デデデ「太陽が巨大化したゾイ!」エスカルゴン「サタンってやつの仕業でゲス」 (39)

デデデ「サタン!? そいつは一体誰だゾイ!?」

エスガルゴン「陛下、向こうを見るでゲス」

デデデ「向こう……? ……あっ!!!!」

エスガルゴン「お気づきでゲスか?」

デデデ「あんなところに城が……ワシの許可なしに造られているゾイ!!」

エスガルゴン「あの城に住んでいるのがサタンでゲス」

デデデ「太陽が大きくなっているのもそいつの仕業かゾイ!?」

エスガルゴン「そうでゲス」

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エスガルゴン「しかしこのままだと昼夜問わず太陽が照り続けるでゲスな……現にさっきまで暗かったのに急に明るくなったでゲス」

デデデ「何ぃ!? 夜が来ないのかゾイ!?」

エスガルゴン「そうでゲスな」

デデデ「暑いのはいやゾイ! どうすればいいゾイ!?」

エスガルゴン「これはあのサタンとかいうやつを説得して太陽を元の大きさに戻してもらわないといけないでゲスな」

デデデ「よし! 今からそいつをぶっとばしにいくゾイ!」

エスガルゴン「……珍しいでゲスね、陛下のことだから外に出たくないと思ったんでゲスが……」

デデデ「ワシに対抗して城を建てたことが許せないんだゾイ! 自分の手でボコボコにしないと気がすまないゾイ!!」

エスガルゴン「太陽のことじゃなくてそっちに怒ってるんでゲスか……」

デデデ「エスガルゴン! お前もくるゾイ!!」

エスガルゴン「えっ、ちょ待……いででででで! 引っ張らないでほしいでゲス!!」ズルズル

道中

デデデ「しかしエスガルゴン、どうして太陽を大きくしたのがサタンだと知ってるゾイ?」

エスガルゴン「ああ、それは心当たりがあるからでゲス」

デデデ「心当たり?」

エスガルゴン「この間会った時に太陽を大きくしてなんたらかんたらって言ってた気が……」

デデデ「会ったことがあるのかゾイ!?」

エスガルゴン「はい、陛下がどこかに出かけてる間に……」

デデデ「そいつは一体どんなやつだゾイ?」

エスガルゴン「確か髪は緑色で……頭に角が生えていたでゲス」

デデデ「何ぃ!? じゃああいつゾイ!!」

エスガルゴン「『あいつ』?」

ドラコ「ふ、この健康的な肌……勝ったわね……」フラフラ

デデデ「ぶっとばししてやるゾイ!!」ダッ

エスガルゴン「あっ、ちょっと陛下! そいつは違……」

デデデ「ふんっ!!」ガン!!

ドラコ「ぎゃーーーーーーー!!?」

エスガルゴン「全く、話を聞かないんだから……」

デデデ「ふん! この! この!」ガンガン!!

ドラコ「ちょっとストップ! 痛い痛い!!」

エスガルゴン「陛下! 人違いでゲス!!」

デデデ「何ぃ!? けど緑色の髪と角があるゾイ!!」

エスガルゴン「サタンは緑色のロングヘアーでしかも男でゲス」

デデデ「それを早く言わんかぁ!」ガン!

エスガルゴン「いてえっ!!」

デデデ「全く……お嬢ちゃん、すまなかったゾイ」

ドラコ「……」

デデデ「……ん?」

エスガルゴン「倒れたまんまでゲスな」

デデデ「どうやら熱中症で倒れたようだゾイ」

エスガルゴン「あんたがボコボコにして気絶させたんでゲショーが」

デデデ「チャンネルDDDテレショップで売れ残った氷枕をあげるゾイ」

ドサドサドサドサ……

デデデ「デュハハハ! ワシの優しさに感謝するゾイ!」

エスガルゴン「一体どこにそんなに一杯持ってたんでゲスか……」

デデデ「エスガルゴン、先を急ぐゾイ」

エスガルゴン「へいへい……」

ドラコ「氷枕多すぎ……重い……」

インキュバス(ふふ……今日も僕は美男子、完璧なメイクだ)

インキュバス(……ん? あそこにいるのは……)










デデデ「暑いゾイ……城はまだかゾイ?」

エスガルゴン「まだでゲス」

デデデ「暑い暑い! 暑いゾイ!!」

エスガルゴン「暑いって言うから余計暑くなるんでゲショーが。 そういう時は気持ちを落ち着かせて目を瞑るでゲス」

デデデ「……? 分かったゾイ」

エスガルゴン「……陛下、今は春でゲス。 美しい風が漂っているでゲス」

デデデ「……おお、涼しい風が来たゾイ」

エスガルゴン(私の息でゲスけどね)

デデデ「なんだか爽やかな気分になって来たゾイ……」

エスガルゴン「そうでゲショうな……陛下の顔も爽やかになっているでゲス」←作画崩壊

デデデ「お前の方こそ……美しいゾイ」←作画崩壊

エスガルゴン「……では気を取り直して先へ行くでゲス」

デデデ「うーむ……鏡で見ても美しいゾイ」













インキュバス(馬鹿な……僕よりも美男子がいたなんて……!!)

デデデ「林を出たゾイ」

エスガルゴン「水場があるでゲスな」

すけとうだら「フィッーーーーーーーシュ!!」

デデデ「誰だゾイ!?」

すけとうだら「やいやいやいやい! ここは俺様の水場だ!! ここを通りたかったら俺様とダンスバトルしろ!!」

デデデ「何ィ!? 貴様、ワシの許可なしでここを自分の縄張りと主張しているのかゾイ!?」

すけとうだら「オウ!! そういうお前は誰だ!!」

デデデ「ワシを知らないのかゾイ!!?」

すけとうだら「当たり前だ!! そんでどっちが踊るんだ!?」

デデデ「こいつが踊るゾイ」

エスガルゴン「やっぱり私でゲスか……」

チャポン……

デデデ「ん?」

エスガルゴン「あの池に誰かいるようでゲスな」

バシャ!

カイン「あっ! すけとうだらくんだ〜」

すけとうだら「!!! ブラザー!?」

デデデ「どういうことだゾイ?」

エスガルゴン「どうやらカインとこいつはお友達のようでゲスな」

すけとうだら「久し振りじゃねーか! でもなんでここに来たんだ?」

カイン「フームさんを探してたんだ〜。 すけとうだらくんは?」

すけとうだら「俺様はよ、ここを通ろうとしてたやつがいたからちょっと説教を……」

カイン「どこにいるの〜?」

すけとうだら「……!!? いねえ!?」
















エスガルゴン「逃走成功でゲスな」

デデデ「丁度カインが現れて助かったゾイ」

デデデ「エスガルゴン!! あそこに看板があるゾイ!!」

エスガルゴン「……確かにあるでゲスな」

『掃除中により立ち入り禁止』

デデデ「なんて書いてあるゾイ? 読むゾイ!!」

エスガルゴン「ええと……」

エスガルゴン(……あっ)

エスガルゴン「……」ニヤッ

デデデ「ん? どうしたゾイ、早く読むゾイ」

エスガルゴン(積年の恨みを晴らすでゲス……)

エスガルゴン「ええと……『偉大なるデデデ陛下、どうぞお通りください』と書いてあるでゲス」

デデデ「デュハハハ! 良く分かっているゾイ!! では遠慮なく通るゾイ!!」スタスタ……

キキーモラ「あっーーーーーー!!!」

デデデ「どわっ!?」バタン!!

キキーモラ「折角掃除したのによくも足跡なんかつけてくれたわね!!」

デデデ「通ってもいいと書いてあったから通っただけなのに転ばせるとはなんて理不尽なやつゾイ!!」

キキーモラ「そんなこと書いてないわよ!! ちゃんと 『掃除中により立ち入り禁止』って書いたんだから!!」

デデデ「何ぃ!? ……エスガルゴォォォン!!!」

エスガルゴン「♪〜〜〜〜〜(´ε`; )」

デデデ「あいつゾイ!! あいつが文字を読めないワシに『通ってもいい』って書いてあるって嘘をついたゾイ!!」

キキーモラ「なんですって……ちょっとあなた!!」

エスガルゴン「は、はいい!」

キキーモラ「あなたが嘘をつかなかったらこの人は通ることはなかったのよ!! 責任取りなさい!!」

エスガルゴン「せ、責任……?」

キキーモラ「お掃除の大変さ……身をもって知るといいわ!!」

エスガルゴン「えっ、ちょっと待……あいたたたたた!! モップで引きずらないでほしいでゲス!!」

デデデ「エスガルゴン、ワシは先に行くゾイ」ダッ

エスガルゴン「おい! 待て馬鹿!! おい!」

キキーモラ「黙りなさい!!」

エスガルゴン「ああああああああああっ!!!」ズルズルズルズル

デデデ「エスガルゴン、お前のことは忘れないゾイ……」

デデデ「……ん? カレーの匂いがするゾイ」

のほほ「カレー一つ」

カワサキ「毎度ーー!」

デデデ「カワサキ!! お前、ここで何をやっているゾイ!?」

カワサキ「あっ!! デデデ陛下!! 俺、たまにここでカレーを売ってるんだ!」

デデデ「よし、ワシに無料でよこすゾイ」

カワサキ「ええーーっ!?」

ブツブツ……

デデデ「ん?」

のほほ「ワシ、カレーアレルギーなんよ」

デデデ「ぎゃあああああああ!!!」

カワサキ「のほほさん! そのブツブツ、俺に分けてくれないかな? いい材料になりそうなんだ!!」

デデデ「お前の頭はどうかしてるゾイ!!」

カワサキ「……あっ。 陛下、カレーができたけど……」

デデデ「ブツブツの所為で食欲が失せたゾイ!! ワシはもう行くゾイ!!」ダッ

カワサキ「あっ、行っちゃった……」

デデデ「はぁ……はぁ……」

デデデ「暑い中、走った所為で一気に疲れたゾイ……」

デデデ「……ん?」

デデデ「よく見たら……右を見ても木……左を見ても木……」

デデデ「ここは……ワシの大好きな密林ゾイ!!」

デデデ「デュハハハ!! そうと決まれば……」

スッ……

デデデ「どおおおおりゃああああああああ!!」バキッ!!!

バターーーン!!

デデデ「デュハハハ!! 環境破壊は気持ちがいいゾイ!! それそれそれーーい!!!」

バキッ! バキッ!! バキッ!!!

デデデ「デャーーーハッハッハッ!!!」

コドモドラゴン「何しよんなら!!」

デデデ「ん? お前は誰だゾイ?」

コドモドラゴン「われが木を切った所為で虫が飛んで行ったんじゃ!!」

デデデ「うるさい!! 環境破壊は大王の特権ゾイ!!」

コドモドラゴン「そんなやつには……ファイアーじゃいや!!」ボワッ!!

デデデ「ゲエエエエ!? 速いゾイ、避けられないゾイ!!」

キイン!!

デデデ「!?」

ザシュッ!!

コドモドラゴン「ぎゃっ!」

デデデ「だ、誰が助けてくれたゾイ?」

メタナイト「陛下、お怪我は?」

デデデ「メタナイト!!」

シェゾ「周りの木が倒れているが……全部お前がやったのか?」

デデデ「お前は誰だゾイ!?」

数分前

シェゾ『クソ……サタンのやつ、太陽をでかくするとは……これじゃ闇夜がこないじゃないか!』

シェゾ『こうなったらサタンを倒して元に戻してもらうしか……』

シェゾ『……ん? あそこにいるのは……』

メタナイト『……』

メタナイト『太陽の異常な膨大……これは新たに城ができてから発生した』

メタナイト『するとこの原因はあの城の主が関わっている可能性がある』

メタナイト『ここは陛下が暑さで混乱して騒ぎを起こす前に元の大きさに戻さなくては……』

シェゾ(……変わった青ぷよだな。 それに何か喋ってる)

シェゾ(あいつが付けている仮面やマント、それに剣……売れば少しは金になるな)

シェゾ『……おい』

メタナイト『……ん?』

シェゾ『……お前(の仮面とマントと剣)がほしい』

メタナイト『!!?』

メタナイト『見知らぬ顔だが……どうやら暑さでおかしくなったようだな』

シェゾ『なっ……違う!! 俺は変態なんかじゃない!!』

メタナイト『私は別にそんなことは一言も……』

シェゾ『と、兎に角……お前(の仮面とマントと剣)をもらうぞ!!』

メタナイト『……撤回しよう、君は変態のようだな』

シェゾ『だから違う!!』








『デュハハハ!! 環境破壊は気持ちがいいゾイ!!』










メタナイト『!!!』

メタナイト(今の声は陛下……まさか暑さで頭がおかしくなり各地の自然を……)

メタナイト『……用ができた、私を襲うのは後にしてほしい』ダッ

シェゾ『なっ……逃げるのか!!』ダッ

メタナイト『……付いてくるのなら私に協力してくれるか?』

シェゾ『協力?』

メタナイト『私が仕えている人が暴れているから止めてほしいのだ』

シェゾ『……ここ最近は闘っていなくて剣の腕が鈍っていたところだったんだ、いいだろう』

メタナイト「……という訳です。 しかしいざ来てみると陛下が襲われていて……」

デデデ「助かったゾイ……」

シェゾ「よし、用が終わったところで早速お前を……」

メタナイト「待て、先に優先すべきことがある。 話はそれからだ」

シェゾ「何?」

メタナイト「この異常な暑さの原因である太陽をなんとかしなくては……」

シェゾ「そうか……実は俺もでかくした張本人に会おうと思っていたところだ」

デデデ「ワシもだゾイ!! サタンをぶちのめすゾイ!!」

メタナイト「……どうやら我々は目的が一致しているようだ。 ここは一時休戦しないか?」

シェゾ「……その後だったらいいんだな?」

メタナイト「ああ、構わない」

シェゾ「……まあいい、そうしよう」

デデデ「デュハハハ! 下僕が増えたゾイ!!」

シェゾ「誰が下僕だ!」

ウィッチ「はぁ……本当に暑いですわ〜……」

ウィッチ「……あら? あそこにいるのは……」









デデデ「でかい木があるゾイ、ここで一旦休むゾイ」

シェゾ「休んでる場合じゃないだろ、さっさとサタンを……」

メタナイト「いや、この猛暑だ。休憩はこまめにとった方がいい」

デデデ「その通りだゾイ!!」

シェゾ「……ん?」

デデデ「どうしたゾイ」

ウィッチ「……」ジー

メタナイト「彼女は……」

シェゾ「ウィッチじゃないか。 どうした、俺達をずっと見て」

ウィッチ「……あなたがほしいですわ!」

シェゾ「なっ……お前も変態か!! ……いや、俺の服がほしいのか?」

ウィッチ「……もとい、そこの青ぷよのことですわ!」

メタナイト「!!?」

ウィッチ「こんな足の生えた青ぷよなんて見たことありませんわ!! きっと素材として使えば凄い薬が……ウフフフ///」

デデデ「マッドサイエンティストだゾイ……」

メタナイト「どうして今日はこうも変態ばかりに会うんだ……」

シェゾ「俺は変態ではない!!」

ウィッチ「という訳で私の素材に……」

シェゾ「待て! こいつ(の仮面とマントと剣)は俺の物だ!!」

ウィッチ「あら、レディファーストという言葉を知りませんの?」

シェゾ「知らん!!」

デデデ「お前らうるさいゾイ!! ワシはもう行くゾイ!!」ダッ

メタナイト「陛下、お待ちを!!」

ガシッ!!

ウィッチ「逃しませんわよ〜///」

メタナイト「なっ……」

ウィッチ「どうしても嫌でしたら私の薬作りに付き合ってくれたら素材にしないであげますわ」

メタナイト「……いいだろう、協力しよう。 シェゾ、陛下は君に任せた」

シェゾ「分かった……ウィッチ、そいつがつけてる仮面やマントは俺のためにとっておいてくれ」

ウィッチ「どうしようかしらね〜、売っちゃうかもしれませんわよ?」

シェゾ「なんだと!?」

メタナイト「シェゾ、私に構わず陛下を……」

シェゾ「……ちっ。 いいか、絶対に売るなよ!! 金欠なんだからな!!」ダッ

ウィッチ「はいはい……」

デデデ「なんだ、来たのはお前だけかゾイ」

シェゾ「なんだとはなんだ」

デデデ「しかしここは……一面お花畑だゾイ」

シェゾ「見惚れてる場合か、先を急ぐぞ」

ハニービー「お注射でござる!!」

デデデ「ぎゃああああああああああああ!!!」ダッ!!

シェゾ「あいつ……なんて足の速さだ!」

デデデ「注射怖いゾイ!! 注射は嫌ゾーーーイ!!!」タッタッタッ

シェゾ「ったく……ん?」

シェゾ「……」キョロキョロ

シェゾ「なんだ……いなくなってるじゃないか」

シェゾ「さてはあいつの驚いた姿にびっくりしてどこかに行ったのか?」

シェゾ「それとも……闇の魔導士である俺に恐れをなしたのか?」

シェゾ「……まあいい、あいつを追いかけるか」ダッ

デデデ「はあ……はあ……怖かったゾイ……」

シェゾ「おいデデデ!! あまり走りすぎると……」

デデデ「ぎゃああああああああああ!!」

シェゾ「おい! 今度はなんだ!」

デデデ「お前の頭に注射が刺さってるゾイ!!」

シェゾ「何!?」

ハニービー「お注射でござる!!」

シェゾ「こいつ……いつの間に!?」

ズボッ!

シェゾ「全く……」

デデデ「ここで抜くな! こっちに来るゾイ!!」

ハニービー「お注射でござる!!!」

デデデ「嫌ゾーーーイ!!!!」ダッ

シェゾ「待て!! ……くそっ、まさか俺の頭に刺さっていたとは……」

デデデ「注射は怖いゾーーーイ!!」タッタッタッ

ハニービー「お注射でござる!」

シェゾ「くそ……追いつけない……」








ぞう大魔王「暑いんだぞーーーーーう!!」

デデデ「うるさいゾイ!! どくゾイ!!」ガン!!

ぞう大魔王「ぱおっ!?」

シェゾ(ぞう大魔王を一発で倒しただと!?)

ハニービー「お注射でござる!!!」

デデデ「来るなあああああああ!」タッタッタッ

ラグナス(おっ、魔物だ。 倒してレベルアップを……)

デデデ「どくゾイ!!」ガン!

ラグナス「ぐわっ!!」

シェゾ(ラグナスもだと!?)

ハニービー「お注射でござる!!!」

デデデ「シェゾ! なんとかするゾイ!!!」

シェゾ「……サンダーストーム!!!」

バリバリバリバリ!!!

ハニービー「死して屍拾う者なし……」バタッ

デデデ「全く……部下ならさっさと倒さんか!!」

シェゾ「いつお前の部下になったんだ!!」

シェゾ「しかし……とうとう来たな」

デデデ「おお! サタンの城がもうそこだゾイ!!!」

ミノタウロス「モーーーーー!!!」

デデデ「この牛はなんゾイ!?」

シェゾ「ミノタウロスじゃないか……こんなところで泣いてどうした?」

ミノタウロス「ルルー様を……ルルー様を……吹っ飛ばしてしまったあああああああ!!」

シェゾ「……安心しろ、お前が吹っ飛ばしたごときでルルーは死なない」

ミノタウロス「ううっ……しかしあのか弱いルルー様が……」

シェゾ「ゴリラ以上の生命力を持っているんだ、どこに行っても生きていけるさ」

ルルー「誰がゴリラですって……??」

ミノタウロス「ルルー様!!」

アルル「はぁ〜、やっと帰って来れた……」

カーバンクル「ぐー!!」

シェゾ「アルル!? どうしてここに!?」

ウィッチ「私達もいますわ!」

メタナイト「やっと解放された……」

フーム「見つけたわよデデデ!」

カービィ「ぽよっ!」

エスカルゴン「陛下……やっと見つけたでゲス」

ブン「エスカルゴン、まだお尻がいてーのか?」

デデデ「どうしてお前達もいるゾイ!?」

ルルー「私とアルルはミノに吹き飛ばされて……ある場所に着いたのよ」

フーム「そっ、そこが私達が住んでいるところだったわけ」

カービィ「ぽよっ!」

デデデ「それだけじゃカービィ達がここにいる理由が納得できないゾイ」

アルル「太陽を大きくしてる原因はサタンって言ったら……こういう悪事は大抵デデデも絡んでるから私達も行くって」

フーム「デデデを止められなかった私達に責任があるからね」

デデデ「今回ワシは無関係ゾイ!」

ブン「知ってるよ、途中でエスカルゴンに会って、デデデは今回無関係だって教えてくれたんだ」

エスカルゴン「お尻が痛いでゲス……」

ウィッチ「私達も丁度薬を作り終えて城に向かおうとしたら偶然アルルさん達に会ったんですわ」

メタナイト「どうやら役者は揃ったようだな……」

デデデ「よし! みんなでサタンの城に殴り込むゾイ!!」

ルルー「あら、私がそれを阻止しないとでも思って……?」

アルル「このサタンのフィギュアがどうなってもいいの?」

ルルー「くっ……いいわ、通りなさい」

アルル「やったね!」

カーバンクル「ぐっ!!」

シェゾ(いつの間にそんなのを持ってたんだ……)



サタン「ふふふ……もっと日焼けしてモテモテに……」

ガチャッ

サタン「ん? 誰だ?」

デデデ「お邪魔虫!!」

エスカルゴン「それを言うならお邪魔しますでゲショーが」

アルル「サタン!! 太陽をあんなに大きくしちゃって!!」

サタン「アルルか……それに見かけないやつもいるな」

デデデ「サタン!! 貴様は『お城を建てた罪』で極刑ゾイ!!」

サタン「何!? そんな罪は聞いたことがないぞ!!!」

デデデ「知らないお前が悪いんだゾイ!!」

サタン「待て!! 私はそこにいるかたつむりに許可をとったんだぞ!!」

デデデ「何!? エスカルゴン、それは本当かゾイ!?」

エスカルゴン「え、ええと……」

回想

サタン『さて……私の新しい城を建てるその前に……ここのお偉いさんに許可を取らないとな』

サタン『……見たところあの城に住んでいるやつがここの王のようだな、あの城に行こう』















サタン『さて、城に来たわけだが……ん?』

『環境破壊中により不在 デデデ』

サタン『理由はともかく……今はいないようだな……ん?』

エスカルゴン『あー忙しいでゲス忙しいでゲス』サッサッ

サタン『……そこのお前、ちょっといいか?』

エスカルゴン『ああ? 見たことない顔でゲスね、何の用でゲスか? 手短かに済ませるでゲス』

サタン『デデデとか言うやつの代理人はいるか?』

エスカルゴン『代理人? ……まーいいや、私でいいでゲスよ』

サタン『そうか……私の新たな城を建てたいのだが良いだろうか? ……もっとも、魔王である私の意見に逆らったらどうなるか分かっているな?』

エスカルゴン『はいはい好きにするでゲスよ』

サタン『感謝する……ではそのデデデとか言うやつに伝えといてくれ』

サタン『……ふははは!! ついでに太陽を大きくしてモテモテだーーーーー!!』

エスカルゴン(日焼けでモテモテ……? 何を言ってるでゲスかあいつ)

サタン「私は代理人に許可を取った!! よってその罪では私を裁けない!!」

デデデ「エスカルゴォォォォォォン!!」ユッサユッサ

エスカルゴン「す、すいませんでゲス……」

デデデ「兎に角!! お城は二つもいらん! 王も二人もいらないゾイ!!」

サタン「ほう……だったらここでどっちが王に相応しいか決めるか?」

デデデ「望むところだゾイ!!」

サタン「いいだろう……新参者が私のぷよ地獄に耐えられるわけがない! 覚悟しろ!!」

アルル「ボク達、おいてきぼりにされてるね……」

カービィ「ぽよ……」

サタン「どうだ」1れんさ

サタン「バニッシュ!」2れんさ

サタン「ダークネス!」3れんさ

サタン「テンペスト!!」4れんさ

サタン「ジャガーノート!!」5れんさ

サタン「カタストロフ!!」6れんさ

サタン「サタンクロスううううううう!!!」7れんさ

エスカルゴン「陛下!! 7連鎖でゲス!!」

デデデ「構わん! 相殺するゾイ!!」

デデデ「お前のそれも……」1れんさ

デデデ「カラカゾーイ!?」2れんさ

デデデ「実は愉快な……」3れんさ

デデデ「サザエさんだったのかゾイ!?」4れんさ

デデデ「中にだすゾイ!」5れんさ

デデデ「なかなかゾイ!!」6れんさ

デデデ「よーし脱げーーー!」7れんさ

デデデ「よーし脱げーーー!!」8れんさ

デデデ「よーし脱げーーー!!!」9れんさ

エスカルゴン「いやあああああああああああ!!!///」

アルル(シェゾより変態だ……)

デデデ「はぁ……はぁ……」

サタン「はぁ……はぁ……」

ブン「すげーや……1時間も闘ってる」

ウィッチ「さっさと終わらせてほしいですわ……」

デデデ「……」

サタン「……」

フーム「……あら? 二人の動きが止まったわ……」

デデデ「……」ガシッ

サタン「……」ガシッ

シェゾ「握手……だと?」

デデデ「まさかお前のような悪のカリスマがいるとは思わなかったゾイ」

サタン「私も驚いた……あの連鎖に耐え切れる者はなかなかいないからな」

デデデ「お城を建てるなだなんて言って悪かったゾイ」

サタン「気にするな……私も今後気をつける」

エスカルゴン「陛下が気持ち悪くなったでゲス……」

アルル「あのさサタン……友情が芽生えたのはいいんだけど……」

サタン「なんだ?」

アルル「太陽……元に戻してくれない?」

サタン「ああ、すっかり忘れてた」

カービィ「ぽよっ!」

シュウウウウウン……

サタン「よし、これで元に戻ったぞ」

ブン「すげえ! 急に暗くなった!!」

メタナイト「実際は夜だからな」

ウィッチ「ふぁ〜あ……疲れましたわ、それじゃあ解散……」

フーム「……ねえみんな」

エスカルゴン「なんでゲスか?」

フーム「折角こうして集まったんだし……バーベキューしない?」

外の浜辺

デデデ「デュハハハ! マスクド校長とはなかなかセンスがあるゾイ!」

サタン「お前もきっと似合うと思うぞ、マスクドデデデなんかはどうだろうか?」

エスカルゴン(絶対似合わないでゲス……)








カワサキ「ルルーさん、どうかな……」

ルルー「不味い!! そんな料理、サタン様の口に合うわけないじゃない!!」

カワサキ「ひいいいいい!!」

ブン(カワサキ、いつの間に来たんだ……)











シェゾ「いいからさっさとよこせ!!」

メタナイト「すまないがこの仮面は売り物ではないんだ」

ウィッチ「メタナイトさんは私のペットになるんですわ!」

メタナイト「すまないがそれも許可できない」














フーム「敵、味方関係なくみんなで食べるバーベキューは美味しいわね!」

アルル「そうだね! ……カー君達、お代わりいる?」

カーバンクル「ぐーー!」

カービィ「ぽーよ!」

〜終わり〜

終わりです、夏に書けてよかった(小並感)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年04月27日 (木) 04:10:47   ID: PB1jiFdT

楽しい(((o(*゚∀゚*)o)))「お前がほしい」メタナイトに向かって面白かったです!!

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