モバP「お金が無い」桃華「ですの?」 (16)

3発目
キャラ崩壊

P「金の亡者め……財布のみならず通帳まで持ってくなんて卑怯だぞ!」

桃華「Pちゃま?どうかされましたの?」

P「あいや、なんでもないぞ。うん」

P(言えねぇよなぁ……こんなちっちゃい子に……)

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桃華(言えませんわよねぇ……Pちゃまの動向は24時間チェックしていますから筒抜けなのですけど)

桃子「それはそれとして、Pちゃまはこれから何か御用事はありまして?」

P「いや、今日は珍しく昼休みが取れるな。5ヶ月ぶりだ」

桃華(ええ、知っていましたわ)

桃華「それでは早速お食事にでも」

まゆ「その必要はないですよ?」

まゆ「まゆがPさんにお弁当を作ってきましたから」

まゆ(昨日も何も食べてなかったみたいですし、沢山作ってきたんですよ?)

P「アイドルの手作り弁当……だと……」

桃華(ぐぬぬ……ノーマークでしたわ……)

まゆ「じゃあ早速……」

凛「その必要はないよ」

まゆ「その自信はどこから……!?」

P「まさか……!!その手のものは!」

凛「そう、手作りONIGIRI」

まゆ「!?!?」

桃華「そんなっ……!?」

凛(確かに弁当は強力な一撃だけど……お腹がすき過ぎて仕方ない時は量の多い弁当よりも手軽に口に入れられるONIGIRIの方が魅力的に見える!)

凛(これも日々の監視の成果、努力は裏切らないね)

まゆ「ひ、卑怯です!まゆがPさんとお弁当タイムを楽しもうとしたこのタイミングで、ONIGIRIなんて!」

桃華「元はといえばわたくしがPちゃまをお食事に誘っていたというのに!」

凛「早い者勝ちなんてルールはないよ」

まゆ「くっ……まさかここまで食らいついてくるなんて思っていませんでした……」

凛「勝つのは私、これは私がモバマスの看板キャラである時点で明白だよ」

桃華「……もう、許しませんわ!」ゴゴゴゴゴ……

まゆ「やる気ですか?」ドドドド……

凛「いつでもいける……!」グォォオオオ……

まゆ「屋上に行きましょう、ここじゃ被害が大きすぎます」ドドドド

桃華「いいでしょう……」ゴゴゴゴゴ

凛「容赦はしないよ」グォォオオオ

事務所の 法則が 乱れる!
パリーン
ガシャーン
ドガーン
バリバリバリー

それはそれとして
光「お昼にPがいるなんて珍しいな!」

P「まあ昼に休めるなんてしばらくぶりだからな」

光「折角だし、Pも一緒にご飯食べに行かないか?アタシもうお腹ぺこぺこなんだ!」

P「でも今金がなくてな……」

光「お金ぐらい良いって!Pはアタシのヒーローなんだ!」

P「つまり、ヒーローは助け合いでしょ!ってことか」

光「流石Pだな!よく分かってる!」

P「そこまで言うなら、今日のところは甘えさせてもらうかな」

光「うんうん!さ、早く行こうぜっ!」

P「おうっ!」

P(絶対に特撮の仕事取ってきてやるからな……!)

10分後
凛「プロデューサーが」

まゆ「いない」

桃華「ですわ……」

正義のヒーロー南条光によって、事務所の平和は多分守られた。
しかしまだ油断はできない。
千川ちひろを倒すまで、負けるな南条戦え南条。愛と勇気がある限り。

この後事務所の修理代を請求された挙句、通帳も取り返されてちひろは目に涙を浮かべたんだとさ。

おわり。

どうしてもパッションを出したかった。
ナンジョルノならきっとヤンデレ軍団にも勝てると信じてる。

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