百合子「お願い」【ミリオン放送局第五十七回】 (100)

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このみ「妹」【ミリオン放送局第五十六回】
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P「聞くだけ聞こう」

百合子「……エアコン、もうちょっと温度下げたり」

P「不可」

百合子「ばっさり!」

百合子「七尾百合子です」

千鶴「二階堂千鶴ですわ」

百合子「夏ですねぇ」

千鶴「夏ですわね」

百合子「……暑いですねぇ」

千鶴「夏ですもの」

百合子「もうちょっと温度下げても」

千鶴「十分ですわ」

千鶴「そもそも、外は暑いですけれどスタジオの中はそうでもない気がいたしますけれど」

百合子「うぅ……さっきまで外にいたからまだすっごく暑いんです……汗でぐっしょりです」

千鶴「……何してたんですの?」

百合子「昴さんに振り回されてました」

千鶴「元気ですこと」

百合子「本当にです……」

千鶴「それで」

百合子「はい、なんでしょう」

千鶴「振り回されついでに、腹筋を」

百合子「あー……今ですか」

千鶴「今に決まっているでしょう」

百合子「あはは……はぁ」

千鶴「それでは、腹筋二十回チャレンジ、スタート!」

百合子「むむむ……」

千鶴「いち、に……」



コンマ>>9
60以上で成功

まかせろ

百合子「っ……」プルプル

千鶴「じゅうなな……」

百合子「」パタン

千鶴「……達成ならず、と」

百合子「む、無理でした……」

千鶴「それでは、次回も再びこのチャレンジを行うとして、まずは罰ゲームですが……」

百合子「うぅ……罰ゲーム、やっぱりあるんですね」

千鶴「まあ、それはまた後で、ということで」

百合子「あえてやらない、という選択肢は」

千鶴「あると思いますの?」

百合子「……ですよね、分かってました」

百合子「うぅ……ただでさえ汗でびしょびしょなのに……いま運動したせいでさらに汗が」

千鶴「着替えは持ってきてないんですの?」

百合子「事務所で昴さんに捕まってしまって」

千鶴「それは大変でしたわね」

百合子「まあ、楽しかったですけど」

千鶴「ならいいじゃありませんの」

百合子「まぁ」

千鶴「それでは、そろそろ始めましょう」

百合子「そうですね……百合子」

千鶴「千鶴の」

「「ミリオン放送局!」」

千鶴「この番組は」

千鶴「765プロダクションと」

千鶴「765観光の提供でお送りします」

【CM】

紗代子「765アイドルと行く四国ツアー、開催!」

紗代子「宮尾美也といく高知歴史めぐりの旅、如月千早といく徳島観光の旅など、様々なプランをご用意してお待ちしています」

紗代子「詳しくは、お近くの765観光へどうぞ!」

765観光!

千鶴「さて、それでは参りましょう」

百合子「そうですね……」

ガチャ

海美「これが……女子力っ!」パクパク

春香「女子力って……そんな大層なものじゃないよ」

千鶴「お菓子を持ってくるのが流行ってるんですの?」

百合子「いただきます!」

春香「うん、いっぱい食べてね♪」

千鶴「ということで、今回は高海海美と天海春香の二人にお越しいただきましたわ」

春香「よろしくお願いします!」

海美「よろしく!」

百合子「海美さん、最後に来たの私より最近じゃないですか」

海美「そうなの?じゃあ、百合子はどうして来なかったの?」

百合子「それは……まあ、運命の女神様が微笑んでくれなかったというか、フォースのお導きというか……」

千鶴「くじ運が悪かっただけですわ」

千鶴「さて、今回この二人に来てもらったのには理由があるんですの」

春香「理由、ですか?」

千鶴「そう、千鶴とわたくし、そして海美と百合子は次のビーチバレーイベントで一緒に戦う二人組でしょう?」

海美「あー、そういえば私ゆりりんとだ!」

百合子「はいっ」

千鶴「はい、百合子」

百合子「嫌な予感がしてきたので帰っていいですか」

春香「百合子ちゃん!?」

千鶴「帰しませんわ」

千鶴「今回は、わたくし・春香チームと海美・百合子チームの二つに分かれて三番勝負を行いますわ!」

百合子「だろうと思いました!」

海美「ふむふむ、負けないよ!」

春香「あはは、海美ちゃんかぁ……運動勝負で勝つのは難しそうかも」

千鶴「……と、勝負をする前に、まずはふつおたですわ」

百合子「そこはやるんですか」

千鶴「もちろん」



メール一通目
>>21

今回チームを組む人って結構交流あるほうですか?あれば最近の出来事を教えて下さい

支援だよ

パーソナリティ
七尾百合子(15) Vi
http://i.imgur.com/Mbnt6KA.jpg
http://i.imgur.com/tcdHEoe.jpg

二階堂千鶴(21) Vi
http://i.imgur.com/J7M33Xi.jpg
http://i.imgur.com/xA0TLW5.jpg

ゲスト
天海春香(17) Vo
http://i.imgur.com/M7hAmoK.jpg
http://i.imgur.com/d7uEAgo.jpg

高坂海美(16) Da
http://i.imgur.com/aVfYwQ5.jpg
http://i.imgur.com/6KwOkOS.jpg

CM
高山紗代子(17) Vo
http://i.imgur.com/vSLHW3q.jpg
http://i.imgur.com/7AsxXxI.jpg

百合子「そうですね……海美さんとは、一緒に何かするのはそんなに多くなかったかもしれないですね」

海美「ゆりりん、そんなに外で遊んだりとかしないもんねー」

百合子「暑いじゃないですか!」

千鶴「百合子はたまには外に出なさいな」

百合子「さ、誘われれば……」

海美「あ、じゃあ、これが終わったら二人でバレーの練習しに行こう!」

百合子「え、あの、今日はちょっと、もうノルマが」

春香「ノルマ?」

千鶴「ほら、折角誘われているんですもの」

海美「だいじょーぶっ、私がちゃんとバレーの基礎から教えてあげるから!」

春香「海美ちゃんのバレー、私も習ってみたいな」

海美「ダメダメ!優勝に向けた秘伝メニューだから」

春香「そっか……残念」

百合子「基礎で秘伝ってなんなんですか」

海美「ところで、二人はどうなの?」

千鶴「春香とわたくしは、時々一緒に料理を作る仲ですわ」

春香「千鶴さん、すっごく料理が上手いんですよね♪」

千鶴「まあ、それほどでもありませんわ」

百合子「千鶴さん、家庭料理得意ですもんね」

海美「差し入れのコロッケとか、すっごく美味しい!」

千鶴「あ、あれはわたくしが作ったものでは」

春香「あれ?でも、千鶴さん、コロッケが得意だって」

千鶴「そ、そんなこと言った覚えがありませんわ!」

千鶴「さ、さあ、次のメールですわ!」

百合子「料理を教わる相手、どうして美奈子さんじゃなくて千鶴さんなんですか?」

春香「美奈子ちゃんは、その……言われた通りに作ると、量が多くなっちゃうから……」

百合子「あぁ……」


メール二通目
>>27

この夏に事務所のみんなで行ってみたい場所はありますか?

百合子「涼しいところに行きたいです」

海美「即答するんだ」

春香「涼しいところ……北海道とか?」

千鶴「なら、ひなたに頼みましょう」

百合子「あ、それとwi-fi繋がってるとこがいいです」

千鶴「それなら適当なホテルにでも泊まりなさい」

春香「でも、皆で同じ場所に寝るのって面白そうかも」

千鶴「まあ、50人が集まって寝る場所がありませんし、そういう機会もありませんものね」

海美「あ、もっかい無人島に行くとか」

百合子「お断りします」

春香「無人島かぁ……今度は見つけたいね、スペパププ」

千鶴「……は?」

百合子「すいません、もう一度お願いします」

春香「え?あ、ううん、何でもない」

海美「無人島、ダメなの?」

百合子「どうしてそんなに無人島に行かせたがるんですか」

海美「楽しいから!」

百合子「……そうですか」

春香「事務所のみんなで……ドーム……行きたいな」

千鶴「プロデューサーに頼みなさい」

百合子「行きたいって観光したいって意味じゃないんですか」

海美「あ、じゃあ、ドーム建てちゃう?」

百合子「どうしたらそんな発想にたどり着くんですか」

春香「そっか……♪」

百合子「なんで納得した感じになってるんですか?」

春香「でも、やっぱり最初は武道館から……」

海美「そっか、徐々にステップアップしないと」

百合子「最初が武道館ってハードル高すぎると思うんですけど」

海美「はいっ!武道館の周りにアスレチック作りたい!」

百合子「それもう武道館じゃないですよね?」

千鶴「……で、そもそもどういう話だったか覚えてますの?」

海美「お仕事が欲しい?」

千鶴「違いますわ」

千鶴「……次回からも、皆様からのお便りをお待ちしていますわ」

百合子「それでは、ここで一曲お聞きください」

春香「天海春香で『キミがいて夢になる』」

百合子「お送りしていますミリオン放送局、これからはこの企画です」

『ビーチバレー大会前哨戦!コンビ三番対決!』

百合子「間近に迫ったビーチバレー大会に備えて、私たち百合子・海美さんチームと千鶴さん・春香さんチームがそれぞれ協力して勝負しながら絆を深めていこう、という企画です」

百合子「行う勝負は三つ、最終的にポイントの高かったチームの勝利となります」

百合子「もちろん、勝ちチームにご褒美か、負けチームに罰ゲームか、何かしらを準備しているので、みなさん負けないようにがんばってください……ということらしいですが」

千鶴「百合子は負けられませんわね」

百合子「罰ゲームが重なるのは辛いですよね……」

春香「重なる?百合子ちゃん、他にも何かあるの?」

千鶴「この子は、ずっと休みがあったにも関わらず腹筋が目標達成できなかったということで、既に一つ罰ゲームが決定してますの」

海美「腹筋?そんなの簡単だと思うけどなぁ……私の腹筋テク、見せてあげよっか?」

百合子「そんなところで体力使わないでください」

海美「いやいや、私にとっては朝……昼……夜……えーっと」

千鶴「……朝飯前?」

海美「そう、それ!」

海美「とりあえずやってみなきゃ!」

春香「天海春香、頑張ります!」

千鶴「ドジをしない程度に、ですけれどね」

春香「えへへ……気を付けます」

百合子「それでは、三番勝負、第一対決はこちら!」

『フレームを生きろ!反応力対決』

百合子「バレーに必要なもの、それは反応力。ボールを拾うためには、まずはそのボールに反応しなければいけません……と、いうことで、こちらをご用意しました」

千鶴「これは……」

百合子「刹那○見切りです」

百合子「えー、このゲームを使って一対一を二回行って、それぞれ勝者チームにポイントを加えます」

海美「その一対一ってどうやって決めるの?」

百合子「くじ引きで決めます」

春香「そして、くじ引きの箱はここに」

千鶴「……どうして春香が?」

春香「さっきスタッフさんから渡されちゃいました」

春香「えっと……じゃあ、私の相手が百合子ちゃんかな?……私、そんなにゲームって得意じゃないしなぁ」

百合子「ふふふ……勝たせていただきます!」

千鶴「で、わたくしは海美とですわね」

海美「負けないよ!」

百合子「それでは、早速私たちから」

春香「えっと……どのボタンを押すんだっけ」

百合子「あ、これです、ここ」



コンマ(低い方の勝利)
春香>>40
百合子>>41


海美>>42
千鶴>>43

a

z

春香「えいっ!」ポチッ

百合子「」ポチッ

ザシュッ

百合子「嘘っ!?」

春香「あ、あれ?勝てないと思ってた……」

百合子「嘘、この早さなら絶対勝てると確信してたのに……」

春香「え、えっと……とりあえず、やった♪」

百合子「えっと、その……全部夏が悪い!」

千鶴「夏のせいにしない!」

千鶴「じゃあ、次はわたくしたちの番ですわね」

海美「ふふふ、ゆりりんの敵は私がとるから!」

百合子「お願いします……」

  ~~  

海美「負けた」

千鶴「勝ちましたわ」

百合子「そんなぁ」

千鶴「これで2対0ですわね」

春香「すっごくリードできましたね」

千鶴「ところで百合子」

百合子「……はい」

千鶴「……てっきり勝つと思っていたんですけれど」

百合子「……エ、エンジョイ勢ですから!」

千鶴「……何も言わないでおきますわ」

百合子「その気遣いが心に痛いです」

百合子「……さ、さあ、気を取り直して第二対決に行きましょう!次はこちら!」

『蝶のように舞え!バランス力対決』

百合子「ビーチバレーの舞台、それは砂浜。砂浜で自由自在に動くには、砂に足を取られないバランス力が重要です」

春香「バ、バランス力かぁ……」

百合子「と、いうことで、片足立ちします」

海美「シンプル」

百合子「一人ずつ時間を測定して、長かった上位二人のチームにそれぞれ1ポイントずつ入ります」

海美「バランスには自信あるよ!」

春香「」のヮの

千鶴「せめて喋りなさい」

百合子「じゃあ、これは……誰からやりますか?」

千鶴「四人同時に始めるのではないんですのね」

百合子「スタッフさんが、そろそろ放送事故を回避していきたいと」

千鶴「最初から回避する努力をしなさいな」

春香「どうやったらバランスが取れるのかなぁ」

海美「ダンスとか?」



コンマ(高い方から一位→四位)
百合子>>53
千鶴>>54
海美>>55
春香>>56

それ

!?

はるかっか

百合子「じゃあ、誰から行きますか?」

海美「はいっ!」

百合子「あ、海美さんお願いします」

海美「オッケー!」

  ~~  

千鶴「それでは、このストップウォッチで測りますわ」

海美「せー……のっと」

海美「おわっとっとっ!」

千鶴「はい、終了」ポチッ

春香「でも、結構長かったよね」

百合子「これなら勝てますね」

海美「うーん、もうちょっと行けたんだけどなぁ」

春香「海美ちゃん、片足立ちしてる時の姿勢が良かったけど、やっぱりそういうのも大事なのかな?」

海美「うーん、そういうの意識したことないや」

百合子「じゃあ、次は誰がやりますか?」

春香「じゃあ、私が」

千鶴「……まあ、頑張りなさい」

春香「頑張ります!」

  ~~  

春香「わっ、わっわわっ!」

ドンガラガッシャーン

千鶴「……まあ」

百合子「そうなりますよね」

春香「ごめんなさい」

千鶴「まあ、仕方ありませんわ……大体予想はついていましたもの」

百合子「これは……これなら勝てそう!」

千鶴「まあ、それでもわたくしに勝てなければ二位には入れませんけれど」

百合子「でも、私には風の精霊がついている!」

春香「風の精霊だと、逆にバランスがとりづらいんじゃないかな……」

百合子「じゃあ、大地の精霊あたりに」

千鶴「どれだけたくさんの精霊と契約してるんですの?」

百合子「じゃあ、やりますよ?」

千鶴「わたくしが測りますわ」

百合子「せーのっ」

  ~~  

百合子「っとっとっと」

千鶴「はい、終了」

百合子「でも、春香さんは越えましたよ?」

海美「最初の時点で超えてると思うけど」

春香「やったね、百合子ちゃん!私よりもすごいんだよ?」

百合子「もっと上には海美さんという例があるんですけど」

百合子「それじゃあ、最後は千鶴さん」

千鶴「春香の分までやり遂げて見せますわ」

海美「私に勝てるかな?」

千鶴「あら、そんなに余裕でいていいんですの?正直なところ、わたくしには自信がありますの」

百合子「フラグが立った!これは勝てる!」

春香「……フラグ?」

  ~~  

千鶴「それでは、しかと御覧なさい」

百合子「じゃあ測りますね」

千鶴「せーのっ」

千鶴「そろそろ海美の記録ではありませんの?」

海美「ウソ……私の記録がこんな簡単に破られるなんて」

百合子「……はい、海美さんの記録を超えました」

春香「千鶴さん、すごい……分けてほしいなぁ」

千鶴「超えましたの?それでは止めてもいいですわね」

百合子「そんな……そんな簡単にフラグを壊せるなんて」

千鶴「セレブですもの」

海美「セレブって何?」

春香「なんだろう」

海美「信じられない……もっかいやろ!もっかい」

千鶴「また今度、もっと強くなったときにお受けしますわ」

百合子「なんか本当にゲームに出てきそうな感じになってるんですけど」

春香「あ、ひょっとして千鶴さんに全部吸い取られたのかも……」ガーン

百合子「春香さんはいつまでそうしてるんですか?」

千鶴「ということで、第二対決が終了して、現在のポイントは3対1ですわね」

海美「3点かぁ……いや、頑張れば勝てる!」

百合子「一度曲を挟んで、次は最終対決です……それでは、ここで一曲お聞きください」

海美「高坂海美で、『恋愛ロードランナー』」

百合子「お送りしていますミリオン放送局、今回はビーチバレー大会直前スペシャルをお送りしています」

千鶴「スペシャルだったんですの?」

百合子「そうみたいです」

海美「それより最終対決を早くやろっ!」

百合子「そうですね、それでは最終対決に移ります……最後は、こちら!」

『真の仲間となれ!絆力対決』

千鶴「……絆力?」

百合子「ビーチバレーで最も必要なもの、それはお互いに助け合うチームの絆力……と、いうことで卓球のダブルスをやります」

海美「どこで?」

百合子「ここで」

千鶴「は?」

春香「あ、じゃあ片づけなきゃ」

千鶴「普通に受け入れるんですのね」

百合子「この机にネットをしいて簡易卓球コートにします」

千鶴「マイクに当たったら酷いことになりそうですけれど」

春香「んんっ……机、動かないなぁ」

千鶴「どうして何も疑問を感じずに受け入れられるんですの?」

春香「お仕事ですから!」

海美「そっか!」

千鶴「……まあ、お仕事は大事ですけれども」

百合子「……はい、完成しました!」

千鶴「はあ……これ、終わったらまた片づけ直さないといけないんですのね」

春香「あはは……私、ちょっと疲れちゃいました」

百合子「さて、ルール説明ですが、普通にやっているととてもじゃなく時間が足りないので、5点先取になります」

百合子「あ、ダブルスのルールも色々ありますが説明が面倒臭いらしいので誰が打ち返してもいいということみたいです」

千鶴「卓球のラケットは久しぶりですわね……」

海美「本気球、いっくよー!」

春香「手加減してくれると嬉しいな」

百合子「それと、あ…………えー、勝利チームが2ポイント獲得です」

海美「勝てないじゃん!」

千鶴「これで、負けることはありませんわね」

春香「そうですね」

百合子「ただ、引き分けなら罰ゲームなしです」

海美「全力でいくよ!」



コンマ(高い方が勝利)
百合子・海美チーム
>>72

千鶴・春香チーム
>>73

くっ

勝てるわけがない…

海美「てりゃっ!」パコーン

春香「わわっ!」ポコン

海美「ゆりりん!」

百合子「ひゃ、ひゃいっ!」ポコーン

千鶴「あら」パシーン

百合子「え?」

カコーン……コンコンコン

百合子「……え?」

千鶴「こう見えても卓球には自信がありましてよ」

百合子「負けました」

春香「あはは……私、なんにも活躍してないかも」

千鶴「いえ、春香はきちんとサポートしてくれましたわ」

春香「そうですか?」

海美「くぅ……勝てると思ったのに~っ!」

千鶴「と、いうことで最終ポイントは5対1、わたくしたちの大勝利ですわね」

春香「やった♪」

百合子「くっ……それで、罰ゲームはなんなんですか!」

千鶴「それは……エンディングで発表いたしますわ」

海美「もうさっさと言っちゃおうよ!」

千鶴「……わたくしが焦らしているのではなく、スタッフが準備に手間取っているだけみたいですわ」

春香「手間取るんですか?……そんなに手のかかった罰ゲームなら、逆においしいかも……」

千鶴「じゃあ、春香も罰ゲーム参加ということでよろしいですの」

春香「いいえ」

千鶴「さ、お締めなさい」

百合子「はーい……と、いうことで、ビーチバレー大会直前スペシャルでした」

海美「外出禁止とか?」

春香「それじゃあ、お仕事できないよ……?」

海美「あ、そっか」

春香「ここで、765プロダクションからのお知らせです」

春香「まずは、今回の放送でもお伝えしたビーチバレー大会についてです」

春香「現在、イベントのチケットの発券案内をメールで行っていますので、お早めの発券をよろしくお願いします」

春香「また、申し訳ありませんが席をご用意することができなかった方、遠方でイベントに来られなかった方のために、後日のDVD収録も決定しておりますので、そちらをお楽しみにしていてください」

春香「次に、毎年恒例『アイドル×怪談』のお知らせです」

春香「今回は、アイドルたちが廃ホテルの謎に挑むことになりました」

春香「詳細は、番組特設サイトをご用意してありますので、そちらをご覧ください」

春香「以上、765プロダクションからのお知らせでした」



春香「最近起こった怖いこと、ですか?」

春香「電車が遅れてお仕事に間に合わなそうになったこととか……え、そういうリアルに怖い話じゃない、ですか?」

海美「ひくよーっ!」

春香「あ、うん、じゃあ持っておくね」

ゴソゴソ

海美「これだーっ!」




次回パーソナリティ
コンマ>>82-84
01-17 エミリー
18-34 杏奈
35-51 百合子
52-67 まつり
68-83 千鶴
84-99 このみ
00-  全員

百合子「お送りしてきましたミリオン放送局、そろそろ終わりの時間です」

千鶴「この番組では、皆様からのお便りをお待ちしていますわ」

千鶴「各コーナーの詳細は、番組公式サイトをご覧くださいな」

百合子「メールアドレスは、million@xxxx.xxです」

海美「それで、罰ゲームは?」

千鶴「あら、そんなにやりたいんですの?」

海美「そんなわけないじゃん」

千鶴「まあいいですわ、春香、罰ゲームを発表してあげなさい」

春香「え、私がですか!?……えっと、今回の罰ゲームは、『会場設営のお手伝い』みたいです」

百合子「会場設営って……やっぱり、ビーチバレーの」

千鶴「もちろんですわ」

海美「でも、それならどうして準備がどうのって言ってたの?今準備するようなことじゃないと思うけど」

千鶴「それはもちろん、お仕事と被らないように調整してたんですの」

百合子「逃げ道が防がれてる」

海美「んー、まあ二人で一緒に働いて絆を深めよっ!」

百合子「あの、絆が深まったとしてもそもそも次の日筋肉痛でろくに動けず終わる可能性がたくさんあるんですけど……特に私が」

海美「だいじょーぶ、気合でどうにかなるよ!」

百合子「えぇ……」

千鶴「それでは、今秋のプレゼントを決めておしまいにしましょう」

百合子「うぅ……じゃあこのW○iリモコンで」

千鶴「本体を持ってなければ全く無用の長物ですわね……そもそもこれ、備品なのではなくて?」

百合子「あ、リモコンは私物みたいです……プレゼントにしていいってスタッフさんが」

千鶴「……時々、この番組のスタッフは心が広いのか狭いのか広いのか分からなくなりますわね……まあいいですわ、それではこのリモコンをプレゼントいたしますわ」

百合子「と、いうことでミリオン放送局、お相手は七尾百合子」

千鶴「二階堂千鶴と、ゲストは」

春香「天海春香と」

海美「高坂海美でした」

せーのっ

「「「ばいばーいっ!」」」

百合子「この番組は」

百合子「765プロダクションと」

百合子「ご覧のスポンサーの提供でお送りしました」

【番組終了後】

百合子「ところで、私の罰ゲームはどうなったんですか?」

千鶴「あら、自分から聞きに来るんですのね」

百合子「……まあ」

千鶴「心配しなくとも、お手伝い先で色々やっていただくことがありますの」

百合子「…………あー、そういう」

千鶴「まあ、頑張りなさい」

百合子「……はぁ」

【おしまい】

【おまけ】

杏奈「……杏奈」

エミリー「エミリー」

まつり「まつり」

このみ「このみの」

「「「反省会!」」」

まつり「杏奈ちゃんは誰と組むのです?」

杏奈「昴さん、と」

このみ「昴ちゃんと?なんだか珍しい組み合わせね」

杏奈「そう、かな……?」

まつり「このみちゃんはどうなのです?」

このみ「私?まあいろいろ迷ったけど……瑞希ちゃんと組むことにしたわ」

エミリー「莉緒さんではないんですか?」

このみ「最初はそう思ってたし、莉緒ちゃんから誘われてたんだけど……たまにはこういうのもいいんじゃないかしらって思って」

まつり「なるほど」

このみ「それに、私と莉緒ちゃんが組んだら大人のセクシーパワーで勝っちゃうから」

杏奈「……なるほど?」

まつり「と、そんなこともありつつ、ここではDJCDのお知らせをするのです」

エミリー「先週もしていませんでしたか?」

まつり「もっと詳しくお伝えするのですよ」

エミリー「詳しく?」

まつり「詳しく、直接お届けするのです」

まつり「今回は、特典のお話をするのです」

杏奈「……限定版、みたいな?」

まつり「購入者全員特典なのです」

このみ「あら、良心的ね」

エミリー「それで、どのような特典が付くのですか?」

まつり「これまでの反省会が動画付きでダウンロードできるシリアルコードなのです」

このみ「待って、この部分録画されてたの?」

まつり「そうみたいなのです」

杏奈「……ウソ」

まつり「本当なのです」

エミリー「しかし、撮影機器を見た覚えがないのですか」

まつり「そのあたりは姫にも分からないのです」

このみ「え、盗撮?」

杏奈「……訴訟?」

まつり「は、しないのです」

このみ「これからはどこから撮られてるか分からないわね……ぴしっとしなきゃ」

まつり「まあ、今回はもう遅いのです」

杏奈「……どうしよう」

まつり「過ぎたことは忘れて、とりあえず今回の分は終わらせるのです……ミリオン放送局反省会、お相手は徳川まつり」

杏奈「望月杏奈」

エミリー「エミリー スチュアートと」

このみ「馬場このみでした」

せーのっ

「「ばいばーいっ!」」

【おまけおしまい】

終わりだよー(o・∇・o)

いつのまに肝試しが毎年恒例になったんでしょうねぇ……

今日は時間がなさそうなので次は明日になりそうです

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