華菜「今ここに、風越の新しい伝統が流れ出す」8【安価】 (898)


長野の名門校、風越女子。

インハイ出場は最低限、インハイベスト32は当然、目指せ、全国ベスト8。


私が大将を務めるようになってから

一度も全国に行ったことがない。そんなことは、風越の歴史上、類を見ないことだった。



ごめんなさい、キャプテン――――――この一年、何回思ったことか。

もう、一緒に打てないけれど、共に打った想いは、ここにある。

今年こそは――――――――叶わなかった思いを、叶えるんだ。

今年こそは――――――――正真正銘のラストチャンスなんだ………え?



お前は、風越の伝統を汚した?

大将にふさわしくない?

練習でしか勝てない、Pキング?

福路が可哀そうだって?



うるさい。ウザったいから、外野は黙って見てるし。

新しい風越の『伝統』は

私の代から流れ出すんだ。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439474247



・お馴染みの京ちゃんスレです。恋愛要素、麻雀要素、日常要素を含む予定
 いちゃいちゃというよりはほのぼの風味 

・舞台は清澄。部長が引退した1年後の世界です。つまり一年組が二年生に進学してます。
 三年生はほとんどみんな大学に通っています。ただし、永水など例外はあります

・部長が抜けた分なぜか京ちゃんが女子の団体戦に参加できるようになってます。都合のいい世界だから、仕方ないね

・目標は県大会優勝&全国優勝。展開は非常に遅く、リアル風味。

・キャラの独自解釈などありますのでイメージが崩れるのが嫌な方は回避推奨


去年のインターハイで見事に優勝した長野・清澄高校

無名でありながら、県大会では昨年のインターハイ最多得点記録保持者、天江衣を擁する龍門渕高校を破り全国の舞台へ

そしてその快進撃は止まらず、白糸台高校の3連覇を阻止し、麻雀インターハイ界の伝説となる

その清澄を率いた、名将、竹井久は引退し大学に進学――

まこを主将とする新たな体制により、清澄高校麻雀部は再び全国の舞台を目指す

これはその舞台を目指す少女と少年の物語


前スレ

①京太郎「そうだ、新しい清澄の伝説を始めよう」【安価】
京太郎「そうだ、新しい清澄の伝説を始めよう」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430568106/)

・清澄高校麻雀部、再始動

・ふれあいピクニック 東京へ


②咲「だから、新しい清澄の伝説をこの手で」2【安価】
咲「だから、新しい清澄の伝説をこの手で」2【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1431783657/#header)

・rooftop 三連戦 (鶴賀との出会い)


③和「あなたと、新しい清澄の伝説を未来へ」3【安価】
和「あなたと、新しい清澄の伝説を未来へ」3【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432814271/#header)

・第一回部内ランキング戦

・練習試合その1前編(VS永水、阿知賀、臨海)


④優希「私が、新しい清澄の伝説の一人に」4【安価】
優希「私が、新しい清澄の伝説の一人に」4【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434176579/#header)

・練習試合その1中編(VS永水、阿知賀、臨海)


⑤まこ「振り返れば、新しい清澄の伝説はここに」5【安価】
まこ「振り返れば、新しい清澄の伝説はここに」5【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435469887/#header)

・練習試合その1後編(VS永水、阿知賀、臨海)


⑥久「見せてよ、新しい貴方たちの伝説を私に」6【安価】
久「見せてよ、新しい貴方たちの伝説を私に」6【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437283400/)

・練習試合その1終編(VS永水、阿知賀、臨海)


⑦衣「見せてやる、新しい伝説の幕開けをお前に」7【安価】
衣「見せてやる、新しい伝説の幕開けをお前に」7【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437804036/#header)

・お泊り会とクラスマッチ


昨年の清澄高校の快進撃は

巷では「清澄高校伝説」と呼ばれている

なぜ「伝説」とまで呼ばれるようになったのか?


田舎の名も無き高校は、弱者
インハイに毎年出場する高校は、強者
こうした構図が、ほとんどの人の頭の中には存在する

弱者が強者を屠り続ける姿は、見る者の目を圧倒的に惹きつけた
まるで、弱国属国扱いを受けるアジア諸国の中で、日本が唯一、果敢に世界に立ち向かっていった時のように
弱きが強きを蹴散らすのは、いつの時代も美しいのだろう

もちろん、単純に清澄が強かったというのが最大の要因であるのは間違いなかったが
それでもなお麻雀が幅広く浸透している、現代において、昨年の清澄の快進撃はまさに「生ける伝説」だった―――

<スレの進め方>

【このスレッドは、主人公が行動を選択しながら、話が進んでいくスレッド】です。
主人公は須賀京太郎、清澄高校に通う、二年生です。


簡単に言うと、咲一年後の世界。


【平日】AM→PM→部活→帰宅後 で一日四行動
【休日】AM→PM(→PMがもう一度入る可能性あり)→就寝前の一日三回or四回行動


一週間の流れは

≪平日前半→平日後半→休日で一セット。一週間を、三日に濃縮≫

・簡単に言うと、平日二回、休日一回で一週間が終わる

・ただし大会や合宿中、その他イベント中は行動パターンは変化するので注意


須賀京太郎 現在ステータス

 
知力:D(45)53/100 
話術:C(52)47/120 
器用:D(37)56/100 


体力  :■■■■■□□□□□
ストレス:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

雀力:E(29)51/70
攻撃:E(21) 58/70
加速:E(22) 21/70
守備:E(24) 61/70 
幸運:C(56)55/120


[Te] 群雲の霞 
・このテクニックの発動タイミングは、和了判定の前でなくてはならない。

[Lv.1] 消費ゲージ:3
自身の放銃判定の値に×1.5することができる。

[Lv.2] 消費ゲージ:4
1位の時は発動できない。
自身が放銃対象になった時、自分より順位が上の相手に放銃させることができる。


▼[Te]おもちチャージ 消費ゲージ:5
特製焼き餅を食べることで、自分のスペシャルゲージを、マックスにする。
このテクニックは、対局中に一度しか使えない。
また、調子判定が絶不調の時には使えない。

初段まで残り必要ポイント:370


【好感度表】
G: 0~10 …………近づかないで
F:11~20 ああ、須賀君っていたね(あまり好きじゃない)
E:21~30 須賀ね、友達かな?
D:31~50 須賀くんね、いい人だよね(無自覚の人もいる)
C:51~70 えっ、須賀君のことなんか…異性として意識するライン 好きかも←告白可能ライン
B:71~79 京太郎が好きです←告白されるライン
B+:80~89 ……大好き
A:90~99 大好き、いないと死んじゃう


※ちなみに、好感度がBになると、自動的に告白するorされます。告白の成功率は100%です。
 複数の女性と付き合うことが可能です。付き合い始めると、京太郎は……



<現在好感度>
和 :31→34→37→39→42→43→46→47→50
桃子:31→36→39→44
咲 :31→35
淡 :31→36
照 :31→33
小蒔:31→36→41→46
初美:31→36→38→40→42
霞 :31→33
ハオ:31→34
明華:31→36
穏乃:31→34
玄 :31→34→34→37→40
春 :31→34
智葉:31→36
宥 :31→34→36


<アイテム>

・『牌のお姉さんと楽しくまーじゃん☆ミ』おわり
・1『婚活麻雀のススメ 基礎指導編』  →1/3
・門外不出特製焼き餅 
・クラスマッチ 銀のトロフィー

・松実たまご×3
→効果を、二つから選ぶことができる。
Aストレスを1減らす
B幸運以外の好きなステータスの経験値を+100する。

・松みかんドリンク×3
→飲むと、体力を2回復することができる。いつでも飲める。

・霧島の赤月(ペンダント)
→身に着けている限り、一夜ごとに幸運の経験値が20上昇する。

・鹿児島行のチケット
→名古屋―鹿児島間の飛行機のチケット。無期限使用可能。



<連絡先>
清澄全員
鶴賀  桃子
白糸台 淡 照
永水  姫様 初美 春 霞
臨海  ハオ 明華 智葉
阿知賀 穏乃 玄

<今後の日程>

五月一週
平日前半→フリー

  後半→試合準備    
  休日→練習試合その1 

【イベント】たのしいお泊り会



五月二週
平日前半→フリー
  後半→クラスマッチ ←今ここ
  休日→練習試合その2
 
五月三週
平日前半→フリー
  後半→清澄高校五月祭
  休日→合宿準備

五月四週
【恐怖の一週間まるごと合宿】

六月一週
平日前半後半→大会準備
休日→フリー

六月二週
平日前半後半→県大会団体予選
休日    →フリー

六月三週
平日前半→県大会団体決勝
平日後半→県大会個人戦予選
休日→フリー

六月四週
平日前半→県大会個人戦本選&決勝
平日後半→フリー?
休日→フリー?

七月→未定?
前半→期末テスト
後半→夏休み突入
清澄が勝っていれば(勝ちぬけていると信じたい)
練習試合や、長野4校合同合宿等考えてます
(案を募集中)


八月
インハイ開始 特別日程
一日目→移動日、抽選
二日目→??
三日目→??
四日目→??
   ・
   ・
   ・
以下まで大会終了まで


<エンディング>
団体戦、個人戦終了後に、それぞれのエンディングを書いて終了。
基本的に、団体戦で優勝できれば、このスレの目的は達成されたことになります。

<ゲームオーバー>
団体戦でインターハイを優勝できなければ、伝説が終了、ゲームオーバー。
県大会予選で敗退しても、終了。リセットは二回まで。



※フリーとは、京太郎が行動を選択できる、通常の日々のこと。
※途中に、お泊りイベントやデートイベントが発生する可能性はあり。
※その他、適宜状況次第で変更の可能性あり、適当ですまんな。

闘牌のシステムはこちらで張ってるテンプレをどうぞ
まこ「振り返れば、新しい清澄の伝説はここに」5【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435469887/6-16)


他にも、麻雀の能力の説明とか、体力&ストレスの説明とか乗ってるので

あとは、適宜きいてくだせえ


<お知らせ>

・クラスマッチが終わりました

・週末は練習試合です。宮守、白糸台、千里山姫松合同




盆で帰省してるんで今日は更新できないけど
余裕できたら、そのうちやります。


一応、新スレだけね

やはろー

たぶん、更新は明日にできると思うんでよろしくだぜ

それじゃおやすミョンファ

家ついたわ
片付けするからすぐは無理かな
終わったらやるよー

さすがに寝すぎた

すまんぜ


クラスマッチ後のけだるい身体を引きずって

着いたのはいつも通りの旧校舎。


部屋に入ると、染谷部長がニヤニヤしていた。

二ヤつきながら、輝くトロフィーを、自分の赤ん坊のように撫でまわしていた。


まこ「ふふ………」


京太郎(なんだあれ)

咲(私に言われても……)

優希(あれか、さっき表彰されてたやつか)

和(誰か声をかけてください)

京太郎(優希!)

優希(私かよ!)



10分経過。部屋の四人で棒立ち。

どれだけ見惚れてるんだよ。なんで気が付かないんだ。


まこ「いいのぉこの光沢……久しぶりに、わしが輝く瞬間じゃった……ん?」

まこ「なんじゃ、おんしら来とったんか」


京太郎「とっくに」

咲「10分前には」

和「来てました」

優希「じょ!!」


まこ「そうかそうか、それはすまんかったな」

まこ「それより見てくれ、このトロフィー!!!!」

まこ「ええじゃろう……今日のクラスマッチでな、わしは大活躍してのぉ……」

まこ「代表でもらったんじゃ、いいじゃろう」


優希「それなら、私たちも――――――むぐっ?!」

優希(は、はきひゃん?)

咲(優希ちゃん。ダメだよ)

京太郎(そうだぞ。空気を読め。空気をな)

和(せっかくあんなに嬉しそうなんですから………)


まこ「いいじゃろ、京太郎。このトロフィー」

京太郎「……っすね。この光沢がなんとも……」

まこ「やっぱり銀より、銅より、金じゃろ?」

京太郎「そらそうですよ」


トロフィーの解説を受けること、5分。


まこ「ちなみに、誰かが試合の動画を問ってくれとったらしいんじゃが、それも見るか?」


試合の動画が約10分。放映終了後の解説が10分。


まこ「ちなみに、わしは選手宣誓もしての……どうやら、去年のインターハイの結果が――――――」


去年の実績により、選手宣誓を申し付かったまでの下りどうのこうので5分。


まこ「そういうわけじゃ、来年は、もしかしたら和たちがやるかもしれんぞ!」


なんだかんだで、一時間経過。クラスマッチの疲れもあるんだろう、優希は寝てた。

咲と和は半分寝てた、俺は、これでも体育会を生き抜いてきて慣れてるから、一応寝ずに済んだ。


まこ「ん? もうこんな時間か、すまん。ちょっとしゃべりすぎてしもうた……」

京太郎「いいんすよ、たまには息抜きも必要っす!!」

優希「zzzzzz」

京太郎「な、優希っ!!」

優希「っ?!??!」


背中に張り手をぶち込んでやった。これで、起きるだろ。


優希「ひゃ、にゃ、にゃんだ、京太郎!!!!」

京太郎「部活だ、部活!!」

京太郎「おら、咲!! 和も!!!」

咲「ふわぁ……ふかつ??」

和「はひ……はじまるんです………?」

京太郎「お前らな………」

まこ「すまんすまん、わしの話がちと長すぎたの。次から気を付けるわい」


まこ「それじゃあ、遅くなったが、部活を始めるか」

京太郎「あ、その前に一個だけいいでしょうか」

まこ「なんじゃ、改まって?」

京太郎「ええと……これは、俺からだけの話じゃないというか……部、全体の問題つうか……」

京太郎「ほら、咲。和、優希。お前らからもあのことについて話してくれよ」

優希「なんだ?」

咲「あのこと?」

和「もしかして……寄付金のことじゃ」

まこ「!!」

咲「あ、そうだったね」

優希「忘れてたじょ……」

京太郎「そう、それだ。部長、今年、OGOBから莫大な寄付金が集まったと」

京太郎「内木さんから聞きました。それって、どうなってるのかなーーって」

まこ「……」

京太郎「もしたくさんあるのなら、ちょっと部室広くしたり、新しい雀卓買ったりとかできるんじゃないかなって」

まこ「………」

咲「そうだね、それだったらもっと練習効率も上がるし」

和「わざわざ、この校舎に来る手間も省けますし」

優希「体裁もよくなるというものだじょ」

まこ「…………」


まこ「そ、それは……お前ら四人が?」

優希「四人が、って?」

まこ「だからその……なんというか……」

和「要領を得ません」

まこ「だから……」


染谷部長は、大きく息を吸い込んでから

絞り出すように、言った。


まこ「誰かに、言われたとか―――そういうことじゃなく、か?」


染谷部長は、明らかに興奮していた。

動揺ではなく、興奮していた。

もしこれが本当なら、そんなに喜ばしいことはないというような

そんな様子が、雰囲気からも表情からも見て取れた。



咲「??」

京太郎「部長が何を言いたいのかは分からないんですけど」


まこ「………」


―――――――3月9日。卒業式、前日。

わしは、久とカフェにおった。わざわざ二人きりで会った目的は

入試合格のお祝いをということが一番じゃったが

もう一つ大事な案件が、今後の麻雀部についての話じゃった。





『――――いいわ』

『は?』

『買わなくていいわ。なんの設備も、新調しなくていい。一円も要らない』

『……本気で言うとるんか?』

『あら、私はいつだって、大本気(マジ)よ。』



集まった寄付金、金額にして、軽く数字8桁弱。

しばらくどころか、通し3年くらいは、部費を集めなくてもやっていけて

その気になれば、新しい部室だって練習場だって作れる

痛いほどに有難い資金が、わしらに集まっとった。


『………久。わしは反対じゃ。金を使わんメリットが一つもない』

『………』

『今後のことを考えると、少しでも練習効率を考えて――――まずは、旧校舎じゃなく新校舎に作って』

『それから、部室を拡大して―――――』

『ふんふん……それで?』

『そうすれば、効率も良くなって、新入部員を受け入れるにも、困らんじゃろ』

『とてもじゃないが、今の状態で全国からの特待生を受け入れたりはできん』

『あははー ウチも、変に有名になっちゃったからねー』

『ちょーーっと、頑張りすぎちゃったかしら? ベスト4くらいで止めておけば良かったかもねー』

『おんしな……もっと真剣に考えてくれ』

『……真剣?』


その言葉を、口にした瞬間。

久の目の色が変わった。


『……そうね。それじゃあ、聞くけれど』

『新入部員を受け入れて。たくさんの優秀な人を入れて』

『誰が育てるの?』

(いや、コーチ雇う金も寄付金から出せよ。清澄は久が監督兼任してたからどうにかなっただけで、その久が居なくなるのに誰がも何もない)



『私は、当然来れないわよ?』

『………!』

『まこ、今の、今のあなたたちに……それができるの?』

『それは……』

『例えば、大星淡みたいな一年生が、5人入ってきたとして。あなた上手く扱える?』

『今の子たちが、一か月後には二年生よ。あの子たちが、果たして、人に何かを教えられる?』

『そして、須賀君は? あの子の立場はどうなるの?』

『……』

『一年間という貴重な時間を、あの子は、無為に過ごした』

『誰のためでもない、私たちの為によ。本人が、どう感じようが、それだけは動かない事実』

『じゃ、じゃがだからと言って、ちょっとした設備の新調をしない、という理由にはならんじゃろ』

『………まこ、違うのよ。そういうことじゃないの』

『え?』

『説明は、難しいけど。ただ、あの子たちに、今お金をあげちゃいけない』

『私やまこに言われるがままに、「良い」ものを与えて……満足させちゃいけない』

『私は、絶対そう思う』

『…………』


『私から言わせてもらえば。あの子たちは――――未熟すぎる』

『確かに、4人ともこの一年間で大きく成長した―――――それでも』

『大きいものを扱うには、まだやっぱり、小さい所があるんじゃないかって』

『そう思うの』

『まだまだ納得できんが……おんしの気持ちも汲み取りたい。じゃが……いつかは、部全体を、大きくしていく必要はあるじゃろ』

『去年と同じ場所を目指す以上は、かかるものはかかる。それを寄付金を使わない意味はないじゃろ』

『そうね……』

『じゃあ』




『条件があるわ』

『え?』

『お金を、使っていい条件よ。こうなれば、百万円どころか、全部使ったっていいわ』

『……その条件を、満たせなかったら?』

『…………その日が来るまで、待つ』

『いつまで?』

『さぁ。それは、貴方次第であり、あの子たち次第よ』

『……その条件はなんじゃ』

『結局は――――――』


京太郎「部長が何を言いたいのかは分からないんですけど」


まこ「………」



京太郎「俺は、もっといい練習場で、やればもっといいと思います!!」

和「賛成です。ついでに、部室も作り変えましょう」

咲「ちょっとした備品も……新調していいんじゃないかな? やっぱり、ずっと使ってると古くなるし……」

優希「あとは、給湯室! コンロを二台用意!!」

京太郎「それは、お前俺にタコス作らせるためだろうが!!!」

優希「当たり前だ、冷蔵庫も!!」

京太郎「それはあるから、いらねぇよ!!!」


まこ「…………」



『受け身になるんじゃなくて、自分たちで、考えて。自分から、欲しいと言い出したものは』


『たとえ一千万かかったとしても。買っちゃいえばいいのよ』


京太郎「よし、じゃあ早速カタログ注文しようぜ!!」

咲「私は、お姉ちゃんにどんな設備を使ってたか聞いてみるね」

和「私は……お父さんに、そういう人の知り合いがいないか聞いてみます」



まこ(久………お前が言っとること)

まこ(ちょっと、分かったかもしれん)




優希「私は……」

京太郎「お前は、タコスのカタログでも見てれば?」

優希「そんなのはさすがにないじょ!」

咲「事務用品じゃないしね」

優希「むむ………私にも、きっとできることが……」

京太郎「優希はいいたこ焼き器でも探すとか」

優希「お、それナイスアイデアだいただきっ!」

京太郎「じゃあ優希はそれな」

和「それでいいんですかね……」




まこ(………正直まだまだ、心配なところもあるが)

まこ(久。お前の言う、『その日』は今日来たぞ)

まこ(これで、心置きなく、寄付金に手を出せるの―――――――)



まこ「皆の気持ちは分かった。ちょっと、わしもいろいろプランを考えとったんじゃが」

まこ「また、それぞれの意見を聞いて、練り直すことにするけぇ」

まこ「意見があれば、随時言ってくれ」




まこ「それじゃあ、そろそろ始めるぞ」






1いつも通り誰かと練習する(各ステータス)
2技能を育てる(霞さんか春に連絡を取る)


+1~3で多数決

1ね。なんか眠気が収まらないから、ここまでにするよ


短くて済まんね

>>39 的確なツッコミはありがたいけど、正直され過ぎると書きにくくなっちまうから
軽く心の中にとどめてくれるとありがたい。>>2にあるように、ここは都合のいい世界だからね

こんばんは。

急だけど、このスレを書くのやめるよ。
正直なところ、リアルが忙しくなってきたとか、モチベーションが下がってきてるんじゃなくて

なんとなくギスギスしてる空気で、このまま最後まで書き通せる気がしない。たぶん、読んでる側が一番よく分かるだろうけど読んでて気分が良くないだろうし、俺としてはこのスレが原因でこれ以上、人の気分を害したくない。

書いてて全然楽しいからまだモチベーションはあるし、リアルだって土日は空いてるから、これまで通りいくらでも続けられるんだろうけど、たぶんいつか俺が嫌になって、絶対またエタると思う。から、そういうことは早めの方がいいだろうし、そうするよ。


最後まで、いい雰囲気で書き通せるスレも多い中、その辺は前スレ、このスレ通して運営が下手くそだったんだと思うわ。そこはただの実力不足やった。やっぱ、一旦壊れた空気って戻らないよね。


これまで読んでくれた人ありがとう。
読んでくれてる人、またエタらして悪かった。
たぶん、これからは読み手に回るから
どこかでってことはないと思うけど

他の咲スレ、安価スレが、栄えることを祈ってるわ。
それじゃあ。

仕事中からですまん
まさかこんなに色々言ってもらえると思ってなかった、なんか申し訳ない。

俺はみんなが楽しんでくれたら嬉しいし、書いてて俺も楽しいから
ちょっと考え直すよ。混乱させて悪かった。
書くとしたらこのスレが落ちるまでは書いて
落ちたら新スレって感じかな

とりあえず、仕事中なので取り急ぎ

本当にすまんのだけど、今週土日は厳しいかな…
なぜか伊豆出張に行くことになったわ

できたら、来週は平日にちょっとでも進めるように頑張る

やっはろー

ちょっと空いちまったな。
久しぶりに、少し書くよー



今は、クラスマッチが終わって、その日の部活で
寄付金の話で、京太郎ズ二年たちが、盛り上がってたとこだ





1いつも通り誰かと練習する(各ステータス)だったから、一応安価とるよ


1和
2咲
3優希
4まこ


+2のキャラ

44,77で



優希「おい、京太郎。今日は私が見てやろうか?」

京太郎「なんなら、俺が逆に見てやってもいいぞ?」

優希「こいつ……練習試合が終わってから、お前ちょっと調子に乗ってるな?」

京太郎「調子乗れる時に乗っとかないと。俺みたいな立場の人間はな」

咲「何その傲慢な謙虚……」

和「言いえて妙ですね」


そういえば……咲は、次は絶対容赦しないとか言ってたな。

まさか対局にならないように、刺激しないように――――


咲「あ、京ちゃん? 私と一局打とう?」


咲「楽勝だもんね? 私と打つのも。えへへ」

京太郎「そ、そんなこと言ったかなー……?」


おい、覚えてたのか咲。笑顔がすっげー不気味なんだが。


咲「うん。言ってた!」

咲「まさか、逃げないよね??」

京太郎「じょじょじょじょ上等だ! コラ!!」

咲「じゃあ決まり、まずは手始めに半荘4回くらいで―――――」


まこ「―――咲」

咲「は、はい」

まこ「今日は、わしが見る」

咲「え、でも約束が――――――」

まこ「部長命令じゃ。京太郎、こっち来い」

京太郎「わっかりましたぁ!!!!」


困ったとこに、助け船ー 

さっすが我らが部長です!


京太郎「助かりました、部長」

まこ「ん? 別に助けたつもりはないが……」

京太郎「いえ、こっちの話です。気にしないでください」

まこ「さて、京太郎。クラスマッチの余韻に浸ってるところ悪いんじゃが――――」

京太郎「余韻って……」


それを部長が言いますか。あれだけ語ってたのに……いいけど。


まこ「もう、すぐに次の練習試合があるのは分かっとるな?」

京太郎「……そうっすね」

まこ「とりあえず、次回に向けて、京太郎の現段階をチェックしたい。一局打つぞ」

京太郎「分かりました―――――」




上げたいステータスを【2つ】選択


1雀力:E(29)51/70
2攻撃:E(21) 58/70
3加速:E(22) 21/70
4守備:E(24) 61/70 


+1から、先に出た二つ。重複あり。



まこ「………」

京太郎「………」


惨敗。なんというか、やっぱり練習試合の結果って奇跡だったのか。

まぁ、もういちいち凹まないようにはなったけど――――


京太郎「くそ……なんで、あそこであっちが来るのか……運がないのかな、俺は」

まこ「………京太郎」

京太郎「は、はい!」

まこ「なんというか……良くなった」

京太郎「ま、マジですか!!」

まこ「ああ。良くなったと言っても、テストで毎回0点だった人間が」

まこ「最低限の単語やら公式だけ覚えて20点取った、くらいものじゃが……」

京太郎「やっぱそんなもんっすか……」

まこ「まぁ、公式覚えても単語知ってても、使えんと意味ないからの」

京太郎「…………」

まこ「沈むな。まだまだ伸びしろがあるっちゅうことじゃ」

京太郎「!」

まこ「あと80点もあるんじゃぞ!! 京太郎!!」

京太郎「は、はい!」

まこ「いちいち凹んでられんぞ、インターハイまでに――――目指せ、100点じゃ」

京太郎「が、頑張ります!!!」





+1で攻撃 
+3で加速

それぞれ最低保証40



≪それぞれ40×1.0=40↑↑↑≫
2攻撃:E(21) 58/70→E(22) 28/70
3加速:E(22) 21/70→E(22) 61/70



次の練習試合か―――――あれ、そういえばどこが来るんだっけ。

まぁ、どこが来るって分かってても、どうせ俺に学校の知識は乏しいから

そこまで気にしなくっていいか……淡がもし来たら、あいつにはいろいろ言ってやらないと。

淡もそうだし、辻垣内さんに色々頼まれたことも、あるし……連絡とってみるか。

来週は学園祭もあって、照さんを迎えに行かなきゃいけないし。それとあと―――――



まこ「……京太郎。最近どうじゃ?」

京太郎「…………」

まこ「京太郎?」

京太郎「あっ、な、なんですか?」

まこ「最近……いや。どうじゃ、ここまで。本格的に、お前に指導を始めてから」

まこ「だいたい、一か月も経つじゃろう。酸いも甘いも、色々噛み分けたろうに」

京太郎「………」

まこ「……個人的には。京太郎にも強くなってほしいが……できれば」

まこ「…………その、の。楽しんでいてほしいんじゃ。この部活を」

京太郎「急にどうしたんですか」

まこ「いや、去年のこともあるしの」



京太郎「」




話術補正(Cだから、補正で+5)
+3でコンマ判定(大失敗01~10 失敗11~20 普通21~60 成功61~80 大成功81~99 00は超成功 44は大失敗)

超成功 →+8  
大成功 →+5  俺にとって、これ以上の場所はないですから
成功  →+3  心配かけてすいません
普通  →+2  十分、楽しんでますよ!
失敗  →なし  ストレス+1 
大失敗 →-1&ストレス+3


29+5=34で普通


そんなことを心配してたのか。

辻垣内さんも言ってたけど。色々言う人はいるだろうけど。

俺は――――――



京太郎「十分、楽しんでますよ。この部活を」

まこ「そ、そうか。それは何よりじゃ」

京太郎「ふふ……それに、今年は。打てますからね」


ただ、打つだけじゃない。教えてもらいながらだけど、少なくとも。

携帯ゲーム機を、いじってるわけじゃない。


京太郎「仲間と、一緒に」

まこ「………京太郎。」

京太郎「はい!」

まこ「存分に、打て」

まこ「浴びるほどに!!」

京太郎「そうさせて、もらいます!!!」



その日は、俺だけ勝手に盛り上がってしまって、皆を巻き込んで

結局部活が終わった頃には20時を回っていた。

家についたのは、21時ごろだっただろうか。

ちなみに結果は、惨敗だった。



都「………京太郎」

京太郎「なに」

都「いや、別に京太郎がいいならいいけど……」

京太郎「じゃあ、疲れてるからそっとしといてくれよ」

都「母さん、京太郎がはやりんオタクでも、女の子をいきなり四人連れ込んでも、巨乳のエッチ本何十冊持ってても気にしないけど」

都「………玄関で寝てるのは、ちょっと流石に母さん見過ごせないわ」

京太郎「だって動けないんだよ……」

都「……今日、クラスマッチだったんだっけ?」

京太郎「そうだよ……野球やって、クイズやって、料理対決やって……それで、遅くまで部活やって……」

都「えらく酷使されてるわね……」

京太郎「だからしかたないだろぉおよおお」

都「……仕方ないわね。だったら母さんも今日はここで寝るわ」

京太郎「ここ………?」

都「ええ、ここ。」

京太郎「………」

京太郎「いいよ……たまには、一緒に寝るか……」

都「…………」

都「……………京太郎、本当に疲れてるのね。母さん今気が付いたわ」

京太郎「なんでこのタイミングなんだよぉ……」





【夜行動選択肢】

1本を読んでみよう(雀力)残り2回
2ネトマしようかな(雀力以外のパロ)
3ちょっくら復習 (知力)
4誰かと電話   (話術)
5手作り牌づくり (器用)
6寝ようよ   (体力回復)

+2  44、77で



prrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr



都「あ、京太郎。電話なってるわよ」

京太郎「……明日返す……」

都「いいの?」

京太郎「こんなに疲れてる時に、電話をかけてくる方が悪ぃだろうよぉ……」

都「………」


都(ここまで疲れてるのは、久しぶりに見たわ)

都(変に頭は元気みたいだから、よく喋ってるけど………)


京太郎「ちなみに、誰からなんだよぉ……」

都「ええと……○○さんからだけど」






+1~3で最大コンマ


<連絡先>
清澄全員
鶴賀  桃子
白糸台 淡 照
永水  姫様 初美 春 霞
臨海  ハオ 明華 智葉
阿知賀 穏乃 玄 宥



京太郎「ちなみに、誰からなんだよぉ……」

都「ええと……松実さんからだけど」

京太郎「松実……どっち?」

都「あ、姉妹だったっけ。玄さんの方」

都「この間、来てくれた人でしょ? 京太郎のお風呂覗いてた子」

京太郎「…………電話取って、スピーカーオンにして」

京太郎「ハンズフリーじゃないとむり」

都「もぅ……今日の京太郎は、ワガママね」


ピッ



京太郎『もしもしぃ……』

玄『こんばんは!!』

京太郎『こんばんは……』

玄『先週は、ありがとうございました! お姉ちゃんからお手紙言ってると思うけど』

玄『改めて、お礼のお電話です!!』




京太郎『あー……いっすよいっすよ、そんな堅苦しいの』

京太郎『こっちも役得でしたしー』

玄『や、やくとく? それってどういう漢字書くんだっけ』

京太郎『約束の約に、特徴の特ですーーー』

玄『そんな単語あったかなぁ……えへへ、私、馬鹿だから分かりません!!』

京太郎『そうだ、くろちゃーは馬鹿だ! でも、俺もバカでーす』

玄『お、ついに私のことをくろちゃーと! なんだか、距離が縮まった感じがするね!!』

京太郎『じゃあ、これからずっとくろちゃーって呼ぶぞ!!』

玄『よろしくね!!』

京太郎『おう!!』

玄『ふふふっ、須賀君、今日はなんだか元気だねー』

京太郎『そうっすよ、元気っすよーーー』


都(京太郎……疲れすぎて、感情表現振り切っちゃってるわね)

都(まあ……いざとなれば、携帯取っちゃいましょう)




話術+2(保証40)


玄『それはそうと、松実たまごと、松実ドリンクは飲みました?』

京太郎『…………』

玄『ウチの、自慢のお土産です。たまごは日持ちするけど、置いとくと風味落ちるから早めに食べてねー』

京太郎『…………』

玄『す、すがくん?』



京太郎『』





話術補正(Cだから、補正で+5)
+3でコンマ判定(大失敗01~10 失敗11~20 普通21~60 成功61~80 大成功81~99 00は超成功 44は大失敗)

超成功 →+8  
大成功 →+5  うるせえ!!! 飲んでねえし、食ってねえよ!!!
成功  →+3  くろちゃーが食わせてくれ
普通  →+2  一緒に食おうぜ
失敗  →なし  ストレス+1 
大失敗 →-1&ストレス+3




78+5=83で大成功



玄『あ、あれ……もしかして、気に入らなかった、とか………』

京太郎『………』

玄『ご、ごめんね。うちでは人気のお土産だったんだけど。そうだよね。それが須賀君のお口に合うとは限らないよね……』

京太郎『………』

玄『よ、よかったら他に良さそうなものを送るから……そ、それがいいかな?』

京太郎『………』

玄『………』

京太郎『………ぇ』

玄『す、須賀君……何か言ってほしいかな。そんな黙っちゃうほど美味しくなかったかな……』

京太郎『………せえ』

玄『へ?』

京太郎『うるせえ!!!うるせえ!!!』

玄『っ?!』

京太郎『うるせえ!!!飲んでねえし、食ってねえよ!!!』

玄『えっ、えっ、あれ、食べてないのっ?!!』

京太郎『そう言ってるだろ!!』

玄『な、なんだ、よかったぁ……じゃなくって!!!』

玄『なんで食べてくれてないの! ひどいよ、須賀君!!』

京太郎『なんでもクソもねえよ、食えるか!!!!』

玄『あぅ……ごめんね………私、そんなに怒られるなんて思ってなくて……』

京太郎『もったいなくて食えるか!!!』

玄『そうだよね、もったいなくて…………ん?』



玄『え、い、今、もったいないって――――』

京太郎『そうだよ、もったいないよ!! あれだぞ?! 超美人姉妹からの、贈り物だぞ?!』

京太郎『簡単に手を付けられるかってんだ馬鹿野郎がっ!!』

玄『びびびびびびじんさんだれが?!?!』

京太郎『くろちゃーー!!』

玄『お、お、おかしいよ今日の須賀君……』

京太郎『おかしくない、ずっと思ってたぜ』

玄『や、やめて恥ずかしいよ須賀君……』

京太郎『くろちゃーかわいい』

玄『か、かわいくないよ』

京太郎『かわいい』

玄『そ、そんなこと……他の人は、そんな風に言わないよ』

京太郎『そうか?』

玄『そんなこと言ってくれるの須賀君だけだし……』

京太郎『そういう奥ゆかしいとこも旅館の子っぽくてかわいい』

玄『も、もう! 須賀君のばか……』


都(止めた方がいいのか、止めない方がいいのか……)



京太郎『くろちゃーもバカだし』

玄『そ、そうだけど……あっ!!』

玄『そういえば、今日ずっと須賀君、言葉遣いがお友達向け!』

玄『めっ、だよ!!』

京太郎『ここぞとばかりにお姉さんぶりたがるくろちゃーかわいい』

玄『あぅ……』

京太郎『実はまんざらでもないくろちゃーかわいい』

玄『ま、まんざらだもん!』

京太郎『そういって顔はニコニコしてるくろちゃー』

玄『し、してないもん!! もう怒った!! だったら、私も須賀君を褒めます!!』

玄『す、須賀君はすごくカッコいいです!!』

京太郎『………』

玄『顔も、カッコいいけど、それより話してて楽しいし……お姉ちゃんも、素敵な人って言ってた!』

京太郎『……』

玄『………同じ学校だったら、もっと話せたのかな』

玄『きっと学校では人気者だよね。和ちゃんが、羨ましいな』

玄『………………になっちゃうよ』



玄『あっ、い、今のなし!! き、聞こえてないよねっ?!』



都『大丈夫。京太郎は寝たわよ』

玄『えっ、えっ?! 都さん?!』

都『………うふふ。うふふ。クロちゃん、青春ねぇ』

玄(すっごく恥ずかしいよぉ……)

都『色々頑張ってね。お土産ありがとう、京太郎と一緒にいただくわ』

玄『うぅ……』

都『京太郎は、今日はちょっと疲れてたから、変だったけど。また次に話すときには戻ってるわ』

都『これからも、この子のことよろしくね。それじゃあ、おやすみ』

玄『お、おやすみなさい』

都『あ、ところで京太郎は、胸の大きい子が好きよ』

玄『そ、そんな情報いりません!!』



ガチャ


都「……可愛いわね、玄ちゃん……」

都「さて」


京太郎「zzzzzzzzzz」


都「…………ぐっすり寝てるわね」

都「二階にあげるのは葵さんじゃないと無理ね」

都「このまま置いときましょう」

京太郎「zzzzzz」

都「おやすみ、京太郎」




《五月二週平日後半終了》


・92×0.7=64
・話術:C(52)47/120→C(52)111/120
・体力マイナス1



・霧島の赤月(ペンダント)
→身に着けている限り、一夜ごとに幸運の経験値が20上昇する。

幸運:C(56)55/120 →75/120





須賀京太郎 現在ステータス

 
知力:D(45)53/100 
話術:C(52)111/120 
器用:D(37)56/100 

体力  :■■■□□□□□□□ (一日寝るので、2回復で5になる)
ストレス:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

雀力:E(29)51/70
攻撃:E(22) 28/70
加速:E(22) 61/70
守備:E(24) 61/70 
幸運:C(56)75/120

次から練習試合



・松実たまご×3
→効果を、二つから選ぶことができる。
Aストレスを1減らす
B幸運以外の好きなステータスの経験値を+100する。

・松みかんドリンク×3
→飲むと、体力を2回復することができる。いつでも飲める。



使えるけど、どうする?

もちろん、次の日になって、試合前に飲んでもいいし。
ただ、そこで誰かから使うって意見が上がらないとアレだけど。



1今飲むor食べる
2一応とっておく


+1~5で多数決


おっけいドリンク消費ね。


・松みかんドリンク×3⇒2
→飲むと、体力を2回復することができる。いつでも飲める。


須賀京太郎 現在ステータス 休日朝時点

 
知力:D(45)53/100 
話術:C(52)111/120 
器用:D(37)56/100 

体力  :■■■■■■■□□□ 
ストレス:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

雀力:E(29)51/70
攻撃:E(22) 28/70
加速:E(22) 61/70
守備:E(24) 61/70 
幸運:C(56)75/120





それじゃここまでー明日は夕方からなぜか徹夜で山にのぼるから
できて、午前中から夕方までの間だと思う。起きれたいいな。
日曜は、帰宅後の体力次第で。



それじゃあ、次から練習試合、また話が大きく動くなぁ。
確か、それぞれの高校からOGが二人まで来れるようにしてたっけか






宮守、白糸台、千里山姫松合同。

宮守はそのままで、白糸台からは、来るとして照と菫で
千里山姫松からは、合同だし3人選択にしよう。


今、多数決の選択肢だしやす



1怜
2セーラ
3竜華
4愛宕ネキ
5恭子ちゃん
6のよーさん


こっから、三人。


今回反転コンマで


+1~7で、コンマの大きさが一番大きい、一番小さい、丁度真ん中の三つで


最大⇒セーラ
最少⇒ネキ
中間⇒竜華

かな。それじゃあ、ここまで
久々だったけど、普通にかけてよかったぜ。
今日も参加ありがとう

おやす明華ー

乙です
今回は無理だったけど怜の連絡先って練習試合以外でももらえます?

今日はできて夕方までだっけ

>>222
そうね、今のところ合宿に呼んで話すのが最短と言えば最短かな。
後は、唐突にスレの流れで登場安価が入ったりするから、そういうとこで安価で取ってもらうとか


>>229
そうだね、たぶん16時とかまでできそう

ちょっと今色々能力とか考えたり書き溜めしてる感じっすね

まだ固まってないけど、続きやるよ。

相変わらず、各高校のキャラは弄ってるけど、そこは勘弁な


五月二週目、土曜日、朝。前回の練習試合からちょうど一週間。

二週連続で遅刻するほど、俺はアホじゃない。

前回は不本意にも寝坊して、皆の信頼を損ねちまったからな。

今日は、バッチリ早めに行って、試合会場のセッティングバシバシ手伝っちゃいますよ!



京太郎「いやぁ……早起きもこうやって意識してれば楽勝だな」

『何言ってるんすか。こうして私にモーニングコール頼んでおいて』

京太郎『だって、前回寝坊したのは、半分東横のせいだし……』

『私は、須賀さんの目覚ましじゃないんっすよ?』

京太郎『悪い悪い。でも、こうやってちゃんと頼んだらかけてくれたじゃねえか』

『………また遅刻されたら、こっちも嫌っすからね』

京太郎『サンキュー! いや、いつも本当にすまん』

『はぁ……』

京太郎『モーニングコールは、なんか東横に頼んじまうんだよな』

『ふ、ふーん……』


京太郎『東横も、今度俺が起こしてやるよ』

『なんっすか、朝に俺の声を聞かせてやるっていう新手のセクハラっすか?』

京太郎『東横が嫌じゃなければ、それはセクハラじゃないんだぜ』

『……………』

『………じゃあ、本当に遅刻できない日があれば』

京太郎『おっけい』

『それじゃあ。練習試合、頑張ってくださいっすね』

京太郎『おうよ。頑張ってくるぜ』

『…………ところで』

京太郎『ん?』

『来週の約束、忘れてないっすよね?』

京太郎『んんー なんかあったっけ??』

『女の子を泣かせといて、すっとぼけっすかー』

京太郎『嘘泣きしといてよく言うぜ』

『約束は約束っすからね。これでも一応楽しみにしてるんっすから』


京太郎『分かった分かった。また連絡するよ』

『それじゃ……盛大に負けてきてくださいっす』

京太郎『おう、勝ってくるぜ』

『あと、女の子のアドレスいっぱいハントしてきてくださいっす』

京太郎『しねーよ!………………たぶん』
、 


ガチャ



京太郎「………ふわぁ。朝5時はちょっと早すぎたか?」

京太郎「さて――――行きますか」

都「京太郎、お弁当よ」

京太郎「ありがとう、土曜に早起きさせて悪い」

都「それじゃあ、私は寝るわ。いっぱい女の子のアドレスゲットしてきてね」

京太郎「だからしねーよ!! …………とは言い切れないけど」

都「いいじゃない、友達は多い方がいいわよ」

京太郎「だ、だよな」

都「女が多い方が、京太郎は楽しいでしょ?」

京太郎「女って言うと生々しくなるからやめて……んじゃ、いってきまーす」

都「いってらっしゃい」


早朝の学校、門がまだ閉まってるのって初めて見た。

そういえば、鍵とかってどこで借りるんだろう―――――ん?


「流石に早く来すぎたか……慣れない交通機関など使うものじゃない」

「はぁ……照の奴が起きるわけないし。困ったな」


藍色の長い髪に、澄んでながらも射抜くような深い瞳。

曲がったものを絶対に許さない、そういう意志の強さが見受けられる佇まいに

俺はつい一歩引いてしまった。



京太郎(ど、どうしよう……なんか、怖そうな人がいる)

京太郎(おふざけとかあんまり通用しなそうな感じの人だ)


「ふわぁ……どこか仮眠スペースでもあればな。しかしそれは贅沢というものか」


京太郎(眠そう……眠いときって、人間機嫌も悪くなるし)

京太郎(君子危うきに近寄らず)


京太郎(よし、気が付かれないようにこっそり、裏口から……あっ)


パキッ


「ん?」

京太郎「………ど、どうも」

京太郎(ここで木の枝を踏むとか、俺は咲かよ!!!!)

「なんだ、お前。こんな時間に――――まさか、不審者か?」

京太郎「ち、違います。あなたこそ、誰ですか?」

「私は、ここの学校に練習試合をしに来たんだ。ただ、来る時間が早すぎたが……」

京太郎「あ、そうだったんっすか。俺は須賀京太郎、ここの麻雀部の部員っすよ」

「なんだ、そうなのか。それは失礼した。私は弘世菫だ。よろしくな」

京太郎「弘世……菫さんですね。よろしくお願いします。三年生ですか?」

菫「い、いや。私はOGだが……」

京太郎「そうなんっすね」

菫「…………」

京太郎「??」


菫「お前、新入部員か?」

京太郎「いえ、二年生ですけど」

菫「……それは驚いた」

京太郎「え?」

菫「気にするな。ところで、どうやったら中に入れる?」

菫「夜行バスで、東京から来た。早く着きすぎてしまってな」

菫「寒さを凌げる場所があれば助かる」

京太郎「なんとかしてみます……鍵さえあれば……あっ」

菫「何か方法があるか?」

京太郎「ちょっと待ってください」


prrrrrrrrrrrprr


『はいもしもしっ!』

京太郎『この時間にツーコール目で出るって……何やってるんですか』

『へーー? わらしはらいがくせいよ? わかるでしょ、ほれくらい!』

京太郎『………お久しぶりです』

『おひさ~~あっ、私の名前言っちゃった♪』

京太郎『………』


京太郎(めんどくせぇ……まだ、夜のテンションだな。これは)

京太郎(こっちが朝のテンションだと、こんなに落差あるのか)


『ほほろでぇ、須賀君はわたひに何の用事??』

『もしかして、よばいのおはそい?』

京太郎『そんなわけないでしょ……しっかりしてくださいよ、部長』

『やだーすがくんったら』


あっ、また部長って呼んじまった。もう呼ばないようにしてたのに。

ついつい、クセって出ちまうな。


『そういえば、今日はしあいらしいわねー? まほにきいたわよー?』

京太郎『マホって誰ですか……別人なってますよ』

『ほう~~??』

京太郎『それで……ちょっとお願いが――――――』



 *



菫「誰だったんだ?」

京太郎「ただのおっさんです。さぁ、こっちへどうぞ」

菫「あ、あぁ」




京太郎「開きました。入ってください」

菫「………ず、ずいぶんと古い建物だが。ここでまさか打つのか」

京太郎「………まぁ、そうなりますよね。前回もそうでしたし」

菫「?」

京太郎「仮眠室もありますから、入ってください」


 *


京太郎「ここのベッド使っていいですよ。眠いとおっしゃってましたよね」

菫「………」

京太郎「使っていいですよ?」

菫「あ、ああ……」


菫(こんな密室で、しかも男と二人、だと……なぜこうなった)

菫(しかし、眠いと言ったのは私だし、困った)

菫(と、とりあえずベッドに潜って、寝たふりをしよう……)


京太郎「それじゃあ、俺は今日の試合のセッティングしてますね」

京太郎「ごゆっくりどうぞ……あ、枕ありますよ。使います?」

菫(枕……これでも、私は枕があった方がよく眠れる。この男の前で寝るつもりはないが)

菫(断るのも、なんだか違和感が残る。ここは――――よし)

菫「た、頼む」

京太郎「じゃあ、ちょっと体を起こしてもらえますかー?」

菫「あ、ああ―――――――」

京太郎「っ、す、すいません、頭がぶつかっちゃって」

菫「だ、大丈夫、う、うわっ!!!」


 
 *
 *
 *



およそ5分くらい前――――


  
照(練習試合があるから淡がどうしてもきてと頼むから……昨日時点で長野に移動して、咲の家に泊まった)

照(菫は、前日に用事があるから、夜行バスで早朝着にすると言っていた……私は咲と寝た)

照(朝方……携帯がわんわんいうから、起きてしまった……)

照(メール、菫から。学校に早く着きすぎたって)

照(だから、早めに行くことにした。咲は、とりあえず疲れてるみたいだったから私だけ)

照(そして……着いた。さすがタクシー、いくら私でも迷うことはない)

照(着いたのは、いい。どこに………あ)

照(部室の電気が着いてる。咲に前見せてもらった時……確か、あのあたりだった)

照(あそこにいるのかな――――――)



――――――現在



照「ここ………ちょっと階段上ったから疲れた」

照「菫……来た。いるなら返事して――――――」


京太郎「……い、いたた……すいません」

菫「こ、こっちこそすまん。いまどく―――――」


照「いた、菫―――――――――?!」


菫「て、照。来てくれたのか」

京太郎「て、照さん。お久しぶりです」


照(早朝、二人きり、なんだか眠そうなふたりが)

照(ベッドの上で………これは………)


照「……………ごめんね。空気読むのは得意じゃない」

照「すぐ、おうち帰る……」

菫「て、照。分かるぞ、お前が今何を考えてるのか。でも、誤解だからな?」

京太郎「照さん、これはですね、弘世さんをもっと気持ちよく(寝れるように)しようと思って――――」

照「っ?!」

菫「なっ、お、おまっ……なんでお前はさらに誤解を招くことを!!!!!!」

照「二人がそんな関係だったなんて。本当にごめんなさい………」

照「失礼します――――――――」


京太郎(照さんは、勢いよく部屋から飛び出していった)



 
 *
 *
 *



照「……それならそうと早く言ってくれれば」

菫「何回も言った。照が勘違いしてただけだ、全く……」

照「だって」

菫「おい、須賀! お前のせいだぞ」

京太郎「は、はぃいいいいいいいごめんなさいいいいいいい!!!!!!」

菫「い、いや……そこまで怒っては」

照「分かる、菫は無駄に怖いから」

菫「ちょっと傷つくんだが……しかし、部室の中だというのに」

照「ね。意外と隙間風」

菫「だな……聞いてはいたが、長野は寒い」

京太郎「俺お茶でも淹れますっ!!!!……さぁさぁ弘世さん、よろしければこちらにテーブルとイスが!!」

京太郎「アッサムでよろしかったですかっ?!」

菫「あ、ああ……」


照「……須賀君」

京太郎「な、なんですか照さん」

照「菫はその『よろしかったですか』って言葉遣い大嫌い」

京太郎「っ?!?!」

菫「い、いや別にそんなことは――――――」

京太郎「たいへん、大変失礼をば……許して、許してください……すいません!!」

京太郎「ととと、とりあえず、今の非礼は、申し訳ないにしても―――」

京太郎「弘世さんの身体を温めるのが先、給湯室行ってまいりますっ!!!! 」



照「……ぷっ」

菫「……おい。照。貴様」

照「ついつい、須賀君の反応が面白くて」

菫「私は何も面白くないんだが……」

菫「なぜこうなった。私は、練習試合があるいうから、少しでも皆役に役に立とうと思ってきたのに」

菫「気が付いたら、分けのわからない勘違いに巻き込まれて」

照「自分を女王様のように慕う後輩ができた。しかもこんな早朝から」

照「さすが、菫。何かコツでもあるの」

菫「おい、照、殴られたいのか」

照「私も少しでも菫の役に立とうと思ってきたのに。しかもこんな早朝から」

菫「完全に裏目だ……」



@給湯室

京太郎「こ、怖かった……なんでこんなことになったんだ」

京太郎「あの時、ベッドの下にバナナの皮が落ちてたから滑ったんだ……ちくしょう、優希のやつ」

京太郎「来たら、とっちめてやるからな――――――」


「ねみぃ……おい、竜華。なんかここ明かりついとるデー」

「勝手に入ったらアカンやろ……」

「大丈夫や、さっき誰か入っとったで」

「それにしても、怜は大丈夫やろうか。安眠しとるかな?」

「心配し過ぎや、ほら、入るで……お?」


京太郎「アッサムで、よろしいですか―――よろしいでしょうか。アッサムもございますが、いかがですか?」

京太郎「よろしかったですか、はアウト……よし、これからは言葉遣いも気を付けよう」

京太郎「弘世さんには特に」


「なんや、お茶淹れてるん?」


京太郎「ええ、弘世様が飲みたいと――――え?」


セーラ「セーラや。江口セーラ。よろしくな」

竜華「いきなり自己紹介って……ウチは清水谷竜華や。勝手に入ってしまって寛仁な」


京太郎「え、あ、あぁ……は、はい……」



「おっ、なんや、ここにおったん?」

セーラ「洋榎、はぐれたらアカン言うたのに。どこにおったんや」

洋榎「ちょっと探検やー せっかく清澄にきたんやし、ええやろ?」

竜華「相変わらず自由やな……」

洋榎「なんや、ええ香りがするやんか」

セーラ「お茶淹れてくれてるらしいで」

洋榎「ええな~長野はちょっと冷えるからな」

竜華「そりゃこの時間やし………」

セーラ「一緒に夜行バスで来たんはいいけど、することなさすぎやなー」

洋榎「誰や、夜行バス乗ってみたいって言ったんは!!」

竜華「アンタや、アンタ」

セーラ「はぁーしかし、随分歴史ありそうな建物やな」

洋榎「ウチが吹けば、ひとたまりもないで」

竜華「洋榎はゴジラかなんかなん?」

洋榎「それ以上の何かや!!」


京太郎(なんだなんだなんだなんなんだ。さっきからどうなってるんだ――――――)

おっけ、短いけど今日はここまでや
続きは、明日かけたら書くよ


それじゃあ、また!!

帰るのが多分19時とかだから
そんとき体力残ってたらかな…

今帰ったけど、体力的に厳しいすまん
また平日にできそうなときにちょこちょこやってくよ

こんばんはるる
今日はたぶん21時前くらいからやるから

暇な人いたらよろしくー


そして、言われるがままに案内をさせられて、練習場に合流。

全員が全員、知り合いだったみたいだ。久しぶりの再会を喜ぶ声が飛び交う。

俺は照さん以外分からないから、着いていけない。

去年、もっとちゃんと見ておけば良かったなあ……




照「お砂糖とって、菫」

竜華「あ、どうぞ」

照「ありがとう」

洋榎「しっかしチャンプおるとは思ってへんかったわ。こいつはラッキーや」

セーラ「ラッキー?」

洋榎「たっぷり去年のお返しさせてもらわへんとなぁ……」

竜華「あんな、洋榎。ウチらは今日は応援兼指導役やで。脇役や、脇役」

洋榎「分かっとるで、でも一局くらいええやろ!」

洋榎「見とるだけってのは性に合わんわ」

竜華「じゃあなんで来たんや」

洋榎「……知りたい?」

竜華「『お前に会うためや……アホ』とか言うんやろ」

洋榎「………」

洋榎「………あー、喉乾いたわ」

竜華「今飲みよるとこやん!!」

セーラ(……まぁ、その気持ちは分からんでもないけどな)


照「菫、お砂糖入れた?」

菫「入れた。そして愛宕、そのスプーン」

洋榎「お、ウチは使わんで。使うか?」

菫「元々それは私の分だ」

照「このケーキ甘くて、おいしい」

京太郎「コンビニで買ってきたものですけどね」

竜華「アンタがこの紅茶、淹れたん?」

京太郎「ええ」

竜華「美味しいで、ありがとうな」

京太郎「いえいえ」

セーラ「ほんまや、すまんな。勝手に押しかけて、お茶も淹れてもらって……」

京太郎「遠くからいらしてお疲れ様です。俺のことはお気になさらず」

洋榎「長野割に寒いから、助かるわ。ありがとうな、金髪」

京太郎「いえいえ、それと俺、須賀京太郎って言います。金髪はちょっと」



パツキンの例があるからな。こういうのは、最初の段階で手を打っておかないと。

まずは愛宕さんか、覚えたぞ。


洋榎「ウチは愛宕洋榎や! よろしくやでー」

照「須賀君、本当に美味しい。私からもありがとう」

京太郎「好きでやったことですから。慣れてますし」

菫「私からもありがとう、感謝するよ」

京太郎「とんでもございませんっ!!!!!」

照「これだけ甘いと、アッサムだけじゃなくてコーヒーも欲しいな」

照「って菫が」

京太郎「承知しましたッ!!!」


ダッ


セーラ「………お、おう?」

洋榎「なんや。弘世と須賀は知り合いか」

菫「いや、知り合いどころか、出会って一時間くらいなんだが……あと、照。お前。覚えておけよ」

竜華「その短期間に何があったんや……」

洋榎「流石、ぎょうさん部員おる白糸台をまとめる主将、それくらいのことは朝飯前っちゅうわけか」

セーラ「文字通りな」


洋榎「お、確かに!! 文字通りいただきましたっ!!」

竜華「出会って間もない後輩を顎で使うってのがまさにイメージ通りや……」

菫「……」

竜華「あっ……あの、弘世さん。その、ごめんな」

菫「いいさ……私は、弘世菫。どうせ冷徹で鉄血で冗談の通じない女……」

菫「淡だって、いつも私のいう事を聞いてくれない。きっと他の後輩にも陰では色々と言われてたんだ……」

菫「私なんて……」


洋榎(なんや、あることないこと付け足していじけ始めたぞ)

竜華(両の指を絡めて、足を組んで明後日の方向を……なんか、ここに夕日が当たればカンペキちゃう?)

セーラ(おいおい、言っとる場合か。なんとかせえや宮永)

照(……分かった。任せて)

照(そういう時は………)


照「菫」

菫「……」

照「菫」

菫「なんだ……私のことは放っておいてくれ」

照「今日。淡と誠子と……尭深も来るね」

菫「……」

照「皆、菫と会えるの楽しみにしてたよ」

菫「嘘だ、きっと口うるさい先輩が戻ってきた、来なくていいのにとか思ってる」

照「ううん、誠子は『菫先輩が来るんですか、気合が入りますね!!』って言ってたし」

菫「……え?」

照「尭深は、『お元気にしてるでしょうか、お会いできるの楽しみです』ってメールくれたし」

菫「そ、そうなのか……あ、淡はさすがに何も言ってなかっただろう」

照「淡は、『スミレが来るの? ふーん……じゃ、じゃあちょっとカッコいいとこ見せてあげないといけないな』」

照「『仕方ないな、スミレのためじゃないからね、試合に勝つためだし……あ、テルー、スミレには今の言わないでね!』」

照「みたいな(顔をしてた)」

菫「ふ、ふーん……そ、そうか。ふーーん……」

菫「仕方のない奴らめ……全く……困った奴らめ……全く……」



竜華(必死に嬉しいの隠しとる)

セーラ(隠しきれてない)

洋榎(まどろっこいな、嬉しいって言ってまえばいいのに)

竜華(反射的に感情を吐き出す洋榎と一緒にしたらアカン)



菫「……そ、そうだ。早く来すぎてしまったことだし、ちょっと会場の準備を手伝おうじゃないか」

菫「ここにいる皆でやれば早く終わるだろう。少しでも、練習時間が長い方が、後輩のためになるだろうし」

菫「よし、照。お前は須賀を呼んで来い。まずは今日来る人数、そして必要な道具の居場所を聞け」

菫「それが終わったら、この部屋は軽く汚れてるからな、私と二人で掃除だ」

菫「残り三人、もし手伝ってくれるのなら。私たちで掃除はやるから、他の設営を頼む」

菫「見た所、部室と練習場は別だな。誰か部室の場所を確認しておいてくれ。それと、体力に自信がありそうな……江口」

セーラ「お?」

菫「ここへの誘導役が必要だろう。私は須賀がいたからなんとかなったが」

菫「現に迷ってお前らはここまで来たんだろう。私たちみたいに早く着く者が他にもいるかもしれん」

菫「多少暇になるが、外に出て、それらしき人物がいないかをチェックしてくれないか」

セーラ「合点、任せとけ!!」

菫「念のため、私の携帯番号を教えておいて……おい、照も交換しておけ。私がいない時の為だ」

菫「よし、須賀も戻ってくるだろうから、他の力仕事を任せて……そうだ、照、あともう一つ」

照「ん」

菫「宮永に起き次第連絡を寄越すように言え。須賀だけじゃ分からないことがあるかもしれんからな」

照「分かった」

菫「よし、各自、作業を開始しよう」


竜華「………」

洋榎「………」

菫「なんだ。お前らは朝から動くのは、やっぱり億劫か」

菫「別にいいさ、強制しない。私たちだけでも、やらないよりはマシ――――――」

竜華「い、いえっ、手伝います!!!」

洋榎「う、ウチらも手伝うで、当然やろ!!」

菫「そうか……ありがとう」



洋榎(……おい)

竜華(うん……)

セーラ(これが、数百人の部員をまとめ上げた、元白糸台主将――――――)



―――――――弘世菫か。


現刻―――――――清澄高校バス停前



「………ねぇ」

「ン??」

「………なんで私たちだけしかここに立ってないの」

「エッ?!」



「…………」

「…………」



「エイスリン、携帯に何かきてない?」

「………アッ」



【Recieved call:15】



「………」

「………」



「ミテナカッタ」

「だろうね」


針を一気に進めて、清澄高校の集合時間。

それまで、俺たちは弘世さんの指導の下、一気に準備を進めた。

俺一人でやるよりも、ずっとずっと早かった。いや――――誤解を恐れずに言うと

染谷部長の指示の下でやるよりも、だいぶ早く準備が終わったような気もする。



まこ「……なんじゃこれ」

京太郎「説明するのはけっこう骨が折れます」

咲「なんかお茶した跡があるんだけど……」

京太郎「うん、してた」

和「すいません、全部やらせてしまって……」

京太郎「いや、なんというか俺は指示通りに動いてただけというか」

優希「なるほど、先週の罪滅ぼしで早く来たのか」

京太郎「その通り」



白望「……で、皆あと何時くらいで着くの」

エイスリン「アト、サンジカンチョイ、ダッテ!!」

白望「………………」


そして、さらに時計を進めて、9時。

それぞれの高校のメンバーが、一気に揃う。飛躍的に人口密度が上がった。


菫「おい、空調はどこだ。少し除湿してはどうだ」

京太郎「あ、こちらスイッチでございます。お使いください」

菫「ありがとう。いいか、染谷」

まこ「もちろん」

咲「……京ちゃん?」

和「何か違和感がありますね」

優希「京太郎、なんだその口調は。ついに真性の奴隷犬になったのか」

京太郎「バカやろう、この方は弘世菫さんだ。素敵な方だぞ、覚えとけよお前ら」

まこ「………京太郎、お前」

京太郎「なんですか?」

咲「京ちゃん……流石に恥ずかしすぎるよ」

京太郎「えっ?」

和「須賀君、私がこれから色々教えてあげますからね」

優希「哀れな奴だ……」

京太郎「え、ええっ? 俺なんか変なこと言った?」

京太郎「弘世さん、今日の設営を取り仕切ってくれた優しい人で―――――」

咲「京ちゃん、ウィークリー麻雀todayとろっか」

優希「京太郎、とりあえずもう喋るな」

京太郎「ええーー……」



泉「思ったより、清澄狭いなぁ……」

漫「そ、そないなこと言わんでも」

「まぁ、実際昔の私の高校の半分どころか……5分の1もないし」

漫「いやいや、そういう問題ちゃいますって」

泉「……あ、原村!!」

和「こんにちは、今日は遠くからありがとうございます」

泉「…………負けへんからな」

和「いい勝負にしましょう」


絹江「お姉ちゃん、来てくれたんやね」

洋榎「当然や、可愛い妹のためやさかい」

洋榎「そうや、サービスエリアでから揚げ買ってきたんや。朝ごはんにと思ってな」

絹江「お姉ちゃん………!」

洋榎「あ、アホ。抱きつくな、こんなところで」

浩子「ずいぶんと脂ぎったから揚げですなぁ……トランス脂肪酸が云々……」

絹江「そ、そんなこと言わんといてや、浩子!」

浩子「だって事実ですやん。かなり変色してますよこれ」

絹江「そ、そんなことないって。ね、お姉ちゃん。これさっき買った奴やろ?」

洋榎「ん? ウチ夜行で来たからな。もうバスに乗ったら、SAの店はあらかた閉まっとったし」

洋榎「大阪で買ってきたでーしかも、開店の後の揚げ立ちのやつや!!!」

絹江「」


淡「テルー、来たよっ!!!!」

照「淡、おはよう」

淡「おはようっ、今日一日、これでいい日決定!」

京太郎「よう淡。今日の最高のお前の一日を、俺が最凶にしてやるよ」

淡「…………誰?」

京太郎「………てめぇっ、俺を覚えてないのかよっ!!」

淡「ん~~~ええと……どちらさま~?」

京太郎「ほんの一か月前くらいに会っただろ、東京で!!!!!」


こいつ……知らんぷりしてやがる。

誰にでも分かる三文芝居かましやがって。


淡「うっそぴょーん。覚えてるに決まってるじゃん、私は天才だよーー?」

京太郎「相変わらず可愛くねえな、おい」

淡「なんで京太郎に可愛いとこ見せなきゃいけないの?」

京太郎「あれ、お前にそういう要素あったっけ?」

淡「京太郎の美的センスじゃねぇー」

京太郎「淡を可愛く思わないセンスでよかったー」

淡「……京太郎、喧嘩売ってるの?」

京太郎「絶賛発売中ですが何か?」

淡「むむっ………京太郎の癖に」

京太郎「へっへー………口喧嘩なら、散々家でやってるからな」


咲「……京ちゃん、何時の間にそんなに仲良くなったの?」

京太郎「おい、咲。お前今何を見てたんだ。盲目か?」

和「…………」

淡「そうだよーサキ。京太郎と仲がいいわけないじゃんー」

淡「それより、今日はぼっこぼこにしてあげるからね!!」

咲「わっ、淡ちゃんから挑戦状!」

咲「私も淡ちゃんを、ギッタンギッタンにしてあげるね!!」

淡「ひ、ひぃっ………くっ……の、望むところだもん!」


さ、咲。冗談で言ったんだろうけど、ワードチョイスが女の子のそれじゃないよ。

一瞬だけど本気でおびえてたように見えたぞ淡のやついいぞもっとやれ。


淡「今日は私が勝つ!!」

咲「楽しみだね!!」


菫「お前ら、元気か?」

誠子「ご無沙汰してます。先輩!」

尭深「久しぶりです……」

菫「こ、こほん。お前ら、今日は頑張れよ?」

誠子「はいっ、菫先輩に成長した姿を見せられるよう、頑張ります!」

尭深「お元気そうで何より……会えて、嬉しいです」

菫「………」

照「じーん」

菫「だ、黙れっ!!」



白望「……どこのサービスエリア」

白望「え、霞ヶ浦が見える……?」

エイスリン「カスミガウラ?」

白望「………頑張って」


ピッ


エイスリン「ドウ?」

白望「ドウにもならない」



セーラ「泉、大きくなったなぁ」

泉「いや、大きさは変わってませんけど……」

セーラ「アホ。お前の後ろに見えとるやつや」

泉「……えっ?」

竜華「ふふっ、セーラは偶に訳分からんフリを言うの、忘れたん?」

泉「そうでしたね」

セーラ「おいっ、いたってオレは真面目やぞ?」

浩子「どうも、先輩方、お久しぶりです」

竜華「ふなっきゅー」

セーラ「ふなっきゅー」

浩子「……なんですかそれ」

竜華「いや、会ったらいの一番にこう言おうと決めとって」

セーラ「なんとなくな」

浩子「なんですかそれ……」

セーラ「浩子、今日は頑張れよ」

浩子「ええ、やるだけやりますよ。データも取りたいですし」

浩子「園城寺先輩は今日は非番ですか?」

竜華「人数は三人までやったからな、とりあえず怜の体調考えてな」

浩子「そうですか、今度遊びにまた部室遊びに来てくださいね」

泉「そうですよ。楽しみに待ってますから」


まこ「ええー……まだ来てない方もいらっしゃいますが、時間になりましたので、始めたいと思います」

まこ「軽く、前置きをお許しください。今日は皆さん、遠いところから、本当にありがとうございます」

まこ「率直に申し上げて、快適とは言えない空間はありますが」

まこ「今日一日が、お互いにとって実りのある時間となるよう……精一杯尽くしてまいりますので」

まこ「至らぬところばかりですが、どうぞよろしくお願い致します」



大きな拍手。部長の挨拶は、いつ聞いても安心できる。

拍手が収まった後、簡単に今日一日の説明があった。

だいたいの内容が、前回の練習試合と同じだった。



まこ「一点だけ、宮守女子の方がまだ全員見えていません」

まこ「現時点で……」


白望「…………」

エイスリン「コンニチハ」


まこ「この二人だけです。幸いにも、この二人が先鋒と次鋒なので……」

まこ「団体戦は、とりあえず先に始める、ということで話をつけてありますので」

まこ「それでは……さっそく、始めたいと思います!」



憩「ふふふふ……緊張してるんです?」

「し、しとらんよ!」

憩「こっちに来てから、お互い初の練習試合ですよーぅ。頑張りましょうねー」

「う、うむ……だいじょうぶじゃろか」

憩「大丈夫ですよ、あれだけ『鍛えて』もらったんですから」

憩「私だって、練習に付き合ったでしょ?」

「そ、そうじゃの……がんばる!!」



淡「ケイー、試合始まるよー。今日はどうする?」

憩「ん~ 大星ちゃんは、宮永さんとやりたいやろ?」

淡「あはは、さっすがケイ、よく知ってる!」

憩「そやろーウチはなんでも知ってますよーぅ」

憩「ま、どっちにせよウチの一存でやないからね。部長さん、どうします?」

尭深「……憩」

憩「はい」

尭深「………」コクリ

憩「うふふ……それじゃあ――――――いってきますよーぅ」

淡「いってらっしゃい!」

誠子「任せたぞ、憩!」


白望「………」

エイスリン「シロ?」

白望「だるすぎる……」

エイスリン「スギル?」

白望「だって……エイスリン、日本語完璧?」

エイスリン「カンペキ? ドウイウイミ?」

エイスリン「ジショ、ワスレタ……」

白望「…………」

白望(皆が来るまで、何かあれば、全部私がやらないといけない………)

白望(流石に、エイスリンにはやらせられないし)

白望(……………だるッ)



エイスリン「アッ……シロ!!!」

白望「……分かってる、試合。それ、私の絵?」

エイスリン「ソウ!」

白望「………負けてるように見える」

エイスリン「キノセイ!」

白望「はぁ……塞、胡桃、豊音には」

白望「クレープおごってもらおう………いってき」

エイスリン「イッテキ!」


泉「……このチームも、作ってからだいぶ経つな」

「始めは本当にどうなることかと……」

漫「それでも……私たちは、一つの想いの下に集まったわけですから」

絹江「………頑張ろな、皆!!」

浩子「オーダーは決まっとるんです?」

泉「あのですね……先輩が主将でしょう」

絹江「浩子、頼むでー」

浩子「あ、そやった。それじゃあ………先鋒」

泉「………」

「………」

絹江「………」

浩子「恐らく、白糸台は全国ナンバー2の荒川憩。清澄は、東場のスポット魔物片岡優希」

浩子「宮守は、ボケっとしとるが、底知れぬ実力、見かけとは裏腹に粘り強い闘牌、小瀬川白望……」

浩子「この面子で先鋒はきっついなぁ」

漫「ですね……」

浩子「先鋒、上重漫!!!」

漫「ふぁっ?!?!」


まこ「さて、先鋒じゃが……優希。いいな?」

優希「もちろんだじょ!!」

まこ「正直、先鋒は誰もが要注意人物じゃ。優希、何も勝てとは言わん」

優希「………」

まこ「何かを、つかんで。そして帰ってこい!!!」

優希「了解だ!!」

京太郎「おい、優希、よーく聞け」

優希「なんだ!」

京太郎「お前の後ろには、俺がいる!!」

優希「それは不安だ!!」

京太郎「なら、点数取って来いよ、不安要素は排除しないと!!」

優希「確かに!!」


和(……ふふっ)

咲(どうしたの?)

和(いえ、なんだかこういうのいいな、って思ったんです

咲(……そうだね。京ちゃんがいると―――分かるよ)


和「優希、頑張ってくださいね」

咲「楽しんできてね!」

優希「それじゃあ……いってきます!!」



ちなみに京太郎以外は簡易戦です。
京太郎は、半荘まるまる一回。



【先鋒戦】

優希VS憩VS漫VS白望


席順(コンマ反転) 大きい順に東南西北

優希+1
憩+2
漫+3
白望+4


 
<調子判定>
絶不調→不調→普通→好調→絶好調の五段階

絶不調→ランダムで雀力と幸運以外のパロメータを二つ-5。調子ゲージ2からスタート
不調 →ランダムで雀力と幸運以外パロメータを二つ-3。調子ゲージ3からスタート
普通 →変動なし
好調 →選択した二つのパロメータ(雀力と幸運以外)が+3。調子ゲージ5からスタート
絶好調→選択した二つのパロメータ(雀力と幸運以外)+が5。調子ゲージ6からスタート



コンマ 95~99→☆

コンマ 91~96→◎   
コンマ 11~90→○   
コンマ 05~10→●   
コンマ 00~04→▼



優希+5
憩+6
漫+7
白望+8


<コンマ反転>

連投もOK


優希→83+50
 憩→71
 漫→10
白望→60



        憩
        南
 白望  西      東 優希
        北
        漫


優希:100000
憩 :100000 
白望:100000
漫 :100000



優希と憩が絶好調やね



片岡優希
雀力:D(46) 53/100
攻撃:C(56) 40/120 
加速:C(55) 38/120
守備:E(25) 2/50
幸運:D(50) 0/100

[Na] 東の風
席決め判定に常に+50

[Na] 東場の神
東場において、加速力を常に+30する。
また東一局にて幸運を+40、攻撃を+40
  東二局にて幸運を+30、攻撃を+35
  東三局にて幸運を+25、攻撃を+30
  東四局にて幸運を+25、攻撃を+25する。

ただし、南場において常に加速力、攻撃ともに-20、幸運が-10となる。



上重漫(通常)
雀力:C (68)
攻撃:B (72)

加速:C (66) 
守備:C (54) 
幸運:C (62)



[Na] やらかし
他家が大成功で和了した時、このキャラクターの守備は三分の一になる。(通常モードのみ)

[Oc] イグニションブースト 消費ゲージ:6(今回は、簡易戦なため、5)
補正判定において、奇数のゾロ目が出たときに発動。通常からブーストモードに移行する。
ただし、以下によって条件が変わる。

・対局者に、一人でも雀力A以上がいる場合or対局者に、二人以上雀力B+以上がいる場合
⇒補正判定において、3の倍数が出たときに、移行できるようになる。

・対局者に、一人でも雀力B+以上がいる場合or対局者に二人以上雀力B以上がいる場合
⇒補正判定において、ゾロ目出たときに、移行できるようになる。

この状態は、ブースト状態で数えて、四局続く。


上重漫(ブースト後)
雀力:B+(86)
攻撃:A (94)

加速:B+(84) 
守備:C (54) 
幸運:C (62)

 
[Na] 力の放散
このモードに入った時、このキャラクターの最低打点は、打点判定に関わらず4翻が保証される。

[Na] 連鎖爆撃 
自身を含む、対局者の誰かが4翻以上を和了した時に自動的に発動。
次『局』の和了は、打点判定に関わらず最低でも満貫が保証される。
ただし、このネイチャーは連局で発動しない。


小瀬川白望

雀力:B+(81)
攻撃:B (76)

加速:C (65) 
守備:B (77) 
幸運:C (68)



[Na] 気だるき瞳
このキャラクターには補正判定における大成功と大失敗がない。

[Na] ノロリッチ
自身が聴牌しなかった場合の、次局のゲージ回復量は二倍になる。

[Te] 迷い家 消費ゲージ:4
聴牌したときに発動可能。
自身の雀力について、任意のランク数分落とすことで、打点判定に×(落としたランク数+0.5)する。
ただし、聴牌したのが自身のみの場合は、ランクを一つしか落とすことができない。

ex B+⇒Bで一つ分⇒打点に×1.5
  B+⇒Cで二つ分⇒打点に×2.5



荒川憩

雀力:A (93)
攻撃:B (75)

加速:B (75) 
守備:A (92) 
幸運:B (80)



☆[Na] 千里眼
自身の補正判定が失敗/大失敗でない限り、このキャラクターは放銃判定から外れることができる。

[Te] オペレーションC 消費ゲージ:1
対局者一人(自身を含む)に対して発動可能。そのキャラクターの不調、絶不調を普通に戻すことができる。
その場合、失われたはずのゲージ分のゲージが回復する。

[Te] オペレーションS 消費ゲージ:2or3
調子判定が普通である、対局者一人(自身を含む)に対して発動可能。
そのキャラクターの調子を好調(ゲージ消費2)or絶好調(ゲージ消費3)にすることができる。
その場合、得られたはずのゲージ分のゲージが回復する。

[Oc] 天使のカルテ 消費ゲージ:0
放銃判定において発動可能。このキャラクターは優先的に放銃することができる。

[Oc] 悪魔のカルテ 消費ゲージ:3
自身の和了が決定した時に発動できる。
ツモ・ロン和了判定にに関わらず、自身が放銃したことのある他家から直撃を取ることができる。
このオカルトで和了した場合、打点判定に×2する。

[Na] ???????
[Oc] ???????

とりあえず、試合準備できたから、続きはまた今度で

久しぶりのダービーやりますか


予想がピタリで、京太郎の幸運の経験値+100


>>1
1憩
2漫
3優希
4白望



予想は、この能力を見てもらって
次の更新までで、通常コンマが一番50に近い人で。


ちょっと、麻雀のルール忘れたよって人は、どっかでルール見返してもらえると幸いっす
俺も久しぶりだから、ちょっと抜けてそう


それじゃ、おやす明華。
なんか質問とかあったらよろしくー

こんばんはる

今日もまた、21時前からとかできそうな気がする
麻雀パートなんでそこんとこよろしくぅ


できそうな気がした(できるとは言ってない)



絶好調なのは優希と憩


絶好調→選択した二つのパロメータ(雀力と幸運以外)+が5。調子ゲージ6からスタート

攻撃:C(56) 40/120 
加速:C(55) 38/120
守備:E(25) 2/50

選択できます。

+1から、先に出た二つ。重複不可。

単品で上げてください


片岡優希
雀力:D(46) 53/100
攻撃:C(56) 40/120 →C(61) 
加速:C(55) 38/120 →C(60)
守備:E(25) 2/50
幸運:D(50) 0/100

憩ちゃんはこっちで調整してあげておきます

荒川憩

雀力:A (93)
攻撃:B (75)⇒B(80)

加速:B (75)⇒B(80) 
守備:A (92) 
幸運:B (80)





憩「どうもー」

優希「よろしくっ」

漫「お、お願いします」

白望「……………はぁ」

優希「小瀬川さん、久しぶりだじょ」

白望「ん」

優希「去年のようにはいかないからな!」

白望「んっ」

優希「今こそ、成長した私を見せてやる!」

白望「んん」

優希「…………」

憩「あら、小瀬川さん余裕の対応やなぁ」

優希「ぐぬぬ……お前にかける言葉はないってか」

優希「見てろよ、そのだらしのない顔を、さらに締りのない顔にしてやる!!」

白望「…………」

白望(この後のことを考えて、できるだけ喋りたくない……)


漫(………なんやこの卓)

漫(バケモンばっかりやないか……)



淡「うふふー はっじっまっるよーーー!!!」

「…………」

淡「いーちゃん緊張してる!!」

「し、しとらん」

淡「そんなこと言って、手が震えてるじゃん~~」

照「淡、苛めちゃダメ。可愛そう」

淡「はぁーい」

「ほっ……」

菫「………」

照「なに、菫」

菫「いや……なんというか、お前少し大人になったな」

照「そう?」

菫「大学生になって、落ち着いたか」

照「どうだろう。菫がいなくなったからな」

菫「私がその原因だったみたいな言い方はやめてくれないか」

尭深「………サイコロ」

誠子「回りましたね!!」



対局、開始ッ!


京太郎「……始まるな」

和「ええ。その目で、しっかりと見てくださいね、須賀君」

京太郎「ああ」

咲「荒川、憩さん」

京太郎「この人は、流石に聞いたことある」

まこ「………京太郎。よーく見とくようにの」

まこ「もしかしたら……途中で見るのが嫌になるかもしれんが」




【東一局 親:優希】

[Na] 東場の神 発動!
東場において、加速力を常に+30する。
また東一局にて幸運を+40、攻撃を+40

・聴牌判定 コンマが100-<(加速+幸運)÷2>以上で聴牌できる。
優希→+1のコンマ45以上で聴牌⇒+1のコンマ10以上で聴牌
憩 →+2のコンマ20以上で聴牌
白望→+3のコンマ33以上で聴牌
漫 →+4のコンマ36以上で聴牌

※ただし優希以外はコンマ<反転>


・補正判定
聴牌判定時に使用したコンマを再利用。
「一の位と十の位を合計した数値の数字」の下一桁で判定。

4      →大失敗で和了れない。ただし、リーチをかけることはできる。
0      →失敗  ③の和了り判定や⑤の放銃判定で不利に(後述)。リーチをかけることもできる。
1、2、3   →補正なし。ただし、リーチをかけることができる。
5、6、8   →補正なし
9      →成功、③の和了り判定や④の点数判定で有利に(後述)。
7      →大成功、和了り判定を飛ばして和了り確定。二人以上7の場合、元のコンマが大きい方が和了り。



・判定結果
優希→聴牌/補正なし(リーチ可能)
憩 →聴牌/補正なし(リーチ可能)
白望→聴牌/補正あり(失敗)
漫 →聴牌/補正なし


※憩はリーチを【かけません】
※白望は、迷い家を【つかいません】


優希はリーチをかけることができるけど確率低すぎるからスルーで


・和了判定

コンマで等分(基礎雀力値・有利不利補正により修正済)

00   →優希 和了  
01~17→漫  和了  
18~29→白望 和了

30~75→憩  和了  
76以上 →流局

+2コンマ反転


漫「………………………」

優希(……うわっ、すっごく嫌な予感が――――――)

憩(あらあら……)

白望(………)

白望(はぁ。)



【和了】白望

・打点判定
→(攻撃+幸運)×+2のコンマ<反転>
+3のコンマの一の位
1・3・5・7はツモ、0・2・4・6・8・9はロン


【和了】白望
【打点】(76+68)×73≒12000
【結果】跳満 ロン

・放銃判定
(守備+幸運)×?/10 の大小で一番低い人が放銃

※憩は【千里眼】で判定を外れられます……が
 ここでは意図的に外れません。


+1優希→(25+50)×0.=
+2憩 →(92+80)×0.=
+3漫 →(54+62)×0.=
 

?の値は各一の位が
1,2,3→3
4,5→5
6→6
7→7
8→8
9→9
0→10


【放銃】優希


白望「………んっ」

優希(こののっぺらぼーめ……去年は、寸でのところでやられたけど)

優希(今回は………)タン


白望「それ」

優希「なぁっ?!」



バラッ


22①①⑤⑤ⅡⅡ東東西西北  北


白望「12000」

優希「き、北だと……」

憩「ん~~? 役名は?」

白望「ん(見ての通り)」


憩(梃子でも喋らんきやねこの子……)

憩(チートドラドラ赤赤……なんやこの雑な高い手)



漫(……………………)


ブワッ




白望:112000
憩 :100000 
漫 :100000
優希: 88000

優希:[S][S][S][S][S][][][]
憩 :[S][S][S][S][S][][][]
白望:[S][S][S][S][S][][][]
漫 :[S][S][S][S][S][][][]




咲「…………っっっ!!!!」

京太郎「さ、咲?」

咲「あ、あはっ……なんだか、身震いしちゃった」

京太郎「だ、大丈夫かっ!?」

咲「違うよ、京ちゃん……これはね」


――――――きっと、身体が喜んでるんだ。



  *



浩子「計画通り……」

絹江「悪い顔やぁ」

浩子「漫をあえて荒川憩にぶつけて……その本性を覚醒させる」

浩子「こっから――――場は荒れるでぇ」

泉「………ここは、勝負やな」

「まぁ、清澄できるだけ削っといてくれたら私が楽かもね」

「宮永さんは、私でもフツーにキツそうだし」




和「……今のは、仕方ありませんね」

京太郎「チートイで、北か。俺も普通に出しそうだ」

咲「…………っっっ!!!!」

京太郎「さ、咲?」

咲「あ、あはっ……なんだか、身震いしちゃった」

京太郎「だ、大丈夫かっ!?」

咲「違うよ、京ちゃん……これはね」


――――――きっと、身体が喜んでるんだ。



  *


浩子「計画通り……」

絹江「悪い顔やぁ」

浩子「漫をあえて荒川憩にぶつけて……その本性を覚醒させる」

浩子「こっから――――場は荒れるでぇ」

泉「………ここは、勝負やな」

「まぁ、清澄できるだけ削っといてくれたら私が楽かもね」

「宮永さんは、私でもフツーにキツそうだし」




エイスリン「シロ、サスガ!!!」

エイスリン「トヨネ、クルミ、サエ!!」

エイスリン「シロガ、アガッタ―――――アッ」


ポツーーーン


エイスリン「…………」



和(……宮守のベンチ寂しそうですね)

京太郎(確かに)

まこ(…………おい、京太郎)

京太郎(はい?)

まこ(ここは、ホストとしてなんとかしたい)

京太郎(と、言われましても……)

まこ(頼んだ)

京太郎(マジっすか)




【東三局 親:白望】

[Na] 東場の神 発動!
東場において、加速力を常に+30する。
また東一局にて幸運を+25、攻撃を+30

・聴牌判定 コンマが100-<(加速+幸運)÷2>以上で聴牌できる。
優希→+1のコンマ45以上で聴牌⇒+1のコンマ18以上で聴牌
憩 →+2のコンマ20以上で聴牌
白望→+3のコンマ33以上で聴牌
漫 →+4のコンマ36以上で聴牌

※ただし優希以外はコンマ<反転>


・補正判定
聴牌判定時に使用したコンマを再利用。
「一の位と十の位を合計した数値の数字」の下一桁で判定。

4      →大失敗で和了れない。ただし、リーチをかけることはできる。
0      →失敗  ③の和了り判定や⑤の放銃判定で不利に(後述)。リーチをかけることもできる。
1、2、3   →補正なし。ただし、リーチをかけることができる。
5、6、8   →補正なし
9      →成功、③の和了り判定や④の点数判定で有利に(後述)。
7      →大成功、和了り判定を飛ばして和了り確定。二人以上7の場合、元のコンマが大きい方が和了り。



ごめん、さっきので漫ちゃん能力発動ね


上重漫(ブースト後)
雀力:B+(86)
攻撃:A (94)

加速:B+(84) 
守備:C (54) 
幸運:C (62)

 
[Na] 力の放散
このモードに入った時、このキャラクターの最低打点は、打点判定に関わらず4翻が保証される。

[Na] 連鎖爆撃 
自身を含む、対局者の誰かが4翻以上を和了した時に自動的に発動。
次『局』の和了は、打点判定に関わらず最低でも満貫が保証される。
ただし、このネイチャーは連局で発動しない。


正しくは
漫 →+4のコンマ36以上で聴牌⇒+4のコンマ27以上で聴牌





・判定結果
優希→ノーテン
憩 →聴牌/補正あり(大失敗)
白望→聴牌/補正なし(リーチ可能)
漫 →聴牌/補正あり(大成功)

漫ちゃん大成功で和了確定


・打点判定
→(攻撃+幸運)×+2のコンマ<反転> ただし、能力で4翻保証。
+3のコンマの一の位
1・3・5・7はツモ、0・2・4・6・8・9はロン


淡「…………ふーん」

照「淡も感じる?」

淡「まぁ、私ほどじゃないけど?」

誠子「上重……か」

尭深「……」

淡「よかったね、セーコ! スズが相手じゃなくって!!」

淡「セーコは守備ニガテだもんね~」

誠子「も、もう去年のことは勘弁してください」

尭深「…………」

尭深(上重、漫……いるだけで、その場の熱気がワンランク上昇)

尭深(………)





【和了】漫
【打点】(94+62)×73≒12000
【結果】跳満 ロン

・放銃判定
(守備+幸運)×?/10 の大小で一番低い人が放銃

※憩は【千里眼】で判定を外れられます……が
 ここでも意図的に外れません。


+1優希→(25+50)×0.=
+2憩 →(92+80)×0.=
+3白望→(77+68)×0.=
 

?の値は各一の位が
1,2,3→3
4,5→5
6→6
7→7
8→8
9→9
0→10


【和了】漫
【放銃】優希



漫「………ロン」

優希「な、なぬっ?!」


バラッ


6699③③⑤⑤東東西西南 南   


優希「」

憩(うわぁ……)

白望(一緒だ)



漫「12000……」

優希「ああ、もう、もってけ!!!!」



白望:112000
漫 :112000 
憩 :100000
優希: 76000

優希:[S][S][S][S][S][S][][]
憩 :[S][S][S][S][S][S][][]
白望:[S][S][S][S][S][S][][]
漫 :[S][][][][][][][]

今日はここまで

目がチカチカしてきた


それじゃあ、みんなおやすみー

>>361ってどうなんでしょう?

ごめん、今日はちょっと厳しい
できて明日の夜かな…

亀だが電話のクロチャー凄く可愛かった

>>429
回答遅れてごめん
その局だけ、限定して落ちるだけだよ

>>435
くろちゃーはかわいいから仕方ないね

明日久しぶりに更新できそうだぜ
対局だし、参加よろしく頼む
たぶんお昼過ぎから


前回までのあらすじ軽く

・始まった先鋒戦
・優希、始まって早々連続で跳満に振り込み大ピンチ
・宮守、中堅以下三人大遅刻



≪得点状況≫


白望:112000
漫 :112000 
憩 :100000
優希: 76000

優希:[S][S][S][S][S][S][][]
憩 :[S][S][S][S][S][S][][]
白望:[S][S][S][S][S][S][][]
漫 :[S][][][][][][][]


浩子「ふふふっ……予定通り……」

泉「ええで、漫!!!」

絹恵「いい感じに爆発してますね」

「いいね。このまま漫ちゃんには頑張ってもらって」

泉「幸先ええスタートやん」

浩子「スタートなんて、どれだけよくったってええ。清澄に白糸台。おまけになぜか宮守っちゅうおまけつきやで」

浩子「何点あっても足りへんよ」

絹恵「確かにそうやね……」



浩子「…………」

浩子(……まだ、見せてくれるやろ?)

浩子(一度着いた導火線は―――――――)



 *


京太郎「ゆ、優希っ?! 二連続跳満に降っちまったァ?!!」

京太郎「やばいやばいやばいやばい……」

咲「京ちゃん、落ち着いて」

和「大丈夫ですよ、須賀君。まだ始まったばかりです」

まこ「………」

まこ(何が恐ろしいって―――――)



優希(ぐっ……この得意の東場で、二連続の直撃)

優希(きつすぎる……)


白望(………リーチしなくて良かった)

漫(……………………)


白望(………はぁ。後、どれくらいあったらいいかな)


憩「……………」

憩「さぁ、次の局行きましょうか~~」





【南二局 親:憩】

[Na] 東場の神 発動!
南場において常に加速力、攻撃ともに-20、幸運が-10となる。

[Na] 連鎖爆撃 発動!
自身を含む、対局者の誰かが4翻以上を和了した時に自動的に発動。
次『局』の和了は、打点判定に関わらず最低でも満貫が保証される。
ただし、このネイチャーは連局で発動しない。


※漫、ブースト中


・聴牌判定 コンマが100-<(加速+幸運)÷2>以上で聴牌できる。
優希→+1のコンマ45以上で聴牌⇒+1のコンマ60以上で聴牌
憩 →+2のコンマ20以上で聴牌
白望→+3のコンマ33以上で聴牌
漫 →+4のコンマ36以上で聴牌⇒コンマ27以上で聴牌

※ただし優希以外はコンマ<反転>


・補正判定
聴牌判定時に使用したコンマを再利用。
「一の位と十の位を合計した数値の数字」の下一桁で判定。

4      →大失敗で和了れない。ただし、リーチをかけることはできる。
0      →失敗  ③の和了り判定や⑤の放銃判定で不利に(後述)。リーチをかけることもできる。
1、2、3   →補正なし。ただし、リーチをかけることができる。
5、6、8   →補正なし
9      →成功、③の和了り判定や④の点数判定で有利に(後述)。
7      →大成功、和了り判定を飛ばして和了り確定。二人以上7の場合、元のコンマが大きい方が和了り。


・判定結果
オールノーテン


優希「っ、ノーテン!!」

白望「………」バラッ

憩「ノーテンですよー」

漫「……………」



優希(……南場に入って、いつも通り牌が来ない)

優希(ツいてるとすれば……誰も張ってなかったことか)


白望(…………だるい)

白望(南場に入って、何も動きがない……すぐ終わる)

白望(このままエイスリンの試合もすぐ終わったらどうする……)



憩(ん~……)

憩(…………)


漫「…………はっ!」


優希(あ、元に戻ったのか)

白望(どうでもいい……)

憩(なるほどねぇ~)



白望:112000
漫 :112000 
憩 :100000
優希: 76000

優希:[S][S][S][S][S][S][S][]
憩 :[S][S][S][S][S][S][S][]
白望:[S][S][S][S][S][S][S][S]←[Na]ノロリッチ
漫 :[S][S][][][][][][]



エイスリン「…………」

エイスリン「オワッチャウ。クルミ、サエ、トヨネ」

エイスリン「イマドコ。デンワ」


 *


照「………」

菫「どうだ、照。この先鋒戦をどう見る」

照「……どうって?」

菫「何のために私たちが来たと思ってるんだ。誠子や、尭深、淡、そして新人のこいつの前で」

菫「お前が話をする機会なんて、そうないんだぞ」

照「そうだね。一言でいうなら―――――すごく静か」

菫「まぁ、動きな少ないのは確かだ」

照「後、清澄の片岡さんは調子が悪そう」

菫「一言じゃなかったのか」

照「…………あとは、そう。憩かな」

菫「………」

照「ちょっと、遊び過ぎかもね」

淡「あはは、だからアレがケイのスタイルなんだって~」

淡「テルーも知ってるでしょ?」

照「…………」



――――それはもちろん。この身を持ってね。


洋榎「なんつーおもんない試合や……」

竜華「あのな、当の本人らいたって真剣やで?」

洋榎「やっぱりウチが打つしかないな」

セーラ「個人戦まで我慢せいや。打たせてもらえるんやから」

セーラ「それより、ええ感じやん。そっちの先鋒は」

洋榎「やなー。去年よりはちょっと強くなっとるんちゃう?」

洋榎「ま、ウチには及ばんけどな!!」

竜華「ホンマ去年からなんも変わっとらんね、洋榎は……」

洋榎「ウチを変えたかったら、宇宙爆弾でも持ってこんかい!」

セーラ「………」

セーラ(ビックマウスやとコイツを誰も諫められへんのは)

セーラ(冗談でもなく、事実ちゅうとこにあるんやろな)

セーラ(……ま、オレも負けんけど)






優希(ラスチャン、ワンチャン―――――)




【南四局 一本場 オーラス 親:漫】

[Na] 東場の神 発動!
南場において常に加速力、攻撃ともに-20、幸運が-10となる。

・聴牌判定 コンマが100-<(加速+幸運)÷2>以上で聴牌できる。
優希→+1のコンマ45以上で聴牌⇒+1のコンマ60以上で聴牌
憩 →+2のコンマ20以上で聴牌
白望→+3のコンマ33以上で聴牌
漫 →+4のコンマ36以上で聴牌

※ただし優希以外はコンマ<反転>


・補正判定
聴牌判定時に使用したコンマを再利用。
「一の位と十の位を合計した数値の数字」の下一桁で判定。

4      →大失敗で和了れない。ただし、リーチをかけることはできる。
0      →失敗  ③の和了り判定や⑤の放銃判定で不利に(後述)。リーチをかけることもできる。
1、2、3   →補正なし。ただし、リーチをかけることができる。
5、6、8   →補正なし
9      →成功、③の和了り判定や④の点数判定で有利に(後述)。
7      →大成功、和了り判定を飛ばして和了り確定。二人以上7の場合、元のコンマが大きい方が和了り。


・判定結果
優希→ノーテン
憩 →ノーテン
白望→ノーテン
漫 →聴牌/補正なし(リーチ可)


※漫はリーチをかけます


・和了判定

コンマで等分(基礎雀力値・有利不利補正により修正済)
0~49 →漫  和了
50以上 →流局
+1の<反転>

・打点判定
→(攻撃+幸運)×+2のコンマ<反転> 
+3のコンマの一の位
1・3・5・7はツモ、0・2・4・6・8・9はロン

リーチ裏ドラ判定

+1下一桁が4か7→2翻上昇(裏ドラ扱い)
      4と7以外→1翻上昇



【和了】漫
【打点】(72+62)×91×1.5≒18000
【結果】跳満 6000オール



漫「りー、リーチ行きます」


カチャ


白望(4順……)

優希(こいつ……私のような打ち筋で、そのまま南場まで―――――)


憩(う~ん……色々と言われとるけど)

憩(この子、けっこうやるやんね)

憩(今年のインハイも、楽しくなりそうですねーぇ)



漫(……きた。今日は、いきなり先鋒に指名されて、どうなるかと思ったけど)

漫(意外と、なんとかなる―――――)

漫「ツモっ!!!」

優希(高いわけない、高いわけが―――――)

バララッ

漫「リーツモ平和ドラ3、6000オール!!」

優希「」

憩「の?」

漫「……あ、一本場で、6100オールです」

憩「はーい」


優希(ドラ爆……って、しかも親かこの人!!)


漫 :130300
白望:105900
憩 : 93900
優希: 69900

優希:[S][S][S][S][S][S][S][S]
憩 :[S][S][S][S][S][S][S][S]
白望:[S][S][S][S][S][S][S][S]
漫 :[S][S][S][][][][][]


京太郎「…………」

和「これは、厳しい展開ですね。まだ親も終わっていません」

和「元々、一筋縄ではいかない相手なのは分かってましたけど――――」

咲「和ちゃん、たぶんもっと深刻だよ」

和「え?」

まこ「じゃろうな。あの中で、本当に本気を出しとるのは」

まこ「おそらく、優希と上重だけじゃ。手を抜いとるといったら、聞こえは悪いが……」

和「そ、そうでしょうか?」

咲「たぶんね。特に、荒川さんなんかそうだよ」

京太郎「…………」

和「あ、須賀君。今ので上重さんは連荘で再びオーラスが……須賀君?」



俺はこんな中で、次の次鋒に入らなきゃいけないのか。

優希のマイナス分を、俺が……?

できるのか、俺に。相手は、インハイ出場常連高校だぞ……


和「須賀君、聞いてますか」

京太郎「……はっ、な、なんだ和。」

和「おそらく、須賀君は優希のマイナスを、取り返す―――あるいは」

和「これ以上点棒を減らさないように、やりくりしなければいけないでしょう」

京太郎「そ、そうだよな。俺に、できるか不安で――――」


優希が、あれだけ撃たれてるんだ。

俺が、それ以上に撃たれないはずがないって。


和「………」

和「それは、誰だってそうでしょう。100パーセントの保証をもって」

和「戦ってる人なんて、いませんよ」



京太郎「だけど……」

和「確かに、須賀君の不安は最もかもしれません」

和「でも……須賀君、それはちょっとだけ」

和「独りよがりかもしれません」

京太郎「えっ……」


和は、目線を対局場に移した。

珍しく、俺を諫めるような口調だった。


和「『今』……戦ってるのは、誰ですか。あそこで、一人で」

和「戦ってるのは、誰ですか」

京太郎「…………!!」


優希(うぅ……これは、これはまずい……)

優希(まだ終わってないけど……)

優希(………)

優希(私は、どうしたらいい。もう、後一局……しかも南場)

優希(次は、京太郎だ。あいつに、プラスで回してやらなきゃ)

優希(今、何点だ……69900……あと、プラスまで2万、いや3万……)

優希(京太郎は、きっと調子がよくてギリプラスで乗り切れるか)

優希(でもそれは、私が前はちゃんとリードを作ってたからで――――)

優希(やっぱり、このままじゃ京太郎が)

優希(あいつが、安心して、打てない―――――どうしよう―――――)




「優希っっ!!!!!!!」



――――――須賀君以上に、あそこで苦しんでるのは

――――――誰ですか。




優希「きょ、京太郎?」

京太郎「バカ、ちまちましたこと考えてんじゃねえよ!!」

京太郎「確かに、お前の後ろには、俺がいる!! 初心者が後ろにいる、プレッシャーもあるかもしれねぇよ」

京太郎「だけど、俺の後ろにも、あと3人いるんだよ、頼れる仲間がな!!!」

京太郎「俺のことを、考えてる暇があったらな!!」

京太郎「一点でも、多く点棒奪って来い!!!!!」

優希「……!!!」



淡「ふ~ん……」

照「須賀君、いいね」

尭深「優秀なモチベータ―……」

誠子「あれですか、清澄の五人目は」

菫「巷ではそう呼ばれている。本人は知らないと思うが」

菫(……何せ、私のことを知らないくらいだ)



優希(へへ……京太郎。お前にまさか、発破かけられるとはな)

優希(決めた。今回みんなに、とんでもないマイナスで回すかもしれない)

優希(……けど、きっと何かを掴んで、帰ってくるじょ!!)



優希「よし、続きだ、続き!!」

憩(目の色が……戻りましたね~)

白望(……トラッシュトークっ子、おとなしくしてればいいのに……)

漫(清澄……しぶといな……)


【南四局 二本場 オーラス 親:漫】

[Na] 東場の神 発動!
南場において常に加速力、攻撃ともに-20、幸運が-10となる。

・聴牌判定 コンマが100-<(加速+幸運)÷2>以上で聴牌できる。
優希→+1のコンマ45以上で聴牌⇒+1のコンマ60以上で聴牌
憩 →+2のコンマ20以上で聴牌
白望→+3のコンマ33以上で聴牌
漫 →+4のコンマ36以上で聴牌

※ただし優希以外はコンマ<反転>


・補正判定
聴牌判定時に使用したコンマを再利用。
「一の位と十の位を合計した数値の数字」の下一桁で判定。

4      →大失敗で和了れない。ただし、リーチをかけることはできる。
0      →失敗  ③の和了り判定や⑤の放銃判定で不利に(後述)。リーチをかけることもできる。
1、2、3   →補正なし。ただし、リーチをかけることができる。
5、6、8   →補正なし
9      →成功、③の和了り判定や④の点数判定で有利に(後述)。
7      →大成功、和了り判定を飛ばして和了り確定。二人以上7の場合、元のコンマが大きい方が和了り。



・判定結果
優希→ノーテン
憩 →聴牌/補正なし
白望→聴牌/補正あり(成功)
漫 →聴牌/補正あり(失敗)


・和了判定

コンマで等分(基礎雀力値・有利不利補正により修正済)
0~4  →漫  和了
5~48 →白望 和了
49~74→憩  和了
75以上 →流局

+1の<反転>

・打点判定
→(攻撃+幸運)×+2のコンマ<反転> 
+3のコンマの一の位
1・3・5・7はツモ、0・2・4・6・8・9はロン


【流局】優希以外が聴牌


漫「テンパイ」

白望「…………」

憩「あら、これでまた連荘やね」

優希「ノーテン!」

憩「心苦しいけどな、点棒貰うで」

優希「ほら、もっていけ好きなだけ!!」

白望(うるさい)


憩「いやぁ、それにしても……上重さん、やっけ」

憩「強いねぇ。去年よりレベルアップしたんちゃうん?」

漫「そ、そんな荒川さんに言ってもらえるなんて光栄です!」

憩「このまま、千里山姫松で、大阪引っ張ってってな~」

漫「は、はい!……あ、あの一ついいですか」


憩「ん?」

漫「嫌やったら、答えなくていいんですけど」


『ええか、漫。絶対理由は聞いとくんやで』

『できれば、自然に、対局中にな!!』


漫「あの、どうして荒川さんは白糸台に?」

憩「ん?」

漫「なんでいつの間に、白糸台の先鋒にいはるんやろうな~~~なんて」

憩「……」

憩「理由て、荒川病院、東京進出やで」

憩「これからも贔屓にお願いしますねぇ~サービスしますよーぅ」

優希「いや、行きたくはないじょ。病気するのが前提のお店だじょ……」

白望「たしかに」

優希「あ、喋った。今日やっと会話したな?」

白望「……………」

優希「まただんまりかこの野郎!!!」


漫(引っ越し、か………)

漫(ホンマにそうなんやろか……)




漫 :131300
白望:106900
憩 : 94900
優希: 66900

優希:[S][S][S][S][S][S][S][S]
憩 :[S][S][S][S][S][S][S][S]
白望:[S][S][S][S][S][S][S][S]
漫 :[S][S][S][S][][][][]



洋榎「………ちっ」

竜華「どした」

洋榎「また憩のやつ、手加減か」

洋榎「ウチやったら、常に全身全霊、相手を打ち砕くで」

洋榎「ああいう打ち方は、ホンマ嫌いや」

竜華「やから、あれは憩のスタイルやろ?」

セーラ「うーん、アレでなんだかんだ最後は勝つからな。あいつの本番は、いつもエグい」

洋榎「……はんっ、ウチは去年のこと忘れとらんで」

竜華「負けただけやん、何恨んどるん」

洋榎「ち、違うわ!! ただ、リベンジしたいだけや、宮永照ともどもや!!」


 * 


菫「………で、照」

照「?」

菫「静かどころか、ここまで跳満しか出ていないんだが」

照「……だね。憩がいると、そうなる」

誠子「そうなんです?」

照「誠子は、憩と打ったことある?」

誠子「いえ、ないです……いつも、個人戦でそこまで行けずに負けるので……」

照「打てば……分かる」


【南四局 三本場 オーラス 親:漫】

[Na] 東場の神 発動!
南場において常に加速力、攻撃ともに-20、幸運が-10となる。

・聴牌判定 コンマが100-<(加速+幸運)÷2>以上で聴牌できる。
優希→+1のコンマ45以上で聴牌⇒+1のコンマ60以上で聴牌
憩 →+2のコンマ20以上で聴牌
白望→+3のコンマ33以上で聴牌
漫 →+4のコンマ36以上で聴牌

※ただし優希以外はコンマ<反転>


・補正判定
聴牌判定時に使用したコンマを再利用。
「一の位と十の位を合計した数値の数字」の下一桁で判定。

4      →大失敗で和了れない。ただし、リーチをかけることはできる。
0      →失敗  ③の和了り判定や⑤の放銃判定で不利に(後述)。リーチをかけることもできる。
1、2、3   →補正なし。ただし、リーチをかけることができる。
5、6、8   →補正なし
9      →成功、③の和了り判定や④の点数判定で有利に(後述)。
7      →大成功、和了り判定を飛ばして和了り確定。二人以上7の場合、元のコンマが大きい方が和了り。



・判定結果
優希→聴牌/補正なし(リーチ可)
憩 →聴牌/補正なし(リーチ可)
白望→聴牌/補正なし
漫 →ノーテン

[Te] 迷い家 消費ゲージ:4を白望は発動。
ランクを一つ落とす。B+⇒Bで一つ分⇒打点に×1.5

※憩はリーチをかけません。


・和了判定

コンマで等分(基礎雀力値・有利不利補正により修正済)
00~08→優希 和了
09~33→白望 和了
34~74→憩  和了
75以上 →流局




※優希は、一応リーチはかけられますが……


1さすがにしない
2イチカバチカ

+1~3で多数決



・判定結果
優希→聴牌/補正なし(リーチ可)
憩 →聴牌/補正なし(リーチ可)
白望→聴牌/補正なし
漫 →ノーテン

[Te] 迷い家 消費ゲージ:4を白望は発動。
ランクを一つ落とす。B+⇒Bで一つ分⇒打点に×1.5

※優希、憩はリーチをかけません。


・和了判定

コンマで等分(基礎雀力値・有利不利補正により修正済)
00~08→優希 和了
09~33→白望 和了
34~74→憩  和了
75以上 →流局


+1の<反転>

・打点判定
→(攻撃+幸運)×+2のコンマ<反転> 
+3のコンマの一の位
1・3・5・7はツモ、0・2・4・6・8・9はロン



【和了】白望
【打点】(76+68)×39×1.5(迷い家)≒8000

・放銃判定
(守備+幸運)×?/10 の大小で一番低い人が放銃

※憩は【千里眼】で判定を外れられます……が
 ここでは意図的に外れません。


+1優希→(25+50)×0.=
+2憩 →(92+80)×0.=
+3漫 →(54+62)×0.=
 

?の値は各一の位が
1,2,3→3
4,5→5
6→6
7→7
8→8
9→9
0→10


【和了】白望
【打点】(76+68)×39×1.5≒8000+900
【放銃】優希



――――――13巡目


白望(…………)


白望:手牌

234ⅡⅢⅣ②③東東西西  


漫「………」タン


優希(……ここで、一点でも多く稼ぐには)

優希(早和了りだ。この際、点数の大きさは問題じゃないじょ)

優希(一通からみの大きい手もいけなくないから、頑張ってたけど、やっぱ重いじょ)

優希(ここは、火力より、スピード!!!)


優希「チー!!」

手牌
13456⑦⑨ⅣⅣⅧⅧ  789  →⑦

優希(せめて、1翻でもいいから……次鋒に勢いだけでも――――――)

優希「ポンだ!」

手牌
13456⑨ⅣⅣ  【789】【ⅧⅧⅧ】 →⑨

優希、現手牌
13456ⅣⅣ 【789】【ⅧⅧⅧ】 


優希(よし、イッツーカン待ち。出れば終わりだ)


白望(…………)


ツモ:東


白望(聴牌……やっとかぁ)

白望(ん………)


白望:手牌

234ⅡⅢⅣ②③東東西西  ツモ:東



白望(……………)

白望(これでも、別に悪くない……だけど)

白望「ちょい、タンマ」



漫(出た)

優希(嫌な予感が……)

憩(ほうほう)


――――――――さらに、4順



白望「………」


手牌
223ⅡⅡ③③東東東西西西  ツモ:東



白望「だる……カン」

白望「…………」

白望(ふぅん……)



 *


優希(……ぐっ、全く引けないし出ない……)

ツモ:③

優希(嫌な予感がする、この牌…………くそっ)

優希(いけっ、私っ!!!!)→③



白望「あー………出しちゃうか」

優希「!!!」


白望「3本で8900」

手牌
222ⅡⅡ③③西西西  東■■東 




憩(………ツモスー。最後に、太っといの持ってきたなぁ)


漫(カンからの、三暗刻―――珍しくはないけど)

漫(恐ろしいで、もしツモられとったら……)


優希(――――――完全に、2を食われてる……)

優希(やられた……ぐっ)



憩(ふふっ……皆、やっぱり強いなぁ)




漫 :131300
白望:115800
憩 : 94900
優希: 58000

―終局―


<先鋒戦ハイライト>


【東一局】
・白望、和了
・跳満を優希に直撃

【東三局】
・漫。和了り
・跳満を優希に再度直撃

【南二局】
・全員ノーテン流局

【南四局 一本場】
・漫が跳満を和了
・親で6100オール

【南四局 二本場】
・優希以外が聴牌
・流局

【南四局 三本場】
・白望が満貫和了
・三度、優希が放銃


<各種成績指標>

     聴牌率 和了率 立直率 放銃率 
優希    0.33  0.00  0.00 0.50
憩     0.67  0.00  0.00  0.00
白望    0.83  0.33  0.00  0.00
漫     0.67  0.33  0.16  0.00


流局率
0.33

・優希、放銃地獄
・漫ちゃん大爆発
・憩ちゃん様子見
・白望、貫録を見せる

こんなところっすね

休憩するぜ


この後京ちゃん


1優希を慰めに行く
2憩(ナース姿)にツッコミに行く
3白望を動かす(物理)
4漫ちゃんに絡みに行く



+1~5で最大コンマで


それではーー


あ、順位表はこうだぜ

正直この結果は予想してなかった


1位 千里山姫松 131300
2位 宮守    115800
3位 白糸台    94900
4位 清澄     58000


先鋒戦終了時
1位 漫   131300(+31300)
2位 白望  115800(+15800)
3位 憩    94900(-5100)
4位 優希   58000(-42000)

すまんな、ちょっと外に出て遅くなったから続きは明日ってことで

続きは
シロを動かす(物理)
次峰戦

からってことで!


優希「ありがとうございましたっ!」

漫「お疲れ様です」

憩「お疲れですよーぅ」

白望「……………」

優希「しかっし、強いな上重さん! 去年からまた少しレベルアップしたんじゃないか?」

漫「そ、そんなことないですよ。たまたま運が良かっただけで……」

憩「『たまたま』でウチらからアレだけ点取った言われたら」

憩「流石に凹みますよーぅ」

漫「えっ、いやっ、そういう意味じゃ……」

憩「ううっ、ウチもう自信なくしてしまいますよーぅ……」


漫「そ、そんな! 荒川さんがそんなこと言わんといてくださいよ!」

憩「もう。次やるときは絶対に負けないように頑張りますねー」

漫「は、はい!!」

白望(……………)

優希「小瀬川さんも、相変わらずの腕前だな!」

白望(そりゃ、どうも……)

優希「……聞いてるか?」

白望(返事した……あれ、声に出てないのか……)

優希「………お疲れか?」

白望「………」コク

漫(そんなに動いとったようには見えんけどな……)


*



京太郎「おかえり優希」

優希「ただいまっ!!」

京太郎「……大変だったな」

優希「気にするな、私は平気だぞ。それよりみんな」

優希「点棒を減らしてしまって、ごめんなさい」




軽く、頭を下げる優希。

切り込み隊長、団体戦の流れを作る先鋒の役割を果たせなかった責任。

きっと、次鋒とはまた違ったプレッシャーだろう。

当然、ウチの部に優希を責める奴なんて、いるわけがない。


まこ「お疲れじゃった。後は、わしらに任せとけ」

和「最後の局、粘り強く打てましたね。あと一歩でした」

咲「そうだよ、課題も見つかったと思うし」

優希「皆……」

京太郎「バカやろう、後は俺たちに任せとけってんだ」

優希「……ふふっ」

京太郎「なんだよ」

優希「いや、京太郎がそういってくれるのは嬉しいけど」

優希「あんまり頼りにできないなーって」

京太郎「!!! てめぇ、俺がせっかく慰めてやってるのに……」

優希「ま、せいぜい頑張れ!!」

京太郎「けっ、ちっとは落ち込んでるんだと思ったのに……全然元気じゃねえか」

優希「私もそうヤワじゃないってことだ。じゃ、私はちょっくらトイレ行ってくるじょ」

優希「覗きに来るなよ、私はレディってことを忘れるなよ?」

京太郎「行かねえよ!!」

和「………」



優希は、対局中かなり我慢してたのか、小走りに駆けていった。

まったく、何がレディだ。優希らしいけどさ。


まこ「さぁ、いってこい京太郎」

京太郎「はい!」

咲「頑張ってね、京ちゃん」

京太郎「できるだけ、点棒減らさないようにするぜ……できれば、プラスで帰ってきたい」

和「………」




歩き出そうとした瞬間、少し空調が効きすぎているからなのか

さっきの優希の敗北をみて、血の気が引いているからなのか

もしくはその両方か、下半身全体に緊張が走った。


京太郎「一応、俺も対局前にいっとくか……」



京太郎「ちょっと、俺もトイレいっとくわ……ん?」

和「………」


なぜか和が、俺の手を掴んでいた。

え、な、何? 和さん、こんなところでそういうのはちょっと―――――


京太郎「あ、あの和……?」

和「ちょっとだけ、待ってあげてくれませんか?」

京太郎「は?」

和「あの子も、だいぶ強くなりました――――――けど」

和「やっぱり、まだあの子はあの子ですから……」


漫「た、ただいま戻りました」

浩子「おーーお疲れさん。流石ですわぁ」

絹恵「これで、罰ゲームもなしやね」

漫「ウチ、負けたら罰ゲームやったん?!」

泉「さっき、愛宕さんが来て、『恭子から預かったマジックペン』言って置いていきましたよ」

漫「えぇ……引退してからも、私の立場そういう感じなんです……?」

泉「まぁ、一年生が少ないんやし、仕方ないんちゃう」

「今年はどこも、人が少ないからって大変だねー」

漫「そういう問題ですか」

絹恵「それじゃ、そろそろ次鋒行きますか」

浩子「あーその前に。漫、荒川さんなんか言っとった?」

浩子「転校の件」

漫「病院が、東京にも新しくできるってことで……引っ越しだ言うてましたけど」

浩子「ふぅん……ホンマやろか」

漫「ちょっとそれは分かりかねますね」

浩子「ま、荒川に勝ったからって、あんまり調子に乗ったらアカンで」

浩子「見た感じ全然本気やなかったしな」

漫「やっぱそうですか……」

浩子「そのうち色々分かるやろ。どのみち―――――」



―――――あの高校にいる限り、メディアへの露出は避けられへんのやから。


憩「ただいま戻りましたよーぅ」

淡「おかえりー、ケイ!!」

誠子「お疲れサマサマです」

尭深「お疲れ……」

「お疲れじゃ」

誠子「かなり、手ごわかったんじゃないか?」

憩「やっぱり、先鋒戦は刺激的やねぇ。相手が強ければ、強いほどなおさらや」

尭深「………憩」

憩「ん?」

尭深「………そこに座って」

憩「いいよ?」



菫(な、なんだ。渋谷は、何かするつもりか?)

菫(まさか、手を抜いていた罰を与える気じゃあ――――――)

照(……菫、落ちついて。次の主将を指名したのは、菫でしょ)

照(尭深がそんなこと、するわけない)


尭深「…………」

憩「…………」

尭深「……どうぞ」

憩「ありがとうございますぅー」

憩「いつも、渋谷さんの淹れるお茶は美味しいですよーぅ」

尭深「それほどでも……これ、京都に修学旅行行ったときに買ってきた……」

憩「うわぁ、お茶菓子まで!」



菫(……お茶会?)

菫(見たか、照。どういうことだ)

照(私にもよく分からない。でも、試合後にお茶を出してくれたこと)

照(私たちの代でも、何回かあった)

菫(まぁ、確かにそうだが)

照(それか――――――何か別に意図があるのか)


―――――五分後。


尭深「………」

憩「ん~……あの、渋谷さん。ウチをねぎらってくれるのは嬉しいですけど」

憩「そろそろ、次の準備せないかんのやない?」

尭深「……そうだね」

憩「ごちそうさまでしたー」

憩「あ、お皿は洗っておきますねー」

尭深「憩は………団体戦は、嫌い?」

憩「……急に、どうしたんです?」

尭深「好き?」

憩「質問の意味が分からないですよーぅ。ウチは麻雀好きですし」

憩「だったら、必然的に試合も好きってことになりますねー」

尭深「…………」

憩「それじゃあ、ウチはお皿洗ってきますからー」

憩「皆さん、ここは次の新メンバーの門出を祝ってあげてくださいね~~」

憩「頑張ってくださいね~~佐々野さん!」


エイスリン「オツカレ!!」

白望「エイ………」

エイスリン「エイスリン! エイサカナ!!」

白望「………皆、どう?」

エイスリン「デンワシタ」

白望「で?」

エイスリン「イマ、トウキョウアタリダッテ」

白望「…………………」


東京って言っても、横に広いしまだ北関東なのか八王子なのか、
都内なのかでどれくらいの所要時間か変わるしそりゃ不慣れなのは分かるけどさ私たち田舎者だし
それはさておき山梨超えてだいたい南信のここまであと3時間半くらい?そもそも移動手段で違うし、
バスで来てるのかタクシーに乗ったのかで変わるんだけどバスだったらそりゃ長くなるし
タクシーだった短いけどその分お金もかかるし今だいたい11時過ぎたから、
お昼の時間でなんとか合間を作りつつ待つことはまぁできるか
あぁでもやっぱりギリギリ中堅戦に間に合わなそうな気がする


エイスリン「シ、シロ?」


なんで今日に限って携帯電話忘れたのかエイスリンが日本語もっと話せたら
いやエイスリンは今回全然悪くないし留学して一年ちょっとでこれだけ日本語話せるようになってるって
逆にすごいと思うし今回エイスリンは一生懸命対応してくれてむしろ私の対応が後手後手だったというか
そもそも別に豊音たちも失敗したくしてしたわけじゃないし一番申し訳ないと思ってるのは三人だろうし
誰が悪いっていうわけじゃないからそもそもこうやっていろいろと考えること自体あんまり意味がない
って言うか誰が一番悪いのかってもしかしたら携帯電話忘れた私が一番悪いんじゃないのかって


白望「……………」


バタリ


試合への気持ちを高めるためようと集中していて見えなかったけど

ふと目線を上げると卓につっぷしてちっとも動こうとしない人白髪の女性一人と

必死にそれを卓から引き揚げようとする金髪の美少女が一人が視界に入ってきた。


エイスリン「シ・ア・イ!!」

白望「後五分……まだくらい……」

エイスリン「アサジャナイ、モウオヒル!」

白望「いつも、一緒に登校しなくていいよ……」

エイスリン「ワタシハ、アサオコシニキタ、オサナナジミノ、ヒロインジャナイ!!」

白望「エイ……日本のサブカルを理解したんだね……えらい」

白望「これで私も、安心していける……ばたっ」

エイスリン「アアモウ!!! Whater you talking about!?」

エイスリン「It has nothig to do with this situation!!!!!」

エイスリン「Stop your tedius talk and just move right away!!!!!!!!!!!!」

白望「激だる………」

エイスリン「~~~~~ッ、××××!!!」


おおう……何を言ってるのかは分からないけど、

あの金髪の人、ずいぶんとヒートアップしてんな。


とりあえず困ってるみたいだし。このままじゃ対局もできないし

それにこのまま置いておくとこの金髪の子が、爆発しそうで怖い。


京太郎「あ、あの……大丈夫ですか?」

エイスリン「フワァッツ?!」

京太郎「あ、す、すいません。大丈夫かなーって」

エイスリン「………ア。ゴ、ゴメンナサイ」


くっそビビった。余裕のない表情の全力”Whats?!”

を聞いてしまった。俺を見て、一瞬で元に戻ったみたいだけど……、



エイスリン「エット、シロガ、ウゴカナイ」

エイスリン「ソレヲ、ナントカシタイ」

エイスリン「ニホンゴヘタ、ゴメンナサイ」


京太郎「いや、それで十分分かりました。要は、この人を」

京太郎「ベンチに返せばいいんですよね」

エイスリン「ソウ、ソンナカンジ!!」


むしろ、余計な単語とかない分、今の説明は分かりやすかった。

この状況は、アレだろ。日本昔ばなしの『おおきなかぶ』だろ。


白望「………」

京太郎「あのー……もしもし?」

白望「………ん?」

京太郎「次鋒戦始まりますよー」

白望「あぁ……他校の人。すいません」

白望「今、動く……」

京太郎「動いてくれそうですよ」

エイスリン「ホッ……」


白望「……………」

京太郎「…………」

エイスリン「………………」


白望「…………………」

京太郎「……………」

エイスリン「……………」


白望「…………………」

京太郎「………あの?」

エイスリン「シロ?」


白望「ごめん、本当に動けない」

京太郎「えぇ……」

エイスリン「……アノ」

京太郎「俺は須賀京太郎です。お二人は?」

エイスリン「ワタシ、エイスリン!」

京太郎「エイスリンさん」

エイスリン「シロハ、シロ! シロミ!」

京太郎「白身?」

白望「お決まりの流れはいいから……引っ張ってほしい」


京太郎「分かりました」

エイスリン「イッショニ、ヤル!」

京太郎「…………」


一緒にやるのは、いいんだけど。

今、シロさんは机に突っ伏してる状態で、正直引き上げるには引っ張ってもダメだ。

後ろから上半身全体を抱えるようにして持ち上げて、まずは姿勢を起こさないと――――


エイスリン「スガクン?」

京太郎「えっと……とりあえず、俺一人でやりますね」

エイスリン「ソウ?」

京太郎「たぶんですけど、そうしないと無理です」

エイスリン「マカセル」

京太郎「…………」


これは、別に変な意味はない。頼まれたからやってるだけで

傍から見ると、後ろから抱き着いてるようにしか見えないけど気のせいだ。



京太郎「いきますよー」

白望「ん…………」


エイスリン(ガンバッテ、スガクン!!)



器用補正(Dだから、補正なし)
+3でコンマ判定(大失敗01~10 失敗11~20 普通21~60 成功61~80 大成功81~99 00は超成功 44は大失敗)

超成功 →+8  
大成功 →+5  もにゅん+滑る
成功  →+3  もにゅん
普通  →+2  無事に引き上げる
失敗  →なし  ストレス+1 
大失敗 →-1&ストレス+3



79で成功



机に伏して、完全に油断しているシロさんの後ろにそーーっと近づく

ぎこちない感じで、できるだけ身体を触らないようにして腕を回した。


京太郎「だ、大丈夫です?」

白望「平気……いけそう?」

京太郎「ええ」


と言ったけど、正直重い。

これは、シロさんの体重の問題というよりは、体勢の問題で

人間は、全力で脱力してるときは、物凄く重くなる。


京太郎(いい匂い……柔らかい……)

京太郎(お腹のあたり、服の上からだから分かりづらいけど)

京太郎(思いっきり肉身のある感触がする……適度な……スレンダーも悪くないけど、むっちりってもう最高だろ……)

京太郎(きっと脱がせたら、エロいんだろうな肉付きっていうのかな)

京太郎(この人おとなしそうだし、するときは無関心プレイとか……と見せかけて、実はすっげえ乱れたりして) 【童貞です】

京太郎(胸デカいな……後ろから見てもわかるぞ)

京太郎(やばい、なんかムラムラしてきた……どうした、俺)


――――ちょっと上に手を動かせば触れる。事故に見せかけて触れなくもない。

俺は、一応人助けをしてるわけだし、それくらいの役得があっても、いいんじゃないか―――――


京太郎(……って、アホか!!!)

京太郎(俺は何を考えてる?! 俺を頼ってくれてる人に対して……シロさんは、早く起きたいはずだ)

京太郎(横にいるエイスリンさんなんか、正義の味方が現れた、とばかりに)

京太郎(キラキラと眩しい視線を俺に送ってるぞ)

京太郎(俺は俺で、さっきまで優希の敵うちだ!! と意気込んでたのに)

京太郎(今はむっちり最高や! とか言ってる始末――――自分が情けない)

京太郎(いや、エロは全ての上位に君臨すると考えればそれも致し方なし、か―――――)


白望(………………)

白望「……須賀君。やっぱり、重い?」

京太郎「あ、すいません。ちょっと、その……すいません」

白望「何が?」


京太郎「いえ、どうやって持ち上げようか、と」

白望「普通でいいよ、『ぎゅっ』てやって、『ぐっっ』てやってくれれば」

京太郎「あのですね……それだと、その、いろいろまずいというか――――」

白望「……そんなことだろうと思った」

京太郎「え?」


どういうことだ、そんなことだろうと、って。

え、まさか心読まれてた!?


白望「今、の位置。から、少し上」

京太郎「え?」

白望「ずらす」

京太郎「あ、はい」

白望「ずらす」

京太郎「は、はい」

白望「ずらす」

京太郎「はい」

白望「もーちょい上に」

京太郎「はい」


上半身と下半身の境目のところから

おへそのあたりから、少し上、そして水月のあたりへ

と、じわじわと上に。



白望「いったん手をはなす」

京太郎「はなす」

白望「もーちょい上」

京太郎「もーちょい上」

白望「手を開く」

京太郎「手を開く」

白望「はい、そこから持ち上げる」

京太郎「そこから持ち上げる――――――――?!」


モニュン


白望「んんっ………」

京太郎「うわあぁぁっ?!!? す、すいません!!!!!」

白望「いいよ……別に、減るものじゃない」

京太郎「いや、本当俺、そんなつもりじゃ―――――」



ふとももの感触だとか、ゴム風船の感触だとか

ドライブしてるときに、窓から出した手で、風を切った時の感触だとか

胸の感触の例えいろいろ知ってるけど、これはそれを遥かに凌駕した、柔らかさで

手が幸せだ、生きててよかったと叫んでる、そんな感触だった。



白望「そんなつもりじゃなかったのは知ってる」

京太郎「そ、そうっすか……」

白望「でも離さないんだね」

京太郎「………うわっ!! いや、これ違っ―――」


俺は、言われてから初めて気が付いた。

すいませんと謝ってから、手はガッチリとその胸を掴んだままだった。

むしろ、2、3回軽く揉んだまである。


白望「ま、とりあえず」

白望「これで、持ち上げやすくなった」

京太郎「へ?」

白望「もうどこ触っても、一緒。気にせず持ち上げて」

京太郎「あ……はい」



  *



白望「やっと起き上がれた。ありがとう」

エイスリン(シロ、ダイタン……)

京太郎「いや、なんか本当すいません」

白望「いいよ、こんなの邪魔なだけだし……」


白望「むしろ、目が覚めた」

京太郎「そ、そうですか?」

白望「揉み慣れてる?」

京太郎「そんなわけないでしょう!!!!」

白望「ふーん……」

京太郎「俺がプレイボーイみたいに言うのやめてくださいよ……」

白望「………さりげなく、2、3回揉んでおいてそれはない」

京太郎「う゛っ、あれは、手が勝手に……」


気付いてたのか。そりゃ気付くよな。

あぁ気持ちよかった!!!


白望「勝手なら仕方ないか……ふふっ」


なんでちょっと楽しそうなんだ、この人。

胸揉まれたんだぞ、見ず知らずの男に。


白望「………まぁ」

白望「ちょっと、煮詰まってたから。これくらいの衝撃は欲しかった」

白望「だから、平気。手伝ってくれて、ありがとう」

京太郎「いえ……」


白望「えっと、清澄?」

京太郎「はい、この後試合です」

エイスリン「ソウ、シアイ!!」

白望「そっか。頑張ってね、エイスリン」

エイスリン「ガンバル!!」

白望「……それじゃあ、姿勢も起きたし、戻る」



良かった。なんとかなったみたいだ。

胸のことも、この人の中では整合性が取れてるみたいだし

問題は、周りからどう見られてるってことなんだけど。

色々と、ベンチからヤジとか冷たい視線が飛んでる気がしないでもないけど

俺は、少なくとも次鋒戦が終わるまで、すべてを黙殺することにした。



白望「………」

京太郎「あの。行かないんですか?」

白望「歩けない」

京太郎「あのですね……」

白望「冗談。十分休ませてもらった」

白望「とりあえず、悪いことした塞たちには――――――」



――――――――クレープを、おごってもらおう。




※白望の好感度+3
※連絡先を交換しています(携帯を忘れたので、エイスリンを通じて)


【先鋒戦】

京太郎VSいちごVS絹恵VSエイスリン


席順(コンマ反転) 大きい順に東南西北

京太郎+1
いちご+2
絹恵+3
エイスリン+4


 
<調子判定>
絶不調→不調→普通→好調→絶好調の五段階

絶不調→ランダムで雀力と幸運以外のパロメータを二つ-5。調子ゲージ2からスタート
不調 →ランダムで雀力と幸運以外パロメータを二つ-3。調子ゲージ3からスタート
普通 →変動なし
好調 →選択した二つのパロメータ(雀力と幸運以外)が+3。調子ゲージ5からスタート
絶好調→選択した二つのパロメータ(雀力と幸運以外)+が5。調子ゲージ6からスタート



コンマ 95~99→☆

コンマ 91~96→◎   
コンマ 11~90→○   
コンマ 05~10→●   
コンマ 00~04→▼



京太郎+5
いちご+6
絹恵+7
エイスリン+8


<コンマ反転>

連投もOK



京太郎→70
いちご→97
絹恵 →47
エイスリン→78



       エイスリン
        南
 京太郎 西      東 いちご
        北
        絹恵


いちご  :100000
エイスリン:100000 
京太郎  :100000
絹恵   :100000


>>6341 助かる

京太郎普通
ちゃちゃのん絶不調
絹恵普通
エイスリン絶好調


好調不調補正

コンマ一桁が
012→攻撃
345→加速
678→守備
9→やり直し

ちゃちゃのんで
+1,2

エイスリンで
+3,4



なんか一発で決まる方法ないかな



ちゃちゃ
攻撃、??

コンマ+1が
偶数→加速
奇数→守備


エイスリン
加速、??


コンマ+2が
偶数→攻撃
奇数→守備

9を初期ゲージ更にプラスマイナス1にするとか
攻撃とかが重なったらダブルで上がったり下がったりさせるとかくらい?

それか攻撃加速、攻撃守備、加速守備の3パターンなんだから
これ自体を012とかで割り振るとか
これなら9でやり直しでもすぐだし

>>644 ありがとう。今まではランダムに勝手に指定してたんだけど……考えてみるよ



佐々野 いちご
雀力:C (67)
攻撃:B (78)→73

加速:C (62) 
守備:B (72)→68 
幸運:C (60)


[Na] スーパーアイドル
このキャラクターは、半荘に一度だけ、聴牌判定を無条件で聴牌にできる。
ただしその時の補正判定は『聴牌/補正なし』となる。
聴牌/補正判定の後でも発動することができる。

[Te] ウルトラC 消費ゲージ:??
局の始めに発動可能。この局での自身の打点は消費ゲージによって決まる。
・1⇒2翻
・2⇒3翻
・3⇒満貫
・4⇒跳満
・6⇒倍満
・7⇒跳満
・8⇒三倍満



Aislinn Wishart

雀力:C (65)
攻撃:C (63)→68

加速:C (65)→70 
守備:C (64) 
幸運:C (60)



☆[Na] 理想の牌符
このキャラクターは聴牌判定に関わらず、補正判定で大失敗でない時には必ず聴牌する。
また、このキャラクターには成功判定がない(失敗はある)。

[Te] 夢色キャンパス 消費ゲージ:4
自身の補正判定が大失敗の時に発動できる。
この局の全員の判定を『聴牌・補正なし』に塗り替えることができる。
ただし、この[Te]の優先度は他の能力より低くなる。

[Te]????


愛宕絹恵
雀力:C (66)
攻撃:C (60)

加速:C (60) 
守備:B (80) 
幸運:C (60)


[Na] ゴールキーパー
聴牌・補正判定においてコンマ00を出した時に自動的に発動する。
自身の判定は大成功になる。

[Te] ボールキープ 消費ゲージ:3
個人戦、団体戦問わず自身の順位が2位以上の時に、局の初めで発動できる。
その局の和了を放棄することで、放銃判定から外れることができる。




須賀京太郎
雀力:E(29)51/70
攻撃:E(22) 28/70
加速:E(22) 61/70
守備:E(24) 61/70 
幸運:C(56)75/120


[Te] 群雲の霞 
・このテクニックの発動タイミングは、和了判定の前でなくてはならない。

[Lv.1] 消費ゲージ:3
自身の放銃判定の値に×1.5することができる。

[Lv.2] 消費ゲージ:4
1位の時は発動できない。
自身が放銃対象になった時、自分より順位が上の相手に放銃させることができる。


▼[Te]おもちチャージ 消費ゲージ:5
特製焼き餅を食べることで、自分のスペシャルゲージを、マックスにする。
このテクニックは、対局中に一度しか使えない。
また、調子判定が絶不調の時には使えない。

初段まで残り必要ポイント:370


現時点で

体力  :■■■■■■■□□□
ストレス:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


だけど


ドリンク飲む?(体力+2、残り二本)
経験値が変わるくらいだけど


おっけいちょっと休憩するよ

ちゃちゃのんには張り切って登場してもらわないと



ダービーやっときます。
当たれば、幸運+1
そろそろ当たってもいいんじゃないだろうか


+1から、今日の再開するまでの、最大コンマで


>>1の予想


やけくその
1京太郎
2エイスリン
3ちゃちゃ
4きぬちゃん


それでは後ほどー

今見返すと

>>581>>583の間抜けてるな。一応補填



エイスリン「………シロッ!!?!」

白望「………………」

エイスリン「ダイジョウブ?!」

白望「………エイ」

エイスリン「??」

白望「動きたくない」

エイスリン「エ」

白望「動きたくない」

エイスリン「デ、デモ、ツギノシアイ―――――」

白望「動けない」


京太郎(よっし、頑張るぞ……優希の分まで補えるかは分からねえけど)

京太郎(前回の練習試合で学んだこと―――――――これまで学んだこと)

京太郎(どこまで通用するのか、楽しみだ――――ん?)


エイスリン「ウゴイテ、シロ!!!」

白望「……………」

悪い、まーた帰るのが遅くなっちまった…
続きはまた今度やるよ
明日できたらいいな

こんばんはるる

余裕あったら21時から更新するよ


時刻は、丁度正午を回ったところ。

朝の肌寒さは嘘のように、いつのまに夏らしい陽気になっていた。

俺は、手に残った感触を全力で噛みしめながら椅子に座る。


京太郎「こんにちは」

いちご「こんにちはじゃ、みんな」

エイスリン「コンニチハ!」

絹恵「よろしくお願いします」

いちご「せっかくじゃから……各自、自己紹介しようかの」

京太郎「いいっすね」

いちご「私は、今は白糸台高校三年、次鋒の佐々野いちごじゃ。よろしく」


赤い髪の毛に、愛くるしい、柔和な目。

ぽわぽわっとしたオーラをまとう女の子。

正直、彼女にしたいタイプの可愛らしさだ。

はやりんとはまた違った感じの、人を惹きつけるオーラがあった。



エイスリン「エイスリン、ウィッシュアート!」

エイスリン「マージャン、タノシミ!」

いちご「横文字はちゃちゃのん苦手じゃ……」

エイスリン「ヨコモジ?」

いちご「それじゃ、それ!!」


いや、よく聞こうよ。

頑張って、伝えようとしてるんだぞ。

なんか脇にキャンパスみたいなの挟んでるのが気になるな。


エイスリン「イマハ、ニホンニキテル!」

京太郎「今は?」

エイスリン「ニュージーランドカラキタ」

京太郎「へぇぇ……」

エイスリン「ヨロシク!」


超可愛い、キラキラした目で見つめられたら、昇天しそう。

エイスリンさん、両手で握りこぶし作って一生懸命話してて可愛い。



絹恵「愛宕絹恵や。よろしく」

京太郎「愛宕って……まさか」

絹恵「お、流石に知っとるね。向うにおる、洋榎の妹です」


いや、今朝お茶を淹れるまで正直知らなかったけど……

知ってたことにしようっと。恥ずかしいし。



絹恵「ふふ……まさか、宮守の人と打てるなんてな」

エイスリン「ウレシイ?」

絹恵「嬉しい。宮守の人って、強かったのに去年負けちゃったから」

絹恵「お姉ちゃんも、打ってみたいって言ってたよ」

エイスリン「コウエイ!」

いちご「……ちゃちゃのんとは、打ちたくないという事か?」

絹恵「さ、佐々野さん。ち、違うで?」

いちご「ふぅん……『愛宕』……」

絹恵「!! あの、去年は姉がずいぶんとお世話になりました……」

いちご「……」

絹恵「姉も、佐々野さんと打てて楽しかったと……」


いちご「楽しかった?」

絹恵「!!」


一瞬、佐々野さんの目つきが鋭くなった気がした。

何かあるのだろうか。


いちご「よりによってその話題を持ってくるとは、なかなかじゃのう」

いちご「これは宣戦布告ととってええんかの?」

絹恵「あぁっ、違うんですっ!!」

いちご「……まぁええ。ちゃちゃのんも、昔のちゃちゃのんじゃない」

いちご「妹じゃからといって……欠片も容赦せんけぇの」

絹恵「………」


京太郎(な、なんだこの空気……)

エイスリン(ケンアク!)

京太郎(エイスリンさん、これは一体)

エイスリン(I dont know!)

京太郎(俺自己紹介したくなくなってきたんだけど……)

エイスリン(Go!!!)

京太郎(はいさ……)


京太郎「えー……ああーごほんごほん」

京太郎「大トリはこの俺、須賀京太郎、です」

いちご「須賀、京太郎……どこかで聞いたことがあるような」

京太郎「えっっ?!!」


マジ? 俺、そんなに有名になってたの?!


いちご「どこじゃったかのう……」

絹恵「ウチは聞いたことなかったわ……ある意味有名らしいけど」

エイスリン「スガクン、ユウメイ!!(?)」


愛宕(妹)さんまで。

やはり、溢れ出る俺の才能は隠せないのか……


エイスリン「スゴイ、ジシン!!」

絹恵「溢れ出る才能、か……お姉ちゃんでも、なかなか言えへんことや」

いちご「これは、この試合がますます楽しみじゃのう―――――」

京太郎「い、いや実は麻雀始めてまだいっかげ―――――」

いちご「早く打ちたくなってきたの。よし、始めるかの」

いちご「親じゃ―――――――」


まこ「………」

咲「部長、どうして佐々野さんが白糸台に?」

まこ「わしに聞かれてもな……今日までわしも知らんかったんじゃ」

優希「部長なら、理由を知ってそうなもんだじょ」

まこ「なぜわしが? あいつは何の縁もないぞ」

優希「広島弁でつながってるじょ」

まこ「いや、確かに長野では珍しいが……こじつけもええとこじゃろ」

和「では、いる理由があるとすれば?」

まこ「…………分からん」

咲「………」

咲「例えばだけど――――」

優希「お、咲ちゃん。何か、思いつくか?」

咲「白糸台に――――入りたかった、とか」




【東一局 親:いちご】

※☆[Na] 理想の牌符 発動!

・聴牌判定 コンマが100-<(加速+幸運)÷2>以上で聴牌できる。
いちご  →+1のコンマ39以上で聴牌
エイスリン→+2にコンマ 大失敗以外で聴牌
京太郎  →+3のコンマ61以上で聴牌
絹恵   →+4のコンマ40以上で聴牌

※ただし京太郎以外はコンマ<反転>


・補正判定
聴牌判定時に使用したコンマを再利用。
「一の位と十の位を合計した数値の数字」の下一桁で判定。

4      →大失敗で和了れない。ただし、リーチをかけることはできる。
0      →失敗  ③の和了り判定や⑤の放銃判定で不利に(後述)。リーチをかけることもできる。
1、2、3   →補正なし。ただし、リーチをかけることができる。
5、6、8   →補正なし
9      →成功、③の和了り判定や④の点数判定で有利に(後述)。
7      →大成功、和了り判定を飛ばして和了り確定。二人以上7の場合、元のコンマが大きい方が和了り。



・判定結果
いちご  →聴牌/補正なし(リーチ可能)
エイスリン→聴牌/補正なし(リーチ可能)
京太郎  →聴牌/補正あり(リーチ可能)
絹恵   →ノーテン


※いちごはリーチを【かけます】
※エイスリンはリーチを【かけません】


京太郎の選択肢

1リーチ
2リーチしない
3群雲の霞を使う

+1~5で多数決



参考和了判定

コンマで等分(基礎雀力値・有利不利補正により修正済)

00~08→京太郎  和了  
09~40→いちご  和了  
41~74→エイスリン 和了

75以上 →流局


いちご(ええ感じじゃ……牌の感触もええ)

いちご(今なら、負ける気がせん)

いちご「リーチじゃ」

カチャ


絹恵(きた……さっきはビビったけど。随分と喧嘩売ってくれるやん)

絹恵(これでもウチは、喧嘩早いほうやで? いっつもはお姉ちゃんの陰に隠れとるだけや)

絹恵(たまにこっちを睨んでくるけどな……ウチは、なんもしとらんのに)

絹恵(去年、役満に勝手に振り込んだのは、アンタや!)

絹恵(こうなったら、絶対負けんで……意地でも負けたらん……)

絹恵(勝つんは、ウチや!!)



エイスリン(………イツモドオリ!)

エイスリン(サエタチ、マダコナイ)

エイスリン(ダッタラ、ワタシデゼンブ――――オワラセル!)



京太郎(………空気が、重い)

京太郎(純粋な試合とは、完全に別のところにいるような)

京太郎(そんな気分だ―――――)



和了判定

コンマで等分(基礎雀力値・有利不利補正により修正済)

00~08→京太郎  和了  
09~40→いちご  和了  
41~74→エイスリン 和了

75以上 →流局

+1の反転

・打点判定
→(攻撃+幸運)×+2のコンマ<反転> 
+3のコンマの一の位
1・3・5・7はツモ、0・2・4・6・8・9はロン


信じられん(率直)


【和了】京太郎
【打点】(22+56)×45≒3200
【結果】ロン 七対子 3翻


・放銃判定
(守備+幸運)×?/10 の大小で一番低い人が放銃


+1いちご  →(68+60)×0.=
+2エイスリン→(64+60)×0.=
+3絹恵   →(80+60)×0.=
 

?の値は各一の位が
1,2,3→3
4,5→5
6→6
7→7
8→8
9→9
0→10

ちゃちゃんのんリーチで守備0じゃないかな


 
>>707 流石っす。ありがとう。

【和了】京太郎
【打点】(22+56)×45≒3200
【結果】七対子 3翻



いちご(ふふ……この手、この親の始まり方)

いちご(一気に、相手を――――――押し込める)

いちご(見とるがええ。ちゃちゃのんは、一気に駆け上がるけぇの……)


絹恵(ふん、リーチがなんや。和了れんかったら、意味ないで)

絹恵(回し打ちで、速攻安い手で和了ったる――――ー)




――――数順後。



いちご「ついとるのぉ……」

絹恵「?」

いちご「カン!!」

絹恵「カンって……佐々野さん、カンだけで、大はしゃぎするなんて」

絹恵「少し、子供っぽい麻雀やね」

いちご「好きなだけ言うたらええ。こういうことじゃ」


バラッ


絹恵「っ?!!」


手牌
234555⑤⑤ⅥⅦⅧ  東■■東 裏ドラ:東




いちご「ふふ……」

絹恵(ぐっ?! あのカンだけで、2+4翻っ?!)

絹恵(なんてばかばかしい麻雀や―――――)

いちご(しかも、嶺上から持ってきたのは西じゃ。まず、安全)

いちご「和了らせてもらう――――――」



――――――ロン。



いちご「な、なんじゃとっ?!」

京太郎「おう、そいつだ。西」

いちご「なっ、そ、そんな――――」


京太郎手牌
99①①⑨⑨ⅤⅤⅡⅡ北北西 


エイスリン(―――――Great)


京太郎「チートイだ。赤一個のって3翻」

京太郎「佐々野さん、すっげえ豪運だな。初心者の俺でも分かるぜ」

いちご「しょ、初心者じゃとっ?!」

京太郎「……よく分からんけどさ。ちょっと肩ひじ張りすぎだろ」

京太郎「見てるこっちが疲れるぜ」


いちご「…………っ、うるさい!!」

いちご「さっさと申告せぇ!」

京太郎「すまん、チートイいまだに覚えられねえ……」

エイスリン「3200!」

京太郎「3200だそうだ!!」

いちご「~~~~~っ!!!」



絹恵「……噂は、本当やったんか」

エイスリン「……エ?」

絹恵「いや、なんでもない―――――」



絹恵(少し前から、麻雀界に聞こえてくる)

絹恵(あの清澄のレギュラーに、初心者がいるという噂)

絹恵(インターハイ優勝、ウチと違って、頼まんでも人がわんさか来るはずやったのに)

絹恵(なぜか人員不足。その結果、初心者を仕方がなくどこからか、連れてこざるをえんかったとか)

絹恵(はたまた、あの清澄に初心者がいるはずがない、実は宮永照に勝るとも劣らん怪物に違いない、やとか)

絹恵(様々な憶測が飛び交っとる)


絹恵(しかし――――――)


京太郎「あっ…」


バラバラ


京太郎「久しぶりにやっちまった」

エイスリン「パイタオシ!」

京太郎「え、エイスリンさん。パイじゃなくて、ハイじゃないかな……」

エイスリン「イッショッテクルミガ!」

京太郎「女の子が言うのはちょっと」


絹恵(さっきの点数申告と言い、今の手つきといい)

絹恵(こいつ、ホンマモンの初心者やん)



絹恵   :131300
エイスリン:115800
いちご  : 90700
京太郎  : 62200

いちご  :[S][S][S][][][][][]
エイスリン:[S][S][S][S][S][S][S][]
京太郎  :[S][S][S][S][S][][][]
絹恵   :[S][S][S][S][S][][][]


優希「っ!!!!」

咲「………京ちゃん!!!」

和「須賀君……どこまでかっこいいんですか」

まこ「あいつ、本当に勝負強いの……こっちが驚かされるわい」



 *



淡「あーあーあーあーあーあわわ~」

誠子「こら、淡。まだ一局終わっただけだろ」

尭深「………」

憩「きっと緊張してるんですよーぅ」

淡「ケイが本気出しとかないからー」

憩「人聞きの悪いこと言わんといてほしいですよーぅ?」



照「………」

菫「佐々野、か」

菫「尭深」

尭深「はい」

菫「あいつは、どうなんだ」

尭深「………頑張り屋」

菫「正直、去年までのあいつを見ていて、彼女に強いという印象を持ったことはない」

菫「どうして、入れたんだ?」

尭深「…………」

照「菫、私たちは後輩の指導をしに来た」

照「けど、後輩たちに詮索を入れに来たわけじゃない」

菫「……分かってるさ」

照「―――ーそれに。あの子は、きっと強くなる」

菫「なぜそう思うんだ?」

照「……さぁ」






私は、知ってる。あの子を―――――

―――――――導いた人がいるから。


今日はここまでっす

京ちゃんの豪運には驚かされます
サンキューコンマ。サンキューみんな。



それじゃあ、おやす明華ー



いちご(少し、取り乱したけど……よう考えてみぃ)

いちご(この金髪………初心者言うて、最初は油断させるためのブラフか思うたけど)

いちご(思い返してみれば、初めからこいつは妙にたどたどしい手つきやった)

いちご(それに加えて、今の点数申告――――そもそも、点数計算ができんいうんは)

いちご(対局において、とんでもない不利や。昔のちゃちゃのんですら、それはできた)

いちご(そこから、考えると――――――)

いちご(さっきのは、まぐれじゃ。むしろ、ここから一気に取り戻せる!)


絹恵(こいつが初心者なんは確定。つまり、清澄には、大きな穴が開いたことになる)

絹恵(正直、ありがたいわ。竹井さんがいなくなって、大幅戦力ダウンのところに、追い打ちっちゅう形やん)

絹恵(申し訳ないけど……この後、原村和と宮永もおるんや)


京太郎「??」


いちご、絹恵(絞れるだけ―――――絞る!!!)



セーラ「おい、ジブンのせいで、随分と険悪やん」

洋榎「ウチのせいなわけあるか!! 悪いんは勝手に振り込んだアイツや」

洋榎「ウチがいつ『役満に振り込んでやー』って頼んだんや」

竜華「洋榎、言い方言い方」

洋榎「ええい、いてまえ絹!!!! そいつは、ただの見掛け倒しや」

洋榎「容赦せんで、うっちゃれ!!!」


絹恵(言われんでも!!)

いちご(本当に気の触る………愛宕洋榎!!!)



京太郎「………」



今さらながら、俺は『過去』のことを少し勉強するべきかもしれないな。












【東二局 親:エイスリン】

※☆[Na] 理想の牌符 発動!

・聴牌判定 コンマが100-<(加速+幸運)÷2>以上で聴牌できる。
いちご  →+1のコンマ39以上で聴牌
エイスリン→+2にコンマ 大失敗以外で聴牌
京太郎  →+3のコンマ61以上で聴牌
絹恵   →+4のコンマ40以上で聴牌

※ただし京太郎以外はコンマ<反転>


・補正判定
聴牌判定時に使用したコンマを再利用。
「一の位と十の位を合計した数値の数字」の下一桁で判定。

4      →大失敗で和了れない。ただし、リーチをかけることはできる。
0      →失敗  ③の和了り判定や⑤の放銃判定で不利に(後述)。リーチをかけることもできる。
1、2、3   →補正なし。ただし、リーチをかけることができる。
5、6、8   →補正なし
9      →成功、③の和了り判定や④の点数判定で有利に(後述)。
7      →大成功、和了り判定を飛ばして和了り確定。二人以上7の場合、元のコンマが大きい方が和了り。


・判定結果
いちご  →ノーテン
エイスリン→聴牌/補正あり(大失敗)
京太郎  →聴牌/補正なし(リーチ可能)
絹恵   →聴牌/補正なし(リーチ可能)


※絹恵はリーチを【かけます】
※エイスリンは夢色キャンパスを【使いません】


京太郎の選択肢

1リーチ
2リーチしない
3群雲の霞を使う(リーチは不可)

+1~5で多数決



参考和了判定

コンマで等分(基礎雀力値・有利不利補正により修正済)

00~25→京太郎 和了  
26~66→絹恵  和了  
67以上 →流局





絹恵(………よし。今度はウチのターンやで)

絹恵「リーチ!!!」


カラン


いちご「………」

いちご(くっ、一気に牌姿が落ちた……)

いちご(それだけ、さっきのがデカかったいうことじゃの……)


エイスリン(~~~♪)

エイスリン(………)

エイスリン(ヨウスミ、ヨユウハアル)

エイスリン(ワタシタチハ、シアイダケド。タノシクウテバイイ)

エイスリン(ホントハ、ソメヤサンウツトオモッテタケド……)





・和了判定

コンマで等分(基礎雀力値・有利不利補正により修正済)

00~25→京太郎 和了  
26~66→絹恵  和了  
67以上 →流局


+1の反転

・打点判定
→(攻撃+幸運)×+2のコンマ<反転> 
+3のコンマの一の位
1・3・5・7はツモ、0・2・4・6・8・9はロン



【流局】


エイスリン「ノーテン!」

絹恵「………」

いちご「ちゃちゃのんもじゃ」

京太郎「俺は聴牌」


絹恵「……エイスリンさん、珍しいですね」

エイスリン「?」

絹恵「ノーテンやなんて」

エイスリン「ナンノコト?」

絹恵「………」


絹恵(あっちは喧嘩腰、こっちはすっとぼけ)

絹恵(おまけに、もう一人は初心者ときとる)




絹恵   :132800
エイスリン:114300
いちご  : 89200
京太郎  : 63700

いちご  :[S][S][S][S][][][][]
エイスリン:[S][S][S][S][S][S][S][S]
京太郎  :[S][S][S][S][S][S][][]
絹恵   :[S][S][S][S][S][S][][]



絹恵「とんでもない卓に来てもうたなぁ……」

いちご「簡単に帰れると、思わんことじゃ」

絹恵「今の得点状況分かってます?」

いちご「団体戦の収支がどうしたんじゃ」


エイスリン「…………」

エイスリン(セッカク、タノシイマージャン)

エイスリン(ケンカ、チョッピリ、サミシイ……)

エイスリン(………ナントカスル!!)


絹恵「個人も現状ではマイナスでは?」

いちご「終わってから言ってほしいのぅ。気が短い方じゃろ、愛宕妹」


エイスリン「………ミ」


絹恵「喧嘩売ってきたんはどっちなん?」

いちご「話題を振ったのはそっちじゃろ??」


エイスリン「ミンナ―――――ナカヨク!」


ガタッ


いちご「……………」

絹恵「……………」


いちご「……………」

絹恵「……………」


いちご「勝つ!!!」

絹恵「負けへん!!」



エイスリン(ダメダッタ……)

京太郎(エイスリンさん、頑張りました)

エイスリン(ン……アリガトウ)

京太郎「………」



喧嘩はさておき……俺は、もっとこの対局でいろいろと試したいことがある。

この流れに飲まれちゃいけない。



京太郎(親、か――――――)





【東三局 一本場 親:京太郎】

※☆[Na] 理想の牌符 発動!

・聴牌判定 コンマが100-<(加速+幸運)÷2>以上で聴牌できる。
いちご  →+1のコンマ39以上で聴牌
エイスリン→+2にコンマ 大失敗以外で聴牌
京太郎  →+3のコンマ61以上で聴牌
絹恵   →+4のコンマ40以上で聴牌

※ただし京太郎以外はコンマ<反転>


・補正判定
聴牌判定時に使用したコンマを再利用。
「一の位と十の位を合計した数値の数字」の下一桁で判定。

4      →大失敗で和了れない。ただし、リーチをかけることはできる。
0      →失敗  ③の和了り判定や⑤の放銃判定で不利に(後述)。リーチをかけることもできる。
1、2、3   →補正なし。ただし、リーチをかけることができる。
5、6、8   →補正なし
9      →成功、③の和了り判定や④の点数判定で有利に(後述)。
7      →大成功、和了り判定を飛ばして和了り確定。二人以上7の場合、元のコンマが大きい方が和了り。


さっきの、絹恵の点棒は供卓だね
正しくは

絹恵   :131800
エイスリン:114300
いちご  : 89200
京太郎  : 63700

供卓:1000


・判定結果
いちご  →ノーテン
エイスリン→聴牌/補正なし
京太郎  →聴牌/補正なし(リーチ可能)
絹恵   →ノーテン


京太郎の選択肢

1リーチ
2リーチしない
3群雲の霞を使う(リーチは不可)

+1~5で多数決


参考和了判定

コンマで等分(基礎雀力値・有利不利補正により修正済)

00~25→京太郎   和了  
26~66→エイスリン 和了  
67以上 →流局



おっけ2ね

ちなみに、当然ではあるけど、群雲霞はリーチかけてたら使えません。


短くてすまんな、明日はたぶんできないから
また平日来れたらやりたい。土日だけだとたまに物足りない。

今日も参加ありがとう、それじゃおやす明華



エイスリン(~~♪…………ン!)


12355678⑨⑨西北北 ツモ:4


エイスリン(………………)


12355678⑨⑨西西北→12345678⑨⑨⑨北北

             →12345678⑨⑨北北北

             →12355678⑨⑨⑨北北
 
             →12355678⑨⑨北北北


エイスリン(can be some patterns………going well)

エイスリン(………OK!)



京太郎(よし。張ったぞ)

京太郎(リーチどうしようか……)


エイスリン「………」タン

京太郎(エイスリンさん、何のためらいもなく切ってくな)

京太郎(ちょっと、様子見るか……)





+1の反転

・打点判定
→(攻撃+幸運)×+2のコンマ<反転> 
+3のコンマの一の位
1・3・5・7はツモ、0・2・4・6・8・9はロン



【和了】エイスリン
【打点】(68+60)×69≒8000
【結果】ロン 満貫


・放銃判定
(守備+幸運)×?/10 の大小で一番低い人が放銃


+1いちご  →(68+60)×0.=
+2京太郎  →(64+60)×0.=
+3絹恵   →(24+56)×0.=
 

?の値は各一の位が
1,2,3→3
4,5→5
6→6
7→7
8→8
9→9
0→10

間違えた 正しくは

+1いちご  →(68+60)×0.=
+2京太郎  →(24+60)×0.=
+3絹恵   →(80+60)×0.=

でした
 



いちご  →(68+60)×0.7=89.6
京太郎  →(24+60)×1=84
絹恵   →(80+60)×0.3=42▼▼▼


【和了】エイスリン
【結果】ロン 満貫
【放銃】絹恵




絹恵(正直、今の点数鑑みると……この半荘で)

絹恵(須賀は飛ばしてしまうってのが理想的や)

絹恵(悪いけど、狙い撃ちさせてもらうで――――――)




――――数順後



京太郎「…………」

京太郎(張った……けど、遠回りし過ぎたな)


手牌
①①④⑤⑥⑧⑧ⅡⅡⅡⅦⅧⅨ


捨て牌
南11北3Ⅰ
899


京太郎(役が、ねえな……)

いちご(ツモ運がないんか、単純に下手くそか)

絹恵(………萬子の単騎待ちで―――狙い撃つ!)

エイスリン(……………)



絹恵「………」


手牌
236677889②③④東東東


絹恵(張ったで。須賀の、余った萬子牌――――もらう!!)


タン


エイスリン「ロン!」

絹恵「?!」


バラッ

エイスリン手牌
12345678⑨⑨北北北


絹恵「ぐっ………」

絹恵(……ちっ、高目とか、ついてないわ……)

エイスリン「イッツー、ピンフ、キタ、アカ、8300!」

絹恵「はい」




絹恵(……って、え……)

絹恵(い、いつのまに、ウチ、首位転落しとる……?!)



エイスリン:123600
絹恵   :123500
いちご  : 89200
京太郎  : 63700

いちご  :[S][S][S][S][S][][][]
エイスリン:[S][S][S][S][S][S][S][S]
京太郎  :[S][S][S][S][S][S][S][]
絹恵   :[S][S][S][S][S][S][S][]


洋榎「……ちっ」

セーラ「おー、宮守やるなぁ。きっちり首位交代しおったで」

竜華「エイスリン……あの子、あんな可愛い顔しとるけど」

竜華「当たり前みたいなガンガン和了るからね。基本的にテンパイしとるし」

洋榎「………」

洋榎「絹恵、熱くなりすぎや。リー棒と本場で、きっちり持っていかれとる」

洋榎「これがオーラスやったら、冗談抜き折檻ものやで」



 *


白望「あー……」

白望(とりあえず、ここはエイスリンに任せとけば……)

白望(しばらく、もつかぁ……面子も、なんか緩そうだし)


prrrrrrrrrrrrrrrrrr



白望「…………」


着信:サエ


白望(………出るのだるっ)


絹恵(ア、アカン。首位転落って……何やっとるんや、ウチは)

絹恵(お姉ちゃんも、見とるのに……)


エイスリン「サメタ?」

絹恵「え?」



首位転落で落ち込む愛宕妹さんに向かって、

エイスリンさんはニコニコ顔で、話しかける。



エイスリン「メ!」

絹恵「…………」

エイスリン「マージャン、タノシクウツ!」

エイスリン「デモ、ゲーム。ゲームハ、フタリジャデキナイ」

エイスリン「プレイヤーハ………」

エイスリン「ヨニン!」

絹恵「!」

いちご「………」




【東四局 親:絹恵】

※☆[Na] 理想の牌符 発動!

・聴牌判定 コンマが100-<(加速+幸運)÷2>以上で聴牌できる。
いちご  →+1のコンマ39以上で聴牌
エイスリン→+2にコンマ 大失敗以外で聴牌
京太郎  →+3のコンマ61以上で聴牌
絹恵   →+4のコンマ40以上で聴牌

※ただし京太郎以外はコンマ<反転>


・補正判定
聴牌判定時に使用したコンマを再利用。
「一の位と十の位を合計した数値の数字」の下一桁で判定。

4      →大失敗で和了れない。ただし、リーチをかけることはできる。
0      →失敗  ③の和了り判定や⑤の放銃判定で不利に(後述)。リーチをかけることもできる。
1、2、3   →補正なし。ただし、リーチをかけることができる。
5、6、8   →補正なし
9      →成功、③の和了り判定や④の点数判定で有利に(後述)。
7      →大成功、和了り判定を飛ばして和了り確定。二人以上7の場合、元のコンマが大きい方が和了り。



・判定結果
いちご  →聴牌/補正あり(大成功)
エイスリン→聴牌/補正なし
京太郎  →聴牌/補正あり(大失敗)
絹恵   →ノーテン


※いちごが大成功


・打点判定
→(攻撃+幸運)×+2のコンマ<反転> 
+3のコンマの一の位
1・3・5・7はツモ、0・2・4・6・8・9はロン



【和了】いちご
【打点】(73+65)×45≒5800
【結果】30符3翻



……………

麻雀を楽しく、打つ、じゃと………?


33455②③④ⅠⅡⅤ西北


そんなきれいごと―――――もううんざりじゃ


33455②③④ⅠⅡⅤⅤ西


そうじゃろ――――――――師匠!!!


33455②③④ⅠⅡⅢⅤⅤ


いちご「……ツモ!!!!」



絹恵   :121500
エイスリン:121600
いちご  : 95200
京太郎  : 61700

いちご  :[S][S][S][S][S][S][][]
エイスリン:[S][S][S][S][S][S][S][S]
京太郎  :[S][S][S][S][S][S][S][S]
絹恵   :[S][S][S][S][S][S][S][S]

進み遅いけど、今日はここまでで

平日更新で、地道に進む作戦や


それじゃあおやすみーよんふぁ

今日も21時くらいから
余裕あったらやるよー



いちご「……ツモ!!!!」

エイスリン「……ッ」



『カーン』と、甲高い音が響いた。

深い深い、奥底から湧き上がる激しい感情を抑えきれない、と言わんばかりに

ツモ牌で卓を叩き、エイスリンさんを睨みつける。



エイスリン「………」

いちご「…………」


京太郎(………顔は可愛いのに、なんだか雰囲気が殺伐としてんな)

京太郎(こういう空気、どっかで感じたような………)


絹恵(……しかし、変やな)

絹恵(お姉ちゃんから聞いた佐々野さんは、もっとこう)

絹恵(穏やかな、涙もろい性格や言うてたのに)

絹恵(どういうことや……)



いちご(……親、来たで)

いちご(ここで、見せたる――――――)


―――――ちゃちゃのんの、必殺………ウルトラC!!






【南一局 親:いちご】

※[Te] ウルトラC 消費ゲージ:?? 発動
局の始めに発動可能。この局での自身の打点は消費ゲージによって決まる。
・3消費で⇒満貫

※☆[Na] 理想の牌符 発動!

・聴牌判定 コンマが100-<(加速+幸運)÷2>以上で聴牌できる。
いちご  →+1のコンマ39以上で聴牌
エイスリン→+2にコンマ 大失敗以外で聴牌
京太郎  →+3のコンマ61以上で聴牌
絹恵   →+4のコンマ40以上で聴牌

※ただし京太郎以外はコンマ<反転>


・補正判定
聴牌判定時に使用したコンマを再利用。
「一の位と十の位を合計した数値の数字」の下一桁で判定。

4      →大失敗で和了れない。ただし、リーチをかけることはできる。
0      →失敗  ③の和了り判定や⑤の放銃判定で不利に(後述)。リーチをかけることもできる。
1、2、3   →補正なし。ただし、リーチをかけることができる。
5、6、8   →補正なし
9      →成功、③の和了り判定や④の点数判定で有利に(後述)。
7      →大成功、和了り判定を飛ばして和了り確定。二人以上7の場合、元のコンマが大きい方が和了り。




京太郎(……配牌が悪い、な。ツモも良くない)

京太郎(……つられてんのかな、この空気に)


絹恵(アカン、この局はもうおしまいや)

絹恵(引かせてもらうで――――――)



――――――――色々と、重たい。




エイスリン「…………」

スッ


手牌
12323ⅨⅨ⑦⑧⑨西西


エイスリン(ハッタ。デモ)

エイスリン(オヤハ……)


いちご「………エイスリンさん」

エイスリン「?」

いちご「張っとるな?」

エイスリン「…………」

エイスリン「ナイショ!」


いちご「隠さんでええじゃろ。エイスリンさんのことは知っとるけぇ」

エイスリン「………」

いちご「ここで、勝負せんか? どっちが和了れるか」

エイスリン「ショウブ? ショウブシテル!」

いちご「ええんじゃ。こっちが勝手にそう思っとるけぇ」

エイスリン「………」


カキカキ


キャンパス『As you like!』



いちご(勝つ……勝って、エイスリンさんよりまずは上……そいで、さらに連荘)

いちご(首位浮上する!!)

エイスリン「~~~♪」




・判定結果
いちご  →ノーテン⇒[Na] スーパーアイドル 発動 聴牌/補正なしへ
エイスリン→聴牌/補正なし
京太郎  →ノーテン
絹恵   →聴牌/補正あり(大失敗)


和了判定

コンマで等分(基礎雀力値・有利不利補正により修正済)

00~33→いちご   和了  
34~67→エイスリン 和了  
68以上 →流局



+1の反転
・打点判定
→(攻撃+幸運)×+2のコンマ<反転> 
+3のコンマの一の位
1・3・5・7はツモ、0・2・4・6・8・9はロン

すまん、ちょい眠いから寝落ちしやす今日は

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