ほむら「怪盗ほむほむ参上!」(45)


さやか「出たな怪盗ほむほむ!今日こそはお前をお縄にしてくれる!」

ほむら「ふっ、毎度毎度、無駄な努力をご苦労様、美樹警部…だけど、今回も私は捕まらないわ!」

さやか「くぅ、馬鹿にしやがってぇ……杏子!かかれ!」

杏子「アタシに指図すんな!捕まえたきゃ、自分で行きな!」

さやか「なっ、ここは素直に行くとこでしょアンタ!」

杏子「アタシとアンタは同じ警部だ!同階級に命令されるいわれはねぇ!」

さやか「今そんな事言ってる場合!?いいから怪盗ほむほむを……って、いない!!」

ほむら「ほーむっむっむ!美樹警部に佐倉警部!あなた達が二人で漫才をしている間に、予告状に書いたまどかのリボンはいただいたわ!」

まどか「返してぇ!」

さやか・杏子「しまった!」

ほむら「巴警視によろしく伝えておいてね。ではさらば!」

まどかがほむらやさやかの顔にグーパンするやつか?

>>2 違う

ほむら「怪盗ほむほむ参上!」

さやか「出たな怪盗ほむほむ!昨日は逃がしたけど、今日こそはお前をお縄にしてくれる!」

ほむら「ふっ、相も変わらず無駄な努力をご苦労様、美樹警部…だけど、今回も私は捕まらないわ!」

さやか「くぅ、また人を馬鹿にしやがってぇ……杏子!行くわよ!」

杏子「すぅすぅ……」

さやか「ちょ!何で寝てんよアンタ!起きなさいよ!お願いだから起きてよぉ!」ゆっさゆっさ

杏子「むにゃ……えへ」

さやか「可愛い……って、違う!起きろこの馬鹿!」

杏子「誰が馬鹿だこのやろー!」がばっ

さやか「アンタだよ!捜査中に寝るな!ほら、早くしないと怪盗ほむほむが……って、いない!!」

ほむら「ほーむっむっむ!美樹警部に佐倉警部!今宵も予告状通り、まどかのブレザーはいただいたわ!」

まどか「返してぇ!」

さやか・杏子「しまった!」

ほむら「巴警視によろしく伝えておいてね。ではさらば!」

ほむら「怪盗ほむほむ参上!」

さやか「出たな怪盗ほむほむ!お前のせいで、昨日は散々マミ警視に絞られたよ!」

ほむら「私の知ったことではないわ。残念だけど、今日も私は捕まらない!」

さやか「くぅ…杏子!起きてるわよね!?」

杏子「おうよ!」

さやか「よし!じゃあ、怪盗ほむほむ捕まえられたら、明日のなんでも奢ったげるから!だからかかって!」

杏子「マジで!マジでなんでも奢ってくれるのか!」きらきら

さやか「そうよ!だから早くかかって!じゃないとまた……ってもういない!」

ほむら「ほーむっむっむ!美樹警部に佐倉警部!今宵も予告状通り、まどかのリボンタイはいただいたわ!」

まどか「返してぇ!」

さやか「しまった!」

杏子「なぁなぁ!なんでもって焼肉でも寿司でもいいのか!?」きらきら

さやか「怪盗ほむほむ逃がしたのに奢るかぁ!」

ほむら「巴警視によろしく伝えておいてね。ではさらば!」


ほむら「怪盗ほむほむ参上!」

杏子「出たな怪盗ほむほむ!今日こそはお前をお縄にしてやる!」

ほむら「あら、あなたが返事をしてくるなんて珍しい。美樹警部はどうしたの?」

杏子「アイツは、いつまでたってもお前を捕まえられないから謹慎処分中だ」

ほむら「それは気の毒ね。まぁ、例えあなたが相手でも、私は今日も捕まらないわ!」

杏子「ふんっ、アタシはそう簡単には出し抜けないよ?」

ほむら「……あっ、あんなところに焼肉定食がー」

杏子「マジで!?何処だ何処だ!」きらきら

杏子「……どこにもねぇじゃなぇか!騙しやがっ……って、いねぇ!」

ほむら「ほーむっむっむ!佐倉警部!あなたが今時小学生でも引っかからない嘘に騙されている間に、まどかのワイシャツはいただいたわ!」

まどか「返してぇ!///」

杏子「しまった!」

ほむら「巴警視と美樹警部によろしく伝えておいてね。ではさらば!」

ほむら「怪盗ほむほむ参上!」

さやか「出たな怪盗ほむほむ!今日こそはお前をお縄にしてくれる!」

ほむら「あら、謹慎処分はもうとけたのしら美樹警部?」

さやか「お陰様でね!」

ほむら「でも今度は佐倉警部がいないようだけど……謹慎かしら?」

さやか「えぇ、その通りよ。昨日は随分間抜けな取り逃がし方したみたいだからね」

ほむら「あれは中々傑作だったわ。あなたがいたら大爆笑間違いなしね」

さやか「それは気になるけど……って、私の気を逸らそうったってそうはいかないわよ!今日は助っ人を呼んでるんだから!」


ほむら「助っ人……?」

さやか「名探偵のほむらよ!さぁ、ほむら、ちゃちゃっと怪盗ほむほむをお縄に!」ふりかえり

シーン……

さやか「あれっ?ちょっとほむらー?名探偵ほむらー?」

さやか「おっかしいなどこ行っちゃたんだろ……って、いない!」

ほむら「ほーむっむっむ!美樹警部!あなたが一人芝居をしている隙に、まどかの靴はいただいたわ!」

まどか「返してぇ!///」

さやか「しまった!」

ほむら「巴警視と佐倉警部によろしく伝えておいてね。ではさらば!」

ほむら「怪盗ほむほむ参上!」

さやか「出たな怪盗ほむほむ!今日こそはお前をお縄にしてくれる!」

杏子「いい加減お前を捕まえないと、警部補に降格になっちまうってよ」

ほむら「それは大変ねぇ」

杏子「誰のせいだと思ってんだ!」

ほむら「何時までも私を捕まえられない、お間抜けなあなた達の自業自得じゃない」

杏子「ぐぬぬ……」

さやか「なんにしても!今日の予告状に書かれたまどか総監のスカートを盗まれたら、まどか総監が下着姿にハイソックスだけを身に着けたという、非常にえっちぃ姿になってしまう!」

まどか「///」


杏子「上半身が下着姿の時点で、十分えっちぃと思うけどな……」

さやか「だから何としても今日こそはお前を……っていない!はっ、でもまどか総監は無事……」

杏子「ん……なんかスースーする……」

まどか「あの…杏子ちゃん、スカートが……///」

杏子「ん?ってなんだこれ!?私のスカートどこ行った!?///」

さやか「アンタこんな時に何やってんのよ!」

杏子「そういうお前もはいてねぇじゃねーか!///」

さやか「なぁ!?///」


まどか「きゃあぁ!///」

さやか・杏子「まどか総監!?」

ほむら「ほーむっむっむ!美樹警部に佐倉警部!まどか総監を気に掛けるばかりに、自分のガードがおろそかとはまだまだ甘いわね!そういう事で今宵も予告状通り、まどかのスカートはいただいたわ!」

まどか「返してぇ!///」

さやか・杏子「私(アタシ)のも返せ!///」

ほむら「もちろんあなた達のスカートなんていらないから返すわ」ひらっ

さやか・杏子「ほっ///」

まどか「私のも返してってばぁ///」

ほむら「巴警視によろしく伝えておいてね。ではさらば!」

ほむら「怪盗ほむほむ参上!」

マミ「出たわね怪盗ほむほむ!」

ほむら「あらあら、巴警視直々のご出馬とは……」

マミ「何時までもコソ泥のあなたを捕まえるのに手間取ってるとあっては、警視庁の面子に関わるの。だから仕方なく私が出てきたのよ」

ほむら「あの二人はどうしたのかしら?」

マミ「あの二人なら降格処分に減給、そのうえで謹慎処分を下したわ」

ほむら「厳しいのねぇ」


マミ「それだけ失敗を繰り返したのだから仕方ないわ」

ほむら「…あなたと最後に会ったのはいつだったかしら?」

マミ「そうねぇ……確か、私がまだ警部の時じゃなかったかしら?」

ほむら「あぁ、そうだったわねぇ…あの時のあなたは、まだまだヒヨっこ刑事だったわね」

マミ「な、なによ……しょうがないじゃない!あのころはまだ本当に新人だったんだから……」

ほむら「qb警視は元気?あっ、今はもう警視じゃないかしら?部署は何処にいるのかしら?」

マミ「qb警視は、今は一階級上がって警視正よ。部署は刑事部のまま」


ほむら「そう……ちなみにまどかはどこかしら?」

マミ「奥の4番目の部屋よ」

ほむら「そう」

マミ「ねぇ、怪盗ほむほむ…そろそろこんなこと止めるべきじゃない?私はあなたとのこと嫌いじゃないから、観念するっていうなら自首扱いにしても……っていない!?」

ほむら「ほーむっむっむ!巴警視!あなたがペラペラとなんでも話してくれるから、今回は今までで一番簡単に仕事が進んだわ!感謝するわね!では今宵も予告状通り、まどかのハイソックスはいただいたわ!」

まどか「返してぇ///」

マミ「しまった!」

ほむら「美樹警部補と佐倉警部補によろしく伝えておいてね。ではさらば!」

ほむら「怪盗ほむほむ参上!」

まどか「で、出たね、怪盗ほむほむ!///」

ほむら「あら、可愛い。下着姿で私を待ち構えてるなんて…誘ってるのかしら?」

まどか「違うよぉ!怪盗ほむほむが私の服を盗むから、もう着る服がないんだもん……///」

ほむら「まぁ、なんにしてもこれはチャンス……予告状通り、まどかのブラはいただくわ!」

まどか「はうっ…///」

ほむら「ふふふっ……」じりじり


マミ「今よ!挟み撃ちでかかりなさい!」

さやか・杏子「はい!とりゃあ!」

ほむら「あら危ない」ひょい

さやか「ぐあっ!?」ごっつんっ!

杏子「痛ってー!?」ごっつんっ!

ほむら「まぁまぁ、正面衝突は痛そうねー」

マミ「何やってるのあなた達は!」


さやか「だって杏子がー」

杏子「んなこと言ったってさやかが……」

さやか・杏子「なんだとー!?」

マミ「喧嘩してる場合じゃないでしょ!早く怪盗ほむほむを……って、やっぱりもういない!」

ほむら「ほーむっむっむ!巴警視に美樹・佐倉両警部補!あなた達が愉快なコントをしている間に、予告状に書いたまどかのブラジャーはいただいたわ!」

まどか「本当に返してぇ!///」

マミ・さやか・杏子「しまった!」

ほむら「明日も楽しみに待っているといいわ。ではさらば!」

ほむら「怪盗ほむほむ参上!」

織莉子「出たわね怪盗ほむほむ」

ほむら「……誰?」

キリカ「誰とは失礼な!この方は警視庁公安部一の検挙率を誇る、美国織莉子警視長様だぞ!」

ほむら「そんなこと言われても、知らないものは知らないわ」ふぁっさぁ

キリカ「このっ……」ぎりっ

織莉子「止めなさいキリカ。むこうのペースに飲まれては、怪盗ほむほむの思うつぼよ」

キリカ「す、すみません」


ほむら「あの三人はどうしたのかしら?」

織莉子「そんな事知らないわ。それに知っていたとして、敵のあなたに内部情報を教えるとでも?」

ほむら「ほむ……あなたは中々冷静な人物ね」

織莉子「褒めても何も出ないわよ」

ほむら「そっちのあなた……あなたの名前と階級は?」

キリカ「…呉キリカ……警視正だよ」

ほむら「そう……織莉子とキリカ……ではあなた達がかの有名な、警視庁一のお似合いコンビというわけね」


キリカ「な、なにそれ……お似合いコンビ?」

ほむら「えぇ、それはもう、怪盗の私ですら聞き及んでいるほどのベストコンビだとか……そんなのに会えるなんて光栄ね」

キリカ「え、えへへ……そうなのかなぁ織莉子?///」すりすり

織莉子「ちょっとキリカ…?こんなところ何をしようというの?これは怪盗ほむほむの罠で……」

キリカ「織莉子ぉ……///」んー

織莉子「可愛いっ!キリカぁ!」んー

ほむら「………ちょろい」すたすた


まどか「きゃああぁぁぁ!///」

ほむら「ほーむっむっむ!美国警視長に呉警視正!あなた達がイチャイチャおりキリしてる間に、予告状に書いたまどかのパンツはいただいたわ!」

まどか「ホントのホントに返してぇ!///」

キリカ「織莉子ぉ……///」ちゅっちゅっ

織莉子「キリカぁ……///」ちゅっちゅっ

ほむら「聞いてない……か。まぁ、いいわ!ではさらば!」

ほむら「怪盗ほむほむ参上!」

まどか・さやか・杏子・マミ・織莉子・キリカ「出た(な)(ね)わね怪盗ほむほむ!今日こそはお前をお縄にしてくれる!」

ほむら「うわっ!何よぞろぞろと大勢で……吃驚したじゃない」

さやか「そりゃ、アンタがこんな予告状を送ってきたからね」

杏子「今日のモノを盗めたら、もう怪盗ほむほむは現れないなんてな」

マミ「すなわち、怪盗ほむほむを捕まえらるラストチャンス!」

織莉子「だから、警視庁総出であなたを捕まえるために待ち伏せていたのよ」

ほむら「成程ね……でも、たとえ何人集まろうとも、私は今回も捕まらないわ!」


キリカ「怪盗ほむほむ……今日の獲物……まどか総監自体を、本当に盗めるとでも?」

ほむら「えぇ、造作もないわ」

まどか「ふ、服と違って、簡単に私は盗めないよ!///」

ほむら「さて……それはどうかしら?」ふわっ

まどか「ふえっ?///」ひょい

さやか「しまった!美国警視長の言ったとおり、本当に警視庁中の警官全員をこの狭い部屋にできる限り押し込んだから、まったく身動きが取れない!」

杏子「そしてその間に、まどか総監がお姫様抱っこで怪盗ほむほむの魔の手に!」

マミ「くっ…捜査員は多いに越したことがないと思ったことが、裏目に出るなんて……!」

織莉子「まどか総監だけを、2階に一人にしたことも裏目に出たわ……!」


キリカ「……あれ…私が言う事がない!」

ほむら「ふふっ……可愛いわまどか」

まどか「見ちゃだめぇ…///」

ほむら「この膨らみかけがたまらないわね」

まどか「いやぁ…///」

ほむら「さて……まどか、私の顔を見てくれるかしら」

まどか「えっ……///」

ほむら「………」すちゃ

さやか「か、怪盗ほむほむが……」

杏子「仮面を外した……だと……!」


まどか「ま、まさか……怪盗ほむほむは……ほむらちゃんだったの?」

ほむら「えぇ、そうよ」

さやか・杏子・マミ・織莉子・キリカ「な、なんだってー!?」きょうがく

まどか「そんな……どうしてほむらちゃんがこんなことを……」

ほむら「それは…まどかの事が大好きだからよ!」

まどか「ふえぇ!?///」

ほむら「まどか……結婚しましょう!」


まどか「……うん///」

ほむら「ほーむっむっむ!警視庁の諸君!聞いたわね!まどか総監はこの怪盗ほむほむがいただいたわ!」

まどか「か、返してくれなくても……いいかな///」

さやか・杏子・マミ・織莉子・キリカ「しまった!」

まどか「あっ、みんな!怪盗ほむほむの指名手配は取り消しだよ!これは総監命令だかね!」

さやか・杏子・マミ・織莉子・キリカ「はっ!」

ほむら「さて、じゃあ早速まどかの新しい服を買いに行きましょうか……ではさらば!」

まどか「えへへ///」


さやか「まぁ……一件落着?」

杏子「被害届けだしてた総監が言うんだし……そうなんじゃないか?」

織莉子「キリカー、帰るわよー」

キリカ「はーい」

さやか「よし、私達も帰るか杏子」

杏子「おっ、今日こそは何か奢ってくれよな!怪盗ほむほむの事件も終わったんだし」きらきら

さやか「しょーがないなぁ」

杏子「やりぃ!」きらきら


織莉子「あら、じゃあご一緒してもいいかしら?」

さやか「いいですよー」

マミ「ちょっと待ってあなた達!まだ報告書を書かないと!って押さないで!」

さやか・杏子・織莉子・キリカ「あははー」

マミ「ちょ、押さないでってば……って、どこ触ってるのよ!あぁ、もう!私も一緒に行くのー!!」

ゆま「終わり」

銭〇「怪盗ほむほむはとんでもないものを盗んで行きました。それは総監の心です」

まどか「はい…///」

ほむら「ちなみに私の心はとっくにまどかに盗まれてるわ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月07日 (火) 00:22:53   ID: b6J1i_Si

>「ほーむっむっむ!
どんな笑い方だよwwww

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom