ユミル「トランプでもしないか?」(255)

ウォール・マリア 壁上



ヒュオオオオオオオオオオ




ユミル「どこからだ…どこから私は間違った」



エレン「俺たちは!!」バッ


クリスタ「人類の命運を賭けて!!」バッ


クリスタ「ほらユミルも!」


ユミル「あ、ああ…」バッ



ライナー「俺たちは!!」バッ


アニ「故郷への執念を賭けて!!」バッ


アニ「ベルトルト!」


ベルトルト「う、うん…」バッ



「やるぞ!!」

「ストリップ・ポーカー‼︎‼︎」ゴォォォォォォ





ユミル「…?スト…?」


アニ「…あれ、これ普通のポーカーじゃないの?」


ライナー「ん?ああしらなかったのか?」


エレン「ストリップ・ポーカー、通称ストポー。負けた奴から服を一枚ずつ脱いでくんだ」


「!!?」


ユミル「はぁぁあああ?!」


アニ「そんな…!?聞いてない…!」


ライナー「最後一人が生き残るまでがゲーム、その生き残りが属するチームの勝ちだ」



エレン「ちなみにゲームが終わるまで、服は着ちゃいけねえんだよな?」


ライナー「ああ、当然だ」


アニ「」ドサッ


ユミル「アニィィィ!!」


ユミル「おいヒス…クリスタ!お前も何か言えよ!」


クリスタ「?私、ストポー以外のポーカー、知らないんだけど…」


ユミル「な!?」


ベルトルト「いやまあ、男子寮でやってた遊びだから知らないのは当然なんだけど…逆にクリスタはなんで知ってるんだ」


アニ「わ、私降りる…」

ユミル「私もだ…付き合ってらんねえ」


ライナー「ちなみにこれ、チーム戦だから棄権者が出たチームはその場で不戦敗な」


アニユミ「」




かくして人類と巨人、双方の命運を賭けた戦いが最果ての壁、ウォール・マリアの上で始まったのだった…



♬オープニング







ユミル(どうしてこうなった…)



ユミル(私達はウォール・ローゼの壁上でライナー、ベルトルトに捕まったんだよな…)


ユミル(そして巨大樹の森で目覚め…調査兵団がこっちに向かってるのに気づいたんだ)


ユミル(それから…クリスタを掻っ攫い、ミカサ達を撒き…あん時の104期の奴らの悲壮な顔がまだ目に焼き付いてやがる)


ユミル(それで走りに走ってここに辿り着いた)


ユミル(いや、ちょっと待て…その前に何でアニがここにいるんだ───



─────
─────────
─────────────


暫く前



ユミル(…)


クリスタ「…」


エレン「…」


ライナー「…」


ベルトルト「…」


ユミル(…)



ユミル(気まずい…)


ユミル(ここにたどり着いてから一時間ってところか…誰も口を開かない)


ユミル(月の位置からして、今は夜の7時頃。寝るにはまだ早い…よな)


ユミル(いやわかるよ、敵同士だもんな。話したいとか思わないもんな、普通)


ユミル(でもさ、流石にこの状況が次の夜まで続くってのは耐えられねえなーっつうか)


………


ユミル(…喋れよ…)

ユミル(誰でもいいから…頼む何か喋ってくれ…)


クリスタ(ユミルが居づらそう)






エレン「…」


クリスタ「…(なんか喋った方いいのかな)」


ライナー「…」


ベルトルト「…ハァ」



ユミル「…な、なあ」


四人「…」


ユミル「上…月、綺麗だな…その…コニーの頭みたいだ」


ユミル「ほ、ほら訓練生の頃さ、よくコニーが自分の頭太陽に重ねて『日食‼︎』とかやってたじゃんか」


ユミル「あれ割とツボでさ…」


クリスタ「…」プルプル


ユミル(あ、くらってる)


ユミル「…」


ユミル(もう一押し…ハッ そういえば)ゴソゴソ






ユミル「あーじゃあアレだ、その、ただの提案なんだが…」




ユミル「トランプでもしないか?」ジャーン


エレン「…」ピクッ


クリスタ「…」ピクピクッ


ユミル「…」


ユミル「な、なあお二人さんよ」


ライナー「…」ウズ


ベルトルト「…」ウズウズ


ユミル(こいつらチョロい)


ユミル「…なんかこう、何もしないで次の夜を待つってのも退屈だしよ」





ユミル「眠くなるまで、トランプでも…⁉︎」


ドドドドドドドド



ライナー「な、何だ!?」


クリスタ「あ、あれは…」


エレン「女型…」


ユミル「あいつ…どうやって!?」


ドドドドドドドド

ピョーン ガシッ

ドドド


クリスタ「壁を登ってきた…」







アニ「…」シュゥゥゥ…


ベルトルト「アニ…」ジワァ



アニ「なんか…見張りが居なくなったから…」


アニ「逃げてきたら…あんた達がいた」


ユミル「イヤイヤ、お前逃げるって…それそんな簡単なことじゃねーから」


ユミル「第一ここに来るまでどんだけ掛かったんだよ…」


ベルトルト「それに、内地を抜けても調査兵団がいるし…あ」


アニ「そう、偶然にもその日はあのサルが動き出した時だったみたいでね…調査兵団は殆ど南方に駆り出されてたみたい。ホント助かったよ…」


ライナー「そうか…」


アニ「まあ、エレンやクリスタを連れ帰るっていう目的は果たせなかったけど…」


アニ「こうしてまた皆に会えて嬉し…」クルッ



エレクリ「…」








アニ「…」


エレン「…ハァ…」




エレン「俺の努力は何だったんだ…」


クリスタ「あ、あはは…」



エレン「何かもう全部どうでもよくなってきた」ドサ



アニ「な、何で…」


ユミル「こいつらが攫ってきたんだ」


ライナー「ああ…あとユミルは俺とベルトルトについて来た。こいつも巨人…ハゲの巨人さ」


ユミル「んだとコラ」



アニ「な…」


ベルトルト「感謝してるよ…」










ヒュオオオオオオオオオオ




エレン「…なあライナー」


ライナー「どうした、エレン」


エレン「お前、俺とクリスタを故郷とやらに連れ帰って何をするつもりなんだ?」


クリスタ「…」




ライナー「そうだな…」


ライナー「俺たちの…仲間になってもらうか、それが無理なら…」



クリスタ「…殺す、でしょ?」


ベルトルト「クリスタ…!?」


ライナー「…まあ、もう隠す必要もない…あとはお前らの選択次第だがな」





エレン「そうか…」







カルラ『生き延びるのよ…‼︎』



ジャン『だからエレン!!お前…本当に、頼むぞ?』




エレン(俺はまだ、こんなところで死ぬわけにはいかねえ…父さんや母さん、ミカサ…104期の皆のためにも)


エレン(感情を、咬み殺せ…)






エレン「…わかったよ」


アニ「え…」

クリスタ「エレン!?」







エレン「わかったって言ってんだ…お前らの仲間になってやるよ」


ベルトルト「…」

ライナー「フン、どうだかな…こっちとしてもお前が裏切れないよう相応の対策はするつもりだぜ」


ユミル「おいおい、正気か?エレン。奴等は人類の仇…お前はあの三年間、奴等を殺すために力をつけてきたんじゃねえのか?」


エレン「黙ってろ…だがな、こっちもタダで連れてかれようなんて思ってるわけじゃねえ」


ライナー「タダもなにも、それしかお前に道は残されていない…」








エレン「…ゲームだ」


ライナー「何?」




エレン「ゲームをして、俺が勝ったらお前らには人類への攻撃をやめ、そのままユミル、クリスタを解放して故郷とやらに帰ってもらう」


エレン「俺が負けたら、そんときは観念して…お前らに従うよ。抵抗もしねえ」


ベルトルト「…待ってくれ、エレン。君がもし負けたとして、君が本当に僕たちに従うって保証はどこにある?」


ベルトルト「そんな実態のない約束、信じられるわけ無いじゃないか!」



エレン「ベルトルト…お前、俺がゲームで罰を放棄して逃げた事が一度でもあったか?」



ベルトルト「!た、確かに」


ユミル(いや納得するんかい)





ライナー「い、いやでもな、ここまで来ちまった以上、お前らに選択の余地は無いっていうかあると困るっていうか何て言うか…」ゴニョゴニョ




クリスタ「…逃げるの?」


ライナー「!」



クリスタ「ライナー…エレンは負ければあなた達に従うって言ってるのよ!かつては同じ屋根の下で過ごした仲間でしょ!そんな仲間が命を賭けてるのよ!あなたも覚悟を決めなさい!」



ライナー「クリスタ…」




ユミル(ああ知ってる、これ詭弁ってやつだ)


ユミル(クリスタは兎も角、エレンはライナー達の仲間に喰わせればいいんだし…そんな危険冒すだけ損だよな…うん)




ライナー「ああわかった、わかったよ!!やってやる!俺は戦士だ!!」


ユミル(マジか…)ハァ



アニ「ライナー?!」


ユミル(コレ大丈夫なの?巨人陣営まともな奴いるの?)





ベルトルト「無茶はよせ!あと一歩で故郷なんだぞ!くだらないミスでまたチャンスを逃すつもりか?!」



ライナー「俺達は人類の仇だ…それをわかった上でお前は話をしているんだな?」



エレン(ライナーは自分達について来れば、もう壁は破壊しなくてもよくなるって言ってた)


エレン(皆には心配かけるかもしんねえが、もし俺が負けてもミカサやジャンの奴らは安全に…)


エレン(イヤ!何を考えてんだ俺は…俺が負けるわけはねえんだ…勝つに決まってる…そんな考えなんて必要ねえ!)


エレン「…ああ」



ライナー「そうか…」






ライナー「人類の仇を心から信用するなんて事、お前にできるとは思えないがな。」



エレン「フン、いいんだよ。負けねえから」


ライナー「上等だ…それじゃ──」



クリスタ「待って!」


クリスタ「私もエレンと戦う!!」



アニ「私も…ライナーにつくよ」



クリスタ「…」ジロッ


ユミル「負けたよ、私もエレンについてやる。感謝しろよ…さて」チラッ



ベルトルト(無茶だ、二人とも負けた時のことを考えてない。そしてライナー。今の状況から見て明らかに不利な条件なのに…)


ベルトルト(エレンを殺すことに躊躇いがあるのか、それとも本当にエレン達を仲間として連れて行きたいのか…)


ベルトルト(どちらにしろ、やっぱり君は戦士には向いてないようだね)




ベルトルト「はあ、ここまで来たら僕も覚悟を決めるよ…絶対負けないからね」






ライナー「よし、決まったな!じゃああとは対戦方法だが…エレン」


エレン「決まってんだろ…そんなの」ニヤ


ライナー「フッ…そうだったな。ユミル、こいつを借りるぜ」パシッ


ユミル「あっ、オイ!」



ライナー「俺たちのやるゲームは…」





バンバンバンバン


「ポ ー カ ー」


♬ライアーゲーム

(デケデケデケデケデケデケデケデケ)





アニ「なっ、ポーカーだって?!」


エレン「解散式の夜…覚えてるな?」


ライナー「ああ、あの戦いの決着…つけてやるぜ」


ベルトルト「ライナー!やるんだな!?今…ここで!」


ライナー「ああ!勝負は今…ここで決める‼︎」


クリスタ「ポ、ポーカー…」



ユミル(何か始まったー!!)



─────────────
──────────
───────

実写化楽しみ

今夜もゆっくり投下‼︎









ユミル(何か始まったー!!じゃねえよ!私じゃん! 元凶私じゃん!!)


ユミル(ヤバいぞ…やばい、大変な事になってきた。私がケツポケに入れてきたなんかちょっと湿ってるトランプで人類どもの命運が決まるってか?冗談じゃねえよ!)


ユミル(いや、違う、そこじゃない。私だってか弱い乙女なんだ!何だってこんな屋外で野郎の前に肌晒け出さなきゃいけねえんだよ!)



ユミル(大体あいつら、今まではあのゲームで男の裸しか見てこなかったんだろ!何で女子も混ざってんのにあんな堂々としてられ…)




ライナー(お、おいエレン…少し考えたんだがよ、まずくねえか)ボソボソ


エレン(何がだ?まさかお前…今になって戦いを放棄するってんじゃねえよな)



ライナー(そうじゃねえ。女子だ。今までこのゲーム、女子入れてやったことあったか?)



エレン(あっ…)




ライナー「……?」


エレン「!……!」


ライナー「……!!」シマッタアアア



ユミル(今さらァ!やっぱりあいつらバカだった!気づいてなかった!)


ユミル(い、いや大丈夫だ…!いくら人類の仇とはいえそこら辺のモラルはわきまえてるはず…!エレン頼んだぞ、あのゴリラを説得してやれ!)



エレン「…。…!」


ライナー「…。…!…!」グッ




ユミル(グッじゃねえよ!何やる気にさせてんだよ畜生ォ!)


クリスタ「ユミルがモジモジしてる…」








バァーン


ライナー「あーゴホン、それではこれよりゲームを始める。皆、そこのCの字型のテーブルにある席に着いてくれ」キリッ



ライナー「では、お願いします」


ユミル「あ?」




レロニラ「かしこまりました…私、本日このゲームのディーラーを務めさせていただきます、レロニラと申します。よろしくお願いします」


一同「よろしくお願いします」オジギ




ユミル(…)



レロニラ「ポーカーの形式ですが、"テキサス・ホールデム"を採用します。私はゲームには参加せず、ディーラーとしてゲームの進行にのみ携わることとします。」

レロニラ「また、SBやBBなどといったルールはわかりにくいので【親と子】に統一します」


クリスタ「はいっ!質問!」


レロニラ「どうぞ」


クリスタ「ストリップ・ポーカーじゃないんですか!」


レロニラ「ああ、その点については今から…」



ユミル(いや、その前にお前誰だよ)



レロニラ「まず最初に…枚のカードを場に出し………巡の後に………イズなどの行動を…」


一同「……」フンフン


ユミル(お前ら突っ込めよ!エレンに至ってはメモ取ってんじゃねえよ!)



レロニラ「脱ぐ服の………コールし…手札に自信が…あればレイズして……」


一同「……」フンフン


ユミル(そしてお前はそのマスク取れよ!あと声も怖いしほんと何なんだよお前!)




レロニラ「……り頂けましたか?それではこれよりゲームを開始致します」


ユミル(ハッしまった聞いてなかった!このゲームには命がかかってんだ突っ込み入れてる場合じゃねえ!)





レロニラ『この戦いをご覧になっている皆様のため…』


レロニラ『このポーカー、"テキサス・ホールデム"では、プレイヤーはディーラーから配られた2枚の"ポケットカード"とボードに開かれた5枚の"コミュニティカード"の計7枚のカードから最強になるよう抜き出した5枚のカードでハンドを作ります。ポケットカードを使わずに、ボードの5枚でハンドを作っても問題ありません』


レロニラ『プレイヤーはそれぞれのターンで他のプレイヤーと駆け引きを行い…そして…駆け引きを行います』


レロニラ『…いや、実は私もよく知らないんですよ。"テキサス・ホールデム"』


レロニラ『ほら、これ。常時携帯している解説書です。さっきもコレ見ながら説明してたんですよ』


レロニラ『まあ多分、普通のポーカーとそんな変わりませんよ、多分。という事で、ルールを知らない人はWebを見るなり解説書を見るなりして私と共に勉強しましょう』


レロニラ『…あーしなくていいか。そんな難しいもんじゃないし』


ユミル(全部聞こえてんだけど…大丈夫かあいつ)





エレン「よっしゃあ燃えてきたぜえ!」


クリスタ「エレン…私、いい事考えたの。ちょっと耳貸して?……」コショコショ


エレン「…おおっクリスタ、お前すっげえな!これで人類が勝利に一歩近づいたぞ!」


クリスタ「えへへ…褒め過ぎだってば!」




ライナー「いいか、決して深追いはするな。さっきの話聞いてたな?」


ベルトルト「うん、バッチリだよ」


アニ「絶っ対に一枚も脱いでやんない…」


ライナー「基本的にはそのスタンスでいいんだが…これは変則ポーカーだ。【そのゲームの勝者となった者は、相手陣営から1人を選んで服を脱がすことができる】ってルールが追加されてる」


ベルトルト「そしてもう一つ。これはゲームの進行を早めるためかな?【最初のラウンドで子が全員フォールドした場合、子はそれぞれ服を一枚脱がなければならない】ってルールもあるね」


アニ「えーと…」


ベルトルト「このゲーム、守ってばかりじゃ勝てないってことだね」


ライナー「まあ、そういうことだな」


ユミル(多分あの変なディーラーよりもこいつらの方ルール理解してるよな)




ユミル(何かよくわからんが周りに合わせてやってみよう)




レロニラ「ベット順…もとい座る順番は、同陣営間で不正が行われないようこのCの字型のテーブルに沿って、両チームが交互になるようにしています」



第一ゲーム 第一ラウンド ベット順

エレン 人 親

ライナー 巨

クリスタ 人

ベルトルト 巨

ユミル 人

アニ 巨



レロニラ「えーと…あっベットはエレン様から時計回りに行って頂きます」ペラッ


ユミル(堂々と解説書見てんじゃねーよ…)



レロニラ「それでは、第一ゲームを開始します」


一同「…」ゴクッ…




レロニラ「ポケットカードを配ります」スッ


エレン「おお…」


アニ「…」



エレン ♠︎2 ♦︎3
ライナー ♠︎10 ❤︎K
クリスタ ♦︎Q ♣︎ 8
ベルトルト ♠︎J ♦︎2
ユミル ♣︎6 ♦︎4
アニ ♠︎Q ❤︎Q



レロニラ「それでは、最初のベットラウンドを開始します。エレン様、服を一枚賭けてください」



エレン「…これで俺の命が一つ磨り減った訳か…」ヌギヌギ


エレン「ほらよ」 パサッ


(全員兵団ジャケットを着用、立体起動装置は取り外し済み)



レロニラ「ご心配には及びません。先程申し上げた通り、あなたが勝利すればそのゲームでご自身がお賭けした服は全てお返しします」


クリスタ「…?負けたら?」


レロニラ「燃やします」


一同「!?」





クリスタ「モヤシ…?」


ベルトルト「もはやストポーじゃない…」


ライナー「イイッスネ」



ユミル「て、てめぇいきなり出てきてさっきから調子こいてんじゃねえぞ!ゲームの後どうしろってんだよ!」


レロニラ「あなたがこの戦いに勝利できるという保証はどこにもございません…まずはユミル様、目の前のゲームに集中すべきでは?」


ユミル「ッこいつ…!」


………



ライナー「次は俺か…」



ライナー「降りる」カードヲフセル


エレン「…!」


ライナー「どうしたエレン…フォールドするのも選択の一つだぜ?」ニヤ


エレン「…フン」



クリスタ「つ、次は私ね…」

クリスタ(きっと大丈夫…エレンが認めてくれたんだもん!ここは任せて服を温存しとこう!)


クリスタ「…」カードヲフセル



ライナー「おっ、クリスタ…仲間だな」


クリスタ「えへへ、そうだね!」



ユミル(敵だろ)


ベルトルト(…絶対連れて帰ろう)グッ




ベルトルト「次は僕…」

ベルトルト(最初は様子見でいい、下手に仕掛ける必要もない…よね)


ベルトルト「僕も…降りるよ」カードヲフセル



ユミル(ヒストリアを守るためにもこのゲームにゃ負けられねえ…体の心配なんてしてる場合じゃないのはわかってる)

ユミル(とは言ってもこんな手札じゃ勝機は薄いはず…)


ユミル「私もだ」カードヲフセル



ライナー「どうやら最初のゲームは皆がジャケット一枚の犠牲で済むみたいだな」





アニ「…コール」



エレン「…」ピクッ

ライナー「何?」


レロニラ「コールですね、かしこまりました。それではアニ様、服を一枚お脱ぎください」


ベルトルト「ア、アニ、はやまっちゃダメだ!下手をすれば君だけが服を失う羽目に…ッ」


レロニラ「取り消しは認められません…アニ様、さあ」


ベルトルト「アニ…」

アニ「そうなったらベルトルト、あんたが私の服…取り返してきてよね」ニコ

ベルトルト「ッ…!」


アニ「…」ヌギヌギ

アニ「…ん」パサッ


ライナー「おいおい…」




レロニラ「エレン様、如何致しますか」


エレン「…」チラ


アニ「…」ツーン




エレン(…クッアニのやつめ、何考えてるかわかったもんじゃねえ!どうする勝負に出るか…!)


エレン(イヤ、まだ早すぎる…真ん中のコミュニティカードがオープンされてねえ…まだだ…まだ攻める時じゃない)

エレン「…チェックだ」


ベルトルト(エレンが頭を使ってるよ…)




レロニラ「賭けられた服の枚数は一枚…では、これより第二ラウンドを開始します」


第一ゲーム 第二ラウンド ベット順

エレン 人 ♠︎2 ♦︎3

アニ 巨 ♠︎Q ❤︎Q



レロニラ「では…コミュニティカードを3枚、オープンします」スッ


♠︎5 ♣︎7 ❤︎3




エレン「…!よしっ!」


ユミル(こいつポーカーフェイスって言葉知ってんのか?)


アニ「…ッ」


ベルトルト「…」



エレン(よし…よし!心許ないがハンドは揃った!ここからはクリスタの言う通り、ガンガン攻めるだけだ!)

エレン「…」ヌギヌギ

エレン「レイズだぜ!!」

クリスタ「いいぞエレン!」


アニ「…くっ」


ライナー「アニ…無理すんなよ」

ベルトルト「ジャケット一枚で済むんだ、深追いはしないでくれ!」




アニ(ハンドができたって顔だね…ワンペアか?…ツーペア、スリーカードだってあり得る)

アニ(私の手札には2人の女王。悪くはないね)

アニ(くっ…でもこんな序盤から勝負をかける必要なんて…)チラッ


エレン「…」ニタァ



アニ(あ…クソッ!)


ライナー「!…アニ、やめろ!」



アニ「ラァッ!!」バサッ


(エレンシャツのみ、アニ下着)



クリスタ「ひゃあ!?//」


ライナー「あああの馬鹿、負けず嫌いは昔から変わってねえ!こうなったら止まんねえぞあいつは!」


ベルトルト「あわわわわ」


クリスタ(ア、アニの…やっぱり大きい///)



ライナー(でもまあ…俺的にはクリスタのちっぱいのほうg)バキィ

ユミル「フー…」



ベルトルト(隣り合った二人が下着で睨み合っている…両方ズボンは履いてるけど。てか先にブーツを脱いだ方がよかったんじゃ…)



エレン「度胸あるじゃねぇか!だがまだ終わらねぇ、終わらせねぇ!」

エレン「リレイズだ!」ブーツクツシタポーイ




アニ「!くっ…」

アニ(やってしまった…絶対脱がないとか言ってたのに…!私のバカバカ‼︎)


アニ(でも、ここまで来たら…引き下がるわけにはいかない!)


アニ「ぁああああ!!」ポーイ



エレン「なっ!?もう一丁!」ズボンバサッ

アニ「あああああ!!」バサッ


クリスタ「っしゃああ!滅びろ巨乳っ!!」

ベルトルト「やめろおおお!!!」

ライナー「やめてくれええ!!」

ユミル(あれ、どっちが悪者だっけコレ)




エレン「しぶといヤツめ…!これで終わりだ、レイズッ!!」シャツブッチィ

アニ「うわあああああ!!!」ブッチィ



エレアニ「…」ハァ…ハァ…

(パンツ一丁)



ライナー「ダメだ。俺はもう見てられない」

ベルトルト「僕は何も見ていない…あのハリのある美しい膨らみもその先端の可愛らしいピンクの出っ張りも何も」ウツムキ

ユミル「全部見てんじゃねーか…」



エレン「何故だ…なぜここまで付いてこれる…そんなに自分のハンドに自信があるのか?!」

アニ「……」ハァ…ハァ…



エレン「でもこれで本当に終わりだ…」

エレン「この次…俺を追従したお前に待っているのは破滅!破滅のみだ!!フハハハ!」

クリスタ「のみだぁ!!」

ユミル(魔界帰れ)





エレン「いくぞ…!」


エレン「うらァレイズぅ!!」バッサア

エレン「…ハァ…ハァ…」フルチン



アニ「何故だって…?」


アニ「そんなの…決まってるじゃないか…!」


アニ「故郷への執念と…」



アニ「仲間への…愛があるからだよッ!!」バッサア


アニ「…」マッパ




エレン「……」フルチン

クリスタ「エーレーンッ!エーレーンッ!」ピョンピョン


アニ「……うぇ…ひっぐ…ぅ…」マッパ


ユミル(私も見てらんなくなってきた)






レロニラ「それでは…賭けた服の枚数が上限に達しましたので、残りのコミュニティカードを全てオープンします」


♠︎5 ♣︎7 ❤︎3




ライナー「これでアニかエレン、どっちかが沈むのか…」

ベルトルト「」チーン

ユミル「ベルトルさん鼻血出して気絶したぞ」

クリスタ「…」ドキドキ



エレン(勝てる!俺は…絶対負けねえ!)ドクンドクン

アニ(父さん…私もうお嫁に行けない…)ギュッ




レロニラ「では…」





♠︎5 ♣︎7 ❤︎3 ♠︎3




エレン「や、やった───






♠︎5 ♣︎7 ❤︎3 ♠︎3 ♣︎Q ピラッ



ミヨォォォォォォォォォ…




エレン「ッハ!!言っただろ!お前ら殺人鬼に未来なんてねえんだ!!ハハハハ!!」バシッ



エレン「3の──スリーカードだ!」



アニ「…」




エレン「…」


エレン「お前、何を…何を笑ってやがる」


アニ「…ぐすっ…」


エレン「つ、ついに気が狂ったのか…?」

エレン「ハハッ無理もねえよな!!お前の無駄な…!」ハッ




アニ「…おっかないってこと…!博打は…!」



エレン「あ…?」





アニ「フン!」バシッ






アニ「Qの…スリーカード!!」



♬ライアーゲーム OP

テーテーテーテッテーテッテーテッテーテッ





クリスタ「えええっ!?」



ライアー「…や」


ライナー「やりやがったああ!ベルトルト!起きろ!あいつやりやがったぞ!!」


ベルトルト「…ハッ」


ライナー「アニがエレンに!勝ったんだよ!」

ベルトルト「な、何だって!?」






ユミル(制した…アニが…!黎明の大勝負…!)


ユミル(そして序盤の乱戦…ハンドは二人ともスリーカード‼︎ 入ってたか、そんな手が…!)




エレン「な…な……」


クリスタ「そんな…どうして!」


クリスタ「Qは私も持ってた!残りの一枚が最後のコミュニティカードに出てくるなんて!確率的にあり得ない…これはイカサマだわ!」

エレン「…!レロニラ…てめえ!」



レロニラ「これはイカサマではございません…時に強過ぎる勝利への執念は、万物の法則をも歪めてしまう事があります…アニ様の、心の強さが導いた結果でございます」


レロニラ「エレン様、誠に残念ですが…ルールですので」カチッ


エレンの服「」シュボボォォォ

エレン「ああああ俺の服があああ」



ユミル「エレンの悪役が板についてきたな…」




レロニラ「アニ様…おめでとうございます。そのままではお風邪を引いてしまいますよ」スッ


アニ「ハッ…あ、あぁありがとう」



ライナー「ふぅ…何だって序盤からこんなハラハラしなきゃいけねえんだ──ベルトルト、見るな」


ベルトルト「」オッパイガヒトツ…オッパイガフタツ…




クリスタ「エレン…ごめんなさい…!私がガンガン攻めろなんて勝手なこと言っちゃったから!」



エレン「気にすんな、お前は何も悪くねえよ…それより後は…クリスタ、そしてユミル」


ユミル「あ、ああ」



エレン「お前らに託したぞ…」







【エレン、脱落】









こうして、第一ゲームは人類側、エレンの圧倒的敗北という形で幕を閉じた。あまりにも早くに一人の仲間を失ってしまった人類チーム…果たしてこのまま彼らの戦いは終わってしまうのか… cv.井上麻里奈



♬ 美しき残酷な世界










次回、第二ゲーム!
『反撃の狼煙!人類よ、いざ進撃の時!』


ジャンジャンジャンジャン





ユミル(私巨人だけど)

コメント嬉しい

ありがとう


《予告》





ヒュオオオオオオオオオオ





ライナー「…」


ユミル「…」



アニ「…//」モジモジ


ベルトルト(今さら恥ずかしがるアニ可愛い)




エレン巨人「アー」←壁の上に座ってる


クリスタ「エーレーン!私たち、絶対勝つからね~!」



エレン巨人「アウ」コクコク





クリスタ(負けを悟ったエレンは直後、手を噛み自ら巨人化しました)

クリスタ(きっと恥ずかしかったんだと思います)


クリスタ(最後まで私を信じて闘ってくれたエレンの為にも──)



クリスタ「貴方の遺志は…私達が、必ず!!」






人類対巨人in変則ポーカー!ゲームを制し凱歌をあげろ!戦慄の第二ゲーム、ここに開戦!


♬ 自由の翼






レロニラ「それではアニ様、あなたは前回のゲームの勝者となったため、他のプレイヤー1人を選び服を脱がすことができます。いかが致しますか?」


クリスタ「…」ドキドキ

ユミル「…」


アニ「…この先、あんたの悪知恵で苦戦することになるのはごめんだしね。ユミル、脱ぎな」


ユミル「フン…ま、正しい選択だな」ヌギヌギ


ユミル(…ん?待てよ、そういえば気になってた事があったんだ。今のうち聞いておくか)




レロニラ「それではこれより、ストリップポーカー第二ゲームを始め──


ユミル「あーディーラーさん、すまんちょっといいか」


レロニラ「何でしょう」


ユミル「このゲーム、相手の陣営が全員フォールドした時、場に味方の陣営が複数人残っているとどうなるんだ?」

ライナー「あぁ…確かに、俺も思っていた。陣営内で同士討ちになっちまうのか?」


レロニラ「あー…」


レロニラ「…」ペラ


レロニラ「そうですね」




レロニラ「通常は勝者以外のプレイヤーが賭けた服は陣営に関わらずすべて没収させて頂きますが…」


レロニラ「その時はそのチームの勇気を讃え、【勝利したチームのメンバーは全員そのゲームで賭けた服を取り戻すことができ、さらに残っている味方の数だけ多く相手チームの服を脱がす事ができる】と致しましょう」


ライナー「ってことは…?」


アニ「数が多いだけ私達に軍配が上がるね」



ユミル(このルール、一見ライナー達に有利だが…奴らの性格を利用すれば…!)


ユミル「クリスタ、ちょっと耳貸せ!」


クリスタ「え?う、うん…」


ユミル「いいか。まずだな…」ゴニョゴニョ







レロニラ「──それではこれより、ストリップ・ポーカー第二ゲームを開始します」





レロニラ「ポケットカードを配ります」スッ





ライナー(故郷への扉は開かれた、俺達が使命から解放される時もそう遠くねえ。分かってるな…お前ら、後は気合だ!)

ベルアニ「…」コクッ



ユミル(悪ぃなクリスタ…あいつらに私らの本気を見せるにはこの方法しかねぇんだ、頼めるか?)

クリスタ(任せて。女にだって…意地があるの!)グッ







ライナー ♣︎7 ❤︎10
クリスタ ♠︎K ♣︎J
ベルトルト ♣︎2 ❤︎A
ユミル ♦︎10 ♦︎Q
アニ ♦︎2 ♠︎A






レロニラ「ベットはライナー様から時計回りに行って頂きます。それではライナー様、服を一枚お賭けください」



ライナー「よしきた」バサッ


ライナー「クックック、それにしてもエレンの奴が真っ先に脱落するとは嬉しい誤算だったぜ」チラ

エレン巨人「ア?」

ライナー「後先考えずに行動するってのがどれほど愚かな事か…奴は知らなかったんだな」フッ

ベルトルト(うぜぇ…)




ユミル「どうかな」

ライナー「何…?」


ユミル「お前らが壊した普通の壁と違ってな。臆病者には決して壊せない壁ってのも、この世にはあるんだぜ?」





ライナー「オイ、ユミル…今俺達に喧嘩を売る事に何の意味が──」


ユミル「クリスタ、出番だ!見せてやれ!」


クリスタ「うんっ‼︎」

クリスタ「…あ、あんま見ないでね//」


ベルトルト「!!ま、まさか!?」



バサバサバサッバサバサッ


クリスタ「……//」




巨人陣営「!!?!?」

ライナー「な…!!」

アニ「全賭け…だって?!」





ユミル「何かを捨てることができない者は、何かを変えることもできない…」

ユミル「さあ巨人ども、デカいのは図体だけじゃ無いって事を証明してくれ」ニヤリ





ライナー「ぐっ…てめえクリスタになんてことさせやがる!」(裸クリスタきたーー!!)

ベルトルト(た、大変だ…104期の女神が一糸纏わぬ姿で僕の眼前に…!アルミン、君の夢が叶ったよ…!)


ユミル「わ、私だって好んでこんな事してる訳じゃねえよ!な、なぁクリスタ?」

クリスタ「いいの!その、私のせいでエレンがって事もあるし…それに、これは私の意思なの!」

ユミル「クリスタ、お前ってやつは…!この戦いが終わったら結婚してくれ!」ワシワシ

クリスタ「い、痛いよユミル~」





ベルトルト「クッ、さっきのゲームで耐久戦に突入したと思ったのに…認識が甘かった!」

アニ「それも全賭けなんて!迂闊に張り合えない!」

ユミル「ククク…」


エレン巨人「ウオオオ」フシュー


ユミル「あぁエレン見てろよ!お前の無念、今にこの私達が晴らして……」



ユミル「…ん?」




エレン巨人「ウオオ//」フシュー



ベルトルト「…何だか様子が変だね」

ライナー「ああ、すごい蒸気の量だ」

アニ「……」




ユミル「…まさか」





ユミル「あの野郎…クリスタの裸見て興奮してんじゃねえか?」

クリスタ「え、ええっ!?///」


アニ「フン、そんな訳ないよ…全裸の私にさえ無反応だったんだからね」

ライナー「あ、あぁその通りだ…ミカサの度重なるアピールをことごとくスルーしてきたあの鈍感野郎が女の肉体に欲情するなど」

ベルトルト「まずアニの裸を見て何も思わない時点で野郎かどうかすら危ういよ…」



エレン巨人「ア、アウアウ」ブンブン

クリスタ「本人も違うって言ってるみたいだけど…」


ユミル「ふーん…」





ユミル(まあ…この際だしちょっとぐらいからかってやってもいいよな)



ユミル「…エレン!アニの裸綺麗だったか⁈」

ライベルアニ「!!?」


ベルトルト(ちょ、ちょっとユミル何のつもりだい!理由のない暴力を恐れる日々はもう終わったと思ってたのに!)

ライナー(…敵のお前に頼むのも不憫だがエレン、頼むから自ら地雷を踏みに行くような真似だけは止してくれ)


アニ「…アンタも死に急ぎの後を追う気かい…」チラッ



エレン巨人「…」



エレン巨人「…」シラー





「…」

ユミル「…あれ?」

アニ「…」

ライナー「聞こえてないのか?」




クリスタ「…わ、私の裸は?」

ユミル「クリスタ!?」



エレン巨人「ウオオオオオオオ!!」ドラミング


オオオオオオオ
オオオオオ
オオオ…




シーン







アニ「…」

クリスタ「あ、あれ?///」

ユミル(ヤバイ)







アニ「殺す」ガタッ

ライナー「言わんこっちゃねええ!!」

ユミル「おお落ち着けアニ!座れ!」ワタワタ

アニ「アンタ私の時は明らかにノーリアクションだったろうがァ!!」バタバタ

ユミル「ちょっ誰かこいつ止めてくれ!」

ベルトルト「アッアニ大丈夫だから!あんなもん見せられたら普通の男なら全員落ちるから!」

ライナー「そ、そうだぞアニ!あと悪いが俺もちっぱい派なんd」ドゴォ





クリスタ「い、一旦落ち着こう?ね、アニ///」

アニ「貧乳は黙ってな!」

クリスタ「てめえ!!」クワッ


ユミル「こ、今度は痴話喧嘩だ!」

ベルトルト「クリスタがミカサとダブって見える…削がれる」ガタガタ

ユミル「ラ、ライナー何とかしてくれ」

ライナー「また俺か?!」

ユミル「いいから早くしろ!」


ライナー「あ、ああ…えーと…クリスタ!俺は小さくても全然気にしな」ドゴォ

ベルトルト「君の頭脳はゴリラ並かァ!!」


エレン巨人「ウオオオオオオオ!!」フシューフシュー


ワーワーギャーギャー




レロニラ「ゲームが進まない…」



~~











ベルトルト「しかし困ったぞ…」


ベルトルト「ユミルは僕らが攻めて来ないと踏んで、クリスタに続いてコールする気だ」


ライナー「お、おぉ…ユミルの裸か…こいつは期待できr」ドッゴォ



アニ「…」フー


ベルトルト「いや、何で君が殴るんだい…」


ベルトルト(…これでエレンがユミルの体にまで反応したら僕らは終わりだ、巨人陣営の内部崩壊が始まる)



ベルトルト「…相手チームは二人だから、フォールドしてもライナーの賭けた1枚+2枚の合計3枚の服が奪われる」


アニ「う…じゃあ…」

ベルトルト「そう。このままじゃ僕らを待っているのは緩慢な死だ」





ライナー「ってこたあ勝つためには毎ゲーム、この陣営の誰かが勝負しにいかなきゃならないってことか」フシュー

ベルトルト(巨人の力って便利だね)




ベルトルト「…いや、その必要はない」

アニ「え…?」

ライナー「どういうことだ?」




ベルトルト「皆…今日までの間、僕らは身に迫る数多の窮地を何時だって一緒に乗り越えてきたんだ。この闘いだってきっと例外じゃない…」


ベルトルト「いいかい……この先の展開を考えると、きっとこれが最良の策だよ」


ベルトルト「このゲームで、全てを終わらせるんだ…」







レロニラ「───そろそろゲームを再開したいのですが」



ベルトルト「あ、ああすみません、えーと次は僕だったよね?それじゃあ…」

ベルトルト「僕はもう、勝てる気がしない…降りるよ」


クリスタ「ふふふ」

ユミル「やっぱりなぁ…クク、根性の方は3m級にも及ばねえな!」


ベルトルト「じゃあユミル、君にもその…"捨てる覚悟"があるのかい?」

ユミル「当たり前だ!さっきのは運任せの張りがたまたま上手くいったみたいだけどなぁ」

ユミル「そのリスクをもう一度冒す勇気なんて、お前らにあるわけないだろ?」


ユミル「このまま絞り取ってやるよ、たっぷりとな…!」バサバサバサバサッ




ベルトルト「くっ…!(う、美しい)」





アニ「違うね…」

ユミル「なに?」


アニ「運じゃない…!」




アニ「"勝てると思ったから"張ったんだよ!」バッサァ




ユミクリ「!!?」



ユミル(裸)「こ、コールしてきただと…?!」

クリスタ(裸)「は、話が違うよユミル!」


ユミル(裸)「グッ!!馬鹿な……!この私がポーカーで読み違える訳が…!!」


アニ(裸)「…」チラッ

エレン巨人「…」ジー

アニ(裸)(ハッ エレンが見てる!)ドキドキ


ベルトルト(君達はもう少し自分があられもない姿をしているって事に自覚を持とうね)



ベルトルト(そして、次は──あぁ、君か。)


ライナー「フー… ウホ」


ベルトルト(ライナー)




ライナー「ウホウホ」


ベルトルト(ま、まずい…あれはライナーが最上級に興奮した時に発現する通称──"インフィニット・ウホウホ"…!)

ベルトルト(男子寮でクリスタ似の金髪少女が特集されてるエロ本を皆で見ていた時、ライナーが興奮し過ぎてそれから数時間類人猿化してしまった事からこう名がついた)

ベルトルト(今まではどうにか自我を保っていたけどアニやユミルの裸にあてられた…ってとこかな)




ライナー「ウッホホー」

アニ(裸)「ほら、アンタも。さっさとコールしなよ」マッタク

ユミル(裸)「や、やっぱり恥ずかしいな。でもクリスタだってやってんだ、私だって…」カァァ

クリスタ(裸)「ライナー脱がないの…?何なら、私が脱がせてあげる…?」ウワメヅカイ

ライナー「」プチン

ベルトルト「あ」





ライナー(全 裸)「ウッホホホー!!」バリバリバリバリ


ユミル「」

アニ「きゃああ?!」

ベルトルト「クリスタ!今のライナーは雄の権化だ!逃げてくれ!」

ユミル「や、やばい自分の姿に気を取られて完全にノーマークだった!クリスタァ!」

クリスタ「え?え!?」

ベルトルト「ま、間に合わない!僕のせいだ!アルミンになんて言い訳したらいいんだー!」


クリスタ「ちょ、ちょっとライナー!?イヤぁぁぁぁぁ…」



──ヒュッ ズドォォォォォン…




クリスタ「ぁぁぁぁぁ…」


クリスタ「あ?」


アニユミベル「……」ポカーン

ライナー「」





レロニラ「フー…いやぁ、久々の拳底波は身体に堪えますねえ」




ユミル「つ、強ぇ…」

ベルトルト(この人ホント何者なの)



ライナー「ハッ 俺は一体…」

レロニラ「あぁ、少しの間お休みになられていた様です…お服は預かりましたので、ゲームを再開しましょう」



アニ(あの技教えてもらいたい)









…………………









レロニラ「──さて、ライナー様がコールしたことによってこのゲームのベットフェイズは終了しました。残りのコミュニティカードを全て、オープン致します」


レロニラ「尚…このゲームでユミル様、クリスタ様のどちらかが勝利された場合」

レロニラ「最終ゲームはその方とベルトルト様の一騎打ちとなります」

ベルトルト「…」



レロニラ「そして…」

レロニラ「お二人がこのゲームに敗北された場合ですが」


レロニラ「その時点でゲームは終了、お三方の身柄は敵陣営に引き渡される事となります」ジャラ

クリスタ「ヒッ…」

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アニ「──まぁ、これが現実ってやつだろうね」

ユミル「…」

ベルトルト「誰も世界の意志には逆らえない。君達が攫われ、僕たちの故郷に連れてこられる…これが君達の運命なんだ。」

ライナー「別にそう難しく考える必要もねえ…結局ここに来た時と何も状況は変わらねえんだ、寝るまでの暇潰しにもなった事だしな。良しとしようぜ」

アニ「さ、ちゃっちゃと終わらせて寝るよ──」





クリスタ「…ま、待ってよ」

ベルトルト「…何だい」

クリスタ「勝負はまだ、ついてないよ…」

アニ「ハァ…言っただろ?運命に逆らう事は出来ない。無駄な足掻きは見苦しいだけだね」

ユミル「…無駄かどうか、試してみるか?」

アニ「何で…」






ユミル「アニ、お前が持ってるその"最強の"ハンドでな」






ベルアニ「…!!?」




ベルトルト(ま、まさか…!!)

アニ「ハッ…最強ねぇ(バレたか…?)」


ユミル「あぁ、勝てそうにないね」

アニ(いや、そんなハズは…!)

ベルトルト(あり得ない、不可能だ!だってあの時…ライナーが吹っ飛ばされたあの喧騒の時!)



ベルトルト(僕とアニが…カードをすり替えた時!!)


ベルトルト(ユミル、君は後ろを向いていたじゃないか…!)


アニ(まさか、クリスタが…?)

アニ「なら、やめる?(イヤ!だとしたら何故、追求してこない…!)」

ユミル「まあほら、そういう訳にもいかねーだろ。こちとら人間様の命運が掛かってんだからよ」

ベルトルト「ならさっさとしてくれ…僕は早く寝たいんだ(クソッ、この鼻につく余裕は一体…!)」





ライナー「な、何かあの三人が見えない戦いを繰り広げてるような気がするんだが…気のせいか?」

クリスタ「さぁ…?」





アニ「ベルトルトもこう言ってることだし…ほら、始めるよ(とにかくオープンフェイズに入ればプレイヤーはもうそれ以上介入できない!私らの勝ちだ!)」

ベルトルト(ユミルが何らかのアクションを起こす、その前に…!)

ベルトルト「レロニラさん、カードのオープンを。お願いします」

ユミル「…」

アニ(来るとしたらここ!ここで何かを…)




ユミル「……」



ユミル「…ふぅ」






ベルトルト(あ、あれ?)



ユミル「さてと、どっちが勝つんだろうなぁ?クリスタ」

クリスタ「え?あ、あぁ!そんなの、私達に決まってるじゃない!運命なんてそんなもの…クソくらえだよ!」

ユミル「ハハハ…駄目じゃねえかそんな汚い言葉使っちゃあ」






レロニラ「それでは…これよりカードをオープン致します」





ベルアニ(…)



ベルトルト(杞憂、か…)ハァ



アニ(はぁぁ…アホくさ)ズルル


アニ(自分の目で見たものを信じられないなんて…どうかしてるね)


アニ(私のカードは二枚のA。ベルトルトのハートのAと私の持ってたダイヤの2を…)



アニ(上手いこと、すり替えた)



ベルトルト(咄嗟の思い付きだけど、上手くいってホント良かったよ)

ベルトルト(これで、やっとこれで…)







♣︎A ❤︎3 ♦︎J






アニ「べ、ベルトルト…!」


ベルトルト「あ、ああ…!!」



ユミル「……」


クリスタ「…ユミル、勝てるんだよね?」



クリスタ「私達、勝てるんだよね…?」







♣︎A ❤︎3 ♦︎J ♦︎A







アニ「あはっ…!あはは!!アハハハ!!」


ベルトルト「あぁ神様!!…あぁあああ…!」


ライナー「か、勝ったのか…俺たちは勝ったのか…?!」



クリスタ「ねえ!ユミル!!勝てるんだよね?ねえってば!」


ユミル「……」





クリスタ「ひっぐ…ぅ死にたくないよユミル…何とか言ってよぉ!ねえ!」ポロポロ




アニ「アハッ、クリスタぁ…駄目じゃないか、104期の女神様が涙なんか流しちゃ…ふふ」ユラァ







アニ「──Aの、フォーカード」スッ

♠︎A ❤︎A ♦︎A ♣︎A ♦︎K



♬ Garden of eden





クリスタ「ぁ…う、嘘だ…」


クリスタ「嘘だあああああ!!」ガクッ







ベルトルト「はは、やった…」


アニ「ククク…アハァハハハ!!」


ライナー「し、信じらんねえ…アニ、お前一度ならず二度までも…!」





クリスタ「うあああ…」


クリスタ「くそぉあああああ!!」ダンダン





クリスタ「ユミルの嘘つき‼︎絶対勝てるって言ったじゃない!嘘つき!嘘つきぃ…!」ポロポロ




レロニラ「それでは…」ジャラ


クリスタ「やめて!やめてよ!こっちに来ないで!あああ!!」




アニ「アハハ!アハハハ!!」

ライナー「俺たち…勝ったのか?勝ったんだな!?」

ベルトルト「そうだよ、故郷だ!帰ろう!」

ライナー「や、やったんだな!!本当に…!俺達は成し遂げたんだ!ハハハハ───」










ユミル「──待ちな」






アニ「あ…?」


ユミル「ディーラーさんよぉ、勝敗を決めるのは全員のハンドを確認してから…だろ?」


レロニラ「え、えぇ…確かにそうですが、Aのフォーカードともなると…その」


ベルトルト「なんだ、ユミル。この期に及んで負け犬の遠吠えかい?」

ライナー「まあそう言ってやるなベルトルト。ほら、ノーペアだ。これで文句ないだろ」

クリスタ「うぅ…ツーペア…」

アニ「ふふ、惜しかったねぇ…で?ユミル。私はAのフォーカードだけど。アンタもしやポーカーのルール忘れましたなんて今更言うんじゃないだろうね」


アニ「アンタがこの私に勝つにはねぇ、少なくとも…」ハッ




アニ「あ、アンタ…」


アニ「何を…笑って…」



ユミル「…」ポリポリ








ヒュオオオオオオ……







ユミル「ふふ、クリスタお前鼻水垂れてんぞ…ほら、これで拭け」ゴソゴソ


ユミル「ったく、ただの"演技"をそこまで熱心にやる必要なんてねえってのに…」ボソッ


クリスタ「あぅ…ユ、ユミル?」フキフキ


ユミル「で、何だっけ…Aのフォーカードに勝つ方法だっけか」






ライナー「…おいユミル、下手な狂言はよせ……"ストレートフラッシュ"が完成する確率はおよそ7万分の1だぞ、こんなとこで出るわけがねえ」


アニ「一生やってて一度巡り会えるかどうかって手だね。馬鹿馬鹿しい」


ベルトルト「せ、世界の意思はこんな大勝負にそんなふざけた事はさせない…」




ユミル「ハハハ!じゃあその世界の意志とやらに後で礼でも言いに行くか…なんてな」ヘラッ



アニ「何、アンタ…作ったってのか?」


ユミル「ハッ、確かにこの場面でストレートフラッシュなんて出されたら私も腰抜かすかもな…でも安心しろ、そんなんじゃねえよ」








ベルトルト「……く」



ベルトルト「くどぉぉぉい!!ユミル、君くど過ぎるよ!ノーセンスッ…何っもドキドキしないね!!」



ライナー「何だ貴様…何が言いたい」








ユミル「なにしろ私のハンドは──」





ユミル「──その一つ"上"だ」







ミョォォォオオオオ…






アニ「は…?」


ライナー「もう一個上ってお前、そんなの…」



ベルトルト「……まさか」



ベルトルト「…いや、あり得ない!あってたまるかそんな事!!」


ベルトルト「だってユミル、そのハンドが生まれる確率は…!」







ベルトルト「65万分の1だぞ!!」






刮目せよ!!






ユミル「そうだ、これが私のハンド──」





バンバンバンバンバン

♦︎10 ♦︎J ♦︎Q ♦︎K ♦︎A





ユミル「──"ロイヤル・ストレートフラッシュ"」






♫ライアーゲーム OP
テーテーテーテッテーテッテーテッテーテッ







クリスタ「!!!」



レロニラ「な…!!」



アニ「んなあああ!!!?」



ライナー「バ、バ、バカな!!!」



ベルトルト「やめろ…!!あり得ない、あり得ない…!!!」





クリスタ「ゆ、ユミル…!!」



ユミル「な?言っただろ、絶対勝てるって!」



クリスタ「ユミル、ユミル…!!」







レロニラ「なんと…天文学的な確率をくぐり抜け、Aのフォーカードを打ち破るとは」


ライナー「ど、どうなってやがる…エースだぞ、最強のカード!それが四枚…!」


レロニラ「この第二ゲーム…ユミル様の属する陣営の勝利となります!」


ライナー「どうなってやがる…!!」




クリスタ「ユミル…これは夢?夢なの…?」


ユミル「そんなんじゃねえ…もっと喜んでいいんだぞ、クリスタ。死に急ぎの仇はお前がとったんだ!」


クリスタ「エレンの…」チラッ



クリスタ「私達、やったんだ…」





クリスタ「やったんだあああっ!!」







レロニラ「これは…何とも、いや、お見事。私のディーラー人生の中でも一二を争う名勝負でした」


レロニラ「ぜひともLGTの名場面集にエントリーさせて頂きたく存じま─」




バン



アニ「み、認められない…!」


ユミル「あ…?」



アニ「イカサマ…」





アニ「イカサマだっ!!」バシィッ





「!!」


ざわ…


レロニラ「…」


ユミル「何だと…?」




アニ「た、多分あの時だ…ライナーのゴタゴタの時に山札に細工をして…」


アニ「そこに急遽手持ちのカードをくっつけての…アガリ!」


アニ「認められるかっ!そんなの…!」


アニ「そうなんだろ…?そうに決まってる!」





ユミル「よせよ…」


アニ「クッ…!」



ユミル「山を改めればバレバレ…!そんな証拠丸残りのイカサマ、するかな?私が…!」






ベルトルト「うっ…!」


アニ「ぐぅぅ…っ…!!」



アニ(何てこった…!65万分の1だぞ、イカサマに決まってんだろ…!どこかに…どこかに必ず痕跡が…!!)


ベルトルト「なら…チェック!!」


アニライ「!!」



ベルトルト「全てのカードを、チェック!!」


ベルトルト「チェックざんすよ…!全てのカードを…!!ほら、君たちも!」


ライナー「よ、よし!」

アニ「ああ…」



ユミル「…どうぞ!」



ベルトルト「ぐ…!」





ベルトルト「ぐぅっ…!」


ベルトルト(な、何なんだこの余裕は…!?こっちはサマまでして作り上げたAのフォーカードだぞ!なのに、こんな…!クソッ!!)



アニ「カードの重複とか…そんな痕跡が…どこかに必ず…!」ペラッペラッ…


アニ「必ず…!!」ペラッ…ペラッ…


アニ「かなら…」ペラペラペラペラ…




アニ「…」ペラッ


ライナー「…54枚、きっちりあるぞ」




ユミル「はぁ…」


ユミル「まだ続ける気か?見てるこっちの身にもなってくれ。退屈で仕方がねえよ」



アニ「まだって…それは!」







ユミル「それにな…」


ユミル「絶対に勝てる訳じゃないような中途半端なサマ、やるだけ無駄だと思うぜ」ボソッ




ベルトルト「!?」


アニ「今、何て…?」




ユミル「…」


ユミル(貧民街じゃ博打だって重要な収入源…あの程度のイカサマ、あの街じゃクリスタより小せえ奴だって余裕で見抜ける)







クリスタ「ゆ、ユミル…」


ユミル「すまねえなクリスタ…もう大丈夫だ、後は私が終わらせてきてやる」


クリスタ「……バカ」


ユミル「ん?」





クリスタ「ユミルのバカァ──!勝算があったなら私に言ってよぉ…!とっても怖かったんだから!」ポカポカ


ユミル「ク、クリスタ…だから悪かったって、許してくれ」


クリスタ「もうユミルなんて嫌いっ!」


ユミル「えぇ…」ガーン








ベルトルト(きっと…ユミルは僕らのイカサマを見抜いていたんだ。なのにゲーム中一切その事について触れなかった…汚い手を使った僕らに確実に勝てる自信があったんだ!)


ベルトルト(やはりユミルもイカサマを…!そうじゃないとこの敗北、説明がつかない…!!)


ベルトルト(い、いや…!クリスタはこの世の終わりみたいな顔してたし…カードを交換したなんてそんな素振り、全く感じられなかったぞ。ユミル、君は本当に…?)






クリスタ「ねえ、本当に…ユミルは運だけで勝ったの…?」



ユミル(…スラム仕込みの操牌術でカードの並びをちょいとイジってやっただけさ、何も問題はねえ)


クリスタ(!それイカサマァ…あるじゃない勝算…)


ユミル(敵さんだって似たようなことやってんだ、こんくらいでバチは当たんねえよ)


クリスタ(…え?そうなの?)


ユミル(ったく、お前が鈍すぎるんだよ…)



ユミル(それになクリスタ。お前の泣き顔がなきゃあいつらだって怪しむだろ?何せ65万分の1だ。お前が当然みたいな顔して済ましてたら追求された時のウィークポイントになっちまう)


クリスタ(あ!た、確かに…)



ユミル(とにかく助かったぜ。クリスタ、全部お前のお陰だ)








レロニラ「──いやはや、本当にお見事…では、これにて第2ゲームを終了…ということで宜しいですかな?───」











……………………







カチッ シュボボォォ…






クリスタ「あー私の服が…」


アニ「お気に入りのパーカーが…」


ライナー「俺のブリーフ…」



服たち「」メラメラ





ユミル「これでクリスタは帰る時真っ裸だな」←服着た


クリスタ「!?」


ユミル「エレンの髪の中とか隠れるのに丁度良さそうだよな」ニヤニヤ


クリスタ「えっ…///って、何言ってるのユミル!!///もう私行くから!!」



クリスタ「最終ゲーム、絶対勝ってね!」グッ






クリスタ「勝って、またみんなのとこに戻ったら…私、ヒストリアとして…!」


クリスタ「私の為に、生きてやるから…!」



クリスタ「だから…その時はユミルも一緒じゃないと、心細いかなー…なんて」




ユミル「…あぁ」ダキッ


クリスタ「ユミル…?」



ユミル「私はお前が胸張って生きてくれたら、それだけで充分幸せだよ…」



クリスタ「…」



クリスタ「…絶対、帰ろうね」


ユミル「あぁ、約束だ」





タタタ…







ライナー「あっクリスタ……行っちまった」


アニ「そういやエレン…アイツいたんだね。すっかり忘れてたよ」


ライナー「俺は知ってるからな…お前がゲーム中にものすごい頻度であいつの方チラ見してt」スパァン


アニ「///」


ベルトルト「ほんっと学習しないね君…」








「……」





アニ「…負けちゃったね」


ライナー「あぁ…」



アニ(裸)「……」


ライナー(裸)「……」



アニ「…アンタ、ガタイ良くなったよね」


ライナー「まあ、三人一緒に風呂入ってた頃と比べればな」


ライナー「それにお前こそ少しはその胸の膨らみを隠す素振りを見せたらどうだ」


アニ「なっ…!?///」


ベルトルト「はい、ストップ」





ベルトルト(あの拳底波、性欲まで消し去る代物だったらしい)


ベルトルト(ライナー…君に紳士の余裕は似合わないよ)




ベルトルト「全く、目の前でそんな事されたら戦意が削がれるよ…特にアニ」


アニ「っあ、あんた達…//」


ベルトルト「ほら、行った行った」




アニ「まったく…負けんじゃないよ」


ライナー「辛くなったら俺たちの方を見ろ。俺たちはいつだってお前の仲間だ」


ベルトルト「うん…」



アニ「…」






アニ「ほら」ダキッ


ベルトルト「ッ…!?」


アニ「そんな暗い顔して俯いてちゃ勝ちも逃げてくよ…それに」



アニ「ベルトルトの笑顔、私好きだから」鼻ツン



ベルトルト「…!…!!////(ちょっアニ!いろんな所が…!)」




ライナー「良かったなアニ。エレンと違ってベルトルトのリアクションは中々じゃないか」


アニ「う、うっさい//」ゲシッ



アニ「ほらもう行くよ…じゃあね、頑張りなよ」


ライナー「そういうことだ、応援してるぜ!」







アニ『ベル兄、頑張ってね~!!』フリフリ


ライナー『絶対勝てよな!!』






タタタ…










ベルトルト「……あぁ。必ず!」





ベルトルト「帰るんだ…僕達の故郷へ…!!」













ヒュオオオオオオ…














ユミル「とうとう私ら二人だけになっちまったな」


ベルトルト「そうだね…」



ユミル「…負けねえからな」


ベルトルト「その言葉、そっくりそのまま返すよ」


ユミル「ほー…言うようになったじゃねえかベルトルさん」



ベルトルト「やられっぱなしは気にくわないからね──」










ベルトルト「──今度は僕の番だ、覚悟は出来てるかい?」ニヤ



ユミル「望むところだ」ニヤ









ここはウォール・マリア、あの世とこの世の境界線…


壁上を鈍色に照らす満月の下、闘いの契りは静かに交わされる



最後に笑うのは人か、或いは人ならざる者達か。最終決戦、いよいよ開幕!cv.梶裕貴





♬ great escape







次回、最終回!
『決着の時! ~誰が為に鐘は鳴る~』




エレン「ひっまぁぁああああああ」







ジャンジャンジャンジャン




ここまで見てくれた方、コメント頂けた方、どうもありがとうございましたm(__)m


大量投下申し訳ない

訂正

>>91>>92の間








♣︎A ❤︎3 ♦︎J ♦︎A ♦︎K ペラッ








アニ「ははっ!アハハハハ…!!」バンバン



クリスタ「ねぇ、どうして…」


クリスタ「どうしてそんな顔してるの、ユミル…」


ユミル「…」


訂正

>>91>>92の間








♣︎A ❤︎3 ♦︎J ♦︎A ♦︎K ペラッ








アニ「ははっ!アハハハハ…!!」バンバン



クリスタ「ねぇ、どうして…」


クリスタ「どうしてそんな顔してるの、ユミル…」


ユミル「…」

     /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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    l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::// ヽ::::::::::::::l
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  ヽ::::::::::::::::::::::\_」 lヽ::::/            !:-●,__ ノ  /   
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,/ ヽ::::::::::::::::::::::(  l l::::::::..         /.:''/´ ̄_ソ  /  `ヽ
     ヽ:::::::::::::::ヽ | l:::::::::::...      /::// ̄ ̄_ソ  /    \
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コメ感謝ですm(__)m

再開します

かなり亀の予定






ヒュオオオオオオオ…










ベルトルト「…ねぇユミル」



ユミル「ああ…」






エレン巨人「アー」



女型「…」ナデナデ



クリスタ「えへへ…」ワシャワシャ



鎧「…」ホクホク



ベルトルト「エレンの黒髪で裸を隠すクリスタと、その頭を指先で優しく撫でているアニ…そして彼女達に気を遣ってじっとしているエレン…」


ユミル「ライナーはアレか…保護者ポジってやつか」




ベルトルト「これ以上ないってくらい平和な光景だね」


ユミル「全くだな…あいつら和平協定でも結んだのか?」


ベルトルト「さあ…」







………………



ベルトルト「凄い構図だね」


ユミル「…あぁ…」




ベルトルト「エレンの黒髪で裸を隠すクリスタと、その頭を指先で優しく撫でているアニ…そして彼女達に気を遣ってじっとしているエレン…」


ユミル「ライナーはアレか…保護者ポジってやつか」




ベルトルト「これ以上ないってくらい平和な光景だね」


ユミル「全くだな…あいつら和平協定でも結んだのか?」


ベルトルト「さあ…」







………………





レロニラ「お二人様、ゲームが始まります。どうぞお席へ」イスヒキ



ベルユミ「…」スッ



ユミル「あれ、さっきはCの字型だったテーブルがいつの間にか四角くなってんぞ?」


レロニラ「ご都合主義でお願いします」








ベルトルト「…」


ユミル(それにしてもベルトルさんの目つき、なんて鋭さだ。いつもの温厚っぷりはどうしたよ)


ユミル(だがお前は私のイカサマ、疑ってはいるが気付いてはいない。所詮そのレベル…!)



ユミル(最早脱ぐ脱がないは二の次…!悪く思うな…このゲーム、どんな手を使ってでも勝たせてもらうぜ!)




レロニラ「さて最終ゲームの前に、先ずは私から賛辞を。お二人共よくぞここまで勝ち残られました…お見事でございます」


レロニラ「間もなく最後の戦いが始まる訳ですが…」



レロニラ「──ルールに変更がございます」




ユミル「あ?」ピクッ


ベルトルト「!」





レロニラ「最終ゲーム、お二人にプレイして頂くのは──」






バンバンバンバンバンバンバン



「 真 偽 心 眼 ゲ ー ム 」





♬ ライアーゲーム

デケデケデケデケデケデケデケデケ









一同「!!」



ユミル「なッ─?!」


ベルトルト「ポーカーじゃない!?」





レロニラ「心眼とは…見えざるものの本質を見抜く心の目のことでございます」辞書ピラッ



ベルトルト「真偽心眼…そういえば僕聞いたことあるよ。確かライナーが街で買ってきた本にそんな感じの言葉が出てきたような」


ユミル「はぁ⁈ んなこた聞いてねえよ!どうせあいつの事だからエロ同人とかそんな類だろ!」


ベルトルト「…」シュン


鎧「オイ」




ユミル(困るんだよ、ここにきてそんな勝手な事されちゃあ…トランプなら私の操牌術がある!そんな決定的なアドバンテージ、そう簡単に手放してたまるか!)


ユミル「いきなり出てきて私らの勝負仕切り始めた挙げ句、ゲームの種目を勝手に変えるだと…?ディーラーとしてそれは許される行為なのか⁉︎」


レロニラ「いや、あの…先程ライターの火がトランプに移ってしまいまして」つボロッ


ユミル「」


レロニラ「申し訳ございません」


女型「…」プルプル






~~~



エレン巨人、クリスタはユミルのすぐ後方、
鎧、女型はベルトルトの後方にそれぞれ移動

ユミルはワイシャツ姿、ベルトルトはジャケットを着用





レロニラ「ではルール説明に移ります」


ベルユミ「…」ゴクッ…





レロニラ「問い手は嘘、または真実の事柄を一つ発言し、"True or False"と解き手に問い─」


レロニラ「解き手はそれが真実であると思えば"True"、逆に嘘だと思えば"False"と答えます」


レロニラ「解き手が正解すれば1点獲得、不正解であれば問い手に1点」


レロニラ「問い手と解き手を交互にチェンジしながら進行し、先に3点先取した方の勝利となります」




ユミル「ふ~ん、ならこのゲーム、言っちまえばポーカーと同じ心理戦の類いに入るな。悪いがそいつは私の得意分野だぜ?」


ベルトルト「ッ…」

ベルトルト(確かにそれは事実…ユミルをこの手のゲームで出し抜くのは難しい…)


ベルトルト(…でもイカサマが出来ない分、僕にだって勝機はある!)






レロニラ「──そしてこの最終ゲームでは、これまでに敗北されたプレイヤーの皆様にも"証人"としてゲームに参加して頂きます」



エレクリ・女型・鎧「!!」




レロニラ「ユミル様、ベルトルト様のお二人はご自身が解き手となるターンのみ、自陣営のプレイヤー1人を証人としてこの場に召喚する事ができます」


レロニラ「召喚されたプレイヤーはそのターン、証人による"証言"として自らの知り得る情報を提供することができますが…」


レロニラ「召喚を受ける事ができる回数は1人あたり一度のみと致します。同じ方を2度以上呼び出すことは認められません」






ざわ…



ユミル「へぇ?」


ベルトルト「総力戦…って感じだね」



クリスタ「き、聞いてたエレン?私達も参加するんだよ?」


エレン巨人「…」


ユミル「ほっとけほっとけ、どうせそいつには期待してねえ。つまり人類の未来はお前に掛かってるって事だ。やれるか?」


クリスタ「う、うん!頑張る!!」





ベルトルト「…」チラッ



鎧「…」グッ


女型「…」コクッ



ベルトルト「よし…」


ベルトルト(僕ら巨人陣営は月一で開かれる情報交換会のおかげで訓練兵団の内部事情に精通している…!問題のジャンルにもよるけどこれはかなり有利だぞ!)




エレン「あー、ちょっと待ってくれ」カオダシ


クリスタ「きゃっ!エ、エレン?」


エレン「問い手の言ったことが本当か嘘かってのはどうやって調べんだ?さっきからすげえ気になってたんだ」


ユミル「!た、確かに…お前ああ見えて割と話聞いてんだな」


エレン「いや、俺も参加する以上ルールはしっかり理解しなきゃダメだろ。人類の未来が懸かってんだぞ‼︎」



レロニラ「そうですね…そこもご都合主義でお願いします」


エレン「…」


ユミル「またか」


ベルトルト「この人、このワード使えば何でも丸く収まるって思ってる節があるよね」




エレン「なーんかスキッとしねぇけど…でも久々に喋った気がするぜ!おっクリスタも久しぶりだな」ミアゲル


クリスタ(全裸)「」



ナンデコッチムイタノー!!
ス、スマン!
エレンノエッチ!!



ベルトルト「そりゃそうなるよ…」


ユミル「確信犯だろアイツ」







レロニラ「さて、全ての準備が整いました。いよいよこの世の行く末を決める最後のゲームが始まるわけですが…二人とも、覚悟は宜しいですか?」



ユミル「…あんたがこの世界の事情をどれだけ理解してるかは知らんが、私は負けない。必ずアイツらを壁内に連れ帰ってみせるさ」


ベルトルト「覚悟…とかじゃない、果たさなきゃならない責務を僕ら背負ってるんだ。だから僕達は勝つ。勝たなきゃ…いけないんだ」








レロニラ「…では、先攻後攻を決めるコイントスを」ピーン パシッ


ユミル「表」


ベルトルト「じゃあ僕は裏で」


レロニラ「…」スッ


レロニラ「…表ですね。ユミル様、どちらかをお選び下さい」


ユミル(怖いのは万が一2対2のフルスコアに持ち込まれた時だ。その時にゲームの主導権…つまり出題権を持っていた方が断然有利なハズ!)



ユミル「先攻だ」






レロニラ「かしこまりました──それではこれより、"真偽心眼ゲーム"第一ラウンドを開始します」ゴゴゴゴゴ



エレン「クッソ、最終ゲームで見てるだけなんて歯がゆすぎるぜ!ユミル、頼むぞ…!」

クリスタ「ちょっとエレン、頭動かさないで落ちちゃう!ユミル、頑張れ~‼︎」


鎧(情報戦なら圧倒的にこっちが上だ!この勝負、勝てるぞベルトルト!)

女型(任せたよ…)





遂に始まるラスト・ゲーム…

寇するはかつての仲間、邀撃つのは不倶戴天!
心眼携え嘘を見抜け!真実はいつも一つ!!cv.コナン



♬ 名探偵コナン OP



いつもだけど不定期投稿申し訳ない…m(__)m




レロニラ「では、出題にあたって小道具の使用を希望される方は私にお申し付け下さい」


ユミル「そうだな…それじゃあディーラーさん、輪ゴムを1つ貸してくれるか?」


レロニラ「輪ゴムですか。どうぞ」スッ


ベルトルト「!」





クリスタ「輪ゴム…?」


エレン「ハッ、まさかユミルの奴、アレでベルトルトの脳天を撃ち抜くつもりなんじゃ…」


クリスタ「ユミルはそんな事しないよ!?」




ユミル「それじゃ始めるぞ…ベルトルさん、よ~く見とけよ」ビヨーン


ベルトルト「う、うん」



鎧(両手の小指に輪ゴムを引っ掛けてそこを手の平で隠し…左右に伸ばし始めたぞ。な、何だ?何をするつもりなんだアイツは)


女型(あれは…まさか)






ユミル「せーのっ」



バチン!


「!!」



ユミル「──さあ答えろベルトルさん!【輪ゴムは右手にある】…True or False?」




レロニラ「問いとして認識しました。ベルトルト様、お答えください」





エレン「おぉ…!そういう事か!ユミルの奴め早速問題を出しやがったぞ!」


クリスタ「動体視力を使って輪ゴムの動きを追う問題みたいだね。でもその手の問題は成績上位者には通じないんじゃ…」



ライナー「馬鹿め!」ブチブチ


エレン「!ライナーの野郎、うなじから…!」



ライナー「ユミルお前馬鹿め!ベルトルトは身体能力だけじゃねえ、動体視力も兵団トップクラスだぞ!」


クリスタ「あぁやっぱり…!」


ユミル「フフ…本当にそうか?」


ライナー「何…⁈ オイベルトルト、先制点はお前のもんだ!早く答えろ!」




ベルトルト「ごめん、ライナー…」


ライナー「!?」


ベルトルト「瞬きしちゃった…」グスッ



女型(ああ、思い出した…忘れるわけがない)


女型("輪ゴムはどっち de SHOW"…発案者はユミル、ネーミングは私…)


女型(忘れたのかい、ユミル…熟練度がモノを言うそのゲーム、達人はアンタだけじゃないってことを…!)



ライナー「はああ⁈ お前そりゃどういう…」


アニ「もういい」ブチブチ


人類陣営「⁉︎」



アニ「不毛…」


ライナー「ア、アニ…」


アニ「ベルトルト、私を助っ人に選びな」スタスタ




エレン「オイオイオイ、なんかアニが全裸でこっち向かってきたぞ」


クリスタ「ベルトルト!服、服~!//」キャー



ベルトルト「アニ!?ディ、ディーラーさん、アニを証人として召喚します!アニ、これを着るんだ!」バサッ



証人、アニ・レオンハート





アニ「ユミル…覚えてるね、あの夜の事」


ユミル「…」


アニ「あの夜…アンタに50連敗した私はミーナに頼み、来るリベンジの日のために夜な夜な鍛錬を積み重ねた」




ライナー「ご…!?」


エレン「50連敗⁈ユミルってそんなに強かったのか?!」


クリスタ「それにアニの自主練に付き合うなんて…!ミーナも実は相当な実力者だったって言うの…?」


ベルトルト(あ、これ二人の会話正しく理解してるの僕だけかもしれない)



ユミル「あ~あれか…ありゃあ傑作だったよなぁ?『もう一回!もう一回!』なんて泣きながら頼んで来た時は流石に引いたぜ」


エレクリライ(ユミルパネェ)サァァ…



アニ「ッ…でもミーナのおかげで私は強くなった…アンタを楽々凌ぐ程に!」


ユミル「!!」


アニ「ずっとこの日を待っていた…!今日、私はアンタを超える‼︎」


ユミル「お前、まさか…あの距離から輪ゴムの動きを読み取ったってのか?」


アニ「…」ゴゴゴ…


ユミル「!…バ、バカな…動体視力がどうとか言う問題じゃねえぞ…!直線距離で何mあると思ってやがる!」


アニ「フフ…諦めな。敵陣営に私がいたのが運の尽きさ…先制点は私らがもらった!!」


ユミル「ぐっ…!」




アニ「輪ゴムは間違い無くアンタの右手に向かって飛んで行った…!つまり──」






アニ「答えは"True"だ」ニヤ

















レロニラ「不正解──問い手ユミル様に1ポイントが加算されます」デデンデンデデン



アニ「な…!?」






ユミル「やっりィ~!残念だったな、アニ!」パッ


ライナー「か、空だと…!」


ユミル「悪いな、先制点は私達が貰っていくぜ!」




クリスタ「て、展開が早過ぎて追いついていけない…!」


エレン「っ‼︎すげえ…二度目だぞ!ユミルの奴、二度もあのアニを欺きやがった!」


クリスタ「でも…一体、どうやって…?」




アニ「ど、どうして…」ガクッ


ベルトルト「アニ…」



アニ「私達のあの努力は無意味だったって言うの…?でも私は確かにこの目で…!」ギリッ


ユミル「あぁ、お前は間違っていない。確かに輪ゴムは右に向かって飛んで行った」パッ


アニ「!!」


ベルトルト「左手も空…!?」





ユミル「正確な答えは"この壁の下"…私はあの時、弾いたゴムを掴まずにそのまま外側に飛ばしてやったのさ」


ライナー「な…!」


ユミル「ベルトルさんはビビリやすいからな、瞬きしてテンパる事は想定済みだった。だがそれじゃあヤマカンで当てられちまう危険がある…」



ユミル「だからアニ、私が100%勝つ為にはお前の証言が必要だった訳だ」


アニ「っ…まんまと利用された訳だね…」


ユミル「クックック、手元しか見て無かったのがお前の敗因さ。"輪ゴムはどっち de SHOW"なんて酷いネーミングのゲーム、もう二度とやらねえとは思っていたがな!」ダハハ


アニ「ア、アンタねぇ…!//」




ユミル「よっしゃ、まず一勝をお前にプレゼントだクリスタ!」


クリスタ「やったぁ!流石だよユミル!」


エレン「今日ほどユミルのことを頼もしく思った日はねえ…かっこいいぜ、ユミル!」


ユミル「!フン…褒められて悪い気しないね」




ライナー「クソッ、やはりユミルはいつも俺たちの一つ上を行くな。訓練兵時代には奴の悪知恵によく助けられたもんだが…」


ベルトルト「敵に回すと…ってやつだね」



アニ「悪かったねベルトルト。余計な事して」


ベルトルト「そ、そんな事ないよ!むしろ僕は…」


ライナー「アニ、お前が味方してくれたってことだけでベルトルトは勇気付けられた筈だ。ありがとうな」ニカッ


アニ「!…ふんッ」


ベルトルト「二人共…」


ライナー「案ずるな、俺らの方が情報の絶対量から考えて優位に立ってるのは明らかだ。こっから巻き返してやれ、ベルトルト!」





~~~




巨人化しているエレン、アニ、ライナーは巨人体で壁上に腰かけ、うなじから上半身を起こして戦いの様子を見守っています







ベルトルト(まだ序盤…いや、違う。さっきのラウンドで確実にゲームは進んでしまった)


ベルトルト(まずは同点にしてゲームを振り出しに戻そう。二人の期待に応える為にも、ここは何としても1ポイント取っておかないと…)




ユミル「さあ次はアンタの番だぜ、ベルトルさん」


ライナー「大丈夫だ、まだ余裕はある!落ち着いて行けベルトルト!」


ベルトルト「よ、よ~し…」



ライナー(おい、アニ!)


アニ(しつこいよ…誰がそんな恥ずかしい真似…っ)


ライナー(帰ったらチーハン)


アニ「べっベルトルト~!頑張れ~っ!」フリフリ


ベルトルト「!!」カッ




超大型「…」ゴゴゴゴ…


ライナー「おお…アニの応援が眠っていたベルトルトの真の力を引き出しやがった…!」


アニ「今の私に出来ることはこれくらいさ…二連敗なんてこんな屈辱ッ…」ギリッ…


ォォオオオオオオオオオオオオ!!!



エレン「クッ、すげえ覇気だ…あれが奴を巨人の恐怖の象徴たらしめる所以だってのか…!」


クリスタ「何で皆そんなに冷静でいられるの!そして何でベルトルトはこのタイミングで巨人化するの⁉︎」100mキュウキョジン⁉︎




ベルトルト「アニの代わりにッ!僕がッ!君を下してやるんだッ‼︎」ブチブチ


ユミル「よし、来な!!」

コメ感謝ですm(__)m

完結します…多分‼︎

せめて酉を
乗っ取りたがってる奴が居るみたいだし

たくさんのコメ感謝ですm(__)m
完結はします!

>>202 ありがとうございます



スゥッ…





ベルトルト「【アニは僕の許嫁だ】!!True or…「False」


レロニラ「正解──解き手ユミル様に1ポイントが加算されます。人類陣営、マッチポイントです」









ヒュオオオオオ…




ベルトルト「え…あれ…?」



女型「チョット」ガシッ



ズルズル









ウヴァアアギャアアアアアアアアア






~~~




アニ父『…こうして二人は使命を果たし、故郷に帰って幸せに暮らしましたとさ』パタン


アニ『あー、パパ、また端折った~!』


ライナー『なんだよおじさん、最後まで聞かせてくれよ~!』


アニ父『フッフッフッ、大人になったらまた家に泊まりに来なさい。いくらでも続きを読み聞かせてあげるからね』



ベルトルト『え~、おじさんのけちんぼ!』


アニ『あのね、この後ね、二人は結婚してね、それからショヤっていうのがあってね…』


アニ父『ほらほら、明日4時に起きれなかった子は虫取り連れてってあげないからな~』パチッ





ベルトルト『結婚…は知ってるけどショヤって何だろう』


ライナー『…なぁアニ、お前は結婚するとしたら俺とベルトルト、どっちがいい?』


アニ『うーんとね、私はベル兄かな~』


ベルトルト『えぇ!?』


ライナー『…よければ理由を聞かせて欲しい』


アニ『いや、ライ兄ムキムキだし』


ライナー『』




アニ『だからね、別にベル兄ならいいかなーって。ベル兄は嫌?』


ベルトルト『ぜ、全然!僕、アニなら大歓迎だよ!』


アニ『じゃあ決まりだね!わ~、ふふふ、ケッコンシキ楽しみだな~!』


ベルトルト『えへへ、アニと結婚かぁ…』


ライナー『』



アニベル『うふふふ』ホワホワ





ライナー『』





……………

………

コメントありがとうございますm(__)m



※ユミル、ベルトルトを除く四人はマッパ





ライナー「いや、アレはノーカンだろ…やってくれたなお前」


ベルトルト「黙れムキムキ」ボロッ


アニ「…」



エレン「な、何て強さだ、ユミル…」


クリスタ「智略策略に長けたあの三人を、たった一人で追い込んでいる…!」


エレン「たった一人…」


クリスタ「!」ハッ



エレン「もしかして、最初から全部ユミルに任せてればもっと簡単に決着がついたんじゃ…」


エレン「自分が始めた勝負なのに…人に任せっぱなしじゃねぇか…っ俺は!今思い返せば何も出来てねぇ…!」


クリスタ「エ、エレン!そんな事ない…そんな事ないよ!(ほんとにその通りだけど)」


クリスタ「エレンの負けなくないって強い思いが、きっとユミルにも伝わったんだよ多分!」



エレン「ク、クリスタ……そ…そうだよな!あぁ、きっとそうだ…!そんな気がしてきた!!」



クリスタ(ミカサになった気分…)



エレン「そういえばクリスタ、許婚って何の事だ?」


クリスタ「小さい時から結婚することを定められた男の子と女の子のことだよ…座学で習ったじゃない」


エレン「俺とミカサみたいなもんか?」


クリスタ「…」




ユミル(なんかグダッてきてるぞ…こりゃ思った以上に退屈な展開になりそうだな)


ユミル(これは持論だが、この世界で退屈なギャンブルほどつまらん物はねえ。ここらでまた一発カマしてやるか!)





ライナー「あぁほら見ろ、ユミルがまたいらん事考えてる顔してる…自分がリードしてるのをいい事に、また何か爆弾ぶっ込んでくる気だ」


ベルトルト「デジャヴを感じるね…」


アニ「…ねぇ、ベルトルト」


ベルトルト「!な、なんだいアニ?」



アニ「さっきの事…別に怒ってやった訳じゃないんだ」


ベルトルト「うん…?」


アニ「アンタがこっから挽回出来たら許してやるって言ってんの。だから…」




アニ(チアコス)「ファ、ファイト~」フリッ




アニ「な、なんてね」


ベルトルト「」(鼻血)



ライナー「どこから持ってきたんだそのコスチューム……いや、それよりもお前ら今の状況解ってんのか?」


アニ「さっきアイツに頼んだら貰えたの。コレも小道具に入るんだって、アンタも借りれば?」


ライナー「そいつは助かるな…」


スイマセーン


ライナー(ゴリラコス)「…いいか、俺たちにはもう後がない。とにかく一つだ。流れを変えて、この土壇場で盤面をひっくり返すぞ!」


アニ「何故に全身スッポリ覆うやつ…」プルプル


ベルトルト(バナナコス)「任せてよライナー。何でだろう僕、今なら何でもできる気がするんだ」


ライナー「元はと言えば俺が始めた勝負だったよな…結果的にお前だけに頼る形になっちまって…その、すまん」ウホ


ベルトルト「謝らないでよ。大丈夫、君の話にのった時から覚悟は出来ていたさ。逆転勝利で僕らの運命にケジメをつけて見せる!」


アニ「フン…なんだかんだ言ってアンタ、やっぱり頼りになるね。…頑張ってね、ベル兄」




ゴリ・チア・バナナ「…!……!」ワイワイ



ユミル(何だアレ、仮装大賞か…?ラストゲームだよな。アイツら故郷への執念がどうとか言ってた割には切迫感が微塵も感じられねぇ)

ユミル(あと何で服着てたベルトルさんまでノリノリなんだよ…)


エレン(水着)「寒ぃ」


クリスタ(サンタコス)「モフモフしてる!この生地スッゴいモフモフしてる!」


ユミル(…)





ユミル(女王様コス)「んじゃ、次は私が問題を出す番だな」


ベルトルト「ッシャー‼︎(内輪ネタこい内輪ネタこい)」



ユミル「フン…せいぜいこのラウンドが最後にならないよう期待しといてやるよ。行くぞ─」




ユミル「【アニの処女を奪ったのはエレン】。True or False?」





エレクリ「!!?」



巨人陣営「」







レロニラ「問いとして認識しました…お答えください、ベルトルト様──





その時




ライナー「あぁ…」キリキリキリ




思い出した




エレン「なぁクリスタ、処女って何だ?」




そうだ




クリスタ「…」




世界は




エレン「ミカサみたいなもんか?」






残酷なんだ




アニ「コロス」カッ




「またカミナリか?」


「ちょっと手綱離さないでください落馬しますよ‼︎」


「わかってるっての…お前が眠そうにしてたから前変わってやったんだろ。静かに寝とけよ」


「いえ、今さっきあなたの馬術の成績が私と同じくらい悪かった事を思い出したので、この私が全力でサポートすることにしました。」


「てめーが訓練中何かにつけて謎の勝負吹っかけて来てたからだろうが!馬の背でダンスバトルとか今思い出しても恥ずかしいわ!」


「おっ、リベンジマッチですか?良いですよ受けて立ちましょう!すみませ~ん誰か審査員お願いします!」


「お前何で後ろ座った途端元気になるんだよ‼︎ さっきまで死にそうな顔してただろうが芋女てめえ!」


ワーワーギャーギャー




「しっかし信じらんねえな、本当に追いついちまった。巨大樹の森で奴らに撒かれた時はもう終わりかと思ったが…団長が団長やってる理由が解った気がするぜ」


「全くだよ、地形図とコンパスだけを頼りに夜間に馬を全速力で走らせようなんて…お陰でコニーの馬は迷子になっちゃうし」


「待ってて、エレン…あとクリスタ」


「…彼一人でライナーとベルトルトの相手が務まるとは思えない。きっとユミル…立ち位置は未だによくわからないけど、巨人化能力を持つ彼女も味方についてるハズだ」


「多分ベルトルさんが足振り上げただけでフッ飛んでくぜ、アイツの巨人」


「うっ、確かに…クソッ駄目だ、戦況が全く見えない!」


「エレン…貴方は無事なの…?」

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