後輩「ただいま。お兄ちゃん♪」(351)

男「.....俺はお前の兄ではないし、ここはお前の家でもない。帰れ!」

後輩「残念!今日から私は先輩の妹で、ここは私の家なのでした~♪」

男「......馬鹿にしてるのか?」

後輩「いえいえ、まさか!?そんな!?」

男「その大袈裟なリアクションはやめい!......はぁ.......まさか親父の隠し子とでも言う気か?」

後輩「お兄ちゃん......今は受け入れられないよね.......でもね私達の関係は揺らいだりしない       よ?......お兄ちゃんが隠し子だったとしても.......ね?」

男「いやいや、違うだろ!しかも何で俺なぐさめられてるの!?」

後輩「まあまあ先輩、そんなに妹さんを怒らないでもいいじゃないですか」

男「.......はぁ、何か頭痛くなってきた」

後輩「大丈夫ですか?頭の血管切れちゃいました?」

男「黙れ」

後輩「........」コク

男「とりあず話を聞こう。ただ悪ふざけしに来たわけじゃないんだろ?」

後輩「........」コクコク

男「喋っていいよ!」

後輩「はい♪それじゃお茶いれますね♪」

~かくかくしかじか~

男「なるほど、再婚か......」

後輩「はい、先輩のお父さんと私のお母さんが結婚して私達は家族になったのでした。めでたしめでたし♪」

男「で、何故そんな大事なことを後輩であり妹のお前が話すんだ?」

後輩「はい、先輩でありお兄ちゃんのお父さん......私のお父さんでもありますけど頼まれまして」

男「自分で話せよな......で、親父達は?」

後輩「......もう帰ってきません......その事も相談したくて」グスッ

男「マジかッ!?」

後輩「ウソです!」

男「.......」

後輩「えへへへっ......」

男「お前はッ」

後輩「はうッ!」ポカッ

男「まったく恐ろしい嘘をつくなお前は」

後輩「ごめんなさい。でもですね、全て嘘と言うわけでもなくて」

男「ん?どういう事だ?」

後輩「はい、お父さん海外赴任が決まってまして、新婚旅行と合わせてそのまま向かうそうです」

男「俺は聞いてないな.....」

後輩「今話してます」

男「まぁな.....」

後輩「......拗ねてます?」

男「誰が拗ねるか......」

後輩「いい子、いい子♪」なでなで

男「くっ......と、兎に角事情はわかった。お前はこれからどうするんだ?」

後輩「もちろん、センパ......じゃなくてお兄ちゃんとここに住みますよ」ニコッ

男「その......お兄ちゃんって呼び方は確定なのか?」

後輩「いえ、他に呼び方あれば......オプション付けますか?」

男「何のだよ......」


1「兄さん......とか?」
2「お兄ちゃん、大好きと言え」

男「......お兄ちゃん、大好きと......」

後輩「えっ!?」

男「はっ!! すっすまん! 忘れてくれ!」

後輩「........」

男(俺は一体何を口走ってるんだあぁぁ)

後輩「お兄ちゃん......」じー

男「え?」

後輩「......っ~~~大好きっ////」

男「くはっ!?」

後輩「お兄ちゃん!?大丈夫!?」

男「やっやめろ、その名で呼ぶな!」

後輩「お兄ちゃん、大好きなの だからしっかりして♪」

男「やめろ!俺で遊ぶな!」

後輩「大好きなお兄ちゃん♪私を置いてかないでぇ♪」

男「ひっ~~俺が悪かった!」

後輩「お兄ちゃん、大好き♪」

男「」パタリ

~1時間後~

男「......すまん、取り乱したな」

後輩「いえいえ♪」

男(散々遊ばれてしまった。お兄ちゃんは禁止だな)

後輩「兄さん?」

男「ん?」

後輩「これから末永く、よろしくお願いしますね」三つ指ぺこり

男「あ......こっこちらこそよろしく」ぺこり

後輩「ふふふっ」ニコニコ

男「........お前はその......いいのか?」

後輩「はぁ?何がですか?」

男「いや、うん……俺みたいな兄貴でいいのかなっと......」

後輩「え!?兄さんを選んでいいんですか?それならえ~っと.......」

男「すまん。俺が悪かった」

後輩「ふふっ.......でも本当に私は先輩が兄さんで嬉しかったんですよ.....こうして先輩の近くに居る事ができますから......」

男「そ、それは.....」ドキドキ

後輩「ドキッとしました?」ニヤニヤ

男「くっ.....したよ!ドキドキだったよ!!」

後輩「ふふっ、兄さんこれからどうしますか?」

男「俺はもう寝るよ。今日は疲れた色々と......」

後輩「そうですね。おやすみなさい、兄さん」ニコッ

男「ああ、おやすみ」

男(今日は本当に疲れた.....しかし妹が出きるとは......)

男(親父には感謝かな……あんな奴だが可愛いし、懐いてくれてる?しな)

男(明日からの生活が楽しみではあるな。うんうん.....あ、妹ものを処分しとくべきか?.......ぐぅ~)

~翌朝~

妹「.....さん......兄さん、朝ですよ。起きて下さい」

男「ん~.......あと5分......あればカップ麺が......」

妹「......どんな夢みてるんだろ......あ、それより兄さん起きて下さい!」

男(まぁ実は少し前に起きてるがな......ここは妹に起こされるシチュを味わうべきだろ?そうだろ?)

妹「むむっ手強い......そうだ!確かこの辺に......」ゴソゴソ

男(なんだ?なにをしてるんだ......)ソワソワ

お兄ちゃん呼びは禁止されました
選択肢を間違っちゃったんだね残念

妹「ん~......あった!妹ミックス~♪」

男「やめい!!」ガバッ

妹「あ、起きた。おはよう、兄さん」ニコニコ

男「おはよう......何故朝からこんな仕打ちを受けねばならない」

妹「兄さんが早く起きないからですよっ!」

男「........」

妹「なんですか?」

男「いや、なにも言わないのかなと......」

妹「ああ、忘れてました.....こほん、そんな本を読んでるなんて兄さんはどうしようもない変態ですね。妹をそんな目で見るなて、気持ち悪いっ!」

男「」シクシク

妹「なんて思ったりしてませんから......あれ?泣いてるんですか?」

男「普通なくだろ!そこまで言われたら!」

妹「大丈夫です!兄さんがどんな変態でも私は兄さんを見捨てたりしません!」

男「......お前は容赦ないな......」

妹「それほどでも、てへへ♪」

男「ほめてねーよっ!」

妹「さ、冗談はこれくらにして制服に着替えたら、朝ご飯にしましょう。下で待ってますね」ニコニコ

男「お前の発言が冗談であることを切に願うよ、俺は.......」

~リビング~

男「お~いい匂いだな」

妹「なんですか?文句があるんですか!?」

男「お前は病気か?素直にほめたんだよ!」

妹「冗談ですよ♪ありがとうございます。センパ.....じゃなくて兄さん座っててくださいね」

男「無理に呼び方変えなくてもよくないか?」

妹「ダメですよ。家族なのに先輩なんておかしです」

男「......まあお前がいいならいいんだが」

妹「はい、お待たせしました」

男&妹「いただきます」

男「はむはむ......うん、うまいな」

妹「驚きましたか?」

男「ああ、驚いた」

妹「兄さんがいままで私をどういう風に見ていたか分かりました......」

男「ほめたのに落ち込むな!」

抜けてるな気をつけてはいるんだが
すまん、すまん

妹「そうだ、兄さんこれを」

男「唐突だな.....弁当箱?」

妹「兄さんお昼は購買か学食ですよね」

男「ああ、でも悪いな朝飯に弁当まで」

妹「いいんですよ私が好きでやってるんですから」ニコニコ

男「そっか、それじゃありがたく頂くよ」

妹「はい♪......まさか先輩にご飯を作って上げられる日が来るなんて、ちょっと幸せかも」

男(独り言か?まあツッコムのはやめとこう。気分いいしな!)

~玄関~

男「戸締まりよしっと、行くか」

妹「それではっ」スルリ

男「......なんの真似だ?」

妹「?」

男「キョトンとするな!何故腕を絡めてくる」

妹「妹ですから、何か?」

男「こいつ言い切りやがったな......」

妹「もう兄妹なんだから、恥ずかしがる事ないのに......照れ屋さん♪」

男「違うだろ!一般的な兄妹は腕組んで歩かない!」

妹「そんなまさか!?でも妹ミックスには確かに......」

男「お前.....まさか......読んだのか?」

妹「~♪」

男「目を反らすな!」

妹「........」じー

男「いや、見つめられても困るが......」

妹「......そんなに嫌なんですか?」

男「うっ......嫌と言うか.....恥ずかしいだろ兄妹でこういうのは.....」

妹「その点は心配いりません!まだ私達は世間的に兄妹とは認められていませんから!」

男「......それもどうなんだ?それだと俺達こい......」

妹「それだとなんですか?」わくわく

男「.......あ!もうこんな時間じゃないかぁ、急がないと遅刻しちゃうなぁ」ダッ!

妹「あ~、兄さ~ん待って下さ~い!」ダッ!

男「はぁ、はぁ.....」

妹「兄さん、妹でハァハァしないで下さい。キモイですよ?」ニコ

男「走って来たから疲れてんだよ!......お前は息切れてないのな」

妹「兄さんはもう少し運動したほうがいいですね。そんな事ではハイスペックな妹は守れませんよ?」

男「ハイスペックな妹をロースペックな俺が守る必然性が感じられないな」

妹「......卑屈....プッ」

男「くっ!......」

男友「あれ、朝から見るには珍しい組合せだな」

男「よっ、男友」

妹「おはようございます、男友先輩!」

男友「うん♪おはよう後輩ちゃん♪」

男「......俺は無視かよ」

男友「まあまあ、朝から男に挨拶するなんて気が滅入るだろ?」

男「そんなこと言われる俺が気が滅入るわ!」

男友「で、なんでふたりは朝から一緒なの?」

男「それは.....」

妹「えっとですね.....」

男友「ま、まままさか、ふたりは......兄妹なのか!?」

妹「えっ?知ってたんですか?」

男「お前はエスパーか」

男友「えっ??」

~かくかくしかじか~

男友「そうだったのか......ビックリだ」

男「まぁ、そう言うことだな」

男友「じゃ、じゃあ何かお前らお兄ちゃん、大好きってプレイもしちゃったのか!?」

男「プレイって.....」

妹「男友先輩、そんな大声で.....////」

男「男友は少し落ち着け。妹も赤くならなくていいから......(まぁ確かに恥ずかしいが)」

男友「これが落ち着いてられるか!ちくしょぉぉ、俺も妹が欲しいぃぃ!」

妹「ははは......兄さんどうしましょう?」

男「放置でいいよ......」

男友「はっ!?そうだ!?妹ちゃん!」ガシッ

妹「きゃっ!な、なんですか?......」

男友「俺のことお兄ちゃんって呼んでみてくれない?」

妹「えっ!?で、でも.......」

男「ふざけんな、テメェ殺すぞ」

男友「男、目がマジだよ?俺達友達じゃん?冗談だよ?」チワワチワワ

妹「......ロースペックな兄さんが守ってくれた////」ポッ

男「一言余計だろ......そんなに妹欲しいなら両親に頼め」

男友「いやだよ!この歳になって、母ちゃん妹欲しいなんて言えるかよ!恥ずかしいだろ!想像しちゃうだろ!!ぐあああぁぁぁ!!

男「バカだ.....」

妹「バカですね.....」

男「はぁ、こんなバカはほっとくに限る。いくぞ」グイッ

妹「あっ.....兄さん手.....」

男「ん?」

妹「......何でもないです......////」ぎゅっ

~あっと!昼休み~

男「授業を受けた気がしない不思議.......まぁいい、それより弁当♪弁当♪」

男友「男~、購買行こうぜ購買......その手に持つ未知の物はなんだ!?」

男「弁当だよ。知らないのか?バカだなアホだな死ねよ」

男友「うっ.......うわああああぁぁぁん」ダッ!

男「これでゆっくり食えるな」

男友「ムグムグ.....それ妹ちゃんが作ってくれたのか?」

男「......速いな、もうパン買ってきたのかよ」

男友「実はすでに買ってあった」

男「じゃあ何で誘ったんだよ.....」

男友「のんびりしてたからな。パン買えなくて苦しむ男を見たかった」

男「性格悪いな......」

男友「妹ちゃんの手作りかぁ.....べ、別に羨ましくなんかないんだからね!」

男「そうか少しくらい分けてやっても良かったんだが、それなら仕方ない」

男友「なっ!......ツンデレって損な生き物だったんだな.....」遠い目

男「では、いただきます!」パカッ

男「ッ!?」バンッ!

男友「うおっ!?どうした男?」

男「......いや、何でもない......バカ、なのか、あいつは.....」

男友「?」

男「俺ほかのとこで食べてくる.....」

男友「何で?」

男「俺ほかのとこで食べてくる」ギロッ

男友「わ、わかった。いってらっしゃい.....」

男(ありえん.....弁当にハートマークを書くなあぁぁぁ!)

男(人気の無い場所を探そう)

~空き教室~

男「ここなら......」ガラッ

妹「遅かったですね、兄さん♪」

男「ふぉ!?」ビクッ!

妹「どうかしました?」

男「な、なぜお前がここに.....?」

妹「何を言ってるんですか?私がお昼を食べてたら兄さんが来たんですよ?」

男「そ、そうだったな......いや、まてまてお前遅かったですねって言っただろ!」

妹「そうでしたか?この頃記憶が.......」

男「あくまでシラを切るきか?」

妹「何ですか?私が兄さんとお昼を一緒にしたいが為に、お弁当にハートを書き、その恥ずかしさに耐えきれず人目を避けるであろう兄さんの行動を予測し待ち構えていたとでも?」

男「どんだけ俺の行動読まれてるんだよ......俺を罠にはめてどうするきだ!?」

妹「ふっ.....」

男「ふっ、じゃねえーよ!怖いよ!」

妹「まぁまぁ、兄さん。私は兄さんと普通にお昼を一緒にしたかっただけですから」ニコニコ

男「......じゃあ今度から普通に誘ってくれ」

妹「.......」

男「いや、黙るなよ」

妹「.....善処します」

男「......もうそれでいいよ」

妹「ささ、兄さん隣にどうぞ♪」

男「......うん」

~げぷっ~

男「ごちそうさま」

妹「お粗末さまです。兄さんお茶です」

男「ありがとう」ズズッ

妹「兄さん、お弁当箱は私が持って帰りますからいいですよ」

男「ああ、悪い......(何か久々の安息を感じた不思議!)」

妹「~~♪」

男(ご機嫌だな.....振り回されなきゃ可愛くていい妹なんだが)じー

妹「どうかしましたか」

男「い、いや、別に?」

妹「?......あ、そろそろお昼休み終わりですね。途中まで一緒に行きましょう、兄さん♪」

男「ああ、そうだな......なあ妹」

妹「なんですか、兄さん」

男「......その.....弁当ありがとな、うまかった。また作ってくれると......嬉しい」

妹「........」

男「な、なぜ黙る」

妹「あ、いえ、いえいえ。この人赤い顔して何言ってるんだろうっとか思ってませんから」

男「.......はぁ、もういいよ」

妹「あ......ごめんなさい。兄さんさえよければ、また食べてください......////」ぎゅッ

男「あ、ああ......明日も頼む.....」

妹「はい♪」

男「っ.......う、腕で組んでいくのか?」

妹「はい♪兄妹のスキンシップは重要ですよ?兄さん♪」すりすり

男「ぅ......わかった」

~もう放課後~

男「ふぅ、今日もよく学んだな帰ろう」

男友「男!俺は.....」

男「悪い、お前とは付き合えない。お前はどうしようもないバカだ住む世界が違いすぎる.....」

男友「告白じゃねえ。母ちゃんに頼まず妹を作る方法を思いついた!」

男「......へぇ、凄いね。まぁがんばれ」スタスタ

男友「ちくしょおおぉぉ!絶対お前には妹の作り方教えねぇからな!」

男「恥ずかしい奴.....」

妹「あ、兄さん♪」

男「お、妹か俺を待ってたのか?」

妹「いえ、偶然にも、げた箱で兄さんに会いました」

男「........あっそ、じゃあな」

妹「ちょっと!健気な妹を置き去りは酷いですよ!」

男「.....待ってわけじゃないんだろ?」

妹「もちろんです!でもこういう場合一緒に帰るか?と一言在るべきです!」

男「........一緒に帰るか」

妹「はい♪......そうだ兄さん、何故か家の冷蔵庫空っぽなので、買い物に付き合って欲しいんです」

男「あ~、今まで自炊する奴いなかったしな。いいぞ荷物持ちくらい」

妹「........」

男「なんだその驚いた顔は」

妹「いえ、意外とすんなりだったので」

男「いや、それくらい言ってくれればやるし」

妹「わかりました。今度から普通に言います」

男「そうしてくれ......何故だろうな、お前と話すと答えにたどり着くのが酷く遠いよ.....」

妹「不思議ですね♪」

男「.....ああ、そうだな」

~スーパー~

妹「ん~、兄さんは好き嫌いありますか?」

男「いや、特にはないな」

妹「じゃあ肉系、野菜系、妹系でどれが好きですか?」

男「妹系?」

妹「に、兄さんこんな所でいきなりなにを!?」

男「いやいや、そっくりそのままお前に返すよ!」

妹「あ、兄さん鶏肉安いみたいですよ!」

男「......はいはい」

妹「今夜は唐揚げでいいですか?」

男「お、いいな」

妹「あ、でも明日のお弁当にも入れちゃいますけど......」

男「ああ、作ってくれるのに文句は言わないぞ」

妹「良かったです♪.....えっとこれと......」

男「.......なぁ」

妹「なんですか? あ、これも安い」

男「俺も家事手伝おうか?」

妹「え?急にどうしたんですか?」

男「いや、ほらお前だって友達と遊んだりしたいだろ?家事に追われたりしないかなと......」

妹「兄さん......ありがとう。でも大丈夫ですよ、そんな心配入りません」ニコッ

男「でもさ......炊事は厳しいが、ほら洗濯とかならできるし!」

妹「洗濯.....兄さんはそれが目的だったんですね.....」

男「えっ!?目的って?」

妹「しらばっくれても、私は騙されませんよ!」

男「騙すって.....」

妹「兄さんが私ので......あんなことやこんなことを......////」

男「お~い」

妹「~~っ.....兄さんの変態!エッチ!シスコン!」ピュ~

男「あ、おい!待て!」ダッ!

~商店街~

男「はぁ、店員さんにこっぴどく叱られたな」

妹「兄さんがいけないんですよ。妹のでハァハァしたいなんて.....」

男「......そんな事言った覚えはないが.......でもほんとに手伝わなくていいのか?」

妹「はい!洗濯なんて絶対させません!」

男「別に洗濯にこだわる必要もないが......」

妹「兄さんは何もしなくていいんです。ご飯を美味しい美味しいって言って食べてくれれば」

男「それダメすぎだろ」

妹「そんなことないです。お母さんが仕事で遅いとき独りで作って食べたって味気ないですけど.....兄さんは美味しいって言ってくれるから、作りがいがあります♪」

男「......そっか......でも俺に出きることあればなんでも......っていねぇーし!何処行った!?」

妹「兄さん、兄さん!美味しそうなコロッケ!」

男「.....はぁ、帰ったら晩飯だろ」

妹「1つくらい平気ですよ♪」

男「.....1つだけな」

妹「~~♪兄さんも買えば良かったのに、ほくほくで美味しいですよ♪」

男「いいよ、俺はお前作る飯食うから」

妹「......おぉ~♪」

男「なんだよ.....」

妹「うりゃ♪」ぎゅっ

男「うお!ちょっ!両手に荷物もってんだぞ!」

妹「~~♪」

男「.....たくっ.....少しゆっくり歩いてくれ」

妹「は~い♪......そうだ!今夜は兄さんの好きな物一品追加しちゃいます!何がいいですか?」

男「ん~、お前の得意料理でいいよ」

妹「それは妹の得意料理が好物と言うことでいいんですね!」

男「そうなるかは料理のでき次第だな」

妹「む、なら兄さんに美味しいって言って貰えるように私、頑張っちゃいます♪」

男「ああ、楽しみにしてる」

妹「はい、乞うご期待ですよ♪兄さん♪」ぎゅっ

~一週間後くらいぽい~

妹「兄さ~ん、テーブル拭い貰えますか?」

男「おう、任せろ!俺はテーブル拭きの達人だ!」ふきふき

妹「兄さんはどうしようもない役立たずですね」ニコニコ

男「......お前ツッコミ厳しすぎるぞ.....あれ、拭いても拭いてもテーブルの上に水滴が......」

妹「あ、お醤油が.....」

男「ん、どうした?」

妹「すみません、兄さん。お醤油切れたので買ってきます」

男「買ってきますって、もう外真っ暗だぞ?」

妹「大丈夫ですよ。すぐそこですから」

男「大丈夫なわけあるか!夜に大事な妹を1人で出歩かさせるわけにはいかん!俺が行ってくる」

妹「大事な妹.....」

男「ん?」

妹「わかりました。大事な妹は家で待ってます」ニコニコ

男「あ、ああ.....行ってくる....」

妹「大事な妹は兄さんを見送ります。気をつて下さいね」ニコニコ

男「.....うん」

妹「大事な妹は兄さんの背中を......」ニコニコ

「」バタン

男「ぐああぁぁぁ、何を口走ってるんだ俺はああぁぁ」

~帰り道~

男「くっ、醤油の棚が移動していただと!?余計な時間を食った!急いで帰らねば!!」

女「あれ、男くん?」

男「ん、女か、こんな時間に何してるんだ?」

女「部活帰りに友達とお茶してたら遅くなっちゃった。男くんは.....買い物?」

男「ああ、醤油切れててな」

女「お醤油って.....男くん自炊してるの!?」

男「.....いや、妹が」

女「男くん、妹さんいたんだ?」

男「ああ、親父が再婚してな」

女「そうなんだ......最近男くんと話す機会なかったし仕方ないか.....そうだ、そこで少し話していかない?」

男「ん~、悪い.....妹が家で待ってるから、女も早く帰った方がいいぞ」

女「あ、そうだね.....ごめんね」

男「いや、じゃまたな」ダッ

女「うん、またね.........送っててくれないか.....」

~家~

男「ただいま~」

妹「大事な妹は兄さんを出迎えます。お帰りなさい」

男「......それもういいから。ほい醤油。これでよかったよな?」

妹「はい、ご苦労様です♪兄さん座ってて下さい。今お茶入れますね」

男「いや、それより.....」

妹「妹ですか!?」

男「頼む飯にしてくれ」

~いただきます~

男「あぐあぐ.....うん!うまい!」

妹「ありがとう、兄さん」ニコッ

男「あぐあぐ」

妹「兄さんは明日は出掛けるんですか?お茶どうぞ」コトッ

男「むぐ.....いや、特に予定はないな。ありがと」ズズッ

妹「......はぁ、休日に予定がないなんて、不憫な兄さん.....」

男「くっ.....お前は予定あるのか?」

妹「はい、明日は兄さんと出掛ける予定です」

男「へぇ.......何処の?」

妹「目の前の」

男「俺聞いてないけど.....」

妹「今言いましたよ?では決まりですね♪明日楽しみです♪」

男「えっ、俺行くって言ってないよ?」

妹「......そうですよね。兄さんの意志を無視するなんて、ダメな妹ですね私.....」

男「.......」

妹「うすのろな妹が何いってんだって感じですよね......」

男「っ......」

妹「あ、でも気にしないで下さい。日々家事を頑張る私にささやかなご褒美をと思っただけですから」

男「い、いや、あのさ.....」

妹「いえ!いいんです!分かってますから、私ごとき妹が望むべき幸せではない事ぐらい.....でも安心して下さい。そんなご褒美無くたって私、兄さんの為に頑張れます」ニコッ

男「.....わかった行くよ」

妹「そんな、兄さん無理しないでください。私は平気ですから」ニコニコ

男「いや、俺が妹と出掛けたいんだ......」

妹「兄さんに誘って貰えるなんて嬉しいです♪」

男「.....喜んで貰えてなによりだ」

妹「はい♪明日が楽しみですね♪兄さん♪」

男「.....ああ、そうだな」

~翌日、ショッピングモール~

男「さすが休日、人が多い」

妹「兄さんは人ゴミ嫌いですか?」

男「まぁ好きではないな」

妹「.......ごめんなさい」

男「急にどうした?」

妹「いえ、無理やり付き合わせてしまったので......」

男「........ほら、行くぞ時間が惜しい」ぎゅっ

妹「あ.......」

男「ん?今度はなんだ」

妹「いえ、兄さんから手を繋いでくれるとはおもわなかったので.....少し引きました」

男「引くって.....ん、お前なんか顔赤いぞ?だい.....」

妹「き、気のせいです!行きますよ!時間が惜しいです!////」スタスタ

男「おおおい、そんなに引っ張るなっ」

~ファンシーな雑貨屋~

妹「兄さん、兄さん!見てください!この猫の醤油差し可愛いです!」ニコニコ

男「そうだな(お前がな!)」

妹「あ、兄さん、このマグカップ買って帰りませんか?」

男「うちはコーヒーとゆうより緑茶だろ」

妹「じゃあ明日からコーヒー党になって下さい。兄さんは犬ですね♪私は猫にします♪」

~大通り~

妹「いい買い物をしました♪」

男「そうだな。俺の意見はバッサリ斬られたが」

妹「........」じー

男「ん?クレープか......食べるか?」

妹「は!兄さん私の心を読まないで下さい!」

男「いや、それだけ見てれば気づくだろ......ほら、いくぞ」

妹「はい♪」

~ごっついクレープ屋~

店員「はい、彼女さんのはトッピングおまけね」

男「すいません。ありがとうございます」

妹「彼女さん......」

男「ほら、お前のクレープ」

妹「ありがとう。兄さんはバナナとチョコですか」

男「お前はイチゴとチョコでよかったんだよな?なんかおまけでアイス付けてくれたけど」

妹「はい......兄さん?」

男「ん、なんだ?」

妹「さっきは、何で否定しなかったんですか?」

男「否定?」

妹「彼女さんって......」

男「ああ、毎日顔合わす相手でもないのに、わざわざ俺たち兄妹ですからって言って回る必要もないだろ」

妹「まぁ、そうですね......」

男「食べないとアイスのところ溶けるぞ」

妹「あ、はい.....兄さん一口食べますか?」

男「お、じゃ一口貰うな」ガブッ

妹「あああぁぁぁ!!」

男「な、なに!?」

妹「私のイチゴ.......」

男「いや、まぁ悪いとは思うが.....ほら、イチゴまだ入ってるし」

妹「スライスされてないイチゴはあれ一個だけです!!こうなったら兄さんのバナナを食べます!」

男「俺の.....バナナ.....だと!?」

妹「なんですか?人のイチゴを食べておいて、兄さんのバナナは食べさせないとでも?」

男「あ、いや、すまん意識が別なところにいってた。もちろん食べていいぞ」

妹「食べ物の恨みを思いしやがれです!カプッ.....んんっ~.....にいひゃん.....んっ.....ぷぁっ!兄さん!動かしたら食べられません!」

男「すまん、つい......」

妹「なにが、ついなんですか!そんなに食べられたくないんですか?」

男「いや......全面的に俺が悪い、すまん」

妹「?」

女「あれ、男くんだ!」

男「ん?女も来てたのか」

女「うん、友達とね......男くんは.....彼女?」

妹「はい!」

男「いやいや!肯定するなよ!」

妹「でも、さっき兄さんが否定する必要はないと」

男「肯定しろとも言ってないけどね」

女「クスッ.......そっか、妹さんかぁ。仲がいいんだね♪」

男「まぁ、な....」ポリポリ

妹「........」

女「あ、それじゃあ、みんな待ってるから」

男「ああ、またな」

女「うん、あ、今度は私も誘ってくれると嬉しいな.......妹ちゃんもまたね♪」

妹「.....はい」

男「誘って欲しいって、お前のこと気に入ったのかな?」

妹「.......兄さんはど~~~~しようもない、大馬鹿!ですね!」スタスタ

男「ちょっ!待てって、何で怒ってるのお前....お~い」

女「仲良し.....兄妹か.....」

~帰り道~

妹「.......」スタスタ

男「.......まだ怒ってるのか?」スタスタ

妹「.......」スタスタ

男「はぁ.......なぁ、せっかく今日1日楽しかったのに、こんな風に家に帰ったらつまらない1日になっちゃうぞ?」ピタッ

妹「......兄さんは今日楽しかったんですか?」ピタッ

男「おう、楽しかったぞ」

妹「......女先輩に会えたから?」

男「は?何で女が出てくるんだ?妹と出掛けられて楽しかったって話しだよな?」

妹「......////」

男「俺とじゃ......楽しくなかったか?」

妹「っ!?楽しかったに決まってるじゃないですか!」

男「そっか、なら誘ったかいがあったな♪」

妹「.......兄さん、今日はありがとう。私の我が儘に付き合ってくれて.....それと無理に誘ってごめんなさい」

男「だから、誘ったのは俺だって、また一緒に出掛けような」なでなで

妹「......うん♪」ぎゅっ

男「ふぅ.....機嫌がなおってよかった」

妹「兄さ~ん♪」すりすり

男「す、すこし、くっ付きすぎじゃないか?ほら、歩きにくいし」ススッ

妹「やぁ~だ~♪」ぎゅっ

男「うおっ(肘に当たってるんだよ柔らかいのが!)そ、そうだ!晩飯!どっかで食べてくか?」

妹「ん~、兄さんは私の料理とお店、どっちがいいですか?」

男「そりゃ妹のほうがいいが、疲れてないか?」

妹「全然♪じゃ家に帰ったら美味しいの作りますね、兄さん♪」

男「じゃあ頼む」

妹「頼まれました♪」ぎゅっ

~翌朝、登校中~

男「ふわあぁぁぁ.....っ」

妹「でっかいあくび......兄さんは昨夜何をしていたんでしょうか......」

男「いや、何もしてないが」

妹「実は昨夜、壁に耳を当てて兄さんの部屋の様子をうかがっていたんですが......」

男「お前が何やってんだよ!」

妹「妹かわいいよハァハァと聞こえてきたので、やめて!兄さん!と言ってみたんですがどうでしたか?」

男「ツッコんだらやめような.....」

男友「男、妹ちゃん!おはよう!」

男「はよ~」

妹「男友先輩、おはようございます」

男友「男、聞いてくれよ」

男「聞いてるぞ、話せ......そんなことより妹、今日は少し帰り遅くなりそうだ」

妹「そうなんですか?」

男「土曜の帰りぎわ資料作りを担任に頼まれた」

妹「兄さんの予定を潰しにくるとはやりますね。わかりました先に帰って晩飯の準備してますね」

男「ああ、頼む」なでなで

妹「はい♪」

男友「.......で、手伝いでせっかくの休みが潰れちまったぜ」

男「ああ、お前は可哀想な奴だよ」

男友「男ならわかってくれると思ったぜ」ニカッ

~昼休み~

男「この学校の授業形態について討論したい......とりあず飯にしよう」パカッ

男「む、今日はハートなしか......仕方ない教室で食うか」

男友「あれ、今日はここで食うの?じゃ一緒に食おうぜ」

男「ん、お前は今日もパンか」

男友「もきゅもきゅ......ああ、いいよなぁ妹ちゃんの手作り」

男「母ちゃんに頼めばいいだろ」

男友「男!違うぞ!妹ちゃんの手作りと言うブランドが俺は食いたいんだ!」

男「あっそ」

男友「そうだ!妹ちゃんと付き合えば俺にも作ってくれるかな?」

男「お前の鼻に箸突っ込んで脳みそかき混ぜていい?」

男友「って言う妄想をしてみただけだから、気にするなよ」

男「あぐあぐ」

男友「でもさ、実際のところどうすんの?」

男「なにが?」

男友「妹ちゃん可愛いし、飢えた獣共が狙ってんじゃねーのって話し.....あ、俺はチワワだから」

男「蹴散らす」

男友「......まぁそれもいいけどさ......もし紹介されたら?兄さん♪私の彼です♪みたいに」

パキッ!!

男「あ、箸折れた.....妹に怒られるかな」

男友「駅前のケーキってうまくない?」チワワチワワ

男(考えてもみなかったな.......もしそんな時がきたら.......)

~放課後~

男「失礼しました」ピシャ

女「あ、男く~ん」

男「おう、部活終わり?」

女「うん。職員室から出てきたけど男くんは呼び出し?」

男「いや、先生の手伝い」

女「そっか、お疲れさま♪もう帰るの?」

男「ああ、妹も晩飯作ってまってるしな」

女「そっか.......じゃあさ、一緒に帰えろって誘ってもダメかな?」

男「いや、いいけど」

女「ほんと!?よかった断られなくて♪あ、ねぇ少しお茶して帰らない?」

男「そうだな.......いいよ、俺も喉渇いてるし」

女「ふふっ、今日の男くんは優しいなぁ♪」

男「なにそれ」

女「だっていつも妹が~って断られるもん」

男「そう、かな?」

女「そうだよ♪」

男「まぁいいけど、カバン取ってくるから校門の辺りで待ってて」

女「うん♪わかった♪」

~おされなカフェ~

女「うん、おいしい~~♪」

男「女の子って甘いの好きだよな」

女「それは偏見だよぉ、男の子だって好きな人はいるよぉ」

男「まぁな、でも割合的に女の子の方がおおいだろ。うちの妹も甘いの好きだし」

女「ふ~ん......あ、ねぇ男くんはコーヒーだけでいいの?」

男「ああ、妹が晩飯作ってるしな」ズズッ

女「........男くんてさ.....妹さん大好き?」

男「ブッ!?」

女「きゃっ!?」

男「ゴホッゴホッ......っ......す、すまん」

女「ううん、大丈夫?」

男「あ、ああ.....いきなりなに?」

女「だって、男くんと話してるとちょくちょく妹さん出てくるよ?」

男「そんなことは......」

女「........」じー

男「あるのか?」

女「......はぁ......ねね、このケーキ少し食べてみない?はい、あ~ん♪」

男「........」

女「どうしたの?」

男「どうしたのと言うか、恥ずかしいだろ......」

女「ふふっ、大丈夫だよ♪周りだってカップルばっかりなんだから♪ほら、早く腕疲れちゃう」

男「くっ.....もぐもぐ」パクッ

女「おいし?」

男「むぐ.......うん、うまいな。妹なら喜んで食いそうだ」

女「.......」

男「ここのケーキってテイクアウトできるのかな?」

女「........うん、できるよ」

男「なら買って帰るか」

女「........シスコン」

男「ん?」

女「なんでもない!」バクバク

男「.......もう少し味わった方がよくないか?」

女「うるひゃい!」バクバク

男「........」

~家~

男「ただいま~」

妹「兄さん、お帰りなさい♪」

男「ほい、お土産」

妹「わぁ、ケーキだぁ♪ありがとう、兄さん♪ご飯の後で一緒に食べましょうね?」

男「ん、そうだな」

妹「ご飯の用意しとくので着替えて来て下さい♪」

男「頼むな」

妹「は~い♪」

~食後~

妹「~~♪」はむっ

男「よく入るな~」

妹「甘い物は別腹ですよ!兄さん!.......はむはむ......兄さんは食べないんですか?」

男「俺は晩飯だけで腹いっぱいだ」

妹「そうですか.......はむはむ......~~♪」

男(小動物みたいだな......飢えた獣共の気持ちは分からなくもない)

妹「ふぅ......もう一個たべようかなぁ.......でも1日に2つはまずいかな」

男(しかし、飢えた獣共に同情の余地はない。フフフッ、その牙へし折ってくれるわ!)

妹「でも......もう一つだけ、食べた分は運動します!」

男「ん~~(だが、小動物から獣に近付いた場合はどうすれば?)」

妹「兄さん、どうかしたんですか?」

男「あ、いや.......(聞いてみるか)」

妹「?.......いただきます♪」はむっ

男「なぁ、妹」

妹「なんですか?」

男「お前は.....す、す.....すす」

妹「煤?がどうしたんですか?」

男「す、スルメ好きか?」

妹「スルメ?そうですね......甘い物の後にはいいかもしれないですけど、好きってほどでは、それが?」

男「まぁ聞いてみただけかな」

妹「はあ?」

男「ケーキうまいか?」

妹「はい♪」ニコニコ

男「そっか良かった(まぁその時、考えよう)」

~翌朝、登校中~

男友「男、妹ちゃん、おはよー」

男「はよー」

妹「男友先輩、おはようございます」

男友「男、聞いてくれ」

男「わかった。5秒で話せ」

男友「5秒!?.....えっと、えっと.....俺、幼女を調教する!」

男「......」

妹「.......」ススッ

男「妹、そんな人を蔑むような目で見るのはやめなさい」

妹「だって兄さんこの人......」

男「まぁ待て.....男友、俺はいやだぞ。目線入りでワイドショーに同級生aとしてアイツは見たままの変態ですって言うのは」

男友「違うよ!男が5秒で話せっていうからだろ!俺はただ小さい子と仲良くなってお兄ちゃんって呼ばれたいだけだ」

男「......どっちにしてもやめてくれ」

男友「そんなことより男、昨日女ちゃんと一緒だった?」

男「ああ、丁度帰りが一緒になったからな」

男友「そっかそっか~、ケーキ食べさせて貰ったりして仲良さそうだったな~」

男「見てたのか......」

男友「バッチリな!なあなあ付き合いってんの?」

男「付き合いてないよ、くっつな、尻を撫でるな、キモイ」

妹「........」

~昼休み~

男「......男友、俺授業受けた気がしないんだが」

男友「お前ずっと寝てたじゃん」

男「そうか、納得だ.......飯にしよう」パカッ

男「む、今日はハート有りか、男友またな」

男友「ん、のんびりしといで~」ひらひら

女「男友くん」

男友「あ、女ちゃん俺に会いにきたの?」

女「まさか。男くんは?」

男友「バッサリ斬られると俺も痛いんだよぉっと。今出てった。妹ちゃんとお昼かな」

女「そう.....」

~空き教室~

男「待たせたな」ガラッ

妹「私が兄さんを待ってるなんて思い上がりも甚だしいですね」

男「......えらく絡む言い方だな......怒って、るのか?」

妹「怒ってねえです」

男「........」

妹「.......昨日は女先輩と一緒で楽しかったですか?」

男「え?」

妹「どうりでお腹いっぱいのはずです。女先輩に食べさせて貰ったんですから」

男「いや、食べさせて貰ったって一口だけだぞ?一口だけ」

妹「なんですか、兄さんは私にもあ~んしろと、遠回しに言ってるんですか?」

男「いや、言ってないけど.....」

妹「いえ、わかりました」

男「なにが?」

妹「兄さん♪あ~ん♪」

男「......わかったよ.....あむっ」もぐもぐ

妹「おいしいですか?」

男「うん、うまいよ」

妹「では、あ~ん♪」

男「.....続けるのか」

妹「当然です♪」

~ごちそうさま~

男「結局全部食べさせられてしまった」

妹「兄さん、お茶です」

男「ん、ありがと」ズズッ

妹「では、まだ時間あるので兄さんに膝枕してもらいます」

男「なぜ?」

妹「兄さんにご飯を食べさせるのは、なかなかに重労働でした.....ふぅ」

男「頼んでないけどな......まぁいいや、ほら」ポンポン

妹「おぉ~♪兄さん素直ですね♪」

男「何言っても聞いてもらえそうにないしな」

妹「賢明な判断ですね♪.....ん~♪これは私好みの枕です♪高ポイントですよ、兄さん♪」すりすり

男「偉そうだなお前は.....」ナデナデ

妹「ふにゃ~♪兄さんそのまま続けてくださいね......くぅ~....」

男「ん......妹?」

妹「くぅ~.....くぅ~....」zzz

その一言に心が折れた......
仕方ない完結まで書く

男「寝ちゃったか」

妹「ぅ.....んん.....」zzz

男「はいはい」ナデナデ

妹「.....くぅ~.....くぅ~....」zzz

男「.....好きな奴いるのか?」

妹「.....くぅ~......くぅ~......」zzz

男「.....いつか彼氏紹介されるのかな......やだなぁ」

妹「.....くぅ~......くぅ~......」zzz

男「誰にも......お前を渡したくないよ」ナデナデ

妹「.....くぅ~......くぅ~.....」zzz

~空き教室ドア越し~

女「.......」

聞かれたっ!

∑(;゚д゚)

~放課後、屋上~

妹「女先輩~?」

女「あ、ごめんね、呼び出して」

妹「いえ.....それで相談って?」

女「うん.....妹ちゃんはわかってると思うけど.....私、男くんが好きなの」

妹「.......」

女「それでね、男くんとのこと応援してもらえないかなって」

妹「応援は.....できません」

女「......だよね。言い方変えるね......邪魔しないで」

妹「っ......」

女「兄妹なのに2人は近すぎるから、これくらい言わないと割り込めないもん」

妹「なら.....」

女「諦めろ?」

妹「......はい」

女「それは無理だよ。だってふたりは兄妹でしょ?なら私は諦めない。諦めるわけにはいかないの」

妹「っ.......」

女「妹ちゃんはずるいよね。私が欲しい物を立場だけで得ようとしてる」

妹「そんなこと.....」

女「ないの?男くんは貴女が妹だから大切にしてくれてるって思わない?」

妹「っ.....ずるくたっていいですっ!......っ.....兄さんは私こと......っ」

女「......大切な妹としては想ってるかもね。でも.....女の子としては?聞いてみた?」

妹「っ!」ダッ!

負けるな妹(・∀・)

~放課後、廊下~

男「妹はどこ行ったんだ。今日は買い物の日だってのに.....」

妹「っ.....兄さん」

男「お、探したぞ。今日は.....」

妹「兄さん!」ぎゅっ

男「うお!?き、ききき急に抱きつかれると兄さんびっくりだぞ?」

妹「......妹が甘えてるだけなので我慢してください......」ぎゅっ

男「お、おう......なんかあったか?」

妹「.......」ふるふる

男「そっか.....」ぎゅっ

妹「兄さん.....」

男「ん?どうした?」

妹「.....兄さんは私のことどう思てますか?」

男「え?大切な妹.....だと思ってるが?」

妹「っ.....」ぎゅっ

男「妹?」

妹「......いつまでも妹を抱きしめてないでください!」ドン

男「ととっ.....俺が悪いのか?」

妹「今日は買い物に行く日ですよ。カバン取ってきますから、兄さんは校門で待っててください」グイグイ

男「お、おい、押すな。わかったから.....じゃ待ってるから早く来いよ?」スタスタ

妹「はい.....兄さん.....私.....」

~校門~

女「最低.....自分が嫌いになりそう.....」

男「よっ、部活終わりか?」

女「え?男くんっ!?.....う、うん。そんなとこ.....」

男「そっか.....あ、妹みなかった?待ってんだけどこなくてさ」

女「ううん.....みてないよ.....」

男「そっか、早く来いよって言ったのにな.....」

女「......ねぇ、男くん」

男「ん?なに?」

女「......好きな人とか、いるの?」

男「えっ!?い、いきなり何?」

女「あ、うん。ごめんね......彼女とか作らないのかなって思って.....」

男「彼女ねぇ.....どうかな.....まぁ欲しいか欲しくないかなら......欲しい、かな?」

女「......じゃあ.....私と、付き合ってみない?」

男「えっ!?.......いやいや、そんな簡単に言うことじゃないだろ」

女「簡単なことだよ......だって私......私、男くんのこと好きだから!.....////」

男「......あ、その、な.....女ことは......」

女「わかってる!.....友達としか......思ってないんだよね......」

男「.....すまん.....」

女「ううん......だからチャンスくれないかな?」

男「チャンスって?」

女「うん.....その試しに付き合ってみてくれないかなって......」

男「........」

女「男くんに好きになってもらえるように頑張る自信あるし、もちろん嫌だったら別れてくれても全然きにしないから......ダメ、かな?」

男「.....気にしないって言われても、な」

女「そうだよね......ごめん.....」

男「あ、いや......それにそれだと何か俺に都合よすぎないか?」

女「......それなら.....私から条件、私といる間は妹さんの事忘れて」

男「......それは..........ごめん」

女「.......やっぱり、勝てなかったね......男くんの心の中、妹さんでいっぱいだもん」

男「いや、そんなことは......」

女「.........」

男「.......そうだな......でも、まだわからないんだ」

女「わからないって?」

男「妹のことが1番大切だし、誰にも渡したくない.......でも、これって父性とか口の悪い奴らに言わせればシスコンって感情なんじゃないかなって」

女「そんなことフった女に聞かないでよ」

男「ごめん.....そうだよな」

女「今のはフられた仕返しで、これから言うことはフられたけど男くんの事がまだ好きな女の助言」

男「.......」

女「ふたりは兄妹だけど小さい頃からってわけじゃないでしょ?」

男「あぁ.....」

女「兄妹だからって考えすぎるのもどうなのかな?」

男「.......」

女「.....男くんとこんな話したくないけど......男くんは妹さんを守ってあげたいだけなの?その.....」

男「いや、それ以上は言わなくていい.....色々すまん」

女「ほんとだよ.....男くんて世話がやけるね。フられて正解かな♪」

男「.......」

女「......じゃあ私帰るね」

男「......気をつけてな」

女「......うん、また、ね」

男「女、その......」

女「ごめんって言ったら怒るからね」

男「......ありがとう」

女「うん」ニコッ

俺がルールだ!

いや、まぁご期待にそえず申し訳ない
もっと精進いたします

~校門、夜~

男「.......」

担任「男、お前こんな時間までなにやってるんだ。早く帰れ」

男「えっ!?......って、もう真っ暗......」

担任「ほら、出た出た。正門閉めるぞ」

男「いや、先生、まだ妹が.......」

担任「妹?......もう誰も残ってないぞ。確認したからな」

男「そんな......」

~家~

男「妹!」

...............

男「帰って......ないか」

男「携帯は出ないし、いつもの店にもいなかった......あとは、事故にあったとか......」

男「いやいや、落ち着け......それなら警察や病院から連絡あるはずだ......」

男「1時間.....いや、30分待ってみよう......」

男「......どこ行っちゃったんだよ......」

~繁華街~

妹「......」

ナンパ君1「カノジョ何してんの~?」

妹「え、あ、あの......」

ナンパ君2「なんか悲しげに歩いてたからさ、君のこと気になっちゃたんよ。オレ達」

妹「......私......帰るところなくて.....」

ナンパ君2「えっ!?マジ!?家出?」

妹「.......」

ナンパ君1「じゃあさホテルいこっか?」

ナンパ君2「ちょっ!おまっ!直球すぎww」

ナンパ君1「ちげぇーよ。オレ達も寝るとこねえーから、一緒どうって話しだろ?」

ナンパ君2「あぁ、そうね......てか大丈夫?この子、学生じゃん」

ナンパ君1「大丈夫、大丈夫。オレ、学生大好物ww」

ナンパ君2「おまえの好物とか聞いてねえーしww」

妹「あ、あの私.....」

ナンパ君1「あ~、ごめんごめん。じゃ、いこっか」ガシッ

妹「っ!......兄さんっ......」

?「あ~、君達、ちょっといいかな」

ナンパ君1&ナンパ君2「んだよっ.......げっ!?」

~家~

男「........ダメだ!10分しかたってないけど探しにいく!!」

トゥルルル.....

男「っ!?......はい!もしもし!え......警察.....あ、はい!わかりました!すぐ行きます!」ガチャッ!

男「待ってろよ!妹~!」ダッ!

~交番~

男「すみません。ご迷惑をおかけしました」ペコペコ

警官「いやいや、何があったか知らないが労ってあげなさい」

男「はい、お世話になりました」ペコ

妹「........」

男「大丈夫か?」

妹「........」コク

男「帰ろう」ぎゅっ

~帰り道~

男「無事で良かったよ......」

妹「......ごめんなさい」

男「何で待ち合わせ来なかったんだ?」

妹「.......ちょっと独りで考えたくて」

男「そっか......でも、もうこんな時間まで独りで出歩くなよ?」

妹「はい.....」

男「心配したんだからな.......その.....俺にとって大切な.....妹だから」

妹「そう、ですよね.......えへへ、ダメな妹ですね。兄さんに心配かけるなんて」ニコッ

男「そう、だな......」ナデナデ

妹「~~♪」

男(俺な、お前のこと妹だから心配したんじゃないんだ.......でも、お前は.....)

あ~、ごめんね
色々迷走して

~翌日、放課後の廊下~

男「........」とぼとぼ

女「ドーンッ!!」

男「ぶほっ!?」ゴンッ!

女「あ!大丈夫!?......そこまで無警戒だとは思わなかったから.....頭悪くなってない?」

男「あ、あぁ、大丈夫.......女か」

女「......何か深刻な悩み抱えてますって顔してるね」

男「そんなことは......」

女「........」

男「あるか......」

女「......仕方ない、お姉さんに話してみなさい」

男「いや、いいよ.....昨日の今日だし......女だって.....」

女「いいから、ほら」

男「......俺は妹のことが好き......だと思う」

女「頼りないなぁ......それで?」

男「うん......それで、妹は俺のこと兄貴として慕ってくれてるんじゃないかなって」

女「......本気で言ってるのかなこの人」

男「え?」

女「ううん、何でもない」

男「はぁ.......」

女「......男くんはほんとダメダメだね。フった女の子にこんな話聞かせるなんて......これは罰ゲームが必要かな」

男「女が話せって言った記憶があるが」

女「そんな細かいこと気にしないの......そうだなぁ......下校デートしよっか」

男「デートって......俺は昨日、女を......」

女「うん、フったね。でも私、諦めるとも言ってないし.....」

男「........」

女「冗談だからそんな顔しないで......友達として遊びに行くならいいでしょ?」

男「まぁそれならな......でもなぁ」

女「こういのはいくら考えたってループし続けるの、だから気持ち切り替えた方が何か閃くかもよ?」

男「そういうもんか?」

女「そういうもんなの!ほら行こう!」グイッ

男「お、おい!」

~ゲームセンター~

もっとこっち向いて baby~♪何度も言わせないで~♪........えくせれんと~♪

男「ほぅ、うまいな」

女「まぁね~♪」

男「ゲーセン、よく来るのか?」

女「友達とまたにね......男くんは?」

男「最近は男友とたまにかな。あんまり金使うと妹に怒られる」

女「ふふ、そうなんだ......あ、今度あれやろうよ」

男「クレーンか......」

女「ん?苦手?」

男「得意ではないな」

女「じゃあ1番いきま~す♪」

うぃーん.......ぽろっ

女「あ、落ちちゃった......」

男「まぁその位置なら次で取れるだろ」ナデナデ

女「お、男くん......////」

男「あ、すまん。つい、な......」

女「う、ううん!いいよ!別に.......嫌じゃないし....////」

男「あ、あぁ。そうか......」

女「あ!ね、今度は男くんやってみて!」

男「俺か?ほんと上手くないんだけど.....」

女「いいから♪いいから♪」

~商店街~

妹「うぅ、重い.....肉体労働向きじゃないのに......やっぱり兄さんに頼めばよかった......」

男友「あれ、妹ちゃん!」

妹「あ、男友先輩。こんにちは」

男友「うん、こんちは......買い物?」

妹「はい、昨日行けなくて」

男友「そうなんだ......1人で?男は?」

妹「はい、兄さんは先に帰ったと思います」

男友「妹ちゃん大切にしてるから、手伝ってあげてるのかと思ったよ」

妹「あ!いえ!今日は言ってないだけで、いつもは手伝ってくれるんですよ?」

男友「だよね。可愛い妹ためなら、何でもしそうだし」

妹「そんなことは.....////」

男友「あ、じゃあ今日はかわりに俺が持つよ」

妹「いえ、そんな悪いですから」

男友「気にしなくいいて、男に恩売っとくチャンスだし♪ほら貸して」

妹「......じゃあ、すみませんけど途中までお願いします」ペコ

男友「おっけ~♪何おごって貰おうかな~♪」

~ゲームセンター帰り道~

女「ありがとう♪男くん♪」

男「いや、女が取りやすい位置にもってきただけだしな」

女「それでも、ありがとう♪」

男「そっか......」

女「.......あんまり気分転換にならなかった?」

男「そんなことないよ。ありがとな......」

女「うん......」

男「........」

女「........いっそ告白......する......とか?」

男「告白か.....やっぱ言ってみないとわかんないしな」

女「あ!でも!そんなに簡単にできたら悩んでないよね?妹さんだって困るかもだし......」

男「ん、まぁそう、だな......断られたら気まずくなるかもな」

女「そう、かもね.......」

男「はぁ.....女の言う通りだなループし続けてる」

女「.........」

男「ん~.......」

女「あの、さ......」

男「ん?」

女「......私が.....代わりになってあげよっか?」

男「なんの?」

女「だから.....私を妹さんだと思って私と付き合うの」

男「ま、待ってくれ」

女「私、本気だよ!男くんが妹さんにしたいこと全部してあげる!だから......」

男「やめろっ!!」

女「っ.....」

男「怒鳴ってすまん......女は自分の言ってることわかってるのか?」

女「.....うん」

男「わかってないよ。そんなの女だってつらいだろ?俺だって一生妹に顔向けできないよ」

女「それでも.......」

男「ごめん、それ以上言われると友達としても一緒にいられない」

女「っ........」

~帰り道~

男友「重ッ......腕にじわじわくる.....」

妹「........やっぱり此処まででいいですよ?男友先輩に運んでもらうのも悪いですから.......あ」

男「ん?.....妹と......男友」

妹「兄さん......女先輩と一緒だったんですね」

女「......そんなに睨まないでよ」

妹「別に.....睨んでません」

男「お前も男友と一緒だったんだな....」

妹「あ、はい。男友先輩、荷物もつの手伝ってくれたんですよ」

男友「男に会えて良かったよ.....俺もう限界」ドサッ

男「悪かったな」

男友「お、おう.....なんか顔怖くない?」

男「気のせいだろ.....」

男友「......まぁいいけど、今度なんかおごってくれよ」

男「あぁ、またな二人とも......妹、いくぞ」

妹「はい......女先輩、失礼します」ペコ

女「........」

妹「男友先輩、ありがとうございました」ペコ

男友「これくらい全然問題ないよ。またね妹ちゃん」ヒラヒラ

女「.......」

男友「......俺達も帰る?」

女「.......」スタスタ

男友「......そうだね一緒に帰る必要はないよねぇ」

~帰り道~

男「........」

妹「........」チラッ

男「........」

妹「女先輩とどっか寄ったんですか?」

男「ゲーセンにな......」

妹「......楽しかったですか?」

男「.....お前だって男友と一緒にいただろッ」

妹「え?男友先輩は手伝ってくれただけで.....」

男「なら俺に頼めばいいだろッ」

妹「あの....でも昨日、兄さんに迷惑かけたから.....」

男「迷惑って......もういいよ」

妹「.........」

~晩御飯~

男「........」もぐもぐ

妹「........」

男「........」もぐもぐ

妹「......あ、それ美味しくできたと思うんですけど、どうですか?兄さん」

男「ん、いいんじゃないか......」

妹「そうですか.......」

男「.....ごちそうさま」

妹「もういいんですか?」

男「ん、俺部屋いるから......」スタスタ

妹「.....はい」

....................

妹「っ......っく、ひくっ、....っ」ぽろぽろ

~男の部屋~

男「あ~、俺何やってんだろ......死にたい....」ドサッ

男「わかってるよっ。男友は俺におごらせるのが目的だし、妹だって俺を頼りにしてないわけじゃないことぐらい」ごろごろ

男「はあ.....寝よ.....明日起きたら妹に謝る......おやすみなさい」

男「......って寝れるかっ!!とっとと謝りに行こ」ダッ!

~リビング~

男「妹~?」ソロリ

妹「ふぇ....っ、ぅ、兄さん?.....っ」ぽろぽろ

男「っ!?何で泣いてるんだ!?」

妹「だって....っう....兄さんに.....っ....嫌われた.....ぅつ」ぽろぽろ

男「いやいやいや嫌ってないから!」

妹「ううっ.....ほんとに?.....っう」ぽろぽろ

男「うん!ほんとだ!」ぎゅっ

妹「ひくっ....う、うわああああぁぁぁぁぁんっ」ぽろぽろ

男「ごめん、ごめんな.....」ナデナデ

~しばらくたったとさ~

男「.......落ち着いたか?」

妹「はい......ぐすっ.......ごめんなさい......」

男「謝らなくていいよ。妹は何も悪くないから.....な?」ナデナデ

妹「はい.......兄さん?」

男「ん、なんだ?」

妹「......ギュッってして.....欲しいです......////」

男「え、あ、ああ......わかった」ギュッ

妹「ふふっ♪兄さぁ~ん♪」

男「......っ」ギュッ

妹「んっ......兄さん、ちょっと苦しいです」

男「っ!?す、すまん!」パッ

妹「あ......別に離さなくても......」

男「すまん......」

妹「兄さん?」

男「......俺な......もうお前の兄さん無理なんだ」

妹「え.......なんで......やっぱりまだ怒って......」

男「違う!そうじゃない......そうじゃないんだ」

妹「じゃあ.......?」

男「俺......俺は、妹のこと......お前のこと好きなんだ......ごめん」

妹「なんで......謝るんですか......」

男「いや、それはさ......こんな気持ちでお前のこと抱きしめたから......俺は、お前の気持ち裏切ってるよ」

妹「.......」

男「.......」

妹「兄さん?......兄さんは裏切ってなんていません......」

男「え?......」

妹「兄さんの気持ち裏切ってたのは私だから......」

男「........」

妹「ずっと好きでした.......妹になる前から兄さんのこと好きだったんです」

男「妹.......」

妹「兄さんにちゃんと気持ちも伝えず、ワガママ言って甘えて、兄さんの妹に向ける優しさ受け取ってたんです.......酷い裏切ですよね......っ」

男「妹......」グイッ

妹「え、あ、んんっ!......んぅ......っふぁ.....兄さ....ん」

男「......ありがとな、ずっと好きでいてくれて。ごめん、今まで気づいてやれなくて」ギュッ

妹「兄さん.....うぅ、酷いです。いきなり......キス.....するなんて......////」

男「あ、ごめん.....」

妹「......許しません」

男「うっ......」

妹「許して欲しいなら、もう一度......ちゃんと.....キスしてください.....////」

男「あ、うん、わかった.......好きだよ」

妹「んっ.....んぅ.....ふぁ....兄さん....っ」

男「妹......」ギュッ

妹「兄さん、大好き♪」ギュッ

~男の部屋~

男「マジか......」

妹「マジです♪」

男「.......」

妹「一緒に寝るの......嫌ですか?」

男「い、嫌なわけないだろ」

妹「ですよね♪兄さん、あったかぁ~い♪」ギュッ

男「.......(俺は今、神に試されているのか?)」

男「......(いや、しかしどうだろう......俺達は気持ちを伝えあった。そう恋人同士だ)」

男「.......(なら、そう言う行為に及んだところで誰が咎めよう)」

男「.......(否!そう、これは恋人達の純粋な行為なんだ)」

男「うん、よし......妹?」

妹「くぅ~.....すぅ~....」

男「.........」

男「ふぅ.....寝つきいいな......」

妹「くぅ~......兄さん♪......すぅ~.....」

男「こんな幸せそうな寝顔見せられるとな......」ナデナデ

妹「~~♪.....くぅ~.....すぅ~.....」

男「長い夜になりそうだ......」

~翌朝~

妹「......さん.......兄さん、起きてください。朝ですよ」

男「ん~、もう少し......下に.....動かせ......れば.....」

妹「............」

男「......ぐぅ~.......」

妹「兄さん......んっ」ちゅっ

男「んんっ!?........ぷはっ!」ガバッ

妹「おはようございます。兄さん」ニコッ

男「お、おはよう......お前今......」

妹「朝ご飯できてますよ。早く来て下さいね」

男「あ、うん......妹に普通に起こされる日がくるとは......いや、普通じゃないか」

~朝食~

男「やっぱり、朝は和食だな」

妹「兄さん、お茶どうぞ」コトッ

男「ん、ありがと.....これってこの前買ったマグカップか」

妹「はい♪」

男「ん~......」

妹「兄さん?」

男「あ、うん......今度の休日また出掛けるか?」

妹「え.......」

男「都合悪いか?」

妹「いえ、いえいえ!行きます!」

男「よし決まりだな」

妹「はい♪初デートですね♪」

男「ん、そうなるか?」

妹「そうですよ。ちゃんと兄さんに誘って貰って行く初デートです♪」

男「そうだな」

妹「楽しみですね♪どこ行きましょうか?」

男「ん、そうだな......まぁ休みまでもう少しあるしゆっくり考えよう」

妹「はい♪」

~玄関~

男「戸締まりよしと、学校行くか」

妹「あ、兄さん、待ってください」

男「ん?」

妹「ネクタイ曲がってますよ.....動かないでくださいね」

男「お、おう......(くんくん、シャンプーかな?いい匂いがする)」

妹「んと......うん!これでよし!出来ましたよ。兄さん」ポンッ

男「ありがと」ギュッ

妹「っ!?ににに、兄さん.....////」

男「ははっ......お前、突然のことには対応できないのな」

妹「うぅ~.....////」

男「うん、可愛い」

妹「.....////」

男「よし、妹分も補充したしいくか」

妹「あ、兄さん......手繋いで.....欲しいです......////」

男「ん、いいよ」きゅっ

妹「~~♪」きゅっ

~登校中~

男友「男、妹ちゃん、おはよー」

男「はよー」

妹「おはようございます。あ、男友先輩、コレ昨日のお礼です」

男友「おおおぉぉ......念願の妹ちゃん特製手作り弁当を手に入れたぞ!まさか妹ちゃん俺のこと.....」

男「殺して奪いとって欲しいのか?」

男友「男、目がマジっぽいよ?」チワワチワワ

妹「男友先輩の口に合うといいんですけど」

男友「大丈夫♪大丈夫♪俺一生大切にするよ。ありがとう♪」

妹「いえ、食べてください。腐りますから」

男友「残念だ......ところでさ、何でふたりはおてて繋いでイチャラブ登校なの?」

妹「.....////」

男「.........」

男友「まさかっ!?ついに兄妹の壁を越えて.......親子プレイか!?」

男「いや、飛び越えすぎだろ......」

~うんたらかんたら~

男友「そっかふたり付き合いだしたのか......」

妹「.......」

男「.....変か?」

男友「いや、別にいいんじゃないか?よかったね。妹ちゃん」

妹「ありがとうございます....////」

男「男友にそう言ってもらえて良かったよ」

男友「まぁアレコレ言う奴らいるけど、俺はいいと思うよ。何より友達のことだからな応援するぜ」ニカッ

男「ありがとな」

妹「ありがとうございます」ペコ

男友「惚れんなよ」

男「惚れねーよ。てか尻を撫でるな」

~休み時間、屋上~

女「.......」

妹「.....私、ちゃんと兄さんに好きだって言ってもらって、私も気持ちちゃんと伝えました」

女「......そう、よかったね」

妹「え........」

女「なに?そんな変なん顔しないでよ」

妹「変なん顔は余計です......でも何か拍子抜けで、女先輩にもっと言われるかと思ってました」

女「ひどいなぁ、そんな悪い女に思われてたんだ.......でも仕方ないよね。色々と言っちゃったし」

妹「.........」

女「大丈夫だよ。もうふたりの間に割り込もうなんてしないから.......それに男くんの近くにいる資格もなくしちゃったしね......」

妹「........」

女「妹ちゃん。男くんに伝えて貰えるかな?ごめんなさいって......」

妹「......嫌ですよ。なんで私が女先輩の為にそんなこと........」

女「.......そっか、そうだよね。ごめんね変なこと頼んで」

妹「~っ......兄さんに謝りたいなら自分で謝ればいいじゃないですか」

女「......うん、そうだね。機会があれば.....そうするね」

妹「もぉ~........女先輩にこれ以上ちょっかい出されても嫌なので、私の目の前で兄さん謝ってください!行きますよ!」グイッ

女「え!ちょっと妹ちゃん!」

~廊下~

妹「兄さん!」

男「お、妹かどうし.......女」

女「.......」

男「.......」

妹「........」

男「......あのさ、昨日のことは......」

妹「兄さんは黙っててください!」

男「.....はい」

妹「女先輩!」

女「あ、うん.......男くん、昨日はごめんなさい。私、バカなこと言っちゃったよね.......一言謝りたくて、ごめんなさい」

男「いや、うん......俺はもう気にしてないからさ、女ももう気にするなよ」

女「.......男くん」

男「そうだ、また遊びに行こう。昨日は楽しかったし......な?」

妹「.........」ムギュッ

男「っ!?いだだだだだっ!!と、友達してなっ!他の奴も誘ってっ!」

妹「........」パッ

女「ふふっ....ありがとう、男くん。妹ちゃんもありがとう......それとごめんね」

妹「いえ.....」

女「じゃあ、また、ね」スタスタ

男「ああ、またな」

妹「........」ペコッ

男「......いってぇー!思いっきりつねったな......あ~、青痣になってるよ」

妹「信じられません。彼女の前で誘うなんて.....」

男「あ、うん......考えが足りなかったな。すまん」ペコッ

妹「私は怒ってるんですよ?」

男「だからすまんって」

妹「怒ってるんですよ?」

男「........」

妹「.....ん~......」

男「.......いやぁ、ここではまずいだろ......廊下だぞ?しかも学校の」

妹「.....ん~......」

男「......はぁ......誰も見てないよな......よし」

妹「ん、んんっ......ちゅっ......兄さぁ~ん♪」ギュッ

~帰宅~

男「っぅ~......いきなり降ってきたな......おかげで全身びっしょりだ」

妹「くしゅんっ!」

男「大丈夫か?」

妹「はい......凄い雨でしたね」

男「っ!?そ、そう、だな....(こ、これは!......制服が透けて.....ブラが)」じー

妹「兄さん?」

男「........(小さすぎず、大きすぎず.......ん~)」

妹「兄さん!」

男「いい形だ......」

妹「え.......」

男「あ.......」

妹「.....ど、どこ見てるんですか.....////」

男「す、すまん.....」

妹「.....////」

男「と、とにかく、風呂、風呂入った方がいいな。風邪引いちゃうし」

妹「は、はい.....////」

男「う、うん。ちゃんと温まれよ。じゃ......」

妹「.......兄さん」

男「ん?」

妹「.......兄さんはどうするんですか?」

男「え......」

妹「兄さんだって雨に......」

男「俺は妹の後でいいよ。お前が風邪引いたら大変だろ」

妹「......一緒に.....入りませんか......////」

男「...........い、いやぁ、そそそそそ、それはどうだろう......」

妹「ダメですか?」

男「ダメじゃないけど......」

妹「じゃあいいですよね?」

男「いいのかなぁ......」

妹「......待ってますね.....////」スタスタ

男「うっ......」

~脱衣所~

男「.......(待ってますって言われたら、そりゃ行くよ)」

男「......(だが、妹が望まないかたちだけは避けたい)」

男「......(理性を保つんだ俺!)」

妹「兄さん?」

男「お、おう.......お、お邪魔します.....」

ガラッ

妹「.....いらっしゃい.....ませ?////」

男「いや、妹それはダメだ.....(タオルは巻いててくれたか......ほっとしたような残念なような)」

妹「に、兄さん。み、見てないで座ってください.。背中流します.....////」

男「わ、わかった。頼む」

妹「はい♪」

男「っ.....(くすぐったい)」

妹「痛かったですか?」

男「い、いや、もう少し強くてもいいかな」

妹「んしょ......これくらいでどうですか?」ゴシゴシ

男「あ、うん。ちょうどいいよ」

妹「はい♪.....んっ、んしょ」ゴシゴシ

男「.......(背中に妹の柔らかい手の感触と、吐息が.......なんという拷問!......)」

妹「兄さん、あまり前かがみにならないでください。擦りにくいです」

男「っ........(それは無理だっ!)」

妹「も~う、聞いてますか?」ズイッ

男「っ!?」

妹「あ........////」

男「すまん.......」

妹「いえ......兄さん、我慢してますよね?」

男「まあそれはな......でも、好きな人キズつけてまでする事じゃないからな。我慢くらいはするよ」

妹「兄さんっ!大好きっ!」ギュッ

男「ちょっ!当たってるっ!胸が背中に当たってるっ!」

妹「兄さん、ごめんなさい」ギュッ

男「.......なんで謝るんだよ」

妹「昨日も勇気だしてみたんですけど......やっぱり不安で......寝た振りしちゃいました」

男「そっか」

妹「はい、ごめんなさい......」

男「あのな、妹」

妹「なんですか?」

男「俺はお前のこと抱きたい。俺の物にしたいよ。でも、お前の望まない事もしたくないんだ」

妹「兄さん......」

男「抱いていいか?」

妹「.......はい......あ、でもお風呂では嫌ですよ?」

男「それは、うん。わかってる」

妹「ホントですか?////」ジー

男「.......すまん。体は正直なんだ」

~男の部屋~

妹「ん.....ふっ......ん......っ.....ふぁっ、にいさん」ガクッ

男「っと!?大丈夫か!?」

妹「うん.....はぁはぁ......ちょっとちから抜けちゃった♪」

男「そうか」

妹「ね、おにいちゃん......もっとちゅーしよっ.....んっ」

男「んんっ!......(ん?お兄ちゃん?)」

妹「ぷあっ......あはっ、おにいちゃんのすっごく固くなってるよ?」スリスリ

男「ぅっ.....妹、待て落ち着けっ」

妹「やぁだっ......ねぇ、妹の手でこすられると気持ちいい?」スリスリ

男「っ......き、気持ちいいけど....っ..」

妹「じゃあいっぱいナデナデしてあげる♪」スリスリ

男「くっ......」

妹「おにいちゃんも、おにいちゃんも触って」グイッ

男「お、おい......」

妹「んっあっ......どんな感じ?妹のどうなっちゃってるの?」

飽きた


男「す、すごい・・・ヌルヌルしてて・・・蜜が溢れてくる・・・」サワサワ

妹「くぅんっ!・・・ほら、私お兄ちゃんに触られて・・・感じちゃってるんだよ・・・?」

妹「お、お兄ちゃんに触られてるってだけで・・・すごく感じて・・・ッ!」

男「い、妹・・・」サワサワサワ

妹「きゃうんっ!?お、お兄ちゃん・・・クリちゃんは・・・やだぁっ///」

男「妹・・・もう、こんなに・・・」クチュクチュ

妹「ひぅぅぅぅぅんっ!お、おにいちゃぁん・・・・私、もう・・・・」





ちょっと妄想で書いてみた。(´д`;)ヾ ドウモスミマセン

反省はしている。そして後悔もしている

申し訳ない

男「.......もうこんなに濡れてるのか.......」クチュ

妹「ひゃぅっ!......だ、だって......おにいちゃんの固いの.......触ってたら......くんぅっ!」

男「........」クチュ.....クリュ!

妹「ひゃだっ!?......おにいちゃん.....やだっ.....ひゃぅっ...そこ、そんなにクリクリしちゃっ......ッ!」

男「妹が触れっていったんだぞ?やめちゃっていいのか?」クリクリ

妹「やだ、やだっ.......やめちゃ、やなの......はぁぅっ!.....ゆっくり、もっとゆっくりだよ....おにいちゃん......じゃないと.....ッ!」

男「じゃないとどうなっちゃうんだ?お兄ちゃんに言ってみろッ!」クリクリッ!

妹「ひゃぅぅッ!......ダメッ.....出ちゃうっ....おにいちゃん.....おしっこ出ちゃうーッ!」ビクッビクッ

しょわあぁぁ......

男「......いっぱい出たな......大丈夫か?」

妹「ぅくっ.....ごめんなさい.....おにいちゃん.....お漏らししちゃって......ごめんなさい.....っ」ポロポロ

男「........ちょっとやりすぎちゃったな。ごめんな」ナデナデ

妹「嫌いになっちゃやだ........おにいちゃん......嫌いになっちゃやだよ......?」

男「なるわけないだろ」ナデナデ

妹「ほんと......?」

男「あたりまえだろ......んっ」

妹「ん......っ.....んんっ......んちゅ.....ふぁっ.......おにいちゃぁん♪」ギュッ

男「妹.....入れていいか?」

妹「うん♪.......きて、おにいちゃんの入れてほしいの♪」くぱぁ

男「......っ」くちゅ.....ぐぐ....

妹「....っんんーッ.....あ.....っ......や....はっあ......ぜんぶ.....ぜんぶ、おにいちゃんの.....入った.....?」

男「っ.....あ、ああ.....ぜんぶ、入ったよ」

妹「っ......おにいちゃん......まだ......うごかしちゃ......やだよ......?」

男「わかってる」ナデナデ

妹「ふふっ♪」

男「妹の中入れてるだけで、締めつけてきて気持ちいいよ.....っ」

妹「......おにいちゃん.......ちゅーして.......ちゅーしてほしぃの」

男「んっ......」

妹「んんっ......ん......んちゅっ.....はぁはぁ.....おにいちゃん、動いて....いいよ.....」

男「わかった.....痛かったら言えよ?」ナデナデ

妹「うん♪」

男「」にゅぷ.....ズンッ!

妹「ふあぁッ!......おにいちゃん......ッ」

男「痛くっ.....ない、か?」にゅぷにゅぷ

妹「へいき、へいきだよぉ.......あンッ......おにいちゃんの.......んっ.....好きにしていいの.....ッ」

男「い、妹ッ」にゅぷにゅぷ

妹「おにいちゃんッ、気持ちいいの.....妹の中気持ちいいの?」

男「はぁはぁ......妹の中、ぬるぬるして、気持ちいいよッ」にゅぷにゅぷ

妹「うれしいっ♪......中いっぱい掻き回してッ......おにいちゃんの固くて太いので掻き回してッ」

男「っ.....」ズンッズンッ

妹「おにいちゃんッ!......いいのッ.......気持ちいいのッ......あぁッ.....」

男「妹ッ.....そろそろ.....ッ」ズンッズンッ

妹「う、うんッ......なか.....中じゃなきゃ.....やだっ.....おにいちゃんッ」

男「わかった.....ッ」ズンッズンッ

妹「おにいちゃんッ、おにいちゃぁんッ」

男「妹ッ....っぅ......」ズンッ......ビュプッ

妹「ふあぁぁぁッ!」ビクッビクッ

男「はぁはぁ.....ッ」ビュルルッ.....

妹「は......あっ......あつい......いっぱい......おにいちゃんの精液いっぱいだよぉ♪」

男「ッ.....」にゅる.....

妹「あッ......やだっ.....まだ抜いちゃ、やだっ」ギュッ

男「.....うん、わかった.....んっ」

妹「ん.....っ.......んふっ.....んちゅ......おにいちゃん、大好き♪」

男「俺も妹が大好きだよ」

~翌朝、男の部屋~

男「ん....朝か.........妹?」

男「いない.......いつもなら起こされる時間だし、まあ起きて朝飯の準備してるよな」

男「......しかし、あの妹の豹変ぶりはいったい.......」ぐう~

男「腹減ったし、着替えて下行くか」

~リビング~

男「妹~」

妹「っ!?」ビクッ

男「?......どうかしたか」

妹「いえっ!.......あ、あの........おはよう.....ございます......兄さん.....///」

男「......(ふむ.......元に戻ってるな)」

妹「......兄さん?」

男「あ、うん。おはよ」

妹「おはようございます......///」

男「......あ~、うん。何度も言わなくていいと思うぞ」

妹「そそ、そうですよね......ごめんなさい.....///」

男「.......大丈夫か?」

妹「ななな、なにがですかっ!?///」

男「いや......顔真っ赤だけど」

妹「きききき、気温のせいですっ。き、今日は暑くなりそうですね///」

男「そうか?どっちかって言うと肌寒いが」

妹「そ、そうかもしれませんね......///」

男「......(妹の言動がおかしい......まあ昨日のことか)」

男「妹、こっちおいで」グイッ

妹「っ!?に、兄さん.....朝からこんなこと.......///」

男「こんなことって.....抱きしめてるだけだろ」ギュッ

妹「そ、そうですけど.....///」

男「昨日のこと気にしてるのか?」

妹「~~っ///」

男「まあ確かに変だったけど.....」

妹「やっぱり変だったんですね......」シュン

男「まてまて、最後まで聞け」

妹「これ以上、兄さんに何か言われたら立ち直れる気がしません」

男「ごめんな。変て言うか、いつもの妹と違って......可愛かった」

妹「いつもの私は可愛くないと、兄さんは言ったのだった」

男「いや、そう言う意味じゃなくて......」

妹「わかってますよ。冗談です.......///」ギュッ

男「妹.....」

妹「兄さんの気持ちは伝わったので、次は態度で示してください」

男「え、態度でって......」

妹「態度です......ん~っ」

男「朝からこんなことはマズくないですか、妹さん」

妹「こんなことって.......キスするだけですよ」

男「そのセリフ聞き覚えがある不思議!」

妹「兄さん......」

男「すまん。わかった......んっ」

妹「んふっ......ん........っ......ふぁっ」くて

男「おっとっ!......また力抜けちゃったのか」ギュッ

妹「だ、だって......おにいちゃんとちゅーするの、気持ちいいんだもん♪」

男「.......(これ、は......嫌な予感がする)」

妹「ね、おにいちゃん。もう一回......もう一回ちゅーして♪」

男「いやぁ......ほらっ!朝飯っ!朝飯食わないと遅刻するし、な?」

妹「むぅ.....おにいちゃんから始めたんでしょっ!」

説明しよう

書き始めのころは深く考えてなかった

男「え、そう.....でしたっけ?」

妹「いいもんっ.......おにいちゃんがしてくれないならぁ......こっちにしちゃう♪」ジィィィッ

男「ちーょっ!妹まてっ!ズボンのチャックをおろすなっ!」ヒョコッ

妹「にゃうっ♪......ふわぁ......おにいちゃんの.....おちんちん.....///」スリスリ

男「ッ......(妹の頬の柔らかい感触が......気持ちいい)」

妹「おにいちゃん......妹のお口にくわえてもいい?ペロペロしちゃってもいいよね.......?」

男「っ......頼む」

妹「ふふっ♪......はむっ......んふ.......っ.....んんっ」くぷ.....くぷぷ....

男「ッ!」

妹「おにいひゃん.......おいひい......んっ......おにいひゃん......おひんひん......おいひいの.....んちゅ」

男「う.....ぁ.....」

妹「ぷあっ.....ふふっ♪おにいちゃん、すごく気持ちよさそう......んっ」チロチロ

男「き、気持ちいいよ.....ッ.......舌先でさきっぽ舐められるの......すごく気持ちいいッ」ナデナデ

妹「んふっ♪.....じゃあもっとペロペロしちゃう......ちゅる」チロチロ.....ぢゅー

男「妹....ッ」

妹「んっ......んふっ......ん......っ」ぢゅう....ぢゅううっ

男「ッ.....そろそろッ......」

妹「いいよ、出してぇ......はむっ.......んんっ」

男「ッ......出るッ」

妹「んんーーーーっ.......んっ......んんっ.....ごほっ」コクコク

男「ッ.......大丈夫か?」

妹「ごほっ.......はあはあ......うっ......おいしくない.....」

男「無理して飲むことなかったんだぞ?」ナデナデ

妹「っ......だって.....おにいちゃんいっぱい出すんだもん......飲まなきゃ制服汚れちゃう......それとも妹を精液まみれにしたかったの?」

男「......それも悪くはないな」

妹「おにいちゃんのエッチ♪」

男「エロい妹に言われたくない」

妹「おにいちゃんはエロい妹キライ?」

男「......くやしいが、好きだっ」

妹「おにいちゃぁん♪」

~教室~

男(ん~......まずいな......)

男友「男が遅刻とか珍しいよねえ」

男「あ、ああ......ちょっとな」

男友「?ちょっと、なに?」

男(妹と朝からな。何て言えるかっ)

男友「ん~?」

男(兎に角、俺がもっとしっかりしないと......あの状態の妹を拒む自信はないが......)

男友「男冷たーい。俺の相手してくれよぉ」

男(鋼の精神が欲しい)

~帰宅、玄関~

妹「んんっ......ん.....っ.....ふぁっ.....おにいちゃぁん」

男(脆い......脆すぎるっ)

妹「おにいちゃん......私......もう私ガマンできないのっ」

男「みたいだな。妹のアソコぐちょぐちょだぞ」くちゅくちゅ

妹「ひゃん.....だってぇ......おにいちゃん朝、入れてくれなかったからぁ......」

男「学校でイジったりしたんじゃないのか?」

妹「そんなことしないもんっ......おにいちゃんに入れてもらうのずっとガマンしてたの」

男「そっか、偉いな」ナデナデ

妹「ふふっ♪......おにいちゃんお願い入れて.....」くぱぁ

男「よし、いくぞ」ちゅぷ

妹「ふあああぁぁぁぁんっ」ぷしゃっ

男「ッ.......入れただけでイっちゃったのか?」

妹「はんっ.....ごめんなさい......ガマンできなくて......おにいちゃんのおちんちん気持ちいいんだもん」

男「いいよ。でも今度は一緒にいこうなっ」ズンッ

妹「ひゃだっ!おにいちゃんッ.....イったばっかりなの......イったばっかりだからッ」

男「ッ......すごいッ......締め付けてくるッ」

妹「あんッ、あンッ......しゅごいっ......しゅごいのッ.......おにいちゃぁんッ」

ガチャ

父&母「ただいま~」

男「え......親父......」

妹「ふぇ.....おかぁさん.....」

父&母「........」

~家族会議をしよう~

一同「.........」

父「ごほんっ。まあ兎に角、ふたりは恋人付き合いをしていると言うことでいいのかな?」

男「あ、ああ、そうだ」

妹「はい......」

父「そうか.....それは少し困ったな......」

妹「っ......兄さん.....」ぎゅっ

男「うん......親父っ!別れろとか言わないよなっ!」

父「落ち着きなさい。もちろんそんなことは言わないよ....なあ」

母「ええ、よかったわね。妹ちゃん」ニコッ

妹「お母さん......うんっ♪」

男「じゃあ何が困るんだよ」

父「ん、ああ......仕事の都合で戻ってくる機会ができたからね。せっかくだし妹ちゃんも私達と一緒に海外で暮らさないかっと言うつもりでいたんだ」

妹「え......」

男「........」

父「海外での生活は妹ちゃんにとってもいい経験になると思うしね」

妹「まって.....まってよ.....じゃあ兄さんは......」

父「男はもうすぐ卒業だしね。卒業後にこちらに来てもらえばいい」

妹「そんなの......」

父「私達もあまり長くはこちらにいられないから、明日から準備を始めていこう。いいね?」

男「待てよっ!それじゃあもう決まった話みたいになってるだろっ!」

妹「そうだよ.......私、海外なんか行きたくないっ!」

父「決まったみたいではなく......これは決定だ」

男「ッ......俺たちが付き合ってるからか?さっき反対しないみたいに言ったろっ!あれは嘘かよっ!」

父「付き合いを続けるのはかまわない。だが妹ちゃんは私達と一緒に来てもらう」

男「そんなの.....むちゃくちゃだろ.....」

父「無茶でもなんでもない。娘を持つ父親として当然のことだ」

男「......どういう意味だよ」

父「真っ当に責任も果たせない男に、娘は預けられないと言うことだ」

男「ッ......」

妹「兄さんだってお父さんの息子でしょ!なのに......」

父「だからこそだよ、妹ちゃん。自分の息子には、責任ある男になってもらいたと思っている」

男「........」

妹「......お母さんは、お母さんも同じ考えなの?

母「そうね......私もお父さんの言う通りだと思うわ。妹ちゃん、男くんと離れるって言っても少しの間だけよ?すぐにまた一緒いられるようになるわ......ね?」

妹「っ......酷い、酷いよっ!やっと.....やっと兄さんとちゃんと恋人になれたのにっ!」ダッ!

母「妹ちゃんっ」

父「ほっておきなさい」

母「でも......」

父「これ以上は私達から何を言っても聞いては貰えないだろう。あとは男に任せてもいいかな?」

男「そのつもりだよ」

母「お願いね。男くん」

男「はい......お母さん」

母「ありがとう、男くん」

~妹の部屋~

コンコン.....

男「妹、開けてくれないか?」

ガチャ

妹「っ......兄さんっ!」ギュッ

男「......泣いてたのか?」

妹「だって、兄さんと離れ離れになるんです。そんなの.......」

男「そうだな.....妹あのな.....俺は親父の言う通りにしようと思う......」

妹「っ!?......兄さんもお父さんたちに賛成なんですか.....?」

男「いや、賛成ってわけじゃ......でもな」

妹「......私のこと邪魔になったんだ.....」

男「違うっ!そんなわけないだろっ!」

妹「嘘ッ!じゃあ何で、何で一緒にいようって言ってくれないですかっ!兄さんっ!」

男「聞けって、だから、それはな」

妹「いやっ!嫌いっ!兄さんなんか大嫌いっ!」ドンッ

バタン

男「っ......妹......」

父「......嫌われてしまったようだね」

男「誰のせいだよ........」

父「すまない......少し話せるかな」

男「ああ......」

~リビング~

男「お母さんは?」

父「ああ、長旅の疲れが出たんだろう。先に休んでいるよ」

男「そっか」

父「......それで男の意見を聞かせてもらえるかな」

男「意見って......もう決まったことなんだろ」

父「まあそうなんだが......」

男「......従うよ、親父に.....」

父「そうか、すまない」

男「じゃあ妹を置いて行ってくれ」

父「それは出来ない」

男「なら謝るなよ」

父「......そうだな」

男「あと、俺は卒業しても親父たちのとこにはいかないから」

父「ん、何故かな?」

男「責任の負える男になれって言ったの親父だろ。だから、いずれ妹を迎えに行く」

父「なるほど......ではその時を楽しみに待っていよう」

男「ああ、待ってやがれ」

~妹の部屋~

コンコン.....

男「妹、開けてくれ。ちゃんと話しよう」

妹「......いやです......」

男「......そっか......それじゃあまあもう会えなくなるけど、元気でな」

妹「えっ.......やだっ!兄さんっ!」

ガチャ

男「お、開いた開いた。お邪魔しまーす」スタスタ

妹「え........」

男「開けてくれてよかったよ」

妹「.....私が開けなかったらどうするつもりだったんですか」

男「まあその時はその時でまたな........妹、ちゃんと話しよう」

妹「......いやです。私、兄さんのこと嫌いなんです。話なんかしたくありません」

男「まあ俺は妹こと好きだから、話しよう」

妹「......何か軽い言い方です......」

男「好きだ」ギュッ

妹「.....私は嫌いです」

男「ん~、じゃあそれでいい......でも俺は妹ことずっと好きだから」

妹「っ.....兄さん、ごめんなさい」

男「うん......妹は言ってくれないのか?」

妹「ぅ.....好きです.....///」

男「うん」ギュッ

妹「......兄さん、今日一緒に寝てくれますか?///」

男「いいよ。まあ親父たちいるから変なことはできないが」

妹「そんなの当たり前です///」

まあ親父は妹に決めさせるつもりだったが、ふたりの関係を知って連れ行くことにしたんだぜ

~ベッドの中~

男「......俺の話聞いてくれるか?」

妹「はい」

男「うん......さっきも言ったけど、俺は親父の言うとおりにしようと思う」

妹「........」ギュッ

男「うん、嫌だよな......俺も嫌だよ。妹と離れたくない」

妹「それならっ.......ごめんなさい」

男「いいよ。話続けていいか?」ナデナデ

妹「はい」

男「うん。それで親父言ったよな、責任もとれない男に娘は預けられないって......俺もその通りだなって思った」

妹「兄さんはそんなこと......」

男「うん、妹の気持ちは嬉しいんだけどな.......でも、実際問題が起きたとき俺は親父に頼るしかないんだよ」

妹「問題って......?」

男「ん、うん......例えば子供とかな」

妹「子供.....兄さんはできたら嫌ですか?私との子供.....///」

男「嫌なわけない。嬉しいよ......でも、まだ将来的な話だと思う」

妹「......そうですね」

男「うん。だからこの先ずっと妹と一緒に歩いて行けるように頑張りたい......少しの間だ離れ離れになっても」

妹「ズルいです。兄さんにそんな風に言われたら、行くしかないじゃないですか」

男「ごめんな......待ってて欲しいんだ。必ず迎えに行くから」

妹「年に何回かは会えますよね?」

男「頻繁にとはいかないけど、会いに行く」

妹「浮気したら許しませんよ?」

男「しないって」

妹「ほんとですか?」

男「言ったろ?この先ずっと一緒にいるために離れ離れになるんだ。するわけないよ」

妹「はい、兄さんを信じます」ギュッ

男「うん」

妹「長くは待ちませんよ?」

男「うん。出来るだけ早く迎えに行くから待っててくれ」

妹「わかりました......私、頑張って待ってますから必ず迎えに来てくださいね」

男「うん、約束する。必ず迎えに行く」

妹「それから.....」

男「ん?」

妹「家事覚えてくださいね。兄さん何もできないから」

男「いや、妹が何もさせてれなかったんだろ」

妹「あと、ご飯ちゃんと食べてくださいね。カップ麺ばっかりはダメですよ?」

男「うん、気をつけるよ」

妹「それと.....」

男「ま、まだあるのか?」

妹「兄さんと離れたくないです.....っ」

男「うん」ギュッ

~数年後、居酒屋~

男友「お~い、男。こっち、こっち」

男「おう、悪い。待たせた」

男友「いいよ、いいよ。仕事忙しいんだろ?」

男「まあほどほどにな。男友こそ大学の方はどうなんだ?」

男友「ん~、俺は遊びにいってるようなもんだからなぁ.....男がいればもっと楽しいんだけど」

男「女も同じ大学だろ?」

男友「女ちゃん?まあそうだけど、会ったら挨拶するくらいだよ。男の方が仲よかったじゃん」

男「俺も卒業してからは全く連絡とってないな。」

男友「そうなんだ」

男「ああ、妹はちょくちょく連絡取ってるらしいけど」

男友「へぇ......そう言えば妹ちゃん、明日だっけ戻ってくるの?」

男「ああ、やっとまた一緒に暮らせるよ。男友の大学通うって言ってたからよろしくな」

男友「おうって言っても、女ちゃんと連絡取ってるなら俺より女ちゃんによろしくかもな」

男「それもそうか、俺もそっちの方が安心だし」

男友「俺だって彼女できたし、心配無用だっての」

男「男友の彼女とか大変そうだな」

男友「それひどいよね......妹ちゃんも帰ってくるっていうし、男の家に紹介がてら遊びにいくよ」

男「ああ、俺、今住んでるところ違うから、来る前に連絡くれな」

男友「え、そうなの?」

男「ボロアパートだけどな。自立が目的だし、前の家は俺ひとりじゃ広すぎるよ」

男友「なるほどねぇ.....あ、そういえば何も頼んでないし何か頼もうぜ」

男「そうだな。男友の奢りだし、何か高いの頼むか」

男友「え、割り勘だよね?」

男「何にするかな」

男友「割り勘だよねっ」

男「冗談だって、学生にたかるわけないだろ」

男友「いやぁ、今月マジで厳しくてさ.......あ、お姉さーん、こっち注文お願い」

~男のアパート~

男「ふぅ.....ちょっと飲み過ぎたか......明日遅刻したらヤバいな」

男「とっとと寝るか」

カツーンカツーン......

?「あ.......」

男「ん.......」

妹「兄さんっ!」タッタッタ

男「妹........?」

妹「会いたかったっ!」ギュッ

男「え、なんで?」

妹「なんでなんてひどいですよ。兄さん」

男「いや、だって帰ってくるの明日だろ?」

妹「今日も明日もかわらないですよ」

男「まあそうだな」

妹「それじゃあもう一度......兄さん、会いたかった」

男「うん.....って言っても先月、親父に話つけに行ったときに会ったけどな」

妹「......兄さんは私に会いたくなかったんですね......」

男「あ、いや、ごめん.......俺も会いたかった」ギュッ

妹「兄さん♪」

男「さ、疲れたろ?部屋にいこう」

妹「あ、待ってください。何か忘れてませんか?」

男「?ん......ああ、おかえり」

妹「ただいま。兄さん♪」

おわり

妹「やったよ。私ついに書き上げたよ......」バタリ

これにて完結となりました。
ここまで読んでくださった方々に最大の感謝を、ありがとうございました。

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