熊野「じゃあエステに行ってきますわ」 (63)


・・・・・・

~夜・最上型の部屋~


熊野「鈴谷は?」

鈴谷「今日はいいや。明日自分で行く」

熊野「そう。2時間くらいで帰りますわね」

鈴谷「ん~行ってら~」

三隈「クマリンコ!」フリフリ

最上「エステかぁ……僕もそういうのに行った方が、もっと女の子らしくなれるかなぁ……」

三隈「クマリンコ」

最上「え、僕はこのままの方がいいって?でも毎日出撃で潮風や埃とか被ってるし……お風呂だけじゃどうも……」

三隈「クマリンコ?」

最上「……そうだね、今度熊野と行ってみようかな」


鈴谷「あ、そういえば私達提督にまだ拾った資材届けてなくない?」

最上「ん?…………あ、そのまま部屋に持ってきちゃった……」

三隈「クマリンコ!」

最上「じゃあこんな時間だけど……渡しにいって来るよ」

鈴谷「じゃあ私も行く~!1日1提督からかいだし!」

三隈「クマリンコ!」

最上「2人ともついてくるの?まぁいいや、散歩といこうか」


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・・・・・・

~廊下~


熊野「近所のエステサロン、まだ開いていますわよね……はぁ……予約さえできれば私も飛び込みエステなんてしませんのに……」

提督「確かに艦娘は急な出撃とかあって予約に行きそびれるっていうのも多いしな」

熊野「ええまったくですわ――きゃあぁぁぁ!?」バッ

提督「おいおいあんまり驚くなよ」

熊野「驚きますわよ!気配も無しに人の横に立つのはやめていただけないかしら!?機関停止しますわ!」

提督「それよりも、お前エステに行きたいんだって?」

熊野「え?ええ……日課――とまではいかないにしろ、このモガミ皇国第四王女クマノ・ク・マーノは定期的にエステに行ってこの美貌をリフレッシュしないといけませんの」

提督「エステに行かないとキープできない美貌なの?」

熊野「嫌な言い方しないでくださる!?通常でも美しいけど、エステに行けばもっと美しくなりますの!提督が日課にしているキラ付けと同じですわ!」

提督「おおーなるほど」


提督「なら熊野、丁度いい」

熊野「なんですの?用なら後にしてくれませんこと?サロンが閉まっちゃいますわ……」

提督「実は俺もエステ技師だったんだ」」

熊野「へ?」

提督「俺なら無料でお前にエステティシャ~ンを施してやれるぞ?」

熊野「え、ほ、本当ですの?というか提督が言うとなんとなく騙されている気分がしますわ……」

提督「何を言う!俺は公認のエステ技師で、イギリスのコヒハキ・ハイスピードも認めるほどの腕だ!」

熊野「コ、コヒ……?なんだかすごそうな人ですわ」


提督「(なーんて嘘に決まってるだろ!エステ技師って資格名無ェよ!本当はマッサージ師とかそういう感じだ!)」

提督「(おばあちゃんが言っていた……嘘を吐くときは、具体例を出すと信憑性が増して騙しやすい。ってな……コヒハキなんて存在せんわ!)」

提督「(今の反応から見るに、熊野はエステには通っていてもそっちに関する知識はゼロだな。俺もゼロだが…………よし……)」


提督「さ、俺の部屋に台を用意しよう。お前も早く寝たいだろうし、すぐに済ませようか」

熊野「ならお願いしますわ!提督のエステ手腕、見せてもらいますわ!」

提督「ククク」

熊野「え?」

提督「いやなんでもない。行こうか」


・・・・・・

~執務室~


最上「提督~ちょっと話があるんだけどー」コンコンコン


シーン……


鈴谷「留守じゃん」

三隈「クマリンコ……」

最上「三隈の言う通り、もう自室で寝ちゃったのかな?」

鈴谷「ならチャ~ンス!提督にイタズラする絶好の機って奴じゃん?」

三隈「クマリンコ!」

最上「そうだよ鈴谷。駆逐艦じゃあるまいし、イタズラなんて……」

鈴谷「えーじゃあお姉ちゃん達は帰ってていいよ?私1人で行くから」スタスタスタ

最上「ちょ、鈴谷!」

三隈「クマリンコ……」ヤレヤレ


・・・・・・

~提督の私室~


提督「お茶でも飲むか?」

熊野「あら、気が利きますのね。いただきますわ」

提督「あいよー(よっしゃ!アレな薬を混入させた俺特性ロイヤルティーの登場だ!)」コポコポコポ


提督「ほれ」コトッ

熊野「ありがとうございますわ」

提督「台とタオルを出すから、飲んで待っててくれ」

熊野「はーい」


提督「よし、できたぞ」

熊野「結構丈夫そうなマッサージ台ですのね」

提督「激しい動きにも耐えられるやつを取り寄せたからな」

熊野「やだもう提督ったら。マッサージで激しい動きなんてありませんことよ?」

提督「あれ、そうだっけー?あははー」


・・・・・・

~提督の私室前~


最上「ねぇ、やっぱりもう寝てるんじゃない?」

鈴谷「寝てたら寝てたでアリ!さーて、川内に教わった無音扉開閉術で……」ソー

最上「(ゆっくりだけど少しずつ、ドアが音を立てずに開かれていってる……あれ?)」

最上「まだ電気点いてるね」

鈴谷「じゃあまだ起きてるってことで資材渡せばいいじゃん。ていと――」


提督「よし、じゃあまずは服を脱げ」

熊野「分かりましたわ」


鈴谷「!!?!??!?!???!?!?!?!!?!!!?!?!?!????」

三隈「クマリンコ?」

最上「どうしたの鈴谷?」


鈴谷「え…………………………え?」

最上「もう、どうしたのさ鈴谷。早くドア開けてよ」

三隈「クマリンコー」

鈴谷「」

最上「……フリーズしてる…………もう、どいて。早く提督に――」


提督「……脱いだか?」

熊野「はい……」

提督「じゃあタオルを巻いて、台に寝そべって」

熊野「分かりましたわ」

提督「楽しみか?」

熊野「ええそれなりに。提督のテクニックとやらをこの熊野、体で受け止めてみせますわ」


最上「!?!?!?!??!??!?!?!?!???!????!?」


最上「」プシュー

三隈「クマリンコ?」

最上・鈴谷「」

三隈「……?」ソー


熊野「うつ伏せですわ」

提督「じゃあ失礼して……跨らせてもらうぞ」

熊野「ええ…………まずはこの体勢からですの?」

提督「ああ。それとも他の体勢からがいいか?」

熊野「いいえ。これで構いませんわ」


三隈「寝バックとは高レベルな……」


鈴谷「………………ハッ!変な夢見た!」

最上「僕もだよ!エステに行ったはずの熊野が提督と……その、そういうことをしようとする夢だったよ!」

鈴谷「奇遇ね、私も同じ夢!」

三隈「クマリンコ」ヒョイヒョイ

最上「なに?」


提督「じゃあ……いくぞ…………(俺もそういうビデオでしか知識が無いから、適当にやっちまうが……いいよな?)」

熊野「ええ……来てください……」

提督「…………」プルプル

熊野「あら?まだしませんの?もしかして提督……大口叩いた割にはやっぱり初めてだったとか?」

提督「そ、そんなわけあるか!」


鈴谷「」

最上「」

三隈「提督童貞でしたの……?」


最上「ず、随分熊野ったら経験豊富っぽい言動だなぁー」ポケー

鈴谷「まさか、姉妹で一番大人が末っ子だったとはー」ポケー


提督「よし、えいっ!」グリッ

熊野「あだっ、あだだ!い、痛いですわ!!」

提督「ええっ!?」

熊野「もう!もっと優しくしてくれませんこと!?」


鈴谷「わー処女だったんだー」ポケー

最上「よかったねー愛妹は遊んでたりしなかったよー」ポケー

三隈「まさか姉妹全員で妹の処女喪失を見ることになるなんて」


鈴谷「にしてもここからじゃ提督が熊野に跨ってるってことくらいしか見えない……」

三隈「クマリンコ」チョイチョイ

最上「もっとドアを開けろって?それじゃあ気付かれるかもしれないじゃないか」

鈴谷「ね、ねぇ……そもそも妹の情事を覗くのはマズくなくなくない?」

最上「確かに……僕達が見ていいようなものじゃない、かも……」

三隈「クマリンコ!」

最上「え、残る!?駄目だよ三隈!バレたら姉妹の縁切られちゃうかもしれないよ!?」

三隈「クマリンコ」フリフリ

鈴谷「後学のためって……い、妹を見て勉強しろっての!?それならネットで見るわよ!」

三隈「ならば帰っていいわよ」


・・・・・・


三隈「…………」

鈴谷「…………」

最上「…………」

鈴谷「結局残っちゃった……」

最上「…………僕も……」


提督「どうだ、(背中)気持ちいいか?」グリグリ

熊野「ええ……んっ、ちょっとがっつきすぎな感じの動きですけれど……ハァ、ハァ……(ツボの)奥までグリグリくる感じが良いですわ」

提督「なら次は下の方も責めようかな」スー

熊野「ハァ、んっ、もう提督、言い方がはしたないですわよ」


最上「………………熊野、息が荒いね」

鈴谷「発情してんじゃない?」


熊野「(な、なんでしょう……体が熱くなって…………体温が上がるツボでも押されたのかしら?)」ハァハァ

提督「(クックック……俺のロイヤルティーを飲み干したんだ…………ただでは済むまい)」


鈴谷「逆に提督は涼しい顔……」

最上「せ、性剛ってやつじゃ?」

鈴谷「なにそれ?」

最上「え?」

鈴谷「え?」

ここまで
ド定番だけどアンジャッシュ的ネタ好きなんだ


提督「(やばい、熊野の体……触っててすげぇ気持ちいい)」

提督「(やはり普段エステに行ってるからか?それとも風呂上りだからか、モチモチしてスベスベして、押せば少しだけ指が沈む。健康的に締まった体だ……ぶっちゃけ嫌がられてもいいからチ○コ押し付けたい)」

提督「(胸は…………うん、まぁ気にせずにな)」

提督「(タオルに隠れて見えないが、かわいいお尻してるんだろうなぁ)」


熊野「…………提督、どうしたましたの?動きが急にゆっくりになりましたけど」

提督「え?ああーずっと同じ場所ってのも飽きたろ?次はこっちとかほぐそうか?」フニッ

熊野「きゃっ!お、お尻ですの!?」

提督「やっぱりやるなら徹底的がいいだろ?」

熊野「ううー…………」

提督「本場じゃお尻は普通だろうが。なにを恥ずかしがっている」


鈴谷「お、おおおおおおしりぃ!?」

最上「」

熊野「本場(意味深)」


 >>26
 ×熊野「本場(意味深)」
 ○三隈「本場(意味深)」



最上「AFとかレベル高すぎだよぉ!さっきまで処女だった子に強いるプレイじゃないよ!」

鈴谷「AF……アームズフォート?」

最上「違うよ!!さっきから純情ぶってるんじゃないよ!!」

三隈「クマリンコ」マァマァ


提督「じゃ、タオル外すぞ」パサッ

熊野「あっ……」

熊野「(うぅぅぅぅ……な、流れとはいえ……殿方に、一糸まとわぬ姿を……!)」カァァァ

提督「(ふぉおおおおおお!お尻!お尻!お尻!!!!)」

熊野「あ、あんまりジロジロ見ないでくださる?」

提督「バレた!?」ビクッ

熊野「やっぱり見てましたのね!!いやぁぁぁ!」

提督「まて!見ないとできないだろうが!!」


提督「とりあえずするぞ」グイッ

熊野「あっ、や、優しく……お願いしますわ……」

提督「分かってるよ」グイッ

熊野「言ってるそばからお尻開かないでくださいまし!!」


三隈「クマリンコ」

最上「確かに股は既に開いて……って何言わせるのさ!!」


熊野「あっ……ゆ、指が…………提督の指……」

提督「嫌だったか?」

熊野「そりゃお尻なんて恥ずかしくて嫌に決まってますわ!……でも…………」

提督「?」

熊野「その……さっきと比べて思ったより優しい手つきだったので、驚きましたわ」

提督「そりゃ、場所が場所だしな」

熊野「あ、ありがとうございますわ……」

提督「それに熊野のお尻、綺麗だぞ」サワサワ

熊野「ひゃっ……!さ、さっき(お風呂で体を)洗ってきたんだからっ、当然、ですわ……って、そんなに変に揉むように触らないでくださること……っ?」


鈴谷「なにその前より後ろの方がデリケートみたいな言い方……」

最上「まぁ後ろの方が洗浄だの拡張だので面倒な分デリケートとも言えるね」

三隈「しかも既に洗浄済みとか」


提督「…………」グッ、グッ

熊野「んっ、くふっ……っ」

提督「よし、そろそろ……」

熊野「えっ?ひゃああぁぁぁっ!!?」

熊野「(わ、脇腹ぁっ!?)」

提督「辛いだろうが、頑張ってくれ!」

熊野「そ、そんなことっ、んあっ、言った、ってぇっ!」


鈴谷「あ、あれついに……挿れたってこと!?」

最上「しかも、ア○ルも初めてのくせに……感じている!」

三隈「とんだビッチリンコ」


熊野「あ、あひっ、ひっ、あはっ、ひぃぃぃ!!(くすぐったい!!くすぐったすぎて死にそうですわ!!)」

提督「熊野、耐えろ!これも必要なことなんだ!」グッ、グッ

熊野「そ、そんなことい、言ったって……!」

提督「……そんなに辛いならローション使うか?」

熊野「あったのなら最初から使ってください!!」


最上「もしかしてローション無しでヤッてたの!?」

鈴谷「え、お尻も濡れるんじゃ……」

最上「えっ?」

鈴谷「えっ?」

最上「…………」

最上「愛液とカウパーでカバーしてたのかなー」

鈴谷「ちょっと!質問に答えてよ!」


提督「よーし、じゃあ(スーパー媚薬入り)ローションを……」ブピュッ

提督「あ」

熊野「え?(なんか、まったく関係ないところにローションが落ちていくのが見えましたわ……)」

提督「…………(ボトルを強く握りすぎて)出ちゃった」

熊野「ええっ!?」


三隈「ああああああ提督!暴発は悲しい!男として一番やってはならないことを!」

鈴谷「え、提督……熊野の中で!?」

最上「あーあ、熊野も子宮に欲しかったろうに」

三隈「いや、子供がデキると困るからこその後ろでは?ともあれ暴発は痛い!!尊厳も威厳もクソと同じだ!」


熊野「もう提督ったらオチャメさんですのね」

提督「いやぁすまん。なんか区切りもいいしここまでにしとくか」


鈴谷「あ、終わりっぽいね。私達も部屋に帰ろっか」

最上「そうだね……まさか資材を届けに行こうとして妹の処女喪失を見ることになるなんて思わなかったけど」

三隈「クマリンコ」


熊野「そうですわね。そろそろ時間も時間ですし……」

提督「……ん?どうした?」

熊野「…………その、また提督のエステ、受けてもよろしくて?」

提督「気に入ってくれたのか?」

熊野「ええまぁ……あ、でも流石に脇腹は認めませんわ!」

提督「へーい」


・・・・・・

~最上型の部屋~


熊野「戻りましたわー」ガチャッ

最上「ッ!や、やぁ……!」ガチガチ

鈴谷「お、おかえりー!」ガチガチ

三隈「クリマンコー」

熊野「……?どうしましたの2人とも、声が上ずってますけれど」

鈴谷「え!?そ、そんなことないってばー!ねぇ!?」

最上「う、うん!ぜ全然!」

熊野「……?」


鈴谷「そ、それで、エステどうだったー?」

熊野「え?そりゃ気持ちよかったですわよ」

最上「『気持ちよかった』……へぇ……」

熊野「え?」

最上「な、なんでもないよ!」


熊野「というか、なんで皆さんまだ起きていらっしゃいますの?結構もう遅い時間ですけれど」

最上「え、ああー!そ、そうだね!もう遅いし寝ようか!」

鈴谷「そうねー!」

三隈「クマリンコ」

熊野「ええ。次のエステも楽しみですわ!」

最上・鈴谷「……」

熊野「え、何か変なこと言いました?私」

最上「ううん」

鈴谷「べっつにー、お休み」

熊野「え、ええ……おやすみなさい?」


パチン


鈴谷「(…………そういえば私も明日エステに行く予定だったわよね……)」

最上「(…………そういえば僕も今度エステに行く予定だったよね……)」



その後、夜な夜な提督の私室にエステに行く最上型が確認された――

この事はもちろん他の艦娘にも見られ、色々噂をされたが、当の本人達は本当のエステであったために複雑な気分だったらしい――

提督も提督で何に触発されたのか本当にマッサージ師の資格を取り、その鎮守府は艦隊の疲労度がすぐ解消される『エステ鎮守府』の異名を得ることになる――



~一旦おしまい~


・・・・・・


???「合わせ鏡が無限の世界を形作るように」

???「現実における運命もひとつではない」

???「同じなのは欲望だけ。すべての人間が自らの欲望を背負い、戦っている――」

???「そしてその欲望が背負いきれなくなった時……人は、提督になる」

今日はここまで
これからはただのIF(R-18?)なだけ


・・・・・・

~熊野が勝利する世界~


鈴谷「も、もう帰ろうって!」

三隈「クマリンコ!?」

最上「そうだね……いい加減そろそろ見るべきじゃないよ」

三隈「クマリンコ!!」

最上「まだ見ていたいとか言ってる場合じゃないでしょー帰るよー」ガシッ

三隈「クマリンコー!!」ズルズル


提督「よし、次は脚を――」

熊野「……ねぇ、提督。脚はちょっと体勢を変えてほぐしてほしいですわ」

提督「ほう……どんな体勢だ?」

熊野「そーれーはー…………えいっ!」バッ

提督「えっ?」


ガシッ、ドサッ!


熊野「これですわ」

提督「なん……だと?」

提督「(熊野の動きが迅すぎてよく分からなかったが……どうやら俺は床に倒されたらしい。当の熊野は台の上に座り、俺を見下ろしている……)」


熊野「言った通り、脚をマッサージしてもらいたいですわね」スッ

提督「うおっ」

熊野「なに避けてますの?提督がマッサージしてくれると言ったのですから、ちゃんとしてもらわないと困りますわ」グイッ

提督「上官を足蹴にするな!(うおおおおおお熊野の生足俺の顔に!!)」

熊野「その割に私の足にしゃぶりついてるのは何故ですの?」

提督「むっ!?こ、これは……」

熊野「まぁ提督の思惑なんて最初から分かっていましたけどね……」

提督「なに?」

熊野「エステと称してエロティックなことする気だっただけでしょう!?この変態!!」

提督「(バレてた)」


提督「(クソーーー!何も知らない熊野にリンパだの女性ホルモンだのこじつけて特殊な棒とクリーム作戦があぁぁ!!)」

熊野「この変態!ド変態!クズ!ちくわ大明神!変態!!もぉぉこのクソッタレ!変質者!」

提督「お嬢様キャラがクソッタレとか言うな!!というかなぜこんな……」

熊野「今流行りの逆転とやらですわ」ニコッ

提督「えぇ!?」


提督「(まさか熊野がドSとかそういう部類の人種だったとは……!)」

提督「(ハッ!そして気付いた……今熊野全裸だから、胸が丸見えじゃないか!優位に立っているからか、薬の効果かは分からんがあまり恥ずかしがっていないな)」

提督「(胸、胸…………ああ、でもまぁ、うん……)」

熊野「……」ブチッ

熊野「今とぉーーーーーっても失礼なことを考えていませんでした?」ゲシッ

提督「ありがとうございます!……か、考えてないぞ。お前の慎ましやかな並胸を見ても思いのほか気持ちが凪いでいたこととか全然ないから!」

熊野「並くらいはありますわ!」ゲシッ

提督「ぐふっ、ありがとうございます!」


熊野「提督が私の胸についてどう考えているのかはよーーく分かりましたわ!それよりも提督――」

熊野「『コッチ』には興味ありませんの?」

提督「ッッ!」

提督「(そ、そこは俺が意図的に視界から外していた場所…………!しかし今はピタッと閉じられた脚に遮られて見えない秘境!)」

熊野「まぁどうしても見たいというのなら、エステ代代わりに見せなくもないのですけれど――」

提督「見たい!見たい!見たい!!」

熊野「…………」ドンビキ


熊野「じゃあ、提督。私の脚……シてくれますわね?」

提督「おう……」スッ


グリッ、グイッ


熊野「そうそう。いい感じですわ」

提督「…………」チラッ

熊野「なに見てますの?この変態!」ゲシッ

提督「うぐっ!ありがとうございます!」


グリッ、グイッ


提督「…………大体揉み終わったぞ」

熊野「良かったですわ。上手ですのね」

提督「そ、そりゃー世界で通用する腕だからなー(設定忘れてた……)」

熊野「じゃ、掃除もお願いしますわね」

提督「掃除?」

熊野「終わった後、私の脚をキレイにするのも仕事でしょう?」

熊野「さっさと舐めなさいな」

提督「……はい」


提督「…………」ペロペロ

熊野「んっ、くすぐったいですわね……でもなんか、征服感というのかしら……とってもよろしいですわ」ニコニコ

提督「そーですか……」

熊野「ほらこっちですわ。早くしなさい役立たず」ゲシッ

提督「ありがとうございます!」ペロペロ

熊野「うふふふふ……なんか癖になりそうですわぁ……」


熊野「ねぇ提督、このまま私の下僕になりませんこと?」

提督「できるか」

熊野「そう……じゃあ『ココ』を見せるのは無かったことに……」

提督「ならせてください!俺は今から熊野のいやしい奴隷です!!」

熊野「(思ったより欲望に正直でビックリですわ……)」

提督「(熊野のクマリンコ!絶対見るぞ!そしてあわよくば……ぐへへ……今は雌伏の時だ!従うフリをして、逆転の逆転を果たしてやる!)」


提督「絶対に!」キリッ


・・・・・・

~提督の私室前~


青葉「ふあぁぁ……ネトゲしてたらこんな時間に…………おトイレおトイレーっと」

青葉「…………ん?司令官の部屋から明かりが……」


熊野(全裸)「さぁ、誓いの言葉と共に私の足にキスしなさい」

提督「俺は熊野様の下僕です……どうか、一生お仕えさせてください……」チュッ


青葉「………………」ガタッ


熊野・提督「ッ!?」バッ

青葉「あ」

熊野「あら」

提督「あ、青葉ァァァァ!?」

青葉「司青見!」ダッ

提督「待て!これには色々訳がある!!マテアオバァ!アオバマテェ!!」

青葉「タイトルは『俺は鎮守府のエロテロリスト!お嬢様とのイケナイ密会』にしておきますねー!!」


熊野「…………これは言い逃れできませんわね、下僕提督♪」

提督「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」



 ~おしまい~

多分気付いている人多いと思うけど、三隈は「クマリンコ」とは言っていないところがひとつだけあります
ヒントは文月

読んでくれてありがとうございました

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