女「監禁してみた」(10)

女「…のはいいんだけどさ。これからどうしようか?」

男「とりあえず拘束具一式外してくれるとありがたいです」

女「いや、それは断固拒否するよ?」

男「はーなーせー!」

女「いーやーだ」

男「どうしてこうなった…」

女「好きすぎて?」

男「断ったはずだろ!」

女「うん。昨日告って断られて………報われないなら拉致るか!みたいな?」

男「わけがわからないよ」

女「あ、ちゃんとご飯はあーんしたげるし、体も丁寧に丁寧に拭いてあげるよ。ご希望なら下の世話も希望しなくてもしてあげるから安心してね」

男「少しも安心できねぇよ!」

男「そもそも監禁してどうすんだよ!こんな事してもお前を好きにはならないぞ!むしろ逆効果だ!」

女「あー。分かってる分かってる。そこはもう諦めてるから」

男「は?」

女「あのね、男くんが私を好きかどうかは関係ないの。私が男くんを好きだからそれで良いの。そして既に男くんは私の所有物なわけ。つまり私的には完璧な構図が出来てるの。素敵!超素敵!」

男「なにその自己中の極みみたいな思考回路。こわい」

男「大体これからどうするつもりだよ…」

女「だから、どうしよう?って聞いてるの」

男「帰りたい」

女「もー!それは駄目って言ったでしょ?」メッ

男「なんだよ!なんなんだよ!セックスしたいならしろよ!いくらでも出してやるよ!」

女「それは魅力的だけどまだいいや」

男「じゃあ拷問か!?爪剥ぎか!指折りか!好きにしろ!こんちくしょー!」

女「確かに私sだけど、好きな人が痛がる姿を見たがるほどどsじゃないよ?」

男「じゃあ何だよー。まさかこのまま何もしないのか?」

女「うむ~~~~~。なにしよう」

女「ふっふっふっ」

男「なっ!その手に持ってるのはなんだ!なにするつもりだ!おい!」

女「これでやる事って言えば一つしかないでしょ?」キュポン

男「冗談だよな?な?」

女「えへへへへ」キュキュキュ~

男「うわあああああ!」

男「………なに書いた?」

女「はい、鏡」

『おにく』

男「予想道理の文字をありがとう。なぁ、これ油性か?」

女「うん!」

男「うわ、清々しい笑顔」

女「大丈夫だよ!私以外見る人いないから!いても見せないし!」

男「………ですよねー」

女「飽きたら消してあげるね」クスクス

女「よくさぁ、今みたいな状況ってあるじゃん?主にえっちぃ漫画で」

女「でもぶっちゃけ私そんなに性欲強くないからえっちぃ事するのも優先順位高くないのね」

女「ていうか、男くんを拉致った時点で満足しちゃった自分もいるのよ、うん」

女「なにしよう?」

男「解放してください」

女「うん。それは断る!」ニコッ

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