【安価】女「せっかくの夏休みよ!」 男「今日くらいだらけたい」(32)

女「起きなさい! せっかく遊びに来てあげてるんだから!」

男「別に俺は呼んじゃいないし。昼はもっと寝たい」

女「だーっ、こら! ねーるーなー!」

男「……ぐぅ」

女「そういう態度を……そういう態度をとるのね。へー」

女「いいわよ。遊んでくれないと言うならば>>2をしてやろうじゃないの」

スケジュールが空いてるトムハンクスに忠告

無茶ぶりは嬉しいけど実在する人物とか版権キャラクターはごめんね
書きたくても性格容姿を全く知らないからファンに嫌な思いさせちゃう

再安価>>4

部屋の中引きずり回し


女「起きないんだったら仕方ないわよね。強硬手段よ」

女「おーとーこー」グイッ

男「すや……ん?」

女「市中引き回しの刑ならぬ部屋中引き回しの刑よ」

男「へ?」

女「どおーらっせーいっ!」ズリズリ

男「おっわ?! なに?! いきなり何?!」

女「さっさと目を覚ますがよろし! これで寝られるものなら寝てみなさい!」


男「そんな力技アリですか?! 痛い痛い! 服引っかかった! 引っかかってる!」

女「やめてほしければ『私は金輪際睡眠はとりません』と宣言なさい!」ズリズリ

男「無茶でしょ!? 三大欲求の基盤を失えと?!」

女「ほーら! 言わないと、私の足が床に放り出しっぱなしのDSを踏み潰すわよ!」

男「鬼?! ゲーム機は高いからやめてよ!」

女「はーい。あとさーん歩ぉ。にぃー歩ぉ」ズリズリ

男「ひぃっ!! ゲーム機だけは勘弁をぉ!」


女「いーっ歩ぉ!」ズリズリ

男「寝っませーん! 俺は今日から睡眠を放棄しますううぅぅ!!」

女「……言ったわね?」

男「はぁ……はぁ……。言ったよ。言いましたよ……」

女「約束よ」

男「こんな脅迫……無効だし……」

女「引きずり回したせいでパジャマに埃がついちゃったわね」


男「こんなのひどいや。いきなり部屋に押しかけてきてこの仕打ち」

男「さすがにあんまりってやつじゃないですかね」

女「ほら、さっさと着替える。汚いパジャマは洗濯機に入れてきなさい」

男「昨日洗ったばかりなのに……。ちくしょう」タッタッタッ

女「10秒で戻ってこれなかったらDSの上画面はもらっていくわよー」

『おにーっ!!』


女「さーってと。男が戻ってきたら何をしてやろうかしらね」Pomf =3

女「せっかく起きてもらったことだし……そうね」

女「>>11なんていいかも」

男に食パンをくわえながら車椅子に乗せ私が町中ダッシュで車椅子を押しながら徘徊


男「た、ただいま」ガクガク

女「おかえり。遅かったわね。DSは私と半分こよ」

男「うっそ」

女「ほら」

男「うっそん?!」

女「残念だったわね。私は約束を守る主義なのよ」

男「でぃ……でぃーえすぅー……」


女「たかだかゲーム機の一台が壊れたくらいで大げさよ」

男「大げさってっ。ゲーム機がいくらするか分かってる?!」

女「朝からチヨチヨチヨチヨとうるさいわね。スズメの真似?」

男「うぐぐっ」

女「そんなことより散歩に行くわよ」

男「俺は行かないよ。無理やり起こされてDSまで壊されて」

男「その理由が女の散歩に付き合うため? ふざけてるよ!」


女「散歩に行くわよ」

男「女が一人で行きなよ。俺は行かないからな」

女「行くわよ」

男「行かないね」

女「……せいやあっ!」ガッ

男「のわっ?! 痛っ?!」

女「足払いは不意打ちに限るわ」

男「なにす――」

女「そいやあっ!」ズボッ

男「もがぁっ?!」


女「それが男の朝食よ。1袋5枚入りの、レーズンが混ざったやつ」

女「私が自腹で買ったちょっとお高い食パンに感謝なさい」

男「もぐっ、もぐっ! ほむっふ! ふむっ!」

女「さてと、この部屋に……あったあった。車椅子にっと」

男「もぐもぐもぐもぐ……ごくん。美味しかった」

女「借りるわよ。車椅子」


男「いやいや、車椅子は冗談抜きで本気で勘弁してください」

男「それゲーム機とは比べ物にならないくらい高」

女「2枚目ええっ!」ズボッ

男「もぐわっ?!」

女「ちぇいさあっ!」グイッ

男「むぐっ?! もきゅっ!? ぐふっぐふっ!」

女「車椅子にセット完了!」



女「さあ、行くわよ! 楽しい楽しいお散歩に!」

男「んぐーっ!!」

女「男だって聞いたことくらいあるでしょ! 『書を捨てよ町へ出よう』ってね!」

男「もぎゅっ! もぎゅっ! ごく、ごくんっ!」

男「俺は」

女「3枚目ええっ!」ズボッ

男「もぎゅううっ!!」


ガラガラガラッ! ダダダダッ!

女「男のお母さん! ちょっとだけ息子さん借りていきますよ!」

男「んーんっ! んーんっ!」フルフル

『はーい。怪我はしないようにねー。遠くまで行くようなら連絡頂戴ねー』

女「了解でーす!」

男「んんんんーっ!!」フルフル


女「Go out! To somewhere!(出発よ! どこかへ!)」

男「んんっ! んんんーっ!」

バァンッ

女「いってきまーっす!」

『いってらっしゃーい』

男「んんんんんーーーーーーっ!!」

どこに行こうね
>>22よろしく

おうふ 自分で踏んじまった
>>24よろすく

電気屋


ガラガラガラガラ テクテクテクテク

女「ふう……外は暑いわね。車椅子は遊び半分で押すものじゃないわ」

男「……ねえ。なにがしたいの?」

女「言ったでしょ。散歩よ」

男「ほんとに散歩?」

女「散歩はほんと」

男「炎天下の中で日傘もささずに?」

女「そうよ。当てもなくふらふらと徘徊なう」


男「しかもどこに行くか決めてないんだ」

女「行きたい場所があったらそう言ってるわよ」

女「散歩じゃなくて、どこどこに遊びに行くわよって」

男「勝手な上に無計画なんだね」

女「そうよ。計画を立てるのは苦手なの」

女「ついでに他人の気持ちを考えて動くのもね」

男「女のわがままさ加減はよく知ってる」


女「さてと、どこに行こうかしらね。直射日光って好きじゃないのよ」

男「それなのに『Go out to somewhere!』とか言ったのね」

女「最初は勢いだけでいいの。勇気を出して外に出れば後はどうにでもなるものよ」

男「せめて最低限の予定くらいは組んでもらいたいね」

男「知らされずに付き合わされる身からすればね」

女「前向きに検討するわ」

男「それ採用しないやつだ」


女「んー。レジャー施設にでも行ってみる?」

男「……あ」

女「ん? なに」

男「あそこ」

女「え、あれ? なんで電気屋?」

男「誰かが大事なDSを壊したからね」

女「仕方ないでしょ。男が約束を破り、私が約束を守った結果なんだから」

男「そんな理不尽があるものですか。行くよ」


女「ゲーム機、高いんでしょ。そんなお金あるの?」

男「あるよ。いつも財布はズボンのポケットと」

女「と?」

男「車椅子のポケットに入れてるからね」

女「2つも持ってるなんて用意周到ね」

男「聞こえが悪いから防犯意識が高いって言ってくれるかな」

女「じゃあ行きますか。電気屋さん」


女「私も早く冷房の風に当たって涼しくなりたいわ」

男「じゃ、お店までよろしくね」

女「この車椅子、乗ってる人もハンドリムを使えば動かせるわよね」

男「連れ出してそれを言うの?」

女「嘘よ。連れていくわよ」

女「その代わり、あとでなにか奢りなさいよ」

男「DSを買って、運よくお金が残っていればね」

女「電気屋を出たら銀行かしらね」

男「そこまでして奢ってもらいたいのか……」

電気屋で何を買おうか
>>32

開けるとどこかで転送された物が必ず入ってる冷凍庫

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom