響「ていうか、それだとただのパクリだぞ」

春香「そうなんだよねぇ…さりげなーく個性的になるにはどうすればいいのかな？」

響「聞かれても分かんないぞ」

春香「とりあえずポニテにしてみようかな？」

響「春香が？想像出来ない…」

春香「こんな感じ？」ｷｭｯ

響「んひっ」

春香「何故笑う」

響「すごい外側に跳ねてるぞ」

春香「しょうがないんだよー。だからあんまり伸ばしてないのに」

響「そうなんだ」

春香「えっと…八重歯？」

響「付けるの？」

春香「いや、響ちゃんからもぎ取る」

響「怖い」

春香「それっ」ｽﾞﾎﾞｯ

響「やめろぉ！」

春香「うわっ、ベタベタしてる！」

響「そりゃそうだよ！口の中だし」

春香「じゃあどうしようかな。誰からもぎ取ろう？」

響「もぎ取るっていう発想をやめようよ。ていうかどうやって自分に付けるの？」

春香「セロハンテープ」

響「何故セロハンテープ」

春香「後…響ちゃんはちっさい」

響「ひどい。確かに亜美と真美に越されたのはショックだったけど」

春香「やーいやーい」

響「うぜぇ…どうやって自分の背を縮めるの」

春香「ハンマーで思いっきり頭を叩いてもらう」

響「死ぬよ？」

春香「皆にカルシウムを与える」

響「逆に皆を高くするのか」

春香「平均身長180cm越え！」

響「威圧感が半端なさそう」

春香「アイドルなのにね」

春香「ロリ巨乳！」

響「アイドルがそんな事を言うんじゃありません！」

春香「でも縮んだよね」

響「自分でも何故縮んだのかよくわからないんだぞ…」

春香「その分背も縮んだら元通りなんじゃない？」

響「そんな事したらやよいよりちっちゃくなっちゃうぞ！？」

春香「あはは。響ちゃんちっちゃーい」

響「うぜぇ」

春香「でも春香さんも結構ロリ顔だと思います！」

響「どこからその自信が湧いてくるのか」

春香「CDの表紙の撮影の時にそう言われちゃって…えへへ」

響「喜ぶんだ」

春香「響ちゃんは喜ばないの？」

響「自分は大人っぽいって言われる方が嬉しいかな」

春香「後ある？」

響「えっ、もうないの？」

春香「動物とかお金かかるし、正直動物と意思疎通できる気がしない」

響「表情とか声の質で分かるぞ」

春香「すごい」

響「じゃあ試しにさ、犬語で喋ってみて」

春香「えっ犬語ってなに」

響「んー、なんか、わんわん、みたいな」

春香「ん？」

響「適当でいいからさ」

春香「わんわん、わおんわおん」

響「……後藤さんって誰だ？」

春香「翻訳機みたいなカオスさだね。一体私は何を話してたの」

春香「むむむ…響ちゃんの個性を吸収するのは難しそうだね」

響「そのままでいいんじゃないか？」

春香「やめてよ、そんな考えが浮かんできたのに」

響「でも、そんなに春香って個性ないの？」

春香「ないよ。リボンぐらいしか」

響「お菓子作りは？」

春香「そんなの練習すりゃあ大抵の人が出来ちまうでねぇかい？」

響「春香、怒らないで」

春香「ごめん」

響「確かに自分も簡単なのぐらいは作れるし、個性ってわけでもないかあ」

春香「ちょいちょい、まだ春香さん最大の個性が残っているではありませんかぁ」

響「え、なに？」

春香「そう、ドジッ子ですよ、ドジッ子！」

響「ああ、そういえばそんな設定あったな」

春香「設定言わないで」

響「ドジッ子って言っても…転ぶだけじゃん」

春香「ひどい！」

響「よくあざといって言われてるし」

春香「てへっ☆が？」

響「そうそれ。自分で気づいてるんだ…」

春香「いや、別に、例として挙げただけですしおすし」のワの

響「ふぅん」

響「音痴」

春香「それ…個性の一つになるぐらい私が音痴ってこと！？」

響「いや、だって…ﾄﾌﾞｰだよ？ﾄﾌﾞｰ」

春香「バラードが苦手なだけだもん！」

響「ずっとに↑んぎょ↓になっていー↑たいの」

春香「そ、それは…初めてのライブで、緊張してただけだしっ」

響「まあ確かに緊張感があったのは分かるぞ。でも、自分の持ち歌だよ？」

春香「ひどいなぁ」

響「千早に特訓してもらえば？」

春香「一回だけ教わった事はあるよ」

響「え、そうなの？」

春香「5時間ぐらいぶっつづけで歌わされるんだよ…？精神的にきつかった」

響「うわぁ」

プール行ってきます！
わーい！！

＞響「威圧感が半端なさそう」
＞
＞春香「アイドルなのにね」

デカくても頑張ってるアイドルだっているんですよ！

はしゃぎすぎて休んでました
水着っていいよね！！！！！
次から再開

にょわ子ちゃんかわいいよね

響「春香の個性。リボン。ドジッ子。音痴。終了」

春香「みっつ！？」

響「それに比べて自分の個性は？」

春香「沖縄に、八重歯、背低いし、ロリ顔に、巨乳とか…うわぁ、いっぱいあるよ」

響「ふふふふふふ」

春香「このやろー」ｷﾞｭﾑｷﾞｭﾑ

響「ほっへがのひるほ」

春香「ほっぺがのびるぞ？」

響「ほう。あほははひて」

春香「今アホっつった？」ﾑﾆｰ

響「ひっへはい！ひっへはひ！」

春香「うえーん、響ちゃんにアホって言われたぁ」ｼｸｼｸ

響「いっへはひっへヴぁ！」

春香「悲しいなー。春香さんの心に傷が刻まれました」ﾑﾆﾑﾆ

響「ほえよりはやふへをははひてほひいほ」

春香「何言ってるの？」

響「はやふ！ふぁはひて！」

春香「豆腐？流して？」

響「ひがう！」

春香「うん分かってるよ、ごめん」ﾊﾟｯ

響「ほっぺたが痛いぞ…」ﾋﾘﾋﾘ

春香「私を笑った罰ですよ、罰！」

響「お返しにしてやる」ｷﾞｭﾑ

春香「あう」

響「ふっふっふっ」

春香「はひははははひはほひひひひゃん。ふふふっへほひい？」

響「ガチで何言ってるか分かんないぞ」

春香「……」ｺﾁｮｺﾁｮ

響「うぎゃっ！？」ｶﾞﾀﾝｯ

春香「脇ががら空きだよ、響ちゃん」

響「……」ｺﾁｮｺﾁｮ

春香「……」

響(効かねぇ)

春香「私くすぐり効かないんだ」

響「それも一つの個性になるかもよ」

春香「うーん…こう、友達とくすぐりあったりが出来ないんだよ」

響「ラスボスだね」

春香「でもくすぐったいフリをすればそれも個性になるのかなぁ…」

響「えー、だめだぞそれは。いつかボロが出そうだし」

春香「バレなきゃいいんだよ、バレなきゃ」

響「ゲスい」

春香「そもそもそういう仕事が来るのか」

響「でも、春香は最近仕事がバラエティ寄りになったよな」

春香「何でだろう…」