【エロ】佐天「援交してます」(73)

 学園都市にやってきてからだいたい三年が経って、私は中学三年生になった。今は八月、中学三年の夏といえば、一般的な中学生なら受験で大忙しだと思う。

 でも私は違う。もう入学する高校が決まっているから・・・・・・。

 現在、無能力者を受け入れる高校は、学園都市に一つだけ。無能力者の私は、そこに入学する以外に進路が無い。

 先生からは指定の登校日以外は自宅学習でいいと言われた。でも、することもない私は学校に通う。

 ―――下校の時刻になったので私は片付けを始めた。と、言っても今日は午前中授業なのでこの時間まで図書室にいたのだ。友達に勉強を教えるために。

 私の目の前に座って、同じように片付けをしている女の子は三年で仲良くなった。数学の基本的なところから理解できていなかった彼女に、付きっきりだった。「すごくわかりやすかった。今度クレープおごるね」なんて笑って話す彼女はそれなりに名の通った高等学校を受けるらしい。

 能力の基準がこの夏ギリギリで受験資格をクリアしたらしい。嬉しそうに報告してくれた友人を私は複雑な心境で(顔には出さないようにして)祝福した。


 下校途中、彼女とは別れて一人でマンションに帰る。一人で歩くときは、ついネガティブになりそうなのだ。なのでできる限り楽しいことを、考えるように最近はなっている。

 今度の休みはどうしようか?いやいや、それより本が読みかけだった。それを読もう。その前に夕食だ。食材は昨日買ってあるから―――。

 Prrrrrrr。スマホが鳴って私は思考を中断した。カバンから取り出して液晶を確認する。メールだった。

「ふぅ・・・・・・」

 これからの予定は全部変更になった。読みかけの本も今日は読めないだろう。私は、スマホをカバンにしまうと元来た道を戻り始めた。


 スマホに表示された場所に到着する。そこは、学園都市でも高級なホテルだった。ここには何度か来ている。人通りの少ない裏口に回るとホテルの警備ロボットに引き止められる。

佐天「はぁ・・・・・・」

 私は、スマホを取り出してある画面をロボットに見せる。・・・・・・これが、毎回面倒なんだよなぁ。

 ピッ。音がして、ロボットは裏口に進むとロックを解除してくれた。私は、裏口から入ると関係者用のエレベーターに進んだ。

 エレベーターが到着したので乗り込もうとすると、制服を着た男の人と鉢合わせになった。

佐天「・・・・・・」ペコッ

ホテルマン「・・・・・・」ペコリ

 紳士的な対応をしてもらいエレベーターに乗り込む。指定された部屋は5階だった。

 指示された番号と部屋の番号を確認する。505間違いない。ちょっと呼吸を整えてから扉をノックする。


男「はーい」

 男の人の声が聞こえて、その直後足音が聞こえる。そして、私が何も言っていないのに扉が開けられた。本当はちゃんと確認することになっているのに・・・。

 この人は毎回、確認しないで扉を開けるから困ったものだ。強盗だったらどうするんだろう?身につけているのはバスローブ一枚なのに・・・・・・。

 私は招かれるままに部屋に入っていく。一人で使うには広すぎる大きさ、部屋の隅にはベッドが一つ、この広さならベッドを二つにしたほうがいいと思う。

 ガチャ。扉の閉まる音がして、背後に気配を感じた。

男「ルーイちゃん!」

 後ろから抱きついてくるおじさんを軽く避けると片手を出して、待ての姿勢を取る。まだこっちはやることが残っているのだ。

 おあずけを食らった犬のような目で私を見つめるおじさんをスルーしつつ(目は犬でも体型は中年だし)、スマホを操作する。―――確認完了。ちょっと、手間だけどお金の絡むことだ。トラブルはゴメンだし、しっかりやることにしている。

 スマホの電源をOFFにしてカバンにしまう。おじさんの方を向いて可愛い笑顔を向ける。また、おじさんが抱きついてきた。今度は避けない。制服とバスローブ越しにおじさんの体温を感じる。

 私は援助交際を、援交をしています。


佐天「ちょ。さ、先にシャワーを・・・///」

 おじさんは、私に抱きついて立ったまま、私の髪の匂いを嗅ぎ始めた。中学一年から同じ長さにしている黒髪のストレート。今日は暑かったし、体育もあったのに・・・・・・。

男「だ、駄目だよ。汗を流すだなんて」

 フゴフゴと、私の匂いを嗅ぐおじさん。だけど、彼が特別というわけじゃない、シャワーを浴びさせてくれない人は結構多い。ただ、汗臭いだけだと思うけど、事前にお風呂に入ると怒るのだ。なので、シャワーと言ったのはとりあえずだ。

男「はぁはぁ」

 おじさんはしばらく匂いを嗅ぐと髪から鼻を離した。

男「ル、ルイちゃん・・・。そろそろ・・・・・・」

 そう言ったおじさんの視線は私の胸に注がれていた。小学生の高学年から大きくなってきたバストは、クラスでも大きいほうだ。それも、まだ成長しているようでそろそろブラのサイズを変えなきゃいけなくなりそうだ。

佐天「うん、いいですよ。でも」

男「でも・・・」

佐天「ちゃんと・・・ベッドで、ね」

 無言で、コクコクと頷くおじさんは何か可愛かった。


 私をベッドに押し倒したおじさんは、慣れた手つきで制服を捲り上げてブラを外す。拘束が取れた胸が少し揺れて外気にさらされる。

男「ルイちゃんのおっぱい・・・。いつ見ても・・・大きくて・・・・・・綺麗だ。それに――」

 おじさんは、そう言いながら両手で胸を優しくつかむ。

男「こんなに・・・柔らかい」

佐天「んっ///だって、おじさんが、いつも私の胸・・・・・・。いじめるから・・・」

男「えへへ」

 いやらしく笑いながら、おじさんは私の胸の先端をクリクリと責め立てる。私がどうやっても、感じちゃうところだ。

佐天「あんっ///」

 私の反応に満足したのか、手を離すと今度は敏感になった乳首に口をつける。

佐天「んっ・・・。えへへ、大きい赤ちゃんだね」

 私の声が聞こえたからなのか、おじさんが私の胸をちゅうちゅう吸い出す。男は、どうやら胸の前だと幼児に戻るらしい。

男「ぷはっ」

 おじさんは、胸から口を離すと。私に視線を向けてきた、今度はちゃんと目を見てくれている。

男「そ、そろそろ・・・・・・」

 言われなくてもわかっていた。さっきから、おじさんの硬いモノが私にグイグイ当たっていたから・・・・・・。


佐天「でも、その前に・・・・・・」

男「わ、わかってるよ」

 そう言うと、私からいったん離れる。そして―――。

 ボロンッ。私の目の前に反り勃ったそれを差し出した。充血してパンパンに腫れている。

男「ルイちゃんが着けてくれるんでしょ?」

 そう言った男は何とも嬉しそうだった。でも、この体制はやりにくい。

佐天「もう、ちゃんとさせてよ///」

 私は、起き上がるとゴムを取り出して、袋を開ける。おじさんの両手で、おじさんにしっかり付ける。無駄のない動き、かなり手際はいいほうだと思う。・・・・・・自慢にはならないけど。


佐天「じゃあ・・・」

男「待って!」

 なぜか、呼び止められた。つけ方が不満だったのかな?

男「ち、違くて。ほら、今日はだいぶ時間あるし。まずは胸がいいんだけど」

 ああ、そういうことか。

 私は悪戯っぽい表情で、おじさんの足のあいだに入り込むと両乳でそれを優しく挟み込んだ。私の胸に挟まれた瞬間、ピクンと動いたのを感じた。おじさんのは大きくないからすっぽりと隠れてしまう。

佐天「ローション無いから滑りがよくないなぁ・・・。けど・・・」

男「!?」

 私は胸の谷間によだれを垂らした。自分では汚いと思うけど、男の人から嫌がられたことはない。

 グチュ!グチュ!いやらしい音を立てながら、私の胸はおじさんを往復する。

男「だ、ダメだ!」

 ちょっと、動いただけで。おじさんはあっけなく果てた。

男「はぁはぁ・・・・・・」

 おじさんは息を荒くしてベッドに寝そべってしまった。


佐天「・・・・・・」

 私は、ゴムの処理をするとゆっくりおじさんに抱きついた。

男「はぁはぁ・・・ルイちゃん?」

佐天「・・・・・・何か、ありました?」

 この人とは何回かしたけど、今日は雰囲気が違った。何か元気がないのに無理してるような。

男「そんなことは・・・。そんな・・・・・・。ちょっとね仕事で、かなりの損害を会社に出しちゃったんだよ。みんなにあきれられたよ・・・・・・。馬鹿に・・・されたよ・・・・・・」

 何かあったか?と、聞いたけど私が解決できないことなのはわかっていた。アドバイスはできないし、求められているのは言葉じゃないのは分かるつもりだ。

佐天「・・・・・・」ぎゅっ

 何もできないから、抱きしめた。

男「・・・うぅ」

 おじさんは、私を少しの時間抱きしめると離れて笑いかけた。


男「あ、ありがとう。何か情けないところを見られちゃって・・・・・・。ルイちゃんはまるで天使のような――。どうしたの?」

 おじさんは、不思議そうに私を見つめた。正直、真面目な話をしているのに私が笑いを堪えているのが悪い。でも・・・。だって・・・・・・。

佐天「だってね。それ―――」

男「あっ!」

 おじさんのは、今までにないくらい勃起してしまっていた。そんな状態で真面目な話をされても困ってしまう。

男「ご、ごめん」

 そう言いながらおじさんは、私に向かって背中を向けた。

佐天「大丈夫ですよ」

 その背中に抱きつくと私はおじさんの下半身に手を伸ばす。しっかりと、ゴムを着けてあげるとおじさんがこっちを向いた。


男「ルイちゃん・・・」

 おじさんの両手が肩にかかる。

 私の体はベッドに倒されておじさんが覆いかぶさる。私は体の力を抜いた。

佐天「んっ///」

 私の中をかき分けて、おじさんのモノが私に入ってくる。

佐天「ああっ!」

 おじさんは、ゆっくりゆっくりと私に侵入してくる。ゆっくりゆっくり私を犯す。おじさんのが全部入る。

男「る、ルイちゃん・・・」

佐天「いい・・・ですよ・・・。動いて・・・・・・」

 おじさんはギリギリまで引き抜くと一気にそれを私に突き立てた。

佐天「あっ!あん!や、やだ///激し!いっ///」

 おじさんは、激しく腰を動かして私の中をピストンしていく。

男「ルイちゃん!い、イク!!」

 おじさんは、その日腰が痛くなるまで私で気持ちよくなってくれた。


 帰路についたのは朝だった。もう少し、早く帰りたかったけどおじさんが、お金を多く振り込みたいと言い出したのでなだめるのが面倒だった。規定以上のお金をもらうとまとめ役にも迷惑がかかるし、攻撃の対象になる。ルールは大事だ。

 最も、援助交際というのは買った方も売った方も犯罪なのでルールもないんだけど。でも、犯罪行為だったと頭で分かっていても私はこの行為を悪く思えない。

 このことを、友達が、初春たちが知ったらどうなるだろう、と想像すると背筋が寒くなる。きっと軽蔑されるだろう。でも、私は今の方がいいと思ってしまう。

 あの時の、一年前の私を救ってくれたのがこれだったのだから。

期待

どうでもいいことかもしれないけど地の文ありなら台詞の前に名前入れなくてもいいと思った
まあ>>1のスレだから好きなようにやってください

名前有りのほうが見やすいと思う。
これは個人の好みだな

このままでおk

サテンサン!

色々、ご意見もあると思いますが、このままで行こうと思います。

 二年生の夏、私は荒れていた。「幻想御手」の一件から、私は私なりに頑張ってきた。自宅で勉強する時間も増えたし、難しい本を頑張って読んでみたり、経験のためにボランティアや風紀委員の手伝いだってやった。でも、私の努力は意味がなかった。

 その時期には無能力者は高校に行けないとか、学園都市から追い出されるとか色々噂が出ていた。言い訳になってしまうけど、私が無気力になってしまったのもしょうがない。

 ―――いや、でも私はやっぱり最低だった。だって、不良になった訳じゃないし、学校では変わらないようにしてたけど、私の異変に気づいて気を使ってくれた初春や白井さんたちにひどいことをしてしまったのだから。

 私は彼女たちのことをよく知っていた。彼女たちの思いやりや優しさを知っていたから、ひっそりと傷になる言葉を吐いた。・・・・・・感情的になって初春にひどいことを言ってしまった時の、あの初春の表情は一生忘れないと思う。

 そんな時の私は、何をやっても面白くなくてへんな遊びをするようになってしまった。

 
 そのへんな遊びは「変身」。変身と言っても、特別なことをした訳じゃなかった。学校の帰りや休みになると私は電車である場所に行っていた。かなり学区の離れていて、知り合いはまずいない地域。そこで、私は少し化粧をして少しスカートを短く、セーラー服のスカーフを緑の色に変える、それだけだ。

 その、地域には大きな高校があった。そこまで、レベルは高くないけど無能力者は受けることもできない高校。緑のスカーフはそこの学校の制服に合わせたものだ。つまり、私は「能力者の高校生のフリ」をしていたのだった。今考えるとバカバカしいけど、当時の私はそうすることで少し自分を認めてあげられるような、そんな気がしていた。

 その高校は学生数が多いので私みたいのが街を歩いていても不審に思われることも無かった。ナンパみたいのをされて困ったことはあったけど、高校の道を教えて感謝されると本当に高校生になった気がして嬉しかった。

 それがあったのは、そんなある日のことだ。


 その日はその街で適当にショッピングして帰るつもりだった。いつも通り電車に乗っていると私は少しウトウトしてしまった。家まではまだ時間があるし、まだ明るいから寝てしまおうと思った瞬間、妙な違和感を感じた。違和感というより、誰かに見られているような感覚・・・・・・。

 その正体はすぐに分かった。私の座っている目の前の椅子に中学生ぐらいの男子が座っていた。車両はガラガラで、私とその男子を入れて六人ぐらいしか乗っていない。なのに、彼はわざわざ私の目の前に座っている。

佐天「・・・・・・」

 もう眠気なんてなくなっていたけど、私は少し疲れているような感じを出しつつ彼を観察した。気の弱そうな雰囲気の彼は、ビクビクしながら視線をキョロキョロ動かしている。でも、定期的に私に視線を送っている。そして、見るときはじっくりと見ている。本人は誤魔化しているつもりかもしれないけど。見られている方からすると丸分かりだ。

 彼は、私のスカートを。その中を見ようと必死だった。

 普段より、短めのスカートでぼんやり座ったのが良くなかった。とは言っても、少しスカートが上がっていたのに気がつかなかっただけで、ちゃんと足は閉じていたので覗かれる心配はないはずだ。でも、そんなことお構いなしに彼は私の足から太もも、そしてその奥を覗こうと必死になっている。

 そんな状況に少し混乱したが、何も問題はないだろう。足をしっかり閉じていれば覗かれることはないんだし、別の車両に移動してもいい。

 いや、それより、睨みつけてやるのはどうだろう?何か言ってくるタイプには見えないし、明らかに悪いのはあっちで正しいのはこっちだ。年だって多分同じか年下。私は、睨みつけるための覚悟を決めて彼を見ようとした。

佐天「!?」

 でも、私はあることに気がついて視線をそらす。彼にはバレてないみたいだった。チラチラと私の足を見ている。彼の制服は学園都市でも有数の名門中学のものだった。レベルが3以上必要でその中から難問の試験を合格した人だけが入学できる。

 その時、私の中で不思議な気持ちが湧き上がってきた。私より能力があって将来を約束されている人間が、今は私の下着を見ようと情けない表情と行動をしている。それが、私をドキドキさせた。

佐天「・・・・・・」

 どうして、そうしようと思ったのか覚えていない理由は無いのかもしれなかった、私は彼に気がつかないフリをしながら、ゆっくり足を開いた。


男子「!?」

 誤魔化すために色々なところを見ていた彼の視線はそこにクギ付けになる。でも、ちょっと足を開いただけだ。決して下品にならないように、自然な形で足を動かした。

 彼は、見るからに興奮していた。息が荒くなっていて唾を飲み込む音が聞こえてきそうだ。

 でも、私もすごく興奮してしまっていた。最近、クラスの男子とはそんなに会話をしていない。でも、今私は同年代の(あっちは私を高校生だと思っているかもしれない)男子中学生に下着を見せそうになっている。足を少し開いただけなのでまだ見えてないと思う。でも、もし見えていたら・・・・・・。

 今日の下着はピンクにレースのついたものだった。ピンクが可愛らしいのにデザインが大人っぽくて気に入っている。それがもしかしたら、目の前の男子に見られてしまっているのかもしれない。そう思うと、恥ずかしさと共に、何とも言えない快感が押し寄せてきた。

佐天「・・・・・・」

 知らず知らずのうちに私の感覚はおかしくなってしまっていた。足をもう少しずらす。

男子「わ・・・」

 これだけ開いたら、多分彼にはちょっとだけ私のショーツが見えてしまっていると思う。むしろ、私が見せているようなものだ。

 視姦というものは、きっとこういうものなのだろう。彼の視線が私を舐めるように見ている。足も、太もも、気がつけば胸だって・・・。ちゃんと、服を着ているはずなのに、裸を見られているようにさえ思う。今彼は何を考えてるんだろう。私の下着姿でも想像してるのかな。いや、それさえも・・・・・・。

 その時、駅のベルに気がついて私は急いで電車を出た。

 彼とはもう会うことはないと思うけど、私はその日の帰り道にまともに歩けなくて、人に三回ぶつかってしまった。


 そんなことがあった周の日曜日、私は初春と白井さんを誘って買い物に行った。そこでの私は一年前みたいに二人とちゃんと友達の関係でいられて、ちゃんと謝ることができた。そんな私の態度を二人はびっくりしていたけど、喜んでくれて私たちの友情は壊れずに済んだ。

 私がそんなことをした理由はわかっていた。私は、能力者の少年を手玉に取ったことで気持ちに余裕が出来ていたのだ。あの子はもしかしたら、私以外の下着でも興奮したかもしれないけど、あんな情けない表情を見せたのは確かに私に対してだから・・・・・・。そう思うことで、ちょっと初春や白井さんより大人になった気がした。そう思うことで、能力者と無能力者の差が埋まる気がした。

 そして、その次の週。私はまた「変身」して遠い地区に来ていた。

 制服に少し、細工をして。


 細工といっても、特別なことではない。

 なんてことはない、少し、セーラー服の生地が薄いものを着て。少し、スカートの丈を短くするだけ・・・・・・。

 でも、それだけで私のブラはよく見ると透けてしまっているし、ショーツは階段を歩くとちょっと、見えてしまう。だけど、男に見られてしまうというドキドキが私を興奮させていって、さらに大胆にしていった。

 いつしか、私はターゲットを決めていた。学生だと能力で危害を加えられるかもしれないから。対象は、研究者かサラリーマン風のおじさん。

 ターゲットといっても、少し人が少ない時間に駅やショッピングモールの階段でわざとその人の何段か前を歩くだけ。

 でも、それだけでその人の視線が私に向いているのが分かった。一歩一歩、私が歩くたびに揺れるスカート、階段を上り終わった後振り向いておじさんを見ると、慌てて目をそらすのが一周回って可愛いとさえ思った。そして、道ですれ違う何人かの男の人は私の胸をチラッと見る。それも、快感だった。

 もちろん、危ない目にあったこともある。襲われそうになったこともあるし、お金を強引に渡されてホテルに連れ込まれそうになったことも、下着を売って欲しいなんて言われたこともある。

 でも、対策はちゃんとしていた。まず初春に頼んで(最近視線を感じるという嘘?を言って)、風紀委員製の小型のスタンガンと連絡装置を借りた。これだけでも、並の能力者に襲われても撃退できる。けど、私はそれに加えて自分で警備員と風紀委員のパトロールのルートを調べてすぐに助けを呼べるようにしていた。

 ・・・・・・一年生の時、路地裏で襲われまくっていた時期にどうしてこういう考えを思いつかなかったんだ?私・・・・・・。

 とりあえず、安全にちょっとイケナイ遊びをしていた私だけど、その考えは甘かったらしい。・・・・・・男の人って、時々こっちの予想外の行動を取るので困る。

 彼に会ったのはまだ、夏真っ盛りの夕方だった。

 
 その日はちょっと買い物をしてまっすぐ帰るつもりだった。でも、歩道橋を疲れた顔で歩くある男性を見つけて私は計画を変更した。

 そのおじさんは私が何回かターゲットにしたことのある人。私の下着が見れなかった時に悲しそうな表情をするので印象に残っていた。

佐天「・・・・・・フン♪フフン♪♪」

 私は、鼻歌を歌いながら彼に近づいた。そして、ダラダラ歩く彼に―――。トン!軽くぶつかる。

男「あっ、ごめんなさい・・・・・・」

 ぶつかったのは私なのに気弱なおじさんだ。

佐天「こちらこそ。よそ見してて・・・。すみません」

 そう言いながら、私は頭を下げた。

男「いえ・・・そん!?・・・なことは・・・・・・」

 予想通りのおじさんの反応に私は心の中で微笑んだ。私は腕を前に組んで頭を下げた。おじさんの目には私のブラと谷間がチラッと見えたのだろう。オドオドしながら視線は私の胸元を見ている。

佐天「じゃあ、これで・・・。本当にすみませんでした」

 私はそそくさと退散した。こういうのがきっと男を手玉に取るというのだろう。私は精神操作系の能力者になったような気分でおじさんと反対側に向かって歩き出した。

 でも結局、私は精神操作なんてできないし、男の人を手玉に取れていたわけでも無かったんだ。


 少し、歩いたところで背後に気配を感じた。その時の私の心境としては、「あぁ、このパターンか」だった。振り返ると、さっきのおじさんが立っていた。私を追ってきたらしい。

佐天「あの?何か?」

男「あ、あの・・・。その・・・・・・」

 相変わらず、おどおどしているけど落し物を届けにきたわけじゃなさそうだ。こういう時には弱気になったらいけない。経験から私はわかっていた。

佐天「どうかしたんですか?」

男「あの・・・。実は・・・・・・」

 おどおど、しているけどこのおじさんも、今までの人と同じだろう。

 お金を出して、ヤらせろ!とか、下着をくれ!とか言うに違いない。ここは大通りだし、その時ははっきりとNO!と言って警備員でも呼ぶふりをすればそそくさと逃げるに決まっているのだ。

佐天「なんでもないなら私、行きますから」

 そう言って、立ち去ろうとする私をおじさんが止める。

男「ま、待って」

 私は、振り向いておじさんを睨む。

佐天「何ですか?いったい?」

男「あ!あの・・・・・・」

 私は、拒絶の準備をした・・・・・・。なのに―――。


男「・・・・・・なんでも、無いです」

佐天「へっ!?」

 そう言って、帰ろうとするおじさんをの腕を私は思わず引き止めてしまった。予想外の行動に頭が混乱していた。

男「えっ?・・・・・・」

佐天「え、えっと・・・・・・」

 と、いうより。状況がまずいことになっていた。ここは人の通りが結構ある。それなりに長い時間、沈黙していたので注目が集まる。・・・・・・自意識過剰かもしれないけど私はそう思った、そして―――。

佐天「こ、こっち!」

男「えっ!?」

 おじさんを引っ張って路地裏に入っていった。とりあえず、人目のつかないところで行こうと思ったのだ。

佐天「はぁはぁ」

男「き、君!?」

佐天「こ、ここでなら。言いたいことが言えますよね!」

 私は強気に言った。正直、頭が混乱していたけど強気にいかなきゃと思ったし、私がここに引きずりこんだことも、ごまかしたかった。

男「じ、実は・・・。お願いが・・・・・・」


佐天「なんですか?」

 ほら、今までと一緒だ。ここは路地裏といってもすぐに逃げ出せるし助けも呼べる。私は再びおじさんより有利になるために言った。

佐天「はっきり言ってくださいよ」

男「あ、あの・・・・・・くて」

佐天「はい?」

 声が小さいので逃げようにも逃げられないし、助けも呼べない。

男「じ、実は」

 私は身構える。

男「パンツが・・・。見たくて・・・・・・」

佐天「はい?」

男「だ、だから・・・。君のパンツが、下着が・・・・・・見たいんだ」

佐天「はぁ?」

 予想外の言葉に私は混乱してしまった。


 あれ?この人何回か私の見たことあったよね?さっきも、胸見てたし・・・。それとも、何かの淫語?・・・・・・警備員呼ぶべき?でも、スカート短いのは私が自分で・・・・・・。

佐天「・・・・・・」

男「・・・・・・あっ!」

 私の思考が止まっているのを、何か勘違いしたらしい。おじさんはそそくさと財布を取り出した。

男「い、今・・・・・・。これしかなくて・・・。これで、なんとか・・・・・・」

 そう言って、見せてきたお金に私は驚かされた。多すぎるのだ。この前、ヤらせろとか言ってきた酔っぱらいの倍はあった。

佐天「・・・・・・」

 正直、この時私は嬉しかったんだ。

 こんなことしているけど、私はまだそういう経験の無い処女で。今までの人はそれを知らずにお金を出したのかもしれないけど。そのお金を見て、「私の価値って結局この程度か」なんて思っていた。

 この人は、私のことを認めてくれているような。そんな気がしてしまった。

男「た、足りなければ。時計とか・・・・・・」

 また、沈黙を勘違いしたおじさんに私は質問した。

佐天「な、なんで。私なんですか?そんなにあったら、風俗とか色々あるじゃないですか」

 色々と言ったけど、知識も全くなかった。けど、それだけあれば十分に楽しめるとは思った。


 でも、おじさんは少し困った顔をして今までとは違う、はっきりとした口調で言った。

男「君が、美人で可愛いから」

佐天「へ!?」

男「初めてあった時に可愛いなぁ、て思ってね。次にあった時には何か色っぽくて・・・・・・。ダメとは思ったんだけど、今日は我慢できなくて・・・・・・。お、おじさん。目が悪くてぼんやりとしか見たことないから。ちゃんと見たくて・・・・・・」

 自白なのか告白なのかよくわからないことを言いながらおじさんは頭を下げた。

男「お願いします」

佐天「・・・・・・ダメです」

男「そ・・・・・・そうですか」

佐天「ここじゃ。見られちゃうかもしれないから・・・・・・。もっと、奥行かなきゃ。・・・・・・ダメです」

男「えっ?」

 私はおじさんの手を引いて路地裏の奥に歩いて行った。

 この日、私は初めて男の人にお金をもらって、私の身体を売った。


 路地裏は薄暗かったけど、電灯があったので私とおじさんのお互いの姿ははっきり見える。ここら辺はスキルアウトが滅多に来ない場所だから安全だ。

佐天「じゃあ・・・。スカート、上げればいいんですね」

男「うん、ルイちゃん。お願いします」

 立つ私の目の前に正座するおじさんは目をキラキラさせて言った。

 ちなみに、ルイちゃんというのは、名前を聞かれてとっさに答えた私の偽名だった。いくらなんでも、もうちょっと捻るべきだったと思う。

佐天「・・・・・・」

 私はゆっくりとスカートを上にまくりあげた。スカートとはいえ夏は熱がこもる。今までスカートに守られていた太ももが外気にさらされる。

男「うわっ・・・・・・」

 おじさんの、声が漏れる。私は顔から火が出そうだった。

佐天「・・・・・・んっ」

 私はスカートを完全に上げていた。今日の下着は、この前買った新品だった。大人っぽい黒のレースで店員さんは私を高校生と勘違いした勧めてくれたみたいだった。

 そのショーツが、いま名前も知らないおじさんに見られていた。おじさんの目は私の下着に注がれている。

 
 ふと、おじさんの下半身に目がいってしまった。

佐天「!?」

 私は目を閉じた。おじさんの下半身は不自然に盛り上がっていて・・・。テントを張るって聞いたことはあるけど・・・・・・。

 それより、終わりはいつなのだろう?私はおじさんに聞こう目を開けようとした。でも、聞くまでも無かった。

 私の耳にジーッ。という音が聞こえた。

佐天「えっ?」

 私はそれが何かわからなかった。おじさんが片手で握っているものが何か・・・・・・。

佐天「!?」

 でも、すぐに理解して目をそらした。お父さんと弟のは見たことがあるけど・・・・・・。あんな、形じゃなかったし、あんな大きくなかった。

男「ル、ルイちゃん。胸も・・・。ブラジャーも見せて」

 おじさんは擦りながら私にリクエストする。


佐天「は、はい・・・・・・」

 私は、スカートを片手で抑えながらセーラー服をまくりあげた。ショーツとおそろいの黒いブラがあらわになる。

男「ルイちゃん。いいよ・・・。いいよ・・・・・・」

佐天「えっ?きゃ!」

 おじさんは、私に近づいてきた。正確には、私の下半身に顔を寄せてきた。

佐天「や、約束が・・・」

男「触ってないから・・・。触らないから」

佐天「そ、そんな・・・・・・」

 確かに、触れてはいないけど。おじさんの鼻は限界まで近づいている。私のアソコの匂いを嗅いでいるみたいだった。

佐天「やだ・・・。さっき私・・・」

男「はぁはぁ。ルイちゃんからエッチな匂いがするよ。はぁはぁ」

 おじさんは目をつぶって、息を荒くしながら自分のモノを動かしていた。一体何を想像しているのか。そして―――。

男「い、イク!」

 その声と共に、おじさんは射精した。ドピュドピュとでる白濁の液体は私の足元を濡らした。


男「はぁはぁ。あ、ありがとう」

佐天「じゃ、じゃあ私はこれで」

 私は、そう言うと駆け足でその場を離れた。

 とんでもないことをしてしまったという後悔が胸によぎった。でも、私はこの行為がやめられなくて同じことをするとも思った。

 おじさんは気がついていなかったけど。おじさんが必死な顔で出しているとき。私のアソコは汗でない何かで濡れてしまっていたから。

ふむ


 私は、結局その時の快感が忘れられなかった。そして、逆に男の人を誘うようになっていた。誰でもいい訳じゃない。声をかけるのは、気弱そうで疲れている中年の人。なんとなく感覚で見せるだけで満足してくれそうか、そうじゃないかが不思議と分かったのでそういう人とは連絡できるようにしておいた。

 一ヶ月後、四人の男性が信頼できる私の「お客さん」になった。

 流れとしてはお互いの時間を調節して日にちと時間を決める。路地裏に時間をずらして入る。そこから、私は下着を見せておじさんからお金を貰う。

 おじさんたちが必死にオナニーする姿、その光景を見るのが楽しみだった。

 そして、予想していたけど、何回かは見るだけで満足していた彼らはどんどん、要求をエスカレートさせていった。・・・でも、それをどこかで期待していたのだった。


男「ルイちゃんお願い!下着売って!!」

佐天「なっ・・・・・・」

 その人は、最初誘った時から売って欲しいと言っていた。一回断ってから言わなくなったけど、ずっとタイミングを見計らっていたらしい。

佐天「そ、そんなの・・・・・・」

男「お願い!かなり上乗せするから!」

 初対面だとはっきり拒絶できるけど、ある程度仲良くなると断りにくい。結構おじさんたちと雑談をするようにもなってたし・・・・・・。

男「お願いします!!!」

佐天「!?」

 土下座だった。いい年した大人が、私に土下座したのだった。私の胸に征服欲というかムラムラと湧き上がってくる。幸いにも、体育があったのでノーパンで帰る心配は無い・・・・・・。

佐天「脱ぐところ・・・。見ないんだったら・・・・・・」

男「ホント!?見ない見ない!じゃ!後ろ向くから!」

 そう言うとおじさんはくるりと後ろを向いた。


佐天「・・・・・・」

 まずは、下から。ゆっくりとスカートの中に手を入れる。急ぎたいけどドキドキして自然と動きはゆっくりになる。

佐天「・・・んっ」

 右足、左足の順番で足を上げて、ショーツを外す。今まで布に守られていた秘部が外気に晒される。その時、ふと気がついた。

佐天「あの・・・もしかして・・・・・・。上も?」

男「もちろん!」

 とても、元気な声が聞こえた。私はため息をつく。

佐天「はぁ・・・・・・」

 服の上からホックを外そうとしたけどうまくいかない。セーラー服の中に手を入れようとしても引っかかってしまった。

佐天「・・・・・・」

 しょうがないので、セーラー服を胸の上までたくしあげからホックを外す。その時の服の擦れる音でおじさんは興奮したらしい。ゴクリと唾を飲む音が聞こえた。

 ホックを外したことで胸を押し上げていた拘束が外れる。能力の成長は全く無いくせに身体だけは成長していっている。

佐天「はい、終わりました」


 その合図で、おじさんがクルリとこちらを向いた。いやらしく、私の身体を視姦してくる。

男「ルイちゃん今、下着つけてないんだよね」

佐天「・・・・・・はい、これ」

 おじさんの質問には答えずに、私は下着を差し出した。

男「あ、ありがとう」

 嬉しそうに受け取ったおじさんは大切そうにカバンにそれを入れると、嬉しそうに帰っていった。


男「ルイちゃん!!胸を!おっぱいを!触らせてください!」

佐天「・・・・・・」

 下着を売って欲しいと頼んだのとは別の人だった。

佐天「いや、だから・・・。駄目って言ったじゃないですか・・・・・・」

 でも、すでに見せる以外のことをしている私はそれほど強く言えなかった。

男「お願いします!乳房をチチを!!」

佐天「・・・・・・」

 また、土下座だった。四人のおじさんたちはお互いに面識がないのに行動が一緒だった。

佐天「・・・・・・服の上からだったら」

男「ホント!?うん!約束するよ!!」

 私は手を後ろに組んで、壁に寄りかかった。


男「さ、触っていいんだね」

佐天「優しくしてください。知ってると思うけど、防犯ブザーとか持ってるから、それ以上のことしようとしたら―――」

 私はできる限り冷たい声で、おじさんに確認した。

男「わかってるよ。じゃ、じゃあ」

 おじさんのゴツゴツした両手が、突き出された私の胸にゆっくりと伸びる。

佐天「んっ・・・」

 最初はなでるように、手のひらで表面を触っていく。

男「はぁはぁ。やっぱり、大きいね・・・」

 そう言いながら。今度は少し大胆に指で胸を軽く掴んでいく。私の胸が五本の指で押される。

佐天「はんっ///」

 私の声に刺激されたのかおじさんは大胆になっていった。

男「今度は、もっと、強く・・・」

 そう言って、ガシッと私の胸を掴んだ。

佐天「いっ!」

 おじさんはもみもみと私の両胸を犯す。


佐天「い、痛いっ!」

 私は思わずおじさんを押しのけた。

男「えっ・・・!?ちょ、ちょっと・・・」

佐天「ワ、ワイヤーが当たって・・・。痛くて・・・・・・」

男「そ、そんなのってないよぉ」

 おじさんは何とも情けない声を出した。正直、思ったより痛かったので、つい大きな声を出してしまったけど、これについてはおじさんは悪くない。

佐天「・・・・・・」

 私は考えて結論を出した。

佐天「ちょっと、待ってて下さい」


男「えっ?」

 私は覚悟を決めて両手を後ろに回した。練習して服の上からでも、ブラは取れるようになっていた。

 プチッ。ホックを外すと、素早くブラをスカートのポケットにしまった。

佐天「・・・どうぞ」

 私は、再び腕を後ろに組んで。おじさんに胸を突き出した。

男「ほ、本当に。いいんだね」

佐天「はい・・・・・・」


 もみっ。おじさんはいきなり強く、私の胸を揉み始めた。

佐天「んあっ///も、もっと・・・優しく・・・」

男「ルイちゃんのさっきより大きい・・・。それに、まだちょっとシコリがあるね・・・・・・」

 おじさんはいやらしい言葉を言いながら、徐々に私の胸に顔を近づける。

男「まだ、大きくなるのかな・・・。でも―――」

佐天「ひゃあ///や、やだっ!そこは・・・///」

 おじさんは指の先でツンと、私の胸の先端を突っついた。快感に私の口から声が漏れる。

男「はぁ、ルイちゃん・・・」

佐天「だ、ダメッ///」

おじさんは意を決したように私の胸にしゃぶりついた。セーラー服の薄い生地を通して、おじさんの唾液が胸を濡らす。

男「ムチュ、チュパ、ヌチュ」

 私の右の胸に口をつけながらで左胸はやらしく揉まれ続けた。


佐天「だ、ダメって///あんっっ///!」

 拒否しようにも、私は体に力が入らなかった。そして、おじさんはエスカレートしていった。

男「チュパ!・・・もっと」

 おじさんは口を一旦離すと。私のセーラー服に手をかけた。

佐天「あっ・・・・・・」

 抵抗する間もなく、私の両胸は外に出されてしまう。クラスでも大きめの胸に小さな桜色の乳首がおじさんの目にさらされてしまう。

男「はぁはぁ、初めてあった時からこの胸を、むちゃくちゃにしたかったんだ。ブチュ!」

佐天「ひゃん///あっんっ///駄目って・・・///あんっ///」

 おじさんは私の胸に抱きつくと胸に顔をうずめた。そして、交互に口を付けると唾液と舌で、私の胸を陵辱した。

 おじさんは、いつの間にか私の太ももに自分の下半身をスリスリとこすりつけていた。

男「はぁ、ルイちゃん!ルイちゃん!!ウッ!」

 下半身をグイッ!と押し付けたと思ったら私の胸の中でおじさんは情けない声を出して果てた。


男「や、やばっ!どうしよ」

 出して冷静になったおじさんはアタフタし始めた。無理もない、おじさんのスーツのズボンは黒いシミができて、正直目立った。

佐天「・・・知りませんよ」

 私は、アルコールシートでおじさんの唾液を消毒すると、新しいセーラー服を着てそそくさと着た。この前の一件以降、着替えを持ち歩いていてよかった。

佐天「どうぞ、ごゆっくり」

 私は、おじさんを置いて帰りを急いだ。だって、怒っていたから。おじさんが、約束を破ったことにじゃない。おじさんの舌で、私があんなに感じさせられたことに対して悔しいやら、恥ずかしいやらでムカついていしまったのだった。

ほい


 その日は、待ち合わせ場所に私が先に着いていた。いつもは、おじさんが待っているのに・・・。変に思いながら、待っているとおじさんは10分遅れて到着した。

佐天「どうしたんですか?その腕」

 おじさんの遅刻の理由はすぐに分かった。おじさんの両手には白い包帯。怪我をしているようだ。

男「先週スキルアウトに・・・。ちょっとね・・・・・・。イテテッ」

 最近、スキルアウトは見かけないし私も一年の時のように襲われることもない。でも、治安の悪いところは悪いらしくて物騒な話だ。

佐天「大丈夫ですか?家で療養してたほうがいいんじゃ・・・・・・」

男「それでも、休めないのが社会人の辛いところだよ。まぁ、音声機能とかで仕事はできるからね」

佐天「そうなんですか。・・・・・・でも、これは無理ですよね」

男「で、でも。最近ルイちゃん忙しくて会ってくれないでしょ。今日は約束の日なんだからさ」

 必死に食い下がってくるおじさんに呆れつつ。私は質問した。

佐天「でも、その手じゃ自分でできないでしょ?ちゃんと今度、時間を合わせますから今日は帰りましょうよ」


男「そ、それなんだけどさ・・・・・・」

 おじさんは、何か照れ始めた。

男「三倍払うからルイちゃん手で―――」

佐天「駄目です」

 私は即答した。

 最近ガードが甘くなっている気がする。駄目なものにははっきりNOと言わなければいけないと思った。

佐天「大体、本当にそんな大怪我なんですか?」

 もしかしたら、痛いというのは私にさせるための演技なのかもしれない。疑いながら私はおじさんの右手に軽く触れた。

男「イツッ!ちょ!ちょっと!イテテッ・・・・・・」

佐天「ご、ごめんなさいっ!」

 軽く触れただけなのにおじさんは涙目になって痛がった。演技ではないようだ。

男「い、いくらなんでもひどいよルイちゃん・・・」

佐天「すいません・・・・・・」

 私の安直な行動で私に負い目が出来てしまった。


男「だ、だから・・・」

佐天「そ、それは駄目です。触るのは無しって約束じゃないですか」

男「でも、ルイちゃんおじさんがしてるとき、チラチラ興味ありそうな顔で見てくるのに・・・・・・」

佐天「なっ///」

 そんな風に見られていたのは知らなかった。・・・実際、ちゃんと見る機会も無いし、おじさん達は出したら自分で掴むのでちゃんと見れないし・・・・・・。

 でも、ひとりひとり大きさも形も違うような・・・・・・。私だって興味がないわけじゃ無い。

 だけど・・・・・・。

男「頼むよ。おじさん、手を怪我してから抜いてなくてさ」

 そう言ったおじさんのスーツは大きく膨らんでいた。おじさんが辛そうにしているのは怪我だけが理由じゃないみたいだ

佐天「・・・・・・今日だけ、ですからね」

 そう言いながら、私はおじさんを壁に寄りかからせてその前にひざまづいた。


 ジー。キツキツになったファスナーを下げて指で竿を引き出す。

佐天「ん!?」

 少し蒸れていたのか、ムワッとした匂いが鼻につく。

男「ル、ルイちゃん・・・・・・。早くぅ」

 急かすおじさんだったけど、私は初めて直視した男性器に釘づけになっていた。おじさんのは、完全にムケていて、ぴくんぴくんと動いている。

 グロテスクだけど。ちょっと、カワイイなんて思ってしまった。

佐天「じゃあ・・・、触りますね・・・」

男「う、うん」


 ツン、ツンツン。

 私は右手の人差し指で軽く突っついた。思っていたより硬くなくて温かい。

男「はぅ・・・」

 おじさんなのに何とも可愛い声が漏れた。私は次に軽く握ってみる。私が手で包むと脈を打っているというのがわかる。

男「ルイちゃんの綺麗な指が・・・。う、動かして」

佐天「はい」

 シコシコ、シコシコ。

 私の指が前後に動いておじさんを刺激する。おじさんは気持ちよさそうだけど私は、腕の運動をしているみたいだ。

男「も、もっと。先っぽとかも、強くして」

佐天「こう・・・ですか?」

 私は両手でおじさんに奉仕する。玉も片手で触りながらできる限りの刺激を与える。と、先っぽから何かが出てきた。


佐天「こ、これって///」

男「それ、滑りをよくする奴だから。のばして」

佐天「はい///こんな感じ・・・かな」

 私は指先でおじさんから出た透明な液体をのばす。確かにヌルヌルしている。それを使ってさっきよりも強めに刺激を加える。

男「ルイちゃんの、ぎこちない指使い・・・。最高だよ・・・」

 おじさんは、そう言いながら気持ちよさそうだけど、まだイッてくれない。私は少し焦った。

佐天「まだ・・・ですか?」

男「うん・・・。ルイちゃん、慣れてないし。もう少し」

佐天「でも・・・そろそろ」

 あまり、長くかかると。ほかの人にバレてしまう恐れもある。それこそ、今回は始めるのが遅かったのに・・・。

男「じゃあ、もっと他の部分も使うとかさ・・・。口とか、胸とか」

 そう言いながら、私を見下ろしたおじさんの目はいやらしく輝いていた。


佐天「・・・・・・わかりましたよ」

 私は一旦手を止めて、セーラー服を大きくまくりあげた。白いレースのブラとそれに守られた胸が顔を出した。

佐天「動かないでくださいね」

 私は、胸でおじさんを包んだ。ちょっと、きつかったけど湿っていたからか、すっぽりと入った。

男「ルイちゃんの、乳圧っ。最高・・・・・・」

佐天「動かないで、って///」

私は両手で胸を支えると前後にゆっくりと動いた。胸の中でおじさんの男根が顔を出したり隠れたりする。

 そして、おじさんのがさらに大きくなるとおじさんは声を上げて腰を動かしだした。私の胸がおじさんに犯されていく。

佐天「や、やだっ///お、落ち着いて」

男「ルイちゃん!ルイちゃん!も、もうだめだ!」

佐天「まっ―――」

 おじさんは、勢いよく私の胸から男根を引き抜く。その先から、白濁の液が発射される。その液は私の全身にかけられた。


男「ご、ごめんなさい。だから、もう会わないとかは・・・・・・」

 おじさんは、青い顔でうなだれていた。私が一言も喋らないのを怒っていると思ったのだろう・・・。実際に怒ってるけど。

佐天「もういいですよ。着替えは用意してるし。すぐそこにトイレもあるからちゃっちゃと着替えて今日あったことは忘れます」

男「そ、そうなんだ・・・。でも、最高だったよ、ぜひまた―――」

佐天「今度やったら、二度と連絡しませんけどね」

 ションぼくれるおじさんを見つつ、ちょっと私は心配になってしまった。

佐天「そういえば、怪我は大丈夫ですか?帰りは歩きですよね」

男「ん?あぁ、大丈夫だよ。まだちょっと痛いけどね」

佐天「でも・・・。そうだ、このブザー貸しますよ。警備員を呼べるいいやつですよ」

男「あはは、ありがとう。でも、同僚に助けを呼ぶのは恥ずかしいかな」

佐天「え?同僚って・・・」

男「あれ?言ってなかったっけ?おじさん、警備員なんだよ。今は管理する立場だから現場には出てないけど。この前ちょっと、久しぶりに現場で指揮を取ったらこの有様だよ。・・・どうしたの?」

佐天「いえ・・・。失礼しますね」

 あの、変態おじさんが警備員・・・。私は、学園都市の将来を心配しながら帰路についた。

 
 おじさん達に色々お願いされて、ガードが甘くなった私だけど最期の一線はしっかり守っていた。清純ぶるわけじゃないけど、初めては好きな人と・・・。みたいな思いはあったし、おじさん達にもそれははっきり言っていたのでおじさんの方からそう言った交渉が持ちかけられることも無かった。

 そういうことを言われたら、はっきりと拒否してもう会わないようにするつもりだった。

 そうだったんだけど、「あのおじさん」からこんな風にお願いされるとは思ってなかった。だから、私は拒否の前に質問をした。

佐天「・・・・・・何かあったんですか?」

 
 その人は、私がこういうことをするきっかけとなった人。下着を見せて欲しいとお願いしてきたおじさんだった。

 この人とは何回も会っているけど、見せる以上のことを要求してこなかった。ほかの人にしてあげたことを、この人にもしてあげようと思って提案すると断られてしまうのだ。

 「見るだけで十分。ルイちゃんは優しいから騙されないように気をつけて」が口癖でなんだか、お父さんみたいな優しい印象だった。その彼が、多額の現金を差し出して私に頭を下げて「抱きたい」とお願いしている。今日は最初から何か態度がおかしかった。でもまさかそんな・・・・・・。

佐天「お仕事で何かあったとか・・・」

男「・・・・・・」

佐天「ほら、前にも言いましたけど、手とかでなら、してあげますよ。なんだったら今日はお金は――きゃ!!」

男「はぁはぁ・・・・・・」

 おじさんは私を壁に追いやって手をついた。「壁ドン」っていうやつだけどこのドキドキは恐怖によるものだった。

佐天「いやぁっ!!」

 私は、おじさんを押しのけて大通りに走り出した。場所も決めずに限界まで走って、ある公園に着いた。もう日は暮れている。警備員に見つかれば補導されてしまう。

 でも、そんなことは気にできなかった。公園には誰もいないことを確認すると私の胸から何かが湧き上がってきた。そして、それが口まで来ると嗚咽になった。

 私は、自分のやってきたことは棚上げして、優しかったおじさんが豹変した恐怖とか、裏切られた気分とか、びっくりしておじさんを押しのけてしまった申し訳なさとか、よくわからない感情の中で子供みたいにワンワンと泣いてしまった。


 幸いなことに警備員やロボットに見つからずに家に着いた私は着替えもせずにベッドで横になった。翌日が休みなのに安堵して深い眠りについた。

 次の日は、ショックからか何もする気が起きなかった。起きて着替えて日中はベッドから降りずに浅い眠りと覚醒を続けた。昼はそれで良かったけど夜になるともう寝ていられなかった。

 しょうがないので、気分転換にパソコンを開くと数件のメール。おじさんとの連絡はこれでしている。案の定、おじさん達から会いたい的なメールが来ていたのを一応確認しながら削除していく。

佐天「!?」

 でも、あるメールの差出人の名前を見て(勝手につけたあだ名だけど)私は動きを止めた。差出人は昨夜の彼。私が逃げてからある程度時間をおいて送信されていた。メールには私のイメージだった優しい彼らしい謝罪が綴られていた。そして、もう連絡することも会うこともないという文章で終わっていた。


佐天「・・・・・・ふぅ」

 私も、前のように会うことはできないだろうしもう会わないのはそれでいい。ただ、そこに書かれていた理由は納得できなかった。

 少し嫌なことがあってとか、お酒を少し飲んでいてとか、明らかに嘘だと思う。私は、よくわからないままにネットサーフィンを始めた。考えてもわからないことは、時間をおいたほうがいいと考えたから、気分転換もしたかったし。

 でも、私は彼の顔をあるサイトで見つけてしまう。それは学園都市のニュースサイト、彼は学園都市を去る科学者として紹介されていた。

佐天「・・・・・・」

 私は夢中になってそのサイトを見た。そして、彼の名前や研究施設を検索する。その結果、私は彼があんなに豹変した理由を知った。

佐天「おじさん・・・私たち(無能力者)の為に頑張ってくれたんだ・・・・・・」


 彼は、有能な科学者だったらしい。専攻は能力の発現、つまり無能力者を能力者にするための研究。多くの方法を開発し、この分野では五本の指に入るぐらいの実力者。でも、メディア嫌いで写真にもまともに写ろうとしない男。学会とかの地位にも興味がなくて研究だけしていればいい変人。それが、ネットで見た彼の評価だった。

 だが、そんな学会などには興味のない彼が、ここ数日は研究をやめて学園都市の方針に真っ向から反対していたらしい。

 まだ正式には発表されていないけど、学園都市は能力の発現の研究は終了させていく方針に決定したという。

 一年前とは違って無能力者の数はほんのひと握り。そんな一部の人間に費用や学者の人員を使うなら、能力者を対象にした研究に力を入れる。全く発現に対する研究をしないわけじゃないけど、方針としてはそうなったらしい。

 その方針に、彼は反対した。自分は無能力者でありながら能力者以上に知能の高い、努力を重ねている子供たちを知っている。彼らの無限の可能性を潰すことはできない。それが、彼の言い分だった。

 研究がしたいだけならここまで、激しく抵抗することも無いだろう。そして、彼の書いた文章や、慣れないせいで噛み噛みの映像メッセージから伝わってくる彼の研究に対する情熱、研究対象の子供たちに対する思い。私は、気がつけば涙を流しながらパソコンの画面を見ていた。

 でも、必死の思いで声を上げた、彼の嘆願は一切聞いてもらえなかった。

 結局、方針を変えられなかった彼は学園都市の仕事を失って海外で研究を続けることになったらしい。そんな彼をネットの声は馬鹿にしていた。だけど私は、そんな彼がかっこいいと思った。

 彼からのメールには、かなり強くもう会わないと書いてあった。きっと、こっちから連絡しても意味はないだろう。それでも、私は彼にもう一度会わないといけないと思ったのだった。

 
 次の日、自宅はいくら調べてもわからないから私は彼の研究所に向かった。会える保証は無いけど、じっとしていられなかった。もちろん、中に入れないから外でずっと待つわけだけど、まるでストーカーをしている気分だ。

 幸いなことに、一時間も待たないでおじさんが入口から外に出てきた。私は研究所から離れたところで声をかける。

男「る、ルイちゃん・・・・・・なんで・・・」

 正直、声を掛けたのはいいけど、何を話すか決めてなかった。とりあえず、びっくりして逃げたことを謝る。

佐天「あの・・・。この前は――」

男「ごめん!!あの時は・・・どうかしてたんだ・・・・・・」

佐天「えっ」

男「直接謝ろうと思ったんだけど。本当に・・・合わせる顔が無くて・・・・・・」

佐天「ちょっと・・・声大きいです。・・・・・・こっち」

 私は彼の手を引いて、路地裏まで連れて行く。この時に、初めてあった時のことを思い出したのは私だけじゃないはずだ。


佐天「・・・ごめんなさい。もしかして、もう時間ありません?色々準備とかで忙しいんでしょ」

男「・・・そっか、おじさんのことは知っているんだね。いや、むしろやることがなくなってね。でも、なんの用?・・・・・・もう、おじさんの顔なんて見たくないでしょ。こんな、気持ち悪くて・・・乱暴で・・・」

佐天「・・・・・・」

 私は、しょぼくれるおじさんを見ながら自分の気持ちを確認する。確かに、かっこよくはない、少しお腹は出てるし、今も中学生の私にヘコヘコしている。でも―――。

佐天「・・・・・・です」

 これまで彼と接してきて。彼の意外な一面も見て。今は、そんな彼が素敵な人だと、そう思っている。

男「ん?」

佐天「・・・おじさんのこと、好きです」

 この好きという気持ちは多分、普通の恋とは違うのだと思う。出会いも普通じゃないし、ほかの人に説明しろと言われてもよくわかんない。でも、好きは好きで、彼となら・・・。そう思った。


男「な、何言って・・・」

佐天「告白の返事、聞かせてください」

男「だ、駄目だよ。ルイちゃん、優しいからってそんなこと言っちゃ」

佐天「じゃあ、私が嫌いなんですか?初めて会った時に褒めてくれたのはお世辞だったんですか?」

男「そ、それは・・・」

佐天「あの時、誰でも良かったんですか?」

男「ち、違うよ!仕事柄・・・、女生徒と触れ合う機会は多いし、下着姿を見たこともたくさんあるんだ。でも、ルイちゃんを見たとき、すごくドキドキして・・・。気がつけば声をかけてて・・・・・・」

佐天「じゃあ――」

男「でも!君みたいな女の子がこんなおじさんと付き合うとか。駄目だよ」

佐天「・・・・・・わかりました」

 おじさんは、少し残念そうな、ホッとしたような表情になった。


男「何か、学園都市を追い出されるから、気を使わせちゃったんだよね。ごめん・・・。でも、これを機会に援交みたいなことは止めて、普通に恋して―――」

佐天「じゃあ私、適当なエロおやじとかスキルアウトに慰めてもらいます」

男「何言って・・・?」

佐天「振られた女の子が自暴自棄になるなんてよくある話でしょ。振った人がとやかく言う権利はないですよね」

男「ルイちゃん・・・・・・」

佐天「・・・迷惑なのはわかっているけど、私なりに考えて告白したんです。私でダメなら、はっきり言ってください。もし、私の事ちゃんと女として見てくれるなら、ちゃんと答えてください」

 私は、おじさんの目をまっすぐ見た。おじさんは、チロチロ目線を外してから深呼吸して私をまっすぐに見つめ返してきた。

男「ダメなわけ・・・。無いよ・・・」

 空気がなんだか緩んで私たちを包んだ気がした。


佐天「えへへ。・・・じゃあ、両想いですね」

男「・・・そうだね」

 少し、薄暗い路地裏で、私の告白は成功したようだ。でも、その余韻はおじさんに掛かってきた電話で切れてしまった。おじさんはかなり慌てた様子で電話に出て一言二言、話すと焦った様子で私に。

男「ちょっと、部下がトラブル起こしたみたい」

佐天「そうですか、じゃあメールします」

男「う、うん」

 急いで研究所に戻ろうとするおじさんを私は止めた。

佐天「おじさん♪」

男「えっ?」

佐天「んっ///お仕事頑張ってくださいね」

 おじさんの頬にキスをして、私は走ってその場をあとにした。急いでいたはずのおじさんはその場で固まって動けないようだった。

 
 その後、私とおじさんは何回か連絡を取りあった。おじさんは、私の告白を受けてくれたけど、私の微妙な心もわかってくれた。

 だから、私たちはおじさんが海外に行く前に一回デートをしてその後別れることになった。彼氏?ができてすぐに別れるなんてなんか嫌だったけど。私とおじさんはこれでいいと思う。

 私は、デートの日に向けて服やアクセサリーを一生懸命選んだ。


 デートの日。デートといっても私と彼が堂々と街を歩くわけにも行かないから、軽くいっしょに買い物をしてから彼のマンションで私が夕飯を作ることになった。

 かなり離れた年の差のせいで会話はカップルって感じじゃないけど楽しかった。

 私が、「涙子が本当の名前だからそっちで呼んで」というと彼はかなり恥ずかしそうに名前を呼んだ。

 彼の部屋は、意外に綺麗で驚いた。独身だから研究室で寝泊まりしたほうが楽なのだそうだ。

 私の作った夕飯を本当に喜んで食べてくれた。



 そして、食事が終わって会話がなくなると、どちらが言い出したわけでもないけど。自然に足は寝室に向かった。


 寝室には大きめのベッドが一つ。私はその上の中央に座る。シャワーを浴びようとも思ったけど今日は汗もかいていないし、ここまできた流れを切りたく無かった。

佐天「じゃあ・・・。脱ぎますね」

男「う、うん・・・」

 私は、少し震える手でゆっくりと服を脱ぐ。服はたたんでベッドのそばの机の上に置いた。上半身を脱ぎ終えて、ちらりとおじさんの方を向くとおじさんは私をじーっと見ていて自分の方は脱いでなかった。

佐天「ジッ、ジロジロ見ないでください。恥ずかしいです///」

男「ご、ごめん。見蕩れちゃって・・・。すぐ脱ぐから」

 そう言いながら、かなり乱暴に服を脱ぎだした。そして、下半身の大きくなったアレにはすでにゴムがついていた。

 私が、下着姿になるとおじさんもベッドの上に登った。部屋はまだ明るくて、おじさんの真っ赤な顔がよく見えた。・・・私の顔も真っ赤だと思う。

男「涙子ちゃん・・・。すごく、綺麗だ」

 おじさんの目は新しい純白の下着に釘づけになっている。視線を恥ずかしく思いながら、私はおじさんの手を引いて胸まで持ってくる。

佐天「下着は・・・。おじさんが・・・・・・」


男「う、うん・・・。これは、前なんだよね・・・」

 おじさんは、慣れない手つきでブラのフロントホックを外した。そして、ゆっくりと私の胸からブラを引き抜く。

 私は、両手で胸を隠す。おじさんの視線が刺さるようだ。

佐天「あの・・・電気・・・・・・」

男「うん」

 おじさんが電気を消して部屋が薄暗くなった。目が慣れると、おじさんの姿は結構しっかり見える。

佐天「・・・んっ///」

私が、おじさんの唇にキスをすると。おじさんは一気に体重をかけて私をベッドに押し付けた。私より一回り以上大きい体が私に覆いかぶさる。そして私の手を彼の手が握った。

佐天「んっ・・・んちゅ、クチュ・・・」

 私を押し倒したおじさんは私の口の中に舌を入れる。私は、息苦しさを感じながらおじさんの舌に私の舌を絡ませる。

佐天「ムチュ、クチャ・・・んちゅ、・・・・・・ぷはっ」

 息が持たなくなりそうになったタイミングでおじさんの口が離れる。間をおかずにおじさんは私の首筋に唇を這わせる。


男「はぁはぁ・・・。夢みたいだ。・・・涙子ちゃん」

 おじさんは強く私を抱きしめながら、首筋にあった口をゆっくりと下に持っていく。舌が私の上を這っているみたいだったけど不思議と嫌な感じはしなかった。

佐天「んあっ///」

そして、おじさんは私の胸で止まると、私の胸で顔をうずめる。胸の柔らかさを顔で感じ終わると、手を外して両手と舌で私の胸を弄んだ。

佐天「あんっ///そ、それ・・・だめ///・・・です・・・んっ///」

男「乳首コリコリだよ。気持ちいい?感じてる?」

 そう言いながら、おじさんは私に歯を軽く立てた。

佐天「ひゃん///!んあっ!そ、それっ・・・ダメッ///」

 私の反応に満足したのか、おじさんは私から体を上げる。

佐天「お、おじさん・・・?」

 おじさんが、次に何をしようとしているのかはすぐに分かった。おじさんの手が、私の最期の衣服に伸びる。私は、少し腰を浮かせて、おじさんが脱がせやすいようにサポートする。


男「涙子ちゃん・・・」

 生まれたままの姿になった私におじさんの手が伸びる。

 クチュ。その水音を聞いて私は死ぬほど恥ずかしかった。

男「涙子ちゃん。初めてなのに、こんなに濡れてる」

佐天「いっ、いやだ///そんなこと・・・。んっ///」

そう言いながら、おじさんの手は私の秘部をかき回していく。湧き上がる快感に私は、恥を忘れて大きな声で嬌声を上げた。

男「こんなに・・・濡れてるなら・・・」

佐天「はぁ・・・はぁ・・・。きゃ!」

 おじさんは、私の両足を開かせると、自分のモノを私にあてがった。

佐天「お、おじさん・・・・・・」

男「い、いくよ・・・」

 おじさんは、ゆっくりと私の中に挿入を始めた。同時に身体を引き裂くような痛みとジンジンとした熱さが私を襲った。

佐天「いっ!痛い!」

 でも、おじさんには私の声は聞こえていないようでゆっくりながらも強引に私をかき分けていく。


男「すごい・・・。ギチギチに締め付けて。痛い・・・くらいだ」

 正直、痛いのは私の方だけど、それを言うこともできない。私はシーツを両手で握りしめて痛みに耐えた。

男「も、もう少し・・・。・・・全部入ったよ。涙子ちゃん」

佐天「グスン・・・はぁ・・・はぁ・・・」

男「ご、ごめん。し、しばらく動かないから」

佐天「は、はい・・・。お願いします」

 でも、おじさんの「しばらく」は一分も持たなかった。待ってる間も私の中に入ったおじさんのおちんちんは、ビクビクと私の肉壁を押しのけていた。

男「る、ルイちゃん・・・」

 初めて会った時を思い出す。情けない表情でおじさんは私を見つめる。


佐天「いいですよ・・・。動いてください・・・」

男「うん」

 おじさんは、そう頷くと腰を前後に動かし始めた。

男「はぁ、すごい・・・。抜こうとすると・・・・・・全然離してくれないよ。ルイちゃん・・・。涙子ちゃん・・・。涙子・・・」

 そう言いながら、おじさんのピストンは早くなっていく。私は痛みと一緒におじさんのが大きくなるのを感じた。

 おじさんは、苦しむ私の口に唇を近づける。私はそれに応える。

男「んんっ!」

 おじさんは私の奥に腰を打ちつけて絶頂を迎えた。

 私は、すごく痛かったけど、好きな人が私で気持ちよくなってくれて嬉しいと思った。・・・すごく、痛かったけど。

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