知恵先生「今日からみんなの新しいお友達になる転校生の前原圭一くんです」
圭一「ま、前原圭一です…よろしくお願いします」
レナ「ね、ねぇ!みぃちゃん!」ヒソヒソ…
魅音「この時期に転校生か…こりゃ厄介な事になったね…」ヒソヒソ…
沙都子「面倒になる前にあの方にも事情を説明するべきですわ!」ボソボソ…
魅音「そうだねぇ…」
知恵「じゃあ前原君の席は一番後ろの窓側ね」
圭一「あ…はい」スタスタ…
圭一(ん?何だあの子…やけに一人だけやけにボロボロの机に座ってるけど…)ジー
梨花「…?」キョトン…
魅音「!」
レナ「!」
沙都子「!」
another×ひぐらし?
とりあえず続けろください
圭一「君は…」
梨花「…」プイッ!
圭一(な!…何か感じ悪い子だなぁ…まぁいいやとりあえず座ろう)ガタ…スッ…
知恵「は~い!それじゃあ授業始めますよ~。竜宮さん、前原くんに教科書を見せて上げてください」
レナ「わかりました…はい!圭一くん」
圭一「ありがとう。竜宮さん」
レナ「レナでいいよっ!…でこっちがみぃちゃんこと園崎魅音ちゃん」
魅音「よろしくね~圭ちゃん!…なんか困った事があったら何でもこのおじさんにいいなよ」ニッ!
圭一「お、おう…よろしく」
圭一(随分と馴れ馴れしい女の子だな…)
レナ「で、こっちが沙都子ちゃん!」
沙都子「お~ほほほ!よろしくですわ圭一さん」
圭一「よろしくな」
圭一「………」
レナ「…?…どうしたの圭一君?」
圭一「なぁ、レナ…あのボロボロの机に座ってる沙都子と同い年くらいの女の子の事なんだけ…」
レナ「いないよ」キッパリ…
圭一「いやだってそこに…」
レナ「圭一くんは一体何の事言ってるのかな、かな?」キョトン…
魅音「そ…それよりさ、圭ちゃん!ちゃんと授業聞かないと知恵先生に怒られてもしらないよ?」アセアセ…
沙都子「そうですわよ圭一さん!知恵先生は怒るとそれはそれは恐ろしいですわよ!」アセアセ…
知恵先生「皆さん!…授業中は静かに…ね?」ニコ…ギラ…
沙都子「ほ~ら…言わんこっちゃないですわ…圭一さんも初日なんですから授業に集中して下さいまし」ボソボソ…
圭一「あ…あぁ…ごめんな」
圭一「………」ジー
梨花「…」
圭一(…?…あの子は何なんだ?)
梨花「……」カダ…スッ…
…スタスタ…ガラッ…スタスタ…
圭一(…!?…いきなり何も言わずに教室から出てったぞ!)
圭一「あ…あの!知恵先生!」ガタ!
知恵先生「どうしたんですか?前原くん?」
圭一「今沙都子と同い年くらいの女の子が教室から黙って出て行っ…」
知恵先生「前原くんっ!」
圭一「は…はい!」ビクッ!
知恵先生「元気なのは結構ですが、先程も言ったとおり、授業中は授業に集中して下さいね」ニコ
圭一「……はい」スッ…ガタ…
… 休み時間 …
…二階廊下 手洗い場…
…ジャー…ゴシゴシ…キュッ…フキフキ…
圭一(…気になる…あの子は何なんだろ?いじめられてるのか?…でも先生まで一緒になってやるか普通?)ウーン…
魅音「圭~ちゃん!」スッ…
圭一「うわ!…って魅音か…驚かすなよ」
レナ「みぃちゃんだけじゃないよ」ヒョコ!
圭一「レナもいたのか…」
レナ「うん!さっきからずっと」
魅音「難しい顔してどうしたのさ?」
圭一「別になんでもないよ」
魅音「そっか…それだったらいいんだけどさぁ…その、圭ちゃん?」
圭一「なんだよ?」
魅音「“居もしないもの”を追い掛けるのはやめなよ?」
圭一「え?」
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