一方通行「車に轢かれたァ」 (1000)

ゆるーく一方通行さんが入院する話です。
基本的には相部屋になったお隣さんと共にあばれまわ……。

本編での時系列などは関係ないので、よろしくお願いします。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439728069

とある病院


カエル顔の医者「とりあえず一ヶ月は安静にしないとね。まああの少年じゃあるまいし無茶はしないとは思うけど」

打ち止め「一ヶ月すれば治るのってミサカはミサカはあなたに抱きついてみたり!!」ギュー

一方通行「おィ……」イテェ

一方通行(余計に悪化させる行為だと気づいてくれ)

番外個体「いやー、でも第一位様が交通事故って……笑えるってレベルじゃないよ。もう哀れって感じ」

一方通行「ちっ」

番外個体「っていうか、珍しく打ち止めが元凶だからねぇ。んな心配面されても困るんじゃない?」

打ち止め「うう、ごめんなさい。ってミサカはミサカは項垂れてみる」

一方通行「おィおィ、あんまいじめてやるな。今回は俺が怪我しただけで済ンだン……ダメだ。やっぱダメだ。しっかりいじめてやれよォ」

打ち止め「ええー! ってミサカはミサカは非難の声をあげてみる!」

カエル顔の医者「とりあえず絶対安静だからね?」ガラガラ

番外個体「やっと居なくなったね。他人がいると言えないことってあるからねぇ」

一方通行「いや、オマエはいつでも誰がいても同じような事を言うぞ」

番外個体「ぎゃは! お褒めに預かり光栄ってね」

一方通行「相変わらず曲がってンなァ」

打ち止め「ねえねえ、隣にも人が居るみたい。挨拶しなくていいのってミサカはミサカは尋ねてみる」

番外個体「寝てたら迷惑だから、ここは顔に落書きでもしておけばいいよ。親愛の意を持った」グッ

打ち止め「ええー、それはまずいよってミサカはミサカは未知の隣人に対して恐怖を感じてみる」

一方通行「めんどくせェ。第一カーテンしまってンじゃねェか。あっちが起きたらでイイだろォ」クルッ

打ち止め「うわわー! 俺もねるみたいな顔して寝返りうちやがったってミサカはミサカは憤慨してみる!!」

番外個体「今日のところはこの辺にしとこうぜ、きっと寂しがるからさ。ぎゃは☆」

一方通行「おォおォ、そろそろ面会時間終わりだからなァ」

打ち止め「分かった。あなたが早く治るようにミサカも早く帰るってミサカはミサカはドアの前まで駆けてみる」

番外個体「それじゃ、お隣さんと仲良くねー」ガラガラ

一方通行「………………………行っちまったか」

???「なぁ、随分楽しそうだったな、お前」シャー

一方通行「ン? お隣さンか」チラッ

???「よぉ」グルグル

一方通行「俺のことをお前って呼ぶほど親しい人間に包帯男はいねェよ」

???「わ、忘れたとは言わせねぇ。垣根帝督だ」モゴモゴ

一方通行「ああ、あのメルヘンかァ。どォしたンだ? まさか……」

垣根「メルヘンじゃねぇ。あと俺は交通事故でもねぇからな」モゴモゴ

一方通行「じゃあ何なンだよ。テメェから話しかけてきたンだから言えよ」

垣根「…………話すとなげぇんだが……」モゴモゴ


垣根「ふーん、窓の外に引っかかってれば飯を恵んでもらえるのか……」ペラペラ

垣根「あ、後に空気になる子か?」ウィキウィキ

垣根「一方通行か……相変わらず凶悪なツラしてんな。この頃は本当に最強っぽいな」パラパラ






垣根「第3位と自転車デート? これは絶対自転車壊れるな」ニヤニヤ

心理定規「最近ずっと本読みながら独り言言ってるけどどうしたの?」

垣根「あ? このライトノベル大人買いしてな。おもしれぇからすぐ読み終わったぜ」

心理定規「そう? 趣味が見つかって良かったじゃない」

垣根「まあな」サイドクサンカン

垣根「ぎゃははは!! コテンパンじゃねぇか」

心理定規「3巻はボロボロになるまで読んでいるけど、15巻は買ってきたままね」

垣根「で、その心理定規ってヤツの家のベランダに引っかかって、ご飯をくれると嬉しいなって言ったら25階から蹴り飛ばされた」モゴモゴ

一方通行「……どこから突っ込めばいいか分からねェンだが、テメェ、メルヘンな翼があるじゃねェか」

垣根「蹴り飛ばされるなんて予想外過ぎてな。演算する気持ちの余裕がなかったんだ」モゴモゴ

一方通行「いや、普通の反応じゃねェか。というか、ミンチにされねェコトと、ソイツの優しさに感謝するレベルだ」マガオ

垣根「……俺なら喜んで飯をやるのに。こんなイケメンなんだからよぉ」モゴモゴ

一方通行「イケメルヘンの間違いだろォ? つーか、翼無しで25階からの落下とかどォ考えても死しかねェンだが」

垣根「そこは多分未元製防護服のおかげさ」モゴモゴ

一方通行「何でもありだな未元物、っ!!」ビシッ

垣根「はっ、お互い傷が深いようだしここは協力しよう」モゴモゴ

一方通行「俺には何の利点もねぇが……」サスサス

垣根「俺に利点があるんだよぉ! 今お前になにかされてもこの包帯だらけの体じゃ対処できねぇし、未元物質の演算も遅くなってるし……」モゴモゴ

一方通行「とりあえず話しにくそォだから顔の包帯だけとればいいンじゃねェのか」

垣根「取れねぇよ!! これでも腕の骨イってんだからな!」モゴモゴ プラーン

一方通行「ったく……とかいって取ってやりてェが、あいにく俺も両足イっちまってるからなァ。が、テメェがそのままモゴモゴ言ってンのも鬱陶しい……」ウーン ハァ

一方通行「最近バッテリーが全然減らねェンだよ。たまには能力使わねェと鈍っちまう」カチ キュイーン

一方通行「よっと」スタッ

垣根「おい、」モゴ

一方通行「なンだ?」キュルキュル

垣根「車椅子に移動しただけじゃねぇか! 直接来れねぇのか!!」モガモガ

一方通行「無理ではねェが、生理的嫌悪感ってもンが有る」

垣根「……」シクシク

今日はここまでです。
番外個体もかわいいけど、私は打ち止め派ですね。


垣根「なぁ、一方通行。良く考えたら包帯って飯の時外してもらえたんじゃ」

一方通行「うるせェ。包帯取っても鬱陶しいってなンなンですかァ?」

垣根「バッテリー無駄にしちゃったねぇ」

一方通行「ふン」

一方通行(こういうヤツには無視が効くンだよなァ)ボー

一方通行「……」ボー

垣根「おい、無視かよ」

一方通行「……」ボ…

垣根「……これはもしや」

一方通行「……」カクンカクン

一方通行「………………」zzz

垣根「素直な顔ってこういうことなんだな! 打ち止め!!」ゴカン!!

垣根「とりあえず写メっとくか……」




垣根「腕動かねぇんだった……」

垣根「なぁ」

一方通行「あ?」パクパク

垣根「これはひどくないか?」

一方通行「なにがひでェンだ」パクパク

垣根「さっきも言ったけど、俺は腕動かねぇんだぞ? この飯をどうやって食えって言うんだ」

一方通行「そォいう時のタメの未元物質じゃねェのか?」

垣根「なるほど! 未元物質を操作してスプーンやフォークにすればいいってことか!」ダークマター

一方通行「ちげェよ。食うンだよ」

垣根「え?」

垣根「なぁ」

一方通行「ちょっと待て、テメェはなぁからしか会話を始められねェのか?」

垣根「…………それもそうだな」


一方通行「どォだ、退院できそォか?」

カエル顔の医者「ふーん、絶対安静って言ったはずだよね?」

一方通行「いやいや、安静にしてた」

一方通行「な? メルヘン?」

メルヘン「メルヘンじゃねぇっつってんだろ! あとなんでメルヘンに変わってるの! 名前!」ガバッ

一方通行「このとォり暴れてンのはコイツだけだァ」

カエル顔の医者「うーん、しかし君らは拘束しようにも能力で抜け出せてしまうからなぁ……」

カエル顔の医者「とりあえずなんとか探しておくさ」

一方通行(何とかされたらアドバンテージが無くなっちまう……マズイ)


打ち止め「おっはよーってミサカはミサカはあなたの胸に飛び込んでみたり」

一方通行「おォ。一応言うが、肋もイってるのがあるからな」

一方通行「と、今日はアイツはいねぇのか?」

打ち止め「うん。今日は眠いって言ってたよってミサカはミサカは声真似してみる」

一方通行「そォか。そろそろネタがつきたってことかァ」

打ち止め「それで! あなたはお隣さんと仲良くなれた? ってミサカはミサカはお姉さんぶってみる」

一方通行「あァ、それなら直接会ってみればいい。どォせ動けねェミイラだからなァ」シャー


垣根「むふふ……っえ、何許可もなく開けてんだよ!」バサッ

打ち止め「なんかいけない世界が見えた気がするってミサカはミサカは……」

一方通行「おィおィ、テメェ後で蹴り1な」

打ち止め「体が動かなくてもいかがわしい本を見るためなら命をかけるのねってミサカはミサカは無駄な執念に呆れてみる」ハァ

垣根「ちっ、何か用か?」カリカリ

一方通行「打ち止めがお隣さんに会いてェっつってただけだ」

垣根「そんなモノのために俺が命を削り、精神もボロボロにされなくちゃならなったのかよ!」

一方通行「大体、病院でンなもン読ンでンのがワリィンだよ」バサッ

垣根「テメェこそ、それなんだ? 表紙から察するに打ち止めのアルバムってか?」ニヤニヤ


一方通行「…………ちっ、可愛いじゃねェか」プイ

打ち止め「っ!! ミサカはミサカは素直なあなたも大好き!!」ギュー

垣根「なんだよ、この敗北感」ドーン

一方通行「ふうー、サッパリしたぜェ」ニヤニヤ

垣根「見せつけてんのか? なんだよ、シャワー浴びれるのがそんな偉いのか?」

一方通行「……」ニヤニヤ

垣根「俺もシャワー浴びてぇよ」

一方通行「全自動身体洗浄機で充分だろ、テメェは」カチ キュイーン ピシャ!

垣根「……乾くのはええな」ビショ

一方通行「ただの反射だァ」カチ

垣根「全自動身体洗浄機ならいつも入ってるんだよなぁ。むしろそれ以外はダメらしい」

一方通行「会話が行ったり来たりして分かりづれェンだが」

垣根「とりあえず直接水を浴びたい」

一方通行(シカトかよ。なら相応の制裁を受けてもらおゥか)ニヤ

一方通行「ハイよ」ジャー

垣根「ビシャビシャじゃねぇか!!」ビチャー

一方通行「本体には常識通用しまくってンな」

垣根「ったりめぇだろ!」バサァ!!


一方通行「そう言えばよォ、オマエの見舞い客は来ねェのか? 一度も見てねぇが」

垣根「傷口に塩を塗るようなことは言わねぇ約束だ。俺も暗部の人間だ。こういう事には慣れてる」

一方通行「暗部関係ねェだろ。単純にトモダチがいねェだけだろ」

垣根「……なんでコイツと相部屋になったのか理解できねぇ……」グス

垣根「もう一度言うが、傷口に塩を塗るようなことは言わねぇ約束だ」


垣根「すっかり忘れてたんだが」

一方通行「永遠に忘れてろ」

垣根「俺は蹴り飛ばされての落下事故だったが、テメェは何があって交通事故なんかあったんだ? 一応第一位なんだろ」

一方通行「ちっ、ンなこと関係ねェだろ。あと、一応ってなンだよ」

垣根「まあぶっちゃけ関係ねェけど俺は話したんだから言うべきじゃねぇの? あと、一応は必須だな」

一方通行「はァ、めんどくせェ」

打ち止め「うわー、やっぱり昼間は車が全然来ないねーってミサカはミサカは車道に飛び出してみる。ぴょーん!!」タッタッ

番外個体「危ないことするなぁ。そんなことしてたらあの世行っちゃうね」ハァ

一方通行「おィ、あぶねェからさっさと戻ってこいよォ」

打ち止め「大丈夫だよー、ミサカは電磁波が近付いてきたら分かるからーってミサカはミサカはえっへんって胸を張ってみる」

ブロロロロロロ

番外個体「ちょ、おい、来てる!! 全然気づいてねぇじゃんか!!」ビリリリリリリリ

一方通行「ちっ、」ダッ

打ち止め「!!」ドカッ

番外個体「ふっ」キャッチ

一方通行「!!!!」ドガガガガン カチ


垣根「いや、全然分かんねぇよ? 言葉で説明してくれないか?」

一方通行「チョーカーのスイッチ付けるのも忘れてトラックの前に突っ込んじまったってだけだ」

垣根「いいねぇ。そんな熱くなって」

一方通行「うるせェ。ま、テメェよりマトモな理由だろォ?」

垣根「いや、でもなんでトラックにぶつかってそんなにピンピンしてるんだ?」

一方通行「最後カチって書いてあったろォ。付けてなかったらミンチだったろォな」

垣根「お前本当に妹達大切にしてるな」

一方通行「勝手に言ってろォ」


今日はここまでです。


一方通行「今日は病院内でもうろついてみるか」

垣根「おい! 俺は一人にされるのか!?」

一方通行「なんでコイツと相部屋になったのか理解できねぇ、だったか? せいぜい短い間だが一人ぼっちを楽しめばいいんじゃねェか?」カチ スタスタ

垣根(能力使用モードで出てったー)

垣根「ま、まじで一人ぼっちなのか?」


一方通行(ち、能力使用モードでも杖なくちゃ歩けねェとは。ホントォに学園都市最強では無くなっちまったらしい)カツカツ

一方通行(はァ、でもたまには動かねェといざという時がなァ……ン?)カツ…



『上条当麻』



一方通行(これはただの気まぐれだからなァ……)コンコン


上条「はーいどうぞー、インデックスか?」

一方通行「俺だ」ガラガラ

上条「!?!?」

上条「一方通行か! お見舞いに来てくれたってワケでは無さそうだ……」

一方通行「俺も入院してるからなァ」ホウタイ

一方通行「で、テメェは今度は何したんだ?」カツカツ

上条「うーん、色々あったかな」

一方通行「いつもどおりってワケか」スタッ カチ

上条「いつもどおり入院中だよ……」ハハッ

一方通行(ヒーロー……か)ムゴン

上条「良く見たらお前の方がボロボロだけど、何したんだよ」

一方通行「あァ、交通事故にあった」

上条「え? ちょっと聞き間違えたかもしれないんだけど、交通事故??」

一方通行「そォだ。なンかおかしいか?」

上条「状況が分からない」




打ち止め「うわー、やっぱり昼間は車が全然来ないねーってミサカはミサカは車道に飛び出してみる。ぴょーん!!」タッタッ

番外個体「危ないことするなぁ。そんなことしてたらあの世行っちゃうね」ハァ

一方通行「おィ、あぶねェからさっさと戻ってこいよォ」

打ち止め「大丈夫だよー、ミサカは電磁波が近付いてきたら分かるからーってミサカはミサカはえっへんって胸を張ってみる」

ブロロロロロロ

番外個体「ちょ、おい、来てる!! 全然気づいてねぇじゃんか!! 間に合わない!」ビリリリリリリリ

一方通行「ちっ、」ダッ

打ち止め「!!」ドカッ

番外個体「ふっ」キャッチ

一方通行「!!!!」ドガガガガン カチ

上条「何がなんだかわからない」

一方通行「そんなに分かりづれェか?」

上条「いや、かろうじて理解はできたけども……変わったな、一方通行」ニヤニヤ

一方通行「っ! そォいう反応になるのか」チッ

上条「で、打ち止めは大丈夫だったのか?」

一方通行「とりあえずなァ。かすり傷で済ンだらしい」

上条「ならよかったじゃないか」

一方通行「ちっ、そォだな」

一方通行「そォいえば、なンでテメェは一人部屋なンだよ!!」

上条「え、お前は四人部屋なのか?」

一方通行「二人部屋だ」

上条「お隣さんがいるってことか」

一方通行「鬱陶しいしうぜェ奴だけどなァ。テメェが羨ましい……」

上条「いやいや、一人だと暇だぞ?」

一方通行「元々一人だったから問題ねェよ」

上条「そういうものか?」

一方通行「……そォいうもんだ」フイッ

一方通行「そォいえば、なンでテメェは一人部屋なンだよ!!」

上条「え、お前は四人部屋なのか?」

一方通行「二人部屋だ」

上条「お隣さんがいるってことか」

一方通行「鬱陶しいしうぜェ奴だけどなァ。テメェが羨ましい……」

上条「いやいや、一人だと暇だぞ?」

一方通行「元々一人だったから問題ねェよ」

上条「そういうものか?」

一方通行「……そォいうもんだ」フイッ

連投すみません


???「……」コンコン

上条「今度はインデックスか? どうぞー」

???「失礼するぜい」ガラガラ

一方通行(土御門!?)

土御門「! 一方通行もいたのか」

一方通行「ま、まァな」ピク

一方通行(なるほど。こういうときの対応もお手の物か)

土御門「後でお見舞い行ってやるにゃー」ポンポン

土御門「で、カミやん調子はどうだ?」スッ カミブクロ

上条「な、なんだよ、これ」

土御門「見てわからないか? アレだよアレ」スッスッ

上条「こ、こういう本はいらないって言ってるだろー!!」

一方通行(病院でそォいう本を見るのはお決まりなのかァ?)


上条「というわけで土御門には帰ってもらった」

一方通行「はえェな」

上条「なあ、お隣さんにも会ってみたいし、部屋行ってもいいか?」

一方通行「あ? 動けるンならイイが、変な奴だから気をつけねェとな」カチ カツカツ

上条「了解」

一方通行「あと、その本土産にでも持ってってやるといい。奴はそォいうもンがお好みだからなァ」

上条「黒い袋に入れて持っていくか」ガサガサ

一方通行「たのむからきたねェものを持つような持ち方はやめてやれよ」

一方通行「ただいまァ」ガラガラ

垣根「むふふ……ってまた何も言わずに開けてんのか!! 何度言えばわかるんだよ! わざとだよなぁ?」バフッ

一方通行「既視感がある」

上条「……」

垣根「え、えっと後ろにいるの誰だ? 入院してるみたいだけど」アセアセ

上条「見なかったことにしよう。俺は上条当麻だ」

垣根「口に出てる……垣根帝督ってンだ。よろしくゥ」

一方通行「おィ、バカにしてンだろ」

垣根「してねぇよ。で上条、でいいか。お前が持ってるその袋はなんだ? まさか一方通行のためにアレを持ってきてやったとかか?」

上条「これ? これは垣根、でいいか?」

一方通行「ていとくンで大丈夫だァ」コソコソ


上条「ていとくンのために持ってきたんだ。こういう物が好きだって聞いたからな」ドゾ

垣根「余計な入れ知恵してんじゃねぇよ。お、これは……なかなかいい趣味してるな」ガサゴソ

垣根「上条、お前は今日から俺の心の友だ! いつでも見舞いに来てくれよ! 俺も動けるようになったら行くからな」

上条「そ、そうだな。ていとくンが俺の見舞いに来れる頃には退院してる気もするけど」

垣根「そう言わずに行かせてくれよ」

上条「ああ。これたらぜひ来てくれ。そういうお土産は要らないからな」

垣根「了解。しっかり選ぶからな」

一方通行「こォいうヤツだが気にしねェでやってくれるとありがたい」

上条「そうだな。随分不思議な人らしい。でもなれてるから心配いらないよ」


???「失礼するわ」コンコン

???「本当にここでいいっスか? 一方通行って書いてあるっスけど」カタカタ

垣根「どーぞー」ゴソゴソ

一方通行「手足を使わずにアレを隠すとは……呆れちまう」

???「久しぶり。元気にしてたかしら」ガラガラ

???「本当にいるじゃないっスか!」

垣根「まあ俺と一方通行の部屋だからな」

一方通行「意味深に聞こえるからやめろ」

心理定規「あら、違うのね」

ゴーグルの少年「聞こえてたっスか!」アセアセ

垣根「ああ。で、お前らは何しにきたんだ?」

心理定規「私も少しだけ悪いことしたなぁって思ったから見舞いに来ただけよ」

ゴーグルの少年「引きずられて来ただけっス」

一方通行「コイツが例の心理定規ってヤツか。ああいう時は肉塊にするか土に返さねェと懲りないから次は気をつけろよォ」

心理定規「ご忠告感謝するわ。でもこういうやつだってのは前から知っているから大丈夫よ」

心理定規とゴーグルくんお見舞いに来たところで今日はおしまいです


ゴーグルの少年「ところで、頼まれたの買って来たっスけど。18禁だったから買うの苦労したっスよ」ジャン

垣根「ああ、すっかり忘れてた。ベッドの下に隠しといてくれ」

ゴーグルの少年「了解っス」ゴソゴソ

心理定規「病院でガチものを見るのね」ハァ

一方通行「いつもどおりだ」

垣根「って、後で渡せよ! 空気読んでくれても良かったろ!」バサッ!

ゴーグルの少年「うわぁ!」ズサッ

一方通行「うわァ、買ってきてもらったンだからそれはねェだろ」

心理定規「あなたの株が下がったわね。いや、元々かしら……」

垣根「もういやだ……」グス

一方通行「ホントォは何しに来たンだ?」

心理定規「お見舞いって言ったでしょう。それ以上でもそれ以下でもないわ。はい、果物の籠盛りよ」ドン

垣根「ありがてぇけど、この格好じゃ食べられないってのは分かるよな?」

心理定規「一方通行にでも切ってもらえばいいわ」

一方通行「ジュースになら出来るぜェ」ニヤニヤ

ゴーグルの少年「…………」

垣根「何見てるんだ?」

ゴーグルの少年「いや、そういえば垣根さんの髪の毛ってやっぱり染めてたんだなって思っただけっス。プリンになってるっスよ」

心理定規(私が)一方通行(俺が)

一方通行・心理定規(言わなかったことを!!)

垣根「……そういえば最近染めてなかったな、未元染めしておくわ」ダークマター

心理定規「ほ、本当に便利な能力ね」

一方通行「は、汎用性たけェな」

垣根「……だろ、だろ」ツン

一方通行「もらった果物早く食わねェとくさンぞ」

垣根「だから、プラーンってなってるって言ったろ」

一方通行「じゃァミックスジュースしかねェな。果汁100%のな」カチ

垣根「いや、お前が切るっていう選択肢はねぇのか!」

一方通行「何言ってンだ? 俺がンなめンどくせェことやると思うか?」

垣根「……なるほど。出来ねぇだけだな?」

一方通行「俺は学園都市最強だぞ? 脳内のウイルスさえ消す事が出来る。それが果物の皮切りごとき出来ねェワケねェだろ」


垣根「違う。能力無しでできるかって聞いてんだよ」

一方通行「…………」スッ カチ

垣根「リンゴか。切れるのか?」

一方通行「……」クルクルクルクル

垣根「」

一方通行「どォだ?」ニヤニヤ

垣根「なんてこった。家庭的な一方通行とか嫌なんだけど」

一方通行「テメェがやれっつったンだろ」

垣根「それもそうだな」

垣根「誰が食べるんだ?」

一方通行「俺だ」シャク

垣根(俺へのお土産だった気がする……)


???「いるかー?」コンコン

???「あれー? ヒーローさんも来たのってミサカはミサカははしゃいでみる」

???「誰を見舞いに来たのか気になるねぇ。ぎゃはは」

???「二人共ってことでいいだろ」

???「包帯巻いてるのにお見舞いってどっちが見舞われてるのか分かりゃしないよ」スッ

???「ちょっと待って。ここの人はノックしないといかがわしいモノを隠せないからってミサカはミサカはヒーローさんに続けてノックしてみる」コンコン

???「すっかり忘れてた……ぎ、ぎゃは」タラタラ

垣根「どうぞー」

打ち止め「今日は大丈夫なのねってミサカはミサカは内心胸をなでおろしてみる」ガラガラ

番外個体「そんなにしょっちゅう読んでたら大事なオカズがなくなっちゃうからじゃない?」ププ

垣根「黙らせていいか、コイツら」ギリギリ

一方通行「コイツらに手ェ出したらタダじゃおかねェからな」クルクルクルクル

上条「一方通行、お前リンゴ剥けるのか!?」キョウガク

一方通行「…………食うか?」スッ

垣根・打ち止め「食べたい!(ってミサカはミサカは手を高く上げてみる!)」

上条「あ、一方通行……」パク ジワァ

番外個体「うわぁ、意外に仕事細かいなぁ」パク

打ち止め「ウサギちゃん美味しいってミサカはミサカはもう一つ欲しそうな目で見てみる」

一方通行「あァ。食っていいぞ」スッ

打ち止め「ありがとう!!ってミサカはミサカはもぐもぐ……ってヒーローさんなんで泣いてるの?ってミサカはミサカは尋ねてみる」

上条「……何でだろうな、理解できない」パク

垣根「すごいいい雰囲気なところ申し訳ないけど、そのリンゴは俺へのお土産だから。俺にも食べさせて欲しい……」グス

番外個体「はいよ」ヒョイ

垣根「っ……おい、一方通行。番外個体はいいこじゃねぇか……」グスグス モグモグ

番外個体「いやぁ、流石に可愛そうになってきちゃってねぇ」

垣根「んだこれ! すごいビリビリす……」ブクブク

番外個体「人体の温度を感知したら自動で電撃を放つ物を仕込んでみた。きゃは、効果覿面」

打ち止め「わわわー! お隣さんが泡吹いてるってミサカはミサカはどうしたらいいのかわからない!」

上条「あ、ふんっ!!」イマジンブレイカー

垣根「……」チーン

一方通行「はぁ、こォいうやつなンだよ」




垣根「……」ガツガツ

一方通行「ついに頭おかしくなったってのかァ?」

垣根「ちげぇよ。携帯でネットやってるだけだ」ガツガツ

一方通行「っ、く、ネットやるのも命懸けってことかァ。おもしれェな」

垣根「勝手に笑ってろ」ガツガツ

一方通行「…………」




垣根「最近俺のクールキャラ崩れてねぇか?」

一方通行「クール? オマエ脳ミソ腐ってンじゃねェの? オマエはクール気取りのホストじゃねェか」

垣根「ひでぇ言われようだな。体が自由だったらお前をミンチにするところだったぜ」

一方通行「第一、入院してからオマエ何回泣きそうになってンだ? その地点でクールの欠片もねェよ」

垣根「……言われてみればそうだな。じゃあこれから俺は何キャラとして生きればいいんだよ」

一方通行「死ねばいいんじゃねェのか、とか言いてェがそれはひどすぎるか。ギャグキャラがお似合いだろォ」

垣根「ギャグキャラ…………」

垣根「俺はこの、アックアさん的なキャラがいいんだが」パラパラ

一方通行「なら口調変えればいいンじゃねェの?」

垣根「こんな感じであるか?」




一方通行「…………オマエはそのままのメルヘンでイイと思う」

垣根「俺もそう思った」


垣根「ってことで俺は俺らしく行こうと思う」

一方通行「具体的に何すンだ?」

垣根「これで上条のところへ行く」バサァ

一方通行「部屋番号は知ってンのか?」

垣根「当たり前だろ。この俺に抜かりはねぇ」

一方通行「その両手両足包帯で行くのか?」

垣根「お前も言ってたじゃねぇか。たまには能力使わねぇとなって」

一方通行「いや、オマエはちょくちょく使ってンだろ。メシ食うときとか」

垣根「あんなちまちましたことじゃ大した運動にはならねぇ」

垣根「それにあいつは見舞いに来てくれたのに俺が行かねぇなんてスクールの恥さらしだ」

一方通行「いや、アイツはスクール知らねェと思うが」

垣根「何としてでも行く」

一方通行「いや、もゥとめはしねェが、また大怪我しても知らねェからな」

垣根「問題ねぇよ」

垣根「俺の未元物質(ダークマター)に常識は通用しねえ」バサッ!



垣根「ええと、305号室か……」バサッ!


上条「何も言わずに居なくなったのは本当に悪かった!!」

インデックス「本当にそう思ってたら何度も飛び出したりしないんだよ! いっつも私をおいてって、どれだけ心配したと思ってるの! とうま!」

上条「このとおりだから!」テアワセ

インデックス「いつもいつもいーっつもそう言ってるけど、やっぱり出てっちゃうんだよ、とうまは!」

垣根『あけてくれ』バサァバサァ

インデックス「今日という今日は許さないんだから!」

上条「!!!」ビクッ

インデックス「ってどこ見てるの、とうま! やっぱり話聞いてないでしょ!」チラ

インデックス「ええ? 包帯人間が空を飛んでるんだよ!! 魔術じゃない……よね」

上条「インデックス、窓開けてやってくれないか?」

インデックス「え、敵じゃないの?」

上条「ああ。俺の知り……心の友だ」

インデックス「心の友? ……分かったんだよ」トテトテ カチャ

垣根「助かった。流石に窓壊すわけにはいかねぇからな」バサバサ

垣根(やべぇ、座れないじゃん。足イってた)バサバサ

上条「インデックス、椅子出してあげてくれ」

インデックス「分かった。はい」ズリズリ

垣根(こいつがインデックスって奴か)バサバサ

垣根「済まねぇ。今両足が折れてるから座れねぇ。飛んでるから気にしないでくれ」バサバサ

上条「な、なるほど。歩けないから飛んできたのか」

垣根「で、お前、俺と同じくらいボロボロになってるが、何かあったのか?」バサバサ

上条「ま、まぁな」


インデックス「君はとうまの心の友なんだよね、またとうまは誰かを助けるために傷だらけになっちゃったんだよ」

垣根「おいおい、お連れさんに心配かけるなよ?」バサバサ

上条「気をつける……」

垣根「と言ってもまた行くんだろうけどな。そういうやつだろ、インデックスさんよぉ」バサバサ

インデックス「そうなの。何回言ってもとうまは懲りないから」

垣根「でも男はそういうもんなんじゃねぇか? まああんただけは注意するのを止めてやるなよ」バサバサ

インデックス「当然なんだよ。そういえば名前を聞いてなかったけど、君はなんて名前なのかな」

垣根「俺は垣根帝督っていう。よろしくな」バサバサ

上条「今度は一方通行の真似しないんだな」

一方通行「呼ンだかァ? ってまたボロボロになってンじゃねェか」カツカツ

上条「あはは……」

インデックス「また迷子の子だ!」

一方通行「一方通行だァ!! オマエ、ワザとだよなァ?」カツカツカツカツカツカツ

一方通行「それはそうと、ちゃンと来れたンだな」カツカツ

垣根「第二位を舐めてもらっちゃぁ困るな」バサバサ

上条「第二位!? まさかていとくンも交通z」

垣根「25階から蹴り落とされただけだ!!」バサバサ

上条「どういうシュチュエーション? そしてなぜ生きてるですか!!」

一方通行「シュチュエーション聞くのは勘弁してやってくれ。恥ずかし過ぎて布団から出て来れねェようになっちまう」

垣根「なぜ生きてただって? 25階から蹴り落とされたら死ぬなんて……俺の未元物質(ダークマター)に常識は通用しねえんだよ!」バサバサ

インデックス「もう訳がわからないんだよ!」

一方通行「まァ、訳すと能力使ったから生き残っただけだァってところだ」

インデックス「へぇ、凄いんだね。ただのメルヘンな人かと思ってたんだよ」

垣根「メルヘンじゃねぇからな?」ギロ

上条(メルヘンじゃないのか……何も言わなくてよかった。幸運だー!)


一方通行「そォいえばオマエ、お土産は持って……来てるワケねェな。手がイってたハズだからなァ」

垣根「ざーんねんでしたぁー! 持ってきたんだな、これが持ってきてんだな。しっかり選んできたぞ。学園都市トップクラスの財力を総動員してアノBlu-rayで買ってきた」バサバサ

一方通行「はァ!? いつの間に買いに行ってたんだ、テメェ。その体でか?」

垣根「ネットだ」バサバサ

一方通行「そォか、そォいえばやってたなァ」

上条「ちょっと考えてみよう、なぜ手がイ折れてるていとくンがネットを使えるんだ」

一方通行「頭で打つに決まってンだろ」

インデックス「やっぱりただのメルヘンだったんだよ……いや、頭がおかしいだけですね」

垣根「インナーマッスルさぁん? 言っていい事と悪い事があるんだぜ」バサバサバサバサ

インデックス「ワザとだよね! そういうの嫌われるんだよ!」

上条「はいはい、二人共落ち着いて(あとで土御門にでもあげるか)」



一方通行「俺は売店で買って来たモンだが」ドサッ

インデックス「何かな、何かな!」ウズウズ

一方通行「お菓子とアイス類だ。正直好みが分からねェから、適当にいろんな種類買ってきたが、どォだ?」ドッチャリ

上条「本当に大量だな……申し訳ないのですが」

一方通行「余ったらそこのシスターにでもやるとイイ、ってもう食べてンのか!?」

インデックス「ありがとう!」バクバク

垣根「機嫌治るのはえぇな」バサバサ

上条「いやー、いいタイミングでありがとうな」

インデックス「美味しい……」バクバク

上条「あ、言っておかなくちゃか。この通り上条さんは歩けるようになるまで時間がかかりそうなので、しばらく遊びに行けなそうだ。たまには遊びに来てくれると嬉しい」

インデックス「む、何言ってるの。とうまの所には毎日来るでしょ。女が」

垣根(女という単語にインディーズさんの怨念のすべてが詰まっているように感じた)

上条「いや、たまには男にも会いたいなーって。男なんて土御門と青髪ピアスくらいしか来ないからな」

垣根「特別に今の発言は聞かなかったことにしてやる。そして俺は帰る」バサァ!!

上条「上条さんはなにか悪いことをしてしまったのか!?」

一方通行「……気付かないのがオマエの味なんじゃねェのか? ま、恨みを買わねェように気をつけろよォ」カツカツ ガララ

インデックス「一方通行はそう言ってたけど、とうまも少しは鋭くなった方がいいんだよ」

上条「くそー、上条さんには理解できないぞ!」

キリのいいところまで行ったので今日はここまでです。
インさん登場。


一方通行「そろそろ入院して一ヶ月経つなァ」パラ

垣根「何も回復してるように見えないな。俺もお前も」

一方通行「オマエはそろそろ腕くらいは使えねぇと不便じゃねぇのか?」

垣根「お前も能力使ってたとはいえ足に負担がかかったことは間違いないだろ。大丈夫か?」

一方通行・垣根「……」ハァ

一方通行「少なくとも絶対安静では無かったなァ」

垣根「うーわー、俺とか前ガッツリ能力使っちまったよ。腕大丈夫か……?」 カタカタ

一方通行「おィおィ、まずいンじゃねェか」

カエル顔の医者「失礼するよ」ガラガラ

垣根(来た)

一週間ほど海外へ行くので更新できません。
よろしくおねがいします。

カエル顔の医者「……足はまだ包帯は外せないね。両足とも」

一方通行「ちっ、やっぱりか」

カエル顔の医者「ん? やっぱりとは心当たりが?」

一方通行「ねェ! 全くちっともねェよ。ただ少し動かすといてェ感じがするからまだだろォって思っただけだ!」ブンブン

カエル顔の医者「そ、そうか? まあ、後一ヶ月は動かないようにしないとね」

カエル顔の医者「次は……」

垣根「垣根帝督」

カエル顔の医者「そうだったね。ところでこの前病院のすぐそばで人が翼を広げて飛んでいた、と言う話を聞いたのだけど、君ではないよね」

垣根「あ、ああ」アセ

カエル顔の医者「ならいいんだけど。ふーん……足はだいぶ治ってきてるか。ん、片足はもう問題ないな。これからは松葉杖ありな……腕がまだまだ治ってないから無理か」

垣根「ケンケン跳びはできねぇか?」

カエル顔の医者「そんな負荷のかかることは出来ないね」

垣根「ぐぁ!!」

カエル顔の医者「と、君たちが言っていることが嘘だと思っているわけではないが、君たちが廊下や外を飛んだり歩いたりしていることは目撃者が多過ぎる。ということでこれを設置させてもらうよ」

一方通行「AIMジャマー!」

カエル顔の医者「お、良く知ってるねぇ。AIM拡散力場を乱反射させて能力が暴走しやすいように仕向ける道具だ。これで能力は使えないからね」カチャカチャ

垣根「え、ええ!!」

カエル顔の医者「それじゃあまた今度」ガラガラ

一方通行・垣根「おいいいいいい!!!」

垣根(微笑ましいとはこういうことなのか。天敵なはずなのにな)コソ

番外個体『そういうこともあると思うよ。少なくともミサカはそうだったからね』クチパク

垣根(なんで心読んでんだよ!!)

番外個体『脳の電気信号を読んだってことにしておいて』クチパク

垣根(しておいて?)

一方通行「オマエ何やってンだ? ていとくンの方は声かけてから開けろよォ」

番外個体「あ、うん。そんなの言わなくても分かってるから」

打ち止め「すっかり忘れてた。一応お見舞いしてあげないとねってミサカはミサカは面倒くさそうに声を掛ける」オーイ

垣根「……大丈夫だ」シャー


カエル顔の医者「今日はこの部屋に新しい仲間が入ることになったよ」

一方通行「おィ、三人部屋ってことかァ? この病院、空き部屋がねェワケじゃねェだろ」

カエル顔の医者「君たちと同じで今日はいる人は世界を左右してしまう人物だ。だからまとめておいた方がいいだろう?」

垣根「ぶっちゃけたな。で、そいつはどんなやつなんだ?」

カエル顔の医者「あ、きたきた。自分で見て確かめた方がいいと思うよ。さ、入って」

???「回復魔法かけたからいいって言ってるんだが……」

???「はぁ。ローマ正教の神の右席に所属している、で正しいか。右方のフィアンマだ」デデーン

垣根「右方のフィアンマ……あ! 右腕の奴か!」パラパラ

一方通行「おい、なんで明らか部外者なヤツがこの病院に来てンだ?」

カエル顔の医者「僧正とかいう人? にやられてしまったらしいよ。詳しくは良く分からないから本人に聞いてくれ」

垣根「時間の流れがめちゃくちゃじゃねぇか」パラパラパラパラ

フィアンマ「それは気にしないのが約束だろ。少なくとも俺様は気にしてない」

垣根(俺様キャラかよ、いてぇよ)

フィアンマ「なんか言ったか?」

垣根「いやいや、ファンだったんすよー(棒)」

フィアンマ「ほう! それは嬉しい話だ」

一方通行「それはともかく、コイツは入院する必要あンのか? すげェピンピンしてるよォに見えるが……っていねェじゃねェか」

フィアンマ「カエル顔のやつは普通に戻っていってたぞ」

垣根「検査入院ってところじゃねぇのか?」

フィアンマ「まぁ、そうらしいな。ち、回収に来てくれても良かったのに……」ブツブツ

フィアンマ「二、三日だ。短い間だがよろしくな」ハァ

一方通行「ため息つきながら挨拶とはなァ」

垣根「そう言えば、無理して日本語使わねぇでも大丈夫だぞ? 俺は学園都市の第二位だからな!」キラ

一方通行「別に無理してるよォには見えねェが、面倒なら合わせられねェコトもねェからな」

フィアンマ「そうか。ならお言葉に甘えさせてもらうとしよう」イタリー

垣根「やべぇ、本場かよ!」

フィアンマ「……ローマだからな」

垣根「なぁ、フィアンマさんよぉ、会ったら言いたかったことがあったんだけどな」

フィアンマ「? 俺様にか?」

垣根「あ、ああ(やっぱ俺様は痛い、痛すぎる)」

フィアンマ「俺様が答えられることなら答えよう」

垣根「じゃあいうが、お前の右腕だっけ、あれ、俺の羽根とキャラかぶってんだけど、どういう了見なんだ?」

一方通行「かぶってねェよ」

フィアンマ「……何がかぶってるんだ?」

垣根「どどーん! て感じとか中二チックなところとかそっくりじゃねぇか」

フィアンマ「なに! 俺様の聖なる右を馬鹿にするのか!」

垣根「ぷぷぷー、聖なる右って何だよ。名前が中二なんだよぉ! その辺に中学あるから行けよー」

フィアンマ「くっ、そこまで俺様を愚弄するのか。ファンだったんすよー、という言葉は偽りか!」


垣根「本気だった。俺は勝つのが絶望的なくらい強ぇ敵キャラが好きなんだ。でもそれが味方になったらもうダメだな」チラ

一方通行「何こっち見てンだ」イラ

フィアンマ「味方になったわけではない。もともと俺様は一応世界を救おうとしてたんだ。当然の成り行きだろ。なによりカブトムシには言われたくないな」

垣根(それを持ち出してくるとは……)

垣根「あれは俺がもう少し考えてやってりゃ良かったことだ。反逆なんて出るとは……」

一方通行「あーねみィ。もう俺寝るわ」ゴシゴシ

フィアンマ「はははっ、そんなんだからカブトムシに乗っ取られるのさー」ブーブー

垣根「あぁ? 計画しくった奴に言われたくねぇんだよ!! アレイスターに一瞬でやられたくせになぁ」ギャーギャー

一方通行「うるせェ……寝れねェ」


部屋イメージ

窓窓窓

垣根 フィアンマ

一方通行

        ドア

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira085856.png
これで行けますかね

上条「失礼ー!」ガラガラ

垣根「お! 上条か! もう動けるようになったのか」

一方通行「異常な回復力だなァ」

上条「へへへ、まあ今まで体一つでやってきたからなっと、新たなお隣さんが来たのか? カーテン締まってるけど」

一方通行「あァ、検査入院だとかで数日で退院するらしい」

垣根「知り合いかもしれねぇぞ。これによるとな、ええと」パラパラ

一方通行「ずっといいたかったンだが」

垣根「告白か? それはきめぇぞ」パラパラ

一方通行「メタ発言止めろ」

垣根「あ、そういうことか。問題ねぇよ。どうせ二次創作なんだからな」

一方通行「おォい!!」


上条「あのー、ていとくンに知り合いかもしれないと言われて訪れた次第ですが……」ビクビク

フィアンマ「……誰だ?」イタリー

上条「……?(この人外国人か?)」

上条「わ、ワッツ?」

フィアンマ「ふ、済まないな。遊んでみたかっただけだ。幻想殺しだよな?」カーテンシャー

上条「な、右方のフィアンマ!? 」

フィアンマ「よぉ。久しぶりだな」

垣根「そいつは僧正って奴に」パラパラ

フィアンマ「言わなくていい。時間の流れがめちゃくちゃなのが露呈しちゃうだろ」

垣根「お、おお。そうか、済まねぇ」

上条「ん? 気になるな」

フィアンマ「気にしないでくれ」

上条「そうか。分かった」

フィアンマ「で、何をしに来たんだ? 今俺様は第三の腕の手入れで忙しいんだが」ジャン

上条「特に用はないけど……」

フィアンマ「俺様はまだ世界を見ている最中だ。だから世界がどんなものかまだ分からない」

上条(唐突だな)

上条「……そうか。時間はあるんだからゆっくりじっと見ていけばいいんじゃないか?」

フィアンマ「ふう、そうだな」スック

フィアンマ「ていとくン、一方通行、俺様は幻想殺しの病室に行ってみようと思う」

垣根「別に勝手にしろって感じだが、いつ自己紹介したっけか。あと、ていとくンって誰から聞いた!!」

フィアンマ「細かいことは気にするな。これでも俺様は神の右席のリーダーだ。お前ら学園都市の有名人の情報を集めるなんざ朝飯前なのさ」フッ

上条「そ、それじゃあ上条さんは行くとしようかな」スタスタ

フィアンマ「お土産買ってくるから待ってろ」ガラガラ


垣根「フィアンマはあんなにノリの良いようなキャラだったのか? 心当たりないなぁ」パラパラ

一方通行「テメェもそんなキャラじゃねェだろ。あの頃はまだとてつもない中二臭を放ってはいたが、イケメンクールキャラを維持していたハズなンだ」

垣根「いや、今もイケメンクールキャラだ」

一方通行「取り敢えず鏡貸してやろォか?」スッ

垣根「何に使うんだよ」

一方通行「永遠に自分のツラ見てれば何かわかるンじゃねェか?」

垣根「あ? 調子乗ってんのか?」

一方通行「そンなことでいちいち怒ってるからイケメンクールじゃねェって言われるンじゃねぇの?」

垣根「な、なるほど」

一方通行「それにオマエこの前ただのメルヘンとして生きるって誓ったばかりだろォが」

垣根「それもそうだな」ウン

フィアンマ「帰ったぞー」ガサガサ

垣根「随分早かったな」バサッ

一方通行「慣れてきてるじゃねェか」ハァ

フィアンマ「? 何のことだ?」

一方通行「神の右席だったか。オマエはそんな汚れたもの見るべきじゃねェ」

フィアンマ「……俺様はそんな面倒なこと気にしないがな」

フィアンマ「ところで明日はお見舞いが来るらしくてな。お前たちを紹介したいんだが大丈夫だよな」

垣根「(お見舞い?)ああ、俺は構わない」パラパラ

一方通行「有名人の情報は持ってるンじゃねぇのか」

フィアンマ「それは俺様だけの特権だ」

一方通行「そォか」

垣根「来るのは……神の右席の皆さんか」ペラペラ

一方通行「おィ」

フィアンマ「それがな、今回来るのはアックアだけだそうだ」ムキムキ

垣根「俺としてはヴェントさんを一番見てみたかったんだが……ま、仕方ねぇか」

一方通行「いいじゃねェか。この前お前、アックアって野郎の真似してたじゃねェか。本場を見て学べばいいだろォ」

フィアンマ「あ、アックアの、ま、ね?」フルフル

フィアンマ「すごいな、それは。俺様にはとてもじゃないが、出来ない。くくくっ」

垣根「あれは一時の気の迷いだ。忘れてくれ」

一方通行「はっ、まァそォいうコトもあるよなァ」

フィアンマ「くっくっく」

フィアンマ「ふう。ただの検査入院だから気にするなと言ったのに」

垣根「あ、そういうのが、仲間ってもんじゃねぇの?」

一方通行「……そォか。らしくねェこと言うな」

垣根「らしくねぇなんて常識は通用しねえ」

フィアンマ「そうか。じゃ、そう言っておこう。お前の大ファンがいるぞ、とな」モシモシ

垣根「なんで!?」




垣根「あー悔しい。入院してさらに未元物質の扱いが上手くなるってどういうことだよ」パクパク

フィアンマ「そうか! 羽が6本もあれば、手の代わりに出来るんだもんな」ナットク

垣根「そういうこと、ではあるけど」パクパク

一方通行「悲しいコトだなァ」パクパク

垣根「ホントだよ。前はこんな繊細な動きできなかったのに慣れってのは恐ろしいもんだ」パクパク

一方通行「そォいえばなンでオマエ能力使ってンだ? AIMジャマーはどォしたンだ」モクモク

垣根「食事時、俺の周りだけ解かれるらしい。食べれないのは問題だし、暴走したらかえって怪我がひどくなるからな」パクパク

フィアンマ「なるほど、AIMジャマーというものが能力者の能力の行使を阻害するというわけか……魔術的に再現出来ないものか」ゴクゴク

一方通行「それは無理だと思うなァ。学園都市の暗部でしか使われてねェような技術だ。そう簡単には再現出来ねェ。ま、魔術的にとかは知らねェが」モソモソ

垣根「俺もそう思うぜ。少年院でも奥のほうでしか使われてねぇらしいからな」パクパク

フィアンマ「そうか。なら俺様がここにいるうちにボチボチ解析してみるしかないか」フウ




フィアンマ「あ゛ー解析できないー」チーン

一方通行「いや、正直あそこまで解析できるとは思ってなかった」

垣根「頑張ったとは思ったが、努力じゃ超えれねぇ壁もあるってことだ」チラ

一方通行「そォいうことだ」コクコク

???「ここであっているであるか?」コンコン

フィアンマ「あ、来た」


垣根「もう深夜だぜ? 面会時間終わってるって」アセアセ

フィアンマ「あんまり人に見られるわけにはいかないからな」ドーゾー

???「む、他にも人がいる……?」

フィアンマ「大丈夫だ。学園都市(戦力)トップ2だけだ。ローマ正教(戦力)トップ2に匹敵するいい相手だろう?」

垣根(今はもうトップ2じゃないんだろうな)パラパラ

一方通行「戦わねェからな?」

???「む、そうであるか。では失礼する」ガラガラ

アックア「久しぶりだな。フィアンマ。調子はどうだ」テフリフリ

フィアンマ「だから普段通りだと何度も言ってるだろ」

アックア「そうであるか。ところでトップ2とは何者なのだ?」チラ


垣根「垣根帝督だ」

一方通行「一方通行」

アックア「メルヘンとセロリであるか」アンサイクロペディア

垣根「おい!! てめぇ喧嘩売ってんのか!」バサッ!!

一方通行「冷静だァ、冷静、冷静。能力はダメだ……」フルフル

垣根「なんだ!? 羽根がおかしい」バ,バサ

一方通行「AIMジャマー」フゥ

垣根「ちっ、頭に血が上っちまった」サッ

フィアンマ「アックア、アンサイクロペディアじゃなくてウィキペディアにしておけ」

アックア「騎士団長のオススメだったのだが……仕方が無いのである」ポチ

フィアンマ(騎士団長ァァァァァァァァァァァァァァアアア!!)

フィアンマ「相手は一応まだ学生なんだからな、ケンカ売るのはやめてやれ」ハァ


一方通行「なンでここに来る奴らは揃いも揃って俺らをからかおうとするンだ?」

フィアンマ「済まないな。あとでアックアには言い聞かせておく」

垣根「それなら許してやる」フン

フィアンマ「で、仮にもお見舞い塗いう名目で来たのだからなんか持ってきたんだろうな」

アックア「ふふふ、抜かりはない」ジャン

アックア「プロテイン〜1ダース分買ってきたからな!」デッデデーン

フィアンマ「ちょっと、そのかごに入ってる林檎くれないか?」

垣根「これか? 少し腐ってるけど大丈夫か?」ホイッ

フィアンマ「大丈夫だ。少し焼けば……代わりにこのプロテイン全部やる」ホイッ

垣根「食べ物は投げるもんじゃないぞ!!!」キャッチ

一方通行「オマエも投げてなかったか、リンゴ」

垣根「しゃっ! これで俺もムキムキボデーだ!」グッ

アックア「そうだな。そんな貧弱なホステスのような体、格好では女は寄ってこないって騎士団長が言ってたのである」

一方通行(騎士団長誰か知らねェがゼッテェ罪を擦り付けられてンな)


騎士団長「ぶえっくしゅ」

ヴィリアン「どうしたのですか?」

騎士団長「い、いえ」

ヴィリアン「噂をされているのかもしれませんね」クス


フィアンマ「はぁ。で、何かあったのか?」

アックア「ああ、そうだった。ヴェントの奴が急に身だしなみに気を使い初めて……見るのである」シャシン

フィアンマ「ぶっ!!」

垣根「なんだ! 俺にも見せろ!!」ドッタドッタ

一方通行「はいはい。持ってってやるから待ってろォ……このツラ、どこかで……?」ハイヨ

垣根「…………」ツー

一方通行「え、何泣いてンだ、テメェ」ドンビキ

フィアンマ「くくく、お望みのヴェントさんが奇抜なファッションをやめたんだ。ショックで泣くのも仕方ないな」ポンポン

垣根「これじゃあ普通の女じゃねぇかよ!!」ビリビリ!!

一方通行「元のファッションは何だったンだよ。見るしかねェ」ピ アーイオールウェイズラーンニンアーフターユー

アックア「ああ! 写真がビリビリ、涙まみれに!! 何をするのである!!!! きったねぇなあ」ギロ

フィアンマ「アックア! 本音が漏れているぞ」アセアセ


一方通行「ひっひっ、やべェ、はら、痛ェ」ジタバタ

垣根「な、何笑ってんだよ!」

一方通行「確かにこの変わりようは涙出るわ」ククッ

アックア「どうするべきであるか?」

フィアンマ「ファンとしてはかつてのままがいいと言う声が多そうだが、俺は断然今の方が好みだな」フフッ

アックア「それではあいつの大切な個性がなくなってしまうのである」

垣根「そうだそうだ!!」

フィアンマ「いや、個性より万人受けするかどうかを問うべきではないのか?」

垣根「いや、でも考えてみろよ。個性の強いやつばかりの中であの無個性さ、吸血殺しの二の舞じゃねぇか?」

一方通行「それはたしかに……っじゃねェ! そもそも吸血殺しってなにもンだ!」

アックア「三沢塾パートではこれ以上ないヒロインだった。最初で最後とはまさにこの事。その後は。物語が進むにつれて。存在感が無くなっていく。アンサイクロペディアより抜粋である」

フィアンマ「やめろっつったろ!! 聞いてなかったのか?」


垣根「本編よりキャラの濃さが際立ってるな」

アックア「今回はヴェントの事を相談するというとてもどうでもいい仕事であるからな。気が軽いのである」フンフン

フィアンマ「なるほど。じゃあこれからもお前には責任重大な仕事ばかり押し付けないとな。こんなアックアは神の右席にはいない」

アックア「その方がいいのである。簡単な、意味のない仕事より難しく、意味のある仕事の方がやりがいがあるのである」

一方通行「で、ヴェントさンってヤツはどォするんだ?」

アックア「幻想殺しにでも聞いてみるのである。それでは、フィアンマ、暴れるのは厳禁であるからな!」ヒュン

垣根「窓から降りるとはやっぱ神の右席はみな奇抜なんだな」

フィアンマ「みな、と一括りにしないでほしいんだが」

一方通行「オマエも十分奇抜だってことだ。全身赤だしなァ」

フィアンマ「これは、俺様のファッションだ」ジャン

垣根(ファッション!!?)


フィアンマ「そう言えば、お前らの羽根は天使に関するものなのか?」カリカリ

垣根「天使? 何のことかサッパリだ」

フィアンマ「ならいいんだ」カリカリ

一方通行「……(なンだ? 妙に耳に馴染みがある)」

垣根「何書いてんだ?」

フィアンマ「……日記」カリカリ

一方通行「…………オマエ、そんなマメな性格じゃねェだろ」

フィアンマ「決めつけは良くない」カリカリ

垣根「まあ、それもそうだな」

フィアンマ(ま、自分への報告書と言ったところか)


???「入るぞ、一方通行」コンコン

一方通行「あァ? 誰だ?」チラ

土御門「俺だ……他にも人がいるのか。まあカーテンはしまってるからいいか」ガラガラ

一方通行「まァな。で、何しにきたんだ?」

土御門「それはこっちのセリフだ。カミやんに近づいて何をする気だ?」

一方通行「成り行きだァ。俺だってここにあいつがいるなんて知らなかったンだ。他意はねェよ」

土御門「……まぁいい。もしカミやんに何かしたらただじゃおかねぇからな」

一方通行「何もしねェよ」ハァ


垣根「時系列めちゃくちゃだなぁ」コソコソ

フィアンマ「うるさいだろ! 聞こえたらどうするんだ。あと、唐突に何を言い出してるんだ?」コソコソ

垣根「大丈夫だろ。前も俺が見てることに気づいたのは大人っぽいクローンだけだからな」コソコソ

フィアンマ「片方しか答えてないじゃないか」イラ

垣根「気にしねぇでいいんだよ。唐突に思っただけだ。読んでいる方へのしつこい注意ってことでいいだろ」コソ

フィアンマ「もう何も言わない」コソコソ




土御門「お隣さんたちが何かやってるみたいだが、何者だ?」ギロ

一方通行「ちっ。あァ……あけンぞ」シャー

垣根「うわ!!」ゴロゴロ

一方通行「なンでテメェがこっち来てンだ?」

フィアンマ「成り行きだァ、じゃないのか?」フフッ

垣根「くっ」ププ

一方通行「小さく笑うンじゃねェ。盗み聞きなンてしやがって」

垣根「いいじゃねぇか。許してやってくれ、この俺に免じて」

一方通行「テメェら二人に対していってンだよォ」

フィアンマ「だよな。そうじゃないとおかしい」

土御門「おい、そいつら、まさか……」

垣根「あ、自己紹介が遅れたな。俺は学園都市第二位の」テフリフリ

土御門「か、垣根帝督……」

フィアンマ「で、俺様は神の右席の実質リーダー、右方の」テヲアゲル

土御門「フィアンマ……」

垣根「んだよ! 大事なところ先取りしやがって」プンプン

フィアンマ「……俺様はやっぱりゆ、有名なんだな」フルフル




土御門「な、なぜこんな三人が一緒の病室にいるんだ」

一方通行「見ての通り、怪我したからに決まってンだろ。今の俺達はただの患者ってことだァ」

土御門「……」

垣根「いつもどおりにゃーにゃー言って話そうぜ? こういう堅苦しい感じは外だけでいい」

フィアンマ「そうだな。せっかくこうして会えたのだから敵味方関係無しにぜいぜい言って話そうじゃないか」

土御門「……そ、そうだにゃー。見たところフィアンマは全く怪我してないみたいだけど、どうしてここにいるんだにゃー?(従わないで殺されたりしたらたまらないからな)」

フィアンマ「はぁ、もう何度目だ、その質問は」

垣根「俺に振られても……把握してねぇよ、なぁ?」

一方通行「答えてやれよ」

フィアンマ「検査入院って事にしておけ。で、お前は何者だ?」

土御門「土御門元春だぜい」

垣根「あ! 多重スパイの?」パラパラ

土御門「あ、ああ。そうだぜい」

フィアンマ「そうか。土御門ねぇ。よろしくな」

土御門「よろしくだにゃー」


土御門(強い奴は頭がおかしい傾向にあるって聞いていたが、そこまで異常ってわけではないのか? 話している感じ青髪やカミやんと大差はない。隙も無いけど)

土御門「今日はお土産を持ってきたんだけど、いるかにゃー?」

垣根「いる! 見せろおい!」ガタガタ

土御門「はいはい……」バサッ

垣根「ロリっこメイドのチラリ100選……」

垣根「ロリもんは趣味じゃねぇな。ただのメイドなら良かったんだけどな」

土御門「仕方無いぜい。それはそもそも一方通行のために選んできたものぜよ」

一方通行「なンで俺がロリ好きみたいになってンだよ」

垣根・フィアンマ「違うのか?」パラパラ

一方通行「ハモってんじゃねェよ」

土御門「否定しないか。秘密はちゃんと守るから。な?」

垣根「たりめぇだろ! お隣さんの秘密を暴露するわけねぇさ」ニヤニヤ

フィアンマ「当然。神の右席の名において誓おう」ニヤニヤ

一方通行「弱み握られちまったァァァァァァァァァァァァァァァアアア!!」


上条「って話を垣根から聞いた」

一方通行「アイツ……」

きょうはここまでです!!


フィアンマ「……」ミーンナデイレバダイジョウブ ブ!

一方通行「ちっ、夜中に何見てンだ?」ゴシゴシ

垣根「眩しいしうるせぇよ。寝れねぇじゃねぇか」

フィアンマ「アイマスクと耳栓つければいいだろ。今いいところなんだ、めぐねえの……」

一方通行「ワケわかんねぇな」カツカツ

垣根「お、おい! お前だけ見に行くのはずるいんじゃねぇのか?」

一方通行「俺はもう能力なしでも歩けるからな」ツエ ヒョイ

フィアンマ「こ、こっちに来るな。ううっ、めぐねえ…………」グジグジ

一方通行「がっこうぐらしか。一話半分だけ見たが、日常系は俺には合わねェから切ったなァ」

フィアンマ「は? 何言ってるんだ。一話だけでもいいから最後まで見てから語れ。これは日常系なんかじゃない」

一方通行「仕方ねぇ。六話からか? 見てみるか。目も冴えちまったし」スタッ

垣根「いいさ、そんな風にハブるなら俺はワンセグでみる」ガツガツ


一方通行「めぐねェ!!!」ビエェン

垣根「ミーくん可愛いなぁ」

フィアンマ「いや、やっぱり日本のアニメは他国を大きく引き離しているな。日本にいるうちに見れてよかった」

垣根「? これからも見ればいいじゃねえか。テレビが無くなるわけじゃないんだし」

一方通行「まさか」ピク

フィアンマ「明日で俺様は退院だってことさ」ドヤァ……

一方通行「って事だよなァ」ウン

垣根「元々ピンピンしてたしな」

フィアンマ「結構あっさりしたもんだな」アレ?

垣根「割とそういうのどうでもいいからな」

一方通行「ぶっちゃけたなァ」

垣根「まあ、今度は元に戻ったヴェントさん連れてお見舞いでも来てくれよ」

一方通行「ぷっ、そ、それは辛れェんだが」

フィアンマ「仕方無いな。ファンの期待に答えるべく、ヴェントを元に戻すとしよう」

一方通行「まじか」

フィアンマ「マジだ。じゃ、そろそろ寝るとするか」

一方通行「そォだな」カツカツ

垣根「おやすみー」ボフ



垣根「ふーん、一人減るとなんか病室が広く感じるな」

一方通行「お決まりのセリフをよく恥ずかしげもなく吐けるな」

垣根「は? お前だってなんだかんだ言って寂しいんじゃねぇの?」

一方通行「お互いが生きて別れることなんてあンまり無かったからなァ。対応に困ってるのかもしれねェ」

垣根「なんか……重いこと言うんじゃねぇよ」

一方通行「事実だからなァ。 オマエもそうじゃねェのか?」

垣根「否定はしねぇ」

垣根「暗部はそういうもんだろ。でも今は暗部かなんて関係ねぇ、ただの怪我人、垣根帝督な訳だ。寂しいって思うことを否定させはしねぇよ」

一方通行「そォいう意味で言うなら、ただの怪我人、一方通行も寂しく感じてるんじゃねェの?」

垣根「けっ、素直じゃねぇな」

一方通行「人のコト言えねェだろ?」

垣根「違いねぇな」

垣根「なぁ、一方通行。音楽流してぇんだが、いいか?」

一方通行「あ? 別にいいが」

垣根「そうか。すまねぇな」ポチ ッタクナ-ンダッテンダ

一方通行「ちっ、なンでその曲なンだァ。まァ仕方ねェ。不要な音は反s……!!」スッ

一方通行「テメェ! やっぱり消せ! 今すぐ消せ!(反射出来ねェンだった)」

垣根「なんだよ。今いいところなんだ。それにお前だっていいって言ったんだからな。文句は受け付けねぇよ」ガーガガッガノイジー

一方通行「本当にやめてくれェ……恥ずかしいンだよ」チーン

垣根「なんだよ、調子悪いのか」ッタクウットーシンダー

一方通行「テメェのせいだァ!!」バンバン

垣根「ったく、突然発砲するなよ……ってかなんで病院に銃持ち込んでんだ」テンゴクナーンテドーコーニーモーネェダロォー

一方通行「テメェみたいなヤツを肉塊にするため、じゃねェか」ギロ

垣根「おうおう、怖いねぇ。俺はむしろ面白いくらいだけど」ツーカヨーアマッタルイゼー


垣根「つーか、俺がすまねぇなって言った地点で気づかねぇと。第一位さん?」タマッタードーロガオモクテー

一方通行「テメェ真っ黒だな」

垣根「羽根は白いけどな」ヤバイネマーッスグアールケネェー

一方通行「上手くねェよ」

垣根「知ってる」マァマァアーイテキダーゼー

一方通行「そもそもなンでその曲なんだァ。PSI missingとかじゃダメなのか」

垣根「ふん、んなこと聞くまでもねぇだろ。悪党」キミョーナーノーイズガーカークゴーサソウー

一方通行「はァ? ワケがわからねェ。頭でも湧いてンのか」イラ

垣根「ダメだねぇ。そんな聞き方するのは悪党じゃねぇ」ガーガガッガクレイジー

垣根「少し考えたら分かることだっつってんのに……」ゼロニハ

垣根「俺にはキャラソンが無いからだ!!」イマサラ


一方通行「はァ?」

垣根「その上声優すら決まってねぇ。俺だったら名言、俺の未元物質(ダークマター)に常識は通用しねえ。を永遠に再生し続けるのにな」イライラ イチマンカイ

一方通行「ちっ、オマエの文句には付き合ってらンねェ」シャー

垣根「おい、聞けよ! 遮音性の高い学園都市製カーテン閉じてんじゃねぇ!!」ジャー キョウハスクイタイ

一方通行「説明口調うぜェ。オマエに付き合ってるよォなヒマはねェンだ」ギギギ

垣根「俺も声優決めて欲しいってだけなんだ!! 超電磁砲にしろ禁書目録にしろ三期さえあれば俺もでれるってのに」シャー ソレガオレノジュンジョー

一方通行(純粋な腕力では俺に勝ち目はねェ!!!)ググッ

一方通行「仕方ねェな。話聞いてやるから流すのはやめろ」

垣根「そうか。最初からそう言えばいいってのに」ピ

一方通行「すまねェな。オマエの複雑な事情を察してやれなくてよォ」

垣根「え、キモイ……」

一方通行「人が下手にでてやったらその態度かァ。オマエは人を苛立たせる天才だ」

垣根「いや、だって素直な一方通行とか最高にキモいだろ」


一方通行「……」シャー

垣根「分かった、今のは撤回しよう。素直なあなたはかわいいよってカキネはカキネは慌てて取り繕ってみる」オープン

一方通行「テメェの方がキモイじゃねェか」

垣根「とりあえず三期やって欲しいんだが」

一方通行「まァ、俺の活躍も多いからな。禁書に限れば、だがなァ」

垣根「ぷぷ、超電磁砲の方もいいじゃねぇか」

一方通行「おい、自分の登場シーン忘れたのか?」

垣根「忘れてねぇよ、あんな屈辱はな。それでもテレビで放送されてぇんだよ。分かんねぇだろうな、一期から出てたお前には」

垣根「つーか、あれでも俺の強さだけはわかるだろ?」

一方通行「確かにオマエの気持ちも強さもちっとも分からねェが、オマエの声優予想を探してきてやったァ。ほら、かなり豪華じゃねェか。あと、隠れ家を破壊するのは強さとは関係ねェぞ」ハイヨ

垣根「……」ジー


垣根「豪華だな」キラキラ

一方通行「だろォ? 有名どころばかりだ」

垣根「いや、でもお前の声優もお前にはもったいないくらい豪華じゃねぇか」

一方通行「あ? 俺にはもったいないだァ? ンな事ねェよ。ピッタリだろォ。あのカキクケコカカカーが出来ンのは、アイツぐらいだと思うが」

垣根「……反論できねぇな」

一方通行「だろォ」

垣根「んで、諏訪部順一か。無難なところだとアーチャーとかか?」パラ

一方通行「おォ。そこは俺も賛成だなァ。unlimited blade worksの詠唱は最高だァ」

垣根「分かってるな」ニヤニヤ

垣根「小野大輔。俺はAIRだと思うんだけどどうだ?」

一方通行「おィおィ、それはこの前見てたからだろォ? 枕濡らしてたモンなァ」ニヤニヤ

垣根「うるせぇな。お前はどうなんだよ」

一方通行「デュラ、黒バス、WORKING、コックリさんだろォが」

垣根「こ、コックリさん。おい、キャラ崩壊してんぞ。クール気取ってるキャラはそのクールさが剥がれ落ちたらしめえなんだろ?」

一方通行「たまにはいいじゃねェか。ガキが寝てから見てるから問題ねェンだ」



垣根「これはかなりすげぇな……」コウコツ

一方通行(よし、このままほっとくか)シャ……

垣根「おい、他のメンツも探そうぜ」ガシ

一方通行「は、面倒なンですけどォ」ハァ

垣根「流すか?」スッ

一方通行「おィ!」ガッ

フィアンマ「俺様のは調べてないのか?」ヒョコ

一方通行・垣根「帰れ!!」バン!



垣根「なぁ、そろそろ腕自由にできねぇか?」プラーン

カエル顔の医者「そうだね……」サワサワ

垣根「……」

カエル顔の医者「まあいいか! 食事の度にジャマー解除するのも面倒だったからね」

垣根「それはこっちのセリフだ。おかげさまで能力行使の精密さが尋常じゃないことになっちまった」

カエル顔の医者「それはいいことじゃないか?」トリトリ

垣根「なんだか悔しいだけだ」

カエル顔の医者「うーん、結果オーライだと僕は思うけどねえ……」グルグル

垣根「そりゃ能力も使いやすくなったし、腕も治ったしでいいんだが、なんか……なぁ?」

カエル顔の医者「……分からないけど。とりあえずまだ足と……肋骨は大丈夫か。でも足はまだだからベッドで安静にしていることだね」チョキチョキ

垣根「ち、仕方ねぇな」

カエル顔の医者「君のためだからな」ペリペリ

垣根「分かってるっつーの」

カエル顔の医者「それならいいんだ。よし、とれた」ペカーッ

垣根「ち、だいぶ動きづらくなってやがるな」ノビマゲ

カエル顔の医者「それは仕方が無いさ。少しずつ動かしてくしかないね」

垣根「…………だな」マゲノビ

今日はここまでです


一方通行「勝ったな」ニヤ

垣根「あ? パズドラか?」

一方通行「ちげェよ、オマエにだ」

垣根「あ? なに、あの時のこと掘り返してんのか?」ムカムカ

一方通行「ちげェよ、あの時じゃねェ」

垣根「じゃあなんなんだよ、はっきりしねぇな」

一方通行「俺は足以外は治ったから退院出来るってことだァ」

垣根「あっそ。でもお前は気づかなかったのか? 俺の包帯が減っていることに……」

一方通行「まさかオマエも!!」

垣根「そういうこと。足以外は治ったからとりあえず退院できるらしい。つまり今回は引き分けってこった」ニヤニヤ

一方通行「そォか。ま、俺はあの時圧倒的な勝利を遂げたわけだし、問題ねェ」

垣根「結局掘り返してんじゃねぇか!!」




一方通行「クソっ、足さえ治れば外へ逃げるンだけどなァ」

垣根「その悩みを抱えてるのはお前だけじゃねえってことを心の片隅にでも置いておけ」

一方通行「オマエも逃げるつもりなのかよ」

垣根「暇なのはもう耐えられねぇからな」

一方通行「でも考えてみろ。足が治ったらもう即退院でいいんじゃねェのか?」

垣根「フィアンマの例もあったけど、検査だなんだでそれから数日は拘束されてるんじゃねぇの?」

一方通行「……そォか、確かにそォかもしれねェ」

フィアンマ「ホントそうだよな。不満がたまるって次元じゃないぞ」ズズズ

垣根「何平然とお茶飲んでんだよ」

フィアンマ「大丈夫だ。自分で用意したからな」


一方通行「そォいう問題じゃねェだろ」

フィアンマ「そうか。俺様が居なくなってそろそろ寂しさを感じ出す頃かと踏んでたんだがな……さすが暗部。感情を殺すのもプロってことか」

垣根「関係ないからな?」

フィアンマ「で、どうだ? 調子は」

一方通行「はァ、あと足だけ治れば退院だァ」

フィアンマ「いやいや、上条の様子だ」

垣根「それは本人に会えばいいだけじゃないか? まどろっこしいんだが」

フィアンマ「いや、自分の腕ちぎった奴に調子はどうだ? って聞かれたらどうだよ?」

垣根「潰すな。その場で、速攻で」

一方通行「皮肉にしか聞こえねェよ。つーか、バカにされたら何倍にしてでも返すのがこの世の理だろォが」

フィアンマ「この世の理までいくか? まぁ、俺様が今回の怪我を負わせたわけじゃないが、そういうところはデリケートなんだ」

書き溜めしてきます


垣根「だとよ? 答えてやれば?」

上条「仕方ないな」ヒョコ

フィアンマ「い、居たのか!」

上条「主人公がいないって発想がおかしいんだ。あと調子は良好だ」デデン

上条「ま、腕をちぎられたことも……」

垣根(気にしてねぇのかよ)

一方通行(まァ、そォいうヤツだからな)


上条「気にしてないって言うと思ったか!!」

フィアンマ「な!」

上条「正直痛かったから。そんな簡単な言葉では表現できないくらい痛かったから!」

フィアンマ「な!」

垣根「ま、まぁ、反省してるみたいだし、そんなに言ってやるなよ、な?」

上条「黙ってくれ! ていとくンの頼みでも聞けないから!」

フィアンマ「なっ!」

上条「確かに反省してるみたいだし俺もそれを否定してるわけじゃない。つまり、許してるけど、根は持ってるんです!」

一方通行「完璧に矛盾してンじゃねェか」


フィアンマ「にしても回復早いな。こいつらの数倍早いんじゃ……」

上条「病院送りの右手ですから」

垣根「読みはなんだ?」

上条「ホスピタルリジェクターだ」

一方通行「なるほど。病気送りされたはずなのに病院から追放されちまう、だから回復が早ェってコトかァ」

フィアンマ「読みと漢字が矛盾してる気がするぞ」

一方通行「してねェ。相手を病院送りにし、自分は入院してもすぐ回復して病院を追放されるわけだ」

上条「別に上条さんは追放されたりはしてませんからね」

垣根「知ってる。いや、お前にピッタリじゃねぇか。これからは幻想殺しじゃなくて病院送り名乗った方がいいんじゃねぇの?」

上条「考えてみる」




垣根「ちっ、第一位様は治ったとたんに幼女とのお戯れかよ」

垣根「一方、第二位様はある程度治っても孤独っていうな。いや、暇だな、外でもうろつくか」

垣根「あ、行けねぇんだった」カタッ


心理定規「久しぶり」ガラガラ

垣根「なんだ、お前か」

垣根「何しにきたんだ?」

心理定規「暇だったから来ただけよ。ただのお見舞い。だから私一人なの」

垣根「裏心がねぇか勘繰ってしまうのはどうしたもんか」

心理定規「あら、裏心のないお見舞いなんてしないわよ。相手を心配する自分に酔いたいとか、何かしら理由があって、純粋に病人を心配してる人なんてひと握りよ」

垣根「おい、それはお前の心が荒みまくってる証だろ」

心理定規「そんなことないわ。一応精神に関する能力者なんだからそれくらいのケアは朝飯前」



垣根「そうかよ。それで? 話相手にでもなってくれるのか?」

心理定規「私でよければそれでもいいけど」

垣根「え(冗談だったんだが……でも暇だし悪くねぇか)」

心理定規「でもあなた、他に何かしようとしてたわよね」

垣根「……ああ、あれは暇だったから外行こうと思っただけだ。ま、足が治ってないから無理だったけどな」

心理定規「……行かない? 外」

垣根「あ? だから治ってねえから行けねえって言ったじゃねえか」

心理定規「これこれ」ユビサシ

垣根「車椅子…………いや、まず移ることができねぇよ」

心理定規「はぁ、だから私が手伝うわ」スッ

垣根「おわっ」ボス

心理定規「ふふふ、どうかしら?」ササッ

垣根「どうかしら? も何も俺を車椅子に移すって、どんだけ怪力なんだよ。いや、俺がひょろひょろだって可能性もあるのか……」

心理定規「どちらも不正解。あるポイントを抑えれば問題なく人を移せるのよ」クッ

垣根「なるほど、あるポイントを蹴ると飛んでいきやすくなる、みたいなもんか」


今日はここまでです

垣根「で、なんでそっちに行ってるんだ? 俺の背後に回ると怪我すんぞ」チラ

心理定規「さとりなさいよ。私が押してあげるってだけよ。あと、能力の使えないあなたは怖くもなんともないわ」ギュ オシオシ

垣根「ちっ、悪いものでも食ったんじゃねぇか? 車椅子は手でも動かせるって知らねぇのか」

心理定規「それはバカにしてるのかしら? 基本的に手で動かすものでしょう?」オシオシ

垣根「ならなんで」

心理定規「まだ治ったばっかりみたいだし無茶は禁物よ」オシオシ ピッ

チンッ

垣根「…………」

心理定規「えっと、一階でいいのよね?」ピッ


心理定規「何黙りこくってるのよ」

垣根「いや、女にこんなことやらせてるなんて情けねぇなと思ってな」

心理定規「大丈夫。インデックスの真似してる方が情けないわ」

垣根「だから、あれはもう俺の黒歴史だから。たまには人の料理が食いたかっただけだから」

心理定規「…………ふふ」

垣根「あ? 何笑ってんだよ」

心理定規「いえ、そういうところもあるんだなーって思っただけよ」

垣根「俺だって人並みに寂しさとかは感じるんだ!」

心理定規「ふふ」


心理定規「普通に言ってくれればよかったのに」

垣根「暗部組織のリーダーがんなこと言ってたらキモいじゃねぇか」

心理定規「そうかしら? 私から見たらあなたは怖がりで自信過剰のこどもよ。それがご飯を食べさせてって言ってきてもねぇ?」

垣根「え! 俺子供と同列に見られてたのかよ!」

心理定規「ええ。でも私も自分自身が人の裏の裏まで読もうとしているひねくれたこどもだと思ってるけど」

垣根「マジか、正攻法でよかったのか……」

心理定規「正攻法?」ニヤ

垣根「何でもねぇよ」フイ

チンッ

心理定規「聞かなかった事にしておくわ」オシオシ

垣根「そりゃ、どーも」


子供『きゃはは! やっと遊べるようになったねってミサカはミサカは!!』タッタッ

白髪の少年『おィ、一応こっちは怪我人だからなァ? 追えるわけねェだろ!!』カッツカッツ

ツンツン頭の少年『ははは! 擦り付け作戦大成功だ!』


垣根「あいつも俺もだいぶ丸くなっちまったらしいな」

心理定規「でも暗部に戻ったらいつもどおりになっちゃうんでしょう? 人間味のあるネタキャラのあなたじゃなくなる」オシオシ

垣根「ネタキャラってのは気に食わねぇが、そんなヘラヘラしてる奴が一番初めにくたばるんだよ」

心理定規「あなたが言ってるのに妙に説得力があるわね」オシオシ

垣根「無数に殺った俺が言ってるんだから当然だ」

心理定規「それもそうね」オシオシ


垣根「そういうことを平然と受け流すお前もとち狂ってやがるって訳だが」

心理定規「そんなこと言われなくてもわかってるわよ。でも暗部に居たらそういう倫理観って言うのかしら、それが薄くなっても仕方がないでしょう」

垣根「どいつもこいつもそういう奴だけか。暗部なんてな」

心理定規「逆かもしれないわよ」

垣根「は?」

心理定規「狂ってたから堕ちたってこと」

垣根「なるほど? それも一理あるな」


垣根「ま、確実なのはこんなにゆったりした光の生活は俺には合わねぇってことだけだ」

心理定規「? あなたは暗部で狂ってしまった人間でしょう? 光を望むのは当然の権利よ」

垣根「なんだ? 俺のせいじゃねぇっていうのか?」

心理定規「……」

垣根「それはねぇよ。メインプランになれねぇほどしか力がなかった俺が、いや、メインプランを欲してしまうほどの力を持った俺が、暗部なら手っ取り早いと思った俺が悪いんだよ」

心理定規「……正論に聞こえるけど、あなたが望んでてに入れたわけじゃないでしょう? その未元物質は」

垣根「…………」

一方通行「おィ、望んで手に入れてねぇのはとォぜんのことだ。だが、その力で手に入れたモノはいくつある? その力で得したコトは何回ある? 死線を切り抜けたコトは何回ある?」

一方通行「そんな都合のいいモノはねェよ。絶大な力を持った代償は必ず何らかの形で身に降りかかる。悩み、損失、絶望、渇望。そォじゃねェとおかしいンだよ」



垣根「なんで話聞いてんだよ」

一方通行「テメェ程度の雑魚に暗部は語れねェからな。まァ、超能力者にも悩みはあるってコトだ」

上条「……大変なんだな。お前らも」

垣根「いやだからなんでいるの?」

一方通行「こいつがお前らは悩みなさそうでいいよなー、金持ちだし、とかいいやがっからな、カチンと来ただけだァ」

上条「上条さんとはスケールの違うところでお悩みになられていたようで」

垣根「だあぁ! なんか恥ずかしい!」

打ち止め「あ! ふたりともみーっけってミサカはミサカは鬼としての才覚を再確認してみたり。いい雰囲気の所をお邪魔しましたーってミサカはミサカは二人の袖を引きながら小さく頭を下げてみたり」




心理定規「ここじゃダメなの?」

垣根「よく分からねぇよ、はぁ」



心理定規(本心丸分かりなのよ、バカね)

今日はここまでです。
シリアスな感じは苦手みたいです。

ザワザワ


一方通行「何だァ? 廊下が騒がしいなァ」

垣根「偉大な先生がきたんだ、そうに違いない」

一方通行「いや、コレは歓喜の騒がしさじゃねェ。どちらかと言えば負のざわめきだ」

垣根「不審者でも来たんじゃねぇの?」

一方通行「にしては反応が薄すぎるだろォ」

垣根「だな。うるせぇけど、我慢するしかねぇな」ボフ

一方通行「しばらくしたら静まるかァ」ハン

チラチラ

フィアンマ「ちっ、なんだったんだ、俺様のことをジロジロ見て」

???「いやいや、私のことを見てたんでしょう? あーあ、せっかく変えたのに元通り」

フィアンマ「いいだろ。今日だけなんだから」

???「分かってるってば。しつこいんだけど」

フィアンマ「俺様は約束を破る人間じゃないからな」ドヤ

フィアンマ「俺様だ。入るぞ」コンコン


一方通行「フィアンマの野郎か」

垣根「ヴェントさんか! ヴェントさんなのか! あ、でも着飾ってるんだったか」

フィアンマ「ふふふ、ご注文の品、おつれしたぞ」ガラガラ

ヴェント「ご注文の品? 人をモノ扱いしないで欲しいんだけど」

フィアンマ「そう怒るなって。お前のファンだとよ」

垣根「がちヴェントさんじゃん! どうしたんだ、お前」

フィアンマ「俺様にとってそんなのは朝飯前ってことだ」

ヴェント(背に腹は代えられない。コイツに一度だけ命令できる権利、しかも魔術的な拘束付きをもらえるんだから)


一方通行「…………」フルフル

一方通行(生はヤベェよ。生ヴェントさンは笑いこらえるので精一杯だァ。笑いのベクトルはねェのか!!)

フィアンマ「大丈夫か? すごい震えているが」

一方通行(話し掛けンじゃねェ!! 口開けた瞬間に俺の堪えてきた笑いが決壊してしまうじゃねェか!!)ブンブン

フィアンマ「……まあ、俺様が気にしてやることでもないけど、体調悪ければ寝てもいいからな。特別に許してやる」

一方通行(マジか! ありがてェ話だ)ボフ

今日はここまでです。
終わりがみえない

久しぶりに見に来たら伸びてて嬉しい

それもいいですけど、とりあえずひと段落付けようと思います。
アドバイスありがとうございます


垣根「んだよ、せっかくヴェントさんが来てくれたってのに」

垣根「とりあえず、写メ撮ってもいいか?」スッ

ヴェント「あん? まさか私に言ってんの?」

フィアンマ「だからこいつはお前のファンだって言っただろ。撮らせてやらないとファンサービスの悪さをグチグチ言われるぞ」

ヴェント「別にファンを作りたくてこの格好してるワケじゃないから! 天罰のためだから!」

垣根「なんでもいいから撮るぞー。あ、フィアンマちょいどいてて」

フィアンマ「了解ー」サッ

ヴェント「ちっ」

ヴェント(やるなら神の右席、前方のヴェントとして写らないとかな?)バアァ

垣根「すげぇ! これなら上条も勝てねぇよ! 虚数学区・五行機関無かったらかてたんだろうなって思わせる顔だ!!」パシャパシャ

フィアンマ「どうだ? いいお土産だろ?」

垣根「ああ、後は生チェキで締めだな」パシャ


ヴェント「えっと、その、まぁ、お大事にね。科学は嫌いだけど、あなたはそんなでもないみたい」ガラガラ

フィアンマ「じゃ、さっさと退院しろよ?」タン

垣根「なんでフィアンマが窓から降りたんだよ」

一方通行「おィ、もう行ったか?」

垣根「ん? ああ、行った。勿体ねぇことしたな。すんげぇ顔してたからな、ヴェントさん」

一方通行「どォでもいい。危うく笑うところだったからな」

垣根「No problemだろ?」

一方通行「失礼じゃねェか?」

垣根「まあ、俺の翼笑う奴とかいたらこの世からなくすけど、そこまでじゃねぇからな」

一方通行「…………お、おゥ、お花畑だな、オマエの頭ン中は」

一方通行「いや、自己中心的なだけかァ」





垣根「なんだか最近平和過ぎてつまんねぇんだが。別に血塗られた日常を望むってわけじゃねぇけど、俺ら平和ボケしてねぇか?」

一方通行「まァそうかもしれねェが、怪我の時ぐらい休ンでもいいと思うがァ」

垣根「そろそろ飽きてきたんだよ。暇すぎるってのもな」

一方通行「とか言うが、なにか起こったらめんどくせェって言うンだろォ」

垣根「当たり前だろ。暇も面倒も嫌なんだよ」

一方通行「わがままなヤツだ」

垣根「そりゃお前には言われたくないな」

一方通行「そりゃどうもォ」

ピロリーン




垣根「ん?」ポチ

一方通行「誰からだ?」パカ

垣根・一方通行「……」



一方通行「どォやら、平和は長くねェらしいな」カッ

垣根「あー、面倒だ。折角足以外は治ったってのに」ハァ

一方通行「俺も足治ってねェよ」

垣根「適度に動けねぇ俺らを潰そうとしてる奴がいるってことか」

一方通行「写真まで届きやがった。ご丁寧にメアドまで変えてあンぞ」

垣根「俺もだ。写真だけ別で送ってくるなんてなぁ、暇人か?」

一方通行「打ち止めが攫われた」シャシン

垣根「心理定規が攫われたとか」シャシン

一方通行「はぁ、クソったれがァ」

垣根「どうでもいいはずなのに……俺にも情が湧いちまったらしいな。もうやってらんねぇよ」イライラ

一方通行「どォでもいい情報だ」ケッ カチ

垣根「俺のことかよ」バサァ

一方通行「あァそうだ」

垣根「相変わらずムカつく野郎だ」

一方通行「一応ジャマー壊しとくか」バギャン

垣根「んっし、じゃあ行くか」バサァ

一方通行「何者か知らねェが、殺るかしかねェ……」ダンッ

今日はここまでです。
>131
そう言ってもらえてありがたいです。

>>131
そう言ってもらえてありがたいです。

これで大丈夫ですかね?
まだ慣れないので、すみません


上条「対象が移動開始、どうぞ」ピッ

???『了解。追跡に移るぞ、どうぞ』ジジッ

上条「目立つからちゃんと変装しろよ、どうぞ」

???『俺様のセンスを馬鹿にしてるのか! どうぞ』

上条「あー、埒があかない……とりあえず 見失うなよ! どうぞ!!」

???『俺様の聖なる右にかかれば問d』プチ

上条「対象が移動開始、到着までの推定時間十分。各自配置についたか? どうぞ」ピッ

???『問題ナッシングだにゃー。なっ』

???『うっス! 配置につかせたっス。どうぞ!』

上条「知らないやつがいたような……まあ、今日は派閥とかで争うのはなしだからなー、どうぞ!」

???『分かりました。超浜面の誘いに乗った私たちが超バカだったということです』

???『なになに? にゃー』

???『やばい! ここで出損ねたら出番無さそうじゃない!』

???『ふふふ、お姉様より出番が多かったミサカはミサカは小さくほくそ笑んでみたり』

???『とりあえず切るじゃん。なんだか危ない匂いのする連中ばっかじゃん。どうぞ』

上条「あー、頑張ってくれ」プチ


上条「さてと、俺はここでお留守番か」







上条「不幸だー!!」



フィアンマ「ちっ、途中で切るなんてなってないな。にしても文字だけで動くなんて暇な野郎どもだ」トコトコ

フィアンマ「確か、一方通行は魔力感知ができる、というか魔法を行使するとバレてしまうらしい」パラパラ

フィアンマ「だからある程度距離をあけて追うことにするって俺様は誰に語りかけてるんだ?」トコトコ



子供「うわっ、なんだアイツ!」

子供「アンパンマンの格好してやがる」

子供「やべぇよ!! 写真撮ろーぜ」

フィアンマ「周りがうるさいな……」イライラ

フィアンマ「静かにしてくれないか、君たち。俺様は今大切な仕事中だ」メラメラ

子供「うわ! 発火能力者だ!」

子供「かっけー! アンパンマンなのにかっけー!」

フィアンマ「ふん、当たり前だろ。俺様がカッコイイのは」ドヤ

子供「アンパンマンつえぇ!!」

子供「すごい!やばい!」

今日はここまでです。
行間の使い方が分からないのが悩みです。
今は基本一行ずつ空けてますが


アックア「心配になってきてみたら案の定な結果になってるのである」

ヴェント「だから追跡は私がやるって言ったのに!」

アックア「大丈夫である。お前とやつでは奇妙さに大差はない」

ヴェント「しょくぱんまんの格好したアンタが言えたことじゃないね。それに今の私は私服だから奇妙さのかけらも残ってないけど」

上条『フィアンマの様子はどうですか、どうぞ』

アックア「ダメダメである。子どもと戯れているようだ」

ヴェント「アイツの自分は格好いいっていう幻想はぶち壊せないの? どうぞ」

上条『幻想殺しは万能ではありません。どうぞ』

ヴェント(病院送りにしなかったんだ)

アックア「私が代わりに追うとしよう」

上条『あんたはいつもの格好で構わないからな、しょくぱんまんはダメだからな? どーぞ』

アックア「それは許可の意であるな?」

ヴェント「私は面倒だからパスで、どうぞ」

上条『あー大丈夫。アックアが普段の服装で魔法は使わないよう追いかけてくれれば。ヴェントはむしろついていかないでくれ、どうぞ』

ヴェント「ちょっと! 今日は格好違うから!! むしろアックアの方が奇抜なぐらいだから!! どうぞ」

上条「アックアから聞いてた……なら、ヴェントがあとを追ってください。どうぞ」

アックア「まて、どうやらフィアンマが再び動き出したのである。問題なさそうだ」

ヴェント「いや、子供たち引き連れちゃってるけど」


フィアンマ「ははは、でも俺様は発火能力者なんてちんけなものではないが」スタスタ

子供「兄ちゃん、もう一回!!」テクテク

子供「もう一回! もう一回!」テクテク

フィアンマ「仕方ないな、はっ!」ゴウ

子供「ふわー、すごいよ」パチパチ

子供「さっきよりやべー!」


先生「す、すみません! ほら、みんな帰る時間ですよ」

子供「え、まだ遊びたいのにー」

フィアンマ「師のいうことは、聞かないとダメだぞ」ドヤ

子供「だったらー、また火、見せてね!」

子供「うん! それなら帰ってあげるー」

フィアンマ「分かった。また会えたら見せてやろう。だからさっさと帰るんだな」

子供「ありがとう!」タッ

子供「ありがとー!」タッ




先生「ご迷惑をかけてしまって、すみません……」ペコ

フィアンマ「ああ、別に俺様はどうでも良かったが、万が一のこともありそうだし、ちゃんと見張っておけよ」

先生「すみません。これから気をつけます」

フィアンマ「それならいいんだ」


フィアンマ「そろそろ離れたか?」チラ

フィアンマ「20kmか……」ダッ




ヴェント「飛び上がって障害物のない空を駆け抜けて行ったわ。私には見えなかったけど」

アックア「やっと追う気になったようである」

上条『了解。じゃあ引き続き追跡を頼む』プツ





上条「準備できたか? どうぞ」

???『はい、できてますよ。どうせなら御坂さんも……』

上条「一応、暗部ってとこの二人だろ。そもそも御坂を一方通行に会わせるのは、な? どっちも楽しめなくなっちゃうから却下だ。どうぞ」

???『そうでした、僕ということが、失念してました。やはりあなたに任せて正解でした』

上条「一応言っておくけど、打ち止め、番外個体には手を出すなよ。後でミンチにされるから」

???『それくらい分かってますよ、それでは』プツ


一方通行「写真の背景から考えると、あそこは」ダンッダンッ

垣根「俺ら、スクールの隠れ家だったところだ。広いのが取り柄か」バサバサ

一方通行「まずそこから行くかァ。多分居ねェだろうけどな」ダンッ

垣根「写真に写したところにとどまり続けるほどバカじゃねぇか。にしても奴らの目的はなんなんだよ」バサバサ

一方通行「へらへらしてた俺らへの制裁だったらおもしれェよ」ダンッ

垣根「まぁ、人質に取られたのがあいつらだってことから目的は金ではなさそうだ。俺たちの身柄、か」バサバサ

一方通行「手綱を握りなおそォとしてるわけだなァ」ダンツ

垣根「いや、でもんなことしたら俺らが反乱分子に変わることくらいわかるだろ。上層部は、アレイスターは」バサバサ

一方通行「……どちらにしろ俺はアイツを取り戻すだけだァ」ダンツ

垣根「…………それじゃあ、短期間の共闘といくか」バサバサ

今日はここまでです。

上条「あー、こういう時本当に不幸だー 」

上条「転移系の能力者で移動できないからな」

上条「あー、幻想殺しよー、俺も会場へ行きたいんだがー」

上条「連れてってくれぇー」

上条「まぁ、歩けないこともないけどな」

ガガガ

上条「はいはい。上条さんですよっと」ピッ

???『カミやん、ヤバい事になった』

上条「どうしたんだ、土御門? そんなに切羽詰ったような声出して」

土御門『落ち着いて聞いてくれ。打ち止めと心理定規が何者かにさらわれた』

上条「は? 何言ってるんだ、あの二人は垣根と一方通行のサプライズに協力してもらうために呼んだんだろ。つまりさらった、じゃなくて呼んだのは俺らだろ」

土御門『ああ。だから二人には別室待機してもらってたんだが、準備のために呼んだら、もう』

上条「……誰にさらわれたんだ」

土御門『分からない。メモとかも残されてない。二人にバレないよう皆には捜索に出てもらってる』

上条「分かった。一応右席チームにも連絡入れておく。その後俺も合流する」

土御門『……分かった。ただ出かけてるだけならいいが……打ち止めはともかくアイツは子供じゃない。何も言わないで出ることはないだろう』

上条「わかってる。そこも考慮して探す」

土御門『じゃあこっちも情報網をフルに使って探すぜぃ。ちっ、相手はどこのどいつだ?』プツ

上条「…………」


上条「フィアンマ、アックア、ヴェント、聞こえるか」ピッ

フィアンマ『何言ってるんだ? ヴェントとアックアは俺様の遙か後ろでわたわたしてる。同時に話しかけても情報の共有はできないぞ』

アックア『き、気づいていたのであるか』

ヴェント『驚くこと無いでしょう。どうぞ』

上条「どうでもいいけど、話を聞いてくれ。打ち止め、心理定規が誘拐された」

フィアンマ『は? つまり俺様たちが連れてった後に何者かにまた連れ去られたってことか?』

上条「そうだ。理解が早くて助かる」

ヴェント『場所は?』

上条「それは分からないけど皆が捜索中だ。二人はどうしてる?」

アックア『遠すぎてわからないな』

フィアンマ『ちょうど会場を過ぎたところだ』

上条「………………ごめん、会場載せるの忘れてた」

フィアンマ『おい!!』

ヴェント『それなら二人はどこへ向かってんのよ』

フィアンマ『俺様が知るか!! んん? 建物の中に入ってったぞ。画像を送る。ちょっと待ってろ』パシャ

上条「これは……どこ?」

上条「土御門につなげるか……」


上条「土御門、ここわかるか?」ピ

土御門『見つかったのか!』

上条「いや、なぜか二人でここに入っていったらしい。フィアンマにはその辺で二人が出てくるのを待ってるらしい。っていうか、フィアンマ、合流しちゃえばいいんじゃないか?」

フィアンマ・土御門『それは無理だ』

フィアンマ『俺様は魔術サイドなもんで。過干渉は両サイドのバランスを危うくしかねないって言われた。実際俺様はなんでもいい』

フィアンマ『うん、本当に不味そうだったら出る…………かもしれない。裏方として? な?』

土御門『そうしてくれると助かる』

土御門『で、そこはスクールの隠れ家だな』

???『な、なんで知ってるっスか!!』

土御門『なんでもいいだろう? さっさと救援に行くなりなんなりしろ!』


スクールの隠れ家


……バラッ ボロッ

垣根「ちっ、かなり強固なセキュリティ組んでた筈なのにこのザマか。不法侵入とか有りえねえわ」

一方通行「……このタマは……」カチン スッ

一方通行(何かで見たことがある……海原の、資料だったか…………?)

垣根「ん? なんかあったのか?」スタスタ

一方通行「……これは、確か猟犬部隊のみで試運用されてる銃弾だァ」

垣根「なるほど? 猟犬部隊か。お前にとっては懐かしい相手だな」

一方通行「黙ってろ、ば垣根」

垣根「うるせーよ、セロリ。それにしてもなんで俺らの隠れ家が何者かに知られてんだよ」

一方通行「そンなのオマエが一番知ってンだろ。ほら」ホイッ

垣根「……ああ、そういえば滞空回線があったか。なるほど、忘れてた」パラパラ


一方通行「っつーことはこんなコトを仕組みやがったのは学園都市の上層部ってコトになンのか?」

垣根「少なくとも滞空回線の情報閲覧権限の持ち主ってわけだろ?」ゴソゴソ

垣根「…………おいおい、一方通行、こりゃあの時とシチュエーションバッチリ同じじゃねぇか」

一方通行「あ?」

垣根「ほら、スカートの切れ端だ」スッ

一方通行「……いや、それはねェだろ。木原は確かに殺った。それに滞空回線はあいつに閲覧権限が…………」

垣根「いやいやー、だって殺ったと思ってた垣根君が冷凍庫になってる世界だ。ぶっ飛ばした木原が生きててもなんの不思議もねぇだろ。それに木原ともなればハッキング程度お手の物だと思うぜ?」

一方通行「…………その推測だと、この弾もわざと置いてったって事かァ?」

垣根「そんなの俺が知るわけねぇだろ。一応こっちも被害者だ。まあ、今回は命令とかじゃなく、単純に復讐しにきたってことじゃねぇの?」

一方通行「……襲撃まで間があったのは俺が打ち止めと離れている時を狙うため……なら辻褄があっちまう」

今日はここまでです。
入院が関係なくなってきてる気もしますが……気にしないでください

虚数学区・五行機関の使い方が間違っていると思いますが、見逃してやってください。
よろしくお願いします



垣根「……まて、それなら俺は関係ねぇだろ!! なんで心理定規まで連れてってんの?」

一方通行「それこそ俺が知るわけねェだろ。こっちも一応被害者だァ」ゴソゴソ

垣根「はぁ? とばっちりかよ。唯一の方がまだ表はマシじゃねぇの?」

一方通行「唯一? 何のコトか知らねェが、見ろよ、ご丁寧にこんなモンまで送ってくださったぜェ」ピッ

垣根「位置情報? マジでやる気じゃねぇか。笑えてくるわ」

一方通行「……これは……ちょっと細工でも施させてもらうか」カチャカチャ

垣根「行かねぇのか? なにかゴソゴソしやがって」

一方通行「あ? あの木原くンがせっかく招待してくれたンだ。丁寧に着飾って楽しい楽しいパーティーと行こうじゃねェかァ!!!」カチッ



フィアンマ「スクールの隠れ家ってなんだ? 俺様の知らない言葉で説明されても困る」

フィアンマ「……学校なのに、隠れ家なのか? 神の右席みたいなものか」クビカシゲ

――――――――――

フィアンマ「あ、この格好では目立つな……」

――――――――――

フィアンマ「かなり狂気的光景だな。学園都市の暗部は深いものだということが嫌なほどわかるな」

――――――――――

フィアンマ「お、っとバレるところだった」ズサッ

――――――――――

フィアンマ「また移動か。ずいぶん行動してるが、バッテリーは平気なのか? ……連絡しないとだったか」

フィアンマ「上条、再び二人が移動を開始した。誘拐された彼女たちはいなかったみたいだな」ピッ

上条『そうか……いつでも援護できるような形で追跡を続けてくれ』

フィアンマ「了解だ」

古びた建物


一方通行「……ここにあのクソ野郎とアイツらがいるってわけか」スタスタ

垣根「まるで廃墟じゃねぇか」キョロキョロ

一方通行「それっぽいじゃねェか。演出ご苦労さまだァ」

垣根「おい、もう中に入るのか? 少し周りを確認すべきじゃねぇの?」

一方通行「……それもそォだな」クルッ スタスタ



垣根「辺りも廃墟ばっか、か。この建物は……ひー、ふーみー」

一方通行「十二階建てだ」

垣根「数えてたのに!!」

一方通行「遅かったな…………にしても、外も無駄に広いなァ」トコトコ

垣根「……おい、猟犬部隊の車両だ。壊しておくか?」

一方通行「いや、無駄に目立つことはしねェのが身のためだァ。それに相手の手の内も分からねェからな」

垣根「……だな。さてはて、相手はどこでまっているのやら」

一方通行「さァな」


一方通行「とりあえず俺が先に潜入するから、オマエは適当に隙でも見計らって二人を回収しろ」

垣根「は? お前にとって木原数多は天敵だろ?」

一方通行「ああ。もちろん対策はしすぎるくらいにしてる」

垣根「?」

一方通行「まず、アイツは俺単体と戦う時にジャマーの類を使うことはねェ。反射、ベクトル変換を上手く攻撃に変えるのが奴の得意技だ」

垣根「AIMジャマーか?」

一方通行「そォだ。それがなければ俺は二人に気を使いながら戦える。最悪あっても経験済みだからなンとでもならねェこともねェが」

垣根「……なるほど。でも俺も居たら奴は迷わずジャマーを使う」

一方通行「すると暴走しやすくなるから、二人に配慮しても傷つける恐れがあるワケだァ」

垣根「…………それなら仕方ねぇか」

一方通行「まあ、ジャマーがねェのが一番望ましいンだが……あと、少し頼みてェことがある」

垣根「お前が俺に頼み事なんてきもいな」

今日はここまでです。

垣根「そろそろ行かねぇのか?」

一方通行「……AIMジャマー……いや、垣根対策で置かねェとだよな……」

一方通行「…………」ブツブツ

垣根「おい、行かねぇのか?」

一方通行「あァ。俺はもう行くから、テメェは裏回って待機してろ」

垣根「……とりあえず、健闘を祈るってことで」タッ

一方通行「やるしかねェ」ダッ


一方通行(AIMジャマーか、やっぱり起動してねェ)ザッ

一方通行(まあ、木原にとって俺を封じるのに必要なのは拳と演算の邪魔をする笛みてェな物だけだからなァ)チラ

一方通行「と、いうことで、第一関門突破かァ?」コソ



一方通行「よォ。また俺に会いてェからって地獄から戻ってきてンじゃねェよ」カツカツ

木原「久しぶりぃ。クソガキ君? 元気にしてたか? ま、援軍もなしにここへ来るってこたぁまだ頭が元気じゃねぇようだが」ニヤニヤ

一方通行「復讐だか何だか知らねェがさっさとやろうぜェ。木原くンよォ」ザッ

一方通行「あと、垣根は来ねェよ。だってテメェ程度の相手に人割くのは頭悪いじゃねェか」ニヤ

木原「そか。別になんでもいいけどさ、人質はここだからな? 気をつけねえと殺っちまうぞ」ユビサシ

一方通行(心理定規は目隠しされてやがるな。耳栓までついてやがる。人の存在が分からねェと能力使えねェってコトか)

一方通行(打ち止めは……学習装置!?)

一方通行「テメッ ビビーーー!!


木原「ははっ、ちゃんと来てんじゃねぇか。心配しちまっただろうがよぉ」

一方通行「……何のことだァ」

木原「はっ、準備完了…………そろそろ起動するかぁ? 小規模ながら虚数学区・五行機関ってなぁ!!!」



風斬「……っ、なんか頭痛いかもしれない……」

風斬「前にもこんなことがあったような……でも、体に変調は無し?」

風斬「どういう事だろう……??」



木原「これでオカルトの仲間も役立たずってワケだ。次にこれ。自律型のチャフだ」スッ

一方通行(オカルトの仲間だァ? フィアンマなンか呼んでねェが……)

一方通行(とりあえずチャフを飛ばさせるわけには行かねェ)

一方通行「なんでテメェがアイツのコトを知ってんだ?」

木原「んだぁ? 俺の語りが聞きてぇってか? ま、時間も対策もあるから別にいいか。冥土の土産ってやつだな」

木原「テメェら、銃は人質に向けとけ」

猟犬部隊「了解」ガシャ

木原「さてと、じゃあ昔話といこうか。昔とは言っても最近のことだけどなぁ」

今日はここまで。
ごちゃごちゃしてきたけどなんとかしよう




垣根「時間稼ぎか……ってか、なんかフィアンマ落ちてきたし…………」バサバサ スタッ

フィアンマ「……垣根か」チラ

フィアンマ(撃墜術式の心配がないから飛んでたっていうのに、余計なところで邪魔が入るもんだ)

垣根「お前何やってんだよ。ストーカーか?」

フィアンマ「まぁ、そんなところだ、じゃない!!」

垣根「ノリツッコミしてんじゃねぇよ。気持ち悪い……」

フィアンマ「…………虚数学区・五行機関縮小版のようなものがこの辺りで展開されてるらしく、俺様は今魔術の行使ができないわけだ」

フィアンマ「天使も不完全だがいるみたいだな。まぁ不完全すぎるようだし、虫ケラにすらなんのの脅威もないようだが」パラパラ

垣根「話を強制的に変えるんじゃねぇよ。しかも科学サイドの知識を勝手に得るな!」


垣根「っていうか、今どういう展開か分かってるのか?」

フィアンマ「打ち止めと心理定規とかいうやつが誘拐されたと聞いたが。相手は知らないし、目的もわからないが」

垣根「そうか。相手は木原数多っつー学園都市暗部のクソ研究者らしい。目的は俺らも良くわからねぇが」

フィアンマ「クソ研究者? それは大変だな」

垣根「棒読みじゃねぇか。とりあえず俺は木原のスキをついて心理定規と打ち止めを連れて逃げるという計画を立ててたんだが」

フィアンマ「AIMジャマーを警戒してると?」

垣根「あれは多分木原の意思一つでオンオフできちまう代物だ。で、ジャマーの影響下で俺の能力が暴走したら俺が人質を殺しちゃうってわけだ」

フィアンマ「……なるほど。ジャマーがあったら、なす手無しってことか」

垣根「まさか。そんな諦めのいい人間じゃねぇよ。垣根帝督は」

フィアンマ「だよな。それではつまらない」



木原「俺はお前に吹っ飛ばされたあと、命は取り留めたが、それまでの記憶が完全に消えた。仕方がねぇからわけのわからないまま暗部の絡まねぇ生活を送っていた」

一方通行「そのまま死ンでくれェ。世に迷惑掛けねェ形でよォ」

木原「だがなんか足りねえ。俺の人生の大半を占めていたなにかが足りねえと常々感じていた。研究か殺人か血かは知らねぇがな」

木原「そんなある日。俺が家のマンションでブラックコーヒー片手に外を見ていた時のことだ。何があったかわかるか?」

一方通行「きたねェもんでも投げ込まれたンじゃねェのか? 恨み買いまくってるだろォからなァ」

木原「ちげぇよ。翼だ」

木原「窓の外に翼を広げたホストが落ちていくのが見えただけ。お前の黒い翼を思い出すにはそれだけで十分だった」

一方通行(垣根じゃねェか!!)

木原「すべて思い出した俺はテメェのすべてを潰すべく動き出したのであった、だな」

木原「車から見させてもらった。テメェみたいなクソ野郎がのうのうと幸せとか求めちゃってんのにムカっときてなぁ」



木原「思わず轢ぃちまったぜ」



一方通行「テメェ!!!!!」カチッ

木原「おうおう! 病み上がりの拳なんて当たんねぇよ!!」ザザッ

一方通行(コイツには反射は効かねェンだったなァ。猟犬部隊に近付くのは……人質を撃つ可能性があるからダメだな……)

木原「おらおら? そっちから来ねぇならコッチから行くからなあ?」ダッ

………ブンッ!!

一方通行「そんな拳はァ!!」サッ

木原「!」グラッ

木原「お? 能力に全てを預けていたようなヤツが……変わったじゃねぇかよ」スッ

猟犬達「……」ダンダンダッダッダン

一方通行「おいおい……」ダッ

一方通行「忘れたかァ? 俺にはノーマルな弾丸なンか効かねェンだよォ」ハンシャ

猟犬達「っ!」サッ

一方通行「……まあ、簡単に倒れられちゃあつまンねェよな」ニタニタ




木原「おもしれぇじゃねぇか。一方通行よぉ!!」

木原「じゃあここからこっちも本領発揮といくかぁ!!!」ダッ ブンッ

一方通行「同じ技は効かねェってなァ!!」タッ

木原「そぉかよぉ? だが、逃げてばっかりじゃーまずいんじゃねぇか?」ブンッ グンッ

一方通行「…………俺もなァ、もう能力だけじゃねェンだよォ」スッ パンパンパン

木原「おーっと、あぶねぇな」グイッ

猟犬「が、がああぁぁぁ!!」ビシャッ

木原「つっ立ってねぇで、動けよ。テメェらみたいなクズはいくらでも補給できるんだっつーの」

一方通行「はっ、テメェが一番のクズじゃねェか?」ダン

木原「んなこと言われなくても知ってるって。ほらよ」ピヒョロー

一方通行「……やっぱりダメかァ……期待はしてなかったけどよォ」コキコキ

木原「うーん、テメェをぐっちゃぐちゃの肉片にするために来たってのになぁ。こんなあつーい戦いはお望みじゃねぇってわけだ」ハァ


なんだか木原戦っぽくなってきたところで今日はおしまいです。
現在、矛盾がなくせるよう推敲中です

一方通行「なーに言ってンだ? 木原くンよォ。ぐっちゃぐちゃになるのはテメェだろォがよォ!」ダッ

木原「じゃあさっさとやろうか。ぐちゃぐちゃってのをなぁ!」

ピーーーーーー!!!

一方通行(はっ、きやがったか、充電切れ。あとは垣根に任せるしかねぇ)バタッ

木原「はぁ、口ほどにもねぇ野郎だ。おい、テメェ、ジャマー付けろ」

猟犬「了解」サッ ピッ

木原「また変な翼に飛ばされちゃ台無しだからなあ」

木原「黒い翼の正体は調べさせてもらったからなぁ? AIM拡散力場なんて操作してたとは、俺も流石に驚いたわ、いや、ほんと」

木原「ま、絶対能力進化実験の第10032次実験のプラズマ? あん時よく分かったが、自然なベクトルにしねぇとテメェは制御できないらしいな。計算式との誤差が出ちまうからだったか何だか知らねぇが。ということでジャマーなでAIM拡散力場を攪乱させる訳。理解できたかな?」

木原「って言っても無駄だったな。くくく」ゲシゲシ

猟犬「木原さん! 俺は理解できました!」

木原「おう、新人か。そういう前向きな態度は悪くはねぇがここでは嫌われることも多いから気を付けろよ」

猟犬「す、すみません!」

木原「いいって。今の俺は気分最高だからな。それにまた次の客が来たらしい」チラ


垣根「おうおう、一対大量とは感心しねぇな。まるでいじめか?」カツカツ

木原「……第二位か」

木原「いまさらお出ましたぁ笑えるな。せめてジャマーを起動させる前に出てきたら勝機がありまくったもんを」ケラケラ

木原「スキでも狙ってたんだろうが裏目に出ちまったなぁ」

垣根「さて……どうだか。一方通行……はもう無理か?」ゲシゲシ カチッ

一方通行「……」 ピク

一方通行(来たか……やっと細工が意味をなす……バッテリー残り二分で一時的に切れるように細工した。その間に通常モードに変える)

一方通行(あとはバッテリー切れの振りをしながら機を狙う。バッテリー切れだと自由に動けねェから垣根に通常モードに変えてもらったわけだ。ま、垣根の野郎がミスったらジエンドだが)ドヤ

一方通行(あ? 俺は誰に説明してンだ?)

垣根(電源を変えてやったのはいいが、どんな細工をしてるんだ? 俺知らねぇからな? ま、いいけど)

木原「あ? 仲間だったんじゃねぇのかよ。やっぱ友情ごっこは似合わねぇよなぁ。あのクソガキには」

垣根「ああ、ホント同感だ。こいつには友情ごっこは似合わねぇ」バサッ ビキッ

垣根(やっぱり能力は体にくるな……頭いてぇ。自分に未元物質が刺さっちまってるし)ツー

垣根「っ、楽しいパーティーの再開だ。かかってこいよ。俺は反射しねぇからな」


フィアンマ「あー、魔術ていうか、聖なる右が使えない俺様はこの程度しかできないのか。後で体鍛えないとなぁ」ズリズリ

フィアンマ「あの垣根が時間を稼いでくれてるんだから俺様もやることをやらないとな」ズリズリ

ゴツッ

フィアンマ「あ、すまないな」ズリズリ

???「んんーー!!! んんんん!ん!」

フィアンマ「はいはい。すぐ自由にするから待て。猟犬部隊に気づかれたら終わりなんだからな」ズリズリ

フィアンマ「……ん? すぐなのに待てってのは矛盾か? まあいいか」ズリズリ



垣根「……AIMジャマー、なかなかにめんどくせぇ代物だな」ズサッ ボロ

木原「うーん、やっぱりちゃんと対策はしておくべきだな。暴走しまくりじゃねぇかよ。つうか俺は防御しかしてねぇよ」ケラケラ

垣根「……そうだな。でもなんで俺は暴走を気にせず戦えたんだろうな?」

木原「…………まさか、テメェら! 人質はどうした!」チラ

猟犬「!!」

猟犬「い、居ません!!」

一方通行(!? 誰がやったンだ? 垣根の仲間ってコトか?)

木原「ちっ、ふざけやがって…………」

木原「まぁいい。あくまでアレはテメェらをおびき出すための餌。かかってくれりゃあこっちのもんだ」

木原「それにオマエもジャマーでまともに能力使えねぇしなぁ?」

垣根「……間違いねぇな」



木原「さあて、ここで俺からのスペシャルプレゼントクエスチョンだ。喜んで受取れよ?」

木原「抵抗をやめて俺につくか、肉片になるまでボロボロな一方通行と抵抗するか。さぁどうする?」

垣根(…………逃げる、の選択肢がねぇな……まだ逃げれるくらいは余力はあるんだけど)

木原「俺についたほうが身のためだと思うが、どうするんだよ。俺はどっちでもいいんだ。手間が増えるか減るかの違いだからな」

一方通行「…………」

一方通行(この二人同時に相手取るってのにバッテリーはほとンど残してねェし、ジャマーもある……逃げも無理だなァ)

一方通行(木原は……垣根の方見てるな…………)スッ カチン


垣根(……虚数学区・五行機関ってのはAIM拡散力場の集合体かなんかだったか)ノウナイパラパラ

垣根(……そして小規模なものということは学園都市全体を覆ってるわけじゃねぇ…………)

垣根(……俺が逃げたらどうなる? 選択肢にねぇってことは……虚数学区の展開に影響があるってことか?)

垣根(これは賭けだな……)

垣根「へっ、んなこと決まってるだろ。誰に聞いてんだよ」ズリズリ



木原「あ? そこでこの俺ごときになすすべもなくへばってるテメェに決まってんだろ」

垣根「そうか。それならやっぱり決まってんな」スック

垣根「バカやって入院して、またバカやって、テメェ程度になすすべもない俺ならこっちを選ぶ」ポン

一方通行「……あ? 何やってンだオマエ」ググッ

垣根「ははっ、なんでか知らねぇがこいつも相当馬鹿らしい。今の局面で俺が攻撃を仕掛けねぇワケがないのに俺に反射を解いてやがる。あんなにつえぇ鉄壁をな」スタッ

垣根「…………それなら応えてやんのが悪友ってもんだろ。賢い第二位様やスクールの垣根帝督ならともかく、地面に這いつくばってる垣根帝督は同じく地面に這いつくばってる馬鹿な一方通行の悪友だ」

垣根「……と、いうことでお前につくことはできねぇ。済まねぇな」

木原「しぶとい一方通行ということを聞かねぇ垣根帝督かぁ? 電極むしっとくべきだったなぁ。変な小細工しやがって」

垣根「その通り。面倒な細工をする一方通行とテメェにはしたがわねぇ垣根帝督だ」ニヤ

一方通行「テメェ、フザケてンのか?」ググッ

垣根「おぉ、おぉ、せっかく味方になってやろうってのになんだよ、その態度は」

一方通行「テメェがアイツにつかねぇ理由がねェだろ。さっさとそっち行けよ。もちろん手加減はしねェが」

垣根「ごちゃごちゃうるせぇなぁ。第一位なんだから頭で考えろよ」




垣根「木原ともあろうものが意味もなく俺を呼んだわけが無いだろ? 敵の増えるリスクまで背負ってな」

一方通行「…………」

垣根「フィアンマが外に来てる。虚数学区・五行機関を展開したのはおそらくあいつを封じるため……だよな?」

一方通行(フィアンマの野郎が!? まさか二人をここから逃がしたのは……)

木原「……はぁ、アレは俺ら研究者の手には余るもんだからなぁ。で、自分が呼ばれた理由は分かったのかな?」

垣根「バカにするなよ。それはAIM拡散力場の集合体なんだろ? つーことは俺が逃げちまったらフィアンマが動きやすくなるってことだよな?」

一方通行「……分かってたならさっさと逃げろよォ……」

垣根(フィアンマは今動けねぇ。今動けば、戦争の引き金になりかねない……って木原に言うわけには行かねぇな)

垣根「お前言ってただろ。この程度の相手に人を割くのは頭悪いってなぁ!」スック

一方通行「っ……」

垣根「と、いうわけで垣根帝督はもうちょいアプローチを変えてみようと思ってるとこだ」ニヤ

木原「おーけーおーけー。やっさしー一方通行の助言も聞かねぇってんだ。仲良く地獄で友情ごっこでもしてろや!!」ダッ


フィアンマ「…………」ガチャガチャ

フィアンマ「……なんだ……」ガチャガチャ

フィアンマ「AIM拡散力場が集まることにより、虚数学区・五行機関は存在できる……?」ガチャガチャ

フィアンマ「つまり、垣根はAIM拡散力場をだして俺様を封じるためだけに呼ばれたってことか?」ガチャガチャ

フィアンマ「…………」

心理定規「……あいつは大丈夫かしら」

打ち止め「それは口にすることじゃない。今は出来ることをする時なんだよ!ってミサカはミサカは元気づけてみる」

フィアンマ「……それなら、この学習装置、だったか? これをどうしたら虚数学区ってのは無くなるんだ?」

打ち止め「ああ、これならこうして、こうして、こうすればオッケイだよ。こういう時は壊すのは一番ダメなんだよってミサカはミサカは忠告も付け加えてみる」カタカタ

フィアンマ「よし……これでやれるな。俺様は裏方でも輝くんだ!!」バッ

心理定規「……ずいぶん頭の中が振り切れてる友人ね」

打ち止め「あの人も、あの人もそうだよってミサカはミサカは……」

心理定規「泣かないで。今できる事をするんでしょう? それなら非科学的だけど応援しましょう。レベル5が二人そろえば勝てない相手なんていないはずよ?」

打ち止め「う、うん」



垣根「ちっ、テメェらはこれでくたばってろ!」ザザザッ

垣根(フィアンマはまだか? 能力なしはちょっときついぞ)

一方通行「……やっぱり最新式の装備は堅ェなァ」パンパン

一方通行(こりゃ能力使用モードは切っとくべきか)カチ

木原「拍子抜けさせんじゃねぇよ。あんなに言っといてこの程度たぁレベル5ってのは間違えだったようだな」

一方通行「笑わせンなよ。やっぱり暴走しても能力使うしかねェみたいだ」カチン

垣根「ま、ある程度コツは掴んだはずだしやるだけやろうじゃねぇか」バサァ

木原「いいねぇ、燃えてるのをひねりつぶすってのはな!!」



フィアンマ「AIMジャマーの解体ならおまかせ……とは言えないが、やるしかないみたいだな」

アックア「やっと追いついたのである……」

ヴェント「だから先に行けって言ったじゃない……なにしてるの、フィアンマ?」

フィアンマ「今更来たってお前らの活躍は無いんだからな。あと、集中してるから話しかけるな」

アックア「分解……いや、中心部の略奪の遠隔応用版といったところであるか。しかし何のためにそんなことを?」

フィアンマ「正解だ。あれはAIMジャマーといって、能力者の能力行使を邪魔するものらしい」

フィアンマ「見ろ、そのせいであいつらは苦戦を強いられているわけだ」

ヴェント「……そんなに邪魔なら壊せばいいんじゃないの?」

フィアンマ「それは俺様も思ったが、垣根が言うには、あれを破壊したら何か他のもの……例えば地雷が発動したり、機械の群れが襲ってくるなんてことが起こるかもしれない。あと打ち止めも言っていたな、壊すのは一番ダメだと」

ヴェント「だからその機械の中心だけ奪って無力化を図ろうってワケ?」

フィアンマ「そういうことだ。俺様だけで、いや、構造をほぼ理解した俺様にしかできない作業だから邪魔せずに帰れ」

ヴェント「わざわざ来たんだから、監視させてもらう」

アックア「そうであるな。さっさと終わらせるのである」

フィアンマ「……」



フィアンマ「いい話っぽくなってるけど邪魔なだけだからな?」

アックア「そんなことより一人忘れては無いか?」

フィアンマ「戯言を。お前が変なこと言ってる間に解体完了だ」


ガラガラガラ

一方通行(ジャマーがバラバラになった……)

垣根(やっとやったか。頭痛も消えてる)


垣根「おおーっと、翼が当たっちまったみてえだ。お前らの大事なもん壊したみたいだわ」ブン

一方通行「それくらい問題ねェ。俺たちの治療費で帳消しだァ……」ヨロ

木原「テメェら……ふざけんじゃねぇぞ!!」

木原(このためにどれだけ準備を重ねてきたと思ってる!!)

一方通行「何言ってンだよ。やっとこっちも本領発揮だ。たまには暴れねェと体がなまっちまう」

垣根「ま、レベル5ってのを味わうといい」


書き溜め全部出したのでとりあえず木原戦おしまいです。
このままだと収拾がつかなくなりそう・・・・・・


垣根「……」

垣根「……っ」パチ

垣根「え、ちょ、なんで死後みたいな白い空間に居るんだ! 俺はぁ!!」

垣根「死んだの? 俺死んだの?」

垣根「いや、俺たちは負けてねぇ。負けてないんだ! なら死んでるはずがねぇ」

垣根「っていうか目が覚めたらヒロインが傍にいるとか定番だろうが!」

垣根「ヒロイン……なんていねぇが。うん」

垣根「せめてここに何かが出てくるんじゃねぇの?」

垣根「死神とかが出てきてお前は死んだって言うのも定番中の定番だろ?」

垣根「おおおおおおおーーーーーーーい!!!」


垣根「……ええと、え、マジで? 叫んでも何も起こらないの?」

垣根「俺は木原を倒して、で、どうなったわけだ?」

垣根「うーん、思い出せねぇよ」

白垣根「こんにちわ」スウッ

垣根「え? 俺? いや、でも、妙に白いな……」

白垣根「ははは、私はあなたであってあなたでは無い……まあ、別のあなたと考えてもらえばいい存在です」

垣根「別の俺は白いの? 未元物質でできてるの? もしかしてこの空間も未元製なの?」

白垣根「そんなところです。でもこのあなたなら私が出る幕はなさそうですね」

垣根「ええ? 何のことを言ってるのかわからねぇんだが」

白垣根「いえいえ、気にしないでください。こっちの話ですから」


垣根「…………」

白垣根「どうしました?」

垣根「てめぇやっぱりおかしいな……俺とは思えねぇんだ」

垣根「言うなれば頭の中で囁く天使みてぇな」

白垣根「…………それはあながち間違いではありません。私はあなたのある部分を強く受け継いだ個体ですので」

垣根「は? 俺は妹達みてぇにクローンが作られるのか?」

白垣根「いいえ、そういうわけではありません」

白垣根「とりあえず今のあなたは憎悪や悪意にまみれているわけではない、ただの垣根帝督ですから」

白垣根「私の出番無いんじゃないの、と思い出てきただけです」



垣根「……ということは将来出る予定だったお前が出番無さそうだから今のうちに出てきたってことか?」

白垣根「はい」

垣根「出番欲しいだけなのかよ!!」

白垣根「まあ、本音を言えばそうですけど、それだけの為に出てきたと思われるのも癪です」

垣根「思われてるからな?」

白垣根「だから一つだけ言っておきます。心理定規さんや打ち止めを守ろうとした気持ち、それを忘れないでください」

垣根「…………」

白垣根「それではまた、そろそろ目を覚まさないと……心理定規さんをこれ以上泣かせないでやって下さい」スウッ

垣根「おい、お前!!」バッ



白垣根『大切な人は大事にしてやれよ、俺』


とある病院


垣根「はっ!!」パチッ

一方通行「ん? ……やっと起きたか」チラ

垣根「あ、あれは夢か……」

一方通行「いや、夢じゃねェよ。ほら」ユビサシ

心理定規「…………」スースー

垣根(大切な人は大事にしてやれよ……か)ハァ

垣根「……そうみたいだな」スッ ナデナデ

一方通行「……」ナマアタタカイメ

垣根「何見てんだよ!」

一方通行「静かにしろ。今は夜だ、起こしちまっていいのか?」

垣根「……そうだな」ナデナデ

一方さん中心で書くつもりだったのに垣根中心になりつつある……
今日はここまでです



垣根「で、木原はどうなったんだ?」

一方通行「ああ……それは後で話す」

垣根「何か事情があると見た。じゃあ今の俺らの状況は?」

一方通行「入院延期だと。まああの事故と同程度のケガをしたわけだし当然か。動けねェ生活に逆戻りってことだ」

垣根「他には?」

一方通行「心理定規と打ち止めは無事だ。」

一方通行「……非常にいいづれェコトだが大丈夫か? 心の準備は」

垣根「大丈夫だ、問題ない」

一方通行「ジャマーねェししばいていいか?」

垣根「そんなことより続き気になるなぁー」




一方通行「ちっ、フィアンマも病院生活に逆戻りだ。今回は正真正銘のな」

垣根「回復とかできるんじゃなかったの? あいつは」

一方通行「俺が知るわけねェだろ」

一方通行「そして一番言いにくかったことが……」ジー

垣根「おい、あれは……」ビク


垣根「木原じゃねぇか!!!!」

一方通行「混乱しているであろうていとくンにコトの顛末をはなしてやる」

垣根「本当に混乱してるから!!」

一方通行「だから黙って聞いてろォ」



〜〜〜3日前(夜)・とある病院〜〜〜


一方通行「…………っ」パチ

一方通行(白い…………天井? ってことはここは…………)

打ち止め「あ、あなた!! やっと起きた、やっと起きたよぉってミサカはミサカは……うっ、う」エグエグ

一方通行「……打ち止め……すまねェ、心配かけちまったか」

番外個体「そうだよ、あんたは木原数多を倒したあと気を失ったわけ……それが三日前だ」ウッ

一方通行「オマエ……」

番外個体「っ、ミサカはおちびの影響受けてるだけだから。嬉しくもなんともないからね」

打ち止め「本当に良かった……ってミサカはミサカはあなたに抱きついてみるぅぅ」ヒシッ

一方通行「…………それで、垣根はどォなンだ?」ダキッ

打ち止め「……まだ起きてないんだよってミサカはミサカは隣のベッドに突っ伏してる心理定規さんに目を向けてみる」

番外個体「それより、さりげなくおちびに手を添えてることにミサカは殺意を覚えてるんだけど」パチパチ

打ち止め「まだまだ幼い妹には早い世界よってミサカはミサカは胸を張ってみる」

番外個体「ないだろ!!」

一方通行(……日常に戻ったってことか…………垣根も俺に倒されても死なねェ野郎だ)

一方通行(必ず戻ってくる)


一方通行「で、木原の野郎は?」

打ち止め「……………………」チラ

番外個体「ちっ…………それはミサカが言うしかないか」

一方通行「何かあったのかァ?」

番外個体「あったもあった。実は木原は死んでなかったんだよね……」

一方通行「それは、まさか……」

番外個体「逃げられたわけじゃないよ。むしろもう自力で動けないくらいにはボロボロ」

番外個体「強いていうなら、あなたに倒された後の垣根帝督一歩手前程度にはボロボロだったね」パラパラ

一方通行「ちっ、まだ生きてやがったってことか」

番外個体「それどころか、そこにいるんだよ、今回の黒幕が」ユビサシ

一方通行「はァ? そりゃ訳わからねェンだけど。何故同じ病室に、同じ病院にいるんだァ!!」

打ち止め「……あなたたちが彼のことを見張るのが一番安心だと思ったからじゃないかなってミサカはミサカは思いついたことを言ってみる」

番外個体「あと二週間は目覚めないらしいからその間に決めないと」

一方通行「いや、俺は監視の案に対して反対しねェ。むしろそれが一番楽だァ」


〜〜〜〜〜〜〜〜

一方通行「とは言ったものの監視するとなるとだいぶ面倒だなァ」

一方通行「敵どうしだってのに同じ部屋とか毎日精神すり減らさねェとならないよな」

心理定規「…………そうね」

一方通行「…………やっぱり殺した方が手っ取り早いンだよな」

心理定規「……私もそう思うけど」

一方通行「…………」

今日はここまでです


〜〜〜〜〜〜〜〜

一方通行「ってことだ」

垣根「最後のいらねぇ気もするけど」

一方通行「何言ってンだ。テメェがどれだけ心理定規に心配かけたか分からせてやっただけだァ」

垣根「……そういう魂胆か」ナデナデ

一方通行「オマエ、いつ見てもなでてンな」

垣根「…………」ナデナデ

一方通行「ノーコメントかよ」

一方通行「ちっ、話を戻して、オマエはどうしたい?」

垣根「木原か? それなら俺は監視でいいけど」

一方通行「……甘ェな。俺は監視の場合、最低条件でベッドにくくりつけるというのを提示したいンだが」

垣根「…………確かにアイツは二人を人質にしたんだからな」

一方通行「……ベッドに拘束でも十分過ぎるほど危険なことは分かってる」

フィアンマ「俺様もいるから問題ないぞ」デデン


垣根「そうか、フィアンマなら神の右席の魔術師だから木原には対処できねぇのか」パラパラ

フィアンマ「そうそう。本気の俺様にかかれば朝飯前ってわけだ」

一方通行「……魔術サイドとか気にしなけりゃって話だろォが」

フィアンマ「億が一の時しか使う気はないがな。基本的にはお前たち二人で対処していくことになるぞ」

一方通行「じゃあ俺様がいるから問題ないぞ、とか言うンじゃねェよ」

フィアンマ「……怪我人にそんなこというもんじゃないぞ」

垣根「…………非常に言いづれぇんだけど、俺たちの方がひどい怪我だぞ」

フィアンマ「そんなこというなら、あの木原数多とかいう男の方がひどい怪我だ」

フィアンマ「つい最近まで一方通行戦後のお前みたいだった」

垣根「え、脳を三つに割るレベルまで行くともう怪我じゃない、死だから!」

フィアンマ「…………そうだな。見た目は人間じゃなかったから死と大差ない状態だったのは間違いない」


垣根「……思い出したくねぇ」

一方通行「とりあえず木原の野郎は殺さねェって方向でいいンだな?」

垣根「甘いとは思うけどな」

フィアンマ「俺様にかかればな」ドヤ

一方通行「ラストチャンスだ。仏の顔も三度までって言うしな」

垣根「お前仏じゃねぇだろ」

一方通行「ことわざだ。いちいち突っ込むもんじゃねェから」

垣根「前は一度でアウトだったじゃねえか」

フィアンマ「基本そうだろ。見逃すかは気まぐれだ」

垣根「一度は見逃しの精神を持てよ」



一方通行「ンだァ? 一般人には極力手は出さねェとか言ってたくせに花ガールやってたじゃねェか」

フィアンマ「は、花、ガール……ガール」プ、クスクス

垣根「お前がガールって言うのは似合わねぇからやめることを強くお勧めする」

一方通行「……話逸らしてンじゃねェよ」カァ

フィアンマ「そう言いつつ顔を赤くしているっていうな。元が白いからバレバレだ」

垣根「そこは言わないでやるのが優しさなんだよ……」

垣根「で、俺の答えだが、あの場合俺の極力の範囲を超えただけだ。それでも殺す前にチャンスをやってただろ?」

一方通行「……あれチャンスかよ」

垣根「もちろん。一発で殺すのもかわいそうじゃねぇか」

フィアンマ「……思ったんだけどいいか?」

また昼か夕方に来ます

それでは少し投下します。
アドバイスなどあったら言ってもらえるとありがたいです。


一方通行「何だァ? 突然」

フィアンマ「つい最近あんなことがあったのにずいぶんケロッとしてるなって思っただけだ」

垣根「……俺自身がケガすることはほとんどねぇが、暗部ではこういうのが日常茶飯事だったからな」

一方通行「誰も死ななかったンだからこんなもんだろォ? ローマ正教の暗部さン?」

フィアンマ「俺様はそもそも活動する機会がほとんどないから何とも言えないな」

垣根「暇アピールとか本当に要らねぇから。まじで要らねぇよ」

フィアンマ「そんなに怒るな……俺様もそろそろ眠くなってきたんだから…………」

一方通行「唐突だなァ。寝たけりゃさっさと寝ろォ」

垣根「意外と優しいんだな」

フィアンマ「お言葉に甘えて…zzzzzz」

一方通行「なンか既視感があるンだが……」


垣根「ふう、それじゃあ、俺も寝るか」

一方通行「あ?」

垣根「何だよ、話し相手ならできねぇよ?」ナデナデ

一方通行「ンなもん要らねェよ、俺は寝るし」

垣根「つまりどういうことだ?」

一方通行「朝までなでなでしてろ」

垣根「はっ! 訳分かんねぇよ!」

一方通行「…………」zzz

垣根「返事なしでおやすみかよ。ここの奴らは揃いも揃って話聞かねぇやつばっかじゃねぇか……ちっ」


心理定規「…………」モゾモゾ

垣根「……そういやジャマー無いんだっけ」ファサ

心理定規「……」ミゲンブランケット

垣根「……ねみぃな、一方通行は何がしてぇんだよ」ハァ


心理定規「ん…………」ムクッ

垣根「お」

心理定規「……いつの間に…………」

垣根「……? 起きたのはついさっきだ」

垣根「お前、怪我とかはねぇか?」

心理定規「……」

垣根「何黙ってんだ? 怪我とかしてるならちゃんと言えよ」

心理定規「……怪我はしてないわ」

垣根「なんだよ、焦らせやがって」

心理定規「……何言ってるのよ」


垣根「あ?」

心理定規「焦ったのは、心配したのはこっちよ。なんであんなに大怪我してるのよ」

垣根「……大怪我って言われても」

心理定規「助けに来てくれたのは嬉しかったけど、あなたがそんなにボロボロになる必要があったの?」

垣根「ちっ、てめぇこそ何言ってんだ。怪我したのは単に俺の不手際だ」

垣根「上手くいけば颯爽とお前を連れ出せたはずなんだ。ボロボロになるなんて予想外だ」

心理定規「…………本当に、もしかしたらあなたが死ぬかもって思ったのよ。すごく心配だったの」

垣根「俺のことを心配する人間なんか居ねぇんだから、分かるわけねぇよ……」チッ

心理定規「……今は居るの。ゴーグル君だって心配してたのよ」

心理定規「口には出さないだろうけどフィアンマさんと一方通行も」チラ

垣根「……」


心理定規「長い間眠ったままのあなたなんて見たことがなかった」

心理定規「大怪我して入院なんてのもインデックスの件だけ。あれは私も悪かったけど」

心理定規「とにかく、あなたの体はもうあなただけのものじゃないってこと。私はいいけど、みんなには心配かけないであげて」

垣根「…………すまねぇ。そんなこと気づかなかった」

心理定規「それは私じゃなくてみんなに対して思っていればいいわ。一方通行とかはそんなこと言われるのは不本意だろうしね」

垣根「そうだな……あいつはそういうやつだ」ククッ

心理定規「……それじゃあそろそろ寝たほうがいいわ。私もこの誰かさんのブランケットをかけて寝るわ」バサ

垣根「…………」

心理定規「その前に……いや、まだやめておくべきね。おやすみ」

垣根「あ、ああ。おやすみ」

垣根(心配、か。俺にもそんなやつがいたなんてな……)

垣根「あー、もう寝よう……」zzz

また夜に来れたら来ます

〜〜〜〜〜〜〜〜


垣根「にしてもだいぶ体やっちまったな。お互い」

一方通行「どォしたンだ、急に。確かに轢かれた時より少しマシ程度の怪我だからなァ」ジー

フィアンマ「なんだ? こっちを見て」

一方通行「いや、何でもねェ」

垣根「フィアンマは実際のところどんな感じなんだ?」

一方通行「高速回転しても数日で退院だろォ?」

フィアンマ「……俺様でもできることと出来ないことがあるからなぁ」

フィアンマ「まあ、怪我の程度としては自力で動けないくらいか。今回は人生初と言っていいほどの怪我だ」

垣根「そういう俺は怪我しないんだぜ自慢いらないから」

一方通行「……脳切られたやつは言う事がちげェな。重みってモンがある」

垣根「頭撃たれた奴に言われたくねぇよ」


…………コンコン


一方通行「……誰だァ?」

垣根(心理定規か?)

フィアンマ(アックアなら追い出そう)

一方通行(打ち止めか? 番外個体はねェか)


???「木原円周っていいます。入るね」ガラガラ

円周「……聞いてた通りすごい人ばっかりだね。超能力者の二人が同じ部屋ってすごいな……」キョロキョロ

フィアンマ「え、何者だ?」コソ

一方通行「俺に振るな! 木原って名前だし木原くンの親族じゃねェの?」コソ

垣根「いや、知らねぇから。でも木原の一族っぽくない雰囲気じゃねぇか」コソ

一方通行「ただの少女って感じだよなァ?」コソ

フィアンマ「少女っていったのか? ダメだ、俺様は聞こえてない………」プププ



円周「あれ、まだ数多おじちゃんは起きてないんだね」トコトコ

円周「うーん……」

垣根「えっと、円周、ちゃんは何をしに来たんだ?」

フィアンマ「ちゃん、違和感なしだ」ウンウン

一方通行「おォい!」

円周「うん、こういう時、『木原』ならこうしないのは分かってるんだけど」

円周「数多おじちゃんのお見舞いに来たの」

円周「でも、まだ起きてないみたいだね……」シュン

垣根「そうか。じゃあ起きたら連絡してやろうか?」

円周「本当に! じゃあメールアドレスあげるね」サラサラ

垣根「はいよ」

円周「ちゃんと連絡してね?」

垣根「はいはい」

円周「ありがとう! 第二位のお兄ちゃん!」タッ

円周「あれ、こんなこと言うのは『木原』らしくないかも……まぁいいか」タタター



一方通行「なんだったンだァ?」ハァ

フィアンマ「連絡してやるのか?」

垣根「まぁ、そのつもりだけど。悪いのは木原数多であって木原円周はただお見舞いに来ただけの少女だ」

フィアンマ「それもそうだな」

一方通行「にしても驚きだなァ、木原って名前なのにただのガキってのは」

垣根「犬がいるんだからそれくらい普通じゃねぇの?」パラパラ

フィアンマ「木原の犬がいるのか? ペットってことか?」

垣根「そんなの俺は知らねぇよ。でも名前はペットっぽくねぇな」パラパラ スッ

一方通行「みたいだなァ」

フィアンマ「おい、見えない! 俺様は遠いから見えない!」

一方通行「木原幻生だと」

フィアンマ「嘘をついても俺様の観察眼はごまかせないぞ」ニヤニヤ

フィアンマ「俺様だって持ってるからな」ジャン

一方通行「なら始めからそれを見ろ」

垣根「お前もいい加減に持って来いよ」

一方通行「普通は持ってるよ、みたいな言い方すンな」

円周ちゃんかわいいです……
今日はここまでです。


フィアンマ「まあまあ、ケンカはよくないからな」

垣根「ケンカじゃねぇよ、教育だよ」

一方通行「俺寝てもいいか?」

フィアンマ「まあまあ、そう言わずにな?」


コンコン

垣根「またか。今日は見舞客が多いな」

フィアンマ「誰だ?」

???「一方通行ー? 俺だよ、俺」

一方通行「……俺って名前の知り合いは居ねェ」

垣根「オレオレ詐欺かよ」

フィアンマ「引っかからないからな!!」

???「……これはもしやお取込み中だったかにゃー?」

一方通行「……認めたくはねェけど、土御門だな?」

土御門?「おお、よく分かったな。目を覚ましたって聞いたからお見舞いに来たんだぜい」ガラガラ

土御門「今日もいいもん持ってきたぜい、特に垣根にはオススメの物ばかりだ」

垣根「おお? さっさと見せろ」

土御門「まあ、そうがっつくな。傷開くぞ」ドン

垣根「うおおおおおお!!」ムシ


一方通行「おい、変なモンもってくンじゃねェよ。俺の中のオマエのイメージが地の果てまで下がンぞ」

土御門「そんなこと気にしないさ」

フィアンマ「イメージって重要じゃないのか?」

土御門「男どもにどう思われようと……な?」

フィアンマ「なるほど」

一方通行「納得すンじゃねェ!」


~~~~~~~

土御門「とりあえず木原戦お疲れだにゃー」

フィアンマ「本人の前で言うのか」

土御門「気を使う必要性がないからな」

垣根「この程度で晴らせる恨みじゃないからな」

一方通行「だなァ」

フィアンマ「仏の顔はなんだったんだ」


一方通行「恨みを晴らすって言っても別に殺すわけじゃねェ」

垣根「ま、高校生のいじめ程度のことしかしねぇよ」

土御門「その程度が木原数多に効くとは思えないけどな」

一方通行「じゃあ小学生レベルかァ?」

垣根「ウザさで言えば最高ランクだな」

フィアンマ「中学生レベルはどうなんだ?」

土御門「……俺のイメージだと周りを削り取っていくって感じだな」

垣根「罰ゲームの告白とか、こいつと話したら次はお前がターゲットな、とかか」

一方通行「腐ってンな」

フィアンマ「ネチネチしてるな」


垣根「まあ? 実際その程度じゃ恨みは晴れねぇんだけどな」ハハハ

一方通行「たりめェじゃねェか」ハハハ

土御門「まあ、木原数多にはそんな手段は通じる筈がないぜよ」ハハハ

フィアンマ(こいつら……絶対歪んでる)


ガラガラ

一方通行「とは言ったが木原くンに周りがなくなる系の嫌がらせしても意味ねェと思うぞ」

垣根「だな、そんなのに頓着しねぇよ」

土御門「じゃあやっぱり物理か?」


上条「なんだか楽しそうな声がしたから来たぞー」カツカツ

フィアンマ(松葉杖……また怪我したのか?)


一方通行「それがいいかもしれねェな。猟犬部隊もいねェし」

垣根「色々邪魔するのはどうだ? かなりイラつくぜ」

土御門「なるほどなるほど」ウンウン


上条「……みなさん、何を話してるんでせうか……」カツ…カツ…

フィアンマ(反応してあげないのか?)

フィアンマ「か、上条か。あの時はすまなかったな」

上条「……え、ああ。みんなには謝っといたから大丈夫だ」

フィアンマ「そうか……はは、とりあえず座るか?」

上条「じゃあお言葉に甘えて……」カツカツ、スタ


午前はこんな所です。
シルバーウィークが終わったら一日一回の更新に戻ります


土御門「あまり病院には迷惑をかけない物を考えないとな……あれ、カミやん?」

上条「……あれ、気付いてなかったのか?」

垣根「ん? あ、上条か。集中してたんで気づかなかった」

一方通行「来たなら声かけてくれりゃァいいンだ」

上条「声、かけたんですけど」

土御門「ゴメンな、カミやん。今大事なこと話し合ってるから」

垣根「ま、しょげずにまた話しかけてくれ」





上条「……せっかく来たってのにこの扱い」

上条「不幸だ…………」

フィアンマ「ま、まぁ、俺様は同情してやるからな」

上条「そんな上からの同情はいらない」

フィアンマ(面倒くさ)

フィアンマ「は、はは」

上条「こんなお土産も持ってきたのに」

フィアンマ「ん? 何を持ってきたんだ?」

上条「とある魔術の禁書目録……」ドサ

フィアンマ「……宣伝に来たのか?」

上条「一方通行が持ってないらしいから話についていくために必要かと思って」

フィアンマ「そ、そうか。そうだよな。うん、喜ぶんじゃないのか? 後で渡してあげるべきだ」



上条「そうか! あとこれ」スッ

フィアンマ「ふりかけか?」

上条「そうだ。雲川先輩が持ってきてくれたんだよ。多過ぎるからおすそ分け」

フィアンマ「……ご飯か。ありがたく貰っておこう」

上条「おう、焼肉味、んまい棒味、コーンポタージュ味、ナポリタン味、牛丼味……その他もろもろだ」

フィアンマ「学園都市というものは思ったより強いのかもしれないな……。これをご飯にかけて食べるのか」

上条「いや、俺は普通にゆかりが一番好きだ」

フィアンマ(鮭ふりかけが良かった、というのはわがままだろうか)

上条「あと、吹寄からも貰っててな」スッ

フィアンマ「……それは効果音が違う気がするぞ。ドサッだろう?」

上条「お、おう」ドサッ

上条「能力向上パン、30種の栄養素が入った特製ヤクルコ、足りないビタミンを補う野菜ジュース、30秒チンで簡単アルデンテパスタ、ってところか。要らなくても押し付けるからな」

フィアンマ「……み、みんなで分けて食べることにしよう」ゴソゴソ

今日はここまでです。


フィアンマ「それで、お前はまた入院したのか?」

上条「安心していいぞ。今回は腕切られなかったから」

フィアンマ「そんなにグチグチ言うなら俺様も相手してやらないぞ」

上条「って言うのは冗談で」

フィアンマ「面白い冗談だな」

上条「……も、もう少しで梅雨だろ?」

フィアンマ「時系列の時の字もないけど、そうだな」

上条「梅雨になると髪の毛が言うこと聞かなくなってな」

フィアンマ「なんだ? それ以上ツンツンになるのか?」

上条「いや、これはセットだから、意図的にやってるんだ」  



フィアンマ「え? そうだったのか。じゃあ湿気でどうなるんだ?」

上条「ぺたんってなっちゃうんだよ」スッ

フィアンマ「ぶっ、お、俺様を殺しにかかってるだろ」 

上条「その反応が上条さんの精神を殺しにかかってるからおあいこだな」

フィアンマ「で、ぺたんってなるからどうしたいんだ?」

上条「ツンツンにセットしたい」

フィアンマ「それは土御門に聞いた方がいい情報を得られると思うぞ。俺様はツンツンじゃないからな」

上条「分かってた」

フィアンマ「ならなぜ!」

上条「土御門は話してたからな。お前が知っているというほとんどない可能性に賭けたんだけど無駄だったみたいだ」

フィアンマ「そんなお前には失望した、みたいな話し方は無しだろ」

上条「事実だし」

フィアンマ「言葉の暴力ってのも実際存在するものなんだな」



土御門「おい、フィアンマ、案がまとまったんだが」

フィアンマ「まだやってたのか」

一方通行「まあまあの出来だと思うぜェ」

上条「ん? 何やってたんだ?」カツカツ

垣根「普通にk

土御門「言うな。カミやんには言うな」

上条「え、ハブられてるの?」カツカツ

土御門「違うぜい。ただカミやんにはキツすぎる話だから」

一方通行「そォだ。今回はヒーローは厳禁だ。みな悪党として行かせてもらう」

垣根「ってことだ。上条、お前にはまだ暗すぎる世界だ。というか、俺ら自身がお前にはこんなことして欲しくねぇだけだ」


上条「……何をする気かわからないけど、あまりやりすぎるなよ?」

一方通行「当たりめェだ。引き際の分からねェヤツに待ってるのは後悔だけだ」

垣根「心配するなよ。俺たちはこれでも学園都市の暗部をくぐり抜けてきた猛者なんだから」

土御門「それは自分で言うことじゃないぜよ」

フィアンマ「おい、まとまった案ってのは?」

土御門「ああ、ちょっと待つにゃー」スタスタ

土御門「はい」チラシノウラガミ

フィアンマ「日本語か……」ジー

土御門「ここは日本だからな」

上条「…………な、なんだか黒いオーラを感じるから上条さんは帰りますね」

一方通行「おゥ、暇になったらまた来いよォ」

垣根「またなー」

土御門「後でカミやんの方にも行くから待ってるぜよー」

上条「おう、来いよ」ガラガラ


フィアンマ「おい、これは……」

土御門「どうだ?」

フィアンマ「しょうもないな。全然破壊の意志が感じられないぞ」

一方通行「ど、どォいう事だ」

フィアンマ「つまり、やるなら徹底的にやれってことだ」

垣根「なるほど……僅かな良心が歯止めをかけていたのかもしれねぇな」

フィアンマ「そう、僅かな良心があるんだからこんなことはy 土御門「よし、お前ら、考え直すぞ!」

一方通行「仕方ねェな。四人で納得しねェと実行には移せねェ」

垣根「流石神の右席のリーダーだな。足りねぇ部分をしっかり把握してやがる」

フィアンマ(お…………おう、なんか想像してたのとちげぇな)

土御門「……でも今日は無理っぽいな」

垣根「え? どうしてだ」

土御門「もうすぐで舞夏が帰ってくる時間だからにゃー」

一方通行「なるほど……じゃあ、ラインで相談するしかねェな」

今日はここまでです。
乙コメありがとうございます!!

昨日は更新できなくてすみません。
かぜで寝てました。
今日は家帰ったら更新するのでよろしくお願いします


土御門「ボス、また案考えてくるからアドバイスよろしくにゃー」

垣根「よろしくな、ボス」

一方通行「そんなワケらしい、ボス」

フィアンマ「あ、ああ」

フィアンマ(もう、こいつらに好き勝手やらせたら大変な事になる……俺様がコントロールしないとならないな)

土御門「それじゃ、またにゃー」

垣根「上条のとこ行くんじゃねぇのか?」

土御門「あー、それは今度でも大丈夫だぜい」

土御門「それじゃ、ラインで連絡するぜいー」

一方通行「分かったからさっさと帰れ」

土御門「はいはい、じゃーにゃー」ガラガラ


一方通行「それじゃ、悪意の塊を作るとするかァ」

垣根「だな」

フィアンマ「…………」


フィアンマ「考えてるところ悪いが」

垣根「いや、大丈夫だ。問題ない」

一方通行「言いたいだけだな」

フィアンマ「上条がお土産おいていったぞ」

垣根「これは、ふりかけか…………え!」

一方通行「パン? 内臓がクソ弱ってるから食えねェ……食事制限が無かったらアイツが持ってきたモノだし食ったンだが」

垣根「賞味期限来年だぜ」ニコ

一方通行「……その笑顔が妙に似合っててうぜェ」

垣根「そりゃねぇだろ! あつかい最悪じゃねぇか」

フィアンマ「そうか、お前らは中が逝ってるから食べ物を口にするのはダメなんだったな」

フィアンマ「元気そうに見えたから忘れていた」

垣根「ちっ、弱ってるように思われるのは癪だからな」

一方通行「もやしだと思われるわけにはいかねェンだ」

フィアンマ「……意外に苦労していたんだな」

垣根「超能力者って肩書きがあるから仕方ねぇよ」

一方通行「まァ、そんなワケだ」

フィアンマ「ま、無理はしないようにしろよ?」


~~~~~~~~


一方通行「……あ、診察の時間だァ」カチ

垣根「え、来てくれないの?」

フィアンマ「基本的に移動できる患者にはリハビリも兼ねて自分で診察室まで来てもらうようにしてるらしいな」

垣根「おお、前はカエルが来てくれたのはそういうことだったのか」

一方通行「おい、オマエも呼ばれンぞ」

垣根「え? 一緒に診察されるってことか?」

一方通行「知らねェよ。おら、さっさとしろ」

垣根「……なるほど、能力を使えばいいのか」バサ

一方通行「飛べるってのは楽でいいな。俺は風がねェと飛べねェ」」

垣根「……風起こしてやろうか?」

一方通行「バランス崩すンじゃねェのか?」

垣根「それくらいで崩れたりしねぇよ。常識なんて通用しねぇんだから」

一方通行「……」

垣根「んじゃ行ってくるわ」

フィアンマ「気を付けて行けよ。他の患者にケガさせても俺様は知らないから」

垣根「はいはい」


垣根「おわわわわ」グラグラ

一方通行「だから言ったじゃねェか。風を制御下に置かねェとバランス崩すってよォ」ビュンンビュン

垣根「んなこと知ってたから!! 強風の中でも飛べるから自信があったってのに」ヨロヨロ

一方通行「強風でも風をコントロールできてただけだろ」

垣根「お前にそんなこと言われるとは……プライドズタズタだ」ユラユラ

一方通行「ああ、そォかよ」

垣根「あしらい適当すぎだろ……おい、ちょっと見ろよ」スー

一方通行「あ? あいつは……」

今日はここまでです。
少なくてすみません


おもしろい


???「あいつにはこれでいいわよね」ガコン

???「いえ、ミサカは彼の好みは分からないので答えかねます、とミサカは返答します」

???「それなら、ヤシの実サイダーみたいな無難なものがいいわね」ピッ ガコン

???「普通の飲み物はないのですか、とミサカはたずねます」

???「チャレンジ精神が大事なのよ、何事においてもねー」ピッ ガコン

???「では、このゲコ太のアロエヨーグルトジュースなどはどうでしょう、とミサカはお姉さまに提案します」

???「うわっ、気づかなかった。これも買っておこっと」ピッ ガコン


垣根「……第三位か? 面識ねぇからよく分からねぇけど」バサバサバサバサ

一方通行「……あれは、オリジナルと妹達だァ」

垣根「えっと、実験のやつか」バサバサバサバサ

一方通行「あァ……そォだ」ムムム

垣根(こりゃただならねぇ因縁がありそうだ……)

垣根「……さっさと行こうぜ」バサバサバサバサ

一方通行「いや……気づかれたみたいだァ」

垣根「乙じゃねぇか」バサバサバサバサ




美琴「……あんた、なんでここにいるの」タタッ

一方通行「…………見て分からねェのか?」

御坂妹「入院してるんでしたね、とミサカは上位個体からの情報を思い返します」

美琴「いや、それくらいわかるわよ……」

美琴「だから私が聞きたいのはなんであんたが怪我して、しかもここに入院しているのかってこと」

一方通行「あ? 入院しちゃダメなのかァ? ケガもダメかァ?」

垣根(喧嘩腰すぎるだろ……)

一方通行「まァ、普通に車に轢かれただけだァ。ここに運ばれた理由は俺だって知らねェよ」

御坂妹「付け加えます、とミサカは手を挙げます」

御坂妹「彼はどうやら上位個体を身を呈してかばったようです、とミサカは意図的に隠された事実を付け足します」

美琴「……そう。でも、あんたがこの子達にしてきたことを考えたらそれくらい当然でしょう」フン


垣根「ま、今回は病院だしやめておこうぜ、第三位? つっ……」スタッ ビシィ

一方通行「痛っ、突然やめンなよ!」ズドッ

美琴「え、あんたは誰よ。バサバサうるさいし、一方通行の仲間?」キョトン

垣根「いや、違う。間違ってももう二度とそんなこと言うなよ? バサバサとかメルヘンとか」

美琴「メルヘンは言ってないわよ……じゃなくて、ねぇ、この人何者?」チラ

一方通行(シカトしてんじゃねェぞ)ムカ

御坂妹「メルヘンさんだよー、と上位個体は言ってますが、それが本名とは考えづらいです、とミサカは表情を曇らせます」

垣根「表情曇ってねぇじゃん! むしろ真顔っ!」

一方通行「コイツはいつもこンな感じらしい。許してやれ」

垣根「上から言ってんじゃねぇよ!」

一方通行「事実だろォ? 俺の方が上なのはよォ」ニヤ

美琴「大して知らないくせに妹を語るな!!」ビリビリ



御坂妹「あの、すごい注目されてますよ。メルヘンなホスト、潰れているてるもやし、叫ぶ常盤台生徒、その少女と瓜二つのミサカ。目立つために存在するようなメンツですよ、とミサカは三人に助言します」

垣根「もうメルヘンじゃねぇだろ! ふざけるな!」

一方通行「目立つって言われてもなァ。俺は基本的に普通にしてても目立つンだ。今更気にしてられねェよ」

垣根「そう、それだ。俺はこう見えてもモテモテだからなぁ。街ゆく人々がちらちら俺の方を見てくんだよ」

美琴「嘘つきは泥棒の始まりよ」

垣根「何言ってんだよ。俺は元、命の泥棒だぜ? むしろ泥棒稼業なんて終わってるさ」

美琴「え?」

垣根「あっと、ちげぇ、愛の泥棒だ」ウンウン

御坂妹「言い回しがキモいですね、うーん、二十点です、とミサカはサクっと採点します」

垣根「十点満点でだな。いや、さすが俺」

一方通行「大丈夫かァ? いつもおかしいが、今日は拍車が掛かってやがる」

御坂妹「そういえば二人は何をしにここまで来たんですか、とミサカは首をかしげます」

一方通行「あ」

垣根「ああ!」

垣根「行かねぇと!! カエルの元へ」バサッ

今日はここまでです。
>>248 
ありがとうございます!



美琴「なんだったの……一体」

御坂妹「それはこっちのセリフです、とミサカは露骨にため息をついて見せます。はぁ」



……診察室……


カエル顔の医者「来た来た……待ってたよ」フゥ

垣根「なんだよ、金曜夕方のサラリーマンみてぇになってるぞ」

カエル顔の医者「患者の相手は疲れるからねぇ。君たちみたいなのとか」

垣根「遠回しに馬鹿にしてるよな?」

一方通行「全然遠回しじゃねェだろ」

カエル顔の医者「ま、そろそろ本題に移らせてもらおうか」

垣根「あー」クチアケル

カエル顔の医者「いや、診察じゃないから」

一方通行「診察じゃねェなンて聞いてねェぞ」

カエル顔の医者「言ってないからね」


垣根「はあ、診察じゃねえなら何の用だよ。さっさとしてほしいんだけど」

カエル顔の医者「それなら単刀直入に言わせてもらうけど、AIMジャマーの弁償を」

一方通行「何のことか分からねェな。俺は帰るからな」

垣根「逃げるなよ!!」

カエル顔の医者「僕は確かに患者が望むものは用意するし、治療のための工夫は欠かさないよ?」

カエル顔の医者「でもこっちも商売なんだ。無償じゃないんだよ」

カエル顔の医者「あれだけバラバラに壊してくれたくせに弁償する気が全くない君たちの非常識さに僕は呆れているよ」

垣根「……俺の行動にその常識は……」

カエル顔の医者「常識が通用しないのは君の能力だけだと思っていたけど……末期か」

一方通行「いきなり本性出してきたなァ。黒い、黒すぎる」

垣根「十万石まんじゅう……」


カエル顔の医者「黒いのは君たちの方じゃないのかな? とりあえず、請求書を黄泉川さん宅とスクールの隠れ家に送っておいたから」

垣根「え、まじか」

一方通行「ちょ、今すぐ払うからそれだけは勘弁だ!」

垣根「俺も同じく!」

カエル顔の医者「まあ、本当はまだ発送してないけど。はい、請求書」スッ

垣根「桁がやばいな。ぼったくられてねぇよな……」イチジュウヒャクセン……

一方通行「億だな」

垣根「0数えてたのに! っていうかデジャブじゃねえか?」

カエル顔の医者「さ、払って?」

垣根「う、カード払いでいいか?」スッ

一方通行「割り勘ってコトで頼む」スッ

カエル顔の医者「まいどあり!!」ニコニコ


一方通行「……別の一面が見れた気がする」

垣根「もう別の一面なんてかわいいレベルじゃないだろ」

垣根「もはや別人格だって。あれは搾取する人間の顔だ」

一方通行・垣根「はぁ」

美琴「あれ、診察終わったの? 随分消耗してるみたいだけど……」

一方通行「あ? オリジナルか」チラ

垣根「診察なんて受けてねえよ。何とも表現できないな……」ブツブツ

美琴「だ、大丈夫? さすがに心配になってきたんだけど」

垣根「いや、心配するほどのことじゃねえよ。はは」

一方通行「オマエが俺たちを心配するなンて柄じゃねェだろ」

垣根「俺たちって、俺は第三位に心配されない理由は無いからな? whiteなんだから」

一方通行「英語きめェぞ」

美琴「あ、大丈夫みたいね」


垣根「ところで、なんでまだここにいるんだ? 第三位は暇なのか?」

美琴「第三位、第三位しつこいなあ……暇なんかじゃないわよ」

一方通行「ならなンでまだここにいるんだァ」

御坂妹「あいつの病室どこかなんて聞けないし……黒子とかに見られてたら……はあ。とお姉様は呟いてました、とミサカは小声で状況報告をします」ヌ

垣根「あいつ? あいつって誰だ? お前は知ってるか?」

一方通行「上条のコトだろ。なァ?」

美琴「そ、そうよ。悪い?」

垣根「生ツンデレか。俺、つい数秒前までツンデレ好きかもしれねえって思ってたけど、ダメだ。萌えない」

一方通行「大丈夫だァ。それは次元の差。仕方ねェ境界なンだよ」

美琴「ごちゃごちゃうるさーい!!」

今日はここまでです。


御坂妹「これだとさっきの繰り返しになりますよ、すでに目線が……、とミサカはため息交じりに言います」

垣根「おっとそうだな。なあ、第三位、そんなに自分で聞くのができねえって言うんならそこのそっくり彼女に聞いてもらえばいいんじゃねえか?」

一方通行「確かに……」

美琴「そうはいっても……ねぇ」チラ

御坂妹「そんなの嫌に決まってるじゃないですかー、とミサカはふざけんなもやし、メルヘンという気持ちを押しとどめながら拒否します」

垣根「おい、殺っていいか? 命の泥棒が帰ってきたわ」

一方通行「……切れそうなのはテメェだけじゃねェ……ここは病院だし堪えろ」ギギギ

美琴「って、わけよ」

垣根「はぁ、そこはやっぱり自分で動かねぇと上条はゲットできねぇぞ?」

美琴「げ、ゲット!?」ビリリッ

垣根「あぶねぇな、ようは好きなんだろ? ライバルも多いらしいしアタックして行かねぇとな」ドヤ

美琴「にゃ、にゃにをふわぁ〜」ボッ


一方通行「おい……案内してやろォか?」

美琴「…ふにゃ〜……な、あんたに案内されるくらいなら自分で聞くわ!」

一方通行「ふーン、そうか。なら俺は帰る」

一方通行(空調の風でなンとか飛べるか……)

垣根「なぁ、いいのか? 俺は教えるつもりねぇよ? そして一方通行は帰るつもりっぽいぞ」

美琴「あ、一方通行、やっぱり教えてちょうだいよ」

一方通行「ちっ、俺はツンデレ好きじゃねェンだよ……はァ」

御坂妹「よかったですね、お姉様、とミサカは時間かかりすぎだろと思いつつお姉様と喜びを分かち合います」

垣根「あんたは余計な一言が多いぞ」



………上条の病室………


上条「あー、一方通行達より早く退院できると思ったんだけどこれじゃあ大差ないぞ」

青ピ「さっさと退院されると、僕は困るで、カミやん」

上条「え、お見舞いに来てる立場でそれ言うのはまずくないか」

青ピ「ノープロブレムやろ。実際、僕がここ来てるのはナースさんを見るという目的のためだしなぁ」

上条「ぶっちゃけたな……」

青ピ「と、いうことでそろそろ帰るか……」

上条「本気かよ!」

コンコン

青ピ「む、やっぱりもう少しいよか。カミやんのとこには女の子がいっぱい来るからなあ」ニヤニヤ

上条「下心が丸出しだぞ」ハァ

青ピ「僕を咎めるのは後でもできるんやから。今はガールを招き入れるのが優先やないの?」

上条「分かった……どうぞー」


美琴「……いた……」ガラガラ

垣根「んじゃ、あとは頑張れよー」バサバサバサバサ

一方通行「……だな」ビュン


青ピ「すごいものが見えた気がする」

上条「気のせいだろ、うん。多分そう」

上条(うむむ……よくよく考えたら、垣根と青ピがくっついたら大変なことになる予感しかしないな……)

上条「よぉ、御坂」スッ

青ピ(御坂……御坂……お嬢様学校、常盤台中の超電磁砲、御坂美琴か!!)カッ

青ピ「ここ、こ、こんにちは。御坂様!」

美琴「え、と、こんにちは……」アハハ…


上条(なんでそんなにカチカチなんだよ)

青ピ(だって、あの超電磁砲やで? すごいレアやろ)

上条(そうか? 上条さんはいつも電撃浴びせられてるけど)

青ピ(なっ! 羨ましい…………)

ジー


美琴「えっと、こちらの方はどなたなの?」

上条「ああ、こいつは俺の友達の青髪ピアス、通称青ピだ」

青ピ「本名じゃないんやな!」

上条「頭に浮かびませんでした。ごめんなさい」

美琴「じゃあ、青髪ピアスさん、よろしくお願いします」

青ピ「…………」フルフル

上条「どうした?」

青ピ「こ、こちらこそよろしくお願いしますうううぅぅぅぅぅ!!!」ズダーン

美琴「ちょ、なんであんた土下座してるのよ!」

上条「まあ、そいつはそういうやつだから。お前にあえて感激してるんじゃないか?」

美琴「顔をあげなさいよ……なんか私が土下座させてるみたいじゃない……」

ジー


青ピ「はっ!」バッ

上条「なあ、すごい視線を感じないか?」

青ピ「何を言うとるんや、土下座してたらそりゃ視線も集まるもんや」

上条「いや、ここは個室だぞ?」

美琴「ああ、ちょっと待ってて」タッ


青ピ「なんや、御坂様の知り合いの視線やったのか?」チラ

上条「いや、知らないから。あと様ってのはさすがに何か感じるからやめてくれ」

今日はここまでです。

御坂妹「こんにちは、とミサカは形だけの挨拶をします」ペコ

御坂妹「こちらはお姉様からのお土産です、とミサカは缶を積み上げます」

上条「御坂妹だったのか。久しぶりだな」

青ピ「え、妹なん? え、超電磁砲って双子だったんか!」ビックリ!

上条(どうするんだよ)

美琴(仕方ないわ、そういうことにしときましょう)

御坂妹(了解しました、とミサカは心の中でつぶやきます)

美琴「ええ、この子は妹なの。でも二人でやりくりしてるのは秘密だから、そこはよろしく」

青ピ「そりゃ夢のある話やな……よしっ、秘密にしとくわ」キラッ

美琴「え、ええ。そうしてもらえると助かるわ。むしろばらしたりしたら超電磁砲ってことで」ニコ スッ

青ピ「ひいぃ、そろそろバイトの時間やから帰るな、カミやん!」ダッ

上条「お、おう。気を付け……もういない」



上条「はぁ、あんまり脅してやるなよ」

美琴「そうはいっても口が軽そうだから仕方ないんじゃないかしら」

上条「はあ……」

御坂妹「気苦労が絶えないのですねーと、ミサカは他人事っぽく言います」

上条「まあ、そういうのも楽しいからいいんだけどさ」

御坂妹「そういえばお姉様、上位個体が早く来ないかなーとずっとうるさいのですが、心当たりはありますか? とミサカは顔をしかめながら尋ねます」

上条「相変わらずの無表情だな」ハハハ


美琴「……あ、待って、何か忘れてたような」

美琴(あ、女子会をしようって話だったじゃない!!)

美琴(せっかくのチャンスだったのに……まあいいわ、この子がいる時じゃこいつに言いたいことも言えないし)フウ

上条「何か心当たりでもあったのか?」

美琴「あはは、あったわ」

上条「なら急がないと。待ってるんだろ?」

美琴「そうみたい……ごめん、また来るから」

上条「げ、また来るのか!」

美琴「その反応は無いでしょ、はあ。とりあえずそいつを頼むわ」

御坂妹「分かりました、お姉様。いってらっしゃい、とミサカは笑顔で手を振ります」ブンブンブンブン



美琴「ああ、すっかり忘れてた……打ち止めちゃんがせっかくいい子を紹介してくれるって言ってたのに」ダダダダ

美琴「あの子の友達って言うくらいだからちっちゃい子なのかな……」

美琴「じゃない、とにかく急がないと」パサッ


フィアンマ(……うるさいな、外ぐらい黙って歩けないのか?)カツカツ

フィアンマ(ん? なんか落として行ってるじゃないか……松葉杖では拾いにくいってのに)カツカツ キャッチ


フィアンマ「おーい、そこのお前、何か落としたぞ」カツカツカツカツカツ

美琴「お前? もしかして私のこと?」

フィアンマ「ああ、これ、落としただろ?」ス

美琴「あ、ハンカチ。ありがとうございます……」

フィアンマ「なに、大した問題じゃない。俺様は寛大だからな」

美琴(ナルシストなのかしら……急いでいるのに)

フィアンマ「急いでいる時に引き留めてすまなかったな。 もう落とさないように気を付けるんだな」

美琴「いえ、松葉杖なのに拾わせてしまってすみません」

フィアンマ「それくらいはできないとな。では俺様は急ぐからな」カツカツ



美琴「行っちゃった……ってそんな場合じゃない!!」

今日はここまでです。
乙コメありがとうございます。


……外……


フィアンマ「打ち止めとの約束を破ったなんて知れたら一方通行の機嫌が悪くなって面倒だな……」カツカツ

フィアンマ(にしてもあのハンカチ女はなぜ俺様の後を追ってくる?)

フィアンマ(……お礼でもしたいってことなのか?)

フィアンマ(それとも敵か?)


フィアンマ(え、ここまで追ってくるってどういうことだ? 全速力出してるってのに、魔術も使ってるんだぞ???)

美琴(磁力ブーストかけてるのに、それと同じかそれ以上のスピードを出す松葉杖ってどういうこと???)

フィアンマ「……おい、どういうつもりだ?」ガガガガガガガガガガガガガ

美琴「それはこっちのセリフよ。なんで私が曲がろうと思ったところで曲がるの!?」ドドドドドドドドドドド

フィアンマ「俺様はそんな魔術は使ってない! つまり今は思考なんて読み取れない!!」ガガガガガガガガガガガ

美琴「魔術……?」ドドドドドドドドドドド

フィアンマ「あ、しまった……でも俺様が気にする事は無いか」ガガガガガガガガガガガ

〜〜同じ頃・喫茶店〜〜


カランカラン

店員「いらっしゃいませ、お一人様ですか?」

心理定規「いえ、待ち合わせしてるの」

店員「もしかして、茶髪のお子様でしょうか」

心理定規「立派なアホ毛の?」

店員「はい、そうです」

心理定規「……その子であってるわ。案内してくれるかしら」

店員「はい、かしこまりました」ペコ


打ち止め「あっ、きたきたー! こんにちはーってミサカはミサカは挨拶してみる」ブンブン

心理定規「ふふ、こんにちは」ニコ

打ち止め「あれ、心理定規さんだけ? お姉様とフィアンマくんはどうしたのかな……って、ミサカはミサカはたずねてみたり」

心理定規「フィアンマくん……え、彼が来るの? 彼は入院してる側でしょう?」

打ち止め「アドバイザーは必須です。それにフィアンマさんは比較的軽傷だから外出許可もおりるらしいですってミサカはミサカは下位個体の言葉を思い出してみる」

心理定規「そ、そう。で御坂さんはどうしたのかしら? 私が言うのもなんだけど、遅くない?」

打ち止め「むむ、さっきまで病院に居たみたいなんだけど……」ビビビ

打ち止め「あ、目撃情報更新! ものすごいスピードでこっちに向かってるみたいだよってミサカはミサカは町中の妹達の情報をまとめてみたり。あ、赤い人も並走しているみたい……だって。フィアンマくんかもしれないねってミサカはミサカは推測してみる」

心理定規「それ間違いなく例の二人でしょう……想像するだけでシュールね」フフ

ガラランガラン

心理定規「来たみたいね」ハァ


フィアンマ「なんだ、お前は!」カツカツ

美琴「そんなのこっちのセリフよ!」ドカドカ

フィアンマ「俺様は、神の右席の右方のフィアンマだ!!」ガツガツ

美琴「私だって御坂美琴って名前がちゃんとあるんだけどぉ?」ドカドカ

店員「お、お客様、お二人様でよろしいでしょうか」カタカタ

美琴・フィアンマ「待ち合わせ(よ・だ)!!」

店員「ひ、ひいい、かしこまりましたぁ!!」カタカタ


心理定規「なんだかすごい揉めてるようだけど……」

打ち止め「うーん、原因を目撃してた妹達はいないみたいってミサカはミサカはしょんぼりしてみる」

心理定規「落ち込むことはないわ。それにしてもなんでかしらね?」



美琴「はぁ、来たわよ……」ギロ

フィアンマ「来てやったぞ」ギロ

心理定規「え、ええ。とりあえず座って……」

美琴「……なんでこいつがいるのよ」スタ

フィアンマ「はぁ、もしかしてお前が御坂美琴なのか?」

美琴「さっき言った気がするけど、そうよ」

フィアンマ「そうか、それは済まないことをしたな」

美琴「?」

打ち止め「え、えっととりあえず自己紹介から始めようよってミサカはミサカは提案してみる」

心理定規「まあ、私は情報だけならあなたたちのことは知ってるんだけどね」

打ち止め(ギスギスしてないよね?)

心理定規(もう大丈夫でしょう)



美琴「じゃあ私からさせてもらうわ。御坂美琴よ。よろしく」

打ち止め「打ち止めだよ! よろしくってミサカはミサカは簡単に自己紹介してみたり」

心理定規「心理定規よ。よろしく」

フィアンマ「俺様はフィアンマだ。よろしくな」


美琴「ねぇ、女子会じゃなかったの?」ボソッ

打ち止め「アドバイザーなんだよってミサカはミサカは説明してみたり」ボソッ

美琴「ふーん、まぁいいわ」

今日はここまでです。

おつおつ
これはなかなかの掘り出し物を見つけたな…
応援してるよ


フィアンマ「さて、今日はどんな話をするんだ?」

心理定規「そうね。アドバイザーってのがあるのだからそれに応じたことを話すんでしょう?」

美琴「共通点は何かあるかしら……」

打ち止め「そんなの好きな人について話すに決まってるのだってミサカはミサカは自信満々に胸を張ってみたり」

美琴「す、好きな人…………?」ボッ

フィアンマ「なるほど。なら俺様がアドバイザーというポジションなのも納得だ。好きな人などいないからな」

フィアンマ「友と呼べる物なら最近少しできたけど」フッ

心理定規「…………フィアンマくん、のろけみたいなのはいらないわ」

フィアンマ「え」

打ち止め「アドバイザーなんだからそれはダメだよってミサカはミサカは文句をつけてみる」

フィアンマ「…………基本黙ってろってことだな……うん」



打ち止め「じゃあミサカがはじめに話してもいいかな? あの人の恥ずかしい話」ニヤ

フィアンマ「お、そういう路線の話か。俺様はぜひ聞きたいが」

フィアンマ「お前たちはどうだ?」

美琴「はぁ……私も聞きたい」ギラッ

心理定規「その方面の話なら私も腐るほど持ってるわ。ふふふふふふ」

フィアンマ「つまり?」

心理定規「もちろん、私も聞くわ」

打ち止め「了解。とっておきの話の数々、耳に焼き付けるといいってミサカはミサカは上から目線に言ってみる」

美琴「耳に焼き付けちゃうんだ……」


冬のある日、ミサカが熱を出して寝込んでた時のことなんだけど。
あの人は一日中つきっきりで看病してくれたの。
そんな時に見ちゃったお話し。


一方通行「おィ、大丈夫かァ?」

打ち止め「う、ん。大丈夫だよってミサカはミサカは答えてみる」ハァハァ

一方通行「……何か食べたいモノはあるか?」

打ち止め「……うーん、あなたがそばにいてくれればそれでいいかなって、ミサカはミサカは答えてみる」

一方通行「……そォか。とりあえず熱さまシート取ってくるからちゃんと寝てるよォ」ハァ

打ち止め「うん、分かったってミサカはミサカはから元気な返事をしてみる」

一方通行「偽る必要なんてねェよ。辛いなら言え、そォしねェと俺は分からねェかもしれねェ」ガチャ


何となくかっこいいことを言ってあの人は出て行ったんだけど、戻ってこないの。
寂しくなって、不安になってあの人を呼んだの。
そしたら……


一方通行「よ、呼んだかァ?」ゼェゼェ

打ち止め「どこ行ってたの? ってミサカはミサカは不安そうにたずねてみる」

一方通行「ちょっと熱さまシートを買いに行ってただけだァ。言ってから行けば良かったか」スッ


そういってあの人はビニール袋を軽く掲げたの。
その時中身が見えてね………………



フィアンマ「おい、もったいぶらないで話してくれよ」

心理定規「なんとなく予想はつくけど気になるわ」

美琴「…………」ドキドキ

打ち止め「中身はね」









打ち止め「湿布だったの」








フィアンマ「…………え?」

心理定規「予想通りね。でも一方通行って今までずっと一人暮らしだったんでしょう? さすがに湿布と熱さまシートが分からないことはないと……」

美琴「ぷぷ。第一位さんよォ、頭大丈夫ですかァって言ったらスカッとしそう」ニヤニヤ

美琴「言おうかしら……」

心理定規「悪い顔ね」

美琴「いいのよ。この程度じゃ憂さ晴らしにもならないし」

フィアンマ(女は黒いってこういうことなのか?)

打ち止め「そこまでがあの人の恥ずかしいお話なんだけど、続きがあってね」

フィアンマ「いや、もうお腹いっぱいだ(主に黒さで)」



一方通行「……湿布じゃねェか……」ハァ

打ち止め「湿布だね」


一方通行「ちっ…………寒いか?」ポイ ガサッ

打ち止め「……うん」

一方通行「……そォか」バサッ

打ち止め「え、どうしたの?」

一方通行「はっ、俺もやっぱ寒いみてェだ。イヤならいいンだけどな」

打ち止め「……あなたも、風邪ひいてたの?」

一方通行「……そンなワケねェだろ。ただ寒ィだけだ。オマエも寂しいらしいが、俺は寒い。ならコレでいいだろォが」

打ち止め「……うん。このままがいいなってミサカはミサカはあなたの細腕に腕を絡めてみる」


そうしたら、あの人は恥ずかしそうに顔をそらして、黙り込んじゃった。
でもその後しばらくして、小声でぼそっと呟いたのが聞こえた。


一方通行「ちっ、俺も熱でおかしくなってンのかァ?」




フィアンマ「なんだ!! この気づいたらノロケを聞かされていたよ、みたいな状況は。納得行かない……」グヌヌ

心理定規「いや、気づいたらノロケを聞かされていたよ、なのよ。派生語でノロだなんて聞かされてないわ! というのもありね」ドヤ

美琴「軽くどやってるところに悪いんだけど、ノロってノロウイルスのこと?」

心理定規「そこは察しなさいよ……ミスよ、ミス」ウッ

打ち止め「というお話でしたーっ! やりきったよ、ってミサカはミサカは虚空に向けて呟いてみる」

美琴「ち……」パチパチ

美琴(あいつでさえリア充してたのね……)


フィアンマ「じゃ、じゃあアドバイザーとして一言言わせてもらおうか」

打ち止め「どうぞ」

今日はここまでです。
乙コメありがとうございます。
>>283
応援ありがとうございます!!


フィアンマ「後半はあいつらしくないな」

フィアンマ「いや、らしくないと言えるほど知ってるわけではないけど、自分が寒いという弱みを見せる奴ではないはずだ」

打ち止め「ぬ! よく分かったねってミサカはミサカは後半は嘘でしたーって本当のことを教えてあげてみたり」

打ち止め「湿布買ってきたところも、風邪ひいてたのも本当だけど、そこは何を言っても隠し通してたよ」

打ち止め「それなのにずっとミサカを見守っててくれたことに感動……」

フィアンマ「よかった、やはり俺様の推測はあってたな。くくく」

心理定規「考えてみたら当然かもしれないわね。彼は積極的な人間じゃないものね」

美琴「もやしでしょ」

フィアンマ「いやいや、上条も恋愛に対する積極性ならもやしに値すると思うが?」

美琴「む、それもそうね」


心理定規「次は私が言ってもいいかしら」

フィアンマ「どぞ。一応名前は伏せろよ」


ある日、スクールの隠れ家へ行ったら、リビングに彼がいたの。
周りには服が散らかってたから、きっと服を選んでいたんでしょうね。


垣根「……どうしようか」スッスッ

心理定規「なにやってるの?」

垣根「なんだ、お前か。何って服選んでんだよ」

心理定規「それくらい見たら分かるわよ。私が聞きたいのはなんでここで選んでるのってことよ」

垣根「ああ、それはここにしか鏡がないからに決まってるだろ」

垣根「レベル5だからといえども鏡なしで自分の格好は分からねぇんだぜ」

心理定規「そんなの知ってるわよ」

垣根「あ、そうなのか。ま、レベル5も万能じゃねぇんだ。ここで服を選ぶことくらい許してくれ」



フィアンマ「現時点でかなりおかしい気がするんだが」

美琴「でもその彼の気持ちも分かるわ。レベル5だから何でもできるっしょとか思ってる人は結構いるわ」

打ち止め「あー、あの人も同じようなこと言ってたよ。ってミサカはミサカは頷いてみる」

心理定規「いや、方向性が違うでしょう」

フィアンマ「そういう方向で万能だと思っている人間はいないと思うんだが」


心理定規「……でも少し邪魔よね」

垣根「仕方ないだろ」

心理定規「まあ、文句はないんだけど、普段はさっさと決めてるじゃないの。まあまあいいセンスのを」

垣根「いや、そうなんだけど……言いづれぇな……いや、言う必要ねぇか」

心理定規「そこまで言われると気になるわよ」

垣根「うーん、正直言うと今度のコスプレどうしようか悩んでるんだよな」

垣根「インデックスもいいけど、これはとっておきだからまだ使う気になれねぇんだよ」

心理定規「そ、そうね、あなたは……これとかどう?」

垣根「俺様系か……カツラもつけねぇといけねぇな。どうせなら今回はアイテム勢がいいかなって思ってるんだよな」

心理定規「因縁深いのによくそんなことできるわね」

垣根「そうか? 能力追跡のジャージ女……滝壺とか言ったか。いいかもやりやすいな」スッ

心理定規「せめて男にしましょうよ。ほら、浜面って読むのかしら。これはどう?」

垣根「雑用の男か……よし、そこまで言うならこれでいいか」


美琴「え、えええええええええええええ!! レベル5が変態の集団だって思われちゃう……一体そいつは第何位よ!!」ビリリ

打ち止め「第二位のメルヘンさん……だよね?」

フィアンマ「……………………は」ガーン

フィアンマ「め、メルヘンさんで間違いないぞ」

フィアンマ(俺様系って俺様のことだよな……)カタカタ

心理定規「こんなやつなわけよ」

美琴「フレンダ混ざってるわよ」

心理定規「そう? それで、何かあるかしら、アドバイザーさん?」

フィアンマ「……そうだよな。考えてみたら当然か。あの事件の兆候として捉えるのが一番自然だろう」ウンウン

フィアンマ「あと、俺様が驚いた点をあげるとすれば、普段はそこそこいいセンスをしているということか」


美琴「そこはどうでもいいでしょ……」

フィアンマ「いやいや、そこは重要だ。元々の素材はかなりいいだろう? かつ服のセンスも良くなると、ライバルが増えてしまうのではないか、と」

心理定規「なるほど。さすがアドバイザーね」

打ち止め「機会がなかっただけだっていうのはホントだったんだねってミサカはミサカは感心してみる」

心理定規「いや、出会いがないわけではないみたいよ。素粒子工学研究所とか」

フィアンマ「それは本当にヤバイ奴らに出会ったんじゃないのか?」パラパラ

フィアンマ「うーん、描写少ないな……」

フィアンマ「あ、でもヘッドギア収穫されてるし接触はしてるみたいだな」

美琴「まさか、アイテム?」パララララ

打ち止め「えー? なんのこと???」パラパラ

今日はここまでです。
いつも乙コメありがたいです。

キャラ崩壊が進んでいますがスルーしてやってください。



???「なーんかうちらのこと話してるみたいだけど?」

???「超気になります?」

???「……誰かと思ったらあの時の女……?」

???「おいおい、こんなとこで喧嘩とかはするなよ?」

???「さてさて、どうするかな」

???「浜面の言う通りここで暴れるのは超迷惑ですからね」

???「大丈夫。私は浜面のいうこと聞いてあげる」

???「大体、何があったの?」

???「さ、さぁ? 俺は知らないからな」


フィアンマ「おー、噂をすればなんとやら、だな」

打ち止め「なになにー? ってミサカはミサカは後ろを振り返っぶ!!」

美琴「危ないことはしないほうが身のためよ」ガシッ

???「お久しぶり、第三位にスクールのあんたに……あれ、ああ、あの実験の……。この前はお世話になったね」スタスタ

心理定規「地雷の方から歩いてきたじゃない……」ハァ

フィアンマ「ええと……麦野、麦野沈利か!」パラパラ

???「ちょ、超馴れ馴れしいですね……この赤男は」アセアセ

フィアンマ「赤男言うな! 俺様はフィアンマって言う名前があるんだぞ?」

美琴「この前っていつよ……」

麦野「そりゃ…………」



麦野「あの退院パーリーに決まってるだろ!!」

美琴「なんのことよ!!」



打ち止め「あー! そんなことあったね。結局ダメになったけどってミサカはミサカは思い出してみる」

フレメア「あ! お子様がいるぞっ!」

打ち止め「なっ、ミサカはお子様なんかじゃないぞってミサカはミサカは憤慨してみる」プンプン


フィアンマ「俺様たちはただお話会をしていただけなのに!」

絹旗「俺様とか超キモいです。やめてください!」

フィアンマ「俺様は俺様のアイデンティティなんだぞ」

絹旗「それが超キモいんです」

美琴「何よ! 退院パーリーって」

麦野「……ああ、可哀想ね。あの上条当麻とかいう少年が一方通行と垣根帝督の退院を祝おうとして計画したパーリーのこと」

麦野「誘われなかったなんてね」

美琴「むきー! 垣根帝督なんて知らないから! 祝う必要がないわ!」


心理定規「はぁ、収拾つかなくなってるわね」

滝壺「大丈夫、浜面がなんとかしてくれる」

浜面「出来ないから! 滝壺さん? 変な期待されても応えられないから」

心理定規「……どうするのよ」チラ

滝壺「……ちら」

浜面「だから俺は何もできないから! 打ち止めとフレメアを止めるくらいしかできないぞ?」

心理定規「いや、それは私でもできるわ」

滝壺「同じく」

浜面「……じゃあもう放置して帰るか?」

心理定規「それがいいわね。というか、私は帰らせてもらうわ」ガシッ

心理定規「えっ!」クルッ

浜面「それは」

滝壺「だめ」

心理定規「はあ……コレでいいの?」


打ち止め「もう離れることなんて考えられないよってミサカはミサカはベッタリしてみる」ギュ

フレメア「大体、私は打ち止めが好きなんだもん。にゃあ」ベタ-


フィアンマ「おわっ、な、なんだ突然くっついてきて」

絹旗「何って、超スキンシップに決まってるじゃないですかー」ニヤニヤ

フィアンマ「え、ま、本当にやめてくれ」ジタバタ


美琴「え……何があったの?」

麦野「……なるほど。あの女の能力か」チラ

美琴「え?」

麦野「アンタは能力で弾いてるみたいだけど、これはあのドレス女の能力の効果だ」


滝壺「おお、やれば出来るんだね」

心理定規「はぁ、私だってこんな仕事やりたくはないわよ」パンパン

浜面「……あれ、レベル5ズと赤い男には能力使わなかったのか?」

心理定規「原子崩しは能力使ったけど変わらなかっただけ。残りの二人は弾かれたみたいね」

浜面「な、なるほど。でも、この状態なら強制的に外へ出すこともできるか」

滝壺「そうだね」コク

今日はここまでです


………外………


心理定規「はぁ、これでここの店出禁になったらどうしてくれるのよ……」

浜面「結構迷惑かけちまったみたいだな」

滝壺「……能力解かないの?」

心理定規「ん、そうね」

心理定規「はい、解いたわ」


フィアンマ「おい、突然くっついてきて驚いたぞ」

絹旗「はわっ! 初対面で超くっつくわけないじゃないですか、ねぇ?」

麦野「いや、ないわって思うくらいにはベッタリしてたから。フレメアも、な?」

フレメア「だだだ、大体変な能力使うのがいけないんだから!!」

打ち止め「能力のせいにするとはー、子供だねってミサカはミサカはあざ笑ってみる」

フレメア「むきー!!」


美琴「と、とりあえずみんな元に戻ったのかな」

心理定規「ええ。能力は解除したもの」

フィアンマ「うう、やっぱり俺様はロリコンではなかったらしい」

心理定規「良かったじゃない。確認できて」

打ち止め「そんな風にポジティブシンキングすることもできないよってミサカはミサカは……」

麦野「……ま、今回は喧嘩両成敗ってことにしとくから、さっさと帰りな」チラ

フレメア「ええ、もう帰る時間?」

浜面「仕方がないだろ。結構迷惑かけちゃったし、時間もいい頃合いだ」

フィアンマ「なんだか上から言われてるようで釈然としないが仕方ない……」

美琴「じゃあこっちも解散ってことでいいかな」

打ち止め「了解! 少し寂しいけど、どうせフィアンマくんとは病室まで一緒だからいいやーってミサカはミサカはそっと思い出してみる」


絹旗「むむ? 超気になることが聞こえましたねぇ」

浜面「もしかして一方通行のやつまた入院したのか?」

心理定規「そうよ。私が答えることでもないけど」

浜面「ふーん」 

フレメア「ふああぁぁぁぁ、はまづらー、そろそろねむいかも」

浜面「ああ、そうだな」

浜面「よっと、迷惑かけちまってすまなかったな。それじゃあ」オンブ

フレメア「また会おう! にゃあ!」

滝壺「そこは私の……」ダダダ

絹旗「それじゃあ私たちも行きますか」トテトテ

麦野「……またパーリーあったら呼んでもいいから」スタスタ




美琴「アイテム勢、帰っちゃったわね」

心理定規「何言ってるのよ。事件に発展しなくってよかったわ」ハア

フィアンマ「いや、それくらいは節度ってものを持ってるだろう?」

心理定規「……そんな常識は通用しないわよ。でも最近は彼女たちも丸くなったみたいだし、少しは常識的になったのかしら」

打ち止め「きっとそうだと思うよってミサカはミサカは何の根拠もなしに言ってみたり」

美琴「あれ? 知ってるの?」

打ち止め「情報網の広さは抜群だからねってミサカはミサカは自慢げに答えてみる」

美琴「……っと、そろそろ帰らないとかな」トケイ

心理定規「そうね。そろそろ門限の時間かしら」

美琴「アンタは平気なの?」

心理定規「……ええ。学校は籍があるだけだから」

美琴「ふーん……」

フィアンマ「よし、それなら俺様も帰るか。お開きだって言ったしな」

打ち止め「うん。それじゃあまたお話ししようねーってミサカはミサカは手を振ってみたり」

心理定規「そうね。また機会があったら。楽しかったわ」スタスタ

美琴「それじゃ! またあるなら私も呼びなさいよ!」ビリリ ダンッ

……とある病院……


一方通行「くしゅ、あー、くしゃみが止まらねェ」

垣根「……女っぽいくしゃみするんだな」フフッ

一方通行「くしゃみが止まらねェってトコはガン無視かァ?」

垣根「いや、とくに深い意味はねぇよ」

一方通行「それは馬鹿にしてるって受け取っていいンだよなァ」

垣根「イライラしすぎだろ……カルシウム足りてんのか?」

一方通行「……少なくとも飯の時間にくっついてくるムサシノ牛乳は残したことないな」

垣根「……でもよ、最近飯なんか食ってねぇよな。ということはやっぱ、ハックション」ズズ

垣根「あー、俺もくしゃみ出ちまった。もしや噂でもされてんのか?」

一方通行「……ああ、なるほどなるほどォ。そういうことか」

垣根「一人で何を納得してんのかは知らねぇが、第三者から見るとキモいぞ?」

一方通行「オマエ炒め物になるか?」

今日はここまでです。
もうすこしでテストなので投下速度が落ちるかもしれません、すみません。


垣根「……いや、いいわ。それよりフィアンマってどこ行ったんだよ?」

垣根「戻ってから一度も見てねぇぞ?」

一方通行「ふ、アイツは恐らくガキどもと遊びに行ったにちがいねェ」

一方通行「そこで俺たちの噂をしていたってなれば辻褄が合うだろォ?」

垣根「え、本当に噂のせいでくしゃみ出ると思ってたの? 引くわー」

一方通行「…………確かに、ひ、非科学的だった……」

垣根「……なんか、ごめん」

一方通行「……おォ」

ガラガラ


フィアンマ「ただいま。俺様が帰ってきたぞー」カツカツ

垣根「……いちいちそういう宣言いらねぇから」

打ち止め「ただいま。ミサカが帰ってきたぞーってミサカはミサカはフィアンマくんの真似をしてみる」トテトテ

一方通行「お、オマエ……」ワナワナ

フィアンマ「ん? お土産はないからな?」

一方通行「オマエまでロリコンに成り下がっちまったのか!!」カチ

フィアンマ「え?」

垣根「部屋壊れるからやめてくれー!」アセアセ

フィアンマ「おいおいおい!! 帰る方角が一緒だったからこうなっただけだ!! やましい気持ちは一切ない!」

フィアンマ「それに俺様はこう見えて年長者なわけだ。この世の理くらいわきまえている」

垣根(この世の理までわきまえないとロリコンは回避できねぇのか……)

打ち止め「ミサカはお土産買ってきたよーってミサカはミサカはブツを取り出してみたり」

一方通行(食べ物だったらどォすりゃいいンだ? いや、無理でも食べる!!)キッ

フィアンマ「ブツって表現がちょっとな……」

垣根「いや、実際そんなあからさまな表現はしねぇよ? 俺、本職だからね?」

フィアンマ「確かにブツ、じゃ怪しすぎるか」

打ち止め「じゃじゃーん!! クレープ屋さん開店記念のゲコ太とゲコ美だよってミサカはミサカは二つを掲げてみたり」ニコ

フィアンマ「ああ、それか」ナルホド

一方通行「おい、クレープ食わせたのか?」

フィアンマ「そうだが?」

一方通行「そォか……良かったな。でも、晩飯も食えよ?」

打ち止め「了解! ってミサカはミサカはキーホルダーをあなたに押し付けてみたりっ!」

垣根「良かったな」ニヤニヤ

一方通行「……欲しいのか?」

垣根「いらねぇよ!!」


……………………


シトシト

上条「はぁ、もう梅雨か……」ペタン

上条「全然セットできないんですけど……」ベタベタ


ガラガラ

インデックス「とうまー、あそびにきたよー」

上条「んあ? インデックスか」ベタベタ

インデックス「また髪のセットしてるの?」

上条「そうですよー、上条さんのツンツンは大事な個性なんだから」ベタベタ

インデックス「でもワックスが全然効果を発揮してないんだよ?」

上条「だーかーらー、苦労してるの。一生懸命なの」ベタベタ

インデックス「そ、そうなんだ、痛いところをついちゃったかな」

上条「いやいやー? 気にしてないから」ベタベタ


???「ありゃ? 開けっ放しかにゃー?」タタッ

土御門「カミやーん、久しぶりぜよ」

上条「今度は土御門か。インデックス、ちょっとこっち寄ってやれ」

インデックス「分かったんだよ」トトト

上条「で、どうしたんだ?」

土御門「この前は後で来るって言ったのに行けなくて済まなかったぜよ」テヘペロ

上条「別に全然気にしてないけど、テヘペロがムカついたから許さない」

土御門「カミやんは厳しいなぁ。ま、そんな荒んだカミやんもすぐ態度を変えてしまうであろう代物を持ってきたにゃー」

インデックス「なになに? 食べ物かなー?」

上条「おい、インデックスさん?」

今日はここまでです。
百合子ネタもいいかもしれません、機会があれば使いたいですね


土御門「残念ながらインデックスの期待にはお答えできないが……」 

土御門「じゃじゃーん!! 超強力ワックス(未元製)だにゃー!!」

上条「え! それは、なんでワックスのこと知ってるんだ!!?」

土御門「ふふふ、それはボスに聞いたからだにゃー」

上条「ボス? フィアンマのことか?」

土御門「そう! 丁度梅雨の季節だし、困ってるだろうって、垣根に制作を依頼したんだぜい」

インデックス「よかったね、とうま!」

上条「だな、垣根製か。ちょっとつけてみてもいいか?」

土御門「いいぜい」



上条「ふんふふーん」スッ パリン!

上条「……へ?」

上条「……………………えっと?」

土御門「えええ、何やってるんだカミやん!!」

土御門「だから未元製って言ったのに、右手で触るのがダメなのなんてサルでもわかるからな!!」

上条「あ、えと、ゴメン……」ウッ

土御門「……はぁ、仕方ない。それがカミやんだもんな」

土御門「仕方ない、サンプルがあるからそれで我慢してくれ。量は少しだけど」スッ

上条「あ、ありがとうな!」ピリピリ

土御門「右手はダメだぞ?」

上条「はいよー」ベタベタ


上条「お、おお! なんだこれは!」ツンツン

インデックス「とうまがいつものとうまなんだよ!!」

上条「梅雨にも負けないのか!」ツンツン

土御門「よかったな。正直、俺もそれが効果あるか心配だったんだ」

インデックス「よかったね、とうまー」

上条「ああ」ウルウル

土御門「え、何? 何があったんだ」ヒキ

上条「いや、あまりの嬉しさに……うっ」

土御門「え、ちょっと、え、カミやん?」

上条「…………いや、ありがとうな。垣根にも言っといてくれると助かる」

土御門「お、おう。言っとくぜい……うん」




土御門「…………あのさ」

上条「……なんだ?」

土御門「もう一回作ってもらうか?」

上条「!!」ガバッ

ビッシー!!

上条「いでっ!!」バタバタ

インデックス「まだそんなに激しく動いちゃダメなんだよ」サッ

上条「平気だ……それより本当にいいのか?」

土御門「なんだか可哀想に見えてきたからな。なんだかんだでカミやんには迷惑もかけてるし」

上条「迷惑って、確かにそうだな」

土御門「おい」

上条「でも、自分で頼むよ。俺も土御門には迷惑もかけてるからな」

土御門「ふーん? カミやんがそう言うならいいんだけどな」

上条「ああ、気持ちだけ受け取っておく」

土御門「分かったぜい。それじゃあ俺は書類の提出があるから」

上条「おう。また来いよ」

土御門「りょーかいだぜい」


…………………


ガラガラ

土御門「久しぶりだにゃー」

一方通行「おィ、ノックぐらいしろ」ハァ

垣根「ま、お前はできないだろうけどな」ハッ

フィアンマ「何? 少し出番がなかったからって怒ってるのか?」ムッ

フィアンマ「そう簡単に怒るからレベル5は人格破綻者ばかりと言われるんだ」ケッ

土御門「……皆機嫌悪過ぎだにゃー」

一方通行「あ? そりゃ梅雨は誰だって苛立つモンだろォが」

垣根「ジメジメして仕方がねぇ。髪のセットも決まらねぇし」ムー

フィアンマ「カラッとさせてやろうか? 乾燥させてやろうか?」

垣根「黙れよ! カラッとしてもスプリンクラー作動でビッチャリだ!! あと、俺は人格破綻者じゃねぇから!」

フィアンマ「本人に自覚は無いものだ」マガオ



一方通行「…………すまねェ。少しふざけた」


垣根「何お前だけ正気に戻ってんだよ」

フィアンマ「俺様もイライラを飛び越えた。もう平気だ」

垣根「…………あれ?」

土御門「それはよかった。確かに梅雨は外も出歩きたくなくなるからな」

垣根「だ、だよな? ま、今年は出たくても出れねぇわけだけども」オドオド

一方通行「実際俺は去年の梅雨までは雨反射してたンだけどな」

フィアンマ「何っ、俺様でさえ傘を持ち歩いてたというのに」ググッ

垣根「……お、俺だって雲の上飛んでたから問題なかったぜ」ドヤ

一方通行「…………いや、それだと雲で街が見えねェだろ」

垣根「……は、そこは突っ込まねぇ約束だろうが!!」

季節感が全く違ってますが、髪の毛ネタとイライラする梅雨がやってみたかっただけなので後悔してません。
今日はここまでです。

土御門「……やっぱり梅雨は気持ちが不安定になるにゃー」

フィアンマ「おま、垣根はバサバサ乾かせるんだろ? 雨の中歩いたってノープロだろう!」

垣根「ノープロって何だよ!」

土御門「……ノープロブレムの略だよな。気持ちはわかる」

一方通行「ノープロとか言ってるが、テメェは火出せるンだろォが」

フィアンマ「何を言ってる! 俺様の炎は攻撃用に特化させてるから自分自身を炙る事なんて出来るわけないだろう!」

土御門「…………そうだよな」

垣根「いやいや? 反射できるお前が一番いいだろうが」

一方通行「なンなンですかー? 負け惜しみかよォ、笑えるなァ」ククッ

フィアンマ「炙るぞ?」

一方通行「反射ー」カチカチ

垣根「お前は炙ればいいだろ! それくらい調節できないで右方のフィアンマ()とか名乗ってんじゃねー!!」

フィアンマ「その悪意のある半角カッコはなんだ?」

土御門「いい加減にしろ!!!!」



土御門「いや、もう驚きだ。皆寝ている状態だってのにここまで白熱したしょうもない戦いを繰り広げられるってことに」

垣根「褒めて……ないな」

フィアンマ「よく察した」

一方通行「はァ、聞くのが遅れたが何しにきたンだ?」

土御門「な、忘れたのか?」サッ

一方通行「あァ、ボスへの相談か」

垣根「やっば、忘れてた……」

フィアンマ「突然ボス呼びに変えるのやめてくれないか?」

土御門「はい、どーぞだにゃー」ニコ

フィアンマ「はぁ…………」パラパラ

フィアンマ(わざわざワード使ってまとめるなんて暇人なのか?)ジー


フィアンマ「……スッキリしてるな」

フィアンマ「何ちゃっかり入ってきてんだよ。加害者は寝てろ。から始まる会話。陰湿だが分かり易い」

土御門「無視はさすがにかわいそうかもしれないってな」

垣根「まぁ、限度ってのもあるからな」

一方通行「他はどォだ? ボス」

フィアンマ「あ、ああ。このヒロインの登場ってのは?」

土御門「まあ、人為的に木原数多のためのヒロインを作ろうってものだけど、ちょっと無理があるから破棄された」

フィアンマ「なんだ、その聞き覚えがあるような……」パラパラ

土御門「だから破棄されたって。だからきにしないでくれていいにゃー」

フィアンマ「そ、そうか」パラパラ

垣根「これとかどうだ?」スッ

フィアンマ「わざわざ指差すためだけに飛んでこないでくれ」

垣根「足が逝ってるから仕方ねぇよ」バサバサ


フィアンマ「はぁ……なになに、むしろ何事もなかったかのように接する、か」

一方通行「あー、垣根が言ってた気がするなァ」

垣根「こういう奴は自分の行いが無かった事にされるを嫌うだろ」

一方通行「……木原の野郎に限って、ンなこと気にするとは思えねェンだけど」

フィアンマ「……復讐しようとして、いろいろ調整して、実行に移したものの返り討ちにされて、その上それがなかったかのように振舞われる……」

フィアンマ「俺様だったら…………発狂するな」

一方通行「そ、そォか」

土御門「押してダメなら引けって作戦だぜい」ニカ

フィアンマ(まあ、前よりははるかにマシになってるし、またやらせたらひどい案になって帰ってくるやもしれない…………)

フィアンマ「そうだな。俺様はこれに賛成だ」スッ

垣根「おお!!」

土御門「夜なべして考えたかいがあった……」

一方通行「…………ふン」ガッツポーズ

フィアンマ(見られたくない場面だろうし黙っておくか…………)


コンコン ガラガラ


上条「お疲れ、差し入れ持ってきたぞー」カッツカッツ

インデックス「正しくは私が持ってきたんだよ!」

フィアンマ「お、上条と……禁書目録か」

インデックス「微妙な間が気になるんだよ……」

一方通行「差し入れ?」

垣根「何持ってきたんだー!!」

上条「飲み物。流石にもう飲めるかなって思ったんだけど、平気か?」

一方通行「……まあ、問題ねェな」

垣根「だな」


フィアンマ「……飲み物って何を買ってきたんだ?」

上条「いや、貰った。おすそ分けだ」

フィアンマ「お、そうなのか。貰ってばっかりじゃ……」

上条「気にするなよ。な、土御門」

土御門「なんで? 俺に振る理由がわからないにゃー」

土御門「ま、俺はありがたくいただくぜい。うーん、ヤシの実サイダーが一番無難か」スッ カシュ

インデックス「まいどー!」

一方通行「……じゃあ俺はマシそうなレインボートマトジュースで頼む」

インデックス「はいよー!」タッタ

フィアンマ「俺様は……」

今日はここまでです。
次回更新するときちょっと話の流れを変えるつもりなのでよろしくお願いします。
ストックが切れかかっているので、明日は更新できないかもしれません。

一方通行が長期入院してるって時点で設定ガバガバなのは気づいてるのかな?

>>341
指摘ありがとうございます。
終わりが見えないので長引いてしまってます。
なのであまり気にせず見てもらえるとありがたいです。


フィアンマ(ゲテモノしか残ってない!?)

フィアンマ「い、いちごおでんで」

インデックス「………」ポイッ

フィアンマ「っと……」キャッチ

上条「上条さんは、ガラナ青汁で」ヨット

インデックス「私は冷たーいおしるこ!」

垣根「あ…………」

インデックス「……残ったものでごめんね。はい、カツサンドドリンクだよ」ニコ

垣根「あ、ああ。サンキューな」カタカタ

一方通行「…………」プッ

フィアンマ(俺様のと同レベルいや、それ以上のゲテモノっぷりだ。先に選んで良かった)ガクブル


上条「ふぅ、俺は何も関与してないけど、どうだった? ボス?」

フィアンマ「うっ…………す、すまない、何か言ったか」

一方通行「例の計画の進捗具合を聞いてたンだろ?」

上条「ああ」

垣根「それなら満場一致で決まったぞ」ピラピラ

土御門「ちょ、見せちゃダメだにゃー!!」バシ

垣根「おお、そうか」ゴクゴク

上条「なに、上条さんをはぶりたいんでせうか?」ムッ

インデックス「私は既にハブられてるんだよ!」

フィアンマ(何!? あんなゲテモノドリンクを平然とした顔で飲んでいるだと!?)

上条「なぁ? フィアンマもそう思わないか?」

フィアンマ(ポーカーフェイスなんて生易しいレベルじゃない……俺様でさえできないというのに!)ウッ

一方通行「おィ」

フィアンマ(これは即販売禁止だろう……)

垣根「おい?」

フィアンマ(うっ、一度意識し始めると……まずい)


フィアンマ(気分最悪だ……とりあえず回復魔術を……)ウゥ

インデックス「あれ? 魔術?」

フィアンマ(っ、魔術が効かない……!!)ボスッ

上条「おい、フィアンマ!?」

フィアンマ(うう……)グラグラ

フィアンマ(…………)


一方通行「っと……おィおィ、これはどういうことだァ?」スタッ

上条「えっと、ナースコール!!」ポチ

インデックス「何があったの? 魔術的な異常はないみたいだけど……あ、でも回復魔術使ってたみたいだよ!」アセアセ

上条「でも右手も効かない」アセアセ

一方通行「そォ慌てんな。流れを調べる……」ス

垣根「見た感じで異変はねぇのか?」スタッ

上条「お、落ち着いてるな」

垣根「まあ、人が倒れるのは日常茶飯事だからな」ジーッ

垣根「……こりゃ発疹か?」

土御門「なんだって? それはもしかして……」ジーッ

一方通行「アレルギーによるショック反応だろォな。原因はそのいちごおでンか」チラ

上条「それなら、俺はどうしたらいいんだ!」

一方通行「……とりあえず、出来る限りのコトはするが、これは医者の領分だ」

今日はここまでです。
訳が分からなくなってきましたが、上手くまとまるように気を付けますのでよろしくおねがいします。


ガラガラ

カエル顔の医者「…………すまない、少しどいてくれるか?」

一方通行「……」サッ

カエル顔の医者「……症状が出る前になにかしたかい?」

上条「いちごおでん、いちごおでんを飲んでます」スッ

カエル顔の医者「なるほど……アレルギーの可能性が高いか……」チラ

看護師「抗アレルギー薬です」サッ

カエル顔の医者「……、集中治療室へ運んでくれ」

看護師「分かりました」


ガラガラガラガラ

………………………


上条「…………知らなかった」

垣根「アレルギー持ってるってことか?」

上条「ま、まぁ……」

土御門「……フィアンマは回復魔術使ってたんだよな?」

インデックス「うん。意識がなくなるまでは使ってたんだよ」

垣根(魔術ってなんだよ)

土御門「アレルギーには回復魔術は効かないのか…………?」

上条「アレルギー物質が中にある限りはやってもやっても無駄なんじゃないか?」

土御門「なるほど。そういうことか」

インデックス「そうなのかな……?」

一方通行「何か思い当たる事でもあったのかァ?」

インデックス「うーん、アレルギーによる症状を止めることはできなかったとしても、既に起きた症状を治すことくらいなら出来るんじゃないかなって」

土御門「確かに……回復魔術を使ってたのは確かなんだから、発疹とかが出たらその度に治すことは不可能じゃないはずか」

インデックス「うん、詳しい文献はないけど、理論上はいたちごっこみたいな形にはなるけどできるはずなんだよ」

垣根「…………おい、つまりどういうことだ?」

土御門・インデックス「何かがおかしい」


………とある病院・集中治療室………


カエル顔の医者「……結果は出たか?」

看護師「はい。こちらになります」ピラ

カエル顔の医者「……」

看護師「どうしました?」

カエル顔の医者「…………昏睡に関わりそうなどの数値も正常……アレルギー物質もなし……」パラ

カエル顔の医者「……原因が理解できない…」

カエル顔の医者(どうにか容態は安定したけど、ずっと危険なラインを上下している…………)

カエル顔の医者(その上、時々体内や皮膚から出血しているようだ)

カエル顔の医者(だけど、なにかの病気などを患っているわけでもない……)

カエル顔の医者(……なんとか原因を突き止めないと、彼の命は危ないまま、か)


カエル顔の医者「………おや」ピラ

カエル顔の医者「そういえば彼は外から来た人だったか………?」

看護師「……イタリアからですね」

カエル顔の医者「ふむ……


………………


フィアンマ「っ…………」

フィアンマ「なんだ……?」

フィアンマ(全面真っ赤とか趣味が合いそうな空間だな……こんな時でなければ友達になりたいぐらいに)


オッレルス「久しぶりだね、フィアンマ」カツッ

フィアンマ「……やっぱりお前の仕業か」ハァ

オッレルス「仕業って言われてもね……俺は君に連絡を入れただけだ」

フィアンマ「……何を言ってるんだ?」

オッレルス「だから、この空間は俺が作り出したものじゃないって言ってるんだ」

フィアンマ「それはない。俺様は倒れる前に確かにお前の魔力を感知した」

オッレルス「だから単純に君と連絡をとろうと思っただけだ。一応消息不明だったし」

オッレルス「……言っておくけど、一番驚いてるのは俺だからね」

フィアンマ「………………訳がわからない」

オッレルス「一つ俺に言えるのは、フィアンマ、君は少しおかしいということだ」


フィアンマ「……それは分かりきってることだろう。俺様は普通とは違う」

オッレルス「……そういうことが言いたいわけじゃないのは分かってるだろ」

フィアンマ「気づいてたのか?」

オッレルス「気づいてたんじゃなくて、ここに来て感じただけ。倒れる寸前って状況で回復魔術を使わないなんて有り得ないだろう? それ以前に魔r……」

フィアンマ「使っていた」

オッレルス「なんだって?」

フィアンマ「俺様はいくつも形式の違う回復魔術を使った」

オッレルス「……?」

フィアンマ「知っているモノは全て使ったつもりだ。が、使えば使うほど気が遠くなっていた」

フィアンマ「つまり使わなかったわけではなく、使っても逆効果になってしまったということだ」

オッレルス「そっか」

オッレルス「そういえばいま君がいるのは学園都市の病院だったね……」

今日はここまでです。
オッレルスが違うかもしれない……


オッレルスの一人称はSS1巻の初版だと『俺』だけど後で『私』に変更してたはず

>>358
ありがとうございます!
次からは訂正します。


フィアンマ「……それがどうした」

オッレルス「うーん、私が通信を切ったら多分容態は安定すると思う」

フィアンマ「どういうことだ?」

オッレルス「この悪趣味な空間も消えて、君も目を覚ますはずだ」

フィアンマ「おい、説明が足りないぞ」

オッレルス「そんなに急がなくても話す。でも確証はないから……」

オッレルス「そうだな……いまから私は通信を切る。そのあと今度は君から通信してくれないか?」

フィアンマ「……別にいいけど」

オッレルス「あ、できたらその辺の医者にAIM拡散力場の数値を見せてもらうのもいいかもしれない」

フィアンマ「何? 俺様は能力なんてないんだからそんなものは出ている筈がない」

オッレルス「いいから」

フィアンマ「……仕方がない」

オッレルス「それじゃあ、よろしく」スッ


フィアンマ「っ…………」ムク

フィアンマ(……さっきまでの苦しさ、頭が霞む感じはない……か)


フィアンマ(とりあえず、その辺の医者の話でも聞くか)グッ

フィアンマ(……ぐはっ)ベッ

フィアンマ(血……だと?)チラ

フィアンマ(……体も傷だらけ、か)

フィアンマ(本当に何があったんだ……俺様の体に)


カエル顔の医者「おや、目が覚めたみたいだね」ピク

フィアンマ「……ああ、おかげさまで。随分迷惑をかけたみたいだが」チラ

カエル顔の医者「ははっ、それを何とかするのが僕たち医者の仕事だからね」

カエル顔の医者(起きても数値に変動なし……? でも理由不明の血は止まったか)

フィアンマ「……ひとつ聞きたいんだが、いいか?」

カエル顔の医者「ああ、大丈夫だよ」

フィアンマ「はぁ、AIM拡散力場の数値ってわかるか?」


カエル顔の医者「!!」

フィアンマ「……なんだ? 思い当たる事でもあったか?」

カエル顔の医者「君は、能力開発を受けたことはない、よね?」

フィアンマ「ああ、ちっともない」

フィアンマ「だが……それがどうかしたのか?」

カエル顔の医者「…………」

フィアンマ「黙ってないで言ってくれないと分らない」

カエル顔の医者「本来原石でもない限りこんなことはありえないんだが」ピラ

フィアンマ「…………まさか」

カエル顔の医者「そのまさかだ。レベルも能力の系統もわからないが、君は能力を持っているらしい」

フィアンマ「……………………………………………は?」

フィアンマ「な、何を言ってるのかわからないんだが。さっきも言ったが俺様は能力開発はしたことがないんだぞ?」

カエル顔の医者「だから僕もおかしいと思っている」

カエル顔の医者「もともと素質があってそれが環境に促されて開花した、というのが一番ありえる答えだが」

フィアンマ「…………そんなはずが……」フルフル


フィアンマ(落ち着け……こんなのは間違いに違いない)

フィアンマ(魔術は才能のない者が才能を持つ者に追いつくための技。俺様だって能力の素質なんてあるはずがない)

フィアンマ(……オッレルスはなにか知っていそうだったか。通信するしかない)

フィアンマ「……」スッ

カエル顔の医者「ここは精密機械がおおいから出来れば携帯は使わないでくれると……」

フィアンマ「学園都市で実用化される代物だろ? なら問題ないさ」ピッ

フィアンマ(携帯電話を介しての通信魔術。面倒な準備はいらな……!!!)ゲホッ

ベチャッ


フィアンマ(また……血か)チッ

フィアンマ(魔力の使用がいつも通りにいかない……)

カエル顔の医者「は! まだ寝ててもらわないと」

フィアンマ「ちょっと邪魔するな…………」

カエル顔の医者「ダメだ、とりあえず寝てくれ」

フィアンマ「そ、それは…げはっ、出来ない」

カエル顔の医者「……仕方がない、鎮静剤だ」ツッ

フィアンマ(っ……しかも意識まで……)グラッ

フィアンマ(…………連絡が、出来ない)ボスッ


上条「フィアンマが起きたらしいぞ」ピ

土御門「……結局、原因はなんだったんだ?」

上条「分かってはないみたいだけど、アレルギーではないらしい」

垣根「ふーん、いかにもアレルギーって感じの症状だったんだがな?」

一方通行「医療には詳しくねェから俺は何とも言えねェよ」ゴロッ

垣根「それで、今は安定してんのか?」

上条「みたいだけど、錯乱してたから鎮静剤を打ったらしい」

土御門「……面会はできなさそうだな」

上条「えっと、またいろいろ安定したら連絡してくれるってさ」

土御門「ふーん」

一方通行「おィ、面会時間はもうすぐ終わりだからなァ?」

垣根「あー、いちいち文句言われんのもだるいしさっさと帰れよ?」

乙コメありがとうございます。
今日はここまでです。


土御門「分かってる。じゃあ、そろそろ帰るぜい。舞夏が来ちゃうからな」

上条「そうか、じゃあフィアンマが起きたらメールするから」

土御門「おうおう! それじゃあお大事に」ガラガラ


垣根「いきなりシリアステンションじゃなくなったな」

一方通行「いや、あいつは暗部に居た頃からシスコンだったから、全くおかしなコトじゃねェ」

垣根「仕事中にそんな話してたってことか?」ゾク

一方通行「休憩時間くらいだ」

垣根「安心した」


上条「……まあ、フィアンマも容体自体はだいぶ安定してるみたいだし……」

上条「変に気遣うより、いつものテンションの方が帰ってきたとき気後れしなくて済むだろ」

垣根「優しいねぇ、まるでしばらく登校拒否していた子を気遣う学級委員みたいだ」ククッ

一方通行「コイツは基本的にそんな性格だろォ? 何でも首を突っ込む」

垣根「いや、俺は知らねぇから。これしか資料ないぞ」パラパラ

上条「ちょ、恥ずかしいからやめろ!」

垣根「嫌なこったーー!」ブン

一方通行「……割り込むようで悪いがいいか?」

上条「なんです?」ゼェゼェ

一方通行「そのシスターは帰らせなくていいのかァ? もう面会時間終わるンだぞ?」


上条「あ」

インデックス「むにゃー……」

上条「わ、忘れてたー」

インデックス「はっ、とうま! 何を忘れていたのかな!!」

上条「えっ、と……………………あは☆」

インデックス「とおおぉぉぉぉまああぁぁぁぁ?」

ガブッ

上条「んぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

垣根「見なかった、俺は何にも見なかった」

……その少し前・とある病院……


美琴「はーあ、ちゃんと言っておいたってのに……」ウイーン

美琴(ホント、後で何かしてやらないと。面倒な事をしなくちゃならなくなったわけだし)キョロキョロ

看護師「……」カツカツ

美琴「あ、あのすみません」

看護師「はい? 何でしょうか?」

美琴「ここの地図ってありますか?」

看護師「ありますよ……こちらです」

美琴「ふむ……ありがとうございます」ペコ

看護師「完全下校時刻は過ぎてるし、もう少しで面会時間も終わりだから気を付けてね」

美琴「はい、ありがとうございます」ペコ

美琴(とは言っても、私にはそんなこと関係ないのだけど)


美琴「ここね」タッ


……とある病院・集中治療室……


美琴「うーん、やっぱ姿を同じにしただけじゃ能力は使えないか……」スッ

美琴(幸い誰も居ないし今のうちに侵入しちゃいたい……)

美琴(仕方ない、解除に挑戦してみるとしよう。下手に破壊して人を呼びつけてしまうのもあれだし)

美琴「ふんふーん」カチャカチャ


フィアンマ「……う、なんでまた寝てたんだ…………?」

フィアンマ(そういえば鎮静剤を打たれていたんだったか)

フィアンマ(はあ……俺様としたことが、こんなことになってしまうとは)

フィアンマ(せっかくもう少しで退院だったのに)

フィアンマ(うう、少し現実逃避でもしようか……)モゴ

ガサッ

フィアンマ「……ん?」チラ

フィアンマ「なんでハンカチの女……じゃなくて御坂美琴がこんなところにいるんだ?」

フィアンマ「訳が分からないぞ」

いつも乙コメありがとうございます。
今日はここまでです。


美琴「ってフィアンマ起きてるじゃん」ハア

美琴「開けてー開けてー」ドンドン


フィアンマ「うるさいな……」

フィアンマ「このままうるさくされるのも困るし開けてやろうか」ムクッ


ウィーン

美琴「はあ、やっと入れた」

フィアンマ「何しに来たんだ……」

美琴「ちょ、そんな目で見る? わざわざ来てあげたってのに」

フィアンマ「来てほしいなんてちっとも思って無いんだが」

フィアンマ「それに最終下校時刻とかいうのはとっくに過ぎてるらしいがいいのか?」

美琴「うーん、君はそんなにボケが激しいキャラだったっけ?」

美琴「しばらく会わないうちにずいぶんボケるようになったなぁ」フーン

美琴「でもボケはもうおしまいにして本題に入ろうか」

フィアンマ「お前……誰だ」


美琴「あれ、ボケじゃなくて本気で私を御坂美琴だと思ってたかな?」

美琴「それだったら紛らわしい事をしてすまなかった」

美琴「私はオッレルスだ」


フィアンマ「……」

フィアンマ「……」

フィアンマ「氷なら病室に置いてあった気がする。取ってこようか」

美琴「なんで!? 頭冷やせって言いたいのか!」

フィアンマ「言われてみればオッレルスだってことは納得がいく。が、わざわざその姿になって乗り込んでくる必要は無かっただろ」

美琴「常盤台の超電磁砲って名前だけで万事が思い通りに進みそうじゃないか」

フィアンマ「憧れてたのか?」

美琴「それは無い」


フィアンマ「良かった、それなら今すぐ元に戻れ」

美琴「脱出の時にも使うんだからそんなに面倒くさそうなことはできないよ」

フィアンマ「……それもそうか。確かにお前みたいな優男と話すより美少女と話す方が楽しいもんな」

美琴「そ、そんなことを思っていたのか」

フィアンマ「冗談だ」

美琴「だよね」

フィアンマ「で、なんでわざわざ来たんだ。危険を冒してまでくる必要はあったのか?」

美琴「え、危険ってほど脅威になるものはないはずさ」

美琴「その上私が遠くからわざわざやってきた、みたいに聞こえるけど、学園都市から歩いて十分くらいのところで観光していたから大した手間じゃなかった」ドヤ

フィアンマ「そうか。暇人なのか?」

美琴「まあどっちかといえば暇。だから君の生存確認と観光案内の依頼の為に連絡したんだけど、こんなことになってるとはね」

フィアンマ「……案内できるほど日本について詳しいわけじゃない」ム

美琴「まあまあ、それじゃあ本題に入るけどいいか?」

フィアンマ「ああ」


美琴「じゃあまず。何で連絡してくれなかった? いや、出来なかった、かな?」

フィアンマ「その通りだ。本当に初歩的なものを使おうとしたはずなんだが」

美琴「うーん、それだと私の仮説は正しかったかな……」

美琴「AIM拡散力場はどうだった?」

フィアンマ「数値がでたらしい。これだ」スッ

美琴「……本当だ」

美琴「……能力者は魔術を使う事は出来ない、って知ってるよね」

フィアンマ「聞いた事だけならな」

美琴「君が魔術を使おうとするたびに傷つくのは、魔術用の体じゃなくなったからってこと」

フィアンマ「…………」



フィアンマ「とは言っても、木原数多とかいう男との戦いに介入した時は使えた。何の異常もなく」

美琴「それ以降は使えたか? というか、使ったことがあったか?」

フィアンマ「そういえば数日前も使えた……お前と並走している時にな」

美琴「お前って、私は御坂美琴じゃないからね?」

美琴「ま、話を聞くにおかしくなったのはここ数日の間ってことかな」

???「そうとも限らないぜい」

フィアンマ「……土御門? 何しに来たんだ?」

土御門「魔術を使うのが辛い組として教えを授けに来た、そんなところだ」ニヤ

今日はここまでです。
乙コメありがとうございます。励みになります。

美琴「君は……?」

土御門「常盤台の超電磁砲さん、初めまして、でいいよな」

土御門「俺は土御門元春だ」ヒョイ

美琴「あ、違う違う。私はオッレルスって名前だ」

美琴「ちょっとこの体を借りているだけの、ね」

土御門「…………」

フィアンマ「そうか、お前は……」

土御門「そうそう。俺も能力開発したせいで魔術を使うのが命がけってクチだ」

美琴「しかし、よくフィアンマがその状態だって分かったな……」

土御門「勘ってやつだ。なーんも確証なんてなかったけどな」


フィアンマ「それでおかしくなったのがここ数日の話じゃないかもって言うのはどういうことだ」

美琴「うん、それは気になる話だ」

土御門「まあ、俺も能力開発関係の人間じゃないから分かることは限られるんだが」

土御門「まずはボスが勝手に学園都市によって能力開発をされたという仮定で話そう」

フィアンマ「そんなことが……?」

美琴「いや、私もそんなに科学サイドには明るくないから、こっち見ないで」

土御門「あり得るかあり得ないかで言うともちろんあり得てはならないだろうが、今回はそこのところはスルーで」

美琴「スルーか」

フィアンマ「スルーだな」


土御門「で、学園都市の能力開発は大きく分けて薬物の投与と脳に刺激を送るという二つの方法がある」

美琴「あれ、催眠術とかもあるんじゃなかった?」

土御門「まあ、そうだがとりあえず大きく分けて二つ」

フィアンマ「おい、俺様はそんなことされた覚えはないぞ」

土御門「だろうな。そんなこと正直にやるほど学園都市はお行儀良いわけじゃない」

土御門「でも考えてみたら自然にそれをやる方法なんていくらでもあったんじゃないか?」

土御門「薬の投与、これなんていつも飲んでいる薬に紛れさせちゃえばいいだけだ。すごく単純だろ」



美琴「ふーん。でもそれだけじゃここ数日で仕掛けられたって言うのが一番有力じゃないか?」

美琴「すぐ体に吸収されるんだろうし」

土御門「薬が効く……能力の開花までの時間は個人差があるから下手したら木原と接触する前にやられている可能性だってある」

フィアンマ「なるほど」

美琴「……上の人間が魔術サイドの脅威を減らす目的でやったというなら辻褄は合うのか」

土御門「大事なことだから言っておくけどこれは全て仮説だからな?」

土御門「自然に能力者になったって言う確率もあるし」

フィアンマ「つまり真相は分からないと」

土御門「今の状態で学園都市を相手にできると思うんなら調べてもいいかもしれないな」


土御門「ということで、ちょっと魔術を使ってみてほしいんだが」

土御門「どの程度症状が出るか把握しておいた方がいい」

フィアンマ「え……」

美琴「頑張れー、万が一ってときはナースコールしてあげる」

フィアンマ「回復魔術じゃないの?」

美琴「だるい」

フィアンマ「……分かった」ウウ

美琴「なんか、すまない」

今日はここまでです。
乙コメありがとうございます!!


フィアンマ「とりあえず、魔力の塊を生み出すといったところか」

土御門「何でもいいけどな」

フィアンマ「……ふっ」

ビシィ

フィアンマ(ぐっ! やっぱり、来たか……)ポワァ

フィアンマ(か、回復だ、回復魔術だ……)グハ

フィアンマ「うぐっ……」

美琴「……これは」

土御門「俺と大差ないな……」


フィアンマ「はあ、はあ……」

美琴「い、一応回復魔術は施しておく」シュウン

美琴「思った以上に負荷がかかっているな」

土御門「まあ、魔力の流れがめちゃくちゃだもんな。どうだ? 気分は」

フィアンマ「はあ、回復が効いてるみたいだ……しかし、とてもじゃないがまたやろうとは思えない」

美琴「ああ、せっかく魔術教えてあげたのに」

フィアンマ「一番落胆してるのは俺様だぞ! しかも私が師匠です、みたいな面するな!!!」ガバ

フィアンマ「があああ! 痛っ!」ピクピク

土御門「……限界さえ知っていれば死にはしないぜい……」

フィアンマ「ああ、嫌なほど思い知った」


フィアンマ「もう俺様は……はあ、一人にしてくれないか」

美琴「……ああ。観光はまたの機会にってことで」

フィアンマ「お前なりの励ましだと受け取っておこう。あと案内はしないからな」

土御門「変なことは考えるなよ?」

フィアンマ「これでも世界を救おうとした男だ。そんなことはしない」

フィアンマ「ああ、自分で言ってて悲しくなってきた……」

フィアンマ「もう泣きそうだから出て行ってくれ」

土御門「……それじゃあ、また」ウィーン

美琴「何かあったら私に相談してもいいから!!」ウィーン



フィアンマ「……あれじゃあ御坂美琴が言っているようにしか聞こえないぞ、オッレルス」


土御門「んー、かなり落ち込んでたな」

美琴「まあ、自分の代名詞的存在が奪われたわけだし……」

美琴「それについては私も思うところがあるというか」パラパラ

土御門「いや、言いたいことはよーく分かった。言わなくてもいいぜい」

美琴「……まあ、結局、こういう時は本人が納得するまで放っておくのが一番だ」

美琴「……それにしても、本当は何が原因だったんだろう」

土御門「さあな、気になるなら危なくない範囲で本人が調べればいい。それが納得への足掛かりになるかもしれないしな」

美琴「……それもそうか。うん、なかなかいい案だと思うよ」

美琴「そうだ、フィアンマの同室にどんな人がいるか見てから帰るか。せっかく学園都市に侵入したわけだし」

土御門「そうかい? なら俺は先に失礼するぜい。あいにく妹を待たせてるもんで」

美琴「ああ、付き合ってもらって悪かった。じゃあ、今後ともよろしく」

土御門「ああ、我ながらすごい縁を持った物だ」

…………………………


上条「いだい、インデックスさん、人間の歯というものは頭を齧るためについてるんじゃないですよー」ヒリヒリ

インデックス「私の歯は対とうま用なんだよ!!!! 普通に噛むようなんだよ」

垣根「くく、面白いガキだな」

一方通行「子守りお疲れさまってなァ」

垣根「いや、お前には言われたくねぇだろ」

一方通行「……突っ込まねェからな」フン

インデックス「私は子供じゃないんだよ! あと、とうまが私のことを忘れてるのが悪いんだよ」

上条「どうしようか……、もう最終下校時刻も過ぎてるから一人で帰らせるのは危険だよな」

インデックス「無視しないでくれるかな!!」

上条「もう外は真っ暗だし」

一方通行「オマエが分身作ればイイんじゃねェのか?」パラパラ

垣根「……やりてぇが、やり方がわからねぇよ」オテアゲ

インデックス「子供扱いしないでも大丈夫なんだよ!」

上条「いやいや……」

今日はここまでです。
やっと400レスになった……本当にありがとうございます。
フィアンマさんのお話は一応区切りということで。


…………………………


垣根「うおー! 久々の飯か!」ニコニコ

フィアンマ「ずっと点滴だったからなぁ。ま、俺様は普通のご飯だったが」ドヤ

一方通行「ちっ、だがオマエは白飯の尊さを知る機会を失ったってコトだ。もったいねェな」

フィアンマ「いや、俺様は基本主食は米じゃないから別に米の尊さとかは知らなくてもいい」

一方通行「ものを食べれることに感謝することができねェな。つまり味、歯ごたえ、香り、そんな当たり前なものを当たり前に享受できることが幸せだって気づくことができねェ」

フィアンマ「むしろそれは知ることなく死にたいぞ、俺様は。そんなことを感じられるほどひもじい思いはしたくないな」

一方通行「……点滴って痛くないか?」

フィアンマ「少なくとも学園都市のものは痛くないだろう?」

一方通行「……そォなのか……?」

垣根「……モグモグ、何でもいいけどさ、飯冷めてんじゃねぇか?」

フィアンマ・一方通行「あ」

暇なのでこっそり没をあげてみる……


ガラガラ

美琴「ほう、ここがフィアンマの…………」キョロキョロ

上条「御坂? は、これはいいタイミングだな」

美琴「お、上z……な、なによ。いいタイミングって?」

一方通行「オリジナルか」

垣根「フィアンマって言わなかった?」

美琴「ちょ、えっと、細かいことは気にしないでね」ニコ

垣根(なんだ、笑顔のクセに威圧感がやばい……)

一方通行(本当にオリジナルかァ?)

上条「済まないけど、インデックスをうちの寮まで送ってくれないか?」

インデックス「だからー! 一人で帰れるんだよ!」

美琴「うーん」

美琴(寮の場所なんて知らないんだけど……)

美琴「分かったわ。この美琴様がその仕事やり遂げて見せよう!」フン


一方通行「……なァ、オマエキャラ変わってないか?」

美琴「いやいや、ちっとも変わってないよー! 上条、じゃなくてあんたもそう思うよね?」

上条「いつもどおりでないのは確かだけど、インデックスを送り届けてもらえるならありがたい」

垣根「第三位のイメージだいぶ変わったんだけど」フゥ

一方通行「それは言ってやンな。コイツが後でベッドでバタバタする羽目になるだけだァ」

美琴「それじゃあ、帰ろうか、インデックスちゃん!」

インデックス「インデックス、ちゃん? 本当に大丈夫なのかな……」

上条「たまにははっちゃけたい時もあるんだろ? そこに突っ込むのは無粋だぞ」

インデックス(はっちゃけてるなんてもんじゃないんだよ……ネジがいくつか飛んでるって、これは)

美琴「じゃあ、これからもフィアンマをよろしくねー!」ガラガラ

インデックス「うわあぁぁぁぁあああ!!」ズルズル


一方通行・垣根・上条「フィアンマ?」

一方通行「どォしてフィアンマなンだ?」

垣根「知り合いだったのか、いや、そんなの聞いたことねぇし」

上条「な、謎御坂だ…………」


………夜の第七学区………


美琴「ふんふーん、思ったより簡単に出れたか」クルクル

インデックス「やっぱり、あなたは短髪じゃないね?」

美琴「ふぇ? ま、見破られちゃったなら答えないでいる必要もないんだけど」

美琴「でも答える必要もないと」

インデックス「あなたは誰なのかな」

美琴「まあ、上条の知り合いってところかな。ああ、警戒はしなくていいよ」

美琴「私だって意味もなく仕掛けたりしないからさ」ニカ

美琴「上条に恨まれるのはゴメンだからねぇ」

インデックス「ふーん? 一応言っておくけど、とうまの寮はここを左に曲がるんだよ」

美琴「あ、はは……」


インデックス「それじゃあ、信用していいんだね?」

美琴「もちろん!怪しいものじゃないし、フィアンマの……親友? みたいなものだから」

インデックス「……より信用できなくなったんだよ」

美琴「そんなにフィアンマって信用無いかな」

インデックス「少なくとも私は信用できないんだよ……あ、そこを左」

美琴「ああ、ごめんごめん……」

インデックス「……もうここまででいいんだよ。もうすぐそこだから」

美琴「ああ、そう? じゃあ私も帰ろうかな?」

インデックス「うん。誰だか知らないけどありがとなんだよ」

美琴「オッレルス、ね」

インデックス「え?」クルッ

インデックス「いない……」

すみません、後でもう少し更新しようかと思っていたので……。
あと、乙コメありがとうございます。


~~~2日後~~~


フィアンマ「ただいまー、俺様が帰ってきたぞ」

垣根「あ、もう大丈夫なのか?」

一方通行「そのセリフ聞き覚えがあるンだが……」

フィアンマ「まあ前も言ったからな……体調も問題ないぞ」

垣根「ふーん、ならいいんだけどな」

垣根「こいつと二人だと面倒だからな、さっさと帰ってきてくれて助かった」

フィアンマ「ふふん」ドヤ

一方通行「なァンか、聞こえた気がするが、今回は気にしねェでおこう」


垣根「そんで、何があったんだ? アレルギーじゃなかったんだろ?」

フィアンマ「まあ、簡単に魔術を使うことができなくなって、能力が使えるようになったのかもしれないってくらいだ」

一方通行(魔術……そォいえば俺がそれっぽいことしたとき、副作用があったな。あの症状はそれだったってことか?) 

垣根「ええ? 魔術ってのはよく分からねぇが、それは大丈夫なのか?」

フィアンマ「大丈夫ではないが、まあ、日常生活では困らない……ぞ」ウグ

一方通行「で、能力が使えるようになったらしいって、何の能力だ?」

フィアンマ「…………」

垣根「まさか、分かってなかったのか?」

フィアンマ「そ、そういうわけだな」

一方通行「レベル0だったら笑えねェな」

フィアンマ「やめて、それは辛い」



垣根「どちらにせよ、調べておいた方がいいんじゃねぇか? 後々のためにも、な?」

フィアンマ「そ、そういうものか?」

一方通行「そォいうもンだろ。いよいよ俺様とかいってられないンじゃねェか?」

フィアンマ「本当にやめてくれ、結構メンタルやられているから」

垣根「ここでも調べられるんじゃねぇの?」

フィアンマ「本気か」

フィアンマ(まだ立ち直れていないのに!)

垣根「行こうぜ? 俺も一緒に行ってやるからよ。なぁ?」

一方通行「……それは俺が付き合う必要…………いや、行ってやる」

垣根「決まりだ。ほら、さっさと行くぞ」

フィアンマ「え! そりゃ困る!!」


………診察室………


カエル顔の医者「……検査、かい?」

フィアンマ「そうだ」

カエル顔の医者「別にいいけど、ショック受けても僕は知らないよ?」

フィアンマ「……だ、大丈夫だ」

カエル顔の医者「分かった。じゃあ少し君たちは出てくれるかな」

垣根「俺らか?」

カエル顔の医者「そうだ。精密な機械を使うんだから」

カエル顔の医者「君たちのAIM拡散力場に反応して誤作動起こされても困るしな」

一方通行「なるほどォ。おら、さっさと出ンぞ」

垣根「ちっ、仕方ねぇか」ガラガラ

何の能力にしよう。何か案があったら教えてもらえるありがたいです……

…………………………


垣根「どうだった?」

フィアンマ「うーん、カエル顔の奴の説明によれば、炎を操る能力らしい」

一方通行「……結構無難な感じだなァ」

垣根「まあ、よかったんじゃねぇか? レベルは知らねぇけどな」

フィアンマ「レベル3だったか。お前らには遠く及ばない」フッ

垣根「ふーん」

フィアンマ「どうした?」

垣根「いや、上条あたりが聞いたら羨ましがりそうだ、と思っただけだ」

一方通行「どォだろうな? そォいえば、アイツもオマエのこと心配してるみてェだから一応なンか言っておいた方がいいンじゃねェか」

垣根「珍しいな、お前らしくない助言だが、それは俺も賛成だ」

フィアンマ「そうだな、そうしようか」フゥ



フィアンマ(そして俺様はいるかわからない犯人を見つけ出してみせる。それだけが……)

…………………………

コンコン

垣根「まず名乗れー」

???「番外個体とー」

???「打ち止めだよーってミサカはミサカは答えてみる」

垣根「ああ、入れてもいいよな?」

フィアンマ「俺様も、こいつも問題ないってよ」

一方通行「な! ぐっ……なに勝手に答えてンだ」ウググ

フィアンマ「ん? じゃあダメなのか?」

一方通行「……別に」


ガラララ

番外個体「ミサカが来るのは久しぶりな感じだけど、元気にしてたかにゃー?」

垣根「まあまあ元気だぜ」

番外個体「いや、あんたには言ってないんだけど……ま、いっか」

一方通行「またうるせェやつが来たか」

打ち止め「あなたにそんなこと言われるなんて……心外かなってミサカはミサカはむすっとしてみたり」

番外個体「まあ、そういうこともあるんじゃないかな、ね、おチビ」ククッ

打ち止め「笑いながら言われてもなんも慰めになってないよってミサカはミサカは暴れてみたりー!!」

番外個体「まあ、慰める気なんてないしね」

フィアンマ「収集がつかなくなってないか」


打ち止め「と、ともかくミサカはいつになったら退院できるんだって聞きに来たのってミサカはミサカは本音を暴露してみたり」

垣根「やっと用件はいったな……」

一方通行「それだったらまだ俺も知らねェよ」

番外個体「え、そろそろ時期くらいわかってもいいんじゃないの?」

一方通行「そもそも退院したとしても、木原を監視しねェとならねェからな」

打ち止め「あ、そうかってミサカはミサカは絶望してみる」

番外個体「おー、それは良かった。おチビ、さっさと秘蔵フォルダ探るよ」ダッ

打ち止め「うん! ってミサカはミサカは無理矢理あの人のいない生活に希望を持ってみるー!!」タッ


垣根「いや、あの一方通行がそんなフォルダを持ってるわけねぇだろ、なぁ?」

一方通行「ああ、問題ねェ。ロックは何重にもかけてるし、決まった順番で開かれなかった時には秘蔵フォルダのデータだけ」ブルルルッ

一方通行「ここに転送されるよォにしてある。もちろん元のデータは完全に消去される」スッ

垣根「……」

一方通行「……こんなに早く特定されるなンてな……レベル4ってのも伊達じゃねェらしい」ピピッ


フィアンマ「第一位というのも頭の使い方を誤るとこんなことになるのか……」

垣根「正直尊敬するわ。俺にはできねぇよ」フッ

一方通行「そォか? 見られたくないものは自然においておくのが一番だとは聞くが、強固なロックには適わねェわけだ」ピッ

一方通行「今は画像ごとにもロックをかけようと思ってるところだ」

フィアンマ「…………俺様もやり方教えてもらいたいものだ」

一方通行「別にいいが、マイクロ機械操作・制御極秘読本(発展)を読んで基礎を学ンでからな」ドサッ

垣根「が、頑張れよ? フィアンマ」

フィアンマ「……ははっ」

フィアンマ(この題名の長さはなんなんだ!!)

垣根(突っ込むのはそこじゃねぇよ!!)

とりあえずここまでです。
もしかしたら夜に来るかも……


〜〜〜とある三名の観光都市①〜〜〜

………学園都市第十学区・某所………


オッレルス「ここが学園都市の中でも人が避ける学区ナンバーワンか」カツカツ パラパラ

オッレルス「うーん、やろうと思えば私も一人で観光できるかもしれないな」カツカツ

オッレルス「いや、でも一人の観光というのも少しつまらないのだろうか」

オッレルス「自由さというメリットは大きいし魅力的なものだが、寂しさという枷が付いて回る」

オッレルス「自由を捨てずに寂しさを拭いたい、そういう時は……」

オッレルス「現地調達に限る」


カツッ

???「おいおい、俺は上条ちゃんのお見舞い兼再戦の予約に来ただけだぜ?」

オッレルス「知ってるさ……やっぱりウソだ、知らなかった」

???「正直でよろしいことだ。で、お前はここに何しにきたんだ?」

オッレルス「観光」

オッレルス「実際、フィアンマに会いに来たというのは建前に過ぎない」

オッレルス「前、日本に来た時はそんな暇がなかったもので」

???「ひとつ聞くが、暇人なのか?」

オッレルス「少なくとも今は。だからこうしてアテもなくさまよってる」

オッレルス「ところでなんで君はあの病院じゃなくてここにいるんだ?」

???「迷った」キッパリ

オッレルス「それは…………奇遇だな」


オッレルス「星の位置とかで場所を割り出そうにもこの狭い範囲内じゃダメだ。学園都市内だということしか……」

???「…でもよ、場所を聞こうにも話しかけたそばから襲い掛かってきやがる」

???「仕方ないから、返り討ちにしまくってたら周りの人間が居なくなっちまってた」

オッレルス「困った……私も同じことをしていた」

???「嫌なところが随分合うもんだ……」

オッレルス「これまた奇遇と。そんな奇遇無い方が良いんだが」

???「俺も願い下げだ。なんで戦いにきたってのに野郎と観光なんかしねぇとならないんだよ……」ハァ

オッレルス「少しくらいは気がまぎれるから。一人よりはいくらかましだ」

???「はーあ、ついてねぇよホント」


オッレルス「……そういえば、携帯があったじゃないか」ピッ

???「……携帯、携帯か」ゴソゴソ

???(……マズイ、落とした)

オッレルス「……ダメだ。学園都市のマップは表示されないな」

オッレルス「ちっ、やはり外のは使えないか」

オッレルス「君はどうだ」

???「落とした」

オッレルス「え?」

???「落とした」


???「だが、俺の携帯も外のものだからアテにならねぇよ」ハァ

オッレルス「そうか……」

オッレルス「どうせ私たちは迷子なんだから君の携帯でも探す?」

???「は? いや、携帯なんてまた買いなおせるんだぞ?」

オッレルス「重要な情報とか入れてないの?」

???「そんなもの持って見舞いに来るほど馬鹿じゃねぇって。あれにはプライベートな情報しか入ってないぜ」ククッ

オッレルス「うーん、つまらないな。しかし、また買いなおすのも面倒じゃないか」

???「そんなことねぇさ。探す方が面倒だ。この辺りは入り組んでる上に面倒なガキどもが多い」

???さんとオッレルスさんと誰かが観光しながら病院を目指します。
番外編的な頻度でちょくちょく入れたいと思います。
今度こそ今日はここまでです。


オッレルス「いや、探そう。私は迷子で暇なんだ。目的がないのはなんとつまらないことか」

???「……勝手にして構わないが、俺はこの学区を抜け出すのを最優先するぞ?」

オッレルス「え、一緒に探す流れじゃないのか?」

???「そんな流れねぇよ……」

オッレルス「……どちらにせよ私は携帯を探しながら迷子をやめるつもりだ」

???「…………」

???「実は俺も暇でね。なんだかお前が可哀想に見えてきたみてぇだ」

???「だから付き合ってやるよ」

オッレルス「最初からそう言ってくれると時間短縮できたんだけどな」

???「文句言うんじゃねぇよ!」


浜面「……半蔵のやつ、遅いな」

浜面「せっかく滝壺とのデート断って来たのに」

浜面「もう30分も遅刻してる」

浜面「しっかし、なんでこんなところを集合場所にしたかな」

浜面「懐かしい雰囲気だけど、街全体が路地裏みたいってどういうことよ」

浜面「はぁ…………」


ピリリッ

浜面「あ? 半蔵からか……ドタキャンの連絡だったらヤバイぞ……」ピッ

浜面「もしもし?」

半蔵『はっ、はっ……浜面だな………』

浜面「そうだけど、ドタキャンの連絡だったら許さないからな」

半蔵『それよりもひどいかも……』ゼエゼエ

浜面「?」

半蔵『今、アンチスキルに追われてる。今はなんとか曲がりまくって逃げてるけど』

浜面「なんだ? なんかしでかしたのか?」

半蔵『まあ、そんなとこだな。ということで、今日は行けなそうだ』

浜面「……それなら仕方ないか。さっさと電話切らないと場所特定されるかもよ」

半蔵『おお、そうだった。じゃあな、すまない』

浜面「はいよ、捕まらないよう気をつけろよ」ピッ

浜面「……はぁ、帰るか」トボトボ

浜面「ため息しか出てこない……」

浜面「ん……これは、携帯か」パカ

浜面「なんでゴリマッチョが待ち受けなんだよ」

浜面「あーだめだ、叩き潰すのは良くない……」

浜面「でもなー、落とし主もここへは拾いに来たくないだろうしな」

浜面「でもアンチスキル行くのもな……ジャッジメントでいいか」

浜面「行こ……」


オッレルス「ないないない」

???「いちいち口に出さないでくれる?うるせぇよ」

オッレルス「いや、いい加減見つからないと人の山が築かれてしまうから焦っていた」

???「主にやってるのはお前じゃないか」

オッレルス「邪魔されるのはあまり気分のいいことじゃないから仕方がない」

???「仕方ないで山作るのか……」

オッレルス「気にしないでくれ。そして探すのに専念しようか」

???「へえへえ」

浜面「……なんだ、あれ?」


浜面「あの……」

オッレルス「うん? 私かな」

???「何の用?」

浜面「いや、迷ってるみたいだから声をかけただけなんだけど……」

オッレルス「……迷子であることは確かだ」

???「同じく」

浜面「……じゃあ案内しようか? カップルがウロウロできるほどここは治安良くないぞ」

???「カップル? なんの話だ?」

オッレルス「…………ぷっ」

???「おい、俺は女じゃないからな! トール様だぞ!?」ムカッ!

浜面「そ、そうだったのか……それはすまなかった!!」

トール「仕方がねぇ……今回は案内してくれるというし許してやるが次はないぞ」


オッレルス「携帯はどうするんだ?」

トール「だから新しくする。折角脱出の手がかりが掴めたんだぜ? みすみす逃すわけにはいかねぇよ」

オッレルス「…………そこまで言うなら案内してもらおうか。携帯はすまないな」

トール「構わねぇよ。元は俺が悪いわけだし」

浜面「携帯…………」

浜面「もしかしてこれじゃないか?」スッ

トール「お、それだ! 拾ってくれたのか」

浜面「ふ、ふふん」

トール「手間が省けた。早速行くとするか!」

オッレルス「仕切られても困るんだが」

浜面「……とりあえず、どこに行きたいんだ?」

オッレルス「観光地」ソクトウ

トール「いや!! なんで!」

浜面「観光地か……ならまずこの辺のを紹介しようか」

トール「無視か!?」

今日はここまでです。
次回からは元の路線に戻ります


………とある病院・診察室………


一方通行「リハビリだァ?」

カエル顔の医者「うん。リハビリだ」

一方通行「……そンなもの必要ねェ」

カエル顔の医者「いや、君は普段から杖なんだから、怪我のあとはいつも以上に気を使わないと」

一方通行「関係ねェだろ」

カエル顔の医者「いやいや、君はそのチョーカーがなければ歩くこともできない。なにせ歩くための無意識の演算機能すらないのだから」

一方通行「…………だからミサカネットワークの演算領域を借りてンだろォが」

カエル顔の医者「ああ、そうだよ。だがそれは君の演算能力じゃない。バッテリーに縛られた有限なものだ」

一方通行「何が言いてェンだ」


カエル顔の医者「今の君の足の状態だとかなり複雑な動きをしないと痛みを減らして歩くのは無理だろう」

一方通行「……確かに少なからず足をかばってンだから当然だ」

カエル顔の医者「ということは頭では常にいつもと違う演算をし続けなくてはならなくなるわけだ」

カエル顔の医者「つまり、バッテリーの減りが早くなってしまうよ?」

一方通行「……そンなワケねェだろ。それじゃあ運動とかでもバッテリーがいつも以上に減るってことになる」

カエル顔の医者「君が言ってる仮説は正しいよ。まぁ、君が運動することもないだろうから実感することはないだろうけど」

カエル顔の医者「能力の行使もいつもと違う複雑な演算をしなきゃならないから使用時間が15分なんだ」

カエル顔の医者「僕は普通に生活するための演算がしやすいよう設計した。だから普段の歩く、走る、手の細かな動き程度ではバッテリーの消費はそこまでないんだ」

カエル顔の医者「だけど、足をかばってたりする時の演算、つまり普段は使わないようなものだとバッテリーの消費がはやくなってしまう」


カエル顔の医者「分かってくれたかい?」

一方通行「……ちっ、それを先に言え」

カエル顔の医者「良かった。じゃあ、第一リハビリルームにすぐ来てくれ」

一方通行「え、今すぐか」

カエル顔の医者「ああ、インストラクターと君と一緒にリハビリを受ける人が待ってるからね」

一方通行「おい、インストラクターって何だァ?」

カエル顔の医者「今学園都市中の中学で行われている社会研修で来てる子だ。手際と腕はいいから」

一方通行「本当に大丈夫なのか?」

カエル顔の医者「大丈夫、大丈夫。君の知り合いもいるだろうからね」

一方通行「…………?」


………第一リハビリルーム………


一方通行(…………来たはいいが、インストラクターも一緒にリハビリを受ける野郎とやらも見当たらねェ)チラ

一方通行(第一、広すぎて見つけるのがすでにリハビリみたいになってンじゃねェか)ハァ

一方通行(中学生っぽいやつがインストラクターとは限らねェ。制服もアテにならねェ)カツカツ

一方通行(ここは学園都市だ、つまりリハビリに来てンのもほとんど学生)カツカツ

一方通行(……ということは知り合いを探すのが一番手っ取り早いか)カツカツ

???「おい、一方通行!」

一方通行「あ? 誰だァ?」


フィアンマ「はぁ、探したぞ」

一方通行「フィアンマかァ。こンなところで何してンだ、オマエ?」

フィアンマ「リハビリに決まってるだろ」

一方通行「……まさかオマエが、あの……」

???「そうですよー! そのまさかっ!」ダッ

???「は、佐天さん! 走ったら危ないですよ」タッ

???「そう言いつつあなたが走ってたら言う意味がありませんの。ささ、行きましょう、お姉さま!」シュン

???「ちょ、突然空間移動しないでよ!」


フィアンマ「彼女たちが俺様たちのインストラクターだそうだ……が、どうも挙動不審で」

フィアンマ「特に御坂美琴が俺様を見た途端電撃を飛ばしてきたり、お前の名前を聞いた瞬間ブレーカーを落としかけたりと大変だった」

佐天「いやー、私達は挙動不審っていうか、むしろ挙動不審な御坂さんを止めるために動いてたっていうか……ね、初春?」

初春「ええ! 突然私に振らないでください!!」

???「初春、ちゃんと説明したらこの方もわかってくれますの」

初春「白井さんまで丸投げですか……」

美琴「いいわよ。こういうことは私が自分で言うべきよ」

黒子「お姉さま……」

美琴「ふぅ……」スウッ


美琴「なんでアンタらがここにいるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ビリリリリッ


???「ふ、不幸だぁぁぁ!!」パリン



フィアンマ「……ん? なんか聞こえなかったか」

一方通行「ビリビリいってる中になにか聞こえた気がするが」

フィアンマ「……気のせい、だな」ウンウン

一方通行「そうにちがいねェか」ウンウン

美琴「なんでよりにもよってこの二人なわけ!? 不幸なのは私なんだけど!」


今日はここまでです。正確には昨日の分です。
乙コメもありがとうございます。


黒子「どうしましたの、お姉さま」

佐天「さてはー、御坂さんのお知り合いさんですか?」

美琴「……確かにそうだけど、あまり知り合いたくなかったほうよ」ハァ

初春「むむむ、何か深い事情があるみたいですね」

黒子「大丈夫ですの、お姉さまに近づく虫どもは私が撃ち落として差し上げましょう」シャキン

美琴「いや、黒子が言うと本気でやりそうだからやめて」

一方通行「……いや、オマエ、フィアンマと仲良かったンじゃねェのか」

美琴「いつ!? いつそう思ったのよ」

一方通行(めんどくせェ)


一方通行「上条ンとこのシスターのガキを寮まで送るって言ってた時だァ。○月×日だったか?」

一方通行「オマエがフィアンマをよろしく、みてェなこと言ったンだろォが」

美琴「は? いや、私はそんなこと言ってないしあのシスターを送ったりもしてないけど」

フィアンマ「○月×日…………」

フィアンマ(あれは御坂美琴じゃない、オッレルスだ……なんて言えないな)

美琴「多分妹じゃない?」

一方通行「…………特徴的な口調ではねェンだがな……」


佐天「どうですー? 話は済みましたか?」

黒子「お姉さまの事情を知りたしのは山々ですけどそろそろリハビリの方を……事情……漢字を逆にしたのも知りたいですの」ウハハ

美琴「………………っ! 黒子ぉ!!」バチッ

初春「さてと、じゃあ始めましょうか」

佐天「だね! 初春、メニューは?」

初春「はい、これですよね」

佐天「おーけーおーけー。えっとまずは……」

フィアンマ(なぜあの二人の暴走を止めないんだ)

一方通行(なぜあの二人をスルーして進められるンだ)

フィアンマ・一方通行(なぜ?)



佐天「まずは普通に寝た体勢から座るってとこからかな」

初春「んしょ、んしょ、はい、椅子持ってきました」ズリズリ

一方通行「この長椅子に寝て起き上がって座るってコトかァ?」

佐天「イエス!」グッ

フィアンマ「それくらいなら余裕なんだが」

美琴「……ふう、体に異常があるうちはぎこちなさが残るのよ。かばうために」パンパン

黒子「……げほ、その異常を明らかにし、それに応じたトレーニング、治療法をとるんですの」

美琴「で、私たちがどこがぎこちないのかを見るわけ」

黒子「くっ、悔しいですが、私も見ますの」

フィアンマ「何が悔しいんだ……」ボソ



佐天「それじゃあ、一方通行さんからお願いしますね!」

一方通行「……分かった」ギシ

一方通行「…くっ………」ムク、クル、タスッ

美琴「…………足、左かな。多分まだ痛いのかもしれない。あと内蔵関連もまだ治ってないわよね」

初春「はーい。入力っと」カタカタ

佐天「はい、次はフィアンマさんね」

フィアンマ「俺様の番か」

初春「うっ、俺様」グググ

フィアンマ「…………」スタッ

黒子「うーん、異常はなさそうですの。自然な感じですの」ウンウン


初春「り、了解です」ウググ カタカタ

フィアンマ「おい、そこの花女、何がそんなにおかしいんだ? 出来れば俺様にも教えてもらえるとありがたい」

初春「うっ、いえ、パソコンを操作するのが楽しいだけですよ」カタカタ

フィアンマ「そ、そうなのか、そうか、はぁ、そうか」ヒキ

初春(俺様野郎に私はどうして引かれなくちゃならないんですか!!)

フィアンマ「…………そうだ、お前はマイクロ機械操作・制御極秘読本(発展)って知ってるか?」

初春「あー、知ってますよ。発展って書いてありますけど基礎中の基礎しか書いてない初心者用の本ですよね」

フィアンマ「あ、そうなのか」

一方通行「ンだァ? 俺のおすすめを疑ってたのかァ?」

フィアンマ「そういうわけじゃないが、なるべく皆が使ってるやつのほうが分からない時質問しやすいだろう?」

一方通行「そォいうもンか……」

今日はここまでです。
リハビリ編突入ですが、リハビリのことは適当です。


佐天「はいはい! お話はそこまでです! 次は座った状態から立ってください」

フィアンマ「了解だ」スック

美琴「うーん、まだ動きが鈍いかな……どこがどうというわけじゃないけど、久々に動かすからか……痛いところはある?」

フィアンマ「そうだな……強いていうなら腰と腹の中か?」

美琴「腰……ね。お腹の中は私にはどうにもできないわよ」チラ

初春「腰と……お腹ですね…」カタカタ

佐天「じゃ、次は一方通行さん」

一方通行「分かった……」スック

黒子「……あの」

一方通行「何だ?」

黒子「能力使いました?」

一方通行「何のことだァ?」

黒子「えっと、能力使いました?」

フィアンマ「…………これか」カチ

一方通行「ちっ、何をしてンだ!」グラッ

黒子「ご協力感謝しますの。お姉さまがおっしゃった通り、やはり左足に体重をかけないようにしてるのが分かりますの」

一方通行「ゔ……」

フィアンマ「チートとは許せないな。俺様でさえルールに則っているのに」

一方通行「……いや、それくらいがオマエにはちょうどいい」

フィアンマ「……神の右席としては失格レベルだ」

一方通行「神の右席……神の右席かァ」パラパラ

一方通行「そ、そうだなァ。うン、失格だァ」

フィアンマ「調べるのか……」

初春「中二っぽい会話を繰り広げる二人に軽蔑の眼差しを向けてから情報処理班の初春飾利はキーボードに向かった」カタカタ

佐天「初春ー? 帰ってこーい」

美琴「私は中二だけど中二病ではないからね!」

黒子「誰に言ってるんですの、お姉さま?」


…………………………


美琴「……そうね……こんな感じかな」カリカリ

黒子「おお! さすがお姉さまですの! でも……この組み合わせはなんですの?」

初春「え? チームジャッジメントとチーム無職ですよ?」

佐天「うっ、初春はさりげなく酷いこと言うな…」

初春「いえいえ、事実ですから」

黒子「私が言いたいのはそんなちっぽけなことではありませんの!! なんで! 私とお姉さまのチームが別々なんですの!!」

初春「いやー、白井さんと御坂さんを一緒にしたらリハビリが進みませんし…」

佐天「ははっ、白井さんも言われちゃいましたね」

黒子「ノォォォォォォォオオオオオ!!!」


一方通行「うるせェガキどもだ……」

フィアンマ「え?」

一方通行「何がえ? だ」

フィアンマ「いや、ガキは好みなんじゃないのか?」

一方通行「それは……誰の情報だァ?」

フィアンマ「これ」アンサイクロペディア

一方通行「貸せ」カチ

フィアンマ「俺様の携帯を壊したところで何も変わらないぞ」

一方通行「アンサイクロペディアめ……」ギリッ

フィアンマ(わろた)

乙ありです。
今日はここまでです、短くてすみません。
ストックはまあまああるので次のテストまでは安定して更新できそうです。

〜〜〜一方その頃・病室〜〜〜


垣根「あ゙ー、俺が語りかけます、ヒマい、ヒマすぎる」

垣根「……」

垣根「十万石まんじゅう……」

垣根「はぁ、俺だけはぶられるってありか?」

垣根「確かにカエルのいうことにも一理ある。ジャマー影響下の中で戦ったせいか内側の損傷も激しいとかさぁ」

垣根「でもぼっちはなかなか心に来るモノがあるぜ?」

垣根「さて、」

垣根「カエルに語りかけます、辛い、辛すぎる」

垣根「………」ハァ

ガラガラ

心理定規「十万石まんじゅう……よね?」


ゴーグルの少年「っス! 埼玉県で有名なお菓子っスよ」

垣根「な、なんでお前がそれを知ってるんだ!」ハッ

ゴーグルの少年「元々埼玉住みだったんスよ。まあ、ちっちゃい頃だけだったからあんまり覚えてないんスけど」テヘヘ

垣根「なるほどな」

心理定規「……そんなものが実在してるなんて今まで知らなかったんだけど」

垣根「お前、もしや都民か!?」

心理定規「いや、あなたもでしょう? ここは一応東京都なのよ」

垣根「知ってた」

ゴーグルの少年「そんな垣根さんのために買って来たんスよ! 心理定規さんが」

心理定規「そうよ。〜い、〜すぎる、十万石まんじゅうっていうくだりは何度も聞かされていたから」ジャン

垣根「なるほど。じゃねぇ、なんでこれが……ここは埼玉じゃないぞ?」

心理定規「第二十三学区へ行った時、空港のお土産コーナーで売ってたのよ」

垣根「……あ? 第二十三学区は一般生徒の立入禁止じゃなかったか?」

心理定規「変なことを気にするのね……ちょっとしたコネを使えば簡単に入れるわよ」

ゴーグルの少年「はうあ、心理定規さんのコネって聞くととてつもなさそうな気がするっスね」

垣根「そうかぁ? 多分たいしたことねぇだろ、そいつのコネなんか」

心理定規「そりゃ第二位には敵わないわ。私も研究者とかの知り合いは多いけど、トップレベルの人とはなかなか知り合えないわよ」

垣根「俺だって知り合いたくて知り合ったわけじゃねぇよ。あんな頭のネジが何本も足りねぇ野郎どもには倫理観ってもんがねぇんだよ」

心理定規(あなたにだけは言われたくはないでしょうね、彼らも)


ゴーグルの少年「はあ、僕からしたら遠い世界なんスね……」トオイメ

心理定規「そんなことないんじゃないかしら。こんなに広い人脈を持ってる彼と私と知り合い……仲間? なんだから」

ゴーグルの少年「な、なるほど!」

垣根「んなことはどうでもいいからさっさと十万石まんじゅう食わねぇか?」ビリビリ

心理定規「相変わらず包装紙のはがし方が適当ね」ハァ

ゴーグルの少年「なんだかんだ言って食べたことなかったんで楽しみっス」

垣根「え? 何が?」

ゴーグルの少年「え? 食べるのっスけど」

垣根「ええ? これは俺のだぞ」

ゴーグルの少年「え、くれるノリじゃないんスか?」

垣根「うん」

ゴーグルの少年「え」

ゴーグルの少年「本気っスか」

垣根「うん」


ゴーグルの少年「そうっスか……」

垣根「いや、ね、うん」

心理定規(タジタジじゃない)フフッ

垣根「嘘に決まってんだろ! こういうのはみんなで食べるのが一番だもんな」

垣根「だから泣きそうになるなよ、男だろうが」ヤレヤレ

ゴーグルの少年「いや、泣きそうにはなってないっスよ」キリ

垣根「そうかい?」ギリギリ

心理定規「三十個入りだからそんなに欲張らなくても良かったのに」クスクス

垣根「ちっ、まあいい……食べるか」カパ

心理定規「もらうわ」スッ

垣根「はいよ」

ゴーグルの少年「あ、ありがとうございますっス」ペリペリ パク


垣根「んで、また何しに来たんだ」

心理定規「お見舞いに決まってるでしょう? 普通は見舞いに理由なんてないわよ」

ゴーグルの少年「そうっスよ。垣根さんの顔を……いや見たいわけじゃなかったっス」

垣根「言う必要なかったよな、それ。俺が動けないからって調子乗るなよ?」

垣根「いや、動けるんだけどな」グイ

垣根「っ……、この通りな」

心理定規「無理して動く体は動けるとはいわないでしょう」

垣根「何言ってるんだ? うごかねぇとならねぇ時は例えインフルエンザでも動く」

ゴーグルの少年「それが」

垣根「社畜ってもんだろぉが!!」デデーン!

心理定規「……心配した私がバカだったわ」


ピロリロン

心理定規「あ……んー」ピピッ

垣根「おーい、一応病院内だぞ? ここは」

心理定規「大丈夫よ。返信しただけだから」スック

心理定規「行くわよ。仕事だって」

ゴーグルの少年「うー、またっスかー?」

垣根「仕事? 俺がいない間はとりあえず休止って言っただろ」

心理定規「そうだけど、表の仕事よりこっちの方がお金の入りがいいのよ。奨学金だけじゃ欲しいものも満足に買えないから」

ゴーグルの少年「大丈夫っス! これはスクールの仕事じゃないっスから」

垣根「はぁ、一体何が買いてぇか知らないが、あんまり危険なことはするなよ?」

ゴーグルの少年「……」チラ

心理定規「……」ウンウン

今日はここまでです。
少し修正を加えてみたのですが、どうでしょうか?
助言ありがとうございます。


垣根「なにアイコンタクトしてんだよ」

ゴーグルの少年「垣根さんが僕らのことを心配するなんて珍しいっスねって」

心理定規「だから私は、きっとセンチな気分だったんでしょうって」

垣根「それ絶対アイコンタクトじゃないな。目で会話のレベルだ」

ゴーグルの少年「いや、でも本当に垣根さんが心配という感情を持つこと自体珍しいっスよ、ねぇ?」

心理定規「基本あなたは個人主義だから」

垣根「そうか?」

垣根「そんなつもりはなかったんだけどな」

心理定規「そうかしらね……意識してなかったんてビックリよ」

心理定規「……さ、そろそろ行くかしら」

垣根「え、まじか」

垣根「ヒマだわ」

心理定規「サクッと終わらせるわ。さ、ゴーグルくんも行くわよー」

ゴーグルの少年「はいっス。それじゃあ垣根さん、さよならーっス」

ガラガラ

垣根「本当に帰りやがった……え、やばい、ヒマだわ」

…………………………


佐天「はいはい、雑談しゅーりょーですよ!」

一方通行「何話してたンだ?」アンサイクロペディア

初春「お二人の具合はだいぶ違うという判断が下されたので、二つにグループを分けてリハビリを進めていくことになったんですよ」ピラピラ

フィアンマ「なるほど。それで俺様は?」

佐天「えっとー、比較的にマシなんで、初春と白井さんが受け持ちます」パラ

初春「ふふっ、そういうことです」ククッ

黒子「あー、よろしくですのー」

フィアンマ「そうか、よろしく頼む」

フィアンマ(また笑っている……?)ムム

一方通行「じゃあ俺は……」

佐天「私と御坂さんですね!」

一方通行「」シロメ

美琴「白目剥きたいのはこっちだっての」ゲシゲシ

佐天「み、御坂さん、抑えて」


佐天「とりあえず私達は日常生活で使う筋肉を取り戻すことと、変なクセを治すこと、が当面の目的ですね」ピラ

一方通行「変なクセってなンのことだァ?」

美琴「基本的に本人は気付きづらいことだけど、アンタは左足をかばうようにして歩いているわ」

美琴「痛いのは分かるけど治ってからもそのクセがついてたら今度は別のところを痛めるかもしれない」

美琴「だからそれを普通の形にしようってことよ」

一方通行「そォか。そこまで痛くはねェンだが、無意識かもしれねェ」

佐天「さて自分の症状が理解できたところで行きましょうか!」


一方通行「どこへだ?」

佐天「第二の刃を作りに! そう、第二の刃を持たざる者は学園都市第一位を名乗る資格なんてないんです!」

美琴「確かにそうね。今のあんたなら私でも倒せそうだし」シュッシュッ

佐天「暴れないでください。ってか御坂さんって武闘派!?」

美琴「なんでもいいわよ! どっちもいけるわー!!」

一方通行「…………ホントかァ?」クビヲユビサシ

美琴「やる前にやる!!」ズバチィ

佐天「ちょ、御坂さん!」

一方通行「反射反射ァ」キュイン

美琴「がぁぁぁぁああああ!!」ジダンダ

美琴「手加減が逆に憎い!」

佐天「二人ともやめてください!!」

一方通行「正当防衛だァ」カチ



佐天「はぁ、一段落したみたいですし話進めますからね」

佐天(初春ぅー!! 自分だけ楽して……超能力者二人を無能力者に任せるなんてありえないから!)

一方通行「おォ。世間知らずも黙らせたしなァ」

美琴「うっさいわね!」

佐天「落ち着いてください」

佐天「まず筋トレです。あなたの場合能力で筋肉の足りなさをカバーできてしまっていたようですけど」

佐天「その腐った根性も叩きなおすいいチャンスですねってなんですかこれ!」

美琴「え? 当たり前のことを書いただけよ? なにかおかしかったなら謝るけど」キョトン

佐天(純粋にこんな煽りの文を書いていたのか……御坂さん)

一方通行「愉オブ決定だなァ」

美琴「へ? 気に障ったの?」

今日はここまでです。
毎日乙コメありがとうございます。


初春「あっちもやってますね!」

黒子「むむっ、お姉さまも頑張っていらっしゃるのですから………黒子もっ!!」

フィアンマ「そういうのはいらないからさっさと頼む」

黒子「…………そ、そうですわね」

黒子「……私達はフィアンマさんが普通の生活に戻れるよう体力の回復および生活に使う動作をスムーズにするため、普段の感覚を取り戻すためのリハビリを行いますの」

初春「具体的には歩いたり、細かな作業をしたり、ですかね」

黒子「今日は初日ですので細かな作業といきますの」

フィアンマ「なるほど? 俺様は手先が器用だからな……おもしろそうだ」

フィアンマ(大魔術用の礼装とかも作ってたからな)ドヤ


初春「まずは……コンピューター操作ですね」

フィアンマ「え、折り紙とかじゃ」

黒子「それもいいんですが、はじめはこういう馴染みのある方がいいんですの」

フィアンマ(俺様は学園都市の人間じゃないからパソコンなんて慣れてないんだが)

フィアンマ(いや、良く考えたらあの本の内容を試すチャンスかもしれない。幸い詳しそうな花女もいるしな)

フィアンマ「そうだな。俺様もそっちの方が手に馴染んでいいだろう」

黒子「むっ? 突然どうしたのでしょう」

初春「さあー? 分かりませんよ」

フィアンマ「さあーて、やろうか!!」

初春「無駄にやる気になってるところに水を差してしまうかもしれないんですけど」

初春「文字打ちの練習ですよ。あの小学校とかで最近導入されているローマ字打ちゲームです」

フィアンマ「え」

黒子「さて、やる気があるうちに行きますのおぉぉぉ!!」パシッ パシッ

シュン

午前はここまでです。
また来ます

………………………

カツカツ


垣根「すーすー……っ」コクコク

垣根「ん? 足音か」ハッ


ガラガラ

心理定規「ふう、また来たわ」

垣根「……お前だけか」

心理定規「ええ。ゴーグルくんは用事があるらしいからね」

垣根「ふーん」チラ


心理定規「何?」

垣根「いや、何の仕事してたのか気になっただけだ」

心理定規「ああ、そんなことか。現金運びの手伝いよ」

垣根「そりゃ、随分ちまちましたことだな」

心理定規「私もそう思ってたから受けたんだけど、面倒だったわよ」ハァ

垣根「……なんかあったんだな?」

心理定規「ええ。一応戦闘能力の高いゴーグルくんに本物は任せて私は囮として動いてたんだけど」

心理定規「あちらさんの数名はしっかり囮の私に食いついてきて……」

心理定規「しばらく追いかけっこしたわ」

心理定規「まあ、お金の方はちゃんとゴーグルくんが届けてくれたからいいんだけどね」


垣根「……なぁ」

心理定規「なに?」

垣根「足、やってるよな?」

垣根「挫いたか折ったかは知らねぇけど、外じゃなくて中身痛めたろ?」

心理定規「……走って逃げただけでそんなことなるはずないでしょう?」

垣根「じゃあ足だせ。ここに」ポンポン

心理定規「いやよ。この靴、脱ぐのも履くのも結構大変なんだから」


垣根「…………出せ」


心理定規「……分かったわ……はぁ」スッ

垣根「………………」チラ

心理定規「な、何?」

垣根「しっかりくじいてるじゃねぇか」ツンツン

心理定規「っ!! 挫くくらいたいしたことないでしょう」

垣根「はっ、それはつつかれてそんな顔をする奴が言うことじゃねぇよ」ハァ

垣根「とりあえず……」ガサゴソ

垣根「これでも貼っとけ。あと、氷」スッ

心理定規「大げさじゃない?」

垣根「はいはい。ちゃんとやることやらねぇと長引くぜ。固定しておけよ」ポイ

心理定規「…………」

垣根「できねぇなら俺がやるか?」

心理定規「できるわよ!」


垣根「さてさて、リーダーである俺に秘密でどんな仕事をしてたんだ?」

垣根「教えてくれ、じゃなくて言え、だ」

心理定規「だから言ったじゃない。ただの現金運びのお手伝いよ」ピッ

垣根「おいおい、お前に嘘つかれたらさすがの俺でも見破れねぇんだから頼むぜ?」

心理定規「……怒ってるわね」ペタ

垣根「そりゃ当然だろうが。いつも仕事の時は頭数に入れていたやつが勝手にケガしてきたんだからな」

心理定規「それはあなたには言われたくないんだけど」ポンポン

垣根「いやー、今回は俺のターンだし」

垣根「前のは確かに俺が突っ走ったと思ってるし、まあまあ反省もしてるわけだ」

垣根「だから今度はお前にしっかり反省してもらおうか?」


垣根「口封じされてんのか? なら聞き方を変えるか」

垣根「そのケガ、どうした?」

心理定規「それは恥ずかしいわ」

垣根「安心しろ。ケガを俺に悟らせた地点で既に史上最高の恥だからな」

心理定規「……普通に、挫いただけよ」

垣根「いや、情報が足りねぇな」

心理定規「っ、逃げてる時ビルの中に追い詰められて、三階から飛び降りただけよ……」

心理定規「逃げ道がなかったんだから仕方がないじゃない」

心理定規「いや、そもそも追い込まれたのが悪いって言われても反論は出来ないけど……」


垣根「くく、確かにお前らしくねぇミスだな」

垣根「いや、本当にクレーン女失格かもしれねぇぞ」

心理定規「クレーン女なんてなった記憶ないから失格で結構よ」マキマキ

垣根「あんなに必死に免許取ってたのにその言い方はねぇよな」

心理定規「……」カァ

垣根「いやー、珍しいもん見れたし、自業自得だったわけだしよかったよかった」

心理定規「何が良かったのよ」マキマキマキッ

垣根「全てに決まってんだろ? 顔赤くしてる珍しいもんが見れたし、追手さんにスクールにちょっかい掛けた罰も下さなくて済む」

垣根「やっぱ、暇なのが一番かもしれねぇってことだ」


垣根「さてと、巻けたか?」

心理定規「ええ」

垣根「そうか……一人で受付まで行けるよな? 一応診てもらっとけよ」

心理定規「行けるけどこの手当で十分よ。だいぶ痛みも引いたし」

垣根「怪我しても何事もないように振舞うのが常識だってのはわかるが、足音にも出てたぞ?」

心理定規「そ、そうなの?」

垣根「ふん。足庇いながら歩くくらいならさっさと治したほうがいいだろ」

心理定規「……それなら行くしかないわね」

垣根「ああ。そうしろ。俺は十万石まんじゅうでも食って待ってるから」

今日はここまでです。
垣根くんパートですね。

題名は一方通行さんになってますが最近は群集劇もどきになってます。


心理定規「…………あら、私の分も取っておいてちょうだい」フフッ

垣根「そうだな。ゴーグルの分は……食べちまってもいいか」

心理定規「後で文句言われても知らないわよ」

垣根「だな、どうしようか」

心理定規「ゆっくり悩んでなさい。私は行ってくるから」

垣根「ああ。一方通行とフィアンマが帰ってくる前に来いよ」

心理定規「面倒だけど……まあ、いいわ。それじゃあ行くわね」

垣根「いってらー」

ガラガラ


………………………


佐天「ぬぬ、なんだかいちゃいちゃの波動を感じますよ」

美琴「さ、佐天さん、何言ってるの?」

一方通行「お、オマエも感じたか?」

佐天「あ、一方通行さんもですか!」

美琴「……さっさとやるわよ」

佐天「うぃっす」

一方通行「ちっ、仕方ねェな」


美琴「まずは無難にスクワットかしらね」

佐天「足ですもんね」

一方通行「ちっ、ここは学園都市だろォ。筋トレ用の器具とかあるだろ」

佐天「それがあったら誰も苦労しませんって。噂だと発条包帯とかいう運動能力を爆発的に上げる物もあるみたいですけどね」

美琴「そんなのないわよっていいきれないのが学園都市の怖さよね……」

一方通行「……駒場のやつかァ……」

佐天「はえ、何か言いました?」

一方通行「いや、なんでもねェ。そンなものがあったとしても使いたくねェよ」

一方通行「テメェらもそんなモンを見ても使わねェコトを勧める」


佐天「は、はぁ。なんでですか?」

一方通行「……発条包帯ってもンは実在するが体への負担が大きすぎてアンチスキルでも没になった代物だからだァ」

美琴「ふーん?」

佐天「そうなんですか……随分詳しいんですね」

一方通行「まァ、そっちの方にも顔が利くからな」

美琴(そっちの方ってあのアイテムとかのいる暗部ってことかしら……)

一方通行「ちっ、そんなことはどォでもいいンだ。さっさと筋トレやるンだろォ?」

佐天「そ、そうですね」

佐天「わたし達もやります? スクワット」

美琴「そうね」

佐天「それじゃあ、せーのっ!」

美琴「いちー」クイッ

佐天「にー」クイッ

一方通行「さンー」クイッ

美琴「よーん」クイッ

佐天「ごー」クイッ

一方通行「………ろ、く」グ…グイッ

美琴「ななー」クイッ

佐天「はちー」クイッ

一方通行「…………も、もォ……きゅ、きゅう」グイッ

美琴「じゅう! はい、一セットね」クイッ


一方通行「ちっ…………あれ以来は鍛えるよォにしてたンだがなァ」ゼェゼェ

佐天「だ、大丈夫ですか?」

美琴「大丈夫でしょ。ねぇ?」

一方通行「あ、当たり前だ……」

佐天「とりあえず、タオルとスポーツドリンクです」

一方通行「クソっ……いや、すまねェ」パシッ

一方通行(今頃垣根の野郎はベッドでゴロゴロぬくぬくしてンのかァ……)ゴクゴク


垣根「……べっくし」

垣根「風邪……じゃねぇよな」パクパク


………二セット後………


一方通行「」バタンキュー

美琴「ありゃ?」

佐天「いや、これはもう大丈夫とはいえませんよね」

美琴「いい汗もかけてないわよ……まだ体もあったまってないんだけど」

佐天「でもリハビリは患者さんに合わせるものですよー」

一方通行「……はァ」ムク

美琴「あ、起きた」

今日はここまでです。
乙コメありがとうございます。
よくやく500を超えることができました。
これからもよろしくお願いします。

おつよおつ
のんびりしてて好きよこのスレ


佐天「……あの、これ以上やったら足が悪化しかねないですからここまでにしますね」アハハ…

一方通行「……そりゃ、笑えねェな」

美琴「なんだか不完全燃焼って感じだけど、仕方ないわね」ハァ

美琴「あんたが今までいかに本当に能力におんぶに抱っこだったってことが良く分かったわ」

一方通行「……何も言い返せねェ」

佐天「だ、だから第二の刃を身につけましょう? ね?」

一方通行「そう、そォだ。オリジナルにバカにされるのは気にくわねェ……」フフフ

佐天「いえーい! そのイキですよ!」


一方通行(何やってンだ、俺)


………コンピュータ室………


初春「…………さて、電源入れてください」ポチ

フィアンマ「……」ジー

黒子「フィアンマさん?」

フィアンマ「い、いや、早くつけよう」ピ

黒子「うふふのふ、もしかしてつけ方分からなかったんですの?」

フィアンマ「な、そんなわけない!!」

黒子「聞いてくれたらお教えしたんですのに……」

初春「はいはい、白井さーん、御坂さんと別れさせられたからってフィアンマさんに絡まないでくださいね」

フィアンマ「はあ、やさぐれてるな」

初春「すみません……。禁断症状だと思います」

初春「このソフトです」

フィアンマ「これか……」カチ

初春「えっと、二回クリックするんです」

フィアンマ「そ、そうか」カチカチ

黒子「ふう……」

初春「あ、白井さん、もう大丈夫ですか?」

黒子「ええ、迷惑かけましたわね」

初春「ですね」

フィアンマ「お、おい、そこは嘘でもそんなことないって言うところじゃ」

初春「そんな常識は白井さんには通用しません」

フィアンマ(随分苦労しているようだな。この花女は)

初春「そういえばフィアンマさん、あの本持ってましたよね」

フィアンマ「まあ、まだちっとも読んでないが」スッ

黒子「むむ? その本は……お姉さまがこの前読んでましたの」

初春「御坂さんが? 珍しい事もあるんですね」

黒子「お姉さまは努力家ですからね」

フィアンマ「……」

フィアンマ(本当にメジャーなんだな)

初春「もしかしてコンピューターの操作に興味があったりします?」

フィアンマ(なんだ? 唐突に……確かに解説は聞きたいところだが)

フィアンマ「まあ、多少は」

初春「……そうですか」


黒子「ローマ字は理解できます?」

フィアンマ「それくらいならな。SUSHIみたいなものだろ」

黒子「そうですの! この画面上に出てくる平仮名を出来るだけ早く打つんですの」

初春「速ければ速いほど高ポイントが入って、そのポイントによって順位が決まるんですよ!!」

フィアンマ「そ、そうか……」

初春「まずは平仮名一文字コースですね」

黒子「漢字コースでいいのでは?」

初春「まだ初心者みたいですし、これくらいがちょうどいいですよー」

フィアンマ「俺様はどっちでもいいんだが……いや……」


『漢字コース』


フィアンマ「やっぱり漢字だな。この複雑さがある意味外国から見たら憧れなんだ」カチ

初春「芸術、みたいなものですか?」

フィアンマ「……そんなこと言ってる奴もいたな」

初春「ほえー……」

黒子「……あの、話すのは結構ですが始まってますの」

フィアンマ「な、なな!!」


『超能力』

フィアンマ「tilyounourilyoku」エンター

初春「そこはtyounouryokuの方が速く打てますよ」

フィアンマ「なるほど?」

『焦燥』

フィアンマ「syousou」エンター

フィアンマ「なるほど。確かに速く打てるな」

黒子「次ですのおぉおお!!」カタタタタタタタ!!!

フィアンマ(隣が本気すぎて集中できない……)

今日はここまでです。
>>508
そう言ってもらえると嬉しいです。
ありがとうございます。


フィアンマ「ふう、どうだ? まあまあいい線行ったと思うんだが」

黒子「ええ、326点ですの」

フィアンマ「平均から見てどのへんなんだ?」

黒子「……私は4527点、初春は56489点ですの」

フィアンマ「」

フィアンマ(俺様がですの女と花女にこんなにも遅れを取っていたなんて)ガーン

初春「え、すごいですねー! 初めてでここまで行くなんて」

フィアンマ「……は、はは」ヒキツリ

フィアンマ(絶対、潰す!!)

黒子「なんだか物騒なことを考えていそうなお顔ですの」

フィアンマ「そんなわけ無いだろ」アセ


初春「なんだかメンタルやられてます?」

フィアンマ「くっ、くくっ…………くくく」

フィアンマ(考え直せ、潰すのは後でもいい。もしかしたら情報ゲットのチャンスじゃないか?)

黒子「ダメそうですの」

初春「そ、そうですか……今日はここまでですかね」

フィアンマ「……花女……俺様にコンピューター教えろ……」

初春「ええ?」

フィアンマ「コンピューター、教えろ」

初春「い、いいですけど」ガクブル

フィアンマ「……契約成立な」

黒子「ま! フィアンマさんもしかして……」カァ

黒子「お、お邪魔しましたですの!」シュン


フィアンマ「……あの女、何を考えてるんだ?」

初春「……あの」

フィアンマ「ん? なんだ?」

初春「なんでコンピューター操作を学びたいんですか」

フィアンマ「…………」

初春「いや、言いたくないならいいんです」

フィアンマ「いやいや、そんなわけじゃない」

フィアンマ「俺様がそれを学びたいのは俺様に関する情報を得るためだ」

初春「それは……ハッキングするってことですか?」

フィアンマ「そう言い方になるのか? まあ、情報を盗みたいだけだ」

初春「…………」


初春「……目的は聞かなかったことにします。私もジャッジメントですから」

フィアンマ「……ダメか」

初春「いいですよ」

フィアンマ「……やはり力づくで……」

初春「だってあまりに真剣そうな顔だったんで」

フィアンマ「へ?」

初春「それを断るのも気が引けるなって」

フィアンマ「そうか! 助かるな」ニコ

フィアンマ(くくく、犯人を見つけたら火あぶりにしてやる。自然に笑みがこぼれるな)

初春「ふふふ、でも私はスパルタですよ?」

フィアンマ「大丈夫だ。こう見えても俺様は天才だからな。多少複雑でも問題ないのさ」

初春「ほほー、期待してます」ククッ


初春「じゃあ明日にでも病室行きますよ」

フィアンマ「うーん、それは困るな」

フィアンマ(垣根がうるさそうだし……)

フィアンマ(もしかして彼女か? とか言われても気の利いた切り返しなんてできない)

初春「そうですか?」

フィアンマ「ああ。だから、そうだな……俺様がジャッジメントの詰所へ行こう」

初春「え、なんで知ってるんです」

フィアンマ「私もジャッジメントですからとか言っていただろう」

初春「あ、そうでしたね……相談してみます。決まったら連絡するんで」スッ

フィアンマ「……メールアドレスか。そうだな」ピ

初春「よし、これで佐天さんに勝った……」ボソ

フィアンマ「ん? 何か言ったか?」

初春「いえいえ。それじゃあ私は報告に戻るんで」

フィアンマ「そうだな。俺様も戻るとしよう」


ナレーションA『二人の下心ではない黒い感情が交差するときはじまるのは一体何なんだし』

ナレーションB『何自分だけ目立とうと思いけるの! 最大主教を差し置きて!!』

ナレーションA『うるさいんだし。少し黙れー』

ナレーションB『きー!!』

ナレーションC『最大主教、出番はちゃんとあるんで落ち着いてください』

ナレーションB『邪魔するものはステ、ナレーションCでも許さずなのよ!』

ナレーションC『灰は灰に 塵は塵に 吸血殺しの紅十字!』ゴオッ

今日はここまでだし。
乙コメもありがとうございます。



ナレーションC『ふう、うるさい二人を黙らせたところで』パンパン

ナレーションC『今日は燃え上がる女子トークらしい』

ナレーションC『僕には何が燃え上がるのか理解できないけどね』

ナレーションA・B『次回、黒い青春トーク(だし・なりよ!)』



帰ってきたら更新します。

…………休憩室…………


初春「お疲れ様ですー」

美琴・佐天「お疲れー」

黒子「ううう、初春!!」ビクッ

初春「へ? どうしたんですか?」

美琴「戻って来てからずっとこんな感じなのよ。何か知らない?」

初春「……うーん、そういえば出て行った時もそんな調子でしたね」

黒子「のおおおおお!! 初春に限ってそんなことはありえませんのー!!!」

美琴「ちょっと、ほんとうにどうしたのよ」

黒子「……いえ、なんでもありませんの。ただ初春が……」

佐天「何かしたの?」

初春「いえいえ、心当たりありませんよー」

黒子「……フィアンマさんと深い仲なのでは?」

初春「は?」

佐天「そうなの? 初春のタイプっぽくなかったけど」

美琴「いやいや、今のは割と本気のは? じゃない?」

初春「そうですよ。フィアンマさんとそんな関係になるなんてあり得ませんから。俺様だし」

美琴「黒子ー? 勘違いじゃない」

黒子「ええ!? それでは私が退出した後楽しそうに話していたのはどういうことですの!」

初春「あー、それはパソコンのことを教えてほしいって言うからいいですよーって話してただけですよ」

佐天「あー、初春。それは私でも誤解するかも。フィアンマさんも誤解してるかもよ?」

美琴「それは問題ないわ。そういうことには興味ないみたいだし」

黒子「なぜお姉さまがそのようなことを知っているかは気になりますが……」

黒子「それなら彼と初春の間には何もないと?」

初春「ただの利害関係ですね。何もないわけではありませんよ」

美琴「ふーん」 


初春「……さてと、話も済んだみたいですし、佐天さん借りますね」

黒子「次のお仕事までには戻ってくるんですのよー」

初春「了解です」グイ

佐天「うわわー、何がしたいの初春ー」ズザザザー

美琴「いってらー」

佐天「ちょ、本当に何がしたいの?」

初春「ふふふーん、佐天さん。私、賭けに勝てそうです」

佐天「賭け……う、まさか先に男の人とFUKIDASI交換した方にクレープを奢るってやつ?」

初春「そうです!」

佐天「フィアンマさんと?」

初春「まだメールアドレスだけですよ。ふふふ、覚悟してくださいね」

佐天「っ……こうなったら私も本気出さなきゃか」

初春「今からじゃ勝ち目も無いでしょうけど頑張って下さい」ニコ


佐天「ひひひ、油断はしない方がいいと思うよ」

初春「……余裕ですね」

佐天「こっちも布石は打ってるから」

初春「さすが佐天さんですね……けど,スカートめくり魔と交換してくれる人はいるんでしょうかね」

佐天「そこまで考えてるのだよ、初春君?」

佐天「さあ、考えてみよう。私は今日どうだったか」

初春「……は! スカートめくりしてない!!」

佐天「そう。第一印象にも気を付けていたのだ」

初春「うーん、やっぱり一筋縄ではいきませんか」

佐天「そういうこと」

初春「ふふ、余計に燃えてきました……相手にとって不足なしです!!」

ナレーションA「けほっ、本気で殺しにかかってたじゃねーか。反逆罪だし」

ナレーションB「上司たる私にも刃を向けたるなんて……」

ナレーションA「仕方がない、今回は休戦だ」

ナレーションB「そうするしかあらず、なりね」


ナレーションA「次回、天才ルーン魔術師死す!」

ナレーションB「絶対に見逃すぬよう気を付けるべしよ!!」

ナレーションC「正しくは超能力者の探り合いだ。上の二人に騙されないように」

ナレーションA・B「このタイミングを待ってたー!!」ドガッ

今日はここまでです。
ナレーションABCは一体何者なんでしょう……

………とある日の食事………


看護師「ご飯でーす」ガラガラ

一方通行「どーも」ジュウケツ

看護師「あら、今日は皆さん早起きですね」

垣根「いやいや、むしろ寝てないぜ」ピコピコ

フィアンマ「通信対戦を夜中ずっとやっててな」テヘヘ

看護師「」

垣根「中々フィアンマの伝説のポケモン衆が倒せなくてな」ピコピコ

フィアンマ「いや、俺様のより一方通行の様々な調整が施されたポケモンたちには歯がたたない」

一方通行「何ヶ月も育て屋のジジイと話してタマゴ技、努力値の振り方、種族値を暗記して厳選しまくったンだ。当たりめェだろォが」



一方通行「だってのにテメェに負けるなんてな……」グッ

垣根「ポケモンなんて所詮運ゲーだってことだろ」ニヤ

看護師「つまり本当に寝ずにポケモンを?」

垣根「ああ。俺のチャンピオンまで破ったチーム御三家でフィアンマを破るまでは寝れねぇからな」

フィアンマ「俺様もそういうわけだ。色々変えてみても勝てない……」

一方通行「クソっ、夜型だとは言ったが、徹夜型なンかじゃねェってのに」ネムー

フィアンマ「……ふぁ、とりあえず飯を食べたらまた再戦だ!」

一方通行「そォだな」

垣根「じゃあ俺はもたせる道具でも選んでるか」ピコピコ



看護師「……見回りの数はやっぱり増やすべきか」ガラガラ

垣根「さてと、ご飯ーご飯ー」ウキウキ

一方通行「おっ、これは」

フィアンマ「んな、何だこれは!!」

垣根「ん? ただの朝ごはんじゃねぇか」

一方通行「詳しく言うならみそ汁、サラダ、焼き魚……」

フィアンマ「そうじゃない……」


フィアンマ「生卵がご飯にそのままかかってるってどういうことだ!!」


垣根「TKGだろ?」

一方通行「TKGだなァ。何かおかしな事でもあったか?」

フィアンマ「な、生卵だぞ? 卵を生で食べるのか?」

垣根「……あー、外国では生卵食べる事はないんだったか」

一方通行「なるほどな。ならこれを期に食ってみるといい」

フィアンマ「……菌とか大丈夫なのか?」フルフル

垣根「メイドイン学園都市だから問題ねぇよ。メイドインジャパンのも問題ねぇんだからな」

フィアンマ「どうやって食べるんだ?」

垣根「一方通行、教えてやれよ。布教だ」

一方通行「めんどくせェが、TKGは海外へも布教しねェとならねェ日本の文化か」



一方通行「……と、醤油がねェな」

フィアンマ「醤油ならこっちにある。投げるか?」

一方通行「あァ、頼む」

フィアンマ「閉まってるな……はいっ」ポイッ

一方通行「っと、すまねェな」キャッチ

垣根「おい! まさかTKGに醤油かけるつもりか?」

一方通行「当たりめェだろォが。目玉焼きでもあるまいし他の選択肢なンてねェだろ」

垣根「何言ってんだ? TKGはかつおだしに決まってんだろ!!」マイカツオダシ ザザザ

垣根「これ!」ジャン

フィアンマ「見えないからな?」



一方通行「テメェ、本当に日本人かァ? 理解ができねェ」ショウユー

一方通行「日本人はなァ……」

一方通行「コレに決まってンだよ!」ジャン

フィアンマ「遠くて見えないからな」

フィアンマ「どっちがメジャーなんだ?」

垣根「かつおだし」一方通行「醤油」

フィアンマ「…………」

フィアンマ「なら俺様は……」







フィアンマ「両方だ!!」ザザ ショウユー

一方通行「な……ン…」

垣根「だ…と……」





一方通行「神聖なる醤油TKGにかつおだしだと……」ザザザ

垣根「……ありえねぇよ! その二つはけして相容れないに決まってる」ショウユー

フィアンマ「そう言いながらお互い認めないはずのものをかけるなんてな」ニヤ

一方通行「証明するだけだァ。かつおだしなンて醤油には敵わねェと」

垣根「こっちのセリフだ。醤油なんて邪道だと認めさせる」

一方通行・垣根「いただきま(ァ)す」

ツプ ホカホカ

トロォ タララ

パク

垣根「……う、うめぇ」

一方通行「なンだなンだよなンですか!! うめェじゃねェか!!」


フィアンマ「へー、適当に言っただけなんだがな。これがまさにビギナーズラックというものか」

フィアンマ「そんなに美味いなら俺様も食べるか」

カチャカチャ

カチャカチャ

一方通行「て、テメェ、何してンだ?」ビクッ

垣根「え、ちょっと待てよ」カタカタ


フィアンマ「混ぜてるだけだが」カチャカチャ


一方通行「…………」

垣根「…………」

一方通行「混ぜンのなンて」

垣根「邪道中の邪道だろうが!!!!」


行方不明な彼らの予告を無視しました。
今日はたまごかけご飯の日らしいので麺つゆと醤油でかき混ぜる派の私が想像で書きました。

帰る途中TwitterでTKGの日だと聞き急ぎました。
みなさんは何をかけるのでしょう……

今日の分は後で更新します。

………………………


フィアンマ「くくっ、これで手がかりが手に入るか」ニヤ

一方通行「……何の手がかりだァ?」

フィアンマ「っ! ……なんだ一方通行か」

一方通行「なンだって反応は気になるが……スルーするか」

一方通行「俺は上条みてェなお人よしじゃねェから変な事には首突っ込まねェ」

一方通行「つまり話したくねェなら別にいいが」

フィアンマ「別にそういうわけじゃないが」

一方通行「……当ててみるか?」

フィアンマ「……そんなことよりお前もなんだか疲れているようだが……息が上がってるぞ」

一方通行「……そ、そうかァ?」ビクッ

フィアンマ「ああ」


一方通行「……なァ」

フィアンマ「なんだ?」

一方通行「この話題はやめにしねェか」

フィアンマ「丁度俺様も言おうと思っていたことだ」

一方通行「これ以上の詮索は互いに不利益しかねェ」

フィアンマ「ああ。それがいい」


一方通行「ところで」

フィアンマ「なんだ?」

一方通行「やっぱり垣根はあそこにいンのか?」

フィアンマ「まあ、まだ中の方が治ってないらしい」

一方通行「なるほど」

一方通行「ということはやっぱり俺がヒィヒィ言ってるときアイツはゴロゴロしてたってわけかァ」

フィアンマ「そうなるな」

フィアンマ「……いや、それだけじゃないかもしれない」

一方通行「どォいうことだ?」

フィアンマ「イチャイチャの波動を感じなかったか?」

一方通行「……アイツに限って」

フィアンマ「忘れたのか? あいつには脈アリがいるってことを」

一方通行「ちっ、急ぐか!」カチ ダンッ

フィアンマ「え、能力まで使って邪魔するのか!! おいー!!」ダダッ!!


ガラガラ

一方通行「だあっ!!」ズザザザザ!

フィアンマ「……俺様が帰ってきたぞー」ゼェゼェ

一方通行「いちいちウゼェぞ? それによくついてこれなァ」カチ

垣根「な、なんだよてめぇら! 突然入ってくんな!! 驚くじゃねぇか!」ビクッ

一方通行「……いねェな」チラ

垣根「無視すんなよ。つーか何がいねぇんだ?」

一方通行「いや、何でもねェ」フウ

垣根「いやいや、気になりすぎるんだけど」

フィアンマ「聞かないのが身のためだと思うぞ」

垣根「そう言われると余計に気になる……」


一方通行「気にすンな。大したことじゃねェ」

フィアンマ「……そういえばそのタオルとペットボトルはどうしたんだ? 行ったときは持ってなかったよな?」

一方通行「ちっ……借りたまま来ちまったか」

垣根「なんだなんだ、女からでも借りたのか?」ニヤニヤ

一方通行「あー無視無視」ハラ

フィアンマ「おい、なにか落ちたぞ? 紙みたいだな」

一方通行「ン? タオルは今度返してもらえれば結構です。今日はお疲れさまでした、だァ?」スッ

垣根「面白そうなことしてそうだな。いいな、リハビリってのも悪くねぇ」

一方通行「俺はむしろ交代してほしいぐれェだが」ハァ

今日はここまでです。

ナレーションA「乙コメとノリのいい答えを貰いけるのは、嬉しくなりけりなのよ!」

ナレーションB「ちなみに第二王女のことなんて何も知らないんだよって……これはさすがに無理だし」

………上条の病室………


インデックス「トリックオアトリートなんだよ!!」ガラガラッ

上条「うん、知ってた」

青ピ「シスターさんのtrickなら受けたいでー!! しかもかぼちゃコスプレ!!」

土御門「インデックスを満足させるなんて俺のお菓子所持量じゃ無理だぜい。キシリトールガムしかないぜよ」ガム

インデックス「なにー!! 仮装までしてウキウキで来たんだよ!! そんな乙女の期待を裏切るなんて!!!」

上条「おい、上条さんはお菓子持ってないなんて言ってないだろ。だから騒ぐのはやめだ」

インデックス「ええ! もしかしてとうまはお菓子持ってるの?」

上条「いや、持ってない」


インデックス「むきー!!!」ガブッ


ンギャァァァァァァアアア


インデックス「さてと、バカとうまは始末したし、誰かお菓子くれないかなー」

インデックス「……」キョロキョロ


???「ふんふーん」♪


インデックス(あの人の袋……お菓子の匂いがするんだよ!!)

インデックス「いざ突撃!」ダッ



初春「ふんふーん」

初春(佐天さんからマカロン、フィアンマさんからはカンノーロもらえました!)

初春(フィアンマさんがお菓子くれるなんて意外でした……)

初春(でも大量に持ってたしな……配るのかな)

ドドドドッ!!

初春(? なんの音でしょう)クルッ

インデックス「トリックオアトリートなんだよ!!」ドン!

初春「ひゃ!! なな、なんですか!」

初春(か、かぼちゃのコスプレ?)



インデックス「あれ、聞こえなかったかな……」コンワク

インデックス「トリックオアトリートなんだよ!!」

初春「いや、聞こえてますよ」

インデックス「ならトリックかトリートを選んで欲しいんだよ」


初春「……」

初春(お菓子なんて持ってませんし……)ゴソゴソ

初春(あ、お菓子やさんで配ってたあめだ!)ピーン!!

初春「これでいいですか?」アメ

インデックス「ありがとなんだよ!」ニコ

初春(ふう、何とかなりました……)



インデックス「あれ? 他にはないのかな」

初春「」

インデックス「バレバレなんだよ。そのバックの中にマカロンとカンノーロがあることなんてね!」

初春「え、ええ?」

インデックス「アメ一個で満足するわけないんだよー!!」

初春「いや、でもこれはあげられませんよ……」

インデックス「うーん、それならお菓子の作り方を教えてほしいんだよ!」

初春「………………」

初春「いいですよ。私も作る予定でしたし」

インデックス「ありがとなんだよ!! 私はインデックスっていうんだよ」

初春「私は初春飾利って言います。よろしくお願いしますね」



佐天「で、キッチンが借りたいと」

初春「はい。お返しがしたいんですよ」

佐天「うんうん、それは分かってるんだけど後ろのかぼちゃは?」

インデックス「インデックスなんだよ!」

佐天「インデックス? まあいいか。初春が連れてきたんだし心配はないよね」

佐天「私は佐天涙子。よろしくね」

インデックス「るいこね。よろしく!」

佐天「それじゃ、入るがいい!!」

初春「お邪魔しまーす」

インデックス「お邪魔するんだよ」



佐天「で、何作る気なの?」

初春「一通り必要そうな材料は買ってきたんですけど」

佐天「……何作るか決まってないのに?」

インデックス「美味しい物ならなんでもいいんだよ」

佐天「ちょっ、私は食べる担当みたいになるのはダメだからね」

インデックス「分かってるもん。今回は私も料理するから」

佐天「インデックスちゃんは料理したことなしかな……」

インデックス「ぎ、ぎく! なんで分かったのかな」

佐天「勘だよ。で、初春も作るのが決まってないみたいだし……」

佐天「佐天さんが指導してやるしかないな!」

初春「……何にしましょう」レシピペラペラ


佐天「…………無視?」



佐天「あーだめだめ! 普段お菓子作らない人はレシピ読んだって失敗するだけだよ」バサッ

初春「んな!」キッ

佐天「睨んでも無駄だよー。料理初心者もいるんだから簡単なのにしないと」

インデックス「おお! 簡単に作れるの?」

佐天「もちろん! お菓子作りも得意だからね」

初春「何作るんですか?」

佐天「そうだね……牛乳、バター、卵……あ、さつまいももあるね……」

インデックス「なにかな?」

佐天「スイートポテトにしよう」



初春「す、スイートポテトですか?」

インデックス「それは私でも作れるのかな」

佐天「大丈夫。私がついてるからねー」

佐天「はい、まず手を洗ってー」

インデックス「りょ、了解なんだよ!」

初春「綺麗に洗わないと」

佐天「初春はそのさつまいもを輪切りにして。2、3センチくらいかな」

初春「は、はい」トントン

インデックス「私は何すればいいのかな」

佐天「材料の量を計っておこうか」

インデックス「了解!」

佐天「gね? kgじゃないからね」メモ

インデックス「うん……大丈夫だと思う」ザザザ

佐天「さて、卵黄と卵白に分けておくか」コンコン クイッ サッ



初春「切り終わりましたよ!」

初春「皮は剥かなくてもよかったんですか?」

佐天「ふふふ、それはいい質問だぞ。でも少し待って」チン

インデックス「チンするの?」

佐天「そう。計り終わった?」

インデックス「もちろん! こういう事は得意だから」

佐天「おお、ピッタリ」

インデックス「ふふん」ドヤ


チンッ

佐天「お、終わったみたい」

インデックス「おお、いい匂いなんだよ!」

佐天「まだ食べないでよ?」

初春「……あ、革が剥がれかかってますね」

佐天「そう。これをぺりぺり剥がすわけ」

インデックス「あっつ、熱いよ?」ペリペリ

佐天「それは……根性かな?」

初春「別の人が頭に浮かびましたね」


佐天「あちち、半分くらい剥けたか」

佐天「それじゃあインデックスちゃんは剥けたやつをこれで潰してくれる?」

インデックス「なにこれ?」

佐天「マッシャー。マッシュにするために使うからマッシャー」ガスッ ボスッ

インデックス「そうやるんだね! 分かった!」ゴッス バスッ


初春「熱さにもだいぶ慣れてきましたよー」ムキムキ

佐天「その効果音はどうなんだろう?」ムキムキ

初春「人の事言えませんよー? 佐天さん?」ムキムキ

佐天「それもそうか」ムキムキ


佐天「さてと、潰し終わったわけだけど」

初春「うう、手がヒリヒリします」

インデックス「腕がクタクタなんだよ」ブラブラ

佐天「後少しだから頑張ろう!」


佐天「あとはインデックスちゃんが計ってくれた砂糖、牛乳、バターを混ぜて、形を作るだけ!」

初春「後少しですね……」ザー ジャバ- ポン

インデックス「はー、スイートポテトの甘くも秋を感じさせる香りが鼻腔を刺激して、空腹だったことを思い出させるんだよー」マゼマゼ

佐天「キャラ崩壊してるよ?」


〜型作り中〜


佐天「無難な形にしましたー」ダエン

初春「私はアルミカップに詰めてみましたー」ジャン

インデックス「仮装に合わせてかぼちゃ型なんだよ」カボカボ

佐天「いい感じ。あとはてかりをつけるために卵黄を塗るべし」

佐天「まあ、必ず塗らないといけないわけじゃないけどね」ヌリ

初春「後は焼くだけですね!」

佐天「そうそう。オーブンに入れて、スイッチオン」ポチ


ピピー

佐天「はい、完成」ジャン

初春「おおお! 出来ましたね!」

インデックス「すごい美味しそうかも!」

佐天「美味しいに決まってる! だって三人で頑張ったんだもん」

初春「で、ですよね!」

佐天「で、二人とも誰かにあげるんでしょ?」

初春「そうでした!」ハッ

インデックス「少し忘れてたんだよ」

佐天「うむ、ちゃんと崩さないようにわたすように!」

インデックス「はい! るいこ!」スッ

初春「私からもです」スッ

佐天「おお、ありがとう!」

インデックス「手伝ってくれてありがとなんだよ!」

バタン

初春「は、はは、行っちゃいましたね」

佐天「初春は行かないの?」

初春「行きますよ?」

佐天「そっか」


………上条の病室………


インデックス「とーまー!」ガラガラ

上条「ん? またインデックスか。どうしたんだ?」

インデックス「……」

上条「待て、言わせるものか。上条さんがまた悲惨な目にあう……」

上条「トリックオアトリート!」

インデックス「ふふん」

上条「なにっ、効かないだと!」

インデックス「作ってきたんだよー」ジャーン

上条「……これは、スイートポテト?」

インデックス「そうだよ。かざりとるいこと作ったんだよ」

上条「…………インデックスが作ったってことか?」

インデックス「そうだよ。私はやれば出来る子なんだからね」

上条「あ、美味しい」パク

インデックス「ふふふーん」ドヤ


上条「ありがとな、インデックス」パクパク

インデックス「へへ、どういたしましてなんだよ」


………とある病室………


フィアンマ「一方通行も垣根もハロウィンだからってどこか行ってしまい」

フィアンマ「俺様がせっかく買い込んだカンノーロも無駄になるのか」

フィアンマ「お金が惜しいわけではないがせっかく買ったというのにもったいないな」

フィアンマ「禁書目録でもいたら食べきれたんだろうが俺様は割と少食だからどうしたものか」

コンコン

フィアンマ「誰だ?」

初春「私です、初春です」

フィアンマ「花女か」


ガラガラ

フィアンマ「なんだ? カンノーロならまだ余ってるがいるか?」

初春「あ! いいんですか?」

フィアンマ「どうせ余りものだからな」スッ

初春「……じゃなくて! お返し持ってきたんです」

フィアンマ「お返しなんて別に良かったんだが……」コンワク

初春「……」waiting

フィアンマ「trick or treat」

初春「発音いいですね」

フィアンマ「どうでもいいだろう。お菓子をくれると言ったんだからまずそっちだ」

初春「どうぞ。スイートポテトです」


フィアンマ「!! これどうしたんだ? 出来たてみたいに熱いんだが」

初春「出来たてですよ?」

フィアンマ「え、病院で作ったのか?」

初春「いえ、私の能力ですよ」

フィアンマ「は、はあ、そうか」パク

フィアンマ「!!!!!」

初春「え、おいしくなかったんですか?」

フィアンマ「アルミを銀歯で噛んだだけだ……味はうまい」

フィアンマ「テッラの料理並みに美味いではないか」

初春「テッラ? おいしいってことですか」

フィアンマ「そうなるな。あまり甘いものは好きではなかったが、認識が変わりそうだ」

フィアンマ「よし、お返しのお返しだ。このカンノーロを全部やる。俺様だけじゃ処理できないからお前の知り合いにでも配るといい」ドサ

初春「いや、こんなに持てませんよ……」


ガララララ

インデックス「なんだか呼ばれた気がしたんだよ!!」

上条「なんで上条さんまでって、これは一体なんだよ!」

フィアンマ「なんだってカンノーロの山に決まってるだろう。垣根も一方通行もこの山を見た瞬間部屋を出て行ってしまって片付けられなくて困っていたところだ」

上条「つまり食べていいのか?」

フィアンマ「それはそっちの花女に聞け。もう譲渡したからな」

インデックス「食べてもいいかな?」

初春「いいですよ。みんなで食べましょう」

インデックス「やったー! ありがとう、かざりー」

初春「どういたしまして」ニコ


上条「悪いな」

初春「いえいえ、ここまであると食べきれませんし」

フィアンマ「あ、そういえば」

上条「どうしたんだ?」

フィアンマ「いや、そこの花女だ」

初春「なんです?」

フィアンマ「ありがとうな。今度は俺様も作るようにしよう」

初春「は、はわ、そうですか、頑張って下さいね」


フィアンマ「いや、俺様は器用だから菓子作りくらい朝飯前だ。頑張る必要がない」ドヤ

上条「え、もしかしてこれ全部作ったのか?」

フィアンマ「そんなわけないだろうが!!」

上条「つまり財力の差か……」モグモグ

フィアンマ「と言いつつ食べるところが面白いな」

上条「うるっせー!! インデックス、この赤髪野郎の分をなくす勢いで食べるぞ!」

インデックス「おー!!!!!」

またまたイベント物です。
短い話をうまくまとめようと思ったんですけど、出来ませんね。
インさんの出番があまりなかったのでここで突っ込みました。

今日の分は後で更新します。


フィアンマ「溜まってるな」

一方通行「文句がな」

垣根「ん? つまりお前は何も問題ねぇのか?」

フィアンマ「あるに決まってる。だがそれも含めて楽しむのは思っていたより愉快なものだ」

垣根「……うーん、やっぱり俺も早くやりてぇわ」

一方通行「は、実際にやってみればわかる。この苦痛がなァ?」

垣根「いやいや、多分お前の場合は元が鍛えてなかったからそうなったんだろ?」

一方通行「」

垣根「俺はその点問題ねぇ。とりあえず能力なしでも相手を殺せるようにはしてきたからな」

フィアンマ「俺様も出来た……過去形だ」

一方通行「悲しくなるからやめろ……」


コンコン

一方通行(来た……イチャイチャする事をどうこう言うつもりはねェが)

一方通行(弱みを握ってやる)

フィアンマ(悪い顔してるな)ハァ

垣根「おー、心理定規か?」

心理定規「ええ。あら、二人も帰ってきてたのね」ガラガラ

一方通行「ああ。リハビリだった」

心理定規「ふーん。フィアンマくんもそうなの?」

フィアンマ「そうだ。俺様は即退院してもいいんじゃないかというくらいにはピンピンだがな」

心理定規「……倒れたって聞いたけど。まだ退院は出来ないでしょう?」

フィアンマ「それは別の理由があっただけなんだが……」


垣根「心理定規の言う通りじゃねぇの? 理由はよくわからねぇが倒れたわけだし」

一方通行(ン? おかしい)

一方通行(すごいクールな対応じゃねェか)

フィアンマ「それは分からないわけじゃないがな。そこまで子供じゃない」

垣根「ここで文句を言わねぇのが俺としてはありえねぇな」

心理定規「そうね。あなただったら少なくとも文句は言うわ」

フィアンマ「……俺様も本当に嫌なことだったら壊し尽くしても意見を通させてもらう。文句なんていう事前通告は無しでな」

心理定規「ごめん、あなたと同タイプだった」

垣根「え、なに? 俺そんなことしねぇだろ! そこまではしねぇよ!」

心理定規「胸に手を当てて考えてみるべきよ。前の隠れ家の惨状を」

垣根「あ」



一方通行「おィ、垣根固まってンぞ」カツカツ

心理定規「きっと心当たりでもあったのよ」

フィアンマ「心当たりがあっただけで固まるか?」

心理定規「さぁ、意外と繊細なのかもしれないわね」

心理定規「……と、そろそろ帰ろうかしら」

一方通行「そうか。そろそろ陽も落てきたしなァ」

心理定規「それじゃあまた今度って彼にも言っておいて」ニコ

フィアンマ「固まった垣根はスルーなのか」

心理定規「ええ。解凍するのにも時間がかかるから」

フィアンマ「そうか、そうだよな」

心理定規「また暇があったら遊びに来るわ。あと、彼をよろしく」ガラガラ




一方通行「最後のは……」

フィアンマ「どうだった?」

一方通行「……邪魔するより影でこっそり見守りてェとか思っちまった」

フィアンマ「俺様もだ。弱みというよりなんだか微笑ましいじゃないか」

一方通行「あー、俺も丸くなっちまったらしいな」ガリガリ

フィアンマ「悪くないと思うが」

一方通行「……」チラ

垣根「……」カチンコチン

一方通行「かもな」ハッ

今日はここまでです。
やっぱりTKGにはいろいろこだわりのようなものがあるんですね。
フィアンマの食べ方やってみようかな……

あと、受験モードに入れと先生に言われたらしいのでペースが落ちるかもしれません。
すみません。


…………翌日・病室…………


ピロリン

垣根「うーん……なんだー? 朝っぱらから」ムク

一方通行「ちっ、寝てたってのに……」ゴシゴシ

フィアンマ「ふぁわ、そうは言っても……もう10時だぞ」

一方通行「俺は夜型だから仕方ねェ……」

垣根「言い訳乙……」ムニャムニャ

フィアンマ「……!! そうだった」ピッ

『送信者:初春飾利
宛先:フィアンマさん
件名:パソコン教室についてです!

おはようございます。 初春です。
ジャッジメントの詰所の許可もらえました!
ということで時間は今日の13時で大丈夫ですか?
ダメでしたら都合のいい日を教えてくれるとありがたいです。

よろしくおねがいしますm(_ _)m
初春』

フィアンマ「やっぱりそうだった」

フィアンマ「起こして悪かったな。俺様の携帯だった」


垣根「なんだ? 何があったんだ?」

フィアンマ「いや、何でもない。今日は少し出かけるか……」

一方通行「声に出すあたり怪しいなァ」

垣根「お前もそう思ったか……俺もだ」

フィアンマ(二人ともしっかり覚醒してしまったか……寝ぼけてるうちに出るべきだった)ピピ

フィアンマ(だがこれを知られるわけにはいかない)ピッ

フィアンマ(ベッドが反対側で良かったとここまで思ったことはないぞ)

『送信者:フィアンマ(俺様)
宛先:初春飾利(花女)
件名:Re:パソコン教室についてです!

了解だ。
13時には着けるようにする。
よろしく頼むな。
フィアンマ』ピッ


一方通行「おい、オマエと同類にするな。俺は詮索をしたりするつもりはねェ。勝手にしろってな」

垣根「昨日はする気マンマンだったじゃねぇか!」

一方通行「!! 気づいてたのか!」

垣根「気付いてたからこその対応だろ。弱みなんか握らせねぇよ」

一方通行「いや、オマエは弱みだらけだ」

垣根「……本気か?」

一方通行「あァ、嘘つく必要ねェだろォが」ニヤ

垣根「……俺も詮索しないでやる……感謝しろよ」

垣根(あれはダメだ……)

一方通行(最初にここへ来た理由もコイツの弱みだからなァ)ニヤ


フィアンマ「ここにきてお前が牽制するなんて予想外だな」

一方通行「何のことだァ?」

一方通行(俺もリハビリのことは詮索されたくねェだけだ)

フィアンマ(なるほど)

フィアンマ「じゃ、俺様はしばらく外に出るからもし右席の面子が来たら適当に対応しておいてくれ」

一方通行「ちっ、めんどくせェ。それはこっちに頼ンどけ」ユビサシ

垣根「ヴェントさんなら喜んで、だな! むしろウェルカムだ」パアア

フィアンマ「引くな……」

一方通行「ヴェントさンのことになるとキャラ変わるから面倒だな……」

垣根「よし、行ってこい! そして俺はヴェントさんを待つことにする」

フィアンマ「そ、そうか……頼んだぞ、一方通行」

一方通行「……お、おう。任せろォ」コンワク

午前はとりあえずここまでです。
乙コメありがとうございます。


ガラガラ

フィアンマ「これはヴェント呼んでおかないとマズイ流れだな……はぁ」ピピッ


フィアンマ「もしもし」

ヴェント『もしもしぃ? 誰かなー?』

フィアンマ「俺様だ。フィアンマだ」

ヴェント『まあ、表示見ればわかるけど』

フィアンマ「なら聞くな」

ヴェント『いちいちむかつかれるのも面倒だし用件を言って頂戴』

ヴェント『魔術使ってないってことは大したことじゃないんだろうけど』

フィアンマ「はぁ……見舞いに来い」

ヴェント『はぁ? 見舞いは頼むものだったっけ』

フィアンマ「俺様が来て欲しいと思ってるわけじゃない。あいつだ」

ヴェント『……もしかしてあのメルヘンとかいう』

フィアンマ「そうそう。あの時もまんざらでもなさそうだったからな」

ヴェント『はぁ、別にいいけど時間かかると思うけど?』

フィアンマ「そこは問題ない。俺様の権限で学園都市ものほどじゃないが三時間ほどでこっちへこれる飛行機をチャーターしておいた」


フィアンマ「ローマ正教御用達の空港でいつでも出れるよう待ってる」

ヴェント『は? いつになく準備がいいね……』

フィアンマ「仕方がなかったんだ。頼むぞ」

ヴェント『はいはい。面倒だけど行ってあげる。貸一で』

フィアンマ「命令だから貸し借りなんてなしだ」

ヴェント『……まあいいか。今私は強制命令権をもってるわけだし』

フィアンマ(今の俺様なら簡単に組み伏せられてしまうだろうけどな。強制命令権なんてなくても)

フィアンマ(ま、どちらにせよ、弱点は隠すのが普通だな)

フィアンマ「そういえばそんなものもあったか」

ヴェント『ああああ、憎ったらしいったらありゃしない。こっちが切り札みたいに持ってるもんをねぇ』

フィアンマ「はっ、それが俺様とお前の差ってことだろう」

ヴェント『……なんだかいつも以上に饒舌じゃない?』

フィアンマ「…………そんなことない。俺様はいつもこうだろう」


ヴェント『まあ、別にいいんだけど』

ヴェント『今こっちが何時かわかってるの?』

フィアンマ「……大体午前2時くらいか?」チラ

ヴェント『そう。夜中』

フィアンマ「別にどうでもいいんだが。とりあえず急いでくれよ」

ヴェント『私はどうでもよくないって言ってるんだけど』

フィアンマ「どうせまだ起きていたんだろう。全く問題ない」

フィアンマ「じゃあ頼む、切るぞ」

ヴェント『はぁ、相変わらずの自己中心的思考。やっぱり何も変わってないか』

ヴェント『了解。学園都市着いたら追い返されるとかはやめてちょうだい』

フィアンマ「そこも問題ない。じゃあ」ピッ


看護師「……」ジー

医者「……」ハァ

周りのパンピー「…………」ジー

フィアンマ(そういえば病院では携帯は基本禁止だったか)

フィアンマ(俺様まで常識通用しない人間になるのはまずいか)

フィアンマ「すまない」ペコ

フィアンマ(誰に対してかは分からないがこうしておけばまず面倒なことにはならないとオッレルスも言ってたしな)

フィアンマ(うん、やっぱり皆目線を逸らしたな。効果てきめんだ)

フィアンマ「さて、さっさと行くか」

今日はここまでです。


一方通行「っふう、……危ねェとこだった。ローマ正教とやらの最暗部とか言う割には背後への注意があんまり出来てねェな」

垣根「まあ、仕方ねぇって。宗教関係の方が俺たちみたいな掃除屋の仕事なんてやらないんだろうし」

一方通行「だが……あいつが電話してたことと勝手に勘違いしてくれたのは幸いだった。学園都市の病院内では携帯くらい使っても問題ねェしな」

垣根「だな。これからはあんまり騒がしくすんじゃねぇぞ。次はあいつも勘違いしないかもしれねぇ」

一方通行「テメェには言われたくねェ」

垣根「あん?」

看護師「……」ジー

医者「……」ハァ

周りのパンピー「…………」ジー

一方通行「はァ、さっさと行くぞ」カツッ

垣根「ちっ、もし見失ってたら許さねぇからな」

一方通行「それはオマエの責任でもあるからな?」

…………外…………


フィアンマ「……」

フィアンマ(そういえばジャッジメントの詰所ってどこだ?)

フィアンマ(とりあえず学区内を歩き回るか。時間もまだまだあるしな)

トコトコ

トコトコ

グゥー

フィアンマ「……朝飯を食べてなかったか」

フィアンマ「はぁ……」

???「おー? あれは!」

???「なんや? つっちーの知り合いか? あの外人さん」

???「そうだにゃー、正しくはカミやんの知り合いだけど」


フィアンマ「土御門か」

土御門「よう! こんなところでどうしたんだにゃー?」

フィアンマ「朝飯を食べようと思ってな。そっちは……?」

土御門「青髪ピアス、略して青ピだにゃー」

青ピ「青ピって紹介するから本名覚えてもらえへんのや……」

青ピ「それで君はなんて名前なんや?」

フィアンマ「俺様はフィアンマだ」

青ピ「フィアンマ……やっぱり外人さんやな!」

土御門「エセ関西弁使いだが気にしないでやってくれると助かる」

フィアンマ「大丈夫だ。気にしてない」


青ピ「ふむー、フィアンマって僕より日本語上手いな」

フィアンマ「ふふ、そんなこと当然だ」

土御門「……おい、朝飯はいいのか?」

フィアンマ「そ、そうだったな」

土御門「なあ、青ピ」

青ピ「なんや? つっちー?」

土御門「俺も食べてなかったぜい」

青ピ「ならそこマグドガルドでも行けばいいんやないか?」

フィアンマ「噂のマッグか! そうだな……時間もあるな」チラ

………………


土御門「にしてもなんで病院で朝飯食べてこなかったんだにゃー?」

青ピ「あれ、フィアンマって病院在住だったんか?」

フィアンマ「いっぺんに質問しないでくれ」ハァ

フィアンマ「まず土御門の方から答えると、朝起きたら朝飯の時間をとっくに過ぎていてな。持ってきてもらうよう呼ぶのも面倒だっただけだ」

土御門「とてつもない面倒臭がり屋なのかにゃー? あの時とかはそんな風には思えなかったぜい?」

フィアンマ「あの時は目的があったからな。それに向かって一番の最短ルートを行っただけだ」

フィアンマ「青髪の方はイエスだ」

フィアンマ「在住というのとは少し違うがな」

青ピ「へぇ、どこの病院なんや?」

フィアンマ「……上条と同じところだ」

土御門「おい、フィアンマ、お前の番だにゃー」

フィアンマ「ああ、注文か」

今日はここまでです。


一方通行「おい、なンで気づかれてンだ」

垣根「問題ない。俺たちの隠れ方が悪かったんじゃなくて純粋に>>1の技量不足だろ」

一方通行「それもあるだろォが、オマエが騒いでたのが聞こえたンじゃねェか?」

垣根「それはあり得ねぇって。これでもしばらく暗部を渡り歩いてきた身なわけだし。その辺りは人一倍気を使ってる」

一方通行「の割には注目集めてたけどなァ」

垣根「あれは……あそこにいたのは歴戦の猛者ばかりだったってことだろ」

一方通行「言い訳ほど見苦しいものはねェな」

受験モードとは何だったのか?

>>601
来年になったら皆勉強を始めるから今からやっておけ、位のことなので忙しい時以外はあまり影響はないと思います。
説明不足ですみません。


フィアンマ「ビックバーガーのLセット……普通そんなものを朝から食べられるものか」

青ピ「分かってないな。成長期の男子はこれくらい食べなあかん!!」

土御門「ということぜい。そう言う青ピはジャカジャカチキンだけだがにゃー?」

青ピ「僕は朝飯食べたからな。休日に一日四食はいくらなんでもやりすぎや」ジャカジャカ

土御門「で、フィアンマは…」

フィアンマ「フレッシュレタスバーガー、サラダLにアイスコーヒーだ」

土御門「ジャンクフードで栄養バランス気にしてるってことかにゃー?」

フィアンマ「何言ってるんだ。俺様は野菜が好みなだけだが」

青ピ「好き嫌いありそうな顔してそうでもないんやな」ジャカジャカ

フィアンマ「好き嫌いありそうな顔ってなんだ…………」イラ

土御門「いやー、実際あると思うぜい?」

フィアンマ「当然だろう。生で食べる系の肉や魚類は苦手だな」

フィアンマ(儀式などで生きた動物を使うのは大丈夫なんだが……)


土御門「やっぱ外国の人間からは生ものは好まれないみたいだにゃー」パクパク

土御門「かく言う俺もあまり生ものは好きじゃないからにゃー」

青ピ「それはもったないやないか。日本にいるうちに好きになってくれると日本人としても、うれしいで」ジャカジャカ

フィアンマ「……努力はしよう」

青ピ「……ん? なんでつっちーは外人さんと知り合いになったんや?」

フィアンマ(……マズイか?)

土御門「カミやんの見舞いに行ったとき知りあっただけだぜい?」

青ピ「なるほど、まあ、カミやんは第一位と知り合いだっていう噂もあるくらいやしな」

青ピ「外人さんと知り合い、程度じゃ驚きにも値せんわ」

フィアンマ「だな。俺様もあいつの人脈の広さには驚かされるばかりだ」


土御門「ふう、食ったぜい」

フィアンマ「どこへ行く予定だったんだ?」

土御門「あれ、言ってなかったかにゃー? カミやんの見舞いだぜい」

フィアンマ「なるほど。なら行く方向は逆か」

青ピ「フィアンマこそ病院抜け出してどこ行くんや?」ジャカジャカ

フィアンマ「……さぁ。どこだろうな」ニヤ

土御門「すごい含みのある笑いだにゃー」

フィアンマ「まあ、特にあてはない。ただ外をフラフラしたい時はあるだろう? 俺様は今まさにそれだ」

土御門「そうなのか? なら俺たちと行こうぜい。病院近くの方がいいところあると思うんだがな」


フィアンマ「……え、それは」

青ピ「せやな! 案内なら任せとき!」

フィアンマ「上条の見舞いはいいのか? 俺様は気ままにぶらつくつもりだったんだが」

土御門「それは面会時間終了までならいつでもいいんだにゃー。時間に余裕はあるぜい」

フィアンマ「そうか…………なら俺様も付いていくとするか」ハァ

フィアンマ(今は11時半……病院の方まで行っても十分戻ってこれるか)ピ

フィアンマ(何より土御門に目的を知られるわけには行かない……)

フィアンマ(この表情はどう見ても善意ではないからな。なにか勘づかれているのかもしれない)チラ

土御門(フラフラしたいのに病院の方へ行くのを渋るとは怪しい。何をするのか気になるぜい)ムフフ





垣根「おいおいおい、なんで土御門がいるんだよ」

一方通行「たまたまじゃねェの?」

垣根「追いづらいじゃねぇか」

一方通行「ンなこと俺に言われても困るンですけどォ。っていうかさっさとソレ食え」

垣根「待て待て。ゆっくりよく噛んで食わねぇと体に悪いじゃねぇか。まだ俺はリハビリすら始めてないんだからな」

一方通行「そンなに体調が悪いンなら病院で寝てろ」

垣根「体調は万全だ。が内側はどうにもな」

一方通行「それを体調が悪いって言うンだろォが」

垣根「あー、もうテイクアウトで」

一方通行「最初からそォしろ」

今日はここまでです。
フィアンマさんのお外編……?


………外………


土御門「さて、どうするかにゃー」スタスタ

青ピ「まずゲーセン行くべきやない? 僕のクレーン技…」

土御門「いや、ボーリング行かないか?」ニヤ

フィアンマ「ボーリングか……」

フィアンマ(やったことないな……)

青ピ「ボーリングかぁ、まあ、いいんやないか?」

土御門「その後はそこにあるカラオケでも行こうぜい!」

青ピ「おお! 僕今期のアニソンもう覚えたからな!」

フィアンマ「カラオケか……」

フィアンマ(神の右席で行ったこともあるし問題ないか……)


………ボーリング場………


青ピ「さてさて、じゃ、最初に投げさせてもらうでー!!」ブン

ゴロゴロ ッカーン!!

青ピ「っしゃー! ストライクや!!」


土御門「じゃあ次は俺だにゃー」フンッ

ゴロロロロ カッ-ン

土御門「の こ っ た だ と !?」

青ピ「ふふふふ」

土御門「っ……」ブン

ゴロゴロ カーン

土御門「す、スペアだぜい」


フィアンマ「俺様の番か……」スッ

コロコロ ガコ

土御門「ガターだにゃー」

フィアンマ(ガターって何!?)

フィアンマ「よ、横にボールが落ちてしまったか……」

フィアンマ「も、もう一度!」サッ

ゴロロ カツン

フィアンマ「さ、3本だと……?」

土御門「…………」

青ピ「まだまだあるから落ち込む必要あらへんて」


フィアンマ「スコア58……?」

青ピ「今日は調子よかったでー! スコア175や!」

土御門「ちっ、負けたぜい……スコア157……」

青ピ「フィアンマ……もしかしてだけど初心者だったんか?」

フィアンマ「っな! そんなわけ無いだろう! 今日は……そう! 病み上がりだからダメなだけなんだ! 力が入らないだけだ!」

土御門「そ、そうだな」

青ピ「そうなんか! だったら完全に治ったらまたやってみよ」

土御門(空気読め!!)

フィアンマ「土御門、気遣いはいらない。俺様は天才だから……」フルフル

青ピ「楽しみやな」

土御門(天才っていってるのに自虐にしか聞こえない……)


カコーン ガッコーン


一方通行「さてと、追跡は基本中の基本だって言うけどよォ」ホイ ゴロロロロ

垣根「それはやべぇよ。変態ストーカーの基本だぜ?」フンッ ゴロロロロ

一方通行「黙れ。またうるさくすると見られるじゃねェか」ブン ゴロロロロ

垣根「それもそうだな。自然にボーリングするのが一番だな」フンッ ゴロロロロ

一方通行「……だが……全部ストライクってのは目立つンじゃねェのか」ブン ゴロロロロ

垣根「確かに目立つ。だが土御門も暗部の人間だろ? チームグループで遊びに来てたしな」フンッ ゴロロロロ

一方通行「それがどォした?」ブン ゴロロロロ

垣根「普通に追ってるだけじゃすぐに気付かれちまうわけだ。俺は追跡専門じゃねぇんだし。お前もそうだ」フンッ ゴロロロロ

垣根「変に追跡することは暗部の人間の視界の中で最も目立つ。そのせいか追跡以外の目立つ行為は基本的に普通の人間より頓着しねぇ傾向にある」

垣根「ってことであいつへの対策は常識の範囲内で目立つってことかな」

一方通行「バカみてェな方法だな。まあ、実際に気づかれてねェわけだから結果オーライなンだろォが」ブン ゴロロロロ



垣根「ま、実際」

垣根「空調の風のベクトルを操って不正にストライク連発してる野郎に負けたくねぇだけだが」フンッ ゴロロロロ

一方通行「だと思った」ブン ゴロロロロ

一方通行「だが、文句があンならオマエも翼でも出せばいいだろ。メルヘンなヤツをなァ?」

垣根「聞き捨てならねぇな、俺の能力は目立ちすぎる。常識の範囲内で目立つって言ったじゃねぇか」フンッ ゴロロロロ

垣根「俺の能力は常識が通用しないんだから。注目度も常識の範囲内なんてもんじゃ済まない」

一方通行「だろォな」ブン ゴロロロロ

垣根「わかってんなら提案するな。せっかくヴェントさんに会える機会を捨ててまで来たんだからな。成果がねぇのは困る」フンッ ゴロロロロ

一方通行「はいはい。オマエのヴェントさんへの歪んだ愛は分かったからさっさと追うぞ」ブン ゴロロロロ

一方通行「オマエがギャーギャー言ってるうちに姿をくらましやがった」チラ


垣根「カッコつけてるところ非常に申し訳ねぇんだが次はカラオケって言ってただろ」

一方通行「ン、ンなこと知ってるに決まってンだろ」

今日はここまでです。


………カラオケ………


青ピ「まず機種は何にする?」

土御門「スタンダードサウンドでいいにゃー。キャラソンから演歌まで幅広く取り扱ってるらしいぜい」

青ピ「へぇ、そんなのがあるんやな。僕はいつもガールズフレームっての使ってたんやけど」

土御門「なんだ? それは」

青ピ「女の子の声が僕の声に合わせて合いの手を入れてくれるんや!」

土御門「それはもしや」

青ピ「メイドもあったでー」

土御門「神機種じゃないか!」


フィアンマ「なあ、ここはなんだ?」

土御門「なにって、カラオケに決まってるぜい」

青ピ「もしかして受付がタッチパネルなのが珍しいってことなんか?」

フィアンマ「いや、確かにそうなんだが……それ以前にカラオケって個室なのか?」

青ピ「そ、そりゃ当然や」コンワク

土御門「あー、そういうことか」

土御門「外国のカラオケは個室じゃないんだぜい。大部屋で知らない人の前で歌うんだとか」

土御門(ねーちんが恥ずかしがってたよな……)クク

フィアンマ「そう! 俺様が行ったことあるのはそれだ」

青ピ「そんな恥ずかしいことがようできるな……僕には無理やな」



フィアンマ「ふむむ、俺様の知らない日本の文化というものはまだまだあるのだな」

土御門「そういうことだにゃー。で、機種は?」

青ピ「今日はスタンダードサウンドでいいんやない? ジャパンを知らしめてやるでー!! 2時間っと」ピッ

土御門「ふふ、なら俺もあの曲を出すしかないぜよ!」

フィアンマ「……お、あるではないか。俺様はこれに確定だな」ケ-タイポチポチ

土御門「何を歌うんだにゃー?」

フィアンマ「ジャパニーズカルチャーと言ったらアニメだろう?」

フィアンマ「……演歌もいいかもな」ボソ

青ピ「男子高校生のカラオケで演歌とは渋いなぁ。僕は十八番があるから別にいいんやけど」

土御門「お、出てきたぜい。えーっと3階だと」ピラ

フィアンマ「伝票が自動で出てくるのか……さすがは学園都市というわけか」


土御門「先払いか……」ピッ 365000-500

青ピ「なっ、いつの間にマネーカードにそんな大金をいれたんや!?」

土御門(あ、やば、仕事用使っちまった)

フィアンマ「…………」

フィアンマ「もう給料入ったのか。ワリのいいバイトをはじめたって言ってたが、随分金が手に入るらしいな」

土御門「あ、ああ。なんだか危ないことをさせられてるんじゃないかって心配になるくらい割が良かったんだにゃー」アセアセ

青ピ「ふーん? 僕にも紹介してくれー!!」

土御門「だめだめ。人のマネーカードの残高を見るようなマナーも何もない輩には教えることはないぜい」

青ピ「う、それはそうかもしれへんな。悪かった」

フィアンマ(土御門もミスはするのだな……この辺のことは結構きっちりしていると思っていたが)



垣根「おいおい、あのフォローは少し無理がないか?」

一方通行「あの青いやつが気づかねェンだからいいだろ」

垣根「ま、それもそうか」

一方通行「ところで、アイツの目的は本当にこんなところで学生っぽいコトをすることなのかァ?」

一方通行「出ていくとき誰かからメールを受けていたみてェだし、ぶらぶらしよォと思ってわけじゃ無さそうなンだが」

垣根「んな分かりきってること改めて言うなよ。俺はその本来の目的を暴くために来たんだから」

垣根「ヴェントさんに会うチャンスをドブに捨ててまでしてな」


一方通行「……そ、そォだな。だが今から帰ればちょうど会えるくらいじゃねェのか?」ヒキ

垣根「3時間ほどで着くって言ってたしな。ええと、今は12時か」

垣根「い、いや、帰るわけには行かねぇよ。今回を逃したらもうチャンスはねぇかもしれないし」

一方通行「そォか? なら行くぞ」

垣根「え?」

一方通行「どこへ? みたいな顔してンじゃねェよ」

一方通行「アイツらの隣の部屋だァ」ピッ ガガガ

垣根「……そうだな。俺だけ皆に弱みを握られてるのは気に食わねぇし」ピラ


………309号室………


土御門「さてさて、まず誰が歌う?」

青ピ「ここはまず僕が手本を見せてやるで!」

土御門「りょーかい。はいよ」キカイ

青ピ「これや!!」


『行きます!カラオケ一曲目/ほぼ日P』


フィアンマ「随分とそのままって感じの題名だな」

土御門「最近本当にボカロにハマってるにゃー」

青ピ「行きます!カラオケ一曲目♪」

青ピ「皆さん方が歌いたい曲を選んでいる間 3分ほどつながせていただきますー 歌いたい曲が既に決まっている方はー手拍子など盛り上げをお願いいたします!」

土御門「うい!!」パンパン

フィアンマ「なるほど……曲を選べばいいんだな?」

青ピ「ドリンク類の注文はもうお済みでしょうかー 飲み放題のメニューからお願いしますー」

フィアンマ「俺様はアイスコーヒーだな」ピッ

土御門「俺は……うーん、コーラで」ピッ

青ピ「僕はカルピスで!」

フィアンマ「お前は歌っていろ」

青ピ「大きな声出してー気持よく歌ったらー 日頃のストレスも 吹き飛んでしまいそうーとりあえずここは私が 行きます!カラオケ一曲目」


土御門「さてと、ジュースも頼んで、お菓子も頼んだぜい」

土御門「次はフィアンマが歌うか?」

フィアンマ「ふむ。もう決まってるからな」ピッ

青ピ「だいたい皆が一巡するくらいまでの間は 続けて何曲も入れたりしないでください」

土御門「これは絶対守らないとならないルールだぜい。何曲も入れられるとイライラする人もいるからにゃー」

フィアンマ「大丈夫だ。一曲しか入れてない」

青ピ「一心不乱にアニメソングを探していませんか?」

フィアンマ「う…………」

土御門「は、はは……」

青ピ「とりあえずここは私がー行きます!カラオケ一曲目♪」


青ピ「ふう。カルピス頼んでくれた?」

フィアンマ「ああ、もう来ているぞ」サッ

青ピ「おう、ありがとな」チュー



土御門「フィアンマ、始まるぜい?」

フィアンマ「おお、そうだったか」マイクマイク


『ふ・れ・ん・ど・し・た・い/学園生活部』


青ピ「お、死体のやつか」

フィアンマ「がっこうぐらしだ」

土御門(神の右席って一体なんだったんだろうか。俺は右方のフィアンマを見てそう思わずにはいられなかった)

土御門(こいつが本当に第3次世界大戦の元凶なのだろうかと)


フィアンマ「したいからーしたいならーしたいときーしたいでしょー」

フィアンマ「一緒に!」

青ピ「はい!!」

フィアンマ「俺様ー達ここにいますー! ここにはゆーめがちゃんとあるー」

フィアンマ「ふれんどーなら友達だろー?」

土御門(…………ノリの良さも大事か)

青ピ「そうだ!」

土御門(なっ、青ピ……)

フィアンマ「好きって言ってみた!」

青ピ・土御門「だいすき!!」



フィアンマ「ただいまーってあーの子がー言うぞー」

土御門「おかえりー!!」

青ピ「あ、つっちー曲選んだんか?」

土御門「当たり前だぜい。フィアンマが入れた後即入れたからにゃー」

青ピ「んじゃあ、僕入れちゃうで」ピピ

青ピ「うーんonly my railgunは第三位の子が出てきてええんやけど……たまには無難にKANA-BOONとかでも……うーん」

フィアンマ「おくじょーにまっかなたいよー! かなり叫んでみたー!」

青ピ「元気でーす!!」バッ

フィアンマ「ふれんどーなら友達だろー?」

青ピ・土御門「そうだ!」

フィアンマ「だいすき あーりがと!」


フィアンマ「ふう。合いの手、よかったじゃないか」ゴクゴク

青ピ「どうもー」

土御門「フィアンマ、がっこうぐらしみてたんだな」

フィアンマ「まあな。何となく夜に目が冴えることがあるだろ? その時テレビをつけたらちょうどやっていてな」

土御門「大部屋で夜中にテレビとははた迷惑な野郎だにゃー」

土御門(たしかにそういうことあるぜい)

フィアンマ「逆になってるぞ。ま、二人もハマったらしいから問題なしだ」

青ピ「そ、それでいいんやね……」



『完全感覚Dreamer/ONE OK ROCK』


土御門「行くぜよ!!」

青ピ「つっちーの十八番!!?」


土御門「so now my time is up  Your game starts, my heart moving?」

フィアンマ「いつもふざけている割に上手いな」

青ピ「そうそう。カミやんともこいつ英語の発音普通にネイティブだよなって話したりするくらいやで」

土御門「絶対的根拠はウソだらけ いつだってあるのは僕の 自信や不安をかき混ぜた 弱いようで強い僕!!」

フィアンマ(この歌は聞いた事はないがなんだか激しさが伝わってくるな)

土御門「This is my own judgement!」

青ピ「ジャッジメントですの!!」

フィアンマ「なんて合いの手だ!?」

青ピ「これがお決まりなんや」

土御門「完全感覚Dreamer がボクの名さ Well, say it ? well, say it!!!!」


今日はここまでです。
カラオケを入れると間延びしそうだったので一気に更新しました。
ちなみに選曲は完全に1の好みです。

フィアンマだけは前の話を汲んでみました。

>>1は結構まじめだから言っとくけど>>633は荒らしだから気にすんな
何度も言うがあんたのSS、あんたの好きなように書いてね。


………308号室………


一方通行「あっちも歌ってンな」

垣根「俺もあっち行きてぇよ。何が悲しくって野郎と二人でカラオケに来ねぇとならないんだ」

一方通行「それはこっちのセリフだァ」

垣根「にしても土御門歌上手いな」

一方通行「グループのカラオケでもワンオクはうたっていた気がするな」

垣根「お前本当に暗部組織かよ……仲良しグループじゃねぇか」

一方通行「うまくねぇよ。仲良しグループとかじゃなくて二週間くらいかかった仕事があって、それのお疲れさま会みてェなもンだ」

垣根「全くその辺考えてなかったのに上手くないって言われると複雑な気分なんだが」

垣根「だが俺もあったわ。忘年会みたいな?」

垣根「普段はプライベートには干渉しねぇのが暗黙の了解だがそんなときだけは普通の高校生みてぇに酒飲んで歌ったり、話したりしたもんだ」

一方通行「おい、普通の高校生は酒なンか飲まねェ。土御門は呑んでたが」

垣根「固いな、ルールを破りたくなるのが高校生ってもんだろうが」

一方通行「そォだな、そォだった。オマエは暗部とか関係なしでそォいうタイプだったなァ」

垣根「知ったような口ききやがって」ピ


垣根「今日はあんまり激しい歌は歌わねぇほうが良さそうだな」アーアー

一方通行「あン? 歌うのか?」

垣根「そりゃカラオケ来たんだから当然だろ」

垣根「ツレがモヤシ野郎だったとしてもな?」

垣根「手を抜かねぇのがプロってもんだ!」

一方通行「追跡に来たンじゃねェのか……」

一方通行「しかもテメェプロでも何でもねェだろ」

垣根「気にすんなって」

垣根「俺の美声が聞ける機会なんてそうねぇんだから大人しく聞け」

一方通行「……仕方ねェ。隣は俺が気配っておくから勝手に歌ってろ」

垣根「ヒトカラに来た気分になるじゃねぇか」



『ひまわりの約束/秦基博』



垣根「どうして君が泣くの まだ僕も泣いていないのに自分より悲しむから つらいのがどっちか わからなくなるよ」

一方通行「ぶっ……」

一方通行(ンだァ? 俺のウケを狙ってンのか? テメェのキャラじゃねェよ)クク

垣根「ガラクタだったはずの今日が ふたりなら 宝物になる」

一方通行(おいおい、恋愛系ソングたァ似合わねェって)

垣根「そばにいたいよ 君のために出来ることが 僕にあるかないつも君に ずっと君に 笑っていてほしくて」

一方通行「……」

垣根「ふっ……これからは僕も 届けていきたい ここにある幸せに 気づいたから」

垣根(これが俺の十八番。イケボに抑揚を上手くつければ男でも女でも聞きほれちまうんだぜ!!)

垣根(垣根帝督にはこの曲は似合わない。歌詞的に)

垣根(大丈夫だ。自覚はある。だがそれが普段とのギャップで相手を落とすファクターにもなる)

垣根「これからは僕も 届けていきたい 本当の幸せの意味を見つけたから」



一方通行「意外と上手いじゃねェか。しかも純粋だなァ……オマエにしては」

垣根「まあ、モテるための努力は怠らねぇからな。つーか、オマエにしては、は余計だ」

垣根「バンドでベースボーカルやってたこともあるんだぜ? モテると思ったんだけどな」

一方通行「なンだか悲しくなってくるからやめろ」

垣根「モテる努力をしねぇ奴が悲しくなる資格なんてねぇよ!!」

一方通行「いやいや、テメェの努力の実らなさに同情してンだよ」

垣根「それもっといらねぇから! 余計むかつくじゃねぇか」

一方通行「つーかよォ、オマエモテねェとか言ってる割にはいいヤツがいるじゃねェか」

垣根「うーん……心理定規のことか?」

一方通行「それ以外いねェだろ。俺でも分かるが?」

垣根「あれはただの少し仲のいい同業者……いや、仲間にすぎねぇ」

一方通行(昨日のあれを見せておいてそォくるか)

一方通行(いや、あれでもコイツにとっては気を付けてるってコトだったか)

一方通行(ツラ的には場慣れしてそォなンだが……誤魔化すの下手すぎンだろ」

垣根「途中から声に出てんぞ。何を誤魔化すのが下手だと思われてるのかは知らねぇが」

一方通行「てh」

垣根「てめぇにてへ☆は似合わねぇから止めとけ。黒歴史になんぞ」

一方通行「オマエには絶対言われたくねェ!!」



垣根「っていうかさっさと曲入れろよ」

一方通行「は? オマエがずっと歌ってればいいだろ」

一方通行「ンで喉壊しちまえ」

垣根「なにー? 俺のイケボに嫉妬かよ、キモ」

一方通行「いちいちウゼェな。俺は隣に集中してンだから歌う余裕なんてねェよ」

垣根「なら俺が聞いててやるからお前は歌ってりゃいいから。な?」

一方通行「ちっ、目的が変わってやがる」

垣根「いやだってねぇ、こんな機会ねぇだろ。多分もう二度と」

一方通行「そォか? なそこまで言うなら無難な曲行くか」

垣根「無難な曲? お前の無難とか絶対無難じゃねぇだろ」

一方通行「はン、聞いてから泣いても知らねェからな」


一方通行「また弱みが増えるかもなァ。俺の歌で感動して泣いたっていう」ピピッ

垣根「それはねぇよ。ま、評価くらいはしてやる」


『99.9%noisy/一方通行(岡本信彦)』


垣根「てめっ! それは卑怯だろ」

一方通行「知らねェな」

一方通行「歌えって言ったのはオマエだろ。何を選んでも構わねェはずだ」

垣根「とは言っても自分の曲って……十八番なんてもんじゃねぇよ、それは」


〜〜〜その頃・病室〜〜〜


ヴェント「ありゃ、誰もいない」

ヴェント「おっと、訂正。あの時の男、まだ生きてたなんて癇に障るわね」チッ

木原「……」

ヴェント「にしても……わざわざ来たのにこの対応はどういうことかなぁ?」

ヴェント「さて、どうしてやろうか……アイツ」

今日はここまでです。
>>634 そういうのはよく知らなかったのでありがたいです。
乙コメありがとうございます。

ナレーションA「うーん、私もカラオケに行きたくなりけるのだけど」

ナレーションB「それならそこでボロボロになってるルーン魔術師と行けばいいし」

ナレーションB「歌がすごい上手いらしいし……あ、あんたも音d」

ナレーションA「さてと次回予告をしましょう」

ナレーションB「ひ、標準語だし……」

ナレーションA「次は遅刻の右方なりよ!!」

ナレーションB「よ、よろしくなんだし」

633だけど荒らしてるつもりはないんだけど。
まぁ、いいや。
安易にカラオケやら出尽くしたネタで満足しとけばいいよ。
ただ、俺は実際に今までいくつものSSを見てきたが書きたいことが出てきたってズルズル先延ばした作品はほぼ糞
評判がいい作品は信者が湧いてるだけ。

その基準として個人的には「カラオケ」「ゲーセン」「居酒屋」に行くと終わりなイメージ

SS、とくにとある系を良く読んでるやつならわかるんじゃないかな?

言いたいのは書きたいことを書いてとにかく簡潔させろ、変な引き延ばししてもクオリティは落ちる一方だから引き延ばすくらいならやめろ


………外………


土御門「ふぅー、歌った歌ったぜい」

青ピ「もう疲れたんやけど」

土御門「じゃあそろそろカミやんの見舞いでも行くかにゃー?」

フィアンマ「…待てよ?」

青ピ「どうしたんや?」

フィアンマ(2時15分!? まずい、不在着信も10件来ている……)ピッ

フィアンマ(完全に遅刻だ……)ズーン

フィアンマ「おい……俺様はもう少し用事があるから……」


土御門(やっと隠し事が分かるぜい!! とは思ったけど割と本気でやばそうな顔だにゃー)

土御門(……はぁ、今回はあまりつっこまないでやるか。仮にもボスなわけだしな)

青ピ「ということはここでさよならやな」

土御門「分かったぜい。お前は心配いらないだろうが、気を付けるんだにゃー」

フィアンマ「俺様を誰だと思って……いや、忠告は聞いておこう」

青ピ「それじゃ、またー」

土御門「また少ししたら見舞い行くからにゃー」

フィアンマ「分かった。二人にも伝えておく」


一方通行「ふう、これで少し気を抜けるかァ?」

一方通行「土御門がいるといつも以上に気を使わねェとならねェし」

垣根「何言ってるんだ? これからが本番だろ。ここで気づかれたら終わりなんだし」

一方通行「ンだァ? 急に本気出しやがって」

垣根「くくく、お前が言ってたじゃねぇか。今回の本当の目的はフィアンマがコソコソ隠してることを暴くことだって」

垣根「それに俺はヴェントさんに会う機会を捨ててきたんだから絶対有益な情報をゲットしなくてはならないって言わなかったか?」

一方通行「どンだけヴェントさンに会いたかったンだよ」

垣根「筆舌に尽くしがたいってレベルだ」

一方通行「すまねェ。そこは聞いた俺が悪かったなァ」

垣根「まあつまり、俺はそこまで今回の件に執着してるってこと。それを分かってもらえればいい」

一方通行(全く分からねェ……)



一方通行「と、とりあえず気を抜かずに本気で行けってことだなァ?」

垣根「That's right 強いて言うならいのちだいじにガンガンいこうぜだな」

一方通行「ウゼェ」

一方通行(つうか作戦コマンドかァ……?)

垣根「おいおい、今回は同じ謎を追う仲間じゃねぇか」

垣根「今は聞かなかったことにするが後で覚えてろ」

一方通行「俺に脅しなンて通用しねェよ」

垣根「……だな。知ってた」

一方通行「おィ……遊ンでるヒマなんてねェンじゃなかったのかよ」

垣根「…………さて、あっちも動き出したみてぇだ」

一方通行「無視してンじゃねェよ」

>>644
参考にさせてもらいます。

とりあえず午前中はここまでです。
午後はあるか分かりません。


フィアンマ「まずいな……とてつもない遅刻」タッタッ

フィアンマ「いや、正直そんな可愛いものじゃないな」タッタッ

フィアンマ「とりあえず連絡しておかないとだな」タッタッ

ピピッ

フィアンマ「もしもし、フィアンマだ」タッタッ

初春『あ! フィアンマさんですか? 初春です!!』

フィアンマ「すまない、かなり遅刻してしまった」タッタッ

初春『はぁー、良かったです……』

フィアンマ「は? ど、どういうことだ?」タッタッ

初春『いえ。何かあったわけじゃないんですよね?』


フィアンマ「大丈夫だ。俺様はピンピンしている」タッタッ

初春『それなら良かった、本当に良かったです』

フィアンマ「何が良かったのだ?」タッタッ

初春『何でもないですよ』

フィアンマ「うむむ……まぁいい、今走って向かってるからな」タッタッ

初春『え、病み上がりなんですからそんなに急がないでも』

フィアンマ「いや、事前の連絡なしに遅れたのだから急ぐのが普通だろ」タッタッ

初春『そ、そうですけど』

フィアンマ「それに何やら心配をかけてしまったらしい」タッタッ

フィアンマ(だが、俺様にとっての脅威など今の状態でもほとんど無に等しいのだがな)

フィアンマ(……俺様の本当の力を知らないから仕方がないか)


初春『…………』

フィアンマ「なんだ? 黙りこくって」タッタッ

初春『病み上がりなんだからあんまり心配かけないでくださいよ、って思ってただけですよ』

初春『事故とかに遭ってたら辛いじゃないですか』

フィアンマ「そうか……? だが、そこまで心配をかけていたのだったら悪かった」タッタッ

初春『そうですよー! そこまで心配かけたんですから厳しくなるかもしれませんね』

フィアンマ「う……それは」タッタッ

初春『甘えなんて通用しませんからね。ふふっー、楽しみが増えました』

フィアンマ「そ、そうか……それは良かったな」タッタッ

初春『ふふふー、それは良かったな、とか格好つけてる暇もなくなっちゃいますからね』

初春『覚悟してきてください』

フィアンマ「分かった。覚悟していこう」タッタッ

初春『では待ってるのでゆっくり来てくださいね』

フィアンマ「ああ」ピッ



フィアンマ「必要以上の心配をかけてしまったというのにゆっくりでいいと」タッタッ

フィアンマ「まあ、その言葉に従う気などさらさらないのだが」タッタッ

ピリリリリ

フィアンマ「ってまた電話か」タッタッ

フィアンマ「今度は……」タッタッ

フィアンマ「ヴェント?」タッタッ

フィアンマ「何の用だ……今頃あの二人の見舞いをしている頃だろうに」ピッ


フィアンマ「もしもし、何の用だ」タッタッ

ヴェント『何の用だ、もなにもないって』

フィアンマ「ん? もしかして飛行機来てなかったか?」タッタッ

ヴェント『いいや、それは私が行った頃にはついてたよ』

ヴェント『アンタの配備は問題なかった。問題はそれじゃない』

フィアンマ「なんだ? 報酬が出ないとかそんな小さなことで文句でもあるのか」タッタッ

フィアンマ「今更そんな戯言は受け付けないぞ」タッタッ

ヴェント『んなわけないでしょ。そもそも見舞いなんて金貰っていくものじゃない』



フィアンマ「そうだな。なら本当に何の用だ。心当たりがない」タッタッ

ヴェント『心当たりないとか、よく抜かせるねぇ』

フィアンマ(俺様が病室にいなかった、とかか?)

ヴェント『ここ、あの木原数多とかいう男以外誰もいないんだけど』

フィアンマ「は?」タッタッ

ヴェント『えーと、一方通行とかいうやつも垣根帝督とかいうやつも居ないけど?』

ヴェント『あんたもいないけどさ』

ヴェント『つまり誰もいないんだけど』

フィアンマ「そんなわけ……?」タッタッ

フィアンマ(あの二人は木原数多の監視のためにもどちらかは残ってるはずなんだが……)

フィアンマ(二人ともいないだと? 来たら相手しておけと言っておいたのに)

フィアンマ「それは悪かった。あの二人も出かけてしまったらしい」


フィアンマ「少なくとも垣根は外出許可も出ないだろうから病院内にいるはずだが……」タッタッ

ヴェント『そーお? なら私はどうしてればいいの?』

フィアンマ「……その部屋の二階下に上条当麻の病室がある。暇ならそこへ行くといい」タッタッ

ヴェント『暇ならって……いいわ、とりあえずそこで待ってるから』

ヴェント『帰ってきたらちゃーんと事情を聞くから』

フィアンマ「…………はぁ」ピッ

フィアンマ「さてと、地図アプリで……ジャッジメントの詰所を……」ピッ

フィアンマ「急ぐか」タッタッ


垣根「移動開始ってな」バサァッ

一方通行「おい、こンなところで能力使ってたらまずいンじゃねェのか? 目立つぞ」

垣根「気配消してるから大丈夫。ノープロブレムだ」ドヤ

一方通行「いや、そォいう問題じゃねェンだけど……」

垣根「……仕方ねぇ、そんなに嫌なら走れよ?」スタ ダッ

一方通行「お、おィ!!」

一方通行「テメェ体調良くねェみたいなこと言ってたじゃねェか」タッタッ

垣根「いやー、少しきつそうだけどま、飛べないならこうするしかねェし」タッタッ

一方通行「……マッグで買ったモン潰れンぞ」タッタッ

垣根「つーか、正直に言えよ」

一方通行「!!」

垣根「実際自分が走るのが辛いだけだろー」タッタッ

一方通行「……ンなわけねェだろ!!」カチ

垣根「今日お前セコさの道を貫いてねぇか!?」

一方通行「知るか」



〜〜〜その頃・上条の病室〜〜〜


ヴェント「ここね」ガラガラ

上条「今日は訪問者が多いn……って、なんでさ!!」

ヴェント「なんでさ、はアンタの言葉じゃない気が……」

上条「いやいや、そんなことどうでもいいし! なんでここにいるんでせうか?」

ヴェント「フィアンマの野郎に暇ならここで相手してもらえってね」

上条(フィアンマァァァァァァァ!!)


フィアンマ「べっくし……」タッタッ

フィアンマ「風邪でもひいたか?」タッタッ

フィアンマ「っ、そんなこと言ってる暇ないか」タッタッ

フィアンマ(せっかく早めに出てきたというのに誘いに乗るとはな)

フィアンマ(俺様も俗世間にまみれたものだ)

フィアンマ(それによって約束を破るとは恥さらしもいいところだ)

フィアンマ(ともかく花女には謝っておかなくてはな)フゥ ゴォオオオ

フィアンマ「あ、能力使えた……」

フィアンマ(魔術に比べたら弱い炎だが、ブースターとしてなら使えるか……)

フィアンマ(理屈は分からないが、スピードアップだ……)ゴオオオオオ!! ダッ

今日はここまでです。
乙コメありがとうございます。


………風紀委員詰所 一七七支部………


初春「ふうー、良かった」

黒子「フィアンマさんからですの?」

初春「はい。特に何もなかったみたいですよ」

黒子「そう……でもれでぃーを待たせるなんてダメダメなんですの」

初春「私はれでぃーなんてものじゃありませんよ」


初春「ただの先生です!!」


黒子「いや、先生を待たせる方がもっとタチ悪いのでは……?」

初春「いえいえ、先生は生徒が無事にさえ居てくれればそれだけでいいと思えるんですよ」

黒子「そ、そうですの?」

初春「そうです! 遅刻も笑って許してあげます。無事に来てくれるだけでいいんですから」

黒子「それは随分心の広い先生ですの」

初春「ですかねー?」



初春「固法先輩! 大丈夫だったみたいです、見つかりました!」

固法「ふふ、会話を聞いてればわかるって」

黒子「……?」

固法「えっと、迷い人情報探りを手伝っただけよ」

黒子「そうなんでしたの」

初春「そうですよ。白井さんは書類で忙しかったみたいですから頼みませんでしたけど」

黒子「う、そうだったんですの……」

固法「パソコン教室だっけ? 頑張ってね、先生?」

初春「むふふー頑張っちゃいますよー」


黒子「すごいノリノリですの……」

固法「……それはあなたが言えることかしらね」

固法「あなたが御坂さんといる時はあんな可愛いものじゃないわよ」

黒子「う、お、お姉さまは別枠ですの!!」

固法「そういうことでしょう? 先生にとって生徒は別枠、みたいな?」

黒子「なんだかそれっぽいですけど、黒子は騙されませんの!」

固法「あはは、やっぱりそうよね」

固法「ま、初春さんの場合人の役に立てるのが単純に嬉しいだけだと思うけどね」

黒子「なるほど、確かに初春はそうですの」

固法「さってと、それを見習ってさっさと書類片付けちゃいましょう」

黒子「了解ですの」




ピンポーン

初春「あれ、誰でしょう……? フィアンマさんにしては早すぎるし」チラ

初春「え、早くないですか?」

黒子「フィアンマさんですの?」

初春「は、はあ、さっき連絡があったんですけどね……?」ピッ

初春「はい」

フィアンマ『俺様だ。開けてもらえるか?』

初春「ちょっと待ってくださいねー」カチャカチャ ポチ

ウイイイイン


フィアンマ「なんだ? ハイテクだな……」キョロキョロ

黒子「こんにちはですの」

フィアンマ「ですの女か。昨日ぶりだったか」

固法「こんにちは、あなたがフィアンマさんね、話は聞いてるわ」

フィアンマ(俺様は話聞いてないけどな)コンワク

初春「こちらはジャッジメントの固法先輩です」

固法「よろしくね」

フィアンマ「あ、ああ」

フィアンマ(固法が苗字で先輩が名前では無い事だけは確かだな)


初春「じゃあ早速始めましょうか、パソコン教室」

フィアンマ「そうだな。遅れて悪かった」

初春「いえいえ、気にしてませんから」

フィアンマ(っていう人間ほど根に持ってることが多いって垣根が言っていたような)

フィアンマ「なぜそう簡単に許せる?」

初春「そりゃ……」

初春「これからみっちり絞るからに決まってるじゃありませんか」ニコ

フィアンマ(やっぱり垣根の言ってることがあっていた!!!)

とりあえず午前はここまでです。


………外………


垣根「やっぱ飛ばねぇと見えないぞ?」

一方通行「そうだけどよォ、あいつがジャッジメントの詰所へ行くってどォいうことだ?」

垣根「それを今から調べるんだろ。大方知り合いがジャッジメントとか落し物がないか調べに来たとかだろ」

一方通行「知り合いが……ジャッジメントだァ?」

垣根「ん? なんか心当たりでも?」

一方通行「ねェわけじゃねェが……」カチ ビュォォ

ダンッ

一方通行「やっぱりそォか」スタッ カチ

垣根「なんだよ、一人だけ分かったようなツラしやがって」

一方通行「オマエの予想が当たっただけだァ」

垣根「うん?」

一方通行「知り合いがジャッジメントらしい」


垣根「は? 冗談で言っただけなんだが」

一方通行「だろォな」

垣根「それっていったい誰なんだ? あいつが学園都市のしかも普通のジャッジメントと知り合うとか想像できねぇぞ」

一方通行「まあ、普通に知り合った訳じゃねェからな」

垣根「へ? じゃあどう知り合ったんだ? 機会がねぇだろ」

一方通行「ヒント、俺も同じ時に知り合った」

垣根「……リハビリか」

一方通行「そォだ。中学生の職場体験みてェので来てた奴だな」

垣根「ロリコンかよ」



一方通行「あいつに限ってそれはねェだろ。気になるなら見てみればいい」

垣根「そうだな」バサァ

垣根「バレねぇようこっそり……!!!」チラ

スタ

一方通行「どォだ? オマエも知ってたンじゃねェか?」

垣根「ああ。あれは打ち止めを捕まえようとした時の女だ」

一方通行「さてと、俺はもう興味ねェから帰るが、オマエはどォするンだ?」ニヤ

垣根「俺も興味なくなったわ。つまんねぇ」

一方通行「ン? まだ二人の関係が分かってねェだろ? 弱みとかはいいのか」

垣根「いや、相手だって俺のことは見たくねぇだろ。その辺くらいは気が使える男だからな」

垣根「それに弱みならもう握った。初春飾利……関係は知らねぇがあれだけで十分弱みと言える」

一方通行「まるで悪者みてェな物言いだな」

垣根「何言ってんだ。俺はもともと悪党だからな」

一方通行「あっそォ」

垣根「その対応は少しショックだ」


初春「……なんだか外が騒がしいですね」

フィアンマ「確かにうるさいな」

フィアンマ(なるほど、理解したぞ)

フィアンマ(あの二人、俺様のこと追ってきたな……)

フィアンマ(どおりでヴェントが行った時誰も居ないわけだ)

フィアンマ「だが学園都市がうるさいのはいつものことだろう」

初春「うーん、そうなんですけどね。それで、ここは分かりました?」

フィアンマ「俺様がここまで丁寧に解説されて分からないわけないだろう」

フィアンマ「むしろもう少しペースを上げてもらっても構わない」

初春「え? そうですか?」

初春「ならお言葉に甘えて」


~~~しばらく後~~~


初春「ふー、今日はこの辺までですかね」

フィアンマ「ふむふむ」

初春「大丈夫ですか?」

フィアンマ「ああ、俺様にかかればこんなもの! と言いたい気分だがまだ少し読み込まないとならないな」

初春「そうですか? 結構理解できているようでしたけど」

フィアンマ「結構じゃない。完全にしなくては」

フィアンマ(データを漁ることなどできない)

初春「……そうですね。先生が何とかしますよ」

フィアンマ「先生?」

初春「い、いえ、なんでもありません」

フィアンマ「……ククッ、それなら先生に頼もうか」

初春「……お任せください!」


黒子「先生ですの……」

固法「いいわね。私も先生やってみたいわ」

黒子「固法先輩は先輩なんですからそれでいいんですの」

固法「そう?」


フィアンマ「それじゃあ、仕事の邪魔をして悪かった」

初春「いえいえ、次はどうします?」

フィアンマ「今日教えてもらったところが完璧になったら連絡する」

初春「そうですか。それでは気を付けてくださいね」

フィアンマ「ああ。結構助かった」ウイイイイン

初春「さよーならー」ブンブン

今日はここまでだと思います。
もしかしたら来るかもしれませんが。

ナレーションA「ようやく病室にたどり着くレベル5の二人」

ナレーションB「そこに待っていたのは意外な人物だし」

ナレーションA「意外な人物って何者なるの?」

ナレーションB「そこは隠しといたほうがいいんだし。まあ、対して以外でもないっていうか想像通りなんだけど」

ナレーションC「う、悪夢を見た気がする」ムク

ナレーションA「やっと起きたのねス、ナレーションC」

ナレーションC「いい加減その呼び方止めませんか? ナレーションA?」

ナレーションB「身分が割れたら困るんだし、このままでいい」

ナレーションA「いちいち文句を言いけるのならもう一度沈ませるわよ!!」

ナレーションC「ちっ、仕方ない」

ナレーションC(ここで沈められたら本当に出番がなくなる……)ハァ

ナレーションC「次回もお楽しみにー」


………とある病院・病室………


垣根「ただいまー」ガラガラ

一方通行「戻った」ガラガラ

上条「よう」

ヴェント「はぁーい?」

垣根「ヴェントさん!! と上条か」

上条「なんだお前もいたんだみたいな言い方が地味に傷つくんだけど」

一方通行「悪いな。俺が謝る。あいつはヴェントさンには目がないンだ」

上条「一方通行!? お前が人の代わりに謝るなんて……悪いもの食べた?」

一方通行「愉オブになるかァ?」

上条「うそうそ!!!」


垣根「それにしてもなんでこの組み合わせがここに居るんだ? ヴェントさんは上条のとこいるはずなんだが」

上条「けっ、俺はフィアンマにヴェントを押し付けられたらしいんだよ」

上条「でも上条さん、ヴェントと話すようなこともなかったし、とても空気が悪かったんでここでお前らと元凶を待つことにしたわけ」

垣根「なるほど」

一方通行「おとなしく部屋に帰れ」

上条「やなこった! フィアンマに文句を言うまでは帰れないな」

ヴェント「同じく」

垣根「くく、フィアンマフルボッコじゃねぇか」

一方通行「それは別に構わねェが、部屋を散らかしたりうるさくするンなら余所で頼む」


上条「何言ってるんだ? 上条さんがこんな目にあったのはお前たちのせいでもあるんだからな?」

上条「全く他人事じゃないぞ?」

ヴェント「そうそう。私だって上条当麻だってあんたたちがいればあんなに気まずい思いをしなくて済んだんだから」

垣根「え?」

一方通行「あン?」

垣根「とは言ってもお前とヴェントさんじゃ俺たちを拘束することも出来ねぇぞ?」

一方通行「あ、ああ。幻想殺しでも俺たち二人を止める事は出来ねェ」

上条「……なあ、お前ら」

上条「俺たちが何も案を考えずにただここで無言で座ってたとでも思ってるのか?」

上条「それはとんだ勘違いだ。俺たちだけでお前らを拘束できねぇなんてそんな幻想はぶち殺してやる!」

ガラガラ

垣根「そんなのありか!?」

一方通行「くそォ!!」

今日は本当にここまでです。

最近ずらずら長い感じになってしまってるので、短めのを考えている所です。
読みやすく、理解できるようなssを書くよう心がけるのでよろしくお願いします。

おっつおっつ

だからあんたの好きに書けと何度(ry
まあそれがいいならいいけど…

>>682-683
今回は自分でそう思っただけなので大丈夫です。
実際長くすると自分でも分からなくなってきてしまうので


ガラガラ

フィアンマ「俺様が帰ったz……」ガツッ



フィアンマ「なぜ上条とヴェントが……いや、正しくは面をかぶった四人組、か」

フィアンマ(この二人は上条の病室にいるよう言ったはず、なぜここに?)

フィアンマ(そもそもこの面は一体……?)


ツンツン頭「誰が上条だって?」ポチ

キイイイイイイイン

フィアンマ「っ……」ビキィ!!

フィアンマ(あ、頭に響く音……何なんだ?)



顔面ピアス「ええと、これはキャパシティダウン。能力者の演算を邪魔するような音楽よ」

顔面ピアス「気分はどう?」

ツンツン頭「やっとこのパーリーの主役がいらっしゃった様子」クスッ

白モヤシ「くそ……テメェも同じ目にあってもらおうかァ?」

ホスト青年「うぐ……なんで俺までこんな目に合わねぇとならなかったんだ」

ツンツン頭「はいはい、文句言ってるとまた翼もぐぞ?」

ホスト青年「わ、分かってる!! やればいいんだろ、ちくしょう」


フィアンマ「か、垣根……何のつもりだ?」

顔面ピアス「垣根? ここは仮面のパーティー。中身を詮索するのはマナー違反だから」

フィアンマ(中身っていうか、バレバレじゃ)

ツンツン頭「とりあえず、この赤髪青年にも仮面を」ピ

ホスト青年「分かってる……」バサア

ホスト青年「悪く思うなよ」カメン

フィアンマ→赤髪ウホウ「なんなんだ!!」

白モヤシ「ぶっ」

ツンツン頭「いや、仮面に白モヤシって書いてある奴に笑われたくないだろ、赤髪ウホウだって」


赤髪ウホウ(俺様の仮面にはそんなことが書かれているのか)

赤髪ウホウ(使役されてるらしい垣根と一方通行はさておきなんで主導権を握っているヴェントは顔面ピアスなんて名前にしたんだ……?)

白モヤシ(それは絶対に口にしねェ方がいい。俺たちはそれを笑って何回か有刺鉄線付きのハンマーで殴られたァ)

白モヤシ(特に垣根はやばかった。心折れたみてェだし)

赤髪ウホウ(本気か!? どんだけバイオレンスなんだ!!)

ホスト青年(あいつらには逆らわねぇほうがいい)

ホスト青年(暗部でも見れねぇような人間の闇が見れるぞ)

赤髪ウホウ(本当に心折れてるな)

白モヤシ(まあ、さくっと堕ちたからなァ)

赤髪ウホウ(お前は平気なのか?)

白モヤシ(なめンな。ガキの頃からずっと暗部居たンだ。順応すれば問題ねェ)


――――――――――
―――――
――


フィアンマ「ううっ……」

上条「いくら何でもこれはやりすぎじゃ……」

ヴェント「いいでしょ。たまにはこういうよわーい姿を人に見せるべき」●REC

一方通行「それは撮りながら言うことじゃねェ―――」

上条「ダメダメ。またあれ流すぞ? 口答え無用」

垣根「うーん、現実も夢も大差ないんだろうな」

上条「さあな。まあ、このうなされ具合は少しかわいそうになってくるけど」

垣根「いいじゃねぇか。俺と一方通行は実際にキャパシティダウン使われたんだから」

ヴェント「まあ、あの焦っている感じもよかったと思うけどね」

上条「仕方ないだろ。フィアンマにはキャパシティダウンとやらは効かないんだから」

一方通行「……だなァ」

一方通行(コイツはまだ知らねェンだな……)


垣根「でもいくら外出許可取らないで病院出たからってこんな機械まで持ち出すか?」キャパシティダウン

一方通行「こいつの場合最悪のドリームランカーとやらを使われる羽目になったみてェだがな」

垣根「あー、拷問用のとかがあるって聞いた事有ったな。情報を吐かせるために使うとか……」

上条「いや、フィアンマに使ったのは子供のお仕置き用なはずなんだけど。英語で書いてあるから読めないけどさ」

上条(って青ピが言ってたよな)

ヴェント「えーと、心を折るって書いてあるけど」ジー

上条「えっ」

上条(青ピ……なんてもんを!)

垣根「うわあ、そりゃひでぇな」

一方通行「まあキャパシティダウン後の笑顔での言葉責めも精神に来るものがあったがなァ」


上条「ま、まあ、上条さんも大変だったわけだし。無責任なことをするとこういう目に遭うって学習してもらえば、ね?」

垣根「おいいいい、それはまずいって。フィアンマも悪気があったわけじゃねぇし、俺らもただの好奇心だし」

一方通行(口答えするとマズインじゃなかったのかァ?)

垣根「」ビクッ

ヴェント「にしても上条当麻、あんたのほうが一方通行とかいうガキよりも人の壊し方を知ってるなんてねぇ」

上条「ええっ! 何言ってるんだ! フィアンマのはハメられただけなんだけど!!」

ヴェント「暗部、だっけ? よく知らないけど深い闇の中にいた人間をあんな風にできるなんてある意味才能でしょ」

一方通行「だなァ。俺も無意識に制限かけちまいそうだ」

垣根「お、俺もなんだか脳内の危険信号が止まない」

上条「むー、仕方がないか」ピピッ


プルルルルプルルルル


???『はぁい、みさきちだぞー☆』

上条「もしもし? 上条だけど」

食蜂『どうしたのぉ? 電話なんかかけてきて』

上条「少し頼みたいことがあるんだけどいいか? あ、門限とかあるんなら明日でもいいんだけど」

食蜂『大丈夫だゾ。こっちの寮監なら私の改竄力でなんとかできるからぁ』

食蜂『でも頼みたいことってぇ? あなたが人に頼るなんて珍しい気がするんだけどぉ……』

上条「ん、ああ、カテゴリ37だ」

食蜂『ふぅん、そこでは言えない事情力があるわけね。わかったわぁ、やってあげる』

上条「さんきゅー! 助かった」

食蜂『ち、ちょっとまったぁ!』

上条「ん? なんだ?」


食蜂『誰に能力を使えばいいのかしら』

上条「第一位、第二位、赤髪の男のここ数時間にできたトラウマを消してやって欲しい」コソッ

食蜂『げぇ、二人もレベル5がいるのぉ? しかもあの飛び抜けて狂気力があるっていう二人?』

食蜂『能力効くかわからないけど、大丈夫かしらぁ?』

上条「キャパシティダウンってのを使ってるから今は正常に能力を使うことはできないから多分問題ない」

食蜂『でもぉ、その二人はトラウマの一つや二つあった方がいいと思うんだゾ? 赤髪の方はいいんだけど』

上条「いや、見てて可哀想だから頼む」

食蜂『はぁ、まあ、一度了承しちゃったしねぇ。どこに行けばいいのかしらぁ?』

上条「いや、外は危ないから迎えに行くけど」

食蜂『それは無用よぉ。こっちには護衛力があるからね』

上条「そうか? なら第七学区のとある病院の505号室で待ってる」

食蜂『分かったわぁ。遅くなったらごめんねぇ』

上条「それは大丈夫だ。よろしくな」ピッ


一方通行「誰に連絡したんだァ?」

上条「ちょっと知り合いにね。いいことを頼んだ」

垣根「いいことってなんだよ、意味深かよ」

ヴェント「そんな手配しなくていいのに。なんなら私がやるけど。このハンマーで」ブン

垣根「」ビク

上条「なんでバレんの!? ていうかヴェントがやったら破壊になっちゃうだろ」

上条「今この二人は抵抗できないんだから」

垣根「く、くそ、第二位もなめられたもんだな……」

垣根「いつ俺が抵抗できないなんて勘違いしたんだ……俺はこのモヤシと違って鍛えてんだからな」

一方通行「の割には足震えてンぞ。しっかりトラウマ植えつけられちまってるじゃねェか」

垣根「……だってハンマーには勝てないし」

今日はここまでです。
タピオカの日にあやかって何か書こうと思いましたが時間が足りなかった……

今日のはいつも以上に分かりづらくなってしまったとは思いますが、温かい目で見てもらえると幸いです。


……………………


食蜂「来たわよぉー」

垣根「……なんでこんな遅くに知り合いでもねぇ奴が」

垣根「いや、待てよ……こいつは」

食蜂「えっと、どの人に改竄力を使えばいいのかしらぁ? この黄色い異質な人ではなさそうだけど」

ヴェント「異質とは失礼な」

上条「はいはい、やめてくれないと壊すぞー」ミギテ

ヴェント「……」

一方通行「おィ、こいつ誰だァ? オマエの知り合いか?」

上条「聞いたことくらいはあると思うんだけど、常盤台のレベル5、精神系能力者最強の食蜂操祈だ」

食蜂「ちょっとぉ、紹介くらい私にさせてくれてもよかったんじゃない?」

垣根「そう! それだ、今思い出した」

一方通行「思い出したっていうのかァ?」


垣根「それで、その食蜂とかいうやつが俺たちに何の用だ?」

上条「お願いしますっ」

垣根「えっ?」


ブンッ

ガツッ ガツッ


垣根「ううっ……」バタ

一方通行「な……」バタン


ヴェント「これでいい?」ブン

上条「大丈夫だな。万が一抵抗されたりしたら困るしな……キャパシティダウンも切らないとならないし」ピ

食蜂「じゃあまずこの二人の記憶を改竄すればいいのねぇ?」

上条「ああ。それで構わない」

食蜂「カテゴリ57 記憶閲覧……わぁ、これ本当にあなた達だけでやったわけぇ?」ピッ

ヴェント「そうだけど、そんなにひどいことはしてないはず」

上条「うーん、物理的な危害はほとんど加えてないぞ?」

食蜂「そ、そう……特にこのホストっぽい方、えっと第二位はかなりひどいトラウマになってるみたいねぇ」

上条「そうなのか?」

食蜂「カテゴリ35 記憶消去 ここ3時間の記憶を消すわ」ピッ

上条「それで大丈夫なのか?」

食蜂「ええ。私にかかれば大したことないわぁ」クルッ



ヴェント「それでいいなんて楽なんもんだ」

食蜂「まぁ、レベル5だしねぇ。それで赤髪の男ってのは……このうなされてる人でいいのよね」スッ

上条「ああ。こいつはほかの二人よりトラウマがやばいかもしれないから気をつけてくれ」

食蜂「……嫌な予感しかしないわぁ……」

上条「だろうけど、頼む。もしフィアンマが廃人になったら申し訳なさすぎる」

食蜂「うう、分かってるわよぉ。カテゴリ29 他夢閲覧 対象者の夢を閲覧するわ」ピッ

ヴェント「……どうなの?」

食蜂「これは……あの夢のカードねぇ」

食蜂「あちゃー、ずいぶんえげつないわぁ。カテゴリ28 悪夢共有 対象者に私の見ている夢を共有するわ」ピッ

食蜂「右手は押さえさせてもらうわぁ」ガシ

上条「え」ガクン

ヴェント「私まで!?」ガクッ




食蜂「さてと、とりあえずこの二人の記憶も消しておかないとねぇ」

食蜂「二人までトラウマになったら後味悪いしねぇ」クルッ

上条「う、うう……」

ヴェント「なっ、や……」

食蜂「カテゴリ35 記憶消去 対象者のここ2時間の記憶を消すわ」ピッ

食蜂「そしてぇ、カテゴリ37 記憶改竄 対象者の記憶を優しい現実に変えるわ……つじつまも合わせなきゃねぇ」ピッ

食蜂「ふー、疲れたぁ……」

食蜂「あ、ベッドに戻しておかないと、か」ウーン

食蜂「ま、私の運搬力なら何とかなるかしらね」ピピッ


食蜂「もしもしぃ? 私だけど力のある人を集めてくれないかしらぁ」

食蜂「そうそう。人を運ぶのよ。うん、遅刻したら許さないんだゾ」

食蜂「じゃーねぇ」ピッ


食蜂「さてと、私は帰るとするか」スック





食蜂「……」チラ

食蜂「ふふっ、こんな日常もいいわよねぇ」カツッ



次から全く別の話になるので今日はここまでです。

14巻は上里さんの挿絵が多かったので読むのが楽しみです(^-^)



カタカタカタカタ・

カタカタカタカタ


垣根「ふう、疲れた……」ターンッ!

フィアンマ「何をしていたんだ」

垣根「パソコンだけど?」

フィアンマ「そういう意味じゃない」

一方通行「コイツはちゃンと言わねェと、なァ?」

垣根「バカにするな。言われなくても意味くらい分かってるに決まってるだろうが」

フィアンマ「……」

垣根「なら最初から言えよって顔だな。だが世界は自分の思った通りにはいかないということを学ぶいい機会になっただろ」

一方通行「それはウゼェ」・

フィアンマ「……で結局何の作業をしていたんだ?」ハァ

垣根「言い方変えなくても良かったんだけどな。注文をしてただけだ」



フィアンマ「注文?」

垣根「あー、正しくは命令か。下部組織の奴らにな」

一方通行「ンだァ? 嫌な予感しかしねェぞ」

垣根「嫌な予感ってのは知らねぇけど俺がやったのはポッキーの買い占めの命令だ」

一方通行「はァ?」

垣根「あれ、分からねぇか?」

垣根「今日は11月11日、つまり俗に言うポッキーの日なんだが」

フィアンマ「それでポッキーとやらを買い占めたら作っている奴らの思う壺だろう」

垣根「話の途中で質問するなー。ともかく俺は製菓会社の思惑なんて知らねぇ」

垣根「だから奴らの得になろうと損になろうとそんなことは俺にとって些末なことなんだよ」

一方通行「じゃあなぜ買い占めようとしたんだァ?」

垣根「キーワードはポッキーゲーム」




フィアンマ「ポッキーゲーム?」

一方通行「何だァ、そりゃ」

垣根「まあ、ポッキー知らねぇやつが知ってるとは期待してなかったけど」

垣根「ポッキーゲームってのは二人の人間がポッキーの両端をそれぞれくわえて、食べていく」スッ ツツツー

垣根「んで、先に口を離したほうが負けっていうワケわからねぇゲームだ。どちらも口を離さねぇと……な?」

フィアンマ「……ポッキーは棒状のものなのか……うまい棒みたいなやつか?」

一方通行「そこからか……ポッキーはプリッツみてェなモンだろ」

垣根「」

垣根「はっ! ポッキーはプリッツじゃないからな!」

一方通行「チョコのついたプリッツじゃねェのか?」

垣根「味がちげぇよ!!」




垣根「ともかくリア充のイチャイチャの機会を奪うべく俺はポッキーを買い占めの対象としたわけだ」

一方通行「くだらねェな」

フィアンマ「だな」

垣根「うるせぇって、お……」カタカタカタカタ カタカタカタカタ

一方通行「連絡かァ?」

垣根「ああ、買い占めたポッキーが邪魔だから十倍の値段で売りさばいていいかってな」

フィアンマ「返信は?」

垣根「最低でも二十倍でやれって送った。普段からイチャイチャしてんだろうから、たまには痛い目を見てもらいてぇし」

一方通行「俺が言うのもあれだが黒いなァ」

垣根「くくくっ、第二位の財力ならではの嫌がらせだからな。黒くて当然だろ」


フィアンマ「……なぁ、ひとつ言いたいんだがいいか?」

垣根「?」

フィアンマ「なにもポッキーにこだわることはないと思うんだが、棒状のものならなんでもいいだろう?」

垣根「そんなことねぇだろ。甘いチョコと互いの甘い息がいいんじゃねぇの?」

一方通行「きも」ピッ



垣根「そういうこと言われるとムカつくんだけど」

一方通行「テレビ見るから黙れ。ニュースが一番手っ取り早い」ポチ



『NEWS Academic City』

キャスター『こんにちは。お昼のニュースの時間です』


垣根「なんでニュースなんて見るんだよ……」

垣根「いや、別に何を見ようと文句はねぇが」

フィアンマ「……なるほどな」


キャスター『今日は11月11日。何の日かわかりますか?』

ゲスト『ポッキーの日、ですよね?』

キャスター『はい。今日はポッキーの日ということで、学園都市でもポッキーに関する出来事が起きているようです』

キャスター『それではこちらをどうぞ』



ナレーション『11月11日はポッキーの日とされ、毎年この日はポッキーの売上が普段の一ヶ月分にのぼるのだという』

ナレーション『ここで街の学生たちにポッキーの日を知っているか、とアンケートをとってみた』パッ

ナレーション『約九割が知っているとの結果。しかし今年はそんな学生たちの気持ちに水を差す出来事が起きている』


インタビュア『こんにちは、今日はポッキーの日ですが、ポッキー買いましたか?』

浜面『うーん、彼女と食べるために買おうとしたけど、どこも売り切れで』

滝壺『絶対に裏で何かが起こってる』

インタビュア『売り切れですか?』

浜面『そうそう。何件も回ったんだけど見つからなくて……仕方が無いからトッポを買ったんだ』

滝壺『浜面、無視はよくないと思うよ』

浜面『分かったから、変なことはカメラの前で言うな!』

インタビュア『……トッポですか』

浜面『ああ。だいぶ品薄にはなってたけどなんとか買えた』



垣根「は?」





ゲスト『なるほど。売り切れていたから別のお菓子で代用、ですか』

キャスター『そういうのも楽しそうですね』

ゲスト『しかし、ポッキーの日というくらいですから店側も売り切れは予測していたのでは?』

キャスター『みたいですが、気づいたら売り切れてしまっていたそうですね』

ゲスト『さすが流行に敏感な若者たちが多い街、ですね』

ゲスト『ところで、そんなにポッキーは売り切れているのでしょうか?』

キャスター『それは調べた結果があるのでこちらをどうぞ』


パッ

ナレーション『番組で第七学区内の店を調べたところ、ポッキーが売っている店は一件もありませんでした』

ナレーション『しかし、代わりにプリッツやトッポ、じゃがりこなどを筆頭にスティック状のお菓子の売れ行きが上がっているそうです』


垣根「ど、どういうことだよ!」ピッ




一方通行「つまりポッキーである必要はなかったってコトだろ」

一方通行「抜け道、って程意外でもねェよな」ニヤニヤ

垣根「くそっ……」

フィアンマ「どうするつもりだ? まさかスティック状の菓子もすべて買い占めるつもりか?」

垣根「仕方ねぇよ。金ならまだまだある……それこそ全学区のお菓子を全て買っても余るくらいにはな」ググッ

一方通行「金遣い荒れェな」

垣根「缶コーヒー魔には言われなくねぇ」カタ

フィアンマ「あ、そうだ、余ったら俺様にもくれ」

垣根「ああ、別にお菓子が欲しいわけじゃねぇし、今日が終わったら余った分で菓子パーティーでもするとするか」

ガラガラ



心理定規「ふう、こんにちは」

垣根「心理定規? 何しにきたんだ?」

心理定規「ふふふ、ご飯をくれると嬉しいな、だったかしら?」

垣根「黒歴史掘り返すな! 俺は今忙しいの!」ムカッ

心理定規「そう? 折角品切れしまくってるコレ、買ってきてあげたのに」スッ

垣根「は!? お前、それをどこで?」

心理定規「表じゃ売ってなかったから裏に決まってるでしょう」

垣根「ちっ……そうか……でも俺はいくつか持ってるから自分で食べろ」

心理定規「…………」・・

垣根「欲しいなら俺の一個やろうか?」ゴソゴソ

心理定規「はぁ、そういう問題じゃないわよ……」

心理定規「ポッキー……げ……」

垣根「そうだ、ポッキーゲームしねぇか?」ヒラメキ

垣根「そうそう、それが一番いい。独り身の俺にお慈悲を、な?」

心理定規「……仕方ない、いいわよ」ニコ





フィアンマ「……これは」

一方通行「明日からはポッキーパーティーだなァ。他の菓子はねェな」

フィアンマ「……は、ニキビが!!」

一方通行「結構敏感なのか」

フィアンマ「まあ、俺様は大丈夫だが」

一方通行「なら言うな!」


ポッキーの日ねたはここまでです。
心理定規が持ってきたのはどんなポッキーだったんでしょう……?

今日の分は後で更新します


……………………


ガラガラ

海原「お久しぶりです」

結標「私も来たわよ」

土御門「よーっす、だにゃー」

一方通行「な、なンでテメェらが」

土御門「お見舞いだにゃー」

垣根「んんー? チームグループってとこか」ムク

海原「おしいっ! 正しくはチーム変態です。ですが間違ってはないので五点さしあg、へぶしっ」ベコッ

結標「こいつは気にしなくていいわ。にしても…………あなた、子供の頃の写真とかないかしら?」ギラッ

垣根「なっ!? 俺?」

土御門「いや、結標、こいつの幼少期なんてそうたいしたもんじゃないぜ? ただの美形少年って感じでひねりも何もないぜよ」

結標「ひねりなんていらないのよ!!」



フィアンマ「う、うるさい」イライラ

垣根「うっ、悪寒が……」

一方通行「こいつら暴走が前よりひどくなってねェか」

海原「何一人だけ普通ぶってるんです? 溢れんばかりのロリコンオーラは隠せてませんよ」

垣根「おい、グループってここまでひどい連中だったのか?」

一方通行「いや、前までここまでひどくはなかった……ハメを外してるみてェだが、」

フィアンマ「病院でハメを外すな!!」

垣根「ってわけだな」

海原「なっ、煽り耐性0だった一方通行がこの暴言をスルーだなんて……」ガタガタ


一方通行「クソっ……仕方ねェ、何してェか知らねェがさっさと外出ろ」

土御門「ん? どういうことかにゃー?」

海原「出てけってことではないですよね」

一方通行「いや、そォいうことだ」

結標「せっかく来たのにそんな風に言うものかしら?」

垣根「おーい、ショタコンは黙ってくれ」

一方通行「ああ、もう分かった。話は外でする。それで文句ねェだろ」

海原「……まぁ、それなら仕方ないですかね」

土御門「分かったぜい」

一方通行「ってことで少し出るが変なコトすンじゃねェぞ」

垣根「はいはいー、了解ー」

フィアンマ「ああ、元よりそんなつもりはないからな」ブツブツ

一方通行「心配だが……仕方ねェか」ガラガラ




垣根「やっと出たか……一方通行のパソコンに接続っと」スチャ

フィアンマ「…………にしてもこの本の内容は本当に基礎なのか?」ブツブツ……パラパラ

垣根「うん? まず学園都市の常識的な知識がねぇとセキュリティなんか築けないよな」

垣根「ちょっと見せてみろ」

フィアンマ「……」サッ

垣根「ふーん……見た感じそれはコンピューターに強くなりたいなら必須な基礎ばっかりしかない。これだけじゃ妹達でも破れるな」

フィアンマ「別に妹達対策なんていらないが……」

垣根「おいおい、ここは科学の街だぜ? その程度の知識だけで作った軟弱なセキュリティなんて数秒で破られちまう」

垣根「そもそも妹達でも破れるレベルじゃまだまだ実用化には程遠いだろうな」

フィアンマ「そ、そんなに厳しいものなのか!?」


垣根「少なくとも俺はそんなセキュリティに自分のすべてを預ける事は出来ない」

垣根「そもそも、ある程度までなら俺でもちょちょいのちょいで破れるんだよ」

垣根「つまり隠してぇものがあるんなら、俺みてぇな二流ハッカーでは破れない程度にはセキュリティをあげておくべきだな。一流ハッカーがお前のああいうものを狙うことなんてあり得ねぇんだし」

フィアンマ「……思うんだが、学園都市の天才は馬鹿なことにしかその能力をいかせないのか?」

垣根「馬鹿なこととは失敬な……これはあくまで趣味だ」

垣根「本人が自信を持って隠したぜってモノを暴き、拡散するのは至高だな」

フィアンマ「タチが悪いな」

垣根「お褒めに預かり光栄ですっと…………」

垣根「そんじゃあいつのいねぇうちにちゃちゃっとセキュリティ解除させてもらうか」ルンルン

フィアンマ「……見学させてもらってもいいか?」

垣根「お? 興味あるんじゃねぇか。みたいなら勝手にどうぞ」カタカタ…

今日はここまでです。

ナレーションC「ふう、A、Bがどこかへ行ったみたいだ」

ナレーションC「本当に困ったもんだ」

ナレーションC「次回はどうやら垣根帝督と右方のフィアンマが一方通行の秘蔵フォルダのセキュリティ解除に挑戦するらしい」

ナレーションC「それでは、また次回もよろしく、ということで」


~~~数分後~~~


垣根(ち、思ってたよりキツイ……。もう手の届くところにあいつの秘密はあるってのに)

垣根(しかもフィアンマは変なことを言ってくるしで集中できねぇ)

垣根(は、そういえばあいつ、解除方法をミスった時は携帯に送信されるとか言ってたな……)

垣根(つまりその送信先を奴の携帯から俺の携帯に変更したらいいのか)

垣根(ナイスだ、俺。修正修正っと)カタカタ

フィアンマ「送信先変更か?」

垣根「お、よくわかったな。ふふふ、画期的だろ?」

フィアンマ「それが一番手っ取り早いよな。ふむ……」

垣根「……あ、ああ」

垣根「よし、これで送信できるぞ。あとはわざとミスして俺の携帯に送られてくるのを待つだけだ」

ガラガラ

垣根「あ」



一方通行「……おィ、何やってンだ? 俺のパソコンのぞき込んで」ジロ

垣根「ちっ、もう帰ってくるなんて聞いてねぇんだけど。あいつらは?」シレッ

一方通行「それは各々の標的を見つけたらしくさっさと消えた。で、何をしてたンだァ?」

フィアンマ「……これの実践だ。パソコンがなかったからお前のを借りさせてもらった」ピラ

フィアンマ「……垣根に解説してもらいながらな」

一方通行「ああ、そォか。それは先に言っておけ」

フィアンマ「ああ、すまない」

垣根(もしかしてばれてないのか!)

フィアンマ(らしいな。気づかれないうちに早くしろ!)

垣根「了解っ! そうしーん!!」カチッ

ピロリン



垣根「来たーーーーーー!!」

フィアンマ「やった!」

一方通行「何だァ? ……っ、そういうことかァ!!」

垣根「けっけっけー!! ファイルオーペン!!」ピッ


ババババババ

フィアンマ「…………な、これは……」

垣根「おい……これは」

フィアンマ「ただの写真……? 打ち止めの服を購入した時、上条と禁書目録が話している時、垣根が翼でご飯を食べてる時……」

フィアンマ「ただの、日常だと?」

垣根「どういうことだ」

一方通行「……何を想像してたンだァ?」ハァ

垣根「くそ、頑張って損したじゃねぇか……クソ野郎!!」

フィアンマ「…………試しに適当に抽出してみても……ない」

一方通行「……ちっ、見られたくなかったンだけどなァ」

垣根「はぁ、こんなんがてめぇの秘密とはつまらねぇもんだな。あー、損した損した」ピッ

フィアンマ「だが、解除法を見ることもできたし俺様にとってはプラスか。よし、続きも見てみようか……」パラパラ ボスッ




WINNER 一方通行



一方通行「お疲れ様でしたァ!」ハッハー

垣根「クソっ!!」ドガッ

フィアンマ「ん? 何してるんだ?」パラパラ

垣根「ちっ、なんでもねぇよ!」

一方通行「くくっ、何でもねェンだとよォ。気にしねェこった」

フィアンマ「……まあ、興味もないけど」

垣根「すげぇ悔しいじゃねぇかよ!! クソー!!! もう寝てやる!」バサッ

フィアンマ「ああ、お休みだな……?」

一方通行「いや、ホントオカシイなァ」ククク


~~~しばらく後~~~


ガラガラ


打ち止め「こんにちはー!!」デデーン

フィアンマ「ノックしろよ?」

打ち止め「そ、そうだった! ごめんなさいってミサカはミサカは頭を下げてみる」

一方通行「ちゃんとノックしねェとまた垣根の醜態を見ねェとならなくなンぞ」

打ち止め「うっ、それは嫌かなってミサカはミサカは体を震わせてみる。最近は普通にしてたと思ってたんだけど、メルヘンさんはまだあれしてるの?」

フィアンマ「それが人間の性って物だろう? 俺様には到底理解できないがな」

一方通行「おい! テメェ何自分だけ純粋ぶってンだ!」

フィアンマ「これでもローマ正教徒だからな。清く聖なるものであることは当然だ」

一方通行「いいところ並べてるだけじゃねェか」

打ち止め「大丈夫だよ。少なくともあなたとフィアンマくんの醜態はまだ見てないから。安心して信じられるってミサカはミサカは穏やかに笑ってみたり」

フィアンマ「…………」ヤマシイコトアリ

一方通行「……………」ヤマシイコトアリ



フィアンマ「と、ともかく、まあ、うん。子供にはわからないことだよな」

一方通行「あ、あァ! だが俺たちはオマエの信頼を裏切らねェようにするぜ」

フィアンマ「だな」

打ち止め「むむ? なんだか怪しいなぁってミサカはミサカは首をかしげてみるけど、疑ってかかるのも良くないよね」

一方通行「と、ところで何しに来たンだ? 見舞いはこの前来ただろォ?」

打ち止め「そうそう。みんなのイメチェン姿が見たいって番外個体が言ってたから……はい。これ渡されたのってミサカはミサカは紙袋を差し出してみたり」スッ

フィアンマ「き、気になる……」タタッ

一方通行「こ、これは……」チラ

唐突の打ち止めでロリ成分が来た!!!
今日はここまでです。

ナレーションC「僕は14歳だからロリコンなんかじゃないからな?」

ナレーションC「確かに彼女はパッと見ロリかもしれない」

ナレーションC「だが! あの打ち止めとかいう彼女より年上なんだ」

ナレーションC「つまり一方通行とかいうモヤシはロリk……おや? 誰かが来たようだ」

かなり面白い


一方通行「アイツにしてはセンスがいいじゃねェか。ネタに走るかと思ったが……」

フィアンマ「いや待て、名前が書いてある」

一方通行「…………」

打ち止め「はい、フィアンマくんは蝶ネクタイ、あなたは……ピアス?」スッ

フィアンマ「あまり変わらなそうだな」ギュッ

一方通行「おィ、穴ねェぞ? ピアスなンて付けたことねェンだから」

打ち止め「うーん、じゃあこっちかな。赤縁メガネだよってミサカはミサカは取り出してみたり」

一方通行「おィ、それは垣根のヤツじゃねェか。名前書いてあンだろ」ゴソゴソ


フィアンマ「……」モゾモゾ

一方通行「……ってピアサーまで入ってやがる」

フィアンマ「ふむ、まあまあだな」シャキン

打ち止め「おおっ! 似合ってるよーってミサカはミサカは賞賛してみる」

フィアンマ「俺様が着ればどんな服だろうと輝くのさ」

一方通行「……」

打ち止め「……」

一方通行「……お、おォ」

打ち止め「は、ははは」



フィアンマ「おい」


フィアンマ「真顔でドン引きは辛いぞ」



フィアンマ「ところで、常時反射してた頃はピアサー通すことできたのか?」

一方通行「それくれェは調節できるからな」

フィアンマ「……それじゃあ人を無条件に傷つけずに済まないか? 調節できるんだろ?」

一方通行「……能力が発現したばっかりの時は酸素反射したり食い物反射したり服反射したりで制御が苦手だった」

一方通行「ただでさえ自分の事に必死だってのにそこまで計算することなンて出来ねェよ」

一方通行「なにせ少し計算ミスったら重力反射して飛んでっちまうンだからな」

一方通行「つまりキャパオーバーってやつだ」

フィアンマ「なるほどな」

一方通行「細かな制御が効くようになったのは暗部で弄られまくった後からだしな」

打ち止め「はわ……そんなこと初めて聞いたよってミサカはミサカは主張してみる」

一方通行「そりゃ言ってねェからあたりめェだ」


フィアンマ「大して意外でもなかったが何かこう、感じることがあった」コナミカン

打ち止め「あなたを歪めた原因が回りまわってあなたの悩みを解決していたなんて皮肉なことだねってミサカはミサカは寂しそうに目を伏せてみたり」

一方通行「……おィ、そんな重い雰囲気は受け付けねェぞ」

フィアンマ「お前が語ったんだろう?」

一方通行「オマエがピアサーの話題にしたせいだろォが」


フィアンマ「そうだ、ピアサーやらないのか? 口だけを動かしているなんて仕事出来ない最近のゆとりと同じじゃないか」

一方通行「ンなわけねェだろ。学園都市第一位である俺が仕事出来ねェなんて有り得ねェ」フン

フィアンマ「確かに聞いたからな。打ち止め、録音はできたか?」

打ち止め「もちろん! ってミサカはミサカはスネークから借りた録音道具をチラつかせてみたりー!」

一方通行「はァ、なるほど。ピアサーであたふたする俺をとってくるよォ言われたってコトか」

フィアンマ「違う違う。後で約束はしっかり守ってもらうからな?」

一方通行「?」

フィアンマ「仕事、出来るんだよな? 探しておこう」ピピッ ポチポチ

一方通行「」

一方通行「ちげェよ!! その意味じゃねェから!!」


今日はここまでです。
>>733 そう言ってもらえるととてもうれしいです。

ナレーションA「はわわ、なんだかナレーションCが危篤状態になりけるのよ!!」

ナレーションB「大丈夫大丈夫。そんなの唾つけておけばすぐに治るし」

ナレーションA「は! それは聞いた事有りけるわね……」ペッペッ

ナレーションA「これでよしっと」

ナレーションB「用が済んだなら次回予告行くぞ」


ナレーションA「多分恐らくきっとあの垣根帝督が出てきて大ピンチ!!」

ナレーションB「そして1もストックが無くなってきて大ピンチだし」

ナレーションA「その一方で大して似合ってもない蝶ネクタイを気に入った右方のフィアンマ」

ナレーションB「彼らのプライド、威厳はどこへやら……」

ナレーションA「次回! どき☆偽りの仮装大会!!」

ナレーションB「見ないとカーテナの恐怖を味わう羽目になるぞ?」

垣根「なあなあ、今日は何の日かわかるか?」

一方通行「…………突然どォしたンだァ?」ピピッ

フィアンマ「世界糖尿病デーって書いてあるな。英語だとWorld Diabetes Dayだと」

一方通行「だな。国連でも認定されてるみてェだが……なンでそンなことを聞くンだ?」

垣根「ぶぶぶぶー!! 全っ然違う。かすってもいねぇよ」

フィアンマ「? なら……パチンコの日か?」

垣根「はぁ、本気かよ? 少し考えればわかるぞ?」

垣根「なぁ?」

一方通行「……まさかいい石の日とか言いだすンじゃねェよな?」

垣根「おいおい、それで学園都市第一位を名乗るとかありえねぇよ」

フィアンマ「そこまで言うのなら答えを教えて欲しいんだが」

一方通行「だな。変な答えだったら許さねェ」


垣根「クックックッ、いいだろう」

一方通行「いちいちウゼェな……」

フィアンマ「大丈夫だ。俺様も同じ気持ちだからな」

垣根「まぁそう言うな。聞いたら驚くから」

一方通行「なら溜めンな」

垣根「はいはい、発表します、今日は……」ドコドコドコドコ


垣根「埼玉県民の日!!!!」

垣根「大分もそうらしいけど俺には関係ないから気にするな」



一方通行「はい、解散ー」

フィアンマ「かわいそうだしキレないでおいてやるか」


垣根「おい待てよ! 埼玉県ができた日だぞ?」

垣根「言うなれば埼玉県誕生日、みたいな? 埼玉生誕祭、みたいな?」

垣根「ほら、ワンパンマンもサイタマじゃん! つまり、埼玉県民の日はサイタマの誕生日に等しいの!」

一方通行「なァにグチャグチャ言ってるンですかァ?」

フィアンマ「お前の埼玉愛はわかったから落ち着いてくれ」

垣根「なんで!? なぜ天皇誕生日はみんな覚えてるのに埼玉誕生日は覚えてないんだよ……」

一方通行「そりゃ、埼玉県民じゃねェしな」

フィアンマ「まず日本国民でもないからな」

フィアンマ「地名としてなら知っているが、そこまで詳しくは知らないんだ」


垣根「ならこの際に覚えろ」

フィアンマ「なんで命令口調なんだ」

一方通行「付き合ってられねェよ」

一方通行「つーかオマエ、埼玉県民じゃねェだろ?」

垣根「まぁ、今はな。だがかつて県民だったものとして県の誕生を祝えないなんてありえない」

フィアンマ「なんて忠実な県民なんだ……俺様の部下にも欲しいレベルだな」ウ-ン

一方通行「まあ、ご自由にどォぞ、なンだが」

一方通行「県民の日なンてのはなァ、その県しか休みにならねェンだよ。いや、休みにならねェ方が多いか」

一方通行「つまり、他の県にとってはカスほどの価値もねェ日ってわけだ」

一方通行「理解できたかァ?」


垣根「いいじゃねぇか、それでもよ」

一方通行「あ?」

垣根「埼玉、生まれてきてくれてありがとうってやるのが誕生日だろ? 別に休みかどうかなんて関係ねぇよ」

フィアンマ「上条チックな物言いだな」

垣根「そんなことねぇだろ。そもそも誕生日ってのは存在していること、それに出会えたことに感謝するわけだ」

垣根「俺は結構埼玉が好きだから、誕生日も嬉しいんだよ」

一方通行「……イイコト言ってます風に締めようとしてンじゃねェか」

フィアンマ「お、俺様はノーコメントで」

垣根「おいい! せっかく柄じゃないこと言ったのに!」

一方通行「自覚あったとは安心した」

垣根「黙れぇ!」ムカッ

今日は県民の日なので土曜日なのに休みです。
やったあ。


垣根「だ埼玉とかいうやつは八つ裂きだ」

フィアンマ「本気でやりかねないな」

一方通行「だ埼玉ァ」

垣根「……」ニッコリ


打ち止め「後はメルヘンさんだねってミサカはミサカは……あれ、メルヘンさん?」

一方通行「寝てンぞ」

フィアンマ「今まで気づかなかったか?」

打ち止め「うーん、せっかく持ってきたのになーってミサカはミサカは悔しそうにしてみたり」

フィアンマ「確かに赤縁のメガネ……似合いそうだ」スッ

一方通行「オマエが赤つけてもなァ……」コンワク

フィアンマ「俺様は赤好きだからな」

打ち止め「あ、はは。でもこれはメルヘンさんのだからフィアンマくんはダメだよってミサカはミサカは一応注意してみる」

フィアンマ「分かってる。この赤い蝶ネクタイもなかなかセンスいいからな」

一方通行「……」

一方通行(本気で言ってンのか……?)


フィアンマ「とりあえずメガネは置いていったらどうだ? 写真を撮って送ってやるから」

打ち止め「いいのーってミサカはミサカは期待の眼差しを向けてみる」

フィアンマ「ああ、これでも俺様はローマ正教布教用パンフレットのカメラマンだったからな」

一方通行「そんなモンがあンのか」

フィアンマ「ああ。宗教に興味のなさそうな日本人向けとかもあるからな」ジャン

一方通行「お、おう」

打ち止め「ミサカもー!!」

フィアンマ「子ども用か……これだな」サッ

打ち止め「ありがとうってミサカはミサカは満足げに頷きパンフレットをぱらぱらぱら……」

一方通行「おィ、これは垣根にやれ」スッ

フィアンマ「なせだ? あいつは宗教好きなのか?」

一方通行「この町の連中は基本的に神とか宗教にハマることはねェ。もちろンアイツもな」

一方通行「だが…………」パラ


一方通行「ヴェントさンが載ってンなら話は別だァ」

フィアンマ「あ……それは対魔術師用パンフレットだった」

打ち止め「うわぁ! すごい迫力だねってミサカはミサカは驚きを隠せずにいる!」ズイ

フィアンマ「……普段はこんな感じだな」ピピ シャメ

打ち止め「あれ、かわいいよってミサカはミサカは同一人物か疑ってみたり」

フィアンマ「同一人物だ。これで俺様の技術は疑いようもないだろ?」

打ち止め「うん! メルヘンさんの写真撮り役として不足はないねってミサカはミサカは飛び跳ねてみたりー」ピョンピョン

一方通行「おィ、一応ここは病院だからなァ?」

打ち止め「は! ごめんなさいってミサカはミサカはシュンとしてみたり」


打ち止め「それじゃあフィアンマくんにカメラ役は任せてもいいかなってミサカはミサカはお願いしてみる」

フィアンマ「ああ。特別に割引してやろうか」

一方通行「おいおい、金取ンのか?」

フィアンマ「当たり前だろ。俺様は別に金銭に困ってるわけでもこだわりがあるわけでもないが、貰っておかないと後であいつだけ無料ってどういうこと? となってしまうからな」

フィアンマ「つまり面倒くさくなるわけだ」

一方通行「ちっ、仕方ねェ。いくらだ?」カード

フィアンマ「やっぱり初回は無料だった。うん、そうだった」アセアセ

フィアンマ(カード支払いは受け付けてない!!)

一方通行「ふーン。らしいぞ?」

打ち止め「やったーってミサカはミサカはフィアンマくんにカメラを渡しながらぴょんぴょんしてみたりー!」

一方通行「病院だからなァ?」

打ち止め「うっ」



今日はここまでです。
サイタマ=さいたま、埼玉=さいたま つまり埼玉=サイタマ?????

あの垣根帝督は明日出てくるのかもしれない。

だ埼玉乙


垣根「>>754 俺の話聞いてたか? だ埼玉は県民の前では禁句だ」

一方通行「1は喜々としてだ埼玉って言葉使ってるンだけどなァ」

垣根「そんなのは非国民ならぬ非県民だな」


フィアンマ「大宮がすごいのか……1は田舎者だからか知らなかったらしいな」

垣根「無視するな!!」

フィアンマ「お薬(頭の)買ってこようか?」チラ

一方通行「睡眠薬(永遠の)辺りで頼む」チラ

垣根「なんでいちいちこっち見ながら言うんだ!!」

垣根「つーかかっこの中が黒すぎねぇか?」

一方通行「何のことだァ?」スットボケー

フィアンマ「知らないぞ」スットボケー

群馬の真下みたいですね。
我らの埼玉にようこそ。

ち、違う!練馬は埼玉じゃない!
JRが通ってなくても東京なんだ!


………………………


垣根「……またか」

垣根「悔しくなって寝たからってこのワケのわからねぇ仕打ちはねぇよな」

垣根「白い空間……ね。確かに能力使うと白い翼出すんだけど、別に白が好きなわけじゃねぇよ?」

垣根「おーい、今回はネタ割れてるんだからさっさと出て来いー」

垣根「……」

垣根「んだよ、まさか今回は別件か?」

白垣根「……せっかちですね」

垣根「いたんなら言えよ!」

白垣根「……はぁ」



垣根「ちっ……で、何のお呼び出しだ? 俺もヒマじゃねぇんだから手短に」

白垣根「ふふっ、ヒマヒマ言ってたのはどこのどいつでしたかね……」

白垣根「まあ、そんな小さなことはどうでもいいです」

垣根「む、気に食わねぇな」

白垣根「単刀直入に言わせてもらうと」

白垣根「私の出番が少ないんですよね」

垣根「知らねぇよ!!」

白垣根「貴方がしっかり私との約束を守ってくれていることは知ってるのですが、良く考えたら私の出番ないなって」

白垣根「私の方が暇じゃんと気付きまして」

垣根「前よりひどくなってんぞ、お前……」

白垣根「白いとは言っても垣根帝督ですし」

垣根「垣根帝督をバカにするのかよ……」



白垣根「いえいえ、白くても垣根帝督の本質、というか根の部分はあるわけですよ」

白垣根「黒い感情も無なわけじゃない」

垣根「白って文字取るか?」

白垣根「わかりやすく言い換えると、私も目立ちたい」

垣根「ぶっちゃけたな」

白垣根「ええ。フレメアにも会いたいですしね」

垣根「ロリコンは悪ですしね」

白垣根「それをぜひ一方通行にも言って欲しいですね、じゃない、ロリコンを悪と決めつけるのは!」

垣根「話逸れてんぞ」


白垣根「……そうですね。では話を戻します」

白垣根「少しだけ体の制御権を譲ってもらえませんか」

垣根「お断りだ。フレメアとかいうやつに会いに行かれたら困る」

垣根「ロリコン、二股……悪い噂が立っちまう」

白垣根「二股……。ふふっ、一人目は誰でしょうね」クス

垣根「黙れ。同じ造形の野郎は壊す気にはなれねぇんだから」

白垣根「……そもそも貴方の黒い噂なんて腐るほどありますし、一、二個増えたところで大したことはありませんって」

垣根「俺が困るんだが。一応純粋な垣根くんで通してるからさ」

白垣根「…………自分の事ながら少し引きました」

垣根「おい」


白垣根「分かりました。ではフレメアには会いに行きません。ですから貸してくれませんか」

垣根「んなことしたら俺が二重人格みてぇに思われるだろうが」

白垣根「みてぇ、というかそれと大差ない状態にはなりますよ」

垣根「余計嫌になったぞ」

白垣根「うーん、そうですか……強制的なのはあまり好きではないんですが、仕方がありませんか」

垣根「え」

白垣根「言いましたよね。垣根帝督らしさは私の中にもある、と」

垣根「おい、強制的なのかよ垣根帝督ってのは!」

白垣根「目的のためなら手段を選ばない、それだけです」


垣根「あー、分かった分かった。強制的ってのは気に食わねぇ」

白垣根「良かったです。正直私も乗り気ではなかったので」

垣根「嘘つけ。ノリノリに見えた」

白垣根「それは心外ですね。いや、でも垣根帝督はそうなんじゃないですか?」

垣根「なんでも俺のせいにするな!」

白垣根「ははっ、自分をいじるのもなかなか面白いですね……」

垣根「変なのに目覚めたんじゃねぇの?」

白垣根「いえいえ、そんなことありませんよ」ニコニコ

垣根「はぁ、そうか。で、入れ替わるってのはどうするんだよ」

白垣根「あ、それはこちらで何とかするので心配無用です」


垣根「いや、方法が分からねぇと心配だろ」

白垣根「意外と神経質ですね……起きたらそばに置いてあるメガネをかけてください。打ち止めがネタとしておいていったものですが、使えるでしょう」

垣根「え、ワケわからねぇよ」

白垣根「メガネを取ると気性が荒くなる、とかあるじゃないですか。いや実際何もなくても代われますが、メガネをかけた時だけ変わった方が分かり易いでしょう」

垣根「なるほど、そういうキャラか……」

垣根(面倒な時は押し付けるか)

垣根「それくらいなら」

白垣根「ふふっ、ではそういうことで」パチン

午前はここまでです。
シリアスになると途端にキーボードを打つ手が遅くなってしまうので、午後は無い事も有り得ます。
ご了承ください。

>>760
西武線……


〜〜〜そのしばらく前〜〜〜


フィアンマ「……ふむ、やっぱりこの蝶ネクタイは似合うよな」

一方通行「そんなに気に入ってくれるとはアイツも悔しがるだろォな」

フィアンマ「なぜだ?」

一方通行「基本的に曲がってるからなァ」

フィアンマ「俺様があの娘だったらお前に言われたくないと思うだろうな」

一方通行「だろォな」

フィアンマ「自覚してたのか……」

一方通行「当たり前だ。自分のコトぐれェ把握できねェヤツは死ぬだけだ……というのは極論だが俺はそう考えてる」

フィアンマ「馬鹿なことばっかりしてたわけじゃなかったんだな」

一方通行「あ? 馬鹿な事って何だ?」

フィアンマ「画像隠し」

一方通行「あれは俺が人生で二番目に頭を使った時の傑作だァ。それをけなすのはオマエでも容認できねェ」


フィアンマ「しなくていいから……ん? 一番頭使ったのはいつなんだ?」

一方通行「打ち止めのウイルス抜く時だなァ。あれを超えることは多分一生ねェな」

一方通行「いや、同じ状況になったら……じゃねェな。二度とあンな目には合わせねェ」

フィアンマ「……………」

一方通行「黙るところかァ?」

フィアンマ「いや、体張ってるなーって思っただけだ」

一方通行「え、熱あるだろ」

フィアンマ「いや、ないと思うぞ。ん、待てよ……AIM拡散力場とやらで熱を放出してる可能性はあるな」

一方通行「そォいう意味じゃねぇンだが……」


フィアンマ「そんなことより少し出たいんだがいいか?」

一方通行「あ? なンで許可求めるンだ? 勝手に行けばいいだろォが」

フィアンマ「もし俺様がいない間に垣根が起きたら逃げないように見張ってもらわないとならないだろ」

一方通行「なるほど? あのメガネのためか」

フィアンマ「そうだ。俺様は基本的に約束は破らないからな。でないとお前も気分が悪いだろう?」

一方通行「は、垣根は俺が見てるからどこでも行けばいいカメラマンさンよォ」

フィアンマ「素直じゃないな」

一方通行「ちっ、さっさと行け。最近一人の時間が無くてリラックスできてねェンだよ」

フィアンマ「そうか」ガララ



フィアンマ「さて、誰にこの蝶ネクタイを自慢しようか」


???「はぁ、今日も調整ですか……とミサカは面倒そうに呟きます」

???「というのは建前で彼に会いにいくのが目的なのでは、とミサカは10032号に疑いの眼差しを向けます」

御坂妹「なっ、そんなわけないじゃないですか、とミサカは慌てて返答します。10057号、詮索はよくありません、とミサカは声を大にして抗議します」

10057号「お前だけいい目見てるなんて許されるわけねーだろ、とミサカは10032号を睨みつけます」


フィアンマ「…………無いな」



黄泉川「むー、一方通行の部屋はどこにあるじゃん」

芳川「ちょっと、私を引きずり出してきたくせに部屋わからないの?」

黄泉川「仕方が無いじゃん。何回も来てるわけじゃないんだから」

芳川「なら聞けばいいでしょう」

黄泉川「だから桔梗が聞けばいいじゃん。最近外の人と接触してないんじゃんから」

芳川「き ょ ひ!」


フィアンマ「……おい、そこの二人」

黄泉川「んん? 何じゃん?」

フィアンマ「一方通行の部屋は505号室だ」

芳川「あら、ありがとう」

黄泉川「病院の人間じゃなさそうだな……一方通行のともだちじゃんか?」

フィアンマ「いや。知り合いなだけだ」

芳川「……それじゃあこれからも知り合いをお願いね」

黄泉川「そうじゃんね。それじゃあうちらは行くじゃん」クスッ

フィアンマ(なんだ? カンに障る言い方だな……まあいい)

フィアンマ「ふん」

今日はここまでです。
なんだかこのスレだけじゃ終わらない気がしてきた……

ナレーションB「最近右方のフィアンマの放浪癖が目立つんだし」

ナレーションA「それは同感なりよ」

ナレーションA「私もたまにはステイルの監視の目を抜けて外へ出たいのよ」

ナレーションB「私もそれは思うが、実名出して良かったのか?」

ナレーションA「あ」

ナレーションB「次回! フィアンマ放浪記!!」

ナレーションA「見ないやつには私の旅のお供を強制させるべしよ!!」

今日はここまでです。というのは嘘でワンパンマンまで暇なので没になった小ネタを落とします。


一方通行「はァ……」


垣根「何だよ、事情聞いてほしそうにため息なんてついちゃってさぁ」

フィアンマ「そういう時期もあるだろう、人間は」

垣根「そこまで深い話か?」

フィアンマ「例えば、もう少しで退院だったというのに事故にあった時以上のケガを負ってしまった、とか?」


垣根「じゃあ俺もため息つくべきか、はぁ」


一方通行「お前……馬鹿にしてンのか?」

垣根「あ、ばれた?」

フィアンマ「悪意がダダ漏れだろ」


一方通行「はァ、オマエらは忘れたのか? 今日は予防接種の日だろォが?」


垣根「え、そんなのあったっけ」

一方通行「間違いなくあった。今年健康に過ごせるように、とかいう謳い文句の毎年行われる予防接種だ」ピラ

一方通行「まあ、正しくは予防接種月間だが……」


フィアンマ「俺様は知らないぞ」


垣根「……あー、確かにあったかもしれねぇな、でもそれがどうした?」ジー

一方通行「いや、どうというわけじゃねェが……打ち止めは注射できンのか? みたいな?」

フィアンマ「学園都市の注射なんて外から見たら痛みのいの字もないくらい楽なものだと聞くが」


一方通行「いやいや、針が体内に刺さるって地点で恐怖なンだってことわからねェのか」

垣根「は? 何言ってるんだ。流石にそこまで心配するのは過保護ってもんじゃねぇの?」

フィアンマ「どちらにせよ受けなくてはならない物なら早く受けた方がいいか」フム


垣根「だな。ええと……もう始まってるじゃねぇか」


一方通行「行くのか?」

垣根「まあ、今日は暇だし、思い立ったが吉日っていうだろ」

フィアンマ「そうだな。後回しにしたら忘れそうだ」


一方通行「…………」


垣根「にしてもよくこんなの知ってたな。お前受けたことねぇよな?」

一方通行「ま、まあ、必要ねェウイルスだとか菌だとかは全部反射してたからなァ」


一方通行「とはいっても、今年は俺も受けねェとならねェし、あのガキどもも受けねェとならねェから知ってるだけだ」

垣根「ふーん、やっぱ子守乙だな」

フィアンマ「便利なもんだ……俺様ですら風邪はひくっていうのにな」

垣根「本当にそうだな……と、そろそろ行くか?」


フィアンマ「俺様は行ける」

一方通行「本当に今日行くのかァ?」

垣根「はいはい、行くぞ。先に受けといた方がガキどものお手本になれるんじゃねぇの?」


………受付………


垣根「えっと、俺たち三人予防接種を頼みたいんだが」

受付「はい、名前を教えていただけますか?」


フィアンマ「俺様はフィアンマ」

受付「フィアンマ様……ですね」カリカリ


垣根「俺は垣根帝督だ」

受付「垣根帝督様ですね」カリカリ


一方通行「……おい、本当にやるのか?」

垣根「ここまで来て何言ってるんだよ」

一方通行「やっぱり俺はあいつらとともに受けた方がいいンじゃねェか? と思ってな」

フィアンマ「いや、先にやっておいた方がいい手本、見本になるってさっきも言ったじゃねぇか」

一方通行(腹をくくるしかねェ)


一方通行「……一方通行だ」ハァ

受付(あの学園都市第一位の?)

受付「あ、一方通行様ですね」


受付「……はい、それではお呼び出しのアナウンスがかかるまでお待ちください」

垣根「はいよ」


垣根「いや、でもホント渋りすぎだろ」

フィアンマ「俺様はてっきり注射が怖いのかと思ったぞ」

一方通行(実際怖い)

一方通行「ンなわけねェだろ」

一方通行「学園都市の第一位がそンな有様じゃ皆拍子抜けだァ」

垣根「ま、そうに決まってるか」ケッ


フィアンマ「俺様はむしろワクワクしているがな」

垣根「なんだかんだ言って学園都市で予防接種受けるの初めてだったか」

一方通行「ああ、俺も初めてだし結構気になってるところだァ」

垣根「経験者から言わせてもらうとそんな期待できるようなものでもないぞ」

フィアンマ「そうなのか? でも初めてのことはなんでも気になるものだからな」


一方通行(たかが予防接種だ……)

一方通行(一人ずつ受けるものだし少し涙ぐンでも……)


フィアンマ「おい、なにボーっとしてるんだ?」

垣根「呼ばれてんぞ」

一方通行「あァ? ならさっさと行けばいいだろォが」

垣根「三人呼ばれてんだよ」

一方通行(しんだ)


………診察室………


カエル顔の医者「今日は予防接種だったね?」

垣根「ああ。今回はぼったくりはやめろよ?」

カエル顔の医者「AIMジャマーの時はあれでも割引したんだけどねぇ」


フィアンマ「世間話はいいから、さっさと予防接種だ」

垣根「世間話じゃねぇよ! 俺の金がかかってるんだぞ?」

一方通行「レベル5が金の事いちいち気にしてンじゃねェよ」

垣根「そんなこと言ってるから借金背負って暗部落ちするんだよ」

垣根「ばーかばーか!」


フィアンマ「幼稚だな」

カエル顔の医者「君から始めちゃうかい?」ハァ

フィアンマ「ああ、頼む」


カエル顔の医者「はい、完了」

フィアンマ「本当に刺したのか?」

カエル顔の医者「もちろん。学園都市はこういう面の発展が凄いからね」

フィアンマ「驚きだ……」



垣根「はあはあ……次は俺の番だ」

一方通行「あ、てめっ!!」

カエル顔の医者「はい、終わり」


垣根「うん……どうだ? 期待してたほどじゃなかったろ?」

フィアンマ「発展してるのはよく分かった」

垣根「あとはお前だけだ」



一方通行(とりあえず生体電流操作で痛覚を遮断だァ……)カチ

一方通行「あ、ああ、頼む」

カエル顔の医者「いくよ?」プス

一方通行(体内に異物!!!!)

一方通行「反射!!」




一方通行「はっ……夢か」ガバ

垣根「どんな夢見てたんだよ」

フィアンマ「悪夢に違いない。俺様の勘は結構冴えてるから間違いだろう?」

一方通行「あ、ああ」

一方通行「とびっきりの悪夢だァ」ゲッソリ

垣根「教えてくれてもいいんだぜー?」

一方通行「お前が腹踊りしてる夢だった」

垣根「は?」

垣根「俺はお前の中でどんな風に見られてんだよ!!」ガァ!!

フィアンマ「そういう風にに決まってるだろう」バッサリ

これで今日は本当にここまでです。
そろそろまとめに入りたい気持ちがあるんですが書くつもりだったネタが収まらない……


フィアンマ(いないな……どうしたものか)

???「……あれ? フィアンマさんじゃないですか!」タッ

フィアンマ「ん? この声は」クルッ

初春「どうしたんで、ぶふっ!!」

初春(蝶ネクタイ!?)

フィアンマ「花女か……なぜ吹き出しているんだ?」

初春「ふふっ、ふ……はぁ……いや、破壊力すごいですね」

フィアンマ「何がだ? まあいい。これを見ろ」ドン

フィアンマ「蝶ネクタイだ」



初春「…………」フルフル

初春(せっかく落ち着いたってのに笑いがまだこみ上げてくる……)スゥハァ

初春「で、でもフィアンマさんにはいつもの方が似合ってると思いますよ」

フィアンマ「そうか。たまにはイメチェンとやらもいいかと思ったが……ふむ」

フィアンマ「最近は俺様に本音を言ってくれる奴が増えたな。全く、面倒だ」バッ

初春「取るんですか?」

フィアンマ「ああ、一方通行も言ってたしな。俺様はお気に入りだが」

初春「っ!!」

初春(俺様には慣れたと思ってたんですけどね)