男「今日こそ幼馴染に告白する!」(44)



男「……よし!」

男母「なんだい、今日はやけにやる気に満ちてるね」

男「母さん、今日の占い何位?」

男母「…あんた、占いなんて気にしたことないじゃない」

男「いいから何位!」

男母「珍しいこともあるんだねー…あんた1位だったよ」

男「マジか?!」

男「これならいける!」

男母「??」

男「じゃあ、母さん!行ってきまーす」ガララ

男母「気をつけて行くんだよ」

男「おう!」ニッ

ガシャン

男母「まったく、変な子だよ」クス

男母「さて、今日のお天気は…」

男母「あら嫌だ、夕方から雨かい…」ハァ

───
──


男「おっす、男友!」

男友「おっ、良い顔してんな男」

男「へへ、まぁな」ニッ

男友「覚悟、決めたんだな」

男「…あぁ、今日伝えるよ」

男友「はぁ…やっと俺の苦労が報われるのか」

男「いろいろありがとな、お前のお陰で決心ついたよ」

男友「ほんと、感謝しろよな」

男「まぁ、その話は全部カットだけどな」ニッ

男友「マジかよ……」

幼馴染「はぁ……」

女「おやおやー?どしたの幼馴染ちゃん?」

幼馴染「あっ、女ちゃん…おはよー」

女「おはー、なんか元気ないね」

幼馴染「うぅ……」

女「今日、男くんに告白するんだよね?」ボソッ

幼馴染「あぅ!」ビク

幼馴染「そう、なんだけどね…」ハァ

女「??」キョトン

女「よしよし、私に話してみなされ」ナデナデ

幼馴染「ありがとう、女ちゃん」グスグス

幼馴染「あのね……」

女「うんうん」

幼馴染「今日の占いがね……」

女「うん……うん?」

幼馴染「最下位だったの…!!」

女「……………ほほーう」

幼馴染「やっぱり今日やめようかな」

女「これこれ、直ぐに諦めるでない」

幼馴染「だってー…」

女「幼馴染ちゃん、今日の告白だって本当に長い時間をかけて決めたじゃない」

幼馴染「うん」

女「その長い時間かけて決めた告白を占いで変えてしまったら、それこそ罰当たりというものだよ」

幼馴染「罰当たり?」

女「一度覚悟決めたんだ、今日伝えようよ」ニコ

幼馴染「…そう、だよね」

幼馴染「私、今日告白する!」

女「うむ、その意気だよ幼馴染ちゃん」

幼馴染「ありがとう、女ちゃん」ギュッ

女「おうふっ!」ギュッ

女(まぁ、ほんとだったらとっくに付き合ってるはずなんだけど…)

女(これで私も報われるかねー)

教室

ガララ

幼馴染「あっ………!」

男「おっ…!」

幼馴染「………お、おはよう」

男「お、おう……」

幼馴染「……………」

男「……………」

男「い、いい天気だな」

幼馴染「そ、そうね……」

女「今日、どんより雲日和だよね」

男友「こんな日に天気の話はねぇよな」

男「……………」

幼馴染「……………」

男友(大丈夫かこいつら……)

女(心配ですなー)

支援
がんばれ

王道と言うのは素晴らしいものだ

───
──


昼休み

男「あー、やっと昼休みだぁ」

男友「飯にしようぜ、飯!」

女「そこのお二人さん」

男「どうした、女?」

女「今日は私らと食べないかい?」ニコ

幼馴染「お、女ちゃん?!」

男「えっ…あっ……」チラッ

幼馴染「っ……!」モジ

男友「おっ、いいじゃん!一緒に食べようぜ」

男「あっ、おい!」

女「じゃあ、机くっつけちゃおー」ガタ

幼馴染「……………」パク

男「……………」モグモグ

男「……………」チラッ

幼馴染「……………」パク

男「…何か、今日のお前変じゃね?」

幼馴染「は…はぁ?別にいつも通りだし…」ドキッ

幼馴染「男のほうこそ、いつにもまして変じゃん!」

男「はぁ?!いつにもましてって何だよ」

幼馴染「いつもはバカみたいにはしゃぐのに…」

幼馴染「今日はやけに大人しいし」

男「ば、馬鹿…俺はもうそんなガキじゃねぇんだよ」モグモグ

幼馴染「へぇー…」チラッ

幼馴染「ガキじゃないんだったら」スッ

男「ん?」

ピトッ

幼馴染「ご飯粒くらいちゃんと取りなさいよ」クス

男「…っっ??!」ドクン

幼馴染「??」

幼馴染「何変な顔……ぁ…」カァァ

幼馴染「……………//」バッ

男「……………」

甘いんだよ!!ふざけやがって!!!!


大好物です。

リア充爆発しろ!


これだけでご飯3杯はいけます

男友「女さん、食がすすみますなー」モグモグ

女「何かおかずが甘く感じますなー」モグモグ

幼馴染「女ちゃん!」

男「楽しんでるな、お前ら…」

女・男友「むふふふふ」

幼馴染・男(仲良いなぁ…)

───
──


放課後

男(言える、俺は告白する)ガタ

幼馴染(ちゃんと伝えよう、私の気持ち)

男「幼馴染、この後って時間あるか?」

幼馴染「うん、あるよ」

男「その、お前に話したいことがあって…」

幼馴染「私も男に伝えたいことがあるの」

男「そっか……」

男友「俺達は帰りますか」ガタ

女「そうだねー」

男「ま、また明日な」

幼馴染「ま、またね女ちゃん」

男友「またなー」

女「バイバーイ」

男「……………」ソワソワ

幼馴染「……………」ドキドキ

男「お、俺!ちょっとトイレ行ってくる!」タッ

幼馴染「えっ?あっ、うん!」

幼馴染「はぁ……」

幼馴染(鼓動が早くなって…身体が熱い)

?「女さん、ちょっといいかな」

女「は、はい?」クル

───
──

男「緊張し過ぎだろ、俺」ハァ

ガララ

男「あれ…?」

男(幼馴染がいない)

男「なぁ、幼馴染がどこ行ったか知らね?」

モブ「幼馴染ちゃん?たしか先輩とどこか行っちゃったよ?」

男「先輩?」

モブ「うん、学校で一番モテてる先輩だよ!」

モブ「方向からして屋上に行ったんじゃないかな?」

男「そっか…サンキュー」

ドクン

男(何だこの胸騒ぎ…)タッ

>>20
女じゃなくて幼馴染でした、ごめんなさい

屋上

幼馴染「お話って何ですか?」

先輩「幼馴染さんって彼氏とか、いる?」

幼馴染「えっ?…いないです」

先輩「そうなんだ、良かった」ニコ

先輩「俺、幼馴染さんのこと好きなんだ」

幼馴染「……!!」

先輩「俺と付き合って下さい」

男「…………」

やめろーーーーー

先輩は俺の物なのだが?

早く書ケヨー変なの湧くアルヨー

上げ

つづきはよ

はよ

続きはやくしろ下さい

これが…寝取られ…?

まだかなー

───
──

公園

男「………………」

男「あれ?いつの間に公園に……」

男(あぁ、あの後その場に居たくなくて帰ってきてたんだった)

男「………敵わねぇよな、あんなイケメンに」

ポツン

男「雨か、散々だな本当に」

ザァァァ

幼馴染「男!」バシャ

男「えっ?」

幼馴染「はぁはぁ、何で帰っちゃったの?ていうか何してるの?」

男「あぁ、うん……もう何もかもどうでも良くなった」

幼馴染「何かあったの?」

男「………………」ズキ

幼馴染「とりあえず私の家に行こ?びしょ濡れで風邪引くよ」

男「……………」

───
──

幼馴染の部屋

男「………………」

幼馴染(男、全然元気ない…学校にいた時は元気だったのに)

幼馴染(この状況じゃ告白なんて出来ないよね……)

幼馴染「何か、あったの?」

男「ちょっと、な」アハハ

幼馴染「話せないこと?」

男「…いや、そういうわけじゃない、けど…」チラ

幼馴染「??」

男「実は、好きな奴がいるんだ」

幼馴染「………え?」ズキ

男「本当は今日、告白しようと思ったんだけどな」

幼馴染「そう…なんだ」

幼馴染(男に好きな人が…いる?)ズキ

幼馴染「告白したの?」

男「いや、しなかった」

幼馴染「どうして?」

男「そいつが他の男に告白されててな」

男「俺じゃ敵わない超イケメンだよ」

男「だから、やめた」

幼馴染「………………」

男「そいつには幸せになってほしいし…」

男「俺より何もかも上の人なんだ」

男「絶対、あっちの方が良い」

書くか書かないかはっきりしてくれ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom