クウボマン (30)


・艦これのウルトラマンパロディです
・話の展開はだいたい元ネタと同じです
・更新のんびりです
・文書下手です


それでもよかったらお付き合いください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1438042350

提督「おいおい吹雪、そんなひっぱるなって」

吹雪「提督!みんな!はやく!始まります始まります!わたしたちが出演したドラマ!」

叢雲「海軍のPRのためってみんなで撮ったやつね」

五月雨「う、うまくできてるか心配です」

電「監督からおっけーでたんだから大丈夫なのです」

漣「ktkr!始まりますよぉ〜」


クウボK
カーーーーン

クウボマン
デェェェェェェン


クウボ作戦第一号
デデデデーデデデデデー



クウボマン
宇宙駆逐艦イ級
登場
デッデン!


《突如現れた深海棲艦。またたくまに全ての制海権を奪われた人類はそれに立ち向かうため艦娘を生み出すことに成功。
その活躍により深海棲艦は根絶されるかに見えた。しかし突如として地底から、深海から、さらには宇宙から40mを超える深海棲艦にそっくりな巨大生物が出現するようになり、再び人類は窮地に立たされたのである!》

テイトク「鎮守府正面海域で謎の発光現象!深海棲艦が絡んでいるかもしれん。フブキ!調査に当たれ!」

フブキ「了解!」

《この新たな脅威に対抗するため、全世界の海軍は協力し、特別な訓練を受けた艦娘と選りすぐりの提督によって構成され、パリを本部とする科学特捜鎮守府を組織したのである!
そしてここは、その日本支部。今日も日本支部所属、特捜艦娘のフブキは謎の現象の調査に出ていた》

フブキ「まもなく発光現象のあった地点に到着します!」

テイトク『了解した。慎重に調査にあたれ』

ムラクモ『いまのところこちらの観測では何も起こってないわ。フブキ、現場はどう?』

フブキ「とくに異常はないように見えるけど……んーなんか暑いような」

サミダレ『ああ!フブキさん!そのあたりの海水温が少しずつ上昇しています!先日の発光現象の前にも同じことが!』

フブキ「わかった!……この目で正体を確かめてやるんだから!」

フブキ「!!! これが発光現象!?」

テイトク『発光現象の発生をこちらで観測した。フブキ、そちらの様子はどうだ』

フブキ「はい!光ってます!青い光です!なんだか、禍々しいような……え!?」

テイトク『どうした?』

フブキ「もうひとつ、赤い光が……どんどんこちらに……!速すぎて……きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………!!』



テイトク「フブキ!?フブキ!!応答しろ!何があった!」

サミダレ「フブキさんの反応消失しました!同時に発光現象も!」

テイトク「な……まさか! サザナミ、イナヅマ!ムラクモ!すぐにフブキの捜索を頼む! サミダレはあの現象の解析を行ってくれ!」

「了解!」




??? ( フブキさん……フブキさん……)

フブキ「……ん……ここはいったい……あ、あなただれですか!?」

???(わたしは、クウボマン。はるか彼方、B2-2星雲からやってきた、宇宙空母です)

フブキ「クウボマン……て、宇宙空母!?」

クウボマン(フブキさん、もうしわけないことをしてしまいました。わたしは、あの凶悪な宇宙駆逐艦を追う途中誤ってあなたに衝突してしまい、あなたを死なせてしまいました)

フブキ「ええええ!?」

クウボマン(でも心配ありません、あなたは蘇生されました、そのかわりわたしと一心同体となります)

フブキ「ちょ……理解が追いつかないんですが……ええ……て、これはなんですか?」

クウボマン(それは、ボーキカプセル。困った時に使ってください。それを使うと……)

フブキ「これを使うと、どうなるんですか!?」

クウボマン(ふっふっふっ……心配することはありません……)

フブキ「ち、ちょっと!」



サザナミ「おーい!ムラクモっちみつかったぁ?」

ムラクモ「だめね…イナヅマは?」

イナヅマ「こっちもなのです……フブキちゃん、轟沈しちゃったんでしょうか……」

サミダレ『!!みなさん!また海水温が上昇しています!気をつけてください!』

ムラクモ「てことはまたあの発光現象!?」

サザナミ「うわー光ってますなー……て、海面が盛り上がってきてるぅ!?」

イナヅマ「きゃぁぁ!な、あれはなんなのです!?」

キシァァァァァァ!!!

ムラクモ「あ、あれは……!」

イナヅマ「く、駆逐艦イ級なのです!?それにあの大きさは!」

ムラクモ「わたしたち特捜艦娘の仕事ね!テイトク!発光現象の原因はこいつみたい!指示を頼むわ!」

テイトク『こちらでも確認した!まずは一旦距離を取れ!相手の出方をみて対処する!迂闊に攻撃をするな、今は十分な装備をつんでいない。』

サザナミ「りょーかいですよっと!あ、あれ?」

テイトク『どうした?』

サザナミ「目標、少し顔をだしただけでまた海の中に帰って行きましたよ」

テイトク『そうか、敵がひくなら今はそれでいい。引き続きフブキの捜索にあたれ』



二時間後


サミダレ「テイトク……やっぱりもうフブキちゃんは……」

テイトク「……んむ。捜索を打ちきろう。駆逐艦 フブキは轟tピピピ……
ん?」

サミダレ「はい、こちら特捜鎮守府日本支部」

フブキ『あ!元気?サミダレちゃん!』

サミダレ「な……フブキちゃん!?いったいどこに!?みんなあなたを探してるんですよ!?」

フブキ『そんなことはどうでもいいです!それよりクウボ作戦第一号の用意を!』

サミダレ「クウボ作戦第一号ですね?わかりました!」

《クウボ作戦第一号、それは潜水艦による水中からの雷撃と空母の航空攻撃による二面攻撃作戦である》




フブキ「あの宇宙駆逐艦は、彼女から逃げることで疲弊しています。たたくなら今がチャンスです!」

テイトク「フブキ、彼女とは誰のことだ?」

フブキ「もうひとつの赤い光です!わたしは彼女に助けてもらったんです!」

テイトク「そうか、ならば作戦決行は早い方がいいな。まず潜水艦で海中のやつに攻撃をしかける」

ゴーヤ「ごーやのでばんでちね!」

ロー「ろーちゃんもいますって!」

テイトク「そして、顔を出したところに空母による航空攻撃を行う」

ズイカク「アウトレンジできめたいわね!」

ショウカク「ズイカク、無茶しちゃだめよ?」

テイトク「これが大まかなクウボ作戦第一号の概要だ。ねんのためフブキとムラクモには空母2人の護衛を行ってもらう。作戦決行はヒトヨンマルマル。それまでに準備をしておくように」

「了解!」

《かくしてクウボ作戦第一号の決行が決定、そしてついにその時間がやってきた》

ゴーヤ「ごーや、ろー、作戦地点についたでち。やっこさんよく眠っているようでちね」

ロー「すっごく気持ち良さそうですって」

テイトク『了解した。そのまま待機せよ。水上部隊はどうだ』

ズイカク「こちらも作戦ポイントへ到着。スタンバイ完了!いつでも飛ばせるわ」

テイトク『了解だ。では艦爆部隊を飛ばして旋回待機だ』

ショウカク「了解しました。では、艦爆隊のみなさん、お願いしますね」

フブキ「周囲異常ありません。他の深海棲艦の乱入はなさそうです」

ムラクモ「一応周囲警戒をつづけるわ」

テイトク『たのむ。では、これよりクウボ作戦第一号を開始する!』


テイトク『潜水艦、魚雷発射せよ!』

ゴーヤ「了解でち!ごーやの魚雷はおりこうさんでち!」

ロー「ろーちゃんのもですって!てぇー!」

!!!?キシァァァァァァ!!

ゴーヤ「もう一発でち!」

ロー「てぇー!てぇー!」

ゴーヤ「! てーとく!目標浮上していくでち!」

テイトク『よし、予定通りだ!ズイカク!ショウカク!』

ズイカク「わかってますよっと!」

ショウカク「艦爆隊!目標が顔を出したら瞬間をねらってください!」

ムラクモ「目標浮上するわ!」

ズイカク「爆撃開始!!」


ドゴォォォォォォォォン!!!




テイトク「やったか!?」

フブキ『………! 目標、健在です!』

テイトク「な!?なんてやつだ!引き続き攻撃せよ!」

ズイカク『了解!』


キシァァァァァァ!!

ショウカク「! 反撃してくるわ!」

ズイカク「全員回避!」

ムラクモ「言われなくてもわかってる!」

ドォォォォォォ!!

フブキ「……!いまので陣形が崩れた!だいぶみんなとはなれちゃったな……。全員ダメージはないけどさっきの爆撃で艦爆隊の爆弾はあまり残っていない……」


フブキ「よし!」



フインフィンフィンフィンフィンフィンフィン………

ボーキ!


ズイカク「な……!?なにあれ!?」

ショウカク「て、敵と同じくらいあるわね……でもあの姿は……」

ムラクモ「艦娘!?」



《B2-2星雲の宇宙空母からその命を託された駆逐艦フブキはボーキカプセルで宇宙空母に変身した。
マッハ5で海上を進み、強力なエネルギーであらゆる敵を粉砕する不死身の艦娘となったのだ!
それ行け!我らのヒーロー!》


ボーキ!

キシァァァァァァ!!

ゴーヤ「あのでっかいかんむす、深海棲艦と戦おうとしてるでち!?」


ドゴォォン!

ロー「えぇ!?艤装使わずに蹴りを入れてるですって!」

ムラクモ「も、ものすごい衝撃が伝わってくるわ!」

テイトク『おい!誰か応答してくれ!いったいなにがどうなっているんだ!』

ショウカク「き、巨人が、深海棲艦と戦っています!」

テイトク『はぁ!?』


ドォォォン! バシャァァァァン!!

ズイカク「ほんとになんなのよぉこれ!」

キシァァァァァァ!!

ボーキ!?

ムラクモ「あぁ!敵の体当たりで体制を崩してあの巨人劣勢みたいよ!?」

ぐぅぅぅぅ………

クウボマン(え!?もう制限時間が!?)

ズイカク「な、なに!?」

《クウボマンの燃料は地球上では急激に消耗する。燃料が少なくなるとハラータイマーが鳴る。そして燃料が完全に尽きたとき、クウボマンは二度と立ち上がる力を失ってしまうのだ》

ムラクモ「なんかよくわからないけど、まずそうね」


テイトク『……きこえるか』

ショウカク「聞こえています」

ゴーヤ「こっちもきこえてるでち!」

テイトク『全員、あの巨人を援護せよ!』

ズイカク「え!?敵か味方かもわからないのに!?」

テイトク『少なくとも深海棲艦の敵だ。いいか、いますぐ援護だ!』

「了解!」

ドォォォォォォ!!!

キシァァァァァァ!!??

ショウカク「目標、体制を崩しました!」

ズイカク「いまので艦爆の爆弾は尽きたわ」

ムラクモ「こっちも弾薬が残り少ないわね」

ゴーヤ「ごーやも魚雷全て撃ちきったでち」

ロー「ろーちゃんもですって!」



クウボマン(上々ね。おかげで隙が生まれました。これなら)

ボーキ!!!

クウボマン(全艦載機発艦!!)

ゴォォォォォォォォ!!

クウボマン(一斉攻撃!カンコウム光線!!!)

ビュイイイイイイイイイン

ムラクモ「な!?あの巨人の艦載機たちからビームみたいのが!」

ギャァァァァァァァァァァ!!!

ドカァァァァァァァン!!!

ズイカク「た、たおしたの!?」

テイトク『みんな、敵対していた深海棲艦を倒したいま、巨人がどう動くかわからん。注意しろ』

「了解」

ボーキ!

ショウカク「! 巨人、去っていきます!」

テイトク『追跡しろ!』

ズイカク「速すぎて追えない!……もうみえなくなりました」

テイトク『……そうか』



ムラクモ「あ……!」

ズイカク「どうしたの?」

ムラクモ「フブキがいないわ!」

ショウカク「あら本当……。さっきのどさくさでどこかに?」

ムラクモ「まさか巻き込まれたんじゃ……」


フブキ「おーーい!」

ムラクモ「フブキ!!無事だったの!?」

フブキ「うん、なんとか!」

ズイカク「もー心配させないでよね」

フブキ「大丈夫です!クウボマンに守ってもらいましたから!」

ショウカク「クウボマン?」

フブキ「はい!あの巨人の名前です!』


テイトク「クウボマン……か」



《これが、B2-2星雲からやってきたヒーローと艦娘たちの出会いであった。だがこれは長きにわたる戦いの始まりであることはまだ誰も知らない》



吹雪「やー!終わりましたね!」

叢雲「まぁ、まぁまぁね」

電「電はたのしめたのですよ。出番は少なかったですが」

五月雨「わたしも少なかったですけど全然気になりませんよ!クウボマン、カッコよかったです!」

提督「まあ悪くはなかったが、これ海軍のPRになるのか……?」

漣「ご主人様、気にしたら負けです」

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