氷上スミレ「二人のドリーマー」 (48)

※アイカツ! SSです
※地の文アリ
※書き溜めアリ
※次レスより本編スタートします! フフッヒ


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スミレ「んっ……」

 覚醒するのを感じた。まだ少し目蓋が重いが、急速に頭が回っていくのがわかる。昔から寝起きは悪い方ではなかったけれど、今は朝目覚める瞬間が、あまり好きではない。

 とても、寂しい気持ちになるからだ。

 同じ部屋で寝泊まりし生活する女の子――大空あかりちゃんは、私の親友だ。

 そう、親友。そう呼べるだけの初めての存在。決して、友人関係が嫌だったわけではない。けれど、特別ほしかったわけでもない。誰とでも普通に接して、誰とでも深くは付き合えなかった。

 元々スターライト学園に入学したのは、交友関係の狭い私を心配した姉の薦めだった。でも結局、あかりちゃんに出会うまで私は変わらなかった。部屋で一人だったというのもあるけれど、普通の学校からスターライトというハコに変わっても、どうしようもなく私は私だったのだ。

 あかりちゃんは、私に教えてくれた。誰かと一緒にするアイカツがとても楽しいということを。アイドルは皆ライバルで、傷つけ合うのが怖いと思っていた私を、変えてくれた。

 そんなあかりちゃんがいない、一人の部屋はとても寂しい。眠るときは一緒でも、大空お天気という朝のレギュラー番組を持つ彼女は、午前4時には起床して出て行ってしまう。目を覚ますと、いつも彼女はいない。それが、とてつもなく悲しいのだ。

 今日一日のスケジュールを思い出し、反芻する。そうして誰もいないベッドを見ないように時計を見る。それが私の常だ。

 3時00分

スミレ「えっ」

 思わず、声が出てしまった。すぐにベッドに入ったまま顔を左隣に向ける。

 そこには、ちゃんとあかりちゃんがいた。

 嬉しい。胸の中に、じゅわあっと暖かい気持ちが溢れてくる。あかりちゃんといると、いつも私を満たしてくれる感情。何と名前を付けていいのかもわからない、想い。早起きは三文の徳とは、まさにこのことかも知れない。

 あかりちゃんを起こさないように、ゆっくりと起き上がる。

スミレ「うふふ、可愛い」

 初めて出会った時、あかりちゃんは何度も私に「美人だ」と言ってくれた。有難いことに、そう言ってくれる人は多い。けれど、あそこまで堂々と面と面むかって言われたのは初めてだ。

 それに、ずっと思っていたんだ。

 あかりちゃんも、とっても可愛いよって。

 すやすやと気持ちよさそうに眠るその顔があまりにも可愛くて、私の身体は知らぬ内に吸い込まれていく。

 間近に見るあかりちゃんの寝顔は、私の知るどんなアイドルよりも魅力的だった。

 床に膝をつき、ベッドの上に頬杖をつく。口角が上がっていくのを感じた。とても、幸せな時間だ。

 時々、考えることがある。いつから私はこんなにもあかりちゃんに惹かれるようになったのかと。思えば、あかりちゃんのオーディションを初めてみた時――あの星宮いちごです事件の時から、不思議な魅力を感じていた。

 ポンポンと弾むようなあかりちゃんの声。姿。直向な姿勢。あの時はまだ、弱く細い小さな輝きだったけれど。それは確かに他人の目を引き付ける、アイドルとしての素質だったのだと思う。それを敏感に感じ取った星宮先輩には、感謝しないといけないな。

 あかりちゃんと出会えなければ、私は今も一人でアイカツしていたかもしれない。あかりちゃんを通じて仲良くなれた、他のアイドルや後輩たちとも、繋がりがなくなっていたかもしれない。それはつまり、私のアイドルとしての限界。

 彼女と出会えなければ、大事なことに気が付けず、成長することが出来なかっただろう。

 ブブブ、ブブブ

スミレ「っ!!」

 あかりちゃんのアイカツフォンルックが震えだす。画面が午前4時になったことを示していた。

 嘘、私気付かずに1時間もあかりちゃんの寝顔を見てたの?

あかり「んっ……」

 え、あ、どうしよう。あかりちゃんが起きちゃう!

あかり「あれ…………スミレちゃん?」

スミレ「お、おはよう、あかりちゃん」

 混乱した私は、何故かアラームを止めようと伸ばしたあかりちゃんの手に、自分の手を重ねていた。咄嗟のこととはいえ、何やってるの私。

あかり「ふにゃ、すみれちゃんの指……冷たくて気持ちいいね」

 少し寝ぼけているのか、手を重ねたまま起き上がった彼女が、やや不明瞭な発声でそう言う。その言葉が、笑顔が、あんまりにも可愛くて、

スミレ「あ、あかりちゃん!」

あかり「きゃっ」

 何も考えられずに抱きしめて押し倒してしまった。

スミレ「あかりちゃん、あかりちゃん、あかりちゃん」

 あの暖かい気持ちが、これでもかというほどに噴出する。胸がいっぱいになって、とっても切なくて。ただあかりちゃんを近くに感じたいと思ってしまう。邪魔な布団を剥ぎ取り、あかりちゃんを直接感じる。ああ、暖かい。いい匂いがする。

あかり「す、スミレちゃん、どうしたの!?」

 どうしてしまったんだろう。私にもわからない。ただあかりちゃんが愛おしい。

スミレ「あかりちゃん、あかりちゃあん」

 口から出るのは、あかりちゃんの名前だけ。

あかり「うん……私はここにいるよ。大丈夫だよ」

 そんな私を、あかりちゃんは抱きしめ返してくれた。右手は繋いだまま、ゆっくりと左手で頭をなでてくれる。子どもをあやすような仕草に、しかし私はやっと落ち着くことが出来た。

スミレ「んっ……あかりちゃん、気持ちいい」

 もっとしてほしくて、より強く抱きしめる。あかりちゃんの左肩に顔をのせてすりすりする。

あかり「今日のスミレちゃんは甘えん坊さんだね」

 そう言われて、少し恥ずかしくなる。いや、少しどころではない。段々と頭が冷静さを取り戻すにつれて、とんでもないことをしてしまったという後悔や羞恥や様々なものが綯い交ぜになって私を責め立てる。

スミレ「あ、あかりちゃん」

あかり「なあに、スミレちゃん」

 少しだけ離れて、改めて見たあかりちゃんは、やっぱり可愛くて。私に微笑む姿が、あまりにも無垢で。

スミレ「ごめんなさいいいいいいいいいいいいい」

 耐え切れなくなった私は寝間着のまま部屋を飛び出してしまっていた。

 コンコン

 けれど言い忘れたことがあったから、

あかり「はーい」

スミレ「あ、あの、お仕事頑張ってね。テレビ見るから」

 部屋に戻ってそれだけ言い残し、再び私は逃げ出した。




 あかりちゃんが部屋を出た頃を見計らって、私は戻ってきた。

スミレ「どうしようかなあ」

 一人きりの部屋で呟く。次にあかりちゃんと会ったらどういう顔をすればいいかわからない。

 ~♪

 アイカツフォンルックが鳴る。あかりちゃんからのメールだ。

『私は気にしてないからね。今日は夜までお仕事だから、帰ったらお話しよう?』

 うう、あかりちゃんに気を遣わせてしまっている。それにお話……一体何を話せばいいのだろう。まずは謝らなきゃ。後は、えっと、説明? 釈明?

 でも自分でもどうしてあんなことをしてしまったのかわからない。私はどうして、あかりちゃんにあんなことをしてしまったのだろうか。

 まだそこにいるかのように、思い出せる。あかりちゃんの香り。あかりちゃんの温もり。あかりちゃんの優しい手の動き。あかりちゃんの吐息。あかりちゃんの笑顔。あかりちゃんの目。

 思い出すだけで、顔がかーっと熱くなる。信じられないほど恥ずかしくて、信じられないほど幸せだった。

 駄目、頭がパンクしそう。

スミレ「考えても駄目なときは、身体を動かそう」

 態と声に出して、私はジャージに着替えた。




 その日は授業もあまり耳に入って来なかった。何をするにも身が入らず、あっという間に夕方になっていた。

 こんな日に限って、皆お仕事が入っていて会えない。誰かに相談したかったんだけどな。

 食堂で早めのお夕飯を済ませ、ただぼうっと座っている。そうだ、こんな時こそ占い。そう思い立ってカードを引く。

スミレ「運命の輪……」

 引いたのは、運命の輪の正位置。その暗示は『出会い』『幸運の到来』『解決』──そして何より、あかりちゃんと初めて出会った時と同じカードだ。

?「お、占い中かい。氷上スミレさん」

 そんな、ちょっと戯けた様子で私に声をかけてくれたのは、霧矢あおい先輩だった。

スミレ「お疲れ様です、先輩」

あおい「お疲れ様、スミレちゃん。何を占ってたの?」

スミレ「えっと……あかりちゃんとのことを」

 素直に答える。もしかしたら、先輩に聞いてほしかったのかもしれない。

あおい「スミレちゃんってさ」

スミレ「はい?」

あおい「とっても美人さんだよね。クールな感じでLoli GoThicの衣装もよく似あってる」

 何故か突然、褒め殺しに会う。何を考えているのだろう。

あおい「なのに、笑う表情がとっても柔らかくて可愛いの。そういうアイドルだと私は思ってた」

 アイドル博士であるところの、霧矢あおい先輩にそう言ってもらえるのは嬉しい。けれど、

あおい「でも今の表情はアイドル失格だね」

 だからこそ、彼女の言葉は的確で厳しくて、現実だ。

スミレ「…………」

 私は何も言い返せなかった。自分でもわかっていたのだ。今日の自分が、決してファンの皆さんに見せられるような顔をしていないということを。

あおい「スミレちゃん、良かったら私の部屋に来ない?」

 私はゆっくりと、頷いた。




 星宮先輩はいなかった。仕事に行っているのだろう。トップアイドルとなった星宮先輩は、当然アイドル界で最も忙しい。

あおい「遠慮無く座って」

 そう言って、ベッドの上、自分の隣を指す。

スミレ「有難うございます」

 礼を言って、私も座る。

あおい「あのね、スミレちゃん。さっきはキツイこと言っちゃってごめんね」

 先輩が頭を下げる。

スミレ「いえ、本当のことですから」

 そう、本当のことだ。人を笑顔にさせるアイドルが、笑顔でなくてどうするというのか。

あおい「前にね、私も同じことをユリカ様に言われたんだ」

 懐かしそうに、先輩は言う。

スミレ「霧矢先輩が……」

 想像出来ない。そう思った。霧矢あおいというアイドルは、トップアイドル星宮いちごと同時期にデビューし、Soleilとして一緒に活動してきたスターだ。テレビやポスター、そして学園で見る彼女はいつも、輝いて見えた。

あおい「スミレちゃん、その時の私と同じような顔してた」

 霧矢先輩も、同じ……。

あおい「何があったのか、話してくれないかな」

 朝からずっと溜め込んできた想いが、口から滔々と流れ出ていった。やはり、誰かに聞いて欲しかったのだろう。私はただ喋り続けた。




あおい「そっか。大変だったね」

 霧矢先輩は、静かに聞いていてくれた。

あおい「スミレちゃんは、あかりちゃんと抱き合って、嬉しかったんだよね?」

 確認するように、訊く。

あおい「じゃあさ、同じことをあかりちゃんが別の子……ひなきちゃんや黒沢凛ちゃんなんかとしてたら、どう思う?」

 あかりちゃんが、別の子と。手を取り合って、ベッドで、抱きしめあって。

 ちくりと、胸が痛んだ。それだけじゃない。どろどろと、これまで感じたことのないような強い思いが沸き上がってくる。これは、なんなのだろう。

スミレ「苦しいです。とても、言いようもなく」

あおい「やっぱり、スミレちゃんは好きなんだね。あかりちゃんのことが」

 好き?

 誰が。誰を。

 私が。あかりちゃんを。

 そうだ。私はあかりちゃんが好きだ。けれど、そんなの当たり前じゃない。あかりちゃんは、私の最初の親友なのだから。

 ううん、本当はわかっている。霧矢先輩のいう『好き』はそういうものじゃないのだと。私が、あかりちゃんに恋愛感情をもっていると言っているのだと。でも、そんなこと、

あおい「あり得ない? 馬鹿らしい?」

 そうだ。あり得ない。だって私達は

あおい「性別なんて、理由にならない。たまたま好きになったのが女の子だった。ただそれだけだよ」

あおい「私達は、アイドルの前に人間だよ。恋ぐらいするし、そうじゃなきゃラブソングもお芝居も出来ない」

 何も言えないでいる私に、まあこれもユリカ様の受け売りなんだけどね、と照れ笑いを浮かべる。

 本当に、そうなのだろうか。あかりちゃんのことを恋愛感情として、好きなのだろうか。考えたこともなかった。

 けれど、あかりちゃんといると幸せになれるのは確かで、あかりちゃんが他の誰かと仲良くしているのを想像すると、どろどろとした感情に支配されてしまうのも事実なのだ。

スミレ「私、どうしたら……」

あおい「ゆっくり考えよう。それから、あかりちゃんといっぱいお喋りしてきなよ。そうすると、きっと答えが見えてくる」

スミレ「先輩も、霧矢先輩もそうだったんですか」

 先輩は、一瞬虚を突かれたような表情をした。

あおい「そうだね。私も一緒だったんだ。自分の気持ちがわからなくて、暴走しちゃって、それでいっぱい迷惑をかけちゃった」

 霧矢先輩も、一緒。やっぱりそれは、あの人のことなのだろう。

スミレ「先輩は、どうして好きだってわかったんですか」

あおい「切掛をくれたのはユリカ様だったけれどね、二人で出かけてみたんだ。そしたらね、どうしようもなくわかっちゃったの。私はこの人のことが好きなんだって」

スミレ「それで、どうしたんですか」

あおい「どうもしないよ。告白も、今はまだしない」

 意外な答えだった。

あおい「今は私もあの子も、やるべきことがいっぱいある。アイカツが楽しくて仕方がないの。だからもう少し、このままでいるつもり」

 私にも、そんな決断が出来るだろうか。きちんと自分の気持ちを見つけられるだろうか。

あおい「あかりちゃんとこの後お話するんでしょう。大丈夫だよ」

 そう言って霧矢先輩は、私を送り出してくれた。




 自室のベッドに倒れ込み、時間を確認する。あかりちゃんが帰ってくるまでまだ少し時間があるみたいだ。

 今日は疲れた。精神的なものは勿論、肉体的にも疲れていた。最近忙しくなってきたユニット活動に加えて、今日は朝4時からランニングと筋トレをしたのだ。自業自得とは言え、疲れは限界に達しようとしていた。

 スミレちゃんと会ってお話して、自分の気持ちを確かめなきゃいけないのに。そう思えば思うほど、目蓋は重くなっていった。




スミレ「んっ」

 少し眠ってしまっていたらしい。

 目が覚めたのは、温もりを感じたからだった。とても心地の良い、温度。ひだまりのように、暖かい。

 気付けば私の右手には、誰かの手が重ねられていて。見上げるとそこには、太陽のように微笑むあかりちゃんの顔があった。

スミレ「あ、あかりちゃん!?」

あかり「やっぱりスミレちゃんの手、気持ちいいね」

 そうやって無邪気な表情を見せる彼女に、それまでの葛藤はあっさりと吹き飛んでしまっていた。

 ああ、そうだ。何も難しく考えることなんてなかったんだ。身体から滾滾と止まらない感情が、この暖かくて暑くて気持ちのよい感情は、あかりちゃんが好きという想い。ただそれだけ。好き。好き。好き。大好き。

 あかりちゃんとずっと一緒にいたい。ずっと二人でいたい。この気持が恋愛感情だというのなら、そうなのだろう。でも今はそんなこと関係ない。興味がない。ただただ、私はあかりちゃんを求めていた。

スミレ「あかりちゃん!」

 繋がれた手で、少し乱暴に彼女を引き寄せる。

あかり「わわっ」

 思わずあかりちゃんがベッドに手をつく。今朝とは逆に、私が押し倒されているような形だ。

あかり「もう、吃驚したよ。スミレちゃんはまだ甘えん坊さんなの?」

 咎めるような口調だが、表情は笑いを堪えきれていない。そんなあかりちゃんが、愛おしい。

あかり「んふ、やっぱり近くで見ても、すっごく美人だね」

スミレ「あかりちゃんだって、とっても可愛い」

 そう言って、あかりちゃんの首に両手を回す。

あかり「?」

 何をされているのかわかっていない、首を傾げるあかりちゃん。可愛い。好き。大好き。

スミレ「あのね、あかりちゃん。今朝は突然ごめん」

あかり「ううん、少し吃驚したけど、新鮮なスミレちゃんが見られて嬉しかったかな、なんて」

スミレ「あと、あかりちゃん。好きだよ」

あかり「うん? ……ありがと。私も好きだよ」

 やっぱりよくわかっていない表情のあかりちゃん。ああもう、今は何をしていたっていつもの何倍も可愛く見えてしまう。

スミレ「そっか、じゃあ両思いだね」

あかり「え――」

 ウィンクをして、あかりちゃんの首を抱き寄せる。そのまま私は、キスをした。

あかり「んっ、んーっ!」

 あかりちゃんの目がぐるぐる回っている。面白い。可愛い。好き。

スミレ「そういうことだからね」

 唇を離して、あかりちゃんに宣言する。

スミレ「愛してるよ、あかりちゃん」

 あかりちゃんの顔は真っ赤で。わなわなと震えていて。やっぱりそれが愛おしくて。

スミレ「んちゅ」

 もう一度、今度はもっと深いのをキメてしまった。

 ごめんなさい霧矢先輩。私、思ったよりも我侭だったみたいです。

スミレ「あかりちゃん、キスって気持ちいいんだね」

 私はあかりちゃんと一緒にトップアイドルを目指す。歌のお仕事もまだまだやりたいことがたくさんある。

スミレ「ねえ」

 けれど、あかりちゃんともっと楽しいことをしたい。色んな事を経験してみたい。

スミレ「もう一度、シてみる?」

 私は全部、諦めない。全部一緒に全力で楽しんでいきたい。

あかり「え、えっと、あの、その……お願いしま、ひゃぁっ、んぁ、ゃ、あっ」

 取り敢えず、目の前のお楽しみを全力で貪り尽くそうかな。

おわり

お付き合い有り難うございました。明日には依頼出してきますので、ご意見ご感想等頂けると幸いです。

乙です!描写が細かくてより入り込むことができました

乙です前に、霧矢あおい「ガール・ミーツ・ガール」書いてた人かな?
前作共々良かったわ、ただ>>33であかりとスミレの名前間違えてない?

>>44
有難うございます。励みになります。

>>45
その通りです。有難うございます。
今見直しました。はい、名前間違えていますね……申し訳ないです。気をつけます。

>>33
最後の行の名前が間違っていたので訂正
スミレちゃん→あかりちゃん



 自室のベッドに倒れ込み、時間を確認する。あかりちゃんが帰ってくるまでまだ少し時間があるみたいだ。

 今日は疲れた。精神的なものは勿論、肉体的にも疲れていた。最近忙しくなってきたユニット活動に加えて、今日は朝4時からランニングと筋トレをしたのだ。自業自得とは言え、疲れは限界に達しようとしていた。

 あかりちゃんと会ってお話して、自分の気持ちを確かめなきゃいけないのに。そう思えば思うほど、目蓋は重くなっていった。

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