未央「いざ!」卯月「お泊まり!」凛「はいはい」 (48)

ニュージェネがお泊りするだけ。繋がってると思ったら繋がっているかも

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in駅前

未央「ごーいんごーいんふふんふふんふん♪」ルンタッター

卯月「あ、未央ちゃーん!遅れてごめん…って、なんだかいつもよりご機嫌ですね?」

未央「おー、しまむー!へっへー、そりゃそうでしょ!だってさ――」クルッ

凛「あ、二人とも来てたんだ。早いね」

未央「―――今日はしぶりんのお家に、お泊まりなのだから~!」

卯月「ふふ、なのだからー♪…凛ちゃん、宜しくお願いします!」

凛「……だから、そのさ、期待されても大したもてなしも出来ないからね?」


未央「ぜーんぜん、別にいいよ!私はしまむーとしぶりんと、しぶりんのお家で夜を明かせれば満足だからさ♪」

凛「それはそれで、満足が安いよ?」

未央「えー?じゃあ次はCPの皆で、合宿とかじゃないエンジョイ出来る旅行がいい!」

凛「ハードルが跳ね上がった…!」

卯月「それも楽しそうです!凛ちゃん、でもですね、あんまり畏まられても、凛ちゃんも私達も疲れちゃいますし……こう、クラスの気の置けない子が遊びにきましたよー!みたいな感じに、振る舞ってくれれば」

凛「…私、そういう経験あんまり無いんだよね…あ、でも、未央はともかく、卯月は年上だからそんな風にはふるまえないかもしれないな」

未央「あっはは、しまむー残念!」

卯月「えっ、ええ!?」オロ

凛「こら未央、先輩だよ?」

未央「あ、すいません、島村センパイ!自分、きちんと敬意を払って接するっす!センパイ、自分、何をすればいいっすかっ?」ニヤニヤ

卯月「わぁぁ、いつもに戻ってください未央ちゃーん!」

凛「…ふふ、それじゃあ行こうか。家まで案内するよ、二人とも」

うづみお『はーい!』



凛「…別に、卯月だけ先に来てくれても良かったんだけど。私の家の場所、知ってるしさ」

卯月「大丈夫ですよ!だって、一人だけ先について待ってるのも寂しいですし、歩くことは苦じゃないですから」

未央「たはは、いやあ、お手数お掛けします…わざわざ駅まで迎えに来てもらっちゃって」

凛「気にすることないよ。…逆に、未央が家の場所知ってても怖いしね」

未央「……。実は…わたくし、ここ最近二人の後を付けてたりしたので…二人の事は何でも知ってるんです…!」キリッ

卯月「ええっ!?じゃ、じゃあもしかして一昨日のクレープ屋さんで私のこと見てたのは」

凛「もしもし警察ですか?」

未央「早い!早いよしぶりん!スマホ耳当てないで!冗談だってばー、そんなの知らないよぅ」

凛「はぁ、だろうね。卯月、その視線はたぶん気のせいか…きっとファンの人からだとおもうよ」

卯月「うーん、それならいいんですけど…」

凛「…でも、もし、違うなって思ったり、まだ見られてるようなら相談して。頼りないかもしれないけど、力になるから」

卯月「……!は、はい!ありがとうございます!えへへ」

未央「あー!しぶりんが抜け駆けしてしまむーの好感度上げに来てるー」

凛「もう、人聞きが悪いな…」

卯月「こうかんど…?」ハテ?

未央「んん、じゃー私も!しまむー、私も頼りないかもだけどさ、何かあっても、一人で抱え込んじゃダメだからね?しぶりんも、だよ!まあ、私はこれでも…」

凛「…リーダーだから?」

未央「そうそ…って台詞取らないでよー!折角決めようと思ったのにさ…」ブー

凛「ふふ、茶化してごめん。頼りにしてるよ、リーダー」ポン

卯月「はい、頼らせてもらいますね!リーダー!」ニコー

未央「う…お、おうっ」

凛「なに?その返事」クス

卯月「未央ちゃん…もしかして照れてます?」

未央「照れてない!ぜんっぜん、照れてないから!」



凛「…にしても」

卯月「はい?」ニモツデカー

未央「ん?」ニモツチイサー

凛「一泊だけなのにここまで差が出るか…」

卯月「え?あ…その、気付いたら大きく…」

凛「ああ、うん、別に責めてるわけじゃないから。未央は最低限、って感じだね」

未央「あー、何回かお泊まりするとさ、毎回行っててもこれは使わないなーってヤツが出てくるんだな。だから、それを取り除いていけば、着替えとか櫛とかお風呂用品とかだけで、結構軽くなるんだ」

凛「へー」

未央「しぶりん絶対興味ない…っ」

凛「聞いてた聞いてた、未央がフランスのロンドンに渡米するんだよね?」

未央「何処に行くのか全然分かんないよ!?」ガーン

凛「じゃあ卯月は、未央の言うところのあまり使わないやつも持ってきてるのかな」

未央「…しっかり聞いてるし…」

卯月「うーん、私からすれば皆要るものだと思うんですけど…あ、でも、分からないのも幾つか一応持ってきました!」

未央「どんな?」

卯月「ええと…例えば、人生ゲームです!」

未央「え、ボードごと!?」

凛「…これはやらざるを得なさそうだね」

卯月「ちょっと大きいから迷ったんですけど、夜とかにできたらいいなって…」

未央「じゃあさ、今日は人生ゲームオールナイトしちゃおう!お泊まりの夜に易々と床につけると思わないでね、二人とも…今夜は寝かさないよっ!」ビシッ

卯月「お、おー!オールナイト、です!」

凛「いや、寝ようよ」

未央「えー?しぶりんノリ悪い……(ねえしまむー、分かってるよね?)」ヒソヒソ

卯月「あはは…(だ、大丈夫です!寝ないように頑張ります!)」ヒソヒソ

凛「…?」



卯月「あ、見えてきましたー!」

未央「え!どこどこ?……って、あ、ここか。フラワーショップ、シブヤ!」

凛「ん。…お母さーん!二人、連れてきたよ」

未央(わ、お花一杯だ…!)キラキラ

卯月(ちゃんと来るの、久しぶりだなぁ…)ホヘー

凛母「あら、いらっしゃい。狭くて何もない家だけど、くつろいでいってね?卯月ちゃん、未央ちゃん」

卯月「はい!わざわざありがとうございます…あ、凛ちゃんにはいつもお世話になっていて…」

未央「!あ、ホント、し…凛ちゃんには、迷惑かけっぱなしで…その」

凛母「ふふ、いいのよ。この子、あんまり人と深く関わろうとしないところがあるから。ちょっと迷惑かけられる位のほうが、きっと凛としても嬉しいはずよ」

凛「お、お母さん!その、もう、いいから」

未央「ふむー?」ニヤニヤ

卯月「そうなんですか?凛ちゃん!」キラキラ

凛「…こうやって、調子乗るから…っ!主に未央が…!」カアア

未央「む、人聞きの悪い…」

凛母「はいはい、あんまり友達を悪く言わないの。それじゃあ凛、お母さんそろそろ出るわね。悪いけど、店番お願い」

凛「……はぁ。ん、分かった」

卯月「あ、あの!良ければお店番、お手伝いさせて欲しいんですけど…大丈夫でしょうか?」

未央「あ、私も!」

凛母「あら。アイドルが三人も店番してくれるなんて贅沢ね?助かるわ…じゃあ、お願いしちゃう。凛、エプロン、奥のロッカーから出してあげて!」

凛「分かった。……二人とも、先に荷物おいてきなよ。私の部屋、そこの奥の階段登った、左の部屋だからさ」

未央「ほいさっさー!」タッタッ

卯月「はい、分かりました!…お邪魔します!」テクテク

凛母「じゃ、早めに帰るわね。…二人ともいい子じゃない。アイドル関係なく、仲良くしなさいよ?」

凛「…言われなくても、そのつもりだよ。いってらっしゃい」



未央「おおー…ここが」

卯月「凛ちゃんの部屋…」

未央「予想通りと言うか…さっぱりしてるねえ。小物も少ないしさ」

卯月「お部屋もクールな感じですね!それに片付いてる…流石凛ちゃん…」

未央「というか…青好きなんだなあ、しぶりん。青色一杯だ…。…良かった」

卯月「…ふふ。未央ちゃん、最後まで悩んでましたもんね!」

未央「しぶりんだからこそピンクもありかなって思ったんだけど…あ!ねえねえ、しまむー…」

凛『二人ともー!部屋分かったー?』

未央「――あ、うん!置いたから、今戻るねー!」

卯月「…後にしましょっか♪」

未央「だね!」



卯月「わぁ、お花屋さんのエプロンだー!」

凛「何に喜んでるの…?えっと、サイズは平気だと思うけど…」

未央「うーむ、これは人生初のバイトにカウントされるのかな…ねえねえしまむー、どうかな?似合ってる?」クルーン

卯月「とっても似合ってますよ、未央ちゃん!」

凛「給料は出ないし、結び目はよれよれだけどね。似合ってるけど。…結んであげるから、止まって?未央」

未央「てへ。…あっちゃー、ダメだったか。片手だけで結べるかチャレンジしたんだけどねー」

凛「何でそんなことしてるのさ…卯月、取り合えずレジに立ってて貰ってもいいかな。まあそんなにお客さんは来ないと思うし、大きな注文はお母さんが帰ってきてからになるんだけど…まあ、どっかの誰かみたいに、小さなお花を買いに来る人もいるからさ」キュッキュッ

卯月「あ、分かりました!…ん?どっかの誰かって…」

凛「はい、出来たよ」

未央「おおー、ありがとしぶりん!…んで、私は何をすればよいのかな?」

凛「そう、だね…未央、外の花の水やりでもしようか。そこの端にあるホース、水道と繋がってるから、持ってって」

未央「了解!んー、にしてもいい香りですなぁ!毎日お花に囲まれてるしぶりんが羨ましいやー」

凛「隣の芝生は青い、ってやつだと思うけどね。それなりに色々大変だよ、やっぱり…」



卯月「――あ、いらっしゃいませ!」

未央「へ?っと、い、いらっしゃいませ!」

凛「…いらっしゃいませ」

「あ、こんにちは!………うーん」

凛「………」

卯月「……ん?……!」ハッ

未央「……」ソワ

未央(ねえしぶりん、これ、なにか声かけた方がいいの…?)ヒソ

卯月(り、凛ちゃん私レジ打ち出来ませんよ!?)ヒソ

凛(卯月は後であのお姉さんが会計するようだったら代わるから。後、服屋さんとかじゃないから、あまり過干渉だと悪い印象を与えることにも繋がるんだ。未央はさっきいった通りで、お願い)ヒソ

卯月「はいっ」

未央「りょ、了解……」ソソクサ

「……んー、小鳥さんはお任せでいいって言うけど…そんなの言われてもなぁ…はぁ、こんな帰り道で見つかるなら、誰か誘ってくれば良かったよ…わ、この花ちょーっとお高めだ…」

凛(仕事終わったら、二人と何しようかな…)

「――あ、あの、すみません店員さ……っとうわぁっ!」ドンガラガッシャーン

凛「?はい……ってちょっとっ!?」

卯月「わわわ!だ、大丈夫ですか!?」

未央「え…?あ、しぶりん棚の花!落ちるっ!」

凛「え、あ――っと!」キャッチ

凛「……ふぅ」ホッ

「す、すいません…!ドジっちゃって…えへへ…って、ああああの!売り物のお花、大丈夫ですかっ!?」ワタワタ

凛「えーと、…はい。大丈夫…問題ないです」

卯月「あ、あの、立てますか…?」サシノベ

未央「えっと、絆創膏とかとってきた方がいいかな?」

「あ、大丈夫です!慣れっこなんで…全然怪我もしてませんし。その、ホントすみません!ご迷惑を」

凛「いえ、こちらも被害はないので、平気ですよ。ええと…それより、何か聞きたいことがあったんじゃ」

「あ、そうなんです!ええとですね、応接室に飾る、落ち着いたお花を買いにきたんですけど…2~3輪で。…あまり、高くないのを!」

凛「はい。こちらで幾つか選んだ方がいいですか?」

「その、いいの選ぶ自信ないんで、全部、お願いしたいなー…なんて。あはは」

凛「分かりました。……。えっと、未央、卯月」

未央「ん?」

卯月「はい?」

凛「その…ここから向こうが比較的安価なお花があるからさ、……2~3輪、良さそうなの見繕って貰ってもいいかな?」

未央「う、うん!」

卯月「はいっ!分かりました!」バタバタ

凛「……ふぅ」

「ふふ、仲良しなんですね!」

凛「あ……どうも」

「あのお二人は、バイトさん……」


未央「しまむー、これどっちがいいかな?」

卯月「はわわ……えーとえーと……え、選べないです!」

未央「ちょっと!?」


「…じゃ、なさそうですね…」

凛「ええと…はい。今日だけ臨時で。折角なんで、仕事させてあげたかったから…その、急いでたらすみません。私、選びますから」

「いえいえ、全然大丈夫です!…善澤さんなら待ってくれるだろうし…」

凛「?…あ、先に領収証書いておきますか?応接室…ですよね、確か。飾るの」

「あ、そうなんですよ!お願いします!ええと……宛先『765プロダクション』で!7、6、5、です!」

凛「はい。えーと、7、6……っと。よし」

未央「しぶりん!お花持ってき――」

凛「未央、静かにね?」

未央「――ましたっ」

凛「…ええと、それでいくらって書いてあった?」

未央「ん?190の130の100で~…合計420だったよ!」

卯月「凛ちゃん、私も確認したけど合ってます」

凛「二人ともありがと。ええと、お花、これで大丈夫ですか?」

「はい!ありがとうございます!」

凛「切って包んで…………よし、どうぞ」

「わぁ、スッゴク綺麗…――ととと、お金、落としそうっ……わ、セーフっ」

凛「…はい、丁度いただきました。こちら、レシートと領収証です。…その、お気をつけて」

「あ、どうもっ。…それじゃあ、ありがとうございました!」ペコ

凛「またのご来店、お待ちしてます」

うづみお『してまーす!』





卯月「……はへぇ…つかれましたー」ズルズル

未央「うーん、初めはまずまずってとこかな…。転んじゃったときはどうなるかと思ったけど、ベレー帽と眼鏡が似合ってるお客さんだったね、しまむー!」

卯月「はい…それになんだか、妙にシンパシーを感じるというか…不思議なお客さんでした」

凛「…………。ねえ、二人とも、765プロダクションって知ってる?」

未央「?えーと、それって765プロのことだよね?765っていったら、天下のアイドル事務所じゃん!」

卯月「星井美希ちゃんとか、菊地真…ちゃんとか、我那覇響ちゃんとか…天海春香ちゃんとか。凛ちゃんも知ってるような人も、いるんじゃないですか?」

凛「へえ、そっか、あの有名な……って、あのはみ出てたリボン……。……イヤ、まさかね……」

卯月「……凛ちゃん?」

凛「ううん、何でもない。仕事、戻ろっか」



「…~♪おっはよーございまーす…って、美希寝てるし…毛布後でかけてあげよう」

「…………あふぅ……zzz」

「…あ、お早う春香!ボクらの方、予定より早く終わったんだ。今日も元気そうでなによりだよ」

「元気だけど、それに加えて、いつになくご機嫌、って感じさー。どうかしたのか?」

「あ、真、響ちゃん!あのね、このお花小鳥さんに言われて買ってきたんだけど、とっても綺麗で――……」

この位のニアミスならあっても面白そうだなと。アニマス後期未視聴なので、もし変なところがあったらすいません(10月も楽しみです)

端末変えるので、ID変わります

というわけでID変わりましたが>>1です、何卒何卒



卯月「――またのご来店、お待ちしてます!…ふう」

未央「しぶりん、これ何処に置いておく?」

凛「あ、ごめん。花瓶は奥に戻しておいて…何だか、板についてきたね、二人とも」

未央「へへー、お店のバイトも、悪くないもんですなぁ!」

卯月「うーん、私はやっぱり疲れちゃうかも……でも、レジ打ちを修得できました!嬉しいです!」ムン

凛「…なら、よかった」クス

凛母「ただいま戻ったわ……あら、三人ともお疲れさま。頑張ってくれたのね」

凛「あ、お帰り、お母さん。売り上げここに書いておいたよ」

未央「お帰りなさいでーす!」

卯月「お疲れさまです!」

凛母「あら!もう、とっても助かったわ。それじゃあ店番代わるわね…あ、凛、冷蔵庫の方に三人のバイト代、入ってるから。仲良く食べなさい?」

凛「…?うん」


未央「しぶりんに部屋で待ってて、って言われたけど…」

卯月「むむー…なんでしょう?」

未央「さあ?…おっ、このベッドふかふかだ」パスパス

卯月「未央ちゃんも、もしかしてベッドですか?」

未央「うん。も、ってことはしまむーもかー!じゃあ、ニュージェネは皆ベッドだね。ダーイブ、えいっ!」ボスッ

卯月「ふふ、お揃いだとちょっと嬉しいです!」

未央「だねー……あ、しぶりんの匂いする……」

卯月「…………!」

凛「……もう、バカ」ガスッ

未央「のあだーっ!?お、おぼんで叩かないでよ、しぶりーん!」

卯月「わ、私も凛ちゃんの匂いを……!」イソイソ

凛「あーもう、卯月も何言ってんの…ほらこれ、食べるよ?」

卯月「って…わあぁっ!ケーキ!」

未央「おおお!こ、これは旨そうな…っ」

凛「……はぁ。今お茶持ってくるから、もう変なことしないでよ?したら、かな子にあげるからね、これ」

未央「はーい!了解したであります!あ、お茶出しくらい手伝うよ?」

卯月「あはは、じゃあ私、ケーキを箱から出して、お皿に並べておきますね!」

凛「ん、お願いしていいかな。じゃあ未央、カップとソーサー運ぶの手伝って」

未央「ラジャー♪」


凛「じゃあ、お湯は上に持っていって淹れようか。ティーバッグは…っと」

未央「あ、食器の類いはそのお盆に乗せちゃった方がいいんじゃないかな?」

凛「そうだね。あ、未央、一応このタオル持ってって?溢れてもいいように」カチャ

未央「あいあいさー。………」スン

凛「…………」カチャカチャ

未央「…む、やっぱりしぶりんの匂いが…」

凛「だ、か、らッ!」

未央「あはは、ジョーダンだってば!でも本当だよ?しぶりんに抱きついたときと同じ匂いがするもんね、これ」

凛「うー…」スン

凛「…無臭だよ…」

未央「そりゃしぶりんは慣れきってるって。私は分かんないけど、きっと私にも匂いってあるんじゃないかな?へっへー、しーぶりん、嗅いでみるかね?無理だろうけど!」ニヤニヤ

凛「………むっ」カチーン

未央「ん?」

凛「未央、こっち来て」

未央「え、あ?あ…ハイ」

未央(も、もしかしてなんかやりすぎた…!?しぶりんからかつてないオーラが漂ふ…)

未央「そ、のデスネ…し、渋谷さん?」

凛「何、本田さん」ジリ

未央「えっと、その、ちょっと反省してるかなって――わぷっ!わ、わー、しぶりんから抱き締めてくれてうれしーなーヤッター……えっちょ力強いよ、まってまって持ち上がってるねえしぶりんこれだっこになっ





卯月「あ、お帰りなさい二人と、も…?」

凛「うん、遅くなってごめん卯月。ちょっとお灸を据えてた」

未央「……す、据えられてたカナ……」ボロッ

卯月(み、未央ちゃんがかつてないほど憔悴している!?この短時間に何があったんだろう…)ザワ

凛「…あ、卯月ちょっと」

卯月「は、はい?」テトテト

凛「………」スンスン

卯月「ひゃっ!?えっ凛ちゃ…」

凛「うん、やっぱり二人の匂いって違うね。ふうん…」

未央「ねえ!しまむーとの扱いの差を感じる!」

凛「本田さんは黙ってて」ピシャリ

未央「ウッウッ……羞恥心が振り切れたしぶりんに太刀打ちできなくてちゃんみおのライフはもうゼロ…」サメザメ

卯月「未央ちゃん、一体何をしたの……」


未央「ケーキ食べたら回復した」モグモグ

卯月「おいひいでふー」ホワワ

凛「………」モグモグ

未央「あ、そういえばしぶりんのお母さんにあげようと思ってた菓子折り、鞄に入れっぱなしだった。しぶりーん、お母さんってまだお店?」

卯月「夕飯はご馳走になっていいのかな…?ねえ凛ちゃん」

凛「………」モグモグモグモグ

卯月「…凛、ちゃん?」

未央「…あー」

卯月「未央ちゃん…?」

未央「ん、んー…(いやその、多分、振り切れてた羞恥心のパロメーターが正常に戻って、今までの行動を振り返ってるんじゃないかなって…俯いてるけど耳真っ赤だし…)」ヒソヒソ

卯月「……あー(本当ですね…って本当に未央ちゃん凛ちゃんに何させたんですか!?)」ヒソヒソ

未央「(お泊まりでテンション上がってて、楽しくて煽りすぎちゃったかなー…)あは、あはは…」

卯月「もー、未央ちゃんってば…。凛ちゃーん…おーい?」

凛「………あう…ごめん…卯月本当ごめん…いきなり変なことして……!」

卯月「え!?あ、私ですか!?ええとええと、き、気にしてないですよ?その、むしろ嬉しかったです!はい!」

未央「…それはそれで問題かなって…」

凛「ごめん…もう…本当…はらきりで許して…」

卯月「だから気にしてないですってばー!って、そんなのダメですよ!?」

未央「し、しぶりんごめんよー!私も反省してるから許しておくれ」オロ

凛「…。………」フイッ

未央「がーんっ…しぶりーん、ねえねえ…!」

凛「……」フトンモグリ

未央「あ、ああ、しぶりんが…引きこもってしまった…許してくれない…」ガクガク

卯月「み、未央ちゃん、その、一回下行きましょう…」

未央「…あう…」ズルズル

凛「………」チラ



未央「………………はぁ…」ズーン

卯月「未央ちゃんも、そうやって落ち込むくらいならやらなきゃいいのに…」

未央「だってそれが生き甲斐なんだもん!しぶりんからかうと面白いし!」バッ

卯月「り、凛ちゃん、お灸を据えたんじゃなかったのかな…」

未央「軽く反省しつつも自分を貫く…それがニュージェネパッション担当としての生き方だと信じてるっ」グッ

凛母「あら、どうしたの?」

卯月「あ、凛ちゃんのお母さん」

未央「ど、どうも!…あ、すいません、遅れましたが、これ、ご家族で召し上がって欲しいと母が…」スッ

卯月「未央ちゃん、いつの間に持ってきてたんですか!?」

凛母「あらどうも、後で食べさせてもらうわ。お母様に宜しく伝えておいてね?…ところで、凛は?」

卯月「あ、凛ちゃんなら上です。えーとえーと、と、ところで、その、お夕飯って…?」

凛母「あら、是非うちで召し上がってもらおうかと思ってるんだけど、駄目かしら?」

卯月「わ、と、とんでもない!」ブンブン

未央「とっても嬉しいです!え、えーと、その、私に何かお手伝いできることってありますか?何もしてないと結構退屈で…」

凛母「んー、そうね、じゃあ…確か、卯月ちゃん。この辺りの地図って分かる?」

卯月「あ、はい!プロダクションからの帰り道なので…それなりに」

凛母「じゃあ二人には、ハナコの散歩、お願いしようかしら」

未央「ハナコ…?あ、前写真見せてもらった、しぶりんのペットの…」

卯月「そういや、来てから見かけませんでした…えっと、何処に居るんですか?」

凛母「今日はそうでもないけど…ここ最近暑かったでしょ?店先だと参っちゃうみたいで、奥のクーラーの効いてる部屋でのんびりさせてたら、すっかり引きこもりグセがついちゃったみたいなの。今、凛に任せようと思ってたんだけど、これなら凛も夕飯作りに駆り出せるから…。任せてもいいかしら?」

未央「も、勿論!」

卯月「はい!頑張ります!」

凛母「有り難う。道順はハナコが覚えてると思うけど、ダメそうだったら自分達でコースを選んで構わないわ。それと明日なんだけど…貴方達、何か用意してる?」

未央「あ、一応、…あう、しぶりん…」シュン

凛母「?」

卯月「あ、あはは…その、すぐに祝えてあげられたらいいなって思ってます!」

凛母「そう、ふふ、良かったわ。あの子、なんだか忘れてる節あるから…」

未央「え?いやいや、まさか」

凛母「……」ニコニコ

卯月「嘘…!?」

凛母「まあ、実際のところは本人に聞かないと分からないけど、ね。…ねえ、二人とも。凛のこと、これからも宜しくね?」

うづみお『……はい!』



ハナコ「わん!」

卯月「わあ、お久しぶりです、ハナコちゃん!」ナデナデ

未央「しまむー、ちゃんと首輪つけた?もし逃げちゃったら今度こそしぶりんが許して……ううっ」ゾクゾク

卯月「……帰ったら、仲直りしなくちゃダメですよ?」

未央「……分かってるもん。はーぁ。ユーウツだなあ…ハナコちゃん、こっちおいでー」

ハナコ「ガルルル」イカクー

未央「え、嘘!何で!?」

卯月「…飼い主の凛ちゃんの怒りが伝わったのかな?流石凛ちゃんのペット…」

未央「やっぱりライフ回復しきってなかった…もうダメだ…がくりっ」

卯月「あはは…ほら未央ちゃん、杏ちゃんみたいなこと言ってないで行きますよ?」


ハナコ「わん」テッテッ

卯月「……うーん、お散歩って、10分位でいいのかな…?」

未央「…ん?あ、ハナコちゃんこっちだって―――あ」

卯月「あっ!プロジェクトのポスターが…!皆の分ありますよ!」

未央「ここ、レコード店なんだ…あはは、凸レーションはポスターの中でも相変わらず元気ですなあ」

卯月「このCIの三人がきょとん!ってしてるの、私好きなんで………あっ!」

未央「これ、私達のだ…」ジッ

卯月「……楽しかったですね、撮影。ライブも」

未央「……ううん、まだまだこれからだよ。満足なんてしてられない。もっともっと頑張って――輝く一番星を目指すんだから!」

卯月「……はい、ですね!」

未央「んんん、よーしっ!なんかスッゴイやる気出てきた!きちんとしぶりんにも謝って、次のライブも絶対成功させてやる…!しまむー、ここはいっちょ、あの夕日に向かって走ろうじゃないか!」

卯月「え、ええっ!?」

未央「よーい、どんっ!」ダッ

ハナコ「わんっ!」ダッ

卯月「え、ちょ、ま、待ってくださいいい!!!」



未央「………で、ここどこ……?」

卯月「……それ、10分前にも言いましたよ……?」

ハナコ「くぅん…」

未央「……じゃあこれも何度も言うけどしまむー本ッッッ当!ごめんなさい!テンション上がりすぎた!もう、反省する事案ばっかり増えてくよー…」ズーン

卯月「あはは…いいですよ、もう。それにしても、いつもはそれに助けられてるんですけど、今日は悉く裏目に出てますね、未央ちゃん…。ううん…せめて知ってる場所に出られれば……」キョロ

卯月「って、あ、この公園…?……!未央ちゃん、分かりました!これなら帰れます!」

未央「え、ホント!?よ、良かったぁ…ありがとしまむー…」フゥ

卯月「えへへ…ふう…安心したらお腹すいてきちゃいましたぁ」

ハナコ「わふっ」

未央「本当、助かったよ。ハナコもごめんね?付き合ってくれてありがと!」ナデナデ

ハナコ「わん!」ダッ

卯月「え、わっ、ハナコちゃん早い!」グイッ

未央「あっ、待ってよしまむー!ハナコちゃ…」 





凛「……おかえり、卯月、ハナコ。遅かったね」

未央「……っ」

卯月「た、ただいま、凛ちゃん…」チラ

ハナコ「わふ」

未央「し――しぶりん!っ、その」

卯月「………」ソワソワ

凛「………」

未央「その……ホント、ごめんなさい!さっきはやりすぎた!だから、その…さ…あはは、……き、嫌いにならないで欲しいな!……なん、て、えと……うう」

凛「…………」ハァ

未央「っ」ビクッ

凛「…………そうそう嫌いになるわけないでしょ、バカ」コツン

未央「あ……し、しぶりぃん…!」ジーン

凛「ムキになった私だって悪かったし……そりゃ勿論、9割は未央が悪いと思うけど」

未央「うー、つくづく反省しております…」

凛「ならいいよ。ちょっとは懲りたでしょ?」

未央「そ、そりゃ勿論!」

凛「ん、じゃあ許す」ナデナデ

未央「う…なんか、さっきハナコちゃん撫でたからか、しぶりんのペットになった気分」

凛「…随分手のかかるペットだね」

未央「あ、ひどいしぶりん!そりゃないよ!」

凛「ふふっ…おかえり、未央」ニコ

未央「…ただいま、しぶりん!大好き!」ダキッ

凛「だから抱きかなっ…もう、絶対懲りてないでしょ!」




卯月「未央ちゃんは絶好調だし、凛ちゃんも満更でもなさそうだし…ふふ、ここはニュージェネのお姉さんとして、見守ってあげるとします」

ハナコ「…くぅん?」

卯月「あはは。…二人は仲良し、って話ですよ。もう、夕食ですね…それじゃあ行きましょうか、ハナコちゃん!」

ハナコ「わん!」


in凛ルーム

未央「…あぁ、美味しかった!しぶりんのお母さん、料理上手だねー、勿論しぶりんも!」

凛「…褒めても何もでないからね?」

卯月「あふ…お腹一杯…眠くなってきちゃいました…」ファァ

凛「あ、寝ちゃいそうだね。…でもお風呂入ってないでしょ、卯月。貸すから先に入ってきなよ」

卯月「やです…じんせーげーむするんです…」ウツラウツラ

未央「こ、これが年上だとでも言うのか…!?」

凛「…反応に困るところだけどね。はあ、どうする?入る気無さそうだし、卯月寝かせてあげる?」

未央「でも、折角しまむーが持ってきたのをそのままやらないってのも…あ、じゃあ、少し寝かせてあげて、後で起こそっか。先にしぶりんと私がお風呂に入ってー、それから。で、起きたらお風呂に入ってもらうの」

凛「…うん、それでいいと思う。取り合えず…卯月、私のベッド使っていいから、床はやめよ」

卯月「ん…」ボス

未央「はーあ。みんなでお風呂とか考えてたのになー」

凛「まあそれはお預けだね。未央、来客用の布団出すから付いてきて」

未央「あいあいさー。……」

卯月「むにゃ……えへへ…」

未央(…しぶりんの布団でしまむーが…)

凛「……みーお…?」ゴゴゴ

未央「な、何も言ってないじゃん!もう懲りたってばー!」ワーッ










未央「そんなわけで布団敷いてから三人ともお風呂に入った!途中乱入して流しっことかしたりしたけど割愛する!詳細はBlu-rayで!」

凛「…誰に言ってるのさ。というか、やっぱり髪跳ねないとイメージ変わるよね、未央って」

未央「え、そうかなー?うーん、自分だと見慣れてて違和感ないんだけど」

凛「…………」ツンツン

未央「け、毛先、つっつかないで…」

卯月「うー、お手伝いできず申し訳が…」シュン

未央「別にいいっていいって!眠気、ちょっとは取れた?」

卯月「…あ、はい。お風呂も入ったのでそれはまあまあ…じゃない、バッチシです!」

凛「無理しなくてもいいよ?慣れないことしたから、二人とも疲れてると思う。だから人生ゲームは早めに切り上げ…」

未央「…て、たまるかぁ!トゥナイトはオールナイト人生ゲームなんだー!」

卯月「ですー!」ガサガサ

凛「え?なんで急にテンション上がったの!?てか本当にやるの二人とも!?」

卯月「私いつも負けてるので、今回こそ絶対事業を成功させて、大富豪になるんです…!」ドサッ

未央「ふっふー、未央ちゃんはギャンブラーとして全ての賭けに勝つ賭博人生を歩む!しぶりんは?」

凛「え?え、あー、堅実に生きたい……けど、何か面白い職に就くのもありかも」

未央「出揃ったところで!それでは尋常に……勝負っ!」

卯月「おおーっ♪」

凛「お、おおー…?」



しばらくお待ちください、、、



凛「……あ、土地売れた。これで……ええと、何億だろ?」

未央「ギャー、うっそ、すっごいスッた!うう……し、しまむーは――」

卯月「………フフ」ドンヨリ

未央「ハッ、ハイライトが消えてる……!?」

凛「……もうやめよう、5回連続最下位とか、現実が酷くて卯月が死にそう」

未央「うん…やめよう。本当。…しまむー、帰ってきてー」ポンポン

卯月「……はっ!し、勝負は!一体どうなって…」

凛「………」チラ

未央「………」コクリ

未央「……しまむー、それは野暮ってもんさ」

凛「そうだよ卯月。世の中には知らなくて良いこともあるから」

卯月「えっ?そ、そうでしょうか……?ええと、でも、気になりますし…」

未央「………お手洗い行ってくる~」タタタッ

凛「…に、逃げた…」

卯月「?」

凛「…なんでもない。それはともかくとしてさ。ねえ卯月、今日は楽しかった?色々、迷惑かけちゃったけど…」

卯月「ううん、気にしてないですよ!すっごくすっごく、楽しかったです!いいお休みを過ごせました~」ニパー

凛「…そういって貰えると、招いた甲斐もあるよ。ありがと。…あ、そういや卯月、休みと言えば、夏休みの宿題って…」

卯月「………………」

凛(顔が硬直した)

卯月「ガ、ガンバッテマスヨ?」

凛「…嘘っぽい」

卯月「…うう、どうしても疎かになっちゃうんです~!」

凛「だよね…うん、私もまだ終わってない」

凛「…………」

凛「……ねえ卯月。もしさ、もし、の話だよ?」

卯月「……はい?」キョトン

凛「もし、卯月とも未央ともプロデューサーとも、もちろんCPの皆とも出会ってなくて。やりたいことが見つからないまま、目標も、夢も見当たらないような毎日で、普通の高校生活ってのを送ってたとしたら、私はさ………」

卯月「……凛ちゃん……?」ギュッ

凛「……ううん、はは、なんか、変に感傷的になってダメだ。ごめん、なんでも……」

卯月「……大丈夫ですよ」

凛「……卯月」

卯月「凛ちゃんはいつだって凛ちゃんです。アイドルになってもならなくても、それは変わりません。…それに、きっと、どんな人生を送ってたとしても、私と未央ちゃんと凛ちゃんは、絶対何処かで出会って友達になってます。私が保証します…三人一緒なら、怖いものなんてないんですよ!」

凛「………」

卯月「って…もう、何言ってるんですかね、私…」

凛「……ううん、嬉しい」

卯月「…えへへ。ちょっと、照れくさいです」

凛「ありがと。そうだよね、三人一緒なら、怖いものなんてない……うん、その通りだ」

未央「~♪…おろ?どうしたのさ二人とも?」

凛「…なんでもないよ。ね?」

卯月「ふふ、はい!なんでもないです♪」

未央「あー!未央ちゃんだけ除け者はズルいぞ二人とも!私も混ぜろーい!」

卯月「あ、未央ちゃん足元!」

未央「え…おおっとと!……先ずはボードを片付けなくちゃかー」




凛「…18、19…お金、一枚足りてないよ」

未央「えー?…あ、あったあった!ふっふーさすが私!」

凛「はいはいありがと、って……もう後少しで12時じゃん」

卯月「…むー」ウツラウツラ

未央「もうそんな時間か……わわ、しまむー、頑張れ!」

卯月「ふぁ、が、頑張ります!」ムン

凛「いや、頑張らないで寝ようよ。明日は目立ったことは特にないとはいえ…卯月、明らかに限界だって。…未央?」

未央「いやあ、そういうわけにもいかない諸々の事情がありましてな…てかしぶりん、それマジか」

凛「え、何が?…ん?夜、何かあったっけ…12時からなんかやる?」

卯月「ううん、そうだけど…けど、違います!」

未央「あはは、しぶりんは忘れんぼだ。うん、そうだけど違う…後ちょっとだね」

凛「む……。……でも明日ってレッスンが午後にあるくらいじゃ……ええと、今日が9日だから、明日は…8月、10……」ハッ

凛「え、あ、あああ……!」ワナワナ

未央「お、やっと気づいたかー!なんかさ、そういうの迎える瞬間に友達が誰かいるってのも、オツなもんじゃないかな?」

卯月「ふぁぁ。…ふふ、良かったです、起きれてて!」

凛「……!?え、お、お泊まりって…じゃあ、まさか、知ってて」

未央「んー、いやあ、残念ながら、Asteriskの二人がお泊まりしてるのがスッゴく羨ましかったってのが、9割なんだけどさ。しまむーが前に特別な感じで祝ってあげたい、って言ってたの思い出して、丁度いいなって。それも本当」

卯月「あはは、私は言ったの覚えてないんですけどね…荷物とりにお家に帰った時、未央ちゃんからメールを貰って初めて、その場でお祝いできるって気付きましたし…」

凛「………っ……っ!」カァァ

未央「さてさて、それでは準備と参りましょうか、卯月さんや?」

卯月「そうですねぇ、未央さんや」ガサゴソ

凛「………うう。もう、全然、忘れてた……何日か前に、そういえばって思い出してたのに……」マッカ

未央「やっぱ気付いてなかったんだ。しぶりんって妙なところで抜けてるよねー」

卯月「そんなところが可愛いんじゃないですか!」

凛「か、可愛くないって……」ウツムキ

未央「かーわいいよ?ねえしまむー?」

卯月「かーわいいです、ねえ未央ちゃん!」

凛「もう、だから――!」バッ

未央「はい、どうぞ!」スッ

卯月「どうぞ♪」スッ

凛「え?……これ、プレゼント……って、もう、12時……?」

未央「へへー、これでしぶりんも年上かぁ…なんか変な感じ!じゃあ、改めまして。…しぶりん」

卯月「ふふ、凛ちゃん!」

凛「…あ…うん…っ!」

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