善吉「学園都市?」(28)

読みたいから誰か書いてください><

真黒 「うん、善吉君を主人公にする上で重要なプロセスになりえるかもしれないからね」

善吉 「それはいいんですけど、学園都市って普通に大学の近くのあれとかじゃないんですか?」

善吉 「そんなんで主人公になれるとは思えないんですけど」

真黒 「なんだい善吉君、学園都市を知らないのかい?」


こんな感じか?

>>2
ぜひとも続きをお願いします

真黒 「君も知ってるだろう、とある魔術の禁書目録って」

善吉 「あぁ確か主人公がやたらと不幸だ不幸だと面倒な……」

真黒 「言ったら駄目だよ」アハハ

真黒 「学園都市っていうのはその話の舞台になっている都市のことだね」

真黒 「超能力者が沢山いるそうだよ」

善吉 「で、俺にそこに行けと」

真黒 「うん、その通り」

善吉 「カッ、おふざけは止めときましょうよ」

善吉 「いくら真黒さんの頼みだろうと安心院さんの提案だろうと、二次元の世界に行くなんてことが……」

安心院 「できるんだなぁこれが」

善吉 「安心院さん!?」

安心院 「呼ばれて飛び出て安心院さーん」

善吉 「誰も呼んでねぇ! ってか語呂悪!」

安心院 「夢が無いなぁ人吉君は」

安心院 「そんな主人公の仲間のライバルの噛ませ犬のような考え方では主人公になるなんて到底出来っこないよ」

善吉 「なっ……」

安心院 「僕の7932兆1354億4152万3222個の異常性と4925兆9165億2611万0643個の過負荷」

安心院 「それを使えば他の作品の世界に侵入することなんて赤子の手を捻り千切るよりも容易いからね」

善吉 「なん……だと」

真黒 「僕から説明しておこう」

真黒 「君には向こう側の世界に行ってもらう」

真黒 「そしてそこにいる主人公から、主人公のなんたるかを学んでくるといい」

善吉 「向こうで主人公を目指さなくていいんですか?」

安心院 「彼はあの物語に不可欠な存在なのさ」

安心院 「というわけで早速行ってみよー」

善吉 「え、ちょまっ」

安心院 「じゃあいってらっしゃい」

真黒 「大丈夫、痛いのは最初だけだから。段々気持ちよくなってくるから」

善吉 「それ怪しすぎる! ってうわぁぁぁぁ―――!」

善吉 「ん、んぅ……」

小萌 「人吉ちゃーん、補習になっちゃいますよー」

善吉 「あ、すいません」

善吉 (小学生が教壇に立ってる……?)

小萌 「今失礼なこと考えてましたね?」

善吉 「はぁ?」

青ピ 「わかるでぇ善ちゃん、今の目は完全にようじょを狙い撃つスナイパーの目やったもんなぁ」

善吉 「はぁ!?」

青ピ 「善ちゃんなら分かってくれるって信じてたで!」

善吉 「ひっでぇ似非関西弁だなロリコン野郎」

小萌 「人吉ちゃんちょっと」

青ピ 「な! 僕は正真正銘の関西人やで!?」

善吉 「カッ、俺の知り合いにも怪しい関西弁を話す人はいるけどお前ほどじゃねぇよ!」

ギャーギャーワーワー

小萌 「上条ちゃん達四人は補習です」

上条 「なんで俺達まで……」

土御門 「完全にとばっちりだにゃー」

上条 「不幸だ……」

青髪ピアスって能力あったっけ?

―放課後

土御門 「疲れたにゃー」

青ピ 「小萌先生と一緒に居れて僕は幸せやったけどね」

善吉 「イントネーションがおかしいんだよそもそも」

上条 「今に始まったことでもないだろ……」

善吉 (これが本当にあのラノベの世界か?)

善吉 (あんまりにも馴染みすぎてるから違和感が無いんだが……)

善吉 (ってみんな帰宅ムードになってるけど俺はどうすりゃいいんだ?)

土御門 「何やってるにゃー善ちゃん、さっさと帰るぜぃ」

上条 「腹ペコシスターが待ってるんですよはい」

善吉 「あ、あぁ」

善吉 (そういやみんな学生寮だったか?)

善吉 (それなら向こうに着けば部屋の番号わかるか……)

善吉 「ここか……」

善吉 (うへぇ、まるで団地みてーだ)

上条 「じゃあな、善吉」

善吉 「おぅ、また明日」

タダイオソインダヨトウマウワオマエヤメロギャーーー!!

善吉 「大変そうだな……」ガチャ

安心院 「グッドイブニーン」

善吉 「」ガチャ

安心院 「どうして閉めるのかな善吉君……!!」グググ

善吉 「おかしいなー俺が知ってるこの物語に安心院なんてキャラはいないはずなんだが幻覚かなー……!」グググ

安心院 「安心したまえ善吉君、君の精神は至って正常だ。安心院さんだけに」グググ

善吉 「俺の知ってる安心院さんはそんな寒いギャグを言わない……!」グググ

安心院 「話を聞いてよー!」グググ

―自宅

安心院 「話くらい聞いてくれてもいいじゃないか……」グスッ

善吉 「キャラ変わってますよ」

安心院 「いや、僕としたことがこの世界にやって来る時に何かにあてられたようでね、時たまに口調や仕草がおかしくなってしまうんだよ」

善吉 「はぁ……」

善吉 「それでなんで安心院さんがこっちに?」

安心院 「可愛い善吉君を一人旅に出すなんて母さん心配で心配で……」

善吉 「わざとでしょその口調」

安心院 「おやまたか、困ったものだね」

安心院 「ちなみに僕は善吉君の一つ下の妹という設定だから」

善吉 「はぁ!?」

安心院 「それについて改編してたらあてられちゃったようでね、ブラコン妹キャラで設定しかけられてるようなんだ」

善吉 「なんで妹なんだよ!?」

安心院 「ほら、僕って包容力のあるお姉さんキャラだろ?」

善吉 「はぁ」

善吉 (どの口が言うんだよ)

安心院 「そういう人ってみんなからチヤホヤされる妹に案外憧れてたりするんだぜ?」

善吉 「そうかよ……」

安心院 「君は悪平等の僕を妹に持ったんだ」

安心院 「誇ってくれていいんだぜ?」

善吉 「あんまり嬉しくはねーな……」

善吉 (まぁ人外レベルの能力を持ってる人が媚びを売ってくるというのは誇れることかもな……)

安心院 「さぁ、落ち着いたところでご飯にしよう」

善吉 「あぁそうだな……って出来てるのか?」

安心院 「モチのロンなんだぜ」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom