おじいさん「婆さんや、婆さんやぁ!」
おばあさん「はぁい、なんですかぁ?」
おじいさん「婆さんや…?はて…婆さんはどこに行ってしもうたのかのぉ?」
おばあさん「ここにいますよお爺さん」とんとん
おじいさん「なんじゃ後ろか……はて、確かに今肩を叩かれたのじゃが……気のせいだったのかのぉ」
おばあさん「お爺さんったらぁ、眼鏡をかけてくださいな」つ眼鏡
おじいさん「ん?突然眼鏡が……おぉ、婆さんや探したぞぉ、いつ目の前に来たんじゃ?」
おばあさん「最初からいましたよ」
おじいさん「ふむぅ……なんじゃって?」
おばあさん「最初からいましたよって言ってるんです」
おじいさん「はえ?耳が遠くてよく聞こえんなぁ……」
おばあさん「はぁ、お爺さんったら、眼鏡だけじゃなくて補聴器までつけないで……」つ補聴器
おじいさん「んん?」
おばあさん「聞こえますかぁ?」
おじいさん「おぉ、婆さんの声が聞こえるぞぉ」
おばあさん「それで、ご用事は何だったんですか?」
おじいさん「おぉ、そうじゃった!……はて?なんじゃったかのぉ?」
おばあさん「私に聞かれましてもねぇ……」
おじいさん「確かぁ……そうじゃ、わしはてれびじょんを見ておって……にゅーすで……」
おばあさん「えぇ、えぇ」
おじいさん「ちゃんぴおんのシロナさんちゅーのが、これがえらくべっぴんさんで……会うためには『ぽけもんますうたぁ』になって……そうじゃ!」
おばあさん「はいはい?」
おじいさん「婆さんや!わしは『ぽけもんますうたぁ』になるんじゃぁ…!」
おばあさん「はぁ……お爺さんや」
おじいさん「なんじゃ?」
おばあさん「『ぽけもんますうたぁ』じゃなくて『ポケモンマスター』では…?」
おじいさん「はえ?……まぁ、どっちも同じような意味じゃろぉ」
おばあさん「ですねぇ」
おじいさん「とは言ったものの……まずは何をすればいいのかのぉ?」
おばあさん「ポケモンを手に入れるところからじゃないですかねぇ」
おじいさん「おぉ、流石は婆さん、冴えてるのぉ……はて、しかしどうやって?」
おばあさん「お隣のオーキド博士なら、力になってくれるじゃないですかねぇ」
おばあさん「お隣のオーキド博士なら、力になってくれるじゃないですかねぇ」
おじいさん「オーキド博士……はてなぁ、お隣は物部さんじゃなかったかのぉ?」
おばあさん「そうでしたねぇ……じゃあ、お向かいさんだったですかねぇ」
おじいさん「お向かいさんも、物部さんじゃなかったかのぉ?」
おばあさん「はて……斜め向かいですかねぇ」
おじいさん「それも物部さんじゃぁ」
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おばあさん「4件向かいさんでしたかねぇ」
おじいさん「やっぱり物部さんじゃぁ」
おばあさん「5件向かいさんでしたかねぇ」
おじいさん「はたまた物部さんじゃぁ」
おばあさん「6件向かいでしたかねぇ」
おじいさん「物部……いや、確かそこがオーキド博士の研究所じゃ!」
おばあさん「なんとまぁ……それじゃあ、オーキド博士の家は、隣町ですねぇ」
おじいさん「そうじゃのぉ」
周り全部物部さんかよwww
モノノベシティ?wwww
おじいさん「隣町かのぉ……はてさて…どうしたものかぁ」
おばあさん「物部さんの車に乗せってもらえばいいじゃないですか。確かぁ、隣町にお孫さんがいたでしょ」
おじいさん「おぉ、そうじゃのぉ……しかし、どの物部さんじゃったかのぉ……」
おばあさん「はて……お隣……でしたかねぇ」
じいさん「お隣さんは、まだ若い夫婦じゃったが……」
おばあさん「じゃあ、お向かいでしたかねぇ」
おじいさん「お向かいの旦那は、先週亡くなったじゃろぉ…」
おばあさん「そうでしたねぇ……いい人でしたのに」
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おばあさん「5件向かいは……」
おじいさん「あの人は車は運転できじゃろぉ」
おばあさん「はて、これでこの町の人は全て……そうですよお爺さん!」
おばあさん「なんじゃ?」
おばあさん「車が運転できるのは、お爺さん!あなたじゃないですかぁ」
おじいさん「ん?……おぉ、そうじゃったぁ。運転できるのは、わしじゃぁ」
おばあさん「よくよく考えれば、私達も物部じゃないですかぁ」
おじいさん「これは一本取られたのぉ!ふぉっふぉっふぉ」
>>14の最後はおばあさんじゃなくおじいさん
おじいさん「じゃあ、行ってくるんじゃ」ぶろろろ
おばあさん「あぁ、おじいさん。これを持っていくといいですよ」
おじいさん「?」
おじいさんはモンスターボールを5個手に入れた!
おじいさん「おぉ、ありがとや婆さん」
おばあさん「気をつけてくださいねぇ」
おじいさん「婆さんも達者でのぉ」
ぶるん!ぶるん!ぶろろろろろろぉ!ぱらりらぱらりらぁ!
おばあさん「あらまぁ、10時になるねぇ……ゆ○○う散歩見なくちゃぁねぇ」
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