」

クラリス「私が観光案内で務めるルートには、教会の宣伝も兼ねて…」

クラリス「参加者の皆さんに、礼拝と懺悔をお願いしているのです」

ユダ「……礼拝?」

菜々「懺悔??」

クラリス「そんなに時間は取りません。お付き合い頂けないでしょうか?」

クラリス「普段は馴染み無いと思いますが、少しでも神の御心に触れ、関心を寄せて欲しいと思い…」

クラリス「また、これからの旅行に際しても、日々抱いている迷いや悩みの心を取り除いて、存分に楽しんでもらえるようにと…」

ユダ「……」

菜々「別に構いませんよね?」

ユダ「…勝手に予定を組まされるのは癪だが…」

ユダ「良いだろう。ただし短めに済ませろ」

クラリス「はい。ありがとうございます…」

クラリス「…では…、まず讃美歌を歌いましょう。ご唱和願います」


菜々「(ユダさん、讃美歌312番の初めは『いーつくしみふかーきー♪』ですよ!)」

ユダ「(これくらい知っている、馬鹿にするなッ!)」

クラリス「……」

ユダ「ぃー…」



クラリス『いつくしみ深き  友なるイエスはー』

クラリス『罪、咎、憂を  とり去りたもうー』

クラリス『こころの嘆きを  包まず述べてー』

クラリス『などかは下さぬ  負える重荷をー』

菜々「おえるおもにをー♪」


クラリス『いつくしみ深き  友なるイエスはー』
 
クラリス『われらの弱きを  知りて憐れむー』

クラリス『悩み、悲しみに  沈めるときもー』
 
クラリス『祈りにこたえて 慰めたまわんー』

菜々「たまわんー♪」


クラリス『いつくしみ深き  友なるイエスはー』
 
クラリス『かわらぬ愛もて  導きたもうー』

クラリス『世の友われらを  棄て去るときもー』
 
クラリス『祈りにこたえて  労たまわんー』

菜々「たまわんーーっ♪」



ユダ「…」

クラリス「………アーメン」

ユダ「……」

ユダ「…………」


菜々「ユダさん! ちゃんと歌ってましたか?」

菜々「最初の『い』しか聞こえませんでしたよ? もう…、口パクとか、中学校の校歌斉唱じゃなんだから……」

ユダ「……」

菜々「……ぽかんと口を開けて…、何を呆けてるんですか?」

ユダ「……」

ユダ「………」

菜々「……?」

ユダ「ハッ!!?」ガクン

菜々「うわっ!!」ビクッ

ユダ「う…、美しいッ……!」

菜々「……ハイ?」

ユダ「教会や聖歌の神聖な相乗効果などでは断じてないッ!」ガシッ!

菜々「!?」ガクン

ユダ「思わず聞き惚れる程の透き通る歌声…!、力強さを保った伸びのあるビブラート…! 天の楽園を彷彿とさせる声質のソフトさ…!」

ユダ「俺は今、歌い手としての素質と実力を…、確かにあの女から感じたぞ、安部菜々よ!」

菜々「」

ユダ「食い意地は兎も角…、奴の才能をただのボロ教会の修道女として埋没させるには非常に惜しい!」

ユダ「決めたぞ…、スカウトするならば、あの女が丁度良い!」

菜々「え、ええ!?」

ユダ「条件も揃っているではないか! 教会の立て直しとして新たな副業、そしてあの歌声…!」

菜々「で、ですが……、………ってアレ?」

ユダ「………!」

ユダ「……あの女は、何処に消えた…?」


『では、次は懺悔に入りますので…』

『まずは安部菜々さんから……、奥のつい立てを通ってコチラの部屋に来て下さい』


菜々「!」

ユダ「……懺悔…」

菜々「な、ナナからですか?」

ユダ「早く行け。こんな茶番は済ませて、早い所、契約交渉の話しをクラリスとしなければならんのだ」

菜々「で、でも菜々…、懺悔する事なんて何も無いですよっ!?」

ユダ「はあ? 適当でも嘘でもいいから、さっさと行くのだッ!」ゲシッ

菜々「わ、分かりましたよぅ……」トボトボ



・・・・・
・・・


======
(懺悔の部屋)



菜々「(へえ…、中は以外に狭い……)」

菜々「(向かいにクラリスさんが居るんでしょうか? 壁とつい立に阻まれて、上手い具合に顔は見えませんね…)」

クラリス『では……』

クラリス『父と子と聖霊の御名によって。アーメン』

菜々「あ、あーめん…」

クラリス『神の慈愛を信頼し、貴女の罪をここに告白して下さい』

菜々「……」





『さあ神に祈りましょう…、全能たる主は全てを見ています』

『父なる主は隔てなく万人を愛し、そして赦しましょう…』



【クラリスとの契約について】

・遠征中に溜めた2人のMP(メンタルポイント)を使用し、勧誘に臨む
・安価で随時減少
・1回懺悔をする事によって、そのMPがゴリゴリ減っていく
・懺悔回数は、2人合わせて計6回
・懺悔の内容で減少値の隔たりは特に無いが、終盤に進むにつれて大きく減り始める
・懺悔を6回終えた時点でMPが残っていれば、好感度を利用した有利な契約交渉へ移行する
・途中でMPが尽きればそこで懺悔は終了し、好感度を利用しない不利な契約交渉へ移行する

・先手である安部菜々が何処まで持ち堪えられるかが、大きな鍵となるかもしれない
・安部菜々のMPの減りに関しては、内容によってかなり隔たりがある

★好感度 225/300
★ユダMP 416
★安部菜々MP 124






●安価(残り6回)
「安部菜々の懺悔」

1.公式では17歳とか謳ってますけど、実は詐称です
2.出身地がウサミン星とか、真っ赤なウソです
3.その他(内容自由)
↓1

今日はここまで、また次回

菜々「こっ…これはクラリス番長の超眼力による部活奥義発動のフラグですね!」


菜々「…私は、嘘をついています」

菜々「…公式では17歳とか謳ってますけど、実は詐称です」

菜々「本当はそのひとまわりもふたまわりも上を行ってて、もう立派なアラサー…、ううん……」

クラリス「……」

菜々「最近だと筋肉痛は2日くらい遅れてきますし、脂っこい物を勧められたら軽く断るようにしています」

菜々「若い女の子の話題に付いていくため、必死に勉強しています。ポップティーン、ミニ、ノンノ…」

菜々「AAAをエーエーエーと堂々と読んでしまった時は、もう肝が冷えましたよ」

菜々「流行のコーデとか柄コンとか、SNSもやったりしてますけど、もう用語が理解出来ません…」

クラリス「……」

菜々「フロリダ? ヤグる? つらたん? おねまる? てんあげ? メンディー…?」

菜々「な…、ナナは時代錯誤の生き遅れた人間なんですか? ナナがおかしいんですか?」


菜々「……本当は、同世代と懐かしい昔話に花を咲かせたいですよ」

菜々「世代? そうですね……、サザエさんの放送が火曜で、次回予告でジャンケンでは無くお菓子を口に投げ入れていたのを、余裕で観ていた世代……と言えば…、簡単にわかっちゃいますか…?」

菜々「世代のアイドルで言えば、松田聖子や山口百恵やおにゃん子だとか、筋肉少女帯やチェッカーズとかはもうミーハーというかドストライクで…」

菜々「あっ、ミーハーってもう死語ですかね? あはははは……」

クラリス「……」

菜々「今の子ってファミコンとかネオジオとか言っても通じるんですか? ハイスコアガールを読んだ時は心が躍りましたけど…」

菜々「第一……」

菜々「修道服姿の貴方を見た瞬間、パッと頭をよぎったのが、ひょうきん懺悔室とゲーニッツですよ?」

クラリス「………」

菜々「……大勢のファンを裏切って、心が痛いです」

クラリス「………」

菜々「……」

クラリス「安部菜々さん…」

クラリス「赦しましょう。父なる主は隔てなく万人を愛し、そして赦しましょう…」


クラリス「貴方は今に至るまで、凡夫な私如きでは想像も出来ない葛藤、呵責、猜疑心に苛まれてきたことでしょう…」

クラリス「自分を責めないで下さい…、自分の道を見失わないで下さい…」

クラリス「アイドルとは偶像。手が届かぬ孤高で鮮烈な存在だからこそ、人々は憧憬の念を抱き、ひた向きに慕い、その輝きを追い求めるのです」

クラリス「今の貴方が最高に魅力的だからこそ、大勢のファンは安部菜々という人間に惹かれているのです」

菜々「で、でも…」

クラリス「……」

菜々「ファンのみんなは本当のナナを知らない…、も、もし知ってしまったら…」

クラリス「…少し語弊がありましたね。『今の貴方』とは、年を偽っている貴方の事ではありません」

菜々「…?」


クラリス「年齢を偽った程度で侮蔑し引き離れていくような、所詮その程度の者達と……、貴方は推し量っているのですか?」

クラリス「貴方の今までの活動は、その程度の者達にしか心を通わせる事が出来なかったのですか?」

菜々「…!」

クラリス「全てを受け入れましょう。ひたむきに前を向き壇上で輝く姿。時に苦境に陥り笑顔を濁してしまう姿…」

クラリス「ファンというのは、その人が本当に辛い時にこそ、その背を後押しする者でしょう?」

菜々「……」

菜々「……はい…」

クラリス「…かく言う私も、その一人です」

菜々「…」

菜々「えっ…?」


クラリス「ふふふっ…、夜行バスの3人掛けの席で、貴方が隣に居ると分かって…」

クラリス「興奮で眠れなかったのです。何か御忍びの理由でもあるのかと…」

菜々「あっ…!」


~~~~~~~~
『少し、聞き覚えのある名前が聞こえましたので、つい耳を傾けてしまいました』
~~~~~~~~


菜々「(あれは、背信者の名を冠すユダさんでは無く……、)」

菜々「……………そうだったんですか…」

クラリス「追い求めていたアイドルと出会えて、観光まで御一緒させて頂いた…」

クラリス「さながら、福音を受けたかのような心持でした」

菜々「……」

菜々「ワイン…、ありがとうございました…。なのに断っちゃってすみません……」

菜々「気付いていたんですね…」

クラリス「……はい。申し訳ありません」


クラリス「安部菜々さん…」

クラリス「貴方の信じる道を進みなさい。その道は即ち、我らの欲する物と同じです」

菜々「…はい」

クラリス「…今の懺悔は、聞かなかった事にします」

クラリス「貴方は17歳の、ウサミン星から来たアイドルなのだから」

菜々「クラリスさん…」

クラリス「しかし、また辛い時があれば、何時でもいらして下さい」

クラリス「来たる日が来れば、私も全てを受け入れましょう。ファンは貴方と共にある事を忘れないで下さい」

クラリス「人間皆、誰しも正直に生きている訳ではないのです。ですが、それを省み見つめるという行いが出来る人間程、真っ直ぐにあろうとする心の強い人間なのです」

クラリス「……これからもそんな貴方を、応援しています」

菜々「……ありがとうございました」

菜々「…少し、気分が楽になりました。ファンである貴方にそう言って貰えて…」

菜々「……また、必ず来まずっ…」ズズッ

クラリス「ハンカチです。どうぞ…」スッ

菜々「…ずみまぜぇん…」ズズズ

クラリス「………」

菜々「ぅぇぇぇ………っ」ズズッ




●安価
安部菜々のMP-(×3)
↓1

あたぁ・・・


★安部菜々MP 124→43



クラリス「……」

クラリス「他に、何か告白する事は御座いませんか?」

菜々「はい…、そうですね…」

菜々「(……)」

菜々「いいえ、ありませんっ」

クラリス「……全能たる主は全てを見ています」

菜々「!!」

クラリス「神の慈愛を信頼し、貴女の罪をここに告白して下さい」

菜々「……っ!」



●安価(残り5回)
安部菜々の懺悔
↓2


菜々「…」

クラリス「……」

菜々「この2泊3日の遠征の補佐にナナが槍玉に挙がったのは、単純に暇そうだから目を付けられたんですが…」

菜々「普段の生活で溜まった、周囲への抑圧や劣等感など、鬱憤やストレスを何もかも見知らぬ地でリフレッシュしたくて…」

クラリス「……」

菜々「願っても無い抜擢でした。最近は仕事の方もそんなに忙しくありませんでしたし…」

菜々「…ただ、ユダさんの仕事……、社員の勧誘に付き合えとか言われて、バスの中で著しくテンションが下がったのは覚えています」

菜々「実の所は、この遠征ではもうあらゆる仕事をブッチして神戸を満喫したかったんです」

菜々「職場ではたまに、社長命令で理不尽極まりない謎な仕事を押し付けられりするし、ただそれでも何故か人気に繋がってるし…」

菜々「それは何かと言うと…、346プロダクションのプロデューサーに勝負を挑んで来いとか、狼みたいな一族の生態に迫る取材とか…」

菜々「別に嫌という訳ではないんですが、その……アレです…」

菜々「体力…、気力が持たないと言うか…」

クラリス「……」


菜々「正直に言えば、有馬温泉の露天でクラリスさんから勧められたお酒も普通に飲みたかったし…、むしろ何で飲ませてくれなかったというか…」

菜々「昨日の晩だって、シラフでありすちゃんと苺料理談議しているより、お二人に混じって酒の席ではっちゃけたかったというか…」

菜々「まあでも、ナナは大人ですから、か弱い未成年の子供に悪影響を与えない様に監督する務めをあえて買って出たんですけどねっ…」

クラリス「……」

菜々「……なにか、こんな場所まで赴いて、仕事をしたく無かったんです。もうただ観光をしたかったんです」

菜々「仕事を切り離して落ち着いて関われる友人が欲しかったと言うか…、そういう安らぎが今の菜々には無いかなあって…」

クラリス「……」

菜々「……」

クラリス「…安部菜々さん」

クラリス「赦しましょう。父なる主は隔てなく万人を愛し、そして赦しましょう…」


クラリス「仕事や生活の事を忘れ、いち個人として娯楽に興じたい…、一人の時間が欲しい…」

クラリス「無機質な社会の歯車となって自分を見失いがちな社会人において、一度は誰もが思う事です」

クラリス「何も恥じる事も、後ろめたく思う事もありません。人という生き物は常に何かに束縛されている物なのです」

クラリス「窮屈に感じるのは、当然の事です」

菜々「……はい」

クラリス「規律、時間、人間関係……、そして自分で敷いたルール…」

クラリス「周囲に流されるまま、翻弄されていては…、いずれ貴方も自分を見失ってしまうでしょう」

クラリス「遵守すべき所は遵守し、そして緩める所は緩める…」

クラリス「そう今思っている心を大切にして下さい」

クラリス「日々の喧騒を忘れ、自分の時間を大切にする…、大いに結構です」

クラリス「ですが、自制は大事です。自分を過度に許しすぎ、自らを律する事が出来ない人間は、横暴で我儘な振る舞いに捉えられてしまうでしょう」

クラリス「即ち、他者への慈しみを忘れた背信者と同じなのです」

菜々「……はい」

クラリス「…私でよければ、何時でも話を聞きますから…」

クラリス「自分を見失わず、また思いやって下さい。分からない時は、一人で悩みを背負わず、他者を頼りましょう」

菜々「……」

菜々「…はい、ありがとうございます」


クラリス「職場での抑圧もあると言っていましたね?」

菜々「…」

クラリス「貴方からは…、自身の仕事に目標を持って、楽しく取り組んでいるような意志や気概を感じられたのですが…」

菜々「……」

クラリス「芸能界という世界は、一般人の私では想像出来ない闇や事情が存在するのでしょう」

クラリス「軽はずみな事は言えませんが…」

クラリス「自分の御意志を大切にして下さい。上司に立ち向かうのも、また勇気です」

クラリス「真摯な想いは、必ず人の胸を打つ…」

クラリス「…世間を賑わせ、大勢を惹きつける貴方なら、それが出来ると信じています」

クラリス「……頑張って下さい」

菜々「……」

菜々「……」

菜々「……それが…っ」

クラリス「…?」

菜々「ぞれが、で、でぎないんでずぅぅぅ~…っ、ぅ、うぇぇぇ~…」ダバー

クラリス「!!」

菜々「えぇ~ん……、うううぅっ…!」ズズズ

クラリス「………???」



●安価
安部菜々のMP-(×2)
↓1


安部菜々MP 43→0


・・・
・・・・・
======


ユダ「……」

『ユダ様、中へを入り下さい』

ユダ「……!?」

ユダ「あ、安部菜々は…?」

『彼女は少し落ち着いてからそちらへ参るそうです』

ユダ「(な、何があった……)」

ユダ「……」

ユダ「フン…、しかし懺悔か…」

ユダ「言われてみれば初めての体験。こんな問答で罪が現れる事などあろうはずも無い」

ユダ「……5分で終わらせてやる」スタッ

菜々はんが削ったのはMP(メンタルポイント)じゃない!SP(ストレスポイント)や!
でも2回もがんばっただけ上出来でしょ


======
(懺悔の部屋)




クラリス『父と子と聖霊の御名によって。アーメン』

ユダ「……ふん」

クラリス『神の慈愛を信頼し、貴女の罪をここに告白して下さい』

ユダ「犯した罪など覚えは無いし、考えた事もない。力ある者の行いが全て正しく、即ち下民の言う所の『法』だ」

ユダ「故に罪を犯すのは俺では有り得ない。俺以外の人間だ」

ユダ「懺悔などする必要も無し。俺からは、以上だ…」

ユダ「いや…、強いて言えば、この世で最高の美しさを持つことこそが罪…、とでも言っておこうか。ククク…!」

クラリス「……」

クラリス「……」

クラリス「昨日、一日だけ、貴方様と行動を共にしまして…」

クラリス「私が貴女から感じたのは、揺るぎ無い絶対的な自信と、冷徹ともいえる見透かした…、達観したかのような眼差し……」

クラリス「それに基づくのは、貴方が壮絶な過去を歩み今に至っていると言う事実」

クラリス「恐らく、私達の日常や世界では想像すら出来ない、修羅場や苦難を乗り越えて来た筈です…」

ユダ「ほう…?」

クラリス「……」

クラリス「しかし一つ言える事は…」

クラリス「貴方は嘘をついています」

ユダ「……!?」


クラリス「先程仰った…『この世で最高の美しさを持つこと』…」

クラリス「確かに…、貴方は御自身の強さと美しさに関して大きな自負を持っていますが…」

クラリス「それがかつて、揺らいだ過去がおありですね?」

ユダ「!!!」

クラリス「それは…」

クラリス「若かりし時、共に修業を励んだ友の…」

ユダ「ま、待てッ!! 皆まで言うなッ!!」バッ!

クラリス「……」

ユダ「く、くそ………」

ユダ「チッ…、貴様は腕の良い情報屋でも雇っているのか…?」

ユダ「人の弱みや過去を暴くとは…、良い度胸じゃないか…、ええ?」

クラリス「私は会話を通し、その人の本質を見抜く事が出来るのです」

クラリス「決して、他言する事も、それを利用し貶める事もありません。神に誓います」

ユダ「(……)」

ユダ「(得体の知れん女だ…、しかし、あの美声には換えられん)」

ユダ「良いだろう、懺悔とやらに付き合ってやろうではないか…!」

クラリス「……」



●安価(残り4回)
「妖星ユダの懺悔」

1.自らの行動で南斗六星の崩壊を招きました。どっかの誰かさんの命令とは言え…
2.力と美しさを追い求める余り、大勢の者をこの手に掛けました
3.美しい女達を次々と誘拐し、ダっサイ焼印をその体に刻みました
4.俺だけリボルテック化も究極版表紙抜擢も無く、荒んだ日々を送っていました
5.間違ったUDのスペルで30年以上、ファンに困惑と不安を抱かせていました
6.ユダガールズと称してバイトで雇った侍女に恥ずかしい事ばかりさせています
7.その他(内容自由)
↓3

7 新しいアルバイトの募集で幼き同僚(ありす)を泣かせてしまった


ユダ「そうだな…、強いて捻りだすのならば…」

ユダ「新しいアルバイトの募集で、幼き同僚を泣かせてしまった事だな」

クラリス「……詳細をお聞きしてもよろしいですか?」

ユダ「ああ」

ユダ「アルバイトと言っても、あれは俺の個人的な用件だ」

ユダ「その仕事に従事できることこそが名誉で、恥じるべき項目は何も無いのだが…」

ユダ「………いや、いま思い返せば、俺は何も悪く無いのかも知れん」

クラリス「…?」

ユダ「何故なら、大々的に公募し、それを知っていて奴は俺の所に足を運んだ……のかもしれん」

クラリス「……」

ユダ「だからあれは奴個人の意志と判断だ。そこは断言……、出来る」

クラリス「……」

クラリス「それは…、あくまで貴方の予測では無いのですか?」

ユダ「……」


クラリス「……何故、その者を悲しませてしまったのか、思い当たる節は無いと…?」

ユダ「ああ…」

ユダ「ただ公募と面接、そして研修を同時に行ったのだが…」

ユダ「……顔を赤くし体を小刻みに震わせ、凄まじく泣いてたな」

クラリス「……」

ユダ「………あれは、歓喜に打ち震えた感涙だったのかもしれん」

クラリス「…その者から、何か言われた事などは…」

ユダ「特には無いが…、バイトにも結局来ないし、会社では顔すら合わせてくれなくなった」

ユダ「どう思う?」

クラリス「……」

ユダ「というか、今後はどうしたら良いのだ? もう一回研修を行い、正式に迎い入れた方が良いのか?」

クラリス「……」



●安価
クラリスの発言、提言
↓1.2.


クラリス「ならばもう一度、その方と話し合ってみてはいかがかと…」

クラリス「ある程度の謝意を持てば、きっといい結果が得られます」

ユダ「ほう…、成程な」

ユダ「確かに、自ら志願しておきながら招集に一度も応じないとは、不誠実にも程がある」

ユダ「いくら普段は生真面目な奴でも、看過は出来んしな」

ユダ「あのイヴですら、毎回顔を出していると言うのに…」

クラリス「…」

ユダ「…誠心誠意を尽くし、奴を我がユダガールズの一員として迎える事にしよう」

ユダ「報酬は奴の意向に沿ってやろう。フフフ…、破格の待遇だな…!」

クラリス「人間関係の拗れは、互いの意志疎通の欠如が最たる原因です」

クラリス「向上を図るのであれば、目を背けず、真摯に向き合ってみて下さい」

クラリス「そうすれば、必ず分かりあえる時が来るでしょう…」

ユダ「ああ…。まあ貴様の助言を参考にするとしよう」

クラリス「……」

クラリス「(報酬は、被雇用側の希望……)」

クラリス「因みに…」

ユダ「ん?」

クラリス「1時間程の給金はおいくらですか?」


●安価
「ユダガールズの自給」
↓2

>>851 訂正


クラリス「ならばもう一度、その方と話し合ってみてはいかがかと…」

クラリス「ある程度の謝意を持てば、きっといい結果が得られます」

ユダ「ほう…、成程な」

ユダ「確かに、自ら志願しておきながら招集に一度も応じないとは、不誠実にも程がある」

ユダ「いくら普段は生真面目な奴でも、看過は出来んしな」

ユダ「あのイヴですら、毎回顔を出していると言うのに…」

クラリス「…」

ユダ「…誠心誠意を尽くし、奴を我がユダガールズの一員として迎える事にしよう」

ユダ「報酬は奴の意向に沿ってやろう。フフフ…、破格の待遇だな…!」

クラリス「人間関係の拗れは、互いの意志疎通の欠如が最たる原因です」

クラリス「向上を図るのであれば、目を背けず、真摯に向き合ってみて下さい」

クラリス「そうすれば、必ず分かりあえる時が来るでしょう…」

ユダ「ああ…。まあ貴様の助言を参考にするとしよう」

クラリス「……」

クラリス「(報酬は、被雇用側の希望……)」

クラリス「因みに…」

ユダ「ん?」

クラリス「1時間程の給金はおいくらですか?」


●安価
「ユダガールズの時給」
↓2

安価は↓2で

基本給1500円
+出来高と気分次第で手当て有
ついでに専用衣装貸付に食事つき
交通費と家賃は応相談


ユダ「給料か?」

ユダ「基本給1500円 、+出来高と気分次第で手当て有」

クラリス「(……)」

ユダ「ついでに専用衣装貸付に食事つき。交通費と家賃は応相談だ」

クラリス「(…………)」

ユダ「だが…、この俺の美的感覚にそぐわぬような、必要最低限のビジュアルも持ち合わせていなければ、雇う事は無い」

クラリス「………」

クラリス「ネットで応募してますか?」

ユダ「詳しくは、7610プロダクションの公式ホームページにて要項を記載している」

クラリス「なるほど……」カリカリ

ユダ「……何を書いているのだ?」

クラリス「いえ、何も…」

クラリス「失礼……、少し話が逸れましたね…」

クラリス「では、懺悔を続けましょう」

クラリス「他に告白する罪は有りますか?」




●安価
①ユダのMP-(-30)
②妖星ユダの懺悔(内容自由)
↓1.2.


★ユダMP 416→337


ユダ「罪…、これは俺の罪では厳密には無いが…」

ユダ「南斗六聖拳の中で唯一俺だけ、リボルテック化も究極版表紙抜擢も無いのだ!!」バン!

クラリス「……」

ユダ「究極版など、ケンシロウにひっついているガキ2人や、ラオウの馬ですら採用されていると言うのに…!!」

ユダ「何故俺だけがこうも省かれるのだ!? そのせいで俺は他の六聖拳からは笑われ、あのシュウですら嫌味を言う始末だ!!」

クラリス「……」

ユダ「ジード、ウイグル、名もなき修羅なんぞ…」

ユダ「北斗の拳解体書にて『愛すべき雑魚』という括りであるにも拘らずだぞッ!?」

ユダ「そんな脇役共にフィギュアまで先んじられるとは…、というか今後の希望はぶっちゃ無いんですけどね…ッ!」

クラリス「……」

ユダ「何故だ!? 原作者がこの俺の美しさを妬んでいるからなのか!?」

ユダ「それともケンシロウとは原作で一度も拳を交えて無いからなのか!?」

ユダ「おかしいだろうっ……、ACでは最強候補なのに…!」プルプル

ユダ「一体俺はこれからどうすれば抜擢…、いや、どういう心持であればこの苦行に耐えられるのだ…!?」




●安価
クラリスの発言・提言
↓1,2,


クラリス「ACでは最強候補ですが家庭用とコンボが違うせいで使用者そんな多くないですよね?」

ユダ「い、いや…、確かに単体での性能はイマイチで、某病人と某シスコンのキチガイ地味た性能が圧倒的過ぎるのは否めないが、それでも理論的に…」

クラリス「また、あの硬直の変な長さと、部下を頼らないとどこも器用貧乏な点が個人的には……」

ユダ「……!」

クラリス「場所が違えば評価も変わる。つまり固定概念を捨て一度ご自身を客観的に観てみては?」

クラリス「貴方と同じく、シュウという方だって、様々なメディア展開に対し長らく出番に恵まれず辛酸を舐めて耐えて来たのですよ?」

ユダ「……」

クラリス「…少し厳しめな言い方になりましたが、自分を卑下すると言う意味では無く…」

クラリス「必ず何処かで貴方の事を見てくれている人がいる。闘劇や世紀末武闘会で貴方を使い、結果を出してくれる方がいる…」

クラリス「…まあ、闘劇の優勝者の使用キャラはかなり偏ってましたけど…」

ユダ「……」

クラリス「自信を持って下さい。貴方は南斗六聖拳の妖星ユダなのですから…」

クラリス「……もうすぐ北斗の拳イチゴ味のアニメが始まります」

クラリス「多分、短時間放送枠でしょうが……希望を捨ててはいけません」

クラリス「私も応援しますから、頑張って下さい」

ユダ「………」


●安価
ユダのMP-(-100)
↓1


★ユダMP 337→167


クラリス「他に、告白する罪はお持ちですか?」

ユダ「……」

ユダ「君……、救いじゃなくて、傷を抉ってない?」

クラリス「…そう捉われてしまったのであれば、謝罪します」

クラリス「ですが罪と向き合うと言う事は、楽な事ではありません」

クラリス「克己の精神を持ち耐え忍び、自分に打ち勝つ事が出来れば…」

クラリス「その後は何者にも屈さず、他者に慈しみの心を忘れない、強い人間へと生まれ変わる事が出来るのです」

ユダ「……そうか」

クラリス「では、続けましょう。貴方の救いのために…」



●安価
ユダの懺悔
↓2

グリーンランドから来た同僚の実家から召集令状が来たけどブッチしたい
家族紹介したいとかでなんだか縁談臭いし…今回の遠征費用も実はその足代っす

自らの行動で南斗六星の崩壊を招きました。どっかの誰かさんの命令とは言え…

>>871
こういう場合は連取りになるのかよく分からないので、一応安価で決めます
●安価
>>871に関して
1.採用する
2.その他の内容記載
↓2

2
>>840アゲイン

本当に申し訳ありません。自分で2回までOKといったのに、それを忘れていました。
なので、>>871>>874を同時に採用します。
ご迷惑をおかけしました

>>876
次の懺悔に一括り?
それとも残り2回分?

>>877
一括りでいきますので、減少は一回。
残り懺悔回数は一回です


ユダ「…これは貴様には理解出来んかもしれんが…」

ユダ「俺は自らの行動で南斗六星という組織の輪を乱し、崩壊を招いた事がある。どっかの誰かさんの命令とは言え…」

クラリス「…」

ユダ「自分の行動に後悔は無いが、そのため度々他の六聖拳の面子と意見を違える事がある」

ユダ「南斗が一丸となり混乱した世界に秩序を取り戻すベだと言う者もいれば…」

ユダ「弱者に従う事こそ無意味と論じ、覇権を握ろうと独断で行動する者もいる」

ユダ「まあ、俺の場合は後者なのだが…」

クラリス「…」

ユダ「しかし実際は……」

ユダ「今も何だかんだで六聖拳全員で行動してる事が多いし、最近は全員で北海道に遠征に赴いた事もある」

クラリス「…北海道ですか?」

ユダ「この不可思議な現状に、最近は疑問を抱いてきたのだ。自分で整理しようと思っても、事は簡単ではないので…」

ユダ「そこで、貴様の客観的な感想と意見を聞きたい。このあやふやな関係は何だと思う?」


●安価
クラリスの発言・提言
↓1

絆…です
想いは違えど同じ道を歩むうちに築き上げたものでしょう


クラリス「貴方には、まだ自覚は無いかもしれませんが…」

クラリス「それは絆…、です。想いは違えど同じ道を歩むうちに築き上げたものでしょう」

ユダ「絆?」

クラリス「様々な捉え方があります。共に良き仲間として培う物でり、また、互いに忌み嫌う者達で生まれる物でもある…」

クラリス「私は貴方達の事情は察する事は出来ませんが、良くも悪くも深く結びついた間柄なのです」

クラリス「それは今の貴方を貴方たらしめている、掛け替えのない物です。大切にして下さい」

クラリス「一人で悩める時も、その絆がまた活路を開く時が訪れるでしょう」

ユダ「…」

ユダ「しかし、奴らは互いの座を奪いあう事しか考えておらんぞ?」

ユダ「最近、仕事に失敗した奴が高層ビルから紐無しバンジーさせられてたけど…」

ユダ「そういう明確な殺意も『絆』なのか?」

クラリス「それは…」

クラリス「……」

クラリス「…きっと、不器用な…、遠回しな愛情表現なのでしょう」

ユダ「…それは否定するべき所だと、俺は思うぞ」


ユダ「あと、そうだな…」

ユダ「……プロダクションの冷蔵庫にあった、卯月が楽しみにしてた生ハムメロンを勝手に食べた事かな…」

クラリス「!!」ガタッ

クラリス「な、何と言う事を…! 他人の食べ物…、いえ、他人の物を奪う事は、決して許されない行為です!」

クラリス「主も与える神であれど、何かを奪うと言う事は重き罪にあたると明確に仰っています…!」

ユダ「えっ…、え?」

ユダ「いや…、だって事務所の冷蔵庫とか、基本的にみんなの共有財産的な認識だし…」

クラリス「しかしその卯月という方は、きっと一日千秋の想いでそのメロンを楽しみにしていた筈でしょう…」

クラリス「その想いを貴方は無情に打ち砕いて……! ああ…、なんという事をっ……」

ユダ「まあ…、確かにあの後、奴はハイライトが消えた目で一日過ごしていたが…」

クラリス「……彼女は、何か言ってませんでしたか?」




●安価
卯月がユダにした発言・行動
↓1


~~~~~~
卯月『キャッチマイハート……ベリーメロン…、キャッチマイハート……ベリーメロン…』クルクル

卯月『私のベリーメロン……コノウラミハラサデオクベキカ…』クルクル

ユダ『お、落ち着け…! 自分を見失うな…、変な踊りを踊るな…!』

卯月『…ワン、トゥ、ワン、トゥ…、ベリーメローン……』ブンブン

ユダ『ち、近づいてくるな…!』

卯月『ベリーメロー…ン…』

ユダ『こ、今度新しいハム買ってあげるから…』

卯月『………』ピタッ

卯月『……』

卯月『…………ハム…?』
~~~~~~~~


ユダ「……何か亡霊のように、悲壮感たっぷりに踊りながら呟いてたぞ」

クラリス「ああっ…、そうです…、メロンの恨みは怖ろしいんですっ…!」

クラリス「メロンはとても甘くてジューシー、お口にとろけてジューシー、一度食べれば極楽……」

クラリス「そういう歌がある程人気の果実なのに、その楽しみを奪うとは…っ!」

ユダ「だ、だから後日丸々一個贈呈してやったから…」

クラリス「それは違います。貴方はメロンを奪った事に囚われ過ぎです…」

クラリス「実物を奪ったのは勿論ですが、貴方は卯月さんの『極限まで高めた期待と至福の時間』すら掠め取ったのです…!」

クラリス「それは何物にも代えがたい、本人しか分からない大切な感性、価値観であり……!」

ユダ「……」

クラリス「食べ物の恨みは怖ろしいのです…、今後の教訓にして下さい…」

ユダ「…ああ。反省します……」

クラリス「私にも、この後何か奢ってくれれば、恐らく神も許してくれるでしょう…」

ユダ「はい………」



●安価
ユダのMP-(×2)
↓1


★ユダのMP 167→9



ユダ「……」

ユダ「(心無しか…、救われるどころか、精神が汚染されていく気がするのだが…)

クラリス「さて…」

クラリス「長々と時間を取り、今後の御二人の行動に差し障っても申し訳ありませんので…」

クラリス「では、次で最後に致しましょう」

ユダ「ああ…、まだやるのか…」

クラリス「全てはユダ様のため…、これからの旅行に際しても、日々抱いている迷いや悩みの心を取り除いて、健全に楽しんで頂くためです」

クラリス「さあ、まだ告白すべき罪をお持ちでしょう?」




●安価
ユダの懺悔(ラスト)
↓2

え?メロンでこんな減るの?


ユダ「最後だから、出し惜しむ必要も無いだろう」

ユダ「これは俺の人生において最大級の失敗と言っても過言では無いのでが…」

クラリス「…構わず、申してみて下さい」

ユダ「間違ったUDのスペルで30年以上、ファンに困惑と不安を抱かせたことだ」

クラリス「…ユーディ?」

ユダ「…俺の名を象徴する焼印の文字なのだが…、本来はJUDA、つまり『JD』」

ユダ「百歩譲ってローマ字書きでYUDAでも『YD』なのだが…」

ユダ「…UD、これは何の略だと思う?」

クラリス「U、D……」



●安価
クラリスの発言
↓1

うつくしいだろ?


クラリス「……」

クラリス「『うつくしいだろ?』…、でしょうか…」

ユダ「!!」ガタッ

ユダ「お前ッ…、じ、実に良く分かっているじゃあないかッ!」ガタガタッ

ユダ「その通りだ! 単に名前を彫るだけでは芸は無く、何かメッセージ性を孕んだ意味…」

ユダ「この『うつくしいだろ?』という焼印を女達に刻みつける事によって…」

ユダ「その者の自信に満ち溢れた容姿を誇示…、同時に他者を嘲笑うかのように挑発する役割を担う、カリスマ性溢れるメッセージッ!」

ユダ「UDというブランドで、ファッション業界への介入を試みるという妖星のユダの会心の企画…!」

ユダ「そう! そういう事だッ!」

クラリス「流石はユダ様…、時代の最先端を独走するお方ですわ」

ユダ「フン、だろう?」ニヤリ

ユダ「貴様は本当に見所がある女だ。実に良い」


クラリス「仮にそれが勘違いの産物であったとしても…」

ユダ「!!」

クラリス「その表層にある意味に囚われず、その真意を読み解くことこそ大事だと、私は考えます」

クラリス「仮にそれが勘違いの産物であったとしても…」

クラリス「それは貴方を象徴する唯一無二の代物であり、恥じる事は有りません」

クラリス「何か一つでも自分を表現し、立派に誇れる物があると言う事実は、誰にでも容易に出来る事ではありません」

クラリス「仮にそれが勘違いの産物であったとしても…」

クラリス「これからも大切にしていて下さい。それを否定するのは、それを考案した貴方を否定するのと同義なのですから…」

クラリス「私は、とても素晴らしいマークだと思います」

ユダ「……」

ユダ「お前は本当に理解ある奴と思っていたが…」

ユダ「別に3回、グサッとくる事を言わなくても良かったんじゃかな? ん?」

クラリス「先程も申しましたが、罪と向き合うと言う事は、楽な事ではありません」

クラリス「誰かに指摘され、初めて気付く過ちもこの世には多く在ります」

クラリス「そういった物も全て含めて……、私は受け入れたいと思っているのです」

ユダ「そ、そうか…、まあ良いけど…」



●安価(ラスト)
ユダのMP-
↓1

やっぱりUDAだった…

★ユダのMP 9→0



・・・
・・・・・
======
~~懺悔終了~~
(教会)


菜々「…」

ユダ「……」

ユダ「菜々よ…、貴様はどこか晴れ晴れとした面持ちだが…」

菜々「まあ…、そうですね…」

菜々「重荷が取れた気もしますが、新たな課題をぶつけられた気もします」

ユダ「そうか…、俺は…」

ユダ「改めてプロダクションの何人かと会話をする義務感に駆られている…」

ユダ「悔い改めた…、とまでは行かんが、少し自分が恥ずかしくなったよ」

菜々「ユダさんは…」

菜々「これからも失敗を恐れずグイグイ行って下さい」

菜々「『後悔~ばかりの~人生~…♪』……」

菜々「後悔するよりは、自分の意志を貫いた方が良いかもしれないですからね」

ユダ「……そうだなぁ…」


クラリス「御二人とも、お付き合い頂いてどうも有難うございました」ペコリ

菜々「あ、着替えたんですね?」

クラリス「はい。では今日のスケジュールを…」

ユダ「ま…、待て…、クラリス…」ヨロヨロ

ユダ「少し、俺の話を……っ!」

クラリス「!」

クラリス「はい、何か…?」

ユダ「ぐっ………」プルプル

クラリス「…ユダ様、大分疲弊していらっしゃいますが…、少し休んでから参りましょうか?」

ユダ「…で、では、座ったまま話をしようか…」ドサッ

クラリス「はい」スッ

菜々「(大丈夫ですかね…)」

ユダ「……」

ユダ「この際…、単刀直入に言わせて貰おう」

クラリス「…?」

ユダ「金が欲しくは無いか?」

クラリス「!!」

菜々「!?」

魅力でおとすんじゃなかったのかUDA

>>907
ば、バスの中でポケットマネーは存分に使うって言ってたし…(汗)
金もひとつの魅力ということで…


ユダ「教会の立て直しの大義名分とはいい、観光案内の副業をしていても…」

ユダ「大した足しにはならんだろう…。あくせく働き泥臭い思いをせずとも…、この俺が救いとなる美味い話をしてやろう」

クラリス「う、美味い話ですか…?」

ユダ「俺はある芸能プロダクションのプロデューサーであり、アイドルで…」

菜々「ナナは、そこで働くアイドルですっ♪」

クラリス「…はい、存じ上げております」

クラリス「御二方の会話から察する部分もありましたが、菜々さんの事は以前より知っていましたので…」

ユダ「そうか…、ならば話は早い」

ユダ「貴様の歌唱力は一級品だ。叩けばさらにモノになるし、ここで見捨てるには惜しい逸材だ」

ユダ「歌は一発当てれば印税がデカイからな。すぐにとは言わんが、この地でその地味な副業を続けるのとは比較にならん額の金を稼ぐ事が出来るだろ」

ユダ「どうだ? 俺と共に帰り、アイドルを目指してみないか?」




●安価
【クラリスとの契約】
基本値33+財力80-聖帝補正30-神性60
=23

コンマ00~22:勧誘成功
コンマ23~99:勧誘失敗
↓2


クラリス「………」

クラリス「私は神に奉公する身です。目先の欲で自分の信仰を簡単に曲げる事は……出来ません」

ユダ「……」

クラリス「あくまで神の教えを広め、人々を救済する。その信念だけは捨てずに持っていたいのです」

ユダ「フン…」

ユダ「信念だけでは下々の救済をすることなど到底叶わんだろう。貴様の信じる所の神とやらも、何か不可思議な力を示し、大衆を引き寄せたのではなかったか?」

クラリス「……」

クラリス「…それに、この街を離れるというのも…」

菜々「なら、またナナ達と一緒に来ませんか? その時は絶対付き合いますよ!」

クラリス「えっ…?」

菜々「なにより、クラリスさんの歌声は、聴いていてとても清らかというか…」

クラリス「…!」

菜々「心が洗われる心地でしたよ! その歌声を、もっともっと大勢の人に届けてみたいと思いませんか?」

クラリス「…それは……」

菜々「ナナはまだそこまで上手には歌えないですが…、クラリスさんの歌は、本当に凄いと思いました」

菜々「慎ましさも大事です。けど、時に強い輝きで人々のゆく道を照らす……それも一つの…」

ユダ「……そうだ。それは貴様の言う所の…、神の教えの布教の様なものではないか?」

クラリス「……」

ユダ「渡りに船だろう? 俺達が貴様に出会ったのも何かの縁だ」

ユダ「貴様の食費なら、我がプロダクションで存分に賄おう」




●安価
【クラリスとの契約②】
基本値33+財力80+ウサミンのファン補正30-聖帝補正30-神性60
=53

コンマ00~52:勧誘成功
コンマ53~99:勧誘失敗
↓3

帰ったらUDのことアイドルの皆にいいふらそう(怒)

信じてたで(ニコッ

ち、知略だから…(汗)


クラリス「歌で…、誰かを救えると、本当にそう思いますか?」

菜々「勿論ですっ! ね、ユダさん?」

ユダ「…いや、俺は歌は飾」

菜々「ホラっ! 彼もそう言ってますし…!」

ユダ「……」

クラリス「……」

クラリス「…教会を救うため、そして私の歌で、救われる人がいると仰るならば…」

クラリス「………貴方達を信じてみるのかも、いいのかもしれませんね」

菜々「!」

クラリス「分かりました。その話、貴方達を信じ受けてみたいと思います」

ユダ「!!」

ユダ「本当か? この地を離れても良いのだな?」

クラリス「はい。及ばずながら…、今後もお世話になります」

菜々「…!」

菜々「や、やったじゃないですか、ユダさん! これで今日は思う存分にこの街の観光を楽しめますよっ♪」

ユダ「え?」

クラリス「えっ?」

菜々「あっ」

奈々様は本当に墓穴を掘るお方…


菜々「というのは…、冗談ですっ! ウサミン星のジョークですよぉ…、あはは…」

菜々「懺悔も沢山しましたし、後腐れが無いって意味ですよ!」

クラリス「ああ、そうでしたか。それならば納得です…!」

ユダ「(…?)」

菜々「これからはナナ達と一緒にアイドル活動ですかぁ…、新しい仲間が出来るって何だか嬉しいですね♪」

ユダ「まあ…、貴様の歌唱力には本当に美しい。この俺でも聞き惚れる程だ」

ユダ「今後はその歌声をより磨き、自分の思うように役立てて行けばいい」

クラリス「…はい、ありがとうございます」

クラリス「至らない点は多く在りますが、力の限り努力し、皆様のお役に立ちたいと思います」

クラリス「私の歌声に活路を見出してくれた、お二人のためにも……」


菜々「クラリスさんには、また是非ともナナのお話を色々と聞いて欲しいですし♪」

ユダ「俺はもう十分だ。今日でウンザリしたからな…」

クラリス「はい、私でよければ、いつでもお相手しますよ…♪」

ユダ「……」

ユダ「(しかし、俺も思わぬ事を口走ったな…)」

ユダ「(コイツの食費…、馬鹿にならんぞ…。サウザーの奴にどう説明をすれば良いものか…)」

ユダ「(…まあ、全てはサウザーに任せるとしよう。俺は知らん)」

クラリス「では…」

クラリス「今日は一日、皆で楽しむとしましょうか♪」

菜々「はいっ! 今日はどこに連れて行って貰えるんですか?」

クラリス「まずは…、南京町に向かいましょう」

クラリス「沢山お話を聞いていたので、少しお腹が空きました」

クラリス「そこで存分に、中華料理に舌鼓を打ちたいと思います…♪」グゥゥ…

菜々「……」

ユダ「………」


・・・・・
・・・


・・・
・・・・・
======
~~後日~~
(7610プロダクション 会議室)


サウザー「…」

サウザー「シュウ様さあ…」

シュウ「……スマン」

友紀「いやあ、そう言う時もあるよ♪ あたしは気にしてないよ?」

サウザー「横浜ビールだっけ? 何本お土産で買ったって?」

シュウ「5ダースです…」

サウザー「5ダース? どこが?」

サウザー「何で目が見えないのにそう言う事しちゃうの? 何で博士に注文票の確認頼まなかったの?」パシパシ

シュウ「か、返す言葉も無い…」

サウザー「瓶じゃ無く樽で…、しかも50ダースって何?」

サウザー「南斗酒屋でも始める気?」ペシペシ

友紀「飲みきれんね、こりゃ……えへへ…」


サウザー「あんなに他人には口うるさく予算だ費用だ言ってた割に、自分でそう言う事しちゃうんだ? んー?」

シュウ「…スマン」

サウザー「ハァ…」ペシペシ

サウザー「とりあえず聖帝の面子に掛けて、返品という女々しい事はしないが…」

友紀「女子寮宛てだったから、もう建物じゅう樽だらけだよ?」

サウザー「お陰で…」

サウザー「ウダが勧誘して来たあのシスターの入居予定の部屋含め、今後しばらくは女子寮を酒樽保管庫として扱うから」

シュウ「そ…、そのシスターは何処に?」

サウザー「とりあえず今はウダ邸で匿ってるけど、あんな恥を晒す訳にはいかんだろう? ええ?」

サウザー「貴様ら二人で全部処理するまで、女子寮は姫川友紀以外使用不能だ」

サウザー「ウダに後で頭下げときなさい、シュウ様」ペシペシ

シュウ「……はい」

友紀「シュウさん気にしなさんなって! あたしは満足だからさ!」

友紀「シーズン終わるまでに全部飲みきるぞー♪」


・・・・・
・・・

童帝がやってきたことに比べたら軽い軽い


・・・
・・・・・
======
~~2時間後~~
(7610プロダクション 中庭)


ユダ「で…」

ユダ「シュウは?」

レイ「例の事情で、姫川友紀と高垣楓と大和亜季とで、女子寮で酒を浴びている最中だろう」

ユダ「クラリスも連れて来れば良かったか…。奴の胃なら600樽なんぞあっという間に減らせるだろう」

レイ「いや、無理だろ流石に。600樽は…」

ユダ「本当に勘弁してくれ…。奴の食費は尋常じゃないのだ。気を遣っているのか、かなりセーブしているようだが…」

レイ「お前の家も大所帯になってきたな」

ユダ「不本意だがな。ファルコもウザいし、そろそろ俺だけ本気で引っ越そうと思ってる」

レイ「好きにしろ」

ユダ「サウザーは?」

レイ「知らん。知りたくも無い」

ユダ「…」

ユダ「シンは?」

レイ「ああ…、奴なら今日も神経内科に出向いたぞ」

ユダ「………」



●安価
勧誘に向かうプロデューサー(恐らく次スレ)
↓1


ユダ「シンについてだが……、今、神経内科と言ったな?」

レイ「ん?」

ユダ「容体はどうなのだ? あの紐無しバンジー以来…」

レイ「『頗る良好』だ。是非ともあのままでいて欲しい物だ」

ユダ「まあ、確かにそうだな。これで高森藍子も報われるだろう」

レイ「トキやケンシロウの手を技らわせる事もなく済んで良かった。これで皆が平和なのだ」

ユダ「まあ…、本人にとっては気の毒だが、仕方のない事だ」

レイ「……」

ユダ「……」

ユダ「暇だな」

レイ「俺達も酒を浴びに行くか?」

ユダ「勝手にしろ。酒は優雅に嗜むに限る」

レイ「フン…、俺より飲めんからか?」

ユダ「酒の強さを鼻に掛けるとは、貴様もガキだな……しかし…」

ユダ「良いだろう。売られたケンカは買ってやろう…!」ガタッ



・・・・・
・・・



●安価
勧誘するアイドル(恐らく次スレ)
↓2

みく

>>934
「前川みく」は一度勧誘を試み失敗しているので、多少のマイナス補正が掛ります。
それでも大丈夫ですか?
10分以内に>>934のレスがなければ、再安価で決行の是非を決めます。

今日はここまで。
次の勧誘は2人のプロデューサーによる複数同時勧誘になります。
2人目のプロデューサーとアイドル候補は、次回決めます。
多分勧誘開始は次スレから。

汚名返上

KING執念足りてるところを俺たちに見せてくれ

乙乙!

乙、ところで>>1、2人のプロデューサーによる複数同時勧誘って
もう一方が346のアイドルでもシンのケンシロウ補正(煩悩値)って関係してくるの?

>>944
勧誘編の最後は毎度お決まりですが、モバマス内で実際に行われているイベントの中から、>>1の裁量で何か選びを開催します
346のアイドル、ケンシロウの補正に関しては、今回は特殊なので次回で説明すると思います。そんなに複雑な仕組みにするつもりはありません
ただ最後の勧誘で、本命プロデューサーにシンが選ばれると思っていなかったので、場合によっては補正があるかもしれないとだけ言っておきます



・・・
・・・・・
=======
~~○ヶ月前~~
(346プロダクション)


サウザー「……『アイドルプロデュース?』」

ちひろ「あれ、御存じないですか?」

サウザー「いや…?」

ちひろ「あ、そうですか…」

サウザー「でも教えろ」

ちひろ「御存じ無いんですね…。分かりました…」


ちひろ「『アイドルプロデュース』とは…」

ちひろ「まあ簡潔に言えば、地方ロケやその他のお仕事の傍ら、プロデューサーがアイドルとコミュニケーションを取って絆を深める…」

ちひろ「大体こんな感じ……ですかね? それ以上でも以下でも無いです」

サウザー「ふぅん…」

サウザー「ならば、特に大型イベントや共催的な活動ではないという事か…」

ちひろ「まあ…、そうですね。例外は無くも無いですが」

サウザー「…」

ちひろ「それで、私達の業界ではプロデューサーがマネジャーの仕事を兼務している場合が多いんですが……」

ちひろ「実はこの兼務…、一説によれば…」

サウザー「ん?」


ちひろ「マネジャーの仕事は主にスケジュール調整、モチベーション管理、現場付き添い等。いわゆるアイドルの御世話係という感じで」

ちひろ「また、プロデューサーの仕事は、関係各所との連絡調整、方針会議、企画立案等。いわゆるアイドルの仕事の舵取り係」

ちひろ「本来、分業はキチンと為されている筈なのですが…」

サウザー「普通はそうだな」

ちひろ「しかしマネジャー達自身が、アイドルとより身近に接する自分達の方がプロデューサー達よりアイドルへの理解や愛があると、自惚れたり上下の関係を軽んじ始め……」

ちひろ「まあ……、マネジャーの方が親身なのは事実なんですが……」

ちひろ「ですがそういった内紛、相互理解の欠如を危惧したプロデューサー達が…」

ちひろ「地方ロケなどでアイドルと同行出来る数少ない機会に、自分達もマネジャーを見習い、また負けない様に、そしてアイドルの理解を深めようとコミュニケーションを意識し…」

ちひろ「そういう呼称を付けてプロデューサー内で意識を喚起したというのが、アイプロの発端と呼ばれています」


サウザー「『あー…、最近アイプロしてねーわー。やべー、アイドルに嫌われるわー』」

サウザー「『よし、今度の地方ロケでアイプロしよ。気合入れるぞー!』」

サウザー「…………みたいな?」

ちひろ「そんな感じじゃないですかね? 私はプロデューサーでは無いので深くは知りませんが…」

ちひろ「兎も角、普段はあまりアイドルと密に接しないプロデューサーが、マネジャーのようにアイドルと仲良く関わろうとし過ぎた結果、今ではもう兼務同然の状況になっているというのが、一説にありますね」

サウザー「哀れ過ぎるな…、プロデューサー諸君……」


サウザー「しかし、着想は馬鹿には出来んな」

ちひろ「えっ?」

サウザー「アイドルとのコミュニケーション…。俺は特に意識せずとも、溢れ出るカリスマオーラが他者を自然に引き寄せるから問題ないとして…」

ちひろ「(う、嘘だぁ~…)」

サウザー「他の無能共には良い機会かも知れん。見知らぬ地の遠征と称し、適度な人材発掘に従事する傍ら…」

サウザー「その者とコミュニケーションを取り、技術や機微を覚え込ませるも一つの手かもな」

ちひろ「(よくは分かりませんが…、変な事を企んでいるのは事実ですね)」

サウザー「しかし遠征とは、聞いただけでも実に心が躍るではないか! 勧誘の折、俺もやってみようかな…」

サウザー「岡山県とか、色々あって面白そうじゃない? どう思う?」

ちひろ「さあ…?」


ちひろ「閑話休題、話を戻しますよ」

サウザー「…」

サウザー「何の話してたっけ、アイプロ?」

ちひろ「いいえ。貴方達の事務所が今度メインで関わる撮影のことです」

サウザー「そうだ…、SNK局の製作するスペシャルドラマの件だ」

サウザー「修羅の国の奴らは是非とも、我が事務所の人員を主体として撮影すると打診して来てな?」

サウザー「我ら聖帝軍の威光を知らしめる好機と思い快諾した」

サウザー「……しかし一つ、問題があるのだ」

ちひろ「…」

ちひろ「………足りないんですね? 人員が…」

サウザー「その通りだ」ニヤリ

ちひろ「(別に誇らしげに言わなくても…)」

サウザー「そこで貴様ら346に我らに華を添える脇役としての役を買って出て貰おうと思ってな!」

サウザー「フフフ…、光栄に思えよ?」

ちひろ「まあ…、貴方のその、人に物を頼むのに、何故か上から目線の謎の態度はさて置き…」

ちひろ「寧ろ脇役でも出演させても貰えるなら、願っても無い話ですよ」

ちひろ「どうぞ宜しくお願いします」ペコリ


サウザー「『メインキャスト』は我ら南斗DE5MEN…、加えて我が事務所からもう2人…」

サウザー「346から2人…、オマケに貧乏な帝都からも2人くらい出してやろうと思っている」

ちひろ「…メインは計11人……、で正しいですね?」

サウザー「その他大勢のサブは、貴様ら346の無名アイドルの有象無象と、多少は我が事務所からも抜擢しようと思うが…」

サウザー「あくまで主役はッ! 我ら『南斗DE5MEN』だッ!!」

ちひろ「分かりました。前向きに検討させて頂きます」

サウザー「フハハハハ!!」

ちひろ「…スペシャルドラマ…、でしたっけ?」

サウザー「アァン?」

ちひろ「大まかなプロットというか、台本はもうあるんですか?」


サウザー「フフフ…、よくぞ聞いてくれました」ニヤリ

ちひろ「(あるんだ…)」

サウザー「これを見ろ!」バサッ

ちひろ「ちょ、ちょっと…!」

ちひろ「床に投げ捨てず手渡しして下さいよ……もう…」

サウザー「以前、貴様ら346の所属アイドル主体で撮影していたB級ホラー映画…、なんだっけ、アレ?」

ちひろ「ああ…、『聖靴学園の七不思議』ですか?」

サウザー「流石にこのインテリジェンス溢れる聖帝と言えど、いきなりドラマの脚本を手掛けるとなると少々心許無い部分があった。恥ずかしながら…」

サウザー「故に、貴様らのその作品を少し参考に完成させた…、聖帝会心の一作だ!」

ちひろ「……どれどれ…?」ヒョイ

ちひろ「(私達の『聖靴学園』を参考にしたドラマですか…、ということはホラー……?)」

ちひろ「……」ペラッ




【 聖帝学園の七不思議(仮) 】




ちひろ「(……!?)」


ちひろ「ま…、待って下さいッ!」

サウザー「なにかな?」

ちひろ「タイトルから既に私達の『聖靴学園』のモロパクリじゃないですか!!」

サウザー「聖靴と聖帝…、確かに綴りは似ているがその実は似て非なる代物だろう?」

ちひろ「ま…、まあそうですが………、問題のドラマの中身は…?」パラパラ

ちひろ「……」ペラッ

ちひろ「………」ペラッ

ちひろ「…………」

サウザー「フフフフ…!」ニヤニヤ

ちひろ「……何で全頁白紙なんですか? まだタイトルしか決まって無いとか…」

サウザー「オールアドリブで撮影にチャレンジしますので」

ちひろ「」

サウザー「予定としては、『学園スタイリッシュアクションホラーファンタジー系ドキュメント風世紀末ドラマ』に仕上がると思います!」

サウザー「既にSNK局もこの内容で承諾し撮影準備を進めている」

ちひろ「…」

サウザー「故に、キャストの抜擢はアドリブの融通が利く聡明な下郎を用意するが良い」


サウザー「撮影予定日はまだ数ヵ月後だ。それまでに我が南斗でも人員補充を済ませねばならんからな…」

ちひろ「…?」

サウザー「地方に遠征か…。それもまた悪くは無い…、フフフ…!」

サウザー「俺は岡山にしよう。シュウ様あたりは神奈川とか…」

ちひろ「まあ……、別に構わないんですが、ロケ地などの目処は立っているんですか?」

サウザー「ロケはセットではなく、実際の校舎を使用し撮影する予定だが…」

サウザー「学校側にまだアポイントを取っていない。しかし、そうだな…」



●安価
ロケ地(都道府県)
↓1


サウザー「ロケ地は京都辺りを希望しようか。修羅の国にもそう打診しておこう」

サウザー「京都であれば、観光出来る場も所狭しと思い浮かぶ」

サウザー「さながら、ロケ直前に遊ぶ…、例の『アイプロ』には持って来いではないか! フフフフ…!」

ちひろ「……」

サウザー「…以上だ。では後日また会おう」

ちひろ「(参加拒否しようかなぁ……)」

サウザー「あ、あとこれ挨拶代わりに…」


ゴトッ

ちひろ「…? なんですかこの…、携帯ゲーム?」

サウザー「我が7610プロダクションは食品、ファッション…」

サウザー「そしてゲーム業界にもいよいよ参入する計画を進行中である」

サウザー「それ、まだ開発中だけど、よければどうぞ。きっと楽しんで貰えます」

ちひろ「…」ヒョイ

ちひろ「(ゲームですか…、アイドルの持ち曲に合わせてリズムを取る音ゲーとか…)」カチカチ

ちひろ「(アイドルをプロデュースし、育成するシュミレーションも面白いかもしれま…………………)」ピコン




http://i.imgur.com/EzEstp8.png
http://i.imgur.com/dXW1z5V.png
http://i.imgur.com/kHXFt2B.png
http://i.imgur.com/zXeztuK.png



ちひろ「…ウ゛っ!?」ガタッ


ちひろ「よ…!」

ちひろ「よりにもよって南斗六聖拳の恋愛シュミレーションッ!?」

サウザー「どうかな?」ニヤリ

ちひろ「超エグっ!! これどの層がターゲットなんですか!?」

サウザー「そんなもの、当然南斗DE5MENを崇拝する下郎共にきまっておろう?」

ちひろ「ウッソぉ!! 先程のドラマといいこのコアな趣向のゲームと良い、よく他企業に引け目も恥じらいも無く企画を通せますね、貴方!!!」

サウザー「それはこの聖帝のネゴシエイト力とプレゼン力がズバ抜けているからだ」


ちひろ「と…、と言うか…!!」カチカチカチ

ちひろ「何で最初の攻略対象は貴方しか選択できないんですか!?」

サウザー「嬉しいだろう?」ニヤリ

ちひろ「(何も喜べる要素が無い……!)」」

サウザー「ではな。ドラマの方のメンバー調整は、早めに連絡をよこせ」スタッ



スタスタ…

バタン

ちひろ「ちょ、ちょ、ちょ………ッ!!」バタバタ

ちひろ「このゲーム要りませんから持って帰って下さい! 多分今日中にスクラップになる末路しか辿らないですよッ!?」

ちひろ「………ハッ!」

ちひろ「(いや…、でも余程のモノ好きのマニアなら…、このプロトタイプ版は価値があるかもしれない…)」

ちひろ「(一応は大切に保管しておくべきか……)」



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『アイドルプロデュース』
【 聖帝学園の七不思議(仮) 】
………今夏放送予定
━━━━━━━━━━━━━

・・・・・
・・・



・・・
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~~現在時刻~~
(都内病院 入口)





シン「……さて…」

シン「診断も済んだし、早速プロダクションに出向くとするか…」



「あ、あの~…」

シン「?」クルッ



「し、シンさーん? 調子は……どう?」

「噂を聞いてビックリしたけど、私の事とか……覚えてるかな?」

シン「…」

シン「……」

「……っ」ドキドキ

シン「何だ…、本田未央か…」

シン「ここで何をしている?」


未央「えっ…!!」

未央「あ、アレっ!?」

シン「素っ頓狂な声を出すな。ここは病院の敷地だぞ」

未央「ご、ごめんごめん…。予想外の返事にビックリしちゃって…」


シン「……大方、俺の怪我に関して下らん噂を耳にしたのだろう?」

未央「そ、そうだよ! 高い所から転んで、『記憶喪失』って…!」

シン「案ずるな。あの程度の高さから紐無しバンジーしても俺は死なんし、そんな症状など微塵も無い」

未央「……!」

未央「な…、なんだぁ…。はあ…、良かったよぉ…」

未央「いやぁ、流石に不死身のプロデューサー達と言えど、ちょっと心配したんだよ?」

シン「…そうか、それは済まない事をした」

シン「神経内科に通っているのも、今日は博士にしつこく言われたから渋々赴いたが…」

シン「俺は至って健康体そのもの。何も活動に支障は無い」

シン「しかし…、わざわざ貴重な夏休みにも拘らず来てくれたのか。感謝しよう」ポンポン

未央「えへへ…♪ まあ大丈夫そうで一安心ですなあ♪」

未央「…ということで、二人とも! 出てきても大丈夫だよっ!」

シン「…?」


藍子「よ、良かったぁ…。噂を聞いた時は、もう不安で……」スッ

未央「あーちゃん、ホントに心ここに非ずって感じでずーっと心配してたんだよねぇ」

茜「もし本当に記憶喪失なら、私の情熱と気合の荒療治でイッパツ! ドカーンと治していたんですけどね!」スッ

未央「いやいや、茜ちん…、治すのにドカーンは無いでしょ~」

シン「…この二人は、物陰から様子を伺っていたのか…」

藍子「は、はい。すみません…」

茜「流石に噂が本当だったら、少し会うのに気が引けちゃって…」


シン
http://i.imgur.com/TQ4laTt.jpg
日野茜
http://i.imgur.com/VwsJF8n.jpg
高森藍子
http://i.imgur.com/ldIb7GC.jpg
本田未央
http://i.imgur.com/FAAlhfA.jpg


未央「まあまあ♪ 何とも無いんだから良かったじゃん、ね?」

未央「もしシンさんの都合が良ければ、これから何処かご飯とか…」

シン「…」

シン「本田未央…」

シン「その二人は誰だ? お前の学友か?」

未央「はへ?」

藍子「!!」

茜「…?」

シン「いや…、何故赤の他人を連れてここへ来たのだ?」

シン「見舞いなら、まあ有難いのだが……」

シン「……?」

未央「な…、何が……?」

シン「………」

茜「……!」

藍子「」

未央「えっ…、え……??」


・・・・・
・・・



・・・
・・・・・
=======
~~30分後~~
(喫茶店)



シン「……」

藍子「………」

茜「………」

未央「(き、気マズ過ぎるよぅ…、うぅっ……)」

未央「(助けてしまむーっ…! しまむーならこんな時は…)」

未央「(『大丈夫ですよっ! 頑張れば絶対記憶は戻りますよ♪』)」

未央「(なんて…。いや、これはテキトー過ぎて寧ろ逆効果に……)」

未央「……」

藍子「し、シンさん…、ここの喫茶店には、私とよく訪れた事があるんですが…」

藍子「覚えて無い…、ですか?」

シン「それこそ貴様ら二人の記憶違いだろう」

シン「俺が好き好んでこんな女々しい店に入り浸るとは、到底思えん。趣味も合わん」

藍子「…」

未央「」


茜「わ、私のことも忘れちゃったんですか?」

シン「忘れた…、という感覚は無いな。むしろ初対面だ」

シン「未央。貴様の遊びかドッキリに付き合う暇は、これ以上持ち合わせんぞ」

未央「い、いや…、遊びじゃなくて……、ええっと…」

茜「でも…、何故に未央ちゃんの事だけは覚えているんでしょうか?」

藍子「そ、そうですよっ! 何でこの3人の中でピンポイントで未央ちゃんだけ…」

未央「!」

未央「言われてみれば……!」

シン「ふむ…」

シン「…仮に貴様らの今までの言動が何の茶番でも無く、俺がバンジーの拍子で一部の記憶を失ったのならば…」


●安価
シンが本田未央の事を覚えていた理由
↓1

ちゃんみおってあだ名がみおちゃんを逆にしてるのをたった今知ったわww


シン「恐らく、本田未央が俺の記憶に留まった原因は、『ちゃん』を先にする愛称の特異性だろう」

未央「へ?」

藍子「ちゃん…、愛称…?」

茜「ああ! 『ちゃんみお』という事ですね!」

茜「たまに社長とかがそう呼んでいる時がありますよ!」

未央「あ、確かに…。私達ユニットの担当決めの直談判の時も、呼ばれたかもしれない…」

シン「語呂の良さだけでは無い。何か『ちゃんみお』というキャラクターは…、特に、こう…」

シン「破天荒と言うか突飛と言うか。あり余る元気を暴走させている人物の印象が強い」

未央「ま、まあ…、名前でそこまで好感を持たれているなら、ちょっと嬉しいけど…」


シン「まあ……、冗談はさておきだ」

シン「とにかく、そういった個人的な思い入れの強い物や付き合いが長い物など…、頭に染みついている記憶が残り、それ以外の瑣末な記憶は消し飛んだのではないか?」

藍子「さ…、瑣末……っ?!」

未央「あ、あーちゃん! きっと深い意味は無いよ!」

シン「別にそれらは忘れても支障は無いと言う事なのだろう。まあ、この俺が何かを忘れると言う事は断じてありえんが…」ズズズ…

藍子「」

茜「」

未央「…」

シン「本田未央は、我がプロダクションの門を一番初めに叩いた女だ」

シン「付き合いも長いし、それで記憶に留まったと言うのならば納得は出来よう」

未央「う、嬉しいけど、何か複雑だなぁー…、あはは…」チラッ

藍子「……」

茜「だ、大丈夫ですよ!! きっとその内思いだしますから!!」


シン「もういいか? 今日は近日行うドラマ撮影に付いて、サウザーから説明を受けるのだ」

未央「ドラマ撮影?」

シン「ああ。京都で行うらしい。一夜完結のドラマで…」

シン「ロケは一週間後だ。メインキャストは南斗DE5MEN…」

シン「更に我が事務所、帝都、346から二人ずつ声を掛けると聞いたが…」

茜「特に、何も聞いていないですが…」

藍子「はい。私も初耳です」

シン「サウザーの言う所、今日中に決めるとの事だ。明日には耳に入るんじゃないのか?」

シン「…………いや、待て」

未央「?」

シン「既に奴は一人だけ目星を付けたと言っていたな…。誰だったか………」


シン「………」

藍子「…」

茜「……?」

シン「………思いだせん」

未央「だ、大丈夫? もしかして、あーちゃんと茜ちんの他にも、思い出せない人がいるとか…」

シン「……?」

未央「む、無理しないで良いよ! 事務所に戻れば聞けるから…」

シン「いや……、あれは確か…」



●安価
7610プロダクション
メインキャスト①
↓1

ktkr


シン「高森……」

藍子「!」

シン「高森サイコだったか…」

藍子「」

未央「あ…、『藍子』だよ! それ多分!!」

シン「ああ、そんな感じの名前だったな」

藍子「わ、私がですか?」

シン「そうか…。貴様の名前も高森藍子だったな…」

茜「ほ、本当に記憶ないんですか?」

シン「いや、寧ろお前達二人は本当に初対面だ。サウザーも何時の間に勧誘していたのだか…」

未央「ううん…」

藍子「(これは重症ですね…。いや、ビルの屋上から紐無しバンジーして記憶喪失だけに収まったのが本当に奇跡なんですけど…)」

茜「(強いショックを与えたら治ると聞きますが…、やはりここは私が……)」


・・・・・
・・・

というか、気づいたらもう全然スレの残りが無いですね。
今日はまだ少し書きますので、今から次スレを建てておきます。
続きはそちらで。

今回の勧誘はプロデューサー2人、勧誘対象4人の予定です。

★メインキャスティング残り
・346プロダクション2名
・7610プロダクション1名
・帝都グループ1名
の予定。
脇役は随時安価で自由に登場させる予定。


因みに、「アイドルプロデュース、『聖帝学園の七不思議』」は、聖靴学園よろしく、学園モノの皮を被った何かです。
学校に因む役職が多数登場予定なので、登場させたいキャラの願望でも書いておいてくれたら嬉しいです。
では次スレで会いましょう。

DD北斗の拳2期のアニメも学園物らしいから丁度いいね

マミヤさんとかは登場無理かな?このスレじゃでてないからきついか…
五車星のメンバーやアインとかだせたら見たいなぁ


次スレになります。↓

【安価】サウザー「モバマスアイドル勧誘に向け華麗に制圧前進あるのみ!」【延長戦】
【安価】サウザー「モバマスアイドル勧誘に向け華麗に制圧前進あるのみ!」【延長戦】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1441378816/)


サウザー「このシスコン野郎」

レイ「あ、俺?」

レイ「そんな話だったか?」グビッ

サウザー「会議室に行ったら誰もいないから、最初は時間を間違えたかと思ったけど…」

サウザー「部下のヒゲに確認して合ってたから、ちょっぴり悲しくなったぞ」

レイ「ああ…、うん、ごめん。今行くから…」

サウザー「シンも高森藍子も、346のゲストも帝都の猫もまだ来ていないし…」

サウザー「何、どういう事? 聖帝を焦らすゲームか何か?」

ユダ「シンは分かるが…、高森藍子もか?」

サウザー「だが、誰も居ないのは寧ろ好都合だ。まだ誰も来ない内に、レイには話しておく極秘事項がある」

レイ「……?」

サウザー「今日は『京都』でロケを行う例のドラマの…」

サウザー「メインキャストの内8名、加えてプロデューサー2人、そして総括の俺を含めての打ち合わせだ」

ユダ「プロデューサーは、ケンシロウとファルコだな」

レイ「本当に良かったな…、記憶が消えて…」

サウザー「さて……」



●安価
7610プロダクション
メインキャスト②
↓1

ご、ごめん。
>>996は無しで…。新スレと間違えました…

あと3レス適当に

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年08月24日 (月) 23:46:58   ID: sZPSrCdw

シュウ様メインの回があるのがとても嬉しいですo(`ω´ )o!!
是非もっとアイドルとシュウ様の絡みをお願いいたしますo(`ω´ )o!!!!

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