エトナ「殿下の様子がおかしい」(74)

エトナ「フロンちゃん、殿下見なかった?」

フロン「ラハールさんならメイド服を着て出掛けましたよ」 

エトナ「」

みたいなのオナシャス

エトナ(殿下に何があったかは知ったこっちゃないけど~…)

エトナ(面白そうなことには首突っ込んでおくべきよね!)

エトナ「フ、ロ、ンちゃん!」

フロン「またまたなんですかー?エトナさん」

エトナ「殿下をさ、一緒に探さなーい?」

フロン「へ?もうそろそろお城の清掃の時間なのにですか?」

エトナ「あっら…そうだけどさ、フロンちゃん。殿下にメイド服なんて着る趣味あったっけ?」

フロン「んむむ…難しい質問ですね…」

エトナ「いやいやそんな趣味なかったから!」

フロン「あ!まだ考え中だったのに!」

エトナ「今のはクイズじゃなくて確認だから!」

エトナ「とーにーかーく、趣味でもないのにメイド服着るなんて、殿下にしては異常じゃない?」

フロン「言われてみるとそうですね…」

エトナ「殿下に異常が起こるってことは、それ即ち事件だと思うのよねー」

エトナ「だ、か、ら、一緒に殿下を…」

フロン「………」ブツブツ

エトナ「あり?フーローンちゃ」

フロン「あーーーーー!!」ピコーン

エトナ「わっとと、もうーいきなりどうしたのよー」

フロン「私にはわかったんです!ラハールさんの異常行動の真相がです!」

エトナ「は、へ?あ、そうなの?」

フロン「はい!」


フロン「メイドさんというのは、仕える人に奉仕するのが仕事です」

フロン「ラハールさんはそのメイドさんの正装でお出かけになった…ということは!」

エトナ「ということは?」

フロン「そうです!ラハールさんもメイドとして奉仕するべくお出かけになったのですよ!」

エトナ「ぶっww?!」

フロン「御恩と奉公…これも一種の愛だと私は思うんです!」キラキラ

フロン「ということは、ついにラハールさんにも人を愛する心が芽生えたということ…」キラキラ

フロン「ああ…私の長い間の呼びかけが、ラハールさんに変化をもたらしたんですね…」キラキラ

エトナ「あっははは!フロンちゃん、それはないwwwwww」ゲラゲラ

フロン「む、どうしてですか?エトナさん」

エトナ「だってさwwwwもし殿下がメイドやったとするじゃん?wwww」


ラハール『なんだ帰ってきたのかご主人様、アーッハッハッハッハッハッハ!』


エトナ「ご主人様より高飛車ジャンwwwwうけるwwwwwww」

エトナ「というか、しこたま金積まれても、ほら、殿下プライド高いからメイドなんかしないって、ね?ww」

フロン「そんなことないですよ、エトナさん!」

フロン「愛は時として、人も悪魔も天使も変えてしまうんですよ?」

フロン「だからラハールさんがメイドさんやっててもおかしくないんです!」

エトナ「だとしてもメイドはないでしょwwwwせめて執事じゃない?wwwww」

フロン「愛の力がそうさせてしまったんです!エトナさん!」

エトナ「その愛ひん曲がりすぎじゃない?wwwwww」

フロン「むむ…エトナさんが信じてくれないのなら…」ムンズ

エトナ「わわっと、なに?」

フロン「実際にラハールさん見つけて確認しましょう!行きますよ!」テクテク

エトナ「わわわ!ちょっとー!」ズルズル

エトナ(…ま、道連れはできたし、結果オーライ?)ズルズル

エトナ「って放してフロンちゃん!痛い痛い!」ズルズル

フロン「わっ!ごめんなさい!」パッ

エトナ「わー!」バターム

フロン「あー!大丈夫ですか?エトナさん!」

エトナ「うーん、大丈夫よ~?」ビキビキ

フロン「あ、あれ?」

フロン「いたた…悪気があったわけじゃないのにげんこつなんてひどいです…」ズキズキ

エトナ「ちょーっと気を使ってくれるだけでよかったのよね!」

エトナ「で、どっち行くつもりだったの?」

フロン「決めてなかったのであっちに…」

エトナ「適当かい!」

エトナ「まぁでも私もわかんないしー…」ピッピッ

フロン「携帯…プリニーさんたちですか?」

エトナ「そうよ~、プリニー隊カモ~ン?」

シーン……

フロン「あれ?」

エトナ「………」ワナワナ

エトナ「何回こんなことさせんのよ!さっさと来いっつってんだろーーーー!!!」

プリニー達「「「「た、ただいまっす!」」」」←10匹ほど

エトナ「なんでこんなに少ないのよ!60はいたじゃない!60は!」

プリニーa「あり?エトナ様知らなかったんすか?」

エトナ「何をよ」

プリニーb「給金貯まったプリニーが転生したことっすよ」

エトナ「はぁ?!知らないわよそんなこと!」

フロン「一昨日赤い月の日だったので、その日に転生なさったんじゃないんですかー?」

エトナ「それは知ってるけど…給金貯まるの早すぎるんじゃない?!」

フロン「はい!それは私が!」

エトナ「ぬわんですって~!」

フロン「だってひどいじゃないですか、エトナさん!もっとお給料増やすように私言ったじゃないですか!」

エトナ「イワシ1匹で十分なのよ、こいつらにはー」

エトナ「安く長ーく働いてもらったほうが、お得じゃない?」

フロン「でも、御恩と奉公にもバランスがあるんです!」

フロン「いいですか?エトナさん、労働力を得るには、それ相応のお給料を出さないと、御恩=奉公にはならないです!」

フロン「それでは愛は芽生えないんです!だから働き手さんたちの態度が悪かったり…」アーダコーダ

エトナ「はいはい、それでフロンちゃんはどうやってお給料ひねり出したの?」

フロン「えっと、宝物庫にあったこのくらーいの像です」

エトナ「宝物庫って…あそこ基本殿下の大事なものが置かれてるとこだから…やばいんじゃない?」

フロン「だってひどいじゃないですか、エトナさん!もっとお給料増やすように私言ったじゃないですか!」

エトナ「イワシ1匹で十分なのよ、こいつらにはー」

エトナ「安く長ーく働いてもらったほうが、お得じゃない?」

フロン「でも、御恩と奉公にもバランスがあるんです!」

フロン「いいですか?エトナさん、労働力を得るには、それ相応のお給料を出さないと、御恩=奉公にはならないです!」

フロン「それでは愛は芽生えないんです!だから働き手さんたちの態度が悪かったり…」アーダコーダ

エトナ「はいはい、それでフロンちゃんはどうやってお給料ひねり出したの?」

フロン「えっと、宝物庫にあったこのくらーいの像です」

エトナ「宝物庫って…あそこ基本殿下の大事なものが置かれてるとこだから…やばいんじゃない?」

フロン「へ?…まさか怒られちゃいます?」

エトナ「そうかもねー!ドンマイドンマイ!」パシパシ

フロン「うう…謝るしかないですが…プリニーさんたちのためにやったことです、悔いはないです…」

プリニーa「俺たちも弁護するっスから、元気出すっスよ」

プリニーc「そうっスよ、恩人っス」

フロン「プリニーさん達…ありがとうございます!」

エトナ「ああーもう、そういうのいいから、ほらほら早く殿下探しなさいあんた達」ペシペシ

プリニー達「「「「かしこまりっス!」」」」ダダダダッ

エトナ(まったく…フロンちゃんも甘いのよね~…)

エトナ「まあそれがフロンちゃんだけど」

フロン「なんですか?エトナさん」

エトナ「ううん、なんでもなーい」

書きだめ分切れた、さらばじゃっ

参上、上げるぞい

<どこかの町>

エトナ「ーったく、ぜんっぜん見つかんないじゃないのよ―」

エトナ(ほんとにどこ行った…あのジャリ魔王)

フロン「どこですかー?ラハールさーん」ガサガサ

エトナ「ねぇフロンちゃん、さすがにゴミ捨て場にはいないんじゃない?」

フロン「そうでしょうか?」

エトナ「いや、そうでしょ!もちょっと他のとこ探し―――」

*  「これはこれは、お久しぶりですねぇ」

エトナ「誰かと思えば中ボスじゃん」

中ボス「だから中ボスじゃないって言ってるでしょうが!」

中ボス「いいですか?私の名前はビューティー男爵バイア」

フロン「あ!こんにちは、中ボスさん!」

中ボス「はぁ…せめて最後まで名乗らせてくれませんかねぇ」

中ボス「このような言い争いは不毛じゃありません?」

エトナ「別に言い争ってないし。認めちゃえばー?」

中ボス「私のプライドにかけてそれはありません!」

中ボス「オホン、話を戻しましょう。先ほどから貴女方は探し物でもしているようじゃありませんか」

フロン「そうなんです!中ボスさん、手伝ってくれませんか?」

エトナ「ちょ、ちょっとフロンちゃん!」

中ボス「いいでしょう。私の名にかけて探し出して見せますよ!」

フロン「ありがとうございます!中ボスさん!」

エトナ「あらら…」

エトナ(胡散臭い道連れができちゃったわ…)

フロン「状況を報告します!ビューティー刑事!」

中ボス「ほう…私が刑事ですか」

エトナ「フロンちゃんそういうの好きよね~…」

フロン「事件と言えば刑事さんです!」

中ボス「では…フロン刑事、状況の説明をどうぞ」

エトナ「あんたもなかなかやる気よねー…」

フロン「はい!かしこまりました!エトナさんあれを」クイックイッ

エトナ「ん?あれって何?」

フロン「ホワイトボードと犯人の顔写真を用意してください!」

エトナ「そこまで凝らなくてもよくない?!フロンちゃん!」

よく見たら>>12‐13かぶっておった
木にせんといてくだされ




中ボス「なるほど・・・ということは、まだメイド服を着てうろついている、と・・・」

エトナ「改めて想像するとやっぱシュールよね~・・・」

中ボス「ここまで目立つ格好をしているなら、聞き込みをすると良さそうですねぇ」

フロン「なるほど!刑事さんらしいです!」

中ボス「3人で別れて聞き込みをして回りましょうか。30分後にここで落ち合えばいいでしょう」

フロン「はいっ!了解でありますっ、ビューティ刑事!!」ビッ

エトナ「んじゃ、私はこっちねー」

フロン「エトナさんも敬礼!」

エトナ「もー・・・ 言い出したら聞かないのよね・・・っと」

エトナ「エトナ刑事、行ってくるであります!」ビッ

フロン「上手です、エトナさん!」

エトナ「はぁ・・・」

~30分後~

エトナ「はぁ~しんど、プリニーに任せようと思ったのに近くにいないとかありえな~い・・・」グテ-

フロン「刑事さんも楽じゃないです・・・」

中ボス「皆さん、収穫のほどは?私はありませんでしたが」

フロン「私もダメでした・・・悔しいです・・・」ショボーン

エトナ「私は割とあったけど?ジャリガキはどこですかーっつったら、見たとかなんとか」

フロン「すごい!エトナさんは刑事の素質がありますよ!」

中ボス「・・・ということは、あなたが聞き込みをした方向に行った可能性は極めて高いということでしょう」

フロン「むむ、事件も進展してきましたね!ワクワクします!」

エトナ「ま、まぁそうねー」

フロン「はやくはやく、行きましょう」ムンズ

エトナ「あ、ちょっと引っ張らないで!」ズルル

フロン「・・・だいぶ来ましたけど、ここどこですかー?」

中ボス「ここですか?ここは魔界屈指のショッピングシティーです!」

エトナ「これ、聞き込みの意味無かったんじゃない?」

中ボス「ここまで絞り込めただけ儲け物ですよ」

エトナ「そうだけどさ・・・プリニー隊?」

プリニー達「「「「お呼びっスか!」」」」ザザッ

エトナ「ショッピングシティーで馬鹿魔王の探索、いい?」

プリニー「「「「わかりましたっス!」」」」ダダッ

中ボス「人手が増えましたねぇ、効率も上がるというものです」

エトナ「めんどくさいったらありゃしない・・・フロンちゃんいないし」

エトナ「あーいたいた。フロンちゃーん」

フロン「あ、エトナさーん、こっちです」

* 「君が言っていた友人とはあの人達のことかな?」

フロン「あ、はい!そうです!」

エトナ「誰よあんたたち」

中ボス「見ない顔ですが・・・どちら様ですか?」

* 「失敬!まだ名乗っていなかったな!」

ゴードン「私は37代目地球勇者ゴードンだ!」

ジェニファー「助手のジェニファーよん♪」

サーズデイ「サーズデイ、デ、ス」

エトナ「は、はぁ・・・よろしく」

ゴードン「君はまたなんでこんな所にいるんだい?」

フロン「ラハールさんを探してたんです!」

ゴードン「ラハール・・・」

ジェニファー「ほらぁゴードン、あの髪の毛が触角みたいになってて、赤い布纏った子!」

ゴードン「思い出したぞ!あの悪魔か!」

フロン「はいっ!」

ゴードン「なるほど・・・野放しにしておけば危険だな・・・」

ゴードン「サーズデイ!悪魔を見つけ出せるか?」

サーズデイ「カシコマリマシタ、サーチモード、ピピピ」

サーズデイ「トクテイカンリョウ」

ゴードン「よし、天使よ。ついて来なさい!」

フロン「わかりました!」

エトナ「なんだかんだてようやく見つけ出せそうよね・・・」

書きだめ切れる前に意識が切れそうじゃ!
一先ずさらばじゃっ!

再生率高いな
ディスガイア廃人とみた

再開するぞい~

>>28
2をしてアニメ見た程度じゃが、そこから捻り出しておるー

ゴードン「サーズデイ、悪魔の反応は店内のどこにあるのだ?」

サーズデイ「オオキナモノハ、チカクニフタツ、アミューズメントパークニ、フタツデス」

ゴードン「ち、近くに二つだと?!」

エトナ「んーひょっとして、私たちのことじゃない?」

中ボス「そうですねぇ、ビューティー男爵である私の力が大きいなど当然のことです」

ゴードン「む…むむ…」

ゴードン「…ここで事を荒立てるわけにもいくまい、それに悪さなどしていない敵を叩くのも勇者の正義に反するというものだ」

ゴードン「子の正義に免じて許してやろう!はーっはっはっは!」

ジェニファー「さすがゴードンね!貴方の正義は悪魔界の良民を救うわ!」

フロン「私は正義から愛を感じました!感動です、ゴードンさん!」

エトナ「い、今のやり取りは何だったのかしらね…」

中ボス「さぁ…地球とはなかなか不思議なとこなのでしょうかねぇ」

中ボス「しかし…そこのマドモアゼル」

ジェニファー「はぁい、なにかしら?」

中ボス「先ほどそのサーズデイとやらは、『アミューズメントパークに2つ』と言っていましたよねぇ」

ジェニファー「そうねぇ、そう言ったわよ?」

ゴードン「うむ、私も聞いたぞ!」

フロン「はっ!ということはラハ―ルさんと誰かが一緒にいるということですか?!」

中ボス「そうですねぇ、それも、そこそこ力を持った悪魔のようですが…」

ゴードン「プリンスが他の悪魔と…」

エトナ「行って見たほうが早いんじゃないのー?」

フロン「そうですね、アミューズメントパークへ行きましょう!」

<アミューズメントパーク付近>

サーズデイ「ゼンポウ、ヤク50mサキデス」

ゴードン「でかしたぞサーズデイ!」

*  『ハァーッハッハッハ!どうだ!』
**  『すごい!』

エトナ「あのバカっぽい笑い声は…殿下ね」

フロン「ラハ―ルさーん!探しましたよ!」

ラハ―ル「む?フロン、どうしたんだ?」

フロン「ラハ―ルさん!もう清掃の時間はとっくに過ぎてます!お城へ帰りますよ!」

エトナ「フロンちゃんまだ掃除する気だったんだ…」

**   「やだやだ!まだ帰らないもん!」

エトナ「げ!この子は!」

フロン「あ!貴女は!」

中ボス「あああっああなたはというかお前は!」

ラハ―ル「ん?妹のマハールがどうかしたか?」

エトナ&中ボス「はぁ?!?!?!」


フロン「あれれ?やっぱりそうだったんですか!」

エトナ「うおい!覚えてないんかい!」

ゴードン「プリンスに妹がいたのか!!」

ジェニファー「まぁっ、私も知らなかったわ!」

エトナ「ちょっとー殿下、なんでそのニセもんと一緒につるんでるんですかー」

中ボス「そうですよ!その抱いてる人形が本体…あ、あれ?」

中ボス「あの青いウサギ人形じゃない…?」

ラハ―ル「何がニセモノだバカ者!清掃の時間なら仕方がない、城へ帰るぞ、ほら、マハール」

マハール「はいっお兄ちゃん!」

中ボス「どっどどどどうなっているのでしょうか、人形が変わっているということは…あぎゃああああ!!」

エトナ「私にも分かんないわよ…」

フロン「ほらほらーエトナさんもお城へ戻りますよー」ムンズ

エトナ「あああちょっとちょっと!」ズルズル

中ボス「…いや……しかし……」ズルズルブツブツ

ゴードン「お達者でな~!」

アニメと若干違うかもしれんが、知ってる方は別の話と思うて読んでくだされい

<お城>

エトナ「………」ジーッ

マハール「ねぇ、ラハ―ルお兄ちゃん!」ギュッ

ラハ―ル「なんだ?マハール」

エトナ「………」ジーッ

フロン「エトナさん、羨ましいんですか?」

エトナ「ちがうちーがーう、あのマハールが怪しいのよ」

フロン「どうしてですか?」

エトナ「一度騙されてるからに決まってるでしょうが!」

フロン「でも、持ってる人形違いますし、やはり本当の妹さんなのでは?」

エトナ「今そうかそうじゃないかを考えてるのよ」

フロン「そうですかぁ、中ボスさんも悩んでるみたいですよ?」

中ボス「………」ブツブツ

エトナ「なんで城に連れてきてんのよ」

フロン「いいですね…あれは兄妹愛というものでしょうね」

フロン「仲睦まじい様子がよくわかります…やはりラハ―ルさんはわかってくれてたんです」ニコニコ

マハール「でね、マハール、それ食べたらとっても美味しくって!」

ラハ―ル「そうなのか、今度連れて行ってやろうか?」

マハール「わぁーい!ありがと!」ダキッ

エトナ「オェェ…なんか人が変わりすぎて気味が悪いわ…」

エトナ(まるで別人みたいよね~…)

エトナ「ん、あれ、そういえば」

フロン「どうしたんですか?フロンさん」

エトナ「陛下ってジェニファー?っていう人苦手だったわよね」

フロン「あ、そうですね!ラハ―ルさんはムチーリが弱点ですから」

エトナ「ん、わかった。ありがとうねフロンちゃん」

エトナ(……反応してなかったわよね…殿下)

中ボス「………」ブツブツ

>>37
「陛下」→「殿下」でお願いしますじゃ
上げる前にざっと見直しする癖つけんとのう…

フロン「そういえばラハ―ルさん、なんでメイド服なんですか?」

マハール「私がお兄ちゃんに頼んだの!」

フロン「へ?どうしてですか?」

マハール「お兄ちゃんなら似合うかなーって思って!」

ラハ―ル「動きやすくてなかなかいいぞ?フロン」

フロン「確かに似合ってます!素敵です!」

ラハ―ル「あ、ありがとう///」

エトナ「は……」

エトナ(で、で、殿下が照れたああああああ!!!)

エトナ(人格崩壊どころの騒ぎじゃないわよ!)

エトナ(これはかんっぜんに別人ね、決定~…)

エトナ(…となると)

エトナ「ちょっと、ほら、頭貸しなさいよー、」ユサユサ

中ボス「………」ブツブツ

中ボス「・・・そうですか、人の皮をかぶった別人であるかもしれないと」

エトナ「それか・・・洗脳ね」

エトナ「殿下がちゃちな洗脳にかかるなんて無いと思うけど」

エトナ「いつもサボってプリニーに丸投げする掃除だってやってたし、どちらかしか無いと思うのよねー」

中ボス「なるほど・・・しかし、そうだとしても犯人の動機が理解しかねますねぇ」

エトナ「ぶっ飛ばしちゃってもいいけど~・・・モノホンだったら後が怖いしね」

中ボス「なっなっ!本物などあってはいけませんんんんんんん!!」

エトナ「私もそう思う、け、ど~・・・」

エトナ「前みたいに懐柔作戦とるでもなしにああイチャイチャされると自信無くなるのよね~・・・」

中ボス「そういうことはぜーーーーったいにありえません!!」

エトナ「なんであんたそんなに必死なのよ」

疲れて眠いから寝るぞい
早々じゃが許せ・・・

短時間じゃが再開じゃ!

中ボス「あ、いえその、仮に本当の妹さんだとしましょう」

エトナ「うん、んで?」

中ボス「世間に知れているのは息子、なのにいきなり妹が現れた・・・」

中ボス「仕えていた家臣でさえ知らないとなれば隠し子も同然・・・」

エトナ「あー、なんやかんやでクリチェフスコイ様の名前に傷がつくって言いたいの?」

中ボス「そうです!仮にも奥方が不倫なさって・・・あ、あああ・・・」

エトナ「あっはは!あの人に限ってそれは無いんじゃない?ww」

中ボス「や、やっぱりそう思いますよねマドモアゼル!!」ガッシ

エトナ「え、ええ、まぁ」

中ボス「アーッハッハ!そうと決まれば後はニセ者と証明するのーみ!!」

エトナ「あ゙~、やっぱこいつ扱いづらいわー・・・」

フロン「すごいじゃないですか!マハールさん!」

マハール「ううん、やってくれたのはお兄ちゃんだもん」

ラハール「違うぞ、マハール。お前が気づいてくれたから助けに行けたんだ。立派だぞ」

フロン「そうですよ!」


エトナ「あーあ、フロンちゃん溶け込んじゃって・・・」

エトナ「あれがフロンちゃんの理想の殿下なのかな・・・」

エトナ(しっくりこない・・・というかシュールすぎんのよ・・・)

エトナ「ホントの殿下が懐かしいわ~・・・」


ラハール『こっちの道だと言ってるだろうが!』

フロン『いーえ違います、こっちです!』

エトナ『あはは!二人とも馬鹿よね~、地図じゃあっちだってww』

ラハール『馬鹿は余計だ!ったく・・・ついて来い』

エトナ&フロン『はーい』

エトナ(グダグダだったけどさ、ああいう感じが好きだったのよね~・・・)

ラハール「ハァーッハッハ!」フリフリ

エトナ「絡みづらいわー・・・」

中ボス「・・・ちょっと、マドモアゼル?」

エトナ「ん、なに?」

中ボス「また探すとなるとアレですから、洗脳の可能性に絞って考えてみたのですが」

中ボス「あのメイド服・・・怪しくないでしょうか?」

エトナ「怪しいもなにも不自然極まりないけどね」

中ボス「そうでしょう、あれが鍵だと思うんですよ」

エトナ「どういうことよ」

中ボス「あのメイド服が・・・魔具になっている可能性があります」

エトナ「魔具・・・?」

中ボス「ええ、呪文の効力は物を媒介にして発揮すると強まるのですよ」

中ボス「物にもよりますが・・・魔具としての性能に特化したものならあるいは・・・」

エトナ「なるほどね、じゃああのメイド服を脱がせればいいのよね」

中ボス「そうですが・・・あれが魔具なら、触ってはいけませんよ?」

エトナ「破ったり焼いたりすればいいのねー」

中ボス「乱暴ですが・・・まぁそうするしかないでしょう」

よし、この辺で離れるぞい~

夜分遅くじゃが復活じゃ
寝むぅなるまで続けるぞいー

エトナ「でもさー・・・」


ラハール「お、おいマハール!」バッ

マハール「あぁもうお兄ちゃーん」

フロン「ダメですよマハールさん、スカートはめくるものじゃありません!」

マハール「えーっ」


エトナ「あの雰囲気ぶち壊すのは気が引けるわー・・・」

中ボス「おやおや?いつものマドモアゼルなら・・・」

エトナ『へっへっへー、くるしゅうなーい!』ベリベリ

ラハール『あ~れぇ~』

中ボス「容赦無くこのよ・・・ぅわたぁ!」

エトナ「あんたのイメージなんてどうでもいいと思ったけど、なんで悪代官なのよ!!」

エトナ「・・・少し角がとれたことは認めるわ」

中ボス「じゃあどうするんです?」

エトナ「釣り出して陰で引っぺがすのよ」

中ボス「ほーらやはり引っぺが・・・ぅあたぁ!」

エトナ「・・・・・・私、ホントは手荒なことは嫌いなんだよ・・・?」ウルウル

中ボス「・・・は?」

エトナ「・・・・・・オェェェ、自分でやってて気分悪くなったわー・・・」

エトナ「ボケ慣れてないとこうなるのねー、ボケは封印封印、っと」

中ボス「たちの悪いボケですねぇ・・・本気かと思いましたよ」

エトナ「よし、殿下呼び出して引っぺがしてくるねー」

エトナ「ちょ~っと殿下~?」

ラハール「ん?どうしたんだエトナ」

エトナ「楽しいとこ何だけどさ、魔王の仕事済ませてくんないかなって」

エトナ「なんちゅーかプリニー隊訳ありで数減っちゃったし、お願い!」

ラハール「む・・・ならばしょうがないな、フロン」

フロン「なんでしょ?ラハールさん」

ラハール「マハールを見てやっててくれないか?」

フロン「合点承知です!ささ、マハールちゃんこっちですよー」

マハール「お兄ちゃん・・・すぐ戻ってきてね・・・?」

ラハール「当然だ、すぐ終わらせてくる」

マハール「ラハールお兄ちゃん・・・」

ラハール「マハール・・・」

エトナ「強いて言うなら気持ち悪いわ・・・」

エトナ「殿下、こっちですこっち」

ラハール「どこまでいくんだ?早くマハールの所へ・・・」

エトナ「・・・・・・」イラッ

エトナ「だーっ!もう!人が散々頭捻ってんのに!」

ラハール「?!」

エトナ「押し付けがましいかもしれませんけど殿下、一応これでも心配してやってるんですからね!」

ラハール「なんのことだ?」

エトナ「・・・・・・っ!」イライラ バシャア

ラハール「わっ、な、なんだ?!」

エトナ「いいからその服脱げっつってんのよ!」シュッ ポイ

ラハール「そんなこと聞いてな・・・ってうわっ!」


ドガアアァァァァァン!!

ラハール「 」プスプス

エトナ「・・・・・・」

ラハール「い、いたたた・・・バ、バカ者が・・・」ムクリ

ラハール「よくも爆破などしてくれたな!エトナ!!」

エトナ「あ、戻ったんだ殿下」

ラハール「そうだ・・・操られていた時の記憶が残っている・・・」

ラハール「胸糞が悪いぞ・・・!クソが!!」ズカズカ

エトナ「殿下どこへ?」

ラハール「決まっているだろうが!マハールとか名乗る奴をぶっ飛ばしてやるのだ!」

エトナ「そうですか」

ラハール「なんだ?お前は来ないのか」

エトナ「もう少しここにいまーす」

ラハール「そうか、先に行っておくぞ!ハァーッハッハッハ!」

エトナ「・・・・・・・・・」

中ボス「落ち着きましたか?マドモアゼル」

エトナ「・・・何用よ」

中ボス「いえ、復活したお方の加勢に行く道すがら、あなたを見かけましたからね」

エトナ「じゃあさっさと行った方がいいんじゃない?」

中ボス「そうですねぇ、ですが・・・」

中ボス「あなたの悩みは時が解決してくれると思いますよ、私にはそう思われます」

中ボス「では・・・」タタッ

エトナ「・・・・・・・・・」





ザッ

ラハール「・・・・・・」

フロン「あ、ラハールさん。お仕事終わったんですか?」

マハール「お兄ちゃn・・・?」

マハール(メイド服を着てない!)

マハール「しくじったわ!者共!!」バッ

* 「・・・・・・」ザッ

* 「・・・・・・」ザッ

フロン「あっ!なんですかあなたたちは!」

* 「・・・・・・」ムンズ

フロン「あ!放してください!あーれぇー!くせ者ですー!!」

マハール「また古典的な悲鳴を上げおってからに!」

ラハール「ハァーッハッハッハ!」

マハール「な、なんじゃワレえぃ!」

ラハール「化けの皮が剥がれたようだな!ぶっ飛ばさせてもらうぞ!」

マハール「クソ・・・皆の集、かかれ!」

* 「ちょっと待った!ビューティ!」バッ

中ボス「少数を大多数で囲むなど美しくありません!!」ババッ

マハール「うるさい!クソ中ボス!まとめてやっつけちゃいなさい!!」

気づいたら寝落ちしておったww
さらばじゃっ

寝落ちするまで再開じゃー

ラハール「魔王玉!!」ボボボボッ

ドゴアアァァァァァン!

中ボス「ゲホゲホ・・・まったく、味方を巻き込むのは美しくないですねぇ・・・」

フロン「ラハールさんひどいですよ!!」ブスブス

ラハール「・・・・・・・・・」ツカツカ

マハール「お、お兄・・・」

ラハール「その呼び方は不愉快だ。第一貴様は俺様の妹ではなく・・・!」ムンズ

マハール「ひっ!」

ラハール「ただの人形だろうがあああああああ!!」ブンッ

人形「わーっ!!」

マハール「 」パサリ

フロン「あり?マハールさーん・・・これお人形さんですね・・・」

中ボス「おっと」パサリ

人形「な!貴様はなせ!」ジタバタ

中ボス「どうやら魚の人形のようですが・・・鯖でしょうか」

人形「鰯じゃボケ!」

中ボス「これで隠し子疑惑も晴れましたね!」

人形「はぁ?いいから放せ!」

中ボス「一件落着しましたし秋刀魚人形は・・・」

人形「イ、ワ、シ!!」

中ボス「買手は案外いそうですから、売ってしまいましょうか」

人形「お、おい、売るのだけはやめろ!」

ラハール「・・・終わったか」

フロン「前にもこのようなことありませんでした?」

ラハール「お前はあの時も人質にされておいて覚えていないのか・・・」

フロン「あ、たぶんそうでした!はい!」

ラハール「・・・・・・」

フロン「・・・・・・あのー、ラハールさん?」

ラハール「・・・なんだ?」

フロン「マハールさんと遊んでた時のこと覚えてますか?」

ラハール「覚えているぞ」

フロン「その記憶はラハールさんにとって、楽しいものでしょうか?」

ラハール「・・・・・・」

ラハール「記憶はあるがあの時は別の人格が出ていたようだ」

フロン「ということは、どうにかしてラハールさんに変な人格を植え付けた・・・ということですか?」

ラハール「違う、あのドレスがあっただろう」

フロン「メイド服ですね、似合ってましたよ!」

ラハール「・・・あれは服に見せかけた魔具だ」

ラハール「法力で人格を植え付けるのではなく、着せた者の人格を掘り出すらしい」

フロン「へ・・・?」

ラハール「後はお前で考えろ」スタスタ

フロン「あ、は、はい!」

また夕刻に会おうー
さらばじゃっ

夕刻どころか夜分になったが再開じゃー

~翌日~

フロン「ラハ―ルさーん、今日はどこに向かってるんですかー?」

ラハール「ニセモノを連れていくと言っていたとこにお前達を連れて行ってやるのだ」

ラハール「もし不味かったら次会った時に八つ裂きにしてやるがな!ハァーッハッハッハ!!」

エトナ「………」

フロン(…ラハ―ルさんラハ―ルさん)ツンツン

ラハール(なんだ?)

フロン(エトナさん機嫌悪いんでしょうか?)

ラハール(…ったく、しょうがない奴だな)

ラハール「おい、エトナ!」

エトナ「なんですか殿下ー」

ラハール「お前が黙っているとフロンのボケが独り歩きするのだ!」

フロン「へ?私まだ迷子にはなってませんよ?」

エトナ「独り歩きしてるのはフロンちゃんじゃなくてボケよ」

フロン「あ、そうでしたか」

ラハール「それでいいのだそれで。せっかく元に戻ったというのに調子が狂うわ!」

ラハール「お前が黙っているせいで心配してやるのは疲れるのだ」

エトナ「殿下……」

ラハール「……だーっもう、おいフロン!ボケろ!」

フロン「えっ、あ、は、はい!」

フロン「えーっと、ラハ―ルさーん、あそこにufoが見えますよー」

ラハール「………」

エトナ「………」

フロン「光ってますね、こうブァーって」

ラハール「ま、魔王である俺様が突っ込めなかった…」

エトナ「いえ殿下、今のは恐らくボケの勘定には入りませんから」

エトナ「はぁー…殿下に気を使われたら私も終わりよねー」

ラハール「なんだと?」

エトナ「いつもどーりしてますから許してくださいよん」

ラハール「……ったく」

エトナ「よーっしプリニー隊!」ピーーッ!

プリニー隊「「「「お呼びっすか?!」」」」ザッ

エトナ「出かけるついでに買い物するから、あんたら荷物持ちねー」

プリニーa「りょ、了解っス…」

エトナ「よーっしゃ、とっとと行くわよー」

ラハール「おい!なぜお前が仕切るのだ!」

フロン「ラハ―ルさん急いでください!」ムンズ ズルズル

ラハール「痛い痛い!バカ者!引きずるなあああああ!!」ジタバタ

~完~

<次回予告>

エトナ「ディスガイアといえば次回予告!本編よりも次回予告!」

フロン「へ?次回があるんですか?」

作者「考えておらんのじゃが」

エトナ「さっさと捻り出してくれない?」グイグイ

作者「いたたた、しょうがないのう…いつか書くぞいー」

エトナ「さっさと書かんかい!」ゲシッ

作者「わかりましたorz」

フロン「一件落着です♪」

エトナ「次回、魔界戦記ディスガイア、[アデル『ロザリンドの様子がおかしい』]」

エトナ「絶対出してくれるのよね?」グググ

フロン「エトナさん、乱暴はいけません! あ、私も出してくださいねー」

作者「あうあう…」

エトナ「次回の主役も私達!」

作者「いやそれはないかな」

                                             ~おわり

…ということでこのssは終わりじゃ
ディスガイアなぞ知らんものもおるじゃろうからわしの自己満足に等しい物じゃったが
支援してくれた者、見てくれた者には感謝しておるぞい
ノリで次回予告なぞしてしもうたが、また書かせてもらうやもしれん…
その前に書きかけのssを続けるつもりじゃ
並行はマナー違反かもしれんかったがの…
ということで、また別のssで会うまで、再びディスガイアssで会う日まで…さらばじゃっ!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom