【完全安価オリジナル】魔法大戦物!【コンマもあるよ!】 (161)

伝承 怪異 都市伝説
はたまた悪魔や天使に妖怪

それらはいつからか「魔術」と呼ばれるようになっていた

人でない者の力を使う人々。
それらを「魔術師」と呼んだ

ある者は怪異を魔術とし、ある者は悪魔を魔術とした

それはそんな魔法溢れるる国家で魔術師の王「クラウリー」を目指す者の物語

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439820198

それではまず主人公はどこの国の人?

1伝承
2怪異
3魔界
4天界
5妖界

↓1

2番の国

都市伝説やはたまた幽霊などを軸とした国ですね


それでは主人公の名前を
↓3の内から一つ選びます

ルイト=マルク

リク・マルフォート

骨村 骸 (ほねむらむくろ)

>>6で決定

それでは次に決めるのは使役する怪異(魔術)

どのような怪異をモチーフにしているのか
そしてどのような能力化を簡潔に書いてください

↓3から一つ採用

魔女狩り
炎をまっとたり相手に向かって炎をぶつけたり出来る

かまいたち

転ばせ、切り裂き、治癒

まっとたりじゃなくてまとったりの間違いです

九尾
魔を浄化する炎を操る

ポルターガイスト
ものを動かしたり自分自身が飛んだり出来る

ポルターガイスト
半径10mの物体を自在に動かす。
能力発動時に動かしている物体の重量は3分の1となる。

>>10

次はどんな見た目か
↓3から一つ採用

少女三姉妹

赤い眼 金髪 ショタ

銀髪の小柄で中性的な少年

美人

童顔で茶髪の14歳くらいの少年

執事服を着た筋骨隆々で精悍な顔立ちの青年

つり目で癖毛 学生服きている

>>18採用

性格を↓3から一つ採用

穏やかで優しいけれど心に熱いものを持っている

天然でマイペース

人間不信で軽く厨二病

>>24
採用で

リク・マルフォート(男)16歳

見た目
おかっぱっぽい髪形にちょろっとしたアホ毛が目立つ銀髪の中性的な少年
目は真っ赤。まるで血液の様
小柄な容姿と気の弱そうな見た目に真っ赤な目。そのせいでウサギと言ってからかわれることもしばしば

内面
心優しい少年。ケンカとか戦い事は苦手
けど誰も悲しむ事のない世界を作れればな、なんて大きすぎる夢を見ることもしばしば
決めた事はどんなに時間がかかってもやり通すタイプ


魔術
「鎌鼬の法(妖)」
突風を操る魔術
主に人の足元を狙い転ばせたり、真空の刃で切り刻むことを得意とする
本人のやさしさに共感してか、治癒効果のある魔術も同じく使える様になった











プロローグ







一つ一つの国に一人。一番上の人が居る
王様とか君主とか独裁者とか

でも僕はそんなのどうだっていいんだ。
この世界から戦争が消えて。皆が悲しまなかったらそれでいい
泣く人なんて出来るだけ見たくないよ

僕はこの国に移住してきたお母さんとお父さんの元に生まれた普通の子供
妖怪の国からここに来た。

僕はここの国が大好きだ


この国。ううん
ここの国々には魔術兵を養成する学校がたくさんある。
いや…もしかしたらそれしかないのかも

けどしかたない。強くないと何にもできないから
もちろん僕だって。兵士見習いだ

いっつも学校に行っていろんなことを学ぶ

学校は各学年3クラスで
クラス内でもAグループとBグループとCグループの三つに分けられる
一クラス12人だから……

えっと。各クラス三つずつグループが出来てる

因みに僕は16歳。一般教養を終えたばかりの新米兵士見習い
やっと実戦訓練ができるようになったひよっこ


僕もいっぱい戦うんだけど…実は勝てた事ないんだ
その…人を傷つけちゃうのが苦手で

いや…皆は優しすぎるって言うけど……


やっぱり怖い。人が痛がる顔って
僕は見たくないかな…。笑顔が見たいんだ

そして僕はまた補習。
最近実戦訓練で失敗続きだから、座学でその分補ってるんだ
けど先生はもう限界かもって言う。もしかしたら退学とかあるのかな?

嫌だな…。お母さんが悲しむ


リク「はあ。終わんないよ」



分厚い本の山が一つ…二つ…三つ……

見るだけで頭が痛いけど…まだまだ。まだまだたくさんある
はぁ…僕が失敗することでグループメンバーの三人も必然的に評価落ちてるんだよね…
なんとかしないと、なんとかしないとダメだ
皆は気にしてないって言うけど……



リク「…明日こそ成功しようっ!」


――――ガラッ


ドアが開いた。向こう側に居るのはグループメンバーの子。
もしかして僕を手伝いに来てくれたのかな?


リクのグループメンバー

その人の名前は?
↓3から一つ採用

アリス

クルミ

リョウ

>>35で行くよ

それでは次に決めるのは使役する怪異(魔術)
因みに簡単な分類

伝承=おとぎ話とか
怪異=都市伝説とか幽霊とか
魔界=悪魔とか
天界=天使とか
妖界=妖怪とか(リク)

どのような怪異をモチーフにしているのか
そしてどのような能力化を簡潔に書いてください

↓3から一つ採用

ポルターガイスト
ものを自在に飛ばす

神隠し
自分のもとに引き寄せる

人魚姫
泡と水を扱う

どんな見た目ですか?
↓3から一つ採用

亜麻色の髪の可愛らしい少女

金髪 金目 ゴスロリ

ツインテールで茶髪のお金持ちのような服をきている

>>44で

どんな性格?

↓3から一つ採用

気品ある優しい性格

明るくポジティブで世間知らずの面もあるが真面目の場面では誰よりも真面目になる

>>1どの能力採用か書いてないよ
あとsageになってるよ

ツンデレ かわいいもの好き 小さいことは気にしない

>>49
さんきゅす

能力は>>38採用
>>50採用

クルミ・コペンバー(女)16歳

見た目
茶髪のツインテール。髪留めは一家に伝わるお守りの石を加工した物
フリフリのワンピースのような服を好んで着る傾向がある
動きにくいが、本人はそれでいいらしい

内面
家柄もあり常につんけんしている性格
実力がある為か少し人を見下したような態度を取る事もあるが、決して見下しているわけではない
なにをするにも「してあげる」と一言付け足す

魔術
「ポルターガイストの法(怪)」
念力により物を浮かせる魔術
本人はまだ未熟なために30kg代の物が限界
修行すれば地面の亀裂だけで岩石を飛ばすことも出来たりするのだが…


クルミ「ねえ。何やってんのさ!また補習!?」

あ…クルミちゃんか。また手伝いに来てくれたのかな?
この前も宿題の半分手伝ってくれたな

クルミ「あのさ!あんたがちゃんとしないとうちのグループがヤバいわけ!」

クルミ「どうせ今日もその感想文でしょ!アタシ読んだことある本あるから、その本の感想文だけ書いてあげる!」

リク「良いよ。悪いし……」

クルミ「はっ!?そんなの気にしてる場合なの??」

リク「それに筆跡とかでばれちゃうよ」

クルミ「何細かいこと言ってるのよっ!そんなの見てないって!」

バレたらもっと課題増やされるんだろうな。けどここで断ると
というよりクルミちゃんが断らせてくれるわけないよね……


クルミ「ぼーっとしないでよ!」


怖いな。けど手伝ってもらってるんだし…。頑張らないと

青春だなー


―――――――

クルミ「あのさ!終わったんだけど!」

ぼーっとしてた。なんかもう多くて多くて…
はあ。目が痛いよ


クルミ「きーいーてーんーの!?」


リク「わ…わぁっ!?」

クルミ「わぁ!?じゃないわよ!」


わあ…結局半分以上書いてもらっちゃった……
今度ご飯でもご馳走しないと…


クルミ「あのさ。そんな調子で退学とかになったらどーすんのよ!」

リク「行商人でもなろうかなって…」

クルミ「むりよ!アンタへなちょこだし!それにさ。あんたが居なくなったらうちら三人も迷惑なわけ!」

迷惑って…いや。今僕がいる方が迷惑じゃ…
それに、その、だから他の人が転入してきた方がいいとおもうんだ

クルミ「だから明日のグループ演習だけは本当に頑張るよ!」

あ…明日はそうだった。先生と自分達で模擬戦闘するんだった
先生と戦うなんて無理だよ…

クルミ「なーに心配してんのよ!四対一よ??それにアタシが居るんだから!」


確かにクルミちゃんは強いし…。他の子たちも
って、やっぱり僕が足を引っ張るじゃん…


一人ぐらい負けても…大丈夫かな?
大丈夫だよね。いくらなんでも……


クルミ「あのさ!言っとくけど。一人でも負けたら失格だから。聞いてない?」

心を見透かせるのかな…クルミちゃん
何だか心にくぎを刺されちゃった。


クルミ「今日の夜皆で対策立てるから。アンタも来なさいよ!」

それでは他の二人のキャラ決めを
まずは一人目

名前を
↓3から一つ採用

マリク

ハイド

リュウ

スカー

>>59

どんな見た目?
↓3から一つ採用

イケメンでヘッドフォンをつけていてイケイケ男子

目が藍色でエプロンをつけているイケメン

スボーツ刈りのさわやか系男子

金髪垂れ目で伊達男っぽいイケメン

>>64
どんな内面?

↓3から一つ採用

明るくて元気な前向き少年

おかん気質な世話焼きだがキレると怖い

天然でクールでよく確信をつくことをいう不思議くん

>>69

どんな怪異を扱う?
↓3から一つ採用

UMA(未確認動物)
この世に存在しない動物に変身できる
陸・海・空すべてをカバーできる

ケルベロス
魔犬に変身する

ドッペルゲンガー
姿を自由に変える

幸運少年
ひたすら幸運

>>74採用

それでは次4人目の名前
↓3から一つ採用

ムゲ

コウジ

ジュン

ラピス

>>79採用
バランスを取るためにジュンは女性と言う事で行きます

それでは見た目を
↓3から一つ採用

黒髪で格好いいイケメン

見た目男子のクール系

黒髪ロングヘアの切れ長な目の和風美人

>>83

どんな内面?
↓3から一つ採用

ボーイッシュなサバサバ

ポジティブで明るい姉御系

なんにでも前向き
仲間を大切にする
色んな冒険をしたいと思っている

>>87

どんな怪異を使う?
↓3から一つ採用

UFOを召喚して自在に飛ばす
中に乗ることもでき、光を浴びせて吸い寄せて相手を中に閉じ込めることも可

幻想空間
幻覚や悪夢を見せる精神系

ゴリラ召喚

自然発火現象
炎を操る

ハイド・シルヴァ(男)16歳

見た目
海の様な目にベージュのエプロンをつけた少年
長身で爽やかな見た目なので人気は高い
常にお玉かしゃもじ等をベルトに着けたポーチに刺している

内面
面倒見がいい性格で「お母さん」と言うあだ名がついてある
炊事選択が大好きで休みの日は常にそれをしている
怒らせると物凄く怖いらしいが、実際見た人は居ない

魔術
「ドッペルゲンガーの法(怪)」
見た人物に姿を変える魔術
今のところ完全にコピーできるのは見た目だけ
声もコピーできるが時々地声に戻る、また技のコピーは失敗率の方が高い


ジュン・クリナミス(女)16歳

見た目
長身短髪。すらっとした体形のきりっとした美女
度々男と間違われることもある
四人の中では何故か女性人気が一番高い

内面
とにかく明るく前向き、いつも笑っている
というよりどんなことがあっても笑い飛ばす肝の持ち主
男勝りな性格で、一時期は一クラスの男の長になっていたことも

魔術
「未確認飛行物体の法(怪)」
ポケットに入っているミニチュアのUFOを巨大化させ操る魔術
主に移動や偵察、妨害に使う
時々追突させたりするが、特別な能力がまだないので。ただの物理攻撃になっている

それでは次は先生を

名前
↓3から一つ採用

ストロガノフ

ユーマ

レイン

>>97採用

見た目

↓3から一つ採用

若くて今時男子のような格好

くせ毛あり
白衣をきている
20代

ボサボサの黒髪に眼鏡に白衣の若い男

ロリババア

>>102

どんな内面?
↓3から一つ採用

熱血系
気合いがあればなんでもできると思っている

非常に冷淡

フワフワしてる天然で読めないが実力はあるらしい

面白いことが大好きの快楽主義
天才肌だが周囲の評判は悪い

マイペースな不思議くん

>>107

どんな怪異を使う?
↓3から一つ採用↓3から一つ採用

かなしばり
動きを封じる

>>72

空亡の一部

錬金術
ものと物を合体させて武器を作る。
物にはレシピが決まっていて失敗や成功はやってみないとわからない(例えば葉っぱ+虫=剣なら絶対変わらない)

>>112


では次回。
4人VS先生編で


楽しみにしてる


期待

投票するけどよか?

よか

よか

リク「対策?」

ハイド「そ。皆でするテスト対策」

うわぁっ!?何時の間に……
急に後ろに立たないでよ。僕の心臓が止まっちゃう

ジュン「つまりは先生を倒す必勝法を探すって事」


こっちは窓から入ってきた!?
移動に使える魔術か、僕も早くそう言うの覚えないと

クルミ「って。なんでアンタ等ここに居んの?」

ハイド「じ・か・ん」

ジュン「集合時間にアンタが遅れてるってこと」

集合時間?僕は何も聞いてないけど……
クルミちゃんの顔が「しまった」と皆に語り掛けてる
課題を手伝ってもらってたから時間の感覚無かったけど――――


何か大切な用の邪魔しちゃったかな

クルミ「ごめん!行くわよ!このバカうさぎ!」

リク「えっ!?ぼ…僕も!?」

クルミ「言ったでしょ!対策立てるって!!」

ああ…集合時間ってその時間の事か
でもまだ夕方だよ?そんな早い時間にみんなで集まるの?
いや…別に予定があるとかじゃないからいいんだけど

多分みんな今回は特に真剣なんだろうな
実際対人演習なんて初めて見たいなものだし、先生に直接力を見てもらえて評価もしてもらえる

はぁ…今から気が重い


ジュン「あー!乗ってかないの!?」

ハイド「……行っちゃった」

―――――――――ハイドの家


他人の手料理を食べるなんてほんといつ振りだろう
僕の家の人は全員兵士として任務に就いてるから殆ど僕は買った食事
いや…僕たち四人は全員似た感じか

けど…ここまで凝った料理が作れるなんてすごいや

名前とか知らないし見た事も無いけど…おいしそうってのは分かる


クルミ「相変わらずアンタ凄いわね」

ハイド「ははは…急ごしらえだからお口に合えばいいんだけど」

ジュン「ハイドが作ったって事は美味しいってこと」


四人でこう言う風にテーブルを囲むってのもあんまりなかったかな
こうすると何だかグループって言うより家族みたいだな


クルミ「ちょっと。アンタ何ぼーっとしてんの?」


リク「あ…あ。うん。おいしそうだなって」

ハイド「じゃあ。食べながらゆっくり対策を練って行こうか」

ジュン「んじゃ。まず自分が発表しろってこと?」

ハイド「そうなるね」

発表ってなんだろう?僕は何も聞いてないし…何かをしろって言われたわけでもないし
とにかく黙って聞いておこう


ジュン「結論から言うと。あの先生はヤバイってことね」

ハイド「君の魔術でここ一週間監視してたんだろ?他には?」

ジュン「それが全然。一週間前に明日の事発表されて、で。見張ってたんだけど」

ジュン「カメラは全部ノイズ続き。ロクに何もとれないってこと」

ハイド「実は僕も魔術で先生に変身して職員室に潜り込んだんだけどさ」

ハイド「特にこれと言った情報は…」


みんな本当に本気なんだ…
何だか何もできてない自分が恥ずかしい、というより迷惑だよね…

クルミ「私は…じゃなくて。私とリクは聞き込みしたんだけど」

クルミ「どうもあの先生。ハイドと同じ系統で変化するみたい」

え?クルミちゃん。僕何もしてないし…なにも手伝ってないよ?
それなのにどうしてそんな事…
と言うよりわざわざ言い直してくれてまで?


クルミ「先輩兵士に聞いてみたんだけど。蛾みたいな羽が生えたら直視するなとかなんとか」

ハイド「直視したらどうなるの?」

クルミ「狂うってさ」

ジュン「モスマンってこと?」


え…ええ!?そんな危険なこと?って死んじゃうって
先生は僕達を殺しに来るの?

ハイド「モスマン?」

ジュン「あー。うん蛾と狂うって言ったらそれかなって」

ジュン「ほら。自分の家さUFOとか未知の技術とか専門に扱う家系じゃんか」

ジュン「で。お姉がユーマー?だっけそれを専門に扱ってるってことね」

ユーマ…って。聞いたことある。確か座学だったときに
存在自体が謎の生き物で…って言う風だったとおもうけど

ジュン「んで。お姉の本?この前読んでた時にさ。偶々乗ってて」

ジュン「直視すると気が狂う。物凄く早い。蛾っぽい。ってことが書いてあったわけ」

ジュン「まあ憶測って事だから。参考程度に」

クルミ「あ…まだ言って良い?」

ハイド「どうぞ」

クルミ「そのさ…あのさ…多分だけど。あの先生モスマンだけになれるってわけじゃないと思う」


クルミ「先輩曰く。プールの授業の時は鱗が生えたとか…」

クルミ「あの第三次魔術世界戦の時は直視したら死ぬ化け物に変化したとか」

ハイド「その話から推測するに…あの先生はそう言う生物全般に変化できるって感じだね…」

ジュン「いや。それヤバ…ただでさえ自分の家でもそれ使えんの二人しかいないし…それに何にでもなれるって…」

ジュン「普通は一匹が限界ってことなのに…」

クルミ「いやいや。それって勝ち目ないじゃん」

そうだよ…それに僕が居るんだよ?
そんなの絶対無理に決まってるよ。うん…無理だよ

ハイド「けど戦わないと成績が…」

ジュン「やるしかないってこと」

――――――――――――――

昨日はあれから特に進展がなく皆。解散した
どうしよう…グループテストだから僕も参加しないといけないわけで
けど…足を引っ張る事は目に見えてるわけで

こんなに憂鬱で足が重たいのはほんとに久しぶり
足が石にでもなったみたいで



リク「…あ。おはよ」

集合場所まで歩いていると、前にはクルミちゃん
今日は珍しくズボンを穿いてる…。動きやすいようにかな?


クルミ「おはよ。昨日ちゃんと寝た?」

リク「え…どうして?」


クルミ「顔がいつもより暗いから」


そりゃそうだよ…。こんな荷が重いテスト……
でもそれを言っちゃ。絶対にクルミちゃんは怒るだろうな

クルミ「ま。何とかするわよ。それにどんな生物になっても攻略法はあるわけだし」

リク「そう…だね」

攻撃の技がまともに撃てない僕が役に立てるのかな
昨日から失敗した時の事しか想定できないや


―――――


クルミ「二人とも早いわね」

ジュン「まあ。一応?」

クルミ「ほーんと。気合入っちゃってるわね」

ハイド「そう言う君も今日に限ってズボンを穿いてるじゃないか」

クルミ「今日はそう言う気分だったからよ!」

この前スカート以外は可愛くないから全部捨てたって言ってたよね…
やっぱりみんな緊張してるんだ

アウム「よーし。じゃあ予定より早いけど。説明だけするか」

―――せ…先生っ!?
けど何時の間に僕達の後ろに???


アウム「ルール。リーダーが再起不能になると負け」

アウム「以上で」


クルミ「リーダー?何それ?」

アウム「今決めた。俺ん所のリーダーは自分でお前らは―――――――」


目があった。ふわっとしてる視線が一瞬だけ鋭くなった気がした
何か見えない刃が心に突き刺さるような、そんな痛みを感じる


アウム「リクな」

突き刺さった刃はそのまま勢いを増して、僕の心を貫通した

リク「……!!!!」

アウム「拒否すると失格な」

ジュン「いやいや…それは職権乱用ってこと?」

アウム「いや。べつに」

ハイド「納得できる理由を。ただ単に勝てるからとか納得しませんよ!?」

アウム「え。目合ったし」


クルミ「………」


謝りたい。正直言って今すぐ皆に頭を下げたい
別に僕が悪いわけじゃないって言われると思うけど、僕が弱いせいでこうなってるんだ

やっぱり来なかったらよかったよ

アウム「[ピーーー]気で来い」

まただ…また先生は僕の事を見てる
それも今さっきより鋭い目つきで。今さっきよりも鋭い口調で

僕を威圧しているって言うのとはまた違う…
だけど何かがいつもと違うのも分かる


アウム「それじゃ。開始」


その一言で皆が一斉に僕の前に出た
まるでチェスの駒。キングを囲むように皆が陣形を組む

クルミ「ごめん先生!けど本気だから!」

まず最初に動いたのはクルミちゃんだった。
ポケットから出てきたのはナイフやフォークや包丁。家のキッチンに置いてある物
日常範囲内で手に入れる事の出来る凶器


―――――シュンシュンシュンッ


それら全部が夥しい数出てきて、縦横無尽に飛び回る
…凄い、この前見た時より早くなってる

まさに殺す気だよね



アウム「んー…遅いな」

手を横に凪いだだけで巻き起こった突風
それはすごい勢いで飛び交う凶器を吹き飛ばした


アウム「…次は?」

いや…次も何も。あんな桁違いな方法で攻撃されたら
僕が出る?いや…余計な事しない方が良いよね

きっと誰かが――――

アウム「オーケー。んじゃ、行くとするわ」


ハイド「はっ!?」

先生の背中から巨大な翼が生えた
まるで本に書いてあった悪魔のような巨大な羽…


ハイド「部分変化?しかも人体に無い物を…」


確か部分変化自体高等技術だったはず…
それに加えて人体に無いパーツを作り出すって事は。

アウム「ジャージーデビルの羽。ビックフッドのパワー。あとは秘密だけど…これくらいも突破できない生徒だったか?お前ら」

いや…複合変化なんて聞いたことないよ…
それにそんな事できる人と対峙しているなんて…


ジュン「上ががら空きです!」

上空から大きめのUFOが光線を出して先生を引き上げようとする
確かあの光線に当たってると重力が反転して……


アウム「動きにくいけどなぁ、これだったら逆に動くだけで―――」


――――メシャアァァッ


空中で一回転してUFOの光線発射口に向かって蹴りを繰り出す先生
UFOは見るも無残に粉々に砕け散った

アウム「本当にそれだけか?狩るぞ?」

武器を消されたクルミちゃんに、ワザが通用しないジュンに…
どうしよう…どうしよう僕
ハイド君は何か考え込んだまま動かないし


クルミ「……」

ジュン「…」


黙って僕の元によって来る先生、どうしよう…僕の攻撃も弾かれるに決まってる
そうなったら勝ち目なんてない、いや。僕がリーダーの時点で


クルミ「――――」


クルミちゃんが何かを察したように首を縦に振る。
心なしかちょっと笑ってるような…



クルミ「先生こっち!!」

――――スンスンッ
――――スウウウッ


無数の小石が浮き上がって――――


――――ドンッ


それと同時に僕の体が何かすごい力で吹き飛ばされた
植え込みの中に真っ逆さま。緑色の海に沈んだ僕はただただ唖然


何が起こってるか分からないけど。何か弾く音が聞こえる
きっと小石が全部弾かれてるのだろう…

視界が緑で殆ど何もわからないけど…
きっと僕が邪魔だからこう言う風な扱いを受けちゃったんだろうな


――――仕方ないや



リク?「先生!こっちです!」

あれ?なんで上の方で僕の声が聞こえてるの?
もしかしてハイド君?でもなんで?


もしかして囮でやられるつもり?
それで勝負を終わらせようとしてるの?

何が起こってるのか。
植え込みの枝を少しだけ折ってじっと観察する


そこには僕と僕を追いかける先生。あとは後ろから小石を飛ばすクルミちゃん

…あれ?ジュンは?


アウム「……」

ジュンが居ない中。急に先生の動きが止まった
僕に扮したハイド君を追いかけるのを止める

アウム「完璧な変装だ。褒めよう」


なんで?なんで先生は僕が僕じゃないって?
ハイド君がいないから?いや…でも。それだったら最初っからハイド君を追いかけるはずないし…



リク?「!?!?」


アウム「動揺したか。やっぱりお前はハイドだ」


――――!?
ウソだろ…先生は僕達をハメたの!?

アウム「と言う事はだ。本物を探さないといけないが」

アウム「…察しはついてる」

先生の目がこっちを見る。
植え込みで僕の姿は見えてない筈なのに。僕がいることをわかってるみたい

他にも隠れれる場所があるって言うのに…

アウム「あの時。クルミに気を取らせて。ハイドがリクに変装」


アウム「それと同時に咄嗟に全霊力で本物のリクを吹き飛ばした」

アウム「となると立ち位置的に隠れれる場所は――――」


びしっと先生が指をさした
場所は僕のいる植え込み。…マズいよ

このままだともう手も足も出ない…


アウム「確かにチームワークはあったと思う」

アウム「けど弱い」

アウム「役割分担が下手なんだな。他のグループより抜きん出て下手だ」

羽をしまってゆっくりとこっちに歩いて来る先生
右手の爪はいつの間にかナイフみたいに鋭くなってる


アウム「まあ。病院送り程度だから安心しとけ」


スッと先生の手が振り上げられる
ダメだ…今攻撃を打ったところで相討ちは望めない…


ごめん皆…やっぱり負け――――

―――――




――――――ミョンミョンミョンミョン

――――ズシャアアアッ

凄い音。木々が薙がれる音が悲鳴みたい
はぁ…終わった―――?


あれ?なんで?なんで僕の体が浮いて……
ってこの光、もしかして!?


ジュン「あのさ。今さっきの推理。全然的外れ」

ジュン「だって自分の役割。先生分かってないじゃん」

ジュン「これが四人揃ってのチームワークって事」



UFOから声が聞こえてくる。それと同時にクルミちゃんが僕に叫んだ
「撃って」って大きな声で


―――――ビュオオオオンッ

―――――ササァァ

反射的に初めて放つ真空の刃
僕もビックリするほどに早いソレはなんと先生の体に直撃してしまって

アウム「………――――」

反射的に撃ってしまったせいか刃と言うより弾のようなものが出てしまったらしくて
でもその分先生に怪我はなかったみたい


完全に伸びちゃってるけど…


クルミ「ウソ!?これってまさか……」

ハイド「勝ったんだよ!先生を倒した!」


先生を取り囲むようにしていた僕達
やった……。勝てたんだ

これで今回のテストはパスできたんだ!?

……僕が先生に一撃を当てたんだ……


――――――――――――――教室



とりあえず救護隊を呼んで。到着まで待って僕達は教室に帰された
救護隊の人もびっくりしてた…な


代理「はい。ということで事故でアウム先生がお休みなので今日はHRだけで」

代理「連絡事項としては…。――――との交流試合が急遽きまりました」

代理「各クラスから1グループ選出するようにとのことです」

代理「ここのクラスは選出する先生が只今お休みですので、発表は明日以降と言う事になります」




どこの国の学校と交流試合が決まった?
1伝承
2魔界
3天界
4妖界

↓2

3

4

妖界の学校…と言えば。僕の様に妖怪の法を得意とする子たちの国
しかも対戦校の名前…凄い名門


代理「それじゃあ。頑張って修行に励むように」


それだけ言って今日の授業は終わった。
そんな事より僕は今、先生を倒せた余韻に身を浸されている

正直いつもの倍世界が輝いて見えるし今なら何でもできそうな気もする
そう、対戦校にだって勝てる気がする



――――――――――――――――



僕達に迫る、初めての大きな試練だって事には
この時誰が気づいただろう。

ううん…きっと気づいてない筈。僕達はまだ学生気分だったんだから

【妖界学校の選抜生徒】を決めていきます

以下はテンプレ

―――――

名前 性別

見た目
(例)
美人で長身とか

内面
(例)
気弱で優しいとか

魔術(今回は妖怪モチーフだと嬉しいです)

補足
何かキャラ付けに使ってくれるといいです。
設定に影響を与え過ぎそうなのは弱化させるかもです
(例)
ハイドに惚れてるとか
――――――

20分間募集
採用人数は一応3人

名前 レン 性別 男

見た目
黒髪で赤のメッシュをつけている。イケメン男子

内面
熱血で真っ直ぐ

魔術
ケルベロスの牙
魔犬に変身する

補足

設定に影響を与え過ぎそうなのは弱化させるかもです
(例)
ハイドと幼馴染で親友だと思っている。良き親友でよきライバルの関係

クーラ 女

水色の長髪と瞳 青いゴスロリ 背が低く貧乳

気弱で優しい 頑張り屋

雪女 様々なものを凍らせる

リクに怪我を治してもらったことがある

ツヅリ 女

見た目
長い黒髪にミニ丈の和服、耳に風鈴を模したピアスを着けている

内面
おしとやかな振る舞いだが腹黒

魔術
天の邪鬼
他人の好意を反転する

可愛いものには目がない

名前 クルス 性別 おとこ

見た目
青髪でくせ毛の少年

内面
おっとりしていて誰にでも優しい。けれど天然

魔術
デマオンの炎
悪魔のような形の炎で追火する

補足
お坊っちゃまで誰に対しても敬語で丁寧
庶民のリクをどこか羨ましくおもって仲良くなりたいとおもっている

スイミ 女
青い髪で巨乳だが背は低い
いつでも元気
河童 あたりを水場に変える
キュウリ好き

>>151
>>152
>>155

採用です

それでは次回から第一章に突入です
ではでは

まだかなー

待ってるよ

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