ジャン「みんな……死んじまった」(12)

アルミン「あぁ…そうだね」

エレン「みんなでこの海を見たかった」

ジャン「あぁ、そうだよな」

アルミン「僕たちが失ったものはあまりにもでかすぎる」

アルミン「この海…いやそれ以上の物に匹敵するよ」ポロポロ

エレン「泣くなよアルミン………オレだって泣きたいんだ」グス

ジャン「アルミンのせいでオレも泣けてきた……」ポロポロ

アルミン「ごめんょ……み”んな”~」グス

ジャン「泣いてもアイツらは……戻ってこねぇ」

アルミン「あぁ……わかってるよジャン」グス

エレン「そろそろ行こうぜ?」

ジャン「あぁ、ここにいても泣けてくるだけだからな」

アルミン「うん……行こう」

オレたちはやつらとの戦いに勝ち、こうして海を眺めている
  オレたちはその名の通り壁の外を調査する調査団の一員……まだ三人しかいないけど
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~7年後~

エレン「すげぇな、この山!!」ワクワク

アルミン「はしゃぎすぎだよエレン」

ジャン「本当にすげぇ~はしゃぎたくなるよな」

ジャン「!!おい、アルミン!」

アルミン「どうしたんだい?」

ジャン「見ろよ、洞窟があるじゃねぇか」

アルミン「本当だ!」

エレン「マジかよ!」

ジャン「宝があるかもしれねぇぞ?」

エレン「あぁ、行こうぜ!」ダッ

アルミン「待ってよ~」

ボクもジャンもエレンも我を忘れて子供のように洞窟にはいっていった
  けどそれが原因で過去にいくなんて思ってもいなかった

ジャン「あれ?もっと深いと思ったら行き止まりだな」

エレン「あぁ……??」

ジャン「どうした?エレン」

エレン「見ろよ、大きな石板みたいなのがあるぞ」

ジャン「なんか書いているじゃねぇか」

アルミン「二人ともおいていかないでよ」

エレン「わりぃ、わりぃ…アルミンこの文字見たいなやつ読めるか?」

アルミン「どれどれ……!?」

アルミン「難しいけど読めるよ…読むね」

アルミン「え~と、過去にいきたくばその石板に思いを伝えろ…えっ?」

エレン「どういう事だよ」

ジャン「過去に行けるって事か」

エレン「嘘くせぇな」

アルミン「けどホントに行けたらすごいよね」

エレン「………」

アルミン「…………」

ジャン「………」

ジャン「試してみるか」

エレン「やる価値はあるよな」

アルミン「……うん」

ジャン「よじおれたちの思いを心の中で伝えようぜ」

アルミン「うん」

エレン(みんなを……ミカサを助けたい)

アルミン(ミカサやみんなを助けたい)

ジャン(マルコやみんなを……サシャを)

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ジャン「お前ら意外と真剣だな………は?」

マルコ「どうしたんだい?ジャン」

ミカサ「エレン、食事中によそ見はいけない」

エレン「あ、あぁ…………え?」

エレン(アルミン!!!)

アルミン(本当に成功したんだ!!!)

エレン「悪いミカサ、トイレに行ってくる!」

アルミン「ぼくも!」

ジャン「マルコ、悪いトイレにいくわ」

~トイレ前~

ジャン「本当にうまくいったんだよな?」

アルミン「あぁ…成功したんだよ」ウルッ

エレン「ヤバイ……ホントに過去に来たんだよな?」

ジャン「そうだぜ!ホントに…来たんだ!!」グス

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